JP2000082364A - 制御スイッチ装置 - Google Patents

制御スイッチ装置

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JP2000082364A
JP2000082364A JP11181110A JP18111099A JP2000082364A JP 2000082364 A JP2000082364 A JP 2000082364A JP 11181110 A JP11181110 A JP 11181110A JP 18111099 A JP18111099 A JP 18111099A JP 2000082364 A JP2000082364 A JP 2000082364A
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Japan
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control switch
key top
switch device
movable body
elastic movable
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JP11181110A
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English (en)
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Kyohei Otani
恭平 大谷
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Sega Corp
Original Assignee
Sega Enterprises Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H25/00Switches with compound movement of handle or other operating part
    • H01H25/04Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick
    • H01H25/041Operating part movable angularly in more than one plane, e.g. joystick having a generally flat operating member depressible at different locations to operate different controls

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  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 テレビゲーム装置や携帯型電子ゲーム装置の
表示画面上に表示される表示キャラクター等の移動方向
を制御するための制御スイッチ装置を提供することにあ
る。 【解決手段】 配線基板10上の複数対の電気接点11a,
11b,11c,11dのいずれかに、キートップ36の傾動に
より弾性可動体17の下方の導電部31a,31b,31c,31
dが当接してオンされる制御スイッチ装置1において、
前記キートップ36の中心直下に位置して前記弾性可動体
17にガイド孔33が形成され、前記弾性可動体17の下方か
ら上方に向い前記ガイド孔33にストッパー34が嵌合さ
れ、前記キートップ36に何等の操作力が加えられずに該
キートップ36が直立した状態にて、前記ストッパー34は
前記キートップ36に対し間隙を存して離れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、テレビゲーム
装置や携帯型電子ゲーム装置の表示画面上に表示される
表示キャラクター等の移動方向を制御するための制御ス
イッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】実公平3−50594号公報に記載された
制御スイッチ装置においては、キートップの下方円板部
中央に下方へ突出した突起が形成されるとともに、該円
板部の下面は該突起に向い下方へ傾斜した円錐面状に形
成され、前記キートップ下面の突起は、配線基板に対し
間隔を存して上方へ離れた状態にて、弾性保持部により
該配線基板に支持されている。
【0003】また、実開平2−41342号公報に記載
された制御スイッチ装置においても、実公平3−505
94号公報記載のものと同様に、キートップの中心下部
に半球形状支点が一体に形成されている。
【0004】さらに、特開平6−162875号に記載
された制御スイッチ装置では、表ケースに球面状のドー
ム部が形成されるとともに、該ドーム部の頂部に貫通孔
が形成され、該貫通孔をキートップの中央筒部が上方か
ら下方へ貫通し、該表ケースの球面状ドーム部の下方の
球面状接点押圧部に前記キートップの中央筒部が一体に
嵌着され、該球面状接点押圧部とその下方の配線基板と
の間に弾性部が介装されている。
【0005】
【解決しようとする課題】実公平3−50594号の制
御スイッチ装置では、キートップと一体の硬い突起が、
剛性の高い配線基板に対し間隙を存した状態で、弾性保
持部により該配線基板に支持されているため、前記キー
トップが押圧されたときに、前記配線基板に大きな衝撃
力が働いて、騒音や振動が発生し、しかも、キートップ
下面の突起が配線基板表面に擦り付けられ、これらの騒
音や振動や配電板の摩耗により配線基板に好ましくない
悪影響があった。
【0006】さらに、キートップの上部が十字状に形成
され、かつケースもキートップが遊嵌しうるように十字
状に欠除され、キートップの円板がケースの十字状欠除
部の角部に当接しているため、十字片に対し45°の方
向に向ってキートップを押圧することができず、配線基
板上の隣り合う2対の電気接点を同時にオンさせること
ができにくい。
【0007】そして、実開平2−41342号公報に記
載された制御スイッチ装置でも、半球形状支点がキート
ップと同一材質で一体に形成されているため、やはり、
キートップの押圧操作時に、その押圧力が配線基板に直
接的に作用して、衝撃による騒音や振動が避けられな
い。
【0008】これに対して、特開平6−162875号
の制御スイッチ装置においては、キートップが下方へ押
圧されたときに、この押圧力が、表ケースの球面状ドー
ム部に負担されて、配線基板上に直接加わらず、該配線
基板に大きな衝撃力が働かないため、配線基板が損なわ
れる惧れがなく、また、キートップは表ケースの球面状
ドーム部に沿ってどの方向にも傾くことができる結果、
隣り合う2対の電気接点を同時にオンさせることができ
易い。
【0009】しかし、前記特開平6−162875号の
制御スイッチ装置では、配線基板に対する表ケースの球
面状ドーム部の相対的間隔を正確に保つ必要があり、ま
た、表ケースの球面状ドーム部を挟んでキートップと球
面状接点押圧部とを一体に結合しなければならず、その
結果、コストと加工工数の増大を避けることが困難であ
った。
【0010】
【課題を解決するための手段および効果】本出願発明
は、このような難点を克服した制御スイッチ装置の改良
に係り、請求項1記載の発明は、配線基板上の複数対の
電気接点のいずれかに、キートップの傾動により弾性可
動体の下方の導電部が当接してオンされる制御スイッチ
装置において、前記キートップの中心線上に位置して前
記弾性可動体にガイド孔が形成され、前記弾性可動体の
下方から上方に向い前記ガイド孔に支点部材が嵌合さ
れ、前記キートップに何等の操作力が加えられずに該キ
ートップが直立した状態にて、前記支点部材は前記キー
トップに対し間隙を存して離れていることを特徴とする
ものである。
【0011】請求項1記載の発明は、前記したように構
成されているので、キートップの中心線に沿ってストッ
パーが弾性可動体に嵌合され、前記キートップに操作力
が加えられない状態で、前記ストッパーが前記キートッ
プに対し間隙を存して離れている結果、該キートップに
操作力が加えられたときには、前記弾性可動体が変形を
起して、前記キートップの下面が前記ストッパーの上面
に当接し、該キートップの傾きに応じて、前記ストッパ
ーの上面に沿い該キートップ下面が移動するので、前記
配線基板に対し大きな衝撃力や摩擦力が働かず、該配線
基板が損傷されにくい。そして、前記キートップは前記
弾性可動体を介して前記配線基板に支持されているた
め、該配線基板に対する表ケースの間隙を高精度の間隔
に保って該表ケースを取り付ける必要がなくなり、加工
性が大巾に改善されてコストダウンが可能となる。
【0012】また、請求項2記載のように発明を構成す
ることにより、前記キートップの傾動に際し、前記支点
部材の上端を中心に該キートップが傾動できるので、該
キートップの傾動をより一層円滑に行なうことができ
て、スイッチのオン・オフ動作を確実に遂行することが
できる。
【0013】さらに、請求項3記載のように発明を構成
することにより、前記キートップの傾動に際し、前記支
点部材は、その下端曲面に沿って次々と配線基板との接
触点が移動しながら、前記キートップの傾動による弾性
可動体の傾動変形に連動して前記支点部材も傾動でき、
前記キートップが軽快に傾動できて、スイッチのオン・
オフ動作が直ちに行われうる。そして前記支点部材が前
記配線基板上を移動する際に、該支点部材が該配設基板
を滑らかに摺動して、該配線基板の磨耗が未然に防止さ
れる。
【0014】さらにまた、請求項4記載のように発明を
構成することにより、前記キートップの傾動に際し、該
キートップの平面状下面は前記支点部材の緩やかな上端
曲面に沿い滑ることができ、前記弾性可動体には前記キ
ートップに加えられる操作力が直接作用せず、該弾性可
動体の耐久性が向上する。
【0015】しかも、請求項5記載のように発明を構成
することにより、前記キートップの下面中心半球状凹部
が前記支点部材の上端半球突部に遊嵌されるので、該キ
ートップは、前記配線基板上面の所定位置に安定して保
持され、複数対の電気接点のオン・オフ特性が均一にな
る。
【0016】また、請求項6記載のように発明を構成す
ることにより、前記キートップに加えられる操作力が前
記弾性可動体を介して前記支点部材に伝達されるので、
該支点部材は前記配線基板に緩やかに当接でき、前記キ
ートップの操作による衝撃が緩和され、前記配線基板に
対する悪影響や前記各部材の損傷が回避される。
【0017】さらに、請求項7記載のように発明を構成
することにより、支点部材に要求される適度な剛性、柔
軟性、耐磨性の支点部材を選択することができ、前記請
求項1または請求項6記載の発明の効果を一層増大する
ことができる。
【0018】さらにまた、請求項8記載のように発明を
構成することにより、前記支点部材を前記弾性可動体に
強固に設けることができる。
【0019】そして、請求項9記載のように発明を構成
することにより、前記キートップに加えられる操作力を
前記弾性可動体でもって緩衝することができるので、前
記配線基板に対する悪影響を避けることができるととも
に、前記各部材の耐久性を向上することができる。
【0020】しかも、請求項10記載のように発明を構
成することにより、前記請求項9記載の発明の効果をよ
り一層向上させることができる。
【0021】さらにまた、請求項11記載のように発明
を構成することにより、前記キートップに操作力が加え
られたときに、前記キートップの下面の突部でもって前
記弾性可動体が局部に下方へ大きく変形し、その直下の
下方導電部が配線基板上の電気接点に強く押下されて、
該電気接点が確実にかつ直ちにオンされる。
【0022】また、請求項12記載のように発明を構成
することにより、前記配線基板上の全電気接点を安定し
て支持できるとともに、これを前記弾性可動体の外周部
で囲んで、該電気接点を保護できるので、スイッチの開
閉動作の信頼性を大巾に向上することができる。そして
複数対の電気接点を全て前記弾性可動体の外周部で囲む
ため、制御スイッチ装置全体の小型化を容易に図ること
ができる。
【0023】さらに、請求項13記載のように発明を構
成することにより、前記配線基板上の複数対の電気接点
を、前記弾性可動体の各導電部の外周部でそれぞれ囲ん
で、該電気接点をそれぞれ保護できるので、やはり、ス
イッチの開閉動作の信頼性を大巾に向上することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図19に図示さ
れた本出願請求項1ないし請求項4および請求項12記
載の発明の一実施形態について説明する。
【0025】本実施形態の十字キー型の制御スイッチ装
置1は、携帯型電子ゲーム装置0に用いられるもので、
図1ないし図2に図示されるように、制御スイッチ装置
1の外に、スリープボタンスイッチ2,モードボタンス
イッチ3,Aボタンスイッチ4,Bボタンスイッチ5が
あり、該携帯型電子ゲーム装置0のケース6の上端にキ
ャップ7が着脱自在に取り付けられ、該キャップ7が取
り外されて露出した部分にはコネクター8が形成され、
該コネクター8は、図20ないし図23に図示されたビ
ディオゲーム入力装置50のコネクター57に嵌脱自在に嵌
合され、ビディオゲーム入力装置50内に記録されたゲー
ムソフトが携帯型電子ゲーム装置0に読み込まれるよう
になっている。
【0026】そして、ビディオゲーム入力装置50のコネ
クター57よりコネクター8を引き抜いた後、スリープボ
タンスイッチ2およびモードボタンスイッチ3を押せ
ば、ディスプレイ9上に背景やキャラクター等が表示さ
れ、制御スイッチ装置1の十字状のキートップ36の突出
部37a,37b,37c,37dのいずれかを押した場合に
は、ディスプレイ9上に表示されたキャラクターがその
方向に移動しうるようになっている。
【0027】また、携帯型電子ゲーム装置0の配線基板
10上には、制御スイッチ装置1に関する4対の電気接点
11a,11b,11c,11dが前後左右に十字状に配設さ
れ、その外に配線基板10上には、スリープボタンスイッ
チ2,モードボタンスイッチ3,Aボタンスイッチ4,
Bボタンスイッチ5の電気接点12,13,14,15がそれぞ
れ設けられ、これらは、配線基板10に設けられているマ
イクロコンピュータ26に接続されている。
【0028】さらに、ケース6の左右全巾に亘り、配線
基板10上の各電気接点11,12,13,14,15上を覆うよう
に、配線基板10の上面に弾性部材16(図13〜図15参
照)が載置され、該弾性部材16の両側部16a,16aがケ
ース6の表ケース6aの縁と配線基板10とで挟持される
ようになっている。
【0029】さらにまた、弾性部材16には、制御スイッ
チ装置1の弾性可動体17が形成されるとともに、スリー
プボタンスイッチ2,モードボタンスイッチ3,Aボタ
ンスイッチ4,Bボタンスイッチ5の各操作部にそれぞ
れ対応するスリープボタン18,モードボタン19,Aボタ
ン20,Bボタン21が形成され、該スリープボタン18,モ
ードボタン19,Aボタン20,Bボタン21の各下面には、
それぞれ導電部22,23,24,25が形成され、前記スリー
プボタン18,モードボタン19,Aボタン20,Bボタン21
の頂部はケース6の表ケース6aの孔より上方へ突出し
ており、スリープボタン18,モードボタン19,Aボタン
20,Bボタン21の頂部を押すと、該スリープボタン18,
モードボタン19,Aボタン20,Bボタン21の下方薄肉外
周壁部27,28,29,30が弾性変形して、導電部22,23,
24,25が電気接点12,13,14,15に接触し、該電気接点
12,13,14,15はオン状態に切換えられるようになって
いる。
【0030】しかも、弾性部材16の弾性可動体17におい
ては、4対の電気接点11a,11b,11c,11dの直上に
位置して導電部31a,31b,31c,31dが形成され、こ
れら導電部31a,31b,31c,31dを全て囲むように下
方薄肉外周壁部32が形成され、弾性可動体17の中心には
ガイド孔33が形成され、該ガイド孔33に下方から上方に
向けて硬質プラスチック製の支点部材たるストッパー34
が嵌合されている。
【0031】前記ストッパー34の長さLは、自然放置状
態における弾性可動体17の厚さDよりも短かく設定さ
れ、ストッパー34の下部34aは鍔状に形成されるととも
に、ストッパー34の上下両端は緩やかな曲面状に形成さ
れている。
【0032】また、弾性部材16の弾性可動体17の上方に
位置して、ケース6の表ケース6aに開口35が形成さ
れ、該開口35に下方から上方に向ってキートップ36が嵌
合されるとともに弾性可動体17上に載置されている。
【0033】さらに、キートップ36の上部には、前後左
右に位置して十字状の突出部37が形成されるとともに、
キートップ36の下方外周部には、鍔部38が形成され、該
鍔部38には、図7に図示されるように切欠き39が形成さ
れており、該切欠き39はケース6の表ケース6aの開口
35に形成された係止部40(図4ないし図6参照)に係合
されて、キートップ36は、前後、左右のみならずいずれ
の方向にも傾動できるが、垂直軸を中心として回転でき
ないようになっている。
【0034】さらにまた、図9、図11および図12に
図示されるように、キートップ36の下部中央には、突出
部37の直下に位置した十字状のリブ41を残して、4個の
凹部42が形成され、該各リブ41は各導電部31の直上に位
置しており、キートップ36が斜に傾斜するように押され
たときには、リブ41のいずれかは、弾性可動体17を介し
てその直下の導電部31を配線基板10の上の電気接点11に
押圧するようになっている。
【0035】しかも、図15に図示されるように、前記
弾性部材16の下面には、弾性可動体17の下方薄肉外周壁
部32で囲まれた配線基板10上の空間と、スリープボタン
18,モードボタン19,Aボタン20,Bボタン21の各下方
薄肉外周壁部27,28,29,30で囲まれた配線基板10上の
空間とを相互に連通する連通溝43と、これらの空間を外
部へ連通する連通溝44とが形成されており、弾性可動体
17,スリープボタン18,モードボタン19,Aボタン20,
Bボタン21が押されたときに、これらの空間に閉じ込め
られた空気が他の空気または外部へ自由に流れることが
できるようになっている。
【0036】図1ないし図19に図示の実施形態は前記
したように構成されているので、スリープボタンスイッ
チ2,モードボタンスイッチ3,Aボタンスイッチ4,
Bボタンスイッチ5のスリープボタン18,モードボタン
19,Aボタン20,Bボタン21のいずれかを下方へ押す
と、下方薄肉外周壁部27,28,29,30のいずれかが下方
へ弯曲変形して、導電部22,23,24,25のいずれかが、
電気接点12,13,14,15のいずれかに接触して、スリー
プボタンスイッチ2,モードボタンスイッチ3,Aボタ
ンスイッチ4,Bボタンスイッチ5のいずれかがオンさ
れる。
【0037】また、制御スイッチ装置1のキートップ36
のいずれかの突出部37(例えば37a)を押すと、図5に
図示されるように、突出部37aの反対側の突出部37cの
下方の鍔部38cが、該突出部37cに隣接した開口35付近
の表ケース6aの下面に係合し、これを中心としてキー
トップ36が右方へ傾き、キートップ36の下面がストッパ
ー34の頂端に接した後、キートップ36は右方へ移動し
て、図6に図示されるように、突出部37aに隣接したキ
ートップ36の周面部が開口35に接し、突出部37aの直下
の導電部31aが配線基板10上の電気接点11aに押し付け
られ、該電気接点11aは導通状態となる。
【0038】このように、突出部37aが押されたとき
に、まず反対側の突出部37cに隣接した鍔部38cが開口
35付近の表ケース6aの下面に係合して突出部37a直下
の下方薄肉外周壁部32aが弾性変形しながらこの係合点
を中心としキートップ36が傾き、キートップ36の下面が
ストッパー34の頂端に当接するようになっているため、
この当接衝撃力が配線基板10の上面に直接働かず、騒音
や振動が発生しにくい。
【0039】また、キートップ36の下面がストッパー34
の頂端に当接した後、キートップ36の下面がストッパー
34の頂端を滑るため、ストッパー34の下端が配線基板10
の上面を擦ることがなく、配線基板10の上面の摩耗が避
けられ、配線基板10の損傷が阻止される。
【0040】さらに、弾性可動体17の各導電部31a,31
b,31c,31dは、その直上のリブ41a,41b,41c,
41dでもって弾性可動体17の肉厚部45を介して押される
ため、各導電部31a,31b,31c,31dは、電気接点11
a,11b,11c,11dに均一に押し付けられ、制御スイ
ッチ装置1が確実にオンされる。
【0041】さらにまた、キートップ36が押え付けられ
たとき、弾性可動体17の肉厚部45に設けられたガイド孔
33がストッパー34の外周に接して摺動するため、キート
ップ36の押し付け力がこの摺動で吸収され、前記衝撃力
が緩和される。
【0042】しかも、キートップ36は弾性可動体17のバ
ネ力により上方へ押し上げられて、キートップ36の鍔部
38が表ケース6の開口35に係合されているため、配線基
板10に対する表ケース6の間隔は高精度を必要とせず、
かつ弾性部材16の弾性可動体17上にキートップ36を載置
し、ケース6の表ケース6aと裏ケース6bとを一体に
合体するだけでよい結果、加工性、組立性が著しく向上
し、コストダウンが可能となる。
【0043】また、ストッパー34の上下両端は、緩やか
な曲面状に形成されるため、キートップ36はどの方向に
も円滑に傾くことができる。
【0044】さらに、キートップ36のリブ41の下面と弾
性可動体17の上面とが共に平面状となっているため、放
置状態で弾性可動体17に無理な力が働かず、弾性可動体
17の耐久性が高い。
【0045】さらにまた、弾性可動体17の全導電部31
a,31b,31c,31dは1個の下方薄肉外周壁部32で囲
まれるため、これら導電部31a,31b,31c,31dは、
埃等で汚されることがなく、しかも弾性可動体17の小型
化が可能となる。
【0046】しかも、配線基板10上で導電部22,23,2
4,25,31の外周の下方薄肉外周壁部27,28,29,30,3
2により囲まれた空間は連通溝43でもって相互に連通さ
れるとともに、連通溝44でもって外部とも連通されてい
るため、制御スイッチ装置1,スリープボタンスイッチ
2,モードボタンスイッチ3,Aボタンスイッチ4,B
ボタンスイッチ5の操作でこれら空間が縮小しても、こ
れらの空間内の空気は自由に流動して、これら空間内圧
力が一定に保持され、制御スイッチ装置1,スリープボ
タンスイッチ2,モードボタンスイッチ3,Aボタンス
イッチ4,Bボタンスイッチ5の動作が円滑に行なわれ
る。
【0047】また、例えば、キートップ36の突出部37
a,37bの間を押すと、キートップ36はその方向に傾
き、電気接点11a,11bが同時に導通状態となる。
【0048】さらに、支点部材たるストッパー34は硬質
プラスチック製であるため、適度の硬さと自己潤滑性を
有するとともに安価である。ストッパー34を金属製にし
てもよく、このようにすれば、ストッパー34を配線基板
10に対して滑らせることができかつ耐磨耗性を向上する
ことができる。
【0049】次に、図20ないし図35に図示された本
出願請求項1、請求項2、請求項5、請求項11および
請求項13記載の発明の一実施形態について説明する。
【0050】本実施形態の十字キー型の制御スイッチ装
置51は、ビディオゲーム入力装置50に用いられるディジ
タル型のもので、該ビディオゲーム入力装置50は図示さ
れないゲーム機に接続され、該ゲーム機は図示されない
テレビ装置に接続されており、ビディオゲーム入力装置
50で入力された各種入力信号はゲーム機に入力され、該
ゲーム機に装入されたCD・ROMのソフトに従ってゲ
ームが開始され、テレビ装置にその画像が表示されると
ともに音声が発せられるようになっている。
【0051】ビディオゲーム入力装置50では、左側の制
御スイッチ装置51に隣接してアナログ型の方向制御スイ
ッチ装置52が配設され、ビディオゲーム入力装置50の右
側には各種のトリガーボタンスイッチ53が配設されると
ともに、ビディオゲーム入力装置50の手前側中央にスタ
ートボタンスイッチ54が配設され、ビディオゲーム入力
装置50の左右のグリップ55の前方にアナログ型のトリガ
ースイッチ56が配設されており、方向制御スイッチ装置
52を所要の方向に倒すと、その傾斜角度に対応したアナ
ログ方向制御信号が発せられて、画面上のキャラクター
がその方向に移動しうるようになっている。
【0052】また、ビディオゲーム入力装置50には、図
20に図示されるように、前記携帯型電子ゲーム装置0
のコネクター8が嵌合しうるコネクター57が設けられて
おり、携帯型電子ゲーム装置0のコネクター8をビディ
オゲーム入力装置50のコネクター57に嵌合接続すると、
ビディオゲーム入力装置50のデータが携帯型電子ゲーム
装置0に読みこまれるようになっている。
【0053】さらに、ビディオゲーム入力装置50に開口
58が形成され、携帯型電子ゲーム装置0のコネクター8
をビディオゲーム入力装置50のコネクター57に嵌合接続
した状態では、携帯型電子ゲーム装置0のディスプレイ
9が開口58を通して露出し、ディスプレイ9の画像を見
ることができるようになっている。
【0054】さらにまた、ビディオゲーム入力装置50の
ケース59の表ケース59aには、図24に図示されるよう
に、制御スイッチ装置51の十字状キートップ62よりもや
や大きな切欠き60が形成されるとともに、該切欠き60の
隅角部に隣接して支持突起61が下方へ突設されており、
キートップ62は下方から上方に向って前方切欠き60に遊
嵌されて、キートップ62の受け部63が支持突起61に係止
支持されるようになっている。
【0055】しかも、キートップ62の上部には、十字状
に突出部64が形成され、該キートップ62の下部外周には
外縁部65が形成され、該キートップ62の下部中央部に枢
支凹部66が形成されるとともに、該キートップ62の下部
で突出部64の直下に位置してリング状の押し付け部67が
形成されている。
【0056】また、図25および図26に図示されるよ
うに、表ケース59aの下方に配線基板68が張設され、該
配線基板68の上面には、表ケース59aの切欠き60直下に
位置し、キートップ62の押し付け部67に対応する個所に
て、図3の電気接点11と同様な電気接点69が十字状に設
けられ、この電気接点69はビディオゲーム入力装置50に
内蔵されている図示されないマイクロコンピュータに接
続されている。
【0057】さらに、4対の電気接点69を弾性可動体70
の外周立上り片71で全て囲むように弾性可動体70が形成
され、表ケース59aより下方へ突出したリブ59bが、弾
性可動体70の外周立上り片71に接して弾性可動体70の外
周部を配線基板68に押圧係止するようになっている。
【0058】さらにまた、図25、図26および図34
に図示されるように、弾性可動体70の下面には、配線基
板68の4対の電気接点69にそれぞれ対応した位置にて、
4個の導電部72がそれぞれ形成され、該導電部72の各外
周には下方薄肉外周壁部73がそれぞれ形成され、この下
方薄肉外周壁部73で囲まれた配線基板68上の各空間を相
互に連通する連通溝74が弾性可動体70の下面に形成され
るとともに、前記各空間を外部に連通する連通溝75が形
成され、弾性可動体70の中心に段付きガイド孔76が形成
されている。
【0059】しかも、金属製枢支ストッパー77は弾性可
動体70の段付きガイド孔76を下方から上方へ貫通して、
キートップ62の枢支凹部66に嵌合しうるようになってい
る。
【0060】図20ないし図35に図示の実施形態は前
記したように構成されているので、弾性可動体70の下方
薄肉外周壁部73の弾性力により導電部72の直上の押し付
け肉厚部78がキートップ62の押し付け部67を下方から上
方へ押し上げ、その反力を受けてキートップ62の受け部
63が表ケース59aの支持突起61に当接される結果、図2
5に図示されるように、キートップ62は支持されてい
る。
【0061】そして、図26に図示するように、キート
ップ62の突出部64を下方へ押すと、キートップ62は下降
してキートップ62の枢支凹部66が枢支ストッパー77の上
端に係合支持され、該枢支ストッパー77の上端を中心に
キートップ62が傾き、押された突出部64の直下の押し付
け部67が弾性可動体70の押し付け肉厚部78を押し潰し、
導電部72が電気接点69に押し付けられて、電気接点69が
接続状態となる。
【0062】また、キートップ62に加えられる操作力
は、キートップ62の枢支凹部66および枢支ストッパー77
を介して配線基板68に伝達されるが、枢支ストッパー77
の下面と配線基板68との接触面積が広いため、配線基板
68に局部的に大きな力が働かず、その結果、配線基板68
は摩耗することもなければ、損傷を受けることもない。
【0063】さらに、弾性可動体70の押し付け肉厚部78
は、図26に図示されるように、これよりも面積の狭い
キートップ62の押し付け部67でもって押し付け肉厚部78
の中心部を局部的に強く押し付けられて、押し潰される
ため、その下方の導電部72は配線基板68の電気接点69に
確実に接触することができ、スイッチオンの信頼性が高
い。
【0064】さらにまた、弾性可動体70は外周立上り片
71の内周に接して表ケース59aのリブ59bでもって配線
基板68の上面に押し付けられるため、弾性可動体70は常
に安定して配線基板68の所定位置に保護されるととも
に、弾性可動体70と配線基板68との空間も連通溝75を除
いて外部と遮断され、埃等の浸入が抑制される。
【0065】また、枢支ストッパー77の上端部は略半球
面状に形成されるとともに、キートップ62の枢支凹部66
も枢支ストッパー77の上端半球面の曲率半径よりも少し
大きめの曲率半径をした半球状凹面に枢支凹部66は形成
されているため、枢支ストッパー77に対してキートップ
62はその枢支位置がずれることなく安定して保持される
とともに、枢支ストッパー77の上端半球上部とキートッ
プ62の半球状枢支凹部66との間では大きな摩擦力が働か
ず、その結果、キートップ62は安定して軽快に傾動する
ことができる。
【0066】しかも枢支ストッパー77は金属製であるた
め、耐久性が優れている。
【0067】その次に、図36に図示された本出願請求
項6ないし請求項8および請求項12記載の発明の一実
施形態について説明する。
【0068】図36に図示の実施形態の十字キー型の制
御スイッチ装置81は、携帯型電子ゲーム装置0またはビ
ディオゲーム入力装置50に用いられるもので、図1ない
し図19に図示される第1実施形態の制御スイッチ装置
1におけるケース6,配線基板10,電気接点11,弾性部
材16および弾性可動体17と略同様な構造にケース82,配
線基板83,電気接点84,弾性部材85および弾性可動体86
が構成されている。
【0069】また、シリコンゴ製の弾性部材85の弾性可
動体86においては、4対の電気接点84a,電気接点84
b,電気接点84c,電気接点84d(電気接点84dは図示
されず)の直上に位置して弾性可動体86より柔らかい導
電部87a,導電部87b,導電部87c,導電部87d(導電
部87dも図示されず)が形成され、これら導電部87a,
導電部87b,導電部87c,導電部87dを全て囲むように
下方薄肉外周壁部88が形成され、弾性可動体86の中心に
嵌合孔89が形成され、該嵌合孔89に自己潤滑性に富んで
キートップ92に比べやや柔らかいシリコン樹脂製の支点
部材90が接着剤でもって一体に嵌着され、該支点部材90
の下端部90aは略半球面状に形成されている。
【0070】さらに、弾性部材85の弾性可動体86の上方
に位置して、表ケース82に開口91が形成され、該開口91
に下方から上方に向って硬質プラスチック製のキートッ
プ92が嵌合されるとともに弾性可動体86に載置されてい
る。
【0071】さらにまた、キートップ92の上部には、前
後左右に位置して十字状の突出部93が形成されるととも
に、キートップ92の下方外周部には、鍔部94が形成され
ており、弾性可動体86の弾性復元力でもって、鍔部94が
開口91の下端部91aに係合されるとともに、この係合状
態では、支点部材90の半球面状の下端部90aは、配線基
板83の上面から所定間隔だけ離れるようになっている。
【0072】しかも、弾性部材85には、下方薄肉外周壁
部88で囲まれた配線基板83上の空間か外部と連通するよ
うに、連通溝95が形成されている。
【0073】なおキートップ92は中実に形成されている
が、図1ないし図19に図示の制御スイッチ装置1にお
けるキートップ36と同様に形成してもよい。
【0074】図36に図示の実施形態は前記したように
構成されているので、制御スイッチ装置81のキートップ
92のいずれかの突出部93(例えば突出部93c)を押す
と、押した部分と反対側の開口91の下端部91aに鍔部94
が係合されたまま押した突出部93が下がるようにキート
ップ92はその係合部分を中心に傾くとともに、押された
側の方へ移動し、キートップ92の下端部90aが配線基板
83の上面に接した後、さらにキートップ92は前記傾動方
向へ傾き、押された突出部93cの直下の導電部87cが配
線基板83の電気接点84cに押し付けられ、該電気接点84
cは導通状態となる。
【0075】このように、突出部93cが押されたとき
に、まず反対側の突出部93aに隣接した鍔部94aが開口
91の下端部91aに係合して突出部93c直下の下方薄肉外
周壁部88cが弾性変形しながらこの係合点を中心としキ
ートップ92が傾き、弾性可動体86と一体の支点部材90の
下端部90aが配線基板83に当接するようになっているた
め、この当接衝撃力がやや軟質のシリコン樹脂製の支点
部材90で吸収されて、配線基板83の上面に直接働かず、
騒音や振動の発生が抑制される。そして、支点部材90は
弾性部材85の弾性可動体86よりも硬く、キートップ92の
押圧は支点部材90が受けるので、弾性可動体86の下面が
深く沈み込むことがなく、隣接する導電部87が2個同時
に配線基板83上の電気接点84に接することはあっても、
3個以上の導電部87が配線基板83上の電気接点84に接す
ることはない。
【0076】また、支点部材90は自己潤滑性に富んでい
るため、支点部材90の下端部90aは配線基板83の上面を
軽く滑ることができ、しかも配線基板83の上面の摩耗が
防止される。
【0077】さらに、弾性部材85の弾性可動体86と支点
部材90とが予め一体化されているため、制御スイッチ装
置81の組立性が高い。
【0078】また、図37に図示された本出願請求項
6、請求項7、請求項9および請求項12記載の発明の
一実施形態について説明する。
【0079】図37に図示の実施形態の十字キー型の制
御スイッチ装置101は、図36の制御スイッチ装置81に
おける弾性部材85の弾性可動体86と支点部材90との嵌合
構造を除いた他の部分と略同一構造に構成され、それぞ
れ図36に図示の制御スイッチ装置81の各部材および部
分に対応する部材および部分には、制御スイッチ装置81
の各部材および部分の符号にそれぞれ20を加えた符号
が付されている。
【0080】前記両者の異なっている点については、図
36に図示の制御スイッチ装置81における弾性部材85の
弾性可動体86に設けられた嵌合孔89は弾性可動体86を上
下に貫通しているが、図37に図示の制御スイッチ装置
101における弾性部材105の弾性可動体106には、下方か
ら上方に向った嵌合盲孔109が形成され、この嵌合盲孔1
09に、支点部材90と略同材質の支点部材110が下方から
上方に向って嵌合され、接着剤でもって、支点部材110
は嵌合盲孔109に一体に固着されている。
【0081】図37に図示の制御スイッチ装置101は前
記したように構成されており、支点部材110とキートッ
プ112とに弾性部材105の弾性可動体106の一部が介在し
ているため、支点部材110が配線基板103に当接した場合
の衝撃が制御スイッチ装置81に比べてさらに緩和され、
騒音や振動は未然に阻止される。
【0082】さらに、図38に図示された本出願請求項
6、請求項7、請求項10および請求項12記載の発明
の一実施形態について説明する。
【0083】図38に図示された十字キー型の制御スイ
ッチ装置121も、図37に図示の制御スイッチ装置101に
おける弾性部材105の弾性可動体106と支点部材110との
嵌合構造を除いた他の部分と略同一構造に構成され、そ
れぞれ図37に図示の制御スイッチ装置101の各部材お
よび部分に対応する部材および部分には、制御スイッチ
装置101の各部材および部分の符号にそれぞれ20を加
えた符号が付されている。
【0084】図37に図示の制御スイッチ装置101と図
38に図示の制御スイッチ装置121との相違点について
は、図37に図示の制御スイッチ装置101における弾性
部材105の弾性可動体106の下面中心部に嵌合盲孔109が
形成され、この嵌合盲孔109に支点部材110が一体に嵌着
されていたが、図38に図示の制御スイッチ装置121に
おける弾性部材125の弾性可動体126の中心部下面には、
弾性可動体126の下面外周部の導電部127を付着支持する
ための肉厚部126aと同様な形状の肉厚取付け部129が形
成され、球の一部を削取った形態の支点部材130の平面
部が該肉厚取付け部129の下面に接着剤でもって一体に
接着され、または弾性部材125の成形時に一体に結合さ
れている。
【0085】図38に図示の制御スイッチ装置121は前
記したように構成されており、弾性部材125の弾性可動
体126の中心部129は厚く形成され、その肉厚中心部129
下面に支点部材130が一体に結合されているため、キー
トップ132が押圧されて、支点部材130の下端部が配線基
板123の上面に当接した場合に、この当接衝撃力が、図
36および図37に図示の制御スイッチ装置81,制御ス
イッチ装置101のものよりも、さらに一段と緩和され、
騒音や振動は殆んどない。
【0086】図36、図37および図38に図示の制御
スイッチ装置81,制御スイッチ装置101,制御スイッチ
装置121の構成を図20ないし図35に図示の制御スイ
ッチ装置51に適用することができ、この具体的構造例は
図39および図40に図示されている。
【0087】図39および図40に図示された十字キー
型の制御スイッチ装置141は、図20ないし図35に図
示の制御スイッチ装置51と略同様な構造に構成されてい
る。
【0088】制御スイッチ装置141の表ケース142には、
図40に図示されるように、キートップ145よりもやや
大きな切欠き143が形成され、該切欠き143の隅角部に隣
接して支持突起144が下方へ突設されており、キートッ
プ145は下方から上方に向って前記切欠き143に遊嵌され
るとともに、キートップ145の受け部146が支持突起144
に係止されるようになっている。
【0089】また、キートップ145の上部には、十字状
に突出部147が形成され、該キートップ145の下部外周に
は外縁部148が形成され、該キートップ145の下部で突出
部147の直下に位置してリング状の押し付け部149が形成
されている。
【0090】さらに、図39に図示されるように、表ケ
ース142の切欠き143の内側直下に位置し、キートップ14
5の押し付け部149に対応する個所にて、電気接点151が
十字状に配置されている。
【0091】さらにまた、弾性部材152の弾性可動体153
においては、4対の電気接点151の直上に位置して導電
部154が形成され、これら導電部154をそれぞれ別個に囲
むように下方薄肉外周壁部155が形成され、弾性可動体1
53の中心に嵌合孔156が形成され、該嵌合孔156にシリコ
ン樹脂製の支持部材159が接着剤を介して一体に嵌着さ
れている。
【0092】しかも、弾性部材152の外周部には外周立
上り片157が形成されており、表ケース142より下方へ突
出したリブ142aが弾性部材152の外周立上り片157に接
して弾性部材152の外周部が配線基板150に押圧係止され
るようになっている。そして、前記下方薄肉外周壁部15
5で囲まれた配線基板150上の各空間を相互に連通する連
通溝158が形成されるとともに前記各空間を外部に連通
する連通溝(図示されず)が形成されている。
【0093】図39ないし図40に図示の制御スイッチ
装置141は前記したように構成されており、弾性部材152
の弾性可動体153の中心部の嵌合孔156に支持部材159が
一体に嵌着されているため、図36に図示の制御スイッ
チ装置81と略同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明の一実施形態の制御スイッチ装置を
備えた携帯型電子ゲーム装置の斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】配線基板の平面図である。
【図4】制御スイッチ装置の縦断正面図である。
【図5】制御スイッチ装置のキートップを押し始めた状
態の制御スイッチ装置の縦断正面図である。
【図6】制御スイッチ装置のキートップを押し終えた状
態の制御スイッチ装置の縦断正面図である。
【図7】キートップの平面図である。
【図8】図7の正面図である。
【図9】図8の底面図である。
【図10】図7の右側面図である。
【図11】図7のXI−XIに沿って截断した断面図で
ある。
【図12】図7のXII−XIIに沿って截断した断面図で
ある。
【図13】弾性部材の平面図である。
【図14】図13の正面図である。
【図15】図13の底面図である。
【図16】図13の左側面図である。
【図17】図13のXVII −XVII 線に沿って截断した
断面図である。
【図18】図13のXVIII−XVIII線に沿って截断した
断面図である。
【図19】図13のXIX−XIX線に沿って截断した断面
図である。
【図20】他の実施形態の制御スイッチ装置を備えたビ
ディオゲーム入力装置の斜視図である。
【図21】図20の平面図である。
【図22】図21の正面図である。
【図23】図21の左側面図である。
【図24】制御スイッチ装置の分解斜視図である。
【図25】制御スイッチ装置の縦断正面図である。
【図26】制御スイッチ装置のキートップを押した状態
の縦断正面図である。
【図27】キートップの平面図である。
【図28】キートップの正面図である。
【図29】キートップの底面図である。
【図30】キートップの右側面図である。
【図31】図27のXXXI−XXXI線に沿って截断
した断面図である。
【図32】弾性可動体の平面図である。
【図33】弾性可動体の正面図である。
【図34】弾性可動体の底面図である。
【図35】図32のXXXV−XXXV線に沿って截断
した断面図である。
【図36】さらに他の実施形態の制御スイッチ装置の縦
断正面図である。
【図37】図36の実施形態と異なる他の実施形態の制
御スイッチ装置の縦断正面図である。
【図38】図36および図37の実施形態と異なる他の
実施形態の制御スイッチ装置の縦断正面図である。
【図39】さらに他の実施形態の制御スイッチ装置の縦
断正面図である。
【図40】図39の分解斜視図である。
【符号の説明】
0…携帯型電子ゲーム装置、1…制御スイッチ装置、2
…スリープボタンスイッチ、3…モードボタンスイッ
チ、4…Aボタンスイッチ、5…Bボタンスイッチ、6
…ケース、7…キャップ、8…コネクター、9…ディス
プレイ、10…配線基板、11,12,13,14,15…電気接
点、16…弾性部材、17…弾性可動体、18…スリープボタ
ン、19…モードボタン、20…Aボタン、21…Bボタン、
22,23,24,25…導電部、26…マイクロコンピュータ、
27,28,29,30…下方薄肉外周壁部、31…導電部、32…
下方薄肉外周壁部、33…ガイド孔、34…ストッパー、35
…開口、36…キートップ、37…突出部、38…鍔部、39…
切欠き、40…係止部、41…リブ、42…凹部、43,44…連
通溝、45…肉厚部、50…ビディオゲーム入力装置、51…
制御スイッチ装置、52…方向制御スイッチ装置、53…ト
リガーボタンスイッチ、54…スタートボタンスイッチ、
55…グリップ、56…トリガースイッチ、57…コネクタ
ー、58…開口、59…ケース、60…切欠き、61…支持突
起、62…キートップ、63…受け部、64…突出部、65…外
縁部、66…枢支凹部、67…押し付け部、68…配線基板、
69…電気接点、70…弾性可動体、71…外周立上り片、72
…導電部、73…下方薄肉外周壁部、74,75…連通溝、76
…段付きガイド孔、77…枢支ストッパー、78…押し付け
肉厚部 81…制御スイッチ装置、82…ケース、83…配線基板、84
…電気接点、85…弾性部材、86…弾性可動体、87…導電
部、88…下方薄肉外周壁部、89…嵌合孔、90…支持部
材、91…開口、92…キートップ、93…突出部、94…鍔
部、95…連通溝、101…制御スイッチ装置、102…ケー
ス、103…配線基板、104…電気接点、105…弾性部材、1
06…弾性可動体、107…導電部、108…下方薄肉外周壁
部、109…嵌合盲孔、110…支点部材、111…開口、112…
キートップ、113…突出部、114…鍔部、115…連通溝、1
21…制御スイッチ装置、122…ケース、123…配線基板、
124…電気接点、125…弾性部材、126…弾性可動体、127
…導電部、128…下方薄肉外周壁部、129…肉厚取付け
部、130…支点部材、131…開口、132…キートップ、133
…突出部、134…鍔部、135…連通溝、141…制御スイッ
チ装置、142…表ケース、143…切欠き、144…支持突
起、145…キートップ、146…受け部、147…突出部、148
…外縁部、149…押し付け部、150…配線基板、151…電
気接点、152…弾性部材、153…弾性可動体、154…導電
部、155…下方薄肉外周壁部、156…嵌合孔、157…外周
立上り片、158…連通溝、159…支持部材、。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板上の複数対の電気接点のいずれ
    かに、キートップの傾動により弾性可動体の下方の導電
    部が当接してオンされる制御スイッチ装置において、 前記キートップの中心線上に位置して前記弾性可動体に
    ガイド孔が形成され、 前記弾性可動体の下方から上方に向い前記ガイド孔に支
    点部材が嵌合され、 前記キートップに何等の操作力が加えられずに該キート
    ップが直立した状態にて、前記支点部材は前記キートッ
    プに対し間隙を存して離れていることを特徴とする制御
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記支点部材の上端は、その中心部が上
    方へ突出した緩やかな曲面に形成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の制御スイッチ装置。
  3. 【請求項3】 前記支点部材の上端は、その中心部が下
    方へ突出した緩やかな曲面に形成されたことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の制御スイッチ装置。
  4. 【請求項4】 前記支点部材の上端は、その中心部が上
    方へ突出した緩やかな曲面に形成されるとともに、前記
    キートップの下面は略平面状に形成されたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の制御スイッチ装置。
  5. 【請求項5】 前記支点部材の上端は、略半球状に形成
    されるとともに、該支点部材の上端に当接するキートッ
    プの下面中心部には略半球状の凹部が形成されたことを
    特徴とする請求項1記載の制御スイッチ装置。
  6. 【請求項6】 配線基板上の複数対の電気接点のいずれ
    かに、キートップの傾動により弾性可動体の下方の導電
    部が当接してオンされる制御スイッチ装置において、 前記キートップの中心を傾動自在に枢支する支点部材
    は、前記弾性可動体に一体的に設けられ、該キートップ
    に何等の操作力が加えられずに該キートップが直立した
    状態にて、前記支点部材は前記弾性可動体の弾性復元力
    により前記キートップまたは前記配線基板に対し間隙を
    存して離れていることを特徴とする制御スイッチ装置。
  7. 【請求項7】 前記支点部材は前記キートップと異なる
    材質で構成されたことを特徴とする請求項1または請求
    項6記載の制御スイッチ装置。
  8. 【請求項8】 前記支点部材は、前記キートップの中心
    線上に位置し前記弾性可動体を貫通して一体に嵌着され
    たことを特徴とする請求項6または請求項7記載の制御
    スイッチ装置。
  9. 【請求項9】 前記支点部材は、前記キートップの中心
    線上に位置し前記弾性可動体の下面より下方へ突出して
    該弾性可動体に一体に埋設されたことを特徴とする請求
    項6または請求項7記載の制御スイッチ装置。
  10. 【請求項10】 前記支点部材は、前記キートップの中
    心線上に位置し前記弾性可動体の下面に一体的に付設さ
    れたことを特徴とする請求項6または請求項7記載の制
    御スイッチ装置。
  11. 【請求項11】 前記弾性可動体に当接する前記キート
    ップの下面には、該弾性可動体の下方導電部より狭い面
    積で該導電部の直上の弾性可動体の上面に当接しうる突
    部が形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項
    10いずれか記載の制御スイッチ装置。
  12. 【請求項12】 前記配線基板に接する前記弾性可動体
    の外周部は、前記配線基板上の複数対の電気接点を全て
    囲むように形成されたことを特徴とする前記請求項1な
    いし請求項11いずれか記載の制御スイッチ装置。
  13. 【請求項13】 前記配線基板に接する前記弾性可動体
    の各導電部の外周部は、前記配線基板上の複数対の各電
    気接点をそれぞれ囲むように形成されたことを特徴とす
    る請求項1ないし請求項11記載の制御スイッチ装置。
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