JP2003221386A - 二環性誘導体、その製造法およびその用途 - Google Patents

二環性誘導体、その製造法およびその用途

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JP2003221386A JP2002341477A JP2002341477A JP2003221386A JP 2003221386 A JP2003221386 A JP 2003221386A JP 2002341477 A JP2002341477 A JP 2002341477A JP 2002341477 A JP2002341477 A JP 2002341477A JP 2003221386 A JP2003221386 A JP 2003221386A
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寿哉 田村
Shuichi Furuya
修一 古矢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チロシンキナーゼを阻害する作用を有する複素
環化合物およびそれを含有する医薬組成物の提供。 【解決手段】一般式(V) 【化1】 〔式中、R1bは置換されたC6−10アリール基など
を、Tは単結合、C −6アルキル基または−CH
O−など、XおよびYは同一または異なって、置換され
ていてもよい窒素原子などを、破線は単結合または二重
結合を、Zは窒素原子またはCHを、Wは単結合また
は酸素原子などを、Qは置換されていてもよいC
6−10アリール基または置換されていてもよい芳香族
複素環基をそれぞれ示す。〕で表される化合物またはそ
の塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受容体型チロシン
キナーゼHER2蛋白質を抑制し、HER2発現癌細胞
の選択的な増殖阻害活性を示す二環性誘導体とその製造
法および用途に関する。
【0002】
【従来の技術】受容体型チロシンキナーゼHER2蛋白
質(Human EGF Receptor-2:秋山ら、サイエンス 23
2巻1644−1646ページ、1986年)は、発生
の初期には正常組織にも存在するが、成人後には正常組
織には存在せず、主として癌細胞にのみ認められる。こ
のため、HER2蛋白質が高発現している癌の治療に、
当該細胞の増殖を阻害する目的で、ホモあるいはヘテロ
二量体、あるいはホモ多量体のHER2蛋白質を認識す
る抗体が使われている。即ち、抗HER2抗体であるハ
ーセプチン(Herceptin(商標):一般名 ト
ラスツズマブ)が、HER2高発現乳癌の治療に用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】受容体型チロシンキナ
ーゼHER2蛋白質を阻害する抗体は、経口吸収性、投
与形態、心疾患やアレルギー反応の惹起等の多くの面で
問題点が残されている。このため経口投与可能で、繰り
返し服用でき、HER2発現癌細胞の増殖を選択的に抑
制できる忍用性の高い阻害薬が強く要望されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意探索
した結果、HER2発現の癌細胞に対して選択性高くそ
の増殖を阻害するものの、HER2非発現正常細胞の増
殖には、ほとんど影響を与えない二環性誘導体を見出し
た。かつ、これらの化合物は、経口投与可能であり、毒
性も極めて低く、HER2阻害作用を有する医薬として
十分満足できるものであることを見出し、これらの知見
に基づいて、本発明を完成した。すなわち本発明は、 (1)一般式(V)
【化10】 〔式中、R1bは置換されたC6−10アリール基、置
換されたC3−8シクロアルキル基または置換されてい
てもよい複素環基を示し、Tは単結合、C1− 6アル
キル基、−CHO−、−OCH−、−CHS−、
−SCH−、−CH−CH−または−CH=CH
−を、XおよびYは同一または異なって、置換されてい
てもよい窒素原子、酸素原子または硫黄原子を、破線は
単結合または二重結合を、Zは窒素原子またはCH
を、Wは単結合、酸素原子、窒素原子または硫黄原子
を、Qは置換されていてもよいC6−10アリール基ま
たは置換されていてもよい芳香族複素環基をそれぞれ示
す。〕で表される化合物またはその塩;
【0005】(2)一般式(VI)
【化11】 〔式中、R1cは置換されたC6−10アリール基、置
換されたC3−8シクロアルキル基または置換されてい
てもよい複素環基を示し、前記置換されたC6− 10
リール基および置換されたC3−8シクロアルキル基の
置換基は、ハロゲン原子、OH、CN、NO、N
、NHCOR、NHCONHR、NHSO R、S
R、COOH、COOR、CONHR、CON
、CF、CF O、置換されていてもよいC
1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコ
キシ基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カ
ルボニル基および置換されていてもよいC1−4アルキ
レンジオキシ基から任意に選ばれる1から5個の基であ
り、RはC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル
基またはC 6−10アリール基を、Tは単結合、C
1−6アルキル基、−CHO−、−OCH−、−C
S−、−SCH−、−CH−CH−または−
CH=CH−を、Xは置換されていてもよい窒素原
子、酸素原子または硫黄原子を、Yは窒素原子、酸素
原子または硫黄原子を、(ただし、XおよびYが同
一または異なって酸素原子または硫黄原子の場合を除
く。)、破線は単結合または二重結合を、Zは窒素原
子またはCHを、Wは単結合、酸素原子、窒素原子また
は硫黄原子を、Qは置換されていてもよいC6−10
リール基または置換されていてもよい芳香族複素環基を
それぞれ示す。〕で表される化合物またはその塩;
【0006】(3)XまたはXが置換されていてもよ
い窒素原子である前記(1)ないし(4)記載の化合
物; (4)YまたはYが窒素原子である前記(1)ないし
(5)記載の化合物; (5)ZまたはZが窒素原子である前記(1)ないし
(6)記載の化合物; (6)R、R1a、R1bまたはR1cが置換された
6−10アリール基である前記(1)ないし(7)記
載の化合物;
【0007】(7)一般式(VII)
【化12】 〔式中、R1dは置換されていてもよいC6−10アリ
ール基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル
基または置換されていてもよい複素環基を示し、T
単結合、C1−6アルキル基、−CHO−、−OCH
−、−CHS−、−SCH−、−CH−CH
−または−CH=CH−を、Rは水素原子、置換され
ていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよ
いC6−1 アリール基または置換されていてもよいC
3−8シクロアルキル基を、Wは単結合、酸素原子、窒
素原子または硫黄原子を、Qは置換されていてもよいC
6− 10アリール基または置換されていてもよい芳香族
複素環基をそれぞれ示す。〕で表される化合物またはそ
の塩;
【0008】(8)一般式(VIII)
【化13】 〔式中、R1dは置換されていてもよいC6−10アリ
ール基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル
基または置換されていてもよい複素環基を示し、T
単結合、C1−6アルキル基、−CHO−、−OCH
−、−CHS−、−SCH−、−CH−CH
−または−CH=CH−を、Wは単結合、酸素原子、窒
素原子または硫黄原子を、Qは置換されていてもよいC
6−10アリール基または置換されていてもよい芳香族
複素環基をそれぞれ示す。〕で表される化合物またはそ
の塩;
【0009】(9)一般式(IX)
【化14】 〔式中、R、R、R、RおよびRは同一また
は異なって、水素原子、ハロゲン原子、OH、CN、N
、NH、NHCOR、NHCONHR、NHSO
R、SOR、COOH、COOR、CONHR、C
ONH、CF、CFO、置換されていてもよいC
1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコ
キシ基もしくは置換されていてもよいC1−6アルコキ
シ−カルボニル基または隣接する基といっしょになって
置換されていてもよいC1−4アルキレンジオキシ基
を、RはC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル
基またはC6−10アリール基を、Tは単結合、C
1−6アルキル基、−CHO−、−OCH−、−C
S−、−SCH−、−CH−CH−または−
CH=CH−を、Rは水素原子、置換されていてもよ
いC1−6アルキル基、置換されていてもよいC
6−10アリール基または置換されていてもよいC
3−8シクロアルキル基を、Wは単結合または酸素原
子を、Qは置換されていてもよいC6−10アリール基
または置換されていてもよい芳香族複素環基をそれぞれ
示す。〕で表される化合物またはその塩;
【0010】(10)一般式(X)
【化15】 〔式中、R、R、R、RおよびRは同一また
は異なって、水素原子、ハロゲン原子、OH、CN、N
、NH、NHCOR、NHCONHR、NHSO
R、SOR、COOH、COOR、CONHR、C
ONH、CF、CFO、置換されていてもよいC
1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコ
キシ基もしくは置換されていてもよいC1−6アルコキ
シ−カルボニル基または隣接する基といっしょになって
置換されていてもよいC1−4アルキレンジオキシ基
を、RはC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル
基またはC6−10アリール基を、Tは単結合、C
1−6アルキル基、−CHO−、−OCH−、−C
S−、−SCH−、−CH−CH−または−
CH=CH−を、Waは単結合または酸素原子を、Qは
ハロゲン原子、置換されていてもよいC6−10アリー
ル基または置換されていてもよい芳香族複素環基をそれ
ぞれ示す。ただし、Qがハロゲン原子である場合、R
またはRは水素原子ではない。〕で表される化合物ま
たはその塩;
【0011】(11)Wが単結合である前記(9)ま
たは(10)記載の化合物またはその塩; (12)TおよびWが単結合である前記(9)また
は(10)記載の化合物またはその塩; (13)RまたはRが水素原子以外の基である前記
(9)または(10)記載の化合物またはその塩;
【0012】(14)一般式(XI)
【化16】 〔式中、R3aは水素原子、ハロゲン原子、OH、C
N、NO、NH、NHCOR、NHCONHR、N
HSOR、SOR、COOH、COOR、CONH
R、CONH、CF、CFO、置換されていても
よいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6
アルコキシ基または置換されていてもよいC1−6アル
コキシ−カルボニル基を、RはC1−6アルキル基、C
3−8シクロアルキル基またはC6−10アリール基
を、Tは単結合、C1−6アルキル基、−CH
−、−OCH−、−CHS−、−SCH−、−C
−CH−または−CH=CH−を、mは1から3
の整数を、Rは置換されていてもよいC6−10アリ
ール基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル
基または置換されていてもよい複素環基を、Qは置換さ
れていてもよいC6−10アリール基または置換されて
いてもよい芳香族複素環基をそれぞれ示す〕で表される
化合物またはその塩; (15)Q、Q、Q、QまたはQが置換された
6−10アリール基であり、当該置換されたC
6−10アリール基の置換基が、ハロゲン原子、置換さ
れていてもよいC1−6アルキル基およびシアノ基から
任意に選ばれる1から5個の基である、前記(1ないし
14)記載の化合物またはその塩; (16)前記(1)ないし(15)記載の化合物のプロ
ドラッグ; (17)前記(1)ないし(16)記載化合物を含有す
る医薬組成物;
【0013】(18)一般式(I)
【化17】 〔式中、R1は置換されていてもよい炭化水素基または
置換されていてもよい複素環基を示し、Tは単結合また
は置換されていてもよく、1以上のヘテロ原子を有して
いてもよい2価の脂肪族炭化水素基を、XおよびYは同
一または異なって、置換されていてもよい窒素原子、酸
素原子または硫黄原子を、破線は単結合または二重結合
を、Zは窒素原子または一般式(II)
【化18】 で表される基を、W、W、WおよびWは同一ま
たは異なって、単結合、置換されていてもよい窒素原
子、酸素原子、硫黄原子または置換されていてもよい2
価の脂肪族炭化水素基を、Q、Q、QおよびQ
は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよ
い脂環式炭化水素基、置換されていてもよい芳香族炭化
水素基または置換されていてもよい複素環基(ただし、
、Q、QおよびQの少なくとも一つは水素原
子ではない)をそれぞれ示す。〕で表される化合物もし
くはその塩またはそのプロドラッグを含有するHER2
蛋白抑制剤;
【0014】(19)HER2蛋白抑制剤である前記
(17)記載の医薬組成物; (20)癌の予防・治療剤である前記(17)記載の医
薬組成物; (21)癌が乳癌、前立腺癌、肺癌または膵癌である前
記(20)記載の医薬組成物; (22)哺乳動物に対して、前記(1)ないし(16)
記載の化合物を有効量投与することを特徴とするHER
2蛋白を抑制する方法; (23)哺乳動物に対して、前記(1)ないし(16)
記載の化合物を有効量投与することを特徴とする癌の予
防・治療方法; (24)HER2蛋白抑制剤を製造するための前記
(1)ないし(16)記載の化合物の使用および (25)癌の予防・治療剤を製造するための前記(1)
ないし(16)記載の化合物の使用などに関する。
【0015】さらに本発明は、 (26)前記(1)ないし(16)記載の化合物と抗癌
剤とを組み合わせてなる医薬; (27)前記(1)ないし(16)記載の化合物とキナ
ーゼ阻害剤とを組み合わせてなる医薬; (28)前記(1)ないし(16)記載の化合物とホル
モン療法剤とを組み合わせてなる医薬; (29)ホルモン療法剤がLH−RH調節薬である前記
(28)記載の医薬; (30)LH−RH調節薬がLH−RHアゴニストであ
る前記(29)記載の医薬; (31)LH−RHアゴニストがリュープロレリンまた
はその塩である前記(30)記載の医薬; (32)哺乳動物に対して、前記(1)ないし(16)
記載の化合物を有効量投与することを特徴とするチロシ
ンキナーゼを阻害する方法; (33)哺乳動物に対して、前記(1)ないし(16)
記載の化合物の有効量とホルモン療法剤の有効量とを組
み合わせて投与することを特徴とする癌の予防・治療方
法; (34)ホルモン療法剤がLH−RH調節薬である前記
(33)記載の方法; (35)LH−RH調節薬がLH−RHアゴニストであ
る前記(34)記載の方法; (36)LH−RHアゴニストがリュープロレリンまた
はその塩である前記(35)記載の方法; (37)他の抗癌剤投与後に前記(1)ないし(16)
記載の化合物の有効量を投与することを特徴とする癌の
予防・治療方法; (38)手術、放射線療法、遺伝子療法、温熱療法、凍
結療法および/またはレーザー灼熱療法を適用する前
に、哺乳動物に対して、前記(1)ないし(16)記載
の化合物の有効量を投与することを特徴とする癌の予防
・治療方法; (39)手術、放射線療法、遺伝子療法、温熱療法、凍
結療法および/またはレーザー灼熱療法を適用した後
に、哺乳動物に対して、前記(1)ないし(16)記載
の化合物の有効量を投与することを特徴とする癌の予防
・治療方法; (40)チロシンキナーゼを阻害する剤を製造するため
の前記(1)ないし(16)記載の化合物の使用および (41)一般式(III)
【化19】 〔式中、R1aは置換されていてもよい脂環式炭化水素
基、置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換
されていてもよい複素環基を示し、Tは単結合または置
換されていてもよく、1以上のヘテロ原子を有していて
もよい2価の脂肪族炭化水素基を、XおよびYは同一ま
たは異なって、置換されていてもよい窒素原子、酸素原
子または硫黄原子を、破線は単結合または二重結合を、
Zは窒素原子または一般式(IV)
【化20】 で表される基を、W1a、W2a、W3aおよびW4a
は同一または異なって、単結合、置換されていてもよい
窒素原子、酸素原子または硫黄原子を、Q、Q 、Q
およびQは同一または異なって、水素原子、置換さ
れていてもよい脂環式炭化水素基、置換されていてもよ
い芳香族炭化水素基または置換されていてもよい複素環
基(ただし、Q、Q、QおよびQの少なくとも
一つは水素原子ではない)をそれぞれ示す。ただし、
1)XおよびYの一方が窒素原子であり他方が酸素原子
であり、ZがCHであり、Tが単結合である化合物、
2)Tがビニレン基であり、ZがCHであり、W1a
2a、W3aおよびW4aが単結合であり、Qおよ
びQが水素原子であり、QまたはQが無置換フェ
ニル基であり、R1aがビフェニリル基またはN,N-ジフ
ェニル-4-アミノ-フェニル基である化合物ならびに3)
XおよびYが窒素原子であり、T、W1a、W2a、W
3aおよびW4aが単結合であり、Q、QおよびQ
が水素原子であり、Qが4-メチルピペラジニル基で
ある化合物を除く。〕で表される化合物もしくはその塩
またはそのプロドラッグを含有するHER2蛋白抑制剤
などに関する。
【0016】以下本発明について詳細に説明する。本明
細書中、各式中の各記号の定義は次の通りである。R1
示される「置換されていてもよい炭化水素基」の炭化水
素基としては、例えば脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式炭
化水素基及びアリール基等が用いられ、中でもアリール
基等が好ましい。炭化水素基の例としての「脂肪族鎖式
炭化水素基」としては、例えばアルキル基、アルケニル
基、アルキニル基等の直鎖状又は分枝鎖状の脂肪族炭化
水素基が用いられる。ここで、アルキル基としては、例
えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n
−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチ
ルプロピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジ
メチルブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチ
ルブチル、3,3−ジメチルプロピル、2−エチルブチ
ル、n−ヘプチル、1−メチルヘプチル、1−エチルヘ
キシル、n−オクチル、1−メチルヘプチル、ノニル等
のC1−10アルキル基(好ましくはC1−6アルキル
等)等が用いられる。アルケニル基としては、例えばビ
ニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリル、1
−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテ
ニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル−1−
ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2
−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペ
ンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニ
ル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニ
ル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等のC2−6アル
ケニル基等が用いられる。アルキニル基としては、例え
ばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブ
チニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニ
ル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニ
ル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニ
ル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等のC2−6アル
キニル基が用いられる。
【0017】炭化水素基の例としての「脂環式炭化水素
基」としては、例えばシクロアルキル基、シクロアルケ
ニル基、シクロアルカンジエニル基等の飽和又は不飽和
の脂環式炭化水素基が用いられる。ここで、「シクロア
ルキル基」としては、例えばシクロプロピル、シクロブ
チル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチ
ル、シクロオクチル、シクロノニル等のC3−9シクロ
アルキル等が用いられる。「シクロアルケニル基」とし
ては、例えば2−シクロペンテン−1−イル、3−シク
ロペンテン−1−イル、2−シクロヘキセン−1−イ
ル、3−シクロヘキセン−1−イル、1−シクロブテン
−1−イル、1−シクロペンテン−1−イル等のC
3−6シクロアルケニル基等が用いられる。「シクロア
ルカンジエニル基」としては、例えば2,4−シクロペ
ンタンジエン−1−イル、2,4−シクロヘキサンジエ
ン−1−イル、2,5−シクロヘキサンジエン−1−イ
ル等のC4−6シクロアルカンジエニル基等が用いられ
る。炭化水素基の例としての「アリール基」としては、
単環式又は縮合多環式芳香族炭化水素基が用いられ、特
に限定されないが、好ましくはC6−22芳香族炭化水
素基、より好ましくはC6−18芳香族炭化水素基、さ
らに好ましくはC −14芳香族炭化水素基、さらによ
り好ましくはC6−10芳香族炭化水素基、もっとも好
ましくはC芳香族炭化水素基などである。「芳香族炭
化水素基」として具体的に例示すると、例えばフェニ
ル、ナフチル、アントリル、アズレニル、フェナントリ
ル、フェナレニル、フルオレニル、インダセニル、ビフ
ェニレニル、ヘプタレニル、アセナフチレニル等であ
り、中でもフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1
−アントリル、2−アントリル等が好ましい。
【0018】Q1, Q2, Q3, Q4, R1aで示される「置換さ
れていてもよい芳香族炭化水素基」の芳香族炭化水素基
としては、前記「アリール基」と同様に、単環式又は縮
合多環式芳香族炭化水素基が用いられ、特に限定されな
いが、好ましくはC6−22芳香族炭化水素基、より好
ましくはC6−18芳香族炭化水素基、さらに好ましく
はC6−14芳香族炭化水素基、さらにより好ましくは
6−10芳香族炭化水素基、もっとも好ましくはC
芳香族炭化水素基などであり、具体的に例示すれば、例
えばフェニル、ナフチル、アントリル、アズレニル、フ
ェナントリル、フェナレニル、フルオレニル、インダセ
ニル、ビフェニレニル、ヘプタレニル、アセナフチレニ
ル等であり、中でもフェニル、1−ナフチル、2−ナフ
チル、1−アントリル、2−アントリル等が好ましい。
【0019】Q, R1d, R2, R8で示される「置換されてい
てもよいC6−10アリール基」およびR1b, R1cで示さ
れる「置換されたC6−10アリール基」のC6−10
アリール基としては、C6−10芳香族炭化水素基であ
り、より好ましくはC芳香族炭化水素基であり、具体
的に例示すれば、例えばフェニル、ペンタレニル、イン
デニル、ナフチルなどが用いられ、中でもフェニル、1
−ナフチル、2−ナフチル等が好ましい。
【0020】Q1, Q2, Q3, Q4, R1aで示される「置換さ
れていてもよい脂環式炭化水素基」の脂環式炭化水素基
としては、前記炭化水素基の例としての「脂環式炭化水
素基」と同意義であり、例えばシクロアルキル基、シク
ロアルケニル基、シクロアルカンジエニル基等の飽和又
は不飽和の脂環式炭化水素基が用いられ、それぞれ前記
の記載に同じ基を用いることができる。
【0021】R1d, R2, R8で示される「置換されていて
もよいC3−8シクロアルキル基」、R1b, R1cで示され
る「置換されたC3−8シクロアルキル基」およびRで
示される「C3−8シクロアルキル基」のC3−8シク
ロアルキル基としては、例えばシクロプロピル、シクロ
ブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプ
チル、シクロオクチル等が用いられる。
【0022】R2で示される「置換されていてもよいC
1−6アルキル基」およびRで示される「C1−6アルキ
ル基」のC1−6アルキル基としては、直鎖状又は分枝
鎖状のC 1−6アルキル基であり、特に限定されない
が、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブ
チル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1
−メチルプロピル、n−ヘキシル等が用いられ、好まし
くはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルであ
る。
【0023】Ta, R3, R4, R5, R6, R7, R3aで示される
「C1−4アルキル基」およびR1cにおける「置換され
たC6−10アリール基および置換されたC3−8シク
ロアルキル基」の置換基としての「C1−4アルキル
基」としては、直鎖状又は分枝鎖状のC1−4アルキル
基であり、特に限定されないが、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル等が用いられ、好ま
しくはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピルで
ある。
【0024】R3, R4, R5, R6, R7, R3aで示される「C
1−4アルコキシ基」およびR1cにおける「置換された
6−10アリール基および置換されたC3−8シクロ
アルキル基」の置換基としての「C1−4アルコキシ
基」としては、直鎖状又は分枝鎖状のC1−4アルコキ
シ基であり、特に限定されないが、例えばメトキシ、エ
トキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキ
シ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ等
が用いられ、好ましくはメトキシ、エトキシ、n−プロ
ポキシ、イソプロポキシである。
【0025】R3, R4, R5, R6, R7, R3aで示される「C
1−4アルコキシ−カルボニル基」およびR1cにおける
「置換されたC6−10アリール基および置換されたC
3− シクロアルキル基」の置換基としての「C1−4
アルコキシ−カルボニル基」としては、例えばメトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニ
ル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、t
ert−ブトキシカルボニル等を用いることができ、中で
もメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキ
シカルボニル等が好ましい。
【0026】R3, R4, R5, R6, R7で示される「C1−4
アルキレンジオキシ基」およびR1cにおける「置換され
たC6−10アリール基および置換されたC3−8シク
ロアルキル基」の置換基としての「C1−4アルキレン
ジオキシ基」としては、隣接した基(または原子)とい
っしょになって構成され、例えばメチレンジオキシ、エ
チレンジオキシ、プロピレンジオキシ、ブチレンジオキ
シ等を用いることができ、中でもメチレンジオキシ、エ
チレンジオキシが好ましい。R3, R4, R5, R6, R7, R3a
で示される「ハロゲン原子」およびR1cにおける「置換
されたC6−10アリール基および置換されたC3−8
シクロアルキル基」の置換基としての「ハロゲン原子」
としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子などを用いることができ、好ましくは塩素原子、臭素
原子等である。
【0027】W1, W2, W3, W4で示される「置換されてい
てもよい2価の脂肪族炭化水素基」の2価の脂肪族炭化
水素基としては、例えば脂肪族鎖式炭化水素基、脂環式
炭化水素基等から水素原子を1個除いて誘導される2価
の基が用いられる。具体的には例えばアルキル基、アル
ケニル基、アルキニル基等の直鎖状又は分枝鎖状の脂肪
族炭化水素基およびシクロアルキル基、シクロアルケニ
ル基、シクロアルカンジエニル基等の飽和又は不飽和の
脂環式炭化水素基等から水素原子を1個除いて誘導され
る2価の基を用いることができ、例えば、メチレン、エ
チレン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレ
ン、ヘキサメチレン、メチルエチレン、エチルエチレン、
プロピレン等のアルキレン基であり、好ましくはC
1−6アルキレン基であり;ビニレン、プロペニレン、
ブテニレン、ペンテニレン、メチルビニレン等のアルケ
ニレン基であり、好ましくはC1−6アルケニレン基で
あり;エテニレン、プロピニレン、ブチニレン、ペンチ
ニレン、メチルエテニレン等のアルキニレン基であり、
好ましくはC1−6アルキニレン基であり;シクロプロ
ピレン、シクロブチレン、シクロペンチレン、シクロヘ
キシレン等のシクロアルキレン基であり、好ましくはC
3−8シクロアルキレン基であり;シクロプロペニレ
ン、シクロブテニレン、シクロペンテニレン等のシクロ
アルケニレン基であり、好ましくはC3−8シクロアル
ケニレン基等が用いられる。特に好ましくはメチレン、
エチレン、トリメチレンなどのC1−6アルキレン基、
ビニレン、プロペニレン、ブテニレン等のアルケニレン
基である。
【0028】Tで示される「置換されていてもよく、1
以上のヘテロ原子を有していてもよい2価の脂肪族炭化
水素基」の1以上のヘテロ原子を有していてもよい2価
の脂肪族炭化水素基としては、酸素原子、硫黄原子及び
窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種(好ま
しくは1ないし2種)を1個以上有していてもよい、前
記「2価の脂肪族炭化水素基」を用いることができる。
具体的には例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基等の直鎖状又は分枝鎖状の脂肪族炭化水素基および
シクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカ
ンジエニル基等の飽和又は不飽和の脂環式炭化水素基等
から水素原子を1個除いて誘導される、1以上のヘテロ
原子を有していてもよい、2価の基を用いることがで
き、例えば、-CH2O-, -OCH2-, -CH=CHO-, -CHOCH2-, -C
H2CH2OCH2-, -CH(CH3)CH2O-, -CH2CH(CH3)O-, -OCH2O-,
-OCH2CH2O-, -SCH2CH2O-, -OCH2CH2S-, -SCH2CH2S-, -
OCH2CH2CH2O-, -CH2OCH2CH2-, -CH2S-, -SCH2-, -CH=CH
S-, -CHSCH2-, -CH2CH2SCH2-, -CH(CH3)CH2S-, -CH2CH
(CH3)S-, -SCH2O-,-CH2SCH2CH2-, -CH2NH-, -NHCH2-,-C
HNHCH2-, -CH2CH2NHCH2-, -CH(CH3)CH2NH-, -CH2CH(C
H3)NH-, -NHCH2O-,-CH2NHCH2CH2-, -CH2N(CH3)-, -CHN
(CH3)CH2-, -CH2CH2N(CH3)CH2-, -CH(CH3)CH2N(CH 3)-,
-CH2CH(CH3)N(CH3)-, -N(CH3)CH2O-,-CH2N(CH3)CH2CH
2-, -CH2N(C2H5)-, -CHN(C2H5)CH2-, -CH2CH2N(C2H5)CH
2-, -CH(CH3)CH2N(C2H5)-, -CH=CHN(C2H5)-,-CH2CH(C
H3)N(C2H5)-, -CH=C(CH3)N(C2H5)-, -N(C2H5)CH2O-,-CH
2N(C2H5)CH2CH2-, -N(CH3)CH2S-, -N(C2H5)CH2S-等を用
いることができるが、これらに限定されない。好ましく
は-CH2O-, -OCH2-, -CH=CHO-, -CHOCH2-, -CH2CH2OCH
2-, -CH(CH 3)CH2O-, -CH2CH(CH3)O-, -OCH2O-, -OCH2CH
2O-, -SCH2CH2O-, -OCH2CH2S-, -SCH2CH2S-, -OCH2CH2C
H2O-, -CH2OCH2CH2-等であり、より好ましくは-CH2O-,
-OCH 2-, -CH=CHO-, -CHOCH2-, -CH2CH2OCH2-, -CH(CH3)
CH2O-, -CH2CH(CH3)O-, -OCH 2O-等である。
【0029】R1, Q1, Q2, Q3, Q4, R1a, R1b, R1c,
R1d, R8で示される「置換されていてもよい複素環基」
の複素環基としては、例えば、環系を構成する原子(環
原子)として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から
選ばれたヘテロ原子1ないし3種(好ましくは1ないし
2種)を少なくとも1個(好ましくは1ないし4個、さ
らに好ましくは1ないし2個)含む芳香族複素環基、飽
和あるいは不飽和の非芳香族複素環基(脂肪族複素環
基)等が用いられ、特に限定されないが、好ましくは5
ないし22員複素環基、より好ましくは5ないし18員複素
環基、さらに好ましくは5ないし14員複素環基、さらに
より好ましくは5ないし10員複素環基、もっとも好まし
くは5ないし6員複素環基などである。「芳香族複素環
基」として具体的に例示すると、芳香族単環式複素環基
(例えばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、
イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミ
ダゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、
1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾ
リル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,
4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テト
ラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピ
ラジニル、トリアジニル等)などの5ないし6員の芳香
族単環式複素環基及び芳香族縮合複素環基(例えばベン
ゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾチエニル、イ
ンドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、ベン
ズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、1,2−ベンゾ
イソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾピラニ
ル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾトリ
アゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニル、キ
ナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナフチリ
ジニル、プリニル、ブテリジニル、カルバゾリル、α−
カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボリニル、
アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチアジニル、
フェナジニル、フェノキサチイニル、チアントレニル、
フェナトリジニル、フェナトロリニル、インドリジニ
ル、ピロロ〔1,2−〕ピリダジニル、ピラゾロ〔1,
5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−〕ピリジル、
イミダゾ〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−
〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−〕ピリミジニ
ル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリジル、1,
2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリダジニル等)など
の8〜12員の芳香族縮合複素環基(好ましくは、前記
した5ないし6員の芳香族単環式複素環基がベンゼン環
と縮合した複素環または前記した5ないし6員の芳香族
単環式複素環基の同一または異なった複素環2個が縮合
した複素環)などが用いられる。「非芳香族複素環基」
として具体的に例示すると、例えばオキシラニル、アゼ
チジニル、オキセタニル、チエタニル、ピロリジニル、
テトラヒドロフリル、チオラニル、ピペリジル、テトラ
ヒドロピラニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ピ
ペラジニル等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の飽和
あるいは不飽和(好ましくは飽和)の非芳香族複素環基
(脂肪族複素環基)などが用いられる。Qで示される
「置換されていてもよい芳香族複素環基」の芳香族複素
環基としては、例えば、環系を構成する原子(環原子)
として、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子等から選ばれ
たヘテロ原子1ないし3種(好ましくは1ないし2種)
を少なくとも1個(好ましくは1ないし4個、さらに好
ましくは1ないし2個)含む芳香族複素環基等が用いら
れ、特に限定されないが、好ましくは5ないし22員芳香
族複素環基、より好ましくは5ないし18員芳香族複素環
基、さらに好ましくは5ないし14員芳香族複素環基、さ
らにより好ましくは5ないし10員芳香族複素環基、もっ
とも好ましくは5ないし6員芳香族複素環基などである。
具体例としては、前記「置換されていてもよい複素環
基」の定義中の「芳香族複素環基」と同様な基を用いる
ことができる。
【0030】ここで、R1で示される「置換されていても
よい炭化水素基」およびR1, Q1, Q2, Q3, Q4, R1a,
R1b, R1c, R1d, R8で示される「置換されていてもよい
複素環基」の置換基としては、必要により有機化学合成
の常法により保護されていてもよく特に制限はないが、
例えば(i)置換されていてもよいアルキル基、(ii)置換
されていてもよいアルケニル基、(iii)置換されていて
もよいアルキニル基、(iv)置換されていてもよいアリー
ル基、(v)置換されていてもよいアラルキル基、(vi)置
換されていてもよいシクロアルキル基、(vii)置換され
ていてもよいシクロアルケニル基、(viii)置換されてい
てもよい複素環基、(ix)置換されていてもよいアミノ
基、(x)置換されていてもよいイミドイル基(例えば、
式−C(U’)=N−U[式中、UおよびU’はそれぞ
れ同一または異なって水素原子又は置換基を示す(Uは
好ましくは水素原子を示す)]で表される基等)、(xi)
置換されていてもよいアミジノ基(例えば、式−C(N
E’E’’)=N−E[式中、E,E’およびE’’は
それぞれ同一または異なって水素原子又は置換基を示す
(Eは好ましくは水素原子を示す)]で表される基
等)、(xii)置換されていてもよい水酸基、(xiii)置換
されていてもよいチオール基、(xiv)置換されていても
よいアルキルスルフィニル基、(xv)エステル化もしくは
アミド化されていてもよいカルボキシル基、(xvi)置換
されていてもよいチオカルバモイル基、(xvii)置換され
ていてもよいスルファモイル基、(xviii)ハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素等、好ましくは塩
素、臭素等)、(xix)シアノ基、(xx)イソシアノ基、(xx
i)シアネート基、(xxii)イソシアネート基、(xxiii)チ
オシアネート基、(xxiv)イソチオシアネート基、(xxv)
ニトロ基、(xxvi)ニトロソ基、(xxvii)スルホン酸由来
のアシル基、(xxviii)カルボン酸由来のアシル基、(xxi
x)オキソ基等が用いられ、これらの任意の置換基は置換
可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3個)
置換していてもよい。
【0031】前記置換基としての「置換されていてもよ
いアルキル基」におけるアルキル基としては、例えばメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペ
ンチル、イソペンチル、ネオペンチル、1−メチルプロ
ピル、n−ヘキシル、イソヘキシル、1,1−ジメチル
ブチル、2,2−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチ
ル、3,3−ジメチルプロピル等のC1−6アルキル等
を用いることができる。ここで、アルキル基の置換基と
しては、ニトロ基、カルボキシル基、低級アルコキシ基
(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ等のC1−6
ルコキシ等)、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)、低級アルキル基(例、メチル、エチ
ル、プロピル等のC1−6アルキル等)、低級アルケニ
ル基(例、ビニル、アリル等のC2− アルケニル
等)、低級アルキニル基(例、エチニル、プロパルギル
等のC2− アルキニル等)、置換されていてもよいア
ミノ基、置換されていてもよい水酸基、シアノ基、置換
されていてもよいアミジノ基、カルボキシ基、低級アル
コキシカルボニル基(例、メトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル等のC1−6アルコキシカルボニル等)、
置換されていてもよいカルバモイル基(例、5ないし6
員の単環式芳香族複素環基(例、ピリジニル等)で置換
されていてもよいC −6アルキル基またはアシル基
(例、ホルミル、C2−6アルカノイル、ベンゾイル、
ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシカルボ
ニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルス
ルホニル、ベンゼンスルホニル等)で置換されていても
よいカルバモイル基、1−アゼチジニルカルボニル、1
−ピロリジニルカルボニル、ピペリジノカルボニル、モ
ルホリノカルボニル、1−ピペラジニルカルボニル
等)、環中に1以上のヘテロ原子(窒素原子、硫黄原
子、酸素原子など)を有していてもよい脂環式炭化水素
基(例、モルノホリノ基、モルホリニル基、ピペリジノ
基、ピペリジル基、ピロリジニル基、テトラヒドロフリ
ル基、ピラゾリジニル基、ピペラジニル基、キヌクリジ
ニル基など)等を用いることができ、これらの任意の置
換基は置換可能な位置に1ないし3個置換していてもよ
い。
【0032】前記の「置換されていてもよいアルキル
基」の置換基としての「置換されていてもよいアミノ
基」、「置換されていてもよい水酸基」、および「置換
されていてもよいアミジノ基」としては、後述する「置
換されていてもよい芳香族同素または複素環」の置換基
としての「置換されていてもよいアミノ基」、「置換さ
れていてもよい水酸基」、および「置換されていてもよ
いアミジノ基」と同様なものを用いることができる。
【0033】前記置換基としての「置換されていてもよ
いアルケニル基」におけるアルケニル基としては、例え
ばビニル、アリル、イソプロペニル、2−メチルアリ
ル、1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1
−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、2−エチル
−1−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチ
ル−2−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、
3−ペンテニル、4−ペンテニル、4−メチル−3−ペ
ンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキ
セニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル等のC2−6
アルケニル等を用いることができる。ここで、アルケニ
ルの置換基としては、前記した置換基としての「置換さ
れていてもよいアルキル基」における置換基と同様な数
の同様なものを用いることができる。
【0034】前記置換基としての「置換されていてもよ
いアルキニル基」におけるアルキニル基としては、例え
ばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブ
チニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニ
ル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニ
ル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニ
ル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル等のC2−6アル
キニルを用いることができる。ここで、アルキニル基の
置換基としては、前記した置換基としての「置換されて
いてもよいアルキル基」における置換基と同様な数の同
様なものを用いることができる。
【0035】前記置換基としての「置換されていてもよ
いアリール基」におけるアリール基としては、例えばフ
ェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル、アセ
ナフチレニル等のC6−14アリール等を用いることが
できる。ここで、アリール基の置換基としては、前記し
た置換基としての「置換されていてもよいアルキル基」
における置換基と同様な数の同様なものを用いることが
できる。
【0036】前記置換基としての「置換されていてもよ
いアラルキル基」におけるアラルキル基としては、例え
ば、ベンジル、フェネチル、ナフチルメチル等のC
7−11アラルキル等を用いることができる。ここで、
アラルキル基の置換基としては前記した置換基としての
「置換されていてもよいアルキル基」における置換基と
同様な数の同様なものを用いることができる。
【0037】前記置換基としての「置換されていてもよ
いシクロアルキル基」におけるシクロアルキル基として
は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等のC3−7
クロアルキル等を用いることができる。ここで、シクロ
アルキル基の置換基としては、前記した置換基としての
「置換されていてもよいアルキル基」における置換基と
同様な数の同様なものを用いることができる。
【0038】前記置換基としての「置換されていてもよ
いシクロアルケニル基」におけるシクロアルケニル基と
しては、例えばシクロプロぺニル、シクロブテニル、シ
クロペンテニル、シクロヘキセニル等のC3−7シクロ
アルケニル等を用いることができる。ここで、置換され
ていてもよいシクロアルケニル基の置換基としては、前
記した置換基としての「置換されていてもよいアルキル
基」における置換基と同様な数の同様なものを用いるこ
とができる。
【0039】前記置換基としての「置換されていてもよ
い複素環基」における複素環基としては、例えば環系を
構成する原子(環原子)として、酸素原子、硫黄原子お
よび窒素原子等から選ばれたヘテロ原子1ないし3種
(好ましくは1ないし2種)を少なくとも1個(好まし
くは1ないし4個、さらに好ましくは1ないし2個)含
む芳香族複素環基、飽和あるいは不飽和の非芳香族複素
環基(脂肪族複素環基)等を用いることができる。ここ
で「芳香族複素環基」としては、例えばフリル、チエニ
ル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チア
ゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、
1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾ
リル、1,3,4−オキサジアゾリル、フラザニル、1,
2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、
1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、
1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピ
リダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、トリアジニル
等の5ないし6員の単環式芳香族複素環基、および例え
ばベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベンゾ〔
チエニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダ
ゾリル、ベンズインダゾリル、ベンゾオキサゾリル、
1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、
ベンゾピラニル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H
−ベンゾトリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シン
ノリニル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニ
ル、ナフチリジニル、プリニル、ブテリジニル、カルバ
ゾリル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カ
ルボリニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノ
チアジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チア
ントレニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、イ
ンドリジニル、ピロロ〔1,2−〕ピリダジニル、ピ
ラゾロ〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−
ピリジル、イミダゾ〔1,5−〕ピリジル、イミダゾ
〔1,2−〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−〕ピ
リミジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリ
ジル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−〕ピリダジニ
ル等の8〜12員の縮合多環式芳香族複素環基(好まし
くは、前記した5ないし6員の単環式芳香族複素環基が
ベンゼン環と縮合した複素環基または前記した5ないし
6員の単環式芳香族複素環基の同一または異なった複素
環2個が縮合した複素環基)、より好ましくは前記した
5ないし6員の単環式芳香族複素環基がベンゼン環と縮
合した複素環基、とりわけ好ましくはベンゾフラニル、
ベンゾピラニル、ベンゾ〔〕チエニル等)等を用いる
ことができる。
【0040】ここで「非芳香族複素環基」としては、例
えばオキシラニル、アゼチジニル、オキセタニル、チエ
タニル、ピロリジニル、テトラヒドロフリル、チオラニ
ル、ピペリジル、テトラヒドロピラニル、モルホリニ
ル、チオモルホリニル、ピペラジニル等の3〜8員(好
ましくは5〜6員)の飽和あるいは不飽和(好ましくは
飽和)の非芳香族複素環基(脂肪族複素環基)等、ある
いは1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、1,2,3,4
−テトラヒドロイソキノリル等のように前記した単環式
芳香族複素環基又は縮合多環式芳香族複素環基の一部又
は全部の二重結合が飽和した非芳香族複素環基等を用い
ることができる。置換基としての「置換されていてもよ
い複素環基」が有していてもよい置換基としては、低級
アルキル基(例、メチル、エチル、プロピル等のC
1−6アルキル等)、低級アルケニル基(例、ビニル、
アリル等のC2−6アルケニル等)、低級アルキニル基
(例、エチニル、プロパルギル等のC2−6アルキニル
等)、アシル基(例、ホルミル、アセチル、プロピオニ
ル、ピバロイル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル
等)、置換されていてもよいアミノ基、置換されていて
もよい水酸基、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等、好ましくは塩素、臭素等)、置換されて
いてもよいイミドイル基、置換されていてもよいアミジ
ノ基等を用いることができる。これらの任意の置換基は
置換可能な位置に1ないし5個(好ましくは1ないし3
個)置換していてもよい。置換基としての「置換されて
いてもよい複素環基」が有していてもよい「置換されて
いてもよいアミノ基」、「置換されていてもよい水酸
基」、「置換されていてもよいイミドイル基」、および
「置換されていてもよいアミジノ基」としては、後述す
る「置換されていてもよい芳香族同素または複素環基」
の置換基としての「置換されていてもよいアミノ基」、
「置換されていてもよい水酸基基」、「置換されていて
もよいイミドイル基」、および「置換されていてもよい
アミジノ基」と同様なものを用いることができる。
【0041】前記置換基としての「置換されていてもよ
いアミノ基」、「置換されていてもよいイミドイル
基」、「置換されていてもよいアミジノ基」、「置換さ
れていてもよい水酸基」、「置換されていてもよいチオ
ール基」、における置換基としては、例えば、ハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ハロゲ
ン化されていてもよいC1−6アルコキシ(例えばメト
キシ、エトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−
トリフルオロエトキシ、トリクロロメトキシ、2,2,
2−トリクロロエトキシ等)およびC7−11アルキル
アリール基(例えばo-トルイル、m-トルイル、p-トルイ
ル、キシリル、メシチル等、好ましくはC −5アルキ
ル-フェニル等)から選ばれた置換基で置換されていて
もよい低級アルキル基(例、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル等)、ア
シル基(C 1−6アルカノイル(例、ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、ピバロイル等)、ベンゾイル、C
1−6アルキルスルホニル(例、メタンスルホニル
等)、ベンゼンスルホニル等)、ハロゲン化されていて
もよいC1−6アルコキシカルボニル基(例、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニル、トリフルオロメトキ
シカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキシカル
ボニル、トリクロロメトキシカルボニル、2,2,2−
トリクロロエトキシカルボニル等)、フェニル基で置換
されていてもよいC1−6アルコキシカルボニル基
(例、ベンジルオキシカルボニル等)、アリール(例、
フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等のC6− 10
アリール等)、アラルキル(例、ベンジル、フェネチル
等のC7−10アラルキル、好ましくはフェニル−C
1−4アルキル等)、アリールアルケニル(例、シンナ
ミル等のC8−10アリールアルケニル、好ましくはフ
ェニル−C2− アルケニル等)、複素環基(前記置換
基としての「置換されていてもよい複素環基」における
「複素環基」と同様なもの、好ましくはピリジル、さら
に好ましくは4−ピリジル等)等を用いることができ
る。これらの任意の置換基は置換可能な位置に1ないし
3個置換していてもよい。
【0042】また、前記置換基としての「置換されてい
てもよいアミノ基」における「アミノ基」は、置換され
ていてもよいイミドイル基(例えば、C1−6アルキル
イミドイル(例、ホルミルイミドイル、アセチルイミド
イル等)、C1−6アルコキシイミドイル、C1−6
ルキルチオイミドイル、アミジノ等)、1〜2個のC
1−6アルキル基で置換されていてもよいアミノ基等で
置換されていてもよい。これらの任意の置換基は置換可
能な位置に1ないし2個置換していてもよい。また、2
個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノ基を形
成する場合もあり、この様な場合の環状アミノ基として
は、例えば1−アゼチジニル、1−ピロリジニル、ピペ
リジノ、チオモルホリノ、モルホリノ、1−ピペラジニ
ルおよび4位に低級アルキル(例、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル等のC1−6アルキル等)、アラルキル
(例、ベンジル、フェネチル等のC7−10アラルキル
等)、アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナ
フチル等のC6−10アリール等)等を有していてもよ
い1−ピペラジニル、1−ピロリル、1−イミダゾリル
等の3〜8員(好ましくは5〜6員)の環状アミノ等を
用いることができる。
【0043】前記置換基としての「置換されていてもよ
いアルキルスルフィニル基」におけるアルキルスルフィ
ニル基としては、メチルスルフィニル、エチルスルフィ
ニル、プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニ
ル、ブチルスルフィニル、イソブチルスルフィニル、se
c-ブチルスルフィニル、tert-ブチルスルフィニル、ペ
ンチルスルフィニル、ヘキシルスルフィニル等のC
1−6アルキルスルフィニルを用いることができる。こ
こでアルキルスルフィニルの置換基としては、前記した
置換基としての「置換されていてもよいアルキル」にお
ける置換基と同様な数の同様なものを用いることができ
る。
【0044】前記置換基としての「エステル化もしくは
アミド化されていてもよいカルボキシル基」としては、
カルボキシル基、アルコキシカルボニル、アリールオキ
シカルボニル、アラルキルオキシカルボニル、カルバモ
イル、N−モノ置換カルバモイルおよびN,N−ジ置換
カルバモイルを用いることができる。ここで「アルコキ
シカルボニル」としては、例えばメトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロ
ポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシ
カルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキ
シカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、イソペンチ
ルオキシカルボニル、ネオペンチルオキシカルボニル等
のC1−6アルコキシカルボニル(低級アルコキシカル
ボニル)等を用いることができ、中でもメトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル等の
1−3アルコキシカルボニル等が好ましい。該「低級
アルコキシカルボニル」は置換基を有していてもよく、
その置換基としては、水酸基、置換されていてもよいア
ミノ基[該アミノ基は、例えば1ないし5個のハロゲン
原子(例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素等)で置換さ
れていてもよい低級アルキル基(例、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert−
ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキル等、
好ましくはメチル、エチル等)、アシル基(例、ホルミ
ル、アセチル、プロピオニル、ピバロイル等のC1−6
アルカノイル、ベンゾイル等)、カルボキシル基、C
1−6アルコキシカルボニル等の1又は2個を置換基と
して有していてもよい。]、ハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素、臭素、ヨウ素等)、ニトロ基、シアノ基、1
ないし5個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等)で置換されていてもよい低級アルコキシ
基(例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ
プロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブト
キシ、tert−ブトキシ等のC1−6アルコキシ等、好ま
しくはメトキシ、エトキシ等)等を用いることができ
る。また、これらの置換基は、同一または異なって1ま
たは2ないし3個(好ましくは1または2個)置換して
いるのが好ましい。
【0045】ここで「アリールオキシカルボニル」とし
ては、例えばフェノキシカルボニル、1−ナフトキシカ
ルボニル、2−ナフトキシカルボニル、1−フェナント
キシカルボニル等のC6−14アリールオキシカルボニ
ル等が好ましい。該「アリールオキシカルボニル」は置
換基を有していてもよく、その置換基としては、前記の
置換基としての「アルコキシカルボニル」における置換
基と同様な数の同様なものを用いることができる。ここ
で「アラルキルオキシカルボニル」としては、例えばベ
ンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル
等のC7−14アラルキルオキシカルボニル等(好まし
くは、C6−10アリール−C1−4アルコキシ−カル
ボニル等)が好ましい。該「アラルキルオキシカルボニ
ル」は置換基を有していてもよく、その置換基として
は、前記の置換基としての「アルコキシカルボニル」に
おける置換基と同様な数の同様なものを用いることがで
きる。ここで「N−モノ置換カルバモイル」は窒素原子
上に1個の置換基を有するカルバモイル基を意味し、該
置換基としては、例えば低級アルキル(例、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1−6アルキ
ル等)、低級アルケニル(例、ビニル、アリル、イソプ
ロペニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル、ヘキセ
ニル等のC2− アルケニル等)、シクロアルキル
(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等のC3−6シクロアルキル等)、
アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル
等のC6−10アリール等)、アラルキル(例、ベンジ
ル、フェネチル等のC7−10アラルキル、好ましくは
フェニル−C1−4アルキル等)、アリールアルケニル
(例、シンナミル等のC8−10アリールアルケニル、
好ましくはフェニル−C2−4アルケニル等)、複素環
基(例えば前記置換基としての「置換されていてもよい
複素環基」における「複素環基」と同様のもの等)等を
用いることができる。該低級アルキル、低級アルケニ
ル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、アリール
アルケニル、複素環基は置換基を有していてもよく、そ
の置換基としては、前記の置換基としての「アルコキシ
カルボニル」における置換基と同様な数の同様なものを
用いることができる。
【0046】ここで「N,N−ジ置換カルバモイル」は
窒素原子上に2個の置換基を有するカルバモイル基を意
味し、該置換基の一方の例としては前記した置換基とし
ての「N−モノ置換カルバモイル」における置換基と同
様のものを用いることができ、他方の例としては、例え
ば低級アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル
等のC1−6アルキル等)、C3−7シクロアルキル
(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等)、C7−10アラルキル(例、
ベンジル、フェネチル等、好ましくはフェニル−C
1−4アルキル等)等を用いることができる。また、2
個の置換基が窒素原子と一緒になって環状アミノを形成
する場合もあり、この様な場合の環状アミノカルバモイ
ルとしては、例えば1−アゼチジニルカルボニル、1−
ピロリジニルカルボニル、ピペリジノカルボニル、モル
ホリノカルボニル、1−ピペラジニルカルボニルおよび
4位に低級アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキ
シル等のC1−6アルキル等)、アラルキル(例、ベン
ジル、フェネチル等のC7− 10アラルキル等)、アリ
ール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル等の
6−10アリール等)等を有していてもよい1−ピペ
ラジニルカルボニル等の3〜8員(好ましくは5〜6
員)の環状アミノカルボニル等を用いることができる。
【0047】前記置換基としての「置換されていてもよ
いチオカルバモイル基」および「置換されていてもよい
スルファモイル基」の置換基としては、前記置換基とし
ての「エステル化もしくはアミド化されていてもよいカ
ルボキシル基」における「N−モノ置換カルバモイ
ル」、「N,N−ジ置換カルバモイル」の置換基と同様
のものを用いることができる。
【0048】前記置換基としての「スルホン酸由来のア
シル」としては、例えば前記した「N−モノ置換カルバ
モイル」が窒素原子上に1個有する置換基とスルホニル
とが結合したもの等を用いることができるが、好ましく
は、メタンスルホニル、エタンスルホニル等のC1−6
アルキルスルホニル等のアシルを用いることができる。
【0049】置換基としての「カルボン酸由来のアシ
ル」としては、水素原子または前記した「N−モノ置換
カルバモイル」が窒素原子上に1個有する置換基とカル
ボニルとが結合したもの等を用いることができるが、好
ましくは、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ピバロ
イル等のC1−6アルカノイル、ベンゾイル等のアシル
を用いることができる。
【0050】Q1, Q2, Q3, Q4, R1aで示される「置換さ
れていてもよい芳香族炭化水素基」、Q, R1d, R2, R8
示される「置換されていてもよいC6−10アリール
基」およびR1b, R1cで示される「置換されたC6−10
アリール基」が有していてもよいまたは有する置換基と
しては、前記した置換基としての「置換されていてもよ
いアルキル基」における置換基と同様な数の同様なもの
を用いることができる。
【0051】Qで示される「置換されていてもよい芳香
族複素環基」が有していてもよい置換基としては、前記
した置換基としての「置換されていてもよい複素環基」
が有していてもよい置換基と同様な数の同様なものを用
いることができる。
【0052】Q1, Q2, Q3, Q4, R1aで示される「置換さ
れていてもよい脂環式炭化水素基」、R1d, R2, R8で示
される「置換されていてもよいC3−8シクロアルキル
基」およびR1b, R1cで示される「置換されたC3−8
クロアルキル基」が有していてもよいまたは有する置換
基としては、前記した置換基としての「置換されていて
もよいアルキル基」における置換基と同様な数の同様な
ものを用いることができる。
【0053】R2で示される「置換されていてもよいC
1−6アルキル基」が有していてもよい置換基として
は、前記した置換基としての「置換されていてもよいア
ルキル基」における置換基と同様な数の同様なものを用
いることができる。
【0054】X, Xa, Y, W1, W2, W3, W4で示される「置
換されていてもよい窒素原子」が有していてもよい置換
基としては、前記した置換基としての「置換されていて
もよいアミノ基」における置換基と同様なものを用いる
ことができる。
【0055】Tで示される「置換されていてもよく、1
以上のヘテロ原子を有していてもよい2価の脂肪族炭化
水素基」およびW1, W2, W3, W4で示される「置換されて
いてもよい2価の脂肪族炭化水素基」が有していてもよ
い置換基としては、前記した置換基としての「置換され
ていてもよいアルキル基」における置換基と同様な数の
同様なものを用いることができる。
【0056】R1、R1a、R1b、R1cおよびR1dにおいては、
置換されていてもよい芳香族炭化水素基または置換され
ていてもよい複素環基等が好ましく、特に好ましくは置
換されていてもよいフェニル基である。R3〜R7は、同一
又は異なって、水素原子またはハロゲン原子で置換され
ていても良いC1-6アルコキシ基が好ましい。T、Taおよ
びTbは単結合、メチレン基、エチレン基、またはビニレ
ン基等が好ましい。X、XaおよびXbは置換されていても
よい窒素原子が好ましい。Y、YaおよびYbは窒素原子が
好ましい。Z、ZaおよびZbは窒素原子が好ましい。W、
Wa、Wb、W1、W2、W3、W4、W1a、W2a、W3aおよびW4aは、
単結合、メチレン、酸素原子等が好ましい。Q、Q1
Q2、Q3およびQ4はハロゲン原子または置換されていても
よい芳香族炭化水素基または置換されていてもよい複素
環基等が好ましく、特に好ましくは、ハロゲン原子また
はそれぞれ置換基を有していてもよいフェニル基、ナフ
チル基、フリル基、チエニル基、ベンゾフリル基等が用
いられる。また、この場合の置換基としてはフッ素原
子、塩素原子または臭素原子などのハロゲン原子が好ま
しい。Xが置換されていてもよい窒素原子でありかつY=Z
=窒素原子である化合物が好ましい。Xが置換されていて
もよい窒素原子でありかつY=Za=窒素原子である化合物
が好ましい。Xaが置換されていてもよい窒素原子であり
かつYa=Za=窒素原子である化合物が好ましい。
【0057】一般式(IX)において、Wが単結合を表す
場合は
【化21】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩を表し、一般式(X)において、W
が単結合を表す場合は
【化22】
【0058】〔式中、各記号は前記定義と同意義であ
る。〕で表される化合物またはその塩を表す。また、
一般式(IX)において、TおよびWが単結合を表す場
合は
【化23】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩を表し、一般式(X)において、T
およびWが単結合を表す場合は
【化24】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩を表す。本願においては、特にこ
れらの(IXa)、(IXb)、(Xa)、(Xb)で表される化合物が好
ましい。
【0059】また、本願発明にかかる化合物は前記一般
式(I)〜(XI)で表される化合物が好ましいが、特に好ま
しくは次の一般式(I’)、(III’)、(V’)、(VI’)〜(X
I’)であらわされる化合物が用いられる。
【化25】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩;
【化26】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩;
【化27】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩;
【0060】
【化28】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩;
【化29】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩;
【化30】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩;
【0061】
【化31】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩;
【化32】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩;
【化33】 〔式中、各記号は前記定義と同意義である。〕で表され
る化合物またはその塩等である。
【0062】本発明において一般式(I)〜(XI)およ
び(I’)、(III’)、(V’)、(VI’)〜(XI’)などで表わ
される化合物は、塩を形成していてもよく、その塩は薬
理学的に許容される塩が好ましく、例えば無機塩基との
塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩
基性または酸性アミノ酸との塩などが用いられる。無機
塩基との塩の好適な例としては、例えばナトリウム塩、
カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグ
ネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;アルミニウム
塩;アンモニウム塩などが用いられる。有機塩基との塩
の好適な例としては、例えばトリメチルアミン、トリエ
チルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、
ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロ
ヘキシルアミン、N,N'-ジベンジルエチレンジアミン
などとの塩が用いられる。無機酸との塩の好適な例とし
ては、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸な
どとの塩が用いられる。有機酸との塩の好適な例として
は、例えばギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール
酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク
酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸、p-トルエンスルホン酸などとの塩が用いられる。塩
基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアルギ
ニン、リジン、オルニチンなどとの塩が用いられ、酸性
アミノ酸との塩の好適な例としては、例えばアスパラギ
ン酸、グルタミン酸などとの塩が用いられる。
【0063】また、本発明化合物が不斉炭素を有する場
合、光学異性体が生ずるが、この異性体が単独の場合
も、それらの混合物の場合も本発明に含まれる。尚、本
発明化合物またはその塩は水和物であってもよく、非水
和物であってもよい。さらに、本発明化合物は同位元素
(例、3H、14C等)などで標識されていてもよい。
【0064】本発明にかかる化合物(I)等は自体公知
の方法により製造することができるが、例えば以下に示
される方法等によって製造される。原料化合物および合
成中間体は、遊離体のほか化合物(I)等と同様の塩と
して用いてもよく(該塩としては、例えば化合物(I)
等の塩と同様のものなどが挙げられる。)、また反応混
合液のまま、あるいは公知の手段に従って単離した後に
反応に供してもよい。化合物(IVa-c)は、J.Me
d.Chem.(ジャーナル オブ メディシナルケミ
ストリー)28巻、717−727頁(1985年)に
記載の方法またはこれに準ずる方法により得ることがで
きる。
【0065】製造法1 製造法1a
【0066】
【化34】 〔式中、各記号は前記定義と同意義を、Ybは酸素原子ま
たは硫黄原子を、Halはハロゲン原子を、Pdはパラジウ
ム触媒をそれぞれ示す。〕
【0067】製造法1b
【化35】 〔式中、各記号は前記定義と同意義を、Xbは酸素原子ま
たは硫黄原子をそれぞれ示す。〕
【0068】(製造法1a)市販され入手可能な化合物
(IIa)を、通常もちいられるニトロ基の還元条件に付
す。還元条件としては、例えば、鉄粉と適当な酸、例え
ば塩酸との組み合わせ、あるいはパラジウム触媒存在下
水素添加する接触還元などの方法が挙げられる。反応は
適当な溶媒中、例えばエタノール中で行われることが一
般的である。反応温度は0℃から100℃の範囲で行う
ことができる。反応時間は通常30分間から8時間を要す
る。鉄を用いる条件では、エタノール中80℃で数時間
が望ましい。得られた化合物(IIIa)を、適当な縮合条件
下、カルボン酸化合物R1COOHと脱水縮合して化合物(IV
a)が得られる。適当な縮合条件とは、例えば、ポリりん
酸エステル(PPE)中攪拌しながら加熱する、あるい
はメタンスルホン酸中適当な量の五酸化二りんを加え加
熱攪拌する、あるいはオキシ塩化りん中攪拌しながら加
熱する方法が挙げられる。反応温度は、いずれも室温か
ら180℃、好ましくは100℃から140℃で行うこ
とができる。反応時間は1時間から12時間である。化
合物(IVa)を、反応に影響を与えない溶媒、例えばトル
エン、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどに溶
解させ、適当な塩基存在下、適当な触媒、例えばテトラ
キストリフェニルホスフィンパラジウムなどのパラジウ
ム触媒を加え、不活性ガス雰囲気下、適当な有機ほう酸
化合物Q-B(OH)2と加熱攪拌すると、(Ia)化合物が得られ
る。反応温度は、いずれも室温から約100℃で行うこ
とができる。反応時間は1時間から12時間である。有
機ほう酸化合物Q-B(OH)2は、当量からやや過剰量が望ま
しい。「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化タリウムな
どの無機塩基、あるいはトリエチルアミン、ピリジンな
どの有機塩基が用いられる。該「塩基」の使用量は、化
合物(IVa)1モルに対し、約2モル〜20モル、好まし
くは、約5モル〜12モルである。(製造法1b)同様
にして化合物(Ib)も、化合物(IIb)より、製造すること
ができる。
【0069】製造法2 製造法2a
【0070】
【化36】 〔式中、各記号は前記定義と同意義を、WbはNH、酸素原
子または硫黄原子をそれぞれ示す。〕
【0071】製造法2b
【化37】 〔式中、各記号は前記定義と同意義をそれぞれ示す。〕
【0072】(製造法2a)製造法1で得られる化合物
(IVa)を、反応に影響を与えない溶媒、例えば、エーテ
ル類(例、エチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエ
タン、テトラヒドロフランなど)、芳香族炭化水素類
(例、ベンゼン、トルエンなど)、アミド類(例、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)、ハロ
ゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタン
など)等に溶解させ、塩基性条件下、必要に応じて適当
な触媒、例えばよう化銅や酸化銅などの銅イオン触媒を
加え、求核性のある試薬HWbQと加熱攪拌すると、(Ia’)
化合物が得られる。反応温度は、いずれも室温から約1
00℃で行うことができる。反応時間は1時間から12
時間である。求核性のある試薬HWbQは、当量からやや過
剰量が望ましい。「塩基」としては、例えば、炭酸ナト
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
タリウムなどの無機塩基、あるいはトリエチルアミン、
ピリジンなどの有機塩基が用いられる。該「塩基」の使
用量は、化合物(IVa)1モルに対し、約2モル〜20モ
ル、好ましくは、約5モル〜12モルである。(製造法
2b)同様にして製造法1bで得られる化合物(IVb)か
ら化合物(Ib’)が得られる。
【0073】製造法3
【化38】 〔式中、各記号は前記定義と同意義をそれぞれ示す。〕
【0074】市販され入手可能な化合物(IIc)を、通
常もちいられるニトロ基の還元条件に付す。還元条件と
しては、例えば、鉄粉と適当な酸、例えば塩酸との組み
合わせ、あるいはパラジウム触媒存在下水素添加する接
触還元などの方法が挙げられる。反応は適当な溶媒中、
例えばエタノール中で行われることが一般的である。反
応温度は0℃から約100℃の範囲で行うことができ
る。反応時間は通常30分間から8時間を要する。鉄を用
いる条件では、エタノール中80℃で数時間が望まし
い。得られた化合物(IIIc)を、適当な縮合条件下、カル
ボン酸化合物R1COOHと脱水縮合して化合物(IVc)が得ら
れる。適当な縮合条件とは、例えば、ポリりん酸エステ
ル(PPE)中攪拌しながら加熱する、あるいはメタン
スルホン酸中適当な量の五酸化二りんを加え加熱攪拌す
る、あるいはオキシ塩化りん中攪拌しながら加熱する方
法が挙げられる。反応温度は、いずれも室温から180
℃、好ましくは100℃から140℃で行うことができ
る。反応時間は1時間から12時間である。化合物(IV
c)を、反応に影響を与えない溶媒、例えばトルエン、テ
トラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどに溶解させ、
適当な塩基存在下、適当な触媒、例えばテトラキストリ
フェニルホスフィンパラジウムなどのパラジウム触媒を
加え、不活性ガス雰囲気下、適当な有機ほう酸化合物Q-
B(OH)2と加熱攪拌すると、(Vc)化合物が得られる。反応
温度は、いずれも室温から約100℃で行うことができ
る。反応時間は1時間から12時間である。有機ほう酸
化合物Q-B(OH)2は、当量からやや過剰量が望ましい。
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化タリウムなどの無
機塩基、あるいはトリエチルアミン、ピリジンなどの有
機塩基が用いられる。該「塩基」の使用量は、化合物(I
Vc)1モルに対し、約2モル〜20モル、好ましくは、
約5モル〜12モルである。得られた化合物(Vc)を、反
応に影響を与えない溶媒、例えば、エーテル類(例、エ
チルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン、テトラ
ヒドロフランなど)、芳香族炭化水素類(例、ベンゼ
ン、トルエンなど)、アミド類(例、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドなど)、ハロゲン化炭化水
素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)等に溶
解させ、塩基性条件下、ハロゲン化物R2-Halと反応させ
ることにより、化合物(Ic)が得られる。「塩基」とし
ては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化タリウム、水素化ナトリウムな
どの無機塩基、あるいはトリエチルアミン、ピリジン、
2-tert-ブチルイミノ-2-ジエチルアミノ-1,3-ジメチル
ペルヒドロ-1,3,2-ジアザホスホリン(BEMP)、BEMP樹
脂などの有機塩基、が用いられる。該「塩基」の使用量
は、化合物(Vc)1モルに対し、約1モル〜10モル、
好ましくは、約1モル〜3モルである。ハロゲン化物R2
-Halの使用量は、化合物(Vc)1モルに対し、約1モル
〜10モル、好ましくは、約1モル〜2モルである。反
応温度は、0℃〜100℃、好ましくは室温〜50℃で
行うことができる。反応時間は1時間〜24時間であ
る。
【0075】製造法4
【化39】 〔式中、各記号は前記定義と同意義をそれぞれ示す。〕
【0076】製造法(3)で得られる化合物(IVc)を、
反応に影響を与えない溶媒、例えば、エーテル類(例、
エチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン、テト
ラヒドロフランなど)、芳香族炭化水素類(例、ベンゼ
ン、トルエンなど)、アミド類(例、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドなど)、ハロゲン化炭化水
素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)等に溶
解させ、塩基性条件下、必要に応じて適当な触媒、例え
ばよう化銅や酸化銅などの銅イオン触媒を加え、求核性
のある試薬HWbQと加熱攪拌すると、(Vc’)化合物が得ら
れる。反応温度は、いずれも室温から約100℃で行う
ことができる。反応時間は1時間から12時間である。
求核性のある試薬HWbQは、当量からやや過剰量が望まし
い。「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸
水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化タリウムなど
の無機塩基、あるいはトリエチルアミン、ピリジンなど
の有機塩基が用いられる。該「塩基」の使用量は、化合
物(IVc)1モルに対し、約2モル〜20モル、好ましく
は、約5モル〜12モルである。得られた化合物(Vc’)
を、反応に影響を与えない溶媒、例えば、エーテル類
(例、エチルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタ
ン、テトラヒドロフランなど)、芳香族炭化水素類
(例、ベンゼン、トルエンなど)、アミド類(例、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミドなど)、ハロ
ゲン化炭化水素類(例、クロロホルム、ジクロロメタン
など)等に溶解させ、塩基性条件下、ハロゲン化物R2-H
alと反応させることにより、化合物(Id)が得られる。
「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化タリウム、水素化
ナトリウムなどの無機塩基、あるいはトリエチルアミ
ン、ピリジン、2-tert-ブチルイミノ-2-ジエチルアミノ
-1,3-ジメチルペルヒドロ-1,3,2-ジアザホスホリン(BE
MP)、BEMP樹脂などの有機塩基、が用いられる。該「塩
基」の使用量は、化合物(Vc’)1モルに対し、約1モ
ル〜10モル、好ましくは、約1モル〜3モルである。
ハロゲン化物R2-Halの使用量は、化合物(Vc’)1モル
に対し、約1モル〜10モル、好ましくは、約1モル〜
2モルである。反応温度は、0℃〜100℃、好ましく
は室温〜50℃で行うことができる。反応時間は1時間
〜24時間である。
【0077】製造法5
【化40】 〔式中、各記号は前記定義と同意義をそれぞれ示す。〕
【0078】市販され入手可能な化合物(IIc)を、反
応に影響を与えない溶媒、例えばトルエン、テトラヒド
ロフラン、ジメトキシエタンなどに溶解させ、適当な塩
基存在下、適当な触媒、例えばテトラキストリフェニル
ホスフィンパラジウムなどのパラジウム触媒を加え、不
活性ガス雰囲気下、適当な有機ほう酸化合物Q-B(OH)2
加熱攪拌すると、(IIIe)化合物が得られる。反応温度
は、いずれも室温から約100℃で行うことができる。
反応時間は1時間から12時間である。有機ほう酸化合
物Q-B(OH)2は、当量からやや過剰量が望ましい。「塩
基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、水酸化タリウムなどの無機塩
基、あるいはトリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩
基が用いられる。該「塩基」の使用量は、化合物(II
c)1モルに対し、約2モル〜20モル、好ましくは、
約5モル〜12モルである。得られた化合物(IIIe)を、
通常もちいられるニトロ基の還元条件に付す。還元条件
としては、例えば、鉄粉と適当な酸、例えば塩酸との組
み合わせ、あるいはパラジウム触媒存在下水素添加する
接触還元などの方法が挙げられる。反応は適当な溶媒
中、例えばエタノール中で行われることが一般的であ
る。反応温度は0℃から約100℃の範囲で行うことが
できる。反応時間は通常30分間から8時間を要する。鉄
を用いる条件では、エタノール中80℃で数時間が望ま
しい。得られた化合物(IVe)を、適当な縮合条件下、カ
ルボン酸化合物R1COOHと脱水縮合して化合物(Ie)が得ら
れる。適当な縮合条件とは、例えば、ポリりん酸エステ
ル(PPE)中攪拌しながら加熱する、あるいはメタン
スルホン酸中適当な量の五酸化二りんを加え加熱攪拌す
る、あるいはオキシ塩化りん中攪拌しながら加熱する方
法が挙げられる。反応温度は、いずれも室温から180
℃、好ましくは100℃から140℃で行うことができ
る。反応時間は1時間から12時間である。
【0079】製造法6
【化41】 〔式中、各記号は前記定義と同意義をそれぞれ示す。〕
【0080】市販され入手可能な化合物(IIc)を、反
応に影響を与えない溶媒、例えば、エーテル類(例、エ
チルエーテル、ジオキサン、ジメトキシエタン、テトラ
ヒドロフランなど)、芳香族炭化水素類(例、ベンゼ
ン、トルエンなど)、アミド類(例、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドなど)、ハロゲン化炭化水
素類(例、クロロホルム、ジクロロメタンなど)等に溶
解させ、塩基性条件下、必要に応じて適当な触媒、例え
ばよう化銅や酸化銅などの銅イオン触媒を加え、求核性
のある試薬HWbQと加熱攪拌すると、(IIIe’)化合物が得
られる。反応温度は、いずれも室温から約100℃で行
うことができる。反応時間は1時間から12時間であ
る。求核性のある試薬HWbQは、当量からやや過剰量が望
ましい。「塩基」としては、例えば、炭酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化タリウ
ムなどの無機塩基、あるいはトリエチルアミン、ピリジ
ンなどの有機塩基が用いられる。該「塩基」の使用量
は、化合物(IIc)1モルに対し、約2モル〜20モル、
好ましくは、約5モル〜12モルである。得られた化合
物(IIIe’)を、通常もちいられるニトロ基の還元条件に
付す。還元条件としては、例えば、鉄粉と適当な酸、例
えば塩酸との組み合わせ、あるいはパラジウム触媒存在
下水素添加する接触還元などの方法が挙げられる。反応
は適当な溶媒中、例えばエタノール中で行われることが
一般的である。反応温度は0℃から約100℃の範囲で
行うことができる。反応時間は通常30分間から8時間を
要する。鉄を用いる条件では、エタノール中80℃で数
時間が望ましい。得られた化合物(IVe’)を、適当な縮
合条件下、カルボン酸化合物R1COOHと脱水縮合して化合
物(Ie’)が得られる。適当な縮合条件とは、例えば、ポ
リりん酸エステル(PPE)中攪拌しながら加熱する、
あるいはメタンスルホン酸中適当な量の五酸化二りんを
加え加熱攪拌する、あるいはオキシ塩化りん中攪拌しな
がら加熱する方法が挙げられる。反応温度は、いずれも
室温から180℃、好ましくは100℃から140℃で
行うことができる。反応時間は1時間から12時間であ
る。
【0081】前記目的化合物が光学活性体の混合物とし
て得られる場合には、自体公知の光学分割手段により目
的とする(R)体または(S)体に分離することができ
る。具体的には例えば、光学活性カラム(例、CHIR
ALPAK AD、ダイセル化学工業製)を用いること
により効率よく光学分割することができる。また、光学
活性な酸とのジアステレオマー塩を生成させ、溶解度の
差を利用して所望の光学活性体を分離することができ
る。本発明の化合物が、遊離の状態で得られる場合に
は、常法に従って塩に変換してもよく、また塩として得
られる場合には、常法に従って遊離体または他の塩に変
換することもできる。かくして得られる化合物およびそ
れらの光学活性体は、公知の手段例えば転溶、濃縮、溶
媒抽出、分留、結晶化、再結晶、クロマトグラフィー等
により反応溶液から単離、精製することができる。
【0082】また、前記各反応において、反応に供され
る化合物またはその塩において、反応に関与しないアミ
ノ基、カルボキシル基、水酸基に対して、保護基を用い
てもよく、保護基の付加、除去は公知の手段により行う
ことができる。また、保護基の除去方法としては、それ
自体公知またはそれに準じた方法が用いられるが、例え
ば酸、塩基、還元、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒド
ラジン、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テ
トラブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウム等
で処理する方法が用いられる。
【0083】化合物(I)等またはその塩(以下、化合
物(I)等と略記する)のプロドラッグとは、生体内に
おける生理条件下で酵素や胃酸等による反応により化合
物(I)等に変換する化合物、即ち酵素的に酸化、還
元、加水分解等を起こして化合物(I)等に変化する化
合物、胃酸等により加水分解等を起こして化合物(I)
等に変化する化合物をいう。化合物(I)等のプロドラ
ッグとしては、化合物(I)等のアミノ基(窒素)がア
シル化、アルキル化、りん酸化された化合物(例、化合
物(I)等のアミノ基(窒素)がエイコサノイル化、ア
ラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メト
キシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジ
ルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、tert−ブチル
化された化合物等);化合物(I)等の水酸基がアシル
化、アルキル化、りん酸化、ほう酸化された化合物
(例、化合物(I)等の水酸基がアセチル化、パルミト
イル化、プロパノイル化、ピバロイル化、スクシニル
化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカ
ルボニル化された化合物等);化合物(I)等のカルボ
キシル基がエステル化、アミド化された化合物(例、化
合物(I)等のカルボキシル基がエチルエステル化、フ
ェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメ
チルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチル
エステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル
化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ
−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル
化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル
化、メチルアミド化された化合物等);等が用いられ
る。これらの化合物は自体公知の方法によって化合物
(I)等から製造することができる。
【0084】また、化合物(I)等のプロドラッグは、
広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計
163頁から198頁に記載されているような生理的条
件で化合物(I)等に変化するものであってもよい。ま
た、化合物(I)等のプロドラッグは水和物および非水
和物のいずれであってもよい。さらに、分子内に1ない
しそれより多い不斉炭素を有するが、これら不斉炭素に
関しR配置、S配置のいずれの化合物も本発明に包含さ
れる。
【0085】本発明かかる化合物(I)等もしくはその
塩またはそのプロドラッグ(以下、本発明の化合物また
は本発明にかかる化合物と略記する場合がある)は、チ
ロシンキナーゼを阻害する作用を有し、哺乳動物におけ
るチロシンキナーゼに依存する疾患の予防または治療に
用いることができる。チロシンキナーゼに依存する疾患
には、異常なチロシンキナーゼ酵素活性による細胞増殖
亢進性の疾患が含まれる。さらに、本発明の化合物は、
HER2チロシンキナーゼを特異的に阻害するため、H
ER2を発現している癌の増殖を抑制する治療剤とし
て、また、ホルモン依存性癌のホルモン非依存性癌への
移行を防ぐ予防剤としても有用である。また本願におい
て、チロシンキナーゼを阻害するとは、チロシンキナー
ゼのアンタゴニストとして直接酵素に作用してその活性
を阻害すること、また間接的に、例えばチロシンキナー
ゼの蛋白量を減らしたり、酵素活性を低下させるなどの
作用により結果としてチロシンキナーゼを阻害すること
をも含む。
【0086】即ち、本発明の化合物は、種々の癌(なか
でも乳癌、前立腺癌、膵癌、胃癌、肺癌、結腸癌、直腸
癌、食道癌、十二指腸癌、舌癌、咽頭癌、脳腫瘍、神経
鞘腫、非小細胞肺癌、肺小細胞癌、肝臓癌、腎臓癌、胆
管癌、子宮体癌、子宮頸癌、卵巣癌、膀胱癌、皮膚癌、
血管腫、悪性リンパ腫、悪性黒色腫、甲状腺癌、骨腫
瘍、血管線維腫、網膜肉腫、陰茎癌、小児固形癌、カポ
ジ肉腫、AIDSに起因するカポジ肉腫、上顎洞腫瘍、
線維性組織球腫、平滑筋肉腫、横紋筋肉腫、白血病な
ど)、アテローム性動脈硬化症、血管新生(例、固形癌
および肉腫の成長にともなう血管新生、腫瘍の転移にと
もなう血管新生、および糖尿病性網膜症にともなう血管
新生など)、ウイルス性疾患(HIV感染など)などの
異常な細胞増殖による疾患に対する安全な予防または治
療剤として用いることができる。
【0087】チロシンキナーゼ依存性疾患にはさらに、
異常なチロシンキナーゼ酵素活性に関連する心臓血管疾
患が含まれる。従って本発明の化合物は、再狭窄のよう
な心臓血管疾患に対する予防または治療剤として用いる
こともできる。本発明の化合物は、癌、特に乳癌、前立
腺癌、膵癌、胃癌、肺癌、結腸癌、大腸癌などの予防・
治療のための抗癌剤として有用である。本発明の化合物
は、毒性が低く、そのまま医薬として、または自体公知
の薬学的に許容しうる担体などと混合して哺乳動物
(例、ヒト、ウマ、ウシ、犬、猫、ラット、マウス、ウ
サギ、ブタ、サル等)に対して医薬組成物として用いる
ことができる。医薬組成物の中に本発明の化合物ととも
に他の活性成分、例えば後記のホルモン療法剤、抗癌剤
(例えば、化学療法剤、免疫療法剤、または細胞増殖因
子ならびにその受容体の作用を阻害する薬剤など)など
を含有させてもよい。
【0088】本発明の化合物を医薬として、ヒト等の哺
乳動物に投与するにあたって、投与方法は通常例えば錠
剤、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを
含む)、散剤、顆粒剤などとして経口的、あるいは注射
剤、坐剤、ペレットなどとして非経口的に投与できる。
「非経口」には、静脈内、筋肉内、皮下、臓器内、鼻腔
内、皮内、点眼、脳内、直腸内、膣内および腹腔内、腫
瘍内部、腫瘍の近位などへの投与あるいは直接病巣への
投与を含む。本発明の化合物の投与量は、投与ルート、
症状等によって異なるが、例えば乳癌、前立腺癌を持つ
患者(体重40ないし80kg)に抗癌剤として経口投
与する場合、例えば1日0.5〜100mg/kg体
重、好ましくは1日1〜50mg/kg体重、さらに好
ましくは1日1〜25mg/kg体重である。この量を
1日1回または2〜3回に分けて投与することができ
る。
【0089】本発明の化合物は、薬学的に許容される担
体と配合し、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤などの固
形製剤;またはシロップ剤、注射剤などの液状製剤とし
て経口または非経口的に投与することができる。薬学的
に許容される担体としては、製剤素材として慣用されて
いる各種有機あるいは無機担体物質が用いられ、固形製
剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤
における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝
剤、無痛化剤などとして配合される。また必要に応じ
て、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤などの製剤添加
物を用いることもできる。賦形剤の好適な例としては、
例えば乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、結晶
セルロース、軽質無水ケイ酸などが用いられる。滑沢剤
の好適な例としては、例えばステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカ
などが用いられる。結合剤の好適な例としては、例えば
結晶セルロース、白糖、D-マンニトール、デキストリ
ン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ポリビニルピロリドンなどが用い
られる。崩壊剤の好適な例としては、例えばデンプン、
カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カル
ボキシメチルスターチナトリウムなどが用いられる。
【0090】溶剤の好適な例としては、例えば注射用
水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴー
ル、ゴマ油、トウモロコシ油などが用いられる。溶解補
助剤の好適な例としては、例えばポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香
酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレス
テロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、ク
エン酸ナトリウムなどが用いられる。懸濁化剤の好適な
例としては、例えばステアリルトリエタノールアミン、
ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン
酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニ
ウム、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;
例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、
カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロ
ース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水
性高分子などが用いられる。等張化剤の好適な例として
は、例えば塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニト
ールなどが用いられる。緩衝剤の好適な例としては、例
えばリン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝
液などが用いられる。無痛化剤の好適な例としては、例
えばベンジルアルコールなどが用いられる。防腐剤の好
適な例としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル
類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチ
ルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが用いら
れる。抗酸化剤の好適な例としては、例えば亜硫酸塩、
アスコルビン酸などが用いられる。
【0091】医薬組成物は、剤型、投与方法、担体等に
より異なるが、本発明の化合物を製剤全量に対して通常
0.1〜95%(w/w)含有させることにより、常法
に従って製造することができる。また、(1)本発明の
化合物の有効量を投与することと、(2)他の抗癌剤
の有効量を投与すること、ホルモン療法剤の有効量を
投与すること、および非薬剤療法から成る群から選ば
れる1〜3種とを組み合わせることにより、より効果的
に癌を予防・治療することができる。非薬剤療法として
は、例えば、手術、放射線療法、遺伝子療法、温熱療
法、凍結療法、レーザー灼熱療法などが用いられ、これ
らを2種以上組み合わせることもできる。
【0092】例えば、本発明化合物は、他のホルモン療
法剤、抗癌剤(例えば、化学療法剤、免疫療法剤、また
は細胞増殖因子ならびにその受容体の作用を阻害する薬
剤)など(以下、併用薬物と略記する)とを併用して使
用することができる。本発明の化合物は単剤として使用
しても優れた抗癌作用を示すが、さらに前記併用薬物の
一つまたは幾つかと併用(多剤併用)することによっ
て、その効果をより一層増強させることができる。該
「ホルモン療法剤」としては、例えば、ホスフェストロ
ール、ジエチルスチルベストロール、クロロトリアニセ
リン、酢酸メドロキシプロゲステロン、酢酸メゲストロ
ール、酢酸クロルマジノン、酢酸シプロテロン、ダナゾ
ール、アリルエストレノール、ゲストリノン、メパルト
リシン、ラロキシフェン、オルメロキフェン、レボルメ
ロキシフェン、抗エストロゲン(例、クエン酸タモキシ
フェン、クエン酸トレミフェンなど)、ピル製剤、メピ
チオスタン、テストロラクトン、アミノグルテチイミ
ド、LH−RHアゴニスト(例、酢酸ゴセレリン、ブセ
レリン、リュープロレリンなど)、ドロロキシフェン、
エピチオスタノール、スルホン酸エチニルエストラジオ
ール、アロマターゼ阻害薬(例、塩酸ファドロゾール、
アナストロゾール、レトロゾール、エキセメスタン、ボ
ロゾール、フォルメスタンなど)、抗アンドロゲン
(例、フルタミド、ビカルタミド、ニルタミドなど)、
5α-レダクターゼ阻害薬(例、フィナステリド、エプ
リステリドなど)、副腎皮質ホルモン系薬剤(例、デキ
サメタゾン、プレドニゾロン、ベタメタゾン、トリアム
シノロンなど)、アンドロゲン合成阻害薬(例、アビラ
テロンなど)、レチノイドおよびレチノイドの代謝を遅
らせる薬剤(例、リアロゾールなど)などが用いられ、
なかでもLH−RHアゴニスト(例、酢酸ゴセレリン、
ブセレリン、リュープロレリンなど)が好ましい。
【0093】該「化学療法剤」としては、例えばアルキ
ル化剤、代謝拮抗剤、抗癌性抗生物質、植物由来抗癌剤
などが用いられる。「アルキル化剤」としては、例え
ば、ナイトロジェンマスタード、塩酸ナイトロジェンマ
スタード−N−オキシド、クロラムブチル、シクロフォ
スファミド、イホスファミド、チオテパ、カルボコン、
トシル酸インプロスルファン、ブスルファン、塩酸ニム
スチン、ミトブロニトール、メルファラン、ダカルバジ
ン、ラニムスチン、リン酸エストラムスチンナトリウ
ム、トリエチレンメラミン、カルムスチン、ロムスチ
ン、ストレプトゾシン、ピポブロマン、エトグルシド、
カルボプラチン、シスプラチン、ミボプラチン、ネダプ
ラチン、オキサリプラチン、アルトレタミン、アンバム
スチン、塩酸ジブロスピジウム、フォテムスチン、プレ
ドニムスチン、プミテパ、リボムスチン、テモゾロミ
ド、トレオスルファン、トロフォスファミド、ジノスタ
チンスチマラマー、カルボコン、アドゼレシン、システ
ムスチン、ビゼレシンなどが用いられる。「代謝拮抗
剤」としては、例えば、メルカプトプリン、6−メルカ
プトプリンリボシド、チオイノシン、メトトレキサー
ト、エノシタビン、シタラビン、シタラビンオクフォス
ファート、塩酸アンシタビン、5−FU系薬剤(例、フ
ルオロウラシル、テガフール、UFT、ドキシフルリジ
ン、カルモフール、ガロシタビン、エミテフールな
ど)、アミノプテリン、ロイコボリンカルシウム、タブ
ロイド、ブトシン、フォリネイトカルシウム、レボフォ
リネイトカルシウム、クラドリビン、エミテフール、フ
ルダラビン、ゲムシタビン、ヒドロキシカルバミド、ペ
ントスタチン、ピリトレキシム、イドキシウリジン、ミ
トグアゾン、チアゾフリン、アンバムスチンなどが用い
られる。「抗癌性抗生物質」としては、例えば、アクチ
ノマイシンD、アクチノマイシンC、マイトマイシン
C、クロモマイシンA3、塩酸ブレオマイシン、硫酸ブ
レオマイシン、硫酸ペプロマイシン、塩酸ダウノルビシ
ン、塩酸ドキソルビシン、塩酸アクラルビシン、塩酸ピ
ラルビシン、塩酸エピルビシン、ネオカルチノスタチ
ン、ミスラマイシン、ザルコマイシン、カルチノフィリ
ン、ミトタン、塩酸ゾルビシン、塩酸ミトキサントロ
ン、塩酸イダルビシンなどが用いられる。「植物由来抗
癌剤」としては、例えば、エトポシド、リン酸エトポシ
ド、硫酸ビンブラスチン、硫酸ビンクリスチン、硫酸ビ
ンデシン、テニポシド、パクリタキセル、ドセタクセ
ル、ビノレルビンなどが用いられる。
【0094】該「免疫療法剤(BRM)」としては、例
えば、ピシバニール、クレスチン、シゾフィラン、レン
チナン、ウベニメクス、インターフェロン、インターロ
イキン、マクロファージコロニー刺激因子、顆粒球コロ
ニー刺激因子、エリスロポイエチン、リンホトキシン、
BCGワクチン、コリネバクテリウムパルブム、レバミ
ゾール、ポリサッカライドK、プロコダゾールなどが用
いられる。該「細胞増殖因子ならびにその受容体の作用
を阻害する薬剤」における、「細胞増殖因子」として
は、細胞の増殖を促進する物質であればどのようなもの
でもよく、通常、分子量が20,000以下のペプチド
で、受容体との結合により低濃度で作用が発揮される因
子が用いられ、具体的には、(1)EGF(epidermalgr
owth factor)またはそれと実質的に同一の活性を有す
る物質〔例、EGF、ハレグリン(HER2リガンド)
など〕、(2)インシュリンまたはそれと実質的に同一
の活性を有する物質〔例、インシュリン、IGF(insul
in-like growthfactor)−1、IGF−2など〕、(3)
FGF(fibroblast growth factor)またはそれと実質
的に同一の活性を有する物質〔例、酸性FGF、塩基性
FGF、KGF(keratinocyte growth factor)、 F
GF-10など〕、(4)その他の細胞増殖因子〔例、C
SF(colony stimulating factor)、EPO(erythro
poietin)、IL−2(interleukin-2)、NGF(nerve
growth factor)、PDGF(platelet-derived growth
factor)、TGFβ(transforming growth factor
β)、HGF(hepatocyte growth factor)、VEGF
(vascular endothelial growth factor)など〕などが
あげられる。該「細胞増殖因子の受容体」としては、前
記の細胞増殖因子と結合能を有する受容体であればいか
なるものであってもよく、具体的には、EGF受容体、
ハレグリン受容体(HER2)、インシュリン受容体、
IGF受容体、FGF受容体−1またはFGF受容体−
2などがあげられる。該「細胞増殖因子の作用を阻害す
る薬剤」としては、各種キナーゼの阻害剤、トラスツズ
マブ(ハーセプチン Herceptin(商標):HER2抗
体)、メシル酸イマチニブ(グリベック Gleevec(商
標))、イレッサ(Iressa(商標):ZD1839)、セツキ
シマブ(Cetuximab)などがあげられる。前記の薬剤の
他に、L−アスパラギナーゼ、アセグラトン、塩酸プロ
カルバジン、プロトポルフィリン・コバルト錯塩、水銀
ヘマトポルフィリン・ナトリウム、トポイソメラーゼ1
I阻害薬(例、イリノテカン、トポテカンなど)、トポ
イソメラーゼII阻害薬(例えば、ソブゾキサンな
ど)、分化誘導剤(例、レチノイド、ビタミンD類な
ど)、血管新生阻害薬、α−ブロッカー(例、塩酸タム
スロシンなど)なども用いることができる。前記した中
でも、併用薬としては、LH−RHアゴニスト(例、酢
酸ゴセレリン、ブセレリン、リュープロレリンなど)、
ハーセプチン(商標:抗HER2抗体)などが好まし
い。
【0095】本発明の化合物と併用薬物との併用に際し
ては、本発明の化合物と併用薬物の投与時期は限定され
ず、本発明の化合物と併用薬物とを、投与対象に対し、
同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよ
い。併用薬物の投与量は、臨床上用いられている投与量
に準ずればよく、投与対象、投与ルート、疾患、組み合
わせ等により適宜選択することができる。本発明の化合
物と併用薬物の投与形態は、特に限定されず、投与時
に、本発明の化合物と併用薬物とが組み合わされていれ
ばよい。このような投与形態としては、例えば、(1)
本発明の化合物と併用薬物とを同時に製剤化して得られ
る単一の製剤の投与、(2)本発明の化合物と併用薬物
とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経
路での同時投与、(3)本発明の化合物と併用薬物とを
別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路で
の時間差をおいての投与、(4)本発明の化合物と併用
薬物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる
投与経路での同時投与、(5)本発明の化合物と併用薬
物とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投
与経路での時間差をおいての投与(例えば、本発明の化
合物→併用薬物の順序での投与、あるいは逆の順序での
投与)などが用いられる。以下、これらの投与形態をま
とめて、本発明の併用剤と略記する。本発明の併用剤
は、毒性が低く、例えば、本発明の化合物または(およ
び)前記併用薬物を自体公知の方法に従って、薬理学的
に許容される担体と混合して医薬組成物、例えば錠剤
(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆
粒剤、カプセル剤、(ソフトカプセルを含む)、液剤、
注射剤、坐剤、徐放剤等として、経口的又は非経口的
(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投与すること
ができる。注射剤は、静脈内、筋肉内、皮下、臓器内、
鼻腔内、皮内、点眼、脳内、直腸内、膣内および腹腔
内、腫瘍内部、腫瘍の近位などへの投与あるいは直接病
巣に投与することができる。本発明の併用剤の製造に用
いられてもよい薬理学的に許容される担体としては、前
記した本発明の医薬組成物に使用されるものと同様のも
のを使用することができる。
【0096】本発明の併用剤における本発明の化合物と
併用薬物との配合比は、投与対象、投与ルート、疾患等
により適宜選択することができる。例えば、本発明の併
用剤における本発明の化合物の含有量は、製剤の形態に
よって相違するが、通常製剤全体に対して約0.01な
いし100重量%、好ましくは約0.1ないし50重量
%、さらに好ましくは約0.5ないし20重量%程度で
ある。本発明の併用剤における併用薬物の含有量は、製
剤の形態によって相違するが、通常製剤全体に対して約
0.01ないし100重量%、好ましくは約0.1ない
し50重量%、さらに好ましくは約0.5ないし20重
量%程度である。本発明の併用剤における担体等の添加
剤の含有量は、製剤の形態によって相違するが、通常製
剤全体に対して約1ないし99.99重量%、好ましく
は約10ないし90重量%程度である。また、本発明の
化合物および併用薬物をそれぞれ別々に製剤化する場合
も同様の含有量でよい。
【0097】これらの製剤は、製剤工程において通常一
般に用いられる自体公知の方法により製造することがで
きる。例えば、本発明の化合物または併用薬物は、分散
剤(例、ツイーン(Tween)80(アトラスパウダー社
製、米国)、HCO 60(日光ケミカルズ製)、ポリエチレ
ングリコール、カルボキシメチルセルロース、アルギン
酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
デキストリンなど)、安定化剤(例、アスコルビン酸、
ピロ亜硫酸ナトリウム等)、界面活性剤(例、ポリソル
ベート80、マクロゴール等)、可溶剤(例、グリセリ
ン、エタノール等)、緩衝剤(例、リン酸及びそのアル
カリ金属塩、クエン酸及びそのアルカリ金属塩等)、等
張化剤(例、塩化ナトリウム、塩化カリウム、マンニト
ール、ソルビトール、ブドウ糖等)、pH調節剤(例、
塩酸、水酸化ナトリウム等)、保存剤(例、パラオキシ
安息香酸エチル、安息香酸、メチルパラベン、プロピル
パラベン、ベンジルアルコール等)、溶解剤(例、濃グ
リセリン、メグルミン等)、溶解補助剤(例、プロピレ
ングリコール、白糖等)、無痛化剤(例、ブドウ糖、ベ
ンジルアルコール等)などと共に水性注射剤に、あるい
はオリーブ油、ゴマ油、綿実油、コーン油などの植物
油、プロピレングリコールなどの溶解補助剤に溶解、懸
濁あるいは乳化して油性注射剤に成形し、注射剤とする
ことができる。
【0098】経口投与用製剤とするには、自体公知の方
法に従い、本発明の化合物または併用薬物を例えば、賦
形剤(例、乳糖、白糖、デンプンなど)、崩壊剤(例、
デンプン、炭酸カルシウムなど)、結合剤(例、デンプ
ン、アラビアゴム、カルボキシメチルセルロース、ポリ
ビニールピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロースな
ど)又は滑沢剤(例、タルク、ステアリン酸マグネシウ
ム、ポリエチレングリコール 6000など)などを添
加して圧縮成形し、次いで必要により、味のマスキン
グ、腸溶性あるいは持続性の目的のため自体公知の方法
でコーティングすることにより経口投与製剤とすること
ができる。そのコーティング剤としては、例えば、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ポリオキシエチレングリコール、ツイーン 8
0、プルロニック F68、セルロースアセテートフタ
レート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレー
ト、ヒドロキシメチルセルロースアセテートサクシネー
ト、オイドラギット(ローム社製、ドイツ,メタアクリ
ル酸・アクリル酸共重合)および色素(例、ベンガラ,
二酸化チタン等)などが用いられる。経口投与用製剤は
速放性製剤、徐放性製剤のいずれであってもよい。
【0099】例えば、坐剤とするには、自体公知の方法
に従い、本発明の化合物または併用薬物を油性又は水性
の固状、半固状あるいは液状の坐剤とすることができ
る。前記組成物に用いる油性基剤としては、例えば、高
級脂肪酸のグリセリド〔例、カカオ脂、ウイテプゾル類
(ダイナマイトノーベル社製,ドイツ)など〕、中級脂
肪酸〔例、ミグリオール類(ダイナマイトノーベル社
製,ドイツ)など〕、あるいは植物油(例、ゴマ油、大
豆油、綿実油など)などが用いられる。また、水性基剤
としては、例えばポリエチレングリコール類、プロピレ
ングリコール、水性ゲル基剤としては、例えば天然ガム
類、セルロース誘導体、ビニール重合体、アクリル酸重
合体などが用いられる。前記徐放性製剤としては、徐放
性マイクロカプセル剤などが用いられる。徐放型マイク
ロカプセルとするには、自体公知の方法を採用できる。
本発明の化合物は、固形製剤(例、散剤、顆粒剤、錠
剤、カプセル剤)などの経口投与用製剤に成型するか、
坐剤などの直腸投与用製剤に成型するのが好ましい。特
に経口投与用製剤が好ましい。併用薬物は、薬物の種類
に応じて前記した剤形とすることができる。
【0100】以下に、本発明の化合物または併用薬物の
注射剤およびその調製について具体的に示す。注射剤およびその調製 本発明の化合物または併用薬物を水に溶解してなる注射
剤が好ましい。該注射剤には安息香酸塩又は/およびサ
リチル酸塩を含有させてもよい。該注射剤は、本発明の
化合物または併用薬物と所望により安息香酸塩又は/お
よびサリチル酸塩の双方を水に溶解することにより得ら
れる。前記安息香酸、サリチル酸の塩としては、例えば
ナトリウム,カリウムなどのアルカリ金属塩、カルシウ
ム,マグネシウムなどのアルカリ土類金属塩、アンモニ
ウム塩、メグルミン塩、その他トロメタモールなどの有
機酸塩などが用いられる。注射剤中の本発明の化合物ま
たは併用薬物の濃度は0.5〜50w/v%、好ましく
は3〜20w/v%程度である。また安息香酸塩又は/
およびサリチル酸塩の濃度は0.5〜50w/v%、好
ましくは3〜20w/v%が好ましい。
【0101】また、本剤には一般に注射剤に使用される
添加剤、例えば安定化剤(例、アスコルビン酸、ピロ亜
硫酸ナトリウム等)、界面活性剤(例、ポリソルベート
80、マクロゴール等)、可溶剤(例、グリセリン、エ
タノール等)、緩衝剤(例、リン酸及びそのアルカリ金
属塩、クエン酸及びそのアルカリ金属塩等)、等張化剤
(例、塩化ナトリウム、塩化カリウム等)、分散剤
(例、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、デキスト
リン)、pH調節剤(例、塩酸、水酸化ナトリウム
等)、保存剤(例、パラオキシ安息香酸エチル、安息香
酸等)、溶解剤(例、濃グリセリン、メグルミン等)、
溶解補助剤(例、プロピレングリコール、白糖等)、無
痛化剤(例、ブドウ糖、ベンジルアルコール等)などを
適宜配合することができる。これらの添加剤は一般に注
射剤に通常用いられる割合で配合される。注射剤はpH
調節剤の添加により2〜12好ましくは2.5〜8.0に
調整するのがよい。注射剤は本発明の化合物または併用
薬物と所望により安息香酸塩又は/およびサリチル酸塩
の双方を、また必要により前記添加剤を水に溶解するこ
とにより得られる。これらの溶解はどのような順序で行
ってもよく、従来の注射剤の製法と同様に適宜行うこと
ができる。注射用水溶液は加温するのがよく、また通常
の注射剤と同様にたとえば濾過滅菌,高圧加熱滅菌など
を行うことにより注射剤として供することができる。注
射用水溶液は、例えば100℃〜121℃の条件で5分
〜30分高圧加熱滅菌するのがよい。さらに多回分割投
与製剤として使用できるように、溶液の抗菌性を付与し
た製剤としてもよい。
【0102】保存剤、酸化防止剤、界面活性剤、増粘
剤、着色剤、pH調整剤、香味料、甘味料若しくは食味
マスキング剤などの二次成分を組成物中に含有していて
よい。適当な着色剤としては、赤色、黒色ならびに黄色
酸化鉄類およびエリス・アンド・エベラールド社のFD&
Cブルー2号ならびにFD&Cレッド40号などのFD
&C染料が用いられる。適当な香味料には、ミント、ラ
スベリー、甘草、オレンジ、レモン、グレープフルー
ツ、カラメル、バニラ、テェリーならびにグレープフレ
ーバーおよびその組合せたものが含まれる。適当なpH
調整剤は、クエン酸、酒石酸、リン酸、塩酸およびマレ
イン酸が含まれる。適当な甘味料としてはアスパルテー
ム、アセスルフェームKならびにタウマチンなどが含ま
れる。適当な食味マスキング剤としては、重炭酸ナトリ
ウム、イオン交換樹脂、シクロデキストリン包接化合
物、吸着質物質ならびにマイクロカプセル化アポモルフ
ィンが含まれる。製剤には通常約0.1〜約50重量
%、好ましくは約0.1〜約30重量%の本発明の化合
物または併用薬物を含み、約1分〜約60分の間、好ま
しくは約1分〜約15分の間、より好ましくは約2分〜
約5分の間に(水に)本発明の化合物または併用薬物の
90%以上を溶解させることが可能な製剤(舌下錠、バ
ッカルなど)や、口腔内に入れられて1ないし60秒以
内に、好ましくは1ないし30秒以内に、さらに好まし
くは1ないし10秒以内に崩壊する口腔内速崩壊剤が好
ましい。
【0103】前記賦形剤の製剤全体に対する含有量は、
約10〜約99重量%、好ましくは約30〜約90重量
%である。β−シクロデキストリン又はβ−シクロデキ
ストリン誘導体の製剤全体に対する含有量は0〜約30
重量%である。滑沢剤の製剤全体に対する含有量は、約
0.01〜約10重量%、好ましくは約1〜約5重量%
である。等張化剤の製剤全体に対する含有量は、約0.
1〜約90重量%、好ましくは、約10〜約70重量%
である。親水性担体の製剤全体に対する含有量は約0.
1〜約50重量%、好ましくは約10〜約30重量%で
ある。水分散性ポリマーの製剤全体に対する含有量は、
約0.1〜約30重量%、好ましくは約10〜約25重
量%である。安定化剤の製剤全体に対する含有量は約
0.1〜約10重量%、好ましくは約1〜約5重量%で
ある。前記製剤はさらに、着色剤、甘味剤、防腐剤など
の添加剤を必要に応じ含有していてもよい。
【0104】本発明の併用剤の投与量は、本発明の化合
物の種類、年齢、体重、症状、剤形、投与方法、投与期
間などにより異なるが、例えば、乳癌の患者(成人、体
重約60kg)一人あたり、通常、本発明の化合物およ
び併用薬物として、それぞれ1日約0.01〜約100
0mg/kg、好ましくは約0.01〜約100mg/kg、よ
り好ましくは約0.1〜約100mg/kg、とりわけ
約0.1〜約50mg/kgを、なかでも約1.5〜約
30mg/kgを1日1回から数回に分けて静脈投与され
る。もちろん、前記したように投与量は種々の条件で変
動するので、前記投与量より少ない量で十分な場合もあ
り、また範囲を超えて投与する必要のある場合もある。
併用薬物は、副作用が問題とならない範囲でどのような
量を設定することも可能である。併用薬物としての一日
投与量は、症状の程度、投与対象の年齢、性別、体重、
感受性差、投与の時期、間隔、医薬製剤の性質、調剤、
種類、有効成分の種類などによって異なり、特に限定さ
れないが、薬物の量として通常、たとえば経口投与で哺
乳動物1kg体重あたり約0.001〜2000mg、
好ましくは約0.01〜500mg、さらに好ましく
は、約0.1〜100mg程度であり、これを通常1日
1〜4回に分けて投与する。
【0105】本発明の併用剤を投与するに際しては、同
時期に投与してもよいが、併用薬物を先に投与した後、
本発明の化合物を投与してもよいし、本発明の化合物を
先に投与し、その後で併用薬物を投与してもよい。時間
差をおいて投与する場合、時間差は投与する有効成分、
剤形、投与方法により異なるが、例えば、併用薬物を先
に投与する場合、併用薬物を投与した後1分〜3日以
内、好ましくは10分〜1日以内、より好ましくは15
分〜1時間以内に本発明の化合物を投与する方法が用い
られる。本発明の化合物を先に投与する場合、本発明の
化合物を投与した後、1分〜1日以内、好ましくは10
分〜6時間以内、より好ましくは15分から1時間以内
に併用薬物を投与する方法が用いられる。好ましい投与
方法としては、例えば、経口投与製剤に製形された併用
薬物約0.001〜200mg/kgを経口投与し、約
15分後に経口投与製剤に製形された本発明の化合物
約0.005〜100mg/kgを1日量として経口投
与する。
【0106】また、本発明の医薬組成物または本発明の
併用剤を、例えば(1)手術、(2)アンジオテンシン
IIなどを用いる昇圧化学療法、(3)遺伝子療法、
(4)温熱療法、(5)凍結療法、(6)レーザー焼灼
法、(7)放射線療法などの非薬剤療法と組み合わせる
こともできる。例えば、本発明の医薬組成物または本発
明の併用剤を手術等の前または後に、あるいはこれら
2、3種を組み合わせた治療前または後に使用すること
によって、耐性発現の阻止、無病期(Disease-Free Sur
vival)の延長、癌転移あるいは再発の抑制、延命など
の効果が得られる。また、本発明の医薬組成物または本
発明の併用剤による治療と、支持療法〔(i)各種感染病
の併発に対する抗生物質(例えば、パンスポリンなどの
β−ラクタム系、クラリスロマイシンなどのマクロライ
ド系など)の投与、(ii)栄養障害改善のための高カロリ
ー輸液、アミノ酸製剤、総合ビタミン剤の投与、(iii)
疼痛緩和のためのモルヒネ投与、(iv)悪心、嘔吐、食欲
不振、下痢、白血球減少、血小板減少、ヘモグロビン濃
度低下、脱毛、肝障害、腎障害、DIC、発熱などのよ
うな副作用を改善する薬剤の投与および(v)癌の多剤耐
性を抑制するための薬剤の投与など〕を組み合わせるこ
ともできる。
【0107】前記の処置を施す前または施した後に、本
発明の医薬組成物または本発明の併用剤を経口投与(徐
放性を含む)、静脈内投与(bolus、infusion、包接体
を含む)、皮下および筋注(bolus、infusion、徐放性
を含む)、経皮、腫瘍内および近位投与によって投与す
るのが好ましい。手術等の前に本発明の医薬組成物また
は本発明の併用剤を投与する場合の時期としては、例え
ば、手術等の約30分〜24時間前に1回投与すること
もできるし、あるいは手術等の約3ヶ月〜6ヶ月前に1
〜3サイクルに分けて投与することもできる。このよう
に、手術等の前に本発明の医薬組成物または本発明の併
用剤を投与することにより、例えば癌組織を縮小させる
ことができるので、手術等がしやすくなる。手術等の後
に本発明の医薬組成物または本発明の併用剤を投与する
場合の時期としては、手術等の約30分〜24時間後
に、例えば数週間〜3ヶ月単位で反復投与することがで
きる。このように、手術等の後に本発明の医薬組成物ま
たは本発明の併用剤を投与することにより、手術等の効
果を高めることができる。
【0108】
【発明の実施の形態】以下に参考例、実施例、製剤例お
よび試験例を挙げて本発明を詳しく説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではなく本発明の範囲を逸脱
しない範囲で変化させてもよい。参考例および実施例の
カラムクロマトグラフィーにおける溶出は、TLC(Th
in Layer Chromatography, 薄層クロマトグラフィー)
による観察下に行われた。TLCの観察においては、T
LCプレートとしてメルク社製のキーゼルゲル60F
254プレートを使用し、展開溶媒としてはカラムクロマ
トグラフィーで溶出溶媒として用いられた溶媒を、検出
法としてUV検出器を採用した。カラム用シリカゲル
は、同じくメルク社製のキーゼルゲル60F254(70
〜230メッシュ)を用いた。核磁共鳴スペクトル(1
H−NMR)は内部標準としてテトラメチルシランを用
いて日本電子株式会社 JMTCO400/54 (400 MHz)型装置
(またはバリアン社Gemini-200(200MHz)型装置)で測定
し、δ値をppmで示した。実施例および参考例中の記号
は以下の意味を有する。実施例中の略号は次の意味を有
する。
【0109】参考例および実施例で用いる略号は、次の
ような意義を有する。 s :シングレット br :ブロード(幅広い) d :ダブレット t :トリプレット q :クワルテット dd :ダブルダブレット dt :ダブルトリプレット m :マルチプレット J :カップリング定数 Hz :ヘルツ DMF:N,N−ジメチルホルムアミド THF:テトラヒドロフラン 尚、参考例および実施例で製造される化合物の構造式を
別に表1〜5として記載した。表中“参”は参考例を、
“実”は実施例をそれぞれ示す。
【0110】
【実施例】参考例1 2-アミノ-5-ブロモ-3-ニトロピリジン(21.0 g),鉄粉
(26.9 g),エタノール(150 ml)の懸濁液を氷冷し、
濃塩酸(20 ml)を滴下した。滴下終了後、室温で10分
間、80 ℃で50分間かき混ぜた。反応混合物を氷に注
ぎ、8 N水酸化ナトリウム溶液で中和して、酢酸エチル
−テトラヒドロフラン(3:1,v/v)で抽出した(その
際、不溶物はセライトを用いて濾去した)。有機層を乾
燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、
2,3-ジアミノ-5-ブロモピリジン(15.8 g,87 %)を得
た。1 H NMR (CDCl3) δ 3.38 (2H, broad s), 4.21 (2H, br
oad s), 7.01 (1H, d, J= 2.2 Hz), 7.69 (1H, d, J =
2.2 Hz) ppm IR (KBr) ν 3179, 1632, 1476 cm-1
【0111】参考例2 五酸化二リン(23.8 g)をメタンスルホン酸(85 ml)
に加え、100 ℃で1時間かき混ぜて溶解させた。この溶
液に、2,3-ジアミノ-5-ブロモピリジン(参考例1の化合
物)(15.8 g)と3-メトキシ安息香酸(12.7 g)を加
え、100 ℃で1時間かき混ぜた後、反応混合物を氷に注
ぎ、8 N水酸化ナトリウム溶液で中和して、酢酸エチル
−テトラヒドロフラン(3:1,v/v)で抽出した。有機
層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、結晶
を濾取して、6-ブロモ-2-(3-メトキシフェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン(21.3 g,84 %)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 7.13 (1H, d, J =
8.6 Hz), 7.49 (1H, t,J = 7.8 Hz), 7.80 (1H, s),
7.82 (1H, d, J = 7.4 Hz), 8.28 (1H, s), 8.42(1H,
s) ppm IR (KBr) ν 3103, 1489, 1264, 1233 cm-1 HPLC (220 nm) 純度89 %(保持時間2.92分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1) なお、HPLCは以下の条件により測定した。 カラム:CAPCELLPAKCC18UG120, S-3μm, 2.0 x 50 mm 溶媒:A液(0.1 % トリフルオロ酢酸含有水),B液(0.
1 % トリフルオロ酢酸含有アセトニトリル) グラジエントサイクル:0.00分(A液/B液 = 90/10),
4.00分(A液/B液 =5/95), 5.50分(A液/B液 = 5/95),
5.51分(A液/B液 = 90/10), 8.00分(A液/B液 =90/1
0) 流速:0.5 ml/分
【0112】出発物質として参考例1の化合物と各種の
カルボン酸を適宜選択し、参考例2の方法に準じて以下
の参考例3〜8の化合物を合成した。 参考例3 6-ブロモ-2-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.68分) MS (ESI+, m/e) 274 (M+1) 参考例4 6-ブロモ-2-(2-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.67分) MS (ESI+, m/e) 304 (M+1) 参考例5 6-ブロモ-2-(4-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.66分) MS (ESI+, m/e) 304 (M+1)
【0113】参考例6 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-ブロモ-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間2.74分) MS (ESI+, m/e) 318 (M+1) 参考例7 6-ブロモ-2-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.64分) MS (ESI+, m/e) 358 (M+1) 参考例8 6-ブロモ-2-(5-メチル-2-チエニル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間2.95分) MS (ESI+, m/e) 294 (M+1)
【0114】参考例9 2,3-ジアミノ-5-ブロモピリジン(参考例1の化合物)
(1.32 g),3-クロロ安息香酸(1.10 g),ポリリン酸
(30 g)の混合物を170 ℃で2時間かき混ぜた後、氷に
注ぎ、8 N水酸化ナトリウム溶液で中和して、酢酸エチ
ル−テトラヒドロフラン(3:1,v/v)で抽出した。有
機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、結
晶を濾取して、6-ブロモ-2-(3-クロロフェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン(1.50 g,69 %)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 7.59-7.62 (2H, m), 8.19-8.28
(2H, m), 8.35 (1H, s),8.43 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 3096, 1466, 1427, 957 cm-1 HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.42分) MS (APCI+, m/e) 308 (M+1)
【0115】出発物質として参考例1の化合物と各種の
カルボン酸を適宜選択し、参考例9の方法に準じて以下
の参考例10〜13の化合物を合成した。 参考例10 6-ブロモ-2-[(E)-2-フェニルエテニル]-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.64分) MS (APCI+, m/e) 300 (M+1) 参考例11 6-ブロモ-2-(2-ナフチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.10分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 参考例12 6-ブロモ-2-(3-フェノキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度85 %(保持時間4.50分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1)
【0116】参考例13 2-(4-ベンゾイルフェニル)-6-ブロモ-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.31分) MS (APCI+, m/e) 378 (M+1) 参考例14 2,3-ジアミノ-5-ブロモピリジン(参考例1の化合物)
(1.32 g)と4-メトキシフェニルアセチルクロリド(1.
29 g)の混合物を無溶媒で170 ℃,1.5時間かき混ぜた
後、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(3:1,v/v)と
水に分配した(その際、水層を1 N水酸化ナトリウム溶
液で中和した)。有機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶
媒を減圧留去し、結晶を濾取して、6-ブロモ-2-(4-メト
キシベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(1.22 g,
55 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 3.82 (3H, s), 4.30 (2H, s), 6.90
(2H, d, J = 8.8 Hz),7.24 (2H, d, J = 9.2 Hz), 7.8
2 (1H, s), 8.10 (1H, s), 12.14 (1H, broad s) ppm IR (KBr) ν 3007, 1512, 1433, 1254 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.57分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1)
【0117】出発物質として参考例1の化合物と各種の
カルボン酸クロリドを適宜選択し、参考例14の方法に準
じて以下の参考例15〜25の化合物を合成した。 参考例15 6-ブロモ-2-(フェノキシメチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.02分) MS (ESI+, m/e) 304 (M+1) 参考例16 6-ブロモ-2-シクロヘキシル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間2.29分) MS (ESI+, m/e) 280 (M+1) 参考例17 6-ブロモ-2-(2-シクロペンチルエチル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.78分) MS (ESI+, m/e) 294 (M+1)
【0118】参考例18 6-ブロモ-2-[(フェニルチオ)メチル]-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.95分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 参考例19 6-ブロモ-2-(2-フェニルエチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.62分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1)
【0119】参考例20 2-ベンジル-6-ブロモ-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.51分) MS (APCI+, m/e) 288 (M+1) 参考例21 6-ブロモ-2-(3-メトキシベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.63分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1) 参考例22 6-ブロモ-2-(2,5-ジメトキシベンジル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.62分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1)
【0120】参考例23 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシベンジル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間2.41分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 参考例24 6-ブロモ-2-(4-クロロベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間2.96分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1) 参考例25 6-ブロモ-2-[(4-クロロフェノキシ)メチル]-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.47分) MS (APCI+, m/e) 338 (M+1)
【0121】参考例26 4-フルオロフェニル酢酸(678 mg)をテトラヒドロフラ
ン(15 ml)に溶解し、オキサリルクロリド(0.67 g)
とN,N-ジメチルホルムアミド(10 μl)を順次加えた。
室温で1.5時間かき混ぜた後、溶媒と過剰のオキサリル
クロリドを減圧留去した。残留物にトルエン(2 ml)を
加え、再度減圧留去することにより、オキサリルクロリ
ドを完全に除去した。残留物に2,3-ジアミノ-5-ブロモ
ピリジン(参考例1の化合物)(752 mg)を加え、無溶
媒で170 ℃,1.5時間かき混ぜた後、酢酸エチル−テト
ラヒドロフラン(3:1,v/v)と水に分配した(その
際、水層を1 N水酸化ナトリウム溶液で中和した)。有
機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、結
晶を濾取して、6-ブロモ-2-(4-フルオロベンジル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン(722 mg,59 %)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 4.20 (2H, s), 7.14 (2H, t, J =
9.0 Hz), 7.38 (2H, dd, J = 8.8, 6.0 Hz), 8.15 (1
H, d, J = 2.2 Hz), 8.34 (1H, d, J = 2.2 Hz) ppm IR (KBr) ν 3083, 1508, 1429, 1235 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.67分) MS (APCI+, m/e) 306 (M+1)
【0122】出発物質として参考例1の化合物と各種の
カルボン酸を適宜選択し、参考例26の方法に準じて以下
の参考例27〜42の化合物を合成した。 参考例27 6-ブロモ-2-(3-クロロベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.97分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1) 参考例28 6-ブロモ-2-(2-クロロベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.77分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1) 参考例29 6-ブロモ-2-(2,4-ジフルオロベンジル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.76分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1)
【0123】参考例30 6-ブロモ-2-(3,4-ジクロロベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.32分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 参考例31 6-ブロモ-2-[4-(トリフルオロメチル)ベンジル]-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.23分) MS (APCI+, m/e) 356 (M+1)
【0124】参考例32 6-ブロモ-2-[4-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.27分) MS (APCI+, m/e) 372 (M+1) 参考例33 6-ブロモ-2-(4-ニトロベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.86分) MS (APCI+, m/e) 333 (M+1)
【0125】参考例34 6-ブロモ-2-(4-メチルベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.84分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1) 参考例35 2-[(1,1’-ビフェニル)-4-イルメチル]-6-ブロモ-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.38分) MS (APCI+, m/e) 364 (M+1) 参考例36 6-ブロモ-2-(2-ナフチルメチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.17分) MS (APCI+, m/e) 338 (M+1) 参考例37 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチル)-6-ブロモ-1
H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.66分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1) 参考例38 6-ブロモ-2-(3,4,5-トリメトキシベンジル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度84 %(保持時間2.67分) MS (APCI+, m/e) 378 (M+1)
【0126】参考例39 6-ブロモ-2-(2-チエニルメチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.58分) MS (APCI+, m/e) 294 (M+1) 参考例40 6-ブロモ-2-[(1-メチル-1H-インドール-3-イル)メチル]
-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.93分) MS (APCI+, m/e) 341 (M+1) 参考例41 6-ブロモ-2-[2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル]-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.58分) MS (APCI+, m/e) 362 (M+1) 参考例42 6-ブロモ-2-[4-(メチルチオ)ベンジル]-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.00分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1)
【0127】参考例43 五酸化二リン(2.84 g)をメタンスルホン酸(10 ml)
に加え、100 ℃で1時間かき混ぜて溶解させた。この溶
液に、2-アミノ-4-ブロモフェノール(1.88 g)とtrans
-けい皮酸(1.48 g)を加え、100 ℃で1.5時間かき混ぜ
た後、反応混合物を氷に注ぎ、8 N水酸化ナトリウム溶
液で中和して、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(3:
1,v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgSO4
後、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:
3,v/v)で溶出する画分を減圧濃縮して得られる結晶を
濾取して、5-ブロモ-2-[(E)-2-フェニルエテニル]ベン
ゾオキサゾール(966 mg,32 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 7.05 (1H, d, J = 16.4 Hz), 7.37-
7.48 (5H, m), 7.58-7.62 (2H, m), 7.81 (1H, d, J =
16.4 Hz), 7.84-7.85 (1H, m) ppm IR (KBr) ν 1535, 1260, 974, 756 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.92分) MS (APCI+, m/e) 300 (M+1)
【0128】出発物質として各種のカルボン酸を適宜選
択し、参考例43の方法に準じて以下の参考例44〜45の化
合物を合成した。 参考例44 5-ブロモ-2-[(E)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]
エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.17分) MS (APCI+, m/e) 368 (M+1) 参考例45 5-ブロモ-2-[(E)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)エテニ
ル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.04分) MS (APCI+, m/e) 336 (M+1)
【0129】出発物質として参考例1の化合物と3-メチ
ル安息香酸を選択し、参考例2の方法に準じて以下の参
考例46の化合物を合成した。 参考例46 6-ブロモ-2-(3-メチルフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.20分) MS (ESI+, m/e) 288 (M+1) 参考例47 2,3-ジアミノ-5-ブロモピリジン(参考例1の化合物)
(1.13 g),3-エトキシ安息香酸(997 mg),オキシ塩
化リン(24 ml)の混合物を120 ℃で2時間かき混ぜた
後、氷に注ぎ、8 N水酸化ナトリウム溶液で中和して、2
0分間かき混ぜ、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(3:
1,v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgSO4
後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、6-ブロモ-2-
(3-エトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(9
78 mg,51 %)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 1.39 (3H, t, J = 7.0 Hz), 4.14
(2H, q, J = 7.0 Hz),7.08-7.12 (1H, m), 7.47 (1H,
t, J = 8.2 Hz), 7.78-7.82 (2H, m), 8.26 (1H, s),
8.41 (1H, d, J = 1.8 Hz) ppm IR (KBr) ν 2973, 1491, 1262 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.42分) MS (ESI+, m/e) 318 (M+1)
【0130】出発物質として参考例1の化合物と各種の
カルボン酸を適宜選択し、参考例47の方法に準じて以下
の参考例48〜50の化合物を合成した。 参考例48 6-ブロモ-2-(3-プロポキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.71分) MS (ESI+, m/e) 332 (M+1) 参考例49 6-ブロモ-2-(3-イソプロポキシフェニル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.59分) MS (ESI+, m/e) 332 (M+1) 参考例50 6-ブロモ-2-(3-ブトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.98分) MS (ESI+, m/e) 346 (M+1) 出発物質として参考例1の化合物と各種のカルボン酸を
適宜選択し、参考例26の方法に準じて以下の参考例51の
化合物を合成した。 参考例51 6-ブロモ-2-(4-メトキシ-3-メチルベンジル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.03分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1)
【0131】出発物質として参考例1の化合物と各種の
カルボン酸を適宜選択し、参考例47の方法に準じて以下
の参考例52〜58の化合物を合成した。 参考例52 6-ブロモ-2-[3-(ヘキシルオキシ)フェニル]-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.46分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1) 参考例53 6-ブロモ-2-[3-(3-ブテニルオキシ)フェニル]-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.78分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1) 参考例54 6-ブロモ-2-[3-(3-メチルブトキシ)フェニル]-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.48分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 参考例55 6-ブロモ-2-[3-(ネオペンチルオキシ)フェニル]-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.24分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1)
【0132】参考例56 6-ブロモ-2-[3-(シクロヘキシルメトキシ)フェニル]-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.50分) MS (APCI+, m/e) 386 (M+1) 参考例57 6-ブロモ-2-[3-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.96分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 参考例58 6-ブロモ-2-[3-(2-フェニルエトキシ)フェニル]-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.11分) MS (APCI+, m/e) 394 (M+1) 出発物質として参考例1の化合物と各種のカルボン酸を
適宜選択し、参考例2の方法に準じて以下の参考例59の
化合物を合成した。 参考例59 6-ブロモ-2-(3-エチルフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.47分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1)
【0133】出発物質として各種のカルボン酸を適宜選
択し、参考例43の方法に準じて以下の参考例60〜66の化
合物を合成した。 参考例60 5-ブロモ-2-(3-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.82分) MS (ESI+, m/e) 304 (M+1) 参考例61 5-ブロモ-2-[(E)-2-(4-クロロフェニル)エテニル]ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.21分) MS (ESI+, m/e) 334 (M+1) 参考例62 5-ブロモ-2-[(E)-2-(3-フルオロフェニル)エテニル]ベ
ンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.95分) MS (ESI+, m/e) 318 (M+1) 参考例63 5-ブロモ-2-[(E)-2-(2-フルオロフェニル)エテニル]ベ
ンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.04分) MS (ESI+, m/e) 318 (M+1)
【0134】参考例64 5-ブロモ-2-[(E)-2-(3,4-ジクロロフェニル)エテニル]
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間5.45分) MS (ESI+, m/e) 370 (M+1) 参考例65 5-ブロモ-2-[(E)-2-(4-メチルフェニル)エテニル]ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.19分) MS (ESI+, m/e) 314 (M+1) 参考例66 5-ブロモ-2-[(E)-2-[3-(トリフルオロメトキシ)フェニ
ル]エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.24分) MS (ESI+, m/e) 384 (M+1)
【0135】参考例67 五酸化二リン(2.27 g)をメタンスルホン酸(8 ml)に
加え、120 ℃で1時間かき混ぜて溶解させた。この溶液
に、2アミノ-5-ブロモフェノール(1.50 g)と4-クロロ
フェニル酢酸(1.36 g)を加え、100 ℃で1時間かき混
ぜた後、反応混合物を氷に注ぎ、8 N水酸化ナトリウム
溶液で中和して、酢酸エチル−テトラヒドロフラン
(3:1,v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgS
O4)後、溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(1:4,v/v)で溶出する画分を減圧濃縮して得られる
結晶を濾取して、6-ブロモ-2-(4-クロロベンジル)ベン
ゾオキサゾール(1.83 g,71 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 4.22 (2H, s), 7.32 (4H, s), 7.43
(1H, dd, J = 8.4, 1.4Hz), 7.55 (1H, d, J = 8.4 H
z), 7.64 (1H, d, J = 1.8 Hz) ppm IR (KBr) ν 1564, 1493, 1424 cm-1 HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.76分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1)
【0136】出発物質として各種のカルボン酸を適宜選
択し、参考例67の方法に準じて以下の参考例68〜72の化
合物を合成した。 参考例68 6-ブロモ-2-[(E)-2-フェニルエテニル]ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.97分) MS (APCI+, m/e) 300 (M+1) 参考例69 6-ブロモ-2-[(E)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)エテニ
ル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.10分) MS (APCI+, m/e) 336 (M+1) 参考例70 6-ブロモ-2-[(E)-2-(2-フルオロフェニル)エテニル]ベ
ンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.07分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1) 参考例71 6-ブロモ-2-[(E)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]
エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.22分) MS (APCI+, m/e) 368 (M+1) 参考例72 6-ブロモ-2-(2-フェニルエチル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.70分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1)
【0137】出発物質として参考例1の化合物と各種の
カルボン酸を適宜選択し、参考例2の方法に準じて以下
の参考例73〜82の化合物を合成した。 参考例73 6-ブロモ-2-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.92分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1) 参考例74 6-ブロモ-2-(2-ピリジニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン HPLC (220 nm) 純度83 %(保持時間3.05分) MS (APCI+, m/e) 275 (M+1) 参考例75 6-ブロモ-2-(3-フルオロフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.34分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 参考例76 6-ブロモ-2-(2-フルオロフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.12分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 参考例77 6-ブロモ-2-(4-フルオロフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度89 %(保持時間3.15分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1)
【0138】参考例78 3-(6-ブロモ-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)ベン
ゾニトリル HPLC (220 nm) 純度83 %(保持時間3.29分) MS (APCI+, m/e) 299 (M+1) 参考例79 6-ブロモ-2-(3-フルオロ-4-メトキシフェニル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度82 %(保持時間3.23分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1) 参考例80 N-(3-(6-ブロモ-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)
フェニル)-N,N-ジメチルアミン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.59分) MS (APCI+, m/e) 317 (M+1) 参考例81 6-ブロモ-2-(3-(1-ピロリジニル)フェニル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.35分) MS (APCI+, m/e) 343 (M+1) 参考例82 6-ブロモ-2-(3-モルホリノフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.96分) MS (APCI+, m/e) 359 (M+1)
【0139】出発物質として参考例1の化合物と各種の
カルボン酸クロリドを適宜選択し、参考例14の方法に準
じて以下の参考例83〜85の化合物を合成した。 参考例83 6-ブロモ-2-(2-(3-メトキシフェニル)エチル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.90分) MS (ACPI+, m/e) 332 (M+1) 参考例84 6-ブロモ-2-(2-(2-メトキシフェニル)エチル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.89分) MS (ACPI+, m/e) 332 (M+1) 参考例85 6-ブロモ-2-(2-(4-メトキシフェニル)エチル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.87分) MS (ACPI+, m/e) 332 (M+1)
【0140】出発物質として参考例1の化合物と各種の
カルボン酸を適宜選択し、参考例47の方法に準じて以下
の参考例86〜111の化合物を合成した。 参考例86 6-ブロモ-2-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度83 %(保持時間3.10分) MS (ACPI+, m/e) 348 (M+1) 参考例87 6-ブロモ-2-(4-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間2.87分) MS (ACPI+, m/e) 348 (M+1) 参考例88 6-ブロモ-2-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.86分) MS (ACPI+, m/e) 342 (M+1) 参考例89 6-ブロモ-2-(3-(メチルスルホニル)フェニル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.01分) MS (ACPI+, m/e) 352 (M+1) 参考例90 6-ブロモ-2-(5-メチル-3-フェニル-4-イソオキサゾリ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.52分) MS (ACPI+, m/e) 355 (M+1)
【0141】参考例91 6-ブロモ-2-(2-(4-クロロフェニル)エチル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.19分) MS (ACPI+, m/e) 336 (M+1) 参考例92 6-ブロモ-2-(2-(2-クロロフェニル)エチル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.19分) MS (ACPI+, m/e) 336 (M+1) 参考例93 6-ブロモ-2-(2-(4-メチルフェニル)エチル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.07分) MS (ACPI+, m/e) 316 (M+1) 参考例94 6-ブロモ-2-(2-(3,4-ジクロロフェニル)エチル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度88 %(保持時間3.43分) MS (ACPI+, m/e) 371 (M+1) 参考例95 4-(2-(6-ブロモ-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)
エチル)ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.83分) MS (ACPI+, m/e) 327 (M+1) 参考例96 6-ブロモ-2-(2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エチ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.38分) MS (ACPI+, m/e) 370 (M+1)
【0142】参考例97 6-ブロモ-2-(2-フェニルシクロプロピル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.05分) MS (ACPI+, m/e) 314 (M+1) 参考例98 6-ブロモ-2-(2-(4-フルオロフェニル)エチル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.95分) MS (ACPI+, m/e) 320 (M+1) 参考例99 6-ブロモ-2-(2-(4-イソプロピルフェニル)エチル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.46分) MS (ACPI+, m/e) 344 (M+1) 参考例100 6-ブロモ-2-(2-(2-チエニル)エチル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.77分) MS (ACPI+, m/e) 308 (M+1) 参考例101 6-ブロモ-2-(2-(4-ニトロフェニル)エチル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.00分) MS (ACPI+, m/e) 347 (M+1)
【0143】参考例102 6-ブロモ-2-(2-(4-エトキシフェニル)エチル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.07分) MS (ACPI+, m/e) 346 (M+1) 参考例103 6-ブロモ-2-(2-フェニルプロピル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.96分) MS (ACPI+, m/e) 316 (M+1) 参考例104 6-ブロモ-2-(5-フェニルペンチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.37分) MS (ACPI+, m/e) 344 (M+1) 参考例105 2-((1S)-1-(6-ブロモ-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-
イル)-2-フェニルエチル)-1H-イソインドール-1,3(2H)-
ジオン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.87分) MS (ACPI+, m/e) 447 (M+1) 参考例106 6-ブロモ-2-(2-(4-ブトキシフェニル)エチル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.53分) MS (ACPI+, m/e) 374 (M+1) 参考例107 6-ブロモ-2-(2-(3,4,5-トリメトキシフェニル)エチル)-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.74分) MS (ACPI+, m/e) 392 (M+1)
【0144】参考例108 6-ブロモ-2-(2-(3-クロロフェニル)エチル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.19分) MS (ACPI+, m/e) 336 (M+1) 参考例109 6-ブロモ-2-(3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間3.77分) MS (ACPI+, m/e) 372 (M+1) 参考例110 6-ブロモ-2-(3-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.53分) MS (ACPI+, m/e) 346 (M+1) 参考例111 6-ブロモ-2-(2-(4-イソプロポキシフェニル)エチル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.22分) MS (ACPI+, m/e) 360 (M+1) 参考例112 6-クロロ-3-ニトロ-2-ピリジンアミン(2.0 g),フェ
ニルボロン酸(2.1 g),テトラキス(トリフェニルホス
フィン)パラジウム(0)(1.3 g),2 M炭酸ナトリウム溶
液(35 ml),トルエン(40 ml), テトラヒドロフラ
ン(20 ml)の混合物をアルゴン気流中90 ℃で12時間か
き混ぜた後、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(3:1,
v/v)と水に分配した。有機層を水洗、乾燥(MgSO4
後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、3-ニトロ-6-
フェニル-2-ピリジンアミン(1.3 g,53 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 7.20 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.49-
7.54 (3H, m), 8.00-8.05(2H, m), 8.49 (1H, d, J =
8.4 Hz) ppm IR (KBr) ν 3501, 3382, 1617, 1586, 1578, 1271, 12
44 cm-1 HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.86分) MS (ESI, m/e) 216 (M+1)
【0145】参考例113 3-ニトロ-6-フェニル-2-ピリジンアミン(参考例112の
化合物)(0.8 g),鉄粉(1.3 g),メタノール(7 m
l)の懸濁液を氷冷し、濃塩酸(3 ml)を滴下した。滴
下終了後、室温で10分間、80 ℃で50分間かき混ぜた。
反応混合物を氷に注ぎ、8 N水酸化ナトリウム溶液で中
和して、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(3:1,v/
v)で抽出した(その際、不溶物はセライトを用いて濾
去した)。有機層を乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去
し、結晶を濾取して、6-フェニル-2,3-ピリジンジアミ
ン(0.7 g,99 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 3.00-3.60 (2H, broad s), 4.00-4.
60 (2H, broad s), 6.95(1H, d, J = 8.0 Hz), 7.09 (1
H, d, J = 8.0 Hz), 7.22-7.41 (3H, m), 7.87(2H, d,
J = 7.2 Hz) ppm IR (KBr) ν 3337, 1622, 1470, 754, 696 cm-1 HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.31分) MS (ESI, m/e) 186 (M+1)
【0146】参考例114 6-クロロ-3-ニトロ-2-ピリジンアミン(1.2 g),フェ
ノール(3.1 g),ナトリウムメトキシド(0.4 g)をア
セトニトリル(20 ml)に溶解し、12時間加熱還流し
た。反応終了後、溶媒を減圧留去し、酢酸エチルと飽和
重曹水に分配した。有機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、
溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン(1:10,v
/v)で溶出する画分を減圧濃縮して得られる結晶を濾取
して、3-ニトロ-6-フェノキシ-2-ピリジンアミン(1.1
g,66 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 6.27 (1H, d, J = 9.0 Hz), 7.10-
7.46 (7H, m), 8.41 (2H,d, J = 9.0 Hz) ppm IR (KBr) ν 3372, 1620, 1447, 1250 cm-1 HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.84分) MS (ESI, m/e) 232 (M+1)
【0147】参考例115 3-ニトロ-6-フェノキシ-2-ピリジンアミン(参考例114
の化合物)(0.1 g),パラジウム-炭素(10 mg),メタ
ノール(2 ml)の懸濁液を水素気流下、室温で10時間か
き混ぜた。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。
残留物をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−ヘキサン(1:1,v/v)で溶出する画分を減圧濃
縮して、6-フェノキシ-2,3-ピリジンジアミン(0.06
g,59 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 2.50-3.00 (2H, broad s), 4.00-4.
50 (2H, broad s), 6.12(1H, d, J = 8.1 Hz), 6.93 (1
H, d, J = 8.1 Hz), 7.02-7.20 (3H, m), 7.29-7.36 (2
H, m) ppm IR (KBr) ν 3328, 1622, 1591, 1464,1238, 693 cm-1 HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間2.31分) MS (ESI, m/e) 202 (M+1)
【0148】実施例1 6-ブロモ-2-(3-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン(参考例2の化合物)(21.3 g),フェニルボ
ロン酸(22.2 g),テトラキス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(0)(7.60 g),2 M炭酸ナトリウム溶液
(175 ml),トルエン(525 ml), テトラヒドロフラ
ン(175 ml)の混合物をアルゴン気流中90 ℃で24時間
かき混ぜた後、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(3:
1,v/v)と水に分配した。有機層を水洗、乾燥(MgS
O4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、2-(3-メ
トキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリ
ジン(14.0 g,66 %)を得た。クロロホルム−メタノー
ルより再結晶。1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.89 (3H, s), 7.09-7.14 (1H,
m), 7.36-7.56 (4H, m),7.75-7.88 (4H, m), 8.30 (1H,
s), 8.66 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 3098, 1489, 1267, 1055 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.05分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1) 出発物質として参考例2〜42の化合物と各種のボロン酸
を適宜選択し、実施例1の方法に準じて以下の実施例2〜
96の化合物を合成した。その際、必要に応じて再結晶あ
るいはシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製
を実施した。 実施例2 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.82分) MS (ESI+, m/e) 316 (M+1) 実施例3 2-(3-クロロフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.20分) MS (ESI+, m/e) 306 (M+1) 実施例4 6-フェニル-2-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間3.39分) MS (ESI+, m/e) 356 (M+1)
【0149】実施例5 2-(5-メチル-2-チエニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5
-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間3.33分) MS (ESI+, m/e) 292 (M+1) 実施例6 2-(4-メトキシベンジル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度86 %(保持時間2.82分) MS (ESI+, m/e) 316 (M+1)
【0150】実施例7 2-(2-シクロペンチルエチル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.03分) MS (ESI+, m/e) 292 (M+1) 実施例8 6-(2-フルオロフェニル)-2-(2-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間2.95分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例9 6-(2-フルオロフェニル)-2-(4-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.89分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1)
【0151】実施例10 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-(2-フルオロフ
ェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.89分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例11 2-(3-クロロフェニル)-6-(2-フルオロフェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.35分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1)
【0152】実施例12 6-(2-フルオロフェニル)-2-[4-(トリフルオロメトキシ)
フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.52分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1) 実施例13 6-(2-フルオロフェニル)-2-(5-メチル-2-チエニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.95分) MS (APCI+, m/e) 310 (M+1)
【0153】実施例14 6-(2-フルオロフェニル)-2-(4-メトキシベンジル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.87分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例15 2-(2-シクロペンチルエチル)-6-(2-フルオロフェニル)-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.08分) MS (APCI+, m/e) 310 (M+1) 実施例16 6-(2-フルオロフェニル)-2-(フェノキシメチル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.11分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1)
【0154】実施例17 2-(2-メトキシフェニル)-6-(1-ナフチル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.23分) MS (APCI+, m/e) 352 (M+1) 実施例18 2-(3-メトキシフェニル)-6-(1-ナフチル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.30分) MS (APCI+, m/e) 352 (M+1) 実施例19 2-(4-メトキシフェニル)-6-(1-ナフチル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.17分) MS (APCI+, m/e) 352 (M+1) 実施例20 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-(1-ナフチル)-1
H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.18分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1) 実施例21 2-(3-クロロフェニル)-6-(1-ナフチル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度91 %(保持時間3.60分) MS (APCI+, m/e) 356 (M+1)
【0155】実施例22 6-(1-ナフチル)-2-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニ
ル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.73分) MS (APCI+, m/e) 406 (M+1) 実施例23 2-(5-メチル-2-チエニル)-6-(1-ナフチル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.24分) MS (APCI+, m/e) 342 (M+1) 実施例24 2-(4-メトキシベンジル)-6-(1-ナフチル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.16分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1)
【0156】実施例25 2-(2-シクロペンチルエチル)-6-(1-ナフチル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.33分) MS (APCI+, m/e) 342 (M+1) 実施例26 2-(2-メトキシフェニル)-6-(3-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.96分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1)
【0157】実施例27 6-(3-メトキシフェニル)-2-(4-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間2.91分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1) 実施例28 2-(3-クロロフェニル)-6-(3-メトキシフェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度91 %(保持時間3.28分) MS (APCI+, m/e) 336 (M+1) 実施例29 2-(4-メトキシベンジル)-6-(3-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間2.90分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1)
【0158】実施例30 2,6-ビス(3-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.01分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1) 実施例31 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-(3-メトキシフ
ェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度80 %(保持時間2.91分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1)
【0159】実施例32 6-(3-メトキシフェニル)-2-[4-(トリフルオロメトキシ)
フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度81 %(保持時間3.45分) MS (APCI+, m/e) 386 (M+1) 実施例33 2-(2-メトキシフェニル)-6-[3-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.29分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1)
【0160】実施例34 2-(3-メトキシフェニル)-6-[3-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.39分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1) 実施例35 2-(4-メトキシフェニル)-6-[3-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.25分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1) 実施例36 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-[3-(トリフルオ
ロメチル)フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度85 %(保持時間3.27分) MS (APCI+, m/e) 384 (M+1)
【0161】実施例37 2-(3-クロロフェニル)-6-[3-(トリフルオロメチル)フェ
ニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間3.73分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1) 実施例38 2-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-6-[3-(トリフ
ルオロメチル)フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間3.85分) MS (APCI+, m/e) 424 (M+1) 実施例39 2-(5-メチル-2-チエニル)-6-[3-(トリフルオロメチル)
フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間3.35分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例40 2-(4-メトキシベンジル)-6-[3-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.22分) MS (APCI+, m/e) 384 (M+1) 実施例41 2-(2-シクロペンチルエチル)-6-[3-(トリフルオロメチ
ル)フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.37分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1)
【0162】実施例42 4-[2-(2-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン-6-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.90分) MS (APCI+, m/e) 327 (M+1) 実施例43 4-[2-(3-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン-6-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.02分) MS (APCI+, m/e) 327 (M+1) 実施例44 4-[2-(4-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン-6-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.86分) MS (APCI+, m/e) 327 (M+1) 実施例45 4-[2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-6-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.88分) MS (APCI+, m/e) 341 (M+1) 実施例46 4-[2-(3-クロロフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン
-6-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度82 %(保持時間3.33分) MS (APCI+, m/e) 331 (M+1) 実施例47 4-[2-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン-6-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.52分) MS (APCI+, m/e) 381 (M+1)
【0163】実施例48 4-[2-(4-メトキシベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン-6-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.82分) MS (APCI+, m/e) 341 (M+1) 実施例49 4-[2-(2-シクロペンチルエチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン-6-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.01分) MS (APCI+, m/e) 317 (M+1) 実施例50 2-(2-メトキシフェニル)-6-[4-(メチルスルホニル)フェ
ニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.65分) MS (APCI+, m/e) 380 (M+1) 実施例51 2-(3-メトキシフェニル)-6-[4-(メチルスルホニル)フェ
ニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度88 %(保持時間2.74分) MS (APCI+, m/e) 380 (M+1) 実施例52 2-(4-メトキシフェニル)-6-[4-(メチルスルホニル)フェ
ニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.63分) MS (APCI+, m/e) 380 (M+1)
【0164】実施例53 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-[4-(メチルスル
ホニル)フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間2.62分) MS (APCI+, m/e) 394 (M+1) 実施例54 2-(3-クロロフェニル)-6-[4-(メチルスルホニル)フェニ
ル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間3.03分) MS (APCI+, m/e) 384 (M+1) 実施例55 6-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-[4-(トリフルオ
ロメトキシ)フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.25分) MS (APCI+, m/e) 434 (M+1) 実施例56 2-(4-メトキシベンジル)-6-[4-(メチルスルホニル)フェ
ニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.57分) MS (APCI+, m/e) 394 (M+1) 実施例57 2-(2-シクロペンチルエチル)-6-[4-(メチルスルホニル)
フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間2.80分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1)
【0165】実施例58 6-(2-フルオロフェニル)-2-[(フェニルチオ)メチル]-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.04分) MS (APCI+, m/e) 336 (M+1) 実施例59 6-(2-フルオロフェニル)-2-(2-フェニルエチル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.91分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1) 実施例60 2-ベンジル-6-(2-フルオロフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.81分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1) 実施例61 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-メトキシベンジル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.90分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例62 2-(2,5-ジメトキシベンジル)-6-(2-フルオロフェニル)-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間2.93分) MS (APCI+, m/e) 364 (M+1)
【0166】実施例63 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-フルオロフェニル)-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度89 %(保持時間2.76分) MS (APCI+, m/e) 364 (M+1) 実施例64 2-(4-クロロベンジル)-6-(2-フルオロフェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.11分) MS (APCI+, m/e) 338 (M+1) 実施例65 6-(2-フルオロフェニル)-2-[(E)-2-フェニルエテニル]-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.06分) MS (APCI+, m/e) 316 (M+1) 実施例66 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-フェノキシフェニル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度87 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 382 (M+1) 実施例67 2-(4-ベンゾイルフェニル)-6-(2-フルオロフェニル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.54分) MS (APCI+, m/e) 394 (M+1)
【0167】実施例68 2-(フェノキシメチル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.98分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1) 実施例69 6-フェニル-2-[(フェニルチオ)メチル]-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.95分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1) 実施例70 6-フェニル-2-(2-フェニルエチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.88分) MS (APCI+, m/e) 300 (M+1) 実施例71 2-ベンジル-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.76分) MS (APCI+, m/e) 286 (M+1) 実施例72 2-(3-メトキシベンジル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.84分) MS (APCI+, m/e) 316 (M+1)
【0168】実施例73 2-(2,5-ジメトキシベンジル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.88分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例74 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間2.68分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例75 2-(4-クロロベンジル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.02分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例76 6-フェニル-2-[(E)-2-フェニルエテニル]-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.97分) MS (APCI+, m/e) 298 (M+1) 実施例77 2-(3-フェノキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.48分) MS (APCI+, m/e) 364 (M+1)
【0169】実施例78 2-(4-ベンゾイルフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.38分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1) 実施例79 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(4-フルオロベンジル)-1
H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.25分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1) 実施例80 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(3-クロロベンジル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.44分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例81 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(2-クロロベンジル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.31分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例82 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(2,4-ジフルオロベンジ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.30分) MS (APCI+, m/e) 362 (M+1)
【0170】実施例83 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(3,4-ジクロロベンジル)
-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.66分) MS (APCI+, m/e) 394 (M+1) 実施例84 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-[4-(トリフルオロメチ
ル)ベンジル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.58分) MS (APCI+, m/e) 394 (M+1) 実施例85 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-[4-(トリフルオロメトキ
シ)ベンジル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.74分) MS (APCI+, m/e) 410 (M+1) 実施例86 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(4-ニトロベンジル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.47分) MS (APCI+, m/e) 371 (M+1) 実施例87 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(4-メチルベンジル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.42分) MS (APCI+, m/e) 340 (M+1)
【0171】実施例88 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-[(1,1’-ビフェニル)-4-
イルメチル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.79分) MS (APCI+, m/e) 402 (M+1) 実施例89 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(2-ナフチルメチル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1) 実施例90 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチル)-6-(1-ベン
ゾフラン-2-イル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.29分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1) 実施例91 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(3,4,5-トリメトキシベ
ンジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.25分) MS (APCI+, m/e) 416 (M+1) 実施例92 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(2-チエニルメチル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.27分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1)
【0172】実施例93 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-[(1-メチル-1H-インドー
ル-3-イル)メチル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.44分) MS (APCI+, m/e) 379 (M+1) 実施例94 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-[(4-クロロフェノキシ)
メチル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.90分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1) 実施例95 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-[4-(メチルチオ)ベンジ
ル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.49分) MS (APCI+, m/e) 372 (M+1) 実施例96 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-[2-(3,4-ジメトキシフェ
ニル)エチル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.19分) MS (APCI+, m/e) 400 (M+1)
【0173】実施例97 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシベンジル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン(参考例23の化合物)(140 mg),2-(ト
リブチルスタニル)フラン(185 mg),ジクロロビス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(II)(14 mg),N,N-
ジメチルホルムアミド(4 ml)の混合物をアルゴン気流
中80 ℃で24時間かき混ぜた後、水に注ぎ、酢酸エチル
−テトラヒドロフラン(3:1,v/v)で抽出した。有機
層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去、残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−クロロホルム(1:1,v/v)で溶出する画分を減
圧濃縮して得られる結晶を濾取して、2-(3,4-ジメトキ
シベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン(55 mg, 41 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 3.80 (3H, s), 3.82 (3H, s), 4.33
(2H, s), 6.53 (1H, dd, J = 3.4, 1.8 Hz), 6.69 (1
H, d, J = 3.4 Hz), 7.54 (1H, d, J = 1.8 Hz),8.24
(1H, s), 8.36 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 2928, 1516, 1263, 1236 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.66分) MS (APCI+, m/e) 336 (M+1)
【0174】出発物質として参考例2〜42の化合物と各
種のトリブチルスズ化合物を適宜選択し、実施例97の方
法に準じて以下の実施例98〜145の化合物を合成した。
その際、必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラム
クロマトグラフィーによる精製を実施した。 実施例98 6-(2-フリル)-2-(2-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.74分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 実施例99 6-(2-フリル)-2-(3-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.83分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 実施例100 6-(2-フリル)-2-(4-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.70分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 実施例101 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-6-(2-フリル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.70分) MS (APCI+, m/e) 306 (M+1) 実施例102 2-(3-クロロフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.16分) MS (APCI+, m/e) 296 (M+1)
【0175】実施例103 6-(2-フリル)-2-[4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.37分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例104 6-(2-フリル)-2-(5-メチル-2-チエニル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.76分) MS (APCI+, m/e) 282 (M+1) 実施例105 6-(2-フリル)-2-(4-メトキシベンジル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.68分) MS (APCI+, m/e) 306 (M+1) 実施例106 6-(2-フリル)-2-(フェノキシメチル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.91分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 実施例107 2-(2-シクロペンチルエチル)-6-(2-フリル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.91分) MS (APCI+, m/e) 282 (M+1)
【0176】実施例108 6-(2-フリル)-2-[(フェニルチオ)メチル]-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.61分) MS (APCI+, m/e) 308 (M+1) 実施例109 6-(2-フリル)-2-(2-フェニルエチル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間2.74分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1) 実施例110 2-ベンジル-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.61分) MS (APCI+, m/e) 276 (M+1) 実施例111 6-(2-フリル)-2-(3-メトキシベンジル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.70分) MS (APCI+, m/e) 306 (M+1) 実施例112 2-(2,5-ジメトキシベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度83 %(保持時間2.74分) MS (APCI+, m/e) 336 (M+1)
【0177】実施例113 2-(4-クロロベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.93分) MS (APCI+, m/e) 310 (M+1) 実施例114 6-(2-フリル)-2-[(E)-2-フェニルエテニル]-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間2.89分) MS (APCI+, m/e) 288 (M+1) 実施例115 6-(2-フリル)-2-(3-フェノキシフェニル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度85 %(保持時間3.49分) MS (APCI+, m/e) 354 (M+1) 実施例116 2-(4-ベンゾイルフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間3.39分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1) 実施例117 2-(フェノキシメチル)-6-(2-チエニル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.05分) MS (APCI+, m/e) 308 (M+1)
【0178】実施例118 2-[(フェニルチオ)メチル]-6-(2-チエニル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間2.99分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 実施例119 2-(2-フェニルエチル)-6-(2-チエニル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間2.84分) MS (APCI+, m/e) 306 (M+1) 実施例120 2-ベンジル-6-(2-チエニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.73分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 実施例121 2-(2,5-ジメトキシベンジル)-6-(2-チエニル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.84分) MS (APCI+, m/e) 352 (M+1) 実施例122 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-チエニル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度88 %(保持時間2.66分) MS (APCI+, m/e) 352 (M+1)
【0179】実施例123 2-(4-クロロベンジル)-6-(2-チエニル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.04分) MS (APCI+, m/e) 326 (M+1) 実施例124 2-(3-フェノキシフェニル)-6-(2-チエニル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1) 実施例125 2-(3-メトキシベンジル)-6-(2-チエニル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.82分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1) 実施例126 2-[(E)-2-フェニルエテニル]-6-(2-チエニル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.00分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1) 実施例127 2-(4-ベンゾイルフェニル)-6-(2-チエニル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間3.52分) MS (APCI+, m/e) 382 (M+1)
【0180】実施例128 2-(4-フルオロベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度83 %(保持時間2.82分) MS (APCI+, m/e) 294 (M+1) 実施例129 2-(3-クロロベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.99分) MS (APCI+, m/e) 310 (M+1) 実施例130 2-(2,4-ジフルオロベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度84 %(保持時間2.85分) MS (APCI+, m/e) 312 (M+1) 実施例131 2-(3,4-ジクロロベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.25分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1) 実施例132 6-(2-フリル)-2-[4-(トリフルオロメチル)ベンジル]-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.20分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1)
【0181】実施例133 6-(2-フリル)-2-[4-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.24分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例134 6-(2-フリル)-2-(4-ニトロベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.89分) MS (APCI+, m/e) 321 (M+1) 実施例135 6-(2-フリル)-2-(4-メチルベンジル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度84 %(保持時間2.91分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1) 実施例136 6-(2-フリル)-2-(2-ナフチルメチル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.15分) MS (APCI+, m/e) 326 (M+1) 実施例137 2-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イルメチル)-6-(2-フリ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度86 %(保持時間2.75分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1)
【0182】実施例138 6-(2-フリル)-2-(3,4,5-トリメトキシベンジル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.66分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1) 実施例139 6-(2-フリル)-2-(2-チエニルメチル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.54分) MS (APCI+, m/e) 282 (M+1) 実施例140 6-(2-フリル)-2-[(1-メチル-1H-インドール-3-イル)メ
チル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.93分) MS (APCI+, m/e) 329 (M+1) 実施例141 2-[(4-クロロフェノキシ)メチル]-6-(2-フリル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.19分) MS (APCI+, m/e) 326 (M+1) 実施例142 2-[2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル]-6-(2-フリル)-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.65分) MS (APCI+, m/e) 350 (M+1)
【0183】実施例143 6-(2-フリル)-2-[4-(メチルチオ)ベンジル]-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.93分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1) 実施例144 2-(2-クロロベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.85分) MS (APCI+, m/e) 310 (M+1) 実施例145 2-[(1,1’-ビフェニル)-4-イルメチル]-6-(2-フリル)-1
H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.34分) MS (APCI+, m/e) 352 (M+1) 実施例146 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン(実施例1の化合物)(50 mg), 2-tert-ブ
チルイミノ-2-ジエチルアミノ-1,3-ジメチル-ペルヒド
ロ-1,3,2-ジアザホスホリン樹脂(PS-BEMP,2.2 mmol/
g)(113 mg),N,N-ジメチルホルムアミド(2 ml)の混
合物を室温で30分間振盪した後、ヨードメタン(28 m
g)を加え、室温でさらに1時間振盪した。樹脂を濾去し
た後、濾液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去、残留物を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチ
ル−クロロホルム−ヘキサン(1:1:4〜1:1:0,v/
v)で溶出する画分を減圧濃縮して得られる結晶を濾取
して、2-(3-メトキシフェニル)-1-メチル-6-フェニル-1
H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(22 mg, 41 %)を単離し
た(反応後、2成分の異性体の混合物が得られるが、よ
り高極性な成分が目的化合物である)。1 H NMR (CDCl3) δ 3.95 (3H, s), 4.43 (3H, s), 7.00
-7.05 (1H, m), 7.37-7.61 (6H, m), 7.81 (1H, d, J =
1.6 Hz), 8.06-8.15 (2H, m), 8.40 (1H, d, J= 1.4 H
z) ppm IR (KBr) ν 1472, 1397, 1292, 1252 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.87分) MS (APCI+, m/e) 316 (M+1)
【0184】出発物質として実施例1の化合物と各種の
アルキルハライドを適宜選択し、実施例146の方法に準
じて以下の実施例147〜153の化合物を合成した(ただ
し、反応時間は15時間)。 実施例147 1-(2-メトキシエチル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度86 %(保持時間3.06分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例148 1-(シクロヘキシルメチル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-
フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.70分) MS (APCI+, m/e) 398 (M+1) 実施例149 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1-(2-フェニルエ
チル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.50分) MS (APCI+, m/e) 406 (M+1) 実施例150 2-(3-メトキシフェニル)-1-(3-フェノキシプロピル)-6-
フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.50分) MS (APCI+, m/e) 436 (M+1) 実施例151 N-[3-[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]プロピル]フタルイミド HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.31分) MS (APCI+, m/e) 489 (M+1)
【0185】実施例152 1-デシル-2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.32分) MS (APCI+, m/e) 442 (M+1) 実施例153 酢酸2-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェニル HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.36分) MS (APCI+, m/e) 450 (M+1)
【0186】実施例154 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン(実施例1の化合物)(250 mg), 2-tert-ブ
チルイミノ-2-ジエチルアミノ-1,3-ジメチル-ペルヒド
ロ-1,3,2-ジアザホスホリン樹脂(PS-BEMP,2.2 mmol/
g)(566 mg),N,N-ジメチルホルムアミド(10 ml)の混
合物を室温で30分間振盪した後、ブロモ酢酸tert-ブチ
ル(194 mg)を加え、室温でさらに1時間振盪した。樹
脂を濾去した後、濾液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留
去、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付
し、酢酸エチル−ヘキサン(1:2〜1:1:1.5,v/v)で
溶出する画分を減圧濃縮して、[2-(3-メトキシフェニ
ル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]
酢酸tert-ブチルを単離した。[2-(3-メトキシフェニル)
-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]酢酸
tert-ブチル(209 mg)に4 N塩化水素(酢酸エチル溶
液)(8.0 ml)を加え、室温で5時間かき混ぜて加水分
解した。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去
し、結晶を濾取して、[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]酢酸(129 m
g,43 %)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.86 (3H, s), 5.56 (2H, s), 7.
02-7.07 (1H, m), 7.45-7.55 (4H, m), 7.79-7.92 (4H,
m), 8.63 (1H, s), 8.72 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 3368, 1634, 1478, 1362 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.73分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1)
【0187】実施例155 [2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5
-b]ピリジン-1-イル]酢酸(実施例154の化合物)(100
mg),グリシンtert-ブチル塩酸塩(56 mg),1-エチル
-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
(WSC・HCl)(80 mg),1-ヒドロキシベンゾトリアゾー
ル(HOBt)(56 mg),N,N-ジイソプロピルエチルアミ
ン(108 mg),N,N-ジメチルホルムアミド(5 ml)の混
合物を室温で3日間かき混ぜた。反応混合物を水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgSO
4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、[[[2-(3-
メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン-1-イル]アセチル]アミノ] 酢酸tert-ブチル(78
mg,60 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 3.95 (3H, s), 3.95
(2H, d, J = 5.0 Hz),5.38 (2H, s), 7.00-7.05 (1H,
m), 7.36-7.58 (6H, m), 7.95 (1H, d, J = 1.6Hz), 8.
05-8.12 (3H, m), 8.40 (1H, d, J = 1.4 Hz) ppm IR (KBr) ν 2980, 1748, 1667, 1292 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.24分) MS (APCI+, m/e) 473 (M+1)
【0188】実施例156 [[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]アセチル]アミノ] 酢酸tert-
ブチル(実施例155の化合物)(50 mg)に4 N塩化水素
(酢酸エチル溶液)(10.0 ml)を加え、室温で5時間か
き混ぜて加水分解した。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgSO 4)後、溶
媒を減圧留去し、結晶を濾取して、[[[2-(3-メトキシフ
ェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イ
ル]アセチル]アミノ] 酢酸(19 mg,42 %)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 3.91 (2H, d, J =
5.6 Hz), 5.58 (2H, s), 7.04-7.09 (1H, m), 7.39-7.
59 (4H, m), 7.79-7.97 (4H, m), 8.65(1H, s),8.66 (1
H, s), 8.97 (1H, t, J = 5.6 Hz) ppm IR (KBr) ν 3015, 1688, 1591, 1478 cm-1 HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間2.59分) MS (APCI+, m/e) 417 (M+1)
【0189】実施例157 酢酸2-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェニル(実施例
153の化合物)(177 mg)をテトラヒドロフラン−メタ
ノール(1:1,v/v,20 ml)に溶解し、2 N水酸化リチ
ウム溶液(6.8 ml)を加えた。室温で1.5時間かき混ぜ
た後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチル−テトラヒド
ロフラン(3:1,v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾
燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、2
-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェノール(133 mg,
83 %)を得た。テトラヒドロフラン−酢酸エチルより再
結晶。1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.88 (3H, s), 5.89 (2H, s), 6.
79-6.92 (2H, m), 7.03-7.08 (1H, m), 7.15-7.23 (1H,
m), 7.41-7.58 (5H, m), 7.76-7.80 (2H, m), 7.93-8.
00 (2H, m), 8.59(1H, d, J = 1.4 Hz), 8.75 (1H, d,
J = 1.4 Hz), 10.96 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 3063, 1468, 1404, 1238 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.30分) MS (ESI+, m/e) 408 (M+1)
【0190】実施例158 2-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェノール(実施例15
7の化合物)(41 mg),ブロモ酢酸エチル(18mg),N,
N-ジメチルホルムアミド(1 ml)の溶液に炭酸カリウム
(19 mg)を加え、室温で2時間かき混ぜた。反応混合物
を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、乾
燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、
[2-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチ
ル(37 mg,74 %)を得た。 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.59分) MS (APCI+, m/e) 494 (M+1)
【0191】実施例159 [2-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェノキシ]酢酸エチ
ル(実施例158の化合物)(28 mg)をテトラヒドロフラ
ン−エタノール(1:1,v/v,3.6 ml)に溶解し、2 N水
酸化リチウム溶液(1.2 ml)を加えた。室温で2時間か
き混ぜた後、反応混合物を水に注ぎ、2 N塩酸を加えてp
H 3に調整し、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(3:
1,v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgSO4
後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、[2-[[2-(3-メ
トキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリ
ジン-1-イル]メチル]フェノキシ]酢酸(15 mg,55 %)
を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.87 (3H, s), 4.85 (2H, s), 5.
98 (2H, s), 6.94-7.05(3H, m), 7.28-7.55 (6H, m),
7.74-7.78 (2H, m), 7.96-8.03 (2H, m), 8.54 (1H,
s), 8.66 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 3403, 1605, 1474, 1235 cm-1 HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.27分) MS (APCI+, m/e) 466 (M+1)
【0192】実施例160 出発物質として実施例157の化合物と4-ブロモ酪酸エチ
ルを選択し、実施例158〜159の方法に準じて4-[2-[[2-
(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン-1-イル]メチル]フェノキシ]酪酸を合成した。1 H NMR (DMSO-d6) δ 1.95 (2H, quintet, J = 6.7 H
z), 2.39 (2H, t, J = 6.8Hz), 3.86 (3H, s), 4.07 (2
H, t, J = 6.1 Hz), 5.96 (2H, s), 6.89-7.07 (3H,
m), 7.27-7.56 (6H, m), 7.75-7.79 (2H, m), 7.93-8.0
1 (2H, m), 8.52 (1H, s), 8.56 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 2940, 1713, 1470, 1244 cm-1 HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.34分) MS (APCI+, m/e) 494 (M+1)
【0193】実施例161 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン(実施例1の化合物)(80 mg), 2-tert-ブ
チルイミノ-2-ジエチルアミノ-1,3-ジメチル-ペルヒド
ロ-1,3,2-ジアザホスホリン樹脂(PS-BEMP,2.2 mmol/
g)(181 mg),N,N-ジメチルホルムアミド(3.2 ml)の
混合物を室温で1時間振盪した後、4-フルオロベンジル
クロリド(46 mg)を加え、室温でさらに15時間振盪し
た。樹脂を濾去した後、濾液を減圧濃縮、残留物を分取
HPLCに付し、目的画分を濃縮した後ジクロロメタンと飽
和重曹水に分配した。有機層をPTFEフィルターチューブ
で分液し、減圧濃縮して、1-(4-フルオロベンジル)-2-
(3-メトキシフェニル)- 6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン(84 mg, 78 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 3.96 (3H, s), 5.91 (2H, s), 7.01
-7.12 (3H, m), 7.39-7.57 (8H, m), 7.76 (1H, d, J =
1.8 Hz), 8.09-8.18 (2H, m), 8.37 (1H, d, J= 1.8 H
z) ppm HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.72分) MS (APCI+, m/e) 410 (M+1)
【0194】出発物質として実施例1の化合物と各種の
アルキルハライドを適宜選択し、実施例161の方法に準
じて以下の実施例162〜206の化合物を合成した。 実施例162 1-(2-フルオロベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-フ
ェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.52分) MS (APCI+, m/e) 410 (M+1) 実施例163 1-(3-フルオロベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-フ
ェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.56分) MS (APCI+, m/e) 410 (M+1) 実施例164 1-(2,4-ジフルオロベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-
6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.59分) MS (APCI+, m/e) 428 (M+1) 実施例165 1-(3,5-ジフルオロベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-
6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 428 (M+1) 実施例166 1-(2,6-ジフルオロベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-
6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.65分) MS (APCI+, m/e) 428 (M+1)
【0195】実施例167 1-(2-クロロベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.66分) MS (APCI+, m/e) 426 (M+1) 実施例168 1-(3,4-ジクロロベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-
フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.01分) MS (APCI+, m/e) 460 (M+1) 実施例169 1-(3-ブロモベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.74分) MS (APCI+, m/e) 470 (M+1) 実施例170 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1-[2-(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.71分) MS (APCI+, m/e) 460 (M+1) 実施例171 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1-[3-(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.75分) MS (APCI+, m/e) 460 (M+1)
【0196】実施例172 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1-[4-(トリフルオ
ロメチル)ベンジル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.78分) MS (APCI+, m/e) 460 (M+1) 実施例173 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1-[4-(トリフルオ
ロメトキシ)ベンジル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.84分) MS (APCI+, m/e) 476 (M+1) 実施例174 2-(3-メトキシフェニル)-1-(2-メチルベンジル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.65分) MS (APCI+, m/e) 406 (M+1) 実施例175 2-(3-メトキシフェニル)-1-(4-メチルベンジル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.72分) MS (APCI+, m/e) 406 (M+1) 実施例176 1-(3,4-ジメチルベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-
フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.95分) MS (APCI+, m/e) 420 (M+1)
【0197】実施例177 1-(4-tert-ブチルベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6
-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.20分) MS (APCI+, m/e) 448 (M+1) 実施例178 1-(3-メトキシベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-フ
ェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.71分) MS (APCI+, m/e) 422 (M+1) 実施例179 1-(4-メトキシベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-フ
ェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.71分) MS (APCI+, m/e) 422 (M+1) 実施例180 1-(3,5-ジメトキシベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-
6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 452 (M+1) 実施例181 2-(3-メトキシフェニル)-1-(2-ニトロベンジル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 437 (M+1)
【0198】実施例182 2-(3-メトキシフェニル)-1-(3-ニトロベンジル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.52分) MS (APCI+, m/e) 437 (M+1) 実施例183 2-(3-メトキシフェニル)-1-(4-ニトロベンジル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.64分) MS (APCI+, m/e) 437 (M+1) 実施例184 4-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間3.53分) MS (APCI+, m/e) 417 (M+1) 実施例185 1-[(1,1’-ビフェニル)-2-イルメチル]-2-(3-メトキシ
フェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間4.00分) MS (APCI+, m/e) 468 (M+1) 実施例186 1-[(1,1’-ビフェニル)-4-イルメチル]-2-(3-メトキシ
フェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.10分) MS (APCI+, m/e) 468 (M+1)
【0199】実施例187 2-(3-メトキシフェニル)-1-(1-ナフチルメチル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.94分) MS (APCI+, m/e) 442 (M+1) 実施例188 2-(3-メトキシフェニル)-1-(2-ナフチルメチル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.95分) MS (APCI+, m/e) 442 (M+1) 実施例189 1-ベンズヒドリル-2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル
-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.04分) MS (APCI+, m/e) 468 (M+1) 実施例190 1-(9H-フルオレン-9-イル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-
フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度91 %(保持時間4.06分) MS (APCI+, m/e) 466 (M+1) 実施例191 2-(3-メトキシフェニル)-1-(3-フェノキシベンジル)-6-
フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.07分) MS (APCI+, m/e) 484 (M+1)
【0200】実施例192 1-(4-ベンゾイルベンジル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-
フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.88分) MS (APCI+, m/e) 496 (M+1) 実施例193 4-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]安息香酸メチル HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 450 (M+1) 実施例194 [2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5
-b]ピリジン-1-イル](フェニル)酢酸メチル HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.71分) MS (APCI+, m/e) 450 (M+1) 実施例195 2-(3-メトキシフェニル)-1-フェナシル-6-フェニル-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 420 (M+1) 実施例196 1-(4-クロロフェナシル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-フ
ェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.82分) MS (APCI+, m/e) 454 (M+1)
【0201】実施例197 1-(4-メトキシフェナシル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-
フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.65分) MS (APCI+, m/e) 450 (M+1) 実施例198 4-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]アセチル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.55分) MS (APCI+, m/e) 445 (M+1) 実施例199 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1-[(E)-3-フェニ
ル-2-プロペニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.87分) MS (APCI+, m/e) 418 (M+1) 実施例200 1-[(3,5-ジメチル-4-イソキサゾリル)メチル]-2-(3-メ
トキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリ
ジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.38分) MS (APCI+, m/e) 411 (M+1) 実施例201 1-エチル-2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.27分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1)
【0202】実施例202 1-(シクロプロピルメチル)-2-(3-メトキシフェニル)-6-
フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.54分) MS (APCI+, m/e) 356 (M+1) 実施例203 1-(2-シクロヘキシルエチル)-2-(3-メトキシフェニル)-
6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.15分) MS (APCI+, m/e) 412 (M+1) 実施例204 1-イソブチル-2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.61分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 実施例205 2-(3-メトキシフェニル)-1-(4-ペンテニル)-6-フェニル
-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.68分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1) 実施例206 4-[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]ブタンニトリル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.19分) MS (APCI+, m/e) 369 (M+1)
【0203】実施例207 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン(実施例1の化合物)(80 mg), 2-tert-ブ
チルイミノ-2-ジエチルアミノ-1,3-ジメチル-ペルヒド
ロ-1,3,2-ジアザホスホリン樹脂(PS-BEMP,2.2 mmol/
g)(326 mg),N,N-ジメチルホルムアミド(4.5 ml)の
混合物を室温で1時間振盪した後、3-ピリジルメチルク
ロリド塩酸塩(52 mg)を加え、室温でさらに15時間振
盪した。以下、実施例222の方法に準じて精製し、2-(3-
メトキシフェニル)- 6-フェニル-1-(3-ピリジルメチル)
-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(67 mg, 65 %)を得た。 HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.68分) MS (APCI+, m/e) 393 (M+1)
【0204】出発物質として実施例1の化合物と各種の
アルキルハライド塩酸塩(又はアルキルハライド臭化水
素酸塩)を適宜選択し、実施例207の方法に準じて以下
の実施例208〜213の化合物を合成した。 実施例208 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1-(4-ピリジルメ
チル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.60分) MS (APCI+, m/e) 393 (M+1) 実施例209 2-[[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]キノリン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.67分) MS (APCI+, m/e) 443 (M+1) 実施例210 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1-(チアゾール-4-
イルメチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度81 %(保持時間3.28分) MS (APCI+, m/e) 399 (M+1)
【0205】実施例211 N,N-ジエチル-N-[2-[2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニ
ル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]エチル]アミン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間2.64分) MS (APCI+, m/e) 401 (M+1) 実施例212 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニル-1-(2-ピペリジノ
エチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間2.67分) MS (APCI+, m/e) 413 (M+1) 実施例213 2-(3-メトキシフェニル)-1-(2-モルホリノエチル)-6-フ
ェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.59分) MS (APCI+, m/e) 415 (M+1)
【0206】実施例214 5-ブロモ-2-[(E)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]
エテニル]ベンゾオキサゾール(参考例44の化合物)(1
29 mg),フェニルボロン酸(171 mg),テトラキス(ト
リフェニルホスフィン)パラジウム(0)(61 mg),2 M炭
酸ナトリウム溶液(1.05 ml),トルエン(3.15 ml),
テトラヒドロフラン(1.05 ml)の混合物をアルゴン気
流中90 ℃で24時間かき混ぜた後、酢酸エチル−テトラ
ヒドロフラン(3:1,v/v)と水に分配した。有機層を
水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去した。残留物
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エ
チル−ヘキサン(1:6,v/v)で溶出する画分を減圧濃
縮して得られる結晶を濾取して、5-フェニル-2-[(E)-2-
[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エテニル]ベンゾオ
キサゾール(70 mg,55 %)を得た。酢酸エチル−ヘキ
サンより再結晶。1 H NMR (CDCl3) δ 7.18 (1H, d, J = 16.6 Hz), 7.34-
7.52 (3H, m), 7.60-7.75 (8H, m), 7.83 (1H, d, J =
16.4 Hz), 7.93 (1H, t, J = 1.3 Hz) ppm IR (KBr) ν 1337, 1121, 1073, 829 cm-1 HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.37分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1)
【0207】出発物質として参考例43〜45の化合物と各
種のボロン酸を適宜選択し、実施例214の方法に準じて
以下の実施例215〜219の化合物を合成した。 実施例215 5-フェニル-2-[(E)-2-フェニルエテニル]ベンゾオキサ
ゾール HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間5.14分) MS (APCI+, m/e) 298 (M+1) 実施例216 2-[(E)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)エテニル]-5-フェ
ニルベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.26分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例217 5-(2-フリル)-2-[(E)-2-フェニルエテニル]ベンゾオキ
サゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.94分) MS (APCI+, m/e) 288 (M+1)
【0208】実施例218 5-(2-フリル)-2-[(E)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェ
ニル]エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間5.19分) MS (APCI+, m/e) 356 (M+1) 実施例219 2-[(E)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)エテニル]-5-(2-フ
リル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.06分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 実施例220 5-ブロモ-2-[(E)-2-フェニルエテニル]ベンゾオキサゾ
ール(参考例43の化合物)(105 mg),p-クレゾール
(45 mg),炭酸カリウム(97 mg),酸化銅(II)(70 m
g),ピリジン(1.5 ml)の混合物をアルゴン気流中130
℃で24時間かき混ぜた後、水に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した。有機層を5 % 硫酸水素カリウム溶液で洗浄、水
洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去、残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−
ヘキサン(1:6,v/v)で溶出する画分を減圧濃縮して
得られる結晶を濾取して、5-(4-メチルフェノキシ)-2-
[(E)-2-フェニルエテニル]ベンゾオキサゾール(69 mg,
60 %)を得た。酢酸エチル−ヘキサンより再結晶。1 H NMR (CDCl3) δ 2.34 (3H, s), 6.92 (2H, d, J =
8.8 Hz), 7.03 (1H, dd,J = 8.6, 2.2 Hz), 7.06 (1H,
d, J = 16.4 Hz), 7.14 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.32 (1
H, d, J = 2.6 Hz), 7.38-7.48 (4H, m), 7.58-7.63 (2
H, m), 7.79 (1H,d, J = 16.6 Hz) ppm IR (KBr) ν 1532, 1507, 1472, 1223 cm-1 HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間5.30分) MS (APCI+, m/e) 328 (M+1) 出発物質として参考例43〜44の化合物と各種の置換フェ
ノールを適宜選択し、実施例220の方法に準じて以下の
実施例221〜222の化合物を合成した。 実施例221 2-[(E)-2-フェニルエテニル]-5-[4-[4-(1H-1,2,3-トリ
アゾール-1-イル)ブチル]フェノキシ]ベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.76分) MS (APCI+, m/e) 437 (M+1) 実施例222 5-[4-[4-(1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)ブチル]フェ
ノキシ]-2-[(E)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]
エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.00分) MS (APCI+, m/e) 505 (M+1)
【0209】実施例223 6-ブロモ-2-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(参
考例3の化合物)(90mg),フェニルボロン酸(104 m
g),テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)(38 mg),2 M炭酸ナトリウム溶液(0.82 ml),テ
トラヒドロフラン(3.3 ml)の混合物をアルゴン気流中
85 ℃で24時間かき混ぜた後、酢酸エチル−テトラヒド
ロフラン(3:1,v/v)と水に分配した。有機層を水
洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去、残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−
クロロホルム−ヘキサン(1:1:4,v/v)で溶出する画
分を減圧濃縮して得られる結晶を濾取して、2,6-ジフェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(20 mg,22 %)を得
た。クロロホルム−メタノールより再結晶。 HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間2.78分) MS (ESI+, m/e) 272 (M+1) 出発物質として参考例3,11,16の化合物と各種のボロ
ン酸を適宜選択し、実施例223の方法に準じて以下の実
施例224〜237の化合物を合成した。その際、必要に応じ
て再結晶あるいはシリカゲルカラムクロマトグラフィー
による精製を実施した。 実施例224 2-シクロヘキシル-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリ
ジン HPLC (220 nm) 純度85 %(保持時間2.74分) MS (ESI+, m/e) 278 (M+1) 実施例225 6-(2-フルオロフェニル)-2-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.88分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1) 実施例226 2-シクロヘキシル-6-(2-フルオロフェニル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.79分) MS (APCI+, m/e) 296 (M+1) 実施例227 6-(1-ナフチル)-2-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.18分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1) 実施例228 2-シクロヘキシル-6-(1-ナフチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.11分) MS (APCI+, m/e) 328 (M+1) 実施例229 2-シクロヘキシル-6-(3-メトキシフェニル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.83分) MS (APCI+, m/e) 308 (M+1) 実施例230 6-(3-メトキシフェニル)-2-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.87分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1) 実施例231 2-シクロヘキシル-6-[3-(トリフルオロメチル)フェニ
ル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.13分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例232 4-(2-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-6-イル)ベ
ンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.87分) MS (APCI+, m/e) 297 (M+1) 実施例233 4-(2-シクロヘキシル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-6-
イル)ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.71分) MS (APCI+, m/e) 303 (M+1) 実施例234 6-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-2-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度80 %(保持時間2.58分) MS (APCI+, m/e) 350 (M+1)
【0210】実施例235 2-シクロヘキシル-6-[4-(メチルスルホニル)フェニル]-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間2.48分) MS (APCI+, m/e) 356 (M+1) 実施例236 6-(2-フルオロフェニル)-2-(2-ナフチル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.34分) MS (APCI+, m/e) 340 (M+1) 実施例237 2-(2-ナフチル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.21分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1)
【0211】実施例238 6-ブロモ-2-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(参
考例3の化合物)(90mg),2-(トリブチルスタニル)フ
ラン(305 mg),ジクロロビス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(II)(23 mg),N,N-ジメチルホルムアミ
ド(4 ml)の混合物をアルゴン気流中80 ℃で24時間か
き混ぜた後、水に注ぎ、酢酸エチル−テトラヒドロフラ
ン(3:1,v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgS
O4)後、溶媒を減圧留去、残留物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−クロロホルム−
ヘキサン(1:1:4,v/v)で溶出する画分を減圧濃縮し
て得られる結晶を濾取して、6-(2-フリル)-2-フェニル-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン(49 mg, 57 %)を得た。 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.66分) MS (APCI+, m/e) 262 (M+1) 出発物質として参考例3,11,16の化合物と各種のトリ
ブチルスズ化合物を適宜選択し、実施例238の方法に準
じて以下の実施例239〜241の化合物を合成した。その
際、必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーによる精製を実施した。 実施例239 2-シクロヘキシル-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.57分) MS (APCI+, m/e) 268 (M+1) 実施例240 6-(2-フリル)-2-(2-ナフチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリ
ジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.18分) MS (APCI+, m/e) 312 (M+1) 実施例241 2-(2-ナフチル)-6-(2-チエニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.31分) MS (APCI+, m/e) 328 (M+1)
【0212】出発物質として各種のカルボン酸を適宜選
択し、参考例67の方法に準じて以下の実施例242〜254の
化合物を合成した。 実施例242 6-ブロモ-2-(3-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.85分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1) 実施例243 6-ブロモ-2-(2-ナフチル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間5.41分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 実施例244 6-ブロモ-2-フェニルベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.83分) MS (APCI+, m/e) 274 (M+1) 実施例245 6-ブロモ-2-(3-メチルフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.12分) MS (APCI+, m/e) 288 (M+1) 実施例246 6-ブロモ-2-(4-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.81分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1)
【0213】実施例247 6-ブロモ-2-(3,4-ジメトキシフェニル)ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間4.50分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例248 6-ブロモ-2-(2-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.41分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1) 実施例249 6-ブロモ-2-(3,4,5-トリメトキシフェニル)ベンゾオキ
サゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.57分) MS (APCI+, m/e) 364 (M+1) 実施例250 6-ブロモ-2-(3-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間4.95分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 実施例251 6-ブロモ-2-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]ベンゾ
オキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.23分) MS (APCI+, m/e) 342 (M+1) 実施例252 6-ブロモ-2-[3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.30分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1)
【0214】実施例253 3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)ベンズアミド HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.65分) MS (APCI+, m/e) 317 (M+1) 実施例254 6-ブロモ-2-(3-ブトキシフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.71分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例255 3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)ベンズアミド
(実施例253の化合物)(1.09 g),ピリジン(0.41
g),N,N-ジメチルホルムアミド(20 ml)の混合物にオ
キサリルクロリド(0.52 g)を0 ℃で滴下した。0 ℃で
50分間かき混ぜた後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を1 N 塩酸,水,飽和重曹水,水
で順次洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、
結晶を濾取して、3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イ
ル)ベンゾニトリル(949 mg,92 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 7.53 (1H, dd, J = 8.7, 1.7 Hz),
7.64-7.72 (2H, m), 7.80 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.84
(1H, dt, J = 7.7, 1.5 Hz), 8.45-8.53 (2H, m)ppm IR (KBr) ν 2232, 1333, 804 cm-1 HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.57分) MS (ESI+, m/e) 299 (M+1)
【0215】出発物質として各種のカルボン酸を適宜選
択し、参考例67の方法に準じて以下の実施例256〜266の
化合物を合成した。 実施例256 6-ブロモ-2-[3-[(トリフルオロメチル)チオ]フェニル]
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間5.42分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1) 実施例257 6-ブロモ-2-[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェ
ニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.28分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例258 6-ブロモ-2-(3-エトキシフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.13分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1) 実施例259 2-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]-6-ブロモ
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.48分) MS (APCI+, m/e) 410 (M+1) 実施例260 6-ブロモ-2-(3,5-ジフルオロフェニル)ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.07分) MS (APCI+, m/e) 310 (M+1)
【0216】実施例261 6-ブロモ-2-(3-フェノキシフェニル)ベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.46分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1) 実施例262 6-ブロモ-2-(5-メチル-2-チエニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.91分) MS (APCI+, m/e) 294 (M+1) 実施例263 2-(1-ベンゾフラン-2-イル)-6-ブロモベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.92分) MS (APCI+, m/e) 314 (M+1) 実施例264 2-(1-ベンゾチオフェン-2-イル)-6-ブロモベンゾオキサ
ゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.31分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例265 6-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)キノリン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.40分) MS (APCI+, m/e) 325 (M+1) 実施例266 6-ブロモ-2-(3-ニトロフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.70分) MS (APCI+, m/e) 319 (M+1)
【0217】実施例267 6-ブロモ-2-(3-ニトロフェニル)ベンゾオキサゾール
(実施例266の化合物)(5.96 g),臭化ニッケル(I
I)(204 mg),メタノール(100 ml),テトラヒドロ
フラン(100 ml)の混合物に水素化ホウ素ナトリウム
(2.12 g)を0 ℃で少しずつ加えた。0 ℃で10分間,室
温で1時間かき混ぜた後、反応混合物を飽和重曹水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgSO
4)、活性炭処理後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取し
て、3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)アニリン
(4.46 g,83 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 3.86 (2H, s), 6.86 (1H, ddd, J =
7.8, 2.3, 0.8 Hz), 7.26-7.37 (2H, m), 7.47 (1H, d
d, J = 8.5, 1.9 Hz), 7.54-7.64 (2H, m), 7.74(1H,
d, J = 1.8 Hz) ppm IR (KBr) ν 3206, 1456, 1335 cm-1 HPLC (220 nm) 純度85 %(保持時間3.28分) MS (APCI+, m/e) 289 (M+1)
【0218】実施例268 3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)アニリン(実
施例267の化合物)(925 mg),トリエチルアミン(390
mg),テトラヒドロフラン(35 ml)の溶液にアセチル
クロリド(276 mg)を室温で加えた。室温で1時間かき
混ぜた後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチル−テトラ
ヒドロフラン(3:1,v/v)で抽出した。有機層を1 N
塩酸,水,飽和重曹水,水で順次洗浄し、乾燥(MgS
O4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、N-[3-(6-
ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェニル]アセトア
ミド(923 mg,87 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 2.24 (3H, s), 7.34-7.39 (1H, m),
7.45-7.53 (2H, m), 7.62 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.74
(1H, d, J = 1.8 Hz), 7.79-7.84 (1H, m), 7.96-8.00
(1H, m), 8.28 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 3274, 1663, 1564 cm-1 HPLC (220 nm) 純度86 %(保持時間4.00分) MS (ESI+, m/e) 331 (M+1)
【0219】出発物質として実施例267の化合物とベン
ゾイルクロリドを選択し、実施例268の方法に準じて以
下の実施例269の化合物を合成した。 実施例269 N-[3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェニル]
ベンズアミド HPLC (220 nm) 純度89 %(保持時間4.72分) MS (ESI+, m/e) 393 (M+1) 実施例270 3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)アニリン(実
施例267の化合物)(925 mg),トリエチルアミン(490
mg),4-ジメチルアミノピリジン(39 mg),テトラヒ
ドロフラン(35 ml)の溶液にメタンスルホニルクロリ
ド(440 mg)を室温で加えた。室温で2時間かき混ぜた
後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有
機層を1 N 塩酸,水,飽和重曹水,水で順次洗浄し、乾
燥(MgSO 4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、N
-[3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェニル]メ
タンスルホンアミド(686 mg,58 %)を得た。酢酸エチ
ル−ヘキサンより再結晶。1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.07 (3H, s), 7.44-7.48 (1H,
m), 7.55-7.63 (2H, m),7.79 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.
90-7.94 (1H, m), 8.08-8.15 (2H, m), 10.13 (1H, s)
ppm IR (KBr) ν 3270, 1321, 1159 cm-1 HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間4.10分) MS (ESI+, m/e) 367 (M+1)
【0220】実施例271 3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)アニリン(実
施例267の化合物)(925 mg)のピリジン(15 ml)溶液
にイソシアン酸エチル(680 mg)を室温で加えた。室温
で3時間かき混ぜた後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エ
チル−テトラヒドロフラン(3:1,v/v)で抽出した。
有機層を1 N 塩酸,水,飽和重曹水,水で順次洗浄し、
乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取し
て、N-[3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェニ
ル]-N-エチル尿素(986 mg,86 %)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 1.09 (3H, t, J = 7.2 Hz), 3.15
(2H, quintet, J = 6.7Hz), 6.20 (1H, t, J = 5.5 H
z), 7.40-7.60 (3H, m), 7.70-7.78 (2H, m), 8.12 (1
H, d, J = 1.4 Hz), 8.46 (1H, s), 8.78 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 3281, 1645, 1570 cm-1 HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間4.10分) MS (ESI+, m/e) 360 (M+1)
【0221】実施例272 6-ブロモ-2-(3-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾール
(実施例242の化合物)(19.45 g)のクロロホルム(8
00 ml)溶液に三臭化ホウ素(100.05 g)を0 ℃で滴下
し、室温で4時間,65 ℃で9時間かき混ぜた。反応混合
物を氷に注ぎ、室温で30分間かき混ぜた後、クロロホル
ム−テトラヒドロフラン(4:1,v/v)で抽出した。有
機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、結
晶を濾取して、3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イ
ル)フェノール(16.46 g,89 %)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 7.03 (1H, ddd, J = 8.2, 2.4,
0.9 Hz), 7.41 (1H, t, J= 7.9 Hz), 7.54-7.65 (3H,
m), 7.75 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.09 (1H, d, J= 1.8
Hz), 9.95 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 3094, 1460, 1300 cm-1 HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.14分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1)
【0222】実施例273 3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェノール
(実施例272の化合物)(1.02 g)のN,N-ジメチルホル
ムアミド(6 ml)溶液に2-ヨードプロパン(0.68 g)と
炭酸カリウム(0.63 g)を50 ℃で加え、50 ℃で1.5時
間かき混ぜた。2-ヨードプロパン(0.34 g)と炭酸カリ
ウム(0.31 g)を追加し、50 ℃でさらに1時間かき混ぜ
た。反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチル−テトラヒドロ
フラン(3:1,v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾燥
(MgSO4)後、溶媒を減圧留去、残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチル−ヘキサン
(1:20〜1:6,v/v)で溶出する画分を減圧濃縮して、
6-ブロモ-2-(3-イソプロポキシフェニル)ベンゾオキサ
ゾール(896 mg,77 %)を単離した。1 H NMR (CDCl3) δ 1.39 (6H, d, J = 6.2 Hz), 4.69
(1H, sevenplet, J = 6.0Hz), 7.08 (1H, ddd, J = 8.
4, 2.6, 1.0 Hz), 7.38-7.50 (2H, m), 7.63 (1H,d, J
= 8.8 Hz), 7.73-7.82 (3H, m) ppm IR (KBr) ν 2975, 1557, 1265 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.30分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1)
【0223】出発物質として実施例272の化合物と各種
のアルキルハライドを適宜選択し、実施例273の方法に
準じて以下の実施例274〜279の化合物を合成した。 実施例274 6-ブロモ-2-[3-(ヘキシルオキシ)フェニル]ベンゾオキ
サゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間6.33分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1) 実施例275 6-ブロモ-2-[3-(3-メチルブトキシ)フェニル]ベンゾオ
キサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間5.90分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例276 6-ブロモ-2-[3-(シクロペンチルオキシ)フェニル]ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.75分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 実施例277 6-ブロモ-2-[3-(シクロプロピルメトキシ)フェニル]ベ
ンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.29分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1) 実施例278 2-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-6-ブロモベンゾオキ
サゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.41分) MS (APCI+, m/e) 380 (M+1) 実施例279 [3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェノキシ]
酢酸 tert-ブチル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.12分) MS (APCI+, m/e) 404 (M+1)
【0224】実施例280 [3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェノキシ]
酢酸 tert-ブチル(実施例279の化合物)(2.22 g)の
テトラヒドロフラン(10 ml)溶液に4 N 塩酸−酢酸エ
チル(50 ml)を加え、室温で2時間かき混ぜた。反応混
合物を水に注ぎ、酢酸エチル−テトラヒドロフラン
(3:1,v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgS
O4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、[3-(6-ブ
ロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェノキシ]酢酸(1.2
7 g,66 %)を得た。テトラヒドロフラン−酢酸エチル
より再結晶。1 H NMR (DMSO-d6) δ 4.83 (2H, s), 7.19-7.25 (1H,
m), 7.50-7.64 (3H, m),7.76-7.80 (2H, m), 8.12 (1H,
d, J = 1.8 Hz) ppm IR (KBr) ν 2913, 1717, 1327 cm-1 HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.06分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1)
【0225】実施例281 [3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェノキシ]
酢酸(実施例280の化合物)(1.17 g)をテトラヒドロ
フラン(35 ml)に溶解し、オキサリルクロリド(0.51
g)とN,N-ジメチルホルムアミド(15 μl)を順次加え
た。室温で2時間かき混ぜた後、溶媒と過剰のオキサリ
ルクロリドを減圧留去した。残留物をテトラヒドロフラ
ン(11 ml)に溶解し、40 % メチルアミン水溶液(9 m
l)を0 ℃で加え、室温で1時間かき混ぜた。反応混合物
を水に注ぎ、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(3:1,
v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶
媒を減圧留去し、結晶を濾取して、2-[3-(6-ブロモベン
ゾオキサゾール-2-イル)フェノキシ]-N-メチルアセトア
ミド(1.16 g,96 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 2.95 (3H, d, J = 5.0 Hz), 4.61
(2H, s), 6.64 (1H, broad s), 7.11 (1H, ddd, J = 8.
4, 2.8, 1.2 Hz), 7.45-7.53 (2H, m), 7.64 (1H,d, J
= 8.0 Hz), 7.76-7.80 (2H, m), 7.91 (1H, ddd, J =
8.0, 1.4, 0.7 Hz)ppm IR (KBr) ν 3330, 1678, 1055 cm-1 HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.98分) MS (APCI+, m/e) 361 (M+1)
【0226】出発物質として実施例272の化合物と各種
のアルキルハライドを適宜選択し、実施例273の方法に
準じて以下の実施例282〜284の化合物を合成した。 実施例282 6-ブロモ-2-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)ベンゾ
オキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.65分) MS (ACPI+, m/e) 348 (M+1) 実施例283 4-(3-(6-ブロモベンゾオキサゾール-2-イル)フェノキ
シ)ブタンニトリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.65分) MS (ACPI+, m/e) 357 (M+1) 実施例284 6-ブロモ-2-(3-(2-モルホリノエトキシ)フェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.30分) MS (ACPI+, m/e) 403 (M+1)
【0227】出発物質として参考例46〜51の化合物と各
種のボロン酸を適宜選択し、実施例1の方法に準じて以
下の実施例285〜302の化合物を合成した。その際、必要
に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーによる精製を実施した。 実施例285 2-(3-メチルフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.14分) MS (APCI+, m/e) 286 (M+1) 実施例286 2-(3-エトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.27分) MS (APCI+, m/e) 316 (M+1) 実施例287 6-フェニル-2-(3-プロポキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.49分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例288 2-(3-イソプロポキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.40分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例289 2-(3-ブトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.68分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1)
【0228】実施例290 2-(4-メトキシ-3-メチルベンジル)-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.19分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例291 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-メチルフェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.24分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1) 実施例292 2-(3-エトキシフェニル)-6-(2-フルオロフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.38分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例293 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-プロポキシフェニル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.60分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例294 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-イソプロポキシフェニ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.50分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例295 2-(3-ブトキシフェニル)-6-(2-フルオロフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジンHPLC (220 nm) 純度99 %(保
持時間3.79分) MS (APCI+, m/e) 362 (M+1)
【0229】実施例296 6-(2-フルオロフェニル)-2-(4-メトキシ-3-メチルベン
ジル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.25分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例297 6-(2-フリル)-2-(3-メチルフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.03分) MS (APCI+, m/e) 276 (M+1) 実施例298 2-(3-エトキシフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.20分) MS (APCI+, m/e) 306 (M+1) 実施例299 6-(2-フリル)-2-(3-プロポキシフェニル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.43分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例300 6-(2-フリル)-2-(3-イソプロポキシフェニル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.34分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例301 2-(3-ブトキシフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.66分) MS (APCI+, m/e) 334(M+1) 実施例302 6-(2-フリル)-2-(4-メトキシ-3-メチルベンジル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.06分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1)
【0230】出発物質として参考例2,10,15,23の化
合物と各種のボロン酸を適宜選択し、実施例1の方法に
準じて以下の実施例303〜311の化合物を合成した。その
際、必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーによる精製を実施した。 実施例303 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-[(E)-2-フェニルエテニ
ル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.17分) MS (APCI+, m/e) 372 (M+1) 実施例304 2-(フェノキシメチル)-6-[(E)-2-フェニルエテニル]-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.46分) MS (APCI+, m/e) 328 (M+1) 実施例305 2,6-ビス[(E)-2-フェニルエテニル]-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.45分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 実施例306 6-(2-アセチルフェニル)-2-(3-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間2.97分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1)
【0231】実施例307 6-(2-アセチルフェニル)-2-(3,4-ジメトキシベンジル)-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度91 %(保持時間2.76分) MS (APCI+, m/e) 388 (M+1) 実施例308 6-(2-アセチルフェニル)-2-(フェノキシメチル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジンHPLC (220 nm) 純度98 %(保持
時間3.05分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1) 実施例309 6-(2-アセチルフェニル)-2-[(E)-2-フェニルエテニル]-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間3.04分) MS (APCI+, m/e) 340 (M+1) 実施例310 2-(3-メトキシフェニル)-6-(3-ピリジル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間2.20分) MS (APCI+, m/e) 303 (M+1) 実施例311 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(3-ピリジル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間2.01分) MS (APCI+, m/e) 347 (M+1)
【0232】出発物質として参考例52〜59の化合物と各
種のボロン酸を適宜選択し、実施例1の方法に準じて以
下の実施例312〜335の化合物を合成した。その際、必要
に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーによる精製を実施した。 実施例312 2-[3-(ヘキシルオキシ)フェニル]-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.07分) MS (APCI+, m/e) 372 (M+1) 実施例313 2-[3-(3-ブテニルオキシ)フェニル]-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.56分) MS (APCI+, m/e) 342 (M+1) 実施例314 2-[3-(3-メチルブトキシ)フェニル]-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.86分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 実施例315 2-[3-(ネオペンチルオキシ)フェニル]-6-フェニル-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.89分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 実施例316 2-[3-(シクロヘキシルメトキシ)フェニル]-6-フェニル-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.11分) MS (APCI+, m/e) 384 (M+1) 実施例317 2-[3-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-6-フェニル-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.69分) MS (APCI+, m/e) 356 (M+1)
【0233】実施例318 6-フェニル-2-[3-(2-フェニルエトキシ)フェニル]-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.81分) MS (APCI+, m/e) 392 (M+1) 実施例319 2-(3-エトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.33分) MS (APCI+, m/e) 300 (M+1) 実施例320 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-(ヘキシルオキシ)フェニ
ル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.18分) MS (APCI+, m/e) 390 (M+1) 実施例321 2-[3-(3-ブテニルオキシ)フェニル]-6-(2-フルオロフェ
ニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.66分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例322 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-(3-メチルブトキシ)フェ
ニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.97分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1) 実施例323 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-(ネオペンチルオキシ)フ
ェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.02分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1)
【0234】実施例324 2-[3-(シクロヘキシルメトキシ)フェニル]-6-(2-フルオ
ロフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.20分) MS (APCI+, m/e) 402 (M+1) 実施例325 2-[3-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-6-(2-フルオロ
フェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.79分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1) 実施例326 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-(2-フェニルエトキシ)フ
ェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.91分) MS (APCI+, m/e) 410 (M+1) 実施例327 2-(3-エトキシフェニル)-6-(2-フルオロフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジンHPLC (220 nm) 純度99 %(保
持時間3.41分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1) 実施例328 6-(2-フリル)-2-[3-(ヘキシルオキシ)フェニル]-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジンHPLC (220 nm) 純度97 %(保持
時間4.07分) MS (APCI+, m/e) 362 (M+1) 実施例329 2-[3-(3-ブテニルオキシ)フェニル]-6-(2-フリル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.52分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1)
【0235】実施例330 6-(2-フリル)-2-[3-(3-メチルブトキシ)フェニル]-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.84分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例331 6-(2-フリル)-2-[3-(ネオペンチルオキシ)フェニル]-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.89分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例332 2-[3-(シクロヘキシルメトキシ)フェニル]-6-(2-フリ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.10分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1) 実施例333 2-[3-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-6-(2-フリル)-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.65分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例334 6-(2-フリル)-2-[3-(2-フェニルエトキシ)フェニル]-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.81分) MS (APCI+, m/e) 382 (M+1) 実施例335 2-(3-エチルフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.26分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1)
【0236】出発物質として参考例49の化合物と各種の
ボロン酸を適宜選択し、実施例1の方法に準じて以下の
実施例336〜351の化合物を合成した。その際、必要に応
じて再結晶あるいはシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーによる精製を実施した。 実施例336 6-(3-フルオロフェニル)-2-(3-イソプロポキシフェニ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.58分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例337 6-(4-フルオロフェニル)-2-(3-イソプロポキシフェニ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.51分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例338 6-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-(3-イソプロポキシフェ
ニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.63分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1) 実施例339 6-(3,4-ジフルオロフェニル)-2-(3-イソプロポキシフェ
ニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.68分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1) 実施例340 6-(2-クロロフェニル)-2-(3-イソプロポキシフェニル)-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.66分) MS (APCI+, m/e) 364 (M+1)
【0237】実施例341 2-(3-イソプロポキシフェニル)-6-[2-(トリフルオロメ
チル)フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.76分) MS (APCI+, m/e) 398 (M+1) 実施例342 2-(3-イソプロポキシフェニル)-6-[3-(トリフルオロメ
チル)フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.87分) MS (APCI+, m/e) 398 (M+1) 実施例343 2-(3-イソプロポキシフェニル)-6-[4-(トリフルオロメ
トキシ)フェニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.91分) MS (APCI+, m/e) 414 (M+1) 実施例344 2-(3-イソプロポキシフェニル)-6-(2-メトキシフェニ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.41分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例345 2-(3-イソプロポキシフェニル)-6-(3-メトキシフェニ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.50分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例346 6-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-2-(3-イソプロポ
キシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.43分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1)
【0238】実施例347 2-(3-イソプロポキシフェニル)-6-(4-フェノキシフェニ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.96分) MS (APCI+, m/e) 422 (M+1) 実施例348 2-(3-イソプロポキシフェニル)-6-[4-(メチルチオ)フェ
ニル]-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.65分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1) 実施例349 3-[2-(3-イソプロポキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]
ピリジン-6-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.51分) MS (APCI+, m/e) 355 (M+1) 実施例350 N-[3-[2-(3-イソプロポキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5
-b]ピリジン-6-イル]フェニル]アセトアミド HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.12分) MS (APCI+, m/e) 387 (M+1) 実施例351 6-(1-ベンゾフラン-2-イル)-2-(3-イソプロポキシフェ
ニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.98分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1)
【0239】出発物質として実施例97の化合物と各種の
アルキルハライドを適宜選択し、実施例161の方法に準
じて以下の実施例352〜359の化合物を合成した。 実施例352 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-フリル)-1-メチル-1
H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.93分) MS (ESI+, m/e) 350 (M+1) 実施例353 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-フリル)-1-(2-メト
キシエチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.10分) MS (ESI+, m/e) 394 (M+1) 実施例354 1-(シクロプロピルメチル)-2-(3,4-ジメトキシベンジ
ル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.35分) MS (ESI+, m/e) 390 (M+1) 実施例355 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-フリル)-1-イソブチ
ル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.44分) MS (ESI+, m/e) 392 (M+1) 実施例356 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-フリル)-1-(4-ペン
テニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.50分) MS (ESI+, m/e) 404 (M+1) 実施例357 4-[2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]ブタンニトリル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.11分) MS (ESI+, m/e) 403 (M+1)
【0240】実施例358 2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-フリル)-1-(2-フェ
ニルエチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.62分) MS (ESI+, m/e) 440 (M+1) 実施例359 酢酸2-[[2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-フリル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェニル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.43分) MS (ESI+, m/e) 484 (M+1) 出発物質として実施例359の化合物を選択し、実施例157
の方法に準じて以下の実施例360の化合物を合成した。 実施例360 2-[[2-(3,4-ジメトキシベンジル)-6-(2-フリル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェノール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.21分) MS (ESI+, m/e) 442 (M+1)
【0241】出発物質として実施例301の化合物と各種
のアルキルハライドを適宜選択し、実施例161の方法に
準じて以下の実施例361〜366の化合物を合成した。 実施例361 2-(3-ブトキシフェニル)-6-(2-フリル)-1-メチル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.48分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例362 2-(3-ブトキシフェニル)-6-(2-フリル)-1-(2-メトキシ
エチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.63分) MS (APCI+, m/e) 392 (M+1) 実施例363 2-(3-ブトキシフェニル)-1-(シクロプロピルメチル)-6-
(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.90分) MS (APCI+, m/e) 388 (M+1) 実施例364 2-(3-ブトキシフェニル)-6-(2-フリル)-1-(4-ペンテニ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間4.02分) MS (APCI+, m/e) 402 (M+1) 実施例365 4-[2-(3-ブトキシフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン-1-イル]ブタンニトリル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.59分) MS (APCI+, m/e) 401 (M+1) 実施例366 酢酸2-[[2-(3-ブトキシフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェニル HPLC (220 nm) 純度91 %(保持時間3.93分) MS (APCI+, m/e) 482 (M+1)
【0242】出発物質として実施例366の化合物を選択
し、実施例157の方法に準じて以下の実施例367の化合物
を合成した。 実施例367 2-[[2-(3-ブトキシフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン-1-イル]メチル]フェノール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.85分) MS (ESI+, m/e) 440 (M+1) 出発物質として参考例60〜66の化合物と各種のボロン酸
を適宜選択し、実施例214の方法に準じて以下の実施例3
68〜380の化合物を合成した。その際、必要に応じて再
結晶あるいはシリカゲルカラムクロマトグラフィーによ
る精製を実施した。 実施例368 2-(3-メトキシフェニル)-5-フェニルベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間5.04分) MS (ESI+, m/e) 302 (M+1) 実施例369 2-[(E)-2-(3-フルオロフェニル)エテニル]-5-フェニル
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間5.15分) MS (ESI+, m/e) 316 (M+1) 実施例370 2-[(E)-2-(2-フルオロフェニル)エテニル]-5-フェニル
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.24分) MS (ESI+, m/e) 316 (M+1) 実施例371 2-[(E)-2-(3,4-ジクロロフェニル)エテニル]-5-フェニ
ルベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度91 %(保持時間5.44分) MS (ESI+, m/e) 366 (M+1) 実施例372 2-[(E)-2-(4-メチルフェニル)エテニル]-5-フェニルベ
ンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.37分) MS (ESI+, m/e) 321 (M+1)
【0243】実施例373 5-フェニル-2-[(E)-2-[3-(トリフルオロメトキシ)フェ
ニル]エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.42分) MS (ESI+, m/e) 382 (M+1) 実施例374 5-(2-フリル)-2-(3-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.82分) MS (ESI+, m/e) 292 (M+1) 実施例375 2-[(E)-2-(4-クロロフェニル)エテニル]-5-(2-フリル)
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.21分) MS (ESI+, m/e) 322 (M+1) 実施例376 2-[(E)-2-(3-フルオロフェニル)エテニル]-5-(2-フリ
ル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間4.96分) MS (ESI+, m/e) 306 (M+1)
【0244】実施例377 2-[(E)-2-(2-フルオロフェニル)エテニル]-5-(2-フリ
ル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.03分) MS (ESI+, m/e) 306 (M+1) 実施例378 2-[(E)-2-(3,4-ジクロロフェニル)エテニル]-5-(2-フリ
ル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間5.46分) MS (ESI+, m/e) 356 (M+1) 実施例379 5-(2-フリル)-2-[(E)-2-(4-メチルフェニル)エテニル]
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.17分) MS (ESI+, m/e) 302 (M+1) 実施例380 5-(2-フリル)-2-[(E)-2-[3-(トリフルオロメトキシ)フ
ェニル]エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.24分) MS (ESI+, m/e) 372 (M+1)
【0245】出発物質として参考例43,45,60の化合物
と各種のボロン酸を適宜選択し、実施例214の方法に準
じて以下の実施例381〜389の化合物を合成した。その
際、必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーによる精製を実施した。 実施例381 2-(3-メトキシフェニル)-5-[(E)-2-フェニルエテニル]
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.30分) MS (APCI+, m/e) 328 (M+1) 実施例382 2,5-ビス[(E)-2-フェニルエテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間5.38分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 実施例383 2-[(E)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)エテニル]-5-[(E)-
2-フェニルエテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.21分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例384 5-(2-アセチルフェニル)-2-(3-メトキシフェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間4.61分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1) 実施例385 5-(2-アセチルフェニル)-2-[(E)-2-フェニルエテニル]
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間4.73分) MS (APCI+, m/e) 340 (M+1)
【0246】実施例386 5-(2-アセチルフェニル)-2-[(E)-2-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度86 %(保持時間4.86分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1) 実施例387 2-(3-メトキシフェニル)-5-(3-ピリジル)ベンゾオキサ
ゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.04分) MS (APCI+, m/e) 303(M+1) 実施例388 2-[(E)-2-フェニルエテニル]-5-(3-ピリジル)ベンゾオ
キサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.21分) MS (APCI+, m/e) 299 (M+1) 実施例389 2-[(E)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)エテニル]-5-(3-ピ
リジル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.32分) MS (APCI+, m/e) 335 (M+1)
【0247】出発物質として参考例67〜72,実施例242
〜243の化合物とフェニルボロン酸を選択し、実施例214
の方法に準じて以下の実施例390〜397の化合物を合成し
た。その際、必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーによる精製を実施した。 実施例390 2-(3-メトキシフェニル)-6-フェニルベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.06分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1) 実施例391 2-(4-クロロベンジル)-6-フェニルベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.98分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例392 6-フェニル-2-[(E)-2-フェニルエテニル]-ベンゾオキサ
ゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間5.16分) MS (APCI+, m/e) 298 (M+1) 実施例393 2-[(E)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)エテニル]-6-フェ
ニルベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.28分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1)
【0248】実施例394 2-[(E)-2-(2-フルオロフェニル)エテニル]-6-フェニル
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.26分) MS (APCI+, m/e) 316 (M+1) 実施例395 6-フェニル-2-[(E)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェニ
ル]エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間5.42分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1) 実施例396 6-フェニル-2-(2-フェニルエチル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.92分) MS (APCI+, m/e) 300 (M+1) 実施例397 2-(2-ナフチル)-6-フェニルベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.58分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1)
【0249】実施例398 6-ブロモ-2-(3-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾール
(実施例242の化合物)(137 mg),2-(トリブチルスタ
ニル)フラン(321 mg),ジクロロビス(トリフェニルホ
スフィン)パラジウム(II)(24 mg),N,N-ジメチルホル
ムアミド(4.5ml)の混合物をアルゴン気流中80 ℃で24
時間かき混ぜた後、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。
有機層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去、残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、酢
酸エチル−ヘキサン(1:9,v/v)で溶出する画分を減
圧濃縮して得られる結晶を濾取して、6-(2-フリル)-2-
(3-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾール(76 mg, 58
%)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 3.93 (3H, s), 6.52 (1H, dd, J =
3.2, 1.8 Hz), 6.72 (1H, dd, J = 3.4, 0.8 Hz), 7.10
(1H, ddd, J = 8.3, 2.5, 0.6 Hz), 7.45 (1H,t, J =
7.8 Hz), 7.52 (1H, dd, J = 1.8, 0.8 Hz), 7.66-7.89
(5H, m) ppm HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.86分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1)
【0250】出発物質として参考例67〜72,実施例243
〜255の化合物と2-(トリブチルスタニル)フランを選択
し、実施例398の方法に準じて以下の実施例399〜416の
化合物を合成した。その際、必要に応じて再結晶あるい
はシリカゲルカラムクロマトグラフィーによる精製を実
施した。 実施例399 2-(4-クロロベンジル)-6-(2-フリル)ベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.78分) MS (APCI+, m/e) 310 (M+1) 実施例400 6-(2-フリル)-2-[(E)-2-フェニルエテニル]-ベンゾオキ
サゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.97分) MS (APCI+, m/e) 288 (M+1) 実施例401 2-[(E)-2-(2,4-ジフルオロフェニル)エテニル]-6-(2-フ
リル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.09分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 実施例402 2-[(E)-2-(2-フルオロフェニル)エテニル]-6-(2-フリ
ル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.06分) MS (APCI+, m/e) 306 (M+1) 実施例403 6-(2-フリル)-2-[(E)-2-[4-(トリフルオロメチル)フェ
ニル]エテニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.23分) MS (APCI+, m/e) 356 (M+1)
【0251】実施例404 6-(2-フリル)-2-(2-フェニルエチル)ベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.72分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1) 実施例405 6-(2-フリル)-2-(2-ナフチル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.37分) MS (APCI+, m/e) 312 (M+1) 実施例406 6-(2-フリル)-2-フェニルベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.81分) MS (APCI+, m/e) 262 (M+1) 実施例407 6-(2-フリル)-2-(3-メチルフェニル)ベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.07分) MS (APCI+, m/e) 276 (M+1) 実施例408 6-(2-フリル)-2-(4-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.78分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 実施例409 2-(3,4-ジメトキシフェニル)-6-(2-フリル)ベンゾオキ
サゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.50分) MS (APCI+, m/e) 322 (M+1)
【0252】実施例410 6-(2-フリル)-2-(2-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.42分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 実施例411 6-(2-フリル)-2-(3,4,5-トリメトキシフェニル)ベンゾ
オキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.58分) MS (APCI+, m/e) 352 (M+1) 実施例412 2-(3-フルオロフェニル)-6-(2-フリル)ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.96分) MS (APCI+, m/e) 280 (M+1) 実施例413 6-(2-フリル)-2-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]ベ
ンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間5.21分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例414 6-(2-フリル)-2-[3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.28分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例415 3-[6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-イル]ベンゾニ
トリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.63分) MS (APCI+, m/e) 287 (M+1) 実施例416 2-(3-ブトキシフェニル)-6-(2-フリル)ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.60分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1)
【0253】出発物質として実施例242,244〜255の化
合物と各種のボロン酸を適宜選択し、実施例214の方法
に準じて以下の実施例417〜448の化合物を合成した。そ
の際、必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーによる精製を実施した。 実施例417 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-メトキシフェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間5.01分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例418 6-(2-フルオロフェニル)-2-フェニルベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.02分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1) 実施例419 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-メチルフェニル)ベンゾ
オキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.26分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1) 実施例420 6-(2-フルオロフェニル)-2-(4-メトキシフェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.97分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例421 2-(3,4-ジメトキシフェニル)-6-(2-フルオロフェニル)
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.71分) MS (APCI+, m/e) 350 (M+1)
【0254】実施例422 6-(2-フルオロフェニル)-2-(2-メトキシフェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.63分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例423 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3,4,5-トリメトキシフェニ
ル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.79分) MS (APCI+, m/e) 380 (M+1) 実施例424 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-フルオロフェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.13分) MS (APCI+, m/e) 308 (M+1) 実施例425 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.37分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 実施例426 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-(トリフルオロメトキシ)
フェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.43分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1) 実施例427 3-[6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2-イ
ル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.81分) MS (APCI+, m/e) 315 (M+1)
【0255】実施例428 2-(3-メトキシフェニル)-6-[2-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.09分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1) 実施例429 2-フェニル-6-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.08分) MS (APCI+, m/e) 340 (M+1) 実施例430 2-(3-メチルフェニル)-6-[2-(トリフルオロメチル)フェ
ニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.32分) MS (APCI+, m/e) 354 (M+1) 実施例431 2-(4-メトキシフェニル)-6-[2-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.08分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1) 実施例432 2-(3,4-ジメトキシフェニル)-6-[2-(トリフルオロメチ
ル)フェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.83分) MS (APCI+, m/e) 400 (M+1) 実施例433 2-(2-メトキシフェニル)-6-[2-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.78分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1)
【0256】実施例434 6-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-(3,4,5-トリメ
トキシフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.91分) MS (APCI+, m/e) 430 (M+1) 実施例435 2-(3-フルオロフェニル)-6-[2-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.22分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 実施例436 6-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]-2-[3-(トリフル
オロメチル)フェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.43分) MS (APCI+, m/e) 408 (M+1) 実施例437 2-[3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-6-[2-(トリフ
ルオロメチル)フェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.49分) MS (APCI+, m/e) 424 (M+1) 実施例438 3-[6-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]ベンゾオキサ
ゾール-2-イル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.92分) MS (APCI+, m/e) 365 (M+1)
【0257】実施例439 2,6-ビス(3-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間4.97分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1) 実施例440 6-(3-メトキシフェニル)-2-フェニルベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.95分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1) 実施例441 6-(3-メトキシフェニル)-2-(3-メチルフェニル)ベンゾ
オキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.20分) MS (APCI+, m/e) 316 (M+1) 実施例442 6-(3-メトキシフェニル)-2-(4-メトキシフェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.94分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1) 実施例443 2-(3,4-ジメトキシフェニル)-6-(3-メトキシフェニル)
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度91 %(保持時間4.67分) MS (APCI+, m/e) 362 (M+1) 実施例444 2-(2-メトキシフェニル)-6-(3-メトキシフェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間4.59分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1)
【0258】実施例445 2-(3-フルオロフェニル)-6-(3-メトキシフェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.08分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例446 6-(3-メトキシフェニル)-2-[3-(トリフルオロメチル)フ
ェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.34分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1) 実施例447 6-(3-メトキシフェニル)-2-[3-(トリフルオロメトキシ)
フェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.40分) MS (APCI+, m/e) 386 (M+1) 実施例448 3-[6-(3-メトキシフェニル)ベンゾオキサゾール-2-イ
ル]ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.80分) MS (APCI+, m/e) 327 (M+1)
【0259】出発物質として実施例256〜271の化合物と
2-(トリブチルスタニル)フランを選択し、実施例398の
方法に準じて以下の実施例449〜464の化合物を合成し
た。その際、必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーによる精製を実施した。 実施例449 6-(2-フリル)-2-[3-[(トリフルオロメチル)チオ]フェニ
ル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間5.41分) MS (APCI+, m/e) 362 (M+1) 実施例450 2-[3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-(2
-フリル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間5.32分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例451 2-(3-エトキシフェニル)-6-(2-フリル)ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間5.06分) MS (APCI+, m/e) 306 (M+1) 実施例452 2-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]-6-(2-フリ
ル)ベンゾオキサゾールHPLC (220 nm) 純度93 %(保持
時間5.55分) MS (APCI+, m/e) 398 (M+1) 実施例453 2-(3,5-ジフルオロフェニル)-6-(2-フリル)ベンゾオキ
サゾール HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間5.14分) MS (APCI+, m/e) 298 (M+1)
【0260】実施例454 6-(2-フリル)-2-(3-フェノキシフェニル)ベンゾオキサ
ゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.43分) MS (APCI+, m/e) 354 (M+1) 実施例455 6-(2-フリル)-2-(5-メチル-2-チエニル)ベンゾオキサゾ
ール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.91分) MS (APCI+, m/e) 282 (M+1) 実施例456 2-(1-ベンゾフラン-2-イル)-6-(2-フリル)ベンゾオキサ
ゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.95分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1) 実施例457 2-(1-ベンゾチオフェン-2-イル)-6-(2-フリル)ベンゾオ
キサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.30分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1) 実施例458 6-[6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-イル]キノリン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.51分) MS (APCI+, m/e) 313 (M+1) 実施例459 6-(2-フリル)-2-(3-ニトロフェニル)ベンゾオキサゾー
ル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.82分) MS (APCI+, m/e) 307 (M+1)
【0261】実施例460 3-[6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-イル]アニリン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間3.37分) MS (APCI+, m/e) 277 (M+1) 実施例461 N-[3-[6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-イル]フェニ
ル]アセトアミド HPLC (220 nm) 純度83 %(保持時間4.08分) MS (APCI+, m/e) 319 (M+1) 実施例462 N-[3-[6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-イル]フェニ
ル]ベンズアミド HPLC (220 nm) 純度86 %(保持時間4.72分) MS (APCI+, m/e) 381 (M+1) 実施例463 N-[3-[6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-イル]フェニ
ル]メタンスルホンアミド HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間4.16分) MS (APCI+, m/e) 355 (M+1) 実施例464 N-エチル-N-[3-[6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-
イル]フェニル]尿素 HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間4.16分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1)
【0262】出発物質として実施例256〜271の化合物と
2-フルオロフェニルボロン酸を選択し、実施例214の方
法に準じて以下の実施例465〜480の化合物を合成した。
その際、必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラム
クロマトグラフィーによる精製を実施した。 実施例465 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-[(トリフルオロメチル)
チオ]フェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.56分) MS (APCI+, m/e) 390 (M+1) 実施例466 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-フルオロ-5-(トリフルオ
ロメチル)フェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.46分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1) 実施例467 2-(3-エトキシフェニル)-6-(2-フルオロフェニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間5.23分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例468 2-[3,5-ビス(トリフルオロメチル)フェニル]-6-(2-フル
オロフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.68分) MS (APCI+, m/e) 426 (M+1) 実施例469 2-(3,5-ジフルオロフェニル)-6-(2-フルオロフェニル)
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.29分) MS (APCI+, m/e) 326 (M+1) 実施例470 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-フェノキシフェニル)ベ
ンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.57分) MS (APCI+, m/e) 382 (M+1)
【0263】実施例471 6-(2-フルオロフェニル)-2-(5-メチル-2-チエニル)ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.08分) MS (APCI+, m/e) 310 (M+1) 実施例472 2-(1-ベンゾフラン-2-イル)-6-(2-フルオロフェニル)ベ
ンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間5.12分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例473 2-(1-ベンゾチオフェン-2-イル)-6-(2-フルオロフェニ
ル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.44分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例474 6-[6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2-イ
ル]キノリン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.74分) MS (APCI+, m/e) 341 (M+1) 実施例475 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-ニトロフェニル)ベンゾ
オキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.99分) MS (APCI+, m/e) 335 (M+1) 実施例476 3-[6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2-イ
ル]アニリン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 305 (M+1)
【0264】実施例477 N-[3-[6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2-
イル]フェニル]アセトアミド HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間4.28分) MS (APCI+, m/e) 347 (M+1) 実施例478 N-[3-[6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2-
イル]フェニル]ベンズアミド HPLC (220 nm) 純度87 %(保持時間4.88分) MS (APCI+, m/e) 409 (M+1) 実施例479 N-[3-[6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2-
イル]フェニル]メタンスルホンアミド HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間4.35分) MS (APCI+, m/e) 383 (M+1) 実施例480 N-エチル-N-[3-[6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキ
サゾール-2-イル]フェニル]尿素 HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間4.36分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1)
【0265】出発物質として実施例273〜281の化合物と
2-(トリブチルスタニル)フランを選択し、実施例398の
方法に準じて以下の実施例481〜488の化合物を合成し
た。その際、必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーによる精製を実施した。 実施例481 6-(2-フリル)-2-(3-イソプロポキシフェニル)ベンゾオ
キサゾール HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間5.25分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例482 6-(2-フリル)-2-[3-(ヘキシルオキシ)フェニル]ベンゾ
オキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間6.20分) MS (APCI+, m/e) 362 (M+1) 実施例483 6-(2-フリル)-2-[3-(3-メチルブトキシ)フェニル]ベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.83分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例484 2-[3-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-6-(2-フリル)
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.66分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例485 2-[3-(シクロプロピルメトキシ)フェニル]-6-(2-フリ
ル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.25分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1) 実施例486 2-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-6-(2-フリル)ベンゾ
オキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.36分) MS (APCI+, m/e) 368 (M+1) 実施例487 [3-[6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-イル]フェノキ
シ]酢酸 tert-ブチル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間5.10分) MS (APCI+, m/e) 392 (M+1) 実施例488 2-[3-[6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-イル]フェノ
キシ]-N-メチルアセトアミド HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.06分) MS (APCI+, m/e) 349 (M+1)
【0266】出発物質として実施例273〜281の化合物と
各種のボロン酸を適宜選択し、実施例214の方法に準じ
て以下の実施例489〜504の化合物を合成した。その際、
必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラムクロマト
グラフィーによる精製を実施した。 実施例489 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-イソプロポキシフェニ
ル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.47分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例490 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-(ヘキシルオキシ)フェニ
ル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間6.52分) MS (APCI+, m/e) 390 (M+1) 実施例491 6-(2-フルオロフェニル)-2-[3-(3-メチルブトキシ)フェ
ニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間6.10分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1) 実施例492 2-[3-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-6-(2-フルオロ
フェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.93分) MS (APCI+, m/e) 374 (M+1) 実施例493 2-[3-(シクロプロピルメトキシ)フェニル]-6-(2-フルオ
ロフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.46分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1)
【0267】実施例494 2-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-6-(2-フルオロフェニ
ル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.57分) MS (APCI+, m/e) 396 (M+1) 実施例495 [3-[6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2-イ
ル]フェノキシ]酢酸 tert-ブチル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.30分) MS (APCI+, m/e) 420 (M+1) 実施例496 2-[3-[6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2-
イル]フェノキシ]-N-メチルアセトアミド HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.23分) MS (APCI+, m/e) 377 (M+1) 実施例497 6-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-(3-イソプロポキシフェ
ニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.48分) MS (APCI+, m/e) 366 (M+1) 実施例498 6-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-[3-(ヘキシルオキシ)フ
ェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間6.49分) MS (APCI+, m/e) 408 (M+1) 実施例499 6-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-[3-(3-メチルブトキシ)
フェニル]ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間6.10分) MS (APCI+, m/e) 394 (M+1)
【0268】実施例500 2-[3-(シクロペンチルオキシ)フェニル]-6-(2,4-ジフル
オロフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.92分) MS (APCI+, m/e) 392 (M+1) 実施例501 2-[3-(シクロプロピルメトキシ)フェニル]-6-(2,4-ジフ
ルオロフェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.47分) MS (APCI+, m/e) 378 (M+1) 実施例502 2-[3-(ベンジルオキシ)フェニル]-6-(2,4-ジフルオロフ
ェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.58分) MS (APCI+, m/e) 414 (M+1) 実施例503 [3-[6-(2,4-ジフルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2
-イル]フェノキシ]酢酸tert-ブチル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間5.32分) MS (APCI+, m/e) 438 (M+1) 実施例504 2-[3-[6-(2,4-ジフルオロフェニル)ベンゾオキサゾール
-2-イル]フェノキシ]-N-メチルアセトアミド HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間4.30分) MS (APCI+, m/e) 395 (M+1)
【0269】出発物質として参考例73〜111の化合物と
各種のボロン酸を適宜選択し、実施例1の方法に準じて
以下の実施例505〜588の化合物を合成した。その際、必
要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーによる精製を実施した。 実施例505 2-(2-メトキシフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.07分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1) 実施例506 2-(2-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-6-フェニル-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.24分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例507 2-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル)-6-フ
ェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度83 %(保持時間3.05分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例508 2-(3-フルオロフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.23分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1) 実施例509 2-(3-フルオロフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.13分) MS (APCI+, m/e) 280 (M+1)
【0270】実施例510 2-(2-フルオロフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.09分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1) 実施例511 2-(2-フルオロフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.98分) MS (APCI+, m/e) 280 (M+1) 実施例512 2-(4-フルオロフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.13分) MS (APCI+, m/e) 290 (M+1) 実施例513 2-(4-フルオロフェニル)-6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間3.01分) MS (APCI+, m/e) 280 (M+1) 実施例514 N-(3-(6-(2-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン-2-イル)フェニル)-N,N-ジメチルアミン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.81分) MS (APCI+, m/e) 345 (M+1) 実施例515 2-(2-フルオロフェニル)-6-(2-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.20分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1)
【0271】実施例516 2-(3-フルオロフェニル)-6-(2-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.20分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例517 2-(4-フルオロフェニル)-6-(2-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.08分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例518 N,N-ジメチル-N-(3-(6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピ
リジン-2-イル)フェニル)アミン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.80分) MS (APCI+, m/e) 315 (M+1) 実施例519 N-(3-(6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イ
ル)フェニル)-N,N-ジメチルアミン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間2.58分) MS (APCI+, m/e) 305 (M+1) 実施例520 3-(6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)ベ
ンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.21分) MS (APCI+, m/e) 297 (M+1) 実施例521 3-(6-(2-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン-2-イル)ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.20分) MS (APCI+, m/e) 327 (M+1)
【0272】実施例522 2-(2-フルオロフェニル)-6-(3-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.15分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例523 2-(3-フルオロフェニル)-6-(3-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.28分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例524 2-(4-フルオロフェニル)-6-(3-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.17分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例525 6-フェニル-2-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間3.61分) MS (APCI+, m/e) 340 (M+1) 実施例526 6-(2-フリル)-2-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度85 %(保持時間3.58分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例527 6-(2-メトキシフェニル)-2-(3-(トリフルオロメチル)フ
ェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.54分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1)
【0273】実施例528 2-(3-(メチルスルホニル)フェニル)-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間2.98分) MS (APCI+, m/e) 350 (M+1) 実施例529 6-(2-メトキシフェニル)-2-(3-(メチルスルホニル)フェ
ニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.96分) MS (APCI+, m/e) 380 (M+1) 実施例530 6-(2-フリル)-2-(3-(メチルスルホニル)フェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.89分) MS (APCI+, m/e) 340 (M+1) 実施例531 6-(2-フリル)-2-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度89 %(保持時間3.00分) MS (APCI+, m/e) 336 (M+1) 実施例532 6-(2-フリル)-2-(4-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間3.53分) MS (APCI+, m/e) 336 (M+1) 実施例533 2-(3-モルホリノフェニル)-6-フェニル-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.03分) MS (APCI+, m/e) 357 (M+1)
【0274】実施例534 6-(2-フリル)-2-(3-モルホリノフェニル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.92分) MS (APCI+, m/e) 347 (M+1) 実施例535 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-モルホリノフェニル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.11分) MS (APCI+, m/e) 375 (M+1) 実施例536 6-(2-フリル)-2-(3-(1-ピロリジニル)フェニル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.31分) MS (APCI+, m/e) 331 (M+1) 実施例537 6-(3-フリル)-2-(3-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度93 %(保持時間2.91分) MS (APCI+, m/e) 292 (M+1) 実施例538 2-(5-メチル-3-フェニル-4-イソオキサゾリル)-6-フェ
ニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.38分) MS (APCI+, m/e) 353 (M+1) 実施例539 6-(2-フリル)-2-(5-メチル-3-フェニル-4-イソオキサゾ
リル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.32分) MS (APCI+, m/e) 343 (M+1)
【0275】実施例540 6-フェニル-2-(3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェニ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度86 %(保持時間3.53分) MS (APCI+, m/e) 370 (M+1) 実施例541 6-(2-フリル)-2-(3-(2,2,2-トリフルオロエトキシ)フェ
ニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間3.53分) MS (APCI+, m/e) 360 (M+1) 実施例542 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-(2,2,2-トリフルオロエ
トキシ)フェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度87 %(保持時間3.65分) MS (APCI+, m/e) 388 (M+1) 実施例543 2-(3-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)-6-フェニル-1
H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.45分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1) 実施例544 6-(2-フリル)-2-(3-イソプロポキシ-2-メチルフェニル)
-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.37分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例545 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-イソプロポキシ-2-メチ
ルフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.54分) MS (APCI+, m/e) 362 (M+1)
【0276】実施例546 6-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-(3-イソプロポキシ-2-
メチルフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 380 (M+1) 実施例547 2-(2-(2-メトキシフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.17分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例548 6-(2-フリル)-2-(2-(2-メトキシフェニル)エチル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間3.01分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例549 2-(2-(4-メトキシフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.13分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1) 実施例550 6-(2-フリル)-2-(2-(4-メトキシフェニル)エチル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.97分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例551 2-(2-(3-メトキシフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度89 %(保持時間3.14分) MS (APCI+, m/e) 330 (M+1)
【0277】実施例552 6-(2-フリル)-2-(2-(3-メトキシフェニル)エチル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.98分) MS (APCI+, m/e) 320 (M+1) 実施例553 2-(2-(4-クロロフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.33分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例554 2-(2-(4-クロロフェニル)エチル)-6-(2-フリル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.20分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 実施例555 2-(2-(2-クロロフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.24分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例556 2-(2-(2-クロロフェニル)エチル)-6-(2-フリル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.10分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 実施例557 2-(2-(3-クロロフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.31分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1)
【0278】実施例558 2-(2-(3-クロロフェニル)エチル)-6-(2-フリル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.19分) MS (APCI+, m/e) 324 (M+1) 実施例559 2-(2-(4-メチルフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.26分) MS (APCI+, m/e) 314 (M+1) 実施例560 6-(2-フリル)-2-(2-(4-メチルフェニル)エチル)-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.13分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1) 実施例561 2-(2-(3,4-ジクロロフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度87 %(保持時間3.47分) MS (APCI+, m/e) 368 (M+1) 実施例562 2-(2-(3,4-ジクロロフェニル)エチル)-6-(2-フリル)-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.38分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 実施例563 4-(2-(6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イ
ル)エチル)ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間3.03分) MS (APCI+, m/e) 325 (M+1)
【0279】実施例564 4-(2-(6-(2-フリル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イ
ル)エチル)ベンゾニトリル HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.88分) MS (APCI+, m/e) 315 (M+1) 実施例565 2-(2-(4-フルオロフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間3.17分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1) 実施例566 2-(2-(4-フルオロフェニル)エチル)-6-(2-フリル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.03分) MS (APCI+, m/e) 308 (M+1) 実施例567 6-フェニル-2-(2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)エ
チル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.45分) MS (APCI+, m/e) 368 (M+1) 実施例568 6-(2-フリル)-2-(2-(4-(トリフルオロメチル)フェニル)
エチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度90 %(保持時間3.34分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 実施例569 6-フェニル-2-(2-フェニルシクロプロピル)-1H-イミダ
ゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.20分) MS (APCI+, m/e) 312 (M+1)
【0280】実施例570 6-(2-フリル)-2-(2-フェニルシクロプロピル)-1H-イミ
ダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.07分) MS (APCI+, m/e) 302 (M+1) 実施例571 2-(2-(4-イソプロピルフェニル)エチル)-6-フェニル-1H
-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度96 %(保持時間3.57分) MS (APCI+, m/e) 342 (M+1) 実施例572 6-(2-フリル)-2-(2-(4-イソプロピルフェニル)エチル)-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度80 %(保持時間3.47分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1) 実施例573 6-フェニル-2-(2-(2-チエニル)エチル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.03分) MS (APCI+, m/e) 306 (M+1) 実施例574 6-(2-フリル)-2-(2-(2-チエニル)エチル)-1H-イミダゾ
[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.88分) MS (APCI+, m/e) 296 (M+1) 実施例575 2-(2-(4-エトキシフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.27分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1)
【0281】実施例576 2-(2-(4-エトキシフェニル)エチル)-6-(2-フリル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.15分) MS (APCI+, m/e) 334 (M+1) 実施例577 2-(2-(4-ニトロフェニル)エチル)-5-フェニル-1H-ベン
ゾイミダゾール HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.16分) MS (APCI+, m/e) 344 (M+1) 実施例578 6-フェニル-2-(2-フェニルプロピル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.20分) MS (APCI+, m/e) 314 (M+1) 実施例579 6-(2-フリル)-2-(2-フェニルプロピル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.05分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1) 実施例580 6-フェニル-2-(5-フェニルペンチル)-1H-イミダゾ[4,5-
b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.53分) MS (APCI+, m/e) 342 (M+1) 実施例581 6-(2-フリル)-2-(5-フェニルペンチル)-1H-イミダゾ[4,
5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.41分) MS (APCI+, m/e) 332 (M+1)
【0282】実施例582 2-(2-(4-ブトキシフェニル)エチル)-6-フェニル-1H-イ
ミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.62分) MS (APCI+, m/e) 372 (M+1) 実施例583 2-(2-(4-ブトキシフェニル)エチル)-6-(2-フリル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.52分) MS (APCI+, m/e) 362 (M+1) 実施例584 6-フェニル-2-(2-(3,4,5-トリメトキシフェニル)エチ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間3.01分) MS (APCI+, m/e) 390 (M+1) 実施例585 6-(2-フリル)-2-(2-(3,4,5-トリメトキシフェニル)エチ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度100 %(保持時間2.86分) MS (APCI+, m/e) 380 (M+1) 実施例586 2-(2-(4-イソプロポキシフェニル)エチル)-6-フェニル-
1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間3.38分) MS (APCI+, m/e) 358 (M+1) 実施例587 6-(2-フリル)-2-(2-(4-イソプロポキシフェニル)エチ
ル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度88 %(保持時間3.26分) MS (APCI+, m/e) 348 (M+1) 実施例588 6-(2-フルオロフェニル)-2-(2-(4-イソプロポキシフェ
ニル)エチル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン HPLC (220 nm) 純度88 %(保持時間3.40分) MS (APCI+, m/e) 376 (M+1)
【0283】実施例589 2-(2-(4-ニトロフェニル)エチル)-5-フェニル-1H-ベン
ゾイミダゾール(実施例577の化合物)(0.5 g)を酢酸
(50 ml)に溶解させ、パラジウム-炭素(0.1 g)を加
えた後、水素気流下、室温で16時間かきまぜた。触媒を
除去した後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、4-(2
-(6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)エ
チル)アニリン(0.44 g,95 %)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.96-3.12 (4H, m), 4.74 (2H,
s), 6.49 (2H, d, J = 8.4 Hz), 6.90 (1H, d, J = 8.4
Hz), 7.34-7.70 (5H, m), 7.95-8.10 (1H, broads),
8.24 (1H, s), 8.42-8.60 (1H, broad s) ppm IR (KBr) ν 3032, 1622, 1518, 1424, 1393, 764, 700
cm-1 HPLC (220 nm) 純度94 %(保持時間2.39分) MS (APCI+, m/e) 315 (M+1)
【0284】実施例590 4-(2-(6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イ
ル)エチル)アニリン(実施例 589の化合物)(25 mg)
と無水酢酸(0.01 ml)とをピリジン中、室温で6時間か
きまぜた後、反応混合物を氷に注ぎ、5%酢酸アンモニ
ウム水溶液で中和して、酢酸エチルで抽出した。有機層
を水洗、乾燥(Na2SO4)後、溶媒を留去し、結晶を濾取
して、N-(4-(2-(6-フェニル-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリジ
ン-2-イル)エチル)フェニル)アセトアミド(22 mg, 78
%)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.02(3H, s), 3.12 (4H, s), 7.1
6 (2H, d, J = 8.7 Hz),7.34-7.49 (5H, m), 7.70 (2H,
d, J = 8.7 Hz), 7.79-8.57 (2H, m), 9.80 (1H, s),
12.9 (1H, s) ppm IR (KBr) ν 3293, 3032, 1659, 1539, 1387, 764 cm-1 HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間2.75分) MS (APCI+, m/e) 357 (M+1)
【0285】実施例591 五酸化二リン(0.5 g)をメタンスルホン酸(2 ml)に
加え、120 ℃で1時間かき混ぜて溶解させた。この溶液
に、2,3-ジアミノ-6-フェニルピリジン(参考例113の化
合物)(0.2 g)と3-メトキシ安息香酸(0.17 g)を加
え、120 ℃で1時間かき混ぜた後、反応混合物を氷に注
ぎ、8 N水酸化ナトリウム溶液で中和して、酢酸エチル
−テトラヒドロフラン(3:1,v/v)で抽出した。有機
層を水洗、乾燥(MgSO4)後、溶媒を減圧留去し、結晶
を濾取して、5-フェニル-2-(3-メトキシフェニル)-1H-
イミダゾ[4,5-b]ピリジン(0.18 g,55 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 3.88 (3H, s), 6.97-7.02 (1H, m),
7.30-7.78 (8H, m), 7.95-8.20 (3H, m) ppm IR (KBr) ν 3005, 2938, 1590, 1466, 1227, 762 cm-1 HPLC (220 nm) 純度89 %(保持時間2.92分) MS (APCI+, m/e) 304 (M+1)
【0286】実施例592 6-フェノキシ-2,3-ピリジンジアミン(参考例115の化合
物)(0.2 g)と3-メトキシ安息香酸(0.08 g)とをオ
キシ塩化リン(5 ml)中に溶解し、140 ℃で4時間かき
混ぜた後、反応混合物を氷に注ぎ、8 N水酸化ナトリウ
ム溶液で中和して、酢酸エチル−テトラヒドロフラン
(3:1,v/v)で抽出した。有機層を水洗、乾燥(MgS
O4)後、溶媒を減圧留去し、結晶を濾取して、5-フェノ
キシ-2-(3-メトキシフェニル)-1H-イミダゾ[4,5-b]ピリ
ジン(0.04 g,23 %)を得た。1 H NMR (CDCl3) δ 3.87 (3H, s), 6.84 (1H, d, J =
8.8 Hz), 7.00 (1H, dd,J = 8.4, 2.4 Hz), 7.10-7.26
(3H, m), 7.30-7.44 (3H, m), 7.53-7.73 (3H, m), 8.0
8 (1H, d, J = 8.8 Hz) ppm IR (KBr) ν 3009, 1590, 1490, 1227, 762 cm-1 HPLC (220 nm) 純度80 %(保持時間3.29分) MS (APCI+, m/e) 318 (M+1)
【0287】出発物質として実施例282〜284の化合物と
各種のボロン酸を適宜選択し、実施例214の方法に準じ
て以下の実施例593〜601の化合物を合成した。その際、
必要に応じて再結晶あるいはシリカゲルカラムクロマト
グラフィーによる精製を実施した。 実施例593 2-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-6-フェニルベン
ゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.93分) MS (APCI+, m/e) 346 (M+1) 実施例594 6-(2-フリル)-2-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)ベ
ンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度87 %(保持時間4.71分) MS (APCI+, m/e) 336 (M+1) 実施例595 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-(2-メトキシエトキシ)フ
ェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度97 %(保持時間4.91分) MS (APCI+, m/e) 364 (M+1) 実施例596 4-(3-(6-フェニルベンゾオキサゾール-2-イル)フェノキ
シ)ブタンニトリル HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間4.90分) MS (APCI+, m/e) 355 (M+1) 実施例597 4-(3-(6-(2-フリル)ベンゾオキサゾール-2-イル)フェノ
キシ)ブタンニトリル HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間4.69分) MS (APCI+, m/e) 345 (M+1)
【0288】実施例598 4-(3-(6-(2-フルオロフェニル)ベンゾオキサゾール-2-
イル)フェノキシ)ブタンニトリル HPLC (220 nm) 純度98 %(保持時間4.87分) MS (APCI+, m/e) 373 (M+1) 実施例599 2-(3-(3-(2-モルホリノエトキシ)フェニル)-6-フェニル
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度95 %(保持時間3.69分) MS (APCI+, m/e) 401 (M+1) 実施例600 6-(2-フリル)-2-(3-(2-モルホリノエトキシ)フェニル)
ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度99 %(保持時間3.40分) MS (APCI+, m/e) 391 (M+1) 実施例601 6-(2-フルオロフェニル)-2-(3-(2-モルホリノエトキシ)
フェニル)ベンゾオキサゾール HPLC (220 nm) 純度92 %(保持時間3.69分) MS (APCI+, m/e) 419 (M+1)
【0289】
【表1】
【0290】
【表2】
【0291】
【表3】
【0292】
【表4】
【0293】
【表5】
【0294】
【表6】
【0295】
【表7】
【0296】
【表8】
【0297】
【表9】
【0298】
【表10】
【0299】
【表11】
【0300】
【表12】
【0301】
【表13】
【0302】
【表14】
【0303】
【表15】
【0304】
【表16】
【0305】
【表17】
【0306】
【表18】
【0307】
【表19】
【0308】
【表20】
【0309】
【表21】
【0310】
【表22】
【0311】
【表23】
【0312】
【表24】
【0313】
【表25】
【0314】
【表26】
【0315】
【表27】
【0316】
【表28】
【0317】
【表29】
【0318】
【表30】
【0319】
【表31】
【0320】
【表32】
【0321】
【表33】
【0322】
【表34】
【0323】
【表35】
【0324】
【表36】
【0325】
【表37】
【0326】
【表38】
【0327】
【表39】
【0328】
【表40】
【0329】
【表41】
【0330】
【表42】
【0331】
【表43】
【0332】
【表44】
【0333】
【表45】
【0334】
【表46】
【0335】
【表47】
【0336】
【表48】
【0337】
【表49】
【0338】
【表50】
【0339】
【表51】
【0340】
【表52】
【0341】
【表53】
【0342】
【表54】
【0343】
【表55】
【0344】
【表56】
【0345】
【表57】
【0346】
【表58】
【0347】
【表59】
【0348】
【表60】
【0349】
【表61】
【0350】
【表62】
【0351】
【表63】
【0352】
【表64】
【0353】
【表65】
【0354】
【表66】
【0355】
【表67】
【0356】
【表68】
【0357】
【表69】
【0358】
【表70】
【0359】
【表71】
【0360】
【表72】
【0361】製剤例1 (一カプセル当たりの用量) (1)実施例1で得られた化合物 10.0mg (2)ラクトース 90.0mg (3)微結晶セルロース 70.0mg (4)ステアリン酸マグネシウム 10.0mg 前記(1)、(2)および(3)の全量と5.0mgの
(4)を混和した後、顆粒化し、これに残りの(4)を
5.0mg加えて、全体をゼラチンカプセルに封入す
る。製剤例2 (一錠当たりの用量) (1)実施例1で得られた化合物 10.0mg (2)乳糖 60.0mg (3)コーンスターチ 35.0mg (4)ゼラチン 3.0mg (5)ステアリン酸マグネシウム 2.0mg 実施例4で得られた化合物10.0mgと乳糖60.0
mgおよびコーンスターチ35.0mgの混合物を10
重量%ゼラチン水溶液0.03ml(ゼラチンとして
3.0mg)を用い、1mmメッシュの篩を通して顆粒
化したのち、40℃で乾燥し再び濾過する。得られた顆
粒をステアリン酸マグネシウム2.0mgと混合し圧縮
する。得られる中心錠をしょ糖、二酸化チタン、タルク
およびアラビアゴムの懸濁液による糖衣でコーテイング
を施し、ミツロウで艶出して糖衣錠を得る。製剤例3 (一錠当たりの用量) (1)実施例1で得られた化合物 10.0mg (2)乳糖 70.0mg (3)コーンスターチ 50.0mg (4)可溶化デンプン 7.0mg (5)ステアリン酸マグネシウム 3.0mg 実施例4で得られた化合物10.0mgとステアリン酸
マグネシウム3.0mgを可溶化デンプンの水溶液0.
07ml(可溶化デンプンとして7.0mg)で顆粒化
後、乾燥し、乳糖70.0mgおよびコーンスターチ5
0.0mgを混合する。混合物を圧縮し錠剤を得る。
【0362】参考製剤例1 (一錠当たりの用量) (1)酢酸リュープロレリン 10.0mg (2)乳糖 70.0mg (3)コーンスターチ 50.0mg (4)可溶化デンプン 7.0mg (5)ステアリン酸マグネシウム 3.0mg 酢酸リュープロレリン10.0mgとステアリン酸マグ
ネシウム3.0mgを可溶化デンプンの水溶液0.07
ml(可溶化デンプンとして7.0mg)で顆粒化後、
乾燥し、乳糖70.0mgおよびコーンスターチ50.
0mgを混合する。混合物を圧縮し錠剤を得る。製剤例4 製造例1ないし3で得られた製剤と参考製剤例1で得ら
れた製剤とを組み合わせる。
【0363】試験例1 選択的癌細胞増殖抑制作用 HER2発現ヒト乳癌細胞SK-BR-3またはBT-474の細胞懸濁
液100μl(2,000細胞)もしくはヒト正常繊維芽細胞MRC
-5の細胞懸濁液100μl(4,000細胞)を96穴マイクロプ
レートに分注、5%炭酸ガスインキュベーター中37℃で培
養した。翌日、2倍段階希釈した試験化合物溶液100μl
を添加し、培養を3または5日間行った。5%グルタルアル
デヒド溶液にて細胞を固定、洗浄後、さらに10%トリク
ロロ酢酸溶液で固定後に、色素SRB 0.4%(W/V)溶液(1%
酢酸に溶解)を加え細胞タンパク質を染色した。色素溶
液を除き、1%酢酸溶液にて洗浄した後、100μlの抽出液
(10mM トリス緩衝液)を加えて色素を抽出し、吸収波
長550nmの吸光度を測定し、タンパク質量として細胞量
を算定した。化合物溶液を加えていない対照群の細胞数
に対する各処理群の細胞数を百分率として求め、対照群
の50%の細胞数を与える化合物濃度(IC50値)を算出し
た。結果を〔表73〕に示す。本発明の化合物はHER2を
発現しているヒト乳癌細胞株SK-BR-3およびBT-474に対
し増殖抑制作用を示した。一方、正常細胞に対しては全
く阻害作用は認められなかった。本発明の化合物は、腫
瘍細胞、特にHER2を発現している癌細胞の増殖を選択的
に強く阻害する物質であることがわかった。
【表73】
【0364】試験例2 抗腫瘍試験 1x107個のヒト癌細胞BT-474をマトリゲル溶液に懸濁し
てBALB/c系雌ヌードマウス(5週齢)の皮下に移植し
た。移植時ならびに移植後7日目に、腫瘍の生着率を高
める目的でエストロゲン製剤を後足に筋肉内投与した。
移植後14日目に腫瘍の生着が確認されたマウスを選別
し、一群当たり5匹として群分けした。本発明の化合物
のGelucire溶液(0.3または1 mg/mL)を10mL/kgの用量
で、一日二回、14日間経口投与を行った。投与開始日お
よび投与終了日に腫瘍径を測定し、式:腫瘍体積=長径
x短径x短径x(1/2)により腫瘍体積を算出した。Gel
ucire単体投与の対照群での投与終了日の腫瘍体積から
投与開始日の腫瘍体積を減じた値と、薬物投与群での投
与終了日の腫瘍体積から投与開始日の腫瘍体積を減じた
値との比率をT/C(%)として求めた。結果を〔表74〕
に示す。本発明の化合物はHER2発現ヒト癌細胞株BT-474
のヌードマウス移植モデルにおいて用量依存的かつ有意
に腫瘍増殖を抑制した。また試験期間中、本発明の化合
物の投与によるマウスの体重減少は認められなかった。
【表74】
【0365】試験例3:ヒト乳癌細胞の受容体チロシン
のリン酸化の抑制 ヒト乳癌細胞BT−474の細胞懸濁液500μl(3
0,000細胞)を24穴プレートに播き、5%炭酸ガ
スインキュベーター中37℃で培養する。翌日、4倍段
階希釈した被検化合物溶液500μlを添加し、2時間
後、抽出液を加えて反応を停止させるとともにタンパク
質を抽出する。このタンパク質をタンパク質電気泳動法
により分画した後、電気泳動ゲル内のタンパク質をナイ
ロンフィルターにトランスファーする。このフィルター
とリン酸化チロシン特異抗体とを反応させ、反応産物を
蛍光標識して画像解析装置により定量する。無処理群の
細胞のHER2チロシンのリン酸化量を100%とし
て、各濃度の試験化合物溶液を加えた群の細胞のHER
2チロシンのリン酸化量の割合を求め、試験化合物がH
ER2チロシンのリン酸化量を対照の50%に抑制する
のに必要な化合物濃度(IC50値)を算出する。
【0366】
【発明の効果】本発明の化合物(V)もしくはその塩ま
たはそれらのプロドラッグは、チロシンキナーゼを阻害
する作用を有し、かつ毒性が低いため、哺乳動物におけ
るチロシンキナーゼ依存性疾患の予防または治療に用い
ることができる。チロシンキナーゼ依存性疾患には、異
常なチロシンキナーゼ酵素活性による細胞増殖亢進性の
疾患が含まれる。さらに、本発明の化合物(V)もしく
はその塩またはそれらのプロドラッグは、チロシンキナ
ーゼを特異的に阻害する作用を有するため、HER2を
発現している癌の増殖を抑制する治療剤として、また
は、ホルモン依存性癌のホルモン非依存性癌への移行を
防ぐ予防剤としても非常に有用である。同様に、本発明
製剤である一般式(I)等で表される化合物もしくはそ
の塩またはそのプロドラッグを含有するHER2蛋白抑
制剤は、HER2を発現している癌の増殖を抑制する治
療剤として、または、ホルモン依存性癌のホルモン非依
存性癌への移行を防ぐ予防剤としても非常に有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/4545 A61K 31/4545 31/4709 31/4709 31/5377 31/5377 A61P 35/00 A61P 35/00 43/00 111 43/00 111 123 123 C07D 413/04 C07D 413/04 413/14 413/14 471/04 107 471/04 107K 107Z (72)発明者 田村 寿哉 大阪府堺市高松239番地1号403 (72)発明者 古矢 修一 茨城県つくば市春日1丁目7番9号 武田 春日ハイツ603号 Fターム(参考) 4C056 AA01 AB01 AC02 AD03 AE03 AF05 CA02 CA03 CA05 CA06 CA08 CA09 CA11 CA12 CC01 CD02 CD03 CD05 CD06 4C063 AA01 AA03 BB01 CC62 CC75 CC76 CC92 CC94 DD14 DD52 EE01 4C065 AA04 BB06 CC01 DD03 EE02 HH02 HH03 HH04 HH07 JJ01 KK02 KK03 KK04 KK05 KK06 KK07 KK09 LL01 PP03 PP04 PP06 PP07 PP09 PP10 PP12 PP13 PP16 PP17 PP18 PP19 QQ04 4C086 AA01 AA02 AA03 BC70 CB05 GA02 GA04 GA07 GA08 GA09 GA12 MA01 MA04 MA17 MA22 MA23 MA31 MA35 MA36 MA37 MA41 MA43 MA52 MA56 MA58 MA59 MA60 MA65 MA66 NA14 NA15 ZB26 ZC41

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(V) 【化1】 〔式中、R1bは置換されたC6−10アリール基、置
    換されたC3−8シクロアルキル基または置換されてい
    てもよい複素環基を示し、Tは単結合、C1−6アル
    キル基、−CHO−、−OCH−、−CHS−、
    −SCH−、−CH−CH−または−CH=CH
    −を、XおよびYは同一または異なって、置換されてい
    てもよい窒素原子、酸素原子または硫黄原子を、破線は
    単結合または二重結合を、Zは窒素原子またはCH
    を、Wは単結合、酸素原子、窒素原子または硫黄原子
    を、Qは置換されていてもよいC6−10アリール基ま
    たは置換されていてもよい芳香族複素環基をそれぞれ示
    す。〕で表される化合物またはその塩。
  2. 【請求項2】一般式(VI) 【化2】 〔式中、R1cは置換されたC6−10アリール基、置
    換されたC3−8シクロアルキル基または置換されてい
    てもよい複素環基を示し、前記置換されたC6−10
    リール基および置換されたC3−8シクロアルキル基の
    置換基は、ハロゲン原子、OH、CN、NO、N
    、NHCOR、NHCONHR、NHSOR、S
    R、COOH、COOR、CONHR、CON
    、CF、CFO、置換されていてもよいC
    1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコ
    キシ基、置換されていてもよいC1−6アルコキシ−カ
    ルボニル基および置換されていてもよいC1−4アルキ
    レンジオキシ基から任意に選ばれる1から5個の基であ
    り、RはC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル
    基またはC6−10アリール基を、Tは単結合、C
    1−6アルキル基、−CHO−、−OCH−、−C
    S−、−SCH−、−CH−CH−または−
    CH=CH−を、Xは置換されていてもよい窒素原
    子、酸素原子または硫黄原子を、Yは窒素原子、酸素
    原子または硫黄原子を、(ただし、XおよびYが同
    一または異なって酸素原子または硫黄原子の場合を除
    く。)、破線は単結合または二重結合を、Zは窒素原
    子またはCHを、Wは単結合、酸素原子、窒素原子また
    は硫黄原子を、Qは置換されていてもよいC6−10
    リール基または置換されていてもよい芳香族複素環基を
    それぞれ示す。〕で表される化合物またはその塩。
  3. 【請求項3】XまたはXが置換されていてもよい窒素
    原子である請求項1ないし4記載の化合物。
  4. 【請求項4】YまたはYが窒素原子である請求項1な
    いし5記載の化合物。
  5. 【請求項5】ZまたはZが窒素原子である請求項1な
    いし6記載の化合物。
  6. 【請求項6】R、R1a、R1bまたはR1cが置換
    されたC6−10アリール基である請求項1ないし7記
    載の化合物。
  7. 【請求項7】一般式(VII) 【化3】 〔式中、R1dは置換されていてもよいC6−10アリ
    ール基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル
    基または置換されていてもよい複素環基を示し、T
    単結合、C1−6アルキル基、−CHO−、−OCH
    −、−CHS−、−SCH−、−CH−CH
    −または−CH=CH−を、Rは水素原子、置換され
    ていてもよいC1−6アルキル基、置換されていてもよ
    いC6−10アリール基または置換されていてもよいC
    3−8シクロアルキル基を、Wは単結合、酸素原子、窒
    素原子または硫黄原子を、Qは置換されていてもよいC
    6−10アリール基または置換されていてもよい芳香族
    複素環基をそれぞれ示す。〕で表される化合物またはそ
    の塩。
  8. 【請求項8】一般式(VIII) 【化4】 〔式中、R1dは置換されていてもよいC6−10アリ
    ール基、置換されていてもよいC3−8シクロアルキル
    基または置換されていてもよい複素環基を示し、T
    単結合、C1−6アルキル基、−CHO−、−OCH
    −、−CHS−、−SCH−、−CH−CH
    −または−CH=CH−を、Wは単結合、酸素原子、窒
    素原子または硫黄原子を、Qは置換されていてもよいC
    6−10アリール基または置換されていてもよい芳香族
    複素環基をそれぞれ示す。〕で表される化合物またはそ
    の塩。
  9. 【請求項9】一般式(IX) 【化5】 〔式中、R、R、R、RおよびRは同一また
    は異なって、水素原子、ハロゲン原子、OH、CN、N
    、NH、NHCOR、NHCONHR、NHSO
    R、SOR、COOH、COOR、CONHR、C
    ONH、CF、CFO、置換されていてもよいC
    1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコ
    キシ基もしくは置換されていてもよいC1−6アルコキ
    シ−カルボニル基または隣接する基といっしょになって
    置換されていてもよいC1−4アルキレンジオキシ基
    を、RはC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル
    基またはC6−10アリール基を、Tは単結合、C
    1−6アルキル基、−CHO−、−OCH−、−C
    S−、−SCH−、−CH−CH−または−
    CH=CH−を、Rは水素原子、置換されていてもよ
    いC1−6アルキル基、置換されていてもよいC
    6−10アリール基または置換されていてもよいC
    3−8シクロアルキル基を、Wは単結合または酸素原
    子を、Qは置換されていてもよいC6−10アリール基
    または置換されていてもよい芳香族複素環基をそれぞれ
    示す。〕で表される化合物またはその塩。
  10. 【請求項10】一般式(X) 【化6】 〔式中、R、R、R、RおよびRは同一また
    は異なって、水素原子、ハロゲン原子、OH、CN、N
    、NH、NHCOR、NHCONHR、NHSO
    R、SOR、COOH、COOR、CONHR、C
    ONH、CF、CFO、置換されていてもよいC
    1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6アルコ
    キシ基もしくは置換されていてもよいC1−6アルコキ
    シ−カルボニル基または隣接する基といっしょになって
    置換されていてもよいC1−4アルキレンジオキシ基
    を、RはC1−6アルキル基、C3−8シクロアルキル
    基またはC6−10アリール基を、Tは単結合、C
    1−6アルキル基、−CHO−、−OCH−、−C
    S−、−SCH−、−CH−CH−または−
    CH=CH−を、Waは単結合または酸素原子を、Qは
    ハロゲン原子、置換されていてもよいC6−10アリー
    ル基または置換されていてもよい芳香族複素環基をそれ
    ぞれ示す。ただし、Qがハロゲン原子である場合、R
    またはRは水素原子ではない。〕で表される化合物ま
    たはその塩。
  11. 【請求項11】Wが単結合である請求項9または10
    記載の化合物またはその塩。
  12. 【請求項12】TおよびWが単結合である請求項9
    または10記載の化合物またはその塩。
  13. 【請求項13】RまたはRが水素原子以外の基であ
    る請求項9または10記載の化合物またはその塩。
  14. 【請求項14】一般式(XI) 【化7】 〔式中、R3aは水素原子、ハロゲン原子、OH、C
    N、NO、NH、NHCOR、NHCONHR、N
    HSOR、SOR、COOH、COOR、CONH
    R、CONH、CF、CFO、置換されていても
    よいC1−6アルキル基、置換されていてもよいC1−6
    アルコキシ基または置換されていてもよいC1−6アル
    コキシ−カルボニル基を、RはC1−6アルキル基、C
    3−8シクロアルキル基またはC6−10アリール基
    を、Tは単結合、C1−6アルキル基、−CH
    −、−OCH−、−CHS−、−SCH−、−C
    −CH−または−CH=CH−を、mは1から3
    の整数を、Rは置換されていてもよいC6−10アリ
    ール基、置換されていてもよいC −8シクロアルキル
    基または置換されていてもよい複素環基を、Qは置換さ
    れていてもよいC6−10アリール基または置換されて
    いてもよい芳香族複素環基をそれぞれ示す〕で表される
    化合物またはその塩。
  15. 【請求項15】Q、Q、Q、QまたはQが置換
    されたC6−10アリール基であり、当該置換されたC
    6−10アリール基の置換基が、ハロゲン原子、置換さ
    れていてもよいC1−6アルキル基およびシアノ基から
    任意に選ばれる1から5個の基である、請求項1ないし
    14記載の化合物またはその塩。
  16. 【請求項16】請求項1ないし15記載の化合物のプロ
    ドラッグ。
  17. 【請求項17】請求項1ないし16記載化合物を含有す
    る医薬組成物。
  18. 【請求項18】一般式(I) 【化8】 〔式中、R1は置換されていてもよい炭化水素基または
    置換されていてもよい複素環基を示し、Tは単結合また
    は置換されていてもよく、1以上のヘテロ原子を有して
    いてもよい2価の脂肪族炭化水素基を、XおよびYは同
    一または異なって、置換されていてもよい窒素原子、酸
    素原子または硫黄原子を、破線は単結合または二重結合
    を、Zは窒素原子または一般式(II) 【化9】 で表される基を、W、W、WおよびWは同一ま
    たは異なって、単結合、置換されていてもよい窒素原
    子、酸素原子、硫黄原子または置換されていてもよい2
    価の脂肪族炭化水素基を、Q、Q、QおよびQ
    は同一または異なって、水素原子、置換されていてもよ
    い脂環式炭化水素基、置換されていてもよい芳香族炭化
    水素基または置換されていてもよい複素環基(ただし、
    、Q、QおよびQの少なくとも一つは水素原
    子ではない)をそれぞれ示す。〕で表される化合物もし
    くはその塩またはそのプロドラッグを含有するHER2
    蛋白抑制剤。
  19. 【請求項19】HER2蛋白抑制剤である請求項17記
    載の医薬組成物。
  20. 【請求項20】癌の予防・治療剤である請求項17記載
    の医薬組成物。
  21. 【請求項21】癌が乳癌、前立腺癌、肺癌または膵癌で
    ある請求項20記載の医薬組成物。
  22. 【請求項22】哺乳動物に対して、請求項1ないし16
    記載の化合物を有効量投与することを特徴とするHER
    2蛋白を抑制する方法。
  23. 【請求項23】哺乳動物に対して、請求項1ないし16
    記載の化合物を有効量投与することを特徴とする癌の予
    防・治療方法。
  24. 【請求項24】HER2蛋白抑制剤を製造するための請
    求項1ないし16記載の化合物の使用。
  25. 【請求項25】癌の予防・治療剤を製造するための請求
    項1ないし16記載の化合物の使用。
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