JPH11302987A - ポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方法 - Google Patents
ポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方法Info
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- JPH11302987A JPH11302987A JP10124280A JP12428098A JPH11302987A JP H11302987 A JPH11302987 A JP H11302987A JP 10124280 A JP10124280 A JP 10124280A JP 12428098 A JP12428098 A JP 12428098A JP H11302987 A JPH11302987 A JP H11302987A
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Abstract
(57)【要約】
従来のスクリーン捺染で得られた捺染物に劣らない画像
濃度、色の深み及び鮮明性を有したポリエステル繊維材
料の捺染方法を提供する。 【解決手段】ポリエステル繊維材料を分散染料インクを
用いてインクジェット捺染する方法において、当該ポリ
エステル繊維材料を少なくとも (A)インク保持剤(糊剤) (B)PH調整剤 (C)還元防止剤 (D)浸透剤またはブリード防止剤 (E)濃染化剤 を含む前処理剤にて前処理した後、インクジェット捺染
を行い、次いで固着処理後、洗浄し、乾燥することを特
徴とするポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方
法。
濃度、色の深み及び鮮明性を有したポリエステル繊維材
料の捺染方法を提供する。 【解決手段】ポリエステル繊維材料を分散染料インクを
用いてインクジェット捺染する方法において、当該ポリ
エステル繊維材料を少なくとも (A)インク保持剤(糊剤) (B)PH調整剤 (C)還元防止剤 (D)浸透剤またはブリード防止剤 (E)濃染化剤 を含む前処理剤にて前処理した後、インクジェット捺染
を行い、次いで固着処理後、洗浄し、乾燥することを特
徴とするポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方
法。
Description
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット捺染
方法に関するものであり、より詳しくは、インクジェッ
ト記録装置を用いてポリエステル繊維材料に捺染記録を
行うのに好適なインクジェット捺染方法に関するもので
ある。
方法に関するものであり、より詳しくは、インクジェッ
ト記録装置を用いてポリエステル繊維材料に捺染記録を
行うのに好適なインクジェット捺染方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、繊維材料にインクジェット記録を
行う方法として、粘着剤を塗布した非伸縮性の平面支持
体上に一時的に布帛を接着し、プリンターで印捺するも
の(特開昭63−6183号公報)や、用いる染料に対
して非染着性の水溶性高分子物質、水溶性塩類または水
不溶性無機微粒子のいずれかを含有する水溶液で前処理
された布帛にインクジェット染色する方法(特公昭63
−31594号公報)、繊維構造物を水不溶性染料含有
インクを用いてインクジェット染色するに際し、繊維構
造物にあらかじめ含窒素カチオン性物質を付与するイン
クジェット染色方法(特公昭62−45359)等があ
った。
行う方法として、粘着剤を塗布した非伸縮性の平面支持
体上に一時的に布帛を接着し、プリンターで印捺するも
の(特開昭63−6183号公報)や、用いる染料に対
して非染着性の水溶性高分子物質、水溶性塩類または水
不溶性無機微粒子のいずれかを含有する水溶液で前処理
された布帛にインクジェット染色する方法(特公昭63
−31594号公報)、繊維構造物を水不溶性染料含有
インクを用いてインクジェット染色するに際し、繊維構
造物にあらかじめ含窒素カチオン性物質を付与するイン
クジェット染色方法(特公昭62−45359)等があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
先行技術の目的とするところは画像にニジミがなく絵柄
がシャープであり、また高濃度で鮮明な捺染物を得るこ
とであるにもかかわらず、従来の捺染法(スクリーン捺
染)で得られた捺染物と同程度の色濃度、色の深み及び
鮮明性を得るには至っていない。
先行技術の目的とするところは画像にニジミがなく絵柄
がシャープであり、また高濃度で鮮明な捺染物を得るこ
とであるにもかかわらず、従来の捺染法(スクリーン捺
染)で得られた捺染物と同程度の色濃度、色の深み及び
鮮明性を得るには至っていない。
【0004】そこで本発明の目的は、従来の捺染法(ス
クリーン捺染)で得られた捺染物に劣らない画像濃度、
色の深み及び鮮明性を有した捺染物の作製を可能とする
ポリエステル繊維材料の捺染方法を提供することであ
る。
クリーン捺染)で得られた捺染物に劣らない画像濃度、
色の深み及び鮮明性を有した捺染物の作製を可能とする
ポリエステル繊維材料の捺染方法を提供することであ
る。
【0005】本発明者らは、上記の目的を達成するため
に種々の検討を重ねた結果、本発明を完成した。
に種々の検討を重ねた結果、本発明を完成した。
【0006】本発明は、ポリエステル繊維材料を分散染
料インクを用いてインクジェット捺染する方法におい
て、当該ポリエステル繊維材料を少なくとも (A)インク保持剤(糊剤) (B)PH調整剤 (C)還元防止剤 (D)浸透剤またはブリード防止剤 (E)濃染化剤 を含む前処理剤にて前処理した後、インクジェット捺染
を行い、次いで固着処理後、洗浄し、乾燥することを特
徴とするポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方
法である。
料インクを用いてインクジェット捺染する方法におい
て、当該ポリエステル繊維材料を少なくとも (A)インク保持剤(糊剤) (B)PH調整剤 (C)還元防止剤 (D)浸透剤またはブリード防止剤 (E)濃染化剤 を含む前処理剤にて前処理した後、インクジェット捺染
を行い、次いで固着処理後、洗浄し、乾燥することを特
徴とするポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方
法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明の前処理剤に用いるインク保持剤
(糊剤)としては、例えばアルギン酸ソーダ、ローカス
トビーン、加工デンプンまたはCMC、あるいはこれら
とターペンのハーフエマルジョン糊等が挙げられる。
(糊剤)としては、例えばアルギン酸ソーダ、ローカス
トビーン、加工デンプンまたはCMC、あるいはこれら
とターペンのハーフエマルジョン糊等が挙げられる。
【0009】本発明の前処理剤に用いるPH調整剤とし
ては、例えば、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸等の脂肪族
系の有機酸、第1燐酸ソーダ等の無機酸が挙げられる。
ては、例えば、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸等の脂肪族
系の有機酸、第1燐酸ソーダ等の無機酸が挙げられる。
【0010】本発明の前処理剤に用いる還元防止剤とし
ては、例えば、メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダま
たは塩素酸ソーダ等が挙げられる。
ては、例えば、メタニトロベンゼンスルホン酸ソーダま
たは塩素酸ソーダ等が挙げられる。
【0011】本発明の前処理剤に用いる浸透剤としては
ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテルまたはアルキルベン
ゼンスルフォン酸ソーダ等あるいはこれらの混合物が挙
げられる。
ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル、ポリ
オキシアルキレンアルキルエーテルまたはアルキルベン
ゼンスルフォン酸ソーダ等あるいはこれらの混合物が挙
げられる。
【0012】本発明の前処理剤に用いるブリード防止剤
としては、N−アジリジニル−N′−アルキル尿素、合
成ワックスまたは高分子ワックス等が挙げられる。
としては、N−アジリジニル−N′−アルキル尿素、合
成ワックスまたは高分子ワックス等が挙げられる。
【0013】本発明の前処理剤に用いる濃染化剤として
は、例えばポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、多価アルコールのアル
キレンオキシド付加物の脂肪酸エステル、ポリオキシア
ルキレングリコール脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル
系の界面活性剤、その他の非イオン界面活性剤等が挙げ
られる。
は、例えばポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、多価アルコールのアル
キレンオキシド付加物の脂肪酸エステル、ポリオキシア
ルキレングリコール脂肪酸エステル等の脂肪酸エステル
系の界面活性剤、その他の非イオン界面活性剤等が挙げ
られる。
【0014】また前記の前処理剤には必要に応じて硬水
軟化剤を添加してもよい。硬水軟化剤としては、例えば
EDTAまたはトリポリリン酸ソーダ等が挙げられる。
浸透剤またはブリード防止剤の添加量は前処理剤中に
0.01〜10.0重量%、好ましくは0.1〜5重量
%である。
軟化剤を添加してもよい。硬水軟化剤としては、例えば
EDTAまたはトリポリリン酸ソーダ等が挙げられる。
浸透剤またはブリード防止剤の添加量は前処理剤中に
0.01〜10.0重量%、好ましくは0.1〜5重量
%である。
【0015】本発明に用いる前処理剤のポリエステル繊
維材料への付与方法は、印捺、塗布、含浸、スプレー法
のいずれかによって行うことができる。
維材料への付与方法は、印捺、塗布、含浸、スプレー法
のいずれかによって行うことができる。
【0016】上記の前処理剤によって繊維材料を前処理
すると、インクジェット記録により形成される画像は、
ニジミが抑えられ、染料が布帛の表面に沈着するので染
料の染着率が向上し、充分な発色濃度、深み及び鮮明性
を得ることができる。
すると、インクジェット記録により形成される画像は、
ニジミが抑えられ、染料が布帛の表面に沈着するので染
料の染着率が向上し、充分な発色濃度、深み及び鮮明性
を得ることができる。
【0017】次に、本発明のインクジェット捺染用繊維
材料(被記録媒体)を用いてインクジェット捺染(記
録)を行う方法について説明する。
材料(被記録媒体)を用いてインクジェット捺染(記
録)を行う方法について説明する。
【0018】使用可能なインクとしては、分散染料を用
いたインクであれば、いずれのインクでも良い。インク
の構成成分としては、染料、水、水溶性有機溶剤、分散
剤、PH調整剤、防黴剤、界面活性剤、水溶性樹脂など
が適宜用いられる。水溶性有機溶剤としては、グリコー
ル類、グリコールエーテル類、含窒素溶剤などが挙げら
れる。
いたインクであれば、いずれのインクでも良い。インク
の構成成分としては、染料、水、水溶性有機溶剤、分散
剤、PH調整剤、防黴剤、界面活性剤、水溶性樹脂など
が適宜用いられる。水溶性有機溶剤としては、グリコー
ル類、グリコールエーテル類、含窒素溶剤などが挙げら
れる。
【0019】インクジェット記録は、記録ヘッドを被記
録媒体上で操作してインクを付与することにより画像形
成を行う。この記録後、固着処理し、次いで洗浄し、乾
燥して目的の捺染物を得る。
録媒体上で操作してインクを付与することにより画像形
成を行う。この記録後、固着処理し、次いで洗浄し、乾
燥して目的の捺染物を得る。
【0020】固着処理は従来の捺染プロセスにおいて行
われている加熱固着処理等の公知の方法がそのまま適用
できる。すなわち、高温(HT)スチーム法、高圧(H
P)スチーム法やサーモゾル法を用いることができる。
われている加熱固着処理等の公知の方法がそのまま適用
できる。すなわち、高温(HT)スチーム法、高圧(H
P)スチーム法やサーモゾル法を用いることができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明する
が、本発明はこれらに限定するものではない。なお、本
実施例では特に断らない限り「部」とは「重量部」をい
う。
が、本発明はこれらに限定するものではない。なお、本
実施例では特に断らない限り「部」とは「重量部」をい
う。
【0022】 実施例1 アルギン酸ソーダ 20部 塩素酸ソーダ 2部 リンゴ酸 3部 N−アジリジニル−N′−ステアリル尿素 20部 トリポリ燐酸ソーダ 0.5部 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(HLB16.7) 30部 水 924.5部 「HLB値:親水性、親油性バランス値である」を混合
して、前処理剤を得た。この前処理剤をポリエステル布
帛に含浸させた後(絞り率:70%)、乾燥して本発明
の布帛を得た。なお、絞り率(%)は、((処理液の付
与重量)/(布の重量))×100とした。
して、前処理剤を得た。この前処理剤をポリエステル布
帛に含浸させた後(絞り率:70%)、乾燥して本発明
の布帛を得た。なお、絞り率(%)は、((処理液の付
与重量)/(布の重量))×100とした。
【0023】得られた本発明の布帛をA―4版の大きさ
に切り出し、市販のインクジェットカラープリンター
(エンキャド製NOVAJETII)を用いて、以下に示
したインクでフルカラープリントを行った。プリント終
了後、乾燥し180℃、7分間のHTスチーム処理し、
次いで水洗、還元洗浄、水洗し、乾燥した。
に切り出し、市販のインクジェットカラープリンター
(エンキャド製NOVAJETII)を用いて、以下に示
したインクでフルカラープリントを行った。プリント終
了後、乾燥し180℃、7分間のHTスチーム処理し、
次いで水洗、還元洗浄、水洗し、乾燥した。
【0024】得られたポリエステル布上には深みのある
十分な濃度のカラー画像が鮮やかにプリントされてい
た。また、画像ムラや白色部分の汚れもなく、シャープ
な画像が得られた。
十分な濃度のカラー画像が鮮やかにプリントされてい
た。また、画像ムラや白色部分の汚れもなく、シャープ
な画像が得られた。
【0025】使用したインクの組成は次の通りである。
また、以下の4種のインクは、各々を混合分散し、フィ
ルターで濾過して各々を用いた。
また、以下の4種のインクは、各々を混合分散し、フィ
ルターで濾過して各々を用いた。
【0026】イエローインク C.I.ディスパースイエロー163リキッド 15部 グリセリン 10部 1, 3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 5部 イオン交換水 70部
【0027】マゼンタインク C.I.ディスパースレッド92リキッド 20部 ジエチレングリコール 10部 1, 3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 5部 イオン交換水 65部
【0028】シアンインク C.I.ディスパースブルー60リキッド 15部 グリセリン 5部 1, 3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 10部 イオン交換水 70部
【0029】ブラックインク C.I.ディスパースブラック1リキッド 15部 エチレングリコール 5部 ジエチレングリコール 5部 1, 3−ジメチル−2−イミダゾリジノン 5部 イオン交換水 70部
【0030】 実施例2 ターペンとローカストビーンのハーフエマルジョン 600部 塩素酸ソーダ 2部 酒石酸 3部 N−アジリジニル−N′−ラウリル尿素 10部 トリポリ燐酸ソーダ 0.5部 水 384.5部 を混合して、前処理剤を得た。この前処理剤をポリエス
テル編物に印捺、乾燥して本発明の編物を得た。
テル編物に印捺、乾燥して本発明の編物を得た。
【0031】得られた本発明の編物をA−4版の大きさ
に切り出し、市販のインクジェットプリンター(エンキ
ャド製NOVAJETII)を用いて、以下に示したイン
クでフルカラープリントを行った。プリント終了後、乾
燥し175℃、8分間HTスチーム処理し、次いで水
洗、還元洗浄、水洗し、乾燥した。
に切り出し、市販のインクジェットプリンター(エンキ
ャド製NOVAJETII)を用いて、以下に示したイン
クでフルカラープリントを行った。プリント終了後、乾
燥し175℃、8分間HTスチーム処理し、次いで水
洗、還元洗浄、水洗し、乾燥した。
【0032】得られたポリエステル編物上には深みのあ
る十分な濃度のカラー画像が鮮やかにプリントされてい
た。また、画像ムラや白色部分の汚れもなく、シャープ
な画像が得られた。
る十分な濃度のカラー画像が鮮やかにプリントされてい
た。また、画像ムラや白色部分の汚れもなく、シャープ
な画像が得られた。
【0033】使用したインクの組成は次の通りである。
また、以下の4種のインクは、各々を混合分散後、フィ
ルターで濾過して各々を用いた。
また、以下の4種のインクは、各々を混合分散後、フィ
ルターで濾過して各々を用いた。
【0034】イエローインク C.I.ディスパースイエロー114リキッド 14部 トリエチレングリコール 15部 イオン交換水 71部
【0035】マゼンタインク C.I.ディスパースレッド92リキッド 15部 トリエチレングリコール 15部 イオン交換水 70部
【0036】シアンインク C.I.ディスパースブルー87:1リキッド 15部 ジエチレングリコール 5部 トリエチレングリコール 10部 イオン交換水 70部
【0037】ブラックインク Sumikalon Black S-3BL リキット゛(住友化学製) 15部 トリエチレングリコール 10部 イオン交換水 75部
【0038】 実施例3 ローカストビーン 60部 塩素酸ソーダ 2部 リンゴ酸 3部 N−アジリジニル−N′−ステアリル尿素 10部 トリポリ燐酸ソーダ 0.5部 ポリエチレングリコールモノステアレート(HLB19.1) 30部 水 894.5部 を混合して前処理剤を得た。この前処理剤をポリエステ
ル布帛に印捺後、乾燥して本発明の布帛を得た。
ル布帛に印捺後、乾燥して本発明の布帛を得た。
【0039】得られた本発明の布帛に、市販のインクジ
ェットカラープリンター(エンキャド製NOVAJET
II)を用いて、以下に示したインクでカラープリントを
行った。プリント終了後、乾燥し130℃、30分間H
Pスチーム処理し、次いで水洗、還元洗浄、水洗し、乾
燥した。
ェットカラープリンター(エンキャド製NOVAJET
II)を用いて、以下に示したインクでカラープリントを
行った。プリント終了後、乾燥し130℃、30分間H
Pスチーム処理し、次いで水洗、還元洗浄、水洗し、乾
燥した。
【0040】得られたポリエステル布帛上には深みのあ
る十分な濃度のカラー画像が鮮やかにプリントされてい
た。また画像ムラや白色部分の汚れもなく、シャープな
画像が得られた。
る十分な濃度のカラー画像が鮮やかにプリントされてい
た。また画像ムラや白色部分の汚れもなく、シャープな
画像が得られた。
【0041】使用したインクの組成は次の通りである。
また、以下の4種のインクは、各々を混合分散し、フィ
ルターで濾過後各々を使用した。
また、以下の4種のインクは、各々を混合分散し、フィ
ルターで濾過後各々を使用した。
【0042】イエローインク C.I.ディスパースイエロー163リキッド 15部 チオジグリコール 10部 ジエチレングリコール 5部 イオン交換水 70部
【0043】マゼンタインク C.I.ディスパースレッド146リキッド 15部 チオジグリコール 5部 ジエチレングリコール 5部 エチレングリコール 5部 イオン交換水 70部
【0044】シアンインク C.I.ディスパースブルー73リキッド 15部 チオジグリコール 10部 トリエチレングリコール 5部 イオン交換水 70部
【0045】ブラックインク Sumikalon Black S-BGL リキット゛( 住友化学製) 15部 チオジグリコール 5部 トリエチレングリコール 10部 イオン交換水 70部
【0046】 実施例4 アルギン酸ソーダ 20部 塩素酸ソーダ 2部 リンゴ酸 3部 N−アジリジニル−N′−ステアリル尿素 20部 ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(HLB16.7)25部 ソルビタン脂肪酸エステル(HLB8.6) 5部 水 925部 を混合して、前処理剤を得た。この前処理剤をポリエス
テル織物に含浸させた後(絞り率70%)、乾燥して本
発明の織物を得た。
テル織物に含浸させた後(絞り率70%)、乾燥して本
発明の織物を得た。
【0047】得られた本発明の織物をA−4版の大きさ
に切り出し、市販のインクジェットプリンター(エンキ
ャド製NOVAJETII)を用いて以下に示したインク
でフルカラープリントを行った。プリント終了後、乾燥
し180℃、7分間HTスチーム処理し、次いで水洗、
還元洗浄、水洗し乾燥した。
に切り出し、市販のインクジェットプリンター(エンキ
ャド製NOVAJETII)を用いて以下に示したインク
でフルカラープリントを行った。プリント終了後、乾燥
し180℃、7分間HTスチーム処理し、次いで水洗、
還元洗浄、水洗し乾燥した。
【0048】得られたポリエステル織物上には深みのあ
る十分な濃度のカラー画像が鮮やかにプリントされてい
た。また、画像ムラや白色部分の汚れもなく、シャープ
な画像が得られた。
る十分な濃度のカラー画像が鮮やかにプリントされてい
た。また、画像ムラや白色部分の汚れもなく、シャープ
な画像が得られた。
【0049】使用したインクの組成は次の通りである。
また、以下の4種のインクは、各々を混合分散後、フィ
ルターで濾過して各々を用いた。
また、以下の4種のインクは、各々を混合分散後、フィ
ルターで濾過して各々を用いた。
【0050】イエローインク C.I.ディスパースイエロー163リキッド 10部 ポリエチレングリコール200 15部 イオン交換水 75部
【0051】マゼンタインク C.I.ディスパースレッド283リキッド 10部 ポリエチレングリコール200 15部 イオン交換水 75部
【0052】シアンインク C.I.ディスパスブルー60リキッド 10部 トリエチレングリコール 15部 イオン交換水 75部
【0053】ブラックインク Sumikalon Black S-2BF リキット゛(住友化学製) 10部 ポリエチレングリコール200 15部 イオン交換水 75部
【0054】
【比較例】本発明のN−アジリジニル−N′−ステアリ
ル尿素を除いた以外は実施例1と同様にして捺染用布帛
を調整した。この布帛に市販のインクジェットプリンタ
ー(エンキャド製NOVAJETII)と実施例1のイン
クを用いてフルカラープリントを行った。プリント終了
後も実施例1と同様に処理して捺染物を得た。
ル尿素を除いた以外は実施例1と同様にして捺染用布帛
を調整した。この布帛に市販のインクジェットプリンタ
ー(エンキャド製NOVAJETII)と実施例1のイン
クを用いてフルカラープリントを行った。プリント終了
後も実施例1と同様に処理して捺染物を得た。
【0055】ポリエステル布上にはニジミの無い比較的
鮮やかな色調のカラー画像は得られたが、深みのある十
分な濃度の画像は得られなかった。
鮮やかな色調のカラー画像は得られたが、深みのある十
分な濃度の画像は得られなかった。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ポリエステル繊維材料にニジミの無い鮮明かつ
深みのある高濃度画像を形成することができる。
よれば、ポリエステル繊維材料にニジミの無い鮮明かつ
深みのある高濃度画像を形成することができる。
【0057】また、本発明によれば、オフィス用やパー
ソナル用の市販のインクジェットプリンターにそのまま
適用しても深みがあり発色濃度が高く、かつ鮮明な捺染
物を得ることができる。
ソナル用の市販のインクジェットプリンターにそのまま
適用しても深みがあり発色濃度が高く、かつ鮮明な捺染
物を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川下 英夫 大阪市淀川区西三国4丁目2番11号 田岡 化学工業株式会社内 (72)発明者 瀧川 進 大阪市中央区瓦町3丁目2番9号 株式会 社明成商会内
Claims (2)
- 【請求項1】 ポリエステル繊維材料を分散染料インク
を用いてインクジェット捺染する方法において、当該ポ
リエステル繊維材料を少なくとも (A)インク保持剤(糊剤) (B)PH調整剤 (C)還元防止剤 (D)浸透剤またはブリード防止剤 (E)濃染化剤 を含む前処理剤にて前処理した後、インクジェット捺染
を行い、次いで固着処理後、洗浄し、乾燥することを特
徴とするポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方
法。 - 【請求項2】 前記前処理剤において浸透剤またはブリ
ード防止剤の含有量が0.01〜10.0重量%である
請求項1記載のインクジェット捺染方法。 【0001】
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10124280A JPH11302987A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | ポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10124280A JPH11302987A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | ポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11302987A true JPH11302987A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14881440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10124280A Pending JPH11302987A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | ポリエステル繊維材料のインクジェット捺染方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11302987A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1176248A2 (en) * | 2000-07-26 | 2002-01-30 | Seiren Co., Ltd. | Fabric for use in ink-jet printing, a method for preparing such fabric and printed goods made by ink-jet printing of the fabric |
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