JP2003237424A - 車両用走行制御装置 - Google Patents

車両用走行制御装置

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JP2003237424A
JP2003237424A JP2002042285A JP2002042285A JP2003237424A JP 2003237424 A JP2003237424 A JP 2003237424A JP 2002042285 A JP2002042285 A JP 2002042285A JP 2002042285 A JP2002042285 A JP 2002042285A JP 2003237424 A JP2003237424 A JP 2003237424A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】手動変速機を搭載した車両の車間距離制御で、
エンジンブレーキが作用している状態で動力遮断状態と
したときに運転者に与える違和感を解消する。 【解決手段】 クラッチを遮断状態とするか手動変速機
のシフト位置をニュートラル位置として、エンジンから
の動力を遮断状態としたときに、車間距離Dpsが車間
判定値β未満であり、エンジンブレーキ制動力Tbkが
制動力閾値ν以上であるときに、エンジンブレーキ制動
力Tbkを算出し、このエンジンブレーキ制動力に応じ
たブレーキ液圧Pbkを算出して、エンジンブレーキを
補償するようにディスクブレーキの制動力を制御する。
この制動力制御状態で、車間距離Dpsから制動力制御
開始時の遮断制御開始初期値Dinを減算した値が車間
距離増加閾値αを超えたとき、又は制動力制御開始時か
らの経過時間が閾値を超えたときに、エンジンブレーキ
制動力Tebを徐々に減少させる制御解除処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手動変速機を搭載
した車両に好適な車両用走行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用走行制御装置としては、例
えば特公平2−36406号公報に記載されたものが知
られている。この従来例には、記憶手段に記憶した記憶
車速と実際の車速とを比較し、両車速か等しくなる方向
にスロットルの開閉を制御する負圧アクチュエータ手段
を制御する電子制御手段と、クラッチの操作時に、負圧
アクチュエータの制御を解除すると共に、クラッチの操
作時間が所定時間内に完了したとき、負圧アクチュエー
タの制御を復帰させる解除制御手段とを備えた定速走行
装置が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、手動変速機を搭載した車両において、
クラッチ操作が行われたときに定速走行制御を一時中断
することで、シフト操作後に定速走行制御を再度設定す
る必要がなく利便性が向上するものであるが、クラッチ
操作に伴い駆動力が遮断されるので、エンジンブレーキ
力が作用していた場合には減速度が変化することで運転
者に違和感を与えるという未解決の課題がある。
【0004】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、クラッチ操作等の
動力遮断時における利便性を確保しながら運転者に違和
感を与えることを抑制することができる車両用走行制御
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る車両用走行制御装置は、自車速を検
出する車速検出手段と、車両の目標車速を設定する目標
車速設定手段と、前記目標車速に基づき車両の制動力又
は駆動力を制御する制駆動力制御手段と、回転駆動源と
車輪側との間の動力伝達を行う動力伝達手段と、該動力
伝達手段での動力遮断状態を検出する動力遮断検出手段
とを備え、前記制駆動力制御手段は、前記動力遮断検出
手段で動力遮断状態を検出した時、動力遮断前の駆動力
が負である場合に、当該負の駆動力を補償する制動力を
発生する制動力制御を行うように構成されていることを
特徴としている。
【0006】ここで、動力遮断検出手段で検出する動力
遮断状態とは、クラッチペダルの踏込みによるクラッチ
の遮断状態、変速機のニュートラル状態等の回転駆動源
から車輪への動力伝達が遮断されている状態をいう。ま
た、請求項2に係る車両用走行制御装置は、請求項1に
係る発明において、前記目標車速設定手段は、先行車両
と自車両との位置関係に基づいて目標車速を設定するよ
うに構成されていることを特徴としている。
【0007】さらに、請求項3に係る車両用走行制御装
置は、請求項1又は2に係る発明において、前記制駆動
力制御手段は、前記負の駆動力を補償する制動力を発生
する制動力制御を、前記動力遮断検出手段で動力遮断状
態を検出する直前の負の駆動力が所定値以上である時
に、行うように構成されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る車両よう走行制御装置は、
請求項1又は2に係る発明において、先行車両との車間
距離を検出する車間距離検出手段を有し、前記制駆動力
制御手段は、前記負の駆動力を補償する制動力を発生す
る制動力制御を、前記先行車との車間距離が所定値未満
である時に、行うように構成されていることを特徴とし
ている。
【0008】なおさらに、請求項5に係る車両用走行制
御装置は、請求項1又は2に係る発明において、前記制
駆動力制御手段は、前記負の駆動力を補償する制動力を
発生する制動力制御を、動力遮断後の先行車との車間距
離の減少率が所定値以上である時に、行うように構成さ
れていることを特徴としている。また、請求項6に係る
車両用走行制御装置は、請求項1乃至5の何れかに係る
発明において、先行車両との車間距離を検出する車間距
離検出手段を有し、前記制駆動力制御手段は、前記負の
駆動力を補償する制動力を発生する制動力制御を開始し
た時に、当該制動力制御を、前記先行車との車間距離が
当該制動力制御の開始時の車間距離に所定値を加算した
解除車間距離以上となったとき、又は当該制動力制御の
開始から所定時間経過したときに、解除するように構成
されていることを特徴としている。
【0009】また、請求項7に係る車両用走行制御装置
は、請求項6に係る発明において、前記制駆動力制御手
段は、前記負の駆動力を補償する制動力を発生する制動
力制御を解除する際に、制動力を漸減するように構成さ
れていることを特徴としている。
【0010】
【発明の効果】請求項1に係る車両用走行制御装置によ
れば、動力遮断検出手段で動力伝達が遮断されたことを
検出したときに、遮断直前の動力伝達状態で駆動力が負
である状態即ちエンジンブレーキが作動している状態で
は、制駆動力制御手段で、負の駆動力を補償する制動力
を発生することにより、車両の減速度を維持して運転者
に与える違和感を抑制することができるという効果が得
られる。
【0011】また、請求項2に係る車両用走行制御装置
によれば、目標車速が先行車両と自車両との位置関係に
基づいて設定されるので、動力遮断時にも先行車両との
車間距離が短くなることを防止して、運転者に違和感を
与えることを防止することができるという効果が得られ
る。さらに、請求項3に係る車両用走行制御装置によれ
ば、負の駆動力を補償する制動力制御を、その直前の負
の駆動力が所定値以上であるときに限って実施するの
で、制動装置に与える負荷を最小限に抑制することがで
きるという効果が得られる。
【0012】さらにまた、請求項4に係る車両用走行制
御装置によれば、負の駆動力を補償する制動力制御を車
間距離が所定値未満であるときに限って実施するので、
制動装置に与える負荷を最小限に抑制することができる
という効果が得られる。さらにまた、請求項5に係る車
両用走行制御装置によれば、負の駆動力を補償する制動
力制御を車間距離変化が減少方向に大きい状況に限って
実施するので、制動装置に与える負荷を最小限に抑制す
るとこができるという効果が得られる。
【0013】なおさらに、請求項6に係る車両用走行制
御装置によれば、負の駆動力を補償する制動力制御の解
除が車間距離が制動力制御開始時の車速に所定値を加算
した解除車間距離以上となるか又は制動力制御開始時か
ら所定時間経過したときに、制動力制御を解除するよう
にしたので、先行車との余裕ある車間距離を確保した状
態で制動力制御を解除するので、制動力制御解除によっ
て車間距離が減少した場合でも運転者が余裕をもって対
処することができるという効果が得られる。
【0014】また、請求項7に係る車両用走行制御装置
によれば、制動力制御解除時に制動力を漸減させるよう
にしたので、急激な加減速が発生することを防止して安
定した制御解除を行うことができるという効果が得られ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
概略構成図であって、図中、1FL,1FRは従動輪と
しての前輪、1RL,1RRは駆動輪としての後輪であ
って、後輪1RL,1RRは、エンジン2の駆動力がク
ラッチ3、手動変速機4、プロペラシャフト5、最終減
速装置6及び車軸7を介して伝達されて回転駆動され
る。ここで、クラッチ3、手動変速機4、プロペラシャ
フト5、最終減速装置6及び車軸7で動力伝達手段を構
成している。
【0016】前輪1FL,1FR及び後輪1RL,1R
Rには、夫々制動力を発生するディスクブレーキ8が設
けられていると共に、これらディスクブレーキ8の制動
油圧が制動制御装置9によって制御される。ここで、制
動制御装置9は、ブレーキペダル9aの踏込みに応じて
制動油圧を発生すると共に、走行制御用コントローラ2
0から供給されるブレーキ液圧指令値Pbkの大きさに
応じた制動油圧を発生してディスクブレーキ8に供給す
るように構成されている。
【0017】また、エンジン2には、その出力を制御す
るエンジン出力制御装置10が設けられている。このエ
ンジン出力制御装置10は、エンジン出力の制御方法と
して、スロットルバルブの開度を調整してエンジン回転
数を制御する方法と、アイドルコントロールバルブの開
度を調整してエンジン2のアイドル回転数を制御する方
法とが考えられるが、本実施形態では、スロットルバル
ブ11aの開度を調整する例えば電動モータで構成され
るスロットルバルブアクチュエータ11を制御する方法
が採用されている。
【0018】一方、車両の前方側の車体下部には、先行
車両との間の車間距離Dpsを検出する車間距離検出手
段としてのレーダ装置で構成される車間距離センサ12
が設けられている。この車間距離センサ12としては、
例えばレーザ光を前方に掃射して先行車両からの反射光
を受光することにより、先行車両と自車両との車間距離
Dpsを計測するレーダ装置や電波や超音波を利用して
車間距離Dpsを計測する距離センサを適用することが
できる。
【0019】また、車両には手動変速機4の出力側に配
設された出力軸の回転速度を検出することにより、自車
速Vsを検出する車速検出手段としての車速センサ13
が配設されている。さらに、エンジン2にはその回転速
度を検出するエンジン回転速度センサ14が配設されて
いる。また、スロットルバルブ11aのスロットル開度
を検出するスロットル開度センサ15が配設されてい
る。さらに、クラッチ3に連結されたクラッチペダル3
aのストロークを検出してクラッチ3の動力遮断状態を
検出するクラッチ遮断センサ16が配設されている。さ
らにまた、手動変速機4には、シフトレバー4aでニュ
ートラル位置を選択したことを検出するニュートラル位
置センサ17が配設されている。ここで、クラッチ遮断
センサ16及びニュートラル位置センサ17とで動力遮
断状態検出手段を構成している。
【0020】そして、車間距離センサ12、車速センサ
13、エンジン回転速度センサ14、スロットル開度セ
ンサ15、クラッチ遮断センサ16及びニュートラル位
置センサ17の各検出信号が走行制御用コントローラ2
0に入力され、この走行制御用コントローラ20によっ
て、車間距離センサ12で検出した車間距離Dps、車
輪速度センサ13で検出した自車速Vspに基づいて、
制動制御装置8、エンジン出力制御装置9及び変速機制
御装置10を制御することにより、先行車両との間に適
正な車間距離を維持しながら追従走行する追従走行制御
を行う。
【0021】この走行制御用コントローラ20は、マイ
クロコンピュータとその周辺機器を備え、マイクロコン
ピュータのソフトウェア形態により、図2に示す制御ブ
ロックを構成している。この制御ブロックは、車間距離
センサ12でレーザー光を掃射してから先行車の反射光
を受光するまでの時間を計測し、先行車との車間距離D
psを演算する測距信号処理部21と、車速センサ13
からの車速パルスの周期を計測し、自車速Vspを演算
する車速信号処理部30と、測距信号処理部21で演算
された車間距離L及び車速信号処理部30で演算した自
車速Vspに基づいて車間距離Dpsを目標車間距離D
* に維持する目標車速V* を演算する目標車間設定手段
としての車間距離制御部40と、この車間距離制御部4
0で演算した目標車速V*及び相対速度ΔVに基づいて
スロットルアクチュエータ3、自動変速機T及び制動装
置Bを制御して、自車速を目標車速V* に一致するよう
に制御する制駆動力制御手段としての車速制御部50と
を備えている。
【0022】車間距離制御部40は、測距信号処理部2
1から入力される車間距離Dpsに基づいて先行車との
相対速度ΔVを演算する相対速度演算部41と、この相
対速度演算部41で演算された相対速度ΔVと車速信号
処理部30から入力される自車速Vspとに基づいて先
行車と自車との間の目標車間距離D* を算出する目標車
間距離設定部42と、相対速度演算部41で演算された
相対速度ΔV及び目標車間距離設定部42で算出された
目標車間距離D* に基づいて減衰係数ζ及び固有振動数
ωn を使用する規範モデルによって車間距離Dpsを目
標車間距離D*に一致させるための車間距離指令値DT
を演算する車間距離指令値演算部43と、この車間距離
指令値演算部43で演算された車間距離指令値DT に基
づいて車間距離Dpsを車間距離指令値LT に一致させ
るための目標車速V* を演算する目標車速演算部44と
を備えている。
【0023】ここで、相対速度演算部41は、測距信号
処理部21から入力される車間距離Dpsを例えばバン
ドパスフィルタ処理するバンドパスフィルタで構成され
ている。このバンドパスフィルタは、その伝達関数が下
記(1)式で表すことができ、分子にラプラス演算子s
の微分項を有するので、実質的に車間距離Dpsを微分
して相対速度ΔVを近似的に演算することになる。
【0024】 F(s) =ωC 2 s/(s2 +2ζC ωC s+ωC 2 ) …………(1) 但し、ωC =2πfC 、sはラプラス演算子、ζC は減
衰係数である。このように、バンドパスフィルタを使用
することにより、車間距離Dpsの単位時間当たりの変
化量から簡易的な微分演算を行って相対速度ΔVを算出
する場合のように、ノイズに弱く、追従制御中にふらつ
きが生じるなど、車両挙動に影響を与えやすいことを回
避することができる。なお、(1)式におけるカットオ
フ周波数fC は、車間距離Dpsに含まれるノイズ成分
の大きさと、短周期の車体前後の加速度変動の許容値と
により決定する。また、相対速度ΔVの算出には、バン
ドパフィルタを使用する場合に代えて、車間距離Dps
にハイパスフィルタ処理を行うハイパスフィルタで微分
処理を行うようにしてもよい。
【0025】また、目標車間距離設定部42は、自車速
Vspに相対速度ΔVを加算して算出した先行車車速V
t(=Vsp+ΔV)と自車が現在の先行車の後方D0
[m]の位置に到達するまでの時間T0 (車間時間)と
から下記(2)式に従って先行車と自車との間の目標車
間距離D* を算出する。 D* =Vt×T0 +DS …………(2) この車間時間という概念を取り入れることにより、車速
が速くなるほど、車間距離が大きくなるように設定され
る。なお、DS は停止時車間距離である。
【0026】さらに、車間距離指令値演算部43は、車
間距離Dps、目標車間距離D* に基づいて、車間距離
Dpsをその目標値D* に保ちながら追従走行するため
の車間距離指令値DT を演算する。具体的には、入力さ
れる目標車間距離D* に対して、車間距離制御系におけ
る応答特性を目標の応答特性とするために決定される減
衰係数ζ及び固有振動数ωn を用いた下記(3)式で表
される規範モデルGT(s) に従った二次遅れ形式のフィ
ルタ処理を行うことにより、車間距離指令値D T を演算
する。
【0027】
【数1】
【0028】さらにまた、目標車速演算部44は、入力
される車間距離指令値DT に基づいてフィードバック補
償器を使用して目標車速V* を演算する。具体的には、
下記(4)式に示すように、先行車車速Vtから車間距
離指令値DT と実車間距離Dpsとの偏差(DT −Dp
s)に距離制御ゲインfdを乗じた値と、相対速度ΔV
に速度制御ゲインfvを乗じた値との線形結合を減じる
ことにより、目標車速V* を算出する。
【0029】 V* =Vt−{fd(DT −Dps)+fv・ΔV} …………(4) そして、車速制御部50は、自車速Vspが目標車速V
* となるようにエンジン出力制御装置10に対するスロ
ットル開度指令値APと、制動制御装置9に対するブレ
ーキ液圧指令値Pbkとを制御する。すなわち、車速制
御部50は、図3に示すように、車速サーボ部51、シ
フト位置検出部52及びトルク分配制御演算部53を備
えている。
【0030】車速サーボ部51は、入力される目標車速
* に自車速Vspを一致させるための目標加減速度α
1及び外乱推定値α2を算出し、これらの偏差に車体質
量Mを乗算して目標制・駆動力FORを算出し、算出した
目標制・駆動力FORに基づいて目標エンジントルクTe
gを算出するように構成されている。また、シフト位置
検出部52は、エンジン回転速度センサ14で検出した
エンジン回転速度NE 、車速センサ13で検出した自車
速Vsp、クラッチ遮断センサ16で検出したクラッチ
遮断状態信号Sc、ニュートラル検出部位置センサ17
で検出した手動変速機4のニュートラル位置検出信号S
N に基づいて手動変速機4のシフト位置を検出し、この
シフト位置を表すシフト位置検出信号SS をトルク分配
制御演算部53に出力する。
【0031】さらに、トルク分配制御演算部53は、車
速サーボ部51で算出された目標エンジントルクTeg
及びシフト位置検出部52で検出したシフト位置検出信
号S S に基づいてスロットル開度指令値AP及びブレー
キ液圧指令値Pbkを算出し、これらスロットル開度指
令値AP及びブレーキ液圧指令値Pbkをエンジン出力
制御装置10及び制動制御装置9に出力する。
【0032】ここで、車速サーボ部51は、道路勾配変
動などの外乱に強いサーボ系とするために、ロバストマ
ッチング制御手法で設計されている。このサーボ系は、
制御対象の伝達特性をパルス伝達関数P(z-1)と置く
と、各補償器は図3に示すように表され、zは遅延演算
子であり、z-1を乗じた形式で1サンプリング周期前の
値を表す。
【0033】図3のサーボ系は、モデルマッチング補償
器51aと、外乱補償器としてのロバスト補償器51b
と、モデルマッチング補償器51aから出力される加減
速度指令値α1よりロバスト補償器51bから出力され
る外乱推定値α2を減算して目標加減速度α* を算出す
る減算器51cと、この目標加減速度α* に車体質量M
を乗算して目標制・駆動力FORを算出する乗算器51d
と、目標・制駆動力F ORを目標駆動軸トルクTE * に変
換するトルク変換部51eとを備えている。
【0034】ここで、モデルマッチング補償器51a
は、目標車速V* を入力とし、実際の自車速Vspを出
力としたときの制御対象の応答特性が予め定めた一次遅
れとむだ時間を持つ規範モデルH(z-1)の特性と一致
するように設定されている。目標加速度を入力とし、実
際の自車速Vspを出力とする部分を制御対象と置く
と、パルス伝達関数P(z-1)は下記(5)に示す積分
要素P1(z-1)とむだ時間要素P2(z-1)=z-2
の積と置くことができる。ただし、Tはサンプリング周
期である。
【0035】 P1(z-1)=T・z-1/(1−z-1) …………(5) このとき、ロバスト補償器51bを構成する補償器C1
(z-1)及びC2(z-1)は下記(6)及び(7)式で
表される。但し、γ=exp(−T/Tb)である。 C1(z-1)=(1−γ)・z-1/(1−γ・z-1) …………(6) C2(z-1)=(1−γ)・(1−z-1)/T・(1−γ・z-1)……(7) 制御対象のむだ時間を無視して、規範モデルを時定数T
aの1次ローパスフィルタとすると、モデルマッチング
補償器51aのフィードバック補償器C3は、下記
(8)式のように定数となる。
【0036】 C3=K={1−exp(−T/Ta)}/T …………(8) そして、車速制御部50では、図4に示す車速制御処理
を所定サンプリング周期(例えば10msec)毎に所
定メインプログラムに対するタイマ割込処理として実行
する。この車速制御処理は、図4に示すように、先ず、
ステップS1で、車間距離制御部40で算出された目標
車速V* を読込むと共に、運転者が設定した設定車速V
SET を読込み、これらの内の小さい方を選択し、これを
選択目標車速V* sとして設定する。
【0037】次いで、ステップS2に移行して、自車速
Vsp(n) 及び実車間距離Dps(n) を読込み、次いで
ステップS3に移行し、ロバスト補償器52における補
償器C1(z-1)及びC2(z-1)に相当する下記
(9)式及び(10)式の演算を行って補償器出力y1
(n) 及びy2(n) を算出し、これらに基づいて下記(1
1)式の演算を行って外乱推定値α2(n) を算出すると
共に、選択目標車速V* s及び自車速Vspをもとにモ
デルマッチング補償器51に相当する下記(12)式の
演算を行って補償器出力α1を算出し、算出した補償器
出力y1(n) ,y2(n) 及びα1に基づいて下記(1
3)式の演算を行って目標加減速度α* を算出し、これ
を今回の目標加減速度α* (n) として目標加減速度今回
値記憶領域に更新記憶すると共に、前回の目標加減速度
α* (n-1) を目標加減速度前回値記憶領域に更新記憶す
る。
【0038】 y1(n) =γ・y1(n-1) +(1−γ)・α* (n-1) …………(9) y2(n) =γ・y2(n-1) +(1−γ)/T・Vsp(n) −(1−γ)/T・Vsp(n-1) ……(10) α2(n) =y2(n) −y1(n) …………(11) α1(n) =K・(V* (n) −Vsp(n) ) …………(12) α* =α1(n) −α2(n) …………(13) 次いで、ステップS4に移行して、目標加減速度α
* (n) に車両質量Mを乗算して目標制・駆動力FOR(=
M・α* (n) )を算出する。
【0039】次いでステップS5に移行して、算出され
た目標制・駆動力FORより目標エンジントルクTegを
算出し、算出した目標エンジントルクTegをもとに手
動変速機4の各シフト位置をパラメータとしてスロット
ル開度APと目標エンジントルクTegとの関係を示す
図5のスロットル開度算出マップを参照してスロットル
開度APを算出し、これをエンジン出力制御装置10に
出力する。
【0040】ここで、スロットル開度算出マップは、図
5に示すように、横軸にエンジントルクTegをとり、
縦軸にスロットル開度APをとり、手動変速機4のニュ
ートラル位置を除く各シフト位置をパラメータとして形
成され、目標エンジントルクTegが負から正に増加す
るに応じてスロットル開度APの増加量が緩やかに増加
し、目標エンジントルクTegが正側の所定値を超える
とスロットル開度APが急激に上昇するように設定され
ている。
【0041】次いで、ステップS6に移行して、目標制
・駆動力FORをもとに図6に示すブレーキ液圧算出用マ
ップを参照してブレーキ液圧指令値Pbkを算出し、算
出したブレーキ液圧指令値Pbkを制動制御装置9に出
力する。ここで、ブレーキ液圧算出用マップは、図6に
示すように、横軸に目標制・駆動力FORを取り、縦軸に
ブレーキ液圧Pbkを取り、目標制・駆動力FORが正で
あるとき及び負であって所定値−Fsを上回っている間
は目標制動圧Pbkが“0”を維持し、目標制・駆動力
ORが所定値−Fsを下回ると、目標制・駆動力FOR
負方向への増加に比例してブレーキ液圧Pbkが直線的
に増加するように設定されている。
【0042】また、車速制御部は、図7に示す駆動力遮
断制御処理を所定サンプリング周期(例えば10mse
c)毎に所定メインプログラムに対するタイマ割込処理
として実行する。この駆動力遮断制御処理は、先ず、ス
テップS11で、シフト位置検出部52からのシフト位
置信号を読込み、手動変速機4のシフト位置がニュート
ラル位置であるか否かを判定し、ニュートラル位置であ
るときには、ステップS12に移行して、前回のサンプ
リング周期で手動変速機4のシフト位置がニュートラル
位置であったか否かを判定し、前回のシフト位置がニュ
ートラル位置ではないときには、今回初めてニュートラ
ル位置となって、手動変速機4でエンジン2からの動力
伝達が遮断されたものと判断してステップS13に移行
する。
【0043】このステップS13では、前回のサンプリ
ング周期でクラッチ3が遮断状態であったか否かを判定
し、クラッチ3が接続状態であるときにはステップS1
4に移行する。このステップS14では、図8に示す車
間判定用マップを参照して判定車間値βを算出する。こ
の車間判定用マップは、横軸に自車速Vspをとり、縦
軸に車間判定値βをとって形成され、自車速が“0”で
あるときには車間判定値βが“0”に近い最小値βMIN
に設定され、これから自車速Vspが増加するに従って
車間判定値βの増加量が徐々に大きくなるように湾曲特
性線L11が設定されている。
【0044】次いで、ステップS15に移行して、車間
距離センサ12から読込んだ車間距離検出値Dpsが車
間判定値β以上であるか否かを判定し、Dps<βであ
るときには、先行車との車間距離が短すぎるものと判断
してステップS16に移行する。このステップS16で
は、前述した車速制御処理で算出されるエンジントルク
Tegの負値分即ちエンジンブレーキトルクを絶対値で
表すエンジンブレーキトルクTbkが予め設定された制
動閾値νを超えているか否かを判定し、Tbk>νであ
るときには前回の動力伝達状態でエンジンブレーキが作
用されていたものと判断してステップS17に移行す
る。
【0045】このステップS17では、前述した図4の
車速制御処理によるトルク制御を禁止し、次いでステッ
プS18に移行して、現在の車間距離検出値Dpsを遮
断制御開始初期値Dinとして設定すると共に、経過時
間を計測する経過時間タイマのカウント値Tcnを
“0”にセットしてから起動する。次いで、ステップS
19に移行して、前回のスロットル開度AP(n-1) 及び
自車速Vspをもとに図10の特性マップを参照して現
在のエンジンブレーキ制動力Tebを算出してからステ
ップS20に移行する。
【0046】ここで、特性マップは、例えば手動変速機
4が2速位置にあるものとしたときに、図10に示すよ
うに、横軸に自車速Vspをとり、縦軸にエンジンブレ
ーキ制動力Tebをとり、スロットル開度APをパラメ
ータとして形成され、スロットル開度APが全閉状態で
あるときにエンジンブレーキ制動力Tebが最大とな
り、自車速Vspが低速側から高速側に増加するとき
に、これに応じて下側に凸となる湾曲線L0に従ってエ
ンジンブレーキ制動力Tebが増加し、スロットル開度
APが全閉状態より開状態となって開度が大きくなるに
つれて湾曲線L1及びL2で示すように、自車速Vsp
に対するエンジンブレーキ制動力Tebが小さくなるよ
うに設定されている。
【0047】このステップS20では、算出したエンジ
ンブレーキ制動力Tebをもとに図11に示す制動力−
液圧マップを参照してブレーキ液圧Pbkを算出する。
制動力−液圧マップは、図11に示すように、横軸にブ
レーキ液圧Pbkをとり、縦軸にエンジンブレーキ制動
力Tebをとって形成され、ブレーキ液圧Pbkが
“0”であるときにエンジンブレーキ制動力Tbも
“0”となり、これからブレーキ液圧Pbkが増加する
に応じてエンジンブレーキ制動力Tebの変化量が徐々
に少なくなるように上に凸となる湾曲特性線L21が設
定されている。
【0048】次いで、ステップS21に移行して、算出
したブレーキ液圧Pbkを制動制御装置9に出力してか
らタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに
復帰する。一方、前記ステップS12の判定結果が手動
変速機4の前回シフト位置がニュートラル位置であった
とき及びステップS13の判定結果がクラッチ3が前回
遮断状態にあったときにはステップS22に移行して、
自車速Vspをもとに図9に示す車間距離増加閾値算出
マップを参照して車間距離増加閾値αを算出してからス
テップS23に移行する。ここで、車間距離増加閾値算
出マップは、図9に示すように、横軸に自車速Vspを
とり、縦軸に車間距離増加閾値αをとって形成され、自
車速Vspが“0”であるときには車間距離増加閾値α
が最小値αMI N となり、その後自車速Vspが増加した
ときに車間距離増加閾値αが増加量が徐々に増加して緩
やかに増加するように湾曲特性線L12が設定されてい
る。
【0049】ステップS23では、現在の車間距離検出
値Dspから前記ステップS18で設定した遮断制御開
始初期値Dinを減算した値即ち車間距離増加量がステ
ップS22で算出した車間距離増加閾値αを超えている
か否かを判定し、Dps−Din≦αであるときにはブ
レーキ制御を継続するものと判断してステップS24に
移行する。
【0050】このステップS24では、経過時間タイマ
のカウント値Tcnが予め設定した経過時間閾値γを超
えたか否かを判定し、Tcn≦γであるときにはブレー
キ制御を継続するものと判断してそのままタイマ割込処
理を終了する。また、前記ステップS15の判定結果が
Dps≧βであるとき、ステップS16の判定結果がT
eg≦νであるとき、ステップS23の判定結果がDp
s−Din>αであるとき及びステップS24の判定結
果がTcn>γであるときにはステップS25に移行し
て、現在のエンジンブレーキ制動力Tebから設定値η
を現在した値を新たなエンジンブレーキ制動力Tebと
して設定し、この新たなエンジンブレーキ制動力Teb
をもとに図11の制動力−液圧マップを参照してブレー
キ液圧Pbkを算出する制御解除処理を行ってから前記
ステップS21に移行する。
【0051】さらに、前記ステップS11の判定結果が
手動変速機4のシフト位置がニュートラル位置ではない
ときにはステップS26に移行して、クラッチ3が遮断
状態であるか否かを判定し、クラッチ3が遮断状態であ
るときには前記ステップS12に移行し、クラッチ3が
締結状態であるときにはステップS27に移行する。こ
のステップS27では、前回のサンプリング周期で手動
変速機4のシフト位置がニュートラル位置であるか否か
を判定し、ニュートラル位置であるときにはニュートラ
ル位置から他のシフト位置にシフトされて動力伝達状態
に復帰したものと判断してステップS28に移行する。
【0052】このステップS28では、現在のブレーキ
液圧Pbkをもとに図11の制動力−液圧マップを参照
してエンジンブレーキ制動力Tebを算出し、次いでス
テップS29に移行して、算出したエンジンブレーキ制
動力Teb及び自車速Vspをもとに図10の特性マッ
プを参照してスロットル開度AP(n-1) を算出してから
ステップS30に移行する。
【0053】このステップS30では前述した図4の車
速制御処理を作動状態とし、次いでステップS31に移
行して、ブレーキ液圧Pbkを“0”に設定してから前
記ステップS21に移行する。また、前記ステップS2
7の判定結果が手動変速機4の前回シフト位置がニュー
トラル位置ではないときにはステップS32に移行し
て、クラッチ3が前回のサンプリング周期で遮断状態で
あったか否かを判定し、前回遮断状態であったときには
動力伝達遮断状態から復帰したものと判断して前記ステ
ップS28に移行し、前回遮断状態ではなかったときに
は動力伝達状態を継続しているものと判断したステップ
S33に移行する。
【0054】このステップS33では、現在のスロット
ル開度APを前回スロットル開度AP(n-1) として設定
してからそのままタイマ割込処理を終了する。上記図4
及び図7の処理が制動力制御手段に対応している。次
に、上記実施形態の動作を説明する。今、車両が比較的
急な下り坂で手動変速機4を2速位置としてエンジンブ
レーキを使用して走行しているものとする。この低速走
行状態で、図12(a)に示すように、時点t0で、比
較的車間距離Dpsの短い先行車を補足しているものとす
る。この時点t0 では図12(c)に示すようにクラッ
チ3が締結状態を継続すると共に、手動変速機4のシフ
ト位置が例えば2速位置を継続しているので、図7の駆
動力遮断制御処理では、ステップS11からステップS
26を経てステップS27に移行し、ニュートラル位置
ではなく2速位置を継続しているので、ステップS31
に移行し、クラッチ3が締結状態であるので、ステップ
S32に移行して現在のスロットル開度APを前回のス
ロットル開度AP(n-1) として設定してからステップS
30に移行することになり、図4の車速制御処理による
トルク制御を作動状態とする。
【0055】このため、図4の車速制御処理で、先行車
との車間距離Dpsが短いので、車間距離Dpsを目標
車間距離Dps* に合わせるための現在の自車速Vsp
より遅い目標車速V* が算出される。このため、車速サ
ーボ部51で算出される目標加減速度α* が減速度を表
す負値となり、これに応じて目標制・駆動力FORも負値
となる。このとき、目標制・駆動力FORが前述した図5
に示す所定値−Fsより大きな値であるものとすると、
図4のステップS6で算出されるブレーキ液圧Pbkは
“0”となる。一方、ステップS5で算出される目標エ
ンジントルクTegも負値となるので、その絶対値を表
すエンジンブレーキ制動力Tbkが図12(e)に示す
ように、制動力閾値νより大きな値となる。これに応じ
て現在のシフト位置に応じた図5に示すスロットル開度
算出マップを選択し、エンジントルクTegをもとに選
択した特性マップを参照して車間距離Dpsを目標車間
距離Dps* に合わせるためのエンジンブレーキを発生
するスロットル開度APが算出される。このスロットル
開度APがエンジン出力制御装置10に供給されること
により、このエンジン出力制御装置10でスロットルア
クチュエータ11を制御してスロットルバルブ11aを
閉方向に制御してエンジンブレーキを作用させる。
【0056】したがって、車両の加減速度が図12
(b)に示すように負の減速度を表す値に制御されるこ
とにより、先行車との車間距離Dpsが図12(a)に
示すように徐々に増加する。この手動変速機4が2速位
置で走行している状態で、例えば手動変速機4を3速位
置にシフトアップするために、時点t1でクラッチペダ
ル3aを踏込んでクラッチ3を遮断状態とすると、これ
によってエンジン2から手動変速機4以降への駆動力の
伝達が遮断される。
【0057】この動力遮断状態となると、図7の動力遮
断制御処理において、ステップS11からステップS2
6に移行し、クラッチ3が遮断状態となったので、ステ
ップS12に移行し、前回のサンプリング周期で手動変
速機4が2速位置であり、クラッチ3が締結状態であっ
たので、ステップS13を経てステップS14に移行す
る。このステップS14では、自車速Vspをもとに図
8の車間判定値算出マップを参照して車間判定値βを算
出する。
【0058】このとき、図12(a)に示すように算出
した車間判定値βに対して実際の車間距離Dpsが小さ
いものとすると、ステップS15からステップS16に
移行し、エンジンブレーキ制動力Tbkが図12(e)
に示すように制動力閾値νより大きいので、ステップS
17に移行して、図4の車速制御処理によるトルク制御
を禁止してからステップS18に移行する。
【0059】このため、この時点t1での車間距離Dp
sが遮断制御開始初期値Dinとして設定されると共
に、経過時間タイマのカウント値Tcnを“0”にリセ
ットして経過時間タイマを起動する。そして、スロット
ル開度AP(n-1) 及び自車速Vspをもとに図10の特
性マップを参照してエンジンブレーキ制動力に相当する
図12(f)に示す制動力Tebを算出し(ステップS
19)、次いで算出した制動力Tebをもとに図11の
制動力−ブレーキ液圧マップを参照してブレーキ液圧P
bkを算出し(ステップS20)、次いで算出したブレ
ーキ液圧Pbkを制動制御装置9に出力する。このた
め、制動制御装置9によってディスクブレーキ8に供給
するブレーキ液圧を制御して、ディスクブレーキ8でエ
ンジンブレーキ制動力を補償する制動力を発生させる。
この結果、エンジンブレーキを作用させて下り坂を走行
している途中で動力遮断状態としてエンジンブレーキが
作用しない状態となっても、車両の減速度が図12
(b)に示すように維持され、車間距離Dpsの増加傾
向を図12(a)に示すように継続することができ、車
間距離Dpsが短くなって運転者に違和感を与えること
を確実に防止することができる。
【0060】次のサンプリング期間では、図7の処理に
おいて、ステップS11からステップS26及びS12
を経てステップS13に移行するが、前回のサンプリン
グ期間でクラッチ3が遮断されているので、ステップS
13からステップS22に移行する。このため、自車速
Vspをもとに図9の車間距離増加閾値算出マップを参
照して車間距離増加閾値αを算出し、次いで、現在の車
間距離Dpsから遮断制御開始初期値Dinを減算した
値が車間距離増加閾値αに達しないので、ステップS2
4に移行し、このステップS24でも制動制御を開始し
たばかりであり経過時間タイマのカウント値Tcnが経
過時間閾値γより小さいのでステップS21に移行し
て、ブレーキ液圧Pbkの出力を継続する。
【0061】その後、時点t2でシフトレバー4aを操
作することにより、手動変速機4を2速位置から一旦ニ
ュートラル位置にシフトさせると、図7の処理におい
て、ステップS11を経てステップS12に移行するこ
とになり、手動変速機5の前回のシフト位置が2速位置
であるので、ステップS13に移行することになるが、
クラッチ3が遮断状態を継続しているので、ステップS
22に移行し、ステップS23及びS24を経てステッ
プS21に移行し、ブレーキ液圧Pbkの出力を継続す
る。
【0062】その後、時点t3でクラッチペダル3aの
踏込みを解放してクラッチ3を締結状態に復帰させる
と、この状態では手動変速機4がニュートラル位置にあ
って動力遮断状態を継続するので、ステップS22〜S
24を経てステップS21に移行し、ブレーキ液圧Pb
kの出力を継続する。その後、現在の車間距離Dpsか
ら遮断制御開始初期値Dinを減算した値が車間距離増
加閾値αに達する以前で且つ経過時間タイマのカウント
値Tcnが経過時間閾値γに達する以前の時点t4で、
再度クラッチペダル3aを踏込んでクラッチ3を遮断状
態とし、次いで時点t5でシフトレバー4aを操作して
手動変速機4を3速位置にシフトした後に、現在の車間
距離Dpsから遮断制御開始初期値Dinを減算した値
が車間距離増加閾値αに達する以前で且つ経過時間タイ
マのカウント値Tcnが経過時間閾値γに達する以前の
時点t6でクラッチペダル3aをゆっくり戻してクラッ
チ3を締結状態とすると、図7の処理でステップS11
からステップS26を経てステップS27に移行し、手
動変速機4の前回シフト位置が3速位置であるので、ス
テップS31に移行する。
【0063】このステップS31では、前回のサンプリ
ング周期でクラッチ3が遮断であったので、ステップS
28に移行し、現在のブレーキ液圧Pbkをもとに図1
1の制動力−液圧マップを参照してエンジンブレーキ制
動力Tebを算出し、次いでステップS29に移行し
て、エンジンブレーキ制動力Teb及び自車速Vspを
もとに図10の特性マップを参照してスロットル開度A
P(n-1) を算出し、次いでステップS30に移行して図
4の車速制御処理を再開させて車間距離を目標車間距離
に合わせるトルク制御を再開させ、次いでステップS3
1に移行して、ブレーキ液圧Pbkを“0”に設定して
からステップS21に移行し、ディスクブレーキ8に供
給する制動圧を“0”に復帰させる。
【0064】その後、車両が手動変速機4のシフト位置
を加速位置としてエンジンブレーキを作用させて急な下
り坂を走行している状態から緩やかな下り坂にさしかか
って手動変速機4のシフト位置をニュートラル位置にシ
フトしてエンジンブレーキを作用させない状態で走行す
る場合には、図12における時点t7で、クラッチペダ
ル3aを踏込んでクラッチ3を図12(c)に示すよう
に遮断状態とし、このときの車間距離Dpsが車間判定
値β未満であり、且つ図4の車速制御処理におけるエン
ジントルクTegの負値の絶対値を表すエンジンブレー
キ制動力Tbkが制動力閾値νを超えているときには、
前述した時点t1と同様に、ステップS17〜S21に
移行する。このため、図4の車速制御処理によるトルク
制御を禁止すると共に、現在の車間距離Dpsを遮断制
御開始初期値Dinとして設定し、経過時間タイマのカ
ウント値Tcnを“0”にリセットしてから経過時間タ
イマを起動し、さらに前回スロット開度AP(n-1) 及び
自車速Vspをもとに図10の特性マップを参照してエ
ンジンブレーキ制動力Tebを算出し、算出したエンジ
ンブレーキ制動力Tebをもとに図10の制動力−液圧
マップを参照してブレーキ液圧Pbkを算出し、算出し
たブレーキ液圧Pbkを制動制御装置9に出力してディ
スクブレーキ8でエンジンブレーキ制動力を補償する制
動力を発生させる制動力制御を開始する。
【0065】そして、次のサンプリング周期で、ステッ
プS13からステップS22に移行して、車間距離増加
閾値αを算出し、現在の車間距離Dpsから遮断制御開
始初期値Dinを減算した値が車間距離増加閾値α未満
となるので、ステップS24に移行し、経過時間タイマ
のカウント値Tcnが経過時間閾値γより小さいのでス
テップS21に移行して、ディスクブレーキ8によるエ
ンジンブレーキ制動力Tebを補償する制動力の発生を
継続する。
【0066】その後、時点t8で、シフトレバー4aを
操作して手動変速機4のシフト位置をニュートラル位置
とし、次いで時点t9でクラッチペダル3aの踏込を解
放しても、この時点では現在の車間距離Dpsから遮断
制御開始初期値Dinを減算した値が車間距離増加閾値
α未満となり、且つ経過時間タイマのカウント値Tcn
が経過時間閾値γより小さい状態を継続するので、ステ
ップS21に移行して、ディスクブレーキ8によるエン
ジンブレーキ制動力Tebを補償する制動力の発生を継
続する。
【0067】このディスクブレーキ8による制動力発生
状態を継続して、時点t10で、現在の車間距離Dps
から遮断制御開始初期値Dinを減算した値が車間距離
増加閾値αを超える状態となると、ステップS23から
ステップS25に移行する。このステップS25では、
ステップS19で算出したエンジンブレーキ制動力Te
bから減少量ηを減算した値を新たなエンジンブレーキ
制動力Tebとして設定するので、新たなエンジンブレ
ーキ制動力Tebが図12(f)に示すように減少傾向
となる。
【0068】そして、ステップS20に移行して、新た
なエンジンブレーキ制動力Tebに基づいてブレーキ液
圧Pbkを算出するので、このブレーキ液圧Pbkも減
少され、これが制動制御装置9に出力されることによ
り、ディスクブレーキ8に供給される制動圧が減少され
て、このディスクブレーキ8で発生される制動力が減少
される。これに応じて車両の減速度が減少する。
【0069】このようにステップS25の制御解除処理
がサンプリング周期毎に行われることにより、エンジン
ブレーキ制動力Tebが図12(f)に示すように徐々
に減少し、これに応じて車両減速度も減少することにな
り、時点t11で車両加減速度が正値即ち加速度に反転
すると、車両が加速状態となり、先行車の加速状態によ
って車間距離Dpsが減少する。
【0070】その後、時点t12でエンジンブレーキ制
動力Tebが“0”以下となると、エンジンブレーキ制
動力Tebが“0”に維持され、これに応じてブレーキ
液圧Pbkも“0”に維持され、これが制動制御装置9
に出力されることにより、ディスクブレーキ8への制動
圧の供給が停止されて、制動状態が解除される。このよ
うに、制御解除処理によって、ディスクブレーキ8によ
って発生する制動力が徐々に減少されるが、この制御解
除処理の開始時点では車間距離Dpsが動力遮断状態で
の制動力制御開始時点の車間距離である遮断制御開始初
期値Dinに対して車間距離増加閾値α分長い距離とな
っていると共に、制動制御解除が緩やかに行われ、車間
距離が急減することを確実に回避することができるの
で、運転者に違和感を与えることを確実に防止すること
ができる。
【0071】その後、平坦路を走行する状態となって、
クラッチペダル3aを踏込んでクラッチ3を遮断状態と
してからシフトレバー4aを操作して手動変速機4のシ
フト位置を3速位置等にシフトした場合には、ステップ
S28〜S31の処理を行って前回スロットル開度AP
(n-1) を算出すると共に、図4の車速制御処理によるト
ルク制御を再開させ、さらにブレーキ液圧Pbkを
“0”に設定し、その後はステップS33で前回スロッ
トル開度AP(n-1) の更新のみを行う。
【0072】また、クラッチペダル3aを踏込んでクラ
ッチ3を遮断状態としたときに、車間距離Dpsが車間
判定値β以上であるとき、及び図4の車速制御処理で算
出するエンジンブレーキ制動力Tegが制動力閾値ν以
下であるときには、ステップS25に移行して、制御解
除処理を行う。この制御解除処理では、通常は前述した
ようにステップS31でエンジンブレーキ制動力Teb
が“0”に設定されているので、エンジンブレーキ制動
力Tebの減少処理は行わない。
【0073】このように、車間距離Dpsが車間判定値
β以上であるとき、及び図4の車速制御処理で算出する
エンジントルクTegの負値の絶対値を表すエンジンブ
レーキ制動力Tbkが制動力閾値ν以下であるときに
は、動力遮断状態に移行したときの車間距離変動が少な
いものと判断して制動力制御を行わないことにより、デ
ィスクブレーキ8の負荷を減少させて、ディスクブレー
キ8の摩耗を減少させることができる。
【0074】なお、上記実施形態においては、制動力制
御を開始するための条件として、車間距離Dpsが車間
判定値β以上であるとき、及び図4の車速制御処理で算
出するエンジンブレーキ制動力Tbkが制動力閾値ν以
下であるときの2つの条件を設定した場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、制動力制御を
開始するための条件として、上記2つの条件の他に、車
間距離減少率を検出し、この車間距離減少率が所定値以
上である時を加えるようにしてもよく、或いは上記3つ
の条件のうちの1つ又は複数を設定するようにしてもよ
い。
【0075】また、上記実施形態においては、車間距離
Dpsに対する車間判定値βを自車速Vspに基づいて
図8の車間判定値算出マップを参照して算出する場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、車
間判定値βを固定値とするようにしてもよく、同様に車
間距離増加閾値αにもついても固定値に設定するように
してもよい。
【0076】さらに、上記実施形態においては、制動力
制御解除時にエンジンブレーキ制動力Tebを漸減させ
る場合について説明したが、これに限定されるものでは
なく、エンジンブレーキ制動力Tebに基づいて算出さ
れるブレーキ液圧Pbkを順次減少させるようにしても
よい。さらにまた、上記実施形態においては、車間判定
値β、車間距離増加閾値α、エンジンブレーキ制動力T
eb、スロットル開度AP、ブレーキ液圧Pbkをマッ
プを使用して算出する場合について説明したが、これに
限定されるものではなく、マップの特性線を表す方程式
を使用して演算によって算出するようにしてもよい。
【0077】なおさらに、上記実施形態においては、目
標車間距離D* を先行車車速Vtに基づいて算出する場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、先行車車速Vtに代えて自車速Vspを使用して目
標車間距離D* を演算するようにしてもよい。また、上
記実施形態においては、車速サーボ部51でロバスト補
償機51bを使用して目標車速V* に基づいて目標加速
度α* を算出する場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、目標車速V* と自車速Vspとの
偏差にゲインKSPを乗算して駆動軸トルクTW を算出
し、この駆動軸トルクTW から走行抵抗推定値TDHを減
算して目標駆動軸トルクTW * を算出し、この目標駆動
軸トルクTW * に基づいてスロットル開度AP及びブレ
ーキ液圧Pbkを算出するようにしてもよい。
【0078】さらに、上記実施形態においては、走行制
御用コントローラ5でソフトウェアによる車速演算処理
及び動力遮断制御処理を行う場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、関数発生器、比較器、
演算器等を組み合わせて構成した電子回路でなるハード
ウェアを適用して構成するようにしてもよい。さらにま
た、上記実施形態においては、後輪駆動車に本発明を適
用した場合について説明したが、前輪駆動車に本発明を
適用することもでき、また回転駆動源としてエンジン2
を適用した場合について説明したが、これに限定される
ものではなく、電動モータを適用することもでき、さら
には、エンジンと電動モータとを使用するハイブリッド
車にも本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】図1の走行制御用コントローラの具体的構成を
示すブロック図である。
【図3】車速制御部の具体例を示すブロック線図であ
る。
【図4】車速制御部における車速制御処理の一例を示す
フローチャートである。
【図5】シフト位置をパラメータとしてエンジントルク
とスロットル開度との関係を表す制御マップを示す図で
ある。
【図6】目標制・駆動力と目標制動圧との関係を表す目
標制動圧算出用マップを示す説明図である。
【図7】車速制御部における駆動力遮断制御処理手順の
一例を示すフローチャートである。
【図8】自車速と車間判定値との関係を表す車間判定値
算出用マップを示す図である。
【図9】自車速と車間距離増加閾値との関係を表す車間
距離増加閾値算出用マップを示す図である。
【図10】スロットル開度をパラメータとして自車速と
エンジンブレーキ制動力との関係を表す制御マップを示
す図である。
【図11】ブレーキ液圧とエンジンブレーキ制動力との
関係を表す制御マップを示す図である。
【図12】本発明の実施形態の動作を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
2 エンジン 3 クラッチ 4 手動変速機 8 ディスクブレーキ 9 制動制御装置 10 エンジン出力制御装置 12 車間距離センサ 13 車速センサ 14 エンジン回転速度センサ 15 スロットル開度センサ 16 クラッチ遮断センサ 17 ニュートラル位置センサ 20 走行制御用コントローラ 40 車間距離制御部 41 相対速度演算部 42 目標車間距離設定部 43 車間距離演算部 44 目標車速演算部 50 車速制御部 51 車速サーボ部 52 シフト位置検出部 53 トルク分配制御演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60T 7/12 B60T 7/12 F F02D 29/02 301 F02D 29/02 301D Fターム(参考) 3D041 AA31 AA41 AB01 AC01 AC26 AD00 AD02 AD04 AD17 AD31 AD32 AD51 AE04 AE41 AE45 AF01 3D044 AA01 AA25 AB01 AC03 AC05 AC19 AC22 AC26 AC59 AD04 AD21 AE01 AE04 AE14 AE21 3D046 BB03 BB18 EE03 GG02 GG05 HH07 HH17 HH20 HH22 JJ01 JJ05 3G093 AA04 BA23 CB10 DA01 DA06 DB05 DB10 DB12 DB16 EA09 EB04 EC02 EC04 FA02 FA07 FA10 FA11 FA12 FB01 FB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自車速を検出する車速検出手段と、車両
    の目標車速を設定する目標車速設定手段と、前記目標車
    速に基づき車両の制動力又は駆動力を制御する制駆動力
    制御手段と、回転駆動源と車輪側との間の動力伝達を行
    う動力伝達手段と、該動力伝達手段での動力遮断状態を
    検出する動力遮断検出手段とを備え、前記制駆動力制御
    手段は、前記動力遮断検出手段で動力遮断状態を検出し
    た時、動力遮断前の駆動力が負である場合に、当該負の
    駆動力を補償する制動力を発生する制動力制御を行うよ
    うに構成されていることを特徴とする車両用走行制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記目標車速設定手段は、先行車両と自
    車両との位置関係に基づいて目標車速を設定するように
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両用
    走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制駆動力制御手段は、前記負の駆動
    力を補償する制動力を発生する制動力制御を、前記動力
    遮断検出手段で動力遮断状態を検出する直前の負の駆動
    力が所定値以上である時に、行うように構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用走行制
    御装置。
  4. 【請求項4】 先行車両との車間距離を検出する車間距
    離検出手段を有し、前記制駆動力制御手段は、前記負の
    駆動力を補償する制動力を発生する制動力制御を、前記
    先行車との車間距離が所定値未満である時に、行うよう
    に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の車両用走行制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制駆動力制御手段は、前記負の駆動
    力を補償する制動力を発生する制動力制御を、動力遮断
    後の先行車との車間距離の減少率が所定値以上である時
    に、行うように構成されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の車両用走行制御装置。
  6. 【請求項6】 先行車両との車間距離を検出する車間距
    離検出手段を有し、前記制駆動力制御手段は、前記負の
    駆動力を補償する制動力を発生する制動力制御を開始し
    た時に、当該制動力制御を、前記先行車との車間距離が
    当該制動力制御の開始時の車間距離に所定値を加算した
    解除車間距離以上となったとき、又は当該制動力制御の
    開始から所定時間経過したときに、解除するように構成
    されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに
    記載の車両用走行制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制駆動力制御手段は、前記負の駆動
    力を補償する制動力を発生する制動力制御を解除する際
    に、制動力を漸減するように構成されていることを特徴
    とする請求項6記載の車両用走行制御装置。
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