JP2003246949A - インクジェット記録用水性インクセット - Google Patents

インクジェット記録用水性インクセット

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JP2003246949A JP2002050268A JP2002050268A JP2003246949A JP 2003246949 A JP2003246949 A JP 2003246949A JP 2002050268 A JP2002050268 A JP 2002050268A JP 2002050268 A JP2002050268 A JP 2002050268A JP 2003246949 A JP2003246949 A JP 2003246949A
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英朗 大平
Shigemi Koga
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Hiromitsu Sago
宏充 左合
Masaya Fujioka
昌也 藤岡
Shunichi Higashiyama
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    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/40Ink-sets specially adapted for multi-colour inkjet printing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒インクとカラーインクとを組み合わせて使
用したときに、黒顔料が凝集することなく、印字品質の
劣化を生じないインクジェット記録用水性インクセット
を提供する。 【解決手段】 黒インクとカラーインクとからなり、前
記黒インクは、黒顔料、水及び水溶性有機溶媒を含有す
るものであり、前記カラーインクは、染料、水、水溶性
有機溶媒、及び、式(1)で表される化合物(1)、式
(2)で表される化合物(2)及び式(3)で表される
化合物(3)からなる群より選択される少なくとも1種
の化合物を含有するものであるインクジェット記録用水
性インクセット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録用水性インクセットに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式のプリンター技
術とは、急激に加熱し発生した気泡により微小径ノズル
からインクを吐出させるバブル方式、電圧印加により変
形する圧電素子を用いて微小径ノズルからインクを吐出
させるピエゾ方式等により、基本色となる数色のインク
を、数ピコリットル〜数十ピコリットルという微小液滴
として選択的に紙面上に着弾させることにより画像を形
成する印字技術である。
【0003】このインクジェット記録方式の長所は、微
小液滴の吐出を高精度で制御することにより、フルカラ
ーに近い色再現を持ち、かつ、粒状感のない画像形成が
可能となり、高印字品質、高印画品質が得られることで
ある。また、着色剤として顔料を用いることで、レーザ
ープリンターに匹敵するシャープなエッジを再現するこ
とも可能である。
【0004】インクジェット記録用水性インクでは、文
字及び罫線等の印字に際しシャープなエッジを再現する
ために、黒インクの着色剤として黒顔料を用いることが
有用とされており、写真等の色鮮やかな画像を形成する
ために、カラーインクの着色剤として染料を用いること
が有用とされている。しかしながら、着色剤として黒顔
料を用いた黒インクと、着色剤として染料を用いたカラ
ーインクとを組み合わせて使用すると、黒インクとカラ
ーインクとの接触により黒インク中に分散している黒顔
料の分散状態が不安定となり、凝集を生じることがあ
る。インクジェット記録方式では、微小径ノズルから高
精度にインクを吐出する機構のため、ノズル付近で凝集
が生じると、ノズルが目詰まりし、インクの吐出不良や
吐出曲がり等の印字品質における重大な劣化を生じると
いう問題があった。また、メンテナンス用吸引ポンプ内
で凝集が生じるとそのポンプが動作不良になるという問
題が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するためになされたものであり、黒インクと
カラーインクとを組み合わせて使用したときに、黒イン
クとカラーインクとの接触により黒インク中に分散して
いる黒顔料が凝集することなく、インクジェットプリン
ターでの使用の際に、吐出不良や吐出曲がり等の印字品
質における重大な劣化を生じない高い信頼性を有するイ
ンクジェット記録用水性インクセットを提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、黒インクとカ
ラーインクとからなるインクジェット記録用水性インク
セットであって、前記黒インクは、少なくとも、黒顔
料、水及び水溶性有機溶媒を含有するものであり、前記
カラーインクは、少なくとも、染料、水、水溶性有機溶
媒、及び、下記式(1)で表される化合物(1)、下記
式(2)で表される化合物(2)及び下記式(3)で表
される化合物(3)からなる群より選択される少なくと
も1種の化合物を含有するものであるインクジェット記
録用水性インクセットである。
【0007】
【化4】
【0008】式(1)中、Rは炭素数16〜22の直
鎖状アルキル基を表し、x=20〜30である。
【0009】
【化5】
【0010】式(2)中、l+m+n+o+p+q=2
0〜100である。
【0011】
【化6】
【0012】式(3)中、Rは炭素数16〜22の直
鎖状アルキル基を表し、y=100〜300である。以
下に本発明を詳述する。
【0013】本発明のインクジェット記録用水性インク
セットは、黒インクとカラーインクとからなるものであ
る。上記黒インクは、少なくとも、黒顔料、水及び水溶
性有機溶媒を含有するものである。
【0014】上記黒顔料は、上記黒インク中に着色剤と
して分散されるものである。上記黒顔料としては特に限
定されず、市販されている公知のものを使用することが
できる。なかでも、表面改質処理が施され、顔料粒子の
表面にカルボン酸塩、スルホン酸塩等の親水性アニオン
官能基が付与された自己分散型黒顔料が好適に用いられ
る。
【0015】上記黒顔料の上記黒インクにおける配合量
は、固形分として、インク全量に対して0.1〜20重
量%であることが好ましく、より好ましくは0.3〜1
5重量%、更に好ましくは0.5〜10重量%である。
【0016】上記水としては、脱イオン水(純水)が好
ましい。上記水の上記黒インクにおける配合量は、上記
黒インク全量に対して40重量%以上であることが好ま
しい。40重量%未満であると、黒インクの通常時の粘
度を正常に噴射可能な低粘度に保つことができないこと
がある。
【0017】上記水溶性有機溶媒は、主としてインクジ
ェットヘッドの先端部における上記黒インクの析出及び
乾固を防止するために使用される。上記水溶性有機溶媒
としては、揮発性が低く、上記黒顔料粒子の分散安定性
を阻害しないものが好ましい。具体的には、例えば、ポ
リエチレングリコール等のポリアルキレングリコール
類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレン
グリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレン
グリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジ
グリコール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、ヘキシレングリコール等のアルキレングリ
コール類;グリセリン;2−ピロリドン、N−メチル−
2−ピロリドン等のピロリドン類を挙げることができ
る。これらの水溶性有機溶媒は単独で用いられてもよ
く、2種以上が併用されてもよい。
【0018】上記水溶性有機溶媒の上記黒インクにおけ
る含有量は、上記黒インク全量に対して5〜40重量%
であることが好ましく、より好ましくは7〜40重量
%、更に好ましくは10〜40重量%である。5重量%
未満であると、湿潤作用が不充分となり、析出や乾固等
の問題を生じることがある。40重量%を超えると、上
記黒インクが必要以上に増粘し、吐出不能となったり、
記録紙上での乾燥が極端に遅くなったりする等の問題を
生じることがある。
【0019】上記黒インクは、下述の下記式(1)で表
される化合物(1)、下記式(2)で表される化合物
(2)及び下記式(3)で表される化合物(3)からな
る群より選択される少なくとも1種の化合物を含有して
いてもよい。
【0020】
【化7】
【0021】上記式(1)中、Rは炭素数16〜22
の直鎖状アルキル基を表し、x=20〜30である。
【0022】
【化8】
【0023】上記式(2)中、l+m+n+o+p+q
=20〜100である。
【0024】
【化9】
【0025】上記式(3)中、Rは炭素数16〜22
の直鎖状アルキル基を表し、y=100〜300であ
る。
【0026】上記カラーインクは、少なくとも、染料、
水及び水溶性有機溶媒を含有するものである。上記染料
は、上記カラーインクの着色剤として使用されるもので
ある。上記染料としては特に限定されないが、例えば、
塩基性染料、酸性染料、直接染料及び反応性染料等のカ
チオン性又はアニオン性の染料が好ましい。具体的に
は、カラーインデックスナンバーベーシックレッド1、
1:1、2、12、13、14、18、22、27、2
8、29、34、38、39、46、46:1、67、
69、70;カラーインデックスナンバーベーシックバ
イオレット1、2、3、4、5、7、8、10、11、
11:1、20、33;カラーインデックスナンバーベ
ーシックブルー3、6、7、9、11、12、16、1
7、24、26、41、47、66;カラーインデック
スナンバーベーシックグリーン1、4、5;カラーイン
デックスナンバーベーシックイエロー1、11、19、
21、24、25、28、29、36、45、51、6
7、73;カラーインデックスナンバーベーシックオレ
ンジ14、21、22、32;カラーインデックスナン
バーベーシックブラウン1、4;カラーインデックスナ
ンバーダイレクトブラック17、19、32、51、7
1、108、146、154、168;カラーインデッ
クスナンバーダイレクトブルー6、22、25、71、
86、90、106、199;カラーインデックスナン
バーダイレクトレッド1、4、17、28、83、22
7;カラーインデックスナンバーダイレクトイエロー1
2、24、26、86、98、132、142;カラー
インデックスナンバーダイレクトオレンジ34、39、
44、46、60;カラーインデックスナンバーダイレ
クトバイオレット47、48;カラーインデックスナン
バーダイレクトブラウン109;カラーインデックスナ
ンバーダイレクトグリーン59;カラーインデックスナ
ンバーアシッドブラック2、7、24、26、31、5
2、63、112、118;カラーインデックスナンバ
ーアシッドブルー9、22、40、59、93、10
2、104、113、117、120、167、22
9、234;カラーインデックスナンバーアシッドレッ
ド1、6、32、37、51、52、80、85、8
7、92、94、115、181、256、289、3
15、317;カラーインデックスナンバーアシッドイ
エロー11、17、23、25、29、42、61、7
1;カラーインデックスナンバーアシッドオレンジ7、
19;カラーインデックスナンバーアシッドバイオレッ
ト49;カラーインデックスナンバーフードブラック
1、2;カラーインデックスナンバーリアクティブレッ
ド180等を挙げることができる。これらの染料は、単
独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0027】上記染料の上記カラーインクにおける配合
量は、上記カラーインク全量に対して0.1〜20重量
%であることが好ましく、より好ましくは0.3〜15
重量%、更に好ましくは0.5〜10重量%である。
【0028】上記カラーインクに使用される水として
は、脱イオン水(純水)が好ましい。上記カラーインク
に使用される水の上記カラーインクにおける配合量は、
上記カラーインク全量に対して40重量%以上であるこ
とが好ましい。40重量%未満であると、カラーインク
の通常時の粘度を正常に噴射可能な低粘度に保つことが
できないことがある。
【0029】上記カラーインクに使用される水溶性有機
溶剤は、主としてインクジェットヘッドの先端部におけ
る上記カラーインクの析出及び乾固を防止するために使
用される。上記カラーインクに使用される水溶性有機溶
媒としては、揮発性が低く、染料溶解性が高いものが好
ましい。具体的には、例えば、上記黒インクに使用され
る水溶性有機溶媒と同様のものを挙げることができる。
これらの水溶性有機溶媒は単独で用いられてもよいし、
2種以上が併用されてもよい。
【0030】上記カラーインクに使用される水溶性有機
溶剤の上記カラーインクにおける配合量は、上記カラー
インク全量に対して5〜40重量%であることが好まし
く、より好ましくは7〜40重量%、更に好ましくは1
0〜40重量%である。5重量%未満であると、湿潤作
用が不充分となり、析出や乾固等の問題を生じることが
ある。40重量%を超えると、上記カラーインクが必要
以上に増粘し、吐出不能となったり、記録紙上での乾燥
が極端に遅くなったりする等の問題を生じることがあ
る。
【0031】上記カラーインクは、上記染料、上記水及
び上記水溶性有機溶媒の他に、下記式(1)で表される
化合物(1)、下記式(2)で表される化合物(2)及
び下記式(3)で表される化合物(3)からなる群より
選択される少なくとも1種の化合物を含有する。
【0032】
【化10】
【0033】上記式(1)中、Rは炭素数16〜22
の直鎖状アルキル基を表し、x=20〜30である。好
ましくは、Rが炭素数18のオレイル基であり、か
つ、x=23〜25である。Rが炭素数18のオレイ
ル基であり、かつ、x=23〜25であると、上記黒顔
料の凝集防止効果が高い。上記化合物(1)としては特
に限定されないが、例えば、レベノールWX、ラテムル
WX(以上、花王社製)等が好適に用いられる。
【0034】
【化11】
【0035】上記式(2)中、l+m+n+o+p+q
=20〜100である。好ましくは、l+m+n+o+
p+q=25〜80である。l+m+n+o+p+q=
25〜80であると、上記黒顔料の凝集防止効果が高
い。上記化合物(2)としては特に限定されないが、例
えば、エマノーンCH−25、エマノーンCH−40、
エマノーン60(K)、エマノーンCH−80(以上、
花王社製)等が好適に用いられる。
【0036】
【化12】
【0037】上記式(3)中、Rは炭素数16〜22
の直鎖状アルキル基を表し、y=100〜300であ
る。好ましくは、Rが炭素数18のステアリル基であ
り、かつ、y=140〜250である。Rが炭素数1
8のステアリル基であり、かつ、y=140〜250で
あると、上記黒顔料の凝集防止効果が高い。上記化合物
(3)としては特に限定されないが、例えば、エマノー
ン3199、エマノーン3299、エマノーン3299
R(以上、花王社製)等が好適に用いられる。
【0038】上記化合物(1)、(2)及び(3)から
なる群より選択される少なくとも1種の化合物の上記カ
ラーインクにおける配合量は、上記カラーインク全量に
対して0.001〜5重量%であることが好ましく、よ
り好ましくは0.01〜3重量%、更に好ましくは0.
05〜1重量%である。
【0039】上記黒インク及び上記カラーインクには、
更に必要に応じて、従来公知の浸透剤、樹脂バインダ
ー、分散剤、界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整
剤、pH調整剤、染料溶解剤、防腐防カビ剤等を添加す
ることができる。
【0040】上記浸透剤は、記録紙へのインクの浸透速
度を効果的に速めることにより、インクの紙面上での速
乾性を向上させ、記録紙上での遅乾性に起因するブリー
ディング(異なる色の境界でのにじみ)を防止し、か
つ、浸透に伴うフェザリング(紙の繊維に沿ったヒゲ状
のにじみ)を防止するために使用される。上記浸透剤と
しては特に限定されず、例えば、多価アルコールモノア
ルキルエーテル、1価アルコール等を挙げることができ
る。なかでも、低臭気性で蒸気圧の低い多価アルコール
モノアルキルエーテルエタノールが好適に用いられる。
【0041】上記多価アルコールモノアルキルエーテル
としては特に限定されず、例えば、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエー
テル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピ
レングリコールモノイソプロピルエーテル、ジプロピレ
ングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチル
エーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル等を挙げることができる。
【0042】上記多価アルコールアルキルエーテルの黒
インク又はカラーインクにおける含有量は、インク全量
に対して3〜15重量%が好ましい。3重量%未満であ
ると、インクの記録紙への浸透速度が遅く、乾燥時間、
滲みの問題を生じることがある。15重量%を超える
と、インクの記録紙への浸透が過剰となり、インクが記
録紙の裏まで達してしまったり、滲みの問題を生じたり
することがある。
【0043】上記1価アルコールとしては特に限定され
ず、例えば、エタノール、イソプロピルアルコール等を
挙げることができる。
【0044】本発明のインクジェット記録用水性インク
セットを、熱エネルギーの作用によってインクを吐出さ
せるインクジェット方式に適用する場合には、比熱、熱
膨張係数、熱電導率等の熱的な物性値が調整されること
もある。
【0045】本発明のインクジェット記録用水性インク
セットにおいて、上記化合物(1)、(2)及び(3)
は、上記黒インク中の上記黒顔料の分散状態を安定化さ
せる効果を有し、上記カラーインク中に添加されること
により、上記黒インクと上記カラーインクとが接触した
際にも、上記黒インク中の上記黒顔料の分散が不安定に
ならないので、凝集を防止することができる。これによ
り、本発明のインクジェット記録用水性インクセット
は、上記黒インクと上記カラーインクとが組み合わせて
インクジェットプリンターに適用されたときでも、ノズ
ルの目詰まりの発生等を防止することができるので、吐
出不良や吐出曲がり等の印字品質における重大な劣化を
防止し、高い信頼性を得ることができる。また、メンテ
ナンス用吸引ポンプの動作を安定化させることができ
る。
【0046】
【実施例】以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるも
のではない。
【0047】(実施例1)上記化合物(1)としてレベ
ノールWX(花王社製)をマゼンタインク、及び、シア
ンインクに添加し、上記化合物(2)としてエマノーン
CH−25(花王社製)をイエローインクに添加して、
表1に示した組成のインクジェット記録用水性インクセ
ットを調製した。
【0048】
【表1】
【0049】(実施例2)上記化合物(2)としてエマ
ノーンCH−60(K)(花王社製)をイエローイン
ク、マゼンタインク、及び、シアンインクに添加して、
表2に示した組成のインクジェット記録用水性インクセ
ットを調製した。
【0050】
【表2】
【0051】(実施例3)上記化合物(3)としてエマ
ノーン3199(花王社製)をイエローインク、マゼン
タインク、及び、シアンインクに添加して、表3に示し
た組成のインクジェット記録用水性インクセットを調製
した。
【0052】
【表3】
【0053】(実施例4)上記化合物(2)としてエマ
ノーンCH−80(花王社製)をブラックインク、イエ
ローインク、マゼンタインク、及び、シアンインクに添
加して、表4に示した組成のインクジェット記録用水性
インクセットを調製した。
【0054】
【表4】
【0055】(実施例5)上記化合物(1)としてレベ
ノールWX(花王社製)をイエローインク、マゼンタイ
ンク、及び、シアンインクに添加して、表5に示した組
成のインクジェット記録用水性インクセットを調製し
た。
【0056】
【表5】
【0057】(実施例6)上記化合物(1)としてラテ
ムルWX(花王社製)をシアンインクに添加し、上記化
合物(2)としてエマノーンCH−40(花王社製)を
イエローインク、及び、マゼンタインクに添加して、表
6に示した組成のインクジェット記録用水性インクセッ
トを調製した。
【0058】
【表6】
【0059】(実施例7)上記化合物(3)としてエマ
ノーン3299(花王社製)をイエローインク、マゼン
タインク、及び、シアンインクに添加して、表7に示し
た組成のインクジェット記録用水性インクセットを調製
した。
【0060】
【表7】
【0061】(実施例8)上記化合物(1)としてラテ
ムルWX(花王社製)をブラックインク、マゼンタイン
ク、及び、シアンインクに添加し、上記化合物(2)と
してエマノーンCH−40(花王社製)をイエローイン
クに添加して、表8に示した組成のインクジェット記録
用水性インクセットを調製した。
【0062】
【表8】
【0063】(比較例1〜8)カラーインクに上記化合
物(1)、(2)及び(3)を添加しない代りに、添加
しなかった上記化合物(1)、(2)及び(3)と同量
だけ純水の添加量を増やしたこと以外は、実施例1、
2、3、4、5、6、7及び8と同様にして比較例1、
2、3、4、5、6、7、及び8のインクジェット記録
用水性インクセットを調製した。
【0064】(比較例9)上記化合物(1)、(2)及
び(3)のいずれでもない添加剤としてエマルゲン40
9P(花王社製)をイエローインク、マゼンタインク、
及び、シアンインクに添加して、表9に示した組成のイ
ンクジェット記録用水性インクセットを調製した。
【0065】
【表9】
【0066】(比較例10)上記化合物(1)、(2)
及び(3)のいずれでもない添加剤としてエマノーン1
112(花王社製)をブラックインク、イエローイン
ク、マゼンタインク、及び、シアンインクに添加して、
表10に示した組成のインクジェット記録用水性インク
セットを調製した。
【0067】
【表10】
【0068】(比較例11)上記化合物(1)、(2)
及び(3)のいずれでもない添加剤としてデモールN
(花王社製)をブラックインク、イエローインク、マゼ
ンタインク、及び、シアンインクに添加して、表11に
示した組成のインクジェット記録用水性インクセットを
調製した。
【0069】
【表11】
【0070】(評価)実施例1、2、3、4、5、6、
7、8及び比較例1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11のインクジェット記録用水性インクセッ
トについて、各インクジェット記録用水性インクをそれ
ぞれ充分に混合攪拌した後、0.8μmのメンブランフ
ィルタで濾過し、以下の評価に使用した。
【0071】評価試験1:凝集評価 ガラスプレパラート上で黒インクとカラーインクとの接
触試験を行い、接触界面を顕微鏡で観察し、以下の基準
に従って評価した。 〇・・・凝集は見られなかった。 △・・・黒顔料が凝集したが、流動性はあった。 ×・・・黒顔料が凝集して固化し、流動性がなくなっ
た。
【0072】評価試験2:ノズルの目詰まり評価 室温における連続5000回のヘッドノズル面のワイピ
ング試験を実施し、以下の基準に従って評価した。な
お、上記ヘッドノズル面のワイピング試験では、黒イン
ク及びカラーインクのそれぞれを吐出するノズル列を、
横方向に同時にワイピングするため、黒インクとカラー
インクとが接触する環境にある。 ○・・・不吐出及び曲がりは全くなかった。 △・・・不吐出又は曲がりが僅かにあったが、5回以内
のパージにより回復した。 ×・・・不吐出又は曲がりが多数あり、短時間のパージ
では回復しなかった。
【0073】評価試験3:パージ用吸引ポンプ耐久評価 室温における10000回の連続吸引パージ試験を実施
し、以下の基準に従って評価した。下記評価において◎
及び○の結果を得たものが合格基準を満たしているもの
とする。 ◎・・・10000回の連続吸引パージにおいて1回あ
たりの吸引量が規定量以上。 〇・・・5000回の連続吸引パージにおいて1回あた
りの吸引量が規定量以上。 △・・・3000回の連続吸引パージにおいて1回あた
りの吸引量が規定量以上。 ×・・・3000回の連続吸引パージにおいて1回あた
りの吸引量が規定量以下。
【0074】評価試験1、2及び3の結果を表12に示
した。
【0075】
【表12】
【0076】表12によれば、実施例で調製されたイン
クジェット記録用水性インクセットは、黒インクとカラ
ーインクとの接触によって、黒インク中に分散している
黒顔料が凝集することなく、ノズルの目詰まり、パージ
用吸引ポンプの動作不良による問題は生じなかった。一
方、比較例で調製されたインクジェット記録用水性イン
クセットは、評価試験1、2及び3いずれかの結果にお
いて問題があった。
【0077】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録用水性イン
クセットは、黒インクとカラーインクとを組み合わせて
使用したときに、黒インクとカラーインクとの接触によ
り黒インク中に分散している黒顔料が凝集することな
く、ノズルの目詰まり試験及びパージ用吸引ポンプの耐
久試験において充分に高い耐久度を示すものである。本
発明のインクジェット記録用水性インクセットをインク
ジェットプリンターに適用すると、黒顔料の凝集によ
り、吐出不良や吐出曲がり等の印字品質における重大な
劣化を引き起こすことはなく、インクジェット機構とし
て長期にわたる安定した性能を保証することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古賀 成美 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 左合 宏充 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 藤岡 昌也 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 東山 俊一 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 2C056 FC02 2H086 BA52 BA55 BA59 4J039 AE07 BC07 BC54 BC79 BE02 BE12 BE22 CA06 EA15 EA16 EA17 EA19 GA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 黒インクとカラーインクとからなるイン
    クジェット記録用水性インクセットであって、前記黒イ
    ンクは、少なくとも、黒顔料、水及び水溶性有機溶媒を
    含有するものであり、前記カラーインクは、少なくと
    も、染料、水、水溶性有機溶媒、及び、下記式(1)で
    表される化合物(1)、下記式(2)で表される化合物
    (2)及び下記式(3)で表される化合物(3)からな
    る群より選択される少なくとも1種の化合物を含有する
    ものであることを特徴とするインクジェット記録用水性
    インクセット。 【化1】 式(1)中、Rは炭素数16〜22の直鎖状アルキル
    基を表し、x=20〜30である。 【化2】 式(2)中、l+m+n+o+p+q=20〜100で
    ある。 【化3】 式(3)中、Rは炭素数16〜22の直鎖状アルキル
    基を表し、y=100〜300である。
  2. 【請求項2】 黒顔料は、表面に親水化処理が施された
    自己分散型黒顔料であることを特徴とする請求項1記載
    のインクジェット記録用水性インクセット。
  3. 【請求項3】 化合物(1)は、Rが炭素数18のオ
    レイル基であり、かつ、x=23〜25であることを特
    徴とする請求項1又は2記載のインクジェット記録用水
    性インクセット。
  4. 【請求項4】 化合物(2)は、l+m+n+o+p+
    q=25〜80であることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載のインクジェット記録用水性インクセット。
  5. 【請求項5】 化合物(3)は、Rが炭素数18のス
    テアリル基であり、かつ、y=140〜250であるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のインクジ
    ェット記録用水性インクセット。
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