JP2003184198A - 冷却壁体用ブロック及び冷却壁体 - Google Patents

冷却壁体用ブロック及び冷却壁体

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JP2003184198A
JP2003184198A JP2001389786A JP2001389786A JP2003184198A JP 2003184198 A JP2003184198 A JP 2003184198A JP 2001389786 A JP2001389786 A JP 2001389786A JP 2001389786 A JP2001389786 A JP 2001389786A JP 2003184198 A JP2003184198 A JP 2003184198A
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JP
Japan
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block
cooling wall
blocks
wall body
cooling
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JP2001389786A
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Takeshi Oguri
健 小栗
Hiroko Matsuoka
広子 松岡
Kazuo Takeuchi
一男 竹内
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 著しく冷却効率に優れた冷却壁体と、そのた
めのブロックを提供する。 【解決手段】 冷却壁体用ブロック11,21は、いず
れも略長方形の板状である。ブロック11にあっては双
方の板面に溝12が設けられ、ブロック21にあっては
一方の板面にのみ溝22が設けられている。冷却壁体用
ブロック11を多数枚、それらの溝12を有する板面同
士を重ね合わせると共にこの板面が上下方向となるよう
にして上下多段に積み上げる。ブロック11同士の重ね
合わせ体の重ね合わせ方向両端にはブロック21を重ね
る。ブロックの各段の間にはアルミ等のチャンネル材3
0を介在させる。各ブロック11,21は乾式プレス法
により成形することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷却壁体に係り、特
に水の蒸発熱によって多孔質ブロックよりなる壁本体を
冷却するようにした冷却壁体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の冷却壁体にあっては、多孔質ブ
ロックを積み重ねて壁状とし、この壁状体に対し水を供
給して湿潤させ、水の蒸発潜熱を利用して壁状体を冷却
している。
【0003】この多孔質ブロック及び冷却壁体の従来例
(特開2000−144962)について図5,6,7
を参照して説明する。図5は従来の冷却壁体用ブロック
の斜視図、図6は冷却壁体の正面図、図7は図6のVII
−VII線に沿う断面図である。
【0004】このブロック3は、図5の通り前面から後
面に貫通する細幅スリット状の多数の貫通孔3aを有し
ている。また、このブロック3の上面及び底面にはそれ
ぞれ左右方向に延在する溝3bが設けられると共に、左
右の側面にはそれぞれ上下方向に延在する溝3cが設け
られている。3d,3eはそれぞれ溝3b,3cの両側
の凸面部を示す。なお、ブロック3としてはレンガやセ
メント成形品など吸水性を有したものが用いられる。
【0005】この冷却壁体にあっては、支柱としてH型
鋼1を所定間隔をおいて基礎4上に複数本立設する。次
いで、コンクリート等よりなる基礎4上に最下段の横チ
ャンネル5を配置した後、この横チャンネル5上にブロ
ック3を積む。横チャンネル5上にブロック3を積むと
きは、その底面の溝3bを横チャンネル5の上面に係合
させる。なお、ブロック3の凸面部3d,3eにはモル
タルや接着剤などを塗着し、上下及び左右に隣接するブ
ロック3同士を接着してもよいが、一部の破損ブロック
の取り替えを可能とする場合にはこのようなモルタルや
接着剤は省略し、乾式にてブロック積みを行う。
【0006】最下段のブロック積みが終了した後、ブロ
ックの上側に灌水パイプ7(図7)を引き回し、この灌
水パイプ7に被さるように下から2段目の横チャンネル
5を縦チャンネル2,2間に配置する。この横チャンネ
ル5は最下段のブロック3の上面の溝3bに嵌合する。
【0007】以下、同様にしてブロック積み、灌水パイ
プ7の引き回し、横チャンネル5の配置を繰り返す。最
上段のブロック積み、灌水パイプ7及び横チャンネル5
の配備を終了した後、この最上段の横チャンネル5の上
側に化粧部材10を配備する。
【0008】このように構成された冷却壁体において
は、灌水パイプ7に給水すると、各灌水パイプ7から水
が各ブロック3の上面の溝3b内に流出し、ブロック3
が水で湿潤する。そして、孔3aの内面やブロック3の
外面から水が蒸発することによりブロック3の温度が下
がり、ブロック3と接した空気が冷却され、冷房が行わ
れる。この従来例では、孔3aによって通風間隔が形成
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷却壁体に
あっては、灌水パイプ7から流出した水は、その一部が
ブロック3に吸収されてブロック3を湿潤させるが、貫
通孔3aの孔表面にまで達する水量が少ないため、貫通
孔3aの表面温度が下がりにくい。
【0010】本発明は、このような問題点を解決し、蒸
発潜熱量が多く、冷房効率に優れた冷却壁体用ブロック
と、このブロックを用いた冷却壁体を提供することを第
1の目的とする。
【0011】また、上記図5に示すブロック3は、通風
用の貫通孔3aを有するものであるから、成形に際して
は該貫通孔3aを形成するために押出成形法を採用する
必要がある。この押出成形法は、乾式プレス成形法に比
べて寸法精度、生産効率、コストの面で不利な点が多
い。
【0012】本発明は、生産効率を上げ、低コストにつ
ながる乾式プレス成形法によって成形することができる
冷却壁体用ブロックを提供することを第2の目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の冷却壁体用ブロ
ックは、通風間隙形成用の溝が少なくとも一方の板面に
一端縁から他端縁にまで達するように設けられているも
のである。
【0014】かかる冷却壁体用ブロックは、板面同士を
重ね合わせることにより、板面の溝が通風間隙となる。
【0015】本発明の冷却壁体は、このようにブロック
の板面同士を重ね合わせると共に該板面が上下方向とな
るように上下多段に積み上げて構築したものである。
【0016】この冷却壁体に水が供給されると、水の多
くはブロックの板面を伝わって溝に臨む面に達するの
で、通風間隙の表面が水で十分に湿潤するようになり、
通風間隙での蒸発潜熱が多くなり、冷房効率が著しく向
上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。図1,2はそれぞれ実施の形態に係
る冷却壁体用ブロックの構成図であり、(a)図は斜視
図、(b)図は側面図、(c)図は正面図、(d)図は
平面図である。
【0018】図1,2の冷却壁体用ブロック11,21
は、いずれも略長方形の板状である。ブロック11にあ
っては双方の板面に溝12が設けられ、これによりI型
断面形状となっている。ブロック21にあっては一方の
板面にのみ溝22が設けられて、これによりコ字形断面
形状となっている。各溝12,22はいずれも板面の左
端縁から右端縁にまで連続して設けられている。
【0019】ブロック11,21の上面及び下面にはそ
れぞれ板状ブロック11,21を厚み方向に横断する凹
部13,14,23,24が設けられている。これらの
凹部13,14,23,24は、ブロック21,22の
上面及び下面の長手方向の中央に位置している。
【0020】冷却壁体を構築するには、図3,4のよう
に冷却壁体用ブロック11を多数枚、それらの溝12を
有する板面同士を重ね合わせると共にこの板面が上下方
向となるようにして上下多段に積み上げる。ブロック1
1同士の重ね合わせ体の重ね合わせ方向両端にはブロッ
ク21を重ねる。このブロック21は、溝22がブロッ
ク11を向くように配置される。
【0021】ブロックの各段の間にはアルミ等のチャン
ネル材30を介在させる。このチャンネル材30は、凹
部13,14,23,24に係合され、各ブロックを拘
束する。このチャンネル材30は、前記図7の如くCチ
ャンネル材であってもよく、またCチャンネル材内に灌
水パイプが引き回されてもよい。
【0022】図4の如く構築された冷却壁体にあって
は、ブロックの溝12同士又は溝12,22同士が対面
することにより通風間隙20が形成される。この冷却壁
体に水が供給されると、この水は、一部はブロック1
1,21に吸収されるが、多くはブロック11,21の
表面を伝わり流れる。そして、この水が通風間隙20に
臨むブロック11,21の表面を十分に湿潤させるの
で、冷却壁体の蒸発潜熱が大きなものとなり、冷却壁体
は著しく冷房効率に優れたものとなる。また、ブロック
11,21は貫通孔を有しておらず、乾式プレス法によ
り成形することができる。
【0023】なお、上記実施の形態ではブロック11は
I型断面形状、ブロック21はコ型断面形状であるが、
本発明のブロックはE型断面形状、王型断面形状など他
の断面形状を有してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、著しく冷
却効率に優れた冷却壁体と、そのためのブロックが提供
される。また、本発明のブロックは、低コストの乾式プ
レス法により成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る冷却壁体用ブロックの構成図
である。
【図2】別の実施の形態に係る冷却壁体用ブロックの構
成図である。
【図3】実施の形態に係る冷却壁体の分解斜視図であ
る。
【図4】実施の形態に係る冷却壁体の正面図である。
【図5】従来の冷却壁体用ブロックの斜視図である。
【図6】従来の冷却壁体の正面図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【符号の説明】
3 冷却壁体用ブロック 3a 貫通孔 11,21 冷却壁体用ブロック 12,22 溝 13,14,23,24 凹部 30 チャンネル材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 一男 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2E001 DD04 FA03 GA12 GA55 HA01 HA16 HB04 NA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通風間隙形成用の溝が少なくとも一方の
    板面に一端縁から他端縁にまで達するように設けられて
    いる冷却壁体用ブロック。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該ブロックの前記一
    端縁と他端縁とを結ぶ方向に延在する端面に、チャンネ
    ル材を係合させるための凹部が設けられていることを特
    徴とする冷却壁体用ブロック。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の冷却壁体用ブロックが
    それらの板面を上下方向にして重ね合わされると共に上
    下多段に積み上げらている冷却壁体。
JP2001389786A 2001-12-21 2001-12-21 冷却壁体用ブロック及び冷却壁体 Pending JP2003184198A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012161419A2 (ko) * 2011-05-20 2012-11-29 Lee Jeong Wha 황토블럭을 이용한 인테리어 구조물
KR101224155B1 (ko) * 2012-02-20 2013-01-21 이정화 황토블럭을 이용한 인테리어 구조물

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012161419A2 (ko) * 2011-05-20 2012-11-29 Lee Jeong Wha 황토블럭을 이용한 인테리어 구조물
WO2012161419A3 (ko) * 2011-05-20 2013-01-17 Lee Jeong Wha 황토블럭을 이용한 인테리어 구조물
KR101224155B1 (ko) * 2012-02-20 2013-01-21 이정화 황토블럭을 이용한 인테리어 구조물

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