JP2003200440A - ゴムローラの成形金型、ゴムローラの製造方法 - Google Patents

ゴムローラの成形金型、ゴムローラの製造方法

Info

Publication number
JP2003200440A
JP2003200440A JP2002001303A JP2002001303A JP2003200440A JP 2003200440 A JP2003200440 A JP 2003200440A JP 2002001303 A JP2002001303 A JP 2002001303A JP 2002001303 A JP2002001303 A JP 2002001303A JP 2003200440 A JP2003200440 A JP 2003200440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection
thermosetting liquid
molding die
rubber
liquid rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002001303A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3971926B2 (ja
Inventor
Toshihiko Takahashi
俊彦 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Chemicals Inc
Original Assignee
Canon Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Chemicals Inc filed Critical Canon Chemicals Inc
Priority to JP2002001303A priority Critical patent/JP3971926B2/ja
Publication of JP2003200440A publication Critical patent/JP2003200440A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3971926B2 publication Critical patent/JP3971926B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱硬化性液状ゴムの硬化を待たずに注入ノズ
ル5aを取外し、ノズルタッチを含めた熱硬化性液状ゴ
ムの注入に要する時間を短縮する。 【解決手段】 中空円筒状の金型本体2内に芯金4を配
置し;微細な通気孔1bが設けられている上駒1と、注
入口3aが設けられている下駒3とを嵌合して成形金型
を組立て;注入口3aに注入ノズル5aを接続し;熱硬
化性液状ゴムを成形金型内が満たされるように注入し;
注入工程の終了直後に、注入ノズル5aを注入口3aに
接続した状態で成形金型の上下を反転し;注入ノズル5
aを注入口3aより取外し;注入ノズル5aの上下を反
転して初期の配置に戻してゴムローラの製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱硬化性液状ゴム
を用いてゴムローラを製造するための成形金型および方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱硬化性液状ゴムを用いてゴムローラを
製造する方法として、円筒状金型本体の下部に嵌合され
た下駒に、直接またはノズルタッチ板を介して注入ノズ
ルを圧接(ノズルタッチ)し、下駒に設けられた注入口
より熱硬化性液状ゴムを注入し、これを硬化してゴム層
とする方法がある。
【0003】この様に、注入口を下側に配置し、熱硬化
性液状ゴムを成形金型の下側から注入することにより、
熱硬化性液状ゴムに気泡が発生することを抑制できる。
【0004】しかしながら、この方法では、注入口より
未硬化の熱硬化性液状ゴムが垂れてくることを回避する
ため、注入口付近の熱硬化性液状ゴムが硬化するまで注
入ノズルを圧接しておく必要があり、ノズルタッチを含
めた熱硬化性液状ゴムの注入に要する時間が長くなる場
合があった。
【0005】なお、熱硬化性液状ゴムの注入直後に注入
ノズルを取外しても熱硬化性液状ゴムが垂れないようす
るため、金型下部の駒に垂れ防止機構を設けることが、
特開平6−278146号公報に記載されている。しか
しながら、当該公報に記載の方法では、金型構造が複雑
となる場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、金型下
部に嵌合された下駒に直接またはノズルタッチ板を介し
て注入ノズルを圧接し、この注入ノズルより熱硬化性液
状ゴムを注入する方法では、注入口付近の熱硬化性液状
ゴムが硬化するまで注入ノズルを離すことができず、生
産性が不十分となる場合があった。
【0007】また、金型下部に垂れ防止機構を配設する
と、金型の製造コストが上がり、結果的にゴムローラの
製造コストが高くなる場合があった。
【0008】以上のような状況に鑑み、本発明は、熱硬
化性液状ゴムの硬化を待たずに注入ノズルを取外し、ノ
ズルタッチを含めた熱硬化性液状ゴムの注入に要する時
間を短縮することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明によれば、熱硬化性液状ゴムを注入し、該熱硬
化性液状ゴムを硬化してゴム層を形成するための成形金
型であって、中空円筒状の金型本体と、該金型本体に嵌
合され、微細な通気孔が設けられている上駒と、該金型
本体に嵌合され、該熱硬化性液状ゴムの注入口が設けら
れている下駒とを含んでなることを特徴とするゴムロー
ラの成形金型が提供される。
【0010】また、中空円筒状の金型本体内に芯金を配
置する工程と、微細な通気孔が設けられている上駒と、
注入口が設けられている下駒とを該金型本体に嵌合して
成形金型を組立てる工程と、該注入口に注入ノズルを接
続する工程と、該注入口に接続された該注入ノズルよ
り、熱硬化性液状ゴムを該成形金型内が満たされるよう
に注入する工程と、注入工程の終了直後に、該注入ノズ
ルを該注入口に接続した状態で該成形金型の上下を反転
する工程と、該成形金型が上下反転された状態で、該注
入ノズルを該注入口より取外す工程と、取外された該注
入ノズルの上下を反転して初期の配置に戻す工程とを含
んでなることを特徴とするゴムローラの製造方法が提供
される。
【0011】本発明は、熱硬化性液状ゴムの注入が終了
したら、直ちに成形金型の上下を反転させることにより
問題を解決している。
【0012】即ち、熱硬化性液状ゴムの注入が終了した
ら、注入ノズルを接続したまま成形金型の上下を反転さ
せる。反転後は、注入部が金型の上側に位置するため、
注入ノズルを取外しても、未硬化の熱硬化性液状ゴムが
漏れることはない。
【0013】そして、取外された注入ノズルは直ちに次
の成形金型の注入口へ接続され、熱硬化性液状ゴムを注
入する。
【0014】また、成形金型の上駒には通気孔が形成さ
れているため、熱硬化性液状ゴムが注入されるに従い、
成形金型内部の空気は通気孔より外部に排気される。そ
して、熱硬化性液状ゴムが通気孔に達し僅かに進入する
と、通気孔が微細であり通気孔の断面積が小さいため、
熱硬化性液状ゴムは通気孔内部および/または近傍で直
ちに硬化し、通気孔の栓の役目を果たす。このため、成
形金型の上下を反転しても、熱硬化性液状ゴムが通気孔
より漏れることが抑制される。
【0015】よって、下駒の注入口に接続された注入ノ
ズルより熱硬化性液状ゴムを注入し、注入が終了した
ら、注入ノズルを接続したまま直ちに成形金型を上下反
転させ、成形金型反転後、熱硬化性液状ゴムの硬化を待
たずに接続した注入ノズルを取外すことにより、ノズル
タッチを含めた熱硬化性液状ゴムの注入にかかる時間を
短縮できる。
【0016】この結果、成形金型の構造を複雑とするこ
となくノズルタッチを含めた熱硬化性液状ゴムの注入に
要する時間を短縮できるので、ゴムローラを生産性良好
に低コストで製造できる。
【0017】
【発明の実施の形態】上駒に形成される通気孔は、熱硬
化性液状ゴムの注入終了直後に成形金型の上下を反転し
ても熱硬化性液状ゴムが液漏れを起こさない程度に微細
とする。
【0018】具体的には、通気孔の断面積が0.5mm
2以下であることが好ましい。
【0019】一方、成形金型の内部の空気を十分に排気
できるようにするため、通気孔の断面積は0.05mm
2以上であることが好ましい。
【0020】また、上駒には、複数の通気孔を設けるこ
とが好ましい。この場合、通気孔1つ当りの断面積を小
さくできるため、成形金型の上下を反転した際に熱硬化
性液状ゴムの液漏れを、より確実に抑制できる。また、
成形金型の内部空気を均等に排気できる。
【0021】以上の様な観点から、通気孔が複数設けら
れている場合、通気孔の何れの断面積も0.05mm2
以上0.5mm2以下であることが好ましい。また、複
数の通気孔の断面積の総和は1.5mm2以下であるこ
とが好ましい。
【0022】また、上駒の金型本体との嵌合部には溝が
形成されており、上駒と金型本体とを嵌合することによ
り溝を通気孔とすることが好ましい。この場合、通気孔
に熱硬化性液状ゴムの硬化物が残存した場合、これを容
易に除去することができる。
【0023】更に、注入ノズルの注入口への接続は、直
接またはアタッチメントを介しての何れでも構わない。
【0024】なお、注入口を下側に配置し、熱硬化性液
状ゴムを成形金型の下側から注入することにより、熱硬
化性液状ゴムを注入する際に、熱硬化性液状ゴムに気泡
が発生することを抑制できる。
【0025】また、成形金型内の全ての空間を熱硬化性
液状ゴムにより充填することにより、成形金型を上下反
転する際に、熱硬化性液状ゴムに気泡が発生することを
抑制できる。
【0026】更に、成形金型は、熱硬化性液状ゴムの注
入に先立ち、熱硬化性液状ゴムの硬化温度に予備加熱さ
れることが好ましい。
【0027】成形金型を予め熱硬化性液状ゴムの硬化温
度まで加熱しておき、成形金型の下駒の注入口に注入ノ
ズルを接続して、熱硬化性液状ゴムを注入した場合、通
気孔内部および/または近傍での熱硬化性液状ゴムが、
より十分に硬化するため、成形金型を上下反転した際の
熱硬化性液状ゴムの液漏れ防止をより確実なものとでき
る。
【0028】成形金型に注入される熱硬化性液状ゴムと
しては、熱硬化性液状シリコーンゴム、熱硬化性液状ウ
レタンゴム等が使用される。
【0029】熱硬化性液状シリコーンゴムとしては、例
えば、シリコーンゴムの主成分を含有するA液と硬化剤
の配合されたB液とを混合させる2液混合タイプを用い
ることができる。シリコーンゴムの主成分としては直鎖
状ジメチルポリシロキサン等が好ましく、末端および/
または側鎖にビニル基、エチル基などのアルキル基、フ
ェニル基などのアリール基などを含んでいてもよい。ま
た、断熱性および強度を向上するためにシリカ及びベン
ガラ等の充填材、導電性を改良するためにカーボンブラ
ック等の導電材などを配合することもできる。
【0030】熱硬化性液状ウレタンゴムとしては、例え
ば、ポリイソシアネート及び高分子ポリオールより得ら
れる液状ウレタンプレポリマーを用いることができる。
【0031】ポリイソシアネートの具体例としては、ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレン
ジイソシアネート(TDI)、ナフタレンジイソシアネ
ート(NDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(H
DI)等を挙げることができる。
【0032】高分子ポリオールとしては、ポリエステル
ポリオール、ポリエーテルポリオール、カプロラクトン
エステルポリオール、ポリカーボネートエステルポリオ
ール、シリコーンポリオール等を挙げることができ、こ
れらの重量平均分子量は通常500以上5000以下で
ある。
【0033】より具体的には、ポリエステルポリオール
として、ポリエチレンアジペート(PEA)、ポリブチ
レンアジペート(PBA)、ポリヘキシレンアジペー
ト、エチレンアジペート及びブチレンアジペートの共重
合体等を使用することができ、ポリエーテルポリオール
として、ポリカプロラクトン、ポリオキシテトラメチレ
ングリコール、ポリオキシプロピレングリコール等を使
用することができる。
【0034】また必要に応じて、液状ウレタンプレポリ
マーに、鎖延長剤、架橋剤および触媒等を混合すること
もできる。
【0035】
【実施例】本発明のゴムローラの製造方法として、電子
写真複写装置の加圧ローラの製造例を図面を参照にして
説明するが、本発明は以下の実施例に制限されるもので
はない。なお、特に明記しない限り、試薬等は市販の高
純度品を使用した。
【0036】(実施例)実施例で用いた成形金型(図
1)は、その内面形状が内径21mm、長さ240mm
の円筒形状を有する金型本体2と、金型本体2の上に嵌
合される上駒1と、金型本体2の下に嵌合される下駒3
との3点の部品から構成されている。下駒3には注入ノ
ズル5aが接続されており、それぞれの注入ノズル5a
はφ1.5mmの注入口3aにより金型本体2に連通さ
れている。
【0037】また、金型本体と上駒との嵌合部には、通
気孔1bが形成されている。なお、通気孔1bを形成す
るために、図3に示す様に、上駒1には、金型本体と上
駒の突き当て部から嵌合部にかけての4ヶ所に幅1.5
mm、高さ0.2mmの溝1bが形成されている。この
場合、1箇所の通気孔の断面積0.3mm2であり、総
断面積は1.2mm2である。
【0038】また、金型本体2の内部には、芯金4が配
置されている。
【0039】熱硬化性液状ゴムとしては、2液混合タイ
プの熱硬化性液状シリコーンゴムにシリカ及びベンガラ
を配合し、粘度を0.5Pa・sとしたものを用いた。
【0040】先ず、熱硬化性液状シリコーンゴムの注入
に先立ち、成形金型を予め熱硬化性液状シリコーンゴム
の硬化温度140℃まで加熱しておき、金型下部に嵌合
された下駒の注入口に直接注入ノズルを接続した。この
ノズルより熱硬化性液状シリコーンゴムの注入を開始
し、金型本体の内部を完全に満たすに必要な量の熱硬化
性液状シリコーンゴムを注入した。注入終了と同時に注
入ノズルを接続したまま成形金型の上下を反転させた。
【0041】この際、通気孔の内部および近傍の熱硬化
性液状シリコーンゴムは硬化しており、液漏れは発生し
なかった。また、熱硬化性液状シリコーンゴムの注入時
や成形金型の反転時に、熱硬化性液状シリコーンゴムに
気泡が発生することもなかった。
【0042】成形金型の反転が終了後、注入ノズルを成
形金型より離し、注入ノズルを上下反転して初期の配置
に戻した。また、得られたゴムローラを、成形金型の上
駒を取り外し、成形金型より離型した。通気孔に熱硬化
性液状シリコーンゴムの硬化物が残存している場合に
は、これを作業性良好に除去した。
【0043】なお、各工程に要した時間を計測し、注入
ノズルの接続からノズル反転戻しまでに要した時間を、
注入の合計時間とした。
【0044】(比較例)比較例として、熱硬化性液状シ
リコーンゴムを注入後、成形金型の上下を反転させるこ
となく熱硬化性液状シリコーンゴムを硬化し、その後、
注入ノズルを取外す方法を示す。
【0045】比較例に用いられた成形金型(図2)は、
実施例と同様に内径21mm、長さ240mmの円筒形
状を有する金型本体2と、金型本体2の上に嵌合される
上駒1と、金型本体2の下に嵌合される下駒3との3点
から構成されている。
【0046】実施例と異なり、上駒1にはオーバーフロ
ー用の熱硬化性液状シリコーンゴムを逃がすための穴1
cが4カ所あけてある。この穴1cは、ローラ側が細
く、上に向かうほど太くなっており、一番細いところで
は、φ1mmの穴となっている。
【0047】また、下駒3には注入口3aが形成されて
おり、ノズルタッチ板6が接続される。そして、注入ノ
ズル5bはノズルタッチ板6に接続される。
【0048】この注入ノズルより、実施例で使用したも
のと同じ熱硬化性液状シリコーンゴムの注入を開始し、
金型本体の内部を完全に満たすに必要な量の熱硬化性液
状シリコーンゴムを注入した。注入終了後、成形金型の
上下を反転させず注入ノズルを接触させた状態で、注入
口近傍の熱硬化性液状シリコーンゴムを硬化させた。こ
の時点で、熱硬化性液状シリコーンゴムは液漏れを起こ
さない状態であり、注入ノズルを取外した。
【0049】なお、実施例の場合と同様に、各工程に要
した時間を計測し、成形金型に注入ノズルを接続してか
ら注入ノズルを外すまでに要した時間を、注入の合計時
間とした。
【0050】(注入の合計時間)実施例において、注入
の合計時間とは、ノズルの接続に要する時間と、熱硬化
性液状シリコーンゴムの注入に要する時間と、成形金型
の上下反転に要する時間と、ノズルの取外しに要する時
間と、ノズルの上下を反転して初期の配置に戻すのに要
する時間との合計である。
【0051】一方、比較例において、注入の合計時間と
は、ノズルの接続に要する時間と、熱硬化性液状シリコ
ーンゴムの注入に要する時間と、ノズルを接続したまま
保持する時間(ノズルタッチ時間)と、ノズルの取外し
に要する時間との合計である。
【0052】なお、ノズルタッチ時間は、注入口近傍の
熱硬化性液状シリコーンゴムが硬化するのに要する時間
と同等である。
【0053】以上の時間の計測結果を表1に示した。
【0054】
【表1】 表1より、実施例の方が工程数が多いにも関わらず、注
入の合計時間は3分近く短いことが分る。
【0055】
【発明の効果】以上の説明に加え、本発明によれば、以
下に記載するような具体的効果が得られる。
【0056】先ず、熱硬化性液状ゴムの硬化を待たず
に、注入ノズルを外すことができ、ノズルタッチを含め
た注入に要する時間が短縮することができるため、ゴム
ローラを製造する装置全体の稼働率が向上する。
【0057】また、熱硬化性液状ゴムを注入する際に、
通気孔を通じてエアーが逃げ、また、通気孔に熱硬化性
液状ゴムが達し僅かに進入すると、断面積が小さいため
すぐに硬化し、これが栓の役目を果たすため、注入後す
ぐに成形金型を反転しても、熱硬化性液状ゴムが垂れる
ことがない。
【0058】更に、オーバーフローによるゴム廃棄材が
無くなるので、材料コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の成形金型を説明するための模式的断面
図である。
【図2】従来の成形金型を説明するための模式的断面図
である。
【図3】本発明における上駒を説明するための模式的斜
視図である。
【符号の説明】
1 上駒 1b 通気孔(溝) 1c 穴 2 金型本体 3 下駒 3a 注入口 4 芯金 5a 注入ノズル 5b 注入ノズル 6 ノズルタッチ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 31:32 B29L 31:32 Fターム(参考) 3J103 AA02 AA13 AA32 BA41 EA02 EA05 EA11 EA12 FA15 GA02 GA57 GA68 HA03 HA05 HA12 HA15 HA31 HA53 4F202 AA45 AC05 AD15 AG14 AH04 CA01 CB01 CB12 CK06 CN01 CP01 CP04 CQ03 4F204 AA33 AA36 AA42 AA45 AC05 AD03 AD15 AG08 AH04 AJ08 AM32 EA03 EA04 EB01 EB12 EF27 EK23 EK24 EK27

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱硬化性液状ゴムを注入し、該熱硬化性
    液状ゴムを硬化してゴム層を形成するための成形金型で
    あって、中空円筒状の金型本体と、該金型本体に嵌合さ
    れ、微細な通気孔が設けられている上駒と、該金型本体
    に嵌合され、該熱硬化性液状ゴムの注入口が設けられて
    いる下駒とを含んでなることを特徴とするゴムローラの
    成形金型。
  2. 【請求項2】 前記通気孔は、前記熱硬化性液状ゴムの
    注入終了直後に前記成形金型の上下を反転しても前記熱
    硬化性液状ゴムが液漏れを起こさない程度に微細である
    ことを特徴とする請求項1記載のゴムローラの成形金
    型。
  3. 【請求項3】 前記通気孔の断面積は、0.5mm2
    下であることを特徴とする請求項1又は2記載のゴムロ
    ーラの成形金型。
  4. 【請求項4】 前記上駒には、複数の前記通気孔が設け
    られていることを特徴とする請求項1又は2記載のゴム
    ローラの成形金型。
  5. 【請求項5】 前記複数の通気孔の何れの断面積も0.
    5mm2以下であり、前記複数の通気孔の断面積の総和
    は1.5mm2以下であることを特徴とする請求項4記
    載のゴムローラの成形金型。
  6. 【請求項6】 前記上駒の前記金型本体との嵌合部には
    溝が形成されており、前記上駒と前記金型本体とを嵌合
    することにより該溝を前記通気孔とすることを特徴とす
    る請求項1乃至5何れかに記載のゴムローラの成形金
    型。
  7. 【請求項7】 中空円筒状の金型本体内に芯金を配置す
    る工程と、微細な通気孔が設けられている上駒と、注入
    口が設けられている下駒とを該金型本体に嵌合して成形
    金型を組立てる工程と、該注入口に注入ノズルを接続す
    る工程と、該注入口に接続された該注入ノズルより、熱
    硬化性液状ゴムを該成形金型内が満たされるように注入
    する工程と、注入工程の終了直後に、該注入ノズルを該
    注入口に接続した状態で該成形金型の上下を反転する工
    程と、該成形金型が上下反転された状態で、該注入ノズ
    ルを該注入口より取外す工程と、取外された該注入ノズ
    ルの上下を反転して初期の配置に戻す工程とを含んでな
    ることを特徴とするゴムローラの製造方法。
  8. 【請求項8】 組立てられた前記成形金型は、前記熱硬
    化性液状ゴムの注入に先立ち、前記熱硬化性液状ゴムの
    硬化温度に予備加熱されることを特徴とする請求項7記
    載のゴムローラの製造方法。
JP2002001303A 2002-01-08 2002-01-08 ゴムローラの製造方法 Expired - Fee Related JP3971926B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001303A JP3971926B2 (ja) 2002-01-08 2002-01-08 ゴムローラの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002001303A JP3971926B2 (ja) 2002-01-08 2002-01-08 ゴムローラの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003200440A true JP2003200440A (ja) 2003-07-15
JP3971926B2 JP3971926B2 (ja) 2007-09-05

Family

ID=27641464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002001303A Expired - Fee Related JP3971926B2 (ja) 2002-01-08 2002-01-08 ゴムローラの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3971926B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006077120A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Canon Chemicals Inc 導電性部材および導電性部材の製造方法
JP2006103090A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Bridgestone Corp Oaローラの製造方法
JP2007015116A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Canon Chemicals Inc 発泡体からなる弾性ローラの成型用金型、該ローラの製造方法、及びこれらによって製造されたローラ
WO2008123112A1 (ja) 2007-03-23 2008-10-16 Kabushiki Kaisha Toshiba 核酸検出カセット及び核酸検出装置
JP2009061594A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Canon Inc 電子写真用導電ローラの製造方法及び電子写真用導電ローラ
CN107073763A (zh) * 2014-12-09 2017-08-18 Nok株式会社 辊成型模具

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006077120A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Canon Chemicals Inc 導電性部材および導電性部材の製造方法
JP4597616B2 (ja) * 2004-09-09 2010-12-15 キヤノン化成株式会社 導電性部材および導電性部材の製造方法
JP2006103090A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Bridgestone Corp Oaローラの製造方法
JP4716702B2 (ja) * 2004-10-04 2011-07-06 株式会社ブリヂストン Oaローラの製造方法
JP2007015116A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Canon Chemicals Inc 発泡体からなる弾性ローラの成型用金型、該ローラの製造方法、及びこれらによって製造されたローラ
JP4707481B2 (ja) * 2005-07-05 2011-06-22 キヤノン化成株式会社 発泡体からなる弾性ローラの成型用金型、該ローラの製造方法
WO2008123112A1 (ja) 2007-03-23 2008-10-16 Kabushiki Kaisha Toshiba 核酸検出カセット及び核酸検出装置
JP2009061594A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Canon Inc 電子写真用導電ローラの製造方法及び電子写真用導電ローラ
CN107073763A (zh) * 2014-12-09 2017-08-18 Nok株式会社 辊成型模具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3971926B2 (ja) 2007-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10792858B2 (en) Wash liquids for use in additive manufacturing with dual cure resin
EP0386818B1 (en) A method of making objects having an elastomeric outer wall and a synthetic foam core
CN101588904A (zh) 电子照相装置用刮板及其制造方法
US6936205B2 (en) Method of making golf balls
JP2003200440A (ja) ゴムローラの成形金型、ゴムローラの製造方法
JPH0616301A (ja) 複写機用ローラーの表面被覆方法
GB2198077A (en) Moulding station for moulding shoe soles onto shoe uppers
JP3760701B2 (ja) 反応射出フォーム成形品
JP4621947B2 (ja) 発泡体及び発泡体層を有する成形品の製造方法並びに製造装置
JP3239607B2 (ja) クリーニングブレードの製法
US6981861B2 (en) Foaming mold using hollow tubes
JPS5938044A (ja) 反応射出成形体の製造方法
JP2990616B2 (ja) ポリウレタンフォーム成形品の製造方法
JP2001341139A (ja) 弾性部材の製造方法及び画像形成装置
JP3248948B2 (ja) ローラー用発泡体の製造方法
JPH08281832A (ja) ローラの製造方法
JP2004291606A (ja) プラスチックレンズの製造方法、プラスチックレンズ成形用ガスケットおよびモノマー注入治具
JPH09327865A (ja) 導電性ローラとその製造方法および製造装置
JP2002037828A (ja) ポリウレタンフォームの製造方法
JP3235205B2 (ja) ローラ成形用金型
JP4716702B2 (ja) Oaローラの製造方法
JP2004224848A (ja) ウレタンエラストマーおよびその製造方法
JPS6374616A (ja) ポリウレタンエラストマ−製ソリツド車輪の製造方法
JP3228004B2 (ja) クリーニングブレードの製法
JP2006131352A (ja) 紙送りロールの製法およびそれによって得られた紙送りロール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041215

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110615

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120615

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130615

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees