JP2003232876A - 時計補正装置 - Google Patents

時計補正装置

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JP2003232876A
JP2003232876A JP2002031065A JP2002031065A JP2003232876A JP 2003232876 A JP2003232876 A JP 2003232876A JP 2002031065 A JP2002031065 A JP 2002031065A JP 2002031065 A JP2002031065 A JP 2002031065A JP 2003232876 A JP2003232876 A JP 2003232876A
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Hiroyuki Taguchi
広行 田口
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時計機能を有するシステムにおいて、簡単で
正確に時計の補正ができる装置を提供する。 【解決手段】 システムの電源オン・オフに関係なく、
所定時間間隔で時計補正処理を行う(S1)。時計カウ
ント用発振子で1秒をカウントし(S2)、システム制
御用発振子で1秒をカウントする(S3)。両者の差分
を取る(S4)と、差分を所定時間間隔に換算し(S
7)、時計の桁上げ前に補正を行う(S8)。正確なシ
ステム制御用発振子のカウント値で時計カウント用発振
子のカウント値を補正するので、システム使用時の温度
変化などに追従して正確な補正ができる。また、この補
正は時間間隔をおいて短時間で行われるので、消費電力
を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計機能を有する
システムにおける、時計の補正装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器など、本来の機能に加え
て時計機能を備えたシステムがある。このシステムでは
マイコンによりシステム全体を制御し、このマイコンの
クロックのためにシステム制御用発振子を使用してい
る。また、時計表示用に、時計カウント用発振子を別途
設けている。このように2つの発振子を設ける理由は、
以下のとおりである。
【0003】上記のようなシステムでは、電源をオフし
た状態でも時計機能は動作を継続する必要がある。しか
しながら、システム制御用発振子は消費電力が大きい。
このため、電源オフ時にも動作をしなければならない時
計用には、消費電力が小さく比較的安価な発振子を別途
設けている。このように、時計カウント用発振子に消費
電力が小さく比較的安価なものを使用すると、発振子ご
とに出力周波数のばらつきが生じ、正確な時計カウント
がされないこととなる。
【0004】発振子ごとのばらつきを補正するために、
発振子の両端にトリマコンデンサを接続し、システム製
造時にトリマコンデンサを調整して発振子のカウント値
の調整を行う方法がある。しかしながら、この方法で
は、トリマコンデンサの追加が必要であり、部品コス
ト、製造コストの増加と実装スペースの制約という問題
がでてくる。また、出荷後の温度変化により、発振子の
出力周波数にばらつきが発生して時計の精度が悪化する
という問題があった。
【0005】ほかの発振子の出力周波数のばらつきを補
正する方法として、精度の高いシステム制御用発振子の
出力周波数を利用して、自動的に時計カウント用発振子
のばらつきを補正する方法が提案されている(特開平7
−27882号公報参照)。この方法は、製造時に、シ
ステム制御用発振子からのクロックパルスにより時計用
クロックの誤差を測定し、この誤差を記憶手段に格納す
る。製品出荷後は、記憶した誤差を利用して、時計カウ
ント用発振子のカウント値を補正する。この方法によれ
ば、トリマコンデンサが不要であり、また、誤差の補正
を自動的に行えるという利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
システム制御発振子の出力を利用して補正をする方法で
は、記憶手段に格納した誤差は製造時に測定した値に固
定されている。したがって、製品出荷後、システム使用
時に温度変化が生じると、やはり時計カウント用発振子
の出力周波数にばらつきが生じる。したがって、製品製
造後の温度変化があっても、正確に時計カウント用発振
子による時計カウントを補正する必要がある。本発明
は、時計機能を有するシステムにおいて、簡単で正確に
時計の補正ができる装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものである。本発明のシステム制御
用発振子及び時計カウント用発振子を備えるシステムに
おける時計補正装置は、所定時間間隔で、前記時計カウ
ント用発振子のカウント値と前記システム制御用発振子
のカウント値とを用いて、前記時計カウント用発振子の
出力周波数の誤差を測定し、測定した誤差に基づいて、
前記時計カウント用発振子のカウント値を補正する。
【0008】本発明によれば、上記の時計の補正は、電
源オフ時であっても所定時間間隔で行われることとな
る。したがって、システムの環境温度が変化しても、そ
の温度変化に無関係に時計カウント用発振子を補正する
ことが可能となる。また、この補正には消費電力の大き
いシステム制御用発振子を動作させているが、この動作
は間歇的に行われるので、時計補正のための消費電力
は、全体としては低く抑えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図を用
いて説明する。図1を用いて、時計補正装置のハード構
成を説明する。マイコン1は、オーディオ機器などのシ
ステム全体を制御する。なお、システム構成及びシステ
ムとマイコンとの接続関係、マイコン1内部における時
計表示機能をはじめとする各機能については、図示を省
略する。マイコン1は、システム制御用発振子2と、時
計カウント用発振子3を具備する。
【0010】システム制御用発振子2は、出力パルス周
波数fμ(12.58MHz)は高精度であるが、消費
電力が大で高価である。時計カウント用発振子3は、低
消費電力、安価であるが、出力パルス周波数ft(3
2.768KHz)は、製品ごと及び温度変化によりば
らつきが生じる。
【0011】システム制御用発振子2の出力パルスは、
マイコン1内でクロックとして使用され、また、マイコ
ン1の端子foutから外部へ出力される。本例では、端子
foutからの出力パルスを端子fin から取り込み、この信
号を用いて時計カウント用発振子3の出力周波数のばら
つきを補正処理する。
【0012】図2、図3を用いて、マイコン1における
時計補正処理を説明する。図2は、時計補正処理を示す
フローチャート、図3はその原理を示すものである。図
2の処理は、割り込みにより所定時間間隔で開始され
る。なお、本例では1時間に一度補正処理を行なわさせ
る場合の例を示すが、補正処理は必ずしも1時間ごとに
処理を行う必要はなく、必要に応じた時間間隔で処理を
行えば良い。最初に、マイコン1内の時計処理による現
在の時刻が59分台であるか否かが判定される(S
1)。ここで、NOであれば処理を終了する。したがっ
て、図2の処理は、1時間の内、59分台の1分間だけ
実行されることとなる。
【0013】ステップS1でYESであれば、時計カウ
ント用発振子3の出力パルスを用いて1秒間のカウント
をする(S2、図3A参照)。時計カウント用発振子3
による1秒間の間、システム制御用発振子2にパルスを
出力させる(図3B参照)。このパルスを端子foutから
端子fin へ取り込み、カウントをする(S3、図3C参
照)。
【0014】ここでカウントした値を、システム制御用
発振子2による理論上の1秒間のカウント数(図3D参
照)とを比較し、差分Δtを取る(S4)。ステップS
2からステップ4の処理を3回繰り返す(S5)と、差
分Δtの平均値を算出し(S6)、この1秒分の差分を
1時間分に換算して(3600倍)補正値を得る(S
7)。
【0015】補正値が得られると、現在の時刻が59分
59秒であるか否かが判定される(S8)。ここでYE
Sになると、ステップS7で得た補正値を用いて時間補
正を行う(S9)。このように時計の桁上げ前に補正が
行われることにより、時計表示が混乱することを防止で
きる。つまり、桁上げ後に補正を行うと、補正値がマイ
ナスであった場合に、一度桁上げされた時計表示がマイ
ナス補正により桁下げが生じる場合がある。本例のよう
に桁上げ前に補正を行うことで、この問題は解消でき
る。
【0016】以上説明した時計補正装置によれば、電源
オン・オフに関係なく、システムが稼動をしていれば、
1時間ごとに時計補正処理が行われる。これにより、時
計カウント用発振子3の出力周波数が温度変化により変
動をしても、それに追従した補正がされることになる。
したがって、高精度の時計がえられることになる。
【0017】システム制御用発振子2は、時計補正処理
のためには、1秒間のパルス出力を1時間に3回行うだ
けである。したがって、高消費電力のシステム制御用発
振子2を使用しても、時計補正処理に必要な電力は少な
く抑えることができるので、電源オフ時でも継続して時
計補正処理を行うことができる。また、本発明の時計補
正処理においては、システム制御用発振子2による理論
上の1秒を真の1秒として扱っている。この1秒は真の
1秒とは完全には一致しないが、実用上は問題がない。
【0018】本例では時計補正処理を行う時間間隔を1
時間、両発振子2、3のカウント値をとる時間を1秒間
などとしているが、これらの時間は、時計カウント用発
振子2の精度に応じて任意に設定することができる。ま
た、システム制御用発振子2と時計カウント用発振子3
のカウント値を使用した差分Δtの算出方法は、上記例
に限定されるものではなく、そのほかの任意の算出方法
を使用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、時計機能を有するシス
テムにおいて、簡単で正確に時計の補正ができる装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における時計補正装置のハー
ド構成を示す図である。
【図2】図1のマイコンにおける時計補正処理を示す図
である。
【図3】図2の処理の原理を説明する図である。
【符号の説明】
1…マイコン 2…システム制御用発振子 3…時計カウント用発振子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム制御用発振子及び時計カウント
    用発振子を備えるシステムにおける時計補正装置であっ
    て、 所定時間間隔で、前記時計カウント用発振子のカウント
    値と前記システム制御用発振子のカウント値とを用い
    て、前記時計カウント用発振子の出力周波数の誤差を測
    定する手段と、 測定した誤差に基づいて、前記時計カウント用発振子の
    カウント値を補正する手段と、 を具備することを特徴とする時計補正装置。
  2. 【請求項2】 前記測定手段は、前記時計カウント用発
    振子のカウント値に基づいて前記システム制御用発振子
    のカウント値を測定し、測定したカウント値とシステム
    制御用発振子の理論上のカウント値とを比較することに
    より前記誤差を測定し、 前記補正手段は、測定した誤差を、前記所定時間間隔の
    間の補正値に換算し、この換算値により前記補正を行う
    請求項1に記載の時計補正装置。
  3. 【請求項3】 前記補正手段によるカウントの補正は、
    表示時刻の桁上げ前のタイミングで行う請求項1又は2
    に記載の時計補正装置。
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