JP2003224901A - 電池容量管理方法及びその装置、並びに車両動力用電池の容量管理装置 - Google Patents

電池容量管理方法及びその装置、並びに車両動力用電池の容量管理装置

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JP2003224901A
JP2003224901A JP2002300785A JP2002300785A JP2003224901A JP 2003224901 A JP2003224901 A JP 2003224901A JP 2002300785 A JP2002300785 A JP 2002300785A JP 2002300785 A JP2002300785 A JP 2002300785A JP 2003224901 A JP2003224901 A JP 2003224901A
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Noriko Ohori
徳子 大堀
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充放電を繰り返したバッテリの総実力容量を
簡単に求める。 【解決手段】 バッテリ容量管理装置は、バッテリの無
負荷状態を検出する放電停止判定手段11と、放電停止
判定手段11が検出した無負荷状態のバッテリの開放電
圧を検出するバッテリ電圧検出手段31と、開放電圧か
ら、当該開放電圧に予め対応されているバッテリ51の
相対容量SOCを検出する相対容量算出手段13と、無
負荷状態に至るまでの負荷状態においてバッテリ51の
放電電流積算量を算出する放電電流量積算手段17と、
相対容量SOCと放電電流積算量とに基づいて、バッテ
リ51の総実力容量を算出する総実力容量算出手段14
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池の容量を管理
する電池容量管理方法及びその装置、並びに車両に動力
用として搭載される車両動力用電池の容量管理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電動車両やハイブリッド車両のようにバ
ッテリを動力源とする車両は、走行可能な距離がバッテ
リの容量に依存する。このため、充放電を繰り返してバ
ッテリが劣化してきた場合でも、正確なバッテリの残存
容量を求めることが必要となる。
【0003】バッテリの残存容量を推定するシステムと
してはいくつかの方法がある。例えば、特許文献1や特
許文献2に記載されているように、無負荷時の端子電圧
から残存容量を推定し、充放電の電流量を積算すること
によって測定した残存容量の誤差を補正していくという
方法等が提案されている。
【0004】
【特許文献1】特開平6−331714号公報
【特許文献2】特開平11−135159号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の方法
では、電池を完全に充電した状態を100%、完全に放
電した状態を0%としたときの充電状態(相対容量値)
を求めることはできるが、充放電を繰り返したバッテリ
の放電可能な容量、すなわち総実力容量を求めることが
できない。例えば、総実力容量を求めることができれ
ば、総電池の劣化を知ることができるが、前述の方法で
はできない。また、充放電を繰り返したバッテリの総実
力容量を検出する方法として、一度完全に放電させ、そ
の後満充電の状態まで充電し、その際の総充電量から総
実力容量を求める方法がある。しかし、この方法では、
完全に放電させるのには手間がかかり、また、完全に放
電してしまうと、充電をしている間は車両を使用できな
くなってしまうといった問題が生じる。
【0006】そこで、本発明は、前述の問題に鑑みてな
されたものであり、充放電を繰り返したバッテリの総実
力容量を簡単に求めることができる電池容量管理方法及
びその装置、並びに車両動力用電池の容量管理装置の提
供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決するため
に、請求項1記載の電池容量管理方法は、電池の放電後
の開放電圧により当該電池の相対容量値が一意的に定ま
ることを利用して、無負荷状態の前記電池から得た前記
開放電圧に対応する前記相対容量値を求め、この相対的
容量値と、無負荷状態に至るまでの負荷状態において積
算して得た前記電池の放電電流積算量とに基づいて、前
記電池の総実力容量を算出することを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の電池容量管理方法
は、請求項1記載の電池容量管理方法において、前記放
電電流積算量が、前記電池の満充電状態からの放電電流
量の積算値であることを特徴としている。また、請求項
3記載の電池容量管理方法は、請求項1又は2に記載の
電池容量管理方法において、満充電状態の電池の第1の
相対容量値をS1とし、前記無負荷状態の前記電池から
得た前記開放電圧に対応する第2の相対容量値をS2と
し、前記放電電流積算量をXとした場合、前記総実力容
量を、 総実力容量=(S1/(S1−S2)×X) として算出することを特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の電池容量管理方法
は、請求項1記載の電池容量管理方法において、前記相
対容量値が中間値付近になるように電池への充電も同時
に制御していることを特徴としている。また、請求項5
記載の電池容量管理方法は、請求項4記載の電池容量管
理方法において、前記電池が、電動機へ電力を供給する
とともに、前記電動機からの回生電力が供給されて充電
されるようになっており、前記電動機から前記電池への
電流の供給を制御することを特徴としている。
【0010】また、請求項6記載の電池容量管理方法
は、請求項4又は5に記載の電池容量管理方法におい
て、無負荷状態の前記電池から得た前記開放電圧に対応
する第1の相対容量値をS1とし、その後の無負荷状態
の前記電池から得た前記開放電圧に対応する第2の相対
容量値をS2とし、前記第1の相対容量値S1と前記第
2の相対容量値S2とを得る間の放電電流積算量をXと
した場合、前記総実力容量を、 総実力容量=(100/(S1−S2)×X) として算出することを特徴としている。
【0011】また、請求項7記載の電池容量管理方法
は、請求項1乃至6のいずれかに記載の電池容量管理方
法において、前記開放電圧が、前記無負荷状態が所定時
間継続したときの値であることを特徴としている。ま
た、請求項8記載の電池容量管理方法は、請求項1乃至
7のいずれかに記載の電池容量管理方法において、前記
総実力容量と所定のしきい値とを比較し、前記総実力容
量が前記所定のしきい値以下の場合には、前記電池が劣
化している旨を外部出力することを特徴としている。
【0012】また、請求項9記載の電池容量管理方法
は、請求項1乃至8のいずれかに記載の電池容量管理方
法において、前記電池が二次電池であることを特徴とし
ている。また、請求項10記載の電池容量管理方法は、
請求項9記載の電池容量管理方法において、前記二次電
池がリチウムイオン電池であることを特徴とする請求項
6記載の電池容量管理方法。
【0013】また、請求項11記載の電池容量管理装置
は、電池の無負荷状態を検出する無負荷検出手段と、前
記無負荷検出手段が検出した無負荷状態の前記電池の電
圧を検出する電圧検出手段と、前記電圧から、当該電圧
に予め対応されている前記電池の相対容量値を検出する
相対容量値検出手段と、前記無負荷状態に至るまでの負
荷状態において前記電池の放電電流量を積算した放電電
流積算量を算出する放電電流積算量算出手段と、前記相
対容量値と放電電流積算量とに基づいて、前記電池の総
実力容量を算出する総実力容量算出手段と、を備えてい
ることを特徴としている。
【0014】また、請求項12記載の電池容量管理装置
は、請求項11記載の電池容量管理装置において、前記
電池の満充電状態を検出する満充電検出手段を備えると
ともに、前記放電電流積算量算出手段が、前記満充電検
出手段が検出した前記電池の満充電状態からの放電電流
量を積算することを特徴としている。また、請求項13
記載の電池容量管理装置は、請求項11又は12に記載
の電池容量管理装置において、満充電状態の電池の第1
の相対容量値をS1とし、前記相対容量値件検出手段が
検出した第2の相対容量値をS2とし、前記放電電流積
算量をXとした場合、前記総実力容量算出手段が、前記
総実力容量を、 総実力容量=(S1/(S1−S2)×X) として算出することを特徴としている。
【0015】また、請求項14記載の電池容量管理装置
は、請求項11記載の電池容量管理装置において、前記
相対容量値が中間値付近になるように電池への充電を制
御する充電制御手段を備えたことを特徴としている。ま
た、請求項15記載の電池容量管理装置は、請求項14
記載の電池容量管理装置において、前記電池が、電動機
へ電力を供給するとともに、前記電動機からの回生電力
が供給されて充電されるようになっており、前記充電制
御手段は、前記電動機から前記電池への電流の供給を制
御することを特徴としている。
【0016】また、請求項16記載の電池容量管理装置
は、請求項14又は15に記載の電池容量管理装置にお
いて、前記相対容量値検出手段が検出した第1の相対容
量値をS1とし、その後に前記前記相対容量値検出手段
が検出した第2の相対容量値をS2とし、前記第1の相
対容量値S1と前記第2の相対容量値S2とを得る間の
放電電流積算量をXとした場合、前記総実力容量算出手
段は、前記総実力容量を、 総実力容量=(100/(S1−S2)×X) として算出することを特徴としている。
【0017】また、請求項17記載の電池容量管理装置
は、請求項11乃至16のいずれかに記載の電池容量管
理装置において、前記電圧検出手段が、前記無負荷状態
が所定時間継続したときの電圧を検出することを特徴と
している。また、請求項18記載の電池容量管理装置
は、請求項11乃至17のいずれかに記載の電池容量管
理装置において、前記電圧と前記相対容量値とをテーブ
ルとして記憶するテーブル記憶手段を備えるとともに、
前記相対容量値検出手段が、前記テーブル記憶手段に記
憶されている前記テーブルに基づいて、前記電圧に対応
する前記相対容量値を得ることを特徴としている。
【0018】また、請求項19記載の電池容量管理装置
は、請求項11乃至18のいずれかに記載の電池容量管
理装置において、前記総実力容量と所定のしきい値とを
比較し、前記総実力容量が前記所定のしきい値以下の場
合には、前記電池が劣化している旨を外部出力する電池
劣化検出手段を備えていることを特徴としている。ま
た、請求項20記載の車両動力用電池の容量管理装置
は、前記請求項11乃至19のいずれかに記載の電池容
量管理装置を備えるとともに、前記無負荷検出手段が、
車両が所定時間継続停止した場合に、前記電池が無負荷
状態であるとして検出することを特徴としている。
【0019】以上の請求項1及び請求項11記載の発明
では、無負荷状態の電池から得た開放電圧に対応する相
対容量値を求め、この相対的容量値と、無負荷状態に至
るまでの負荷状態において積算して得た前記電池の放電
電流積算量とに基づいて、前記電池の総実力容量を算出
している。ここで、電池の放電後の開放電圧により当該
電池の相対容量値が一意的に定まる関係にあり、請求項
1及び請求項11記載の発明では、この関係を利用し、
開放電圧から相対容量値を得て、この相対容量値に基づ
いて総実力容量を算出している。
【0020】特に請求項2及び請求項12記載の発明で
は、放電電流積算量が電池の満充電状態からの放電電流
量の積算値であり、すなわち、総実容量の算出には電池
が満充電にされることだけを要件にしている。また、請
求項4及び請求項14記載の発明では、電池の相対容量
値が中間値付近になるように電池への充電を制御しつつ
も、この相対容量値に基づいて総実力容量を算出してい
る。そして、請求項5及び請求項15記載の発明では、
電動機へ電力を供給するとともに、前記電動機からの回
生電力が供給されて充電される電池の相対容量値を中間
値付近になるように制御している。
【0021】また、請求項8及び請求項19記載の発明
では、総実力容量に基づいて電池が劣化している旨を外
部出力するようにしている。また、請求項20記載の発
明では、車両の停止時間を計測して、電池の無負荷状態
を検出して、所定時間継続停止した場合を、無負荷状態
としている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。第1の実施の形態は、
電動車両やハイブリッド車両の動力源に使用されるバッ
テリの容量を管理するバッテリ容量管理装置に本発明を
適用したものである。図1に示すように、車両50に
は、二次電池であるリチウムイオン電池からなるバッテ
リ51及び充電器52が搭載されている。そして、バッ
テリ51及び充電器52に、バッテリ容量管理装置が接
続されている。
【0023】バッテリ容量管理装置は、コントローラ1
0、表示部21及び温度センサ22を備えている。コン
トローラ10は、バッテリ容量管理装置の各部を制御す
るように構成されている。具体的には、図1に示すよう
に、コントローラ10は、バッテリ状態検出手段30、
放電停止判定手段11、記憶手段12、相対容量算出手
段13、総実力容量算出手段14、バッテリ劣化度判定
手段15、満充電検出手段16、放電電流量積算手段1
7及び積算電流記憶手段18を備えている。
【0024】バッテリ状態検出手段30は、バッテリ5
1の状態を検出するような構成をなしている。具体的に
は、バッテリ状態検出手段30は、バッテリ電圧検出手
段31、バッテリ電流検出手段32及びバッテリ温度検
出手段33を備えている。バッテリ電圧検出手段31
は、バッテリ51の電圧を検出し、バッテリ電流検出手
段32は、バッテリ51の充放電電流を検出し、バッテ
リ温度検出手段33は、バッテリ51の温度を温度セン
サ22を介して検出している。そして、バッテリ状態検
出手段30は、バッテリ温度検出手段33により得たバ
ッテリ51の温度により、それら電圧値及び放電電流値
を温度補償をする。それから、バッテリ状態検出手段3
0は、電圧値を相対容量算出手段13に出力し、放電電
流値を放電電流量積算手段17に出力する。
【0025】放電停止判定手段11は、バッテリ51の
放電を判定する。具体的には、放電停止判定手段11
は、車両の停止状態からバッテリ51の放電の停止を判
定する。放電停止判定手段11は、この判定結果を相対
容量算出手段13に出力する。相対容量算出手段13
は、前記バッテリ状態検出手段30からのバッテリ51
の電圧値に基づいて、バッテリ51の相対容量SOCを
算出する。ここで、バッテリ51の無負荷時の端子電圧
(開放電圧)に基づいてバッテリ51の相対容量SOC
(%)を算出する。
【0026】ここで、リチウムイオン電池の特性を説明
する。図2は、横軸に相対容量SOCをとり、縦軸に開
放電圧(OCV)をとり、開放電圧と相対容量SOCと
の関係を示す。また、図3に示すように、初期状態の結
果と、充放電を100サイクル繰り返した後の結果と、
充放電を200サイクル繰り返した後の結果とを比較し
てもわかるように、開放電圧と相対容量SOCとの関係
は充放電に依らずに維持される。本発明は、このような
リチウムイオン電池における特性、すなわち充放電のサ
イクルに依らずに一定の関係を有する開放電圧と相対容
量SOCとの関係を利用して、開放電圧から相対容量S
OCを求めている。
【0027】相対容量算出手段13は、このような特性
に基づいて、開放電圧から相対容量SOCを求めてい
る。例えば、図4中(A)はその導出手順を示し、前述
したような開放電圧と相対容量との関係から、開放電圧
に対応する相対容量を得ている。具体的には、次の
ようにして開放電圧と相対容量との関係から相対容量を
得ている。
【0028】例えば、図2に示した特性図を離散化され
たデータからなるテーブルとして持っている。そして、
そのテーブルを記憶手段12にマップデータとして記憶
している。そして、テーブルが持たない値については、
下記(1)式により補完して求めている。 求める相対容量SOC=(SOCn+1−SOC) ×(V−V)/(Vn+1−V) +SOC ・・・(1) ここで、nは任意の整数値である。例えば、テーブルに
ない開放電圧として28を得ており、その一方で、その
ようにして得た開放電圧の前後の値のテーブルのデータ
として、SOC=40でV=27.95、SOC
n+1=60でV n+1=28.22、がそれぞれ予め
与えられていたとする。この場合、前記(1)式によ
り、次のように相対容量SOCを算出する。
【0029】求める相対容量SOC=(60−50)×
(28−27.95)/(28.22−27.95)+
50 これにより、開放電圧V=28の場合、求める相対容量
SOCは約56.5になる。満充電検出手段16は、充
電器52からバッテリ51が満充電状態になったか否か
を検出する。この満放電検出手段16は、検出結果を放
電電流量積算手段17に出力する。
【0030】放電電流量積算手段17は、満放電検出手
段16及びバッテリ電流検出手段32からの検出信号に
基づいて放電電流積算量Xを得る。具体的には、放電電
流量積算手段17は、満充電検出手段16にて満充電が
検出された時から、バッテリ電流検出手段32にて検出
される放電電流量を積算して、放電電流積算量Xを求め
る。この放電電流量積算手段17は、放電電流積算量を
放電電流積算量記憶手段18に出力し、放電電流積算量
記憶手段18は、この放電電流積算量Xを記憶する。
【0031】総実力容量算出手段14は、相対容量算出
手段13からの相対容量SOCと、放電電流積算量記憶
手段18に記憶された放電電流積算量Xとから、総実力
容量(トータル容量)を算出する。具体的には、総実力
容量TSOCを下記(2)式により求める。 総実力容量TSOC=(100/(100−SOC))×X ・・・(2) 総実力容量算出手段14は、求めた総実力容量TSOC
をバッテリ劣化度合判定手段15に出力する。なお、こ
こで、「100」(%)は、満充電状態の電池の第1の
相対容量値S1をなし、相対容量SOCは、無負荷状態
のバッテリ51から得た開放電圧に対応する第2の相対
容量値S2をなしている。
【0032】バッテリ劣化度合判定手段15は、バッテ
リ51の公称容量と総実力容量T OCとを比較して、
バッテリ51が劣化しているか否か判定する。具体的に
は、バッテリ劣化度合判定手段15は、総実力容量T
SOCが公称容量以下である場合、バッテリ51が劣化
していると判定する。バッテリ51が劣化している場
合、例えば図4中(B)に示すように、求められるあら
ゆる相対容量SOCにおいて総実力容量が公称容量を下
回る結果になり、このような関係からバッテリ51が劣
化していると判定する。
【0033】なお、バッテリ51が劣化しているとの判
断は、総実力容量TSOCが公称容量以下になっている
場合に限定されるものではなく、例えば、総実力容量T
SO が所定値以下になっている場合にバッテリ51が
劣化していると判断してもよい。ここで、所定値は、例
えば公称容量の何割か(例えば8割)の値や初期容量の
何割かの値等である。
【0034】そして、コントローラ10は、このバッテ
リ劣化度合判定手段15の判定結果に基づいて表示部を
制御して、バッテリ51の劣化の有無を外部表示する。
また、車両50、バッテリ51及び充電器52それぞれ
の間には、スイッチ41,42が適宜配置されており、
バッテリ51の充放電に応じて適宜オン及びオフされる
ようになされている。
【0035】なお、以上の構成において、放電停止判定
手段11は、電池の無負荷状態を検出する無負荷検出手
段をなし、バッテリ電圧検出手段31は、無負荷検出手
段が検出した無負荷状態の電池の電圧を検出する電圧検
出手段をなし、相対容量算出手段13は、電圧から、当
該電圧に予め対応されている電池の相対容量値を検出す
る相対容量値検出手段をなし、放電電流量積算手段17
は、無負荷状態に至るまでの負荷状態において電池の放
電電流量を積算した放電電流積算量を算出する放電電流
積算量算出手段をなし、総実力容量算出手段は、相対容
量値と放電電流積算量とに基づいて、電池の総実力容量
を算出する総実力容量算出手段をなす。また、満充電検
出手段16は、電池の満充電状態を検出する満充電検出
手段をなし、記憶手段12は、電圧と相対容量値とをテ
ーブルとして記憶するテーブル記憶手段をなし、バッテ
リ劣化度合判定手段15は、総実力容量と所定のしきい
値とを比較し、総実力容量が前記所定のしきい値以下の
場合には、電池が劣化している旨を外部出力する電池劣
化検出手段をなす。
【0036】図5は、コントローラ51の各構成部によ
る処理のフローチャートを示す。先ずステップS1にお
いて、放電電流量積算手段17により、バッテリ電流検
出手段32が検出した放電電流量を積算しており、続く
ステップS2にて放電停止を検出するまで、その積算を
する。例えば、放電停止の検出は、放電停止判定手段1
1による車両の停止状態の検出を参照して行う。また、
放電停止を検出するまで積算された放電電流積算量X
は、放電電流積算量記憶手段18に記憶される。
【0037】ステップS2において放電停止を検出する
と、満充電検出手段16により、前回の充電で満充電に
なされているか否かを判定して、前回の充電において満
充電とされている場合、ステップS4に進み、そうでな
い場合、当該図5に示す処理を処理を終了する。ステッ
プS4では、放電停止判定手段11により、放電停止、
すなわち車両停止の経過時間(継続時間)tをカウント
し、続くステップS5においてそのカウントした経過時
間tが所定時間以上か否かを判定する。ステップS5に
おいて車両停止の経過時間tが所定時間以上になった場
合、ステップS6に進む。
【0038】ステップS6では、バッテリ電圧検出手段
31により開放電圧Vを計測し、続くステップS7にお
いて、相対容量算出手段13により、その計測した開放
電圧Vから前述のテーブルと(1)式とを用いて相対容
量SOCを算出する。続いてステップS8において、総
実力容量算出手段14により、その相対容量SOCと放
電電流積算量記憶手段18に記憶した放電電流積算量X
に基づいて、前記(2)式により、総実力容量TSOC
を算出する。
【0039】続いてステップS9において、総実力容量
SOCが所定値(公称容量)以下であるか否かを判定
して、総実力容量TSOCが所定値(公称容量)以下の
場合、当該図5に示す処理を終了し、そうでない場合、
ステップS10に進み、表示部21による劣化である旨
の表示を行い、当該図5に示す処理を終了する。なお、
前述したように、バッテリ51が劣化しているとの判断
は、総実力容量TSOCが所定値以下になっている場合
にバッテリ51が劣化していると判断してもよい。
【0040】このようなバッテリ容量管理装置の動作は
次のようになる。バッテリ容量管理装置は、放電停止を
検出するまでバッテリ51の放電電流を積算し、放電電
流積算量Xを得る(前記ステップS1)。そして、バッ
テリ容量管理装置は、放電停止を検出し(前記ステップ
S2)、前回の充電が満充電であった場合には(前記ス
テップS3)、当該放電停止が所定時間経過した後に
(前記ステップS4及びステップS5)、開放電圧Vの
計測を行う(前記ステップS6)。なお、所定時間経過
前に再び放電を検出した場合、当該処理を終了するよう
にしてもよい。
【0041】そして、バッテリ容量管理装置は、計測し
た開放電圧Vに基づいて相対容量SOCを求めて(前記
ステップS7)、この相対容量SOCと先に得ている放
電電流積算量Xとに基づいて総実力容量TSOCを求め
る(前記ステップS8)。この総実力容量TSOCが公
称容量よりも小さい場合、表示部21によりバッテリ5
1が劣化している旨を表示する(前記ステップS9及び
ステップS10)。
【0042】次に効果を説明する。以上のように、バッ
テリ容量管理装置は、繰り返して充放電されたバッテリ
51の総実力容量を求め、この求めた総実力容量に基づ
いてバッテリ51の劣化を検出することができる。ま
た、バッテリ容量管理装置は、前述したように、バッテ
リ51が満充電とされることを条件としており、その満
充電からの放電電流積算量に基づいて総実力容量を求め
ている。これにより、バッテリ容量管理装置は、バッテ
リ51を完全に放電することを要することなく、総実力
容量を求めることを実現している。
【0043】また、開放電圧と相対容量との関係(SO
C)は、図3に示したように、放電後の開放電圧から相
対的な容量が一意的に定まり、また、図4に示したよう
に、充放電を繰り返すことによっても変化しない。本発
明はこのような特性を利用して、開放電圧から相対容量
を求めているので、前記総実力容量を簡単かつ精度よく
求めることができる。
【0044】さらに、図6は、横軸に放電停止経過時間
をとり、縦軸に放電後の無負荷時の開放電圧Vをとり、
開放電圧Vの放電停止経過時間による変化を示してい
る。この関係にも示すように、開放電圧Vは、短時間で
一定値に収束或いは安定するようになるので、このよう
な関係を利用して、相対容量SOCを求める開放電圧V
を決定することで(前記ステップS4〜ステップS
6)、前記総実力容量を精度よく求めることができる。
【0045】また、バッテリ容量管理装置は、そのよう
にして求めた総実力容量に基づいて得たバッテリの劣化
状況を外部出力している。これにより、運転者等には、
精度が高い総実力容量に基づくことで、有用な情報とし
てのバッテリの劣化情報が提供されるようになる。な
お、バッテリの経時劣化という現象が長期においてみら
れる現象であることから、前述したような図5の処理手
順によるバッテリの管理は、比較的長い時間をサイクル
として行うようにしてもよい。或いは、比較的短い時間
のサイクルで行ってもよいが、バッテリの劣化が以前よ
りも変化したときにのみ、その旨を外部出力するように
してもよい。
【0046】次に第2の実施の形態を説明する。第2の
実施の形態は、電動車両やハイブリッド車両の動力源に
使用されるバッテリの容量を最適に管理するとともに、
そのバッテリの総実容量を求めるように構成したバッテ
リ容量管理装置である。第2の実施の形態でも、図7に
示すように、車両50は、二次電池であるリチウムイオ
ン電池からなるバッテリ51を搭載している。そして、
バッテリ51及び充電器52に、バッテリ容量管理装置
が接続されている。ここで、バッテリ51は、電動機を
なす車両50に電力を供給するとともに、車両50から
の回生電力が供給されて充電されるようになっている。
【0047】バッテリ容量管理装置は、第2の実施の形
態でも第1の実施の形態と同様に、コントローラ10、
表示部21及び温度センサ22を備えている。そして、
図7に示すように、コントローラ10は、前記図1に示
した第1の実施の形態の構成に加えて、相対容量記憶手
段61、容量判定手段62、並びに充電開始及び停止指
令手段63を備えている。
【0048】相対容量記憶手段61は、相対容量算出手
段13が算出した相対容量を記憶する。容量判断手段6
2は、その相対容量算出手段13に記憶されている相対
容量に基づいて容量判定を行う。例えば、相対容量とし
て50%、60%のしきい値を用いて容量判定を行う。
この容量判定手段62は、容量判定結果を充電開始及び
停止指令手段63に出力する。
【0049】充電開始及び停止指令手段63は、前記容
量判定手段62の容量判定結果に基づいて車両50に充
電開始や充電停止の指令を出力する。なお、この充電開
始及び停止指令手段63は、相対容量値が中間値付近に
なるように電池への充電を制御する充電制御手段をな
す。また、第2の実施の形態では、第1の実施の形態に
おける放電電流積算手段17に換えて、充放電電流積算
手段64を備え、この充放電電流積算手段64により、
充電量も積算できるようにしている。
【0050】このような構成を備えたコントローラ51
の処理手順を図8及び図9に示す。先ず、図8を用いて
コントローラ51の処理手順を説明する。この図8に示
す処理は、バッテリ容量を一定容量に管理するための処
理である。先ずステップS21において車両停止を判定
する。例えば、車両停止の検出は、放電停止判定手段1
1による放電停止状態の検出を参照して行う。
【0051】ステップS21において車両停止を検出す
ると、続くステップS22において車両停止時間の経過
時間(継続時間)tをカウントし、さらに続くステップ
S23においてそのカウントした経過時間tが所定時間
以上か否かを判定する。ステップS23において車両停
止の経過時間tが所定時間以上になった場合、ステップ
S24に進む。
【0052】ステップS24では、バッテリ電圧検出手
段31により開放電圧Vを計測し、続くステップS2
5において、相対容量算出手段13により、その計測し
た開放電圧Vから前述のテーブルと(1)式とを用い
て、相対容量SOCを算出する。算出した相対容量S
OCは、相対容量記憶手段61に記憶される。続いて
ステップS26において、車両が走行開始したか否かを
判定する。例えば、車両の走行開始の検出は、放電停止
判定手段11による放電停止状態の検出を参照して行
う。すなわち、放電開始された場合、車両が走行開始し
たことを検出する。このステップS26において車両が
走行開始したことを検出した場合、容量判定手段62に
より、相対容量記憶手段61に記憶されている相対容量
SOCが60%以上か否か、或いは相対容量SOC
が50%以下か否かを判定する。
【0053】すなわち、ステップS27において、容量
判定手段62により、相対容量記憶手段61に記憶され
ている相対容量SOCが60%以上か否かを判定す
る。ここで、相対容量SOCが60%以上の場合、ス
テップS28に進み、相対容量SOCが60%未満の
場合、ステップS29に進む。ステップS28では、充
電開始及び停止指令手段63により、車両50へ充電停
止の指令を出す。
【0054】ステップS29では、容量判定手段62に
より、相対容量記憶手段61に記憶されている相対容量
SOCが50%以下か否かを判定する。ここで、相対
容量SOCが50%以下の場合、ステップS30に進
み、充電開始及び停止指令手段63により、車両50へ
充電指令を出す。このように、ステップS27〜ステッ
プS30の処理により、相対容量SOC が60%以上
の場合、車両50へ充電停止の指令を出し、また、相対
容量SOCが50%以下の場合、車両50へ充電指令
(充電開始指令)を出す。このような車両50への充電
停止や充電開始の指令を出すなどして、コントローラ5
1は、当該図8に示す処理を終了する。
【0055】次に、図9を用いてコントローラ51の処
理手順を説明する。この図9に示す処理は、バッテリの
総実力容量を求めるための処理である。コントローラ5
1は、前述の図8に示す処理で得た相対容量SOC
もとにバッテリの総実力容量を求めている。すなわち、
図9に示すステップS31〜ステップS45の処理は、
図8に示したステップS21〜ステップS25の処理と
同様な処理であり、相対容量(以下、第1の相対容量と
いう。)SOCを得ている。この第1の相対容量SO
は、相対容量記憶手段61に記憶される。
【0056】そして、図9に示すステップS46におい
て、図8に示したステップS26の処理と同様に、車両
が走行開始したか否かを判定する。このステップS46
において車両が走行開始したことを検出した場合、ステ
ップS47に進む。ステップS47では、充放電電流積
算量Xのカウントを開始する。具体的には、充放電電流
量積算手段64により、バッテリ電流検出手段32が検
出した充放電電流量を積算する。具体的には、第1の相
対容量SOCを検出したタイミングTから充放電電
流量を積算する。放電時の電流量を正の値とし、充電時
の電流量を負の値として、充放電電流量を積算する。つ
まり、この第2の実施の形態では、前述の第1の実施の
形態と異なり、車両50からの回生電力によりバッテリ
51が充電されることから、充電電流量を加味して、実
質的には放電電流積算量を得る。
【0057】そして、ステップS48において、充放電
電流量積算手段64により得た充放電電流量Xを放電電
流積算量記憶手段18に記憶していく。例えば、各サン
プリング時間毎に得た充放電電流積算量Xを上書きして
記憶していく。続いてステップS49において車両停止
を判定する。例えば、車両停止の検出は、放電停止判定
手段11による放電停止状態の検出を参照して行う。
【0058】ステップS49において車両停止を検出す
ると、続くステップS50において車両停止時間の経過
時間(継続時間)tをカウントし、さらに続くステップ
S51においてそのカウントした経過時間tが所定時間
以上か否かを判定する。ステップS51において車両停
止の経過時間tが所定時間以上になった場合、ステップ
S52に進む。
【0059】ステップS52では、バッテリ電圧検出手
段31により開放電圧Vを計測し、続くステップS5
3において、相対容量算出手段13により、その計測し
た開放電圧Vから前述のテーブルと(1)式とを用い
て、第2の相対容量SOCを算出する。ここでの第2
の相対容量SOCの算出は、タイミングTでの算出
となる。算出した第2の相対容量SOCは、相対容量
記憶手段61に記憶される。
【0060】続いてステップS54において、総実力容
量算出手段14により、相対容量記憶手段61に記憶さ
れている第1の相対容量SOC及び第2の相対容量S
OC 、並びに放電電流積算量記憶手段18に記憶した
充放電電流積算量Xに基づいて、下記(3)式により、
総実力容量TSOCを算出する。前述したように、前記
ステップS47では、充放電電流積算量Xのカウントを
開始するとともに、前記ステップS48では、その充放
電電流量積算手段64により得た充放電電流量Xを放電
電流積算量記憶手段18に順次記憶している。そして、
このような充放電電流積算量Xのカウントやその充放電
電流積算量Xの記憶は、前記ステップS53或いはステ
ップS54の処理直前まで行っている。すなわち、ステ
ップS54で計算で使用する充放電電流積算量Xは、第
2の相対容量SOCを得たタイミングT2までの充放
電電流量を積算した値である。
【0061】 総実力容量TSOC=(100/(SOC−SOC))×X ・・・(3 ) 続いてステップS55において、総実力容量TSOC
所定値(公称容量)以下であるか否かを判定して、総実
力容量TSOCが所定値(公称容量)以下の場合、当該
図9に示す処理を終了し、そうでない場合、ステップS
56に進み、表示部21による劣化である旨の表示を行
い、当該図9に示す処理を終了する。
【0062】なお、前述したように、バッテリ51が劣
化しているとの判断は、総実力容量TSOCが所定値以
下になっている場合にバッテリ51が劣化していると判
断してもよい。このようなバッテリ容量管理装置の動作
は次のようになる。バッテリ容量管理装置は、車両停止
を検出してかつ当該停止時間が所定時間経過した後に
(前記ステップS21、ステップS22及びステップS
23)、開放電圧Vを計測し(前記ステップS2
4)、さらに、この計測した開放電圧Vに基づいて相
対容量SOCを求める(前記ステップS25)。
【0063】そして、バッテリ容量管理装置は、車両5
0が走行開始した場合(前記ステップS26)、相対容
量SOCに基づいて車両50に充電停止又は充電開始
の命令を出力する(前記ステップS27〜ステップS3
0)。具体的には、相対容量SOCが60%以上の場
合には、車両50へ充電停止の指令を出し(前記ステッ
プS27及びステップS28)、相対容量SOCが5
0%以下の場合には、車両50へ充電開始の指令を出す
(前記ステップS29及びステップS30)。これによ
り、車両50による充電が制限されて、相対容量SOC
でみた場合、バッテリ容量が50%〜60%の範囲内
に制御される。
【0064】このように、バッテリ容量管理装置は、バ
ッテリ容量を一定容量に管理する。そして、その一方
で、バッテリ容量管理装置は、バッテリ51の総実力容
量を求めるための処理を行う。すなわち、バッテリ容量
管理装置は、第1の相対容量SOCを得て(前記ステ
ップS41〜ステップS45)、車両が走行開始したこ
とを検出した場合(前記ステップS46)、充放電電流
積算量Xのカウントを開始し(前記ステップS47)、
その充放電電流積算量Xを順次記憶していく(前記ステ
ップS48)。
【0065】その後、バッテリ容量管理装置は、車両停
止を検出してかつ当該停止時間が所定時間経過したとき
(前記ステップS49〜ステップS51)、開放電圧V
を計測し(前記ステップS52)、さらに、この計測
した開放電圧Vに基づいて第2の相対容量SOC
求める(前記ステップS53)。バッテリ容量管理装置
は、この第2の相対容量SOCと、先に求めている第
1の相対容SOCと、放電電流積算量記憶手段18に
記憶されている充放電電流積算量X(第2の相対容量S
OCの計測タイミングTで得ている充放電電流積算
量X)とに基づいて総実力容量TSOCを求める(前記
ステップS54)。この総実力容量TSOCが公称容量
よりも小さい場合、表示部21によりバッテリ51が劣
化している旨を表示する(前記ステップS55及びステ
ップS56)。
【0066】次に第2の実施の形態における効果を説明
する。前述したように、車両50による充電を制御し
て、バッテリ容量を相対容量SOCで50%〜60%
の範囲内に維持している。ハイブリッド車両において
は、バッテリが車両(電動機)からの回生電力を受け入
れられるように、さらには、要求があればバッテリから
車両(電動機)に電力を供給できるように、満充電の状
態(100%)と、全く充電されていない状態(0%)
との中間値付近(50%〜60%)に制御されることが
望ましい。
【0067】よって、本発明により、バッテリ容量を相
対容量SOCで50%〜60%の範囲内に制御するこ
とで、バッテリ51が車両50からの回生電力を受け入
れられるように、且つ要求があればバッテリ51から車
両50に電力を供給できるように、バッテリ容量を管理
することができる。そして、このようにバッテリ容量を
管理しつつも、総実力容量を求めることを実現してい
る。
【0068】また、総実力容量の算出では、完全に放電
することなく、その算出を実現している。前述したよう
に、バッテリ容量は、要求があればバッテリから車両
(電動機)に電力を供給できるような状態にしておくこ
とが望ましいことから、このような要望を満たしつつ、
総実力容量の算出を実現している。また、前述の第1の
実施の形態では、満充電を前提とした総実力容量の算出
を行っているが、これでは、総実力容量を算出しようと
した場合、前述した要請としてのバッテリが回生電力を
受け入れられるようにするといったことを満足できな
い。しかし、第2の実施の形態では、前記(3)式に示
すように、満充電を前提としないで総実力容量を求める
ことができ、これにより、バッテリが回生電力を受け入
れられるようにすることの要請を満足しつつ、総実力容
量を求めることができる。
【0069】さらに、第2の実施の形態における効果
は、第1の実施の形態の場合と効果なもある。すなわ
ち、開放電圧と相対容量との関係(SOC)は、図3に
示したように、放電後の開放電圧から相対的な容量が一
意的に定まり、また、図4に示したように、充放電を繰
り返すことによっても変化しない。本発明をこのような
特性を利用して、開放電圧から相対容量を求めているの
で、前記総実力容量を簡単かつ精度よく求めることがで
きる。
【0070】さらに、前記図6の関係に示すように、開
放電圧は、短時間で一定値に収束或いは安定するように
なるので、このような関係を利用して、相対容量SOC
を求める開放電圧を決定することで、前記総実力容量を
精度よく求めることができる。また、バッテリ容量管理
装置は、そのようにして求めた総実力容量に基づいて得
たバッテリの劣化状況を外部出力している。これによ
り、運転者等には、精度が高い総実力容量に基づくこと
で、有用な情報としてのバッテリの劣化情報が提供され
るようになる。
【0071】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明が前述の実施の形態に適用されることに限
定されないことはいうまでもない。前述の実施の形態
は、二次電池であるリチウムイオン電池の容量を管理す
る場合について説明したが、他の電池の容量の管理をす
るようにしてもよい。すなわち、電圧により相対容量値
が一意的に定まる電池でありさえすれば、本発明を適用
して構成した容量管理装置によりその容量を管理するこ
とができる。
【0072】また、前述の実施の形態では、車両動力用
の電池の容量を管理する場合について説明したが、本発
明は、車両動力用の電池に限定されない他の電池の容量
を管理する場合にも適用してもよい。また、前述の情実
施の形態において、バッテリ51の容量を管理するため
の各手段がソフトウェアプログラムとして実現されるも
のでもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電池の放電後の開放電圧により当該電池の相対容量値が
一意的に定まる関係を利用し、開放電圧から相対容量値
を得て、相対容量値に基づいて総実容量を算出してお
り、簡単かつ精度よく総実容量を算出できるという効果
がある。
【0074】特に請求項2及び請求項12記載の発明に
よれば、総実容量の算出には電池が満充電にされること
だけが要件であるので、完全に放電するといった手間を
なくして、総実容量を算出することができるという効果
がある。また、請求項4及び請求項14記載の発明によ
れば、電池の相対容量値が中間値付近になるように電池
への充電を制御しつつも、この相対容量値に基づいて総
実力容量を算出しており、これにより、電池から電力を
供給可能にするとともに、回生電力により電池への充電
可能としつつ、相対容量値に基づいて総実力容量を算出
することができる。
【0075】また、請求項8及び請求項19記載の発明
によれば、総実力容量に基づいて電池が劣化している旨
を外部出力するようにしており、使用者に電池状態に関
する有用な情報を提供できる効果がある。また、請求項
20記載の発明によれば、車両の停止を参照して、電池
の無負荷状態を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のバッテリ容量管理
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】相対容量値と開放電圧との関係を示す特性図で
ある。
【図3】相対容量値と開放電圧との関係において、充放
電毎の特性変化を示す特性図である。
【図4】開放電圧から総実力容量を算出するまでの過程
に使用する特性図であって、(A)は、相対容量値と開
放電圧との関係を示す特性図であり、(B)は、求めた
相対容量値と総実力容量との関係を示す特性図である。
【図5】バッテリ容量管理装置の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図6】開放電圧の放電停止後経過時間の変化を示す特
性図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態のバッテリ容量管理
装置の構成を示すブロック図である。
【図8】第2の実施の形態のバッテリ容量管理装置の処
理手順であって、バッテリ容量を一定容量に管理するた
めの処理手順を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態のバッテリ容量管理装置の処
理手順であって、バッテリの総実力容量を求めるための
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 コントローラ 11 放電停止判定手段 12 記憶手段 13 相対容量算出手段 14 総実力容量算出手段 15 バッテリ劣化度合判定手段 16 満充電検出手段 17 放電電流量積算手段 18 放電電流積算量記憶手段 21 表示部 22 温度センサ 30 バッテリ状態検出手段 31 バッテリ電圧検出手段 32 バッテリ電流検出手段 33 バッテリ温度検出手段 50 車両 51 バッテリ 52 充電器 61 相対容量算出手段 62 容量判定手段 63 充電開始及び停止指令手段 64 充放電電流量積算手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 H02J 7/00 N Fターム(参考) 2G016 CA03 CB05 CB11 CB12 CB22 CC03 CC04 CC06 CC07 CC12 CC13 CC21 CC23 CF06 5G003 BA01 EA05 FA06 GC05 5H030 AA10 AS08 FF41 FF42 FF44 FF52 5H115 PA08 PC06 PG04 PI16 PI29 PO06 PO17 PU01 PU21 QN03 QN23 TI01 TI02 TI05 TI06 TI09 TI10 TR19 TU01 TU04 TU11 TU16 TU17 TU20 UB01 UB05 UB11

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池の放電後の開放電圧により当該電池
    の相対容量値が一意的に定まることを利用して、無負荷
    状態の前記電池から得た前記開放電圧に対応する前記相
    対容量値を求め、この相対的容量値と、無負荷状態に至
    るまでの負荷状態において積算して得た前記電池の放電
    電流積算量とに基づいて、前記電池の総実力容量を算出
    することを特徴とする電池容量管理方法。
  2. 【請求項2】 前記放電電流積算量は、前記電池の満充
    電状態からの放電電流量の積算値である請求項1記載の
    電池容量管理方法。
  3. 【請求項3】 満充電状態の電池の第1の相対容量値を
    S1とし、前記無負荷状態の前記電池から得た前記開放
    電圧に対応する第2の相対容量値をS2とし、前記放電
    電流積算量をXとした場合、前記総実力容量を、 総実力容量=(S1/(S1−S2)×X) として算出する請求項1又は2に記載の電池容量管理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記相対容量値が中間値付近になるよう
    に電池への充電も同時に制御する請求項1記載の電池容
    量管理方法。
  5. 【請求項5】 前記電池は、電動機へ電力を供給すると
    ともに、前記電動機からの回生電力が供給されて充電さ
    れるようになっており、前記電動機から前記電池への電
    流の供給を制御する請求項4記載の電池容量管理方法。
  6. 【請求項6】 無負荷状態の前記電池から得た前記開放
    電圧に対応する第1の相対容量値をS1とし、その後の
    無負荷状態の前記電池から得た前記開放電圧に対応する
    第2の相対容量値をS2とし、前記第1の相対容量値S
    1と前記第2の相対容量値S2とを得る間の放電電流積
    算量をXとした場合、前記総実力容量を、 総実力容量=(100/(S1−S2)×X) として算出する請求項4又は5に記載の電池容量管理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記開放電圧は、前記無負荷状態が所定
    時間継続したときの値である請求項1乃至6のいずれか
    に記載の電池容量管理方法。
  8. 【請求項8】 前記総実力容量と所定のしきい値とを比
    較し、前記総実力容量が前記所定のしきい値以下の場合
    には、前記電池が劣化している旨を外部出力する請求項
    1乃至7のいずれかに記載の電池容量管理方法。
  9. 【請求項9】 前記電池が二次電池である請求項1乃至
    8のいずれかに記載の電池容量管理方法。
  10. 【請求項10】 前記二次電池がリチウムイオン電池で
    あることを特徴とする請求項9記載の電池容量管理方
    法。
  11. 【請求項11】 電池の無負荷状態を検出する無負荷検
    出手段と、 前記無負荷検出手段が検出した無負荷状態の前記電池の
    電圧を検出する電圧検出手段と、 前記電圧から、当該電圧に予め対応されている前記電池
    の相対容量値を検出する相対容量値検出手段と、 前記無負荷状態に至るまでの負荷状態において前記電池
    の放電電流量を積算した放電電流積算量を算出する放電
    電流積算量算出手段と、 前記相対容量値と放電電流積算量とに基づいて、前記電
    池の総実力容量を算出する総実力容量算出手段と、 を備えていることを特徴とする電池容量管理装置。
  12. 【請求項12】 前記電池の満充電状態を検出する満充
    電検出手段を備えるとともに、前記放電電流積算量算出
    手段は、前記満充電検出手段が検出した前記電池の満充
    電状態からの放電電流量を積算する請求項11記載の電
    池容量管理装置。
  13. 【請求項13】 満充電状態の電池の第1の相対容量値
    をS1とし、前記相対容量値件検出手段が検出した第2
    の相対容量値をS2とし、前記放電電流積算量をXとし
    た場合、前記総実力容量算出手段は、前記総実力容量
    を、 総実力容量=(S1/(S1−S2)×X) として算出する請求項11又は12に記載の電池容量管
    理装置。
  14. 【請求項14】 前記相対容量値が中間値付近になるよ
    うに電池への充電を制御する充電制御手段を備えた請求
    項11記載の電池容量管理装置。
  15. 【請求項15】 前記電池は、電動機へ電力を供給する
    とともに、前記電動機からの回生電力が供給されて充電
    されるようになっており、前記充電制御手段は、前記電
    動機から前記電池への電流の供給を制御する請求項14
    記載の電池容量管理装置。
  16. 【請求項16】 前記相対容量値検出手段が検出した第
    1の相対容量値をS1とし、その後に前記前記相対容量
    値検出手段が検出した第2の相対容量値をS2とし、前
    記第1の相対容量値S1と前記第2の相対容量値S2と
    を得る間の放電電流積算量をXとした場合、前記総実力
    容量算出手段は、前記総実力容量を、 総実力容量=(100/(S1−S2)×X) として算出する請求項14又は15に記載の電池容量管
    理装置。
  17. 【請求項17】 前記電圧検出手段は、前記無負荷状態
    が所定時間継続したときの電圧を検出する請求項11乃
    至16のいずれかに記載の電池容量管理装置。
  18. 【請求項18】 前記電圧と前記相対容量値とをテーブ
    ルとして記憶するテーブル記憶手段を備えるとともに、
    前記相対容量値検出手段は、前記テーブル記憶手段に記
    憶されている前記テーブルに基づいて、前記電圧に対応
    する前記相対容量値を得る請求項11乃至17のいずれ
    かに記載の電池容量管理装置。
  19. 【請求項19】 前記総実力容量と所定のしきい値とを
    比較し、前記総実力容量が前記所定のしきい値以下の場
    合には、前記電池が劣化している旨を外部出力する電池
    劣化検出手段を備えている請求項11乃至18のいずれ
    かに記載の電池容量管理装置。
  20. 【請求項20】 前記請求項11乃至19のいずれかに
    記載の電池容量管理装置を備えるとともに、前記無負荷
    検出手段が、車両が所定時間継続停止した場合に、前記
    電池が無負荷状態であるとして検出することを特徴とす
    る車両動力用電池の容量管理装置。
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