JP2003217009A - 自動販売機のリユースシステム - Google Patents

自動販売機のリユースシステム

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JP2003217009A
JP2003217009A JP2002016089A JP2002016089A JP2003217009A JP 2003217009 A JP2003217009 A JP 2003217009A JP 2002016089 A JP2002016089 A JP 2002016089A JP 2002016089 A JP2002016089 A JP 2002016089A JP 2003217009 A JP2003217009 A JP 2003217009A
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JP2002016089A
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Masaaki Nakamura
雅昭 中村
Kimimichi Kuboyama
久保山  公道
Yukio Kimura
幸雄 木村
Hajime Fukao
一 深尾
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機を構成する一部の部品の寿命や消
耗等の理由により自動販売機全体を廃棄処分とすること
なく、寿命に至っていない使用可能な部品の再利用を可
能にする自動販売機のリユースシステムを提供する。 【解決手段】 各構成部品の使用条件を考慮してその使
用時間および余寿命を所定期間ごとに算出する算出手段
11、14と、該算出した使用時間および余寿命と、部
品名、利用開始年月および理論寿命とを含む部品情報を
格納する格納手段12と、該部品情報を管理装置30に
送信する送信手段13とを含む自動販売機1と、該自動
販売機1から受信した前記部品情報を表示する表示手段
34を含む管理装置30と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動販売機の構
成部品の寿命を計算し、交換時期を管理者に通知して、
自動販売機の再利用を促し、そして資源の有効利用を図
ることが可能な自動販売機のリユースシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】我が国においては、ソフトドリンクやた
ばこなどの製品を、例えば、スーパーマーケットやコン
ビニエンスストアなどの店において対面販売で購入する
場合よりも、気軽にそして待ち時間なく購入できる自動
販売機が重宝されている。そのため、国内には多数の自
動販売機が設置されている。実際に、ソフトドリンクの
屋外に設置されている自動販売機は12万台近くあり、
また、たばこの自動販売機は全国に50万台近く設置さ
れているという統計がある。この他に、カップラーメン
やアイスクリーム、酒類、雑誌など多種の製品に対応し
た自動販売機が存在する。
【0003】これらの自動販売機は、大抵の場合、自動
販売機を置いて商売をしようとしているボトラや商店主
などの顧客に対して、販売されている。すなわち、自動
販売機の所有権はボトラや商店主などに移り、その処分
はボトラや商店主などの裁量に任されていた。そのた
め、自動販売機を構成する部品の寿命や消耗等により自
動販売機が使用できなくなった場合や、または外装の劣
化により自動販売機の交換が必要と判断された場合に
は、その自動販売機はボトラや商店主の判断により廃棄
処分にされ、新たに購入された自動販売機と置き換えら
れることが多く行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一方、地球資源の枯渇
や地球環境の保全などの地球環境に対する問題は一国だ
けの問題ではなく全世界的な取り組みが必要とされてお
り、また、急速に進む地球環境の破壊を抑えるための早
急な対策が要望されている。そのような状況下で、上述
したように自動販売機を構成する一部の部品の寿命や消
耗等の理由により自動販売機全体を廃棄処分とすること
は、まだ使える状態の部品をも廃棄することであり、資
源の浪費となっているという問題点があった。そして、
自動販売機が多数存在することを考慮すれば、このよう
な状況を放置しておくことは許されることではない。
【0005】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
自動販売機を構成する一部の部品の寿命や消耗等の理由
により自動販売機全体を廃棄処分とすることなく、寿命
に至っていない使用可能な部品の再利用を可能にする自
動販売機のリユースシステムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、自動販売機
の構成部品の寿命を計算し、交換時期を管理者に通知し
て、自動販売機の再利用を促し、そして資源の有効利用
を図ることが可能な自動販売機のリユースシステムに関
するものであり、この発明の上記目的は、自動販売機の
各構成部品の使用条件を考慮してその使用時間および余
寿命を所定期間ごとに算出し、該算出した使用時間およ
び余寿命と、部品名、利用開始年月および理論寿命とを
含む部品情報を格納する手段と、該格納された部品情報
を前記自動販売機の管理者に提供する手段と、を備え、
前記構成部品の寿命を管理することが可能なことを特徴
とする(請求項1)。
【0007】また、この発明の上記目的は、各構成部品
の使用条件を考慮してその使用時間および余寿命を所定
期間ごとに算出する算出手段と、該算出した使用時間お
よび余寿命と、部品名、利用開始年月および理論寿命と
を含む部品情報を格納する格納手段と、該部品情報を管
理装置に送信する送信手段とを含む自動販売機と、該自
動販売機から受信した前記部品情報を表示する表示手段
を含む管理装置と、を備え、前記自動販売機の構成部品
の寿命を管理することを特徴とする(請求項2)。
【0008】ここで、前記管理装置は、変更した前記部
品情報を前記自動販売機に送信する送信手段をさらに備
え、前記自動販売機が前記変更された部品情報を受信す
ることによって前記変更された部品情報が前記自動販売
機に反映されることを特徴とするようにしてもよい(請
求項3)。また、前記管理装置は、前記部品情報を累積
的に格納することが可能な記憶手段をさらに備えるよう
にしてもよい(請求項4)。
【0009】さらに、この発明の上記目的は、自動販売
機の各構成部品の使用条件を考慮してその使用時間およ
び余寿命を所定期間ごとに算出する算出手段と、該算出
した使用時間および余寿命と、部品名、利用開始年月お
よび理論寿命とを含む部品情報を格納する格納手段と、
該部品情報を管理サーバに送信する送信手段とを含む自
動販売機と、該自動販売機から受信した部品情報を管理
するデータベースを含む管理サーバと、が、ネットワー
クを介して相互に接続されることを特徴とする(請求項
5)。
【0010】さらにまた、この発明の上記目的は、各構
成部品の部品名、利用開始年月、使用時間、理論寿命お
よび余寿命を含む部品情報を保持する格納手段と、前記
部品情報を管理サーバとの間で送受信する通信手段とを
含む自動販売機と、該自動販売機から受信した部品情報
を管理するデータベースと、前記部品情報から該部品情
報受信時における部品の使用時間および余寿命を算出し
て前記データベースに格納する算出手段と、該算出され
た使用時間および余寿命を含む部品情報を前記自動販売
機へ送信する送信手段とを含む管理サーバと、が、ネッ
トワークを介して相互に接続され、前記自動販売機に送
信された部品情報が前記自動販売機に反映されることを
特徴とする(請求項6)。
【0011】ここで、前記自動販売機から受信した前記
部品情報を表示する表示手段と、前記受信した部品情報
を変更して前記自動販売機に送信する送信手段とを含む
管理装置をさらに備え、前記自動販売機は前記変更され
た部品情報を受信することによって前記変更された部品
情報が前記自動販売機に反映されるようにすることもで
きる(請求項7)。また、前記管理サーバの前記データ
ベースから前記部品情報を閲覧することが可能な情報端
末をさらに備えてもよい(請求項8)。
【0012】さらに、上記の各発明において、前記部品
情報には、前記自動販売機の設置場所の情報が含まれて
いてもよい(請求項9)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面を参照して、こ
の発明にかかる自動販売機のリユースシステムの好適な
実施の形態を詳細に説明する。
【0014】第1の実施の形態:図1は、この発明にか
かる自動販売機のリユースシステムの第1の実施の形態
を示すものであり、自動販売機の内部に設けられる自動
制御装置と、自動販売機を管理する管理装置の構成を示
すブロック図である。図2は、自動制御装置のメモリ内
に格納される部品データテーブルの構成の一例を示す図
である。
【0015】自動販売機1内には、自動販売機1を構成
するモータ21、ソレノイド22、スイッチ類23、蛍
光灯24およびプラスチック類25などの各部品ととも
に、これらの部品の寿命を管理し、販売時の各部品の制
御を行う自動制御装置10が搭載されている。自動制御
装置10は、該装置全体の制御を行うCPU(Central
Processing Unit)11と、該CPU11を制御する制
御用プログラムと、自動販売機の販売動作に必要な商品
価格の情報や売上金額などのほかに、この発明で必要な
自動販売機1を構成する部品の名称、品番、該部品の理
論寿命、使用時間または使用回数、余寿命などを含む部
品情報が格納されているメモリ12と、自動販売機1と
管理装置30との間で部品情報の送受信を行う通信部1
3と、自動販売機1の部品の寿命を計ると共にメモリバ
ックアップしてない部記憶を保持するための時計14
と、自動販売機1が設置されている地域で停電が発生し
た場合でも動作可能な時計14用の電源15と、販売が
行われるたびに販売機構を動作させる出力/入力部16
と、を備えている。これらCPU11、メモリ12、通
信部13、時計14および出力/入力部16は、バスラ
イン17を介して接続されている。
【0016】以上において、特許請求の範囲における自
動販売機の算出手段はCPU11および時計14に、格
納手段はメモリ12に、送信手段は通信部13にそれぞ
れ相当する。
【0017】管理装置30は、該管理装置30全体の制
御を行うCPU31と、該CPU31を制御する制御用
プログラムおよび自動販売機1から受信した部品データ
を格納するメモリ32と、自動制御装置10の通信部1
3との間で部品データの送受信を行う通信部33と、管
理装置30の所持者に情報を提供するための表示部34
と、管理装置30の所持者が命令の実行やデータの入力
を行うための入力部35と、を備えている。これらCP
U31、メモリ32、通信部33、表示部34および入
力部35は、バスライン36を介して接続されている。
この管理装置30として、図1に示した構成を有するリ
モコンやノート型または携帯型のパソコンなどの携帯型
情報端末を用いることが可能である。
【0018】以上において、特許請求の範囲における管
理装置の表示手段は表示部34に、送信手段は通信部3
3に相当する。
【0019】つぎに、自動販売機1のメモリ12に格納
されている部品データテーブルについて説明する。部品
データテーブルは、図2に例示されるように、該メモリ
が備えられている自動販売機1を識別するための「自動
販売機番号」や「設置場所」、「最終更新日」などの部
品データ全体に共通する項目のほかに、「品名」、「品
番」、「理論寿命」、「余寿命」、「利用開始年月」、
「修理年月」、「温度」や「使用時間」等の「使用条
件」などの個々の部品についての情報を格納する項目か
らなる。
【0020】「自動販売機番号」は、自動販売機を一意
的に定めるための番号である。「設置場所」は、該自動
販売機が設置される環境条件を示すものであり、図2の
場合では、例えば、室内設置をA、室外設置をB、海岸
または温泉地での設置をC、倉庫での設置をDと4種類
の分類にしたとき、該自動販売機1は室外設置(B)さ
れていることを示している。また、このように、図2で
は、「設置場所」は、室内設置、室外設置、海岸・温泉
地、倉庫の4種類に大きく分類しているが、これ以外の
方法で分類することも可能である。例えば、郵便番号を
基準とした分類方法や、GPS(Global Positioning S
ystem)用のアンテナを自動販売機1に設置して、GP
S用衛星局を通じて、自動販売機1が設置されている場
所による分類を行う方法も可能である。「最終更新日」
は、部品データテーブルを最後に更新した日付を示して
いる。
【0021】「品名」は、自動制御装置10が管理対象
としている部品の名称であり、品番は該部品に便宜的に
付された番号である。「理論寿命」は、該部品の通常予
想される寿命である。それぞれの部品の寿命を判断する
基準は、それぞれの部品によって異なる。例えば、モー
タ21は軸受部の磨耗が、ソレノイド22はプランジャ
と本体の磨耗が、スイッチ類23は接点の磨耗が、蛍光
灯24は光源の照度の低下が、そしてプラスチック類2
5は紫外線による変色の程度が、それぞれ寿命の判断基
準となる。したがって、これら各部品の判断基準を参考
にして各部品を試験することにより、理論寿命が求めら
れる。また、以上の部品の理論寿命は、部品を製造する
メーカによって相異し、また、同じ部品であってもその
部品が使用される周囲の温度などの環境条件(使用条
件)によっても異なるので、これらの条件をも考慮した
より細かな部品の理論寿命の分類および寿命の計算を行
うことが望ましい。
【0022】「余寿命」は、理論寿命から後述する使用
時間または使用回数を差し引いて算出された値である。
「利用開始年月」は、該部品の利用を開始した年月
(日)であり、新たに設置された場合は、その設置年月
(日)が、部品の取換えを行ったときはその交換日が該
当する。「修理年月」は、該部品が修理された年月
(日)である。「使用条件」の「温度」は、該部品が使
用される環境での温度条件であり、余寿命を算出するに
あたり考慮される。また、「使用条件」の「使用時間ま
たは使用回数」は、該部品が実際に稼動した時間または
回数である。「要変換」は、「余寿命」が0以下の値ま
たは所定の正の値以下の値となったときにチェックされ
る項目である。この項目にチェックが入っている場合に
は、該部品が交換時期に来ていることまたは交換時期が
近いことを示している。
【0023】なお、この部品データテーブル中に格納さ
れる「余寿命」や「理論寿命」は「温度」に示される使
用温度のときの「余寿命」や「理論寿命」に換算されて
いるものとする。
【0024】つぎに、図3のフローチャートを用いて、
断続的に動作する部品の余寿命の算出方法について説明
する。ここで、断続的に動作する部品とは、例えば、自
動販売機1で商品の販売が行われるときに、モータ21
の回転が開始される場合の部品やスイッチ類23が作動
する場合のその部品をいう。
【0025】まず、自動販売機1を構成する各部品の負
荷、すなわち消費者に対して該自動販売機1の提供する
商品を1個販売するときに各部品が動作する時間または
回数を求め、それをメモリ12内の部品データテーブル
の「負荷」項目に設定する(ステップS1)。同時に、
該部品が使用される使用条件(温度)などの値も設定さ
れる。ここで、各部品の負荷は、その自動販売機1に特
有な値なので、自動販売機1の出荷時に予め設定され
る。
【0026】また、自動販売機1が設置される場所等の
条件から、1日当たりの動作回数、すなわち商品販売回
数をメモリ12内に設定する(ステップS2)。この商
品販売回数は、設置しようとする自動販売機1と類似の
設置環境(例えば、人通りの多い所か、少ない所か等)
にある場所での過去の販売データとして集計された値が
利用される。
【0027】ある場所に設置された自動販売機1のCP
U11は、例えば1日ごと、1週間ごとまたは1ヶ月ご
となど所定期間ごとに、各部品の使用時間または使用回
数を算出し(ステップS3)、この算出した使用時間を
理論寿命から差し引くことによって、余寿命を算出する
(ステップS4)。そして、メモリ12内の部品データ
テーブルの該当する部品に対して、算出された使用時間
または使用回数および余寿命を書き換えて格納する(ス
テップS5)。このようにして、所定期間ごとの余寿命
の算出処理が終了する。なお、余寿命が0以下の値また
は所定の正の値以下の値となったときには、交換を知ら
せるために、図2の「要交換」項目にチェックを入れる
ことも可能である。
【0028】さらに、断続的に動作する部品の余寿命の
算出方法について、図2に示される自動販売機1内のメ
モリ12に格納された部品データテーブルの中のモータ
Aを例に挙げて、詳細に説明する。ここで、モータAは
1個の商品を販売するごとに10秒間動作すること、該
自動販売機1の1日あたりの商品の販売回数が30回で
あること、自動販売機1が1997年2月1日(現在か
ら4年前)に設置されたものであること、そして該自動
販売機1は毎日正午に余寿命を更新することを前提条件
とする。
【0029】自動販売機1が設置されてから4年後の2
001年2月1日の正午における自動販売機1内のメモ
リ12の部品データテーブルには、以下のように自動的
に計算されたモータAの使用時間と余寿命が格納され
る。
【0030】まず、前提条件によって、モータAは1日
に30回動作し、1回ごとに10秒間動作するので、C
PU11によって、1日当たりの使用時間は300秒/
日、1年あたりでは109,500秒/年と計算され
る。これを1997年2月1日〜2001年2月1日ま
での間の4年間の使用時間に直すと、 109,500秒/年×4年=438,000秒≒12
0時間 となる。ここで、モータAの理論寿命は1,000時間
であるので、その余寿命は、理論寿命から使用時間を差
し引いて、 1,000時間−120時間=880時間 となる。したがって、2001年2月1日の正午時点で
のメモリ12の部品データテーブルに格納されているモ
ータAの60℃で使用した場合における使用時間および
余寿命は、図2の部品データテーブルに示されるよう
に、それぞれ120時間および880時間となる。
【0031】なお、上記の例では、寿命が時間で表され
るものについて説明したが、スイッチ類23などのよう
に、寿命が時間ではなく回数で表されるものについても
同様にして求めることができる。
【0032】一方、蛍光灯24やプラスチック類25な
どのように、自動販売機1が設置されたときから継続し
て使用時間の計数が行われる部品については、CPU1
1が時計14を用いて継続的に、それらの余寿命を算出
する。すなわち、蛍光灯24の理論寿命が例えば2年で
あるとすると、CPU11は利用開始年月から2年間計
測を行い、2年経った時点で、部品データテーブルに寿
命である旨のメッセージを格納する。この間、所定期間
ごとに理論寿命から測定された使用時間を減算して得ら
れた余寿命を、部品データテーブルに上書きして格納す
ることにより、自動販売機の管理者が容易にその部品の
余寿命を確認することが可能となる。
【0033】つぎに、図4のフローチャートを用いて、
管理装置30の動作処理手順について説明する。まず、
自動販売機1の管理者は、自動販売機1の部品データテ
ーブル内のデータを、自動制御装置10の通信部13と
管理装置30の通信部33を通じて、メモリ32内に受
信する(ステップS11)。このとき、管理装置30で
の受信時における部品データテーブルの内容が、該自動
販売機1を識別するための「自動販売機番号」ととも
に、管理装置30のメモリ32内に取り込まれる。
【0034】管理装置30のCPU31は、管理者に対
して自動販売機1への設定を行うのか否かについてたず
ねる(ステップS12)。管理者の目的が、自動販売機
1への設定である場合(ステップS12でYesの場
合)には、管理者は自動販売機1の目的とする部品に対
して必要な事項の入力を入力部35より行う(ステップ
S13)。例えば、新しく設置された自動販売機1の場
合には、利用開始年月や温度や設置場所等の使用条件
を、入力部35から入力する。また、管理者が自動販売
機1の修理を目的としている場合には、修理を行った部
品に対して修理年月の入力を、部品の交換を行った場合
には、利用開始年月や使用時間の書換えを、入力部35
から行う。
【0035】管理装置30での目的とする部品に対する
必要事項の入力が終了した後、管理装置30のメモリ3
2内に入力されたデータを、通信部33および自動制御
装置10の通信部13を介して、自動制御装置10へ送
信する(ステップS14)。送信されたデータは、自動
制御装置10のメモリ12に書き込まれて設定され、処
理は終了する。
【0036】一方、ステップS12で、管理者の目的が
自動販売機1への設定ではない場合(ステップS12で
Noの場合)には、CPU31は部品の状態の確認であ
るかを管理者に対してたずねる(ステップS15)。管
理者が、部品の状態の確認を選択した場合(ステップS
15でYesの場合)には、管理装置30の表示部34
に、受信した自動販売機1のメモリ12内に格納されて
いる部品データテーブルの内容が表示され、管理者が部
品の状態を閲覧することが可能となる(ステップS1
6)。
【0037】ここで、寿命となった部品が存在する場合
および/またはまもなく寿命となる部品が存在する場合
には、管理者に対してその旨を伝えるメッセージを表示
部34に自動的に表示すると、管理上大変に便利であ
る。例えば、ステップS11で自動制御装置10のメモ
リ12からデータを取り込んだ直後や、ステップS12
で部品の状態確認の選択を行った後の表示部3に、交換
を要する品名などを表示することができる。交換を要す
る品名としては、図2の部品データテーブルの「要交
換」項目にチェックが入っている品名を抽出することに
よって求められる。
【0038】このように、寿命となった部品の存在が確
認できた場合には、管理者は該部品の手配を行うことが
でき、速やかに部品の交換を行うことが可能となる。ま
た、まもなく寿命となる部品の存在が確認できた場合に
も、管理者は代わりとなる部品の手配を行うことがで
き、該部品が寿命となった場合に速やかに部品の交換を
行うことが可能となる。この場合において、該部品がど
れくらい後に寿命となるかを予測することも可能である
ので、部品の寿命にほぼ近い時期に、該部品の交換を行
うことができる。
【0039】管理者が部品の状態の確認を終了すると、
管理装置30による処理は終了する。一方、ステップS
15で、管理者が部品の状態の確認を選択しなかった場
合(ステップS15でNoの場合)には、該当する処理
がないとして、処理はそのまま終了する。
【0040】図5は、管理装置としてリモコンが使用さ
れる場合の該リモコンの外観の一例を示す図である。こ
の管理装置30としてのリモコン30Aは、自動販売機
1の管理者に対して情報を表示するための表示部34
と、情報を入力するための入力部35とを備える。
【0041】入力部35は、主に、文字入力用のボタン
61、内容切換用のボタン62、そしてデータ送受信用
のボタン63を含む。図では文字入力用のボタン61
は、ひらがな、英字および数字の間の文字入力を切換え
る文字入力切換ボタン61kと、変換ボタン61lと、
数字ボタン61a〜61jとして配置されている。この
他に、選択の実行や文字入力の確定などを行う書き込み
ボタン61nや入力した文字を消去する場合のクリアボ
タン61mなども備えられている。文字入力切換ボタン
61kを押すことによって現在の文字入力モードが表示
部34の左上部付近の文字切換表示部51に表示され
る。
【0042】内容切換用のボタン62には、販売情報、
部品リストまたは故障を表示部34に切換えて表示させ
るためのモード切換ボタン62aと、表示部34にすべ
てのデータが表示されないときに一画面ごとに画面を切
換えるための表示切換ボタン62b、62cと、表示部
34に表示された項目にカーソルを合わせる項目選択ボ
タン62dとが含まれる。モード切換ボタン62aによ
る現在のモードは表示部34の上部中央付近52に表示
される。
【0043】データ送受信用のボタン63には、管理装
置30のメモリに入力されたデータを自動販売機1A等
のメモリに送信するための送信ボタン63aと、逆に自
動販売機1A等のメモリに格納されているデータを管理
装置30のメモリに受信するための受信ボタン63bと
が含まれる。
【0044】つぎに、リモコン30Aの入力部60か
ら、ひらがなを入力する場合について説明する。まず、
文字入力切換ボタン61kで入力したい文字入力モード
の種類を選択する。文字入力切換ボタン61kを1回押
すごとに、表示部34の左上部の文字切換表示部51
に、現在の文字入力モードが表示されるので、この表示
が「ひらがな」になるまで文字入力切換ボタン61kを
押す。そして、文字切換表示部51に「ひらがな」と表
示された状態で、ひらがなを入力することが可能とな
る。
【0045】ひらがなを入力するには、以下のようにし
て行う。数字ボタン61a〜61jは、ボタン「1」〜
ボタン「0」の順に、ひらがなのあ行〜わ行に対応して
いる。すなわち、ボタン「1」61aは「あ行」に、ボ
タン「2」61bは「か行」に、・・・そして、ボタン
「0」61jは「わ行」に、それぞれ対応している。ま
た、同じ数字ボタンを1回押していくごとに、それぞれ
の行におけるつぎの段の文字が現れる。すなわち、
「1」ボタン61aを1回押していくごとに、「あ→い
→う→え→お→あ→・・・」と表示部34上の文字が変
化していく。そして、所望の文字が現れたら、つぎの文
字が属する行に対応するボタンを押す。例えば、「けい
こうとう」と入力したい場合には、ボタン「2」61b
を4回、ボタン「1」61aを2回、ボタン「2」61
bを5回、ボタン「1」61aを3回、ボタン「4」6
1dを5回、そしてボタン「1」61aを3回押す。英
字を入力する場合も同様にして行うことができる。
【0046】図5に示されるリモコン30Aを用いた自
動制御装置10から読み込まれたデータの設定は、以下
のようにして行われる。管理者が図4のステップS12
で自動販売機1A等への設定を選択すると、リモコン3
0Aの表示部34は部品リストモードとなり、品名が5
0音順に表示部34に表示される。このとき、最上位に
表示されている品名にカーソルが合わされている状態と
なる。管理者は、項目選択ボタン62dを1回押すこと
により、一つ下に表示されている品名にカーソルを合わ
せることができるので、この操作を繰り返すことによ
り、目的とする品名を選択することができる。また、項
目を選択する方法として文字切換ボタン61kでひらが
なモードに切り替え、数字ボタン61a〜61jを利用
して任意の品名の頭文字を入力して書き込みボタン61
nを押すと、その頭文字を有する最初の品名にカーソル
が合わされるので、その後に項目選択ボタン62dを押
して所望の品名にカーソルを合わせることもできる。
【0047】所望の品名にカーソルを合わせた後、書き
込みボタン61nを押すことにより、その品名に対応す
る部品の情報が表示部34中に表示される。この部品の
情報は、部品データテーブル中のデータ、すなわち、品
名、品番、理論寿命、余寿命などの項目である。これら
の項目の中の設定したい項目を、上述した品名にカーソ
ルを合わせる場合と同じ方法によってカーソルを合わ
せ、書き込みボタン61nを押して選択することによ
り、その項目を設定することが可能な状態となる。例え
ば、新品の自動販売機1A等を設置し利用開始年月を設
定する場合には、上述した方法でまず「利用開始年月」
項目を選択する。すると、表示部34中には設定時の年
月が表示されるので、この状態でさらに書き込みボタン
61nを押すと、「利用開始年月」として、設定時の年
月を設定することができる。なお、新品の自動販売機1
A等では、品名、品番、理論寿命等のデータは、自動販
売機製造時に予め入力されているので、入力する必要は
ない。
【0048】リモコン30Aを用いた部品の確認も、上
記した部品の設定と同様の操作を行って、表示部34に
部品の詳細な情報を表示させて行うことができる。
【0049】なお、リモコン30Aなどの管理装置30
に、自動販売機1から受信したデータを格納するための
記憶装置が設けられていてもよい。このように構成する
ことで、管理者が巡回して検査を行ったすべての自動販
売機1についての部品情報を累積的に格納することがで
きる。その結果、検査終了時に検査を行った自動販売機
1の部品について、一括して処理し、管理することが可
能となる。ここでいう記憶装置は、特許請求の範囲にお
ける管理装置の記憶手段に相当する。
【0050】この第1の実施の形態によれば、自動販売
機1を構成する部品の使用時間を算出し、該使用時間と
理論寿命とから余寿命を算出する自動制御装置10を備
えるように構成したので、自動販売機1を構成する各部
品の使用状況を管理することが可能となる。これによ
り、それら部品の交換時期を把握することができるの
で、自動販売機1を構成する部品の一部が寿命になった
場合には、自動販売機1全体を廃棄することなく、その
部品を交換することによって、自動販売機1全体の利用
効率を上げることが可能となる。また、自動販売機1が
撤去処分になった場合でも、構成部品の余寿命が管理さ
れているので、部品のリユースか廃棄かについてのより
正確な判断材料を提供することができる。
【0051】第2の実施の形態:図6は、この発明にか
かる自動販売機のリユースシステムの第2の実施の形態
を示すブロック図である。この図6において、1A、1
B、1C、1D、・・・はそれぞれ自動販売機であり、
70はネットワークであり、71はネットワーク70に
接続されている自動販売機1A等を集中して管理する管
理サーバであり、そして30は管理者の有する管理装置
である。
【0052】ネットワーク70は、自動販売機1A等と
管理サーバ71との間で情報の通信を行えるものであれ
ば、有線であっても無線であってもよい。また、管理サ
ーバ71は、ネットワーク70に接続されている各自動
販売機1A等の部品情報をまとめて格納するためのデー
タベースと、これらの情報を管理するための制御装置と
を備えている。図7は、管理サーバ71に格納されてい
るデータベースの一例であり、(a)は部品データベー
スを、(b)は各部品についての使用時間等をより正確
に算出するための補正係数が格納されている温度係数な
どの補正係数データベースである。
【0053】なお、第2の実施の形態においても、自動
販売機1A等と管理装置30の構成は、第1の実施の形
態で説明した自動販売機1と管理装置30の構造と同一
であるので、その説明を省略する。
【0054】以上において、特許請求の範囲における自
動販売機の算出手段はCPU11および時計14に、格
納手段はメモリ12に、送信手段および通信手段は通信
部13にそれぞれ相当する。また、特許請求の範囲にお
ける管理サーバの算出手段および送信手段は制御装置に
相当する。さらに、特許請求の範囲における管理装置の
表示手段は表示部34に、送信手段は通信部33に相当
する。
【0055】まず、図7(a)に例示される部品データ
ベースについて説明する。部品データベースに格納され
る項目として、「品名」、「品番」、「自動販売機番
号」、「使用条件」、「使用時間」、「理論寿命」、
「余寿命」、「利用開始年月」、「修理年月」および
「更新日」が含まれる。
【0056】「品名」は、各自動販売機1A等に使用さ
れている部品の名称であり、「品番」はその品名を表す
番号である。「自動販売機番号」は該部品が取り付けら
れている自動販売機名を表すものであり、自動販売機1
A等を一意的に表す自動販売機番号などが該当する。
「設置場所」は、さらに「屋外」、「屋内」に分類さ
れ、それぞれに設置された年数が格納される。この「設
置場所」は、第1の実施の形態のように、海岸または温
泉地や倉庫等の4種類に分類してもよいし、他の分類を
行ってもよい。
【0057】「使用時間または使用回数」は、該部品の
置かれた使用環境(使用温度)でどれくらいの時間また
は回数使用されたかを示すものである。なお、この図7
の場合では、各使用温度における「使用時間または使用
回数」は、5℃での動作状態を基準としてそれぞれ換算
されて表示されている。
【0058】「理論寿命」は、該部品の理論上の寿命で
あり、この理論寿命も使用温度が5℃の時の値に換算し
て表示されている。「余寿命」は、さらに「時間または
回数」、「5℃」、「15℃」、「60℃」の項目に分
類される。「時間または回数」は、理論寿命から使用時
間または使用回数を差し引いた値であり、この値も、5
℃のときの値に換算して表示されている。余寿命中の
「5℃」、「15℃」、「60℃」の値は、今後それぞ
れの温度で該部品を、現在取り付けられている自動販売
機1A等で使用した場合の余寿命を表示したものである
が、これらの値は5℃のときの値に換算されていない。
したがって、表示されている値が、その温度で該部品を
使用した場合の実際の余寿命を表している。
【0059】「利用開始年月」は、該部品の利用を開始
した年月(日)であり、新たに設置された場合は、その
設置年月(日)が、部品の取換えを行った場合はその交
換日が該当する。「修理年月」は、該部品が修理された
年月(日)である。「更新日」は、部品データの情報が
更新された日付を示している。なお、上述した余寿命は
「5℃」、「15℃」、「60℃」の項目となっている
が、これらに限定される趣旨ではなく、任意の温度を任
意の数だけ設定することも可能である。
【0060】つぎに、図7(b)に示される補正係数デ
ータベースについて説明する。補正係数データベース
は、各部品の使用時間や理論寿命を計算するにあたっ
て、使用される補正係数がデータベースとしてまとめら
れたものであり、その項目として、「品名」、「負
荷」、「断続係数」そして「温度係数」を含む。「品
名」は、自動販売機1A等に取り付けられている部品の
名称である。「負荷」は、自動販売機1A等に取り付け
られた該部品が商品を1個販売するときの動作時間また
は動作回数である。「断続係数」は、断続運転する部品
の場合であって、該部品が商品を1個販売するときの動
作の前後において寿命を計算するにあたりさらに考慮す
べき動作時間または動作回数の補正を行う場合の係数値
である。「温度係数」は、使用する環境、特に使用温度
の違いによる部品の寿命の違いを補正するための係数値
である。なお、この図7(b)における温度係数も「5
℃」、「15℃」、「60℃」の項目となっているが、
これに限定される趣旨ではなく、任意の温度を任意の数
設定することが可能である。
【0061】管理サーバ71と各自動販売機1A等との
間における寿命算出方法について、図8に示すフローチ
ャートを参照しながら、その動作処理手順について説明
する。まず、自動販売機1A等は、管理サーバ71に対
してメモリに格納されている部品情報のデータを送信す
る(ステップS21)。ここで、自動販売機1A等が管
理サーバ71にデータの送信を行う場合として、管理サ
ーバ71が自動販売機1A等に対して所定の期間ごとに
要求する場合、自動販売機1A等がそれぞれ所定の期間
ごとに自発的に送信する場合、管理者が自動販売機1A
等の検査や修理を行った際に送信する場合、そして自動
販売機1A等の電源が投入されたときに自動送信する場
合等が考えられるが、これらのうちいずれでもよいし、
またその他の場合であってもよい。また、このとき管理
サーバ71へ送信される部品情報は、図2に示される部
品データテーブルに格納されている部品情報のデータで
ある。すなわち、送信元を特定するための自動販売機番
号、設置場所のほか、品名、品番、理論寿命、余寿命、
利用開始年月、修理年月、使用条件等の部品情報が管理
サーバ71へ送信される。
【0062】管理サーバ71は、該部品情報を受信し
(ステップS22)、部品データベースに格納する(ス
テップS23)。部品データベースは、上述した図7
(a)に示されるフォーマットを有し、この中の該当す
る項目に受信した部品情報が格納される。なお、格納す
る際に、更新日(受信日)も格納される。
【0063】受信した部品情報が部品データベースに格
納されると、管理サーバ71は、余寿命の計算を行う
(ステップS24)。余寿命の算出は、第1の実施の形
態で説明した方法と同様の方法で算出することができ
る。しかし、この第2の実施の形態では、より使用時間
の精度を上げるために、補正係数を使用した算出方法に
ついて説明する。
【0064】ここでは、図7(b)に示される補正係数
データベース中のモータAを例に挙げて説明する。図7
(b)に示されるように、モータAの負荷は10秒であ
り、断続係数は2であり、そして使用温度60℃での温
度係数は「7」であるとする。また、モータAが取り付
けられている自動販売機の1日あたりの商品販売回数は
3回であり、該自動販売機が1997年2月1日(現在
から4年前)に設置されたものであり、2001年2月
1日の正午に部品情報を管理サーバ71に送信したもの
とする。
【0065】まず、前提条件から、モータAの1日当た
りの使用時間は30秒/日、1年あたりでは10,95
0秒/年と計算される。また、断続係数が2であるの
で、1年当たりの使用時間は 10,950秒/年×2=21,900秒/年≒6.1
時間/年 となる。しかし、これは使用温度を考慮していない実際
の使用時間であり、部品データベースに格納するために
は5℃での使用時間に換算する必要がある。そのため、
上記の値に使用温度60℃での温度係数「7」を掛け算
する必要がある。すなわち、使用温度5℃に換算した場
合のモータAの運転時間は、 21,900秒/年×7=153,300秒/年≒4
2.6時間/年 となる。これを1997年2月1日〜2001年2月1
日までの間の4年間の使用時間に直すと、 153,300秒/年×4年=613,200秒≒17
0時間 となる。
【0066】ここで、図7(a)の部品データベースよ
り、モータAの5℃で使用した場合の理論寿命は500
時間であるので、その余寿命は、500時間−170時
間=330時間となる。したがって、図7(a)の部品
データベースの余寿命の「時間または回数」のモータA
の欄には、330時間が格納される。
【0067】また、5℃の場合の1年当たりの使用時間
は上記したように6.1時間、15℃の場合の1年当た
りの使用時間は5℃の場合の使用時間に15℃のときの
温度係数「1.3」を掛けた値である7.9時間、60
℃の場合の1年当たりの使用時間は上記したように4
2.6時間であるから、それぞれの温度で使用したとき
の余寿命を年数を単位として表すと、それぞれ、54
年、42年、7.7年となる。
【0068】以上のようにして、余寿命と、ある基準温
度に換算した使用時間と余寿命とが求められる。同様に
して、管理サーバ71によって、他のモータAを有する
自動販売機や、またはモータBについての余寿命が計算
される。
【0069】このようにして算出された使用時間と余寿
命は、部品データベースに格納される(ステップS2
5)。また、管理サーバ71は、格納された使用時間お
よび余寿命を自動販売機1A等に対してネットワークを
介して送信する(ステップS26)。自動販売機1A等
は、管理サーバ71より使用時間と余寿命を受信し(ス
テップS27)、自動販売機1A等のメモリ内の部品デ
ータテーブルに格納し(ステップS28)、処理が終了
する。
【0070】以上の説明では、図6のネットワークを介
した管理サーバ71と自動販売機1A等との部品情報の
通信について説明したが、つぎに、管理者が各自動販売
機1A等を巡回する場合の管理サーバ71と自動販売機
1A等と管理装置30との間の関係について説明する。
【0071】まず、管理者が例えば自動販売機1Cの検
査に巡回しに来たとする。管理装置30を用いて管理者
は自動販売機1Cの各部品の状況、主に寿命について、
第1の実施の形態で説明した方法にしたがって検査を行
う。すなわち、管理装置30内のメモリに、自動販売機
1Cのメモリ内に格納されている部品データテーブルを
読み込む処理を行う。そして、読み込まれた部品データ
テーブルを基にして、該自動販売機1Cの部品について
設定を行うか、または、部品データの状況確認(閲覧)
などを行う。設定を行う場合には、自動販売機1Cのメ
モリへその設定内容を反映させるために、設定を行った
管理装置30の部品データテーブルの内容を自動販売機
1Cのメモリへ送信し、設定する。
【0072】また、検査終了後、管理者が管理装置30
から「自動販売機1Cの有する部品データテーブルの管
理サーバへの送信」に関する項目を選択すると、自動販
売機1Cのメモリ内に格納されている部品についてのデ
ータが、ネットワーク70を介して管理サーバ71へ送
信される。このとき、どの自動販売機によってデータが
送信されたのかを判断するための識別情報も同時に送信
される。この識別情報として、例えば、自動販売機番号
などの自動販売機に固有に付されている番号や、GPS
を利用する場合には、自動販売機の位置を示す情報を使
用することができる。
【0073】なお、管理者が自動販売機1A等の巡回時
に行う部品情報についてのデータを管理サーバ71へ送
信する場合において、管理者が故障した部品の修理や、
寿命になる部品の交換を行う場合も存在する。このよう
な場合には、通常、自動販売機1A等の電源を切ってこ
れらの作業を行い、修理した部品や交換した部品につい
ての情報を自動販売機1A等に設定し、その後に再び自
動販売機1A等の電源を投入する。この自動販売機1A
等への電源の再投入時に、自動販売機1A等内に格納さ
れているメモリ内の部品情報を、ネットワーク70を介
して自動的に管理サーバ71へ送信するように設定する
ことも可能である。このようにすることで、管理者が部
品の修理や交換後に自動販売機1A等に設定した部品情
報を、さらに管理サーバ71へ送信する作業を忘れた場
合でも、部品情報に関するデータが自動的に管理サーバ
71へ送信される。また、管理者が自動販売機1A等の
部品の交換を行った場合に、管理サーバ71の部品デー
タベースより、ネットワーク70を介して品番、余寿
命、利用年月、使用条件を取得して、該情報を交換した
部品の部品情報として自動販売機1A等のメモリ内に設
定することも可能である。
【0074】以上で説明したこの発明の第2の実施の形
態の図6において、自動販売機メーカのパーソナルコン
ピュータなどの情報端末72をネットワーク70に接続
することができる。これにより、自動販売機メーカの情
報端末72から管理サーバ71へアクセスすることが可
能となる。そして、収集された個々の自動販売機1A等
の部品の信頼性や寿命データを集中して解析することが
でき、その結果を自動販売機メーカの設計部門や開発部
門にフィードバックすることにより、より故障が少な
く、信頼性の高い自動販売機の部品を提供することがで
きる。
【0075】また、図6において、自動販売機1A等を
管理する管理者の各地域の拠点となる箇所、例えば営業
所等に、パーソナルコンピュータなどの情報端末73を
ネットワーク70に接続することもできる。これによ
り、各地の拠点となる営業所などの箇所の情報端末73
から管理サーバ71へアクセスすることが可能となる。
この際、個々の自動販売機1A等のデータがデータベー
スとして管理されているので、該管理者の属する(担当
する)地域ごとにデータを集計し、部品の使用状況を把
握することができる。その結果、速やかに部品の交換な
どを実行することができる。
【0076】上述した説明では、各自動販売機1A等の
余寿命を、各自動販売機1A等から送信される使用時間
または使用回数を用いて、管理サーバ71によって算出
する構造となっているけれども、各自動販売機1A等で
余寿命を算出し、管理サーバ71は各自動販売機1A等
の部品情報を管理する構成としてもよい。
【0077】また、自動販売機1A等に設置位置検知用
のアンテナを設けることも可能である。これにより、G
PS用衛星局を通じて、自動販売機1A等が設置されて
いる場所を確認し、部品の交換が必要な自動販売機1A
等の位置を特定することができる。
【0078】この第2の実施の形態では、各自動販売機
1A等と管理サーバ71とをネットワークで接続して各
自動販売機1A等の部品情報を、ネットワーク70を介
した通信により管理するように構成したので、修理や交
換が必要な部品を有する自動販売機1A等を、該自動販
売機の設置場所へ赴かなくとも確認することができる。
また、その設置場所を容易に把握することができるの
で、部品の修理や交換を速やかに行うことが可能とな
る。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、自動販売機を構成している各部品についてそれぞれ
使用時間と余寿命を算出し、該算出した余寿命を管理者
に提供するように構成したので、自動販売機を構成して
いる各部品の寿命が管理され、自動販売機が撤去処分等
になった場合でも、該自動販売機の各構成部品であっ
て、まだ寿命に至っていない部品を別の自動販売機に再
利用することができるという効果を奏する。そして、す
べての部品が寿命になるまで管理されることになり、地
球資源の浪費を抑制することができるという効果も奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の自動販売機のリユースシステムの第
1の実施の形態を示す図であり、自動販売機と管理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】部品データテーブルの一例を示す図である。
【図3】自動販売機における余寿命の算出方法を示すフ
ローチャートである。
【図4】管理装置の動作処理手順を示すフローチャート
である。
【図5】管理装置をリモコンとしたときの一例を示す図
である。
【図6】この発明の自動販売機のリユースシステムの第
2の実施の形態を示す図である。
【図7】管理サーバに格納されるデータベースの内容を
示す図であり、(a)は部品データベースを、(b)は
補正係数データベースを、それぞれ示している。
【図8】管理サーバと自動販売機との間の部品情報の処
理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 自動販売機 10 自動制御装置 11 CPU 12 メモリ 13 通信部 14 時計 15 電源 16 出力/入力部 21 モータ 22 ソレノイド 23 スイッチ類 24 蛍光灯 25 プラスチック類 30 管理装置 31 CPU 32 メモリ 33 通信部 34 表示部 35 入力部 71 管理サーバ 72、73 情報端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 幸雄 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (72)発明者 深尾 一 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 Fターム(参考) 3E044 AA01 CB01 CB06 CB10 DA10 DC06 DC10 DE01 EA20 EB01 FB20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動販売機の各構成部品の使用条件を考
    慮してその使用時間および余寿命を所定期間ごとに算出
    し、該算出した使用時間および余寿命と、部品名、利用
    開始年月および理論寿命とを含む部品情報を格納する手
    段と、 該格納された部品情報を前記自動販売機の管理者に提供
    する手段と、 を備え、前記構成部品の寿命を管理することが可能な自
    動販売機のリユースシステム。
  2. 【請求項2】 各構成部品の使用条件を考慮してその使
    用時間および余寿命を所定期間ごとに算出する算出手段
    と、該算出した使用時間および余寿命と、部品名、利用
    開始年月および理論寿命とを含む部品情報を格納する格
    納手段と、該部品情報を管理装置に送信する送信手段と
    を含む自動販売機と、 該自動販売機から受信した前記部品情報を表示する表示
    手段を含む管理装置と、を備え、前記自動販売機の構成
    部品の寿命を管理することを特徴とする自動販売機のリ
    ユースシステム。
  3. 【請求項3】 前記管理装置は、変更した前記部品情報
    を前記自動販売機に送信する送信手段をさらに備え、前
    記自動販売機が前記変更された部品情報を受信すること
    によって前記変更された部品情報が前記自動販売機に反
    映されることを特徴とする請求項2に記載の自動販売機
    のリユースシステム。
  4. 【請求項4】 前記管理装置は、前記部品情報を累積的
    に格納することが可能な記憶手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項2または3に記載の自動販売機のリユ
    ースシステム。
  5. 【請求項5】 自動販売機の各構成部品の使用条件を考
    慮してその使用時間および余寿命を所定期間ごとに算出
    する算出手段と、該算出した使用時間および余寿命と、
    部品名、利用開始年月および理論寿命とを含む部品情報
    を格納する格納手段と、該部品情報を管理サーバに送信
    する送信手段とを含む自動販売機と、 該自動販売機から受信した部品情報を管理するデータベ
    ースを含む管理サーバと、が、ネットワークを介して相
    互に接続されることを特徴とする自動販売機のリユース
    システム。
  6. 【請求項6】 各構成部品の部品名、利用開始年月、使
    用時間、理論寿命および余寿命を含む部品情報を保持す
    る格納手段と、前記部品情報を管理サーバとの間で送受
    信する通信手段とを含む自動販売機と、 該自動販売機から受信した部品情報を管理するデータベ
    ースと、前記部品情報から該部品情報受信時における部
    品の使用時間および余寿命を算出して前記データベース
    に格納する算出手段と、該算出された使用時間および余
    寿命を含む部品情報を前記自動販売機へ送信する送信手
    段とを含む管理サーバと、が、ネットワークを介して相
    互に接続され、前記自動販売機に送信された部品情報が
    前記自動販売機に反映されることを特徴とする自動販売
    機のリユースシステム。
  7. 【請求項7】 前記自動販売機から受信した前記部品情
    報を表示する表示手段と、前記受信した部品情報を変更
    して前記自動販売機に送信する送信手段とを含む管理装
    置をさらに備え、前記自動販売機は前記変更された部品
    情報を受信することによって前記変更された部品情報が
    前記自動販売機に反映されることを特徴とする請求項5
    または6に記載の自動販売機のリユースシステム。
  8. 【請求項8】 前記管理サーバの前記データベースから
    前記部品情報を閲覧することが可能な情報端末をさらに
    備える請求項5〜7のいずれか一つに記載の自動販売機
    のリユースシステム。
  9. 【請求項9】 前記部品情報には、前記自動販売機の設
    置場所の情報が含まれていることを特徴とする請求項2
    〜8のいずれか一つに記載の自動販売機のリユースシス
    テム。
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