JP2003237764A - 紙容器 - Google Patents

紙容器

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JP2003237764A JP2002033382A JP2002033382A JP2003237764A JP 2003237764 A JP2003237764 A JP 2003237764A JP 2002033382 A JP2002033382 A JP 2002033382A JP 2002033382 A JP2002033382 A JP 2002033382A JP 2003237764 A JP2003237764 A JP 2003237764A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平坦に折り畳まれた状態にあるカートンブラ
ンクスを充填機上で確実に筒状に開くことのできるよう
にした成形性の良いゲーブルトップ型の紙容器を提供す
る。 【解決手段】 4つの胴部パネル1,2,3,4により
構成された胴部の上に、一対の切妻屋根形成パネル5,
6と、その内側に折り込まれる一対の妻壁形成パネル
7,8により構成される頂部を有し、前記胴部の下に、
一対の外側底壁パネル9,10と、その内側に折り込ま
れる一対の内側底壁パネル11,12により構成される
底部を有するゲーブルトップ型の紙容器であって、前記
底部を構成する外側底壁パネル9,10と内側底壁パネ
ル11,12のうち、内側底壁パネル12上の折線24
aで区画された側部三角パネル28aに、充填機に備え
たカートンバスケットに設けられている開口係止片が通
過可能な切欠部29を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形性の良いゲー
ブルトップ型の紙容器に関する。
【0002】
【従来の技術】牛乳や果汁等の飲用液体を収容する容器
として、ゲーブルトップ型と呼ばれる切妻屋根型の紙容
器が多く使用されている。一般にこの種の紙容器は、表
裏面に熱可塑性樹脂を積層した板紙素材を所定の形状に
打ち抜き、折線を付け、そして筒貼りして容器頂部と容
器底部が開口状態にあるカートンブランクスを成形し、
該カートンブランクスを充填機に供給し、充填機上でカ
ートンブランクスの底部の封止、液体充填、頂部封止と
いった工程を経て製造される。
【0003】図3は前記紙容器の展開図を示すものであ
って、4つの胴部パネル1,2,3,4の上側には、一
対の切妻屋根形成パネル5,6と、その内側に折り込ま
れる一対の妻壁形成パネル7,8が延設され、更に前記
切妻屋根形成パネル5,6の各上端には細長い短冊状の
トップシールパネル5a,6aが設けられている。
【0004】また、前記胴部パネル1,2,3,4の下
側には、一対の外側底壁パネル9,10と、その内側に
折り込まれる一対の内側底壁パネル11,12が延設さ
れ、更に前記外側底壁パネル9,10の各先端には、底
部形成時に折り込まれて互いに重なり合うタック部9
a,10aが突設されている。また、胴部パネル1、及
び胴部パネル1の上側に延設された切妻屋根形成パネル
5、胴部パネル1の下側に延設された内側底壁パネル1
1の側縁には縦シールパネル13が連設されている。
【0005】そして、前記縦シールパネル13が胴部パ
ネル4、妻壁形成パネル8、外側底壁パネル10の側縁
に接着されて筒状に形成されたカートンブランクス14
は、平坦に折り畳まれた状態で充填機に供給され、ここ
でカートンブランクス14は筒状に開かれて充填機のマ
ンドレルに送られ、前記のように、カートンブランクス
14の底部の封止、液体充填、頂部封止が行われる。
【0006】前記平坦に折り畳まれた状態で充填機に供
給されたカートンブランクス14は、次のようにして筒
状に開かれるようになっている。図4に示すように、充
填機に供給されたカートンブランクス14は、底部を開
口したカートンバスケット15内に収容され、その両側
の下面が支持片16により、離脱可能に支持される。カ
ートンバスケット15の下方には、前記カートンバスケ
ット15内に収容されているカートンブランクス14を
カートンバスケット15の底部開口から下方へ引き出す
バキュームヘッド17を備えたピッカー18と、引き出
されたカートンブランクス14の下側に位置する胴部パ
ネル3に当接して筒状に開く方向に立ち上げる立上げガ
イド部19と、筒状に開いたカートンブランクス14の
角部を受けて保形するとともに、筒状に開いたカートン
ブランクス14をマンドレルにガイドするコーナー支持
ガイド部20が配置されている。
【0007】そして、前記ピッカー18を上昇させ、バ
キュームヘッド17を前記折り畳まれているカートンブ
ランクス14の下側に位置する胴部パネル2に吸着さ
せ、ピッカー18を下降させる。前記ピッカー18の下
降によりバキュームヘッド17に吸着されたカートンブ
ランクス14は、その両側が支持片16から外れてカー
トンバスケット15の底部から引き出され、カートンブ
ランクス14の下側に位置する胴部パネル3が前記立上
げガイド部19により立ち上げられ、ここで折り畳まれ
た状態にあったカートンブランクス14が筒状に開く。
更に続くピッカー18の下降により、筒状に開いたカー
トンブランクス14の角部がコーナー支持ガイド部20
に受けられてここで筒状に保形されてマンドレルにガイ
ドされる。
【0008】前記カートンバスケット15内に収容され
たカートンブランクス14を、ピッカー18により引き
出す際に、筒状への開きを容易に且つ確実なものとする
ために、図5に示すように、折り畳まれたカートンブラ
ンクス14の上側に位置する胴部パネル1の上側に延設
されている切妻屋根形成パネル5の上端に設けられたト
ップシールパネル5aと、胴部パネル4の下側に延設さ
れている外側底壁パネル10の上端に突設されているタ
ック部10aの下面に、前記カートンバスケット15の
底部に設けられた開口係止片21,22が係脱可能に係
止するようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前記ゲーブルトップ型
の紙容器は、通常、その容量が65ml〜1000ml
の範囲で種々の容量のものが製造され使用されている。
この中で、特にミニカートンと呼ばれる500ml以下
の小容量の紙容器は、それ以上の容量の紙容器に比べ、
一般に薄い紙容器素材が使用されている。
【0010】この結果、充填機上でカートンブランクス
14の底部形成時に、内側底壁パネル11,12を折り
込みその上に外側底壁パネル9,10を折り込んで、外
側底壁パネル10のタック部10aを外側底壁パネル9
と内側底壁パネル11,12との間に挿入し、外側底壁
パネル10のタック部10aと外側底壁パネル9のタッ
ク部9aとを重ね合わせようとしたとき、前記のよう
に、カートンブランクス14が薄い紙容器素材で形成さ
れている場合、紙容器素材の腰が弱く、前記外側底壁パ
ネル10のタック部10aが折れて変形してしまう場合
があり、外側底壁パネル10のタック部10aと外側底
壁パネル9のタック部9aとの折り込みが困難となって
いた。そのため、図6に示すように、薄い紙容器素材で
形成されたカートンブランクス14Aの場合、外側底壁
パネル10にタック部を設けないようにして対応してい
た。
【0011】かかるカートンブランクス14Aもカート
ンブランクス14と同様に平坦に折り畳まれた状態で充
填機に供給され、図4に示すようにして筒状に開かれ
る。しかし、カートンブランクス14Aは平坦に折り畳
まれた状態で内側底壁パネル12とその上方に位置して
いる外側底壁パネル10の先端が同じ位置にあるため、
図7に示すように胴部パネル3の下側に延設されている
内側底壁パネル12の先端外面にカートンバスケット1
5の底部に設けられている開口係止片21が係止し、カ
ートンブランクス14Aがピッカー18により引っ張ら
れて下降する際、前記折り畳まれているカートンブラン
クス14Aの開きが前記胴部パネル3と胴部パネル4と
の間において不完全となる場合があり、これが充填機の
停止の原因につながり、生産性を悪くするといった問題
があった。
【0012】本発明の目的は、平坦に折り畳まれた状態
にあるカートンブランクスを充填機上で確実に筒状に開
くことのできるようにした成形性の良いゲーブルトップ
型の紙容器を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、4つの胴部パネルにより構
成された胴部の上に、一対の切妻屋根形成パネルと、そ
の内側に折り込まれる一対の妻壁形成パネルにより構成
される頂部を有し、前記胴部の下に、一対の外側底壁パ
ネルと、その内側に折り込まれる一対の内側底壁パネル
により構成される底部を有するゲーブルトップ型の紙容
器であって、前記底部を構成する外側底壁パネルと内側
底壁パネルのうち、内側底壁パネル上の折線で区画され
た側部三角パネルに、充填機に備えたカートンバスケッ
トに設けられている開口係止片が通過可能な切欠部を形
成したことを特徴とする。
【0014】かかる構成から、前記底部を構成する外側
底壁パネルと内側底壁パネルのうち、内側底壁パネル上
の折線で区画された側部三角パネルに、開口係止片の通
過可能な切欠部を形成したので、前記紙容器の成形の過
程における筒貼りする工程を経て容器頂部と底部が開口
状態にあるカートンブランクスが、折り畳まれて充填機
に供給される際、前記側部三角パネルに切欠部を形成し
た内側底壁パネルが平坦に折り畳まれたカートンブラン
クスの下側に位置するようにしてカートンブランクスを
カートンバスケットに収容することにより、カートンバ
スケットに収容されている前記カートンブランクスの下
側に位置する胴部パネルにピッカーに備えたバキューム
ヘッドを吸着させて下方に引っ張ると、前記ピッカーの
下降に伴うカートンブランクスの下降の過程で前記カー
トンバスケットの底部に設けられた開口係止片が前記内
側底壁パネルの側部三角パネルに形成した切欠部を通過
し、その上側にある外側底壁パネルの内面に係止し、こ
れにより、前記平坦に折り畳まれていたカートンブラン
クスはピッカーの下降により確実に筒状に開けられる。
【0015】また、前記開口係止片を通過させる切欠部
は側部三角パネルに形成したので、底部形成の際に、前
記切欠部は内側底壁パネルの側部三角パネルと、該側部
三角パネルと折線を挟んで隣接する中央三角パネルとの
シールにより容器内部と遮断され、液漏れが防止され
る。
【0016】請求項2に係る発明は、前記内側底壁パネ
ルの側部三角パネルに形成した切欠部は、前記側部三角
パネルを区画する折線より少なくとも2mm以上離れて
いることを特徴とする。
【0017】このように、前記切欠部が、前記側部三角
パネルを区画する折線より少なくとも2mm以上離れて
いるので、前記折線と前記切欠部との間に、シール性を
確保するのに十分な間隔を保有することになり、前記切
欠部を形成したことによる液漏れをより確実に防止する
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る紙容器の実施
の形態の一例を示す展開図、図2は図1に示す展開図に
よって筒状に形成され平坦に折り畳まれたカートンブラ
ンクスの下側と開口係止片との関係を示す説明図であ
る。
【0019】なお、前述した図と対応する部分には同一
符号を付して説明する。本例の紙容器にあっては、図1
に示される展開構造を有し、4つの胴部パネル1,2,
3,4の上側には、一対の切妻屋根形成パネル5,6
と、その内側に折り込まれる一対の妻壁形成パネル7,
8が延設され、更に前記切妻屋根形成パネル5,6の各
上端には細長い短冊状のトップシールパネル5a,6a
が設けられている。また、前記胴部パネル1,2,3,
4の下側には、一対の外側底壁パネル9,10と、その
内側に折り込まれる一対の内側底壁パネル11,12が
延設されている。
【0020】前記一対の外側底壁パネル9,10のう
ち、一方の外側底壁パネル9の先端にはタック部9aが
突設され、その分だけ前記内側底壁パネル11,12よ
りも先端方向に長くなっている。他方の外側底壁パネル
10の先端にはタック部は設けられてなく、その先端方
向の長さは内側底壁パネル11,12と同じ長さになっ
ている。
【0021】前記内側底壁パネル11,12は、いずれ
も折線23a,23b,24a,24bで中央三角パネ
ル25,26と側部三角パネル27a,27b,28
a,28bに区画されており、紙容器の底部形成の際
に、内側底壁パネル11,12は折線23a,23b,
24a,24bが谷折りされて外側底壁パネル9,10
の内側に折り込まれ、内側底壁パネル11,12の中央
三角パネル25,26と側部三角パネル27a,27
b,28a,28bがシールされるようになっている。
【0022】前記内側底壁パネル11,12のうち、前
記図1に示す展開構造から、図2に示すように筒貼りさ
れて折り畳まれたカートンブランクス14Bが前記図4
に示す充填機のカートンバスケット15に収容されたと
き、上側に位置しているタック部の無い外側底壁パネル
10の下側に位置することになる内側底壁パネル12
は、その側部三角パネル28aに、先端側から前記カー
トンバスケット15の底部に設けられている開口係止片
21が通過可能な切欠部29が形成されている。
【0023】前記切欠部29にあっては、開口係止片2
1が通過可能で且つ側部三角パネル28aと中央三角パ
ネル26によるシール性が確保できる限り、その大き
さ、形状が特に限定されるものではない。
【0024】本例では、側部三角パネル28aと中央三
角パネル26によるシールの一層の確実性を得るため
に、前記切欠部29は、前記側部三角パネル28aと中
央三角パネル26を区画する折線24aより少なくとも
2mm以上離して形成されている。
【0025】なお、本例では前記切欠部29を内側底壁
パネル12の側部三角パネル28aに形成しているが、
これは前記カートンバスケット15に設けられている開
口係止片21の位置が側部三角パネル28aの側にある
ことを前提としてなされたものであって、前記開口係止
片21の位置によっては側部三角パネル28bに形成し
てもよいことはもちろんである。即ち、切欠部29を側
部三角パネル28aに形成するか側部三角パネル28b
に形成するかは、前記開口係止片21の位置により決定
される。
【0026】上記のように構成された紙容器の成形の過
程において、平坦に折り畳まれて充填機に供給されたカ
ートンブランクス14Bは、以下のようにして筒状に開
けられる。
【0027】前記平坦に折り畳まれたカートンブランク
ス14Bは、側部三角パネル28aに切欠部29を形成
した内側底壁パネル12が外側底壁パネル10の下側に
位置するようにして、充填機の前記図4に示されるカー
トンバスケット15に収容され、その下面の両側、即ち
胴部パネル2,3が支持片16により、離脱可能に支持
される。
【0028】この状態から、ピッカー18を上昇させ、
バキュームヘッド17を前記平坦に折り畳まれているカ
ートンブランクス14Bの下側に位置する胴部パネル2
に吸着させ、ピッカー18を下降させる。前記ピッカー
18の下降によりバキュームヘッド17に吸着されたカ
ートンブランクス14Bは、その両側が支持片16から
外れてカートンバスケット15の底部開口から引き出さ
れる。このとき、前記ピッカー18の下降に伴うカート
ンブランクス14Bの下降の過程で、前記カートンバス
ケット15の底部に設けられた開口係止片21が前記内
側底壁パネル12の側部三角パネル28aに形成した切
欠部29を通過し(図2)、その上側にある外側底壁パ
ネル10の内面に係止し、これにより、前記平坦に折り
畳まれていたカートンブランクス14Bはピッカー18
の下降により確実に筒状に開けられる。
【0029】そして、更に続くピッカー18の下降によ
り、開口係止片21は外側底壁パネル10の内面から外
れ、筒状に開いたカートンブランクス14Bの角部がコ
ーナー支持ガイド部20に受けられてここで筒状に保形
されてマンドレルにガイドされる。
【0030】このようにして、マンドレルにガイドされ
たカートンブランクス14Bは、次の工程で外側底壁パ
ネル9,10と内側底壁パネル11,12が折り込まれ
て底部が形成されるが、このとき、前記開口係止片21
を通過させる切欠部29は側部三角パネル28aに形成
したので、前記底部形成の際に、前記切欠部29は内側
底壁パネル12の側部三角パネル28aと、該側部三角
パネル28aと折線24aを挟んで隣接する中央三角パ
ネル26とのシールにより容器内部と遮断され、液漏れ
が防止される。
【0031】本例では、側部三角パネル28aと中央三
角パネル26によるシールの一層の確実性を得るため
に、前記切欠部29を、前記側部三角パネル28aと中
央三角パネル26を区画する折線24aより少なくとも
2mm以上離して形成されているので、前記折線24a
と前記切欠部29との間に、シール性を確保するのに十
分な間隔を保有することになり、前記切欠部29を形成
したことによる液漏れをより確実に防止することができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係る紙容器によれ
ば、4つの胴部パネルにより構成された胴部の上に、一
対の切妻屋根形成パネルと、その内側に折り込まれる一
対の妻壁形成パネルにより構成される頂部を有し、前記
胴部の下に、一対の外側底壁パネルと、その内側に折り
込まれる一対の内側底壁パネルにより構成される底部を
有するゲーブルトップ型の紙容器であって、前記底部を
構成する外側底壁パネルと内側底壁パネルのうち、内側
底壁パネル上の折線で区画された側部三角パネルに、充
填機に備えたカートンバスケットに設けられている開口
係止片が通過可能な切欠部を形成したので、前記紙容器
の成形の過程における筒貼りする工程を経て容器頂部と
底部が開口状態にあるカートンブランクスが、平坦に折
り畳まれて充填機に供給される際、前記側部三角パネル
に切欠部を形成した内側底壁パネルが平坦に折り畳まれ
たカートンブランクスの下側に位置するようにしてカー
トンブランクスをカートンバスケットに収容することに
より、カートンバスケットに収容されている前記カート
ンブランクスの下側に位置する胴部パネルにピッカーに
備えたバキュームヘッドを吸着させて下方に引っ張る
と、前記ピッカーの下降に伴うカートンブランクスの下
降の過程で前記カートンバスケットの底部に設けられた
開口係止片が前記内側底壁パネルの側部三角パネルに形
成した切欠部を通過し、その上側にある外側底壁パネル
の内面に係止し、これにより、前記平坦に折り畳まれて
いたカートンブランクスはピッカーの下降により確実に
筒状に開けられることになり、従って、ミニカートンと
呼ばれている紙厚の薄い小容量の紙容器であっても、平
坦に折り畳まれているカートンブランクスを確実に開け
ることができるので、平坦に折り畳まれているカートン
ブランクスの開きが不完全であることを原因とする充填
機の停止がなくなり、生産性の向上を図ることができ
る。
【0033】また、前記開口係止片を通過させる切欠部
は側部三角パネルに形成したので、底部形成の際に、前
記切欠部は内側底壁パネルの側部三角パネルと、該側部
三角パネルと折線を挟んで隣接する中央三角パネルとの
シールにより容器内部と遮断され、液漏れが防止され
る。
【0034】そして、前記切欠部を、前記側部三角パネ
ルを区画する折線より少なくとも2mm以上離すように
すれば、前記折線と前記切欠部との間に、シール性を確
保するのに十分な間隔を保有することになり、前記切欠
部を形成したことによる液漏れをより確実に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙容器の実施の形態の一例を示す
展開図。
【図2】図1に示す展開図によって筒状に形成され平坦
に折り畳まれたカートンブランクスの下側と開口係止片
との関係を示す説明図。
【図3】通常のゲーブルトップ型の紙容器を示す展開
図。
【図4】図3に示す展開図によって筒状に形成され平坦
に折り畳まれたカートンブランクスを充填機上で筒状に
開ける手段を示す説明図。
【図5】図3に示す展開図によって筒状に形成され平坦
に折り畳まれたカートンブランクスと開口係止片との関
係を示す説明図。
【図6】紙厚が薄い紙容器素材で形成されたゲーブルト
ップ型の紙容器を示す展開図。
【図7】図6に示す展開図によって筒状に形成され平坦
に折り畳まれたカートンブランクスの下側と開口係止片
との関係を示す説明図。
【符号の説明】
1,2,3,4 胴部パネル 5,6 切妻屋根形成パネル 5a,6a トップシールパネル 7,8 妻壁形成パネル 9,10 外側底壁パネル 9a,10a タック部 11,12 内側底壁パネル 13 縦シールパネル 14,14A,14B カートンブランクス 15 カートンバスケット 16 支持片 17 バキュームヘッド 18 ピッカー 19 立上げガイド部 20 コーナー支持ガイド部 21,22 開口係止片 23a,23b,24a,24b 折線 25,26 中央三角パネル 27a,27b,28a,28b 側部三角パネル 29 切欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E030 AA02 BA03 BB02 CA02 CB01 GA04 3E035 AA03 BA01 CA03 3E060 AA05 AB04 BA01 BC01 DA25 EA06 EA13

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4つの胴部パネルにより構成された胴部
    の上に、一対の切妻屋根形成パネルと、その内側に折り
    込まれる一対の妻壁形成パネルにより構成される頂部を
    有し、前記胴部の下に、一対の外側底壁パネルと、その
    内側に折り込まれる一対の内側底壁パネルにより構成さ
    れる底部を有するゲーブルトップ型の紙容器であって、 前記底部を構成する外側底壁パネルと内側底壁パネルの
    うち、内側底壁パネル上の折線で区画された側部三角パ
    ネルに、充填機に備えたカートンバスケットに設けられ
    ている開口係止片が通過可能な切欠部を形成したことを
    特徴とする紙容器。
  2. 【請求項2】 前記内側底壁パネルの側部三角パネルに
    形成した切欠部は、前記側部三角パネルを区画する折線
    より少なくとも2mm以上離れていることを特徴とする
    請求項1に記載の紙容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116495282A (zh) * 2023-06-28 2023-07-28 康美包(苏州)有限公司 包装套筒的供给设备和供给方法

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CN116495282A (zh) * 2023-06-28 2023-07-28 康美包(苏州)有限公司 包装套筒的供给设备和供给方法
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