JP2003193838A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、エンジンの冷却装置に関し、ドラ
イバの運転スタイルに応じて冷却水温を制御できるよう
にして、大局的な観点から燃費又は出力を向上させるこ
とを可能とする。 【解決手段】 負荷情報算出手段11,12によってエ
ンジンの負荷変化率の学習値を算出し、この学習値が所
定値よりも大きい場合は、温度設定手段13により、制
御弁5の切り替え制御を行なうための所定温度を第1の
所定温度に設定し、冷却水を低温に制御する。逆に、こ
の学習値が所定値よりも小さい場合にはこの所定温度を
第1の所定温度よりも高温側の第2の所定温度に設定
し、冷却水を高温に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に用いて好
適のエンジンの冷却装置に関する。 【0002】 【従来の技術】エンジンの冷却装置はエンジン本体の冷
却水を放熱器(ラジエータ)側に循環させて冷却し、シ
リンダの過度な温度上昇を抑えてエンジン出力を適正に
保持する機能や、排気温度を調節しエンジンの排気通路
に付設された触媒を活性温度に保って排気浄化性能を保
持する機能等を有している。 【0003】このような冷却装置では、通常、冷却水通
路に設けられたサーモスタットの働きにより、ラジエー
タへ流入する冷却水量が調整され、冷却水温が所定温度
に維持されるようになっている。つまり、低速走行時等
のように比較的低温の冷却水が循環する場合には、サー
モスタットが自動的に閉じてラジエータをバイパスさ
せ、冷却水が過冷却されることが防止される。また、高
速走行時等のように比較的高温の冷却水が循環する場合
には、サーモスタットが開いて冷却水をラジエータへ流
入させ、低温の冷却水によってエンジンを十分冷却する
ようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このような冷却水の温
度は、一般に、MBTが比較的とりやすい低負荷時に
は、フリクションロスを減らして燃費を向上させるため
比較的高温に保つのがよいが、エンジン出力向上の観点
からは、吸気の体積効率向上とノッキング抑制のため比
較的低温に保つことが望ましい。しかし、上述の従来の
サーモスタットを用いた水温制御方法では、その温度特
性によりサーモスタットを切り替えるための水温を一つ
しか設定できないため、燃費を重視してこの水温を高く
設定するか、或いは、出力を重視して低く設定するかの
どちらかを選択する必要があり、これらを両立させるこ
とはできない。 【0005】これに対して、近年、電気的な制御により
開閉可能な電制サーモスタットや電動ウォータポンプを
利用して冷却水温を制御するようにした冷却水温可変機
構が提案され、例えば、特開平10−131753号公
報には、エンジン水温やエンジン負荷情報等をパラメー
タとして制御温度を緻密に設定できるようにした技術が
開示されている。 【0006】しかし、上記公報で開示された技術によっ
て制御温度をパラメータに応じて詳細に設定するように
しても、例えば、低負荷からの加速する場合のようにパ
ラメータが大きく変化する場合には、負荷が所定値を超
えるまでは開弁温度が高く設定されるため、低負荷から
の加速で発生しやすいノッキング等に対応することがで
きない。 【0007】また、パラメータの変動に対して冷却水の
実温度の変化が緩やかなため、上述のようにパラメータ
の変動に応じて冷却水温を詳細に設定しても、燃費等の
向上について大局的に見て大きな効果は期待できなかっ
た。本発明は、上述の課題に鑑み創案されたもので、運
転状態の変化に対して冷却水温を的確に設定できるとと
もに、大局的な観点から燃費又は出力を向上させること
を可能とした、エンジンの冷却装置を提供することを目
的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明のエンジンの冷却
装置は、エンジンから排出された冷却水を冷却水通路内
で循環させてラジエータで冷却する。そして、冷却水が
所定温度より低いときには、制御弁によって冷却水の流
通経路をバイパス通路に切り替え、ラジエータをバイパ
スさせることで、過冷却を防ぐようにしている。これに
より、冷却水はその温度が所定温度付近に保たれるよう
に制御される。 【0009】そして、上記目的を達成するために、本冷
却装置では、負荷情報算出手段によってエンジンの負荷
変化率の学習値を算出し、この学習値が所定値よりも大
きい場合は、温度設定手段により、制御弁の切り替え制
御を行なうための所定温度が第1の所定温度に設定され
る。逆に、この学習値が所定値よりも小さい場合にはこ
の所定温度が第1の所定温度よりも高温側の第2の所定
温度に設定される。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の一実
施形態としてのエンジンの冷却装置について説明する
と、図1はその機能に着目した模式的なブロック図、図
2はその全体構成を示す図、図3はその作用を説明する
ためのフローチャートである。本実施形態における冷却
装置は、図2に示すように、電子制御によりラジエータ
4に流入する冷却水量を任意に制御しうるように構成さ
れたものであり、主な要素として、エンジン1から排出
された冷却水をラジエータ4によって冷却し再びエンジ
ン1内へ流入させる冷却水通路2と、この冷却水通路2
から分岐しラジエータ4をバイパスさせるバイパス通路
3と、バイパス通路3内の冷却水の流通量を制御するた
めの制御弁5と、制御弁5の開閉を制御するための制御
装置7とをそなえている。 【0011】制御弁5は、電制サーモスタット等により
構成されており、制御弁5が作動する水温を設定するこ
とで、ラジエータ4へ流入する冷却水温を調整すること
のできる可変制御弁として機能している。そして、冷却
水がこの制御弁5の作動水温(以下、設定水温という)
よりも高温の場合には、バイパス通路3への流入を規制
し、冷却水通路2内を流通する冷却水量を増加させるこ
とで冷却水をラジエータ4によって冷却し、冷却水がこ
の設定水温(所定水温)よりも低温の場合には、冷却水
を積極的にバイパス通路3へ流通させることでラジエー
タ4による過冷却を防止する。これにより、冷却水の温
度が設定水温付近の温度に保持されるようになってい
る。 【0012】そして、この設定水温が比較的低温に設定
されると、吸気の体積効率が向上するとともにノッキン
グが抑制されるため、出力重視の運転スタイルに適した
走行が可能となり、逆に、設定水温が比較的高温に設定
されると、低負荷時にフリクションロスを減らして燃費
を向上させることができるため、燃費重視の運転スタイ
ルに適した走行が可能となる。 【0013】制御装置7は、ドライバの運転スタイルに
応じて長期的な観点から燃費向上や出力向上が可能なよ
うに冷却水温を制御するものであり、アクセル開度セン
サ(APS)21,外部スイッチ22及び水温センサ2
3が接続され、それぞれ負荷情報,スイッチ切り替え情
報及び水温情報が入力されるようになっている。APS
21は、エンジン1の負荷情報を検出するものであり、
この負荷の変化率によってドライバの運転スタイルを推
定しうるようにしたものである。つまり、負荷変化率の
大きい状態が持続する場合には、ドライバが急加速を繰
り返し、きびきびとした運転を行なっていると推定で
き、逆に、負荷変化率の小さい状態が持続する場合に
は、ドライバが加減速の少ない慎重な運転又はゆったり
とした運転を行なっていると推定できるのである。 【0014】外部スイッチ22は、APS21の情報等
からドライバの運転スタイルを推定することなく、予め
設定された運転スタイルに基づいて冷却水温を制御しう
るようにしたものであり、スイッチ切り替え情報として
Hi,Low,Autoの三種類の情報を後述の制御装
置7へ出力するようになっている。そして、ドライバが
運転に際して予め外部スイッチ22をLow側に切り替
えると、設定水温が比較的低温の第1の所定温度に固定
され、冷却水が高出力走行に向いた比較的低い温度に保
たれるようになっている。逆に、外部スイッチ22をH
i側に切り替えると、設定水温が比較的高温の第2の所
定温度に固定され、冷却水が低燃費走行に向いた比較的
高い温度に保たれるようになっている。さらに、外部ス
イッチ22をAutoに切り替えると、APS21の負
荷情報に基づいて運転スタイルが推定され、設定水温が
自動制御されるようになっている。 【0015】そして、水温センサ23からの水温情報に
基づき、冷却水温が設定温度よりも低いときには制御弁
5により冷却水がバイパス通路3を介して循環し、逆
に、設定温度よりも高くなると制御弁5を開いてラジエ
ータ4に冷却水を供給するようになっている。制御装置
7には、図1に示すように、演算手段11,記憶手段1
2及び設定手段(温度設定手段)13が機能的に設けら
れている。そして、ドライバの運転スタイルが燃費重視
であるか、或いは、出力重視であるかを推定し、制御弁
5の制御温度を切り替えて設定することでその開閉を制
御しうるようになっている。 【0016】演算手段11は、負荷変化率の学習値を算
出するものであり、APS21から逐次入力される負荷
情報に基づいて演算制御周期毎に負荷の変化率を演算す
る。そして、演算されたこれらの負荷の変化率を積算
し、走行開始時からの時間平均として算出される負荷変
化率の学習値を記憶手段12及び設定手段13へ出力す
るようになっている。 【0017】記憶手段12は、負荷変化率の学習値を記
憶するものであり、不揮発性のメモリとして構成されて
いる。そして、演算手段11によって演算制御周期毎に
算出された学習値が入力され、最新の学習値によって記
憶内容が逐次更新されるようになっている。なお、記憶
された学習値は、演算手段11によって新たに学習値を
算出する際に読み込まれ、負荷変化率の積算値を計算す
るために用いられる。また、走行終了時に記憶手段12
に記憶された学習値は、次回走行する際に設定手段13
へ出力される学習値の初期値として用いられるようにな
っている。 【0018】設定手段13は、負荷変化率の学習値に基
づいて制御弁5が開く水温を設定するものであり、学習
値からドライバの運転スタイルを判断し、この運転スタ
イルに応じて、設定水温を比較的低温の第1の所定温度
と比較的高温の第2の所定温度との間で切り替えるよう
になっている。したがって、冷却水温の制御に当たっ
て、演算手段11はAPS21から負荷情報を読み込ん
でその負荷の変化率を演算する。同時に、記憶手段12
に記憶されている直近の学習値が演算手段11へ入力さ
れ、これらの最新の負荷変化率と直近の学習値とから、
走行開始時からカウントされた走行時間内での負荷変化
率の平均値が最新の学習値として算出され、設定手段1
3へ出力される。 【0019】このように、演算手段11及び記憶手段1
2は本発明の負荷情報算出手段として構成され、算出さ
れた学習値はドライバの運転スタイルを判断するための
材料となる。すなわち、学習値が比較的大きい場合に
は、ドライバがアクセルを踏み込む頻度が高くきびきび
とした走行が行なわれていることが推定されるため、出
力重視の走行を指向しているものと判断される。逆に、
この学習値が比較的小さい場合には、アクセル操作の頻
度が少なく慎重に運転していることが推定されるため、
速度変化を抑えた燃費重視の走行を指向していると判断
される。 【0020】このような学習値の大小の判定は予め設定
された所定値との比較によって行なわれ、設定手段13
は、学習値がこの所定値よりも大きい場合には、ドライ
バの運転スタイルが出力重視の運転スタイルであると判
断し、制御弁5の開閉を制御するための設定水温を比較
的低温の第1の所定温度に設定する。そして、この設定
水温に基づいて制御弁5の開閉が制御されることで、冷
却水が高出力走行に向いた比較的低い温度に保たれるよ
うになっている。 【0021】逆に、学習値がこの所定値よりも小さい場
合には、ドライバの運転スタイルが燃費重視の運転スタ
イルであると判断し、制御弁5の設定水温を第1の所定
温度よりも高温側の第2の所定温度に設定する。そし
て、この設定水温に基づいて制御弁5の開閉が制御され
ることで、冷却水が低燃費走行に向いた比較的高い温度
に保たれるようになっている。 【0022】そして、負荷変化率の演算及び学習値の更
新を通じて、ドライバの運転スタイルが走行中常時監視
され、ドライバの変更や運転状況の変化によって運転ス
タイルが変わっても、その変化に的確に対応することが
できるようになっている。本発明の一実施形態としての
エンジンの冷却装置は、上述のように構成されているの
で、エンジン冷却水の水温制御は図3に示すフローチャ
ートに沿って行なわれる。 【0023】つまり、制御装置7は、冷却水の水温制御
に際して、まず、外部スイッチ22からの切り替え情報
を取り込む(ステップS1)。そして、この切り替え情
報がHi又はLowであれば、それぞれステップS5又
はステップS6へ進み、設定手段13が設定水温をそれ
ぞれ第1の所定温度又は第2の所定温度に固定する。こ
れにより、APS21からの負荷情報によらず冷却水温
が比較的低温の第1の所定温度付近又は比較的高温の第
2の所定温度付近で保持され、燃費重視の走行や出力重
視の走行が実現される。 【0024】一方、切り替え情報がAutoであれば、
設定水温の自動制御を行なうべく、ステップS2でAP
S21から負荷情報を取り込み、ステップS3でこの負
荷の変化率を演算しその学習値を算出する。そして、こ
の学習値が予め設定された所定値よりも大きい場合に
は、ドライバが出力重視の運転を指向していると判断
し、設定水温を第1の所定温度に設定することで冷却水
温を比較的低温に保持する。逆に、この学習値が所定値
以下の場合には、ドライバが燃費重視の運転を指向して
いると判断し、設定水温を第2の所定温度に設定するこ
とで冷却水温を比較的高温に保持する。 【0025】このような学習値の算出は演算制御周期毎
に常時行なわれており、学習値は記憶手段12において
逐次更新される。そして、走行を終えると最終の学習値
が消去されずに保持され、次に走行する際に初期値とし
て読み込まれる。したがって、本実施形態のエンジンの
冷却装置によれば、ドライバの運転スタイルに基づいて
冷却水温を制御するため、ドライバの意図に即した極め
て合理的な制御が可能となる。 【0026】そして、このような制御が負荷の変化率に
基づいた制御であるため、運転状態の変化を確実に捉え
てドライバの意図をよりよく反映させることができ、低
負荷からの加速時等、運転状態が大きく変化する場合に
も、制御弁5の開弁温度を的確に設定することができる
のである。また、この負荷変化率の学習値を求めること
で、大局的な観点からのドライバの意図、即ち、ドライ
バの運転スタイルを正確に把握することができるのであ
る。そして、このドライバの運転スタイルは走行中に大
きく変化することがないため、外乱の影響を受けづら
く、制御を安定させることができる。 【0027】さらに、従来の制御のように車速やその他
の運転パラメータの変化に応じた高い応答性が要求され
ないため、水温のように制御応答性の緩やかなものに対
して適した制御となっており、大局的な観点から燃費の
向上や出力の向上が期待できる。また、ドライバの運転
スタイルは走行中常時監視されているため、運転スタイ
ルの変化を敏感に検出することができる。つまり、都市
部から郊外へ移動し運転スタイルがそれに応じて燃費重
視から出力重視に変わったり、ドライバが交代して運転
スタイルが変更したりした場合にも、その変化を確実に
検出でき、変更後の運転スタイルに適した水温制御がで
きるのである。 【0028】なお、本発明は上述の実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。例えば、上記実施形態
ではドライバの運転スタイルをエンジン負荷の変化率か
ら推定するようにしているが、これ以外にも、スロット
ル開度,マニホールド圧,AFS情報,体積効率,目標
Pe等から得られる負荷情報やこれらの変化率から推定
することも可能である。 【0029】また、ブレーキ使用頻度,車両加速度,エ
ンジン回転数情報等を用いた処理(メンバーシップ関数
によるファジー制御等)により、燃費指向か出力指向か
を推定することも有効である。さらに、ドライバの運転
スタイルの種類も燃費指向と出力指向との二種類に限定
されるものではなく、他のスタイルを取り入れ、よりド
ライバの意図を反映しうるようにしてもよい。そして、
それに応じて設定水温も第1の所定温度及び第2の所定
温度の他に第3の所定温度或いは第4の所定温度等を設
定し切り替えるようにしてもよい。 【0030】 【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
冷却水温はエンジンの負荷変化率に基づいて制御される
ため、運転状態の変化を確実に捉えてドライバの意図を
よりよく反映させることができ、運転状態が大きく変化
した場合にも、制御弁の開弁温度を的確に設定すること
ができる。 【0031】また、エンジンの負荷変化率の学習値を算
出することによって大局的な観点からドライバの運転ス
タイルを把握することができる。そして、このようなド
ライバの運転スタイルに基づいて冷却水温が高温側又は
低温側に制御されることで、ドライバの意図に即した形
で冷却水温を合理的に制御することができ、大局的な観
点から燃費又は出力を向上させることができるのであ
る。 【0032】さらに、ドライバの運転スタイルは走行中
に大きく変化することがないため、外乱の影響を受けづ
らく安定した制御が可能であるという利点もある。ま
た、運転スタイルの変化が小さいことにより、上記制御
では高い制御応答性が要求されず、制御応答性の緩やか
な冷却水に対しても適用でき、十分な効果を発揮するこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態におけるエンジンの冷却装
置の機能に着目した模式的な制御ブロック図である。 【図2】本発明の一実施形態におけるエンジンの冷却装
置の全体構成を示す模式図である。 【図3】本発明の一実施形態におけるエンジンの冷却装
置の作用を説明するためのフローチャートである。 【符号の説明】 1 エンジン 2 冷却水通路 3 バイパス通路 4 ラジエータ 5 制御弁 7 制御装置 11 負荷情報算出手段を構成する演算装置 12 負荷情報算出手段を構成する記憶装置 13 温度設定手段を構成する設定手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 エンジンから排出された冷却水をラジエ
    ータによって冷却し再び上記エンジン内へ流入させる冷
    却水通路と、 上記ラジエータをバイパスするバイパス通路と、 冷却水温度が所定温度より低いときに上記バイパス通路
    へ冷却水を導入するように切替可能な制御弁と、 上記エンジンの負荷変化率の学習値を算出する負荷情報
    算出手段と、 上記学習値が上記所定値よりも大きい場合は上記所定温
    度を第1の所定温度に設定するとともに、上記学習値が
    所定値よりも小さい場合は上記所定温度を上記第1の所
    定温度よりも高温側の第2の所定温度に設定する温度設
    定手段とをそなえたことを特徴とする、エンジンの冷却
    装置。
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