JP2003183984A - インクジェット捺染方法 - Google Patents

インクジェット捺染方法

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JP2003183984A
JP2003183984A JP2001402750A JP2001402750A JP2003183984A JP 2003183984 A JP2003183984 A JP 2003183984A JP 2001402750 A JP2001402750 A JP 2001402750A JP 2001402750 A JP2001402750 A JP 2001402750A JP 2003183984 A JP2003183984 A JP 2003183984A
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Seiji Ito
誠二 伊藤
Akira Honjo
章 本庄
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Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
Original Assignee
Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インク付着量を低く抑えても高濃度の色合いを
発現させ、且つインクの滲みを少なくすることで図柄の
鮮鋭な染色物を得ることができ、更にインクジェット捺
染用布帛を作成する際に処理剤を水系で使用することで
従来の有機溶剤による環境汚染の問題を解決すると共
に、処理剤の溶解性を向上させることで作業性を改善で
きるインクジェット捺染用布帛処理剤とその布帛及びイ
ンクジェット捺染方法を提供する。 【解決手段】本発明のインクジェット捺染用布帛処理剤
は、水系でPO/EOポリエーテル、アニオン系高分子
化合物、合成ワックス又は高分子ワックス等の疎水性物
質を含有することを特徴とする。本発明のインクジェッ
ト捺染用布帛は、ポリエステル繊維布帛を前記布帛処理
剤で処理したことを特徴とする。本発明のインクジェッ
ト捺染方法は、ポリエステル繊維布帛を前記布帛処理剤
で処理した後、この布帛に分散染料インクを用いてイン
クジェット捺染方法による捺染を行うことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット方式
でポリエステル繊維素材を捺染する時に、予め繊維素材
に付与本発明はインクジェット方式でポリエステル繊維
素材を捺染する時に、予め繊維素材に付与しておくこと
で好適な染色状態を得ることができる布帛処理剤、処理
布及び染色方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は布帛にインクジェット捺染し染着
させる染色方法に於いて、予めインクジェット捺染に使
用する布帛には染料に対して非染着性の高分子化合物を
使用する方法(特許公報第2968286号)やポリエ
チレンオキサイドを使用する方法(特開平9−2794
90号公報、特開2000−110084号公報)、高
分子化合物を含む含窒素化合物を使用する方法(特開平
2000−135858号公報)等が上げられ、これら
の先行技術が目的とするのはインクジェットされた染料
の布帛上での滲み出し防止と図柄の鮮鋭性及び高濃度の
色合いを持った染色物を得ることにある。しかし、これ
らの技術では従来から行われている捺染方法(スクリー
ン、ローラー、転写捺染等)で得られていたものと同程
度の図柄の鮮鋭性や高濃度の色合いは得られていない、
特に高濃度の色合いを得る目的でインクの付着量を多く
した場合には滲みが問題となり、捺染物への応用範囲が
狭められているのが現状である。例えば、特開平9−2
79490号公報に記載されているポリエチレンオキサ
イド樹脂を使用する方法では平均分子量が10万〜25
0万のポリエチレンオキサイドを0.1〜30重量%で
使用することが好ましいと記載されているが、最も低い
分子量の10万のポリエチレンオキサイドを使用しても
10重量%水溶液の粘度が70〜200mPa.sと高
く、また水溶液とする際にポリエチレンオキサイドが非
常に水溶性に富むため、強制的な攪拌装置を使用しない
と所謂「ママコ」と呼ばれる表面のみが溶解して凝集す
る現象が発生し、作業性に問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、インク付着量を低く抑えても高濃度の色合いを発現
させ、且つインクの滲みを少なくすることで図柄の鮮鋭
な染色物を得ることができるインクジェット捺染用布
帛、布帛処理剤及び染色方法を提供することにある。同
じく、本発明のインクジェット捺染用布帛を作成する際
の作業性特に、処理剤を水系で使同じく、本発明のイン
クジェット捺染用布帛を作成する際の作業性特に、処理
剤を水系で使用することで先行技術や先願技術に記載さ
れている有機溶剤による環境汚染の問題を解決すると共
に、処理剤の溶解性を向上させ、処理剤溶液の粘度を低
く抑えることで作業性の向上を図り、インクジェット捺
染法が本来持つエネルギー効率を含めた環境対策とクィ
ックレスポンス性とを改善できるインクジェット捺染用
布帛、布帛処理剤及び染色方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的は以下の手段
によって達成される。即ち、本発明のインクジェット捺
染用布帛は、ポリエステル繊維布帛に少なくとも(a)
PO/EOポリエーテル、(b)アニオン系高分子化合
物及び、(c)合成ワックス又は高分子ワックス等の疎
水性物質を付与させたことを特徴とする。布帛素材特
に、ポリエステル繊維素材に対してPO/EOポリエー
テルの付着量が0.01〜10.0重量%、アニオン系
高分子化合物の付着量が0.01〜10.0重量%、合
成ワックス又は高分子ワックス等の疎水性物質の付着量
が0.02〜20.0重量%のものが好ましい。更に水
系として使用する場合にはノニオン性界面活性剤を0.
01〜3.0重量%付与することが好ましい。
【0005】本発明の布帛処理剤は、水系で少なくとも
PO/EOポリエーテル、アニオン系高分子化合物、合
成ワックス又は高分子ワックス等の疎水性物質を含有す
ることを特徴とし、水溶液状態のもの、エマルジョン状
態のもの及び、合成ワックス又は高分子ワックス等の疎
水性物質を水系で使用する目的のためにノニオン性界面
活性剤を含有するものを包括する。
【0006】本発明の染色方法は、布帛素材に分散染料
インクを用いてインクジェット捺染を行い、次に染着処
理を行う染色方法において、インクジェット捺染を行う
前の布帛にPO/EOポリエーテルを付与しておくこと
で実施される。また、本発明の染色方法では、布帛素
材、好ましくはポリエステル繊維布帛に少なくとも
(a)PO/EOポリエーテル、(b)アニオン系高分
子化合物、(c)合成ワックス又は高分子ワックス等の
疎水性物質で処理した後、この布帛に分散染料インクを
用いてインクジェット捺染方法による捺染を行い、次に
例えば従来と同じく加熱による染着、発色とそれに続く
未染着染料の洗浄を行った後、布帛の乾燥を行うことを
特徴とする。布帛処理剤を溶解するのに特殊な攪拌装置
を用いることなく、作業性が良好な低粘度の水溶液処理
剤が得られ、且つインク付着量を低く抑えても高濃度の
色合いを発現させることが可能で、インクの滲みを少な
くすることで図柄の鮮鋭な染色物が得られるものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明者は鋭意研究の結果、布帛素材にPO/EOポリ
エーテル、アニオン系高分子化合物、合成ワックス又は
高分子ワックス等の疎水性物質を含有させると色に深み
のある高濃度の染色性と発色性、均一性に優れる捺染物
が得られることを見出した。
【0008】本発明に使用するPO/EOポリエーテル
としては易水溶性を具備せしめるため、好ましくはPO
とEOとの重量比がPO/EO=50%/50%から5
%/95%であり、より好ましくはPOとEOとの重量
比が25%/75%である。又、本発明に使用するPO
/EOポリエーテルは、分散染料に対する濃染化効果の
発現状態から、常温で固体であることが好ましい。即
ち、常温では常に液状を示すランダム重合物よりも分子
量とPO(プロピレンオキシド)とEO(エチレンオキ
シド)の重量比により常温で固体となるブロック重合物
が本発明には好ましく、具体的にはブロック型PO/E
Oポリエーテルで分子量が2250以上と高いものが最
も目的に合致している。
【0009】本発明に使用するアニオン系高分子化合物
としては、PO/EOポリエーテルと同じく、水溶性を
具備せしめるため、ポリアクリル酸とその塩又は、及び
スルホン酸基を含有するポリマーとその塩が好ましく、
その中和度は水溶性を維持でき且つ、染料の色相が変化
しない中性〜弱酸性の領域である遊離酸と中和酸が混在
していることがより好ましい。又、本発明でインク保持
剤の要求特性から、布帛が使用される環境及び保存され
る場合はその環境の湿度に影響されないことが好まし
い。具体的にはインク保持剤が環境の湿度の影響を受け
て著しく湿潤しないことが好ましく、ポリアクリル酸と
その塩よりスルホン酸基を含有するポリマーとその塩の
方が目的に合致している。
【0010】本発明に使用する合成ワックス又は高分子
ワックス等の疎水性物質としてはインクジェット捺染さ
れた染料インキのブリード(滲み出し)を防止できるも
のであれば、パラフィンワックスや部分酸化ポリエチレ
ンワックス又は天然のカルナバワックス等を問わず、す
べてのワックス類が使用できる。
【0011】使用するワックス類に水溶性を付与するた
めに使用する界面活性剤としては、本発明に使用してい
るアニオン系高分子化合物とのイオン性の関係よりカチ
オン性界面活性剤は適さず、ノニオン性又はアニオン性
界面活性剤が好ましく特に、本発明にはワックス類の乳
化性に優れるノニオン性界面活性剤が好ましい。
【0012】本発明では布帛素材特に、ポリエステル繊
維素材に対してPO/EOポリエーテルの付着量が好ま
しくは0.01〜10.0重量%、より好ましくは0.
2〜2.0重量%であり、アニオン系高分子化合物の付
着量が好ましくは0.01〜10.0重量%、より好ま
しくは0.2〜2.0重量%であり、また合成ワックス
又は高分子ワックス等の疎水性物質の付着量が好ましく
は0.02〜20.0重量%で、より好ましくは0.5
〜5.0重量%含有するものである。更に水系として使
用する目的でノニオン性界面活性剤を0.01〜2.0
重量%含有することが好ましい。
【0013】本発明の布帛処理剤をポリエステル繊維素
材に付与する方法としては、含浸、スプレー、コーティ
ング法の最も好ましいいずれかによって行うことができ
る。この布帛処理剤で処理されたものはインクジェット
捺染方法により染色される。得られた染色物はインク付
着量を低く抑えても高濃度の色合いを発現でき、更にイ
ンクの滲みを少なくすることで図柄の鮮鋭な染色物を得
ることができると共に、有機溶剤を全く含まない完全な
水系で布帛処理剤を処理できるため、環境への影響を極
めて少なくできる。
【0014】次に、本発明のインクジェット捺染用布帛
を使用してインクジェット捺染する方法について説明す
るが、使用可能なインクは分散染料を用いたものであれ
ば、いずれのインクでもよい。インクの成分としては一
般的に染料、水、水溶性有機溶剤、分散剤、pH調整
剤、防腐防黴インクの成分としては一般的に染料、水、
水溶性有機溶剤、分散剤、pH調整剤、防腐防黴剤、界
面活性剤、水溶性樹脂が構成成分として挙げられ、捺染
方法は印字ヘッドを布帛上で操作してインク吐出させ、
目的の画像を形成させるものである。
【0015】この形成された画像を染着、発色とそれに
続く未染着染料の洗浄、布帛の乾燥を行って目的の捺染
物を得るが、染着、発色処理は従来の捺染工程で行われ
ている加熱固着処理方法等の公知の方法をそのまま適応
できる。即ち、高温スチーム法(HT法)、高圧スチー
ム法(HP法)及びサーモゾール法を用いることができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はこれに限定するものではない。尚、本
発明では特に注釈のない場合「部」とは「重量部」のこ
とである。
【0017】実施例1 本発明の濃染化剤、インク保持剤、ブリード防止剤を含
む下記の処方の前処理液を作成し、ポリエステル布帛に
充分含浸させた後、絞り率70%で搾液、110℃で乾
燥して本発明の布帛を得た。尚、絞り率とは((搾液後
の布帛重量−布帛重量)/布帛重量)×100で計算さ
れる処理液の対布帛付着量である。 ブロック型PO/EOポリエーテル(松本油脂製薬株式
会社製、PO/EO=20/80重量%、分子量;約1
5,500);(濃染化剤)0.5部 ポリアクリル酸ソーダ塩の45%水溶液(松本油脂製薬
株式会社製);(インク保持剤)1.0部 マーポゾールP−138(松本油脂製薬株式会社製、酸
化ポリエチレンワックスエマルジョン・固形分30%;
(ブリード防止剤)0.5部 水;98.0部
【0018】得られた本発明による布帛をA−4判サイ
ズに切り取り、市販されているインクジェットプリンタ
ー(キャノンBJC−400J)を用いて以下に示した
インクでフルカラープリントを行った。プリント終了後
は風乾(自然乾燥)させ、続いて8分間のHTスチーム
処理を実施して染着、発色処理を行った後、還元洗浄、
水洗、乾燥を行って染色物を得た。得られたポリエステ
ル布帛には充分深みのある濃度のカラー画像が認められ
た。
【0019】実施例1に使用したインクは下記の組成の
もので、各々を充分混合分散し、微粒子とする目的でボ
ールミルによる処理を行った後、フィルター濾過して使
用した。 イエローインク;C.I.ディスパース・イエロー 45 5部 ジエチレングリコール 10部 イオン交換水 85部 ブルーインク; C.I.ディスパース・ブルー 56 5部 ジエチレングリコール 10部 イオン交換水 85部 レッドインク; C.I.ディスパース・レッド 146 5部 ジエチレングリコール 10部 イオン交換水 85部
【0020】実施例2 本発明の濃染化剤のみを溶解した処理液を作成し、ポリ
エステル布帛に充分含浸させた後、絞り率70%で搾
液、110℃で乾燥して本発明の布帛を得た。 ブロック型PO/EOポリエーテル(PO/EO=20
/80重量%、分子量;約15,500);(濃染化
剤)0.5部 水;99.5部 得られた本発明による布帛をA−4判サイズに切り取
り、実施例1と同様の処理を行って染色物を得た。
【0021】比較例1 本発明以外のアルギン酸ソーダのみを溶解した処理液を
作成し、ポリエステル布帛に充分含浸させた後、絞り率
70%で搾液、110℃で乾燥して本発明の布帛を得
た。 キミツアルギン(20CP);1.0部 水; 99.0部 得られた比較例1による布帛をA−4判サイズに切り取
り、実施例1と同様の処理を行って染色物を得た。
【0022】比較例2 本発明以外のポリエチレンオキサイド樹脂のみを溶解し
た処理液を作成し、ポリエステル布帛に充分含浸させた
後、絞り率70%で搾液、110℃で乾燥して本発明の
布帛を得た。 PEO−18C; 0.5部 水; 99.5部 得られた比較例2による布帛をA−4判サイズに切り取
り、実施例1と同様の処理を行って染色物を得た。比較
例1、比較例2に使用した薬剤は下記の通りである。 キミツアルギン(20CP);君津化学工業株式会社製
・アルギン酸ソーダ PEO−18C;住友精化株式会社製・ポリエチレンオ
キサイド樹脂
【0023】比較例3 事前に薬剤を処理しない、即ち実施例、比較例に使用し
たポリエステル布帛を実施例−1と同様の処理を行って
染色物を得た。
【0024】ポリエステル布帛の染着、発色状態を色差
計(ミノルタ製・CR−A12)を使用して下表3の結
果を得た。表のインキ吐出量は、インクジェット捺染を
行う際のコンピューター上のインキ吐出量であり、10
0%は最大吐出量を示す。本発明での実施例では比較例
1及び比較例3より良好な染着状態、発色状態が得られ
ることが確認できた。即ち、ブルーインクで行った実施
例1、2は、比較例1,2,3よりL*の数値が小さく
明度が低いことと共にb*の数値の小さくより青色に染
色され、濃染化されていることが確認できる。又、レッ
ドインクで行った実施例1、2は、比較例1,2,3よ
りL*の数値が小さく明度が低いことと共にa*の数値
の大きくより赤色に染色され、濃染化されていることが
確認できる。同様に、イエローインクで行った実施例
1、2は、比較例1,2,3よりL*の数値が小さく明
度が低いことと共にb*の数値の大きくより黄色に染色
され、濃染化されていることが確認できた。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【表3】
【0028】実施例1、2と比較例1、2の処理液の粘
度を表4に示す。本発明による処理液は低粘度であり、
作業性に優れていることが確認できた。処理液の粘度
は、粘度計(東京計器(株)製、DIGITAL VI
SCOMETER DVL−B)を使用して20℃で測
定した。
【0029】
【表4】
【0030】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
る前処理剤を付与された布帛は、従来のアルギン酸ソー
ダ等で処理されたものより濃染化でき、多量にインキを
吐出できないインクジェット捺染方法においても濃く染
まった染色物を得ることができると共に、処理液の粘度
が極めて低いため前処理剤を処理する工程の作業性が著
しく向上することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D06M 15/263 D06M 15/263 15/53 15/53 // D06M 101:32 101:32

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエステル繊維布帛に少なくとも(a)
    PO/EOポリエーテル、(b)アニオン系高分子化合
    物、(c)合成ワックス又は高分子ワックス等の疎水性
    物質を付与したことを特徴とする、インックジェット捺
    染用布帛。
  2. 【請求項2】水系で少なくとも(a)PO/EOポリエ
    ーテル、(b)アニオン系高分子化合物、(c)合成ワ
    ックス又は高分子ワックス等の疎水性物質を含有するこ
    とを特徴とする、インクジェット捺染用布帛処理剤。
  3. 【請求項3】布帛素材に分散染料インクを用いてインク
    ジェット捺染を行い、次に染着処理を行う染色方法に於
    いて、インクジェット捺染を行う前の布帛にPO/EO
    ポリエーテルを付与しておくことを特徴とする染色方
    法。
  4. 【請求項4】ポリエステル繊維素材を少なくとも(a)
    PO/EOポリエーテル、(b)アニオン系高分子化合
    物、(c)合成ワックス又は高分子ワックス等の疎水性
    物質を含む前処理剤溶液にて処理した後、分散染料イン
    クを用いてインクジェット捺染を行い、次に染着処理を
    行い、次いで未染着染料の洗浄を行った後、乾燥するこ
    とを特徴とする染色方法。
  5. 【請求項5】PO/EOポリエーテルがブロック型PO
    /EOポリエーテルであり、ポリエステル繊維素材に対
    してその付着量が0.01〜10.0重量%であること
    を特徴とする、請求項3及び請求項4に記載の染色方
    法。
  6. 【請求項6】アニオン系高分子化合物がポリアクリル酸
    とその塩及び/又はスルホン酸基を含有するポリマーと
    その塩であり、ポリエステル繊維素材に対してその付着
    量が0.01〜10.0重量%であることを特徴とす
    る、請求項4に記載の染色方法。
  7. 【請求項7】疎水性物質がパラフィンワックス、部分酸
    化ポリエチレンワックス及びカルナバワックスの少なく
    とも一種であり、ポリエステル繊維素材に対してその付
    着量が0.02〜20.0重量%であることを特徴とす
    る、請求項4に記載の染色方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7108686B2 (ja) 2017-05-19 2022-07-28 サン・ケミカル・アドバンスト・マテリアルズ・ソシエテ・アノニム ポリエステルテキスタイル上へのインクジェット印刷

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JP7108686B2 (ja) 2017-05-19 2022-07-28 サン・ケミカル・アドバンスト・マテリアルズ・ソシエテ・アノニム ポリエステルテキスタイル上へのインクジェット印刷

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