JP2003206045A - 画像読取装置および原稿送り装置 - Google Patents

画像読取装置および原稿送り装置

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JP2003206045A
JP2003206045A JP2002006525A JP2002006525A JP2003206045A JP 2003206045 A JP2003206045 A JP 2003206045A JP 2002006525 A JP2002006525 A JP 2002006525A JP 2002006525 A JP2002006525 A JP 2002006525A JP 2003206045 A JP2003206045 A JP 2003206045A
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JP2002006525A
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Hirotaka Shimizu
洋孝 清水
Kazuya Tsutsui
和哉 筒井
Makoto Hidaka
信 日高
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、原稿を吸着せずに原稿の画像面上
に付着している紙紛、トナー紛等の埃やゴミのみを確実
に除去するとともに耐久性を向上し、かつ原稿の画像面
側の塵を取り除くことで、原稿の読取位置の上方のコン
タクトガラスに塵が付着して原稿の読取の際に黒スジと
して読取られることを防止することが可能な原稿送り装
置および前記原稿送り装置を備えた画像読取装置を提供
すること。 【解決手段】 所定の画像データを読取可能な読取位置
で読取る読取部12と、前記画像データを含む原稿を前
記読取位置まで搬送する読取入口ローラ18aと、搬送
された前記原稿を前記読取位置で停止させて所定の電界
を形成するターン部5と、搬送された前記原稿の画像面
側に接触し、前記原稿を静電気で吸着することによって
クリーニングするためのブレード38とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の原稿の搬送
中に発生する紙紛やトナー紛、原稿に付着する埃やゴミ
等が画像読取部に運ばれ、画像読取部の誤判定による黒
スジ、白ズジ等の不良画像の発生を防止することが可能
な原稿送り装置および前記原稿送り装置を備えた画像読
取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】通常の原稿送り装置において、所定の原稿
は、分離および給紙後、画像読取装置の読取部に搬送さ
れ、送り方向に対して1ラインずつ原稿の画像面側が読
取られるが、画像読取装置の読取部上のコンタクトガラ
スあるいは透明部材上に前述したような汚れが一時的ま
たは完全に付着してしまうと、そのライン上には原稿の
画像があるものと誤認識され、縦スジ画像となるという
不具合があった。
【0004】原稿から発生する埃などは、セット時から
原稿表面に付着している物もあるが、殆どは、給紙また
は分離の動作および所定の各搬送ガイド板のリブとの擦
れにより発生するもの、および所定の各搬送ローラの停
止または搬送の動作によるスリップに起因するものが多
い。
【0005】従来、画像読取装置は、以下のように知ら
れていた。
【0006】従来の画像読取装置には、特開平4−15
0658号公報に記載されているように、原稿表面のゴ
ミなどを微粘着性ローラにより除去するもの、および特
開2000−327159号公報に記載されているよう
に、微粘着性ローラではなく発泡材などのクリーニング
ローラを使用して原稿表面のゴミなどを除去するものが
あった。
【0007】従来の画像読取装置には、特開平7−31
9229号公報に記載されているように、コンタクトガ
ラスを押圧し、かつ原稿を吸着搬送するものがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の画像読取装置では、原稿表面のゴミなどを確実に除
去する性能およびその耐久性がないために、エッジ効果
により逆に紙紛、トナー紛等を発生させ、また原稿のカ
ールの具合によっては凸凹部に引掛かり、紙詰まりなど
の原因になるという問題があった。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、原稿を吸着せずに原稿の画像面上に
付着している紙紛、トナー紛等の埃やゴミのみを確実に
除去するとともに耐久性を向上し、かつ原稿の画像面側
の塵を取り除くことで、原稿の読取位置の上方のコンタ
クトガラスに塵が付着して原稿の読取の際に黒スジとし
て読取られることを防止することが可能な原稿送り装置
および前記原稿送り装置を備えた画像読取装置を提供す
るものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の原稿送り装置
は、所定の画像データを読取可能な読取位置で読取る画
像データ読取手段と、前記画像データを含む原稿を前記
読取位置まで搬送する搬送手段と、搬送された前記原稿
を前記読取位置で停止させて所定の電界を形成する電界
形成手段と、搬送された前記原稿の画像面側に接触し、
前記原稿を静電気で吸着することによってクリーニング
するためのクリーニングローラとを備えた構成を有して
いる。
【0011】この構成により、クリーニングローラの表
面に所定の電界を形成させて、その静電気の吸引力によ
り、原稿を吸着せずに原稿の画像面上の紙粉、トナー粉
等の埃やゴミのみを確実に除去し、原稿送り装置の読取
部での誤検知を防止し、耐久性も大幅に向上するととも
に埃やゴミを除去する際に原稿表面の損傷を防止するこ
とが可能となる。
【0012】また、本発明の原稿送り装置は、前記クリ
ーニングローラが、少なくとも前記原稿を前記読取位置
の直前まで搬送する構成となっている。
【0013】この構成により、原稿を吸着せずに読取部
に近い位置で効率良く埃、ゴミの除去を行うことが可能
となる。
【0014】さらに、本発明の原稿送り装置は、前記ク
リーニングローラが、前記電界を形成する絶縁層を含む
帯電部材と、所定の交流電圧を印加する交流電源とを有
し、前記帯電部材の外周面側をブラッシングするための
ブラシを設けた構成を有している。
【0015】この構成により、クリーニングローラに対
する電圧印加機能と清掃機能を兼用させることでコスト
の低減、従来の搬送ローラと殆ど変わらない小スペース
での設計が可能となる。
【0016】また、本発明の原稿送り装置は、前記原稿
の位置を検知する原稿位置検知手段を有し、前記原稿の
位置を通過するときのみ、前記原稿位置検知手段が、前
記交流電源により前記帯電部材に前記交流電圧を印加
し、前記クリーニングローラを制御する構成を有してい
る。
【0017】この構成により、省電力化が可能となる。
【0018】また、本発明の画像読取装置は、上記いず
れかの原稿送り装置を備える構成を有している。
【0019】この構成により、クリーニングローラの表
面に所定の電界を形成させて、その静電気の吸引力によ
り、原稿を吸着せずに原稿の画像面上の紙粉、トナー粉
等の埃やゴミのみを確実に除去し、原稿送り装置の読取
部での誤検知を防止し、耐久性も大幅に向上するととも
に埃やゴミを除去する際に原稿表面の損傷を防止するこ
とが可能となる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0020】本発明の実施の形態の原稿送り装置には、
一例として被読取原稿を固定の読取装置に搬送し所定の
速度で搬送しながら画像の読取を行う装置に用いられる
被読取原稿処理装置(以下、単に「ADF」という。)
がある。なお、図1は、本実施の形態の原稿送り装置を
示す断面図である。図2は、本実施の形態の原稿送り装
置の電装を示すブロック図である。図3は、本実施の形
態の原稿送り装置の給紙駆動系を示す斜視図である。図
4は、本実施の形態の原稿送り装置の読取搬送駆動系を
示す斜視図である。図5は、本実施の形態の原稿送り装
置の排紙駆動系を示す斜視図である。図6は、本実施の
形態の原稿送り装置の要部を示す断面図である。
【0021】本実施の形態の原稿送り装置は、図1およ
び図2に示すように、被読取の原稿束1をセットする原
稿セット部2と、セットされた原稿束1から一枚毎に原
稿を分離して給送する分離給送部3と、給送された原稿
の表面(以下、単に「原稿面」という。)を一次突当て
整合し、整合後の原稿を引き出し搬送する働きをもつレ
ジスト部4と、搬送される原稿をターンさせて、原稿面
を読取側(以下、単に「下方」という。)に向けて搬送
するターン部5と、原稿の画像を、コンタクトガラスの
下方より読取を行わせる読取搬送部6と、読取後の原稿
を機外に排出する排紙部7と、読取完了後の原稿を積載
して保持するスタック部8と、これら搬送動作の駆動を
行う駆動部10と、更に一連の動作を制御するコントロ
ーラ部11と、読取部12と、センサ部14と、操作制
御部15と、交流電源16と、給紙ベルト17とを構成
している。
【0022】原稿セット部2は、原稿テーブル2aを有
する。原稿テーブル2aは、可動原稿テーブル2bを含
む。分離給送部3は、一対のピックアップローラ18
と、プーリ20a、20b、20cと、ギア21、21
a、21b、21c、21d、21eと、所定のギアを
備えたプーリ22、22aと、リバースローラ23と、
セットフィラー24とを含む。レジスト部4は、一対の
プルアウトローラ18dと、一対のターンローラ18e
と、プーリ20d、20eと、タイミングプーリ20f
とを含む。ターン部5は、一対の読取入口ローラ18a
と、プーリ20g、20hと、バイアスブラシ31と、
ダストボックス32とを含む。読取搬送部6は、一対の
読取出口ローラ18bと、読取ローラ18cと、プーリ
20i、20jとを含む。排紙部7は、排紙ローラ18
fと、プーリ20k、20lと、排紙センサ36iとを
含む。スタック部8は、排紙トレイ34を含む。読取部
12は、読取センサ36jと、原稿スケール19と、反
射板19aと、コンタクトガラス19bとを含む。
【0023】駆動部10は、給紙モータ35と、読取モ
ータ35aと、排紙モータ35bと、底板上昇モータ3
5cと、ピックアップモータ35dとを含む。センサ部
14は、レジストセンサ36と、原稿セットセンサ36
aと、原稿長さ検知センサ36b、36cと、テーブル
上昇検知センサ36dと、底板エッチピーセンサ36e
と、突当てセンサ36fと、原稿幅センサ36gと、読
取入口センサ36hと、排紙センサ36iと、読取セン
サ36jとを含む。操作制御部15は、本体操作部37
と、本体制御部37aとを含む。
【0024】次に、以上のように構成された原稿送り装
置について、以下、その動作を説明する。
【0025】まず、図1に示すように、読取を行う原稿
束1をセットするのは、可動原稿テーブル2bを含む原
稿テーブル2a上で、原稿面を上向きの状態でセットす
る。更に原稿束1の幅方向を図示しないサイドガイドに
よって搬送方向と直行する方向の位置決めを行う。原稿
のセットは、セットフィラー24、原稿セットセンサ3
6aにより検知されインターフェース(以下、単に「I
/F」という。)により本体制御部37aに送信され
る。更に原稿テーブル2a面に設けられ、反射型センサ
または原稿1枚にても検知可能なアクチェータータイプ
のセンサが用いられる原稿長さ検知センサ36b、36
cにより原稿の搬送方向長さの概略が判定される。ただ
し、少なくとも同一原稿サイズの縦か横かを判断可能な
センサの配置が必要である。可動原稿テーブル2bは、
図示しない底板上昇モータ35cにより、図1に示す
a、b方向に上下動可能な構成になっており、原稿がセ
ットされたことをセットフィラー24および原稿セット
センサ36aにより検知すると底板上昇モータ35cを
正転させて原稿束1の最上面がピックアップローラ18
と接触するように可動原稿テーブル2bを上昇させる。
【0026】ピックアップローラ18は、図示しないピ
ックアップモータ35dによりカム機構で図に示すa、
b方向に動作するとともに、可動原稿テーブル2bが上
昇し可動原稿テーブル2b上の原稿上面により押されて
b方向に上がり、テーブル上昇検知センサ36dにより
上限を検知可能となっている。本体操作部37よりプリ
ントキーが押下され、本体制御部37aからI/Fを介
してADFコントローラ(以下、単に「コントローラ」
という。)11に原稿給紙信号が送信されると、ピック
アップローラ18は、図2に示す給紙モータ35の正転
によりコロが回転駆動し、原稿テーブル2a上の数枚、
理想的には1枚の原稿をピックアップする。回転方向
は、最上位の原稿を給紙口に搬送する方向である。給紙
ベルト17は、給紙モータ35の正転により給紙方向に
駆動され、リバースローラ23は、給紙モータ35の正
転により給紙と逆方向に回転駆動され、最上位の原稿と
その下の原稿とを分離して、最上位の原稿のみを給紙で
きる構成となっている。
【0027】さらに、リバースローラ23は、給紙ベル
ト17と所定圧で接し、給紙ベルト17と直接接してい
るとき、または原稿1枚を介して接している状態では、
給紙ベルト17の回転につられて反時計方向につれ回り
し、原稿が万が一2枚以上給紙ベルト17とリバースロ
ーラ23との間に侵入したときは、連れ回り力がトルク
リミッタのトルクよりも低くなるように設定されてお
り、リバースローラ23は、本来の駆動方向である時計
方向に回転し、余分な原稿を押し戻す働きをし、重送が
防止される。
【0028】給紙ベルト17とリバースローラ23との
作用により1枚に分離された原稿は、給紙ベルト17に
よって更に送られ、突当てセンサ36fによって先端が
検知され更に進んで停止しているプルアウトローラ18
dに突当たる。その後、前出の突当てセンサ36fの検
知から所定量定められた距離だけ送られ、結果的には、
プルアウトローラ18dに所定量のたわみを持って押し
当てられた状態で給紙モータ35を停止させることによ
り給紙ベルト17の駆動が停止する。このとき、ピック
アップモータ35dを回転させることでピックアップロ
ーラ18を原稿上面から退避させ、原稿を給紙ベルト1
7の搬送力のみで送ることにより、原稿先端は、プルア
ウトローラ18dの上下ローラ対のニップに進入し、原
稿先端の整合、たとえばスキュー補正が行われる。プル
アウトローラ18dは、前記スキュー補正機能を有する
とともに、分離後にスキュー補正された原稿をターンロ
ーラ18eまで搬送するためのローラで、給紙モータ3
5の逆転により駆動される。
【0029】また、給紙モータ35の逆転時、プルアウ
トローラ18dとターンローラ18eは駆動されるが、
ピックアップローラ18および給紙ベルト17は駆動さ
れていない。原稿幅センサ36gは、奥行き方向に複数
個並べられ、プルアウトローラ18dにより搬送された
原稿の搬送方向に直行する幅方向のサイズを検知する。
【0030】また、原稿の搬送方向の長さは原稿の先端
または後端を突当てセンサ36fで読取ることによりモ
ータパルスから原稿の長さを検知する。プルアウトロー
ラ18dおよびターンローラ18eの駆動によりレジス
ト部4からターン部5に原稿が搬送される際には、レジ
スト部4での搬送速度を読取搬送部6での搬送速度より
も高速に設定して原稿を読取部12へ送り込む処理時間
の短縮が図られている。
【0031】原稿先端が読取入口センサ36hにより検
出されると、読取入口ローラ18aの上下ローラ対のニ
ップに原稿先端が進入前に原稿搬送速度を読取搬送速度
と同速にするために減速を開始すると同時に、読取モー
タ35aを正転駆動して読取入口ローラ18a、読取ロ
ーラ18c、読取出口ローラ18bを駆動する。
【0032】原稿の先端をレジストセンサ36にて検知
すると、読取モータ35aのパルスカウントにより検出
された原稿先端が読取部12に到達するタイミングで本
体制御部37aに対して画像面の副走査方向の有効画像
領域を示すゲート信号が、読取部12を原稿後端が抜け
るまで送信される。片面原稿読取の場合には、読取搬送
部6を通過した原稿は、排紙部7へ搬送される。この
際、排紙センサ36iにより原稿の先端を検知すると、
排紙モータ35bを正転駆動して排紙ローラ18fを反
時計方向に回転させる。また、排紙センサ36iによる
原稿の後端検知からの排紙モータ35bのパルスカウン
トにより、原稿後端が排紙ローラ18fの上下ローラ対
のニップから抜ける直前に排紙モータ35bの駆動速度
を減速させて、排紙トレイ34上に排出される原稿が飛
び出さないように制御される。
【0033】ここで、片面原稿読取時の次の原稿の先立
し動作について説明する。
【0034】原稿の後端を突当てセンサ36fが検知す
ると給紙モータ35のパルスカウントにより原稿後端が
プルアウトローラ18dを抜けたタイミングで給紙モー
タ35を一旦停止し再び正転方向に回転駆動する。この
動作により次の原稿の給紙動作が開始される。このと
き、ターンローラ18eの駆動は停止しているがタイミ
ングプーリ20fにはワンウエイクラッチが内臓されて
いるため、ターンローラ18eは連回りするようになっ
ている。給紙された次の原稿は、プルアウトローラ18
dに突き当てられた状態で待機している。先行する原稿
が読取入口センサ36hを原稿後端が抜けてパルスカウ
ントし、読取入口ローラ18a近傍に到達すると給紙モ
ータ35を逆転駆動することにより次の原稿がプルアウ
トローラ18dから搬送されるようになっている。
【0035】本発明の実施の形態の原稿送り装置におい
て、読取入口ローラ18aが金属の円柱或いは円筒状の
ローラで表面は薄い樹脂の絶縁層となっている。したが
って、本実施の形態の原稿送り装置は、原稿を吸着せず
に読取部12に近い位置で効率良く埃、ゴミの除去を行
うことができる。
【0036】この読取入口ローラ18aの外周面に接触
するように中抵抗のバイアスブラシ31が設けられてお
り、交流電源16から交番する電圧としての交流電圧が
印加され読取入口ローラ18a表面に正負の帯電電荷が
与えられて不平等な電界が形成される。この印加される
タイミングは、図1に示す読取入口センサ36hにより
制御される。原稿先端を読取入口センサ36hが検知す
ると印加が開始され、また原稿後端を検知するとモータ
のパルス制御によりこの後端が読取入口ローラ18aの
ニップを抜けるタイミングで印加が停止される。このよ
うにして、この交番電界により原稿は、静電気的に読取
入口ローラ18aに吸着される。搬送される原稿は、曲
率分離によりローラ面から分離するが埃、ゴミ等は吸着
された状態でバイアスブラシ31の方向に運ばれる。こ
のバイアスブラシ31によりゴミ、埃等は読取ローラ1
8c表面から掻き落されダストボックス34内に収納さ
れる。
【0037】本発明の他の実施の形態の原稿送り装置
は、図7および図8に示すように、バイアスブラシ31
の手前に読取入口ローラ18a表面をクリーニングする
ためのブレード38を更に設置することにより、印加機
能と清掃機能とを独立させ更に長寿命化を図った一例で
ある。当然ながらスペースが許されるのであれば、図8
に示すように、更に帯電ローラ39を用いても良い。
【0038】所定の画像を読取る画像読取装置は、本発
明の実施の形態の原稿送り装置を備えるので、本実施の
形態の原稿送り装置で得られる効果と同様の効果を得る
ことができる。
【0039】以上の説明におけるターン部5は、搬送さ
れた前記原稿を前記読取位置で停止させて所定の電界を
形成する電界形成手段を構成している。読取搬送部6
は、前記原稿の位置を検知する原稿位置検知手段を構成
している。読取部12は、所定の画像データを読取可能
な読取位置で読取る画像データ読取手段を構成してい
る。読取入口ローラ18aは、本発明における前記画像
データを含む原稿を前記読取位置まで搬送する搬送手段
を構成している。バイアスブラシ31は、本発明におけ
る前記帯電部材の外周面側をブラッシングするためのブ
ラシを構成している。ブレード38は、本発明における
搬送された前記原稿の画像面側に接触し、前記原稿を静
電気で吸着することによってクリーニングするためのク
リーニングローラを構成している。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、所定の
画像データを読取可能な読取位置で読取る読取部と、画
像データを含む原稿を読取位置まで搬送する読取入口ロ
ーラと、搬送された原稿を読取位置で停止させて所定の
電界を形成するターン部と、搬送された原稿の画像面側
に接触し、原稿を静電気で吸着することによってクリー
ニングするためのブレードとを備えたことにより、原稿
を吸着せずに原稿の画像面上に付着している紙紛、トナ
ー紛等の埃やゴミのみを確実に除去するとともに耐久性
を向上し、かつ原稿の画像面側の塵を取り除くことで、
原稿の読取位置の上方のコンタクトガラスに塵が付着し
て原稿の読取の際に黒スジとして読取られることを防止
するというすぐれた効果を有する原稿送り装置および前
記原稿送り装置を備えた画像読取装置を提供することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の原稿送り装置を示す断面図
【図2】本実施の形態の原稿送り装置の電装を示すブロ
ック図
【図3】本実施の形態の原稿送り装置の給紙駆動系を示
す斜視図
【図4】本実施の形態の原稿送り装置の読取搬送駆動系
を示す斜視図
【図5】本実施の形態の原稿送り装置の排紙駆動系を示
す斜視図
【図6】本実施の形態の原稿送り装置の要部を示す断面
【図7】本実施の形態の他の原稿送り装置の要部を示す
断面図
【図8】本実施の形態の更に他の原稿送り装置の要部を
示す断面図
【図9】本実施の形態の原稿送り装置の動作を示すフロ
ーチャート
【符号の説明】
5 ターン部 12 読取部 18a 読取入口ローラ 31 バイアスブラシ 38 ブレード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日高 信 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H076 AA03 AA91 BA15 BA20 BA24 BA97 BB05 2H106 AB42 AB76 3F101 AB01 AB03 AB06 AB14 LA01 LB02 5C072 AA01 BA20 NA01 NA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の画像データを読取可能な読取位置で
    読取る画像データ読取手段と、前記画像データを含む原
    稿を前記読取位置まで搬送する搬送手段と、搬送された
    前記原稿を前記読取位置で停止させて所定の電界を形成
    する電界形成手段と、搬送された前記原稿の画像面側に
    接触し、前記原稿を静電気で吸着することによってクリ
    ーニングするためのクリーニングローラとを備えたこと
    を特徴とする原稿送り装置。
  2. 【請求項2】前記クリーニングローラが、少なくとも前
    記原稿を前記読取位置の直前まで搬送することを特徴と
    する請求項1に記載の原稿送り装置。
  3. 【請求項3】前記クリーニングローラが、前記電界を形
    成する絶縁層を含む帯電部材と、所定の交流電圧を印加
    する交流電源とを有し、前記帯電部材の外周面側をブラ
    ッシングするためのブラシを設けたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の原稿送り装置。
  4. 【請求項4】前記原稿の位置を検知する原稿位置検知手
    段を有し、前記原稿の位置を通過するときのみ、前記原
    稿位置検知手段が、前記交流電源により前記帯電部材に
    前記交流電圧を印加し、前記クリーニングローラを制御
    することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の原稿送り装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかの原稿送り装
    置を備えることを特徴とする画像読取装置。
JP2002006525A 2002-01-15 2002-01-15 画像読取装置および原稿送り装置 Pending JP2003206045A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100429917C (zh) * 2005-09-22 2008-10-29 富士施乐株式会社 图像读取装置和图像形成装置

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