JP2003187528A - Rll符号復調装置 - Google Patents

Rll符号復調装置

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JP2003187528A
JP2003187528A JP2001384530A JP2001384530A JP2003187528A JP 2003187528 A JP2003187528 A JP 2003187528A JP 2001384530 A JP2001384530 A JP 2001384530A JP 2001384530 A JP2001384530 A JP 2001384530A JP 2003187528 A JP2003187528 A JP 2003187528A
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直宏 藤井
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強之 高山
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RLL符号復調において、エラー訂正回路の
負担を軽減し、システム全体としてエラー訂正能力の向
上を図る。 【解決手段】 RLLデコード部20は、RLL符号変
換回路10から出力されたRLLデータDRLLをデコ
ードデータDDCに変換する。RLLデコード部20
は、RLL符号の規約を表す所定の関係に基づいてデコ
ードする正規デコーダ21と、RLLデータにおける変
化ビットとその前または後のビットをデコード非対象ビ
ットとしてケアしないでデコードする不正規デコーダ2
2とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD、CD−RO
M、DVD等の光ディスクを再生する装置におけるRL
Lの復調に関する技術に属する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来のRLL符号復調について、
図19を用いて説明を行う。
【0003】図19はCD等の光ディスクシステムの構
成を示す。ここでは特にRLLデータ信号の信号処理に
必要な部分について説明する。
【0004】図19のシステムにおいて、光ピックアッ
プ171が、光ディスク170に当てたレーザー等の反
射信号からRF信号を取り出す。アナログ回路から構成
されたヘッドアンプブロック172が、光ピックアップ
171の出力を一定レベルまで増幅し、RF信号SRF
としてRLL符号変換回路127に入力する。RLL符
号変換回路127は、RF信号SRFに対して符号化を
行い、RLLデータDRLLを出力する。デコーダ11
2は、mビットのRLLデータDRLLをnビットのデ
コードデータDDCに変換し、記録データの抽出を行
い、エラー訂正回路115に伝える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、デコーダ11
2は、入力されたRLLデータDRLLがRLLの規約
に違反しているか否かについて判断を行わない。また、
RLLの規約に違反したRLLデータDRLLに対して
も、エラー訂正は行わない。したがって、RLLの規約
に違反したRLLデータは、全て、エラー訂正回路15
において処理を行うことになる。エラー訂正回路15で
は、訂正可能なエラー数が決まっているため、エラー数
が処理能力を超えると、エラーは訂正されない。
【0006】すなわち、図19のシステムにおいて、R
LL規約に違反しているような比較的精度が要求されな
いエラーに対しても、エラー訂正回路115に伝達され
るまでは、エラーの訂正が行われないので、エラー訂正
回路115の処理の負担は極めて大きい。ところが、現
状のシステム構成において、エラー訂正回路の訂正能力
の向上を図った場合、回路規模が非常に増大する。ま
た、光ディスクシステムの高速化を図った場合、RLL
符号がビットスリップを起こしやすいといった問題があ
る。
【0007】前記の問題に鑑み、本発明は、RLL符号
復調において、エラー訂正回路の負担を軽減し、かつ、
システム全体としてエラー訂正能力の向上を図り、記録
データの高速再生を可能にすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明が講じた解決手段は、RLL符号
復調装置として、入力されたRF信号をNRZI形式の
RLLデータに変換するRLL符号変換回路と、前記R
LL符号変換回路から出力されたRLLデータをデコー
ドするRLLデコード部と、前記RLLデコード部から
出力されたデコードデータに対し、エラー訂正を行うエ
ラー訂正回路とを備え、前記RLLデコード部は、RL
L符号の規約を表す所定の関係に基づいて、前記RLL
データをデコードする正規デコーダと、前記所定の関係
において、RLLデータにおける変化ビット、およびこ
の変化ビットの時間的に前および後の少なくともいずれ
か一方のビットを、デコード非対象ビットとし、このデ
コード非対象ビットについてケアしないで、前記RLL
デコードをデコードする不正規デコーダとを備えている
ものである。
【0009】請求項1の発明によると、RLLデコード
部が、正規デコーダと、デコード非対象ビットについて
ケアしない不正規デコーダとを備えているので、RLL
データが誤っていた場合でも、そのエラーの内容によっ
ては、デコードを行うことが可能になる。これにより、
後段のエラー訂正回路の負荷が軽減される。
【0010】そして、請求項2の発明では、前記請求項
1のRLL符号復調装置における不正規デコーダは、連
続するデコード非対象ビットを入力とするOR回路を備
え、前記OR回路の出力を含めてデコードを行うものと
する。
【0011】また、請求項3の発明では、前記請求項1
のRLL符号復調装置における不正規デコーダは、連続
するデコード非対象ビットを入力とするXOR回路を備
え、前記XOR回路の出力を含めてデコードを行うもの
とする。
【0012】また、請求項4の発明では、前記請求項1
のRLL符号復調装置におけるRLLデコード部は、前
記不正規デコーダから複数のデコード結果が出力された
とき、そのそれぞれをRLL符号に再び変調して元のR
LLデータと比較し、最も誤りが少ないものを選択する
選択回路を備えたものとする。
【0013】また、請求項5の発明では、前記請求項1
のRLL符号復調装置における不正規デコーダは、マー
ジングビットを含めてデコードを行うものとする。
【0014】また、請求項6の発明では、前記請求項1
のRLL符号復調装置において、前記正規デコーダおよ
び不正規デコーダは、デコードが正常に実行されたと
き、デコードフラグをセットするものとし、前記RLL
デコード部は、前記正規デコーダおよび不正規デコーダ
から出力されたデコード結果の中から、前記デコードフ
ラグを参照して、いずれか1つを選択するプライオリテ
ィ回路を備えているものとする。
【0015】そして、請求項7の発明では、前記請求項
6のRLL符号復調装置において、前記RLLデコード
部は、前記RLLデータから傷成分を除去し、傷訂正デ
ータとして一時保持するとともに、除去したとき、傷訂
正フラグをセットする傷訂正制御ブロックを備え、前記
プライオリティ回路は、前記デコードフラグがいずれも
セットされておらず、かつ、前記傷訂正フラグがセット
されているとき、前記傷訂正制御ブロックに、前記傷訂
正データを前記正規デコードおよび不正規デコードに出
力するよう指示するものとする。
【0016】また、請求項8の発明では、前記請求項6
のRLL符号復調装置において、前記プライオリティ回
路は、前記デコードフラグおよび傷訂正フラグがいずれ
もセットされていないとき、訂正不能と判断してリクエ
スト信号を出力するものとし、当該RLL符号復調装置
は、前記プライオリティー回路からリクエスト信号が出
力されたとき、代替データを前記プライオリティ回路に
出力する代替データジェネレータを備えているものとす
る。
【0017】そして、請求項9の発明では、前記請求項
8のRLL符号復調装置における代替データジェネレー
タは、前記代替データとして、ランダムなデータを出力
するものとする。
【0018】また、請求項10の発明では、前記請求項
8のRLL符号復調装置における代替データジェネレー
タは、前記代替データとして、シンドローム演算におい
て確実にエラーとなるデータ系列を出力するものとす
る。
【0019】さらに、請求項11の発明では、前記請求
項8のRLL符号復調装置は、前記プライオリティ回路
から出力されたリクエスト信号をカウントし、このカウ
ント値が所定値よりも大きいとき、システムが異常であ
ることを示すステータス信号を出力するエラーカウンタ
を備えているものとする。
【0020】また、請求項12の発明が講じた解決手段
は、RLL符号復調装置として、入力されたRF信号を
RLLデータに変換するRLL符号変換回路と、前記R
LL符号変換回路から出力されたRLLデータから傷デ
ータ成分を除去する傷訂正回路と、前記傷訂正回路によ
って傷データ成分が除去されたRLLデータをデコード
するデコーダと、前記デコーダから出力されたデコード
データに対し、エラー訂正を行うエラー訂正回路とを備
えたものである。
【0021】請求項12の発明によると、例えば傷のあ
るディスクから読み出されたRF信号であっても、傷訂
正回路によって、RLLデータから傷データ成分が除去
されるので、デコードが可能になる。
【0022】また、請求項13の発明が講じた解決手段
は、RLL符号復調装置として、入力されたRFデータ
をNRZI形式のRLLデータに変換するRLL符号変
換回路と、前記RLL符号変換回路から出力されたRL
Lデータをデコードする第1のRLLデコード部と、前
記第1のRLLデコード部から出力されたデコードデー
タに対し、エラー訂正を行うエラー訂正回路とを備え、
前記第1のRLLデコード部は、RLL符号の規約を表
す所定の関係に基づいて前記RLLデータをデコードす
るデコーダと、前記デコーダから出力されたデコード結
果をそれぞれ異なるタイミングでラッチする複数のラッ
チと、前記複数のラッチによってラッチされたデコード
結果のうちのいずれかを前記デコードデータとして選択
する選択回路とを備えたものである。
【0023】請求項13の発明によると、RLLデータ
のデコード結果が、複数のラッチによって、異なるタイ
ミングでラッチされるので、ジッタなどに起因するビッ
トシフトによるエラーについては、訂正可能となる。こ
れにより、後段のエラー訂正回路の負荷が軽減される。
【0024】そして、請求項14の発明では、前記請求
項13のRLL符号復調装置において、前記デコーダ
は、デコードが正常に実行されたとき、デコードフラグ
をセットするものとし、前記複数のラッチは、デコード
結果と併せてデコードフラグをラッチするものとし、前
記選択回路は、デコード結果のうち、これに対応するデ
コードフラグがセットされているものを選択するものと
する。
【0025】また、請求項15の発明では、前記請求項
13のRLL符号復調装置は、前記複数のラッチのラッ
チ動作のタイミングを制御するタイミング生成ブロック
を備えたものとし、前記タイミング生成ブロックは、前
記RLLデータとデータクロックとを受けて、ラッチタ
イミングを生成するラッチタイミング生成回路と、前記
データクロックを、前記ラッチタイミング生成回路から
リセット信号が出力される毎にカウントするクロックカ
ウンタとを備えたものとし、前記クロックカウンタは、
前記データクロックのカウント値を基にして、前記選択
回路に選択すべきラッチを指示するものとする。
【0026】そして、請求項16の発明では、前記請求
項15のRLL符号復調装置におけるクロックカウンタ
は、前記データクロックのカウント値が所定の範囲にな
いとき、システムが異常であることを示すステータス信
号を出力するものとする。
【0027】また、請求項17の発明では、前記請求項
13のRLL符号復調装置は、前記RLL符号変換回路
から出力されたRLLデータをデコードする第2のRL
Lデコード部を備えたものとし、前記第2のRLLデコ
ード部は、前記所定の関係において、RLLデータにお
ける変化ビットおよびこの変化ビットの時間的に前およ
び後の少なくともいずれか一方のビットをデコード非対
象ビットとし、このデコード非対象ビットについてケア
しないで前記RLLデータをデコードする不正規デコー
ダと、前記不正規デコーダから出力されたデコード結果
をそれぞれ異なるタイミングでラッチする複数のラッチ
と、前記複数のラッチによってラッチされたデコード結
果のうちのいずれかをデコードデータとして選択する選
択回路とを備えたものとする。
【0028】そして、請求項18の発明では、前記請求
項17のRLL符号復調装置は、前記第1および第2の
RLLデコード部は、正常なデコード結果を選択出力す
るとき、選択フラグをセットするものとし、当該RLL
符号復調装置は、前記第1および第2のRLLデコード
部から出力されたデコード結果の中から、前記選択フラ
グを参照していずれか1つを選択するプライオリティ回
路を備えているものとする。
【0029】そして、請求項19の発明では、前記請求
項18のRLL符号復調装置は、前記RLLデータにお
けるビット成分が所定個数以上連続して“0”であると
き、バーストエラーであることを示すALLゼロ信号を
出力するALLゼロ検出回路と、前記ALLゼロ検出回
路からALLゼロ信号を受けたとき、代替データを前記
プライオリティ回路に出力する代替データジェネレータ
とを備えているものとする。
【0030】さらに、請求項20の発明では、前記請求
項19のRLL符号復調装置におけるALLゼロ信号
は、前記エラー訂正回路に入力されるものとする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0032】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態に係るRLL符号復調装置の構成を示すブロッ
ク図である。図1において、10は入力されたアナログ
RF信号SRFをNRZI形式のRLLデータDRLL
に変換するRLL符号変換回路、20はRLL符号変換
回路10から出力されたRLLデータDRLLをデコー
ドするRLLデコード部、30はRLLデコード部20
から出力されたデコードデータDDCに対し、エラー訂
正を行うエラー訂正回路30である。
【0033】RLL符号変換回路10は、アナログRF
信号SRFを2値化されたRFデータに変換するアナロ
グ−ディジタル(A/D)変換回路11と、A/D変換
回路11から出力された2値化されたRFデータをNR
ZI形式のRLLデータDRLLに変換するNRZ−N
RZI変換回路12とを備えている。また、RLLデコ
ード部20は、RLL符号の規約を表す所定の関係に基
づいてRLLデータをデコードする正規デコーダ21
と、RLLデータにおける一部のビットをデコード非対
象ビットとし、このデコード非対象ビットについてケア
しないで、RLLデータをデコードする不正規デコーダ
22とを備えている。
【0034】図1のRLL符号復調装置の動作について
説明する。
【0035】例えば光ディスクから読み出されたアナロ
グRF信号SRFは、RLL符号変換回路10に入力さ
れる。入力されたアナログRF信号SRFは、RLL符
号変換回路10において、A/D変換されるとともにN
RZ形式からNRZI形式に変換されて、RLLデータ
DRLLとなる。RLLデータDRLLはRLLデコー
ド部20に入力される。入力されたRLLデータDRL
Lは、RLLデコード部20において、正規デコーダ2
1および不正規デコーダ22にそれぞれ与えられ、デコ
ードされる。RLLデコード部20から出力されたデコ
ードデータDDCは、エラー訂正回路15に伝達され、
エラー訂正が施される。
【0036】図2は本実施形態におけるデコード論理の
特徴を示す図であり、(a)は正規デコーダ21のデコ
ード論理、(b)は不正規デコーダ22のデコード論理
である。図2では、16ビットのRLLデータDRLL
を2ビットのデコードデータDDCに変換するものとし
ている。
【0037】図2(a)から分かるように、正規デコー
ダ21のデコード論理は、通常のデコードと同様であ
る。これに対して図2(b)に示すように、不正規デコ
ーダ22のデコード論理では、RLLデータDRLLに
おける変化ビット(“1”)と、時間的にその後のビッ
トをデコード非対象ビット(“X”と図示)としてお
り、これらのデコード非対象ビットについてはケアしな
いようになっている。
【0038】図3はアナログRF信号SRFに特性劣化
が生じた場合における,RLLデータDRLLの変化を
示す図である。図3(a)に破線で示すように、アナロ
グRF信号SRFの信号波形が特性劣化に起因して変化
したとき、RLLデータDRLLは、図3(b)に示す
正常時のものから図3(c)に示すものに変化する。す
なわち、第3および第4番目のビットにエラーを含むこ
とになる。このとき、正規デコーダ21では、そのデコ
ード論理において変換の対象とならないので、デコード
はなされない。これに対して、不正規デコーダ22で
は、そのデコード論理において、第3および第4番目の
ビットはデコード非対象ビットに該当するので、正常に
デコードがなされ、この場合には、デコードデータDD
Cとして“01”が出力される。
【0039】このように、不正規デコーダ22では、例
えばビットスリップ等が生じて、RLLデータの変化ビ
ットが後ろにシフトしたようなエラーデータが入力され
た場合であっても、エラーのビットがデコード非対象ビ
ットに該当するため、デコードが可能になる。なお、正
規デコーダ21でも不正規デコーダ22でもデコードが
できなかった場合には、デコードデータDDCはRLL
デコード部20から出力されない。
【0040】したがって、正規デコーダ21と、不正規
RLLデコーダ22とを組み合わせることによって、R
LLデータが誤っていた場合でも、そのエラーの内容に
よっては、デコードを行うことが可能になる。
【0041】なお、上述の例では、不正規デコーダ22
のデコード論理において、RLLデータにおける変化ビ
ットとその時間的に後のビットをデコード非対象ビット
としたが、これ以外のビットを、デコード非対象ビット
としてもかまわない。
【0042】図4は不正規デコーダ22のデコード論理
の他の例を示す図である。同図中、(a)は変化ビット
とその時間的に前のビットをデコード非対象ビットとし
た例、(b)は変化ビットとその時間的に前および後の
ビットをデコード非対象ビットとした例である。
【0043】図5はアナログRF信号SRFがジッタな
どの影響によってシフトした場合における,RLLデー
タDRLLの変化を示す図である。図5(a)に破線で
示すように、アナログRF信号SRFはジッタなどの影
響によって、時間的に前にシフトしたり、後にシフトし
たりする。この場合、RLLデータDRLLも同様にジ
ッタ成分を持った状態で符号化される。例えば時間的に
前にシフトした場合には、RLLデータDRLLは、図
5(b)に示す理想的なものから図5(c)に示すもの
に変化する。すなわち、第2,3ビット、第11,12
ビットおよび第14,15ビットにエラーを含むことに
なる。
【0044】このとき、正規デコーダ21では、そのデ
コード論理において変換の対象とならないので、デコー
ドはなされない。これに対して、図4(a)に示すよう
なデコード論理、すなわち変化ビットとその前のビット
をデコード非対象ビットとする不正規デコーダ22で
は、そのデコード論理において、第2,3ビット、第1
1,12ビットおよび第14,15ビットがデコード非
対象ビットに該当するので、正常にデコードがなされ、
この場合には、デコードデータDDCとして“01”が
出力される。
【0045】図6はA/D変換のためのDSL(Data S
lice)基準電圧がシフトした場合における,RLLデー
タDRLLの変化を示す図である。RLL符号変換回路
10におけるA/D変換回路11において、DSL方式
が用いられる場合があるが、その際にDSL基準電圧が
適正であるか否かが問題となる。DSL基準電圧が適正
である場合には、図6(b)に示すような正常なRLL
データDRLLが生成されるので、正規デコーダ21に
おけるデコードが可能である。ところが、図6(a)に
破線で示すように、DSL基準電圧がシフトした場合に
は、図6(c)に示すような誤ったRLLデータDRL
Lが生成される。すなわち、第2,3ビット、第12,
13ビットおよび第14,15ビットにエラーを含むこ
とになる。
【0046】このとき、正規デコーダ21では、そのデ
コード論理において変換の対象とならないので、デコー
ドはなされない。これに対して、図4(b)に示すよう
なデコード論理、すなわち変化ビットとその前後のビッ
トをデコード非対象ビットとする不正規デコーダ22で
は、そのデコード論理において、第2,3ビット、第1
2,13ビットおよび第14,15ビットがデコード非
対象ビットに該当するので、正常にデコードがなされ、
この場合には、デコードデータDDCとして“01”が
出力される。
【0047】したがって、正規デコーダ21と、図4に
示すようなデコード論理を有する不正規RLLデコーダ
22とを組み合わせることによっても、RLLデータが
誤っていた場合でも、そのエラーの内容によっては、デ
コードを行うことが可能になる。
【0048】なお、ここでは、不正規デコーダは1個と
したが、不正規デコーダを複数種類設けてもかまわな
い。例えば、図2(b)および図4(a),(b)に示
すデコード論理をそれぞれ有する3種類の不正規デコー
ダを、正規デコーダと併せて設けてもよい。
【0049】図7は不正規デコーダの構成例を示す図で
ある。まず、図7(a)の構成では、デコード非対象ビ
ットをデコーダ221に入力させないようにしている。
すなわち、デコード非対象ビットである第2,3ビッ
ト、第12,13ビットおよび第15,16ビットを入
力から外している。
【0050】これに対して、図7(b)の構成では、デ
コーダ221Aの入力側に、連続するデコード非対象ビ
ットを入力とするORゲート222を設けている。各O
Rゲート222の出力によって、入力となる連続するデ
コード非対象ビットに変化点(すなわち“1”)が含ま
れているか否かを判断することができる。デコーダ22
1Aは、デコード非対象ビット以外のビットのデータ
と、各ORゲートの出力とを用いてデコードを行う。こ
れにより、デコードの対象となるビット数が増えるの
で、図7(a)の構成よりも訂正精度が高まる。
【0051】また図7(c)の構成では、デコーダ22
1Bの入力側に、連続するデコード非対象ビットを入力
とするXORゲート223を設けている。各XORゲー
ト223の出力によって、入力となる連続するデコード
非対象ビットに変化点が含まれ、かつ、その変化点が連
続していない状態か、そうでないかを判断することがで
きる。すなわち、図7(b)の構成よりも、入力条件に
厳密さが増す。例えば図6のような、2T(「T」はビ
ット周期)以下の成分が発生した場合のような、変化点
が連続した状態においても、誤変換を起こすことがなく
なる。したがって、図7(b)の構成よりもさらに訂正
精度が高まる。
【0052】なお、デコーダの論理構造を変えることに
よって、OR回路222やXOR回路223の代わり
に、NOR回路などの他の論理回路を用いることも、可
能になる。
【0053】<変形例>図8は本実施形態の変形例に係
るRLL符号復調装置の構成を示すブロック図である。
図8において、図1と共通の構成要素には、図1と同一
の符号を付しており、ここではその詳細な説明を省略す
る。図8の構成では、不正規デコーダ22の代わりに、
複数のデコード結果を出力可能な不正規デコーダ23
と、この不正規デコーダ23から出力された複数のデコ
ード結果の中からいずれか1つをデコードデータDDC
として選択出力する選択回路24とを備えている。
【0054】デコード非対象ビットについてケアしない
でデコードを行う場合、デコード結果として、複数の候
補が存在するときがある。
【0055】選択回路24は、不正規デコーダ23から
出力された第1のデコード結果候補をRLL符号に再び
変調する第1の変調回路24aと、不正規デコーダ23
から出力された第2のデコード結果候補をRLL符号に
再び変調する第2の変調回路24bと、第1および第2
の変調回路24a,24bの出力と元のRLLデータD
RLLとの比較を行う比較回路24cとを備えている。
第1および第2の変調回路24a,24bはそれぞれ変
調テーブルを有しており、これを用いることによって、
第1および第2のデコード結果候補をRLL符号に変調
することが可能になる。
【0056】比較回路24cにおいて、第1のデコード
結果候補に係る誤りの個数と、第2のデコード結果候補
に係る誤りの個数とが得られる。そして、最も誤りが少
ない方のデコード結果候補を、デコードデータDDCと
して選択する。
【0057】本変形例によると、不正規デコーダ23の
訂正処理に対して検証が行われることになるので、RL
Lデータの誤訂正を防ぐことができ、訂正精度が向上す
る。
【0058】また、本実施形態に係る不正規デコーダ
を、マージングビットをデコード対象範囲に含めて、デ
コードを行うように構成してもよい。
【0059】図9はCDのデータフォーマットを示す図
である。図9に示すように、CDのデータフォーマット
の特徴の1つは、マージングビットが結合ビットとして
付与されている点である。マージングビットとしては、
DSVに基づいて、「000」「100」「010」
「001」の4種類のデータが与えられている。
【0060】図10はマージングビットを含めた不正規
デコーダにおけるデコード論理を示す図である。同図
中、(a)は正規デコーダのデコード論理におけるRL
Lデータの例、(b)は不正規デコーダのデコード論理
におけるRLLデータであって(a)に対応するもので
ある。
【0061】そして、図10(c)は(b)のRLLデ
ータに4種類のマージングビットが付加された例であ
る。このように、4種類のマージングビットが付加され
た変換テーブルをそれぞれ準備する。これによって、デ
コードの対象となるビット数が1〜3ビット増えるの
で、誤訂正を起こす確率が減り、訂正精度が向上する。
【0062】また、RLL符号の制約を考慮して、付加
するマージングビットの種類を限定することも可能であ
る。すなわち、信号の変化点は、3Tから11Tの間に
必ずあることを利用すると、図10(a)に示すRLL
データ「0100010000010」に付加される可
能性があるマージングビットは、「0XX」のみに特定
される。したがって、図10(d)に示す変換テーブル
のみを準備すればよい。これにより、デコーダの変換テ
ーブルの個数が減るので、回路規模を削減することがで
きる。
【0063】また図10(e)はマージングビットをR
LLデータの時間的に後に付加するだけでなく、時間的
に前にも付加する場合を示している。前に付加するマー
ジングビットは、RLL符号の制約から、「XX0」の
みに特定されている。時間的に前後に付加することによ
って、デコードの対象となるビット数がさらに増えるの
で、誤訂正を起こす確率が減り、訂正精度がさらに向上
する。
【0064】(第2の実施形態)図11は本発明の第2
の実施形態に係るRLL符号復調装置の構成を示すブロ
ック図である。図11において、図1と共通の構成要素
には図1と同一の符号を付している。図11では、RL
L符号変換回路10とデコーダ26との間に、RLLデ
ータDRLLから傷データ成分を除去する傷訂正回路2
5が設けられている。ここでは傷訂正回路25は、RL
LデータDRLLから2T以下の成分を検知し、検知し
た2T以下の成分を傷データ成分としてRLLデータD
RLLから除去するものとする。
【0065】CDのEFMフォーマットは、3Tから1
1Tの間と定められており、したがって、2T以下の成
分は、EFMフォーマットの規格外となる。そこで、傷
訂正回路25は2T以下の成分を強制的に除去する。具
体的には、2T以下を示すNRZI符号の「11」を検
出し、これを「00」に置き換える。
【0066】例えば、RF信号SRFが記録されたディ
スクに傷がある場合、従来の構成のエラー訂正回路にお
いてランダムエラーとして検出される誤りは、そのほと
んどが2T以下の成分である。したがって、本実施形態
のように、2T以下の成分を傷データ成分として除去す
る傷訂正回路25を、デコーダ26の前段に設けること
によって、傷のあるディスクから読み出されたRF信号
SRFであっても、デコード可能になる。
【0067】(第3の実施形態)図12は本発明の第3
の実施形態に係るRLL符号復調装置の構成を示すブロ
ック図である。図12において、図1と共通の構成要素
には図1と同一の符号を付している。図12では、RL
Lデコード部40が、1個の正規デコーダ41と、3個
の不正規デコーダ42,43,44とを備えている。不
正規デコーダ42,43,44は、図2(b)、図4
(a)および(b)に示すようなデコード論理をそれぞ
れ有するものとする。また、正規デコーダ41および不
正規デコーダ42,43,44は、デコードが正常に実
行されたとき、デコード結果DDC1〜DDC4を出力
するとともに、デコードフラグDFL1〜DFL4をセ
ットする。
【0068】さらに、RLLデコード部40は、正規デ
コーダ41および不正規デコーダ42,43,44から
出力されたデコード結果DDC1〜DDC4の中から、
いずれか1つを選択するプライオリティ回路45を備え
ている。プライオリティ回路45は、デコードフラグD
FL1〜DFL4を参照して、予め決められた優先順位
に基づいて、デコード結果DDC1〜DDC4の中のい
ずれか1つをデコードデータDDCとして選択する。
【0069】図1の構成では、エラーのないRLLデー
タDRLLがRLLデコード部20に入力された際に、
正規デコーダ21と不正規デコーダ22とから同一のデ
コードデータDCCが出力される。このとき、デコード
データDCCをエラー訂正回路30に伝達するデータバ
スが競合を起こすおそれがある。
【0070】しかしながら、本実施形態では、RLLデ
コード部40内に設けられたプライオリティ回路45
が、デコードフラグDFL1〜DFL4を参照して、予
め決められた優先順位に基づいて、デコード結果DDC
1〜DDC4の中のいずれか1つをデコードデータDD
Cとして選択するので、デコードデータDCCをエラー
訂正回路30に伝達するデータバスが競合を起こすこと
を防止することができる。また、エラーを含むRLLデ
ータDRLLが入力された場合であっても、不正規デコ
ーダ42,43,44間でのデータバスの競合が、回避
される。
【0071】(第4の実施形態)図13は本発明の第4
の実施形態に係るRLL符号復調装置の構成を示すブロ
ック図である。図13において、図12と共通の構成要
素には図12と同一の符号が付してある。図13の構成
では、RLLデコード部40Aは、バッファ46と、傷
訂正回路47とを有する傷訂正制御ブロック48を備え
ている。この傷訂正制御ブロック48はフィードバック
ループ構成をとっている。
【0072】RLLデコード部40Aに入力されたRL
LデータDRLLは、バッファ46を通過し、正規デコ
ーダ41および不正規デコーダ42,43,44に伝達
されるとともに、傷訂正回路47に伝達される。傷訂正
回路47は、第2の実施形態と同様に、RLLデータD
RLLに対して傷データ成分を除去し、傷訂正データD
CRとしてバッファ46に供給する。すなわち、2T以
下の傷データ成分を検出し、それを除去したデータを傷
訂正データDCRとして出力する。また訂正を実施した
際に、傷訂正フラグCFLをセットする。この傷訂正フ
ラグCFLはプライオリティ回路45Aに供給される。
【0073】プライオリティ回路45Aは、第3の実施
形態と同様に、デコードフラグDFL1〜DFL4を参
照して、予め決められた優先順位に基づいて、デコード
結果DDC1〜DDC4の中のいずれか1つをデコード
データDDCとして選択する。さらに、デコードフラグ
DFL1〜DFL4がいずれもセットされておらず、か
つ、傷訂正フラグCFLがセットされているときは、バ
ッファ46に対して、一時的に保存している傷訂正デー
タDCRを正規デコーダ41および不正規デコーダ4
2,43,44に出力するよう指示する。
【0074】すなわち、本実施形態では、RLLデータ
DRLLに対して、まず、正規デコーダ41および不正
規デコーダ42,43,44のいずれかによって正常に
デコードされるか否かを判定する。そして、いずれのデ
コーダでも正常にデコードされないときに、傷訂正回路
47による傷訂正が行われる。例えば、ディスクの傷以
外の要因(上述したRF信号の特性劣化など)でRLL
データDRLLに2T以下の成分が生じた場合、デコー
ドの前に予め傷訂正を行うと、誤訂正になるおそれがあ
る。これに対して本実施形態では、このような誤訂正を
防ぐことが可能になる。
【0075】(第5の実施形態)図14は本発明の第5
の実施形態に係るRLL符号復調装置の構成を示すブロ
ック図である。図14において、図13と共通の構成要
素には図13と同一の符号を付している。図14の構成
では、代替データジェネレータ50と、エラーカウンタ
51と、システム制御ブロック52とを新たに備えてい
る。
【0076】図14の構成において、プライオリティ回
路45Bは、各デコードフラグDFL1〜DFL4およ
び傷訂正フラグCFLがいずれもセットされていないと
き、訂正不能と判断して、リクエスト信号SRQを出力
する。代替データジェネレータ50はプライオリティ回
路45Bから出力されたリクエスト信号SRQを受け
て、代替データDRPLをプライオリティ回路45Bに
伝達する。これにより、RLLデータDRLLが訂正不
能であっても、エラー訂正回路30にデータを連続して
伝達することが可能になる。
【0077】代替データDPRLは「00」以外のデー
タであるのが好ましい。これにより、エラー訂正回路3
0のシンドローム演算において誤った訂正をする可能性
が低くなる。
【0078】また、代替データジェネレータ50を、代
替データDRPLとしてランダムなデータを生成するよ
うに構成してもよい。これにより、エラー訂正回路30
のシンドローム演算において誤った訂正をする可能性が
さらに低くなる。あるいは、シンドローム演算において
確実にエラーとなるデータ系列を生成するように、代替
データジェネレータ50を構成してもかまわない。これ
により、例えばバーストエラーのような長時間エラー信
号が入力されているような状態でも、エラー訂正回路3
0のシンドローム演算において誤った訂正をすることは
起こり得ない。
【0079】また、プライオリティ回路45Bから出力
されたリクエスト信号SRQは、エラーカウンタ51に
も伝達される。エラーカウンタ51は、ある一定周期で
入力されるクロック信号CKを用いてリクエスト信号S
RQをカウントする。そして、そのカウント値が所定値
よりも大きいとき、システムが異常であると判断し、シ
ステムが異常であることを示すステータス信号SSTを
出力する。このステータス信号SSTは例えばシステム
制御ブロック52に伝達される。
【0080】システム制御ブロック52では、システム
コントローラ53がステータス信号SSTを受けて、現
在のサーボ状態を判断し、サーボ回路54を制御する。
例えば、明らかにRF信号SRFが乱れる処理(トラバ
ースなど)の命令が、システムコントローラ53からサ
ーボ回路54に発行されていないにもかかわらず、RL
LデータDRLLが正しく読めない場合においては、何
らかのサーボ異常の可能性がある。このため、システム
制御ブロック52によって、サーボ動作異常の検出およ
び処理を行うことにより、エラー訂正回路30の結果を
受けて処理を行うよりも、事前に対策が打てるため、プ
レイアビリティー等の特性向上を得ることが可能とな
る。
【0081】なお、図12〜図14の構成において、第
1の実施形態で述べたように、各不正規デコーダ42〜
44を、複数のデコード結果候補を出力可能なように構
成するとともに、その後段に、図8に示すような選択回
路をそれぞれ設けてもよい。これにより、訂正能力がさ
らに向上することになる。
【0082】(第6の実施形態)図15は本発明の第6
の実施形態に係るRLL符号復調装置の構成を示すブロ
ック図である。図15において、図1と共通の構成要素
には、図1と同一の符号を付している。60はRLL符
号変換回路10から出力されたRLLデータDRLLを
デコードする第1のRLLデコード部としてのRLLデ
コード部である。RLLデコード部60は、RLL符号
の規約を表す所定の関係に基づいてRLLデータDRL
Lをデコードするデコーダ61と、デコーダ61から出
力されたデコード結果DDCAをそれぞれ異なるタイミ
ングでラッチする複数のラッチ62a,62b,62c
と、各ラッチ62a,62b,62cによってラッチさ
れたデコード結果DDCAのうちのいずれかをデコード
データDDCとして選択回路64とを備えている。
【0083】デコーダ61は、データクロックDCKの
タイミングに同期して、RLLデータDRLLに対して
逐次デコードを行い、かつ、デコードが正常に実行され
たとき、デコードフラグDFLAをセットする。ここ
で、データクロックDCKは、RLLデータDRLLの
1ビットに相当する周期を有するクロック信号である。
【0084】また、各ラッチ62a,62b,62cの
動作タイミングは、遅延回路63a,63bおよびラッ
チタイミング生成回路71によって制御される。ラッチ
タイミング生成回路71はRLLデータDRLLとデー
タクロックDCKを受け、RLLデータDRLLの同期
パターンを基準点としてデータクロックDCKをカウン
トし、所定のタイミングでラッチタイミングLTMを生
成する。ここでは、RLLデータDRLLの(m−1)
ビット目のタイミングで、データクロックDCKに同期
したラッチタイミングLTMを生成するものとする。
【0085】遅延回路63a,63bはそれぞれデータ
クロックDCKの1クロック分の遅延を持つ。このた
め、図15の構成では、ラッチ62aはRLLデータD
RLLの(m+1)ビット目のタイミングで、ラッチ6
2bはmビット目のタイミングで、ラッチ62cは(m
−1)ビット目のタイミングで、デコード結果DDCA
およびデコードフラグDFLAをラッチする。
【0086】選択回路64は、各ラッチ62a,62
b,62cから出力されたデコードフラグDFLAを参
照し、このうちセットされているデコードフラグDFL
Aに対応するデコード結果DDCAを、デコードデータ
DDCとして選択する。
【0087】本実施形態によると、RLLデータDRL
Lのデコードが、本来のタイミングに加えて、その前後
のタイミングにおいても行われる。このため、ジッタな
どに起因するビットシフトによるエラーについては、訂
正可能となる。例えば、あるRLLデータにおいてビッ
トシフトが生じたとき、それ以降のRLLデータのデコ
ードタイミングが狂うために、ビットシフトしている状
態から復帰するまでの間のRLLデータが全てエラーと
判断される場合がある。ところが本実施形態では、本来
のタイミングとその前後のタイミングにおいてデコード
が行われるので、ビットシフトによるエラーについては
訂正可能となる。
【0088】なお、RLLデータのビットシフトによる
エラーに限って言えば、第1の実施形態における不正規
デコーダが不要となるので、回路規模を簡素化すること
が可能になる。
【0089】(第7の実施形態)図16は本発明の第7
の実施形態に係るRLL符号復調装置の構成を示すブロ
ック図である。図16において、図15と共通の構成要
素には図15と同一の符号を付している。図16の構成
では、タイミング生成ブロック70とシステム制御ブロ
ック52とを新たに備えている。
【0090】タイミング生成ブロック70は、ラッチタ
イミング生成回路71Aと、クロックカウンタ72とを
備えている。ラッチタイミング生成回路71Aは、第6
の実施形態におけるラッチタイミング生成回路71と同
様に、データクロックDCKとRLLデータDRLLを
入力し、ラッチタイミングLTMを生成してRLLデコ
ード部60Aに送る。さらに、ラッチタイミング生成回
路71Aは、リセット信号RSを、RLLデータDRL
Lの同期パターンを用いて生成し、データクロックDC
Kに同期して出力する。出力されたリセット信号RSは
クロックカウンタ72に供給される。
【0091】クロックカウンタ72はデータクロックD
CKを、リセット信号RSが入力される毎に、カウント
する。そして、そのカウント値に応じてラッチ選択信号
LSLを生成し、選択回路64Aに伝達する。選択回路
64Aは、クロックカウンタ72から出力されたラッチ
選択信号LSLと、各ラッチ62a,62b,62cか
ら出力されたデコードフラグDFLAを参照し、どのデ
コード結果をデコードデータDDCとして選択するかを
判断する。
【0092】例えば、CDフォーマットの場合、クロッ
クカウンタ72は、SYNCパターンと次のSYNCパ
ターンとの間のデータクロックDCKをカウントする。
そして、そのカウント値が588よりも小さい場合は、
ラッチ62cを選択するよう指示する信号(1ビット不
足したデータに対して補間処理を行う命令に相当)をラ
ッチ選択信号LSLとして出力する一方、カウント値が
588よりも大きい場合は、ラッチ62aを選択するよ
う指示する信号(1ビット多いデータに対して間引き処
理を行う命令に相当)をラッチ選択信号LSLとして出
力する。このラッチ選択信号LSLによる指示は、クロ
ックカウンタ72によってデータクロックDCKがカウ
ントされたデータの次のデータに対して有効になる。
【0093】ラッチ選択信号LSLを受けたときの、選
択回路64Aのラッチ選択動作のタイミングとしては、
いろいろなものが考えられる。例えば、デコード対象デ
ータの最初から、指定されたラッチを選択する(補正対
象範囲は広いが、誤訂正する確率は高い)、デコード対
象データの最後のデータのみ、指定されたラッチを選択
する(補正対象範囲は狭いが、誤訂正する確率は低
い)、デコード対象データの後半分に対して、指定され
たラッチを選択する、あるいは、デコード対象データの
任意のNビット目から、指定されたラッチを選択する、
などが考えられる。
【0094】また、RLLデコード部60Aの前段にバ
ッファ回路を設けて、データ周期を遅らせることによっ
て、リアルタイムに対応させることも可能である。
【0095】本実施形態によると、第6の実施形態より
も、RLLデータの訂正精度が向上する。例えば、一般
的に、データクロックDCKはRF信号SRFを基にし
てPLLを用いて生成する。上述したように、ビットシ
フトが生じる要因としてRF信号のジッタ成分が挙げら
れるが、この場合、PLLの位相誤差成分が収束するま
でには長い時間を要する。そこで本実施形態のように、
クロックカウンタ72を設けることによって、PLLの
状態が適正か否かをモニタすることが可能になり、この
ため、ビットシフトが生じているか否かの判断も可能に
なる。そして、ビットシフトの発生情報を基にラッチ選
択信号LSLが出力されることにより、選択回路64A
は、どのラッチ62a,62b,62cの出力を用いれ
ばよいかを予め判断できる。
【0096】また、本実施形態では、デコードフラグD
FLAも、ラッチ選択の判断に用いられるので、PLL
が再びロックした状態においても対応できるので、訂正
精度がより一層向上する。
【0097】また、クロックカウンタ72は、データク
ロックDCKのカウント値が所定の範囲にないとき、シ
ステムが異常であることを示すステータス信号SSTを
出力する。このステータス信号SSTはシステム制御ブ
ロック52に伝達される。これにより、サーボシステム
のリカバリーを行うことが可能になる。
【0098】(第8の実施形態)図17は本発明の第8
の実施形態に係るRLL符号復調装置の構成を示すブロ
ック図である。図17において、図16と共通の構成要
素には図16と同一の符号を付している。図17の構成
では、第2のRLLデコード部80とプライオリティ回
路90とを新たに備えている。
【0099】第2のRLLデコード部80の構成は、第
1のRLLデコード部60Bとほぼ同様である。異なる
のは、第1の実施形態で示したような不正規デコーダ8
1を有する点である。すなわち、不正規デコーダ81
は、デコード非対象ビットについてケアしないで、RL
LデータDRLLをデコードする。ここでは、デコード
非対象ビットは、変化ビットとその後のビットであるも
のとする。そして、デコード結果DDCBを出力すると
ともに、正常にデコードできたとき、デコードフラグD
FLBをセットする。
【0100】また、第1および第2のRLLデコード部
60B,80において、選択回路64B,84は、正常
なデコード結果DDC,DDCXを出力するとき、選択
フラグSFL,SFLXをセットする。プライオリティ
回路90は、選択フラグSFL,SFLXを参照し、予
め決められた優先順位に基づいて、デコード結果DD
C,DDCXのいずれかを選択し、選択デコードデータ
SDDCとしてエラー訂正回路30に出力する。
【0101】本実施形態によると、図15の構成では訂
正しきれない,ビットシフト以外のエラー(特性劣化に
伴うエラーなど)に対して、訂正を行うことが可能にな
る。また、第2のRLLデコード部80では、遅延回路
83a,83bによってラッチタイミングを変えること
によって、変化ビットとその前のビットをデコード非対
象ビットとする不正規デコーダが、実質的に実現されて
いる。したがって、回路規模が大幅に削減される。
【0102】(第9の実施形態)図18は本発明の第9
の実施形態に係るRLL符号復調装置の構成を示すブロ
ック図である。図18において、図17と共通の構成要
素には図17と同一の符号を付している。図18の構成
では、代替データ生成ブロック91を新たに備えてい
る。
【0103】代替データ生成ブロック91は、RLLデ
ータDRLLおよびデータクロックDCK、並びにラッ
チタイミング生成回路71Aから出力されたラッチタイ
ミングLTMを受けて、ALLゼロ信号SZRを出力す
るALLゼロ検出回路93と、ALLゼロ信号SZRを
受けて代替データDPRLをプライオリティ回路90に
伝達する代替データジェネレータ92とを備えている。
【0104】ALLゼロ検出回路93は、RLLデータ
DRLLにおけるビット成分が、所定個数以上連続して
“0”であるとき、バーストエラーが生じていると判断
し、ALLゼロ信号SZRを出力する。このALLゼロ
信号SZRは、代替データジェネレータ92の他に、プ
ライオリティ回路90およびエラー訂正回路30に伝達
される。これにより、プライオリティ回路90およびエ
ラー訂正回路30においても、バーストエラーの発生が
認識される。
【0105】代替データジェネレータ92はALLゼロ
信号SZRを受けると、強制的に代替データDPRLを
出力する。また、プライオリティ回路90からリクエス
ト信号SRQを受けたときも、代替データDPRLを出
力する。プライオリティ回路90は、ALLゼロ信号S
ZRおよび選択フラグSFL,SFLXを参照して、デ
コードが正常にできないと判断したときにリクエスト信
号SRQを出力する。
【0106】本実施形態によると、RLLデータDRL
Lが変換不能な場合であっても、デコードデータSDD
Cを出力することが可能になる。また、エラー訂正回路
30において、これから扱うデータの信頼性が分かるた
め、誤訂正を防止することができる。
【0107】
【発明の効果】以上のように本発明によると、デコード
非対象ビットについてケアしない不正規デコーダを設け
ることによって、RLLデータが誤っていた場合でも、
そのエラーの内容によっては、デコードを行うことが可
能になる。また、RLLデータのデコード結果が、複数
のラッチによって、異なるタイミングでラッチされるの
で、ジッタなどに起因するビットシフトによるエラーに
ついては、訂正可能となる。これにより、後段のエラー
訂正回路の負荷が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るRLL符号復調
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】正規デコーダおよび不正規デコーダのデコード
論理を示す図である。
【図3】特性劣化に起因するRLLデータの変化と、不
正規デコーダの動作との関係を説明するための図であ
る。
【図4】不正規デコーダのデコード論理の他の例を示す
図である。
【図5】ジッタの影響に起因するRLLデータの変化
と、不正規デコーダの動作との関係を説明するための図
である。
【図6】A/D変換の基準電圧のシフトに起因するRL
Lデータの変化と、不正規デコーダの動作との関係を説
明するための図である。
【図7】不正規デコーダの構成例を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態の変形例に係るRLL
符号復調装置の構成を示すブロック図である。
【図9】CDのデータフォーマットである。
【図10】マージングビットを含めた不正規デコーダに
おけるデコード論理である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るRLL符号復
調装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第3の実施形態に係るRLL符号復
調装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第4の実施形態に係るRLL符号復
調装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第5の実施形態に係るRLL符号復
調装置の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第6の実施形態に係るRLL符号復
調装置の構成を示すブロック図である。
【図16】本発明の第7の実施形態に係るRLL符号復
調装置の構成を示すブロック図である。
【図17】本発明の第8の実施形態に係るRLL符号復
調装置の構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第9の実施形態に係るRLL符号復
調装置の構成を示すブロック図である。
【図19】光ディスクシステムの概略構成図である。
【符号の説明】
10 RLL符号変換回路 20 RLLデコード部 21 正規デコーダ 22,22A,22B,23 不正規デコーダ 24 選択回路 25 傷訂正回路 26 デコーダ 30 エラー訂正回路 40,40A,40B RLLデコード部 41 正規デコーダ 42,43,44 不正規デコーダ 45,45A,45B プライオリティ回路 48 傷訂正制御ブロック 50 代替データジェネレータ 51 エラーカウンタ 60,60A,60B RLLデコード部(第1のRL
Lデコード部) 61 デコーダ 62a,62b,62c ラッチ 64,64A 選択回路 70 タイミング生成ブロック 71A ラッチタイミング生成回路 72 クロックカウンタ 80 第2のRLLデコード部 81 不正規デコーダ 82a,82b ラッチ 84 選択回路 90 プライオリティ回路 92 代替データジェネレータ 93 ALLゼロ検出回路 222 OR回路 223 XOR回路 SRF RF信号 DRLL RLLデータ DDC デコードデータ DDC1〜DDC4 デコード結果 DFL1〜DFL4 デコードフラグ SRQ リクエスト信号 DRPL 代替データ SST ステータス信号 DDCA デコード結果 DFLA デコードフラグ SFL,SFLX 選択フラグ SRQ リクエスト信号 SZR ALLゼロ信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572C 572F 574 574M

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたRF信号を、NRZI形式の
    RLLデータに変換するRLL符号変換回路と、 前記RLL符号変換回路から出力されたRLLデータ
    を、デコードするRLLデコード部と、 前記RLLデコード部から出力されたデコードデータに
    対し、エラー訂正を行うエラー訂正回路とを備え、 前記RLLデコード部は、 RLL符号の規約を表す所定の関係に基づいて、前記R
    LLデータをデコードする正規デコーダと、 前記所定の関係において、RLLデータにおける変化ビ
    ット、およびこの変化ビットの時間的に前および後の少
    なくともいずれか一方のビットを、デコード非対象ビッ
    トとし、このデコード非対象ビットについてケアしない
    で、前記RLLデコードをデコードする不正規デコーダ
    とを備えていることを特徴とするRLL符号復調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のRLL符号復調装置にお
    いて、 前記不正規デコーダは、 連続するデコード非対象ビットを入力とするOR回路を
    備え、 前記OR回路の出力を含めて、デコードを行うものであ
    ることを特徴とするRLL符号復調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のRLL符号復調装置にお
    いて、 前記不正規デコーダは、 連続するデコード非対象ビットを入力とするXOR回路
    を備え、 前記XOR回路の出力を含めて、デコードを行うもので
    あることを特徴とするRLL符号復調装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のRLL符号復調装置にお
    いて、 前記RLLデコード部は、 前記不正規デコーダから複数のデコード結果が出力され
    たとき、そのそれぞれをRLL符号に再び変調して元の
    RLLデータと比較し、最も誤りが少ないものを、選択
    する選択回路を備えたものであることを特徴とするRL
    L符号復調装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のRLL符号復調装置にお
    いて、 前記不正規デコーダは、 マージングビットを含めて、デコードを行うものである
    ことを特徴とするRLL符号復調装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のRLL符号復調装置にお
    いて、 前記正規デコーダおよび不正規デコーダは、デコードが
    正常に実行されたとき、デコードフラグをセットするも
    のであり、 前記RLLデコード部は、 前記正規デコーダおよび不正規デコーダから出力された
    デコード結果の中から、前記デコードフラグを参照し
    て、いずれか1つを選択するプライオリティ回路を備え
    ていることを特徴とするRLL符号復調装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のRLL符号復調装置にお
    いて、 前記RLLデコード部は、 前記RLLデータから傷成分を除去し、傷訂正データと
    して一時保持するとともに、除去したとき、傷訂正フラ
    グをセットする傷訂正制御ブロックを備え、 前記プライオリティ回路は、 前記デコードフラグがいずれもセットされておらず、か
    つ、前記傷訂正フラグがセットされているとき、前記傷
    訂正制御ブロックに、前記傷訂正データを前記正規デコ
    ードおよび不正規デコードに出力するよう指示するもの
    であることを特徴とするRLL符号復調装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載のRLL符号復調装置にお
    いて、 前記プライオリティ回路は、前記デコードフラグおよび
    傷訂正フラグがいずれもセットされていないとき、訂正
    不能と判断して、リクエスト信号を出力するものであ
    り、 当該RLL符号復調装置は、 前記プライオリティー回路からリクエスト信号が出力さ
    れたとき、代替データを前記プライオリティ回路に出力
    する代替データジェネレータを備えていることを特徴と
    するRLL符号復調装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のRLL符号復調装置にお
    いて、 前記代替データジェネレータは、 前記代替データとして、ランダムなデータを出力するも
    のであることを特徴とするRLL符号復調装置。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のRLL符号復調装置に
    おいて、 前記代替データジェネレータは、 前記代替データとして、シンドローム演算において確実
    にエラーとなるデータ系列を出力するものであることを
    特徴とするRLL符号復調装置。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のRLL符号復調装置に
    おいて、 前記プライオリティ回路から出力されたリクエスト信号
    をカウントし、このカウント値が所定値よりも大きいと
    き、システムが異常であることを示すステータス信号を
    出力するエラーカウンタを備えていることを特徴とする
    RLL符号復調装置。
  12. 【請求項12】 入力されたRF信号を、RLLデータ
    に変換するRLL符号変換回路と、 前記RLL符号変換回路から出力されたRLLデータか
    ら、傷データ成分を除去する傷訂正回路と、 前記傷訂正回路によって傷データ成分が除去されたRL
    Lデータを、デコードするデコーダと、 前記デコーダから出力されたデコードデータに対し、エ
    ラー訂正を行うエラー訂正回路とを備えたことを特徴と
    するRLL符号復調装置。
  13. 【請求項13】 入力されたRFデータを、NRZI形
    式のRLLデータに変換するRLL符号変換回路と、 前記RLL符号変換回路から出力されたRLLデータ
    を、デコードする第1のRLLデコード部と、 前記第1のRLLデコード部から出力されたデコードデ
    ータに対し、エラー訂正を行うエラー訂正回路とを備
    え、 前記第1のRLLデコード部は、 RLL符号の規約を表す所定の関係に基づいて、前記R
    LLデータをデコードするデコーダと、 前記デコーダから出力されたデコード結果を、それぞれ
    異なるタイミングでラッチする複数のラッチと、 前記複数のラッチによってラッチされたデコード結果の
    うちのいずれかを、前記デコードデータとして選択する
    選択回路とを備えたものであることを特徴とするRLL
    符号復調装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のRLL符号復調装置
    において、 前記デコーダは、デコードが正常に実行されたとき、デ
    コードフラグをセットするものであり、 前記複数のラッチは、デコード結果と併せてデコードフ
    ラグをラッチするものであり、 前記選択回路は、デコード結果のうち、これに対応する
    デコードフラグがセットされているものを、選択するも
    のであることを特徴とするRLL符号復調装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のRLL符号復調装置
    において、 前記複数のラッチのラッチ動作のタイミングを制御する
    タイミング生成ブロックを備え、 前記タイミング生成ブロックは、 前記RLLデータと、データクロックとを受けて、ラッ
    チタイミングを生成するラッチタイミング生成回路と、 前記データクロックを、前記ラッチタイミング生成回路
    からリセット信号が出力される毎にカウントするクロッ
    クカウンタとを備えたものであり、 前記クロックカウンタは、前記データクロックのカウン
    ト値を基にして、前記選択回路に、選択すべきラッチを
    指示するものであることを特徴とするRLL符号復調装
    置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のRLL符号復調装置
    において、 前記クロックカウンタは、前記データクロックのカウン
    ト値が所定の範囲にないとき、システムが異常であるこ
    とを示すステータス信号を出力することを特徴とするR
    LL符号復調装置。
  17. 【請求項17】 請求項13記載のRLL符号復調装置
    において、 前記RLL符号変換回路から出力されたRLLデータ
    を、デコードする第2のRLLデコード部を備え、 前記第2のRLLデコード部は、 前記所定の関係において、RLLデータにおける変化ビ
    ット、およびこの変化ビットの時間的に前および後の少
    なくともいずれか一方のビットを、デコード非対象ビッ
    トとし、このデコード非対象ビットについてケアしない
    で、前記RLLデータをデコードする不正規デコーダ
    と、 前記不正規デコーダから出力されたデコード結果を、そ
    れぞれ異なるタイミングでラッチする複数のラッチと、 前記複数のラッチによってラッチされたデコード結果の
    うちのいずれかを、デコードデータとして選択する選択
    回路とを備えたものであることを特徴とするRLL符号
    復調装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載のRLL符号復調装置
    において、 前記第1および第2のRLLデコード部は、正常なデコ
    ード結果を選択出力するとき、選択フラグをセットする
    ものであり、 当該RLL符号復調装置は、 前記第1および第2のRLLデコード部から出力された
    デコード結果の中から、前記選択フラグを参照して、い
    ずれか1つを選択するプライオリティ回路を備えている
    ことを特徴とするRLL符号復調装置。
  19. 【請求項19】 請求項18記載のRLL符号復調装置
    において、 前記RLLデータにおけるビット成分が、所定個数以上
    連続して“0”であるとき、バーストエラーであること
    を示すALLゼロ信号を出力するALLゼロ検出回路
    と、 前記ALLゼロ検出回路からALLゼロ信号を受けたと
    き、代替データを前記プライオリティ回路に出力する代
    替データジェネレータとを備えていることを特徴とする
    RLL符号復調装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載のRLL符号復調装置
    において、 前記ALLゼロ信号は、前記エラー訂正回路に入力され
    ることを特徴とするRLL符号復調装置。
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WO2006006428A1 (ja) * 2004-07-12 2006-01-19 Rohm Co., Ltd. 復調器及びそれを備える光ディスク装置
JP2006073172A (ja) * 2004-08-04 2006-03-16 Victor Co Of Japan Ltd 再生装置、再生方法及び記録再生装置
JP2013054802A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Nidec Sankyo Corp 磁気データの復調方法および磁気データの復調装置
JP2013146055A (ja) * 2011-12-20 2013-07-25 General Electric Co <Ge> データを復号する方法およびシステム

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