JP2003248045A - 車室内乗員位置検出装置および車載機器制御システム - Google Patents

車室内乗員位置検出装置および車載機器制御システム

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JP2003248045A
JP2003248045A JP2002045788A JP2002045788A JP2003248045A JP 2003248045 A JP2003248045 A JP 2003248045A JP 2002045788 A JP2002045788 A JP 2002045788A JP 2002045788 A JP2002045788 A JP 2002045788A JP 2003248045 A JP2003248045 A JP 2003248045A
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vehicle
antenna
reception intensity
wireless terminal
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JP2002045788A
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Mitsuhiro Hasegawa
光洋 長谷川
Kiyoto Hiruta
清人 蛭田
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Alpine Electronics Inc
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出精度が高く、比較的安価に実現すること
ができる車室内乗員位置検出装置および車載機器制御シ
ステムを提供すること。 【解決手段】 車載機器制御システムとしてのコントロ
ールユニット100は、通信モジュール110、乗員特
定処理部120、エアコン制御部190、画面制御部1
92、音場制御部194を備えている。乗員特定処理部
120は、車室内に設置された3つのアンテナ200、
202、204のそれぞれを用いて、携帯電話400内
の通信モジュールから送信された電波を受信し、それら
の受信強度に基づいて携帯電話400を所持する乗員の
位置を特定する。エアコン制御部190等は、この特定
された乗員位置でエアコン等の状態が最適となる制御を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の搭乗者の有
無および位置を検出する車室内乗員位置検出装置および
車載機器制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の車両の中には、オーディオ装置や
エアコン等の各種の車載機器の操作部を各搭乗者毎に備
えたものがある。これにより、各搭乗者の近傍に別々に
吹き出し口が設けられたエアコンの温度設定を各搭乗者
自身が行うことや、各搭乗者が別々にオーディオソース
を選択して好みの音楽を聴取することが可能になる。こ
のような車載システムを無駄なく運用するためには、搭
乗者の人数や乗車位置あるいは各搭乗者の個別認識を行
う必要がある。
【0003】ところで、搭乗者の有無や位置を特定する
従来技術としては、(1)車室内にCCDカメラ等を設
置しておいて、この撮影画像に対して画像処理を行うこ
とにより搭乗者の有無と位置を知る方法や、(2)座席
に荷重センサーを設置して、そのセンサ出力に基づいて
搭乗者の有無や位置を知る方法などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したC
CDカメラ等の撮影結果を用いる従来技術においては、
複雑な処理を行う画像処理装置が必要になるため車載シ
ステムが高価になるとともに、十分な明るさが確保でき
ない夜間時等における検出精度が悪くなるという問題が
あった。
【0005】また、上述した荷重センサを用いる従来技
術においては、検出可能な荷重の設定範囲によっては、
体重が軽い子供等を検出することができなかったり、比
較的重い荷物を座席においたときに搭乗者が着座したも
のとして誤検出してしまったりする場合が考えられ、検
出精度が悪いという問題があった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、検出精度が高く、比較的安
価に実現することができる車室内乗員位置検出装置およ
び車載機器制御システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明の車室内乗員位置検出装置は、ブルーツ
ース規格に準拠した通信を行う無線端末を所持する乗員
の車室内での位置を検出するために、無線端末との間で
電波の送受信が可能な複数箇所に設置された複数のアン
テナと、無線端末から送信された電波が複数のアンテナ
のそれぞれにおいて受信されたときの受信強度を検出す
る受信強度検出手段と、複数のアンテナのそれぞれに対
応する受信強度に基づいて、乗員の位置を判定する位置
判定手段とを備えている。無線端末から送信された電波
を複数のアンテナで受信してその受信強度に基づいてこ
の無線端末を所持する乗員を特定しているため、車室内
の明るさや乗員の体重等に関係なく高い検出精度で乗員
位置を検出することができる。また、最近では携帯電話
を始めとする各種の携帯機器に内蔵されることが多いブ
ルーツース規格に準拠した無線端末を用いることによ
り、各乗員用に特別な機器を購入する必要がなくなるた
め、比較的安価に乗員位置を特定するシステムを実現す
ることが可能になる。
【0008】また、上述したアンテナの数は3であり、
位置判定手段は、3つのアンテナのそれぞれにおける受
信強度の組合せに基づいて乗員の位置を判定することが
望ましい。3つのアンテナで検出した受信感度に基づい
て、確実かつ正確に乗員位置を検出することができる。
【0009】また、乗員が着座する位置を予め想定して
複数のアンテナのそれぞれにおける受信感度の組合せを
格納したテーブルを有するとともに、上述した位置判定
手段は、複数のアンテナのそれぞれに対応して実際に受
信強度検出手段によって検出した受信強度とテーブルの
内容とを比較することにより、乗員の位置を特定するこ
とが望ましい。実際の検出結果をテーブルの内容と比較
するだけで乗員位置を特定することが可能になるため、
特定処理の簡略化が可能になる。
【0010】また、上述した複数のアンテナのそれぞれ
は、指向性を有しており、受信感度が良好な向きが一あ
るいは複数の乗員の着座位置に一致するように設置され
ていることが望ましい。乗員の着座予定位置にアンテナ
の指向性の向きを合わせておくことにより、各アンテナ
において受信する電波の有無とその受信強度を調べるこ
とにより、容易に乗員位置を特定することができる。
【0011】また、本発明の車室内乗員位置検出装置
は、ブルーツース規格に準拠した通信を行う無線端末を
所持する乗員の車室内での位置を検出するために、無線
端末との間で電波の送受信が可能な場所に設定された指
向性を有するアンテナと、アンテナの受信感度が良好な
向きを回転させるアンテナ特性回転手段と、無線端末か
ら送信された電波がアンテナにおいて受信されたときの
受信強度を検出する受信強度検出手段と、アンテナ特性
回転手段と受信強度検出手段を用いて、アンテナの向き
と受信強度との関係を求めることにより、乗員の位置を
判定する位置判定手段とを備えている。無線端末から送
信された電波をアンテナで受信してその送信方向と受信
強度に基づいてこの無線端末を所持する乗員を特定して
いるため、車室内の明るさや乗員の体重等に関係なく高
い検出精度で乗員位置を検出することができる。また、
最近では携帯電話を始めとする各種の携帯機器に内蔵さ
れることが多いブルーツース規格に準拠した無線端末を
用いることにより、各乗員用に特別な機器を購入する必
要がなくなるため、比較的安価に乗員位置を特定するシ
ステムを実現することが可能になる。
【0012】また、上述した位置判定手段は、アンテナ
特性回転手段によって受信感度が良好な向きを回転させ
たときに、受信強度検出手段によって検出される受信強
度が極大となる回転方向とこのときの受信強度とに基づ
いて、乗員の位置を判定することが望ましい。受信強度
が極大となる方向に無線端末が存在し、受信強度に基づ
いてその無線端末までの距離がわかるため、これらに基
づいて乗員位置を高い検出精度で検出することができ
る。
【0013】また、上述した位置判定手段は、アンテナ
の向きを乗員が着座する可能性のある位置に合わせたと
きに受信強度検出手段によって検出された受信強度に基
づいて、乗員の位置を判定することが望ましい。乗員位
置はいずれかの座席位置と一致することが予めわかって
いるため、この座席位置について乗員の有無を調べるこ
とにより乗員位置の特定が可能になり、しかも調べる位
置が限定されることから特定処理の簡略化が可能にな
る。
【0014】また、乗員が着座する位置を予め予想し
て、その予測位置に対応するアンテナの向きと受信強度
との関係を示すテーブルを有するとともに、上述した位
置判定手段は、予測位置に対応して実際に受信強度検出
手段によって検出した受信強度とテーブルの内容とを比
較することにより、乗員の位置を特定することが望まし
い。実際の検出結果をテーブルの内容と比較するだけで
乗員位置を特定することが可能になるため、特定処理の
簡略化が可能になる。
【0015】また、無線端末に対応する固有識別情報を
取得する固有識別取得手段をさらに備えることが望まし
い。乗員位置だけでなく、各乗員が所持する無線端末の
固有識別情報を取得することにより、乗員の個人認識を
行うことが可能になる。また、本発明の車室内乗員位置
検出装置は、ブルーツース規格に準拠した通信を行う無
線端末を所持する乗員の車室内での位置を検出するため
に、無線端末に対応する固有識別情報を取得する固有識
別取得手段と、固有識別取得手段によって固有識別情報
を取得した無線端末に向けて、この無線端末の乗車位置
の確認を要求する確認メッセージを送信する確認メッセ
ージ送信手段と、確認メッセージに対応して送り返され
てくる応答を受信する応答受信手段と、応答受信手段に
よって受信された応答の内容に基づいて、この応答の送
信元となる無線端末を所持する乗員の位置を判定する位
置判定手段とを備えている。確認メッセージを受信した
乗員自身が着座位置を含む応答を返し、この応答の内容
に基づいて乗員位置を特定しているため、車室内の明る
さや乗員の体重等に関係なく高い検出精度で乗員位置を
検出することができる。また、最近では携帯電話を始め
とする各種の携帯機器に内蔵されることが多いブルーツ
ース規格に準拠した無線端末を用いることにより、各乗
員用に特別な機器を購入する必要がなくなるため、比較
的安価に乗員位置を特定するシステムを実現することが
可能になる。
【0016】また、確認メッセージには、乗員が着座す
る可能性のある複数の位置が選択肢として含まれてお
り、上述した位置判定手段は、確認メッセージに応じて
返送されてきた応答によって特定される一の選択肢に応
じて、乗員の位置を判定することが望ましい。確認メッ
セージに選択肢を含ませておいて各乗員に選択させるこ
とにより、簡単な操作で乗員位置を乗員から車室内乗員
位置検出装置側に伝えることができ、乗員の操作の簡略
化が可能になる。
【0017】また、本発明の車載機器制御システムは、
上述した車室内乗員位置検出装置と、車室内乗員位置検
出装置によって判定された乗員位置に基づいて、車載機
器の状態を制御する制御手段とを備えている。特定した
乗員位置に基づいて、車載機器の状態を各乗員に最適な
状態に制御することが可能になる。
【0018】また、上述した車載機器は、エアコンであ
り、制御手段は、乗員位置に基づいて、エアコンの送出
空気の吹き出し位置・方向、温度等を制御することが望
ましい。これにより、各乗員に最適な車室内の温度環境
を実現することができる。また、上述した車載機器は、
オーディオ装置であり、制御手段は、乗員位置に基づい
て、オーディオ装置に備わった複数のスピーカから出力
されるオーディオ音の出力レベルや周波数特性、位相等
を制御することが望ましい。スピーカから出力されるオ
ーディオ音の出力レベルや周波数特性、位相を乗員位置
に合わせて制御することにより、各乗員に最適な音場を
実現することができる。
【0019】また、上述した車載機器は、画面角度が調
整可能なディスプレイ装置であり、制御手段は、画面に
垂直な向きが乗員位置に近づくように画面角度を調整す
ることが望ましい。これにより、乗員位置に合わせて各
乗員に表示内容が見やすくなるようなディスプレイ装置
の画面角度を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態の車載システムについて、図面を参照しながら詳細に
説明する。 〔第1の実施形態〕図1は、第1の実施形態の車載シス
テムの全体構成を示す図である。図1に示すように、第
1の実施形態の車載システムは、コントロールユニット
100、操作ユニット200、助手席操作ユニット21
0、リヤ操作ユニット220、230、CDプレーヤ2
40、MDプレーヤ250、ラジオ受信機260、TV
受信機270、エアコンユニット300、フロント表示
ユニット310、リヤ表示ユニット320、アンプユニ
ット330を含んで構成されている。
【0021】コントロールユニット100は、車両に搭
乗している乗員の位置を判定する車室内乗員位置検出装
置としての機能を有しており、判定した乗員位置に基づ
いてエアコンユニット300やアンプユニット330等
の各種の車載機器の状態を制御する。
【0022】操作ユニット200は、運転席近傍に設け
られており、運転者が車載機器を操作するために用いら
れる。同様に、助手席操作ユニット210は、助手席に
着座した搭乗者が車載機器を操作するために用いられ
る。リヤ側操作ユニット220、230は、後部座席に
着座した左右の乗員のそれぞれが車載機器を操作するた
めに用いられる。
【0023】エアコンユニット300は、コンプレッサ
ーやラジエータあるいは送出空気の複数の吹き出し口を
含む機構部やその制御部を含んで構成されており、コン
トロールユニット100によって送出空気の吹き出し位
置・方向あるいは温度が制御される。
【0024】フロント表示ユニット310は、ダッシュ
ボードのほぼ中間位置に設置されており、運転者と助手
席の搭乗者に向けて映像を表示するディスプレイ装置
と、その水平方向の向きを回転させる回転機構とを含ん
で構成されている。リヤ表示ユニット320は、運転席
および助手席のほぼ中間位置に設置されており、後部座
席の左右の搭乗者に向けて映像を表示するディスプレイ
装置と、その水平方向の向きを回転させる回転機構とを
含んで構成されている。
【0025】アンプユニット330は、CDプレーヤ2
40、MDプレーヤ250、ラジオ受信機260、TV
受信機270のそれぞれの出力音声を選択的に増幅し
て、車室内の各所に設定された複数のスピーカ332か
ら出力する。各スピーカ332から出力される音声の出
力レベルと周波数特性、位相はコントロールユニット1
00によって制御される。
【0026】図2は、第1の実施形態のコントロールユ
ニット100の詳細構成を示す図である。図2に示すよ
うに、コントロールユニット100は、通信モジュール
110、切替スイッチ(SW)116、乗員特定処理部
120、エアコン制御部190、画面制御部192、音
場制御部194を含んで構成されている。
【0027】通信モジュール110は、ブルーツース
(Bluetooth(登録商標))規格に準拠しており、ブル
ーツース規格に準拠した他の通信モジュールとの間で相
互に無線通信を行って各種情報の送受信を行う。本実施
形態では、運転者を含む各乗員が所持する携帯電話40
0に同様の通信機器が内蔵されており、コントロールユ
ニット100に含まれる通信モジュール110がマス
タ、携帯電話400に内蔵されたそれ以外の通信モジュ
ールがスレーブとなって通信動作が行われる。この通信
モジュール110は、受信部と送信部からなるRF部1
12とベースバンド部114とを含んでいる。RF部1
12は、2.4GHzの周波数帯域の電波を送受信して
おり、ベースバンド部114は、RF部112の制御や
リンク制御、誤り制御等のデータ通信に必要な各種の制
御を行う。
【0028】切替スイッチ116は、3つのアンテナ2
00、202、204の中の一つを選択的に接続する。
車両における3つのアンテナ200、202、204の
配置については後述する。乗員特定処理部120は、乗
員が所持する携帯電話400内の無線モジュールから送
信される電波が3つのアンテナ200、202、204
に到達する際の受信強度に基づいてこの携帯電話400
を所持する乗員の車室内での位置を特定する処理を行
う。このために、乗員特定処理部120は、ID取得部
121、受信強度判定部122、アンテナ切替部12
3、組合せテーブル124、位置判定部125、乗員記
憶部126を備えている。受信強度検出部122が受信
強度検出手段に、位置判定部125が位置判定手段に、
ID取得部121が固有識別取得手段にそれぞれ対応す
る。
【0029】ID取得部121は、各携帯電話400か
ら送られてくる各携帯電話400に内蔵された通信モジ
ュールに固有のID情報を取得する処理を行う。受信強
度判定部122は、各携帯電話400から送信されて3
つのアンテナ200、202、204に到達した電波の
受信強度を判定する。例えば、通信モジュール110の
RF部112内の受信部において生成された中間周波信
号の強度を調べることにより、3つのアンテナ200、
202、204のそれぞれに対応する受信強度が判定さ
れる。アンテナ切替部123は、切替スイッチ116に
よる選択状態を制御する。組合せテーブル124は、予
め想定された各乗員の着座位置について、3つのアンテ
ナ200、202、204に対応する受信強度を格納す
る。位置判定部125は、3つのアンテナ200、20
2、204を用いて実際に検出される電波の受信強度
と、組合せテーブル124に格納された受信強度とを比
較することにより、この電波の送信元となる携帯電話4
00を所持する乗員の位置を判定する。乗員記憶部12
6は、位置判定部125によって判定した乗員位置を記
憶する。
【0030】図3は、車室内空間とアンテナとの位置関
係を示す図である。図3において、FRは前席右側の運
転席を、FLは前席左側の助手席を、RRは後部座席右
側の座席を、RLは後部座席左側の座席をそれぞれ示し
ている。本実施形態では、図3に示すように、運転席と
助手席のほぼ中間前方位置に、例えばバックミラーの取
付支柱にアンテナ200(ANT1)が取り付けられて
いる。また、後部座席の左右のドアにアンテナ202、
204(ANT2、3)が取り付けられている。
【0031】図4は、アンテナ200(ANT1)から
助手席(FL)までの距離を1とした場合の各アンテナ
と乗員の着座予想位置との距離を示す図である。図4に
示すFR、ANT1等の各記号は、図3で用いられた記
号に対応している。例えば、FRで示された運転席とア
ンテナ200、202、204までの各距離がそれぞれ
1、2、1.5であることを示している。なお、この距
離は最も短い距離を1として正規化されたものである。
【0032】図5は、乗員の着座位置と各アンテナに対
応する受信強度との関係を示す図であり、組合せテーブ
ル124に格納されているテーブルの内容が示されてい
る。各アンテナ200、202、204に対応する受信
強度は、これらのアンテナ200、202、204と乗
員が所持する携帯電話400内の通信モジュールのアン
テナとの距離の2乗に反比例する。したがって、図4に
示す位置関係から各アンテナに対応する受信強度の比が
計算され、この計算結果が図5に示したテーブルに格納
されている。例えば、FRで示された運転席に着座した
乗員が所持する携帯電話400から送信される電波の受
信強度は、アンテナ200における受信強度を1とした
ときに、アンテナ202では0.25に、アンテナ20
4では0.44になる。
【0033】本実施形態の車載システムはこのような構
成を有しており、次に乗員位置を特定する動作を説明す
る。図6は、乗員位置を特定する第1の実施形態のコン
トロールユニット100の動作手順を示す図である。車
両内に運転者およびその他の搭乗員を含む一あるいは複
数の乗員が乗車した後、ID取得部121は、通信モジ
ュール110と携帯電話400内の他の通信モジュール
との間で行われる通信によって他の通信モジュールのI
Dを取得する(ステップ100)。これらの各IDは、
各通信モジュールが内蔵された携帯電話400の所持
者、すなわち各乗員に対応している。また、ID取得に
際して行われる通信は、3つのアンテナ200、20
2、204のいずれを用いて行ってもよい。
【0034】次に、3つのアンテナ200、202、2
04のそれぞれにおける受信強度の測定が行われる(ス
テップ101)。具体的には、アンテナ切替部123に
よって切替スイッチ116が切り替えられてそれぞれの
アンテナ接続が行われたときに受信強度判定部122に
よって受信強度を判定することにより3つのアンテナを
用いたそれぞれの受信強度の測定が行われる。
【0035】次に、位置判定部125は、測定によって
得られた3つのアンテナのそれぞれに対応する受信強度
と、組合せテーブル124に格納されている受信強度の
組合せとを比較し(ステップ102)、乗員位置の判定
を行う(ステップ103)。乗員位置の判定が終了する
と、位置判定部125は、この判定した乗員位置をID
とともに乗員記憶部126に記憶させた後(ステップ1
04)、乗員位置の判定が終了していない他のIDがあ
るか否かを判定する(ステップ105)。取得されたI
Dが複数であって、乗員位置の判定が終了していない他
のIDが存在する場合には肯定判断が行われて、次のI
Dについてステップ101以降の処理が繰り返される。
また、取得した全てのIDについて乗員位置の判定が終
了した場合には、ステップ105の判定において否定判
断が行われ、乗員位置を特定する一連の処理が終了す
る。
【0036】このように、本実施形態のコントロールユ
ニット100では、ブルーツース端末としての各携帯電
話400から送信された電波が3つのアンテナ200、
202、204で受信される際の受信強度を測定して、
その受信強度の組合せに応じて、各携帯電話400を所
持する乗員の位置を判定している。無線端末としての携
帯電話400から送信された電波を複数のアンテナ20
0、202、204で受信してその受信強度に基づいて
この携帯電話400を所持する乗員を特定しているた
め、車室内の明るさや乗員の体重等に関係なく高い検出
精度で乗員位置を検出することができる。また、最近で
はブルーツース端末としての携帯電話400等が一般的
になりつつあるため、このようなブルーツース端末を用
いることにより、各乗員用に特別な機器を購入する必要
がなくなり、比較的安価に乗員位置を特定することが可
能になる。
【0037】次に、このようにして特定された乗員位置
に基づいて各種の車載機器の状態を制御する具体例につ
いて説明する。例えば、エアコン制御部190は、特定
された乗員位置に基づいて、エアコンユニット300に
備わった送出空気の吹き出し位置・方向、温度等を制御
する。これにより、各乗員に最適な車室内の温度環境を
実現することができる。
【0038】また、画面制御部192は、フロント表示
ユニット310やリヤ表示ユニット320に備わった回
転機構を制御してディスプレイ装置の画面に垂直な向き
が乗員位置に近づくように画面角度を調整する。これに
より、乗員位置に合わせて各乗員に表示内容が見やすく
なるようなディスプレイ装置の画面角度を実現すること
ができる。
【0039】また、音場制御部194は、乗員位置に基
づいて、オーディオ装置を構成するアンプユニット33
0に接続された複数のスピーカ332から出力されるオ
ーディオ音の出力レベルや周波数特性、位相等を制御す
る。スピーカ332から出力されるオーディオ音の出力
レベルや周波数特性、位相を乗員位置に合わせて制御す
ることにより、各乗員に最適な音場を実現することがで
きる。
【0040】〔第2の実施形態〕上述した第1の実施形
態では、3つのアンテナ200、202、204におけ
る受信感度に基づいて乗員位置を特定するようにした
が、指向性を有する1つのアンテナを用いて、受信感度
が良好な方向を回転させ、乗員が存在する方向とこの乗
員が所持する携帯電話400に対応する受信強度とに基
づいてこの乗員の位置を判定するようにしてもよい。
【0041】図7は、第2の実施形態で用いられるコン
トロールユニットの詳細構成を示す図である。図7に示
すように、本実施形態のコントロールユニット100A
は、通信モジュール110、回転部118、乗員特定処
理部130、エアコン制御部190、画面制御部19
2、音場制御部194を含んで構成されている。このコ
ントロールユニット100Aは、図2に示したコントロ
ールユニット100に対して、乗員特定処理部120を
乗員特定処理部130に、切替スイッチ116を回転部
118に置き換えた点が異なっており、それ以外の基本
構成は共通する。また、コントロールユニット100A
以外の車載システムは、図1に示した構成と同じである
ものとする。
【0042】コントロールユニット100Aに接続され
たアンテナ206は、指向性を有している。回転部11
8は、このアンテナ206の受信感度が良好な向きを回
転させる。アンテナ206の指向性の向きを回転させる
方法としては、電気的な手法あるいは機械的な手法のい
ずれを採用するようにしてもよい。例えば、アンテナ2
06の向きを機械的に回転させる場合や、アンテナ20
6を複数のエレメントからなるフェーズド・アレイ・ア
ンテナによって実現して各エレメントによって発生する
電界を可変して指向性の向きを電気的に回転させるよう
にしてもよい。
【0043】乗員特定処理部130は、回転部118に
よってアンテナ206の向きを回転させることにより、
乗員が所持する携帯電話400から送信される電波の受
信強度が極大となる向きとそのときの受信強度とに基づ
いてこの携帯電話400を所持する乗員の車室内での位
置を特定する処理を行う。このために、乗員特定処理部
130は、ID取得部131、受信強度判定部132、
回転制御部133、組合せテーブル134、位置判定部
135、乗員記憶部136を備えている。回転制御部1
33、回転部118がアンテナ特性回転手段に、受信強
度検出部132が受信強度検出手段に、位置判定部13
5が位置判定手段に、ID取得部131が固有識別取得
手段にそれぞれ対応する。
【0044】ID取得部131は、各携帯電話400か
ら送られてくる各携帯電話400に内蔵された通信モジ
ュールに固有のID情報を取得する処理を行う。受信強
度判定部132は、各携帯電話400から送信されてア
ンテナ206に到達した電波の受信強度を判定する。回
転制御部133は、回転部118を制御することによ
り、アンテナ206の受信感度が良好な向きを回転させ
る。組合せテーブル134は、予め想定された各乗員の
着座位置にアンテナ206の受信感度が良好な向きを合
わせたときの受信強度を格納する。位置判定部135
は、アンテナ206を回転させたときに実際に検出され
る電波の受信強度と、組合せテーブル134に格納され
た受信強度とを比較することにより、この電波の送信元
となる携帯電話400を所持する乗員の位置を判定す
る。乗員記憶部136は、位置判定部135によって判
定した乗員位置を記憶する。
【0045】図8は、車室内空間とアンテナとの位置関
係を示す図である。図8において、θは、アンテナ20
6を回転させたときに受信感度が最大となる向きを示し
ている。図9は、乗員位置と受信強度との関係を示す図
であり、組合せテーブル134に格納されているテーブ
ルの内容が示されている。図9において、θは乗員が運
転席(FR)、助手席(FL)、右後部座席(RR)、
左後部座席(RL)に着座したときに、それぞれの位置
に受信感度が良好な向きを合わせるためのアンテナ20
6の回転角であり、これらの回転角にあわせたときにに
それらの位置にある携帯電話400から実際に電波が送
信される場合の電波の受信強度がEである。例えば、F
Rで示された運転席に着座した乗員が所持する携帯電話
400から送信される電波の受信強度は、アンテナ20
6の回転角を300°に設定したときに1(正規化され
た値)となる。また、運転席近傍では、この受信強度の
値が極大となり、アンテナ206の回転角が300°か
らずれるとどちらの方向にずれても減少する。
【0046】図10は、乗員位置を特定する第2の実施
形態のコントロールユニット100Aの動作手順を示す
図である。車両内に運転者およびその他の搭乗員を含む
一あるいは複数の乗員が乗車した後、ID取得部131
は、通信モジュール110と携帯電話400内の他の通
信モジュールとの間で行われる通信によって他の通信モ
ジュールのIDを取得する(ステップ200)。
【0047】次に、回転制御部133は、アンテナ20
6を回転させ(ステップ201)、受信強度判定部13
2は、アンテナ206における受信強度の判定結果を取
得する(ステップ202)。そして、位置判定部135
は、受信感度が極大となったときのこの受信強度とアン
テナ206の回転角との組合せと、組合せテーブル13
4に格納されている受信強度の組合せとを比較し(ステ
ップ203)、乗員位置の判定を行う(ステップ20
4)。乗員位置の判定が終了すると、位置判定部135
は、この判定した乗員位置をIDとともに乗員記憶部1
36に記憶させ(ステップ205)、乗員位置を特定す
る一連の処理が終了する。
【0048】このように、本実施形態のコントロールユ
ニット100Aでは、ブルーツース端末としての各携帯
電話400から送信された電波を、受信感度が良好な方
向を回転させたアンテナ206によって受信し、受信強
度が極大となったときの受信強度とそのときのアンテナ
206の回転角との組合せに応じて、各携帯電話400
を所持する乗員の位置を判定している。無線端末として
の携帯電話400から送信された電波をアンテナ206
で受信してその送信方向と受信強度に基づいてこの携帯
電話400を所持する乗員を特定しているため、車室内
の明るさや乗員の体重等に関係なく高い検出精度で乗員
位置を検出することができる。
【0049】〔第3の実施形態〕上述した各実施形態で
は、携帯電話400内の通信モジュールから送信される
電波の受信強度を検出して乗員位置を特定するようにし
たが、携帯電話400を所持する乗員に対して着座位置
を確認するための所定の確認メッセージを送信し、各乗
員が所持する携帯電話400から自分が着座している位
置を回答する応答を返してもらうようにしてもよい。
【0050】図11は、第3の実施形態で用いられるコ
ントロールユニットの詳細構成を示す図である。図11
に示すように、本実施形態のコントロールユニット10
0Bは、通信モジュール110、乗員特定処理部14
0、エアコン制御部190、画面制御部192、音場制
御部194を含んで構成されている。このコントロール
ユニット100Bは、図2に示したコントロールユニッ
ト100に対して、乗員特定処理部120を乗員特定処
理部140に置き換えるとともに、切替スイッチ116
を省略した点が異なっており、それ以外の基本構成は共
通する。また、コントロールユニット100B以外の車
載システムは、図1に示した構成と同じであるものとす
る。
【0051】乗員特定処理部140は、乗員が所持する
携帯電話400に所定の確認メッセージを送るととも
に、この携帯電話400からこの確認メッセージに応じ
て送られてくる応答に基づいて、携帯電話400を所持
する乗員の車室内での位置を特定する処理を行う。この
ために、乗員特定処理部140は、ID取得部141、
確認メッセージ送信処理部142、応答受信処理部14
3、位置判定部144、乗員記憶部145を備えてい
る。確認メッセージ送信処理部142が確認メッセージ
送信手段に、応答受信処理部143が応答受信手段に、
ID取得部141が固有識別取得手段に、位置判定部1
44が位置判定手段にそれぞれ対応する。
【0052】ID取得部141は、各携帯電話400か
ら送られてくる各携帯電話400に内蔵された通信モジ
ュールに固有のID情報を取得する処理を行う。確認メ
ッセージ送信処理部142は、各携帯電話400に向け
て確認メッセージを送信する。この確認メッセージに
は、送信先の携帯電話400を所持する乗員が自分で着
座位置を回答するための質問文が含まれている。応答受
信処理部143は、携帯電話400から送られてくる応
答を受信する。この応答には、確認メッセージの質問文
に対する回答が含まれている。位置判定部144は、応
答受信処理部143によって受信された応答の中から回
答部分を抽出し、乗員の位置を判定する。乗員記憶部1
45は、位置判定部144によって判定した乗員位置を
記憶する。
【0053】図12は、本実施形態で用いられる携帯電
話400の詳細構成を示す図である。図12に示すよう
に、乗員が所持する携帯電話400は、通信モジュール
410、電話処理部420、メッセージ処理部430、
入力部440、表示部442を含んで構成されている。
【0054】通信モジュール410は、上述したように
ブルーツース規格に準拠した通信動作を行う。電話処理
部420は、一般の携帯電話としての機能を実現するた
めのものであり、図示しないマイクロホンやスピーカを
用いて他の携帯電話や固定電話との間で通話を行うこと
ができる。
【0055】メッセージ処理部430は、コントロール
ユニット100Bから送られてくる確認メッセージを受
信して応答を返す処理を行う。このために、メッセージ
処理部430は、メッセージ受信処理部432、メッセ
ージ表示処理部434、応答作成部436、応答送信処
理部438を含んで構成されている。メッセージ受信処
理部432は、通信モジュール410による確認メッセ
ージの受信処理を制御する。メッセージ表示処理部43
4は、メッセージ受信処理部432の制御によって受信
された確認メッセージの内容を表示する処理を行う。確
認メッセージの内容は表示部442に表示される。
【0056】図13は、表示部442に表示された確認
メッセージの内容の一例を示す図である。図13に示す
ように、確認メッセージには、乗員が着座した座席を入
力する旨の質問文と、選択肢で示された回答候補とが含
まれている。応答作成部436は、乗員が入力部440
を操作して入力した回答内容に基づいて応答を作成す
る。応答送信処理部438は、応答作成部436によっ
て作成された応答を通信モジュール410を用いてコン
トロールユニット100Bに向けて送信する動作を制御
する。
【0057】図14は、乗員位置を特定する第3の実施
形態のコントロールユニット100Bの動作手順を示す
図である。車両内に運転者およびその他の搭乗員を含む
一あるいは複数の乗員が乗車した後、ID取得部141
は、通信モジュール110と携帯電話400内の通信モ
ジュール410との間で行われる通信によって通信モジ
ュール410のIDを取得する(ステップ300)。
【0058】次に、確認メッセージ送信処理部142
は、取得した一のIDを指定して、このIDに対応する
通信モジュール410を内蔵する携帯電話400に向け
て確認メッセージを送信する(ステップ301)。その
後、応答受信処理部143は、この確認メッセージの送
信先となる携帯電話400から応答が送られてきたか否
かを判定し(ステップ302)、応答がない場合には否
定判断を行ってこの判定処理を繰り返す。また、応答が
送り返されてきた場合には、ステップ302の判定にお
いて肯定判断が行われ、次に、位置判定部144は、応
答内容に応じて乗員位置を判定し(ステップ303)、
この判定した乗員位置をIDとともに乗員記憶部145
に記憶させる(ステップ304)。また、位置判定部1
44は、他に位置の特定が終了していないIDが存在す
るか否かを判定し(ステップ305)、存在する場合に
は肯定判断が行われ、ステップ301の確認メッセージ
の送信以降の処理が繰り返される。また、取得した全て
のIDについて乗員位置の判定が終了した場合には、ス
テップ305の判定において否定判断が行われ、乗員位
置を特定する一連の処理が終了する。
【0059】図15は、確認メッセージを受信して応答
を送り返す携帯電話400の動作手順を示す流れ図であ
る。メッセージ受信処理部432は、コントロールユニ
ット100Bから送られてくる確認メッセージを受信し
たか否かを判定しており(ステップ400)、受信して
いない場合には否定判断を行ってこの判定処理を繰り返
す。また、確認メッセージを受信した場合にはステップ
400の判定において肯定判断が行われ、次に、メッセ
ージ表示処理部434は、図13に示した確認メッセー
ジの内容を表示部442に表示する処理を行う(ステッ
プ401)。
【0060】次に、応答作成部436は、この携帯電話
400を所持する乗員によって入力部440が操作され
て回答を指示する入力がなされたか否かを判定する(ス
テップ402)。入力がなされない場合には否定判断が
行われ、この判定処理が繰り返される。また、回答に対
する指示が入力された場合にはステップ402の判定に
おいて肯定判断が行われ、次に応答作成部436は、こ
の入力された指示にしたがって応答を作成する(ステッ
プ403)。応答送信処理部438は、この作成された
応答を通信モジュール410を介してコントロールユニ
ット100Bに向けて送信する(ステップ404)。
【0061】このように、本実施形態のコントロールユ
ニット100Bでは、IDを取得した携帯電話400に
対して乗員自身による着座位置の入力を促す確認メッセ
ージを送信し、その応答に基づいて乗員位置を判定して
いる。確認メッセージを受信した乗員自身が着座位置を
含む応答を返し、この応答の内容に基づいて乗員位置を
特定しているため、車室内の明るさや乗員の体重等に関
係なく高い検出精度で乗員位置を検出することができ
る。
【0062】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した第2の実施形態
では、実施形態では、指向性を有する1つのアンテナ2
06を回転させたが、指向性を有する2本(あるいはそ
れ以上)のアンテナを用いるようにしてもよい。
【0063】図16は、指向性を有する複数のアンテナ
を用いた場合の車室内空間とアンテナとの位置関係を示
す図である。図16に示すように、指向性を有するアン
テナ206A、206Bのそれぞれが車室内空間の前後
に配置されている。このように2つのアンテナ206
A、206Bを用いる場合には、図7に示す回転制御部
133は、それぞれのアンテナ206A、206Bを回
転させる制御を行い、受信強度判定部132は、それぞ
れのアンテナ206A、206Bにおける受信強度を別
々に判定する。また、位置判定部135は、これら2つ
のアンテナ206A、206Bを用いて判定された受信
強度を用いることにより、乗員位置の判定を高精度で行
うことが可能になる。なお、これら2つのアンテナ20
6A、206Bの設置位置は、必ずしも車室内空間の前
後である必要はなく、左右あるいは斜め前方と斜め後方
などであってもよい。
【0064】また、上述した第2の実施形態では、指向
性を有するアンテナの受信感度が良好な向きを回転させ
たが、複数のアンテナを用いる場合には、それぞれにお
いて受信感度が良好な向きを乗員の着座予定位置に合わ
せておくことにより、アンテナを回転させることなく乗
員位置を特定するようにしてもよい。
【0065】図17は、指向性を有するアンテナを回転
させずに乗員位置を特定する場合の車室内空間とアンテ
ナとの位置関係を示す図である。図17に示すように、
一般の車両(乗用車)においては、前列と後列のいずれ
かに乗員が着座する。したがって、これら各列の横方向
に受信感度の良好な向きが設定されたアンテナ207
A、207Bを配置し、それぞれを用いて判定された受
信感度に基づいて、これらのアンテナを回転させること
なく容易に乗員位置を特定することが可能になる。ま
た、この場合にはアンテナを回転させる機構は不要にな
るため、基本的には図2に示した構成を有するコントロ
ールユニットを用いて乗員位置を判定することができ
る。なお、これら2つのアンテナ207A、207B
は、前列と後列の横方向に設置する場合の他、運転席
(FR)と後部座席右側(RR)の延長線上と助手席
(FL)と後部座席左側(RL)の延長線上に設置する
場合や、運転席(FR)と後部座席左型(RL)の延長
線上と助手席(FL)と後部座席右側(RR)の延長線
上に設定する場合等、様々な組合せが考えられる。
【0066】また、上述した実施形態では、乗員位置を
特定した結果に基づいて、エアコン制御、画面制御、音
場制御を行う場合を例にとって説明したが、制御対象は
これらに限定されず、特定した乗員位置に基づくもので
あれば他の車載機器を対象としたものであってもよい。
【0067】また、上述した各実施形態では、ブルーツ
ース端末としての携帯電話400を所持する乗員の位置
を特定する場合を説明したが、乗員が所持するブルーツ
ース端末としては携帯電話400に限定されず、それ以
外の携帯機器であってもよい。例えば、アンプユニット
330の出力音声をスピーカ332から出力する代わり
に、運転者以外の各乗員に配られたヘッドホンから出力
する場合に、このヘッドホンに通信モジュールを内蔵し
てこのヘッドホンをブルーツース端末として使用するよ
うにしてもよい。この場合には、通信モジュールを用い
て音声の送受信を行うこともできるため、各ヘッドホン
の接続線をなくすことができる。また、例えば各乗員が
ヘッドホンを頭部に装着する際に、歪みセンサ等を用い
てこの装着状態を検出したときに、内蔵された通信モジ
ュールの電源を投入するようにすれば、ヘッドホンを装
着した乗員のみを特定して、この乗員に対応する助手席
操作ユニット210やリヤ操作ユニット220、230
の動作を有効にして、各乗員毎に異なるオーディオソー
ス(CDプレーヤ240等)に操作指示を与えてヘッド
ホンから自分専用のオーディオ音を出力することも可能
になる。
【0068】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、無線
端末から送信された電波を複数のアンテナで受信してそ
の受信強度に基づいてこの無線端末を所持する乗員を特
定しているため、車室内の明るさや乗員の体重等に関係
なく高い検出精度で乗員位置を検出することができる。
【0069】また、無線端末から送信された電波をアン
テナで受信してその送信方向と受信強度に基づいてこの
無線端末を所持する乗員を特定しているため、車室内の
明るさや乗員の体重等に関係なく高い検出精度で乗員位
置を検出することができる。また、確認メッセージを受
信した乗員自身が着座位置を含む応答を返し、この応答
の内容に基づいて乗員位置を特定しているため、車室内
の明るさや乗員の体重等に関係なく高い検出精度で乗員
位置を検出することができる。
【0070】また、最近では携帯電話を始めとする各種
の携帯機器に内蔵されることが多いブルーツース規格に
準拠した無線端末を用いることにより、各乗員用に特別
な機器を購入する必要がなくなるため、比較的安価に乗
員位置を特定するシステムを実現することが可能にな
る。
【0071】さらに、特定した乗員位置に基づいて、車
載機器の状態を各乗員に最適な状態に制御することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の車載システムの全体構成を示
す図である。
【図2】第1の実施形態のコントロールユニットの詳細
構成を示す図である。
【図3】車室内空間とアンテナとの位置関係を示す図で
ある。
【図4】各アンテナと乗員の着座予想位置との距離を示
す図である。
【図5】乗員の着座位置と各アンテナに対応する受信強
度との関係を示す図である。
【図6】乗員位置を特定する第1の実施形態のコントロ
ールユニットの動作手順を示す図である。
【図7】第2の実施形態で用いられるコントロールユニ
ットの詳細構成を示す図である。
【図8】車室内空間とアンテナとの位置関係を示す図で
ある。
【図9】乗員位置と受信強度との関係を示す図である。
【図10】乗員位置を特定する第2の実施形態のコント
ロールユニットの動作手順を示す図である。
【図11】第3の実施形態で用いられるコントロールユ
ニットの詳細構成を示す図である。
【図12】携帯電話の詳細構成を示す図である。
【図13】表示部に表示された確認メッセージの内容の
一例を示す図である。
【図14】乗員位置を特定する第3の実施形態のコント
ロールユニットの動作手順を示す図である。
【図15】確認メッセージを受信して応答を送り返す携
帯電話400の動作手順を示す流れ図である。
【図16】指向性を有する複数のアンテナを用いた場合
の車室内空間とアンテナとの位置関係を示す図である。
【図17】指向性を有するアンテナを回転させずに乗員
位置を特定する場合の車室内空間とアンテナとの位置関
係を示す図である。
【符号の説明】
100、100A、100B コントロールユニット 110、410 通信モジュール 116 切替スイッチ(SW) 118 回転部 120、130、140 乗員特定処理部 121、131、141 ID取得部 122、132 受信強度判定部 123 アンテナ切替部 124、134 組合せテーブル 125、135、144 位置判定部 126、136、145 乗員記憶部 133 回転制御部 142 確認メッセージ送信処理部 143 応答受信処理部 190 エアコン制御部 192 画面制御部 194 音場制御部 200、202、204、206、208 アンテナ 400 携帯電話 430 メッセージ処理部 432 メッセージ受信処理部 434 メッセージ表示処理部 436 応答作成部 438 応答送信処理部 440 入力部 442 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J062 BB01 BB05 CC07 5K067 AA33 BB04 BB21 DD17 DD20 DD44 DD51 EE02 EE12 JJ54 JJ64 KK02 KK03

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブルーツース規格に準拠した通信を行う
    無線端末を所持する乗員の車室内での位置を検出する車
    室内乗員位置検出装置であって、 前記無線端末との間で電波の送受信が可能な複数箇所に
    設置された複数のアンテナと、 前記無線端末から送信された電波が前記複数のアンテナ
    のそれぞれにおいて受信されたときの受信強度を検出す
    る受信強度検出手段と、 前記複数のアンテナのそれぞれに対応する前記受信強度
    に基づいて、前記乗員の位置を判定する位置判定手段
    と、 を備えることを特徴とする車室内乗員位置検出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記アンテナの数は3であり、 前記位置判定手段は、3つの前記アンテナのそれぞれに
    おける受信強度の組合せに基づいて前記乗員の位置を判
    定することを特徴とする車室内乗員位置検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記乗員が着座する位置を予め想定して前記複数のアン
    テナのそれぞれにおける受信感度の組合せを格納したテ
    ーブルを有しており、 前記位置判定手段は、前記複数のアンテナのそれぞれに
    対応して実際に前記受信強度検出手段によって検出した
    受信強度と前記テーブルの内容とを比較することによ
    り、前記乗員の位置を特定することを特徴とする車室内
    乗員位置検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記複数のアンテナのそれぞれは、指向性を有してお
    り、受信感度が良好な向きが一あるいは複数の乗員の着
    座位置に一致するように設置されていることを特徴とす
    る車室内乗員位置検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記無線端末に対応する固有識別情報を取得する固有識
    別取得手段をさらに備えることを特徴とする車室内乗員
    位置検出装置。
  6. 【請求項6】 ブルーツース規格に準拠した通信を行う
    無線端末を所持する乗員の車室内での位置を検出する車
    室内乗員位置検出装置であって、 前記無線端末との間で電波の送受信が可能な場所に設定
    された指向性を有するアンテナと、 前記アンテナの受信感度が良好な向きを回転させるアン
    テナ特性回転手段と、 前記無線端末から送信された電波が前記アンテナにおい
    て受信されたときの受信強度を検出する受信強度検出手
    段と、 前記アンテナ特性回転手段と前記受信強度検出手段を用
    いて、前記アンテナの向きと前記受信強度との関係を求
    めることにより、前記乗員の位置を判定する位置判定手
    段と、 を備えることを特徴とする車室内乗員位置検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記位置判定手段は、前記アンテナ特性回転手段によっ
    て前記受信感度が良好な向きを回転させたときに、前記
    受信強度検出手段によって検出される受信強度が極大と
    なる回転方向とこのときの受信強度とに基づいて、前記
    乗員の位置を判定することを特徴とする車室内乗員位置
    検出装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 前記位置判定手段は、前記アンテナの向きを前記乗員が
    着座する可能性のある位置に合わせたときに前記受信強
    度検出手段によって検出された前記受信強度に基づい
    て、前記乗員の位置を判定することを特徴とする車室内
    乗員位置検出装置。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかにおいて、 前記乗員が着座する位置を予め予想して、その予測位置
    に対応する前記アンテナの向きと前記受信強度との関係
    を示すテーブルを有しており、 前記位置判定手段は、前記予測位置に対応して実際に前
    記受信強度検出手段によって検出した受信強度と前記テ
    ーブルの内容とを比較することにより、前記乗員の位置
    を特定することを特徴とする車室内乗員位置検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項6〜9のいずれかにおいて、 前記無線端末に対応する固有識別情報を取得する固有識
    別取得手段をさらに備えることを特徴とする車室内乗員
    位置検出装置。
  11. 【請求項11】 ブルーツース規格に準拠した通信を行
    う無線端末を所持する乗員の車室内での位置を検出する
    車室内乗員位置検出装置であって、 前記無線端末に対応する固有識別情報を取得する固有識
    別取得手段と、 前記固有識別取得手段によって前記固有識別情報を取得
    した前記無線端末に向けて、この無線端末を所持する乗
    員の乗車位置の確認を要求する確認メッセージを送信す
    る確認メッセージ送信手段と、 前記確認メッセージに対応して送り返されてくる応答を
    受信する応答受信手段と、 前記応答受信手段によって受信された応答の内容に基づ
    いて、この応答の送信元となる前記無線端末を所持する
    前記乗員の位置を判定する位置判定手段と、 を備えることを特徴とする車室内乗員位置検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、 前記確認メッセージには、前記乗員が着座する可能性の
    ある複数の位置が選択肢として含まれており、 前記位置判定手段は、前記確認メッセージに応じて返送
    されてきた前記応答によって特定される一の前記選択肢
    に応じて、前記乗員の位置を判定することを特徴とする
    車室内乗員位置検出装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれかの車室内乗
    員位置検出装置と、 前記車室内乗員位置検出装置によって判定された乗員位
    置に基づいて、車載機器の状態を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする車載機器制御システム。
  14. 【請求項14】 請求項13において、 前記車載機器は、エアコンであり、 前記制御手段は、前記乗員位置に基づいて、前記エアコ
    ンの送出空気の吹き出し位置・方向、温度等を制御する
    ことを特徴とする車載機器制御システム。
  15. 【請求項15】 請求項13において、 前記車載機器は、オーディオ装置であり、 前記制御手段は、前記乗員位置に基づいて、前記オーデ
    ィオ装置に備わった複数のスピーカから出力されるオー
    ディオ音の出力レベルや周波数特性、位相等を制御する
    ことを特徴とする車載機器制御システム。
  16. 【請求項16】 請求項13において、 前記車載機器は、画面角度が調整可能なディスプレイ装
    置であり、 前記制御手段は、前記画面に垂直な向きが前記乗員位置
    に近づくように前記画面角度を調整することを特徴とす
    る車載機器制御システム。
JP2002045788A 2002-02-22 2002-02-22 車室内乗員位置検出装置および車載機器制御システム Withdrawn JP2003248045A (ja)

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