JP2003232797A - 生体試料分析装置 - Google Patents

生体試料分析装置

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JP2003232797A
JP2003232797A JP2001383618A JP2001383618A JP2003232797A JP 2003232797 A JP2003232797 A JP 2003232797A JP 2001383618 A JP2001383618 A JP 2001383618A JP 2001383618 A JP2001383618 A JP 2001383618A JP 2003232797 A JP2003232797 A JP 2003232797A
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孝明 長井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 操作性のよい生体試料分析装置を提供する。 【解決手段】 測定部と、測定部の制御を行うシステム
制御部とからなり、システム制御部は(a)各種情報を
表示するための表示画面と(b)表示画面に第一表示区
画表示部と(c)表示画面に第一表示区画とは独立した
第二表示区画表示部と(d)測定部の制御を実行するた
めのコマンドに対応するアイコンを記憶する記憶部と
(e)アイコン選択操作に必要な入力を行う入力部と
(f)アイコンの一部を「基本操作アイコン」として第
一表示区画内に表示する表示部と(g)「機能選択ウィ
ンドウ」を第二表示区画内に表示する機能選択ウィンド
ウ表示部と(h)測定部の制御を実現するためのコマン
ドを抽出するコマンド抽出部と(i)コマンド抽出部に
より抽出されたコマンドに関する情報を測定部に送る機
能制御部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液等の生体試料
を分析するための生体試料分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から血液分析装置や尿検査装置等、
生体から採取される生体試料の分析を行う生体試料分析
装置が使用されている。生体試料分析装置では、それぞ
れの装置の測定項目や処理方法等に応じて多くの機能を
備えている。そして、さらに優れた分析装置とするため
に、単に測定性能を向上させるのみならず、操作性を向
上させる試みがなされている。
【0003】このような生体分析装置のひとつとして、
たとえばシスメックス社製の血球計測装置XE-2100が知
られている。一般に、実際に測定を行う測定部を有する
装置本体には操作パネル(小型表示パネル)が搭載され
ているが、この操作パネルとは別に制御専用の大型表示
装置およびキーボードを有する制御装置(汎用パーソナ
ルコンピュータ)が接続され、入力内容に応じて本体の
操作パネルからの入力とキーボードからの入力とが行え
るようにしてある装置も普及している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような本体側操作パネルと制御装置とが併設された装
置では、本体の操作パネルと制御装置のキーボードとを
入力する内容によって使い分けて操作する必要がある。
それゆえ、更なる操作性の向上が望まれていた。
【0005】また、日常の使用形態では実施されない動
作、例えば、駆動機構やセンサの定期点検を行う診断モ
ードのように、稀にしか行われない操作では、キーボー
ドからコマンドを入力する必要があり、コマンド入力に
慣れていないユーザにとっては必ずしも操作が容易では
なかった。
【0006】また、血球計測装置XE-2100では、操作性
向上のため、トラブルが発生した際に制御装置の表示画
面にトラブルの内容を説明する表示がなされるようにし
てあり、これを読むことにより操作者がトラブル内容を
容易に知ることができ、その後の復旧操作に役立つよう
にしている。しかしながら、一時に複数のトラブルが同
時発生しても1つのトラブルだけしか表示されなかった
のですべてのトラブルを解除するのに手間がかかってい
た。特に、ある1つの根本原因に起因して複数のトラブ
ルが同時に発生する場合に、全体のトラブルが把握でき
ないためどのトラブルを優先して復旧すればよいか等の
判断は不慣れな者にとっては困難であり、トラブルに対
する操作性の向上が望まれていた。
【0007】そこで、本発明は生体試料分析装置で行わ
れる各種の操作において操作性を向上するようにした装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明の生体試料分析装置は、複数のコンポ
ーネントからなり生体試料の測定を行う測定部と、測定
部との間で情報を送受することにより測定部の制御を行
うシステム制御部とからなる生体試料分析装置であっ
て、システム制御部は、(a)各種情報を表示するため
の表示画面と、(b)表示画面に第一表示区画を表示す
る第一表示区画表示部と、(c)表示画面に第一表示区
画とは独立した第二表示区画を表示する第二表示区画表
示部と、(d)測定部の制御を実行するためのコマンド
に対応するアイコンを記憶するアイコン記憶部と、
(e)アイコンの選択操作を含む必要な入力を行うため
の入力部と、(f)アイコン記憶部に記憶されたアイコ
ンの一部を「基本操作アイコン」として第一表示区画内
に表示する基本操作アイコン表示部と、(g)入力部に
より少なくとも一部の基本操作アイコンが選択された際
に、アイコン記憶部に記憶されたアイコンの一部を「機
能選択アイコン」として表示するための「機能選択ウィ
ンドウ」を第二表示区画内に表示する機能選択ウィンド
ウ表示部と、(h)入力部により選択されたアイコンに
対応する測定部の制御を実現するためのコマンドを抽出
するコマンド抽出部と、(i)コマンド抽出部により抽
出されたコマンドに関する情報を測定部に送る機能制御
部とを備えている。
【0009】この発明にかかる生体試料分析装置によれ
ば、測定部は生体試料の測定において用いられる複数の
コンポーネントで構成されており、これらコンポーネン
トの一部又は全部を用いて生体試料の測定を行う。ま
た、測定部とは別に測定部の制御を行うシステム制御部
を有しており、測定部との間で測定に必要なコマンド情
報や測定部の状態情報を送受する。測定部の制御には、
測定部を構成する各コンポーネントの操作や監視が含ま
れる。システム制御部は表示画面を有しており、第一表
示区画表示部が表示画面に第一表示区画を表示し、第二
表示区画表示部が第一表示区画とは独立した第二表示区
画を表示する。アイコン記憶部にはいくつかのアイコン
が記憶されている。このアイコンにはそれぞれ測定部の
制御を実行するためのコマンドが対応付けられている。
そして入力部からアイコンを指定することによりそのア
イコンが選択できるようになっている。基本操作アイコ
ン表示部はアイコン記憶部に記憶されたアイコンの一部
を基本操作アイコンとして第一表示区画内に表示する。
この第一表示区画は基本操作アイコンを表示するための
専用の区画であり、原則として後述する他のウィンドウ
画面により上書きされることはない。したがって第一表
示区画内に表示されている基本操作アイコンは原則とし
て常時画面上で表示されることになる。機能選択ウィン
ドウ表示部は入力部により少なくとも一部の基本操作ア
イコンが選択された際に、アイコン記憶部に記憶された
アイコンの一部を機能選択アイコンとして表示するため
の機能選択ウィンドウを第二表示区画内に表示する。即
ち、基本操作アイコンの一部には第二表示区画内に機能
選択アイコンを表示するための機能選択ウィンドウを表
示するアイコンが含まれており、このアイコンを選択し
た際に該当する機能選択ウィンドウが第二表示区画に表
示される。コマンド抽出部は、各アイコンに対応付けら
れたコマンドを記憶しており、また、画面上に表示され
ているいずれかのアイコンが入力部により選択された際
にそのアイコンに対応付けられているコマンドを抽出す
る。そして機能制御部は、コマンド抽出部により抽出さ
れたコマンドを測定部に送る。測定部は機能制御部より
送られたコマンドを実行することにより、必要な動作が
実行される。
【0010】基本操作アイコンには分析を開始するため
のアイコンが含まれるようにしてもよい。
【0011】入力部により少なくとも一部の機能選択ア
イコンが選択された際にアイコン記憶部に記憶されたア
イコンの一部を「細分機能選択アイコン」として表示す
るための「細分機能選択ウィンドウ」を第二表示区画内
に表示する細分機能選択ウィンドウ表示部をさらに備え
てもよい。
【0012】アイコン記憶部にはメンテナンスアイコン
と複数の個別メンテナンス項目に対応する個別メンテナ
ンスアイコン群とが含まれ、機能選択ウィンドウ表示部
は機能選択アイコンのひとつとしてメンテナンスアイコ
ンを表示するとともに、入力部によりメンテナンスアイ
コンが選択された際に細分機能選択ウィンドウ表示部は
細分機能選択ウィンドウとして個別メンテナンスアイコ
ン群が表示されるメンテナンスィンドウを表示するよう
にしてもよい。
【0013】第二表示区画に機能選択ウィンドウ又は細
分機能選択ウィンドウが表示されている際に、少なくと
も一部の基本操作アイコンが選択されると機能選択ウィ
ンドウ表示部が当該基本操作アイコンに対応した機能選
択ウィンドウを表示するようにしてもよい。
【0014】アイコン記憶部に記憶されるアイコンは、
対応付けられた機能を絵表示する画像部分と、対応付け
られた機能を説明する文字部分とから構成されるように
してもよい。
【0015】アイコン記憶部は、各アイコンの画像部分
の情報を記憶するアイコン画像記憶部と、各アイコンの
文字部分の情報を記憶するアイコン文字記憶部とを有
し、システム制御部はアイコン画像記憶部とアイコン文
字記憶部との情報に基づいて表示するアイコン形態を決
定するアイコン結合部をさらに備えてもよい。
【0016】コマンド抽出部により抽出されたコマンド
が実行可能か否かを判断するコマンド実行判断部と、コ
マンド実行判断部が実行不可と判断したときに警告を発
生する警告部とをさらに備えてもよい。
【0017】また、上記課題を解決するためになされた
本発明の生体試料分析装置は、複数のコンポーネントか
らなり生体試料の測定を行うとともに、少なくとも一部
のコンポーネントにはトラブルを検出するためのセンサ
が取り付けられた測定部と、測定部との間で情報を送受
することにより測定部の制御を行うシステム制御部とか
らなる生体試料分析装置であって、システム制御部は、
(a)各種情報を表示するための表示画面と、(b)測
定部のセンサがトラブルを検出した時に測定部から送ら
れるエラー情報を監視・処理する装置状態情報処理部
と、(c)装置状態情報処理部が監視・処理するエラー
情報を列挙表示するためのエラーウィンドウを表示画面
に表示するエラーウィンドウ表示部と、(d)エラーウ
ィンドウに表示されたエラー情報の選択操作を含む入力
を行う入力部と、(e)エラー情報に関するエラー解除
のためのガイド情報を記憶するガイド情報記憶部と、
(f)入力部により少なくとも1つのエラー情報が選択
された際に選択されたエラー情報に関するエラー解除の
ためのガイド情報を表示画面に表示するガイド表示部と
を備えている。
【0018】この発明にかかる生体試料分析装置によれ
ば、測定部は生体試料の測定において用いられる複数の
コンポーネントで構成されており、これらコンポーネン
トの一部又は全部を用いて生体試料の測定を行う。ま
た、測定部の少なくとも一部のコンポーネントにはトラ
ブルが発生したときにこれを検出するセンサが取り付け
られている。また、測定部とは別に測定部の制御を行う
システム制御部を有しており、測定部との間で測定に必
要なコマンド情報や測定部の状態情報を送受する。測定
部の制御には、測定部を構成する各コンポーネントの操
作や監視などが含まれる。システム制御部は表示画面を
有しており、各種の情報が表示できるようになってい
る。そして、装置状態情報処理部は測定部のセンサがト
ラブルを検出した時に測定部から送られるエラー情報を
受信し、監視・処理する。エラーウィンドウ表示部は装
置状態情報処理部が監視・処理するエラー情報を列挙表
示する。即ち、エラー情報が1つのときはそれを表示す
るが、もしも複数のエラー情報が同時に送られてくる
と、すべてのエラー情報を列挙するようにしてエラー情
報全体が把握できるようにする。また、入力部からエラ
ーウィンドウに表示されているエラー情報のいずれかを
選択すると、ガイド表示部がその選択されたエラー情報
に関するエラー解除のためのガイド情報を、ガイド情報
記憶部から検索して表示画面に表示する。
【0019】また、上記課題を解決するためになされた
本発明の生体試料分析装置のためのプログラムは、複数
のコンポーネントからなり生体試料の測定を行う測定部
と、必要な入力を行うための入力部と、各種情報を表示
するための表示画面とを備え、かつ、測定部との間で情
報を送受することにより測定部の制御を行うシステム制
御部とからなる生体試料分析装置のためのプログラムで
あって、(a)第一表示区画表示部が表示画面に第一表
示区画を表示し、(b)第二表示区画表示部が表示画面
に第一表示区画とは独立した第二表示区画を表示し、
(c)アイコン記憶部が測定部の制御を実行するための
コマンドに対応するアイコンを記憶し、(d)入力部が
アイコンの選択操作を含む必要な入力を行い、(e)基
本操作アイコン表示部がアイコン記憶部に記憶されたア
イコンの一部を「基本操作アイコン」として第一表示区
画内に表示し、(f)機能選択ウィンドウ表示部が、入
力部により少なくとも一部の基本操作アイコンが選択さ
れた際に、アイコン記憶部に記憶されたアイコンの一部
を「機能選択アイコン」として表示するための「機能選
択ウィンドウ」を第二表示区画内に表示し、(g)コマ
ンド抽出部が入力部により選択されたアイコンに対応す
る測定部の制御を実現するためのコマンドを抽出し、
(h)機能制御部がコマンド抽出部により抽出されたコ
マンドに関する情報を測定部に送るようにしている。
【0020】また、上記課題を解決するためになされた
本発明の他の生体試料分析装置のためのプログラムは、
複数のコンポーネントからなり生体試料の測定を行うと
ともに、少なくとも一部のコンポーネントにはトラブル
を検出するためのセンサが取り付けられた測定部と、必
要な入力を行うための入力部と、各種情報を表示するた
めの表示画面とを備え、かつ、測定部との間で情報を送
受することにより測定部の制御を行うシステム制御部と
からなる生体試料分析装置のためのプログラムであっ
て、(a)装置状態情報処理部が測定部のセンサがトラ
ブルを検出した時に測定部から送られるエラー情報を監
視・処理し、(b)エラーウィンドウ表示部が、装置状
態情報処理部が監視・処理するエラー情報を列挙表示す
るためのエラーウィンドウを表示画面に表示し、(c)
入力部がエラーウィンドウに表示されたエラー情報の選
択操作を含む入力を行い、(d)ガイド情報記憶部が、
エラー情報に関するエラー解除のためのガイド情報を記
憶し、(e)ガイド表示部が、入力部により少なくとも
1つのエラー情報が選択された際に、選択されたエラー
情報に関するエラー解除のためのガイド情報を表示画面
に表示するようにしている。
【0021】そして、これらのプログラムを生体試料分
析装置のシステム制御部で実行させることにより、先に
述べた生体試料分析装置の機能を実現させることができ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、生体試料分析装置のひとつである多項目自動血球分
析装置を例として図面を用いて説明する。
【0023】多項目自動血球分析装置 図2は本発明の実施形態の1つである多項目自動血球分
析装置の全体構成を示す図である。この多項目自動血球
分析装置1は、実際に血球を測定する測定部10と、装
置全体の制御を行うシステム制御部50とから構成され
る。測定部10は、電気抵抗式および半導体レーザを使
用したフローサイトメータ方式により、血液試料の血球
計数項目(CBC)、白血球分類項目(DIFF)、および網状赤
血球項目(RET)の測定を行う。CBC項目は、赤血球数(RB
C)、白血球数(WBC)、血小板数(PLT)、ヘモグロビン
量(HGB)、ヘマトクリット値(HCT)等を含む。また、測
定部10とシステム制御部50とは通信回線40を介し
ていわゆる通信プロトコルの一種であるTCP/IP方式にて
相互にデータ送信可能に接続されている。
【0024】測定部 図3は多項目自動血球分析装置1の測定部10の構成を
示す図である。本装置では図4に示すような検体ラック
2に収納された色々な形状の検体容器3に採取された血
液の分析を行う。検体ラック2にはバーコード4が貼付
してあり、このバーコード4には血液に関する情報や検
体容器に関する情報等必要な情報が符号化情報として記
録されている。
【0025】図3に示すように測定部10は、検体ラッ
ク2を所定位置に自動的にセットするためのサンプラ1
2、検体ラック2に貼付されたバーコード4を読取るバ
ーコードリーダ14、検体ラック2から検体容器3を取
り出す検体取り出し部16、取り出された検体容器3か
ら検体(血液)を自動的に吸引する自動吸引部18、
(特殊な検査を行う場合等の目的で自動吸引部を用いな
いで)手動でセットされた検体容器3から検体を吸引す
る手動吸引部20、複数の試薬を収納する試薬収納部2
2、試薬収納部22に収納されている試薬から検査に必
要な試薬を取り出す定量ポンプ部24、血球計数項目、
白血球分類項目、及び網状赤血球項目の測定を行う検出
部26、検出部26に必要量の試薬及び検体を定量して
送り込むサンプリングバルブ28、測定後の試薬及び検
体を一時的に蓄えて排出するための排液処理部30、バ
ルブ等圧力気体が必要な各部に圧力を供給する空圧源3
2、これらの各部(それぞれの機能を区別しないとき各
部はコンポ−ネントと呼ばれる)に設けられ、その動作
状況をモニターする各部のセンサ(センサ12S〜セン
サ32S)、各部のセンサからの情報が集約されるとと
もに測定部10内の各部を動作制御するための測定部制
御装置34、さらには、測定部制御装置34をシステム
制御部50にTCP/IP接続するためのインターフェース部
36とから構成されている。また、各部にトラブルが生
じた際に測定部制御装置34を介して信号を受け取って
アラーム音を発したり、後述するシステム制御部におい
て入力が適切でないと判断された際にアラーム音(エラ
ー音ともいう)を発したりするためのアラームブザー3
8を備える。
【0026】したがって測定部10は、上述したような
各部(コンポーネント)が互いに連携しあって測定に必
要な動作が実行できるように組立てられている。なお、
各部(コンポーネント)を接続する電気配線、試薬、検
体等の流路、圧力を供給する圧力チューブについては、
図示を省略する。
【0027】システム制御部の構成 図5は多項目自動血球分析装置1のシステム制御部50
の構成を示す図である。このシステム制御部50は、制
御本体部52と表示部54とに大きく分類される。制御
本体部52は、CPU56、ROM58、及びRAM60を搭載
するメインボード62、CDROMドライブ64、フロッピ
ー(登録商標)ディスクドライブ66、ハードディスク
ドライブ68、キーボード70、マウス72、測定部1
0とTCP/IP接続するためのインターフェース74とを含
む。
【0028】この制御本体部52は、Windows2000(マ
イクロソフト社製Windowsは商標)をOSとして搭載する
市販のパーソナルコンピュータを用いることができる。
なお、このパーソナルコンピュータが十分な制御性能を
担保できるようにするため、CPU56にはインテル社製
ペンティアム3、ペンティアム4、セレロンプロセッ
サ、でクロック周波数が733MHz以上、RAM60は128MB以
上、HDD68は10G以上ATA100以上、のインターフェー
スを満足するパーソナルコンピュータであることが好ま
しい。
【0029】表示部54には、17インチTFTカラー液晶
表示ディバイスが用いられるが、これに限られずCRTの
表示装置を用いてもよい。また、表示部54には入力機
能を具備するタッチスクリーンを用いてもよい。
【0030】表示部54には、多項目自動血球分析装置
1に各種動作制御を実行させるための命令を入力するた
めの各種アイコンが表示される。このアイコンに対して
マウス72によるクリック動作を行うことにより入力が
可能になる。例えばアイコンを指定することによりユー
ザは動作モードの選択ができ、また、ユーザによる選択
に基づいて、インターフェース部74を介して、測定部
10に動作命令を出力することができる。また、インタ
ーフェース部74を介して測定部10から送信された分
析信号、装置の動作状態信号等を受け取り、検体の分析
結果および装置の動作状態をこの表示部54に表示する
ことができるようになっている。
【0031】上記の動作制御、すなわち、表示部54へ
の各種アイコンの表示、ユーザによる動作モードの選
択、動作命令の出力、測定部から送られてくる分析信
号、装置の動作状態信号等の受信、分析結果の表示、等
の一連の動作制御は、HDD(ハードディスク)68内に
インストールされた制御プログラムにより実行される。
この制御プログラムは、Windows2000上で動作するアプ
リケーションプログラムであり、あらかじめHDD68に
インストールされていてもよいし、また、CD-ROMの形態
で配布されたものを、ユーザもしくはサービスマンによ
ってインストールされるものであってもよい。
【0032】制御プログラムを、Windows2000上で動作
するアプリケーションプログラムとすることにより、シ
ステム制御部50を構成するパーソナルコンピュータの
ハードウェアは、汎用のコンピュータを用いることがで
きるようになり、ユーザ側で準備することができるよう
になっている。また、ユーザ側でインストールができる
ようにすることにより、制御プログラムの改訂作業を簡
単に行うことができるようになっている。
【0033】システム制御部の機能の概略説明 次に、システム制御部における機能について概略説明す
る。図1は、多項目自動血球分析装置1のシステム制御
部50における機能を説明するためのブロック構成図で
ある。ここで説明する各機能は実際には図5に示した各
ハードウェア装置、即ち制御の中心となるCPU56、BIO
S等の基本プログラム等を記憶するROM58、作業領域と
して働くRAM60およびアプリケーションプログラムや
データを記憶する機能を有するHDD68、入力手段として
のキーボード70、マウス72、17インチカラー液晶
表示ディバイスからなる表示部54等を用いて実現され
ることは言うまでもない。
【0034】このシステム制御部50は図に示すよう
に、入力部502(図5のキーボード70、マウス72
に相当)、表示画面504(図5の表示部54に相
当)、第一表示区画表示部506、第二表示区画表示部
508、第三表示区画表示部510、基本操作アイコン
表示部512、機能選択ウィンドウ表示部514、細分
機能選択ウィンドウ表示部516、エラーウィンドウ表
示部520、ガイド表示部522、測定部状態表示部5
24、アイコン記憶部530、アイコン結合部540、
コマンド抽出部550、コマンド実行判断部552、警
告部554、機能制御部556、装置状態情報処理部5
58、ガイド情報記憶部560、とを有している。な
お、これと接続される測定部10には測定部各部102
(測定部各部をそれぞれコンポーネントと呼び、図3の
12〜32に相当する)、測定部制御装置104(図3
の34に相当する)、センサ106(図3の12S〜3
2Sに相当する)を備えている。
【0035】第一表示区画表示部506は表示画面50
4の上方位置に第一表示区画202(図7参照)を表示
する。第二表示区画表示部508は第一表示区画202
の下方に第一表示区画とは独立した第二表示区画204
(図7参照)を表示する。第三表示区画表示部510
は、第二表示区画204の下方であって表示画面504
の下方位置に第一表示区画、第二表示区画とは独立した
第三表示区画206(図7参照)を表示する。
【0036】基本操作アイコン表示部512は、第一表
示区画202にアイコン記憶部530に記憶されたアイ
コンの一部を表示する。このアイコンは基本操作アイコ
ン203(図7参照)として扱われる。機能選択ウィン
ドウ表示部514は、第二表示区画204に、アイコン
記憶部530に記憶されたアイコンの一部を表示するた
めの機能選択ウィンドウを表示する。ここで表示される
アイコンは機能選択アイコン205(図8参照)として
扱われる。この機能選択アイコン205のひとつにはメ
ンテナンスアイコン205h(図8参照)が含まれてい
る。この機能選択ウィンドウは、基本操作アイコンのう
ち特定のアイコン(たとえばメニューアイコン)が選択
されたときに表示が行われる。
【0037】細分機能選択ウィンドウ表示部516は、
第二表示区画204に、細分機能選択ウィンドウを表示
する。この細分機能選択ウィンドウにはアイコン記憶部
530に記憶されたアイコンの一部を表示する。ここで
表示されるアイコンは細分機能選択アイコン211(図
9参照)として扱われる。細分機能選択ウィンドウには
メンテナンスィンドウ210が含まれる。また、細分機
能選択アイコン211には、メンテナンスウィンドウ2
10に表示される個別メンテナンスアイコン群(排液チ
ャンバ排出211a〜アラーム音設定211t、図9参
照)が含まれている。
【0038】エラーウィンドウ表示部520は、第二表
示区画に、エラー情報を表示するためのエラーウィンド
ウ(後述する図17参照)を表示する。このエラーウィ
ンドウは、測定部10にてエラーが発生したことを装置
状態情報処理部558が認識した場合に自動的に起動す
る。また後述する「ヘルプアイコン」203a(図7参
照)を選択した場合や、後述するメニューウィンドウ2
08の「測定部ヘルプアイコン」205a(図8参照)
を選択したときも起動する。ガイド表示部522は、第
二表示区画204に、ガイド情報記憶部560に記憶さ
れているガイド情報を検索して必要なガイド情報(図1
7参照)を表示する。
【0039】測定部状態表示部524は、測定部状態情
報処理部558からの情報に基づいて第三表示区画に
「測定部名称」「検体番号」「エラー情報」の表示を行
う。
【0040】アイコン記憶部530は、表示画面504
で表示する基本操作アイコン203、機能選択アイコン
205、細分機能選択アイコン211等のアイコンを記
憶する。また、アイコン記憶部530で記憶されるアイ
コンにはそれぞれコマンドが対応付けて記憶されてい
る。
【0041】アイコン結合部540は、後述するように
アイコン記憶部530がアイコンを画像部分と文字部分
とに分離して記憶している場合に画像部分と文字部分と
を結合する。
【0042】コマンド抽出部550は、アイコン毎にコ
マンドを対応付けて記憶しており、また入力部502に
よりアイコンが選択された際にアイコンに対応付けられ
たコマンドを抽出する。コマンド実行判断部552は、
アイコンの選択により抽出されたコマンドがその時点で
実行可能か否かを判断する。警告部554は、コマンド
実行判断部552が実行不可と判断したときに、表示画
面504に警告文を表示したり、音声を発生したりして
警告を行う。
【0043】機能制御部556は、コマンド実行判断部
552により実行可能と判断されたときに、コマンドを
測定部10に送信する。
【0044】装置状態情報処理部558は、測定部のセ
ンサ106がトラブルを検出した場合に、測定部10か
ら送られてくるエラー情報を受信し、エラー状態を監視
する。そして装置状態情報処理部558はエラーウィン
ドウ表示部520にエラー情報を送る。また、ガイド表
示部522にガイド情報を送る。
【0045】ガイド情報記憶部560は、エラー情報に
対するエラーを解除するための情報を格納する。
【0046】また、装置状態情報処理部558は、エラ
ー情報だけでなく測定部10の測定部制御装置104か
ら送られてくる測定部状態の情報を随時受信する。そし
て受信した情報のうち、測定部名称、検体番号、エラー
情報を測定部状態表示部524に送る。
【0047】システム制御部の動作フロー 次に、システム制御部50が実行する制御動作について
説明する。図6はシステム制御部50で実行される制御
動作のフロー図である。制御本体部52の電源が投入さ
れ、Windows2000(OS)が立ち上がり、その後に、多項
目自動血球分析装置1の制御プログラムがHDD68(ハ
ードディスク)から読み出され、処理が開始される。
【0048】(st101)制御プログラムが立ち上が
ると、「初期画面」が表示される。図7は初期画面を示
す図である。初期画面において、17インチTFT液晶表示
画面の上部に第一表示区画202、その下に画面の大半
を占める第二表示区画204、その下に第三表示区画2
06が表示されている。
【0049】第一表示区画202内には本装置の基本操
作コマンドに対応する「基本操作アイコン」203が表
示される。ここで「基本操作コマンド」とは装置を動作
させる上で特によく使用するコマンドや、必要なときに
すぐに使用したい一連のコマンドをいう。ここで用いら
れる「基本操作コマンド」もそのような意味を含んでい
るが、ここでは第一表示区画202に表示した基本操作
アイコン203に対応するコマンドが「基本操作コマン
ド」であるとして形式的に定義して扱うことにする。そ
してこの第一表示区画202に表示されるアイコンが
「基本操作アイコン」と定義される。
【0050】例えば、操作の手順を示すヘルプコマンド
に対応するヘルプアイコン203a、手動での測定を行
うマニュアルアイコン203b、サンプラを用いた自動
測定を行うサンプライコン203c、メニューの表示を
要求するメニューアイコン203e等が基本操作アイコ
ンとして表示される。マニュアルアイコン203b・サ
ンプライコン203cは、それぞれ手動・自動で、本装
置での分析を開始するためのアイコンである。つまり、
分析を開始するためのスタートスイッチ的役割を持つア
イコンが、後述する第二表示区画・第三表示区画と独立
して常に表示されている第一表示区画に表示されている
ということになる。このことにより、第一表示区画以外
の区画にどのような表示がなされていても、測定部側の
準備さえ整っていればいつでも分析を開始すべくマニュ
アルアイコン203bまたはサンプライコン203cを
選択しコマンドを実行することができる。
【0051】第二表示区画204内は、図7に示すよう
に初期画面においては何も表示されていない。この領域
は、後述するような初期画面表示後の処理において、各
種ウィンドウ、ダイアログボックス等が表示されるエリ
アである。
【0052】第三表示区画206は、接続されている測
定部の名前(例えばXT-2000i-1のような型式が表示され
る)、測定中の検体番号、トラブルが発生している場合
はトラブル表示等がなされるエリアであるが、初期画面
においては、接続されている測定部の名前のみが表示さ
れている。続いてst102に進む。
【0053】(st102)第一表示区画202内の基
本操作アイコン203(ヘルプアイコン203a等)が
選択されたかどうかがチェックされる。基本操作アイコ
ン203の選択は、マウス72で基本操作アイコン20
3を指し、ダブルクリックするか、もしくは、エンター
キーを押すことにより、実行される。なお、アイコン選
択操作は後述する他のアイコン操作についても同様であ
る。続いてst103に進む。第一表示区画202内の
基本操作アイコン203が選択されていないときはst
106に進む。
【0054】(st103)選択されたアイコンが有効
か判断する。具体的には、選択された基本操作アイコン
203に相当する基本操作コマンドが実行可能かどうか
を判断し、実行可能であればst104に進む。現在の
装置の状況では実行不能の場合には、st105に進
む。なお、実行可能か否かはプログラム的な実行阻害理
由(プログラムの工程上論理的に実行できない場合等)
について判断される。また、測定部からの情報とは別に
プログラム上で実行不可な状態を設けるようにしてお
き、これについて判断するようにしてもよい。たとえ
ば、一定時間測定を行わなかった場合に装置が自動的に
スリープ状態となり空圧源が停止することがある。その
場合に空圧源の圧力不足で「サンプラ」(測定を開始す
るコマンド)を実行すると異常な動作が行われることに
なりかねない。そのためこれを防止するために、プログ
ラム上でスリープ状態になったか否かをプログラム上の
タイマ管理によって監視し、スリープ状態になった場合
にはその後の「サンプラ」コマンドは空圧源が一定の圧
力になるまでは実行できないようにする。
【0055】(st104)選択された基本操作アイコ
ン203に相当するコマンドを実行する。例えば、メニ
ューアイコン203eが選択された場合には、メニュー
として用意された機能選択アイコンを含む「メニューウ
ィンドウ」を第二表示区画204内に表示する。
【0056】図8はメニューウィンドウ208を表示し
た状態を示す図である。第二表示区画205内に表示さ
れるメニューウィンドウ208には「動作モード」に対
応した「機能選択アイコン205」(測定部ヘルプ20
5a、マニュアル測定205b、サンプラ測定205
c、精度管理測定205d、シャットダウン205e、
自動洗浄205f、試薬交換205g、メンテナンス2
05h、手動校正205i、自動校正205j、calibra
tion History(キャリブレーション履歴)205k、エラ
ー履歴205l、XbarM205m(XbarM精度管理)、サ
ービス205n、測定部制御205o、の各アイコン)
が表示される。
【0057】なお、「動作モード」とは一般には何らか
の機能を実現するために装置に実行させる一連の動作を
いう。即ち「動作モード」はある機能を実現するための
一連の操作を行うコマンドから構成される。ここで用い
られる「動作モード」にもそのような意味が含まれる
が、ここでは第二表示区画204に表示してある機能選
択アイコン205に対応するコマンドにより実現される
機能のことを「動作モード」として形式的に定義するこ
とにする。そして「動作モード」を構成するコマンドを
実行するために第2表示区画204に表示するアイコン
を「機能選択アイコン」と定義する。
【0058】基本操作アイコン203と機能選択アイコ
ン205との差異を理解するためにさらに説明する。先
に説明したヘルプアイコン203a(図7参照)と、測
定部ヘルプアイコン205a(図8参照)とは、いずれ
のアイコンをマウスによりダブルクリックしても同じ機
能・動作が実行されることになる。しかし、ヘルプアイ
コン203aは第一表示区画202に表示してあるため
「基本操作アイコン」と形式的に定義される。一方、測
定部ヘルプアイコン205aは第二表示区画204に表
示してあるため「機能選択アイコン」と形式的に定義さ
れる。
【0059】「メニューウィンドウ」208をはじめ、
このステップで表示されるウィンドウ画面はすべて第二
表示区画204内に収まるように制御される。即ち、第
一表示区画202および第三表示区画206の表示は、
第二表示区画の裏に隠れず、常に、ユーザから目視可能
な状態で表示される。続いてst106に進む。
【0060】(st105)st103で選択された基
本操作アイコン203に対応するコマンドが、現在の装
置状況では実行不能であることを示すアラーム音を発生
する。アラーム音に変えて、第二表示区画204内に警
告文の入った「ポップアップウィンドウ」を表示しても
よい。また、アラーム音とポップアップウィンドウの両
方であってもよい。続いてst106に進む。
【0061】(st106)第二表示区画204内の機
能選択アイコン205が選択されたかどうかがチェック
される。機能選択アイコン205の選択は、マウスによ
り実行されることは前述したとおりである。続いてst
107に進む。第二表示区画204内の機能選択アイコ
ン205が選択されていないときはst110に進む。
【0062】(st107)選択されたアイコンが有効
か判断する。具体的には、選択された機能選択アイコン
205に相当するコマンド(動作モード)が実行可能か
どうかを判断し、実行可能であればst108に進む。
現在の装置状況では実行不能の場合には、st109に
進む。
【0063】(st108)選択された機能選択アイコ
ン205に相当するコマンドを実行する。このとき、機
能選択アイコン205の種類によっては次に実行される
コマンドが単一であって一義的に定まる場合にはそのコ
マンドが実行されるが、機能選択アイコン205のなか
には実行する機能が複数あっていずれを実行するかをさ
らに選択しなければならない場合がある。この場合は、
選択された機能に対応してさらに細分類された新しい
「細分機能選択ウィンドウ」が開くようになっている。
この細分機能選択ウィンドウには細分機能選択アイコン
が表示される。
【0064】例えば、「メンテナンスアイコン205
h」(図8参照)が選択された場合には、第二表示区画
204内にメンテナンスメニューとして用意されたアイ
コンを含む「メンテナンスウィンドウ」(細分機能選択
ウィンドウの1つ)を第二表示区画204内に表示す
る。
【0065】図9はメンテナンスウィンドウ210を表
示した状態を示す図である。メンテナンスウィンドウ2
10は先に表示されていたメニューウィンドウ208の
上に上書きされる。メンテナンスウィンドウ210の大
きさは、第二表示区画204の全領域に相当する大きさ
であってもよく、また、それよりも小さい大きさであっ
てもよい。
【0066】第二表示区画204内に表示されるメンテ
ナンスウィンドウ210にはメンテナンスモード(動作
モードの1つ)に対応した「細分機能選択アイコン21
1」(排液チャンバ排出211a、排液チャンバ洗浄2
11b、フローセル気泡除去211c、フローセル洗浄
211d、・・・)が表示される。続いてst110に
進む。
【0067】(st109)st107にて選択された
機能選択アイコン205に対応するコマンドが、現在の
装置状況では実行不能であることを示す警告音を発生す
る。警告音に変えて、第二表示区画204内に警告文の
入ったポップアップウィンドウを表示してもよい。ま
た、警告音とポップアップウィンドウの両方であっても
よい。続いてst110に進む。
【0068】(st110)測定部10にトラブルが発
生しているかどうかを判断する。トラブルの判断は、測
定装置に設けられた各センサ(12S〜32S)からの
信号に基づいて判断される。トラブルが発生していると
判断されたときは、st111に進む。
【0069】(st111)トラブルに応じた処置がな
される。トラブルおよびその処理の詳細については後述
する。
【0070】st111の終了後、および、st110
でトラブルが発生しなかったとき、処理ルーチンはst
102に戻り、以後同様の動作を繰り返し実行する。
即ち、この制御プログラムは、ステップst102〜s
t111を常時実行しており、どのようなタイミングで
アイコン(基本操作アイコン203、機能選択アイコン
205、細分機能選択アイコン211のいずれか)が操
作されても、選択されたアイコンに対応するコマンドが
実行可能であれば、即座にそれを実行するように構成さ
れている。これは、ユーザの要求に対して、リアルタイ
ムに応答できるようにするものであり、操作性を著しく
向上させている。また、選択されたアイコンに対応する
コマンドが、現在の装置の状況において実施不可能であ
れば、選択されたコマンドが実行されないので、装置を
誤動作させることはない。また、ユーザに対して選択で
きなかったことを通知するので、なぜ選択したコマンド
が実施されなかったのかの理由がわかりやすくなってお
り、親切なユーザインターフェースとなっている。
【0071】アイコン表示 次にこの装置で用いられるアイコンについて説明する。
表示部54に表示されるアイコンは、図10(a)
(b)に示すように画像部302と文字部(和文)30
4、文字部(英文)306とから構成されている。画像
部302は、そのアイコンに対応するコマンドを直感的
に理解しやすくするためのものであり、コマンドにより
実行する機能に関連した絵が採用されている。また、文
字部は、コマンドの内容を簡潔な文字で表示している。
【0072】例えば、「シャットダウンコマンド」に対
応するシャットダウンアイコン205e(図8参照)
は、その画像部302にはパワースイッチの絵が用いら
れ、文字部304には「シャットダウン」という文字が
用いられている。したがって、このユーザインターフェ
ースは、ユーザにとって、アイコンの意味するコマンド
をその右脳及び左脳の両方で理解することができ、きわ
めて使いやすいものとなっている。
【0073】アイコンのデータ構造 アイコンを構成する画像部302と文字部304、30
6とは、独立したデータテーブルに記憶してある。即
ち、図11(a)に示すように「アイコン」に対してそ
のアイコンに用いる「画像部データ」(image1,image2,
・・・)と、同じくそのアイコンに用いる「文字部デー
タ」(letter1,letter2,・・・)とを別々に関係付ける
ことができるようになっており、また、図11(b)に
示すように「アイコン」に対応する「文字部データ」は
各国言語ごとに用意されている。したがって、図11
(b)から使用する言語を指定することにより、図11
(a)の「文字部データ」に図11(b)からの「文字
部データ」が割り付けられることで、効率よくアイコン
を変更することができる。
【0074】また、必ずしもあらかじめ複数言語に対応
できるように用意しておくのではなく、必要なときに図
12(b)のテーブルにユーザが文字を入力することで
変更できるようにしてもよい。
【0075】測定部の状態表示 次に、第一表示区画、第二表示区画とは別に設けられた
第三表示区画による測定部状態の表示について説明す
る。図12は第三表示区画206の表示状態を示す図で
ある。この第三表示区画区画は図7、図8、図9にも示
したように常に目視できるようにしてある。そして、こ
の区画内には測定部の名称を表示する測定部名称表示エ
リア310、検体番号を表示する検体番号表示エリア3
12、トラブルが発生したときにメッセージを表示する
トラブル表示エリア314とが含まれる。例えば、型式
・機体番号「XT-2000i-1」の測定部が接続されている場
合には「XT-2000i-1」の表示がなされ、検体番号123456
789012345が測定中であるときはその番号が表示され
る。さらに測定中にトラブルが生じた場合あるいは生じ
る恐れがある場合にはその旨の警告が表示される。図1
2では警告表示の例として”Replace Container RED”
(RED試薬交換)の警告が表示されている。表示はリ
アルタイムで更新される。
【0076】各機能の説明 以下、メニューウィンドウ(図8参照)に表示されるア
イコンに基づいて本装置で実行される機能の実施例を説
明する。
【0077】手動校正 メニューウィンドウ(図8)において「手動校正アイコ
ン」205iを選択し、マウスにてダブルクリックする
かもしくはキーボードにてエンターキーを押すことによ
り図13に示した手動校正ダイアログが第二表示区画2
04内に表示される。この手動校正ダイアログでは、入
力によりHGBおよびHCTの補正率を変更することができ
る。但し、測定部10が"スタンバイ"状態(試薬の残量
・測定部の温度・各機構の位置等がチェックされ、測定
開始できる状態をいう)でなければ手動校正は実行され
ない。それ以外の状態では測定部にてエラー音(“ピー
ッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。以下はダイ
アログに表示される内容についての説明である。 HGB(Current):HGBに対して現在設定されている補正率
を表示する。 HCT(Current):HCTに対して現在設定されている補正率
を表示する。 HGB(New):HGBに対する新しい補正率を入力する。この
値は80.0以上かつ120.0以下でなければならない。入力
は小数点下一桁までできる。 HCT(New):HCTに対する新しい補正率を入力する。この
値は80.0以上かつ120.0以下でなければならない。入力
は小数点下一桁までできる。 OKボタン:入力された新しいHGBおよびHCTの補正率を装
置に反映させ手動校正ダイアログを閉じる。HGBおよびH
CTそれぞれの新しい補正率が80.0以上かつ120.0以下で
なければこのボタンは有効にならず押すことは出来な
い。 Cancelボタン:HGBおよびHCTの補正率の変更を中止し、
手動校正ダイアログを閉じる。画面起動時にはこのボタ
ンにフォーカスがある。
【0078】自動校正 メニューウィンドウ(図8)において「自動校正アイコ
ン」205jを選択し、マウスにてダブルクリックする
かもしくはキーボードにてエンターキーを押すことによ
り、図14に示す自動校正ダイアログが第二表示区画2
04内に表示される。この自動校正ダイアログでは、新
鮮な正常血液を5〜10検体使用し自動的にHGBおよびH
CTの補正率を計算し、それらの値を装置の新しい補正率
へ変更することができる。自動校正ダイアログでは測定
ディスクリート(検査項目群のことをいう。図18参
照)が自動的にCBCとなる。但し、測定部10が"スタン
バイ"状態でなければ自動校正は実行されない。それ以
外の状態ではエラー音(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログ
は表示されない。以下はダイアログに表示される内容に
ついての説明である。 OKボタン:自動校正にて自動的に算出した新しいHGBお
よびHCTの補正率を装置に反映させ自動校正ダイアログ
を閉じる。HGBおよびHCTそれぞれの新しい補正率が80.0
以上かつ120.0以下でかつ新しく計算された新補正率と
現在設定されている補正率の差が5%以下でなければこの
ボタンは有効にならず押すことはできない。 Cancelボタン:図15に示したキャンセル確認ダイアロ
グを表示する。HGBおよびHCTの補正率の変更中止を確認
する。 Graphボタン:選択した自動校正で測定した最新のデー
タを表示するための図16に示したデータ表示ダイアロ
グを開く。図16に示すデータ表示ダイアログには、各
測定項目の測定データの他、各種スキャッタグラムやヒ
ストグラムが表示される。
【0079】測定部ヘルプ 測定部10で異常が発生した場合、測定部10はアラー
ムを鳴らす。システム制御部50はこの時発生している
エラーを優先順位が高いものから順にリスト表示する。
そして、入力部502からエラーリスト中のエラーを選
択することにより、その選択したエラーに対する復帰処
理を実行することができる。図7に示した第一表示区画
202において「ヘルプアイコン」203aを選択し、
マウスにてダブルクリックするかもしくはキーボードに
てエンターキーを押すことにより図17に示すヘルプダ
イアログが起動する。また、図8に示したメニューウィ
ンドウ208のヘルプアイコン205aからも起動する
ことができる。更に、測定部10にてエラーが発生した
場合も自動的に起動する。以下はダイアログに表示され
る内容についての説明である。 Error List(エラーリスト):測定部10で発生してい
るエラーをエラーの優先順位が高いものから順に上から
表示する。あらたにエラーが発生した場合、優先順位に
従って更新され再度表示される。画面起動時および再描
画時には最も優先順位の高いエラーが選択された状態と
なるが、マウスもしくはキーボードにて任意のエラー項
目を選択し、任意のエラー項目からエラーを解除してい
くことも可能である。 Action(アクション):エラーリストで選択しているエ
ラーに関する説明およびそのエラーの復帰方法が表示さ
れる。 OKボタン:エラーリストで選択しているエラーに対する
適切な復帰処理の実行または、復帰処理に必要な画面を
開く。このボタンはエラーが起っている時のみ有効とな
る。 Cancelボタン:Helpダイアログを閉じる。 Reset Alarmボタン:測定部10のアラーム音を止め
る。
【0080】検体測定 検体の測定には、マニュアルモードとサンプラモードの
2種類がある。マニュアルモードは、手動により攪拌し
た検体を測定する測定方法である。サンプラモードは、
ラックにセットした採血管のキャップを開けることなく
攪拌、吸引を自動的に行い測定する測定方法である。ラ
ックには一度に最大10本の採血管をセットできサンプラ
には一度に最大5ラックをセットすることができる。
【0081】マニュアルモード測定 第一表示区画202の「マニュアルアイコン」203b
を選択し、マウスにてダブルクリックするかもしくはキ
ーボードにてエンターキーを押すことによりマニュアル
モード測定ダイアログが起動する。図18に示すマニュ
アルモード測定ダイアログでは、必要に応じて検体番
号、ディスクリート(検査項目群)および測定モードを
入力することができる。実際のマニュアルモード測定は
測定部10にあるスタートスイッチを押すことにより開
始する。マニュアルモード測定ダイアログでは更に、5
倍希釈された検体を測定するキャピラリモードおよび採
血管のキャップを開けずにサンプラを使用して測定する
マニュアルクローズドモードがある。マニュアルモード
は手動で攪拌した通常の検体をマニュアルピペット(手
動吸引部20に含まれる)から吸引し測定を行う。測定
部10にあるスタートスイッチを押すことにより測定が
開始される。キャピラリモードは手動で攪拌した5倍に
希釈された検体をマニュアルピペットから吸引し測定を
行う。測定部10にあるスタートスイッチを押すことに
より測定が開始される。マニュアルクローズドモード
は、ラックの1番目にセットされた検体をサンプラ12
で移動させキャップピアサユニット(自動吸引部18に
含まれる)から吸引し測定を行う。測定部10にあるス
タートスイッチを押すことにより測定が開始される。こ
の場合採血管のキャップを外す必要はない。但し、測定
部10が"スタンバイ"状態である必要がある。それ以外
の状態ではエラー音(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログは
表示されない。以下はダイアログに表示される内容につ
いての説明である。 sample No.(検体番号):測定する検体番号を入力す
る。半角で15桁の入力が可能である。測定後、自動的に
検体番号はインクリメントされる。 Discrete(ディスクリート(検査項目群)):検体測定
のディスクリートを選択する。ダイアログ起動時は、現
在指定されているディスクリートを選択する。プログラ
ム起動時はCBCが選択される。以下のディスクリートの
いずれかを選択する。 CBC:CBC(RBC,WBC,HGB,HCT,MCV,MCH,MCHC,PDW-CV,PDW-S
V,PLT,PDW,MPV,P-LCR,PCT)項目を測定する場合に選択す
る。 CBC+DIFF:CBC+DIFF(RBC, WBC, HGB, HCT, MCV, MCH, M
CHC, PDW-CV, PDW-SV, PLT, PDW, MPV, P-LCR, PCT, NE
UT%, LYMPH%, MONO%, EO%, BASO%, NEUT# ,LYMPH#, MON
O#,EO#, BASO#)項目を測定する場合に選択する。なお、
キャピラリモードの時は選択できない。キャピラリモー
ドで測定する場合はDIFF項目の測定精度が低下するおそ
れがあるためである。キャピラリモード以外が選択され
ていた時にこのディスクリートが選択されており、キャ
ピラリモードが選択された時、ディスクリートは自動的
にCBCとなる。DIFF測定用試薬関連に異常があった場合
は選択することはできない。異常が発生した時、ディス
クリートは自動的にCBCとなる。 CBC+RET:CBC+RET(RBC, WBC, HGB, HCT, MCV, MCH, MCH
C, PDW-CV, PDW-SV, PLT, PDW, MPV, P-LCR, PCT, RET
#, RET%, HFR, MFR, LFR, IRF)項目を測定する場合に選
択する。RET測定用試薬関連に異常があった場合は選択
することはできない。異常が発生した時、ディスクリー
トは自動的にCBCとなる。 CBC+DIFF+RET CBC+DIFF+RET(RBC, WBC, HGB, HCT, MCV, MCH, MCHC, P
DW-CV, PDW-SV, PLT, PDW, MPV, P-LCR, PCT, NEUT%, L
YMPH%, MONO%, EO%, BASO%, NEUT# ,LYMPH#, MONO#, EO
#, BASO#, RET#, RET%, HFR, MFR, LFR, IRF)項目を測
定する場合に選択される。キャピラリモードの時は選択
できない。キャピラリモード以外が選択されていた時に
このディスクリートが選択されており、キャピラリモー
ドが選択された時、ディスクリートは自動的にCBC+RET
となる。RET測定用試薬関連に異常があった場合は選択
することはできない。異常が発生した時、ディスクリー
トは自動的にCBC+DIFFとなる。DIFF測定用試薬関連に異
常があった場合は選択することができない。異常が発生
した時、ディスクリートは自動的にCBC+RETとなる。DIF
FおよびRET測定用試薬関連に異常があった場合は選択す
ることはできない。異常が発生した時、ディスクリート
は自動的にCBCとなる。 Mode(測定モード):検体の測定モードを選択する。ダイ
アログ起動時は、現在指定されている測定モードが選択
される。 Manual(マニュアル)モード:マニュアルモードで測定
する場合に選択される。変更されるまで、他のモードに
変ることはない。測定部起動時にはこのマニュアルモー
ドが選択されている。 Capillary(キャピラリ)モード:キャピラリモードで
測定する場合に選択される。変更されるまで、他のモー
ドに変ることはない。他のモードからキャピラリモード
が選択された場合、ディスクリートは自動的にCBCが選
択される。なお、キャピラリモードとは、検体をあらか
じめ手動で5倍に希釈してから測定するモードをいう。
新生児など、血液を微量しか採取できない場合にこのモ
ードが使用される。装置が、得られた測定結果を自動的
に5倍にする。 Closed(マニュアルクローズド)モード:マニュアルク
ローズドモードで測定する場合に選択される。変更され
るまで、他のモードに変ることはない。サンプラ関連に
異常があった場合は選択することはできない。異常が発
生した時、ディスクリートは自動的にマニュアルモード
となる。 OKボタン:入力された検体番号、ディスクリートおよび
測定モードを確定し、マニュアルモード測定画面を閉じ
る。 Cancelボタン:入力された検体番号、ディスクリートお
よび測定モードを破棄し、マニュアルモード測定画面を
閉じる。
【0082】サンプラモード測定 第一表示区画202の「サンプラアイコン」203cを
選択し、マウスにてダブルクリックするかもしくはキー
ボードにてエンターキーを押すことにより図19に示す
サンプラモード測定ダイアログが起動する。サンプラモ
ード測定ダイアログでは、必要に応じて検体番号、ラッ
ク番号、試験管位置番号およびディスクリートを入力す
ることができ、Sampler startボタンを押すことにより
サンプラ測定が開始される。サンプラ関連に異常があっ
た場合、アイコンはdisable(使用不可)となり実行す
ることはできない。サンプラ接続しない設定の場合、ア
イコンは表示されない。但し、測定部10が"スタンバ
イ"状態でなければスタートができないようになってい
る。それ以外の状態では測定部10にてエラー音(“ピ
ーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。以下はダ
イアログに表示される内容についての説明である。 Sample No.(検体番号):測定する検体番号を入力す
る。半角で15桁の入力が可能であり、測定後、自動的に
検体番号はインクリメントされる。 Rack No.(ラック番号):ラック番号を入力する。6桁
の数字が入力可能であり、サンプラ測定後、ラック番号
は試験管位置番号が10を超える度にインクリメントされ
る。サンプラ測定中はdisable(使用不可)となり入力
することはできない。 Tube Position(試験管位置):サンプラ測定を開始す
る試験管位置を入力する。ここには2桁の数字が入力可
能である。サンプラ測定毎に、自動的に試験管位置はイ
ンクリメントされていく。試験管位置が10を超える度に
ラック番号はインクリメントされる。試験管位置番号は
1〜10の数字が入力可能である。この項目からフォーカ
スが外れる時に入力された値が1より小さい場合は1に、
また10より大きい場合は10へ自動的に変更される。ま
た、サンプラ測定中はdisable(使用不可)となり入力
することができなくなる。 Discrete(ディスクリート):検体の測定のディスクリ
ートを選択する。画面起動時は現在設定されているディ
スクリートが表示される。サンプラ測定中はdisable
(使用不可)となり選択することはできなくなる。 Sampler startボタン:入力された検体番号、ラック番
号、試験管位置番号およびディスクリートを確定し、サ
ンプラモード測定を開始する。
【0083】試薬交換 図8のメニューウィンドウ208において「試薬交換ア
イコン」205gを選択し、マウスにてダブルクリック
するかもしくはキーボードにてエンターキーを押すこと
により図20に示した試薬交換ダイアログが起動する。
試薬交換ダイアログでは、試薬の交換を行うことができ
る。またその際、交換履歴を残す試薬を選択でき、選択
した試薬の試薬交換履歴を残すことができる。交換が必
要な試薬は画面起動時に自動的に交換履歴を残すように
選択される。但し、測定部10が"スタンバイ状態でな
ければならない。それ以外の状態では測定部10にてエ
ラー音(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されな
い。以下はダイアログに表示される内容についての説明
である。 EPK:EPK試薬の交換履歴に残す残さないを選択する。EP
Kの交換履歴を残す場合にはEPKのチェックボックスにチ
ェックを入れる。画面起動時にEPKの交換が必要な場合
は自動的にチェックが入る。 SLS:SLS試薬の交換履歴に残す残さないを選択する。SL
Sの交換履歴を残す場合にはSLSのチェックボックスにチ
ェックを入れる。画面起動時にSLSの交換が必要な場合
は自動的にチェックが入る。 FBA:FBA試薬の交換履歴に残す残さないを選択する。FB
Aの交換履歴を残す場合にはFBAのチェックボックスにチ
ェックを入れる。 FFD:FFD 試薬の交換履歴に残す残さないを選択する。F
FDの交換履歴を残す場合にはFFDのチェックボックスに
チェックを入れる。 FFS:FFS試薬の交換履歴に残す残さないを選択する。FF
Sの交換履歴を残す場合にはFFSのチェックボックスにチ
ェックを入れる。 RED:RED試薬の交換履歴に残す残さないを選択する。RE
Dの交換履歴を残す場合にはREDのチェックボックスにチ
ェックを入れる。 OKボタン:試薬の交換を行う。試薬交換ダイアログを閉
じ、試薬交換シーケンスを実行する。但し、FFSまたはR
EDのいずれかに試薬交換の必要がある場合は次に示す試
薬交換警告ダイアログの警告画面が表示される。 Cancelボタン:交換試薬の選択を中止し、試薬交換ダイ
アログを閉じる。
【0084】試薬交換警告 試薬交換ダイアログが表示されているときでFFSまたはR
EDのいずれかに試薬交換の必要がある場合にOKボタンを
クリックすると図21に示す警告画面としての試薬交換
警告ダイアログが表示される。以下はダイアログに表示
される内容についての説明である。 OKボタン:試薬交換シーケンスを実行する。 Cancelボタン:試薬交換警告ダイアログを閉じ試薬交換
ダイアログに戻る。
【0085】自動洗浄 図8のメニューウィンドウ208において「自動洗浄ア
イコン」205fを選択し、マウスにてダブルクリック
するかもしくはキーボードにてエンターキーを押すこと
により図22に示す自動洗浄ダイアログが起動する。本
機能により検出部26を始めとする流体回路内が自動的
に洗浄され、ブランク値が計測される。但し、測定部1
0が"スタンバイ"の状態でなければならない。それ以外
の状態では測定部10にてエラー音(“ピーッ”)が鳴
り、ダイアログは表示されない。以下はダイアログに表
示される内容についての説明である。 Blank Check:自動洗浄終了後のブランク値を表示す
る。ブランク値とは、検出部を検体が通過しない状態で
計測された値であり、その値が高ければ、何らかの夾雑
物が流体回路内に残存していることを示す。各項目のブ
ランク値は自動洗浄中には表示されず、自動洗浄終了表
示される。ブランク値および単位は制御部の設定に連動
して表示される。ブランク値が許容ブランク値より大き
い場合その項目の背景は赤く表示される。 RBC:自動洗浄実行後のRBCのブランク値が表示される。 HGB:自動洗浄実行後のHGBのブランク値が表示される。 PLT:自動洗浄実行後のPLTのブランク値が表示される。 PLT-O:自動洗浄実行後のPLT-Oのブランク値が表示され
る。 WBC:自動洗浄実行後のWBCのブランク値が表示される。 DIFF-WBC:自動洗浄実行後のDIFF-WBCのブランク値が表
示される。 自動洗浄進捗表示:自動洗浄シーケンスの進捗状況が表
示される。 Closeボタン:自動洗浄ダイアログを閉じる。 このボタンは自動洗浄シーケンスが終わるまでは無効と
なっており、押すことはできない。シーケンスが終了
し、ブランク値が表示されると有効になる。
【0086】メンテナンス 図8のメニューウィンドウ208において「メンテナン
スアイコン」205hを選択し、マウスにてダブルクリ
ックするかもしくはキーボードにてエンターキーを押す
ことにより図9のメンテナンスウィンドウ210が起動
する。ここでは、測定部10が正しく動作しているかを
確認したり、検出された異常の原因を見つけたりするこ
とができる。さらに、コンポーネントをテスト動作させ
ることにより各部のエラーを解除することができる。以
下、メンテナンスウィンドウ210に表示されるアイコ
ンに基づいて本装置で実行される機能を説明する。
【0087】センサ(温度、圧力、その他) メンテナンスウィンドウ210において「センサアイコ
ン」211qを選択し、マウスにてダブルクリックする
かもしくはキーボードにてエンターキーを押すことによ
り図23に示すセンサダイアログが起動する。ここで
は、測定部10の各部温度、圧力および各種センサの情
報が0.5秒毎に更新されながら表示される。
【0088】動作カウンタ表示 メンテナンスウィンドウ210において「動作カウンタ
アイコン」211rを選択し、マウスにてダブルクリッ
クするかもしくはキーボードにてエンターキーを押すこ
とにより図24に示す動作カウンタ表示ダイアログが起
動する。動作カウンタ表示ダイアログでは測定部10の
各コンポーネントの動作回数(レーザは発振時間)を表示
する。またSRV(サンプリングバルブ)およびピアサの
動作回数をリセットすることができる。メンテナンスウ
ィンドウ210において「動作カウンタアイコン」21
1rを選択し、マウスにてダブルクリックするかもしく
はキーボードにてエンターキーを押すことにより図24
に示す動作カウンタ表示ダイアログが起動する。以下は
ダイアログに表示される内容についての説明である。 Total:装置の動作回数を表示する。 CBC:CBCを測定するモードでの動作回数を表示する。 DIFF:DIFFを測定するモードでの動作回数を表示する。 RET:RETを測定するモードでの動作回数を表示する。 FFS:DIFF用試薬交換後の、DIFFを測定するモードでの動
作回数を表示する。 Shutdown(シャットダウン):シャットダウン実行後の
動作回数を表示する。 Piercer(ピアサ):ピアサ交換後のピアサ動作回数を表
示する。 SRV(サンプリングバルブ):SRV洗浄後の動作回数を表
示する。 FCM Sheath Motor(FCMシースモータ):FCM Sheath Moto
rの動作回数を表示する。 RBC Sheath Motor(RBCシースモータ):RBC Sheath Mot
orの動作回数を表示する。 WB Motor(全血吸引モータ):WB Motorの動作回数を表
示する。 Laser Oscillation Time(レーザオシレーションタイ
ム):Laserのトータル発振時間をHH:MM(**時**分)で表示
する。 Total Reset ボタン:Totalカウンタをリセットする。
このボタンはサービスマンの権限を持つユーザがログオ
ンした時にのみ表示される。 CBC Reset ボタン:CBCカウンタをリセットする。この
ボタンはサービスマンの権限を持つユーザがログオンし
た時にのみ表示される。 DIFF Reset ボタン:DIFFカウンタをリセットする。こ
のボタンはサービスマンの権限を持つユーザがログオン
した時にのみ表示される。 RET Reset ボタン:RETカウンタをリセットする。この
ボタンはサービスマンの権限を持つユーザがログオンし
た時にのみ表示される。 FFS Reset ボタン:FFSカウンタをリセットする。この
ボタンはサービスマンの権限を持つユーザがログオンし
た時にのみ表示される。このボタンはサービスマンの権
限を持つユーザがログオンした時にのみ表示される。 Shut Down Reset ボタン:Shut Downカウンタをリセッ
トする。このボタンはサービスマンの権限を持つユーザ
がログオンした時にのみ表示される。 Piercer Reset ボタン:Piercerカウンタをリセットす
る。 SRV Reset ボタン:SRVカウンタをリセットする。 FCM Sheath Motor Reset ボタン:FCM Sheath Motorカ
ウンタをリセットする。このボタンはサービスマンの権
限を持つユーザがログオンした時にのみ表示される。 RBC Sheath Motor Reset ボタン:RBC Sheath Motorカ
ウンタをリセットする。このボタンはサービスマンの権
限を持つユーザがログオンした時にのみ表示される。WB
Motor Reset ボタン:WB Motorカウンタをリセットす
る。このボタンはサービスマンの権限を持つユーザがロ
グオンした時にのみ表示される。 Laser Oscillation Time Reset ボタン:Laser Oscilla
tion 時間をリセットする。このボタンはサービスマン
の権限を持つユーザがログオンした時にのみ表示され
る。 OKボタン:各カウンタのリセットボタンでのリセットを
確定し、動作カウンタ表示ダイアログを閉じる。 キャンセル ボタン:各カウンタのリセットボタンでの
リセットを中止し、動作カウンタ表示ダイアログを閉じ
る。
【0089】フローセル気泡除去 図9のメンテナンスウィンドウ210において「フロー
セル気泡除去アイコン」211cを選択し、マウスにて
ダブルクリックするかもしくはキーボードにてエンター
キーを押すことによりフローセル気泡除去シーケンスが
実行される。フローセルは検出部26に含まれる。フロ
ーセル気泡除去では、フローセル気泡除去シーケンスを
実行しフローセル内の気泡を除去することができる。フ
ローセル気泡除去シーケンス実行中は図25に示すフロ
ーセル気泡除去中ダイアログを表示する。このダイアロ
グはフローセル気泡除去シーケンスが終了後、自動的に
閉じる。但し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなけ
ればならない。それ以外の状態では測定部10にてエラ
ー音(“ピーッ”)が鳴り画面は開くことができない。
【0090】RBC検出部つまり除去 図9のメンテナンスウィンドウ210において「RBCつ
まり除去アイコン」211pを選択し、マウスにてダブ
ルクリックするかもしくはキーボードにてエンターキー
を押すことによりつまり除去シーケンスが実行される。
RBC検出部は、検出部26に含まれる。RBC検出部つまり
除去では、RBC検出部つまり除去シーケンスを実行してR
BC検出部のつまりを除去することができる。RBC検出部
つまり除去シーケンス実行中は図26に示すRBC検出部
つまり除去中ダイアログを表示する。これはRBC検出部
つまり除去シーケンスが終了後、自動的に閉じる。但
し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなければならな
い。それ以外の状態では測定部10にてエラー音(“ピ
ーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。
【0091】フローセル洗浄 図9のメンテナンスウィンドウ210において「フロー
セル洗浄アイコン」211dを選択し、マウスにてダブ
ルクリックするかもしくはキーボードにてエンターキー
を押すことによりフローセル洗浄シーケンスが実行され
る。フローセル洗浄では、フローセル洗浄シーケンスを
実行し光学式検出部フローセルの汚れを洗浄することが
できる。フローセル洗浄シーケンス実行中は図27に示
すフローセル洗浄中ダイアログが表示される。これはフ
ローセル洗浄シーケンスが終了後、自動的に閉じる。但
し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなければならな
い。それ以外の状態では測定部10にてエラー音(“ピ
ーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。以下はダ
イアログに表示される内容についての説明である。 Cancelボタン:フローセル洗浄シーケンスを実行せず、
フローセル洗浄シーケンス実行ダイアログを閉じる。フ
ローセル洗浄シーケンスが実行中はdisable(使用不
可)となる。
【0092】排液チャンバ排出 図9に示すメンテナンスウィンドウ210において「排
液チャンバ排出アイコン」211aを選択し、マウスに
てダブルクリックするかもしくはキーボードにてエンタ
ーキーを押すことにより排液チャンバ排出シーケンスが
実行される。排液チャンバは廃液処理部30に含まれ
る。排液チャンバ排出では、排液チャンバ排出シーケン
スを実行し排液チャンバ内に溜まった排液を排出するこ
とができる。排液チャンバ排出シーケンス実行中は図2
8に示す排液チャンバ排出中ダイアログを表示する。こ
れは排液チャンバ排出シーケンスが終了後、自動的に閉
じる。但し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなけれ
ばならない。それ以外の状態では測定部10にてエラー
音(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。
【0093】ラック送込み 図9に示すメンテナンスウィンドウ210において「ラ
ック送込みアイコン」211lを選択し、マウスにてダ
ブルクリックするかもしくはキーボードにてエンターキ
ーを押すことにより、サンプラにおけるラック送込みの
動作テストが実行される。ラック送込み中は図29に示
すラック送込み中ダイアログが表示される。これはラッ
ク送込み動作が終了後、自動的に閉じる。但し、測定部
10が"スタンバイ"の状態でなければならない。それ以
外の状態では測定部10にてエラー音(“ピーッ”)が鳴
り、ダイアログは表示されない。
【0094】ラック横送り ラック横送りでは、サンプラにおけるラック横送りの動
作テストを行うことができる。図9のメンテナンスウィ
ンドウ210において「ラック横送りアイコン」211
nを選択し、マウスにてダブルクリックするかもしくは
キーボードにてエンターキーを押すことによりラック横
送りの動作テストが実行される。ラック横送り中は図3
0に示すラック横送り中ダイアログを表示する。これは
ラック横送り動作が終了後、自動的に閉じる。但し、測
定部10が"スタンバイ"の状態でなければならない。そ
れ以外の状態では測定部10にてエラー音(“ピーッ”)
が鳴り、ダイアログは表示されない。
【0095】ラック送出し ラック送出しでは、サンプラにおけるラック送出しの動
作テストを行うことができる。図9のメンテナンスウィ
ンドウ210において「ラック送出しアイコン」211
mを選択し、マウスにてダブルクリックするかもしくは
キーボードにてエンターキーを押すことによりラック送
出しの動作テストが実行される。ラック送出し中は図3
1に示すラック送出し中ダイアログが表示される。これ
はラック送出し動作が終了後、自動的に閉じる。但し、
測定部10が"スタンバイ"の状態でなければならない。
それ以外の状態では測定部10にてエラー音(“ピー
ッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。
【0096】キャップピアサ 図9に示すメンテナンスウィンドウ210において「キ
ャップピアサアイコン」211eを選択し、マウスにて
ダブルクリックするかもしくはキーボードにてエンター
キーを押すことによりキャップピアサの動作テストが実
行される。キャップピアサは、自動吸引部18に含まれ
る。「試験管転倒位置異常」、「ハンド初期位置異
常」、「ハンド上昇位置異常」、「ハンド動作位置異
常」、「ハンド下降位置異常」および「試験管が保持で
きません」のエラーが発生した場合、キャップピアサの
動作テストを行うことにより、テストの結果が正常であ
ればエラーを解除することができる。キャップピアサユ
ニットの動作テスト中は図32に示すキャップピアサユ
ニットの動作テスト中ダイアログが表示される。これは
キャップピアサのテスト動作が終了後、自動的に閉じ
る。但し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなければ
ならない。それ以外の状態では測定部10にてエラー音
(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。
【0097】RBC シースシリンジ 図9のメンテナンスウィンドウ210において「RBCシ
ースシリンジアイコン」211iを選択し、マウスにて
ダブルクリックするかもしくはキーボードにてエンター
キーを押すことによりRBCシースシリンジの動作テスト
が実行される。RBC シースシリンジは検出部26に含ま
れる。RBC シースシリンジの動作テストではRBCシース
シリンジが上死点へ移動しその後下死点へ移動して停止
する。また、「RBCシース用モータ異常停止」のエラー
が発生した場合、RBCシースシリンジの動作テストを行
うことにより、テストの結果が正常であればエラーを解
除することができる。RBCシースシリンジの動作テスト
中は図33に示すRBCシースシリンジテスト中ダイアロ
グを表示する。これはRBCシースシリンジテストが終了
後、自動的に閉じます。但し、測定部10が"スタンバ
イ"の状態でなければならない。それ以外の状態では測
定部10にてエラー音(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログ
は表示されない。
【0098】FCM シースシリンジ FCM シースシリンジでは、FCMシースシリンジの動作テ
ストを行うことができる。FCMシースシリンジは検出部
26に含まれる。図9のメンテナンスウィンドウ210
において「FCM シースシリンジアイコン」211jを選
択し、マウスにてダブルクリックするかもしくはキーボ
ードにてエンターキーを押すことによりFCM シースシリ
ンジの動作テストが実行される。FCM シースシリンジの
動作テストではFCMシースシリンジが上死点へ移動しそ
の後下死点へ移動して停止する。また、「FCMシース用
モータ異常停止」のエラーが発生した場合、FCMシース
シリンジの動作テストを行うことにより、テストの結果
が正常であればエラーを解除することができる。FCMシ
ースシリンジの動作テスト中は図34に示すFCMシース
シリンジ動作テスト中ダイアログを表示する。これはFC
Mシースシリンジテストが終了後、自動的に閉じる。但
し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなければならな
い。それ以外の状態では測定部10にてエラー音(“ピ
ーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。
【0099】洗浄スピッツモータ 図9に示すメンテナンスウィンドウ210において「洗
浄スピッツアイコン」211gを選択し、マウスにてダ
ブルクリックするかもしくはキーボードにてエンターキ
ーを押すことにより洗浄スピッツの動作テストが実行さ
れる。洗浄スピッツは手動吸引部20に含まれる。洗浄
スピッツモータの動作テストでは洗浄スピッツモータが
上死点へ移動しその後下死点へ移動して停止する。ま
た、「洗浄スピッツ用モータ異常停止」のエラーが発生
した場合、洗浄スピッツモータの動作テストを行うこと
により、テストの結果が正常であればエラーを解除する
ことができる。洗浄スピッツの動作テスト中は図35に
示す洗浄スピッツ動作テスト中ダイアログを表示する。
これは洗浄スピッツテストが終了後、自動的に閉じる。
但し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなければなら
ない。それ以外の状態では測定部10にてエラー音
(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。
【0100】全血吸引モータ 図9に示すメンテナンスウィンドウ210において「全
血吸引モータアイコン」211kを選択し、マウスにて
ダブルクリックするかもしくはキーボードにてエンター
キーを押すことにより全血吸引モータの動作テストが実
行される。全自動吸引モータは定量ポンプ部24に含ま
れる。「全血吸引用モータ異常停止」のエラーが発生し
た場合、全血吸引モータの動作テストを行うことによ
り、テストの結果が正常であればエラーを解除すること
ができる。全血吸引モータの動作テスト中は図36に示
す全血吸引モータテスト中ダイアログが表示される。こ
れは全血吸引モータテストが終了後、自動的に閉じる。
但し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなければなら
ない。それ以外の状態では測定部10にてエラー音
(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。
【0101】SRV(サンプリングバルブ) SRVでは、サンプリングバルブ28の動作テストを行う
ことができる。図9に示すメンテナンスウィンドウ21
0において「SRVアイコン」211fを選択し、マウス
にてダブルクリックするかもしくはキーボードにてエン
ターキーを押すことによりSRVの動作テストが実行され
る。SRVの動作テストではSRVが初期位置へ移動し、定量
動作を行った後、初期位置に戻る。SRV動作テスト中は
図37に示すSRV動作テスト中ダイアログが表示され
る。これはSRVテストが終了後、自動的に閉じる。但
し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなければならな
い。それ以外の状態では測定部10にてエラー音(“ピ
ーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。
【0102】Mixing Motor(攪拌モータ) 図9に示すメンテナンスウィンドウ210において「攪
拌モータアイコン」211hを選択し、マウスにてダブ
ルクリックするかもしくはキーボードにてエンターキー
を押すことによりMixing Motorの動作テストが実行され
る。撹拌モータは検出部26に含まれる。撹拌モータの
動作テストでは撹拌モータが回転する。撹拌モータ動作
テスト中は図38に示す撹拌モータテスト中ダイアログ
が表示される。これは撹拌モータテストが終了後、自動
的に閉じる。但し、測定部10が"スタンバイ"の状態で
なければならない。それ以外の状態では測定部10にて
エラー音(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されな
い。
【0103】排液チャンバ洗浄 図9のメンテナンスウィンドウ210において「排液チ
ャンバ洗浄アイコン」211bを選択し、マウスにてダ
ブルクリックするかもしくはキーボードにてエンターキ
ーを押すことにより排液チャンバ洗浄シーケンスが実行
される。排液チャンバ洗浄シーケンス実行中は図39に
示す排液チャンバ排出中ダイアログを表示する。これは
排液チャンバの洗浄が終了後、自動的に閉じる。但し、
測定部10が"スタンバイ"の状態でなければならない。
それ以外の状態では測定部10にてエラー音(“ピー
ッ”)が鳴り、ダイアログは表示されない。以下はダイ
アログに表示される内容についての説明である。 Cancelボタン:排液チャンバ洗浄シーケンスを実行せ
ず、排液チャンバ洗浄実行ダイアログを閉じる。排液チ
ャンバ洗浄シーケンスが実行中はdisable(使用不可)
となる。
【0104】バーコードリーダ 図9に示すメンテナンスウィンドウ210において「バ
ーコードリーダアイコン」211sを選択し、マウスに
てダブルクリックするかもしくはキーボードにてエンタ
ーキーを押すことにより図40に示すバーコードリーダ
ダイアログが起動する。バーコードリーダダイアログで
は、ラックにセットされた試験管に貼られたバーコード
およびラックに貼られたラック番号のバーコードを、バ
ーコードリーダ14によって読取らせるテストを行うこ
とができる。但し、測定部10が"スタンバイ"の状態で
なければならない。それ以外の状態では測定部10にて
エラー音(“ピーッ”)が鳴り、ダイアログは表示されな
い。以下はダイアログに表示される内容についての説明
である。 Tube Position:ラック上の試験管位置を表示する。Rac
k No.はラック番号を表示する。 Rack/Sample No.:読取ったラック番号もしくは検体番
号を表示する。 Check Digit:読取ったラック番号もしくは検体番号の
バーコードのチェックデジットを表示する。 Type:読取ったラック番号もしくは検体番号のバーコー
ドの種類を表示する。ここでは以下のバーコード種類が
表示される。 NW7、ITF、JAN、CODE39、CODE128 Startボタン:ラックの送込み動作を開始し、テストを
開始する。開始と同時に前回テストにて表示されている
内容はクリアされる。テスト中はdisable(使用不可)
の表示となり、押すことはできない。1ラック分のテス
トが終了すると再びenable(使用可能)の表示となる。 Close ボタン:バーコードリーダ ダイアログを閉じ
る。テスト中はdisable(使用不可)の表示となり押す
ことはできない。
【0105】Alarm Sound(アラーム音) 図9に示すメンテナンスウィンドウ210において「ア
ラーム音設定アイコン」211tを選択し、マウスにて
ダブルクリックするかもしくはキーボードにてエンター
キーを押すことにより図41に示すAlarm Soundダイア
ログが起動する。Alarm Sound ダイアログでは、エラー
発生時のアラーム音(エラー音)を選択することができ
る。アラーム音はアラームブザー38によって発せられ
る。但し、測定部10が"スタンバイ"の状態でなければ
ならない。それ以外の状態では測定部10にてエラー音
(“ピーッ”)が鳴り画面は開くことができない。以下は
ダイアログに表示される内容についての説明である。 Alarm Sound 1:装置にエラーが発生した時に鳴らすア
ラーム音をAlarm Sound1とするときに選択する。 Alarm Sound 2:装置にエラーが発生した時に鳴らすア
ラーム音をAlarm Sound2とするときに選択する。 Alarm Sound 3:装置にエラーが発生した時に鳴らすア
ラーム音をAlarm Sound3とするときに選択する。 Testボタン:選択したアラーム音を鳴らす。 Alarm Clearボタン:Test中のアラーム音をクリアす
る。 OKボタン:選択したアラーム音を装置に反映しダイアロ
グを閉じる。 キャンセルボタン:選択したアラーム音を破棄し、ダイ
アログを閉じる。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、生体試料分析装置の操
作に必要なコマンドなどの入力操作をシステム制御部側
において表示されるアイコンの選択により行うことがで
き、しかも基本的な操作のアイコン(たとえば分析開始
のためのアイコン)を常時一定の位置に表示し、適宜使
用する操作のアイコンについてはウィンドウを用いて階
層的に表示するようにしたので、操作性を向上すること
ができる。
【0107】さらに表示するアイコンを画像部分と文字
部分とが結合された形態のものとすることにより、より
理解しやすい表示とすることができ、操作性を向上させ
ることができる。また、画像部分と文字部分とを別々に
記憶するようにすれば、簡単に文字部分を各国言語に対
応させて変化させることができる。
【0108】また、選択されたアイコンに対応付けられ
たコマンドが実行可能か否かを判断できるようにして、
実行不可なアイコンを選択したときに警告を発生するよ
うにすれば、誤操作を減らすことができ、操作性を向上
することができる。
【0109】また、測定部10のトラブルを検出し、複
数のトラブルが検出されたときにエラー情報を列挙表示
するようにすれば、全体のトラブルを把握することがで
き、トラブルに対する操作性を向上させることができ
る。さらに、表示されたエラー情報のいずれかを選択す
ることによりそのエラーの解除情報が表示されるように
すれば、なお、トラブルに対する操作性を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である多項目自動血球分析装
置(生体試料分析装置のひとつ)の一部であるシステム
制御部の構成図。
【図2】本発明の一実施例である多項目自動血球分析装
置の全体構成図。
【図3】本発明の一実施例である多項目自動血球分析装
置の一部である測定部の構成図。
【図4】図1の装置で用いられる検体ラック・検体容器
の説明図。
【図5】システム制御部の機能を説明するためのブロッ
ク構成図。
【図6】システム制御部で実行される制御動作のフロー
図。
【図7】初期画面を示す図。
【図8】メニューウィンドウを表示した状態を示す図。
【図9】メンテナンスウィンドウを表示した状態を示す
図。
【図10】アイコンの説明図。
【図11】アイコンのデータ構造を説明する図。
【図12】第三表示区画の表示状態を示す図。
【図13】手動校正ダイアログを説明する図。
【図14】自動校正ダイアログを説明する図。
【図15】キャンセル確認ダイアログを説明する図。
【図16】データ表示ダイアログを説明する図。
【図17】ヘルプダイアログを説明する図。
【図18】マニュアルモード測定画面を説明する図。
【図19】サンプラ測定ダイアログを説明する図。
【図20】試薬交換ダイアログを説明する図。
【図21】試薬交換警告ダイアログを説明する図。
【図22】自動洗浄ダイアログを説明する図。
【図23】センサダイアログを説明する図。
【図24】動作カウンタ表示ダイアログを説明する図。
【図25】フローセル気泡除去中ダイアログを説明する
図。
【図26】RBC検出部つまり除去中ダイアログを説明す
る図。
【図27】フローセル洗浄中ダイアログを説明する図。
【図28】排液チャンバ排出中ダイアログを説明する
図。
【図29】ラック送り込み中ダイアログを説明する図。
【図30】ラック横送り中ダイアログを説明する図。
【図31】ラック送出し中ダイアログを説明する図。
【図32】キャップピアサ動作テスト中ダイアログを説
明する図。
【図33】RBCシースシリンジテスト中ダイアログを説
明する図。
【図34】FCMシースシリンジテスト中ダイアログを説
明する図。
【図35】洗浄スピッツ動作中ダイアログを説明する
図。
【図36】全血吸引モータテスト中ダイアログを説明す
る図。
【図37】SRV動作テスト中ダイアログを説明する図。
【図38】Mixing Motor(撹拌モータ)テスト中ダイアロ
グを説明する図。
【図39】排液チャンバ洗浄ダイアログを説明する図。
【図40】バーコードリーダダイアログを説明する図。
【図41】Alarm Sound(アラーム音)ダイアログを説明
する図。
【符号の説明】 1:多項目自動血球分析装置 2:検体ラック 3:検体容器 4:バーコード 10:測定部 12:サンプラ 14:バーコードリーダ 16:検体取り出し部 18:自動吸引部 20:手動吸引部 22:試薬収納部 24:定量ポンプ部 26:検出部 28:サンプリングバルブ部 30:排液処理部 32:空圧源 12S〜32S:センサ 34:測定部制御装置 36:インターフェース 40:通信回線 50:システム制御部 52:制御本体部 54:表示部 62:メインボード 64:CD-ROM 66:フロッピーディスクドライブ 68:ハードディスクドライブ 70:キーボード 72:マウス 74:インターフェース 102:測定部各部 104:測定部制御装置 106:センサ 202:第一表示区画 203:基本操作アイコン 204:第二表示区画 205:機能選択アイコン 205h:メンテナンスアイコン 206:第三表示区画 208:メニューウィンドウ 210:メンテナンスウィンドウ 211:細分機能選択アイコン 302:画像部 304:文字部 310:測定部名称表示エリア 312:検体番号表示エリア 314:トラブル表示エリア 502:入力部 504:表示画面 506:第一表示区画表示部 508:第二表示区画表示部 510:第三表示区画表示部 512:基本操作アイコン表示部 514:機能選択ウィンドウ表示部 516:細分機能選択ウィンドウ表示部 520:エラーウィンドウ表示部 522:ガイド表示部 530:アイコン記憶部 540:アイコン結合部 550:コマンド抽出部 552:コマンド実行判断部 554:警告部 556:機能制御部 558:装置状態情報処理部 560:ガイド情報記憶部
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンポーネントからなり生体試料
    の測定を行う測定部と、測定部との間で情報を送受する
    ことにより測定部の制御を行うシステム制御部とからな
    る生体試料分析装置であって、システム制御部は、各種
    情報を表示するための表示画面と、表示画面に第一表示
    区画を表示する第一表示区画表示部と、表示画面に第一
    表示区画とは独立した第二表示区画を表示する第二表示
    区画表示部と、測定部の制御を実行するためのコマンド
    に対応するアイコンを記憶するアイコン記憶部と、アイ
    コンの選択操作を含む必要な入力を行うための入力部
    と、アイコン記憶部に記憶されたアイコンの一部を「基
    本操作アイコン」として第一表示区画内に表示する基本
    操作アイコン表示部と、入力部により少なくとも一部の
    基本操作アイコンが選択された際に、アイコン記憶部に
    記憶されたアイコンの一部を「機能選択アイコン」とし
    て表示するための「機能選択ウィンドウ」を第二表示区
    画内に表示する機能選択ウィンドウ表示部と、入力部に
    より選択されたアイコンに対応する測定部の制御を実現
    するためのコマンドを抽出するコマンド抽出部と、コマ
    ンド抽出部により抽出されたコマンドを測定部に送る機
    能制御部とを備えたことを特徴とする生体試料分析装
    置。
  2. 【請求項2】 基本操作アイコンのひとつに分析を開始
    するためのアイコンが含まれることを特徴とする請求項
    1に記載の生体試料分析装置。
  3. 【請求項3】 入力部により少なくとも一部の機能選択
    アイコンが選択された際にアイコン記憶部に記憶された
    アイコンの一部を「細分機能選択アイコン」として表示
    するための「細分機能選択ウィンドウ」を第二表示区画
    内に表示する細分機能選択ウィンドウ表示部をさらに備
    えたことを特徴とする請求項1に記載の生体試料分析装
    置。
  4. 【請求項4】 アイコン記憶部にはメンテナンスアイコ
    ンと複数の個別メンテナンス項目に対応する個別メンテ
    ナンスアイコン群とが含まれ、機能選択ウィンドウ表示
    部は機能選択アイコンのひとつとしてメンテナンスアイ
    コンを表示するとともに、入力部によりメンテナンスア
    イコンが選択された際に細分機能選択ウィンドウ表示部
    は細分機能選択ウィンドウとして個別メンテナンスアイ
    コン群が表示されるメンテナンスィンドウを表示するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の生体試料分析装置。
  5. 【請求項5】 第二表示区画に機能選択ウィンドウ又は
    細分機能選択ウィンドウが表示されている際に、少なく
    とも一部の基本操作アイコンが選択されると機能選択ウ
    ィンドウ表示部が当該基本操作アイコンに対応した機能
    選択ウィンドウを表示することを特徴とする請求項1に
    記載の生体試料分析装置。
  6. 【請求項6】 アイコン記憶部に記憶されるアイコン
    は、対応付けられた機能を絵表示する画像部分と、対応
    付けられた機能を説明する文字部分とから構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の生体試料分析装
    置。
  7. 【請求項7】 アイコン記憶部は、各アイコンの画像部
    分の情報を記憶するアイコン画像記憶部と、各アイコン
    の文字部分の情報を記憶するアイコン文字記憶部と、を
    有し、システム制御部はアイコン画像記憶部とアイコン
    文字記憶部との情報に基づいて表示するアイコン形態を
    決定するアイコン結合部をさらに備えたことを特徴とす
    る請求項6に記載の生体試料分析装置。
  8. 【請求項8】 コマンド抽出部により抽出されたコマン
    ドが実行可能か否かを判断するコマンド実行判断部と、
    コマンド実行判断部が実行不可と判断したときに警告を
    発生する警告部とをさらに備えたことを特徴とする請求
    項1に記載の生体試料分析装置。
  9. 【請求項9】 複数のコンポーネントからなり生体試料
    の測定を行うとともに、少なくとも一部のコンポーネン
    トにはトラブルを検出するためのセンサが取り付けられ
    た測定部と、測定部との間で情報を送受することにより
    測定部の制御を行うシステム制御部とからなる生体試料
    分析装置であって、システム制御部は、各種情報を表示
    するための表示画面と、測定部のセンサがトラブルを検
    出した時に測定部から送られるエラー情報を監視・処理
    する装置状態情報処理部と、装置状態情報処理部が監視
    ・処理するエラー情報を列挙表示するためのエラーウィ
    ンドウを表示画面に表示するエラーウィンドウ表示部
    と、エラーウィンドウに表示されたエラー情報の選択操
    作を含む入力を行う入力部と、エラー情報に関するエラ
    ー解除のためのガイド情報を記憶するガイド情報記憶部
    と、入力部により少なくとも1つのエラー情報が選択さ
    れた際に、選択されたエラー情報に関するエラー解除の
    ためのガイド情報を表示画面に表示するガイド表示部と
    を備えたことを特徴とする生体試料分析装置。
  10. 【請求項10】 複数のコンポーネントからなり生体試
    料の測定を行う測定部と、必要な入力を行うための入力
    部と、各種情報を表示するための表示画面とを備え、か
    つ、測定部との間で情報を送受することにより測定部の
    制御を行うシステム制御部とからなる生体試料分析装置
    のためのプログラムであって、第一表示区画表示部が表
    示画面に第一表示区画を表示し、第二表示区画表示部が
    表示画面に第一表示区画とは独立した第二表示区画を表
    示し、アイコン記憶部が測定部の制御を実行するための
    コマンドに対応するアイコンを記憶し、入力部がアイコ
    ンの選択操作を含む必要な入力を行い、基本操作アイコ
    ン表示部がアイコン記憶部に記憶されたアイコンの一部
    を「基本操作アイコン」として第一表示区画内に表示
    し、機能選択ウィンドウ表示部が、入力部により少なく
    とも一部の基本操作アイコンが選択された際に、アイコ
    ン記憶部に記憶されたアイコンの一部を「機能選択アイ
    コン」として表示するための「機能選択ウィンドウ」を
    第二表示区画内に表示し、コマンド抽出部が入力部によ
    り選択されたアイコンに対応する測定部の制御を実現す
    るためのコマンドを抽出し、機能制御部がコマンド抽出
    部により抽出されたコマンドに関する情報を測定部に送
    るようにしたことを特徴とする生体試料分析装置のため
    のプログラム。
  11. 【請求項11】 複数のコンポーネントからなり生体試
    料の測定を行うとともに、少なくとも一部のコンポーネ
    ントにはトラブルを検出するためのセンサが取り付けら
    れた測定部と、必要な入力を行うための入力部と、各種
    情報を表示するための表示画面とを備え、かつ、測定部
    との間で情報を送受することにより測定部の制御を行う
    システム制御部とからなる生体試料分析装置のためのプ
    ログラムであって、装置状態情報処理部が測定部のセン
    サがトラブルを検出した時に測定部から送られるエラー
    情報を監視・処理し、エラーウィンドウ表示部が、装置
    状態情報処理部が監視・処理するエラー情報を列挙表示
    するためのエラーウィンドウを表示画面に表示し、入力
    部がエラーウィンドウに表示されたエラー情報の選択操
    作を含む入力を行い、ガイド情報記憶部が、エラー情報
    に関するエラー解除のためのガイド情報を記憶し、ガイ
    ド表示部が、入力部により少なくとも1つのエラー情報
    が選択された際に、選択されたエラー情報に関するエラ
    ー解除のためのガイド情報を表示画面に表示することを
    特徴とする生体試料分析装置のためのプログラム。
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