JP2003246916A - 柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物及び柔軟性ポリエステル化粧シート - Google Patents

柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物及び柔軟性ポリエステル化粧シート

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JP2003246916A JP2002367147A JP2002367147A JP2003246916A JP 2003246916 A JP2003246916 A JP 2003246916A JP 2002367147 A JP2002367147 A JP 2002367147A JP 2002367147 A JP2002367147 A JP 2002367147A JP 2003246916 A JP2003246916 A JP 2003246916A
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悦史 福永
Yasushi Tokunaga
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Abstract

(57)【要約】 【課題】風合が良好であり、施工時にシワやワレが入り
にくく、浮きが発生しにくく、欠点部を加熱により容易
に修正することができる、壁装材に適した柔軟性ポリエ
ステル化粧シート用組成物及び柔軟性ポリエステル化粧
シートを提供する。 【解決手段】(A)ガラス転移温度(Tg)−30℃以上
20℃未満の変性ポリエステル樹脂3〜97重量%、
(B)Tg20℃以上50℃未満のダイマー酸共重合ポリ
エステル樹脂0〜94重量%及び(C)Tg50℃以上1
20℃未満のポリエステル樹脂3〜97重量%からな
り、JIS K 7210付属書Cにしたがって170
℃、4.9MPa、ダイ径1mm、ダイ長10mmで測
定した流れ値が1.0×10-4〜2.0×10-2cm3
sである組成物、さらに(D)ワックス0.2〜10重量
%を含有し、該流れ値が1.0×10-4〜5.6×10-3
cm3/sである組成物、並びに、これらの組成物を製
膜して得られる化粧シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性ポリエステ
ル化粧シート用組成物及び柔軟性ポリエステル化粧シー
トに関する。さらに詳しくは、本発明は、風合が良好で
あり、施工時にシワやワレが入りにくく、浮きが発生し
にくく、欠点部を加熱により容易に修正することができ
る、壁装材などに適した柔軟性ポリエステル化粧シート
用組成物及び柔軟性ポリエステル化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】家具、扉、什器などの表面材や、住宅、
店舗用の壁装材などに広く使用される化粧シートの新素
材として、ポリエステル樹脂に対する関心が高まり、さ
まざまな開発が進められている。例えば、壁紙、建材な
どの化粧シートを得る上で有用なエンボス加工性を有す
る積層フィルムとして、融点220〜300℃のポリエ
ステル樹脂層と、融点150〜215℃であり、エンボ
ス加工性を有するポリブチレンテレフタレート単位を主
骨格とするコポリエステル樹脂層とからなる積層フィル
ムが提案されている(特許文献1)。また、壁紙、建築
表皮材などに使用され、表面感触と印刷適性に優れたポ
リエステル樹脂化粧シートとして、炭素数8〜14の芳
香族ジカルボン酸から選択されるエステル単位を含む共
重合ポリエステルに可塑剤を入れて軟質化した発泡性軟
質ポリエステル系化粧シートが提案されている(特許文
献2)。しかし、ポリエステル樹脂は、軟質塩化ビニル
樹脂に比べると剛性が高く、加工時や施工時にシワやワ
レが入りやすく、折り曲げ加工性、伸ばし加工性にも劣
る。さらに、施工時に化粧シートに浮きが発生しやすい
などの欠点がある。このために、軟質塩化ビニル樹脂製
の化粧シートと同様に製造が容易であり、良好な風合を
有し、施工性、加工性にも優れたポリエステル化粧シー
トの開発が望まれていた。
【特許文献1】特開平9−300564号公報(第2
頁)
【特許文献2】特開2000−290415号公報(第
2頁)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、風合が良好
であり、施工時にシワやワレが入りにくく、浮きが発生
しにくく、欠点部を加熱により容易に修正することがで
きる、壁装材に適した柔軟性ポリエステル化粧シート用
組成物及び柔軟性ポリエステル化粧シートを提供するこ
とを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、異なるガラス転
移温度を有する2種又は3種のポリエステル樹脂を特定
の比率で配合し、特定の流れ値を有する組成物とするこ
とにより、成形加工性が良好であり、風合と施工性に優
れた柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物が得られる
ことを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、(1)(A)ガラス転移
温度−30℃以上20℃未満の変性ポリエステル樹脂3
〜97重量%、(B)ガラス転移温度20℃以上50℃未
満のダイマー酸共重合ポリエステル樹脂0〜94重量%
及び(C)ガラス転移温度50℃以上120℃未満のポリ
エステル樹脂3〜97重量%からなり、JIS K 72
10付属書Cにしたがって試験温度170℃、試験圧力
4.9MPa、ダイ径1mm、ダイ長10mmで測定し
た流れ値が1.0×10-4〜2.0×10-2cm3/sで
あることを特徴とする柔軟性ポリエステル化粧シート用
組成物、(2)(A)ガラス転移温度−30℃以上20℃
未満の変性ポリエステル樹脂3〜96.8重量%、(B)
ガラス転移温度20℃以上50℃未満のダイマー酸共重
合ポリエステル樹脂0〜93.8重量%、(C)ガラス転
移温度50℃以上120℃未満のポリエステル樹脂3〜
96.8重量%及び(D)ワックス0.2〜10重量%から
なり、JIS K 7210付属書Cにしたがって試験温
度170℃、試験圧力4.9MPa、ダイ径1mm、ダ
イ長10mmで測定した流れ値が1.0×10 -4〜5.6
×10-3cm3/sであることを特徴とする柔軟性ポリ
エステル化粧シート用組成物、(3)(C)ガラス転移温
度50℃以上120℃未満のポリエステル樹脂が、ポリ
エチレンテレフタレート又は共重合ポリエチレンテレフ
タレートである第1項又は第2項記載の柔軟性ポリエス
テル化粧シート用組成物、(4)共重合ポリエチレンテ
レフタレートが、ジカルボン酸成分が、テレフタル酸で
あり、グリコール成分が、エチレングリコール40〜8
0モル%と1,4−シクロヘキサンジメタノール20〜
60モル%からなる共重合ポリエチレンテレフタレート
である第3項記載の柔軟性ポリエステル化粧シート用組
成物、(5)(E)熱可塑性ポリエステルエラストマー、
熱可塑性ポリウレタンエラストマー、メタクリル酸メチ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−
アクリル酸エステル−スチレン共重合体、アクリロニト
リル−エチレンプロピレンゴム−スチレン共重合体又は
メタクリル酸メチル−アクリル酸エステル−スチレン共
重合体0.8〜45重量%を含有する第1項、第2項、
第3項又は第4項記載の柔軟性ポリエステル化粧シート
用組成物、(6)第1項ないし第5項のいずれかに記載
の柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物に着色剤を配
合し、製膜して得られる着色したシートの表面をエンボ
ス加工してなることを特徴とする柔軟性ポリエステル化
粧シート、(7)トップコートが施された第6項記載の
柔軟性ポリエステル化粧シート、(8)第1項ないし第
5項のいずれかに記載の柔軟性ポリエステル化粧シート
用組成物を製膜して得られる透明なシートと、第1項な
いし第5項のいずれかに記載の柔軟性ポリエステル化粧
シート用組成物に着色剤を配合し、製膜して得られる着
色したシートが積層され、両シートの間に印刷層を有
し、透明なシートの表面がエンボス加工されてなること
を特徴とする柔軟性ポリエステル化粧シート、(9)透
明なシートの表面にトップコートが施された第8項記載
の柔軟性ポリエステル化粧シート、(10)着色したシ
ートの下面に粘着剤層を有する第8項又は第9項記載の
柔軟性ポリエステル化粧シート、(11)第1項ないし
第5項のいずれかに記載の柔軟性ポリエステル化粧シー
ト用組成物に着色剤を配合し、製膜して得られる着色し
たシートが複数枚積層され、その上面がエンボス加工さ
れてなることを特徴とする柔軟性ポリエステル化粧シー
ト、(12)上面にトップコートが施された第11項記
載の柔軟性ポリエステル化粧シート、及び、(13)下
面に粘着剤層を有する第11項又は第12項記載の柔軟
性ポリエステル化粧シート、を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の柔軟性ポリエステル化粧
シート用組成物の第一の態様は、(A)ガラス転移温度−
30℃以上20℃未満の変性ポリエステル樹脂3〜97
重量%、より好ましくは15〜70重量%、(B)ガラス
転移温度20℃以上50℃未満のダイマー酸共重合ポリ
エステル樹脂0〜94重量%、より好ましくは0〜70
重量%、及び、(C)ガラス転移温度50℃以上120℃
未満のポリエステル樹脂3〜97重量%、より好ましく
は15〜80重量%からなり、JIS K 7210付属
書Cにしたがって試験温度170℃、試験圧力4.9M
Pa、ダイ径1mm、ダイ長10mmで測定した流れ値
が1.0×10-4〜2.0×10-2cm3/sである組成
物である。本態様の組成物は、押出機とTダイを用いて
製膜する化粧シートの製造に適している。本態様の組成
物において、流れ値が1.0×10-4cm3/s未満であ
ると、押出温度を高温にする必要があり、Tダイから押
し出された樹脂が高温となり、ベタツキが生じる。この
ベタツキがエンボスロールとゴムロール間を通過する
際、部分的に、樹脂のゴムロールへの密着が強くなり、
均一なエンボス意匠面が得られないおそれがある。流れ
値が2.0×10-2cm3/sを超えると、溶融した樹脂
の粘度が低く、偏肉調整が困難になり、安定して製膜す
ることが困難となるおそれがある。
【0006】本発明の柔軟性ポリエステル化粧シート用
組成物の第二の態様は、(A)ガラス転移温度−30℃以
上20℃未満の変性ポリエステル樹脂3〜96.8重量
%、より好ましくは15〜70重量%、(B)ガラス転移
温度20℃以上50℃未満のダイマー酸共重合ポリエス
テル樹脂0〜93.8重量%、より好ましくは0〜70
重量%、(C)ガラス転移温度50℃以上120℃未満の
ポリエステル樹脂3〜96.8重量%、より好ましくは
15〜80重量%、及び、(D)ワックス0.2〜10重
量%、より好ましくは0.5〜5重量%からなり、JI
S K 7210付属書Cにしたがって試験温度170
℃、試験圧力4.9MPa、ダイ径1mm、ダイ長10
mmで測定した流れ値が1.0×10-4〜5.6×10-3
cm3/sである組成物である。本態様の組成物は、押
出機とTダイを用いて製膜する化粧シートの製造にも、
カレンダーを用いて製膜する化粧シートの製造にも用い
ることができるが、特にカレンダー加工による化粧シー
トの製造に適する。本態様の組成物において、流れ値が
1.0×10-4cm3/s未満であると、カレンダーロー
ルの負荷が大きく、機械的なトラブルが発生し、樹脂の
溶融が不十分でシートの外観が不良となるおそれがあ
る。加工温度を上げるとロール負荷と溶融不良は減少す
るが、シートのロールからの剥離が不良となるおそれが
ある。流れ値が5.6×10-3cm3/sを超えると、溶
融粘度が低すぎて、シートの偏肉調整が困難になるとと
もに、ロールからの剥離が不良となるおそれがある。加
工温度を下げると、樹脂の溶融が不十分でシートの外観
が不良となるおそれがある。
【0007】本発明に用いる(A)ガラス転移温度−30
℃以上20℃未満の変性ポリエステル樹脂としては、例
えば、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカル
ボン酸などをジカルボン酸成分とし、エチレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、シクロヘキサンジメタノール、ビスフェノール
化合物のエチレンオキサイド付加物などをグリコール成
分として共重合した変性ポリエステル樹脂などを挙げる
ことができる。これらの中で、ジカルボン酸成分がテレ
フタル酸であり、グリコール成分がエチレングリコール
とポリテトラメチレングリコールと1,4−シクロヘキ
サンジメタノールを主体として共重合した変性ポリエス
テル樹脂を特に好適に用いることができる。本発明に用
いる(B)ガラス転移温度20℃以上50℃未満のダイマ
ー酸共重合ポリエステル樹脂としては、例えば、ダイマ
ー酸又は水素添加ダイマー酸と、テレフタル酸、イソフ
タル酸などをジカルボン酸成分とし、エチレングリコー
ル、テトラメチレングリコールなどをグリコール成分と
するポリエステル樹脂などを挙げることができる。
【0008】本発明に用いる(C)ガラス転移温度50℃
以上120℃未満のポリエステル樹脂としては、例え
ば、ポリエチレンテレフタレート、共重合ポリエチレン
テレフタレートなどを挙げることができる。共重合ポリ
エチレンテレフタレートとしては、例えば、テレフタル
酸、イソフタル酸などをジカルボン酸成分とし、エチレ
ングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールな
どをグリコール成分とするポリエステル樹脂などを挙げ
ることができる。これらの中で、ジカルボン酸成分が、
テレフタル酸であり、グリコール成分が、エチレングリ
コール40〜80モル%と1,4−シクロヘキサンジメ
タノール20〜60モル%である共重合ポリエチレンテ
レフタレートや、ジカルボン酸成分が、テレフタル酸で
あり、グリコール成分がエチレングリコールとネオペン
チルグリコールを主体とした共重合ポリエチレンテレフ
タレートなどを特に好適に用いることができる。ジカル
ボン酸成分がテレフタル酸であり、グリコール成分がエ
チレングリコール40〜80モル%と1,4−シクロヘ
キサンジメタノール20〜60モル%である共重合ポリ
エチレンテレフタレートとしては、例えば、イーストマ
ンケミカル社のPETG6763などを挙げることがで
きる。ジカルボン酸成分が、テレフタル酸であり、グリ
コール成分がエチレングリコールとネオペンチルグリコ
ールを主体とした共重合ポリエチレンテレフタレートと
しては、例えば、カネボウ合繊(株)のE−01、東洋紡
績(株)のSR173CAなどを挙げることができる。
【0009】本発明に用いる(D)ワックスに特に制限は
なく、例えば、パラフィンワックス、ポリエチレンワッ
クス、ポリプロピレンワックスなどの炭化水素系ワック
ス、ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸、複合型ス
テアリン酸、オレイン酸などの脂肪酸系ワックス、ステ
アリン酸アミド、オキシステアリン酸アミド、オレイン
酸アミド、エルシルアミド、リシノール酸アミド、ベヘ
ン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレ
ンビスステアリン酸アミドなどの脂肪族アミド系ワック
ス、ステアリン酸n−ブチル、モンタン酸エステルワッ
クスなどの脂肪族エステル系ワックス、脂肪族金属石け
ん系ワックス、尿素−ホルムアルデヒドワックスなどを
挙げることができる。これらの中で、脂肪族エステル系
ワックスは、非晶質ポリエステル樹脂との相溶性が良好
であり、樹脂組成物の透明性を損なうことなく、成形性
を向上することができるので、特に好適に用いることが
できる。
【0010】本発明の柔軟性ポリエステル化粧シート用
組成物には、(E)熱可塑性ポリエステルエラストマー、
熱可塑性ポリウレタンエラストマー、メタクリル酸メチ
ル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル
−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリル−
アクリル酸エステル−スチレン共重合体、アクリロニト
リル−エチレンプロピレンゴム−スチレン共重合体、メ
タクリル酸メチル−アクリル酸エステル−スチレン共重
合体などのエラストマーを含有させることができる。エ
ラストマーを含有させることにより、組成物の溶融粘度
が上昇し、カレンダー加工における製膜性が向上する。
本発明組成物において、エラストマーの含有量は、0.
8〜45重量%であることが好ましく、5〜25重量%
であることがより好ましい。エラストマーの含有量が
0.8重量%未満であると、製膜性を向上する効果が十
分に発現しないおそれがある。エラストマーの含有量が
45重量%を超えると、応力緩和性が低下し、フィルム
の延伸施工する際に、浮き、剥がれが発生するおそれが
ある。
【0011】熱可塑性ポリエステルエラストマーとして
は、例えば、テレフタル酸成分とグリコール成分からな
るハードセグメントと、ポリアルキレングリコールから
なるソフトセグメントを有するエラストマーなどを挙げ
ることができる。熱可塑性ポリウレタンエラストマーと
しては、ポリオールと低分子量ジオールとイソシアネー
トの付加重合体からなり、ポリオールの種類としては、
例えば、ポリアルキレングリコール、ポリアルキレンア
ジペート、ポリアルキレンカーボネート、ポリ−ε−カ
プロラクトンなどを挙げることができる。メタクリル酸
メチル−ブタジエン−スチレン共重合体としては、例え
ば、ポリブタジエンにメタクリル酸メチルとスチレンと
をグラフト共重合したエラストマーなどを挙げることが
できる。アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体としては、例えば、ポリブタジエンにアクリロニト
リルとスチレンとをグラフト共重合したエラストマーな
どを挙げることができる。アクリロニトリル−アクリル
酸エステル−スチレン共重合体としては、例えば、ポリ
アクリル酸エステルにアクリロニトリルとスチレンとを
グラフト共重合したエラストマーなどを挙げることがで
きる。アクリロニトリル−エチレンプロピレンゴム−ス
チレン共重合体としては、例えば、エチレンプロピレン
ゴムにアクリロニトリルとスチレンとをグラフト共重合
したエラストマーなどを挙げることができる。メタクリ
ル酸メチル−アクリル酸エステル−スチレン共重合体と
しては、例えば、ポリアクリル酸エステルにメタクリル
酸メチルとスチレンとをグラフト共重合したエラストマ
ーなどを挙げることができる。これらのエラストマー
は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以
上を組み合わせて用いることもできる。これらの中で、
メタクリル酸メチル−ブタジエン−スチレン共重合体を
特に好適に用いることができる。また、必要に応じて、
ポリブチレンテレフタレート、共重合ポリブチレンテレ
フタレートを用いることもできる。
【0012】本発明の柔軟性ポリエステル化粧シートの
第一の態様は、本発明の柔軟性ポリエステル化粧シート
用組成物に着色剤を配合し、製膜して得られる着色した
シートの表面をエンボス加工してなる化粧シートであ
る。製膜方法に特に制限はなく、本発明組成物を押出機
とTダイを用いて製膜することができ、あるいは、本発
明組成物をカレンダー装置を用いて製膜することができ
る。使用する押出機に特に制限はなく、例えば、単軸押
出機、同方向回転二軸押出機、異方向回転二軸押出機な
どを挙げることができる。使用するTダイに特に制限は
なく、例えば、マニホールドダイ、フィッシュテールダ
イ、コートハンガーダイなどを挙げることができる。使
用するカレンダー装置に特に制限はなく、例えば、直立
型3本ロール、直立型4本ロール、L型4本ロール、逆
L型4本ロール、Z型ロールなどを挙げることができ
る。エンボス加工の方法に特に制限はなく、例えば、オ
ンラインで製膜と同時にエンボス加工することができ、
あるいは、オフラインで、ドラム加熱型エンボッサー、
マルチシリンダー形エンボッサーなどを用いてエンボス
加工することもできる。本発明の柔軟性ポリエステル化
粧シートは、適度な強さのコシを有するので、折り曲げ
たり、伸ばしたりする二次加工性に優れ、貼り付ける際
の作業性が良好であり、空気の巻き込みや、裏面離型紙
を剥離する際、化粧シート貼り付け時の位置合わせ及び
修正時に化粧シートを剥がす際に生じる応力によるシワ
の発生がなく、施工後にシートの剥がれや浮きが発生す
ることもない。さらに、本発明の化粧シートは、三次元
施工性が良好であり、ハンドドライヤーなどを用いて加
熱することにより、曲面にも追随して美麗に貼着するこ
とができ、貼り付けたのちに曲面部分を加熱してシワを
修正することもできる。同様に、平面貼りの際に貼り付
け作業ミスなどで生じたシワも、加熱して修正すること
ができる。
【0013】本発明の柔軟性ポリエステル化粧シートの
第二の態様は、本発明組成物を製膜して得られる透明な
シートと、本発明組成物に着色剤を配合し、製膜して得
られる着色したシートを積層し、両シートの間に印刷層
を設け、透明なシートの表面にエンボス加工を施してな
る化粧シートである。印刷層を設ける面に特に制限はな
く、透明シートの裏面と着色シートの表面のいずれにも
設けることができる。印刷方法に特に制限はないが、グ
ラビヤ印刷法を好適に用いることができる。積層された
透明シートと着色シートの間に印刷層を設けることによ
り、質感に優れた意匠性を有する化粧シートを得ること
ができる。本発明の柔軟性ポリエステル化粧シートの第
三の態様は、本発明組成物に着色剤を配合し、製膜して
得られる着色したシートが複数枚積層され、その上面が
エンボス加工されてなる化粧シートである。同一の厚み
の化粧シートを製造する場合、1工程で1枚の化粧シー
トを製膜するよりも、2枚以上のシートを積層して1枚
の化粧シートとする方が、平滑性の良好な化粧シートを
得ることができる。2枚のシートを積層する場合、表面
側のシートが着色していれば、裏面側のシートは透明シ
ートでもよいが、多くの場合、同一の着色シートを複数
枚積層する方が、全体の工程が合理化され、経済的に有
利となる。
【0014】本発明の柔軟性ポリエステル化粧シート
は、表面にトップコートを施すことが好ましい。トップ
コートを施すことにより、化粧シートの耐擦傷性を向上
し、表面に傷のつきにくい優れた化粧シートとすること
ができる。トップコートの材料に特に制限はなく、例え
ば、アクリル樹脂、ポリウレタン、ポリアミドなどを挙
げることができる。これらの中で、ポリオール成分とポ
リイソシアネート成分からなる二液型ポリウレタンを特
に好適に用いることができる。本発明の柔軟性ポリエス
テル化粧シートは、紫外線吸収剤を含有する紫外線硬化
型樹脂コート層を設けることができる。このような紫外
線硬化型樹脂コート層は、コート層の紫外線硬化波長と
は異なる波長帯の特性吸収波長を有し、材料劣化を引き
起こす特定の紫外線を吸収する紫外線吸収剤と光安定剤
を含む材料を、柔軟性ポリエステル化粧シートに塗布し
て、紫外線硬化することにより形成することができる。
本発明の柔軟性ポリエステル化粧シートは、転写箔を設
けることができる。転写箔は、ポリエステル系支持フィ
ルムに加え、剥離コート層、樹脂コート層、ホットメル
ト層、絵柄印刷層などを含めることができる。転写箔と
柔軟性ポリエステル化粧シートをラミネートしたのち、
ポリエステル系支持フィルムのみを剥離することによ
り、柔軟性ポリエステル化粧シートの表面に正確な絵柄
模様又は表面保護コートを転写することができる。
【0015】本発明の柔軟性ポリエステル化粧シート
は、下面に粘着剤層を有しない化粧シートとすることが
でき、あるいは、下面に粘着剤層を有する化粧シートと
することもできる。下面に粘着剤層を有しない化粧シー
トは、使用する接着剤に制限はないが、でん粉糊、酢酸
ビニルエマルジョンなどを用いて合板などに貼り付け、
あるいは、アクリル系、ウレタン系、ポリエステル系接
着剤などを用いて鋼板と積層して、建材を製造すること
ができる。下面に粘着剤層を有する化粧シートは、壁装
用粘着化粧シートとして用いることができる。化粧シー
トの下面に粘着剤層を設ける方法に特に制限はないが、
例えば、紙基材にシリコーンコーティングを施した離型
紙などに、溶剤型アクリル系粘着剤、非水系エマルジョ
ン型アクリル系粘着剤、水系エマルジョン型アクリル系
粘着剤、水溶性型アクリル系粘着剤などを塗布乾燥して
粘着剤層を形成する。また、紫外線硬化型粘着剤を使用
することも可能である。この離型紙上に形成された粘着
剤層と化粧シートの下面が接するように積層することが
好ましい。粘着剤層には、必要に応じて、粘着付与樹
脂、架橋剤などを配合することができる。
【0016】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限
定されるものではない。なお、実施例及び比較例におい
ては、下記の材料を用いた。 (1)ポリエステル樹脂(A) 三菱レイヨン(株)、DC427、テレフタル酸/エチレ
ングリコール/ポリテトラメチレングリコール/1,4
―シクロヘキサンジメタノール共重合体、ガラス転移温
度10℃。 (2)ポリエステル樹脂(B) カネボウ合繊(株)、100L1103、テレフタル酸/
ダイマー酸/イソフタル酸/エチレングリコール共重合
体、ガラス転移温度40℃。 (3)ポリエステル樹脂(C1) イーストマンケミカル社、PETG6763、テレフタ
ル酸/エチレングリコール/1,4−シクロヘキサンジ
メタノール共重合体、ガラス転移温度81℃。 (4)ポリエステル樹脂(C2) カネボウ合繊(株)、E−01 、テレフタル酸/エチレ
ングリコール/ネオペンチルグリコール共重合体、ガラ
ス転移温度74℃。 (5)MBS 鐘淵化学工業(株)、カネエースB−31、メタクリル酸
メチル−ブタジエン−スチレン共重合体。 (6)共重合ポリブチレンテレフタレート ポリプラスチックス(株)、ジュラネックス500LP。 (7)グリセリンジアセテートモノラウレート 理研ビタミン(株)、PL012G。 (8)モンタン酸エステルワックス クラリアントジャパン(株)、リコワックスOP、カルシ
ウムけん化モンタン酸エステルワックス。
【0017】また、実施例及び比較例において、評価は
下記の方法により行った。 (1)流れ値 化粧シートを細断した試料を用い、JIS K 7210
付属書Cにしたがい、内径1mm、長さ10mmのキャ
ピラリーダイを用いて、試験温度170℃、試験圧力
4.9MPaで測定する。 (2)耐ブリード性 厚さ1mmの平滑な表面の金属板を、60℃、95%R
Hの恒温恒湿槽内に水平に置き、その上部に2枚のシー
トを金属板と水平に、シワが入らないように重ねて置
く。さらに、その同じ金属板を水平に重ねて置く。この
状態で30日間放置したのち、シートを取り出して、表
面のブリード状態を目視にて観察する。 (3)作業性 プラスチックスキージを用いて貼り付ける際の作業性を
評価する。シートに適当なコシがあると施工しやすい
が、コシがないと空気の巻き込みや、シワ入りなどを生
じやすい。また、コシが強すぎると、貼り付け修正時の
シワ発生、作業性の悪化、貼り付け後のシートの浮き、
剥がれなどが発生する。さらに、貼り作業の際に、貼り
付け作業ミスなどで生じたシワも加熱して修正すること
ができない。なお、粘着剤層を有しない化粧シートは、
剥離紙と粘着剤層の積層体を化粧シートの下面に積層し
て貼り付け、剥離紙を剥ぎ取って片面に粘着剤層を形成
して試験する。 (4)三次元施工性 端面が曲面である図1に示す形状の厚さ50mmの試験
板1のコーナー部に、化粧シート2をドライヤーで加熱
しながら延伸して施工する。シートが裂けたり、著しい
白化、印刷面の伸びが生じたシートは、三次元施工性が
不良であるとする。なお、粘着剤層を有しない化粧シー
トは、剥離紙と粘着剤層の積層体を化粧シートの下面に
積層して貼り付け、剥離紙を剥ぎ取って片面に粘着剤層
を形成して試験する。 (5)耐折り曲げ性 化粧シート3を中密度ファイバーボード4に貼り付け、
図2(a)に示すようにファイバーボードを90度の開き
角度でV字形にカットし、図2(b)に示すように直角に
折り曲げ、折り曲げ部の外観を観察する。折り曲げ部
に、ヒビ、ワレ、白化が生じたものは、耐折り曲げ性が
不良であるとする。 (6)施工安定性 JIS A 6921 5.4.4に準じて化粧シートを貼
り付け、4週間後にシートと下地の接着状態を観察す
る。シートのコシが強すぎると、シートの残留歪みを粘
着剤が押さえきれず、シートの剥がれ、浮きなどが発生
する。なお、粘着剤層を有しない化粧シートは、剥離紙
と粘着剤層の積層体を化粧シートの下面に積層して貼り
付け、剥離紙を剥ぎ取って片面に粘着剤層を形成して試
験する。
【0018】実施例1 ポリエステル樹脂(A)50重量部とポリエステル樹脂
(C1)50重量部を混合し、押出機を用いて混練し、T
ダイより押し出して、厚さ160μmの化粧シートを製
造した。流れ値は、1.0×10-3cm3/sであった。
耐ブリード性、作業性、三次元施工性、耐折り曲げ性、
施工安定性は、いずれも良好であった。 実施例2 ポリエステル樹脂(A)50重量部、ポリエステル樹脂
(C1)50重量部及びモンタン酸エステルワックス2重
量部を混合し、バンバリミキサーで混練し、逆L型カレ
ンダーとエンボスロールを用いて、厚さ160μmのエ
ンボス加工つき化粧シートを製造した。流れ値は、1.
4×10-3cm3/sであった。耐ブリード性、作業
性、三次元施工性、耐折り曲げ性、施工安定性は、いず
れも良好であった。 実施例3 ポリエステル樹脂(A)25重量部、ポリエステル樹脂
(B)50重量部、ポリエステル樹脂(C1)25重量部及
びモンタン酸エステルワックス2重量部を混合し、バン
バリミキサーで混練し、逆L型カレンダーとエンボスロ
ールを用いて、厚さ160μmのエンボス加工つき化粧
シートを製造した。流れ値は、2.2×10-3cm3/s
であった。耐ブリード性、作業性、三次元施工性、耐折
り曲げ性、施工安定性は、いずれも良好であった。 実施例4 ポリエステル樹脂(A)45重量部、ポリエステル樹脂
(C1)45重量部、MBS10重量部及びモンタン酸エ
ステルワックス2重量部を混合し、バンバリミキサーで
混練し、逆L型カレンダーとエンボスロールを用いて、
厚さ160μmのエンボス加工つき化粧シートを製造し
た。流れ値は、1.1×10-3cm3/sであった。耐ブ
リード性、作業性、三次元施工性、耐折り曲げ性、施工
安定性は、いずれも良好であった。
【0019】実施例5 ポリエステル樹脂(A)47.5重量部、ポリエステル樹
脂(C1)47.5重量部、MBS5重量部及びモンタン
酸エステルワックス2重量部を混合し、バンバリミキサ
ーで混練し、逆L型カレンダーを用いて、厚さ80μm
の透明シートを製膜した。流れ値は、1.3×10-3
3/sであった。ポリエステル樹脂(A)45重量部、
ポリエステル樹脂(C1)45重量部、MBS10重量
部、モンタン酸エステルワックス2重量部及び着色剤
[住化カラー(株)、EPM7A1441]30重量部を
混合し、バンバリミキサーで混練し、逆L型カレンダー
を用いて、厚さ80μmの白色シートを製膜した。流れ
値は、1.4×10-3cm3/sであった。黄色インキ
[ザ・インクテック(株)、VTP45黄C]、赤色イン
キ[ザ・インクテック(株)、VTP30赤]、藍色イン
キ[ザ・インクテック(株)、VTP61]及び黒色イン
キ[ザ・インクテック(株)、VTP91墨]を用いて、
白色シートにグラビヤ印刷を施した。巻き取られた透明
シートを繰り出し、ダブリング装置[(株)西村製作所]
の加熱ドラムに密着させ、巻き取られた印刷された白色
シートを印刷面が透明シートと接するように繰り出し
て、加熱ドラム上の透明シートと圧着し積層した。加熱
ドラムにより積層されたシートの透明シート側の表面
に、マルチシリンダー形エンボッサーを用いて、梨地柄
の砂目模様のエンボス加工を施した。さらに、この面
に、アクリルポリオールとヘキサメチレンジイソシアネ
ートを含む溶液からなるウレタン樹脂塗料を塗布して、
厚さ5μmのトップコートを施し、化粧シートを得た。
厚さ153μmの上質系剥離紙[カイト化学工業、SL
Y110KWVP]に、アクリル系共重合体からなる粘
着剤溶液[不揮発分38重量%]100重量部とトリレ
ンジイソシアネートのトリメチロールプロパンアダクト
溶液[不揮発分55重量%]1.5重量部の混合液を塗
布して、厚さ45μmの粘着剤層を形成し、上記の化粧
シートの下面に積層して、壁装用粘着化粧シートを得
た。この壁装用粘着化粧シートの耐ブリード性、作業
性、三次元施工性、耐折り曲げ性、施工安定性は、いず
れも良好であった。 実施例6 ポリエステル樹脂(A)25重量部、ポリエステル樹脂
(B)50重量部、ポリエステル樹脂(C1)25重量部、
モンタン酸エステルワックス2重量部及び着色剤[住化
カラー(株)、EPM7A1441]30重量部を混合
し、バンバリミキサーで混練し、逆L型カレンダーを用
いて、厚さ80μmの白色シートを製膜した。流れ値
は、2.0×10-3cm3/sであった。実施例5と同様
にして、ダブリング装置[(株)西村製作所]を用いて、
この白色シート2枚を積層し、エンボス加工を施し、さ
らに、表面にウレタン樹脂塗料を塗布してトップコート
を施し、化粧シートを得た。得られた化粧シートの耐ブ
リード性、作業性、三次元施工性、耐折り曲げ性、施工
安定性は、いずれも良好であった。 実施例7 ポリエステル樹脂(A)50重量部、ポリエステル樹脂
(C2)50重量部及びモンタン酸エステルワックス2重
量部を混合し、バンバリミキサーで混練し、逆L型カレ
ンダーとエンボスロールを用いて、厚さ160μmのエ
ンボス加工つき化粧シートを製造した。流れ値は1.6
×10-3cm3/sであった。得られた化粧シートの耐
ブリード性、作業性、三次元施工性、耐折り曲げ性、施
工安定性は、いずれも良好であった。 実施例8 ポリエステル樹脂(A)25重量部、ポリエステル樹脂
(B)50重量部、ポリエステル樹脂(C2)25重量部及
びモンタン酸エステルワックス2重量部を混合し、バン
バリミキサーで混練し、逆L型カレンダーとエンボスロ
ールを用いて、厚さ160μmのエンボス加工つき化粧
シートを製造した。流れ値は2.4×10- 3cm3/sで
あった。得られた化粧シートの耐ブリード性、作業性、
三次元施工性、耐折り曲げ性、施工安定性は、いずれも
良好であった。 実施例9 ポリエステル樹脂(A)30重量部、ポリエステル樹脂
(C1)20重量部、共重合ポリブチレンテレフタレート
50重量部及びモンタン酸エステルワックス2重量部を
混合し、押出機を用いて混練し、Tダイより押し出し
て、厚さ160μmの化粧シートを製造した。流れ値は
1.2×10-4cm3/sであった。得られた化粧シート
の耐ブリード性、作業性、三次元施工性、耐折り曲げ
性、施工安定性は、いずれも良好であった。
【0020】比較例1 ポリエステル樹脂(C1)100重量部、グリセリンジア
セテートモノラウレート30重量部及びモンタン酸エス
テルワックス2重量部を混合し、押出機を用いて混練
し、Tダイより押し出して、厚さ160μmの化粧シー
トを製造した。流れ値は、6.0×10-2cm3/sであ
った。耐ブリード性試験において、シート表面へのワッ
クスのブリードが認められた。三次元施工性、耐折り曲
げ性、施工安定性は良好であったが、作業性においてシ
ートにコシがなく、空気の巻き込みや、シワ入りが生じ
た。 比較例2 ポリエステル樹脂(A)47.5重量部、ポリエステル樹
脂(C1)47.5重量部、MBS5重量部及びモンタン
酸エステルワックス2重量部の混合物の代わりに、ポリ
エステル樹脂(C1)100重量部とモンタン酸エステル
ワックス2重量部の混合物を用いた以外は、実施例5と
同様にして、厚さ80μmの透明シートを製膜した。流
れ値は、1.0×10-3cm3/sであった。また、ポリ
エステル樹脂(A)45重量部、ポリエステル樹脂(C1)
45重量部、MBS10重量部、モンタン酸エステルワ
ックス2重量部及び着色剤[住化カラー(株)、EPM7
A1441]30重量部の混合物の代わりに、ポリエス
テル樹脂(C1)100重量部、モンタン酸エステルワッ
クス2重量部及び着色剤[住化カラー(株)、EPM7A
1441]30重量部の混合物を用いた以外は、実施例
5と同様にして、厚さ80μmの白色シートを製膜し
た。流れ値は、1.2×10-3cm3/sであった。得ら
れた透明シートと白色シートを用い、実施例5と同様に
して、壁装用粘着化粧シートを製造した。耐ブリード性
試験において、シート表面へのワックスのブリードは認
められなかった。耐折り曲げ性試験において、折り曲げ
部に多数の細かいひび割れが発生した。得られた壁装用
化粧シートは、コシが強すぎ貼り付け修正時のシワ発
生、作業性の悪化が生じ、さらに、貼り作業の際の貼り
付け作業ミスで生じたシワも加熱して修正することがで
きなかった。三次元施工性は、部分的にシートの裂け
や、白化が発生した。施工安定性試験において、剥がれ
を生じた。 比較例3 ポリエステル樹脂(A)25重量部、ポリエステル樹脂
(B)50重量部、ポリエステル樹脂(C1)25重量部、
モンタン酸エステルワックス2重量部及び着色剤[住化
カラー(株)、EPM7A1441]30重量部の混合物
の代わりに、ポリエステル樹脂(C1)100重量部とモ
ンタン酸エステルワックス2重量部及び着色剤[住化カ
ラー(株)、EPM7A1441]30重量部の混合物を
用いた以外は、実施例7と同様にして、厚さ80μmの
白色シートを製膜した。流れ値は、1.2×10-3cm3
/sであった。得られた白色シートを用い、実施例6と
同様にして、化粧シートを製造した。得られた化粧シー
トは、耐折り曲げ性試験において、ひび割れが発生し
た。耐ブリード性試験において、シート表面へのワック
スのブリードは認められなかった。また、コシが強すぎ
貼り付け修正時のシワ発生、作業性の悪化が生じ、さら
に、貼り作業の際の貼り付け作業ミスで生じたシワも加
熱して修正することができなかった。三次元施工性は、
部分的にシートの裂けや、白化が発生した。施工安定性
試験において、剥がれを生じた。実施例1〜9及び比較
例1〜3の結果を、第1表に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】
【発明の効果】本発明の柔軟性ポリエステル化粧シート
用組成物及び柔軟性ポリエステル化粧シートは、ガラス
転移温度の異なる2種又は3種のポリエステル樹脂を含
有し、適度な強さのコシを有するので、折り曲げたり、
伸ばしたりする二次加工性に優れ、貼り付ける際の作業
性が良好であり、空気の巻き込みや、裏面離型紙を剥離
する際、化粧シート貼り付け時の位置合わせ及び修正時
に化粧シートを剥がす際に生じる応力によるシワの発生
がなく、施工後にシートの剥がれや浮きが発生すること
もない。さらに、本発明の化粧シートは、三次元施工性
が良好であり、ハンドドライヤーなどを用いて加熱する
ことにより、曲面にも追随して美麗に貼着することがで
き、貼り付けたのちに曲面部分を加熱してシワを修正す
ることもできる。同様に、平面貼りの際に貼り付け作業
ミスなどで生じたシワも加熱して修正することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、三次元施工性試験方法の説明図であ
る。
【図2】図2は、耐折り曲げ性試験方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
1 試験板 2 化粧シート 3 化粧シート 4 中密度ファイバーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C08L 67/00 C08L 91:06 91:06) (72)発明者 徳永 恭志 東京都中央区日本橋本町3丁目11番5号 リケンテクノス株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AJ11A AJ11B AK12A AK12B AK25A AK25B AK27A AK27B AK29A AK29B AK41A AK41B AK42A AK42B AK51A AK51B AK64A AK64B AL01A AL01B AL05A AL05B AL06A AL06B AL09A AL09B AN02A AN02B AR00E AT00D BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10B BA10D BA10E CA13B DD01A EH46D GB08 GB90 HB21A HB31C JA05A JA05B JA06A JA06B JB16A JB16B JK13A JK13B JL00 JL01 JL10B JL11E JN01A YY00A YY00B 4J002 AE054 BN03Z BN12Z BN14Z BN15Z CF00Z CF03W CF03X CF03Y CF06Y CK02Z GL01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)ガラス転移温度−30℃以上20℃
    未満の変性ポリエステル樹脂3〜97重量%、(B)ガ
    ラス転移温度20℃以上50℃未満のダイマー酸共重合
    ポリエステル樹脂0〜94重量%及び(C)ガラス転移
    温度50℃以上120℃未満のポリエステル樹脂3〜9
    7重量%からなり、JIS K 7210付属書Cにした
    がって試験温度170℃、試験圧力4.9MPa、ダイ
    径1mm、ダイ長10mmで測定した流れ値が1.0×
    10-4〜2.0×10-2cm3/sであることを特徴とす
    る柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物。
  2. 【請求項2】(A)ガラス転移温度−30℃以上20℃
    未満の変性ポリエステル樹脂3〜96.8重量%、
    (B)ガラス転移温度20℃以上50℃未満のダイマー
    酸共重合ポリエステル樹脂0〜93.8重量%、(C)
    ガラス転移温度50℃以上120℃未満のポリエステル
    樹脂3〜96.8重量%及び(D)ワックス0.2〜10
    重量%からなり、JIS K 7210付属書Cにしたが
    って試験温度170℃、試験圧力4.9MPa、ダイ径
    1mm、ダイ長10mmで測定した流れ値が1.0×1
    -4〜5.6×10-3cm3/sであることを特徴とする
    柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物。
  3. 【請求項3】(C)ガラス転移温度50℃以上120℃
    未満のポリエステル樹脂が、ポリエチレンテレフタレー
    ト又は共重合ポリエチレンテレフタレートである請求項
    1又は請求項2記載の柔軟性ポリエステル化粧シート用
    組成物。
  4. 【請求項4】共重合ポリエチレンテレフタレートが、ジ
    カルボン酸成分が、テレフタル酸であり、グリコール成
    分が、エチレングリコール40〜80モル%と1,4−
    シクロヘキサンジメタノール20〜60モル%からなる
    共重合ポリエチレンテレフタレートである請求項3記載
    の柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物。
  5. 【請求項5】(E)熱可塑性ポリエステルエラストマ
    ー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、メタクリル酸
    メチル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニト
    リル−ブタジエン−スチレン共重合体、アクリロニトリ
    ル−アクリル酸エステル−スチレン共重合体、アクリロ
    ニトリル−エチレンプロピレンゴム−スチレン共重合体
    又はメタクリル酸メチル−アクリル酸エステル−スチレ
    ン共重合体0.8〜45重量%を含有する請求項1、請
    求項2、請求項3又は請求項4記載の柔軟性ポリエステ
    ル化粧シート用組成物。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物に着色剤を配
    合し、製膜して得られる着色したシートの表面をエンボ
    ス加工してなることを特徴とする柔軟性ポリエステル化
    粧シート。
  7. 【請求項7】トップコートが施された請求項6記載の柔
    軟性ポリエステル化粧シート。
  8. 【請求項8】請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    の柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物を製膜して得
    られる透明なシートと、請求項1ないし請求項5のいず
    れかに記載の柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物に
    着色剤を配合し、製膜して得られる着色したシートが積
    層され、両シートの間に印刷層を有し、透明なシートの
    表面がエンボス加工されてなることを特徴とする柔軟性
    ポリエステル化粧シート。
  9. 【請求項9】透明なシートの表面にトップコートが施さ
    れた請求項8記載の柔軟性ポリエステル化粧シート。
  10. 【請求項10】着色したシートの下面に粘着剤層を有す
    る請求項8又は請求項9記載の柔軟性ポリエステル化粧
    シート。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の柔軟性ポリエステル化粧シート用組成物に着色剤を
    配合し、製膜して得られる着色したシートが複数枚積層
    され、その上面がエンボス加工されてなることを特徴と
    する柔軟性ポリエステル化粧シート。
  12. 【請求項12】上面にトップコートが施された請求項1
    1記載の柔軟性ポリエステル化粧シート。
  13. 【請求項13】下面に粘着剤層を有する請求項11又は
    請求項12記載の柔軟性ポリエステル化粧シート。
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