JP2002217722A - 基準周波数発生装置 - Google Patents

基準周波数発生装置

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JP2002217722A
JP2002217722A JP2001013245A JP2001013245A JP2002217722A JP 2002217722 A JP2002217722 A JP 2002217722A JP 2001013245 A JP2001013245 A JP 2001013245A JP 2001013245 A JP2001013245 A JP 2001013245A JP 2002217722 A JP2002217722 A JP 2002217722A
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JP2001013245A
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Naoki Takagi
尚樹 高木
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Maspro Denkoh Corp
Original Assignee
Maspro Denkoh Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 GPS受信機が出力する基準信号を使用する
基準周波数発生装置において、GPS受信機から基準信
号を得ることができない場合でも、高い周波数安定度を
確保できるようにする。 【解決手段】 GPS衛星からの信号を受信することに
よりGPS受信機が出力する基準信号とVCOからの出
力信号との周波数誤差を表す誤差データEを算出し(S11
0〜S150)、この誤差データEに基づいてVCOの発振周
波数を制御するための制御データを生成する(S180)装置
において、GPS受信機から正常な基準信号が得られな
いホールオーバモード時には(S170-Y)、VCOの周囲温
度を検出した温度データに基づき、予め設定された変換
テーブルを用いて制御データを生成する(S190)。また、
この変換テーブルを、高精度な周波数制御が行われてい
る精密制御モード時に実際に使用された制御データに基
づいて定期的に更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS衛星からの
受信信号に基づいて生成される協定世界時(UTC)に
同期した基準信号を利用する基準周波数発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、PHSや携帯電話等の基地局
において基地局間の同期をとったり、測定器の校正を行
う時の基準となる信号を生成するために、GPS(Glob
al Positioning System )受信機を利用する方法が知ら
れている。
【0003】即ち、GPS受信機は、一般に、現在位置
や移動速度の他に、協定世界時(UTC)に高精度で同
期した10kHzの信号や1秒周期の1pps(Pulse
PerSecond)と呼ばれるパルス信号を出力するように構
成されているため、これを基準信号とし、電圧制御発振
器(VCO)にて生成される出力信号の位相や周波数が
基準信号と一致するように制御するものである。
【0004】しかし、GPS衛星からの信号を受信でき
ない場合や、受信状態が不安定である場合には、GPS
受信機から基準信号が得られず、VCOからの出力信号
を基準信号に追従させることができない。これに対し
て、特開平10−256900号公報には、基準信号が
途絶えた場合に、その直前の制御値を用いてVCOを一
定電圧で制御することが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、VCOの発振
周波数は温度特性を有しているため、VCOの制御値が
一定とされている時に、環境が変化する等して周囲温度
に変化があると、VCOの発振周波数が基準信号から大
きくずれてしまうという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するために、
GPS受信機が出力する基準信号を使用する基準周波数
発生装置において、GPS受信機から基準信号を得るこ
とができない場合でも、高い周波数安定度を確保できる
ようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の発明である請求項1記載の基準周波数発生装置では、
GPS受信手段が、GPS衛星からの受信信号に基づい
て協定世界時に同期した基準信号を出力し、誤差検出手
段が、発振周波数を制御可能な発振手段が生成する出力
信号の前記基準信号に対する周波数誤差を繰り返し検出
する。
【0008】そして、第1制御手段が、誤差検出手段に
て検出された周波数誤差に基づき、その周波数誤差が減
少するように発振手段の発振周波数を制御する。また、
GPS受信手段にてGPS衛星からの信号を受信できな
いか、或いは受信状態が不安定である場合には、第2制
御手段が、周囲温度を測定する温度測定手段での測定結
果に基づき、テーブル記憶手段に記憶された周囲温度対
制御データの変換テーブルに従って発振手段に対する制
御データを設定する。
【0009】従って、本発明の基準周波数発生装置によ
れば、GPS衛星から基準信号が得られない期間中に、
何等かの理由で周囲温度が変化したとしても、高い周波
数精度を確保することができる。次に請求項2記載の基
準周波数発生装置では、テーブル更新手段が、第1制御
手段にて生成される制御データ,及び温度測定手段での
測定結果に基づいて、テーブル記憶手段に記憶された変
換テーブルを更新する。
【0010】従って、本発明の基準周波数発生装置によ
れば、周囲温度対制御データの特性が、経年変化したと
しても、その変化を確実に反映させることができ、経年
変化による制御の劣化を防止することができる。なお、
特開平7−321644号公報には、通常時の制御デー
タを、予め設定されているVCOの周囲温度対周波数特
性データの変換テーブルの値を用いて補正することが開
示されている。しかし、このような変換テーブルを更新
するためには、VCOの発振周波数を測定する必要があ
り、そのための回路が別途必要となる。
【0011】これに対して、本発明の基準周波数発生装
置では、周波数特性ではなく、発振手段に供給する制御
データを変換テーブルに記憶するため、変換テーブル更
新のために周波数の測定を行う必要がなく、しかも、変
換テーブルを参照するだけで、他の演算を行うことなく
速やかに制御データを得ることができる。
【0012】ところで、テーブル更新手段は、変換テー
ブルの更新を常時行っていてもよいが、ある程度長い期
間が経過しないと、変化を検出することができない。従
って、請求項3記載のように、テーブル更新手段は、予
め設定された起動条件に従って予め設定された更新期間
の間だけ起動されるように構成することが望ましい。
【0013】その場合、テーブル更新手段の起動条件
は、例えば請求項4記載のように、一定時間(時間単
位,日単位,月単位,年単位)の経過であってもよい
し、請求項5記載のように、第1制御手段にて生成され
る制御データとテーブルに記憶された制御データとの誤
差が、予め設定された上限値を越えることであってもよ
い。
【0014】更に、更新期間中に前記テーブル更新手段
によって更新されなかった未更新データがある場合、請
求項6記載のように、未更新データ更新手段が、その更
新期間中に更新された更新済データについて更新前後で
の値の変化率を求め、その変化率に基づいて未更新デー
タの更新を行うように構成してもよい。
【0015】この場合、変換テーブルの全てのデータに
ついて、経年変化の影響を反映させることができ、GP
S受信機からの基準信号の供給が途絶えた時に、どのよ
うな環境(周囲温度)にあったとしても、高い周波数安
定度を確実に保持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面と
共に説明する。図1は、周波数が10MHzの信号を生
成する実施形態の基準周波数発生装置の全体構成を表す
ブロック図である。
【0017】図1に示すように、本実施形態の基準周波
数発生装置10は、GPS衛星から送出された信号を受
信するGPSアンテナ11と、GPSアンテナ11から
の受信信号に基づいて、協定世界時(UTC)に同期し
た基準信号を含む各種信号を生成して出力するGPS受
信機12と、10MHz近傍で発振し発振周波数を制御
可能な電圧制御発振器(VCO)13と、GPS受信機
12が出力する基準信号を分周する分周器14a、及び
VCO13にて生成される出力信号を分周する分周器1
4bからなる分周部14と、分周器14aにより生成さ
れた分周基準信号の周期をカウンタクロックにてカウン
トするカウンタ15a、分周器14bにより生成された
分周出力信号の周期をカウンタクロックにてカウントす
るカウンタ15b、及びカウンタ15a,15bにカウ
ントクロック(本実施形態では約10MHz)を供給す
る発振器15cからなるカウント部15と、VCO16
の周囲温度を検出する温度センサ16と、GPS受信機
12からの信号、カウント部15を構成する各カウンタ
15a,15bでのカウント値、及び温度センサ16で
の検出温度等に基づいて、VCO13を制御するための
制御データを生成する演算処理部17と、演算処理部1
7にて生成された制御データを、VCO13を制御する
ための電圧信号に変換するD/Aコンバータ18とを備
えている。
【0018】このうち、GPS受信機12から分周器1
4aに供給される基準信号は、1秒周期を有する1pp
s(puls per second )、或いは10kHz信号(いず
れも周知)からなり、また、演算処理部17に対して出
力する信号は、受信信号の受信状態を表す状態信号,及
び受信信号を復調してなるシリアルデータを少なくとも
含んでいる。
【0019】VCO13は、恒温槽付水晶発振器(OC
XO)を中心に構成され、周囲温度の変化によって、制
御電圧に対する発振周波数の特性が大きく変化しないよ
うにされている。分周部14を構成する各分周器14
a,14bは、分周基準信号及び分周出力信号の周期が
所望の長さ(本実施形態では10秒)となるように分周
比が設定されている。具体的には、分周器14aでは、
基準信号として1ppsを用いる場合には10分周、1
0kHzの信号を用いる場合には105 分周するように
分周比が設定され、また、分周器14bでは、10MH
zの出力信号を108 分周するように分周比が設定され
ている。
【0020】カウント部15を構成する各カウンタ15
a,15bは、それぞれ対応する信号(分周基準信号,
分周出力信号)の1周期が終了する毎、即ち立上がりエ
ッジ(立下がりエッジでも可)が入力される毎に、カウ
ント値をレジスタ(図示せず)に保存して演算処理部1
7に対して割込信号を出力すると共に、カウント値をリ
セットし、直ちに次の周期のカウントを開始するように
構成されている。また、発振器15cは、VCO13と
は異なり、高精度を必要とせず安価なものが用いられて
いる。
【0021】D/Aコンバータ18は、20ビットのデ
ジタル信号を、0〜5Vの電圧信号に変換するように構
成されたものであり、1Vを209715段階で表す分
解能を有している。なお、VCO13は、制御電圧を
4.0V〜4.5Vの間で変化させると、発振周波数
が、9999994.54Hz〜10000003.5
2Hzの間で変化するものが用いられており、制御電圧
に対して17.96Hz/Vの感度を有している。つま
り、VCO13の発振周波数を、8.6×10-5(=1
7.96/209715)Hz単位で制御できるように
構成されている。
【0022】次に、演算処理部17は、CPU,RO
M,RAMからなる周知のマイクロコンピュータを中心
に構成されており、GPS受信機12の受信状態を監視
する監視処理の他、カウント部15でのカウント値に基
づいて、VCO13を制御するための制御データを生成
する制御データ生成処理等を実行する。
【0023】また、演算処理部17には、電源オフの状
態でも記憶内容を保持可能なRAM17aを備えてお
り、このRAM17aには、GPS受信機12から基準
信号を得ることができない場合に、温度センサ16にて
検出される周囲温度に基づいて制御データを生成するた
めに使用する変換テーブルが格納されている。その変換
テーブルは、図2(a)に示すように、周囲温度の範囲
0〜40℃を5℃刻みに区切って各温度に対応する制御
データを記憶させたものであり、当該装置の出荷時に
は、初期データが記憶されている。
【0024】このように構成された本実施形態の基準周
波数発生装置10では、GPSアンテナ11を介して受
信したGPS衛星からの受信信号に基づいて、GPS受
信機12から出力される基準信号を、分周器14aが分
周して分周基準信号を生成し、その1周期分の長さを、
カウンタ15aにて発振器15cが生成するカウンタク
ロックを用いて繰り返しカウントする。
【0025】これと共に、演算処理部17から供給され
る制御データをD/Aコンバータ18にて変換してなる
電圧信号により、発振周波数の制御が行われるVCO1
3からの出力信号を、分周器14bが分周して分周出力
信号を生成し、その1周期分の長さを、カウンタ15b
にて発振器15cが生成するカウンタクロックを用いて
繰り替えしカウントする。
【0026】そして、演算処理部17は、GPS受信機
12から正常な基準信号を得ることができる場合には、
分周基準信号及び分周出力信号の周期を表すカウント値
の比Rから、基準信号に対する出力信号の周波数誤差を
表す誤差データEを求め、この誤差データEに基づい
て、VCO13の発振周波数を制御するための制御デー
タを生成し、一方、GPS受信機12から正常な基準信
号を得ることができない場合には、温度センサ16を介
して取得したVCO13の周囲温度を表す温度データに
基づき、RAM17aに格納された変換テーブルを用い
て、制御データを生成する。
【0027】ここで、演算処理部17が実行する制御デ
ータ生成処理を、図3に示すフローチャートに沿って説
明する。本処理が起動すると、まずカウント部15から
割込信号が入力されるまで待機し(S110)、割込信
号の入力があると、その送出元のカウンタ15a又は1
5bのカウント値が格納されたレジスタからカウントデ
ータを読み込むと共に、温度センサ16からVCO13
の周囲温度の検出値である温度データを読み込む(S1
20)。
【0028】両カウンタ15a,15bのカウントデー
タTgps,Tvcoが取得されているか否かを判断し(S1
30)、まだ、いずれか一方のカウントデータしか取得
していない場合には、S110に戻る。一方、両方のカ
ウントデータが取得されていれば、両カウントデータの
比R(=Tgps/Tvco)を算出し、これを周波数に換算
することにより、出力信号の推定周波数、即ちVCO1
3の発振周波数を求める(S140)。つまり、出力信
号の周波数は、R=1であれば10MHzであり、R>
0であれば10MHzより小、R<0であれば10MH
zより大となる。
【0029】そして、基準信号の周波数に対する推定周
波数の周波数誤差を表す誤差データEを算出し(S15
0)、当該装置の動作モードの判定(S160)を行
う。その結果、動作モードがホールドオーバモード(後
述する)であるか否かを判断し(S170)、ホールド
オーバモードでなければ、引込み/精密制御処理を実行
することにより、誤差データEに基づいた制御データを
出力する(S180)。一方、ホールドオーバモードで
あれば、RAM17aに記憶された変換テーブルに基づ
き、先のS120にて取得した温度データに対応する制
御データを出力して(S190)、S110に戻る。
【0030】なお、S120にて取得する温度データ
は、カウンタ15aのカウント値の読込時に取得したも
のと、カウンタ15bのカウント値の読込時に取得した
ものがあるが、両温度データの取得タイミングは、通常
ほぼ同時であり、最悪でも分周基準信号及び分周出力信
号の半周期(本実施形態では5秒)しか違わない。この
ため、両温度データは通常は同じ値となり、従って、い
ずれのデータを用いてもよいが、これらの平均値を用い
てもよい。以下、温度データを使用する場合は、同様で
ある。
【0031】ここでS160にて実行される動作モード
判定処理の詳細を、図4に示すフローチャートに沿って
説明する。本処理が起動すると、まず、当該装置10へ
の電源投入後1時間以内であるか否かを判断し(S21
0)、1時間を越えていれば、今度は、D/Aコンバー
タ18に現在供給している制御データが、予め設定され
た上限値以上(本実施形態では891288)であるか
否かを判断し(S220)、上限値以上であれば、更に
この上限値以上の設定が、予め設定された制限回数N1
(本実施形態では10回)以上続けて検出された否かを
判断する(S230)。
【0032】そして、現在設定されている制御データが
上限値以上であり、且つその状態が制限回数N1以上続
けて検出された場合(S230−YES)、或いは電源
投入後1時間以内である場合(S210−YES)に
は、当該装置10は不安定な動作状態にあるものとし
て、動作モードを引込み制御モードに設定して(S30
0)本処理を終了する。
【0033】一方、現在設定されている制御データが上
限値より小さい(S220−NO)か、或いは上限値よ
り大きくても、その状態の検出回数が未だ制限回数N1
に達していない(S230−NO)場合には、当該装置
10は安定した動作状態にあるものとして、今度は、G
PS受信機12からの状態信号(1秒毎に得られる)に
基づき、衛星信号を受信しているか否かを判断し(S2
40)、受信していなければ、その受信していない状態
が、予め設定された制限回数N2(本実施形態では10
回,即ち10秒)以上続けて検出されたか否かを判断す
る(S250)。
【0034】そして、衛星信号を受信しているか(S2
40−YES)、或いは受信していなくても、その状態
の検出回数が未だ制限回数N2に達していない場合(S
250−NO)には、更にGPS受信機12が出力する
1pps信号が有効であるか否かを判断し(S26
0)、有効でなければその状態が、予め設定された制限
回数N3(本実施形態では10回,即ち10秒)以上続
けて検出されたか否かを判断する(S270)。
【0035】その結果、1pps信号が有効であるか
(S260−YES)、或いは無効であっても、その状
態の検出回数が未だ制限回数N3に達していない場合
(S270−NO)には、検出された誤差データEに基
づいて高精度な周波数制御を行うことが可能であるもの
として、動作モードを精密制御モードに設定して(S2
80)本処理を終了する。なお、1pps信号が有効で
あるか否かの判定は、例えば、GPS受信機12が出力
するシリアルデータの内容を解読し、データに含まれる
情報から判断できる。
【0036】一方、衛星信号を受信できない状態が、制
限回数N2以上続けて検出された場合(S250−YE
S)、又は1pps信号が無効である状態が、制限回数
N3以上続けて検出された場合(S270−YES)に
は、検出された誤差データEの信頼性が低く、これに基
づいて、高精度な周波数制御を行うことができないもの
として、動作モードをホールドオーバモードに設定して
(S290)本処理を終了する。
【0037】次に、動作モードがホールドオーバモード
ではない場合に実行される引込み/精密制御処理(S1
80)の詳細を、図5に示すフローチャートに沿って説
明する。本処理が起動されると、まず動作モードが引込
み制御モードであるか否かを判断し(S310)、引込
み制御モードであれば、ノイズ判定しきい値THとし
て、予め用意された一定値C(本実施形態では116
2)を設定する(S320)。なお、一定値Cは、引込
み制御モードに入った理由(S210−YES/S23
0−YES)に応じて異なる値を用いてもよい。
【0038】一方、動作モードが引込み制御モードでは
ない場合、即ち精密制御モードである場合には、今回の
処理で先のS150にて検出された誤差データをE
(n)とし、過去に検出された新しい方からm個の誤差
データE(n−1)〜E(n−m−1)に基づき、その
絶対値の平均値AVを算出する(S330)。
【0039】そして、算出された平均値AVが非零であ
るか否かを判断し(S340)、非零であれば、算出さ
れた平均値AVに、係数K(≧1)を乗じたものを、ノ
イズ判定しきい値THとして設定する(S350)。ま
た、算出された平均値AVが零である場合には、過去に
S350にてノイズ判定しきい値が設定されたことがあ
れば、S350にて最後に設定されたノイズ判定しきい
値を、また、過去にS350にてノイズ判定しきい値が
設定されたことがなければ、予め用意された初期値を、
ノイズ判定しきい値THとして設定する(S360)。
【0040】このようにしてノイズ判定しきい値THが
設定(S320又はS350又はS360)されると、
次に、誤差データE(n)の絶対値が、設定されたノイ
ズ判定しきい値THより小さいか否かを判断し(S37
0)、ノイズ判定しきい値TH以上であれば、この誤差
データE(n)が、制御データの算出や、次回以降のノ
イズ判定しきい値THの算出にて使用されることのない
ように排除して本処理を終了する。
【0041】一方、誤差データE(n)の絶対値が、設
定されたノイズ判定しきい値THより小さければ、今回
の誤差データを含む過去p個の誤差データE(n)〜E
(n−p)に基づき、その平均値Eavを算出する(S3
80)。そして、この平均値Eavに、係数A(≦1)を
乗じたものを、ループフィルタ(ローパスフィルタ)を
通すことで制御データに変換し(S390)、この制御
データをD/Aコンバータ18に出力し(S400)、
更にテーブル更新処理を行って(S410)本処理を終
了する。
【0042】次に、S410にて実行されるテーブル更
新処理の詳細を、図6に示すフローチャートに沿って説
明する。本処理が起動されると、まず動作モードが精密
制御モードであるか否かを判断し(S510)、精密制
御モードでなければそのまま本処理を終了し、一方、精
密制御モードであれば、テーブル更新期間中であるか否
かを判断(S510)する。
【0043】そして、テーブル更新期間中でなければ、
テーブル更新タイミングであるか否かを判断し(S52
0)、テーブル更新タイミングでなければ、そのまま本
処理を終了する。一方、テーブル更新タイミングであれ
ば、テーブル更新期間中であることを表す設定を行い
(S530)、先のS120にて取得した温度データに
対応する変換テーブル中の制御データを、先のS390
にて生成された制御データにて更新して(S540)本
処理を終了する。
【0044】また、テーブル更新期間中である場合(S
510−YES)には、更新終了タイミングか否かを判
断し(S550)、更新終了タイミングでなければ、S
540に移行し、先に説明した通り変換テーブルの更新
を行って本処理を終了する。一方、更新終了タイミング
であれば、テーブル更新期間中の設定を解除(S56
0)した後、変換テーブル中の制御データのうち、今回
のテーブル更新期間中に更新が行われた更新データを抽
出して、その平均変化率を算出し(S570)、算出さ
れた平均変化率が正常であるか否かを判断する(S58
0)。この判断は、例えば、平均変化率の算出に用いた
各制御データの変化率のばらつきが、算出された平均変
化率に対して許容範囲内にあるか否かにより行うことが
できる。
【0045】そして、異常があればそのまま本処理を終
了し、正常であれば、今回のテーブル更新期間中に更新
が行われなかった未更新データを、その未更新データに
平均変化率を乗じたデータにて更新し(図2(b)参
照)、本処理を終了する。なお、テーブル更新期間の開
始タイミングは、テーブル更新が予め設定された更新間
隔(例えば1日,1週間,1ヶ月など)で行われるよう
に設定し、また、終了タイミングは、テーブル更新期間
が、数時間〜数日程度継続するように設定する。
【0046】本実施形態において、GPS受信機12が
受信手段、VCO13が発振手段、分周部14,カウン
ト部15,S140,S150が誤差検出手段、RAM
17aがテーブル記憶手段、S160〜S180が第1
制御手段、S160,S170,S190が第2制御手
段、S540がテーブル更新手段、S570〜S590
が未更新データ更新手段に相当する。
【0047】以上説明したように、本実施形態の基準周
波数発生装置10においては、GPS受信機12から正
常な基準信号が得られないホールドオーバモード時に
は、温度センサ16からの温度データに基づき、RAM
17aに記憶された変換テーブルを用いて、信頼できな
いカウント値を用いることなく、VCO13の周囲温度
に対応する制御データを出力するようにされている。
【0048】従って、本実施形態の基準周波数発生装置
10によれば、ホールドオーバモードの継続中に、何等
かの理由でVCO13の周囲温度が変化したとしても、
これに対応した制御データを生成することができ、高い
周波数安定度を維持することができる。
【0049】また、本実施形態の基準周波数発生装置1
0では、定期的に一定のテーブル更新期間の間、精密制
御モード時に実際の制御に使用された制御データ、及び
これと同時に検出される温度データに基づいて変換テー
ブルを更新し、テーブル更新期間中に更新されなかった
未更新データについては、更新データから求めた平均変
化率を用いて更新するようにされている。
【0050】従って、本実施形態の基準周波数発生装置
10によれば、テーブル更新期間中に、限られた温度範
囲の制御データしか更新されなかったとしても、全ての
温度範囲の制御データに、経年変化の影響を反映させる
ことができる。つまり、普段さらされることのない環境
(周囲温度)にて、ホールドオーバモードとなった場合
にでも、高い周波数安定度を維持することができる。
【0051】なお、上記実施形態では、テーブル更新期
間中に変換テーブルの更新を逐次行っているが、その期
間中はデータの収集のみを行い、テーブル更新期間が終
了した時点で、未更新データと共に一括して行うように
構成してもよい。この場合、平均変化率が異常であれ
ば、テーブル更新期間中に取得したデータを全て廃棄
し、変換テーブルの更新を全く行わないようにすること
ができる。
【0052】また、上記実施形態では、更新データに基
づいて算出された平均変化率に異常がある場合には、平
均変化率を用いた未更新データの更新を行わないように
されているが、テーブル更新期間を再開させ、データの
取り直しを行うように構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の基準周波数発生装置の構成を表す
ブロック図である。
【図2】 変換テーブルの内容、及び未更新データの更
新方法を表す説明図である。
【図3】 演算処理部が実行する制御データ生成処理の
内容を表すフローチャートである。
【図4】 動作モード判定処理の詳細な内容を表すフロ
ーチャートである。
【図5】 引込み/精密制御処理の詳細な内容を表すフ
ローチャートである。
【図6】 テーブル更新処理の詳細な内容を表すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10…基準周波数発生装置 11…GPSアンテナ
12…GPS受信機 13…電圧制御発振器(VCO) 14…分周部 1
4a,14b…分周器 15…カウント部 15a,15b…カウンタ 1
5c…発振器 16…温度センサ 17…演算処理部 17a…R
AM 18…D/Aコンバータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星からの受信信号に基づいて協
    定世界時に同期した基準信号を出力するGPS受信手段
    と、 発振周波数を制御可能な発振手段と、 該発振手段が生成する出力信号の前記基準信号に対する
    周波数誤差を繰り返し検出する誤差検出手段と、 該誤差検出手段にて検出された周波数誤差に基づき、該
    周波数誤差が減少するように前記発振手段の発振周波数
    を制御する第1制御手段と、 を備えた基準周波数発生装置において、 周囲温度を測定する温度測定手段と、 周囲温度対制御データの変換テーブルを記憶するテーブ
    ル記憶手段と、 前記GPS受信手段にてGPS衛星からの信号を受信で
    きないか、或いは受信状態が不安定である場合、前記温
    度測定手段での測定結果に基づき、前記テーブル記憶手
    段に記憶された変換テーブルに従って前記発振手段に対
    する制御データを設定する第2制御手段と、 を設けたことを特徴とする基準周波数発生装置。
  2. 【請求項2】 前記第1制御手段にて生成される制御デ
    ータ,及び前記温度測定手段での測定結果に基づいて、
    前記テーブル記憶手段に記憶された変換テーブルを更新
    するテーブル更新手段を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の基準周波数発生装置。
  3. 【請求項3】 前記テーブル更新手段は、予め設定され
    た起動条件に従って予め設定された更新期間の間だけ起
    動されることを特徴とする請求項2記載の基準周波数発
    生装置。
  4. 【請求項4】 前記起動条件は、一定時間の経過である
    ことを特徴とする請求項3記載の基準周波数発生装置。
  5. 【請求項5】 前記起動条件は、前記第1制御手段にて
    生成される制御データと前記テーブルに記憶された制御
    データとの誤差が、予め設定された上限値を越えること
    であることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の基
    準周波数発生装置。
  6. 【請求項6】 前記更新期間中に前記テーブル更新手段
    によって更新されなかった未更新データがある場合、該
    更新期間中に更新された更新済データについて更新前後
    での値の変化率を求め、該変化率に基づいて前記未更新
    データの更新を行う未更新データ更新手段を設けたこと
    を特徴とする請求項3ないし請求項5いずれか記載の基
    準周波数発生装置。
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