JP2003238369A - 染毛剤 - Google Patents

染毛剤

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 橙色〜赤色〜紫色の鮮やかな色調に染毛する
ことができるとともに、堅牢性に優れた染毛剤を提供す
ること。 【解決手段】 硫酸p−フェニレンジアミン(染料A成
分)0.3g、硫酸2−クロロ−p−フェニレンジアミ
ン(染料A成分)1g、硫酸4−アミノ−3−メチルフ
ェノール(染料B成分)1g、硫酸5−アミノ−2−メ
チルフェノール(染料C成分)2g、過炭酸ナトリウム
50g、硫酸アンモニウム15g、ラウリル硫酸ナトリ
ウム3g、カルボキシメチルセルロースナトリウム27
g、エデト酸二ナトリウム1g、香料1g、硫酸ナトリ
ウム3gを混合することにより、鮮やかな赤橙色を呈す
る粉末染毛剤を調製した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橙色〜赤色〜紫色
の鮮やかな色に染毛することができるとともに、堅牢性
に優れた染毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪を橙色〜赤色〜紫色に染める
染毛剤として、ニトロ染料を含有した染毛剤が用いられ
てきた。このニトロ染料を含有する染毛剤は、鮮やかな
色に毛髪を染めることができるという特長を有する。ま
た、ニトロ染料以外の、p−フェニレンジアミンや5−
アミノ−2−メチルフェノール等の酸化染料を含有し、
クリーム状、または液状の剤型を有する染毛剤が用いら
れてきた。このクリーム状または液状の染毛剤は、酸化
染料を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とか
ら成り、使用時には、それらを混合して毛髪に塗布する
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ニトロ染料を
含有した染毛剤は、例えば、染毛後、毛髪をシャンプー
した場合等に、退色しやすい(堅牢性に劣る)という問
題があった。また、ニトロ染料以外の染料を含有し、ク
リーム状、または液状の剤型を有する染毛剤について
は、染毛後の色調が鮮やかでないという問題があった。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、橙色〜赤
色〜紫色の鮮やかな色調に染毛することができるととも
に、堅牢性に優れた染毛剤を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)請
求項1の発明は、A成分として、p−フェニレンジアミ
ン、トルエン−2,5−ジアミン、2−クロロ−p−フ
ェニレンジアミン及びそれらの塩の中から選ばれる1種
以上と、B成分として、4−アミノ−3−メチルフェノ
ール及びその塩の中から選ばれる1種以上と、C成分と
して、5−アミノ−2−メチルフェノール、5−(2−
ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノール、及
びそれらの塩の中から選ばれる1種以上を含有するとと
もに、剤型が粉末であることを特徴とする染毛剤を要旨
とする。
【0005】本発明の染毛剤は、剤型が粉末であること
により、従来のクリーム状や液状の染毛剤に比べて、鮮
やかな色調に毛髪を染毛することができる。又、本発明
の染毛剤は、酸化染料である上記A成分、B成分、及び
C成分の配合比率を調整することにより、染毛後の毛髪
の色を、橙色〜赤色〜紫色の範囲の所定の色とすること
ができる。
【0006】・本発明の染毛剤は、例えば、使用時に、
液状又はクリーム状として毛髪に塗布するものである。
例えば、本発明の染毛剤を、水などを用いて溶き、ペー
スト状の薬液(染毛剤塗布液)を調製し、これをクシや
ブラシ等を用いて頭髪に塗布する。この時、染毛剤と水
との比率は、重量比で、1:1〜20であり、好ましく
は、1:2〜15である。
【0007】染毛剤に対する水の比率が1より小さい
と、染毛剤を充分溶解させることができないという問題
があり、20より大きいと、薬液の濃度が低下し、適度
な粘度が得られないという問題がある。
【0008】塗布された薬液(染毛剤)に含まれるA成
分、B成分、及びC成分の酸化染料は、例えば、薬液に
含まれる酸化剤により重合して色素を形成し、その色素
が毛髪に定着することにより染毛が行われる。
【0009】・本発明の染毛剤の剤型としては、例え
ば、平均粒径100〜500μm、又はメッシュ32〜
140の粉末であることが、混合性、流動性、及び溶解
性の点で好ましい。
【0010】・本発明の染毛剤は、必要に応じて、酸化
剤、他の染料、アンモニウム塩、増粘剤、界面活性剤、
分散剤、ポリペプタイド、pH調整剤及びアルカリ剤等
を配合することができる。
【0011】その他の染料としては、例えば、N,N−
ビス(β−ヒドロキシエチル)−p−フェニレンジアミ
ン、o−アミノフェノール、p−アミノフェノール、m
−アミノフェノール、レゾルシン、2−クロロレゾルシ
ン、2−メチルレゾルシン、m−フェニレンジアミン、
1−ナフトール、1,5−ジヒドロキシナフタレン、
2,6−ジアミノピリジン、及びそれらの塩等が挙げら
れる。
【0012】アンモニウム塩としては、例えば、硫酸ア
ンモニウム、硝酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、塩
化アンモニウム、リン酸第1アンモニウム、リン酸第2
アンモニウムなどが挙げられ、これらの中でも、保存安
定性の点から硫酸アンモニウムが好ましい。その配合量
は1〜30重量%である。
【0013】増粘剤としては、例えば、海藻類、アルギ
ン酸ナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、
ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸ナトリウム、グアーガム、キサンタンガム及び
第4級窒素含有セルロースエーテル等が利用できる。
【0014】界面活性剤としては、例えば、高級アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、脂肪酸石鹸、高級アルキルス
ルホン酸塩、高級アルキル燐酸エステル等が利用でき
る。
【0015】分散剤としては、ケイ酸、ケイ酸金属塩、
デキストリン、ショ糖脂肪酸エステル、結晶セルロー
ス、デンプン等が利用できる。
【0016】ポリペプタイドは、毛髪を保護するために
配合されるもので、コラーゲン、ケラチン、エラスチ
ン、フィブロイン、コンキオリン、大豆蛋白、カゼイン
等の蛋白質を、酸、アルカリ及び酵素などにより加水分
解した加水分解物が利用できる。更に、4級化したカチ
オン変性蛋白質も利用できる。
【0017】pH調整剤としては、例えば、前記アンモ
ニウム塩の他、クエン酸、酒石酸、コハク酸等が利用で
きる。
【0018】アルカリ剤は、毛髪を膨潤させて染毛しや
すくするために配合されるもので、例えば、炭酸ナトリ
ウム、ケイ酸ナトリウムなどが利用できる。
【0019】・本発明の染毛剤は、全成分が一体として
混合されたものでもよいし、2以上の粉末群に分割され
たものであってもよい。例えば、酸化染料(例えばA成
分、B成分及びC成分)を含む粉末と、酸化剤を含む粉
末との2つの粉末群から成るものとすることができる。
【0020】(2)請求項2の発明は、D成分として、
2,4−ジアミノフェネトール、2,4−ジアミノフェ
ノキシエタノール、2−アミノ−4−ヒドロキシエチル
アミノアニソール及びそれらの塩の中から選ばれる1種
以上を含有することを特徴とする前記請求項1に記載の
染毛剤を要旨とする。
【0021】本発明の染毛剤は、上記D成分を含有する
ことにより、従来のクリーム状や液状の染毛剤に比べ
て、一層鮮やかな色調に毛髪を染毛することができる。
又、本発明の染毛剤は、上記A成分、B成分、C成分、
及びD成分との配合比率を調整することにより、染毛後
の毛髪の色を、橙色〜赤色〜紫色の範囲の所定の色とす
ることができる。
【0022】(3)請求項3の発明は、前記A成分、前
記B成分、及び前記C成分の配合比が1:0.01〜2
0:0.01〜20の範囲にあることを特徴とする前記
請求項1又は2に記載の染毛剤を要旨とする。本発明の
染毛剤は、A成分、B成分、及びC成分を上記の比率で
含有することにより、毛髪を、橙色〜赤色〜紫色の鮮や
かな色調に染毛することができる。
【0023】(4)請求項4の発明は、前記A成分、前
記B成分、前記C成分、及び前記D成分の配合比が、
1:0.01〜20:0.01〜20:0.1〜5の範
囲にあることを特徴とする前記請求項2に記載の染毛剤
を要旨とする。本発明の染毛剤は、A成分、B成分、C
成分、及びD成分を上記の比率で含有することにより、
毛髪を、橙色〜赤色〜紫色の鮮やかな色調に染毛するこ
とができる。
【0024】(5)請求項5の発明は、酸化剤を含有す
ることを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載
の染毛剤を要旨とする。本発明の染毛剤は、酸化染料
(例えば、A成分、B成分、C成分、D成分)ととも
に、酸化剤を含有しているので、例えば、水と混合して
毛髪に塗布した際には、酸化剤によって酸化染料が重合
して色素を形成し、毛髪に染着する。従って、本発明の
染毛剤は、速やかに染毛を行うことができる。尚、本発
明の染毛剤が粉末の状態である時には、酸化染料と酸化
剤とは反応しないので、染毛剤を安定に保管することが
できる。
【0025】・前記酸化剤としては、例えば、過ホウ酸
塩、過炭酸塩、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過
酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウ
ム、過酸化ストロンチウム、硫酸塩の過酸化水素付加
物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸
化水素付加物、過酸化尿素、過酸化メラミンなどが挙げ
られるが、これらの中でも、染毛効果の点から、過ホウ
酸ナトリウム、過炭酸ナトリウムが好適に使用される。
【0026】その配合量は、染毛剤に対して、10〜7
0重量%であり、好ましくは、20〜60重量%であ
る。10重量%より少ないと、酸化染料の重合を迅速に
進めることができず、70重量%を超えてもさらなる染
毛効果の向上が得られない。
【0027】(6)請求項6の発明は、1剤式であるこ
とを特徴とする前記請求項1〜5のいずれかに記載の染
毛剤を要旨とする。本発明の染毛剤は、1剤式であるの
で、2剤式の染毛剤のように、2剤を混合する必要がな
い。そのため、この染毛剤は、水に溶かすだけで毛髪に
塗布することができる状態となるので、使用が容易であ
るという特長を有する。また、本発明の染毛剤は、粉末
の剤型を有するので、例えば、1剤の中に酸化染料と酸
化剤との両方の成分を含有する場合でも、粉末の状態で
は、それらが反応することがなく、安定に保管すること
ができる。
【0028】(7)請求項7の発明は、粉末染毛剤全量
に対して、前記A成分の配合量の比率が0.1〜30重
量%の範囲にあることを特徴とする前記請求項1〜6の
いずれかに記載の染毛剤を要旨とする。本発明の染毛剤
は、A成分の配合量が上記範囲にあることにより、充分
な染毛効果を有する。
【0029】尚、A成分の配合量が0.1重量%より少
ないと、充分な染毛効果が得られない。また、A成分の
配合量が30重量%を超えても、さらなる染毛効果の向
上は得られない。A成分の配合量は、染毛効果の点から
は、0.15〜28重量%の範囲が一層好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明の染毛剤の実施の形
態の例(実施例)を説明する。
【0031】(実施例1〜5) 表1に記載の染料と、下記の成分(染料以外の成分)
とを、それぞれ対応する配合量で、予め平均粒径を32
〜140メッシュに整粒した各成分を混合することによ
り、粉末染毛剤(染毛剤)を調製した。尚、表1におけ
る配合量の単位はグラム(g)である。
【0032】
【表1】
【0033】(染料以外の成分) 過炭酸ナトリウム:50g 硫酸アンモニウム:15g ラウリル硫酸ナトリウム:3g カルボキシメチルセルロースナトリウム:27g エデト酸二ナトリウム:1g 香料:1g 硫酸ナトリウム:3g 前記で製造した粉末染毛剤10gに水100mlを
加えて混合し、染毛剤塗布液を調製した。
【0034】(実施例6〜10)上記表1に記載の染
料と、下記の成分(染料以外の成分)とを、前記実施例
1〜5と同様に混合することにより、平均粒径32〜1
40メッシュの粉末染毛剤(染毛剤)を調製した。尚、
実施例6〜10の粉末染毛剤における染料の種類及び配
合量は、それぞれ、実施例1〜5の粉末染毛剤と同じで
ある。
【0035】(染料以外の成分) 過ホウ酸ナトリウム:25g 硫酸アンモニウム:25g ラウリル硫酸ナトリウム:3g カルボキシメチルセルロースナトリウム:30g エデト酸二ナトリウム:1g 香料:1g 硫酸ナトリウム:15g 前記で製造した粉末染毛剤10gに水100gを加
えて混合し、染毛剤塗布液を調製した。
【0036】(比較例1〜4) 表2に記載の染料と、下記の成分(染料以外の成分)
とを、それぞれ対応する配合量で、実施例1〜5と同様
に混合することにより、粉末染毛剤(染毛剤)を調製し
た。尚、表2における配合量の単位はグラム(g)であ
る。
【0037】
【表2】
【0038】(染料以外の成分) 過炭酸ナトリウム:50g 硫酸アンモニウム:15g ラウリル硫酸ナトリウム:3g カルボキシメチルセルロースナトリウム:27g エデト酸二ナトリウム:1g 香料:1g 硫酸ナトリウム:3g 前記で製造した粉末染毛剤10gに水100gを加
えて混合し、染毛剤塗布液を調製した。
【0039】(比較例5〜9) 表3に記載の染料と、下記の成分(染料以外の成分)
とを、それぞれ対応する配合量で、乳化することによ
り、クリーム状染毛剤の第1剤を調製した。
【0040】
【表3】
【0041】(染料以外の成分) セタノール:10.0g ベヘニルアルコール:4.0g ワセリン:1.0g ポリオキシエチレン(以下POE)(50)オレイルエ
ーテル:0.5g POE(2)セチルエーテル:1.0g POE(30)セチルエーテル:3.0g プロピレングリコール:3.0g ヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニ
ウムクロリド:0.3g アクリルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルア
ンモニウム共重合体液:1.0g EDTA二ナトリウム:0.1g アスコルビン酸:0.1g 亜硫酸ナトリウム:0.1g 28%アンモニア水:6.0g 精製水:適量 尚、染料以外の成分の合計量が100gとなるように、
精製水の量を定めた。
【0042】下記の成分を、それぞれ対応する配合量
で混合することにより、クリーム状染毛剤の第2剤を調
製した。 ステアリルアルコール:1.0g 流動パラフィン:0.5g POE(2)オレイルエーテル:0.2g POE(20)POP(4)セチルエーテル:0.3g ラウリル硫酸ナトリウム:0.05g EDTA:0.5g ヒドロキシエタンジホスホン酸:0.2g 安息香酸ナトリウム:0.1g 過酸化水素水(35%):15.0g 精製水:適量 尚、合計量が100gとなるように、精製水の量を定め
た。
【0043】前記で調製したクリーム状染毛剤の第
1剤55gと、前記で調製したクリーム状染毛剤の第
2剤55gとを混合し、染毛剤塗布液を調製した。
【0044】尚、実施例1と比較例5、実施例2と比較
例6、実施例3と比較例7、実施例4と比較例8、及び
実施例5と比較例9とは、それぞれ、使用時(染毛剤塗
布液とした時)の染料濃度が同じとなるように調製され
ている。
【0045】表4には、実施例1〜5及び比較例5〜9
の染毛剤の、使用時における染料濃度が示されている
が、この表4から、上記の対応する染毛剤同士では、使
用時の染料濃度がほぼ同じであることが分かる。尚、表
4における単位は重量%である。
【0046】
【表4】
【0047】(実験例1)実施例1〜5の粉末染毛剤、
及び比較例1〜9の染毛剤の染色性及び染毛色調を評価
するために、以下の試験を実施した。 毛束を、それぞれの染毛剤を用いて染毛した。具体的
には、白髪混じりの人毛毛束に染毛剤の塗布液を塗布
し、室温で30分放置した後、温水で洗浄した。 染毛した毛束を肉眼で観察し、染色性を以下の基準で
評価した。 ○:鮮やかな色に染色された。 △:やや鮮やかさが欠ける。 ×:鮮やかさが欠ける。 また、染毛色調を、目視で観察した。 結果を表5に示す。
【0048】
【表5】
【0049】表5に示す様に、実施例1〜5の粉末染毛
剤については、染色性はいずれも○であった。一方、ニ
トロ染料を含有する比較例1〜4の染毛剤は、染色性は
○であったが、ニトロ染料を含有せず、剤型がクリーム
状である比較例5〜9の染毛剤については、染色性は△
であった。
【0050】(実験例2)実施例1〜5の粉末染毛剤、
及び比較例1〜9の染毛剤の堅牢性を評価するために、
以下の試験を実施した。 前記実験例1と同様に、それぞれの染毛剤を用いて、
毛束を染毛した。 20回シャンプーした後の毛束を、シャンプー前の毛
束と目視で比較し、以下の基準で堅牢性を評価した。 ○:ほとんど退色が認められない。 △:やや退色がある。 ×:かなりの退色がある。 結果を上記表5に示す。
【0051】表5に示す様に、実施例1〜5の粉末染毛
剤については、堅牢性はいずれも○であった。一方、ニ
トロ染料を含有しない比較例5〜9の染毛剤について
は、堅牢性は○であったが、ニトロ染料を含有する比較
例1〜4の染毛剤については、堅牢性は×であった。
【0052】(実験例3)実施例6〜10の粉末染毛剤
についても、前記実験例1及び実験例2と同様に試験を
行ったところ、実施例1〜5の粉末染毛剤と同様の染色
性及び堅牢性が確認できた。
【0053】尚、本発明は上記の形態に何等限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
形態で実施することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、橙色〜赤色〜紫色の鮮
やかな色調に染毛することができるとともに、堅牢性に
優れた染毛剤を提供することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A成分として、p−フェニレンジアミ
    ン、トルエン−2,5−ジアミン、2−クロロ−p−フ
    ェニレンジアミン及びそれらの塩の中から選ばれる1種
    以上と、 B成分として、4−アミノ−3−メチルフェノール及び
    その塩の中から選ばれる1種以上と、 C成分として、5−アミノ−2−メチルフェノール、5
    −(2−ヒドロキシエチルアミノ)−2−メチルフェノ
    ール、及びそれらの塩の中から選ばれる1種以上を含有
    するとともに、 剤型が粉末であることを特徴とする染毛剤。
  2. 【請求項2】 D成分として、2,4−ジアミノフェネ
    トール、2,4−ジアミノフェノキシエタノール、2−
    アミノ−4−ヒドロキシエチルアミノアニソール及びそ
    れらの塩の中から選ばれる1種以上を含有することを特
    徴とする前記請求項1に記載の染毛剤。
  3. 【請求項3】 前記A成分、前記B成分、及び前記C成
    分の配合比が1:0.01〜20:0.01〜20の範
    囲にあることを特徴とする前記請求項1又は2に記載の
    染毛剤。
  4. 【請求項4】 前記A成分、前記B成分、前記C成分、
    及び前記D成分の配合比が、1:0.01〜20:0.
    01〜20:0.1〜5の範囲にあることを特徴とする
    前記請求項2に記載の染毛剤。
  5. 【請求項5】 酸化剤を含有することを特徴とする前記
    請求項1〜4のいずれかに記載の染毛剤。
  6. 【請求項6】 1剤式であることを特徴とする前記請求
    項1〜5のいずれかに記載の染毛剤。
  7. 【請求項7】 染毛剤全量に対して、前記A成分の配合
    量の比率が0.1〜30重量%の範囲にあることを特徴
    とする前記請求項1〜6のいずれかに記載の染毛剤。
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