JP2003184465A - 跳ね上げ式門扉 - Google Patents

跳ね上げ式門扉

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JP2003184465A
JP2003184465A JP2001384608A JP2001384608A JP2003184465A JP 2003184465 A JP2003184465 A JP 2003184465A JP 2001384608 A JP2001384608 A JP 2001384608A JP 2001384608 A JP2001384608 A JP 2001384608A JP 2003184465 A JP2003184465 A JP 2003184465A
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浩史 山本
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鉄也 平塚
Koji Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非給電中には外からは容易に手動開閉できな
い上に、停電等の必要な際には容易に手動開閉が可能な
自動式の跳ね上げ式門扉を提供すること。 【解決手段】 跳ね上げ式門扉1は、支柱2に回動自在
に支持されたアーム手段81と、アーム手段81に取付
けられた扉13と、扉13の跳ね上げ方向に弾性力をア
ーム手段81に付与する弾性力付与手段31と、アーム
手段81の回動を自動的に行う電動モータ36を有した
自動アーム回動手段29と、自動アーム回動手段29に
よるアーム手段81の回動を制御する制御手段34と、
アーム手段81の回動を禁止する施錠手段58と、施錠
手段58によるアーム手段81の回動の禁止を強制的に
解除する解除手段59とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車庫等の出入口に
用いて好適な跳ね上げ式門扉に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の門扉として
は、特開平7−279564号公報等に記載のような、
支柱と、一端で支柱に回動自在に支持されたアーム部材
と、アーム部材の他端部に取付けられた扉と、この扉及
びアーム部材の自重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力
をアーム部材に付与するコイルばね及びガススプリング
からなる弾性力付与手段とを具備したものが知られてい
る。
【0003】そして上記公報記載の類いの跳ね上げ式門
扉に、更に、電動モータを付加して、この電動モータに
より自動的にアームを回動させて扉の自動開閉を行わせ
るようにする場合、停電等で電動モータへの給電が行え
なくなっても扉を手動で開閉できることが好ましい。
【0004】しかしながら、手動開閉できる自動式の跳
ね上げ式門扉であると、何ら関係のない第三者もまた容
易に外から手動開閉できることになり、自動車の車庫等
のゲートとして用いられる斯かる門扉は極めて無用心な
ものとなる。
【0005】また、自動式の跳ね上げ式門扉の場合、完
全閉扉及び完全開扉を確実に得るために扉又はアームの
地面又はストッパ等への当接後に電動モータの作動を停
止させるようにすると、当該当接後から作動停止までの
間は電動モータが高負荷状態で運転されたようになり、
操作者に不安感を与えると共に電動モータの寿命を短く
する上に、電動モータの出力回転軸の回転をアームに伝
達する回転伝達機構に無理な力が加わることになり、こ
れまた回転伝達機構の寿命を短くし、加えて、アーム等
の重量に基づく慣性により扉の地面又はストッパ等への
当接が急激になされて大きな音を発生させる虞がある。
【0006】更に、この種の跳ね上げ式門扉には、アー
ムの自重をキャンセルして電動モータの負荷を軽減する
バランサとしてガススプリングが多く用いられるが、こ
のガススプリングの弾性力が温度によりかなり変動する
結果、高温時と低温時とにおける電動モータの負荷変動
で開扉及び閉扉速度が異なるようになって操作者に不安
感を与えることになる。特に、跳ね上げ式門扉は、通
常、温度変化の激しい屋外に配されるため、ガススプリ
ングのこの温度変化による特性変動を無視することがで
きないのである。
【0007】また、この種の跳ね上げ式門扉では、扉の
開閉時に扉自体が前方にせり出し、このせり出し分を考
慮して扉の開閉を行わないと思わぬ事故を招く虞がある
上に、せり出しにより扉の開閉が邪魔されて扉の開閉操
作性が極めて悪く、また、せり出し分を考慮して設置す
ると扉内の利用空間が狭くなるという問題を有してい
る。
【0008】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、非給電中には外か
らは容易に手動開閉できない上に、停電等の必要な際に
は容易に手動開閉が可能な自動式の跳ね上げ式門扉を提
供することにある。
【0009】本発明の他の目的とするところは、操作者
に不安感を与えるような電動モータが高負荷状態で運転
されるような事態を避けることができると共に完全閉扉
及び完全開扉時における地面及びストッパ等への激突を
なくすことができて不快な激突音をなくし得、しかも、
電動モータ及び伝達機構等の寿命の低下をなくし得る跳
ね上げ式門扉を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的とするところは、温
度依存性をなくし得て、高温時と低温時とにおける電動
モータの負荷変動で開扉及び閉扉速度が異なるような事
態を避けることができ、而して、所望の全閉及び全開を
行い得る跳ね上げ式門扉を提供することにある。
【0011】また本発明の更に他の目的とするところ
は、扉の前方へのせり出しをできるだけなくし得て、せ
り出しに起因する事故等の不都合をなくし、扉内の利用
空間を広くできる跳ね上げ式門扉を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様の跳
ね上げ式門扉は、支柱と、この支柱に一端部で鉛直面内
で回動自在に支持されたアーム手段と、このアーム手段
の他端部に取付けられた扉と、この扉及びアーム手段の
自重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力をアーム手段に
付与する弾性力付与手段と、アーム手段の回動を自動的
に行うと共にアーム手段の回動に対する回動力発生源と
しての電動モータを有した自動アーム回動手段と、この
自動アーム回動手段によるアーム手段の回動を制御する
制御手段と、自動アーム回動手段の電動モータへの非給
電と共にアーム手段の回動を禁止する施錠手段と、自動
アーム回動手段の電動モータへの非給電中において施錠
手段によるアーム手段の回動の禁止を強制的に解除する
と共に支柱に手動自在に配された解除手段とを具備して
いる。
【0013】第一の態様の跳ね上げ式門扉によれば、施
錠手段により自動アーム回動手段の電動モータへの非給
電と共にアーム手段の回動を禁止するために、非給電中
には外からは容易に扉を手動開閉できない上に、解除手
段が支柱に手動自在に配されているために、停電等の必
要な際には容易に内側から手動開閉できる。
【0014】本発明の第二の態様の跳ね上げ式門扉で
は、第一の態様の跳ね上げ式門扉において、自動アーム
回動手段は、電動モータの回転軸の回転をアーム手段に
伝達する回転伝達機構を具備しており、施錠手段は、自
動アーム回動手段の電動モータへの非給電と共に電動モ
ータの回転軸に制動を加えてアーム手段の回動を禁止す
るようになっている。
【0015】第二の態様の跳ね上げ式門扉における施錠
手段は、好ましくは本発明の第三の態様の跳ね上げ式門
扉のように、自動アーム回動手段の電動モータへの給電
と共に電磁力を発生して電動モータの回転軸への制動を
解除するようになっている。
【0016】解除手段は、本発明の第四の態様の跳ね上
げ式門扉のように、支柱に配されたグリップ部材を具備
しており、グリップ部材を引くことによりアーム手段の
回動の禁止を解除するようになっていても、本発明の第
五の態様の跳ね上げ式門扉のように、支柱に配された摘
み部を具備しており、摘み部を移動させることによりア
ーム手段の回動の禁止を解除するようになっていてもよ
い。
【0017】なお、解除手段は、支柱に手動自在に配さ
れるのであるが、更なる用心のために、施錠できる箱等
を支柱に取付けてこの箱等の内部に解除手段を配しても
よい。
【0018】本発明の第六の態様の跳ね上げ式門扉で
は、上記の第一から第五のいずれかの態様の跳ね上げ式
門扉において、弾性力付与手段はコイルばねを具備して
おり、実質的にこのコイルばねにより扉の跳ね上げ方向
への弾性力をアーム手段に付与するようになっている。
【0019】第六の態様の跳ね上げ式門扉によれば、温
度依存性が顕著なガススプリング等に代えてコイルばね
を用いて実質的に扉の跳ね上げ方向への弾性力をアーム
手段に付与するために、温度依存性をなくし得て、高温
時と低温時とにおける電動モータの負荷変動で開扉及び
閉扉速度が異なるような事態を避けることができ、而し
て、所望の全閉及び全開を行い得る。
【0020】本発明の第七の態様の跳ね上げ式門扉は、
第一から第六のいずれかの態様の跳ね上げ式門扉におい
て、アーム手段の単位量の回動毎に当該アーム手段の単
位量毎の回動を検出する単位回動検出手段を更に具備し
ており、ここで、制御手段は、単位回動検出手段の検出
結果に基づいてアーム手段の回動を制御するようになっ
ている。
【0021】第七の態様の跳ね上げ式門扉における制御
手段は、好ましくは本発明の第八の態様の跳ね上げ式門
扉のように、扉の跳ね上げ又は下げ方向のアーム手段の
回動で単位回動検出手段により検出された単位量毎の回
動の回数が所定値に到達した際に自動アーム回動手段の
電動モータの作動を停止させるようになっている。
【0022】第八の態様の跳ね上げ式門扉によれば、ア
ーム手段の単位量の回動毎に当該アーム手段の単位量毎
の回動を検出する単位回動検出手段により検出された単
位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム
回動手段の電動モータの作動を停止させるようにように
なっているために、換言すれば、アーム手段の回動位置
を検出してこの検出した回動位置に基づいて電動モータ
の作動を停止させるようにようになっているために、扉
及びアーム手段を地面及びストッパ等へ当接させないで
も完全閉扉及び完全開扉を確実に実現でき、而して操作
者に不安感を与えるような電動モータが高負荷状態で運
転されるような事態を避けることができると共に完全閉
扉及び完全開扉時における不快な激突音をなくし得、し
かも、電動モータ及び伝達機構等の寿命の低下をなくし
得る。
【0023】本発明の第九の態様の跳ね上げ式門扉は、
第七又は第八の態様の跳ね上げ式門扉において、完全開
扉と完全閉扉との間でアーム手段の所定位置への回動を
検出する所定位置回動検出手段を更に具備しており、制
御手段は、所定位置回動検出手段からの検出結果に基づ
いてもアーム手段の回動を制御するようになっている。
【0024】第九の態様の跳ね上げ式門扉によれば、所
定位置回動検出手段からの検出結果に基づいてもアーム
手段の回動を制御するために、所定位置回動検出手段か
らの検出結果を基準位置として利用できる結果、単位回
動検出手段によるアーム手段の回動制御を信頼性をもっ
て行うことができる。
【0025】制御手段は、本発明の第十の態様の跳ね上
げ式門扉のように、扉の跳ね上げ方向のアーム手段の回
動において所定位置回動検出手段からの検出結果に基づ
いて電動モータの作動を制御してアーム手段の回動を減
速させるようになっていても、本発明の第十一の態様の
跳ね上げ式門扉のように、扉の跳ね上げ方向のアーム手
段の回動において、所定位置回動検出手段からの検出結
果の生起後、単位回動検出手段により検出された単位量
毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム回動
手段の電動モータの作動を停止させるようになっていて
も、本発明の第十二の態様の跳ね上げ式門扉のように、
扉の下げ方向のアーム手段の回動において所定位置回動
検出手段からの検出結果に基づいて電動モータの作動を
制御してアーム手段の回動を減速させるようになってい
ても、そして、本発明の第十三の態様の跳ね上げ式門扉
のように、扉の下げ方向のアーム手段の回動において所
定位置回動検出手段からの検出結果の生起後、単位回動
検出手段により検出された単位量毎の回動の回数が所定
値に到達した際に自動アーム回動手段の電動モータの作
動を停止させるようになっていてもよい。
【0026】第十及び第十二の態様の跳ね上げ式門扉に
よれば、アーム手段の回動の減速後に、電動モータの作
動を停止させることができるために、電動モータの作動
停止に対して大きな電力を必要としなく、小さな電力で
完全閉扉及び完全開扉を正確に且つ確実に行うことがで
きる。
【0027】また第十から第十三の態様の跳ね上げ式門
扉によれば、所定位置回動検出手段からの検出結果の生
起後、アーム手段の回動の減速又は電動モータの作動停
止を行わせるために、減速又は作動停止が確実なものと
なる。
【0028】また制御手段は、本発明の第十四の態様の
跳ね上げ式門扉のように、扉の跳ね上げ方向のアーム手
段の回動において完全閉扉から単位回動検出手段により
検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際
に電動モータの作動を制御してアーム手段の回動を減速
させるようになっていても、本発明の第十五の態様の跳
ね上げ式門扉のように、扉の跳ね上げ方向のアーム手段
の回動において完全閉扉から単位回動検出手段により検
出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に
自動アーム回動手段の電動モータの作動を停止させるよ
うになっていても、本発明の第十六の態様の跳ね上げ式
門扉のように、扉の下げ方向のアーム手段の回動におい
て完全開扉から単位回動検出手段により検出された単位
量毎の回動の回数が所定値に到達した際に電動モータの
作動を制御してアーム手段の回動を減速させるようにな
っていても、そして、本発明の第十七の態様の跳ね上げ
式門扉のように、扉の下げ方向のアーム手段の回動にお
いて完全開扉から単位回動検出手段により検出された単
位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム
回動手段の電動モータの作動を停止させるようになって
いてもよい。
【0029】第十四及び第十六の態様の跳ね上げ式門扉
によれば、アーム手段の回動の減速後に、電動モータの
作動を停止させることができるために、電動モータの作
動停止に対して大きな電力を必要としなく、小さな電力
で完全閉扉及び完全開扉を正確に且つ確実に行うことが
できる。
【0030】弾性力付与手段は、好ましい例では本発明
の第十八の態様の跳ね上げ式門扉のように、扉の跳ね上
げ方向にアーム手段を回動させる弾性力を発生するもの
としてコイルばねのみを具備している。
【0031】第十八の態様の跳ね上げ式門扉によれば、
コイルばねのみにより扉の跳ね上げ方向にアーム手段を
回動させる縮み弾性力を発生するようにしているため
に、上述のように、ガススプリングに比較して温度依存
性をなくし得る結果、高温時と低温時とにおける電動モ
ータの負荷変動で開扉及び閉扉速度が異なるような事態
を避けることができる。
【0032】アーム手段は、好ましい例では本発明の第
十九の態様の跳ね上げ式門扉のように、支柱に一端部で
鉛直面内で回動自在に支持されていると共に他端部に扉
が鉛直面内で回動自在に取付けられた主アーム部材と、
この主アーム部材における一端部と他端部との間に一端
部で鉛直面内で回動自在に連結された連結部材と、扉に
一端部で鉛直面内で回動自在に連結されていると共に連
結部材が鉛直面内で回動自在に連結された補助アーム部
材と、連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部との
うちの少なくとも一方の他端部を支柱に鉛直面内で回動
自在であって鉛直方向に可動に連結すると共に当該一方
の他端部の鉛直方向の移動を案内する連結案内手段とを
具備している。
【0033】第十九の態様の跳ね上げ式門扉では、連結
部材と補助アーム部材とが互いに鉛直面内で回動自在に
連結されて、連結案内手段を介して連結部材の他端部と
補助アーム部材の他端部とのうちの少なくとも一方の他
端部が支柱に鉛直面内で回動自在であって鉛直方向に可
動に連結されているので、例えば完全閉鎖位置からの扉
の開放において主アーム部材が回動されると、それに連
れて連結部材が回動されながら主アーム部材に引きずら
れる結果、補助アーム部材全体が支柱側に若干引き寄せ
られて、扉の下端のせり出しをなくす方向に扉が回動さ
れ、而して、扉の前方へのせり出しをできるだけなくし
得て、せり出しに起因する事故、操作性の劣化等の不都
合をなくし、扉内の利用空間を広くできる。
【0034】連結案内手段は、本発明の第二十の態様の
跳ね上げ式門扉のように、連結部材の他端部を支柱に鉛
直面内で回動自在であって鉛直方向に可動に連結してい
ても、本発明の第二十一の態様の跳ね上げ式門扉のよう
に、補助アーム部材の他端部を支柱に鉛直面内で回動自
在であって鉛直方向に可動に連結していても、本発明の
第二十二の態様の跳ね上げ式門扉のように、連結部材と
補助アーム部材とがそれらの他端部同士で互いに鉛直面
内で回動自在に連結されている状態で、連結部材の他端
部と補助アーム部材の他端部とを支柱に鉛直面内で回動
自在であって鉛直方向に可動に連結していてもよい。
【0035】第二十の態様の跳ね上げ式門扉では、補助
アーム部材は、その他端部で連結部材における一端部と
他端部との間又は連結部材の他端部の外側に鉛直面内で
回動自在に連結されてもよく、第二十一の態様の跳ね上
げ式門扉では、連結部材は、その他端部で補助アーム部
材における一端部と他端部との間又は補助アーム部材の
他端部の外側に鉛直面内で回動自在に連結されてもよ
く、第二十二の態様の跳ね上げ式門扉では、連結部材の
他端部と補助アーム部材の他端部とが共通軸をもって互
いに鉛直面内で回動自在に連結されていてもよい。
【0036】本発明の第二十三の態様の跳ね上げ式門扉
では、第十九から第二十二のいずれかの態様の跳ね上げ
式門扉において、連結案内手段は、支柱に設けられた鉛
直方向に伸びた案内通路を具備しており、案内通路は、
連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部とのうちの
少なくとも一方の他端部の鉛直方向の移動を案内するよ
うになっている。
【0037】案内通路としては、支柱に設けられたスリ
ット、溝、突条又はレールであってよく、斯かる案内通
路の場合、連結案内手段は、第二十四の態様の跳ね上げ
式門扉のように、連結部材の他端部と補助アーム部材の
他端部とのうちの少なくとも一方の他端部に設けられて
いると共に鉛直方向に可動となるように案内通路に嵌合
されたスライダ又は回転自在なローラを具備していると
よい。
【0038】本発明の第十九から第二十四のいずれかの
態様の跳ね上げ式門扉において、好ましくは、その第二
十五の態様の跳ね上げ式門扉のように、完全閉鎖位置
で、支柱に対する主アーム部材の鉛直面内での回動軸心
と主アーム部材に対する連結部材の鉛直面内での回動軸
心とを結ぶ直線は、支柱に対する主アーム部材の鉛直面
内での回動軸心を通る水平面に対して俯角をなして伸び
ており、扉に対する補助アーム部材の鉛直面内での回動
軸心と連結部材に対する補助アーム部材の鉛直面内での
回動軸心とを結ぶ直線は、連結部材に対する補助アーム
部材の鉛直面内での回動軸心を通る水平面に対して俯角
をなして伸びており、主アーム部材に対する連結部材の
鉛直面内での回動軸心と連結部材に対する補助アーム部
材の鉛直面内での回動軸心とを結ぶ直線は、連結部材に
対する補助アーム部材の鉛直面内での回動軸心を通る水
平面に対して仰角をなして伸びている。
【0039】また第十九から第二十五のいずれかの態様
の本発明の跳ね上げ式門扉では、好ましくは、その第二
十六の態様の跳ね上げ式門扉のように、主アーム部材と
補助アーム部材とは、側面から見て、扉の完全閉鎖位置
ではほぼ互いに平行に伸び、扉の完全開放位置では、互
いに交差して伸びるようになっている。
【0040】更に第十九から第二十六のいずれかの態様
の本発明の跳ね上げ式門扉では、好ましくはその第二十
七の態様の跳ね上げ式門扉のように、完全閉鎖位置から
ほぼ15°までの扉の開放においては、扉の下端は、支
柱側に近接するようになっている。
【0041】本発明において弾性力付与手段は、第二十
八の態様の跳ね上げ式門扉のように、好ましくは、アー
ム手段の回動と共に回動されるように、アーム手段に連
結された回転自在なカム板と、このカム板に一端が連結
されていると共に、カム板のカム縁に当接して曲げ案内
される可撓性部材とを具備しており、コイルばねの一端
は可撓性部材の他端部に、その他端部は支柱に夫々連結
されている。
【0042】第二十八の態様の跳ね上げ式門扉によれ
ば、カム板のカム縁に当接して曲げ案内される可撓性部
材の他端部にコイルばねの一端が連結されているため
に、コイルばねの弾性力に基づいてカム板に付与する回
転モーメントをカム板の回転位置に拘わらず所望にでき
る結果、アーム手段の回動位置に最適な弾性力をアーム
手段に付与できる。
【0043】次に本発明の実施の形態を、図に示す好ま
しい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明は
これら例に何等限定されないのである。
【0044】
【発明の実施の形態】図1から図9において、本例の跳
ね上げ式門扉1は、立設された一対の中空の角形の支柱
2及び3と、支柱2及び3に一端部で鉛直面内でA及び
B方向に回動自在に支持されたアーム手段81及び82
と、アーム手段81及び82の他端部に取付けられた扉
13と、扉13の上枠27に並置されていると共に一端
部がアーム手段81の主アーム部材8の他端部10に他
端部がアーム手段82の主アーム部材9の他端部11に
夫々固着された補強横部材(横桟)30と、扉13並び
にアーム手段81及び82の自重に基づく扉13の下げ
方向、即ちB方向のアーム手段81及び82の回動に抗
する扉13の跳ね上げ方向、即ちA方向の回動力である
弾性力をアーム手段81及び82に付与すると共に支柱
2及び3に夫々内蔵された弾性力付与手段31及び32
と、アーム手段81の単位量の回動毎にアーム手段81
の単位量毎の回動を検出する単位回動検出手段28と、
アーム手段81の回動を自動的に行うと共にアーム手段
81の回動に対する回動力発生源としての電動モータ3
6を有して支柱2に内蔵された自動アーム回動手段29
と、完全開扉と完全閉扉との間でアーム手段81の所定
位置への回動を検出する所定位置回動検出手段33と、
自動アーム回動手段29によるアーム手段81の回動を
単位回動検出手段28及び所定位置回動検出手段33の
検出結果に基づいて制御すると共に支柱2に内蔵された
制御手段34と、自動アーム回動手段29の電動モータ
36への非給電と共にアーム手段81のA及びB方向の
回動を禁止する一方、自動アーム回動手段29の電動モ
ータ36への給電と共にアーム手段81のA及びB方向
の回動の禁止を解除する施錠手段58と、自動アーム回
動手段29の電動モータ36への非給電中において施錠
手段58よるアーム手段81のA及びB方向の回動の禁
止を強制的に解除すると共に支柱2に手動自在に配され
た解除手段59とを具備している。
【0045】アーム手段81及び82は、支柱2及び3
に一端部4及び5で軸部材6及び7を介して鉛直面内で
A及びB方向に回動自在に支持されていると共に他端部
10及び11に軸部材12(支柱3側は図示せず)を介
して鉛直面内でC及びD方向に回動自在に扉13が取付
けられた角材からなる主アーム部材8及び9と、主アー
ム部材8及び9における一端部4及び5と他端部10及
び11との間に一端部14(支柱3側は図示せず)で軸
部材15(支柱3側は図示せず)を介して鉛直面内でE
及びF方向に回動自在に連結されている角材からなる連
結部材16及び17と、扉13に一端部18及び19で
軸部材20(支柱3側は図示せず)を介して鉛直面内で
G及びH方向に回動自在に連結されていると共に連結部
材16及び17が軸部材35(支柱3側は図示せず)を
介して鉛直面内でJ及びK方向に回動自在に連結された
角材からなる補助アーム部材21及び22と、連結部材
16及び17の他端部23(支柱3側は図示せず)と補
助アーム部材21及び22の他端部24及び25とのう
ちの少なくとも一方の他端部、本例では両他端部23並
びに24及び25を支柱2及び3に鉛直面内でJ及びK
方向に回動自在であって鉛直方向Vに可動に連結すると
共に当該両他端部23並びに24及び25の鉛直方向V
の移動を案内する連結案内手段26(支柱3側は図示せ
ず)とを具備している。
【0046】扉13は、上枠27並びに上枠27に固着
された縦枠41及び42に加えて、縦枠41及び42に
固着された下枠44と、上枠27及び下枠44を橋絡し
た目隠し用の複数の縦格子43と、縦枠41及び42に
固着されたブラケット47(支柱3側は図示せず)とを
具備している。扉13としては、縦格子43を具備した
ものに限定されず、横格子を取付けたもの等その他のも
のであってもよい。ブラケット47に軸部材12及び2
0が取付けられている。
【0047】本例では、支柱2側と支柱3側とは、単位
回動検出手段28、自動アーム回動手段29、制御手段
34、所定位置回動検出手段33、施錠手段58及び解
除手段59を除いて、互いに同様に構成されているの
で、以下、主に支柱2側について説明する。なお、自動
アーム回動手段29と同等の自動アーム回動手段を支柱
3側にも設けて、この自動アーム回動手段により支柱3
側のアーム手段82の回動を支柱2側のアーム手段81
と同様に自動的に行わせるようにしてもよい。支柱2側
のみに自動アーム回動手段29を設ける場合には、支柱
3側のアーム手段82は、支柱2側のアーム手段81に
扉13及び補強横部材30を介して従属して回動される
ことになるので、この従属回動を行わせる程度に扉13
及び補強横部材30の機械的強度を得難い際には、上記
の通り、自動アーム回動手段を支柱3側にも設けて、こ
の自動アーム回動手段により支柱3側のアーム手段82
の回動を支柱2側のアーム手段81の回動と同期して自
動的に行わせるようにするのがよい。なお、自動アーム
回動手段を支柱3側にも設ける際には、施錠手段58及
び解除手段59と同等の施錠手段及び解除手段を支柱3
側にも設けるとよい。
【0048】連結部材16と補助アーム部材21とは、
その夫々の他端部23及び24同士で軸部材35を介し
て互いに鉛直面内でJ及びK方向に回動自在に連結され
ている。
【0049】連結案内手段26は、支柱2に固着されて
いると共に鉛直方向Vに伸びた断面U字状の案内部材5
1と、軸部材35に回転自在に取付けられていると共に
案内部材51により規定されて鉛直方向Vに伸びた案内
通路52に嵌合されたローラ53と、ローラ53の予期
しない一定以上の下降を禁止するストッパ54とを具備
しており、こうして、本例の連結案内手段26は、支柱
2に設けられた鉛直方向Vに伸びた案内通路52と、連
結部材16の他端部23と補助アーム部材21の他端部
24とのうちの少なくとも一方の他端部、本例では両他
端部23及び24に軸部材35を介して設けられている
と共に鉛直方向Vに可動となるように案内通路52に嵌
合された回転自在なローラ53とを具備して、而して、
両他端部23及び24を支柱2に鉛直面内でJ及びK方
向に回動自在であって鉛直方向Vに可動に連結すると共
に両他端部23及び24の鉛直方向Vの移動を案内する
ようになっている。
【0050】本例では、扉13が地面55に直立した扉
13の完全閉鎖位置(図1及び図2に示す位置)、すな
わち完全閉扉の位置で、支柱2に対する主アーム部材8
の鉛直面内でのA及びB方向の回動軸心61(軸部材6
の軸心)と主アーム部材8に対する連結部材16の鉛直
面内でのE及びF方向の回動軸心62(軸部材15の軸
心)とを結ぶ直線63は、回動軸心61を通る水平面に
対して俯角αをなして伸びており、扉13に対する補助
アーム部材21の鉛直面内でのG及びH方向の回動軸心
64(軸部材20の軸心)と連結部材16に対する補助
アーム部材21の鉛直面内でのJ及びK方向の回動軸心
65(軸部材35の軸心)とを結ぶ直線66は、回動軸
心65を通る水平面に対して俯角βをなして伸びてお
り、回動軸心62と回動軸心65とを結ぶ直線67は、
回動軸心65を通る水平面に対して仰角γをなして伸び
ており、扉13に対する主アーム部材8の鉛直面内での
C及びD方向の回動軸心68(軸部材12の軸心)と回
動軸心61との間の距離L1は、回動軸心64と回動軸
心65との間の距離L2よりも短く、主アーム部材8と
補助アーム部材21とは、側面から見て、ほぼ互いに平
行に伸びるようになっており、完全閉扉位置(図1及び
図2に示す位置)からほぼ15°までの主アーム部材8
のA方向の回動による扉13の開放においては、扉13
の下端71は、支柱2側に近接するようになっており、
扉13の完全開放位置(図10及び図11参照)、すな
わち完全開扉の位置では、主アーム部材8と補助アーム
部材21とは互いに交差して伸びるようになっている。
【0051】支柱2に内蔵された弾性力付与手段31
は、基板104を貫通する軸部材6に固着されて、これ
によりアーム手段81の回動と共にA及びB方向に回転
されるようにアーム手段81に連結された回転自在なカ
ム板85と、カム板85にピン86を介して一端部87
が連結されていると共に中間部88がカム板85のカム
縁89に当接して曲げ案内された可撓性部材としてのロ
ーラチェーン90と、ローラチェーン90の他端部91
にピン92を介して回動自在に連結された連結具93
と、一端部94が連結具93の孔95に引っ掛けられた
コイルばね96と、コイルばね96の他端部97が孔9
8に引っ掛けられていると共にピン99を介してブラケ
ット100に回動自在に連結された連結具101とを具
備しており、ブラケット100は支柱2に固着されてお
り、こうして、コイルばね96の一端部94は、連結具
93を介してローラチェーン90の他端部91に、コイ
ルばね96の他端部97は、ブラケット100及び連結
具101を介して支柱2に連結されている。
【0052】基板104は、支柱2内において支柱2に
ねじ等により固着されており、カム縁89は、軸部材6
が固着された主アーム部材8の回動軸心61(軸部材6
及びカム板85の回転中心)を中心とした円弧縁107
と、好ましくは円弧縁107に連続した直線縁108と
を具備しているとよい。
【0053】弾性力付与手段31は、扉13の跳ね上げ
方向(A方向)にアーム手段81を回動させる縮み弾性
力を発生するものとしてコイルばね96のみを具備して
おり、而して、実質的にコイルばね96により扉13の
跳ね上げ方向への縮み弾性力をアーム手段81に付与す
るようになっている。
【0054】単位回動検出手段28は、支柱2内におい
て基板104に固着された電動モータ36の回転軸37
の回転を検出して、回転軸37が単位角度回転される毎
にこの単位回転を示す電気的なパルスを出力するエンコ
ーダからなり、これによりアーム手段81の単位量の回
動毎にアーム手段81の単位量毎の回動を検出するよう
になっている。単位回動検出手段28は、回転軸37の
正逆回転を識別できるように、互いに位相が異なると共
に正逆回転において位相の異なりが相違する二つのパル
スを回転軸37の単位回転毎に出力するようになったエ
ンコーダからなっているとよい。なお、単位回動検出手
段28としては、回転軸37の回転を検出する代わり
に、軸部材6の回転を検出するようにしてアーム手段8
1の単位量毎の回動を検出するようにしてもよい。
【0055】自動アーム回動手段29は、アーム手段8
1の回動に対する回動力発生源としての減速機付の電動
モータ36と、電動モータ36の回転軸37の回転をア
ーム手段81に伝達する回転伝達機構60とを具備して
おり、回転伝達機構60は、電動モータ36の回転軸3
7に連結されていると共にギヤケース38に回転自在に
支持されたスパイラルギヤ39と、スパイラルギヤ39
に噛合うと共にカム板85の縁部に回動軸心61を中心
として円弧状に伸びて形成された歯列40とを具備して
いる。
【0056】なお、カム板85の縁部に歯列40を設け
る代わりに、軸部材6に歯車を固着し、この歯車にスパ
イラルギヤ39を噛合わせて回転伝達機構60を構成し
てもよい。
【0057】可逆の電動モータ36は、ブラケット56
を介して基板104に固着されており、ギヤケース38
は基板104に取付けられており、回転軸37は、連結
具57を介してスパイラルギヤ39に連結されている。
【0058】自動アーム回動手段29は、制御手段34
の制御下で、電動モータ36の回転軸37を正又は逆転
させてスパイラルギヤ39を介して歯列40を移動さ
せ、歯列40の移動によりカム板85及び軸部材6を介
してアーム手段81をA又はB方向に自動的に回動させ
るようになっている。
【0059】所定位置回動検出手段33は、軸部材6に
固着されていると共に円弧突部48を一体的に有した円
板49と、支柱2に取付けられたリミットスイッチ50
とを具備している。
【0060】所定位置回動検出手段33は、軸部材6が
A方向に回転されてアーム手段82が所定回動位置に回
動された際に、円弧突部48がリミットスイッチ50に
当接してリミットスイッチ50を作動させて、斯かるリ
ミットスイッチ50の作動でもって扉13の完全開扉と
完全閉扉との間でアーム手段81の所定位置への回動を
検出するようになっている。本例では、所定位置回動検
出手段33は、アーム手段82のA方向の回動で、所定
位置として完全開扉から角度で10°手前の位置で円弧
突部48がはじめてリミットスイッチ50に当接してリ
ミットスイッチ50を作動させると共に以後完全開扉ま
でリミットスイッチ50の作動を維持するようになって
いる。
【0061】制御手段34は、コンピュータ等からな
り、扉13の跳ね上げ方向及び下げ方向、即ちA及びB
方向のアーム手段81の回動で単位回動検出手段28に
より検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達し
た際に自動アーム回動手段29の電動モータ36への給
電を停止(非給電)し、電動モータ36の作動を停止さ
せるようになっていると共に、A及びB方向のアーム手
段81の回動において所定位置回動検出手段33からの
検出結果に基づいて電動モータ36の作動を制御してア
ーム手段81の回動を減速させるようになっている。
【0062】即ち、制御手段34は、図1及び図2に示
す完全閉扉で、支柱2等に取付けられた図示しないスイ
ッチが操作者により押圧されると、電動モータ36に給
電して回転軸37を例えば1700rpmないし140
0rpmで回転させるように電動モータ36を作動さ
せ、これにより回転軸37、スパイラルギヤ39、歯列
40、カム板85及び軸部材6を介してA方向にアーム
手段81を回動させて扉13を跳ね上げさせると共に、
スイッチの押圧以後、アーム手段81のA方向の回動中
において単位回動検出手段28からの単位量毎の回動を
示すパルスを計数し続け、次に完全開扉から角度で10
°手前の位置までアーム手段81が回動されたことを示
す検出結果が所定位置回動検出手段33から生起されて
この検出結果を所定位置回動検出手段33から受け取る
と、回転軸37を例えば300rpmないし500rp
mで減速して回転させるように電動モータ36を作動さ
せ、その後、単位量毎の回動の回数を示すパルスの計数
値が、完全開扉となるアーム手段81の回動位置として
予め設定された値になると電動モータ36の作動を停止
させるべく、電動モータ36への給電を停止(非給電)
するようになっている。
【0063】そして制御手段34は、図10及び図11
に示すように扉13の下端71がfの位置となる完全開
扉状態で、図示しない上記のスイッチが操作者により押
圧されることにより、電動モータ36に給電して回転軸
37を例えば1700rpmないし1400rpmで回
転させるように電動モータ36を逆に作動させ、これに
より回転軸37、スパイラルギヤ39、歯列40、カム
板85及び軸部材6を介してB方向にアーム手段81を
回動させて扉13を下げさせると共に、スイッチの押圧
以後、アーム手段81のB方向の回動中において単位回
動検出手段28からの単位量毎の回動を示すパルスでも
って前述の計数値を減算し続け、この減算された計数値
が完全閉扉から角度で15°手前の位置までのアーム手
段81の回動量に相当する予め設定された値になると、
回転軸37を例えば300rpmないし500rpmで
減速して回転するように電動モータ36を作動させ、そ
の後、アーム手段81の単位量毎の回動の回数を示すパ
ルスの計数値が完全開扉となるアーム手段81の回動位
置として予め設定された値、この場合、パルスの計数値
がゼロになると電動モータ36の作動を停止させるべ
く、電動モータ36への給電を停止(非給電)するよう
になっている。
【0064】また、制御手段34は、単位回動検出手段
28からの単位量毎の回動を示すパルスの生起時間間隔
から回転軸37の回転速度を検出して、この検出結果に
基づいて、回転軸37の回転速度が予め決められた17
00rpmないし1400rpm及び300rpmない
し500rpmとなるように制御している。
【0065】緊急事態によるアーム手段81の回動の途
中停止では、制御手段34は、その時点におけるパルス
の計数値を記憶し、操作者によるスイッチの押圧でパル
スの計数又は減算を続行するようになっている。
【0066】更に、所定位置回動検出手段33から検出
結果が出力されるアーム手段81の回動位置は予め判明
しているために、制御手段34は、所定位置回動検出手
段33から検出結果を受け取った際において、パルスの
計数値が、所定位置回動検出手段33から検出結果が出
力されるアーム手段81の回動位置に相当しない値であ
る場合には、このパルスの計数値を当該アーム手段81
の回動位置に相当する値に修正するようになっている。
【0067】なお、リミットスイッチ50に加えて更に
他のリミットスイッチを具備して所定位置回動検出手段
33を構成し、アーム手段82のB方向の回動で、所定
位置として完全閉扉から角度で15°手前の位置で円弧
突部48がはじめて斯かる他のリミットスイッチに当接
して当該リミットスイッチを作動させると共に以後完全
閉扉まで当該リミットスイッチの作動を維持するように
所定位置回動検出手段33を構成してもよく、この場合
に、制御手段34は、B方向のアーム手段81の回動に
おいて所定位置回動検出手段33から他のリミットスイ
ッチの検出結果に基づいて電動モータ36の作動を制御
してアーム手段81の回動を減速させるようにしてもよ
い。
【0068】また、所定位置回動検出手段33を設ける
ことなしに、A方向のアーム手段の回動において、B方
向のアーム手段81の回動と同様に、完全閉扉から単位
回動検出手段28により検出された単位量毎の回動の回
数を示すパルスの計数値が予め決められた所定値に到達
した際に電動モータ36の作動を制御してアーム手段8
1の回動を減速させるように制御手段34を構成しても
よい。
【0069】施錠手段58は、電磁石、ばね、可動鉄
片、摩擦板等を具備した電磁クラッチ等からなってお
り、自動アーム回動手段29の電動モータ36への給電
と共に電磁石への給電を行って電磁力を発生しこの電磁
力でもってばねのばね力に抗して可動鉄片及び摩擦板を
動かして電動モータ36の回転軸37への制動を解除し
て回転軸37の回転を可能とし、自動アーム回動手段2
9の電動モータ36への非給電と共に電磁石も非給電と
して電動モータ36の回転軸37にばねのばね力に基づ
く摩擦板の摩擦制動を加えて回転軸37の回転を禁止す
るようになっている。
【0070】このように施錠手段58は、電動モータ3
6が非給電となると、電動モータ36の回転軸37に制
動を与えて回転軸37が回転できないようにして、而し
て回転軸37にスパイラルギヤ39、歯列40、カム板
85及び軸部材6を介して連結されたアーム手段81も
またA及びB方向に回動できないようにし、アーム手段
81の回動を禁止するようになっている。
【0071】解除手段59は、施錠手段58のばね力に
抗して摩擦板を動かして摩擦制動を解除するように揺動
自在に施錠手段58に配された解除レバー72と、解除
レバー72に一端が連結された紐状体としてのワイヤ7
3と、ワイヤ73の他端に連結されていると共に支柱2
の外側に垂れ下げて操作可能に配されたグリップ部材7
4と、一端がワイヤ73に他端が支柱2に取付けられた
引き戻し用のコイルばね70とを具備しており、ワイヤ
73は、支柱2に回転自在に支持された転向プーリ75
に掛け回されて支柱2に形成された孔76を通って配さ
れている。
【0072】解除手段59は、停電等を含む電動モータ
36への非給電中において必要により人手によりグリッ
プ部材74が引かれてワイヤ73が引っ張られると、解
除レバー72を揺動させるようになっている。解除レバ
ー72は、ワイヤ73に引っ張られて揺動されると、て
この原理でもって、施錠手段58における電動モータ3
6の回転軸37に対するばね力に基づく摩擦制動を解除
するようになっており、而して、解除手段59は、電動
モータ36への非給電中において斯かる施錠手段58に
おける摩擦制動を解除して、電動モータ36の回転軸3
7にスパイラルギヤ39、歯列40、カム板85及び軸
部材6を介して連結されたアーム手段81の回動の禁止
を解除するようになっている。施錠手段58によるアー
ム手段81の回動の禁止がこうして解除されると、アー
ム手段81を手動でA及びB方向に回動できるようにな
って扉13の開閉を手動で行うことができるようにな
る。
【0073】なお、孔76から引き出されたワイヤ73
を巻き付けることができるように支柱2に取付けられた
ピン又はワイヤ73を引っ張るために移動されたグリッ
プ部材74を着脱自在に保持できるように支柱2に取付
けられた保持具等を更に具備して解除手段59を構成
し、斯かるピンへのワイヤ73の巻き付け又は保持具へ
のグリップ部材74の保持でもって施錠手段58に対す
る解除状態を維持できるようにしてもよい。
【0074】以上の跳ね上げ式門扉1では、完全閉扉で
は図1及び図2に示すように扉13が地面55にほぼ直
立した状態になる。この状態で操作者による図示しない
スイッチの作動で電動モータ36及び施錠手段58への
給電がなされて、電動モータ36が作動される一方、施
錠手段58による電動モータ36の回転軸37への制動
が解除され、電動モータ36の作動による回転軸37の
回転で、スパイラルギヤ39、歯列40、カム板85及
び軸部材6を介して主アーム部材8がA方向に回動され
ると、主アーム部材8に軸部材15を介して一端部14
が連結された連結部材16は、主アーム部材8に対して
F方向に回動されながら主アーム部材8に引きずられる
結果、連結部材16の他端部24は、ローラ53の回転
を介して案内通路52に案内されて上昇され、この上昇
で補助アーム部材21は全体として支柱2側に少し引っ
張られ、この引っ張りにより扉13は主アーム部材8の
他端部10に対してD方向に回動され、従って、扉13
は、その下端71が図11の軌跡a−b−cで示すよう
に前方にせり出すことなしに、地面55にほぼ直立した
状態をもって上昇し、完全閉扉位置(図1及び図2に示
す位置)からほぼ15°まで主アーム部材8がA方向に
回動された後は、主アーム部材8のA方向の回動と共に
扉13は、その下端71が若干前方にせり出しつつ図1
1に示す軌跡c−d−e−fをもって上昇し、最後に下
端71が軌跡fの位置となる完全開扉となると電動モー
タ36及び施錠手段58への給電が停止されて電動モー
タ36の作動が停止されると共に施錠手段58による電
動モータ36の回転軸37への制動が行われる。なお、
下端71が軌跡eからfをもって扉13が上昇する間
は、主アーム部材8と補助アーム部材21とは互いに交
差して伸びるようになっている。
【0075】完全開扉から完全閉扉にするには、操作者
による図示しないスイッチの作動による電動モータ36
の逆作動で軸部材6を介して主アーム部材8をB方向に
回動すればよい。扉13の完全閉扉への移行でも、扉1
3は、その下端71が図11に示す軌跡f−e−d−c
−b−aをもって下降する。
【0076】跳ね上げ式門扉1では、コイルばね96に
より扉13等の自重を適宜打ち消す縮み弾性力を発生す
るようにしているために、完全閉扉において、スパイラ
ルギヤ39と歯列40との間の噛合い部にそれ程の力が
負荷されず、電動モータ36の作動での開扉作動を困難
なく行い得る。また、電動モータ36の作動でアーム手
段81がA方向に回動されると、これと共にカム板85
も図10に示すように同様にA方向に回転される結果、
アーム手段81の各回動位置に相当して生じるコイルば
ね96の引っ張り弾性力でもって、扉13等の自重が適
宜打ち消されて自動開扉が困難なく行えるようになって
いる。
【0077】跳ね上げ式門扉1では、コイルばね96の
みにより扉13のA方向にアーム手段81を回動させる
縮み弾性力を発生するようにしているために、ガススプ
リングに比較して温度依存性をなくし得る結果、電動モ
ータ36の負荷変動で開扉及び閉扉速度が異なるような
事態を避けることができる。
【0078】跳ね上げ式門扉1によれば、アーム手段8
1の単位量の回動毎にアーム手段81の単位量毎の回動
を検出する単位回動検出手段28により検出された単位
量毎の回動の回数に相当するパルスの計数値が所定値に
到達した際に自動アーム回動手段29の電動モータ36
の作動を停止させるようになっているために、換言すれ
ば、アーム手段81の回動位置を検出してこの検出した
回動位置に基づいて電動モータ36の作動を停止させる
ようになっているために、扉13及びアーム手段81を
地面及びストッパ等へ当接させないでも完全閉扉及び完
全開扉を確実に実現でき、而して操作者に不安感を与え
るような電動モータ36が高負荷状態で運転されるよう
な事態を避けることができると共に完全閉扉及び完全開
扉時における不快な激突音をなくし得、しかも、電動モ
ータ36並びにスパイラルギヤ39及び歯列40を含む
回転伝達機構60等の寿命の低下をなくし得る。
【0079】そして、跳ね上げ式門扉1によれば、所定
位置回動検出手段33からの検出結果に基づいてもアー
ム手段81の回動を制御するために、所定位置回動検出
手段33からの検出結果を基準位置として利用できる結
果、単位回動検出手段28によるアーム手段81の回動
制御を信頼性をもって行うことができる。
【0080】更に跳ね上げ式門扉1では、カム板85の
カム縁89に当接して曲げ案内されるローラチェーン9
0の他端部91にコイルばね96の一端部94が連結さ
れているために、コイルばね96の引っ張り弾性力に基
づいてカム板85に付与する回転モーメントをカム板8
5の回転位置に拘わらず所望にできる結果、アーム手段
81の回動位置に最適な弾性力をアーム手段81に付与
できる。
【0081】加えて跳ね上げ式門扉1によれば、アーム
手段81の回動の減速後に、電動モータ36の作動を停
止させるために、電動モータ36の作動停止に対して大
きな電力を必要としなく、小さな電力で完全閉扉及び完
全開扉を正確に且つ確実に行うことができる。
【0082】また跳ね上げ式門扉1では、扉13の開放
において扉13の下端71のせり出しをなくす方向に扉
13が回動され、而して、扉13の前方へのせり出しを
できるだけなくし得て、せり出しに起因する事故、操作
性の劣化等の不都合をなくし、扉内の利用空間を広くで
きる。
【0083】跳ね上げ式門扉1によれば、施錠手段58
により自動アーム回動手段29の電動モータ36への非
給電と共にアーム手段81の回動を禁止するために、非
給電中には外からは容易に扉13を手動開閉できない上
に、解除手段59が支柱2に手動自在に配されているた
めに、停電等の必要な際には解除手段59により施錠手
段58の施錠状態を解除でき、容易に内側から扉13を
手動開閉できる。
【0084】なお、解除手段59を図12に示すように
構成してもよく、図12に示す解除手段59は、解除レ
バー72に加えて、支柱2に取付けられたハウジング7
7と、支柱2に配されたスライド摘み78と、ハウジン
グ77内に配されていると共にスライド摘み78を元の
位置に復帰させるように弾性的に付勢するコイルばね7
9とを具備しており、ハウジング77は係合孔80を有
しており、スライド摘み78は、ハウジング77内に摺
動自在に配された本体110と、本体110の一方の面
に一体的に形成されていると共にハウジング77の孔1
11を介してハウジング77外に突出して支柱2に配さ
れた摘み部112と、同じく本体110の一方の面に一
体的に形成された突部113と、本体110の他方の面
に一体的に形成されていると共に支柱2に形成された貫
通孔114を通って解除レバー72に係合する係合突起
部115とを具備している。
【0085】図12に示す解除手段59によれば、手動
で摘み部112を移動させてスライド摘み78を下方に
スライドさせることにより、係合突起部115を介して
解除レバー72を揺動させることことができ、これによ
りアーム手段81の回動の禁止を解除できるようになっ
ている。そして図12の解除手段59では、スライド摘
み78の下方へのスライドにおいて、突部113が係合
孔80に嵌入するようになっているために解除レバー7
2の揺動状態を維持できるようになっており、この解除
レバー72の揺動状態の解除は、手動で摘み部112を
介してスライド摘み78を支柱2に向かって押し付けて
係合孔80から突部113を抜出させて、コイルばね7
9によりスライド摘み78を上方にスライドさせること
により行い得る。
【0086】更に図13及び図14に示すように解除手
段59を構成してもよく、図13及び図14に示す解除
手段59は、貫通孔114を通って支柱2外に突出した
解除レバー72と、支柱2内面に固着されていると共に
中央部で曲折して突出した板ばね118とを具備してお
り、解除レバー72は、その自由端部側に摘み部として
の二股部119を有しており、板ばね118は、支柱2
に配された二股部119の間を通って支柱2内面にねじ
などにより固着されている。図13及び図14の解除手
段59では、手動で二股部119を移動させて解除レバ
ー72を直接揺動させることによりアーム手段81の回
動の禁止を解除できるようになっており、この直接揺動
において解除レバー72の二股部119の基部が板ばね
118のばね変形を伴って板ばね118の曲折して突出
した部位を乗り越えて当該部位に係合するようになって
いるために解除レバー72の揺動状態を維持でき、解除
レバー72を手動で前記と逆に直接揺動させて板ばね1
18のばね変形を伴って板ばね118の曲折して突出し
た部位と二股部119の基部との係合を解除することに
よって解除レバー72の揺動状態の解除を行い得るよう
になっている。
【0087】また上記例では、連結部材16の他端部2
3と補助アーム部材21の他端部24とを共通の軸部材
35により相互に回動自在に連結し、軸部材35にロー
ラ53を設けて、これにより連結部材16の他端部23
と補助アーム部材21の他端部24とを連結案内手段2
6を介して支柱2に連結したが、これに代えて、連結部
材16の他端部23のみを軸部材35及び連結案内手段
26を介して支柱2に直接的に連結し、補助アーム部材
21の他端部24を連結部材16に他の軸部材を介して
相互に回動自在に連結してもよく、更にまた、補助アー
ム部材21の他端部24のみを軸部材35及び連結案内
手段26を介して支柱2に直接的に連結し、連結部材1
6の他端部23を補助アーム部材21に他の軸部材を介
して相互に回動自在に連結してもよい。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、非給電中には外からは
容易に手動開閉できない上に、停電等の必要な際には容
易に手動開閉が可能な自動式の跳ね上げ式門扉を提供す
ることができる。
【0089】また本発明によれば、操作者に不安感を与
えるような電動モータが高負荷状態で運転されるような
事態を避けることができると共に完全閉扉及び完全開扉
時における地面及びストッパ等への激突をなくすことが
できて不快な激突音をなくし得、しかも、電動モータ及
び伝達機構等の寿命の低下をなくし得る跳ね上げ式門扉
を提供することができる。
【0090】更に本発明によれば、温度依存性をなくし
得て、高温時と低温時とにおける電動モータの負荷変動
で開扉及び閉扉速度が異なるような事態を避けることが
でき、而して、所望の全閉及び全開を行い得る跳ね上げ
式門扉を提供することができる。
【0091】また本発明によれば、扉の前方へのせり出
しをできるだけなくし得て、せり出しに起因する事故等
の不都合をなくし、扉内の利用空間を広くできる跳ね上
げ式門扉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい例の斜視図であ
る。
【図2】図1に示す例の一方の支柱側の側面説明図であ
る。
【図3】図2に示す支柱側の一部拡大側面説明図であ
る。
【図4】図2に示す支柱側の一部拡大側面説明図であ
る。
【図5】図1に示す例の一方の支柱側の背面説明図であ
る。
【図6】図1に示す例の一方の支柱内部等の側面説明図
である。
【図7】図1に示す例の一方の支柱の一部正面説明図で
ある。
【図8】図9に示す所定位置回動検出手段の説明図であ
る。
【図9】図1に示す例の一方の支柱内部の平面説明図で
ある。
【図10】図1に示す例の動作説明図である。
【図11】図1に示す例の動作説明図である。
【図12】図1に示す例の解除手段の他の例の説明図で
ある。
【図13】図1に示す例の解除手段の更に他の例の説明
図である。
【図14】図13に示す解除手段の平面説明図である。
【符号の説明】
1 跳ね上げ式門扉 2、3 支柱 13 扉 29 自動アーム回動手段 31、32 弾性力付与手段 34 制御手段 58 施錠手段 59 解除手段 81、82 アーム手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 浩司 滋賀県栗太郡栗東町出庭1118番地 オイレ ス工業株式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 2E038 BA01 CA32 CB02 DD02 DD04 DD06 DD08 DF07 2E052 AA05 BA01 CA06 DA02 DB02 EA09 EB01 EB04 EC01 GA01 GC02 GC03 GC06 GC07 GC10 GD01 GD09 HA01 KA06 KA08

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱と、この支柱に一端部で鉛直面内で
    回動自在に支持されたアーム手段と、このアーム手段の
    他端部に取付けられた扉と、この扉及びアーム手段の自
    重に抗して扉の跳ね上げ方向に弾性力をアーム手段に付
    与する弾性力付与手段と、アーム手段の回動を自動的に
    行うと共にアーム手段の回動に対する回動力発生源とし
    ての電動モータを有した自動アーム回動手段と、この自
    動アーム回動手段によるアーム手段の回動を制御する制
    御手段と、自動アーム回動手段の電動モータへの非給電
    と共にアーム手段の回動を禁止する施錠手段と、自動ア
    ーム回動手段の電動モータへの非給電中において施錠手
    段によるアーム手段の回動の禁止を強制的に解除すると
    共に支柱に手動自在に配された解除手段とを具備してい
    る跳ね上げ式門扉。
  2. 【請求項2】 自動アーム回動手段は、電動モータの回
    転軸の回転をアーム手段に伝達する回転伝達機構を具備
    しており、施錠手段は、自動アーム回動手段の電動モー
    タへの非給電と共に電動モータの回転軸に制動を加えて
    アーム手段の回動を禁止するようになっている請求項1
    に記載の跳ね上げ式門扉。
  3. 【請求項3】 施錠手段は、自動アーム回動手段の電動
    モータへの給電と共に電磁力を発生して電動モータの回
    転軸への制動を解除するようになっている請求項2に記
    載の跳ね上げ式門扉。
  4. 【請求項4】 解除手段は、支柱に配されたグリップ部
    材を具備しており、グリップ部材を引くことによりアー
    ム手段の回動の禁止を解除するようになっている請求項
    1から3のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  5. 【請求項5】 解除手段は、支柱に配された摘み部を具
    備しており、摘み部を移動させることによりアーム手段
    の回動の禁止を解除するようになっている請求項1から
    3のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  6. 【請求項6】 弾性力付与手段はコイルばねを具備して
    おり、実質的にこのコイルばねにより扉の跳ね上げ方向
    への弾性力をアーム手段に付与するようになっている請
    求項1から5のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  7. 【請求項7】 アーム手段の単位量の回動毎に当該アー
    ム手段の単位量毎の回動を検出する単位回動検出手段を
    更に具備しており、制御手段は、単位回動検出手段の検
    出結果に基づいてアーム手段の回動を制御するようにな
    っている請求項1から6のいずれか一項に記載の跳ね上
    げ式門扉。
  8. 【請求項8】 制御手段は、扉の跳ね上げ又は下げ方向
    のアーム手段の回動で単位回動検出手段により検出され
    た単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動ア
    ーム回動手段の電動モータの作動を停止させるようにな
    っている請求項7に記載の跳ね上げ式門扉。
  9. 【請求項9】 完全開扉と完全閉扉との間でアーム手段
    の所定位置への回動を検出する所定位置回動検出手段を
    更に具備しており、制御手段は、所定位置回動検出手段
    からの検出結果に基づいてアーム手段の回動を制御する
    ようになっている請求項7又は8に記載の跳ね上げ式門
    扉。
  10. 【請求項10】 制御手段は、扉の跳ね上げ方向のアー
    ム手段の回動において所定位置回動検出手段からの検出
    結果に基づいて電動モータの作動を制御してアーム手段
    の回動を減速させるようになっている請求項9に記載の
    跳ね上げ式門扉。
  11. 【請求項11】 制御手段は、扉の跳ね上げ方向のアー
    ム手段の回動において、所定位置回動検出手段からの検
    出結果の生起後、単位回動検出手段により検出された単
    位量毎の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム
    回動手段の電動モータの作動を停止させるようになって
    いる請求項9又は10に記載の跳ね上げ式門扉。
  12. 【請求項12】 制御手段は、扉の下げ方向のアーム手
    段の回動において所定位置回動検出手段からの検出結果
    に基づいて電動モータの作動を制御してアーム手段の回
    動を減速させるようになっている請求項9から11のい
    ずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  13. 【請求項13】 制御手段は、扉の下げ方向のアーム手
    段の回動において所定位置回動検出手段からの検出結果
    の生起後、単位回動検出手段により検出された単位量毎
    の回動の回数が所定値に到達した際に自動アーム回動手
    段の電動モータの作動を停止させるようになっている請
    求項9から12のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門
    扉。
  14. 【請求項14】 制御手段は、扉の跳ね上げ方向のアー
    ム手段の回動において完全閉扉から単位回動検出手段に
    より検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達し
    た際に電動モータの作動を制御してアーム手段の回動を
    減速させるようになっている請求項7から13のいずれ
    か一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  15. 【請求項15】 制御手段は、扉の跳ね上げ方向のアー
    ム手段の回動において完全閉扉から単位回動検出手段に
    より検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達し
    た際に自動アーム回動手段の電動モータの作動を停止さ
    せるようになっている請求項7から14のいずれか一項
    に記載の跳ね上げ式門扉。
  16. 【請求項16】 制御手段は、扉の下げ方向のアーム手
    段の回動において完全開扉から単位回動検出手段により
    検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際
    に電動モータの作動を制御してアーム手段の回動を減速
    させるようになっている請求項7から15のいずれか一
    項に記載の跳ね上げ式門扉。
  17. 【請求項17】 制御手段は、扉の下げ方向のアーム手
    段の回動において完全開扉から単位回動検出手段により
    検出された単位量毎の回動の回数が所定値に到達した際
    に自動アーム回動手段の電動モータの作動を停止させる
    ようになっている請求項7から16のいずれか一項に記
    載の跳ね上げ式門扉。
  18. 【請求項18】 弾性力付与手段は、扉の跳ね上げ方向
    にアーム手段を回動させる弾性力を発生するものとして
    コイルばねのみを具備している請求項1から17のいず
    れか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  19. 【請求項19】 アーム手段は、支柱に一端部で鉛直面
    内で回動自在に支持されていると共に他端部に扉が鉛直
    面内で回動自在に取付けられた主アーム部材と、この主
    アーム部材における一端部と他端部との間に一端部で鉛
    直面内で回動自在に連結された連結部材と、扉に一端部
    で鉛直面内で回動自在に連結されていると共に連結部材
    が鉛直面内で回動自在に連結された補助アーム部材と、
    連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部とのうちの
    少なくとも一方の他端部を支柱に鉛直面内で回動自在で
    あって鉛直方向に可動に連結すると共に当該一方の他端
    部の鉛直方向の移動を案内する連結案内手段とを具備し
    ている請求項1から18のいずれか一項に記載の跳ね上
    げ式門扉。
  20. 【請求項20】 連結案内手段は、連結部材の他端部を
    支柱に鉛直面内で回動自在であって鉛直方向に可動に連
    結している請求項19に記載の跳ね上げ式門扉。
  21. 【請求項21】 連結案内手段は、補助アーム部材の他
    端部を支柱に鉛直面内で回動自在であって鉛直方向に可
    動に連結している請求項19又は20に記載の跳ね上げ
    式門扉。
  22. 【請求項22】 連結部材と補助アーム部材とは、それ
    らの他端部同士で互いに鉛直面内で回動自在に連結され
    ており、連結案内手段は、連結部材の他端部と補助アー
    ム部材の他端部とを支柱に鉛直面内で回動自在であって
    鉛直方向に可動に連結している請求項19から21のい
    ずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
  23. 【請求項23】 連結案内手段は、支柱に設けられた鉛
    直方向に伸びた案内通路を具備しており、案内通路は、
    連結部材の他端部と補助アーム部材の他端部とのうちの
    少なくとも一方の他端部の鉛直方向の移動を案内するよ
    うになっている請求項19から22のいずれか一項に記
    載の跳ね上げ式門扉。
  24. 【請求項24】 連結案内手段は、連結部材の他端部と
    補助アーム部材の他端部とのうちの少なくとも一方の他
    端部に設けられていると共に鉛直方向に可動となるよう
    に案内通路に嵌合されたスライダ又は回転自在なローラ
    を具備している請求項23に記載の跳ね上げ式門扉。
  25. 【請求項25】 完全閉扉位置で、支柱に対する主アー
    ム部材の鉛直面内での回動軸心と主アーム部材に対する
    連結部材の鉛直面内での回動軸心とを結ぶ直線は、支柱
    に対する主アーム部材の鉛直面内での回動軸心を通る水
    平面に対して俯角をなして伸びており、扉に対する補助
    アーム部材の鉛直面内での回動軸心と連結部材に対する
    補助アーム部材の鉛直面内での回動軸心とを結ぶ直線
    は、連結部材に対する補助アーム部材の鉛直面内での回
    動軸心を通る水平面に対して俯角をなして伸びており、
    主アーム部材に対する連結部材の鉛直面内での回動軸心
    と連結部材に対する補助アーム部材の鉛直面内での回動
    軸心とを結ぶ直線は、連結部材に対する補助アーム部材
    の鉛直面内での回動軸心を通る水平面に対して仰角をな
    して伸びている請求項19から24のいずれか一項に記
    載の跳ね上げ式門扉。
  26. 【請求項26】 主アーム部材と補助アーム部材とは、
    側面から見て、完全閉扉位置ではほぼ互いに平行に伸
    び、完全開扉位置では、互いに交差して伸びるようにな
    っている請求項19から25のいずれか一項に記載の跳
    ね上げ式門扉。
  27. 【請求項27】 完全閉扉位置からほぼ15°までの扉
    の開放においては、扉の下端は、支柱側に近接するよう
    になっている請求項19から26のいずれか一項に記載
    の跳ね上げ式門扉。
  28. 【請求項28】 弾性力付与手段は、アーム手段の回動
    と共に回動されるようにアーム手段に連結された回転自
    在なカム板と、このカム板に一端が連結されていると共
    にカム板のカム縁に当接して曲げ案内される可撓性部材
    とを具備しており、コイルばねの一端は可撓性部材の他
    端部に、その他端部は支柱に夫々連結されている請求項
    1から27のいずれか一項に記載の跳ね上げ式門扉。
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