JP2003209231A - 固体撮像装置および固体撮像システム - Google Patents

固体撮像装置および固体撮像システム

Info

Publication number
JP2003209231A
JP2003209231A JP2002004891A JP2002004891A JP2003209231A JP 2003209231 A JP2003209231 A JP 2003209231A JP 2002004891 A JP2002004891 A JP 2002004891A JP 2002004891 A JP2002004891 A JP 2002004891A JP 2003209231 A JP2003209231 A JP 2003209231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid
microlens
state imaging
imaging device
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002004891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003209231A5 (ja
JP4136374B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Sekine
康弘 関根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002004891A priority Critical patent/JP4136374B2/ja
Publication of JP2003209231A publication Critical patent/JP2003209231A/ja
Publication of JP2003209231A5 publication Critical patent/JP2003209231A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4136374B2 publication Critical patent/JP4136374B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロレンズと受光面との距離を短縮する
と同時に、反射防止膜が形成される際には膜厚の最適設
計が容易で、クラックが発生しにくい固体撮像装置を提
供する。 【解決手段】 受光部109と、マイクロレンズとを少
なくとも有し、マイクロレンズの表面が気相に接するよ
うに構成された固体撮像装置において、受光部109の
光入射側に設けられる平坦化層103に、屈折率が拡が
って変化する屈折率分布領域103(a)を受光部10
9に対応させて形成することによってマイクロレンズが
形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射光をマイクロ
レンズで受光部に集光する固体撮像装置および固体撮像
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像装置は、画像の高解像度
化と撮影システムの小型化の要求から受光チップの小型
化と高画素化に向けた開発が進められている。
【0003】チップの小型化と高画素化を達成するため
には、画素サイズを縮小することが必須である。受光領
域の縮小に伴う電気的な出力信号の低下を補うために光
電変換素子の高感度化、S/N比改善、各画素の実質的
な開口率の増加等の対策がとられている。
【0004】マイクロレンズはチップに入射する光の利
用効率の改善を目的として考案されたものであり、決め
られた画素領域に入射する光線を効率よく受光領域に集
光することにより実質的に開口率をあげている。
【0005】マイクロレンズは通常、個々の受光部に対
応して設けられている。マイクロレンズの形成方法とし
てはフォトリソグラフィー法を用いる方法が一般的であ
る。この方法は、開口部上面を透明樹脂によって平坦化
した後に、マイクロレンズとなる感光性樹脂をフォトリ
ソグラフィー法によって各受光部に対応するように島状
に形成し、加熱することによって島状の樹脂を軟化さ
せ、その表面張力によって球面化して曲面状のマイクロ
レンズを形成するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように形
成されるマイクロレンズは、受光部上にカラーフィルタ
ーや平坦化層を形成し、それらの上に形成されなければ
ならないためにマイクロレンズと受光部との距離を短縮
することが難しく、このことはマイクロレンズの開口数
をあげる上で大きな制約になっていた。
【0007】また、このように形成されるマイクロレン
ズは高屈折率のマイクロレンズ樹脂界面が露出している
ので入射光の反射損失が大きく、画像形成のための光利
用効率が低くなるとともに、迷光成分の増加によりコン
トラストの低下や、ゴーストの発生などといった撮像画
質の低下をもたらしていた。
【0008】また、マイクロレンズの表面における反射
損失を減らすために有機樹脂材料からなるマイクロレン
ズ表面に無機薄膜等の反射防止膜を形成した場合には、
その熱的性質の違いから表面にクラックが入りやすいこ
とも問題となっていた。その1つ1つが同等な撮像機能
を果たさなければならない撮像素子アレイの場合には、
クラックの発生は致命的であり、その発生の防止が望ま
れていた。
【0009】また、反射防止膜の膜厚を設計する際に
は、マイクロレンズ表面における入射光の角度依存性
と、反射防止膜の形成の際に必然的に発生する膜厚の分
布を考慮しなければならず、最適な膜厚の設計が困難で
あることも問題となっていた。
【0010】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
のであり、マイクロレンズと受光部との距離を短縮する
と同時に、反射防止膜が形成される際には最適な膜厚の
設計が容易で、クラックが発生しにくい固体撮像装置お
よび固体撮像システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る固体撮像装置は、受光部と、マイク
ロレンズとを少なくとも有し、前記マイクロレンズの表
面が気相に接するように構成された固体撮像装置におい
て、前記受光部の光入射側に設けられる平坦化層に、屈
折率が拡がって変化する屈折率分布を前記受光部に対応
させて形成することによって前記マイクロレンズが形成
されていることを特徴とする。
【0012】本発明に係る固体撮像装置は、受光部と、
該受光部上に設けられた平坦化層と、マイクロレンズと
を少なくとも有し、前記マイクロレンズの表面が気相に
接するように構成された固体撮像装置において、前記平
坦化層に屈折率が拡がって変化する屈折率分布を形成す
ることによって前記マイクロレンズが形成されているこ
とを特徴とする。
【0013】本発明に係る固体撮像装置は、受光部と、
該受光部上に設けられたカラーフィルターと、マイクロ
レンズとを少なくとも有し、前記マイクロレンズの表面
が気相に接するように構成された固体撮像装置におい
て、前記カラーフィルターに屈折率が拡がって変化する
屈折率分布を形成することによって前記マイクロレンズ
が形成されていることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0015】(実施形態1)図1は実施形態1の模式的
断面図を示す。図1において、110は反射防止膜、1
02は表面平坦化層103の表面、103は表面平坦化
層を示す。表面平坦化層103は受光部(光電変換素
子)109の光入射側に形成され、低屈折率樹脂で形成
されている。表面平坦化層103には受光部109に対
応するように屈折率分布領域103aが形成されてい
る。103bは低屈折率樹脂領域である。屈折率分布領
域103aは表面平坦化層103の上部側から下部側に
向け拡がりながら、屈折率が次第に減少する構成となっ
ている。図1の曲線はその様子を示したものである。
【0016】この屈折率分布領域103aはマイクロレ
ンズとしての機能を果たしていて、入射光を受光部に集
めている。図1では、各領域に境界があるような図示に
なっているが、実際にはこれらの領域に明確な境界はな
い。また、屈折率分布領域103aは表面平坦化層10
3の内部に形成されているので、その表面は略平面にな
っている。
【0017】また、104はカラーフィルター、105
は層内平坦化層、106は遮光膜、107は層間絶縁
層、108は配線、109は受光部を示す。
【0018】以下、本実施形態の製造方法について説明
する。まず、シリコン等を材料とするウェハに受光部1
09、配線108、層間絶縁層107、遮光層106、
層内平坦化層105を形成する。この方法は従来の半導
体製造工程で行うので説明を省略する。ついで、カラー
フィルター104を形成する。この方法も従来のカラー
フィルター形成工程で行うので説明を省略する。
【0019】カラーフィルター104の形成後、カラー
フィルター104の凹凸を平坦化するために、アクリル
系樹脂等の低屈折率樹脂からなる表面平坦化層103を
形成する。それから、特開平06−94903号公報等
で開示される拡散重合法により表面平坦化層103の表
面の所望の位置に屈折率分布領域を形成する。屈折率分
布領域における表面の平坦性は、1つの領域内で0.2
μm以内としている。
【0020】ついで、表面平坦化層の表面102に反射
防止膜110を形成する。その形成方法は、一般的な反
射防止膜の形成方法を用いることができる。本実施形態
の反射防止膜110は酸化チタン/酸化珪素の4層積層
膜からなり、400〜700nmの可視領域における反
射率を2%以下としている。
【0021】本実施形態では屈折率分布型領域の形成方
法として拡散重合法を用いているが、それ以外にも特開
昭61−251540号公報に開示されるイオン交換
法、特開平02−310501号公報に開示される選択
的重合法等がある。この形成方法は屈折率分布領域のマ
イクロレンズとしての機能の設計に応じて選択、適用が
可能である。
【0022】(実施形態2)本実施形態は、実施形態1
と同様の構成をとるが、反射防止膜110の材料および
その形成方法が異なる。本実施形態では、反射防止膜1
10として有機材料としての低屈折率のフッ素樹脂を含
むサイトップ(旭硝子製)を用い、形成方法としてはデ
ィッピング法を用いる。
【0023】以下、本実施形態の製造方法について説明
する。まず、シリコン等を材料とするウェハに受光部1
09、配線108、層間絶縁層107、遮光層106、
層内平坦化層105を形成する。この方法は従来の半導
体製造工程で行うので説明を省略する。ついで、カラー
フィルター104を形成する。この方法も従来のカラー
フィルター製造工程で行うので説明を省略する。
【0024】カラーフィルター104の形成後、カラー
フィルター104の凹凸を平坦化するために、アクリル
系樹脂等の低屈折率樹脂からなる表面平坦化層103を
形成する。それから、拡散重合法により表面平坦化層1
03の表面の所望の位置に屈折率分布を形成する。屈折
率分布領域103aの表面の平坦性は、1つの領域内で
0.2μm以内としている。
【0025】ついで、屈折率分布領域の形成後、表面平
坦化層の表面にディッピング法により反射防止膜110
を形成する。反射防止膜の材料としては、有機材料とし
ての低屈折率のフッ素樹脂を含むサイトップ(旭硝子
製)を用い、屈折率1.34の膜を膜厚約0.2μm形
成することにより、400〜700nmの可視領域にお
ける反射率を1.5%以下とすることができた。
【0026】本実施形態では、反射防止膜の形成にはデ
ィッピング法を用いているが、ディッピング法以外のス
ピンコート法等の塗布法を用いることも可能である。
【0027】また、本実施形態でも、屈折率分布領域の
形成には拡散重合法以外にイオン交換法、選択的重合法
等を用いることが可能である。
【0028】(実施形態3)次に、実施形態3について
図2を用いて詳細に説明する。図2は実施形態3の模式
的断面図を示す。110は反射防止膜、101はカラー
フィルターの表面、104はカラーフィルターである。
カラーフィルター104は受光部(光電変換素子)10
9の光入射側に形成され、低屈折率樹脂で形成されてい
る。カラーフィルター104には受光部109に対応す
るように屈折率分布領域104aが形成されている。1
04bは低屈折率樹脂領域である。
【0029】屈折率分布領域104aは表面平坦化層1
04の上部側から下部側に向け拡がりながら、屈折率が
次第に減少する構成となっている。図2の曲線はその様
子を示したものである。この屈折率分布領域はマイクロ
レンズとしての機能を果たしていて、入射光を受光部に
集めている。
【0030】図2では、各領域に境界があるような図示
になっているが、実際にはこれらの領域に明確な境界は
ない。また、屈折率分布領域104aはカラーフィルタ
ー104の内部に形成されているので、その表面は略平
面になっている。
【0031】105は層内平坦化層、106は遮光膜、
107は層間絶縁層、108は配線、109は受光部を
示す。本実施形態では、カラーフィルター104上に表
面平坦化層103がない構成になっている。
【0032】以下、本実施形態の製造方法について説明
する。まず、シリコン等のを材料とするウェハに受光部
109、配線108、層間絶縁層107、遮光層10
6、層内平坦化層105を形成する。この方法は従来の
半導体製造工程で行うので説明を省略する。ついで、カ
ラーフィルター104を形成する。この方法も従来のカ
ラーフィルター製造工程で行うので説明を省略する。
【0033】カラーフィルター104の形成後、前述の
拡散重合法によりカラーフィルター104の表面の所望
の位置に屈折率分布領域を形成する。
【0034】ついで、屈折率分布領域の形成後、カラー
フィルター104の表面にディッピング法により反射防
止膜110を形成する。反射防止膜の材料としては、低
屈折率のフッ素樹脂を含む有機材料であるサイトップ
(旭硝子製)を用い、屈折率1.34の膜を膜厚約0.
2μm形成することにより、400〜700nmの可視
領域における反射率を1.5%以下とすることができ
た。
【0035】本実施形態では、反射防止膜の形成にはデ
ィッピング法を用いているが、ディッピング法以外のス
ピンコート法等の塗布法を用いることも可能である。
【0036】また、実施形態1、実施形態2の場合同様
に、屈折率分布領域の形成には拡散重合法以外にイオン
交換法、選択的重合法等を用いることが可能である。
【0037】以上の実施形態において、マイクロレンズ
としての機能を果たす屈折率分布領域は光入射側に形成
される表面平坦化層やカラーフィルターの光入射面に形
成されているので、それらの上にマイクロレンズを形成
していた従来の場合より受光部との距離を近づけること
が可能となり、開口数をあげることが可能になった。
【0038】また、平面状の層の上に反射防止膜を形成
するため、曲面状のマイクロレンズ上に反射防止膜を形
成していた従来の場合に比べて、反射防止特性に対する
最適な膜厚の設計を容易に行うことができるようになっ
た。
【0039】また、略平面で平坦性の高い層上に反射防
止膜を形成するので、曲面状で微小な凹凸を有するマイ
クロレンズ上に形成される反射防止膜に比較して、密着
性が向上した。
【0040】また、平面状の層上に反射防止膜が形成さ
れることにより、反射防止膜にクラックが発生しにくく
なった。さらに、反射防止膜の材料に有機材料を用いた
場合は、クラックはさらに発生しにくくなった。
【0041】また、スピンコート法、ディッピング法等
によって反射防止膜を形成することが可能になったの
で、従来、その形成方法に採用されていた気相成長法で
形成する場合と比較して、その形成の際のコストを大幅
に削減することが可能になった。
【0042】(実施形態4)図3は、上記各実施形態で
説明した固体撮像装置を用いた固体撮像システムの一例
であるスチルビデオカメラのブロック図である。上記の
実施形態で説明した固体撮像装置は固体撮像装置204
として利用されている。図3において、バリア201は
レンズのプロテクトとメインスイッチを兼ね、レンズ2
02は被写体の光学像を固体撮像装置204に結像させ
る。絞り203はレンズを通った光量を可変するための
もので、固体撮像装置204はレンズ202で結像され
た被写体を画像信号として取り込むため装置である。撮
像信号処理回路205は固体撮像装置204から出力さ
れる画像信号に各種の補正、クランプ等の処理を行い、
A/D変換器206は固体撮像装置204より出力され
る画像信号のアナログ−ディジタル変換を行う。
【0043】信号処理部207はA/D変換器206よ
り出力された画像データに各種の補正を行ったりデータ
を圧縮したりする。タイミング発生部208は固体撮像
装置204、撮像信号処理回路205、A/D変換器2
06、信号処理部207に各種タイミング信号を出力
し、全体制御・演算部209は各種演算とスチルビデオ
カメラ全体を制御する。メモリ部210は画像データを
一時的に記憶するためのもので、記録媒体制御I/F
(インターフェイス)部211は記録媒体に記録又は読
み出しを行うためのインターフェイスである。記録媒体
212は画像データの記録又は読み出しを行うための半
導体メモリで着脱可能である。外部I/F(インターフ
ェイス)部213は外部コンピュータ等と通信するため
のインターフェイスである。
【0044】次に、図3の動作について説明する。バリ
ア201が開くとメイン電源がオンされ、次にコントロ
ール系の電源がオンし、A/D変換器206などの撮像
系回路の電源がオンされる。それから、露光量を制御す
るために、全体制御・演算部209は絞り203を開放
にし、固体撮像装置204から出力された信号は、撮像
信号処理回路205をスルーしてA/D変換器206へ
出力される。A/D変換器206は、その信号をA/D
変換して、信号処理部207に出力する。信号処理部2
07は、そのデータを基に露出の演算を全体制御・演算
部209で行う。
【0045】この測光を行った結果により明るさを判断
し、その結果に応じて全体制御・演算部209は絞りを
制御する。次に、固体撮像装置204から出力された信
号をもとに、高周波成分を取り出し被写体までの距離の
演算を全体制御・演算部209で行う。その後、レンズ
を駆動して合焦か否かを判断し、合焦していないと判断
したときは、再びレンズを駆動し測距を行う。
【0046】そして、合焦が確認された後に本露光が始
まる。露光が終了すると、固体撮像装置204から出力
された画像信号は、撮像信号処理回路205において補
正等がされ、さらにA/D変換器206でA/D変換さ
れ、信号処理部207を通り全体制御・演算209によ
りメモリ部210に蓄積される。その後、メモリ部21
0に蓄積されたデータは、全体制御・演算部209の制
御により記録媒体制御I/F部211を通り半導体メモ
リ等の着脱可能な記録媒体212に記録される。また外
部I/F部213を通り直接コンピュータ等に入力して
画像の加工を行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、次の効
果がある。 (1) マイクロレンズとしての機能を果たす屈折率分
布領域は平坦化層やカラーフィルターの表面に形成され
ているので、平坦化層やカラーフィルター上にマイクロ
レンズを形成していた従来の場合より受光部との距離を
近づけることが可能となり、開口数をあげることが可能
になった。 (2) 平面状の層上に反射防止膜を形成するので、曲
面状のマイクロレンズ上に反射防止膜を形成していた従
来の場合に比べて、反射防止特性に対する膜厚の最適設
計を容易に行うことができるようになった。 (3) 略平面で平坦性の高い層上に反射防止膜を形成
するので、曲面状で微小な凹凸を有するマイクロレンズ
上に形成される反射防止膜に比較して、マイクロレンズ
との密着性が向上した。 (4) 平面状の層上に反射防止膜が形成されることに
より、反射防止膜にクラックが発生しにくくなった。さ
らに、反射防止膜の材料に有機材料を用いた場合には、
クラックはさらに発生しにくくなった。 (5) スピンコート法、ディッピング法等の塗布法に
よって反射防止膜を形成することが可能になったので、
従来の方法で形成する場合と比較して、その形成の際の
コストを大幅に削減することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1および実施形態2の模式的
断面図である。
【図2】本発明の実施形態3の模式的断面図である。
【図3】本発明の実施形態4の一構成図である。
【符号の説明】
101 カラーフィルター表面 102 表面平坦化層表面 103 表面平坦化層 104 カラーフィルター 105 層内平坦化層 106 遮光膜 107 層間絶縁膜 108 配線 109 受光部 110 反射防止膜 201 バリア 202 レンズ 203 絞り 204 固体撮像装置 205 撮像信号処理回路 206 A/D変換器 207 信号処理部 208 タイミング発生部 209 全体制御・演算部 210 メモリ部 211 記録媒体制御I/F部 212 記録媒体 213 外部I/F部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/335 G02B 1/10 A Fターム(参考) 2H048 BB02 BB08 BB10 BB28 BB47 2K009 AA07 CC03 CC26 DD02 4M118 AA01 AA05 AA10 AB01 BA06 CA02 CB13 EA01 GC07 GD04 GD10 5C024 CX41 CY47 EX43 EX52 5F088 BA03 BA20 BB03 EA04 HA01 HA05 HA10 HA20 JA12 JA13

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光部と、マイクロレンズとを少なくと
    も有し、前記マイクロレンズの表面が気相に接するよう
    に構成された固体撮像装置において、 前記受光部の光入射側に設けられる平坦化層に、屈折率
    分布を前記受光部に対応させて形成することによって前
    記マイクロレンズが形成されていることを特徴とする固
    体撮像装置。
  2. 【請求項2】 受光部と、該受光部上に設けられた平坦
    化層と、マイクロレンズとを少なくとも有し、前記マイ
    クロレンズの表面が気相に接するように構成された固体
    撮像装置において、 前記平坦化層に屈折率分布を形成することによって前記
    マイクロレンズが形成されていることを特徴とする固体
    撮像装置。
  3. 【請求項3】 受光部と、該受光部上に設けられたカラ
    ーフィルターと、マイクロレンズとを少なくとも有し、
    前記マイクロレンズの表面が気相に接するように構成さ
    れた固体撮像装置において、 前記カラーフィルターに屈折率分布を形成することによ
    って前記マイクロレンズが形成されていることを特徴と
    する固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記平坦化層はカラーフィルター上に形
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の固体撮
    像装置。
  5. 【請求項5】 前記平坦化層または前記カラーフィルタ
    ーの表面には反射防止膜が形成されていることを特徴と
    する請求項1から4のいずれか1項に記載の固体撮像装
    置。
  6. 【請求項6】 前記反射防止膜は有機材料であることを
    特徴とする請求項5記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記反射防止膜は塗布法によって形成さ
    れることを特徴とする請求項5または6記載の固体撮像
    装置。
  8. 【請求項8】 前記塗布法はディッピング法であること
    を特徴とする請求項7記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から8のいずれか1項に記載の
    固体撮像装置と、 前記固体撮像装置へ光を結像する光学系と、 前記固体撮像装置からの出力信号を処理する信号処理回
    路とを有することを特徴とする固体撮像システム。
JP2002004891A 2002-01-11 2002-01-11 固体撮像装置および撮像システム Expired - Fee Related JP4136374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004891A JP4136374B2 (ja) 2002-01-11 2002-01-11 固体撮像装置および撮像システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004891A JP4136374B2 (ja) 2002-01-11 2002-01-11 固体撮像装置および撮像システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003209231A true JP2003209231A (ja) 2003-07-25
JP2003209231A5 JP2003209231A5 (ja) 2005-06-16
JP4136374B2 JP4136374B2 (ja) 2008-08-20

Family

ID=27644091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002004891A Expired - Fee Related JP4136374B2 (ja) 2002-01-11 2002-01-11 固体撮像装置および撮像システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4136374B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7223625B2 (en) 2004-08-11 2007-05-29 Dongbu Electronics Co., Ltd. CMOS image sensor and method for fabricating the same
JP2007181209A (ja) * 2005-12-26 2007-07-12 Magnachip Semiconductor Ltd イメージセンサ及びその製造方法
US20130052337A1 (en) * 2010-07-16 2013-02-28 Visera Technologies Company Limited Method for fabricating image sensors
CN105280650A (zh) * 2014-07-09 2016-01-27 采钰科技股份有限公司 图像传感器及其制作方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108399392B (zh) * 2018-03-07 2021-01-26 京东方科技集团股份有限公司 指纹识别结构和显示装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7223625B2 (en) 2004-08-11 2007-05-29 Dongbu Electronics Co., Ltd. CMOS image sensor and method for fabricating the same
JP2007181209A (ja) * 2005-12-26 2007-07-12 Magnachip Semiconductor Ltd イメージセンサ及びその製造方法
US8287948B2 (en) 2005-12-26 2012-10-16 Intellectual Ventures Ii Llc Image sensor and method for manufacturing the same
US8344469B2 (en) 2005-12-26 2013-01-01 Intellectual Ventures Ii Llc Image sensor and method for manufacturing the same
US8846433B2 (en) 2005-12-26 2014-09-30 Intellectual Ventures Ii Llc Image sensor and method for manufacturing the same
US20130052337A1 (en) * 2010-07-16 2013-02-28 Visera Technologies Company Limited Method for fabricating image sensors
US8993046B2 (en) * 2010-07-16 2015-03-31 Visera Technologies Company Limited Method for fabricating image sensors
CN105280650A (zh) * 2014-07-09 2016-01-27 采钰科技股份有限公司 图像传感器及其制作方法
JP2016018986A (ja) * 2014-07-09 2016-02-01 采▲ぎょく▼科技股▲ふん▼有限公司VisEra Technologies Company Limited イメージセンサおよびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4136374B2 (ja) 2008-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9813679B2 (en) Solid-state imaging apparatus with on-chip lens and micro-lens
JP5736755B2 (ja) 固体撮像装置とその製造方法、及び電子機器
KR102355053B1 (ko) 촬상 소자, 촬상 장치, 제조 장치 및 방법
US8084287B2 (en) Photoelectric conversion apparatus, producing method therefor, image pickup module and image pickup system
JP5487686B2 (ja) 固体撮像装置、固体撮像装置の製造方法、及び電子機器
TW200950070A (en) Solid-state imaging device and manufacturing method thereof and, electronic apparatus and manufacturing method thereof
JPH0964325A (ja) 固体撮像素子とその製造方法
JPWO2019215986A1 (ja) 撮像素子および撮像素子の製造方法
JP2002280532A (ja) 固体撮像装置
JP4136374B2 (ja) 固体撮像装置および撮像システム
JPH02103962A (ja) 固体撮像装置及びその製造方法
JP2007194606A (ja) 光電変換装置、その製造方法、撮像モジュール及び撮像システム
JPH11103036A (ja) 固体撮像素子
JP2723686B2 (ja) 固体撮像装置およびその製造方法
JPH05283661A (ja) 固体撮像装置
JP2002314057A (ja) 固体撮像装置の製造方法及び固体撮像システム
CN116113856A (zh) 固体拍摄元件以及制造方法
JP2003249634A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法
JPH04259256A (ja) 固体撮像装置
JP3386286B2 (ja) 固体撮像装置
JP2011108759A (ja) 固体撮像装置
KR100710203B1 (ko) 이미지센서 및 이의 제조방법
US20090068599A1 (en) Method of manufacturing image sensor
JPS60262458A (ja) 固体撮像装置の製造方法
JP2006041026A (ja) 固体撮像素子およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040908

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040908

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061018

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080514

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080603

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120613

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees