JP2003203965A - 基板支持ピンの支持位置検知方法、その傾き検知方法及びそれらの教示装置並びに教示用治具 - Google Patents

基板支持ピンの支持位置検知方法、その傾き検知方法及びそれらの教示装置並びに教示用治具

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JP2003203965A JP2002252416A JP2002252416A JP2003203965A JP 2003203965 A JP2003203965 A JP 2003203965A JP 2002252416 A JP2002252416 A JP 2002252416A JP 2002252416 A JP2002252416 A JP 2002252416A JP 2003203965 A JP2003203965 A JP 2003203965A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板支持ピンの支持位置を自動的に検知し、
搬送アームに教示すること、更にはその支持位置の傾き
を検知することを可能にする。 【解決手段】 中央部の円板6がその周囲のドーナツ板
7に対し相対的に上方向に分離可能な複合板を教示用治
具5として用意し、そのドーナツ板7に中央部の円板6
の有無を検出可能な光センサ8、9を設け、教示用治具
5の周辺部を搬送アーム28で保持して載置台の上方に
搬送し、搬送アーム28と支持ピン80とを相対移動さ
せて、円板6を支持ピン80上に載せると共に、円板6
をその厚み分を越える分だけ光センサ8、9に対し移動
させ、このときの光センサ8、9の出力信号の変化か
ら、3本の支持ピン80の支持位置及び傾きを検知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば半導体ウエハ
や液晶用ガラス基板等の薄板状基板(以下、単に基板と
いう)を搬送アームから複数の支持ピンにて熱処理装置
等の載置台上に受け渡す際の、基板支持ピンの支持位置
検知方法、その傾き検知方法及びそれらの教示装置並び
に教示用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体ウエハの製造工程におい
ては、半導体ウエハやLCD基板等の基板表面に、レジ
ストのパターンを形成するために、フォトリソグラフィ
技術が用いられている。このフォトリソグラフィ技術
は、基板の表面にレジスト液を塗布するレジスト塗布工
程と、形成されたレジスト膜に回路パターンを露光する
露光処理工程と、露光処理後の基板に現像液を供給する
現像処理工程とを有している。
【0003】また、上記処理工程間においては、例えば
レジスト塗布工程と露光処理工程との間で行われる、レ
ジスト膜中の残留溶剤を蒸発させて基板とレジスト膜と
の密着性を向上させるための加熱処理(プリベーク)
や、露光処理工程と現像処理工程との間で行われる、フ
リンジの発生を防止するため、あるいは化学増幅型レジ
スト(CAR:chemically amplified resist)におけ
る酸触媒反応を誘起するための加熱処理(ポストエクス
ポージャーベーク(PEB))や、現像処理工程後に行
われる、レジスト中の残留溶媒や現像時にレジスト中に
取り込まれたリンス液を除去し、ウエットエッチング時
の浸み込みを改善するための加熱処理(ポストベーク)
等、種々の加熱処理が行われている。
【0004】加熱処理に使用される熱処理装置として
は、図21、図22に示すように、従来より、ヒータ2
6を有し被処理基板たる半導体ウエハWを所定の温度に
加熱可能な載置台25と、加熱処理時にウエハWを載置
台25に対して僅かに隙間を空けて支持するギャップピ
ン70と、載置台25の同心円上に複数、例えば3箇所
に等間隔に設けた支持ピン案内用貫通孔を貫通する昇降
可能な複数、ここでは3本の支持ピン80であって、ウ
エハWをその支持ピン先端にて支持して、載置台25上
に、正確にはギャップピン70上に受け渡す支持ピン8
0とを有するものが用いられている。
【0005】この熱処理装置における基板搬送装置は、
被処理基板(ウエハW)の周辺部を基板搬送機構21の
アームつまり搬送アーム28で保持して基板を載置台2
5の上方に搬送し、上記載置台25を貫通する昇降可能
な例えば3本の支持ピン80上に基板を載せ、搬送アー
ム28を載置台25外に戻した後、支持ピン80を下降
させて載置台25上に基板を載置する構成になってい
る。
【0006】この基板搬送装置では、例えば3本の支持
ピン80の先端部が基板に当接するときの高さ位置、す
なわち支持ピン80の基板の支持位置を基準にした搬送
アーム28が、基板の受渡し工程で干渉しないことが必
要となる。この基板支持位置が明らかになっていない
と、例えば、搬送アーム28を下降させて支持ピン80
に基板を受け渡す形式の場合には、搬送アーム28を下
降させる下限つまり搬送アーム28を戻すタイミングが
不適切となり、基板が載っている状態の搬送アーム28
を戻してしまうことになる。また、支持ピン80を上昇
させて支持ピン80に基板を受け渡す形式の場合では、
支持ピン80を上昇させる上限、つまり搬送アーム28
を戻すタイミングが不適切となり、基板が載っている状
態の搬送アーム28を戻してしまうことになる。
【0007】このため、従来より、実際に基板を搬送す
るのに先だってオペレータによる基板搬送装置に対する
ティーチング(搬送教示)作業が行われている。 具体
的には、上記3本の支持ピン80の先端部と搬送アーム
28に載置されている基板裏面との隙間をオペレータが
ゲージで計測し、この隙間が所定の幅、例えば1.5mm
になるように搬送アーム28の位置を調整して、その位
置を手動で搬送アーム28に教示していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゲージ
で計測して搬送アーム28の教示作業を行う方法は、微
妙で高い精度が要求されるため、人が作業しづらく、ま
た、安全上の問題もあった。したがって、基板支持ピン
の支持位置を自動的に検知し、搬送アームに教示し得る
方法の提供が望まれる。
【0009】また、上記の基板搬送装置では、3本の支
持ピン80の先端部がそれぞれ同一高さにあること、つ
まり各支持ピン80の先端部が基板の同一の水平面に接
するように位置決めされて均一に揃っていることが要求
される。各支持ピン80の先端部の高さ位置が揃ってい
ないと、基板を載置した時に基板が傾斜するため、搬送
アーム28との受け渡し時に搬送アーム28との接触に
よる位置ずれや脱落を生じ、搬送エラーとなるからであ
る。したがって、基板を水平に支持する前提として、基
板支持ピンの支持位置の傾きを検知する方法の提供が望
まれる。
【0010】そこで、この発明の目的は、上記課題を解
決し、基板支持ピンの支持位置を自動的に検知し、搬送
アームに教示する技術を提供すること、さらには基板支
持ピンの支持位置の傾きを検知する技術を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の基板支持ピンの支持位置検知方法
は、搬送アームで周辺部を保持して基板を載置台の上方
に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数の支持ピン
上に基板を載せ、搬送アームを載置台外に戻す一方、支
持ピンを下降させて載置台上に基板を載置する基板搬送
装置において、中央部の第一円板がその周囲のドーナツ
状の第二円板に対し相対的に上方向に分離可能な上記基
板と同程度の大きさの複合板を治具として用意し、その
際、第二円板には中央部の第一円板の有無を検出可能な
検出手段を設け、上記複合板の周辺部を上記搬送アーム
で保持して載置台の上方に搬送し、搬送アームと支持ピ
ンとを相対移動させて、複合板の中央部の第一円板を上
記複数の支持ピン上に載せ、搬送アームと支持ピンとを
相対移動させて、上記第一円板を、少なくともその厚み
分を越える分だけ上記検出手段に対し移動させ、このと
きの上記検出手段の出力信号の変化から、上記複数の支
持ピンの支持位置を検知することを特徴とする(請求項
1)。
【0012】この場合、上記検出手段として、光軸が上
記第二円板の中央部の孔内をほぼ直交方向に走る二組の
透過型光センサを用いるとよい(請求項2)。また、上
記複数の支持ピンの支持位置は、上記複合板の表面を基
準とし、上記検出手段の位置と、上記第二円板の表面位
置との差を考慮して定めることが好ましい(請求項
3)。
【0013】更にまた、上記検出手段の出力信号を受
け、上記第一円板の厚みに相当するパルス幅よりも許容
値以上の長いパルス幅が検出されたとき、上記複数の支
持ピンの先端に傾きがあると判断することにより、基板
支持ピンの支持位置の傾き検知方法を構築することがで
きる(請求項4)。
【0014】この発明の第2の基板支持ピンの支持位置
検知方法は、搬送アームで周辺部を保持して基板を載置
台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数の
支持ピン上に基板を載せ、搬送アームを載置台外に戻す
一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板を載置する
基板搬送装置において、側面方向に光を発光可能な中央
部の第一円板がその周囲のドーナツ状の第二円板に対し
相対的に上方向に分離可能な上記基板と同程度の大きさ
の複合板を治具として用意し、その際、第二円板には第
一円板の側面から発光された光を検出可能な検出手段を
設け、上記複合板の周辺部を上記搬送アームで保持して
載置台の上方に搬送し、搬送アームと支持ピンとを相対
移動させて、複合板の中央部の第一円板を上記複数の支
持ピン上に載せ、搬送アームと支持ピンとを相対移動さ
せて、上記第一円板を、少なくともその厚み分を越える
分だけ上記検出手段に対し移動させ、このときの上記検
出手段の出力信号の変化から、上記複数の支持ピンの支
持位置を検知することを特徴とする(請求項5)。
【0015】この発明の第3の基板支持ピンの支持位置
検知方法は、搬送アームで周辺部を保持して基板を載置
台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数の
支持ピン上に基板を載せ、搬送アームを載置台外に戻す
一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板を載置する
基板搬送装置において、中央部の第一円板がその周囲の
ドーナツ状の第二円板に対し相対的に上方向に分離可能
な上記基板と同程度の大きさの複合板を治具として用意
し、その際、第二円板には第一円板の姿勢を検出可能な
状態検出手段を設け、上記複合板の周辺部を上記搬送ア
ームで保持して載置台の上方に搬送し、搬送アームと支
持ピンとを相対移動させて、複合板の中央部の第一円板
を上記複数の支持ピン上に載せ、搬送アームと支持ピン
とを相対移動させて、上記第一円板を、少なくともその
厚み分を越える分だけ上記状態検出手段に対し移動さ
せ、このときの上記状態検出手段の出力信号の変化か
ら、上記複数の支持ピンの支持位置を検知することを特
徴とする(請求項6)。
【0016】この場合、上記第一円板として、側面の色
の明度が、上面及び下面の色の明度と異なるものを用意
し、状態検出手段が、上記第一円板の側面の色の明度
と、上面又は下面の色の明度との違いによって、側面と
上面又は下面との境界を検出したとき、上記複数の支持
ピンの先端に傾きがあると判断することにより、基板支
持ピンの支持位置の傾き検知方法を構築することができ
る(請求項7)。
【0017】この発明の第1の基板支持ピンの支持位置
教示装置は、第1の支持位置検知方法を具現化するもの
で、搬送アームで周辺部を保持して基板を載置台の上方
に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数の支持ピン
上に基板を載せて支持し、搬送アームを載置台外に戻す
一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板を載置する
基板搬送装置の支持ピンの支持位置教示装置を前提と
し、上記支持ピンに載置可能な第一円板と、上記搬送ア
ームに保持し得る上記基板と同程度の大きさのドーナツ
状の円板であって、上記第一円板を収納すると共に支持
する挿入孔を有する第二円板と、上記第二円板に設けら
れ、第一円板の有無を検出可能な検出手段と、上記検出
手段の出力信号を受け、上記第一円板と第二円板の相対
的な移動に伴う出力信号の変化から、上記複数の支持ピ
ンの支持位置を検出し、搬送アームにその位置を教示す
る制御手段と、を具備することを特徴とする(請求項
8)。
【0018】この場合、上記検出手段として、光軸が上
記第二円板の孔内をほぼ直交方向に走る二組の光センサ
を設ける方が好ましい(請求項9)。また、上記検出手
段が第二円板の表面に設けられ、上記制御手段が、上記
第一円板の表面を基準とし、上記検出手段の位置と、上
記第一円板の表面位置との差を考慮して、上記複数の支
持ピンの支持位置を定める機能を具備する方が好ましい
(請求項10)。
【0019】この発明の第2の基板支持ピンの支持位置
教示装置は、第2の支持位置検知方法を具現化するもの
で、搬送アームで周辺部を保持して基板を載置台の上方
に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数の支持ピン
上に基板を載せて支持し、搬送アームを載置台外に戻す
一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板を載置する
基板搬送装置の支持ピンの支持位置教示装置を前提と
し、発光素子によって側面方向に光を発光可能であると
共に、上記支持ピンに載置可能な第一円板と、上記搬送
アームに保持し得る上記基板と同程度の大きさのドーナ
ツ状の円板であって、上記第一円板を収納すると共に支
持する挿入孔を有する第二円板と、上記第二円板に設け
られ、第一円板の側面から発光された光を検出可能な検
出手段と、上記検出手段の出力信号を受け、上記第一円
板と第二円板の相対的な移動に伴う出力信号の変化か
ら、上記複数の支持ピンの支持位置を検出し、搬送アー
ムにその位置を教示する制御手段と、を具備することを
特徴とする(請求項11)。
【0020】この発明の第3の基板支持ピンの支持位置
教示装置は、第3の支持位置検知方法を具現化するもの
で、搬送アームで周辺部を保持して基板を載置台の上方
に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数の支持ピン
上に基板を載せて支持し、搬送アームを載置台外に戻す
一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板を載置する
基板搬送装置の支持ピンの支持位置教示装置を前提と
し、上記支持ピンに載置可能な第一円板と、上記搬送ア
ームに保持し得る上記基板と同程度の大きさのドーナツ
状の円板であって、上記第一円板を収納すると共に支持
する挿入孔を有する第二円板と、上記第二円板に設けら
れ、上記第一円板の姿勢を検出可能な状態検出手段と、
上記状態検出手段の出力信号を受け、上記第一円板と第
二円板の相対的な移動に伴う出力信号の変化から、上記
複数の支持ピンの支持位置を検出し、搬送アームにその
位置を教示する制御手段と、を具備することを特徴とす
る(請求項12)。
【0021】この場合、上記第一円板は、側面の色の明
度と、上面及び下面の色の明度とが異なるように形成さ
れると共に、状態検出手段は、上記第一円板の側面の色
の明度と、上面又は下面の色の明度との違いによって、
側面と上面又は下面との境界を検出可能に形成する方が
好ましい(請求項13)。
【0022】この発明の第1の基板支持ピンの支持位置
教示用治具は、搬送アームで周辺部を保持して基板を載
置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数
の支持ピン上に基板を載せて支持し、搬送アームを載置
台外に戻す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板
を載置する基板搬送装置において、支持ピンの支持位置
を教示する際に用いられる治具を前提とし、上記支持ピ
ンに載置可能な第一円板と、上記搬送アームに保持し得
る上記基板と同程度の大きさのドーナツ状の円板であっ
て、上記第一円板を収納すると共に支持する挿入孔を有
する第二円板と、上記第二円板に設けられ、第一円板の
有無を検出可能な検出手段と、を具備することを特徴と
する(請求項14)。
【0023】この場合、上記検出手段として、光軸が上
記第二円板の孔内をほぼ直交方向に走る二組の光センサ
を設ける方が好ましい(請求項15)。
【0024】この発明の第2の基板支持ピンの支持位置
教示用治具は、搬送アームで周辺部を保持して基板を載
置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数
の支持ピン上に基板を載せて支持し、搬送アームを載置
台外に戻す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板
を載置する基板搬送装置において、支持ピンの支持位置
を教示する際に用いられる治具を前提とし、発光素子に
よって側面方向に光を発光可能であると共に、上記支持
ピンに載置可能な第一円板と、上記搬送アームに保持し
得る上記基板と同程度の大きさのドーナツ状の円板であ
って、上記第一円板を収納すると共に支持する挿入孔を
有する第二円板と、上記第二円板に設けられ、第一円板
の側面から発光された光を検出可能な検出手段と、を具
備することを特徴とする(請求項16)。
【0025】この発明の第3の基板支持ピンの支持位置
教示用治具は、搬送アームで周辺部を保持して基板を載
置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数
の支持ピン上に基板を載せて支持し、搬送アームを載置
台外に戻す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板
を載置する基板搬送装置において、支持ピンの支持位置
を教示する際に用いられる治具を前提とし、上記支持ピ
ンに載置可能な第一円板と、上記搬送アームに保持し得
る上記基板と同程度の大きさのドーナツ状の円板であっ
て、上記第一円板を収納すると共に支持する挿入孔を有
する第二円板と、上記第二円板に設けられ、上記第一円
板の姿勢を検出可能な状態検出手段と、を具備すること
を特徴とする(請求項17)。
【0026】この場合、上記第一円板は、側面の色の明
度と、上面及び下面の色の明度とが異なるように形成さ
れると共に、状態検出手段は、上記第一円板の側面の色
の明度と、上面又は下面の色の明度との違いによって、
側面と上面又は下面との境界を検出可能に形成される方
が好ましい(請求項18)。
【0027】請求項1,2,3,8,9,10,14,
15記載の発明によれば、検出信号の変化から、直接的
には教示用治具たる複合板における中央部の第一円板の
位置を知り、間接的に基板支持ピンの支持位置を自動的
に検知し、搬送アームに教示することができる。
【0028】請求項4,8,9,14,15記載の発明
によれば、検出信号の変化から、直接的には教示用治具
たる複合板における中央部の第一円板の傾きを知り、間
接的に基板支持ピンの支持位置の傾きを自動的に検知す
ることができる。
【0029】請求項5,11,16記載の発明によれ
ば、第一円板の側面から発光された光を第二円板に設け
られた検出手段によって検出するので、確実に光を検知
して、検出信号の変化から、直接的には教示用治具たる
複合板における中央部の第一円板の位置を知り、間接的
に基板支持ピンの支持位置を自動的に検知し、搬送アー
ムに教示することができる。
【0030】請求項6,12,17記載の発明によれ
ば、状態検出手段によって確実に第一円板の位置を検出
し、検出信号の変化から、直接的には教示用治具たる複
合板における中央部の第一円板の位置を知り、間接的に
基板支持ピンの支持位置を自動的に検知し、搬送アーム
に教示することができる。
【0031】請求項7,13,18記載の発明によれ
ば、状態検出手段は、第一円板の側面と上面又は下面と
を色の明度によって検出することができるので、検出信
号の変化から、直接的には教示用治具たる複合板におけ
る中央部の第一円板の傾きを知り、間接的に基板支持ピ
ンの支持位置の傾きを自動的に検知することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では、基
板たる半導体ウエハを加熱処理する熱処理装置(ホット
プレートユニット)における基板搬送装置を例にして説
明する。
【0033】図17はレジスト液塗布・現像処理システ
ムの一実施形態の概略平面図、図18は図17の正面
図、図19は図17の背面図である。
【0034】上記処理システムは、被処理体(基板)と
して半導体ウエハW(以下にウエハWという)をウエハ
カセット1で複数枚例えば25枚単位で外部からシステ
ムに搬入又はシステムから搬出したり、ウエハカセット
1に対してウエハWを搬出・搬入したりするためのカセ
ットステーション10(搬送部)と、塗布現像工程の中
で1枚ずつウエハWに所定の処理を施す枚葉式の各種処
理ユニットを所定位置に多段配置してなるこの発明の処
理装置を具備する処理ステーション20と、この処理ス
テーション20と隣接して設けられる露光装置(図示せ
ず)との間でウエハWを受け渡すためのインター・フェ
ース部30とで主要部が構成されている。
【0035】上記カセットステーション10は、図17
に示すように、カセット載置台2上の突起3の位置に複
数個例えば4個までのウエハカセット1がそれぞれのウ
エハ出入口を処理ステーション20側に向けて水平のX
方向に沿って一列に載置され、カセット配列方向(X方
向)及びウエハカセット1内に垂直方向に沿って収容さ
れたウエハWのウエハ配列方向(Z方向)に移動可能な
ウエハ搬送用ピンセット4が各ウエハカセット1に選択
的に搬送するように構成されている。また、ウエハ搬送
用ピンセット4は、θ方向に回転可能に構成されてお
り、後述する処理ステーション20側の第3の組G3の
多段ユニット部に属するアライメントユニット(ALI
M)及びエクステンションユニット(EXT)にも搬送
できるようになっている。
【0036】上記処理ステーション20は、図17に示
すように、中心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構(基
板搬送機構、基板搬送装置)21が設けられ、この主ウ
エハ搬送機構21を収容する室22の周りに全ての処理
ユニットが1組又は複数の組に渡って多段に配置されて
いる。この例では、5組G1,G2,G3,G4及びG
5の多段配置構成であり、第1及び第2の組G1,G2
の多段ユニットはシステム正面(図17において手前)
側に並列され、第3の組G3の多段ユニットはカセット
ステーション10に隣接して配置され、第4の組G4の
多段ユニットはインター・フェース部30に隣接して配
置され、第5の組G5の多段ユニットは背部側に配置さ
れている。
【0037】この場合、図18に示すように、第1の組
G1では、カップ23内でウエハWをスピンチャック
(図示せず)に載置して所定の処理を行う2台のスピナ
型処理ユニット例えばレジスト塗布ユニット(COT)
及びレジストパターンを現像する現像ユニット(DE
V)が垂直方向の下から順に2段に重ねられている。第
2の組G2も同様に、2台のスピナ型処理ユニット例え
ばレジスト塗布ユニット(COT)及び現像ユニット
(DEV)が垂直方向の下から順に2段に重ねられてい
る。このようにレジスト塗布ユニット(COT)を下段
側に配置した理由は、レジスト液の排液が機構的にもメ
ンテナンスの上でも面倒であるためである。しかし、必
要に応じてレジスト塗布ユニット(COT)を上段に配
置することも可能である。
【0038】図19に示すように、第3の組G3では、
ウエハWをウエハ載置台24に載置して所定の処理を行
うオーブン型の処理ユニット例えばウエハWを冷却する
クーリングユニット(COL)、ウエハWに疎水化処理
を行うアドヒージョンユニット(AD)、ウエハWの位
置合わせを行うアライメントユニット(ALIM)、ウ
エハWの搬入出を行うエクステンションユニット(EX
T)、ウエハWをベークする4つのホットプレートユニ
ット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重ね
られている。第4の組G4も同様に、オーブン型処理ユ
ニット例えばクーリングユニット(COL)、エクステ
ンション・クーリングユニット(EXTCOL)、エク
ステンションユニット(EXT)、クーリングユニット
(COL)、急冷機能を有する2つのチリングホットプ
レートユニット(CHP)及び2つのホットプレートユ
ニット(HP)が垂直方向の下から順に例えば8段に重
ねられている。
【0039】上記のように処理温度の低いクーリングユ
ニット(COL)、エクステンション・クーリングユニ
ット(EXTCOL)を下段に配置し、処理温度の高い
ホットプレートユニット(HP)、チリングホットプレ
ートユニット(CHP)及びアドヒージョンユニット
(AD)を上段に配置することで、ユニット間の熱的な
相互干渉を少なくすることができる。勿論、ランダムな
多段配置とすることも可能である。
【0040】なお、図17に示すように、処理ステーシ
ョン20において、第1及び第2の組G1,G2の多段
ユニット(スピナ型処理ユニット)に隣接する第3及び
第4の組G3,G4の多段ユニット(オーブン型処理ユ
ニット)の側壁の中には、それぞれダクト65,66が
垂直方向に縦断して設けられている。これらのダクト6
5,66には、ダウンフローの清浄空気又は特別に温度
調整された空気が流されるようになっている。このダク
ト構造によって、第3及び第4の組G3,G4のオーブ
ン型処理ユニットで発生した熱は遮断され、第1及び第
2の組G1,G2のスピナ型処理ユニットへは及ばない
ようになっている。
【0041】また、この処理システムでは、主ウエハ搬
送機構21の背部側にも図17に点線で示すように第5
の組G5の多段ユニットが配置できるようになってい
る。この第5の組G5の多段ユニットは、案内レール6
7に沿って主ウエハ搬送機構21から見て側方へ移動で
きるようになっている。したがって、第5の組G5の多
段ユニットを設けた場合でも、ユニットをスライドする
ことにより空間部が確保されるので、主ウエハ搬送機構
21に対して背後からメンテナンス作業を容易に行うこ
とができる。
【0042】上記インター・フェース部30は、奥行き
方向では処理ステーション20と同じ寸法を有するが、
幅方向では小さなサイズに作られている。このインター
・フェース部30の正面部には可搬性のピックアップカ
セット31と定置型のバッファカセット32が2段に配
置され、背面部には周辺露光装置33が配設され、中央
部には、ウエハの搬送アーム34が配設されている。こ
の搬送アーム34は、X,Z方向に移動して両カセット
31,32及び周辺露光装置33に搬送するように構成
されている。また、搬送アーム34は、θ方向に回転可
能に構成され、処理ステーション20側の第4の組G4
の多段ユニットに属するエクステンションユニット(E
XT)及び隣接する露光装置側のウエハ受渡し台(図示
せず)にも搬送できるように構成されている。
【0043】上記のように構成される処理システムは、
クリーンルーム40内に設置されるが、更にシステム内
でも効率的な垂直層流方式によって各部の清浄度を高め
ている。
【0044】次に、上記処理システムの動作について説
明する。
【0045】まず、カセットステーション10におい
て、ウエハ搬送用ピンセット4がカセット載置台2上の
未処理のウエハWを収容しているカセット1にアクセス
して、そのカセット1から1枚のウエハWを取り出す。
ウエハ搬送用ピンセット4は、カセット1よりウエハW
を取り出すと、処理ステーション20側の第3の組G3
の多段ユニット内に配置されているアライメントユニッ
ト(ALIM)まで移動し、ユニット(ALIM)内の
ウエハ載置台24上にウエハWを載せる。ウエハWは、
ウエハ載置台24上でオリフラ合せ及びセンタリングを
受ける。その後、主ウエハ搬送機構21がアライメント
ユニット(ALIM)に反対側からアクセスし、ウエハ
載置台24からウエハWを受け取る。
【0046】処理ステーション20において、主ウエハ
搬送機構21はウエハWを最初に第3の組G3の多段ユ
ニットに属するアドヒージョンユニット(AD)に搬入
する。このアドヒージョンユニット(AD)内でウエハ
Wは疎水化処理を受ける。疎水化処理が終了すると、主
ウエハ搬送機構21は、ウエハWをアドヒージョンユニ
ット(AD)から搬出して、次に第3の組G3又は第4
の組G4の多段ユニットに属するクーリングユニット
(COL)へ搬入する。このクーリングユニット(CO
L)内でウエハWはレジスト塗布処理前の設定温度例え
ば23℃まで冷却される。冷却処理が終了すると、主ウ
エハ搬送機構21は、ウエハWをクーリングユニット
(COL)から搬出し、次に第1の組G1又は第2の組
G2の多段ユニットに属するレジスト塗布ユニット(C
OT)へ搬入する。このレジスト塗布ユニット(CO
T)内でウエハWはスピンコート法によりウエハ表面に
一様な膜厚でレジストを塗布する。
【0047】レジスト塗布処理が終了すると、主ウエハ
搬送機構21は、ウエハWをレジスト塗布ユニット(C
OT)から搬出し、次にホットプレートユニット(H
P)内へ搬入する。ホットプレートユニット(HP)内
でウエハWは載置台上に載置され、所定温度例えば10
0℃で所定時間プリベーク処理される。これによって、
ウエハW上の塗布膜から残存溶剤を蒸発除去することが
できる。プリベークが終了すると、主ウエハ搬送機構2
1は、ウエハWをホットプレートユニット(HP)から
搬出し、次に第4の組G4の多段ユニットに属するエク
ステンション・クーリングユニット(EXTCOL)へ
搬送する。このユニット(COL)内でウエハWは次工
程すなわち周辺露光装置33における周辺露光処理に適
した温度例えば24℃まで冷却される。この冷却後、主
ウエハ搬送機構21は、ウエハWを直ぐ上のエクステン
ションユニット(EXT)へ搬送し、このユニット(E
XT)内の載置台(図示せず)の上にウエハWを載置す
る。このエクステンションユニット(EXT)の載置台
上にウエハWが載置されると、インター・フェース部3
0の搬送アーム34が反対側からアクセスして、ウエハ
Wを受け取る。そして、搬送アーム34はウエハWをイ
ンター・フェース部30内の周辺露光装置33へ搬入す
る。ここで、ウエハWはエッジ部に露光を受ける。
【0048】周辺露光が終了すると、搬送アーム34
は、ウエハWを周辺露光装置33から搬出し、隣接する
露光装置側のウエハ受取り台(図示せず)へ移送する。
この場合、ウエハWは、露光装置へ渡される前に、バッ
ファカセット32に一時的に収納されることもある。
【0049】露光装置で全面露光が済んで、ウエハWが
露光装置側のウエハ受取り台に戻されると、インター・
フェース部30の搬送アーム34はそのウエハ受取り台
へアクセスしてウエハWを受け取り、受け取ったウエハ
Wを処理ステーション20側の第4の組G4の多段ユニ
ットに属するエクステンションユニット(EXT)へ搬
入し、ウエハ受取り台上に載置する。この場合にも、ウ
エハWは、処理ステーション20側へ渡される前にイン
ター・フェース部30内のバッファカセット32に一時
的に収納されることもある。
【0050】ウエハ受取り台上に載置されたウエハW
は、主ウエハ搬送機構21により、チリングホットプレ
ートユニット(CHP)に搬送され、フリンジの発生を
防止するため、あるいは化学増幅型レジスト(CAR)
における酸触媒反応を誘起するためポストエクスポージ
ャーベーク処理が施される。
【0051】その後、ウエハWは、第1の組G1又は第
2の組G2の多段ユニットに属する現像ユニット(DE
V)に搬入される。この現像ユニット(DEV)内で
は、ウエハWはスピンチャックの上に載せられ、例えば
スプレー方式により、ウエハW表面のレジストに現像液
が満遍なくかけられる。現像が終了すると、ウエハW表
面にリンス液がかけられて現像液が洗い落とされる。
【0052】現像工程が終了すると、主ウエハ搬送機構
21は、ウエハWを現像ユニット(DEV)から搬出し
て、次に第3の組G3又は第4の組G4の多段ユニット
に属するホットプレートユニット(HP)へ搬入する。
このユニット(HP)内でウエハWは例えば100℃で
所定時間ポストベーク処理される。これによって、現像
で膨潤したレジストが硬化し、耐薬品性が向上する。
【0053】ポストベークが終了すると、主ウエハ搬送
機構21は、ウエハWをホットプレートユニット(H
P)から搬出し、次にいずれかのクーリングユニット
(COL)へ搬入する。ここでウエハWが常温に戻った
後、主ウエハ搬送機構21は、次にウエハWを第3の組
G3に属するエクステンションユニット(EXT)へ移
送する。このエクステンションユニット(EXT)の載
置台(図示せず)上にウエハWが載置されると、カセッ
トステーション10側のウエハ搬送用ピンセット4が反
対側からアクセスして、ウエハWを受け取る。そして、
ウエハ搬送用ピンセット4は、受け取ったウエハWをカ
セット載置台上の処理済みウエハ収容用のカセット1の
所定のウエハ収容溝に入れて処理が完了する。
【0054】次に、ホットプレートユニット(HP)に
ついて、図20の断面図を参照しながら説明する。
【0055】ホットプレートユニット(HP)は、主ウ
エハ搬送機構21により搬入されたウエハWを加熱処理
する処理室50が形成されており、この処理室50に
は、外気と遮断するためのシャッタ51と、ウエハWを
載置する載置台25と、載置台25上でウエハWを昇降
可能な支持ピン80とを有している。
【0056】シャッタ51は、昇降シリンダ52の作動
により上下動自在であり、シャッタ51が上昇した際に
は、シャッタ51と上部中央に排気口53を有するカバ
ー54から垂下したストッパ55とが接触して、処理室
50内が気密に維持されるように構成されている。ま
た、ストッパ55には給気口(図示せず)が設けられて
おり、この給気口から処理室50内に流入した空気は上
記排気口53から排気されるように構成されている。な
お、かかる給気口から流入された空気は処理室50内の
ウエハWに直接触れないように構成されており、ウエハ
Wを所定の処理温度で加熱処理することができる。
【0057】載置台25は、ウエハWより大きい円盤状
に形成され、ウエハWを加熱するための熱源例えばヒー
タ26が内蔵されている。また、載置台25上には、ウ
エハWを載置台25と隙間をもたせて支持するギャップ
ピン70が取り付けられており、ウエハWにパーティク
ル等が付着するのを防止している。また、載置台25の
同心円上には、支持ピン80が出入りするための支持ピ
ン案内用貫通孔27が等間隔で複数、ここでは3つ設け
られている。このように構成される載置台25は、例え
ばアルミニウム合金等の熱伝導性の良好な材料で形成さ
れている。
【0058】支持ピン80は、図20に示すように、そ
の下部を連結ガイド89に固定されており、連結ガイド
89はタイミングベルト88に連結されている。タイミ
ングベルト88は、ステッピングモータ81により駆動
される駆動プーリ86と、この駆動プーリ86の上方に
配設される従動プーリ87とに掛け渡されており、ステ
ッピングモータ81の正逆回転によって、支持ピン80
と載置台25とが相対的に上下移動自在に形成されてい
る。したがって、支持ピン80は、ウエハWを二点鎖線
で示す位置で支持することができると共に、この状態か
ら支持ピン80を下降させると、実線で示すようにウエ
ハWを載置台25上に載置することができる。この支持
ピン80も、上述したギャップピン70と同様、支持ピ
ン80からウエハWに与えられる熱と載置台25表面か
ら与えられる熱との差が可及的に小さくなるように形成
されている。
【0059】ところで、この発明は、上記ホットプレー
トユニット(HP)のような各種処理ユニットにおける
支持ピンに対し、当該支持ピンと上記主ウエハ搬送機構
21の搬送アーム28(図21)と間で基板たるウエハ
Wの受け渡しを行う基板搬送装置部分を対象とする。
【0060】上記主ウエハ搬送機構21は図21で説明
したように搬送アーム28を有しており、これでウエハ
Wの周辺部を保持して載置台25の上方に搬送し、複
数、例えば3本の支持ピン80(図22)との間でウエ
ハWの受け渡しを行う。かかる動作においては、3本の
支持ピン80の先端部が基板に当接するときの高さ位
置、すなわち支持ピン80のウエハWに対する支持位置
を知ることが必要となる。何故なら、まだウエハWが載
っている状態で搬送アーム28を戻してしまう不都合を
避けるためには、搬送アーム28を下降させるべき下限
位置又は支持ピン80を上昇させるべき上限位置を知
り、搬送アーム28を戻す適切なタイミングを見い出し
て搬送アーム側に教示する必要があるためである。
【0061】◎第一実施形態 そこで、この発明の第一実施形態では、図1に示すよう
に、上記3本の支持ピン80の先端部がウエハWに当接
するときの高さ位置(支持位置)を自動的に検知する教
示用治具5及びその位置を主ウエハ搬送機構21に自動
的に教示する教示装置を用いる。
【0062】教示用治具5は図1に示すように、支持ピ
ン80(図2)に載置可能な中央部の円板6(第一円
板)と、基板たるウエハWと同程度の大きさのドーナツ
状の円板であって、円板6を収納すると共に支持する挿
入孔7aを有するドーナツ板7(第二円板)と、このド
ーナツ板7に設けられ上記中央部の円板6の有無を検出
する検出手段、例えば二組の光センサ8、9とから構成
されている。
【0063】換言すれば、教示用治具5は、中央部の円
板6がその周囲のドーナツ板7に対し相対的に上方向に
分離可能な上記基板たるウエハWと同程度の大きさの複
合板から成り、複合板のドーナツ板7には中央部の円板
6の有無を検出可能な光センサ8,9が設けられてい
る。
【0064】ドーナツ板7は、挿入孔7aの円周の下部
に段差部7bが設けられており、この段差部7bに円板
6を引掛けて支持するように構成される。また、段差部
7bは、円板6の上面の位置と、ドーナツ板7の上面の
位置とが一致するように形成されている。
【0065】光センサ8、9は、それぞれドーナツ板7
の片面上において挿入孔7aを間に介在させて対向配設
された発光素子8a、9aと受光素子8b、9bから成
る。この場合、発光素子8a,9a及び受光素子8b,
9bは、ドーナツ板7の外周円上に設けられている。こ
の二組の光センサ8、9は、その挿入孔7aを横切る光
軸71、71が交差するように、周方向にずらされて設
けられている。
【0066】そして、光センサ8,9は、発光素子8
a,9aが電気的パワーにより発光し、その光72を受
光素子8b、9bが受光するか否かによって、発光素子
8a,9aと受光素子8b,9bとの間に円板6が存在
するか否かを検知する透過型光センサを構成している。
【0067】上記のように構成される教示用治具5が検
知した支持ピン80の支持位置は、主ウエハ搬送機構2
1にオペレータが教示するようにしてもよいが、この教
示用治具5に更に、光センサ8,9の出力信号を受け、
円板6とドーナツ板7の相対的な移動に伴う出力信号の
変化から、3本の支持ピン80の支持位置を検出し、主
ウエハ搬送機構21にその位置を教示する制御手段例え
ばCPU60を設けて、自動で支持位置を教示する支持
位置教示装置を構成するようにすれば、更に教示作業を
容易にすることができる。
【0068】この場合、CPU60は、受光素子8b、
9bから送られる出力信号の変化から、搬送アーム28
に対する支持ピン80の支持位置を計算により求めるこ
とができるように構成されている。
【0069】次に、搬送アーム28と基板を受け渡す位
置である支持ピン80の上限位置で上記3本の支持ピン
80の先端部が基板に当接するときの搬送アーム28の
Z軸位置データである高さ位置、すなわち支持ピン80
のウエハWに対する支持位置の検知方法について、図3
を参照しながら説明する。前提として、3本の支持ピン
80はその先端部の高さ位置が揃っているものとする。
【0070】まず、オペレータが手動で又は主ウエハ搬
送機構21の自動動作により、上記教示用治具5たる複
合板の周辺部を上記主ウエハ搬送機構21の搬送アーム
28で保持して、載置台25の上方(図20の二点鎖線
で示すウエハWの位置)に搬送する(図3(a))。こ
の場合、ドーナツ板7は、搬送アーム28と支持ピン8
0とを相対移動した際に、光センサ8,9の光軸71が
支持ピン80によって遮断されない向きに載置する。
【0071】この時点では発光素子8a(9a)の光7
2が受光素子8b(9b)で受光されており、光センサ
8,9は図4(a)に時刻taで示すようにON状態に
ある。図3には代表的に光センサ8についてのみ示す
が、光センサ9についても作用は同じである。
【0072】次に、搬送アーム28と支持ピン80とを
相対移動、ここでは搬送アーム28をゆっくりと下方に
移動させて、教示用治具5の中央部の円板6を上記3本
の支持ピン80上に載せる(図3(b))。
【0073】この時点においても、発光素子8a(9
a)の光72は受光素子で受光されており、光センサ
8,9は図4(a)に時刻tbで示すようにON状態に
ある。
【0074】更に搬送アーム28と支持ピン80とを相
対移動させ、教示用治具5の中央部の円板6を、光セン
サ8,9のドーナツ板7に対する取り付け高さ(円板6
が段差部7bに支持されている際の円板6の上面から光
センサ8,9までの高さ)H分だけ上記光センサ8、9
に対し移動させると(図3(c))、発光素子8a(9
a)の光72が、教示用治具5の中央部の円板6で遮ら
れる。したがって、受光素子8b(9b)に光72が入
射しなくなり、光センサ8、9は図4(a)に時刻tc
で示すようにOFF状態に変化する。
【0075】更に搬送アーム28と支持ピン80とを相
対移動させ、教示用治具5の中央部の円板6を、少なく
ともその厚み分を越える分だけ上記光センサ8、9に対
し移動させると(図3(d)(e))、円板6の厚みを
越えた瞬間から、発光素子8a(9a)の光72が受光
素子8b(9b)で受光される。したがって、光センサ
8、9が図4(a)に時刻tdで示すようにON状態に
戻る。図4(a)ではパルス間隔D1として現れる。
【0076】そこで、CPU60は光センサ8、9の出
力信号を監視し、その出力状態がOFFに変化した時刻
tcの信号(検知信号、OFF信号)を検知し、このO
FF信号の位置を計算基準として、そこから既知の距離
である光センサ8,9のドーナツ板7に対する取り付け
高さ(円板6が段差部7bに支持されている際の円板6
の上面から光センサ8,9までの高さ)H分だけを加え
た位置(時刻tbにおける位置)を計算によって求め、
これを支持ピン80の支持位置として検知し、搬送アー
ム28の制御装置、例えば図示しないコントローラに記
憶させて教示作業を終了する。なお、この自動教示作業
の終了後、教示用治具5は、そのまま他の処理ユニット
の支持位置の検知及び教示に用いることもでき、必要な
教示作業の終了後、搬送アーム28から取り外される。
【0077】かくして、支持ピン80の基板の支持位置
の検知及び搬送アーム28への支持位置の教示が自動で
行われる。
【0078】なお、実際のウエハWの搬送においては、
コントローラにより、上記記憶された支持位置から所定
量、例えば1.5mm高い位置が搬送アーム28の上方搬
送位置として決定される。また、搬送アーム28が基板
を支持ピン80上に受け渡す際、あるいは支持ピン80
上の基板を受け取る際の上下方向の移動量(ストロー
ク)は、搬送アームの厚さや処理ユニットの種類によっ
て異なる所定の値が定まっており、この値によって搬送
アーム28の下方搬送位置が決定される。
【0079】具体的には、上記支持位置より例えば1.
5mm高い上方搬送位置から搬送アームを挿入し、この上
方搬送位置より所定のストローク、例えば上記1.5mm
に搬送アームの厚さ10mmをプラスした11.5mmだけ
下方の下方搬送位置に搬送アーム28を移動させてか
ら、戻る動作を行わせることにより、搬送アーム28か
ら3本の支持ピン80へ基板の安全な搬入が行われるこ
とになる。また逆に搬出する際には、下方搬送位置から
搬送アーム28を挿入し、上方搬送位置まで上方に搬送
アーム28を移動させてウエハWを受け取った後、装置
外にウエハWを搬送する。
【0080】次に、3本の支持ピン80の先端部の高さ
位置が不揃いである場合について説明する。
【0081】3本の支持ピン80の先端部の高さ位置が
不揃いである場合、これにより支持される教示用治具5
の中央部の円板6が傾くことになる。
【0082】まず、教示用治具5の中央部の円板6が傾
いてもその程度(つまり3本の支持ピン80の支持位置
の不揃いの程度)がウエハWの搬送に支障をきたさない
所定の許容範囲内、例えば2mm以内である場合は、光セ
ンサ8、9の出力のパルス間隔D1(図4(a))が例
えば図4(b)に示すようにD2に若干拡がるだけであ
り、上記と同様にして支持位置を求めることができる。
【0083】しかし、教示用治具5の中央部の円板6の
傾きの程度が所定の許容範囲(2mm)を越える場合には、
搬送アーム28を上方又は下方に移動しても、ウエハW
の一部が搬送アーム28と干渉したり、あるいは傾斜に
よって支持ピン80上のウエハWに位置ずれや落下を生
じる恐れがあり、搬送不良として処理を中止する必要が
ある。このとき光センサ8、9の出力は、そのパルス間
隔が例えば図4(c)にD3で示すように大きく拡がっ
たものとなる。
【0084】図5に、上記3本の支持ピン80で支持さ
れた教示用治具5の中央部の円板6に、傾きが検出され
る場合について示す。傾き方向は各種の場合があるが、
説明の便宜上、図5には代表的に光センサ8で検出され
る場合を示す。
【0085】まず、上記教示用治具5たる複合板の周辺
部を上記主ウエハ搬送機構21の搬送アーム28で保持
して、載置台25の上方に搬送する(図5(a))。そ
して、搬送アーム28をゆっくりと下方に移動させて、
教示用治具5の中央部の円板6を3本の支持ピン80上
に載せる(図5(b))。
【0086】この時点では発光素子8aの光72が受光
素子8bで受光されており、したがって光センサ8は図
4(c)に時刻taで示すようにON状態にある。
【0087】更に、搬送アーム28をゆっくりと下方に
移動させ、教示用治具5の中央部の円板6を、光センサ
8、9のドーナツ板7に対する取り付け高さH分だけ上
記光センサ8、9に対し移動させると(図5(c))、
発光素子8aの光72が、教示用治具5の中央部の円板
6で遮られて、受光素子8bに光72が入射しなくな
り、光センサ8は図4(c)に時刻tcで示すようにO
FF状態に変化する。ただし、このとき3本の支持ピン
80は高さが不揃いであり、例えば図5では左側から8
0a、80b、80cの順に支持位置が低くなっている
ため、教示用治具5の中央部の円板6は図5(c)のよ
うに右下がりに傾斜する。
【0088】この状態でさらに搬送アーム28をゆっく
りと下方に移動させ、教示用治具5の中央部の円板6
を、上記光センサ8、9に対し移動させる。円板6に傾
斜があるため、円板6の厚み分の移動程度では光センサ
8の遮光状態が終了せず、図5(d)に示すように、そ
れより更に円板6の傾斜の投影分だけの距離を移動した
後で、初めて発光素子8aの光72が受光素子8bで受
光され(図5(e))、したがって光センサ8が図4
(c)に時刻tdで示すようにON状態に戻る。上記の
変化が図4(c)では、通常より異常に長いパルス間隔
D3、つまり搬送アームが移動する許容範囲(2mm)に
傾きの方向を考慮して計算された最大許容範囲のパルス
間隔Dmax(以下最大許容パルス間隔Dmaxとい
う)を超えるパルス間隔D3として現れる。
【0089】そこで、CPU60は、光センサ8、9の
出力信号を監視し、その出力状態がOFFに変化してい
る信号(検知信号、OFF信号)のパルス間隔Dを検出
し、これを最大許容パルス間隔Dmaxと比較して、実
測したパルス間隔Dが最大許容パルス間隔Dmax内に
入っている場合(D≦Dmaxの場合)は、支持位置の
傾きの存在を無視する。
【0090】また、実測したパルス間隔Dが最大許容パ
ルス間隔Dmaxより長い場合(D max<Dの場合)
は、CPU60は、3本の支持ピン80a、80b、8
0cの支持位置が不揃いである旨の警告信号を出力し、
オペレータに3本の支持ピン80a、80b、80cの
先端を均等に揃えるべきことを促す。
【0091】なお、上記説明では、検出手段として透過
型の光センサを用いる場合について説明したが、円板6
の有無を検出し得るものであれば他のものを用いてもよ
く、例えば、一対の発光素子と受光素子から成る反射型
光センサを用いることも可能である。この場合、反射型
光センサをドーナツ板7上の周方向に配置し、発光素子
からの光を中央部の円板6の側面に照射し、その反射光
を受光素子で受光するように構成すればよい。
【0092】また、検出手段の更に他の構成としては、
光ファイバ対をその出射端及び入射端を結ぶ光軸が複合
板のドーナツ板の中央部の孔内を交差方向に走るように
二組設けることも可能である。
【0093】◎第二実施形態 この発明の第二実施形態は、図6、図7に示すように、
発光素子109によって側面方向に光を発光可能である
と共に、支持ピン80に載置可能な円板106(第一円
板)と、円板106の側面から発光された光を検出可能
な検出手段、例えば受光素子108を有するドーナツ板
107(第二円板)とからなる教示用治具105によっ
て、3本の支持ピン80の先端部がウエハWに当接する
ときの高さ位置(支持位置)を自動的に検知するもので
ある。
【0094】円板106は、電気的パワーにより光を発
光可能な発光素子109を中心部に有しており、発光素
子109の光を側面方向に導くことができる導光材、例
えばポリカーボネイトやアクリル、石英等で形成されて
いる。
【0095】ドーナツ板107は、第一実施形態と同様
に、挿入孔107aの円周の下部に段差部が設けられて
おり、この段差部に円板106を引掛けて支持するよう
に構成される。また、段差部は、円板106の上面の位
置と、ドーナツ板7の上面の位置とが一致するように形
成されている。更に、挿入孔107aの複数箇所、この
実施形態では、内周面を4等分する位置の上端部に、発
光素子109の光を検出可能な検出手段、例えば受光素
子108が4個設けられている。
【0096】受光素子108は、ドーナツ板107の中
心方向からの光軸と平行な光のみを検出し得るように形
成される。例えば、ドーナツ板107は不透光性の材料
で形成されている。この場合、図8(d)に示すよう
に、受光素子108を含むドーナツ板107の上面側を
遮光性材料110で被覆する方が望ましい。その理由
は、受光素子108の上面を遮光性材料110で被覆す
ることにより、発光素子109の光の光軸と平行でない
光の受光を阻止し、正確に円板106の位置を検知する
ためである。なお、受光素子108の挿入孔107a側
を除く表面全体を遮光性材料で被覆することも勿論可能
である。
【0097】また、受光素子108は、CPU60と電
気的に接続されており、光を検出すると、その出力信号
をCPU60に送ることができる。
【0098】なお、教示用治具105の大きさは、例え
ば12インチウエハと同程度の大きさの直径が300m
mで厚さが5mmのドーナツ板107と、直径が150
mmで厚さが5mmの円板106とから構成される。ま
た、受光素子108は、受光部の大きさが直径2mm程
度のものが用いられる。
【0099】上記のように構成される教示用治具105
が検知した支持ピン80の支持位置は、主ウエハ搬送機
構21にオペレータが教示するようにしてもよいが、こ
の教示用治具105に更に、受光素子108の出力信号
を受け、円板106とドーナツ板107の相対的な移動
に伴う出力信号の変化から、3本の支持ピン80の支持
位置を検出し、主ウエハ搬送機構21にその位置を教示
する制御手段例えばCPU60を設けて、自動で支持位
置を教示する支持位置教示装置を構成するようにすれ
ば、更に教示作業を容易にすることができる。
【0100】この場合、CPU60は、受光素子108
から送られる出力信号の変化から、円板106の下面の
位置とドーナツ板107の上面の位置が一致する際の搬
送アーム28の位置を検知し、この位置より円板106
の厚さ分上方の位置が支持ピン80の支持位置であると
検知するように構成されている。
【0101】次に、教示用治具105を用いて、基板搬
送アーム28が支持ピン80にウエハWを受け渡す際の
支持位置検知方法について、図8、図9を参照しながら
説明する。前提として、3本の支持ピン80はその先端
部の高さ位置が揃っているものとする。
【0102】まず、第1実施形態の支持位置検知方法と
同様に、オペレータが手動で又は主ウエハ搬送機構21
の自動動作により、教示用治具105たる複合板の周辺
部を主ウエハ搬送機構21の搬送アーム28で保持し
て、載置台25の上方に搬送する(図8(a))。
【0103】この時点では、発光素子109の光72が
受光素子108に受光されており、図9に時刻taで示
すようにON状態にある。
【0104】次に、搬送アーム28と支持ピン80とを
相対移動、ここでは搬送アーム28をゆっくりと下方に
移動させて、教示用治具105の中央部の円板106を
3本の支持ピン80上に載せる(図8(b))。
【0105】この時点においても、発光素子109の光
72は受光素子108で受光されており、図9に時刻t
bで示すようにON状態にある。
【0106】更に、搬送アーム28と支持ピン80とを
相対移動させ、教示用治具105のドーナツ板107
を、円板106の厚さ分だけ下方に移動させると(図8
(c))、発光素子109の光72は、遮光性材料11
0に遮られて受光素子108に入射しなくなり(図8
(d))、図9に時刻tcで示すようにOFF状態に変
化する。
【0107】そこで、CPU60は受光素子108の出
力信号を監視し、その出力状態がOFFに変化した時刻
tcの信号(検知信号、OFF信号)を検知し、このO
FF信号の位置を計算基準として、そこから既知の距離
であるドーナツ板107の厚さ分だけを加えた位置(時
刻tbにおける位置)を計算によって求め、これを支持
ピン80の支持位置として検知し、搬送アーム28の制
御装置、例えば図示しないコントローラに記憶させて教
示作業を終了する。なお、この自動教示作業の終了後、
教示用治具105は、そのまま他の処理ユニットの支持
位置の検知及び教示に用いることもでき、必要な教示作
業の終了後、搬送アーム28から取り外される。
【0108】かくして、支持ピン80の基板の支持位置
の検知及び搬送アーム28への支持位置の教示が自動で
行われる。
【0109】なお、実際のウエハWの搬送においては、
支持位置から所定量高い位置を上方搬送位置と決定する
と共に、この上方搬送位置から、搬送アーム28が基板
を支持ピン80上に受け渡す際、あるいは支持ピン80
上の基板を受け取る際の上下方向の移動量(ストロー
ク)によって、搬送アーム28の下方搬送位置を決定す
るのは第一実施例と同様である。
【0110】次に、3本の支持ピン80の先端部の高さ
位置が不揃いである場合について説明する。
【0111】3本の支持ピン80の先端部の高さ位置が
不揃いである場合、これにより支持される教示用治具1
05の中央部の円板106が傾くことになるため、4個
の受光素子108が光を検知する際の搬送アーム28の
位置が異なることになる。ここで、図10に示すよう
に、円板106の中心点をO、受光素子108a,10
8b,108c,108dで検知した円板106の表面
上の点をA,B,C,D、受光素子108aから108
cの方向をx方向、受光素子108bから108dの方
向をy方向、円板106の移動方向をz方向、円板10
6の半径をL、受光素子108a,108cで検知した
搬送アーム28の位置の差を2a、受光素子108b,
108dで検知した搬送アーム28の位置の差を2bと
すると、ベクトルOA、ベクトルOBは、
【数1】
【数2】 と表せる。また、ベクトルOAとベクトルOBに垂直な
ベクトル、すなわち、円板106の法線ベクトルOM
は、ベクトルOAとベクトルOBの外積から、
【数3】 と表せる。ここでz方向の単位ベクトルをOZ=(0,
0,1)とすると、円板の傾きθは、ベクトルOM、ベ
クトルOZの内積から、
【数4】 と計算できる。したがって、支持ピンの傾きが許容でき
る最大角度θmaxをCPU60に記憶させておき、円
板106の傾きがθ>θmaxとなる場合は、3本の支
持ピン80a、80b、80cの支持位置が不揃いであ
る旨の警告信号を出力し、オペレータに3本の支持ピン
80a、80b、80cの先端を均等に揃えるべきこと
を促す。円板の傾きがθ≦θmaxとなる場合は、CP
U60は、支持位置の傾きの存在を無視し、4個の受光
素子によって一番始めに光を検知した際の搬送アーム2
8の位置を計算基準として、そこから既知の距離である
ドーナツ板107の厚さ分だけを加えた位置を計算によ
って求め、これを支持ピン80の支持位置として検知
し、搬送アーム28の制御装置、例えば図示しないコン
トローラに記憶させればよい。
【0112】なお、上記説明では、受光素子108を円
板106の内周面を4等分する位置に4個設ける場合に
ついて説明したが、受光素子108を少なくとも3個以
上設ければ傾きを検知することができる。
【0113】また、上記説明では、受光素子108を挿
入孔107aの内周面の上端部に設ける場合について説
明したが、受光素子108の位置は、内周面の上端部に
設ける必要はなく、中間部や下端部に設けるか、また
は、上端部から下端部までを占める大きさの受光素子1
08を設けることも勿論可能である。この場合、受光素
子108に光72が入射せず、出力状態がOFFに変化
した位置を計算基準として、その位置から既知の距離で
あるドーナツ板7の下面から受光素子108の上端まで
の距離を加えた位置(時刻tbにおける位置)を計算に
よって求め、これを支持ピン80の支持位置とすればよ
い。
【0114】また、受光素子108は、挿入孔107a
の内周面の各位置に複数、例えば、上端部と下端部に2
個設けるようにしてもよい。受光素子108をこのよう
に配設すれば、2個の受光素子108によって支持位置
を求めることができるので、更に正確に、搬送アーム2
8の位置決めをすることができる。
【0115】また、上記説明では、受光素子108を複
数設ける場合について説明したが、支持ピン80の支持
位置に傾きがないことが明らかな場合には、受光素子1
08を1個のみ設けることも可能である。
【0116】なお、第二実施形態において、その他の部
分は、第一実施形態と同じであるので、同一部分には、
同一符号を付して説明は省略する。
【0117】◎第三実施形態 この発明の第三実施形態は、図11、図12に示すよう
に、支持ピン80に載置可能な円板116(第一円板)
と、搬送アーム28に保持し得るウエハWと同程度の大
きさのドーナツ状の円板であって、円板116を収納す
ると共に支持する挿入孔117aを有するドーナツ板1
17(第二円板)と、ドーナツ板117に設けられ、円
板116の姿勢を検出可能な状態検出手段、例えばCC
Dカメラ118とからなる教示用治具115によって、
3本の支持ピン80の先端部がウエハWに当接するとき
の高さ位置(支持位置)を自動的に検知するものであ
る。
【0118】この場合、円板116は、少なくとも側面
の色の明度と、上面及び下面の色の明度とが異なるよう
に形成される。例えば、図12に示すように、側面の色
を白色、上面及び下面の色を黒色に形成される。勿論、
上面の色と下面の色を異なる色にすることも可能であ
る。
【0119】ドーナツ板117は、第一実施形態と同様
に、挿入口117aの円周の下部に段差部が設けられて
おり、この段差部に円板116を引掛けて支持するよう
に構成される。また、段差部は、円板116の上面の位
置と、ドーナツ板117の上面の位置とが一致するよう
に形成されている。更に、ドーナツ板117の上面側に
は、円板116の状態を検出可能な2個の状態検出手
段、例えばCCDカメラ118a,118bがドーナツ
板117の中心から見て90°の位置に間を空けて設け
られている。
【0120】CCDカメラ118は、円板116の側面
の色と、上面又は下面の色との明度の違いによって、円
板116の側面の上端の位置、下端の位置を検知するこ
とができる。また、CCDカメラ118は、CPU60
と電気的に接続されており、その出力信号をCPU60
に送ることができる。
【0121】支持ピン80の支持位置は、主ウエハ搬送
機構21にオペレータが教示するようにしてもよいが、
この教示用治具115に更に、CCDカメラ118の出
力信号を受け、円板116とドーナツ板117の相対的
な移動に伴う出力信号の変化から、3本の支持ピン80
の支持位置を検出し、主ウエハ搬送機構21にその位置
を教示する制御手段例えばCPU60を設けて、自動で
支持位置を教示する支持位置教示装置を構成するように
すれば、更に教示作業を容易にすることができる。
【0122】この場合、CPU60は、CCD118か
ら送られる出力信号の変化から、搬送アーム28に対す
る支持ピン80の支持位置を計算により求めることがで
きるように構成されている。
【0123】また、CPU60には、モニタ119が電
気的に接続されており、CCD118から出力された画
像データを表示可能に形成されている。
【0124】次に、教示用治具115を用いて、基板搬
送アーム28が支持ピン80にウエハWを受け渡す際の
支持位置検知方法について、図13、図14を参照しな
がら説明する。前提として、3本の支持ピン80はその
先端部の高さ位置が揃っているものとする。
【0125】まず、第1実施形態の支持位置検知方法と
同様に、オペレータが手動で又は主ウエハ搬送機構21
の自動動作により、教示用治具115たる複合板の周辺
部を主ウエハ搬送機構21の搬送アーム28で保持し
て、載置台25の上方に搬送する(図13(a))。
【0126】次に、搬送アーム28と支持ピン80とを
相対移動、ここでは搬送アーム28をゆっくりと下方に
移動させて、教示用治具105の中央部の円板106を
3本の支持ピン80上に載せる(図13(b))。
【0127】この時点で、CCDカメラ118aの水平
方向に円板116はなく、モニタ119に円板116は
映し出されていない(図14(a))。
【0128】更に、搬送アーム28と支持ピン80とを
相対移動させ、教示用治具115のドーナツ板117
を、ドーナツ板117表面とCCDカメラ118aとの
距離(以下に取付高さという)だけ下方に移動させると
(図13(c))、CCDカメラ118aは、円板11
6側面の上端の境界線121を検知すると共に、モニタ
119の中心に境界線121が映し出される(図14
(b))。
【0129】そこで、CPU60は、境界線121がモ
ニタ119の中心と一致した時の搬送アーム28の位置
を計算基準として、そこから既知の距離であるCCDカ
メラの取付高さ分だけを加えた位置を計算によって求
め、これを支持ピン80の支持位置として検知し、搬送
アーム28の制御装置、例えば図示しないコントローラ
に記憶させる。
【0130】ここで教示作業を終了してもよいが、更に
搬送アーム28を支持ピン80に対し円板116の厚さ
分だけ下方に相対移動させ、(図13(d))、CCD
カメラ118によって、円板116の下端の境界線12
2を検知するようにしてもよい。この場合、モニタ11
9の中心には、境界線122が映し出される(図14
(c))。また、CPU60によって、境界線122が
モニタ119の中心と一致した時の搬送アーム28の位
置を計算基準として、そこから既知の距離であるCCD
カメラの取付高さ分と円板116の厚さ分を加えた位置
を計算によって求め、これを支持ピン80の支持位置と
して検知することができる。したがって、更に正確な支
持位置を検知することができる。
【0131】なお、この自動教示作業の終了後、教示用
治具115は、そのまま他の処理ユニットの支持位置の
検知及び教示に用いることもでき、必要な教示作業の終
了後、搬送アーム28から取り外される。
【0132】また、実際のウエハWの搬送においては、
支持位置から所定量高い位置を上方搬送位置と決定する
と共に、この上方搬送位置から、搬送アーム28が基板
を支持ピン80上に受け渡す際、あるいは支持ピン80
上の基板を受け取る際の上下方向の移動量(ストロー
ク)によって、搬送アーム28の下方搬送位置を決定す
るのは第一実施形態と同様である。
【0133】次に、3本の支持ピン80の先端部の高さ
位置が不揃いである場合について、図15、図16に基
づいて説明する。図16は、図15に示すCCDカメラ
118aによる映像である。なお、支持ピン80は、左
側から順に80a,80b,80cとし、支持ピン80
aが一番高いものとする。
【0134】3本の支持ピン80の先端部の高さ位置が
不揃いである場合、これにより支持される教示用治具1
15の中央部の円板116が傾くことになる。
【0135】まず、教示用治具115たる複合板の周辺
部を主ウエハ搬送機構21の搬送アーム28で保持し
て、載置台25の上方に搬送する(図15(a))。
【0136】次に、搬送アーム28と支持ピン80とを
相対移動、ここでは搬送アーム28をゆっくりと下方に
移動させて、教示用治具105の中央部の円板106を
支持ピン80a上に載せる(図15(b))。
【0137】この時点で、CCDカメラ118aの水平
方向に円板116はなく、モニタ119に円板116は
映し出されていない(図16(a))。
【0138】更に、搬送アーム28と支持ピン80とを
相対移動させ、教示用治具115のドーナツ板117
を、取付高さ分だけ下方に移動させると(図15
(c))、CCDカメラ118aは、円板116側面の
上端の境界線121を検知し、モニタ119の中心に境
界線121が映し出される(図16(b))。この時の
搬送アーム28の位置は、CPU60に記憶される。
【0139】更に、搬送アーム28を円板116の厚さ
分だけ下方に移動させると(図15(d))、CCDカ
メラ118aは、円板116側面のCCDカメラ118
aに近い側の下端の境界線122を検知し、モニタ11
9の中心に境界線122が映し出される(図16
(c))。この時の搬送アーム28の位置もCPU60
に記憶される。
【0140】更に、搬送アーム28を下方に移動させる
と(図15(e))、CCDカメラ118aは、円板1
16側面のCCDカメラ118aから遠い側の下端の境
界線123を検知し、モニタ119の中心に境界線12
3が映し出される(図16(d))。この時の搬送アー
ムの位置も、CPU60に記憶される。
【0141】このようにして、境界線121,122,
123がCCDカメラ118aによって検知された時の
搬送アームの位置から、支持位置は以下のように教示さ
れる。
【0142】まず、CPU60は、明度によって3つの
境界線121,122,123によって囲まれた2つの
領域のうち、どちらが側面でどちらが表面又は裏面であ
るかを判断する。すなわち、CPU60は、CCDカメ
ラ118aの画像データから、上側の白色の領域が側
面、下側の黒色の領域が裏面であると決定する。
【0143】次に、裏面側の境界線122と123が検
知された時の搬送アーム28の位置の差2aを計算によ
り求める。また、CCDカメラ118bの画像データか
ら同様に、表面側又は裏面側の2本の境界線が検知され
たときの搬送アーム28の位置の差2bを求める。する
と、第二実施形態において説明したのと同様の理由か
ら、円板116の傾きθは、円板116の半径をLとす
ると
【数5】 と計算できる。したがって、支持ピンの傾きが許容でき
る最大角度θmaxをCPU60に記憶させておき、円
板106の傾きがθ>θmaxとなる場合は、3本の支
持ピン80a、80b、80cの支持位置が不揃いであ
る旨の警告信号を出力し、オペレータに3本の支持ピン
80a、80b、80cの先端を均等に揃えるべきこと
を促す。θ≦θmaxとなる場合は、CPU60は、傾
きを無視し、CCDカメラ118a,118bで検知さ
れた円板116の表面側の境界線に対応する搬送アーム
28の最も高い位置を計算基準として、そこから既知の
距離であるCCDカメラの取付高さ分を加えた位置を計
算によって求め、これを支持ピン80の支持位置として
検知し、搬送アーム28の制御装置、例えば図示しない
コントローラに記憶させればよい。
【0144】なお、CCDカメラ118は、ドーナツ板
117の上面側の対向する位置に2個設ける必要はな
く、ドーナツ板117の上面側の任意の位置に1個だけ
設けることもできる。この場合、CCDカメラ118が
ドーナツ板117を検知する方向と直交する方向のドー
ナツ板117の傾きθを、CCDカメラ118によっ
て検知されたドーナツ板117の任意の境界線がモニタ
119の中心点と一致したときの境界線の傾きθ{図
16(e)参照}によって検知し、b=Lsinθ
して、支持ピン80の支持位置を教示するようにすれば
よい。
【0145】また、ドーナツ板117の上面側の任意の
位置、例えばドーナツ板117の対向する位置に2個設
けたり、または、ドーナツ板117の中心に対して十字
状に4個設けることも可能である。このように構成すれ
ば、更に正確に支持ピン80の支持位置や傾きを求める
ことができる。
【0146】なお、第三実施形態において、その他の部
分は、第一実施形態と同じであるので、同一部分には、
同一符号を付して説明は省略する。
【0147】なお、上記説明では、ホットプレートユニ
ット(HP)内の支持ピン80の基板支持位置の検知及
び搬送アーム28への基板支持位置の教示を行う場合に
ついて説明したが、搬送アームと支持ピンとの間で支持
位置を教示するものであれば他の処理ユニット内の支持
ピンと他の搬送機構との間の支持位置の教示に適用する
ことも勿論可能であり、例えば、エクステンションユニ
ット(EXT)内の支持ピンと搬送アーム34との間で
支持位置の教示を行うことも可能である。
【0148】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の基板支持
ピンの支持位置検知方法、その傾き検知方法及びそれら
の教示装置並びに教示用治具によれば、予め搬送アーム
に保持させた教示用治具の光センサの出力信号の変化か
ら、直接的には教示用治具における中央部の円板(第一
円板)の位置及び傾きを知り、間接的に基板支持ピンの
支持位置及び基板支持ピン間の傾きを自動的に検知し、
搬送アームに教示することができるので、安全且つ高精
度に教示作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の基板支持位置教示用
治具の構成を示す概略斜視図である。
【図2】この発明の第一実施形態の基板支持位置教示用
治具の構成を示す概略断面図である。
【図3】この発明の第一実施形態の基板支持ピンの支持
位置検知方法を説明する説明図である。
【図4】この発明の第一実施形態の基板支持ピンの支持
位置検知方法における検出信号を示す説明図である。
【図5】この発明の第一実施形態の基板支持ピンの支持
位置の傾き検知方法を説明する説明図である。
【図6】この発明の第二実施形態の基板支持位置教示用
治具の構成を示す概略斜視図である。
【図7】この発明の第二実施形態の基板支持位置教示用
治具の構成を示す概略断面斜視図である。
【図8】この発明の第二実施形態の基板支持ピンの支持
位置検知方法を説明する説明図である。
【図9】この発明の第二実施形態の基板支持ピンの支持
位置検知方法における検出信号を示す説明図である。
【図10】この発明の第二実施形態の基板支持ピンの支
持位置の傾き検知方法を説明する説明図である。
【図11】この発明の第三実施形態の基板支持位置教示
用治具の構成を示す概略斜視図である。
【図12】この発明の第三実施形態の基板支持位置教示
用治具の第一円板の構成を示す概略斜視図である。
【図13】この発明の第三実施形態の基板支持ピンの支
持位置検知方法を説明する説明図である。
【図14】この発明の第三実施形態の基板支持ピンの支
持位置検知方法を基板支持位置教示用治具によって得ら
れた画像によって説明する説明図である。
【図15】この発明の第三実施形態の基板支持ピンの支
持位置の傾き検知方法を説明する説明図である。
【図16】この発明の第三実施形態の基板支持ピンの支
持位置の傾き検知方法を基板支持位置教示用治具によっ
て得られた画像によって説明する説明図である。
【図17】この発明を適用したレジスト液塗布・現像処
理システムの一例を示す概略平面図である。
【図18】上記レジスト液塗布・現像処理システムの概
略正面図である。
【図19】上記レジスト液塗布・現像処理システムの概
略背面図である。
【図20】この発明を適用した熱処理装置の構成を示す
概略断面図である。
【図21】熱処理装置の搬送装置の構成を示す概略平面
図である。
【図22】熱処理装置の搬送装置の構成を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(基板) 5 教示用治具(複合板) 6 円板(第一円板) 7 ドーナツ板(第二円板) 7a 挿入孔 8,9 光センサ(検出手段) 8a,9a 発光素子 8b,9b 受光素子 25 載置台 28 搬送アーム 60 CPU(制御装置) 71 光軸 72 光 80,80a,80b,80c 支持ピン 105 教示用治具(複合板) 106 円板(第一円板) 107 ドーナツ板(第二円板) 107a 挿入孔 108,108a,108b,108c,108d 受
光素子(検出手段) 109 発光素子 115 教示用治具(複合板) 116 円板(第一円板) 117 ドーナツ板(第二円板) 117a 挿入孔 118,118a,118b CCDカメラ(状態検出
手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小沢 誠司 東京都港区赤坂五丁目3番6号TBS放送 センター東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 DA01 FA01 FA02 FA07 FA11 FA12 FA15 GA06 GA47 GA48 GA49 HA33 HA37 HA38 JA04 JA05 JA14 JA17 JA22 JA30 JA32 KA11 KA13 LA09 LA13 LA15 MA24 MA26 MA27 MA30 NA02 5F046 KA04 KA10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送アームで周辺部を保持して基板を載
    置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数
    の支持ピン上に基板を載せ、搬送アームを載置台外に戻
    す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板を載置す
    る基板搬送装置において、 中央部の第一円板がその周囲のドーナツ状の第二円板に
    対し相対的に上方向に分離可能な上記基板と同程度の大
    きさの複合板を治具として用意し、その際、第二円板に
    は中央部の第一円板の有無を検出可能な検出手段を設
    け、 上記複合板の周辺部を上記搬送アームで保持して載置台
    の上方に搬送し、搬送アームと支持ピンとを相対移動さ
    せて、複合板の中央部の第一円板を上記複数の支持ピン
    上に載せ、 搬送アームと支持ピンとを相対移動させて、上記第一円
    板を、少なくともその厚み分を越える分だけ上記検出手
    段に対し移動させ、 このときの上記検出手段の出力信号の変化から、上記複
    数の支持ピンの支持位置を検知することを特徴とする基
    板支持ピンの支持位置検知方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の支持位置検知方法におい
    て、 上記検出手段として、光軸が上記第二円板の中央部の孔
    内をほぼ直交方向に走る二組の透過型光センサを用いる
    ことを特徴とする基板支持ピンの支持位置検知方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の支持位置検知方法
    において、 上記複数の支持ピンの支持位置は、上記複合板の表面を
    基準とし、上記検出手段の位置と、上記第二円板の表面
    位置との差を考慮して定めることを特徴とする基板支持
    ピンの支持位置検知方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の支持位置検知方法
    において、 上記検出手段の出力信号を受け、上記第一円板の厚みに
    相当するパルス幅よりも許容値以上の長いパルス幅が検
    出されたとき、上記複数の支持ピンの先端に傾きがある
    と判断することを特徴とする基板支持ピンの支持位置の
    傾き検知方法。
  5. 【請求項5】 搬送アームで周辺部を保持して基板を載
    置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数
    の支持ピン上に基板を載せ、搬送アームを載置台外に戻
    す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板を載置す
    る基板搬送装置において、 側面方向に光を発光可能な中央部の第一円板がその周囲
    のドーナツ状の第二円板に対し相対的に上方向に分離可
    能な上記基板と同程度の大きさの複合板を治具として用
    意し、その際、第二円板には第一円板の側面から発光さ
    れた光を検出可能な検出手段を設け、 上記複合板の周辺部を上記搬送アームで保持して載置台
    の上方に搬送し、搬送アームと支持ピンとを相対移動さ
    せて、複合板の中央部の第一円板を上記複数の支持ピン
    上に載せ、 搬送アームと支持ピンとを相対移動させて、上記第一円
    板を、少なくともその厚み分を越える分だけ上記検出手
    段に対し移動させ、 このときの上記検出手段の出力信号の変化から、上記複
    数の支持ピンの支持位置を検知することを特徴とする基
    板支持ピンの支持位置検知方法。
  6. 【請求項6】 搬送アームで周辺部を保持して基板を載
    置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数
    の支持ピン上に基板を載せ、搬送アームを載置台外に戻
    す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板を載置す
    る基板搬送装置において、 中央部の第一円板がその周囲のドーナツ状の第二円板に
    対し相対的に上方向に分離可能な上記基板と同程度の大
    きさの複合板を治具として用意し、その際、第二円板に
    は第一円板の姿勢を検出可能な状態検出手段を設け、 上記複合板の周辺部を上記搬送アームで保持して載置台
    の上方に搬送し、搬送アームと支持ピンとを相対移動さ
    せて、複合板の中央部の第一円板を上記複数の支持ピン
    上に載せ、 搬送アームと支持ピンとを相対移動させて、上記第一円
    板を、少なくともその厚み分を越える分だけ上記状態検
    出手段に対し移動させ、 このときの上記状態検出手段の出力信号の変化から、上
    記複数の支持ピンの支持位置を検知することを特徴とす
    る基板支持ピンの支持位置検知方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の支持位置検知方法におい
    て、 上記第一円板として、側面の色の明度が、上面及び下面
    の色の明度と異なるものを用意し、状態検出手段が、上
    記第一円板の側面の色の明度と、上面又は下面の色の明
    度との違いによって、側面と上面又は下面との境界を検
    出したとき、上記複数の支持ピンの先端に傾きがあると
    判断することを特徴とする基板支持ピンの支持位置の傾
    き検知方法。
  8. 【請求項8】 搬送アームで周辺部を保持して基板を載
    置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複数
    の支持ピン上に基板を載せて支持し、搬送アームを載置
    台外に戻す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基板
    を載置する基板搬送装置の基板支持ピンの支持位置教示
    装置であって、 上記支持ピンに載置可能な第一円板と、 上記搬送アームに保持し得る上記基板と同程度の大きさ
    のドーナツ状の円板であって、上記第一円板を収納する
    と共に支持する挿入孔を有する第二円板と、 上記第二円板に設けられ、第一円板の有無を検出可能な
    検出手段と、 上記検出手段の出力信号を受け、上記第一円板と第二円
    板の相対的な移動に伴う出力信号の変化から、上記複数
    の支持ピンの支持位置を検出し、搬送アームにその位置
    を教示する制御手段と、を具備することを特徴とする基
    板支持ピンの支持位置教示装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の基板支持ピンの支持位置
    教示装置において、 上記検出手段として、光軸が上記第二円板の孔内をほぼ
    直交方向に走る二組の光センサを設けたことを特徴とす
    る基板支持ピンの支持位置教示装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の基板支持ピンの
    支持位置教示装置において、 上記検出手段が第二円板の表面に設けられ、上記制御手
    段が、上記第一円板の表面を基準とし、上記検出手段の
    位置と、上記第一円板の表面位置との差を考慮して、上
    記複数の支持ピンの支持位置を定める機能を具備するこ
    とを特徴とする基板支持ピンの支持位置教示装置。
  11. 【請求項11】 搬送アームで周辺部を保持して基板を
    載置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複
    数の支持ピン上に基板を載せて支持し、搬送アームを載
    置台外に戻す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基
    板を載置する基板搬送装置の基板支持ピンの支持位置教
    示装置であって、 発光素子によって側面方向に光を発光可能であると共
    に、上記支持ピンに載置可能な第一円板と、 上記搬送アームに保持し得る上記基板と同程度の大きさ
    のドーナツ状の円板であって、上記第一円板を収納する
    と共に支持する挿入孔を有する第二円板と、 上記第二円板に設けられ、第一円板の側面から発光され
    た光を検出可能な検出手段と、 上記検出手段の出力信号を受け、上記第一円板と第二円
    板の相対的な移動に伴う出力信号の変化から、上記複数
    の支持ピンの支持位置を検出し、搬送アームにその位置
    を教示する制御手段と、を具備することを特徴とする基
    板支持ピンの支持位置教示装置。
  12. 【請求項12】 搬送アームで周辺部を保持して基板を
    載置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複
    数の支持ピン上に基板を載せて支持し、搬送アームを載
    置台外に戻す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基
    板を載置する基板搬送装置の基板支持ピンの支持位置教
    示装置であって、 上記支持ピンに載置可能な第一円板と、 上記搬送アームに保持し得る上記基板と同程度の大きさ
    のドーナツ状の円板であって、上記第一円板を収納する
    と共に支持する挿入孔を有する第二円板と、 上記第二円板に設けられ、上記第一円板の姿勢を検出可
    能な状態検出手段と、 上記状態検出手段の出力信号を受け、上記第一円板と第
    二円板の相対的な移動に伴う出力信号の変化から、上記
    複数の支持ピンの支持位置を検出し、搬送アームにその
    位置を教示する制御手段と、を具備することを特徴とす
    る基板支持ピンの支持位置教示装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の支持位置教示装置に
    おいて、 上記第一円板は、側面の色の明度と、上面及び下面の色
    の明度とが異なるように形成されると共に、状態検出手
    段は、上記第一円板の側面の色の明度と、上面又は下面
    の色の明度との違いによって、側面と上面又は下面との
    境界を検出可能に形成されることを特徴とする基板支持
    ピンの支持位置教示装置。
  14. 【請求項14】 搬送アームで周辺部を保持して基板を
    載置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複
    数の支持ピン上に基板を載せて支持し、搬送アームを載
    置台外に戻す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基
    板を載置する基板搬送装置において、支持ピンの支持位
    置を教示する際に用いられる治具であって、 上記支持ピンに載置可能な第一円板と、 上記搬送アームに保持し得る上記基板と同程度の大きさ
    のドーナツ状の円板であって、上記第一円板を収納する
    と共に支持する挿入孔を有する第二円板と、 上記第二円板に設けられ、第一円板の有無を検出可能な
    検出手段と、を具備することを特徴とする基板支持ピン
    の支持位置教示用治具。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の支持位置教示用治具
    において、 上記検出手段として、光軸が上記第二円板の孔内をほぼ
    直交方向に走る二組の光センサを設けたことを特徴とす
    る基板支持ピンの支持位置教示用治具。
  16. 【請求項16】 搬送アームで周辺部を保持して基板を
    載置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複
    数の支持ピン上に基板を載せて支持し、搬送アームを載
    置台外に戻す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基
    板を載置する基板搬送装置において、支持ピンの支持位
    置を教示する際に用いられる治具であって、 発光素子によって側面方向に光を発光可能であると共
    に、上記支持ピンに載置可能な第一円板と、 上記搬送アームに保持し得る上記基板と同程度の大きさ
    のドーナツ状の円板であって、上記第一円板を収納する
    と共に支持する挿入孔を有する第二円板と、 上記第二円板に設けられ、第一円板の側面から発光され
    た光を検出可能な検出手段と、を具備することを特徴と
    する基板支持ピンの支持位置教示用治具。
  17. 【請求項17】 搬送アームで周辺部を保持して基板を
    載置台の上方に搬送し、載置台を貫通する昇降可能な複
    数の支持ピン上に基板を載せて支持し、搬送アームを載
    置台外に戻す一方、支持ピンを下降させて載置台上に基
    板を載置する基板搬送装置において、支持ピンの支持位
    置を教示する際に用いられる治具であって、 上記支持ピンに載置可能な第一円板と、 上記搬送アームに保持し得る上記基板と同程度の大きさ
    のドーナツ状の円板であって、上記第一円板を収納する
    と共に支持する挿入孔を有する第二円板と、 上記第二円板に設けられ、上記第一円板の姿勢を検出可
    能な状態検出手段と、を具備することを特徴とする基板
    支持ピンの支持位置教示用治具。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の支持位置教示用治具
    において、 上記第一円板は、側面の色の明度と、上面及び下面の色
    の明度とが異なるように形成されると共に、状態検出手
    段は、上記第一円板の側面の色の明度と、上面又は下面
    の色の明度との違いによって、側面と上面又は下面との
    境界を検出可能に形成されることを特徴とする基板支持
    ピンの支持位置教示用治具。
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