JP2006298515A - 給紙装置、これを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 FRR方式の位置精度許容度等の設計的利点を崩すことなく、信頼性を維持したまま低給紙速度でプリントスピードを高速化できる給紙装置を提供する。
【解決手段】 用紙の先端検知手段10を、底板9上に積載された用紙Pの先端からフィードローラ2のニップ部までの間の位置に設ける。通常の制御で、先端検知手段10の検出周期をたとえば10ミリ秒毎とすると、給送する用紙Pの後端が分離給送部を抜けるときに先端検知手段10が用紙Pの有無を瞬時に検出できるよう、先端検知手段10の検出周期をその半分程度、例えば5ミリ秒以下とし、次給紙動作開始を速めるとともに、次紙先端を先端検知手段10で止める場合の精度も向上させ、紙間のバラツキを押さえる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の給紙装置と、これを用いた画像形成装置に関する。
図3は、電子写真方式の複写機やプリンタ装置等の画像形成装置を概念的に示す断面図である。この画像形成装置は、その主な構成としては、原稿を読み取る読み取りユニット11、画像を形成する画像形成部12、自動原稿搬送装置(ADF)13、ADF13から送り出される原稿をスタックする原稿排紙トレイ14、給紙カセット15ないし18を備える給紙部19、記録用紙をスタックする排紙部(排紙トレイ20)により構成してある。
そして、ADF13の原稿台21上に原稿Dをセットして図示せぬ操作部での操作、例えばプリントキーの押下操作をすると、最上位の原稿Dがピックアップローラ22の回転により矢印B1方向へ送り出され、原稿搬送ベルト23の回転により、画像読み取りユニット11に固定されたコンタクトガラス24上へ給送され、そこで停止する。コンタクトガラス24上に載置された原稿Dの画像は、画像形成部12とコンタクトガラス24の間に位置する読み取り装置25によって読み取る。読み取り装置25は、コンタクトガラス24上の原稿Dを照明する光源26、原稿画像を結像する光学系27、原稿画像を結像させるCCD等からなる光電変換素子28等を有している。画像読み取り終了後、原稿Dを搬送ベルト23の回転により矢印B2方向へ搬送して排紙トレイ14上へ排出する。このように、原稿Dを1枚ずつコンタクトガラス24上へ給送して原稿画像を画像読み取りユニット11によって読み取る。
一方、画像形成部12の内部には、像担持体である感光体30が配置してある。感光体30は、図において時計方向に回転駆動し、帯電装置31によって表面を所定の電位に帯電させる。また、書込ユニット32からは、読み取り装置25によって読み取った画像情報に応じて光変調したレーザ光Lを照射し、帯電させた感光体30の表面をこのレーザ光Lで露光し、これによって感光体30の表面に静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置33を通るとき、対向する転写装置34によって感光体30と転写装置34の間に給送された記録媒体である用紙Pに転写する。トナー像転写後の感光体30の表面は、クリーニング装置35によって清掃する。
画像形成部12の下部に配置した複数の給紙カセット15ないし18には用紙Pを収容してあり、いずれかの給紙カセット15ないし18から用紙Pを矢印B3方向へ送り出し、その用紙Pの表面に、上述のように感光体30の表面に形成したトナー像を転写する。次に用紙Pを矢印B4で示すように画像形成部12内の定着装置36に通し、熱と圧力の作用によって用紙Pの表面に転写されたトナー像を定着させる。定着装置36を通った用紙Pを排出ローラ対37によって搬送し、矢印B5で示すように排紙トレイ20へ排出し、スタックする。
このような複写機等の画像形成装置において、用紙トレイ1から用紙を一枚ずつ給送する給紙装置として、図4に示すような給紙装置が周知である。すなわち、用紙Pの給送方向に回転するフィードローラ2と、このフィードローラ2に圧接して対をなすとともにトルクリミッタを介して給送方向とは逆方向に駆動力を付与されるセパレートローラ3とを有する摩擦分離ローラ方式(以下FRR方式という)の給紙装置がよく知られている。
FRR方式の給紙装置では、通常、フィードローラ2とギヤ連結された呼び出しローラ4で用紙Pを呼び出し、フィードローラ2により給送した用紙Pが、用紙搬送方向下流に設けたグリップローラ5に到達したならば、呼び出しローラ4を用紙Pの紙面から離間させ、用紙Pの後端がフィードローラ2のニップを越える前にフィードローラ2の駆動を停止するようになっている。もし、フィードローラ2が常時駆動されていると、次の用紙も連続して給送されてしまい、画像形成に支障を来すためである。フィードローラ2には一方向クラッチが設けてあり、駆動を停止してフィードローラ2の軸が回転しなくても、グリップローラ5による用紙Pの搬送に伴い、フィードローラ2も用紙Pの搬送方向に従動回転するようになっている。
このような給紙装置では、次の用紙Pの給紙スタートのタイミングは、用紙Pの挙動が安定(スリップ率が低下)するグリップローラ5下流に設けた用紙検知手段6による前送の用紙P1の先端検知をトリガとして、前送の用紙P1の後端に追突せずかつ所定のプリントスピードを満足する所定のタイミングで呼び出しローラ4、フィードローラ2の駆動をスタートさせていた。
ところで近年、複写機、プリンタ等では高画質化を狙って画像形成時の用紙速度を低く抑える傾向にある。またプリントスピードの高速化も同時に求められるため、給紙部での紙間を狭くして低給紙速度でプリントスピードを稼ぐようになってきている。
また上述のFRR方式では用紙Pの分離性能が高く、用紙Pの先端位置とフィードローラ2の位置関係がラフでも分離性能に影響しないため、位置精度を上げるための余分なコストがかからず、近年主流となっているフロントローディングタイプの給紙トレイには好適な給紙方式となっている。
しかしながら、逆にFRR方式では給紙トレイ1上に積載された用紙Pの先端からフィードローラ2までの距離が給紙トレイ側壁7及び用紙ガイド8や用紙少積載時の底板9の上昇による先端退避によって15〜30mm程度要するため、前送の用紙P1との摩擦によって連れ出た次送紙P2の先端は、その給紙スタート時にはフィードローラ2に到達している場合もあり、そのためもあって用紙スタート位置にバラツキが生じていた。
次給紙スタートのタイミングは、このフィードローラ2の位置からスタートする用紙Pが前送紙P1の後端に追突しないタイミングで設定しなければならず、実際の紙間は最大30mmも狙いの紙間より大きくなってしまう場合も生じてしまい、プリントスピードの高速化を阻害する要因となっていた。
これに対し、フィードローラ2の用紙搬送方向下流に先端検知手段10を設け、先端検知手段10までは増速した速度で搬送し、用紙先端を検出したところで搬送を止めて用紙スタート位置を確定するという手段を用いるものもある。これは、搬送を一旦止めるタイムロスを補うため、かなりの増速を要する。したがってフィードローラ2、グリップローラ5ともにかなり大型のステッピングモータが必要となり、コストアップとなっていた。
またフィードローラ2及びグリップローラ5で駆動を兼用している場合には、フィードローラ部に電磁クラッチが必要となるが、クラッチのオフオンが通常より増えるため、クラッチの寿命低下につながり、信頼性を欠いていた。
本発明は、前述の問題にかんがみ、FRR方式の位置精度許容度等の設計的利点を崩すことなく、信頼性を維持したまま低給紙速度でプリントスピードを高速化できる給紙装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る給紙装置は、積載された用紙束から用紙を繰り出す呼び出しローラと、繰り出された用紙を給送するフィードローラと、多枚の用紙が繰り出された場合にその2枚目以降の搬送を阻止するために前記フィードローラに圧接させたセパレートローラとからなる分離給送部を有する摩擦分離ローラ方式の給紙装置であって、積載された用紙先端から前記分離給送部までの間に用紙を検知する検知手段を設け、連続給紙をする際、給送される用紙後端が前記分離給送部を抜けるときに前記検知手段が紙無しを検知している場合、前記呼び出しローラの駆動を止めずに次給紙の繰り出しを行う給紙装置において、前記検知手段の前記検出の周期を通常制御時の半分程度の時間としたことを特徴とする。
同請求項2に係るものは、請求項1の給紙装置において、前記検知手段の前記検出の周期を5ミリ秒以下としたことを特徴とする。
同請求項3に係るものは、請求項1または2の給紙装置において、用紙後端が前記分離給送部を抜ける見込み時間を設定可能としたことを特徴とする。
同請求項4に係るものは、請求項1から3のいずれかの給紙装置において、用紙後端が前記分離給送部を抜ける見込み時間を、通紙モード別に、デフォルト値として設定可能としたことを特徴とする。
本発明の請求項5に係る画像形成装置は、請求項1から4のいずれかの給紙装置を備えることを特徴とする。
同請求項6に係るものは、請求項1または2の給紙装置を備え、用紙後端が前記分離給送部を抜ける見込み時間を設定可能な操作部を有することを特徴とする。
同請求項7に係るものは、請求項1から3のいずれかの給紙装置を備え、用紙後端が前記分離給送部を抜ける見込み時間を、通紙モード別に、デフォルト値として設定可能な操作部を有することを特徴とする。
本発明の給紙装置は、摩擦分離ローラ方式であって、連続給紙をする際に、給送する用紙後端が分離給送部を抜けるときに検知手段が紙無しを検知している場合、呼び出しローラの駆動を止めずに次給紙の繰り出しを行うものであり、検知手段は5ミリ秒以下の検出周期であるので、次給紙動作を速め、次紙先端検出精度も倍以上となり、さらに紙間のばらつきを低減できる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、図に示す実施例を参照して説明する。
本発明の第1実施例を説明する。
積載された用紙先端から分離給送部までの間に用紙を検知する検知手段を設け、連続給紙をする際に給送する用紙後端が分離給送部を抜けるときに該検知手段が紙無しを検知している場合、呼び出しローラの駆動を止めずに次給紙の繰り出しを行う給紙装置の構成を図1に示す。図1において、全体的な構成は図4の従来例と同じである。また本発明は、例えば図3に示すような電子写真方式の複写機やプリンタ装置等の画像形成装置において用いる。
図1の給紙装置は、図4の従来例でフィードローラ2とグリップローラ5までの間に設けられた先端検知手段10を、底板9上に積載された用紙Pの先端からフィードローラ2のニップ部までの間の位置に設けている。
以下、動作に関して説明する。呼び出しローラ4で呼び出された用紙Pは、用紙Pの給送方向に回転するフィードローラ2と、このフィードローラ2に圧接され対をなすとともにトルクリミッタを介して給送方向とは逆方向に駆動力を付与されるセパレートローラ(分離部材)3とで形成される分離給送部に送られ、最上紙1枚のみを搬送する。
分離給送部より給送された用紙Pは、搬送方向下流に設けたグリップローラ5を通り、用紙検知手段6で先端を検知される。図示しない制御手段ではこの用紙検知手段6による用紙先端検知情報及び予め設定された用紙サイズ情報から、用紙Pの後端がフィードローラ2のニップを越える時間T1前にフィードローラ2の駆動を停止する。また、呼び出しローラ4は用紙先端がグリップローラ5のニップ部を通過してからこの用紙後端が呼び出しローラ4の接地部を通過する時間T2までの間で紙面から離間させる。
フィードローラ2には一方向クラッチが設置されており、駆動を停止してフィードローラ2の軸が回転しなくても、グリップローラ5により搬送される用紙に伴い、フィードローラ2は用紙の搬送方向に従動回転するようになっている。グリップローラ5で搬送された用紙Pは図示しないレジストローラで位置整合され、作像・定着部を経て画像形成装置外へ排紙される。
次に2枚以上のプリントを行う場合について説明する。1枚目の用紙P1搬送は上述同様である。次給紙スタートのタイミングは、用紙の挙動が安定(スリップ率が低下)するグリップローラ5下流に設けられた用紙検知手段6による前送紙P1の先端検知をトリガとする。これによって前送紙P1の後端に追突せずかつ所定のプリントスピードを満足する所定のタイミングで呼び出しローラ4およびフィードローラ2の駆動をスタートする思想は従来の画像形成装置と同様である。
次送紙P2が前送紙P1後端に追突しないタイミングであるが、搬送路上の用紙検知手段6で用紙の間隔が検出できないと追突が確認できないため、用紙検出のための紙間が必要となる。反射型センサでは8mm程度となる。またレジストローラでは用紙を撓ませて用紙先端をローラに付き当て斜行を補正している。したがって、レジストローラ直前の搬送ローラから用紙後端が抜けると、用紙後端はその弛み量分残るので、紙間が短縮することになる。弛み量は2〜6mm程度である。
また給紙スタート時の用紙先端はフィードローラ2のニップ部を越えることはないので、ここが給紙スタートの最下流位置となる。したがって前送紙P1の後端に追突しないタイミングは前送紙後端がフィードローラ2のニップ部を通過してから用紙検出のための紙間および弛み量分搬送した時点となる。実際はこれらの他に前送紙P1と次送紙P2のスリップの差を考慮するので、若干の余裕分を加える。本実施の形態では前送紙後端がフィードローラ2のニップ部を通過してから15mm搬送後とする(T3)。
このタイミングで次送紙のスタートを行った場合、従来機構成では用紙スタート位置が0〜30mmまでバラツクので、プリントスピードとしては上記15mm搬送分(T3)を加えた45mmの用紙間隔にレジスト部停止時間tを足した紙間に対応するものとなっていた。これに対し先端検知手段10の位置を積載された用紙先端からフィードローラ2のニップ部までの間に設けている。
具体的にはフィードローラ2のニップ部の12mm手前としている。動作としては前送紙P1の後端がフィードローラ2のニップ部を通過する直前T4に先端検知手段10が、次送紙P2の先端が摩擦によって連れ出ることによる用紙有り検知をしていた場合、フィードローラ2の駆動を前送紙P1の後端通過前にストップし、上述した所定時間T3で次給紙をスタートさせる。逆に前送紙P1の後端がフィードローラ2のニップ部を通過する直前に先端検知手段10が用紙無しを検知していた場合、フィードローラ2の駆動は止めずに呼び出しローラ4を後送紙P2の紙面に当接させる。
図2は上述した給紙装置の動作フローを説明するフローチャートである。上述したように、駆動を開始し(ステップ1)、フィードローラ2の駆動をオンにする(ステップ2)。呼び出しローラ4に当接し(ステップ3)、呼び出された用紙は分離給送部2、3より給送され、下流に設けられたグリップローラ5を通り、用紙検知手段6で用紙先端を検知する。用紙検知手段6で用紙先端が検知されると(ステップ4)、所定時間T2経過したかどうか判断し(ステップ5)、所定時間経過した場合には呼び出しローラ4を離間する(ステップ6)。
次に、所定時間T4に達したかどうか判断し(ステップ7)、そうであるならば先端検知手段10により用紙有りかどうかを判断する(ステップ8)。用紙が無いならばジョブ枚数終了かどうかを判断し(ステップ9)、終了ならば、駆動を停止する(ステップ14)。ステップ(ステップ8)で用紙有りならば、所定時間T1かどうか判断し(ステップ10)、そうであるならばフィードローラ2の駆動をオフする(ステップ11)。次に、ジョブ枚数終了かどうかを判断し(ステップ12)、終了ならば、駆動を停止する(ステップ14)。終了でないならば所定時間T3かどうかを判断し(ステップ13)、所定時間T3であるならばフィードローラ2の駆動をオンする(ステップ2)に戻る。こうすることにより、先端検知手段10が用紙有り検知の場合、最大で27mm(15mm+12mm)の用紙間隔にレジスト部停止時間tを加えた紙間隔に対応するプリントスピードになる。
用紙無し検知の場合は、最小でも12mmの用紙間隔に呼び出しローラ4の応答時間Tとレジスト部停止時間tを加えた紙間隔に対応するプリントスピードになる。また、最大で用紙積載位置〜フィードローラ2のニップ部間の30mmの用紙間隔に呼び出しローラ4の応答時間Tとレジスト部停止時間tを足した紙間に対応するプリントスピードになる。
呼び出しローラ4の応答時間Tを3mm搬送分の時間に設定すれば最少間隔15mmの設定を割ることはなく、このときのプリントスピードは33mmの用紙間隔にレジスト部停止時間tを足した紙間に対応するものとなる。したがって、従来装置の構成より12mmの紙間短縮となる。本形態では給紙速度を増速する必要がないので、駆動モータは通常の定速モータで十分である。また、次送紙の連れ出しは紙間摩擦係数にバラツキの多い粗悪な用紙束で頻発する程度なので、通常の用紙束での発生は希である。したがって、フィードローラ2の駆動オフ/オン回数が少なくなる。このためフィードローラ2およびグリップローラ5で駆動を兼用してフィードローラ部に電磁クラッチを使用している場合には、クラッチの寿命低下を軽減できるので、システムの信頼性もアップする。
なお以上及び以下において、FRR給紙方式のみを例に取って説明しているが、セパレートローラに逆転駆動を掛けず、2枚目以降を阻止するだけの摩擦分離ローラ方式においても有効である。上記構成において、搬送紙後端がフィードローラ2のニップ部を抜ける直前に先端検知手段10が用紙無しを検知したときに、呼び出しローラ4を紙面に当接させてから所定時間T5が経過しても先端検知手段10が用紙検知しない場合、駆動を停止し、呼び出しローラ4を紙面から離間して、図示しない表示部にペーパエンド(紙無し)表示を行う。
上述した通常の制御で、先端検知手段10の検出周期をたとえば10ミリ秒毎とすると、給送する用紙Pの後端が分離給送部を抜けるときに先端検知手段10が用紙Pの有無を瞬時に検出できるよう、先端検知手段10の検出周期をその半分以下、すなわち5ミリ秒以下とし、次給紙動作開始を速めるとともに、次紙先端を先端検知手段10で止める場合の精度も向上させ、紙間のバラツキを押さえる。
なお、先端検知手段10の検出周期は通常時の半分以下であることが好ましいが、そうでなくてはならないというものではない。従って本明細書で言う検出周期が通常時の半分程度とは、通常時の半分の時間より長くても、あるいは短くてもどちらでも良く、所望の用紙搬送制御が可能であるものであれば良い。
すなわち、積載された用紙束から用紙を繰り出す呼び出しローラと、繰り出された用紙を給送するフィードローラ及び多枚の用紙が繰り出された場合にその2枚目以降の搬送を阻止する該フィードローラに圧接されたセパレートローラからなる分離給送部を有する摩擦分離ローラ方式の給紙装置であって、積載された用紙先端から分離給送部までの間に用紙を検知する検知手段を設け、連続給紙をする際に給送する用紙後端が分離給送部を抜けるときに該検知手段が紙無しを検知している場合、呼び出しローラの駆動を止めずに次給紙の繰り出しを行うことを特徴とする給紙装置において、該検知手段は例えば5ミリ秒以下という通常時の半分程度の検出周期とすることによって、次給紙動作を速め、次紙先端検出精度も倍以上となり、さらに紙間のばらつきを低減できる。また、検知手段の検出周期のみを上げるので、制御負荷増大も最小限で済む。
分離給送部より給送された用紙は、下流に設けられたグリップローラ5を通り、用紙検知手段6で用紙先端を検知する。図示しない制御手段ではこの用紙先端検知情報及び予め設定された用紙サイズ情報や搬送速度から、搬送紙後端が先端検知手段10を通過する時間を予測し、先端検知手段10を読みに行くが、実際には用紙固有のスリップによって、この通過時間が変動するため、場合によっては、次紙先端のつもりが、先送用紙P1の後端を誤検出してしまう場合がある。そこで、図示しない操作部よりこの先送用紙P1の後端通過予測時間を調整可能とし、使用する用紙に最適な設定を可能とする。すなわち、用紙後端が分離給送部を抜ける見込み時間を操作部から設定可能にすることにより、用紙固有のスリップに対応でき、用紙対応性が向上する。また検出周期の細かい検知手段の読み込み時間も紙種に合わせて短く設定できるので、制御負荷はさらに減ることになる。
またプリンタによっては紙種をある程度限定した通紙モードを設ける場合がある。通紙モードの例としては、例えば厚紙、薄紙、OHP、封筒、ハガキ、ラベル紙等がある。このようなモードに対して上述の後端通過予測時間を専用のデフォルト値に設定しておくとよい。用紙後端が分離給送部を抜ける見込み時間を通紙モード別にデフォルト値を設定したことにより、通紙モード毎の設定の煩雑さが解消できる。
本発明の第1実施例の給紙装置の概念的断面図 図1の給紙装置の動作フローを説明するフローチャート 電子写真方式の複写機やプリンタ装置等の画像形成装置を概念的に示す断面図 従来の給紙装置の概念的断面図
符号の説明
1:用紙トレイ
2:フィードローラ
3:セパレートローラ
4:呼び出しローラ
5:グリップローラ
6:用紙検知手段
7:給紙トレイ側壁
8:用紙ガイド
9:底板
10:先端検知手段
P、P1、P2:用紙
15〜18:給紙カセット

Claims (7)

  1. 積載された用紙束から用紙を繰り出す呼び出しローラと、繰り出された用紙を給送するフィードローラと、多枚の用紙が繰り出された場合にその2枚目以降の搬送を阻止するために前記フィードローラに圧接させたセパレートローラとからなる分離給送部を有する摩擦分離ローラ方式の給紙装置であって、積載された用紙先端から前記分離給送部までの間に用紙を検知する検知手段を設け、連続給紙をする際、給送される用紙後端が前記分離給送部を抜けるときに前記検知手段が紙無しを検知している場合、前記呼び出しローラの駆動を止めずに次給紙の繰り出しを行う給紙装置において、前記検知手段の前記検出の周期を通常制御時の半分程度の時間としたことを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1の給紙装置において、前記検知手段の前記検出の周期を5ミリ秒以下としたことを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項1または2の給紙装置において、用紙後端が前記分離給送部を抜ける見込み時間を設定可能としたことを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項1から3のいずれかの給紙装置において、用紙後端が前記分離給送部を抜ける見込み時間を、通紙モード別に、デフォルト値として設定可能としたことを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1から4のいずれかの給紙装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1または2の給紙装置を備え、用紙後端が前記分離給送部を抜ける見込み時間を設定可能な操作部を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から3のいずれかの給紙装置を備え、用紙後端が前記分離給送部を抜ける見込み時間を、通紙モード別に、デフォルト値として設定可能な操作部を有することを特徴とする画像形成装置。
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