JP2003222361A - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP2003222361A
JP2003222361A JP2002023062A JP2002023062A JP2003222361A JP 2003222361 A JP2003222361 A JP 2003222361A JP 2002023062 A JP2002023062 A JP 2002023062A JP 2002023062 A JP2002023062 A JP 2002023062A JP 2003222361 A JP2003222361 A JP 2003222361A
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Japan
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air
water
humidity
room
room temperature
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JP2002023062A
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English (en)
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Toshiaki Watanabe
利秋 渡辺
Hiromitsu Itami
啓光 伊丹
Akitoshi Kawarasaki
暁利 河原崎
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Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Home Tech Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加湿量を一定にし、快適に使用できる加湿器
を得る。 【解決手段】 室内の乾燥した空気を吸込む空気取入れ
口5と、室内へ放出する吹出口9へ送風する送風装置8
と、吸水性を有した気化フィルター2と、気化フィルタ
ー2に水分を供給する水槽部3と、前記水槽部3の水を
一定水量に保持し、押圧によって開放する弁体4aを備
えた給水用タンク4から構成され、送風装置8によって
空気取入れ口5から得られた室内の乾燥した空気が、水
槽部3の水により湿潤した気化フィルター2部を通過
し、吹出口9へ流れる風路を構成し、さらに、室温セン
サー6と湿度センサー7を有し、室温または、湿度の変
化により、送風装置8および加熱部10を可変し、室
温、湿度の変化に関係なく、加湿量が一定になるように
制御する制御手段13を有した加湿器。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、気化原理を利用し
た気化タイプの加湿器に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の、この種の気化式加湿器の基本原
理ともいえる構成には、例えば、図4に示す実開昭50
−157751号公報や、気化式の特性を改良した図5
に示す特開平9−273782号公報などがある。 【0003】前者の構成は、貯水槽14と、貯水槽14
内の水面15に下部が浸漬されて吸水する筒状の気化フ
ィルター2と、前記気化フィルター2の上部に連結され
たケーシング16と、このケーシング16内に設けられ
たモーター11により回転駆動されて吸引した空気を前
記気化フィルター2に通し室内に供給するファン12と
を備えたものであった。 【0004】この動作を説明すると、加湿器を運転する
際に、貯水槽14内に水を入れ、モーター11を駆動す
るとケーシング16に設けた空気取入れ口5から乾燥し
た空気が吸引され、貯水槽14内の水面15に下部が浸
漬されて吸水している筒状の気化フィルター2を通過す
る。この時、乾燥空気は湿った空気となり、ファン12
により室内へ放出され、室内が加湿されるものである。 【0005】この時、加湿により室内の湿度が上昇して
くると、気化式の性質上、図2のラインBの如く、加湿
量が低下する性質があった。また、もう一つの性質とし
て、室内へ放出された空気の温度は、気化熱を奪われる
ため、室温より2℃から5℃程度低いものであった。 【0006】また、後者の構成を説明すると、ある程度
の表面積をもつチューブ状の透湿膜17の内部に水を供
給し、この透湿膜17の外側に送風装置8の風を当てる
ことにより当該透湿膜17内の水を蒸発させて空気中に
放湿させるもので、加湿量を任意に調節可能とすると共
に、冷たい風が身体に当たる不快感を解消するため、送
風装置8の送風量を設定する送風量設定部19とこの送
風量設定部19で設定された設定送風量に応じて送風装
置8を駆動する送風機駆動部18と透湿膜17に当たる
風の温度を上げる加熱部10とを備えた加湿器である。 【0007】また、制御部は、設定湿度と湿度センサー
で検知した取入れ空気の湿度との差が大きい時は、送風
量を多くし、湿度差が少なくなるにつれ、送風量を少な
くする制御を行っていた。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】前記従来例は、例え
ば、前者の構成の気化式加湿器において、気化式の性質
は、室内湿度が高くなると加湿量が減少し、逆に室内湿
度が低くなると加湿量が多くなるものであり、また、室
温が高いと加湿量が多くなり、室温が低くなると加湿量
が減少するものである。 【0009】従って、現在の加湿量表示は、室温20℃
・湿度30%時の加湿量を表示するものであり、さら
に、適用畳数もこの加湿量表示を基準にして計算される
ものである。つまり、湿度が上がると加湿量は減少し、
前記の適用畳数の能力が下がってくるという問題があっ
た。 【0010】また、もう一つの性質である気化後の加湿
された空気は室温より2℃から5℃程度低いものであ
り、室内温度が低い場合、室温より2℃から5℃程度低
い冷風が室内に放出されることとなり、使用者に不快感
を与える問題点があった。 【0011】この課題を解決しようとしたのが、後者の
例で、湿度の変化に伴って、送風量を変化させる制御部
は、設定湿度と湿度センサーで検知した取入れ空気の湿
度を比較し、その差が大きい時は、送風量を多くし、湿
度差が少なくなるにつれ、送風量を少なくする制御を行
っていた。 【0012】しかし、この制御方法では、室内に放出さ
れる風の温度が上昇し不快感を排除しても、湿度差が少
なくなるにつれ、送風量を少なくする制御のため、図3
のラインBのように設定湿度との差が中々縮まらない現
象が生じるものであった。これは、前記したように室内
湿度が上がることで気化する加湿量が減少するためであ
り、設定湿度まで上がるまでには多大な時間がかかって
しまうものであった。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記室内湿度
が上がって気化加湿量が少なくなり、設定湿度まで上昇
するのに時間がかかる課題を解決するものである。その
ために、室内の乾燥した空気を吸込む空気取入れ口と、
室内へ放出する吹出口へ送風する送風装置と、吸水性を
有した気化フィルターと、気化フィルターに水分を供給
する水槽部と、前記水槽部の水を一定水量に保持し、押
圧によって開放する弁体を備えた給水用タンクから構成
され、また、送風装置によって空気取入れ口から得られ
た室内の乾燥した空気が、水槽部の水により湿潤した気
化フィルター部を通過し、吹出口へ流れる風路を構成
し、さらに、室温センサーと湿度センサーを有し、室内
を加湿する気化原理を利用した気化式の加湿器におい
て、室温または湿度の変化により、送風装置および加熱
部を可変し、室温、湿度の変化に関係なく、加湿量が一
定になるように制御する制御手段を設けた加湿器とした
ものである。 【0014】本発明はこのような構成としたことによ
り、加湿量を一定にすることができ、短時間で設定湿度
に到達することができるので、より快適な加湿器となる
ものである。 【0015】 【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す
概略断面構造図である。図2は湿度変化による加湿量変
化図であり、図3は室内湿度の変化図である。 【0016】図において、1は加湿装置の本体であり、
この本体1は吸水性を有した気化フィルター2に水分を
供給する水槽部3と、この水槽部3の水を一定水量に保
持し、押圧によって開放する弁体4aを備えた給水用タ
ンク4と、室内の乾燥した空気を吸込む空気取入れ口5
と、この空気取入れ口5に設置した室内の温度を検知す
る室温センサー6と、同じく湿度を検知する湿度センサ
ー7と、前記気化フィルター2を通過し湿った空気を室
内に送風する送風装置8と、加湿された空気を室内に放
出する吹出口9とから構成されている。 【0017】前記送風装置8は電源により駆動するモー
ター11とモーター11の軸先端に取り付けられたファ
ン12とから構成されている。また、送風装置8と気化
フィルター2間の風路に、通過する空気を加熱する加熱
部10を設けてある。13は制御手段であり、室温セン
サー6と湿度センサー7で検知した値を基に送風装置8
や加熱部10などを制御し加湿量を制御するものであ
る。 【0018】次に、以上のような構成からなる本実施例
の作用について説明する。 【0019】加湿器を運転する場合には、先ず給水用タ
ンク4に水を入れ、これを本体1に挿入し、指定位置に
設置する。これにより水槽部3には給水用タンク4から
一定量の水が流れ出し一定水位の水が溜められるもので
ある。これによって、気化フィルター2は毛細管現象に
より水を吸い上げ湿潤する。 【0020】この状態で運転スイッチを入れると、室内
の乾燥した空気は送風装置8によって空気取入れ口5か
ら加湿装置の本体1内に取り入れられ、空気取入れ口5
に設けた室温センサー6と湿度センサー7により室内の
室温と湿度を検知され、気化フィルター2と送風装置8
の風路間の加熱部10を通過し、通過した空気は加熱さ
れると同時に温度が上昇し、さらに乾燥した空気とな
り、水槽部3の水により湿潤した気化フィルター2部を
通過し、より多くの湿気を吸収し、吹出口9へ流れ、吹
出口9から室内に放出される。 【0021】このような一連の動作の中で、前記した室
温センサー6と湿度センサー7により室内の温度と湿度
を検知し、室内の状況を判断する。この時の条件により
加湿量を判断し、予め設定した制御手段13により、加
熱部10を制御し、また送風装置8の送風量を可変し、
図2のラインAのように加湿量が一定になるように制御
するものである。 【0022】例えば、一般的に使用される空気線図の如
く、湿度と室温から絶対湿度を算出し、絶対湿度が設定
の絶対湿度に対し高ければ、送風装置8の回転数を下
げ、風量を少なくし、逆に低ければ、送風装置8の回転
数を上げ風量を多くする。 【0023】または、絶対湿度が設定の絶対湿度に対し
高ければ、加熱部10であるヒーターの消費電力を下
げ、逆に低ければ、加熱部10であるヒーターの消費電
力を上げて加湿量を上げるものである。 【0024】従って、本発明の制御手段13によれば、
常に一定量の加湿量に制御されるので図3のラインAの
ように、室温、湿度に関係なく短時間で設定湿度に到達
するものである。 【0025】 【発明の効果】以上、本発明はこのような構成としたこ
とにより、室温、湿度の変化に関係なく、加湿量を一定
にすることができ、短時間で設定湿度に到達するため、
より快適に調湿することが可能となり、いつでも快適に
使用できる加湿器を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す加湿器の側面断面図で
ある。 【図2】湿度変化による加湿量変化図である。 【図3】室内湿度の変化図である。 【図4】従来例の加湿器を示す断面図である。 【図5】別の従来例を示す加湿器の断面図である。 【符号の説明】 1:本体、2:気化フィルター、3:水槽部、4:給水
用タンク、5:空気取入れ口、6:室温センサー、7:
湿度センサー、8:送風装置、9:吹出口、10:加熱
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L055 BA01 CA04 3L060 AA07 EE25

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 室内の乾燥した空気を吸込む空気取入れ
    口(5)と、室内へ加湿した空気を放出する吹出口
    (9)と、空気を空気取入れ口(5)から吸引し、かつ
    吹出口(9)に送風する送風装置(8)と、吸水性を有
    した気化フィルター(2)と、気化フィルター(2)に
    水分を供給する水槽部(3)と、水槽部(3)の水を一
    定水量に保持し、押圧によって開放する弁体(4a)を
    備えた給水用タンク(4)とから構成され、また、送風
    装置(8)によって空気取入れ口(5)から得られた室
    内の乾燥した空気が、水槽部(3)の水により湿潤した
    気化フィルター(2)部を通過し、吹出口(9)へ流れ
    る風路を構成し、さらに、室温センサー(6)と湿度セ
    ンサー(7)を有し、室内を加湿する気化原理を利用し
    た気化式の加湿器において、室温または、湿度の変化に
    より、送風装置(8)および加熱部(10)を可変し、
    室温、湿度の変化に関係なく、加湿量が一定になるよう
    に制御する制御手段(13)を設けたことを特徴とする
    加湿器。
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