JP2003244827A - ワイヤーハーネス保持構造 - Google Patents

ワイヤーハーネス保持構造

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JP2003244827A JP2002038778A JP2002038778A JP2003244827A JP 2003244827 A JP2003244827 A JP 2003244827A JP 2002038778 A JP2002038778 A JP 2002038778A JP 2002038778 A JP2002038778 A JP 2002038778A JP 2003244827 A JP2003244827 A JP 2003244827A
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晃則 實藤
Chikataka Nakayama
慎登 中山
Hironori Saito
浩徳 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスや周囲の設置部品が作業者
の視界を遮り係止長孔が見え難い、或いは、全く見えな
い場合であっても、係止突起の係止孔への挿入作業を容
易に行うことができるワイヤーハーネス保持構造を提供
する。 【解決手段】 ワイヤーハーネスWを拘束するクリップ
10に係止突起12を設け、ワイヤーハーネスWを保持
するアンダーカバー14に係止孔19,20を設け、係
止孔19,20に係止突起12を挿入し、この挿入完了
位置で係止突起12が係止されることによってワイヤー
ハーネスWがアンダーカバー14に保持されるようにし
たワイヤーハーネス保持構造において、アンダーカバー
14の係止孔19,20の周囲に、係止孔19,20に
近付くに従って徐々に深さが深くなる円錐面状の挿入ガ
イド面21を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
を所定の配索経路に沿って配索するためにワイヤーハー
ネスを保持するようにしたワイヤーハーネス保持構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤーハーネス保持構造とし
て、図6〜図8に示す実開平7−10669号公報に開
示されたものがある。このワイヤーハーネス保持構造
は、図6〜図8に示すように、ワイヤーハーネスWをテ
ーピング部1等で拘束したクリップ2を有し、このクリ
ップ2に係止突起3が設けられている。車体内板等の基
板4にはブラケット5が溶接により固定され、このブラ
ケット5には係止長孔6が設けられている。
【0003】そして、クリップ2の係止突起3をブラケ
ット5の係止長孔6に挿入すると、係止突起3が弾性変
形により縮径して係止長孔6に入り、挿入完了位置で係
止突起3が弾性復帰変形してブラケット5に係止される
ことによってワイヤーハーネスWが基板4に保持される
ようになっている。
【0004】このようなワイヤーハーネス保持構造によ
れば、クリップ2の係止突起3をブラケット5の係止長
孔6に単に挿入することによってワイヤーハーネスWを
保持することができるという利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のワイヤーハーネス保持構造では、クリップ2の係止
突起3をブラケット5の係止長孔6に挿入する際に、ワ
イヤーハーネスWや図示しない周囲の設置部品が作業者
の視界を遮り係止長孔6が見え難い状態、或いは全く見
えない状態で挿入作業をしなければならない場合が多々
あり、このような状況下では係止突起3の挿入作業が容
易にできないという問題があった。
【0006】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、ワイヤーハーネスや周囲の設
置部品が作業者の視界を遮り係止長孔が見え難い、或い
は、全く見えない場合であっても、係止突起の係止孔へ
の挿入作業を容易に行うことができるワイヤーハーネス
保持構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ワイ
ヤーハーネスを拘束するクリップに係止突起を設け、前
記ワイヤーハーネスを所定の配索経路に沿って配索する
ように前記ワイヤーハーネスを保持するハーネス保持部
材に係止孔を設け、この係止孔に前記係止突起を挿入
し、この挿入完了位置で前記係止突起が係止されること
によって前記ワイヤーハーネスが前記ハーネス保持部材
に保持されるようにしたワイヤーハーネス保持構造にお
いて、前記ハーネス保持部材の前記係止孔の周囲に、該
係止孔に近付くに従って徐々に深さが深くなる挿入ガイ
ド面を設けたことを特徴とする。
【0008】このワイヤーハーネス保持構造では、係止
突起が係止孔よりずれた位置に挿入された場合に、係止
突起が挿入ガイド面に当接し、挿入ガイド面の傾斜で係
止孔に向かってガイドされることから係止突起が係止孔
に導かれる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のワイヤ
ーハーネス保持構造であって、前記ハーネス保持部材の
2箇所以上に係止孔をそれぞれ設け、この1箇所の係止
孔を円孔形状に、他の係止孔をハーネス配索方向に沿っ
て延びる長孔形状に、それぞれ形成したことを特徴とす
る。
【0010】このワイヤーハーネス保持構造では、請求
項1の発明の作用に加え、ワイヤーハーネスを2つ以上
のクリップで拘束し、各クリップの係止突起を2箇所以
上の係止孔にそれぞれ挿入する際に、複数のクリップ間
の長さが複数の係止孔間の長さと多少異なった場合でも
各係止突起の各係止孔への挿入作業ができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のワイヤーハーネス保持構造であって、前記ハーネ
ス保持部材に前記ワイヤーハーネスを収容し、この収容
した前記ワイヤーハーネスの3方向を囲むハーネス収容
室を設け、このハーネス収容室の開口側に対して奥の対
向面に前記係止孔を形成したことを特徴とする。
【0012】このワイヤーハーネス保持構造では、請求
項1又は請求項2の発明の作用に加え、3方向がハーネ
ス保持部材に囲まれた状態でワイヤーハーネスが保持さ
れる。
【0013】請求項4の発明は、請求項3記載のワイヤ
ーハーネス保持構造であって、前記ハーネス収容室の開
口側に対して奥の対向面は、ストレートに延びるストレ
ート面とこのストレート面に対して前記ハーネス収容室
の開口側に傾斜する傾斜面とを有し、前記ストレート面
に前記円孔形状の係止孔を、前記傾斜面に前記長孔形状
の係止孔を、それぞれ形成したことを特徴とする。
【0014】このワイヤーハーネス保持構造では、請求
項3の発明の作用に加え、比較的に見え易いストレート
面の係止孔を円孔形状に、ストレート面の係止孔より見
え難い傾斜面の係止孔を長孔形状としたことにより、ク
リップの係止突起の挿入作業性の向上になる。また、ス
トレート面の係止孔より見え難い方を傾斜面としたこと
により、傾斜面の係止孔に対してクリップの係止突起の
挿入力が加え易くなり、その分、ワイヤーハーネスの組
付作業性の向上になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1〜図5は本発明の一実施形態を示し、
図1はアンダーカバーの斜視図、図2は上面壁を切り欠
いたアンダーカバーの斜視図、図3はクリップの係止突
起をアンダーカバーの係止孔に挿入する前の状態を示す
斜視図、図4はクリップの係止突起をアンダーカバーの
係止孔に挿入した状態を示す斜視図、図5(a)はクリ
ップの係止突起がアンダーカバーの挿入ガイド面に当接
した状態を示す断面図、図5(b)はクリップの係止突
起がアンダーカバーの係止孔に挿入された状態を示す断
面図である。
【0017】図1〜図4に示すように、複数の電線の束
のワイヤーハーネスWの適所にはクリップ10が装着さ
れ、この各クリップ10はワイヤーハーネスWを一塊り
に拘束する拘束バンド部11と、この拘束バンド部11
に連結された係止突起12とを有している。図5
(a),(b)に示すように、各クリップ10の係止突
起12は、ロッド部12aと、このロッド部12aの先
端から手前に向かって広がる方向に延設された一対の弾
性係止腕部12b,12bとからなり、各弾性係止腕部
12bが中心方向に向かう外力を受けると、縮径方向に
弾性変形可能になっている。
【0018】電気接続箱(図示省略)は、電気回路を内
蔵した電気接続本体部と、この電気接続本体部を内部に
収容するカバー13とから構成されている。電気接続本
体部は、その上面側にヒューズなどの電子部品が装着さ
れると共に下面側にワイヤーハーネスWの端部が接続さ
れる。カバー13は、例えば電気接続本体部の上面側を
被うアッパーカバーと電気接続本体部の側面を被うよう
に配置されたサイドカバーと電気接続本体部の底面を被
い、ハーネス保持部材であるアンダーカバー14とが組
み付けられることにより構成され、アンダーカバー14
を介して車体内板(いずれも図示省略)に固定されてい
る。
【0019】アンダーカバー14の下方には、底面壁1
5とこの底面壁15より立設された側面壁16とこの側
面壁16の上端に配置された上面壁17とが設けられ、
これらによってワイヤーハーネスの3方向を囲むハーネ
ス収容室18が形成されている。このハーネス収容室1
8は、ワイヤーハーネスWの配索経路の一部とされ、こ
こに配索されたワイヤーハーネスWの端部がアンダーカ
バー14よりカバー13内の下方に導き入れられてい
る。
【0020】ハーネス収容室18の開口側に対して奥に
配置される対向面(側面壁16の面)は、ストレートに
延びるストレート面16aと、このストレート面16a
に対してハーネス収容室18の開口側に傾斜する傾斜面
16bとを有し、ストレート面16aと傾斜面16bと
には係止孔19,20がそれぞれ形成されている。この
各係止孔19,20の全周囲には、係止孔19,20に
近付くに従って徐々に深さが深くなる円錐面状の挿入ガ
イド面21が設けられている。ストレート面16aの係
止孔19は円孔形状に、傾斜面16bの係止孔20はハ
ーネス配索方向に沿って延びる長孔形状に、それぞれ形
成されている。
【0021】次に、上記ワイヤーハーネス保持構造にお
けるワイヤーハーネスWの保持作業について説明する。
各クリップ10の拘束バンド部11によってワイヤーハ
ーネスWの適所をそれぞれ拘束する。ここで、2箇所の
クリップ10の間隔は、ストレート面16aの係止孔1
9と傾斜面16bの係止孔20との間隔になるようにす
る。次に、ワイヤーハーネスWに装着された各クリップ
10の係止突起12を前方にしてワイヤーハーネスWを
アンダーカバー14のハーネス収容室18に挿入する。
そして、各クリップ10の係止突起12を各係止孔1
9,20に位置合わせして挿入する。
【0022】ここで、係止突起12が係止孔19,20
の位置に一致する場合には、係止突起12が直ちに係止
孔19,20に挿入される。係止孔19,20に挿入さ
れた係止突起12は、その弾性係止腕部12bが縮径方
向に弾性変形することにより係止孔19,20の奥への
挿入が許容され、挿入完了位置まで挿入されると弾性係
止腕部12bが弾性復帰変形し、これにより係止突起1
2が側面壁16に係止される(図5(b)の状態)。
【0023】また、図5(a)に示すように、各クリッ
プ10の係止突起12が係止孔19,20の位置よりず
れた場合には、係止突起12の先端が挿入ガイド面21
に当接される。係止突起12がこの状態より更に挿入さ
れると、係止突起12が挿入ガイド面21の傾斜によっ
て徐々に係止孔19,20に向かってガイドされ、最終
的に係止孔19,20に挿入される。係止孔19,20
に挿入された係止突起12は、前述したように、その弾
性係止腕部12bが縮径方向に弾性変形することにより
係止孔19,20の奥への挿入が許容され、挿入完了位
置まで挿入されると弾性係止腕部12bが弾性復帰変形
し、これにより係止突起12が側面壁16に係止される
(図5(b)の状態)。
【0024】以上より、ワイヤーハーネスWや周囲の設
置部品、特に、電気接続箱のアンダーカバー14が作業
者の視界を遮り係止孔19,20が見え難くても、或い
は、全く見えなくても係止突起12の係止孔19,20
への挿入作業を容易に行うことができる。
【0025】上記実施形態では、アンダーカバー14の
2箇所に係止孔19,20を設け、この1箇所の係止孔
19を円孔形状に、他の係止孔20をハーネス配索方向
に沿って延びる長孔形状に、それぞれ形成したので、ワ
イヤーハーネスWを2つのクリップ10で拘束し、各ク
リップ10の係止突起12を2箇所の係止孔19,20
にそれぞれ挿入する際に、2つのクリップ10間の長さ
が2箇所の係止孔19,20間の長さと多少異なった場
合でも各係止突起12の各係止孔19,20への挿入作
業ができるため、各クリップ10間の寸法を厳密に装着
する必要がない。
【0026】上記実施形態では、アンダーカバー14に
ワイヤーハーネスWを収容し、この収容したワイヤーハ
ーネスWの3方向を囲むハーネス収容室18を設け、こ
のハーネス収容室18の開口側の面に対して奥に配置さ
れる側面壁16の面16a,16bに係止孔19,20
を形成したので、3方向がアンダーカバー14に囲まれ
た状態でワイヤーハーネスWが保持されるため、配索完
了されたワイヤーハーネスWが他の部品等から干渉され
る事態を極力防止することができる。
【0027】そして、ワイヤーハーネスWの3方向を囲
むハーネス収容室18の奥の面16a,16bに係止孔
19,20が形成されており、係止突起12の挿入作業
時に係止孔19,20が殆ど見えない状態での挿入作業
が余儀なくされるが、挿入ガイド面21による係止突起
12のガイド作用によって係止突起12の挿入作業を容
易に行うことができる。また、側面壁16のストレート
面16aの係止孔19より見え難い方を傾斜面16bと
したことにより、この傾斜面16bの係止孔20に対し
てクリップ10の係止突起12の挿入力が加え易くな
り、その分、ワイヤーハーネスWの組付作業を容易に行
うことができる。
【0028】以上より、ワイヤーハーネスWの3方向を
囲むハーネス収容室18にワイヤーハーネスWを収容し
た状態でワイヤーハーネスWを保持するものにあって、
係止突起12の挿入作業を容易に行うことができる。ま
た、電気接続箱は、上述したように、カバー13内に収
容される電気接続本体部の下方側にワイヤーハーネスW
の接続箇所が配置されており、カバー13の下方に配置
されるアンダーカバー14の周囲にワイヤーハーネスW
を配索し、且つ、ワイヤーハーネスWを外部から保護し
たいという要望があり、上記実施形態はこのような要望
を満たしつつ係止突起12の挿入を容易に行うことがで
きるものである。
【0029】上記実施形態では、ハーネス収容室18の
開口側に対して奥の対向面、つまり、側面壁16の面
は、ストレートに延びるストレート面16aとこのスト
レート面16aに対してハーネス収容室18の開口側に
傾斜する傾斜面16bとを有し、ストレート面16aに
円孔形状の係止孔19を、傾斜面16bに長孔形状の係
止孔20を、それぞれ形成してある。即ち、比較的見え
易いストレート面16aの係止孔19を円孔形状に、ス
トレート面16aの係止孔19より見え難い傾斜面16
bの係止孔20を長孔形状としたため、ワイヤーハーネ
スWの3方向を囲むハーネス収容室18にワイヤーハー
ネスWを収容した状態でワイヤーハーネスWを保持する
ものにあって、係止突起12の挿入作業性の向上にな
る。
【0030】特に、側面壁16の傾斜面16bの係止孔
20が見え難く、或いは、傾斜面16bの係止孔20と
これに隣接する係止孔19との間の長さ寸法に2つのク
リップ10間の寸法を合わせ難いが、挿入ガイド面21
による係止突起12のガイド作用と、1つの係止孔20
が長孔形状で厳格にクリップ10間の寸法に設定しなく
て良いことから係止突起12の挿入作業を容易に行うこ
とができる。
【0031】尚、前記実施形態によれば、ワイヤーハー
ネス保持構造を、自動車の電気接続箱の近傍箇所でワイ
ヤーハーネスWを保持するものに適用した場合について
説明したが、自動車以外に配索されるワイヤーハーネス
を保持する場合にも略同様に適用することができること
は勿論である。また、前記実施形態によれば、アンダー
カバーの2箇所に係止孔を設けたが、3箇所以上に係止
孔を設けても良い。この場合には、1箇所の係止孔を円
孔に、他の2箇所以上の係止孔を長孔に、それぞれ形成
する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ハーネス保持部材の係止孔の周囲に所定の挿入
ガイド面を設けたので、係止突起が係止孔よりずれた位
置に挿入された場合に、係止突起が挿入ガイド面に当接
し、挿入ガイド面の傾斜で係止孔に向かってガイドされ
ることから係止突起が係止孔に導かれるため、ワイヤー
ハーネスや周囲の設置部品が作業者の視界を遮り係止長
孔が見え難い、或いは、全く見えない場合にあっても、
係止突起の係止孔への挿入作業を容易に行うことができ
る。
【0033】請求項2の発明によれば、ハーネス保持部
材の1箇所の係止孔を円孔形状に、他の係止孔を長孔形
状に、それぞれ形成したので、ワイヤーハーネスを2つ
以上のクリップで拘束し、各クリップの係止突起を2箇
所以上の係止孔にそれぞれ挿入する際に、複数のクリッ
プ間の長さが複数の係止孔間の長さと多少異なった場合
でも各係止突起の各係止孔への挿入作業を容易に行うこ
とができる。従って、各クリップ間の寸法を厳密に設定
する必要がない。
【0034】請求項3の発明によれば、3方向がハーネ
ス保持部材に囲まれた状態でワイヤーハーネスが保持さ
れるため、ワイヤーハーネスが他の部品等から干渉され
る事態を極力防止することができる。そして、ワイヤー
ハーネスの3方向を囲むハーネス収容室の面に係止孔が
形成されており、係止突起の挿入作業時に係止孔が殆ど
見えない状態での挿入作業が余儀なくされるが、挿入ガ
イド面による係止突起のガイド作用によって係止突起の
挿入作業を容易に行うことができる。これにより、ワイ
ヤーハーネスの3方向を囲むハーネス収容室にワイヤー
ハーネスを収容した状態でワイヤーハーネスを保持する
ものにあって、係止突起の挿入作業を極めて容易に行う
ことができる。
【0035】請求項4の発明によれば、比較的に見え易
いストレート面の係止孔を円孔形状に、ストレート面の
係止孔より見え難い傾斜面の係止孔を長孔形状としたこ
とにより、ワイヤーハーネスの3方向を囲むハーネス収
容室にワイヤーハーネスを収容した状態でワイヤーハー
ネスを保持するものにあってクリップの係止突起の挿入
作業性をより一段と向上させることができる。また、ス
トレート面の係止孔より見え難い方を傾斜面としたこと
により、傾斜面の係止孔に対してクリップの係止突起の
挿入力が加え易くなり、その分、ワイヤーハーネスの組
付作業性をより一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、アンダーカバーの
斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、上面壁を切り欠い
たアンダーカバーの斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、クリップの係止突
起をアンダーカバーの係止孔に挿入する前の状態を示す
斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、クリップの係止突
起をアンダーカバーの係止孔に挿入した状態を示す斜視
図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、(a)はクリップ
の係止突起がアンダーカバーの挿入ガイド面に当接した
状態を示す断面図、(b)はクリップの係止突起がアン
ダーカバーの係止孔に挿入された状態を示す断面図であ
る。
【図6】従来例のワイヤーハーネス保持構造の断面図で
ある。
【図7】従来例のブラケットの平面図である。
【図8】図7のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 クリップ 12 係止突起 14 アンダーカバー(ハーネス保持部材) 16 側面壁(開口側の面に対向する面) 16a ストレート面 16b 傾斜面 18 ハーネス収容室 19,20 係止孔 21 挿入ガイド面 W ワイヤーハーネス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中山 慎登 静岡県小笠郡大東町国包1360 矢崎部品株 式会社内 (72)発明者 齋藤 浩徳 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3J022 DA11 EA16 EB02 EB14 EC14 EC22 ED26 FA05 FB03 FB12 GA03 GA16 GB43 GB56 4E352 AA09 BB15 DD04 DD09 DR05 DR33 GG17 5G357 DA06 DB03 DC12 DD02 DD06 DE08 5G363 AA16 BA02 DA13 DA15 DC02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤーハーネスを拘束するクリップに
    係止突起を設け、前記ワイヤーハーネスを所定の配索経
    路に沿って配索するように前記ワイヤーハーネスを保持
    するハーネス保持部材に係止孔を設け、この係止孔に前
    記係止突起を挿入し、この挿入完了位置で前記係止突起
    が係止されることによって前記ワイヤーハーネスが前記
    ハーネス保持部材に保持されるようにしたワイヤーハー
    ネス保持構造において、 前記ハーネス保持部材の前記係止孔の周囲に、該係止孔
    に近付くに従って徐々に深さが深くなる挿入ガイド面を
    設けたことを特徴とするワイヤーハーネス保持構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワイヤーハーネス保持構
    造であって、 前記ハーネス保持部材の2箇所以上に係止孔をそれぞれ
    設け、この1箇所の係止孔を円孔形状に、他の係止孔を
    ハーネス配索方向に沿って延びる長孔形状に、それぞれ
    形成したことを特徴とするワイヤーハーネス保持構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のワイヤーハ
    ーネス保持構造であって、 前記ハーネス保持部材に前記ワイヤーハーネスを収容
    し、この収容した前記ワイヤーハーネスの3方向を囲む
    ハーネス収容室を設け、このハーネス収容室の開口側に
    対して奥の対向面に前記係止孔を形成したことを特徴と
    するワイヤーハーネス保持構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のワイヤーハーネス保持構
    造であって、 前記ハーネス収容室の開口側に対して奥の対向面は、ス
    トレートに延びるストレート面と、このストレート面に
    対して前記ハーネス収容室の開口側に傾斜する傾斜面と
    を有し、前記ストレート面に前記円孔形状の係止孔を、
    前記傾斜面に前記長孔形状の係止孔を、それぞれ形成し
    たことを特徴とするワイヤーハーネス保持構造。
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JP2012125117A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱

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