JP6366482B2 - 引戸装置 - Google Patents

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Description

本発明は自閉式の引戸が設けられている引戸装置に関する。
閉動作が自動的に行われる引戸を備えたいわゆる自閉式の引戸装置は既に広く知られている。この種の引戸装置としては、引戸の上辺部などに取り付けた車輪を、閉方向側が下方になるように傾斜させたレール部上に転動自在に載置して、引戸の自重に基づく付勢力により自動的に閉止させる構造が知られている。また、閉止方向に付勢するぜんまいばねやコイルばねを設けて、この付勢力により自動的に閉止させるように構成したものや、ウェイトを設けてこのウェイトの重量による付勢力により引戸を閉止方向に引っ張る構造も知られている。
このような自閉式の引戸装置においては、引戸を開けた後には、人が閉じる動作を行わなくても、自動的に閉じられるため、人が閉動作を行わなくても済んで便利である。しかし、引戸を開けた際に引戸から手を放すと、すぐに閉方向に移動開始するため、引戸によって開けられた開口部を通過する際に時間がかかる人や、車椅子搭乗者などにとっては、通過するまで閉動作を続けなければならない短所がある。
このような短所を改善するものとして、特許文献1や特許文献2に開示された引戸装置がある。
特許文献1に開示された引戸装置では、引戸の上辺部に取り付けた車輪が、閉方向側が下方になるように傾斜させた傾斜フレームのレール部上に転動自在に載置されている。また、引戸の戸尻側上辺部の上方箇所には、引戸の閉動作時に制動するオイルダンパーからなる制動手段が取り付けられ、この制動手段にはピニオンギヤ(歯車)が取り付けられている。さらに、傾斜フレームの戸尻側箇所に、開放制動用ラックが取り付けられており、引戸が全開状態に近い位置から閉じられる際に制動されて、引戸の閉動作がゆっくり行われる。
この構成によれば、引戸が全開状態に近い位置まで開けられた際(具体的には、ピニオンギヤが開放制動用ラックに噛み合う位置まで引戸が開けられた際)には、引戸から手を放した場合でも、引戸がすぐには閉方向に移動されない。すなわち、引戸は一時的に開けられた状態を保持した後に、自閉動作が行われるため、引戸によって開けられた開口部を通過する際に時間がかかる人や、車椅子搭乗者などにとっても、引戸がぶつかり難くなって、便利である。
また、特許文献2に開示された引戸装置では、閉止方向に傾斜したレール部の戸尻側延長部に、オイルダンパーに噛み合う歯車とこの歯車に取り付けられた溝部を有するキャッチャーとからなる補足機構を配設し、また、引戸の戸尻側上辺部の上方箇所に、前記キャッチャーの溝部に挿入離脱可能な係合部材を取り付けている。そして、この構成により、引戸が全開状態に近い位置まで開けられた際(具体的には、係合部材が補足機構に係合した際)に制動されるようになっている。
この構成によっても、引戸が全開状態に近い位置まで開けられた際には、引戸から手を放した場合でも、引戸がすぐには閉方向に移動されないため、引戸によって開けられた開口部を通過する際に時間がかかる人や、車椅子搭乗者などにとっても、引戸がぶつかり難くなって、便利である。
すなわち、上記の特許文献1や特許文献2の何れにおいても、引戸を開状態に一時的に保持する制動保持機能を有している構造である。しかしながら、これらの引用文献1、2の構造では、引戸を全開状態に近い位置まで開かないと、閉動作時の制動機能が働かないという難点がある。すなわち、引戸を全開状態に達しない中途位置まで開いた状態では、手を放すとすぐに自閉動作が開始されてしまい、この場合には、引戸によって開けられた開口部を通過する際に時間がかかる人や、車椅子搭乗者などにとっては、不便である。
なお、特許文献1の構成において、開放制動用ラックを傾斜フレームの戸尻側箇所だけでなく、開閉方向の中途位置まで長尺に形成することが考えられ、この場合には、引戸を中途位置まで開けた場合でも、閉動作がゆっくり行われることとなる。しかし、この構成では、引戸を全開位置まで開けると、引戸が全開位置から中途位置まで長い距離にわたって制動されて、引戸が閉じられるまでに長時間かかってしまうという難点を生じてしまう。
一方、特許文献3、4等には、いわゆるフリーストップ機構とも称せられる任意位置停止機構を備えた引戸装置が開示されている。これらの引戸装置は、レール部に接触する接触手段や押圧手段を有して、自閉式の引戸を開けた際に手を放して引戸の移動方向が開方向から閉方向に切り換わる際に、前記接触手段や押圧手段がレール部に接触して突っ張った姿勢となり、任意の位置で、引戸が閉じられることを阻止して停止する構成とされている。このような構成の引戸装置では、任意位置で、引戸を開けた位置で停止できる利点がある。しかし、このような構成の引戸装置では、一旦停止された引戸を閉じる際に、その後、引戸を閉じる動作を別途に行わなくてはならず、手間がかかる短所がある。
特開2002−70412号公報 特開平11−200701号公報 特開平8−42230号公報 特開2002−322852号公報
上述したように、前記特許文献1、2の構成では、引戸を全開状態に近い位置まで開かないと、閉動作時の制動機能が働かないので、引戸を全開状態に達しない中途位置まで開いた状態では、手を放すとすぐに閉動作が開始されてしまい、不便である。
一方で、前記特許文献3、4の構成では、任意の位置で引戸を開けた状態に保持できるが、この引戸を閉じる際にはあらためて閉じる操作を行わなければならないため、手間がかかる。
本発明は、上記課題を解決するもので、引戸の開けた位置にかかわりなく、閉動作時の制動機能が働き、しかも、その後は、閉じる操作を行わなくても自動的に閉じられる引戸装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明の引戸装置は、所定方向に走行自在な引戸と、前記引戸を閉方向に付勢する引戸付勢手段と、引戸の走行方向に延びる走行方向延設体に接触する接触体を有し、引戸が開方向から閉方向に切り換わって移動しようとする際に姿勢が切り換わって引戸を任意位置で停止させるように力を与える任意位置停止機構と、この任意位置停止機構により前記引戸が停止されようとした位置から閉方向に移動することを一時的に制動して、前記引戸を開状態に一時的に保持する制動保持機構と、前記任意位置停止機構と前記制動保持機構とを連動させる連動手段と、を備えたことを特徴とする。
また、前記連動手段は、前記任意位置停止機構の引戸が開方向に移動された際の動きを前記制動保持機構に伝達するとともに、前記任意位置停止機構の引戸が開けられて停止された状態から、引戸が閉方向に移動することに伴う動きを前記制動保持機構に伝達し、前記制動保持機構は、前記任意位置停止機構の引戸が開けられて停止された状態から、引戸が閉方向に移動する際に伴う動きを制動することが好ましい。
上記構成により、引戸を開けた後に手を放すと、任意位置停止機構により、引戸を任意位置で停止させるように力が与えられるとともに、連動手段により制動保持機構が連動されて、引戸が閉方向に移動することを一時的に制動されて、引戸が開状態に一時的に保持され、この後に制動動作が解除されて自動的に引戸が閉じられる。これにより、引戸の開けた位置にかかわりなく、任意の位置で一時的に停止され、その後、引戸は、閉じる操作を行わなくても自動的に閉じられることとなる。
また、前記任意位置停止機構の接触体が接触する前記走行方向延設体が、前記引戸に取り付けられた車輪が走行するレール部であると好ましく、この構成によれば、レール部とは別途に走行方向延設体を設けなくても済む。
また、前記任意位置停止機構は、前記接触体を揺動自在に支持する揺動支持アームを有し、前記制動保持機構は、回動部材と、この回動部材の回転が伝達されて制動する制動装置と、を有し、前記揺動支持アームと前記回動部材とが前記連動手段を介して係合されていると好適である。
また、前記連動手段を介して前記揺動支持アームと前記回動部材との係合位置を調整自在に構成してもよい。この場合には、前記係合位置を調整することで、引戸を開けた状態で停止させる時間を調整できる。
また、前記接触体を前記走行方向延設体から離反した状態に切り換える接触体切換機構を備えてもよい。この構成によれば、前記接触体を前記走行方向延設体から離反した状態に切り換えて、引戸が開状態で一時的に停止する機能が発揮されないように切り換えることが可能となる。
また、前記引戸が開けられる際に前記任意位置停止機構に当接する当接部を設け、前記制動保持機構に停止状態解除用付勢手段を設け、前記任意位置停止機構が前記当接部に当接することで、前記停止状態解除用付勢手段によって、前記任意位置停止機構が、引戸の停止状態から閉方向に移動する際の姿勢に切り換える力を蓄えるように構成してもよい。この構成によれば、引戸の停止状態から閉方向に移動する際の姿勢への切り換え動作がより良好に行われる。なお、この場合に、前記当接部を前記任意位置停止機構に当接しない位置に切り換える当接部切換機構を備えてもよい。
本発明によれば、引戸の走行方向に延びる走行方向延設体に接触する接触体を有し、引戸が開方向から閉方向に切り換わって移動しようとする際に姿勢が切り換わって引戸を任意位置で停止させるように力を与える任意位置停止機構と、この任意位置停止機構により前記引戸が停止されようとした位置から閉方向に移動することを一時的に制動して、前記引戸を開状態に一時的に保持する制動保持機構と、前記任意位置停止機構と前記制動保持機構とを連動させる連動手段と、を備えることにより、引戸が、その開けた位置にかかわりなく任意の位置で一時的に停止され、その後、閉じる操作を行わなくても自動的に閉じられることになるので、引戸によって開けられた開口部を通過する際に時間がかかる人や、車椅子搭乗者などにとっても、引戸がぶつかり難くなって、便利であるとともに安全性が向上する。また、引戸を閉じる動作を別途に行わなくても済むため、これによっても手間を省くことができて便利である。
また、前記任意位置停止機構の接触体が接触する前記走行方向延設体として、前記引戸に取り付けられた車輪が走行するレール部を用いると、レール部とは別途に走行方向延設体を設けなくても済むので、レール部とは別途に走行方向延設体を設けた場合と比較して製造コストを低減できる。
また、前記任意位置停止機構が、接触体を揺動自在に支持する揺動支持アームを有し、前記制動保持機構が、回動部材と、この回動部材の回転が伝達されて制動する制動装置と、を有し、前記揺動支持アームと前記回動部材とが前記連動手段を介して係合されている構成とすると、当該引戸装置を比較的簡単で、安価に製造可能となる。
また、前記連動手段を介して前記揺動支持アームと前記回動部材との係合位置を調整自在に構成することで、比較的簡単な構造で、引戸を開けた状態で停止させる時間を調整できる。
また、前記引戸が開けられる際に前記任意位置停止機構に当接する当接部を設け、前記制動保持機構に停止状態解除用付勢手段を設け、任意位置停止機構が前記当接部に当接することで、停止状態解除用付勢手段によって、任意位置停止機構が、引戸の停止状態から閉方向に移動する際の姿勢に切り換える力を蓄えるように構成すると、引戸の停止状態から閉方向に移動する際の姿勢への切り換え動作がより良好に行われ、ひいては引戸装置としての信頼性が向上する。
また、前記接触体を前記走行方向延設体から離反した状態に切り換える接触体切換機構や、前記当接部を前記任意位置停止機構に当接しない位置に切り換える当接部切換機構を備えることにより、引戸が開状態で一時的に停止する機能が発揮されないように切り換えることが可能となり、利便性がさらに向上する。
本発明の実施の形態に係る引戸装置の正面図である。 (a)および(b)は同引戸装置の要部平面図および要部正面図である。 同引戸装置の要部正面図で、引戸が全閉状態である場合を示している。 (a)〜(c)は同引戸装置の任意位置停止機構の正面図、平面図および側面図である。 同引戸装置の要部正面図で、接触体切換機構により接触体をレール部から離反した状態に切り換えた状態や当接部切換機構により当接部を任意位置停止機構に当接しない位置に切り換えた状態を示している。 同引戸装置の要部正面図で、引戸が全閉状態である場合を示している。 同引戸装置の要部正面図で、引戸を開けた状態を示している。 同引戸装置の要部正面図で、引戸を開け終わった状態(引戸から手を放した状態)を示している。 同引戸装置の要部正面図で、引戸が停止している状態を示している。 同引戸装置の要部正面図で、引戸が閉じ終わろうとしている状態を示している。
以下、本発明の実施の形態に係る引戸装置を図面に基づき説明する。
図1などにおいて、1は上吊り方式の引戸、2、3、4は所定位置に固定されている上枠、戸先側竪枠および戸尻側竪枠である。図外の下方箇所には下枠が設けられており、引戸1により、開口部(上枠2、戸先側竪枠3、戸袋5、および下枠から形成される)6を開閉自在とされている。
引戸1の上縁部の戸先寄り箇所および戸尻寄り箇所には、上方に延設された走行用ブラケット7、8を介して車輪9、10が転動自在に軸支されている。また、上枠2には、戸先側が少し下方に傾斜する姿勢で断面略L字状の傾斜フレーム11が固定され、この傾斜フレーム11に形成されたレール部11a上に車輪9、10が転動自在(回転自在)に載置されている。したがって、傾斜されたレール部11a上を車輪9、10が引戸1の自重で戸先側に移動することにより、引戸1の閉動作が自動的に行われる引戸付勢手段を備えた構成とされている。
まず、本発明の主要構成を述べると、図1、図2などに示すように、引戸1の戸先寄り箇所に取り付けられたブラケット(戸先寄りブラケットとも称す)7には、引戸1の走行方向に延びる走行方向延設体の1例としてのレール部11aに接触する接触体21を有し、引戸1が開方向から閉方向に切り換わって移動しようとする際に姿勢が切り換わって引戸1を任意位置で停止させるように力を与える任意位置停止機構20と、この任意位置停止機構20により引戸1が停止されようとした位置から閉方向に移動することを一時的に制動して、引戸1を開状態に一時的に保持する制動保持機構30と、任意位置停止機構20と制動保持機構30とを連動させる連動手段40と、が取り付けられている。そして、これらの任意位置停止機構20、制動保持機構30および連動手段40などにより、引戸1を開いた状態で手を放すと、任意の位置において開状態で一時的に停止できるよう構成されている。
各機構などについて、以下に詳しく説明する。
図2〜図4などに示すように、任意位置停止機構20は、接触体21をレール部11aに接触可能な姿勢で揺動自在に支持する揺動支持アーム22を有する。揺動支持アーム22は、図4に示すように、奥行方向に屈曲する2箇所の段付き部22a、22bを有し、図2(b)などに示すように、傾斜した状態で左右に延びる形状とされ、例えば、金属板などにより形成されている。揺動支持アーム22の中央部には、戸先寄りブラケット7の戸先側端部に手前側(図2(a)における紙面の下方側)に突出する姿勢で固定されたアーム回転軸23が回動自在に挿入されており、このアーム回転軸23を中心として、揺動支持アーム22は、戸先側端部と戸尻側端部とがそれぞれ略上下方向に揺動可能(詳しくは、支持アーム22が配設されている鉛直面内で揺動可能)に支持されている。
揺動支持アーム22の戸先側端部22c(図4参照)には、接触体21を回転自在な状態で取り付けた接触体回転軸24が手前側に突出する姿勢で取り付けられている。接触体21は、正面視略卵形状とされているとともに幅方向中心部において上下に延びる長孔が形成されているゴム材などの弾性材からなる接触本体部21aと、この接触本体部21aの長孔に挿入されて、接触本体部21aを略下方に付勢するコイルスプリングからなる接触体付勢ばね21bと、接触本体部21aの下部に取付軸21dを介して取り付けられた重り21cとからなる。そして、接触体21は、接触体回転軸24を中心として回動自在、かつ、接触体付勢ばね21bの付勢力に抗して長孔の長さ方向に移動可能な状態で取り付けられている。接触体21の接触本体部21aにおける下面は、重り21cよりも少し外径側に突出して露出する状態とされているとともに摩擦力を増加する細かな凹凸部などが形成され、レール部11aに良好に接触するよう構成されている。
揺動支持アーム22の戸先側端部22cよりも少し戸尻寄り箇所には、図5に示すように、接触体21をa方向に回動させることで、接触体21がレール部11aに接触しない状態で係止できる接触体係止ピン26が突設されており、この接触体係止ピン26と接触体21を回転自在に支持する接触体回転軸24とにより、接触体21を走行方向延設体としてのレール部11aから離反状態に切り換える接触体切換機構を構成している。
揺動支持アーム22の戸尻側端部には、連動手段40の一部をなす、連動ピン41が後方(奥側)に延びるように突設された連動板42を取り付けるための取付板部22dが形成されている。なお、図4における43、44は、連動板42を取り付けるために、揺動支持アーム22の取付板部22dを挟持するための連動挟持板、挟持ねじである。揺動支持アーム22の取付板部22dには、前記連動ピン41を挿通させるためのピン挿通孔22eが形成されているが、このピン挿通孔22eは、揺動支持アーム22の長手方向に長い長孔形状とされ、位置連動ピン41の位置(連動板42の装着位置)を揺動支持アーム22の長手方向に調整可能とされている。
図3などに示すように、制動保持機構30は、扇形の歯部31aを有する回動部材31と、この回動部材31の回転が伝達されて制動する制動装置の1例としての粘性ダンパー(この実施の形態ではオイルダンパー)32となどから構成されている。回動部材31は、戸先寄りブラケット7の中央部から手前側に立設された回動部材支持軸33により、鉛直面内で回動可能に取り付けられ、歯部31aとは逆側(回動部材31の戸先側)に、連動ピン41が挿通して係合する溝部45が形成されている。そして、揺動支持アーム22に取り付けられた連動板42の連動ピン41が回動部材31の溝部45に係合することにより、任意位置停止機構20と制動保持機構30とが連動されるよう構成されている。すなわち、この実施の形態では、連動ピン41と回動部材31の溝部45とにより、任意位置停止機構20と制動保持機構30と任意位置停止機構20と制動保持機構30とを連動させる連動手段が構成されている。
また、回動部材支持軸33には、回動部材31が、b方向に回動する方向に付勢する停止状態解除用付勢手段としての停止状態解除用付勢ばね34が外装されている。なお、31bは、回動部材31に形成されて、停止状態解除用付勢ばね34の一端部に係合する係合突起であり、停止状態解除用付勢ばね34の他端部は、戸先寄りブラケット7(または、戸先寄りブラケット7に固定された部品でもよい)に設けられた突起7aに係止されている。粘性ダンパー32には、回動部材31の歯部31aに常時噛み合う従動歯車32aが取り付けられている。また、粘性ダンパー32は、従動歯車32aがc方向に回動する(回動部材31がb方向に回動する)場合のみ制動するようになっている。なお、制動保持機構30の回動部材31や粘性ダンパー32を組み付ける枠体などを設けて、この枠体を介して戸先寄りブラケット7に組み付けるように構成してもよい。
また、図3などに示すように、この実施の形態では、引戸1が開けられる際に任意位置停止機構20(より具体的には、任意位置停止機構20の揺動支持アーム22)に当接する当接部としての当接ロッド51が設けられている。この実施の形態では、上枠2における戸先寄り箇所に取付ブラケット52が取り付けられ、この取付ブラケット52に形成された枢支軸52aを中心として、当接部としての当接ロッド51が設けられている当接部支持板53が回転自在に取り付けられている。また、取付ブラケット52には、規制突起52bも設けられており、当接部支持板53の下端部には、規制突起52bに戸先側から当接可能とされた規制受部53a(図5、図6、図7参照)が形成され、引戸1が全閉状態から開けられた際に、当接ロッド51が任意位置停止機構20の揺動支持アーム22に当接して、接触体21が取り付けられている揺動支持アーム22の戸先側部分が、接触体21がレール部11aに十分接することができる位置まで、下方に揺動されるようになっている。
なお、引戸1が全閉状態に近い位置まで閉じられる際には、当接ロッド51が揺動支持アーム22の戸先側端部22cに当接するが、この方向には当接ロッド51が回動自在(規制突起52bに当接されずに、規制されない状態)とされているため、当接ロッド51が当接部支持板53ごと上方に退避するように回動し、揺動支持アーム22は、殆ど揺動しない。
また、揺動支持アーム22の戸先側部の一部には、当接部としての当接ロッド51が揺動支持アーム22に当接しない位置に維持する退避姿勢保持用突起(この実施の形態ではねじの頭部)54が設けられ、図5に示すように、当接ロッド51をd方向に回動させて、退避姿勢保持用突起54に係止可能とされている。すなわち、この実施の形態では、退避姿勢保持用突起54と、当接ロッド51を回転自在に支持する枢支軸52aとにより、当接部としての当接ロッド51を任意位置停止機構20に当接しない位置に切り換える当接部切換機構を構成している。
さらに、この実施の形態では、引戸1が、全閉状態まで閉じられる際に制動するとともに、全開状態近くまで開けられた際にも制動する補助制動装置60も設けられている。この補助制動装置60は、特許公報2730871号に開示されている制動設備と同じ構造であり、詳しい説明は省くが、戸先寄りブラケット7の戸尻寄り箇所に取り付けられた油圧式ダンパーからなる制動装置本体61およびこの制動装置本体61に取り付けられた歯車(ピニオン)62と、傾斜フレーム11における戸先側部分におけるレール部11a近傍箇所に取り付けられた閉制動用ラック63と、傾斜フレーム11における戸尻側部分におけるレール部11a近傍箇所に上方から臨むように取り付けられた開制動用のラック64とを備えている。そして、引戸1が全閉状態まで閉じられる際に歯車(ピニオン)62が閉制動用のラック63に噛み合って制動し、引戸1が戸先側竪枠3に強く当たることが防止されているとともに、引戸1が全開状態まで開けられる際には歯車(ピニオン)62が開制動用のラック64に噛み合って制動し、引戸1が戸尻側竪枠4に強く当たることが防止されている。
また、この実施の形態では、引戸1を全開状態に維持するための全開保持用ストッパー70が設けられており、引戸1を全開状態にした際には、引戸1の戸尻寄り箇所に取り付けられたブラケット(戸尻寄りブラケットとも称す)8に取り付けられた係合体71が嵌りこんで、引戸1を全開状態に維持するよう構成されている。ただし、補助制動装置60や全開保持用ストッパー70などは本発明には実質的に直接関連するものではないため、設けなくても差支えない。
上記構成において、引戸1が全閉状態である際には、図3、図6などに示すように、任意位置停止機構20の揺動支持アーム22は、戸先側が比較的大きく上方に傾斜し、接触体21は重り21cによりその中心線Xが鉛直となった姿勢となっている。なお、車輪9、10が走行するレール部11aは、この状態での接触体21が位置する箇所には設けられておらず、これよりも戸尻側箇所しか設けられていないため、接触体21はレール部11aに接触せずに宙に浮いた状態(接触体21の重り21cが下方に位置した姿勢)とされている。なお、この時点において当接ロッド51は、揺動支持アーム22に接触していても、接触していなくてもよく、この状態では、殆ど揺動支持アーム22を下方に押圧していない。
引戸1を全閉状態(図1〜図3参照)から開け始めると、まず、図6に示すように、揺動支持アーム22の戸先側部分の上辺が当接ロッド51に当接し、揺動支持アーム22は戸先側が下方に戸尻側が上方となるように揺動する。そして、レール部11aがある箇所まで接触体21が移動すると、図7に示すように、接触体21の下部戸尻側部分が、引戸1の開動作に伴ってレール部11aから相対的に戸先側に向かう方向に力を受けながら移動するため、接触体21は、下部の接触部分が戸先側に傾斜した姿勢となっている。
また、揺動支持アーム22のe方向への揺動動作に伴って、回動部材31がf方向、この回動部材31に噛み合う粘性ダンパー32の歯車32aはg方向に回転する。なお、この際、粘性ダンパー32は制動動作を行うことなく回転される。また、回動部材31のf方向への回転に伴い、停止状態解除用付勢ばね34が巻線方向に圧縮され、回動部材31は停止状態解除用付勢ばね34により反f方向に付勢力を受ける(すなわち、任意位置停止機構20の揺動支持アーム22が当接部としての当接ロッド51に当接することで、停止状態解除用付勢ばね34によって、任意位置停止機構20の揺動支持アーム22が、後述するような引戸1の停止状態から閉方向に移動する際の姿勢に切り換える力を蓄える)。
この後、引戸1を開けることが止められて、引戸1から手を放すなどされると、引戸1はその重量により閉方向に移動しようとし(自閉動作を行おうとし)、これに伴い、図8に示すように、接触体21は、レール部11aとの接触点Zを中心として、その(接触体21の)上部および接触体回転軸24がh方向に回動し、揺動支持アーム22がi方向に回動するように力が加えられる。また、停止状態解除用付勢ばね34の付勢力により、回動部材31がj方向(反f方向)に移動しようとする。しかし、回動部材31に歯車32aで噛み合う粘性ダンパー32によりk方向(反g方向)の回転が制動されて、引戸1は一時的に制動されて停止する。
この後、粘性ダンパー32の歯車32aが制動動作に抗して徐々にk方向に回動し、これに伴い、回動部材31がj方向に回動し、揺動支持アーム22がi方向に回動すると、接触体21が鉛直に近い姿勢となって、接触体21により突っ張ることができなくなり、引戸1の閉動作に伴うレール部11aとの摩擦力にてさらにh方向に回転することで、引戸1は自閉動作を行う。
なお、この後、全閉状態に近づくまで引戸1が閉じられる際に、図10に示すように、当接ロッド51が揺動支持アーム22の戸先側端部22cに当接するが、上述したように、この方向には当接ロッド51が回動自在(規制突起52bに当接されずに、規制されない状態)とされているため、当接ロッド51が枢支軸52aを中心として、当接部支持板53ごと上方に退避するようにm方向に回動し、揺動支持アーム22は、殆ど揺動しない。
上記構成により、引戸1を開けた後に手を放すなどすると、任意位置停止機構20により、引戸1を任意位置で停止させるように力が与えられるとともに、連動手段40により制動保持機構30が連動されて、引戸1が閉方向に移動することを一時的に制動されて、引戸1が開状態に一時的に保持され、この後に制動動作が解除されて自動的に引戸が閉じられる。これにより、引戸1の開けた位置にかかわりなく、任意の位置で一時的に停止され、その後、引戸1は、閉じる操作を行わなくても自動的に閉じられることとなる。
したがって、引戸1によって開けられた開口部6を通過する際に時間がかかる人や、車椅子搭乗者などにとっても、引戸1がぶつかり難くなって、便利であるとともに安全性が向上する。また、引戸1を閉じる動作を別途に行わなくても済むため、これによっても手間を省くことができて便利である。
なお、この実施の形態においては、揺動支持アーム22の戸尻側端部に連動板42を取り付け、連動板42の連動ピン41と、回動部材31の溝部45とを係合させることにより、連動手段40を構成している。そして、連動手段40により、任意位置停止機構20の引戸1が開方向に移動された際の動きを制動保持機構30に伝達するとともに、任意位置停止機構20の引戸1が開けられて停止された状態から、引戸1が閉方向に移動することに伴う動きを制動保持機構30に伝達している。また、制動保持機構30は、任意位置停止機構20の引戸1が開けられて停止された状態から、引戸1が閉方向に移動する際に伴う動きを制動している。すなわち、任意位置停止機構20と制動保持機構30とを連動させる連動手段40を設けることで、比較的簡単な構成(この実施の形態では任意位置停止機構20の部材(揺動支持アーム22)と制動保持機構30の部材(回動部材31)とを連動手段40の連動ピン41などを介して係合させて連動させる構成)で、開けた位置にかかわりなく、閉動作時の制動機能が働き、しかも、その後は、閉じる操作を行わなくても自動的に閉じられる引戸装置を実現することができる。
また、この実施の形態では、連動手段40としての連動ピン41の位置を揺動支持アーム22のピン挿通孔22eに沿って調整することで、揺動支持アーム22側に組み付けられた連動ピン41と回動部材31の溝部45に係合する位置を調整できる。これにより、(回動部材31に作用する中心部(回動部材支持軸33)からの寸法が変化して回動部材31に作用する力が変わるため、制動時に粘性ダンパー32に作用する力が変化し、その結果、比較的簡単な構造で、引戸1を開けた状態で停止させる時間を調整できる。
また、任意位置停止機構20の接触体20が接触する走行方向延設体として、引戸1に取り付けられた車輪9、10が走行するレール部11aを用いることで、レール部11aとは別途に走行方向延設体を設けなくても済むので、レール部11aとは別途に走行方向延設体を設けた場合と比較して製造コストを低減できる。しかし、これに限るものではなく、傾斜フレーム11に別途に接触体20が接触する走行方向延設体を設けたり、上枠2に沿って別途に接触体20が接触する走行方向延設体を設けたりしてもよい。
また、上記構成によれば、任意位置停止機構20が、接触体21を揺動自在に支持する揺動支持アーム22を有し、制動保持機構30が、回動部材31と、この回動部材31の回転が伝達されて回転する制動装置(この実施の形態では粘性ダンパー32)と、を有し、揺動支持アーム22と回動部材31とを連動手段40を介して係合されている構成としたことにより、比較的簡単な構成で当該引戸装置を実現できて、安価に製造できる利点がある。
しかしながら、上記実施の形態の構成に限るものではなく、引戸1を任意位置に停止させる機構と、一時的に停止させることが可能な制動保持機構を連動させるように組み合わせることで、他の構成であっても、任意の位置で一時的に停止され、その後、引戸1は、閉じる操作を行わなくても自動的に閉じられる構造を実現可能である。また、上記実施の形態では、回動部材31が歯部31aを有して、制動装置としての粘性ダンパー32に噛み合う構成の場合を述べたが、粘性ダンパー32に対して摩擦や突起などにより係合して連動する構成でもよい。また、上記の実施の形態では、連動手段40が、連動ピン41を介して、連動板41に係合して連動する場合を述べたが、連動手段としても、摩擦や連結リンク機構などを用いてもよい。また、制動装置として、オイルを用いた粘性ダンパー32を用いる代わりに、空気を用いたダンパー(回転式や直動式)や、接触摩擦力や磁気などにより制動する構造の制動手段を用いてもよい。
また、上記構成においては、引戸1が開けられる際に任意位置停止機構20の揺動支持アーム22に当接する当接部としての当接ロッド51を設け、制動保持機構30に停止状態解除用付勢ばね34を設け、任意位置停止機構20の揺動支持アーム22が当接ロッド51に当接することで、停止状態解除用付勢ばね34によって、任意位置停止機構20が、引戸1の停止状態から閉方向に移動する際の姿勢に切り換える力を蓄えるように構成している。この構成によれば、引戸1の停止状態から閉方向に移動する際の姿勢への切り換え動作がより良好に行われ、ひいては引戸装置としての信頼性が向上する利点がある。
しかし、このような、当接部としての当接ロッド51や停止状態解除用付勢ばね34は必ずしも設けなくてもよく、例えば、引戸を閉方向に付勢する付勢手段の付勢力を大きめに設定したり、接触体21の重りを若干軽減するなどにより、接触体21によるレール部11aなどの走行方向延設体に対して接触する力(突っ張る力など)を若干少なめにしたりすることにより、引戸1の自閉する力だけで、上記のように、任意の位置で一時的に停止され、その後、引戸1は、閉じる操作を行わなくても自動的に閉じられる構造を実現可能である。
また、上記構成においては、接触体21をレール部11aなどの走行方向延設体から離反状態に切り換える接触体切換機構や、当接部としての当接ロッド51を任意位置停止機構20の揺動支持アーム22に当接しない位置に切り換える当接部切換機構を備えている。これにより、接触体21を回動させたり、当接ロッド51を回動させたりするだけの簡単な操作で、引戸1が開状態で一時的に停止する機能が発揮されないように切り換えることが極めて容易に行うことができて、利便性がさらに向上する。しかしながら、これらの、接触体切換機構や当接部切換機構を設けると好適であるが、設けなくてもよいことはもちろんである。
また、上記構成においては、引戸1が、全閉状態まで閉じられる際に制動するとともに、全開状態近くまで開けられた際にも制動する補助制動装置60も設けられている。これにより、引戸1が全閉状態まで閉じられる際に戸先側竪枠3に強く当たることが防止されるとともに、引戸1が全開状態まで開けられる際に戸尻側竪枠4に強く当たることが防止され、極めて便利である。しかし、これに限るものではなく、補助制動装置60を設けないことも可能である。
また、上記実施の形態では、引戸1の閉動作が自動的に行われる引戸付勢手段として、戸先側が少し下方に傾斜する傾斜フレーム11のレール部11a上に、引戸1に取り付けられた車輪9、10を転動自在(回転自在)に載置することで、引戸1の自重で戸先側に付勢される場合を述べた。しかし、この構成に限るものではなく、閉止方向に付勢するぜんまいばねやコイルばねを設けて、この付勢力により自動的に閉止させるように構成したものや、ウェイトを設けてこのウェイトの重量による付勢力により引戸を閉止方向に引っ張る引戸装置にも同様に適用できることはもちろんである。
1 引戸
6 開口部車輪
9、10
11 傾斜フレーム
11a レール部
20 任意位置停止機構
21 接触体
22 揺動支持アーム
23 アーム回転軸
24 接触体回転軸
30 制動保持機構
31 回動部材
32 粘性ダンパー(制動装置)
33 回動部材支持軸
34 停止状態解除用付勢ばね(停止状態解除用付勢手段)
40 連動手段
41 連動ピン
42 連動板
45 溝部
51 当接ロッド(当接部)
54 退避姿勢保持用突起
60 補助制動装置

Claims (8)

  1. 所定方向に走行自在な引戸と、
    前記引戸を閉方向に付勢する引戸付勢手段と、
    引戸の走行方向に延びる走行方向延設体に接触する接触体を有し、引戸が開方向から閉方向に切り換わって移動しようとする際に姿勢が切り換わって引戸を任意位置で停止させるように力を与える任意位置停止機構と、
    この任意位置停止機構により前記引戸が停止されようとした位置から閉方向に移動することを一時的に制動して、前記引戸を開状態に一時的に保持する制動保持機構と、
    前記任意位置停止機構と前記制動保持機構とを連動させる連動手段と、
    を備えたことを特徴とする引戸装置。
  2. 前記連動手段は、前記任意位置停止機構の引戸が開方向に移動された際の動きを前記制動保持機構に伝達するとともに、前記任意位置停止機構の引戸が開けられて停止された状態から、引戸が閉方向に移動することに伴う動きを前記制動保持機構に伝達し、
    前記制動保持機構は、前記任意位置停止機構の引戸が開けられて停止された状態から、引戸が閉方向に移動する際に伴う動きを制動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の引戸装置。
  3. 前記任意位置停止機構の接触体が接触する前記走行方向延設体が、前記引戸に取り付けられた車輪が走行するレール部であることを特徴とする請求項1または2に記載の引戸装置。
  4. 前記任意位置停止機構は、前記接触体を揺動自在に支持する揺動支持アームを有し、
    前記制動保持機構は、回動部材と、この回動部材の回転が伝達されて制動する制動装置と、を有し、
    前記揺動支持アームと前記回動部材とが前記連動手段を介して係合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の引戸装置。
  5. 前記連動手段を介して前記揺動支持アームと前記回動部材との係合位置が調整自在に構成されていることを特徴とする請求項4に記載の引戸装置。
  6. 前記接触体を前記走行方向延設体から離反した状態に切り換える接触体切換機構を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の引戸装置。
  7. 前記引戸が開けられる際に前記任意位置停止機構に当接する当接部を設け、
    前記制動保持機構に停止状態解除用付勢手段を設け、
    前記任意位置停止機構が前記当接部に当接することで、前記停止状態解除用付勢手段によって、前記任意位置停止機構が、引戸の停止状態から閉方向に移動する際の姿勢に切り換える力を蓄えるように構成したことを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の引戸装置。
  8. 前記当接部を前記任意位置停止機構に当接しない位置に切り換える当接部切換機構を備えたことを特徴とする請求項7に記載の引戸装置。
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