JP2003179840A

JP2003179840A - 電子カメラ、電子機器、画像伝送システムおよび画像伝送方法

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Publication number: JP2003179840A
Application number: JP2001375568A
Authority: JP
Inventors: Yosuke Kusaka; 洋介日下
Original assignee: Nikon Corp
Current assignee: Nikon Corp
Priority date: 2001-12-10
Filing date: 2001-12-10
Publication date: 2003-06-27
Anticipated expiration: 2021-12-10
Also published as: JP4114350B2

Abstract

(57)【要約】【課題】電子カメラによりグループの集合写真等の画
像データを撮影した場合に、撮影側の負担をかけないで
しかも迅速に該画像データをグループのメンバーに配信
する。【解決手段】電子カメラは撮影した画像データに識別
情報を付けて、インターネット上の画像サーバにアップ
ロードするとともに、電子カメラは撮影時に撮影画面中
の被写体となる人物の所持する携帯電話等の電子機器と
交信を行い、画像データをアップロードした画像サーバ
のアクセス情報と画像データの識別情報を電子機器側に
伝える。受信したアクセス情報と識別情報に基づき、電
子機器は個別に画像サーバから画像データをダウンロー
ドして利用する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末間等でデ
ータをやりとりする情報伝送システムおよび情報伝送方
法に関し、特に所望の被写体を電子カメラ等の撮影装置
により撮影した得られた電子画像データを画像表示機能
付きの携帯電話端末等の電子機器に伝送する画像伝送シ
ステムおよび画像伝送方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来電子カメラで撮影した画像データを
他の画像表示端末に転送して閲覧するような場合、画像
データを一旦メモリカードに保存し、該メモリーカード
を他の画像表示端末に装着するようなオフラインの情報
伝送方法と、画像データを無線または有線で電子カメラ
から他の画像表示端末に通信により伝送するオンライン
による情報伝送方法が知られている。例えば特開平１０
−３４１３８８号公報には、赤外線を用いた光通信によ
り電子カメラから他の電子カメラに画像データを直接伝
送する画像伝送システムが開示されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のオ
フラインの画像伝送システムおよび画像伝送方法では、
メモリカードのような情報記憶媒体をやりとりする必要
があるので、いちいち記憶媒体の取り外しと装着を行わ
なければならず、その間に撮影などのデータの取得・記
録ができないとともに、記録媒体を物理的に運搬せねば
ならず、受け取り側でデータを利用できるまでに時間が
かかるという欠点があった。

【０００４】また上記のような従来のオンラインの画像
伝送システムおよび画像伝送方法では情報記録媒体の運
搬は不要にはなるが、伝送時の通信速度が遅い場合には
やはり通信中に撮影などのデータの取得・記録ができな
いという欠点があった。特に画像データは、一般的な文
書データ等と比較してデータ量が非常に大きくなるため
に、情報伝送にかかる時間が増大する傾向があった。ま
た多数の人達の集合写真を電子カメラで撮影し、撮影し
た画像データを被写体となった多数の人達の携帯電話等
に電子カメラから直接配信する場合には、画像データの
伝送に膨大な時間がかかってしまった。

【０００５】そこで本発明は、画像伝送の際に画像送信
側の負担が少なくかつ画像が短時間で画像受信側に伝送
される画像伝送システムおよび画像伝送方法を提供する
ことを目的とし、特に電子カメラで撮影した画像データ
を電子カメラ側に大きな負担をかけずにかつ迅速に相手
側の電子機器に伝送できる画像伝送システムおよび画像
伝送方法を提供することを目的とする。また電子カメラ
で撮影した画像データを電子カメラに大きな負担をかけ
ずにかつ迅速に被写体となった複数の人が所持している
携帯端末に配信できる画像伝送システムおよび画像伝送
方法を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による情報伝送システム（画像伝送システ
ム）および情報伝送方法（画像伝送方法）においては、
情報生成装置（撮影装置、電子カメラ）はインターネッ
トへの接続機能を備え、生成した情報（画像）に識別デ
ータ（ファイル名）を付けて一旦インターネット上の所
定の情報サーバ（画像サーバ）に伝送して保存する（ア
ップロード）とともに、情報（画像）の送信先である電
子機器とは近距離通信を利用して直接接続し、前記イン
ターネット上の情報サーバ（画像サーバ）の宛先情報と
前記生成した情報（画像）の識別データを電子機器側に
伝送し、電子機器は受信した宛先情報と識別データに基
づいてインターネット上の情報サーバ（画像サーバ）か
ら情報（画像）を読み出し（ダウンロード）て利用する
ことを特徴とする。

【０００７】上記目的を達成するため、本発明による情
報伝送システム（画像伝送システム）および情報伝送方
法（画像伝送方法）においては、情報生成装置（撮影装
置、電子カメラ）は情報（画像）の送信先である電子機
器と近距離通信を利用して直接接続し、相手側の電子機
器より該電子機器のインターネット上の宛先情報を受信
し、生成した情報（画像）とともに電子機器の宛先情報
を一旦インターネット上の所定の情報サーバ（画像サー
バ）に伝送（アップロード）するとともに、情報サーバ
（画像サーバ）は受信した情報（画像）を受信した宛先
情報に対応した電子機器に自動的に送信することを特徴
とする。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図１は本発明の実施形態の概
念図であって、電子カメラは撮影範囲内にある被写体を
撮影するとともに、撮影の結果得られた画像データにフ
ァイル名を付け、インターネット上の画像サーバに接続
し、画像サーバの所定のフォルダに前記画像データをア
ップロードする。また電子カメラは近距離無線交信によ
りカメラ近傍の被写体が所持している電子機器（携帯電
話など）に宛先情報（画像サーバのインターネット上の
アドレス＝ＵＲＬ：ＵｎｉｆｏｒｍＲｅｓｏｕｒｃｅ
Ｌｏｃａｔｏｒと画像サーバ上のフォルダ名と画像デ
ータのファイル名）を送信する。被写体が所持している
電子機器（携帯電話など）は、電子カメラより近距離無
線交信で受信した関連情報に基づき、インターネット上
の画像サーバに接続し、画像サーバの所定のフォルダか
ら前記画像データをダウンロードして画面に表示する。

【０００９】図２は本発明を適用した電子カメラと画像
サーバと携帯電話端末を利用した情報伝送システムの概
念図である。図２において、電子カメラ１００は撮影範
囲内に存在する被写体を撮影し、電子画像データまたは
デジタル画像データ（以下画像データと呼ぶ）を生成す
る。電子カメラ１００は無線電話機能を備えており、無
線携帯電話回線１９０により基地局１２０経由で公衆電
話回線網１４０に接続する。公衆電話回線網１４０はさ
らにインターネット１３０に接続しており、電子カメラ
１００はインターネット１３０上に設置された画像サー
バ１５０に接続する。画像サーバ１５０は画像データを
保存するための大容量メモリを備え、インターネット１
３０経由でアップロードされる画像データをユーザ毎に
設定されたフォルダに保存するとともに、インターネッ
ト１３０経由で外部より読み出し要求があった場合は指
定された画像データをインターネット１３０経由でダウ
ンロードさせる。電子カメラ１００は該画像サーバ１５
０に接続し、所定のフォルダに画像データをアップロー
ドして保存する。

【００１０】また電子カメラ１００はブルーツースのよ
うな近距離無線通信機能を備え、近距離無線回線１８０
により同じ方式の近距離無線通信機能を備えた携帯電話
１６０と交信し、画像データをアップロードした画像サ
ーバの識別データ（ＵＲＬ）とフォルダの識別データ
（フォルダ名）と画像データの識別データ（ファイル
名）を携帯電話端１６０に転送する。電子カメラ１００
の被写体となる人物が所持していることが想定されてお
り、この携帯電話１６０にはユーザの個人情報を記憶す
るとともに、画像データを格納するＵＩＭカード（Ｕｓ
ｅｒＩｄｅｎｔｉｆｙＭｏｄｕｌｅカード）１７
０が装着される。

【００１１】携帯電話１６０は無線電話機能を備えてお
り、無線携帯電話回線１９０により基地局１２０経由で
公衆電話回線網１４０に接続する。公衆電話回線網１４
０はさらにインターネット１３０に接続しており、携帯
電話１６０はインターネット１３０上に設置された画像
サーバ１５０に接続する。携帯電話１６０は該画像サー
バ１５０に接続し、所定のフォルダに画像データをダウ
ンロードしてＵＩＭカード１７０に保存するとともに、
ダウンロードした画像データを画面に表示する。

【００１２】なおブルーツースとは２．４５ＧＨｚ帯の
無線電波を用いて１０ｍ程度の近距離をカバーし、１対
１または１対多の接続を１Ｍｂｐｓの転送速度で実現す
る近距離用微弱送信出力のモバイル通信技術（携帯電子
機器用）である。

【００１３】図３、図４は、図２に示した電子カメラ１
００の一実施形態の外観図（正面視および背面視）であ
る。図３に示すように電子カメラ１００の前面には被写
体像を形成するための撮影レンズ１０、撮影画面を確認
するためのファインダ１１、撮影時に被写体を照明する
ためのストロボ１２、被写体の明るさを検知するための
測光回路１３、電子カメラ１００を手でホールドするた
めにカメラ本体から出っ張ったグリップ部１４が備えら
れ、上面には撮影開始を指示するためのレリーズボタン
１６、電子カメラ１００の電源のＯＮ／ＯＦＦ制御を行
うための電源スイッチ１７（モーメンタリーなスイッチ
であり、操作毎にＯＮとＯＦＦが切り替わる）が備えら
れる。

【００１４】図４に示すように、電子カメラ１００の背
面にはファインダ１１の接眼部、テキストおよび画像表
示用の略四角形の画面を備えた左ＬＣＤ（左画面）２１
とテキストおよび画像表示用の略四角形の画面を備えた
右ＬＣＤ（右画面）２２が配置され、左ＬＣＤ２１の左
側近傍には左画面２１に表示される画像をスクロールす
るための上方向ボタン２３と下方向ボタン２４、右ＬＣ
Ｄ２２と左ＬＣＤ２１の周辺には電子カメラ１００を撮
影モードに設定するための撮影モードボタン２５、再生
モードに設定するための再生モードボタン２６、画像デ
ータのプリント用のプリントボタン２７、画像データの
送信用の送信ボタン２８、画像データのダウンロード用
のダウンロードボタン２９が配置されている。アップロ
ードダイヤル３２は回転操作により画像データをアップ
ロードする画像サーバを選択するための操作部材であっ
て、ドット３１の位置に合わせた番号に応じた画像サー
バが選択される。側面にはメモリカード７７を装着する
ためのメモリカードスロット３０が備えられる。

【００１５】なおレリーズボタン１６、上方向ボタン２
３、下方向ボタン２４、撮影モードボタン２５、再生モ
ードボタン２６、プリントボタン２７、送信ボタン２
８、ダウンロードボタン２９、アップロードダイヤル３
２は全てユーザーによって操作される操作キーである。

【００１６】なお左ＬＣＤ２１および右ＬＣＤ２２の表
面上には、指の接触操作により指示された位置に対応す
る位置データを出力する機能を備えたいわゆるタッチス
クリーン６６が配置され、画面上に表示された選択項目
や画像データの選択に用いることができる。このタッチ
スクリーン６６はガラス樹脂等の透明材料によって構成
され、ユーザはタッチスクリーン６６の内側に形成され
る画像やテキストを、タッチスクリーン６６を通して観
察することができる。

【００１７】図５は、図２に示した携帯電話１６０の一
実施形態の外観図（正面視）である。図５に示すように
携帯電話１６０は表示画面１６１と操作キー１６２とＵ
ＩＭカード装着用カードスロットを備えている。

【００１８】図６は、図３および図４に示した電子カメ
ラ１００の内部の電気構成例を示すブロック図であっ
て、各構成要素は各種情報データおよび制御データを伝
送するためのデータ／制御バス５１を介して互いに接続
されている。各構成要素は大きく以下の５つのブロック
に分類される。画像データの撮影動作を実行する撮影制
御回路６０を中心とするブロック、電子カメラ１００の
近傍にある電子機器との間で近距離無線通信（ブルーツ
ース等）により交信を行う無線通信回路７１と無線携帯
電話回線を用いて外部とデータの送受信を行う無線電話
回路７２を中心とするブロック、画像ファイルを記憶・
保存するメモリカード７７のブロック、画像データおよ
びその関連情報の表示を実行する画面制御回路９２を中
心とするブロック、操作キー６５等のユーザーインター
フェースと各制御回路に対する統括制御を行うＣＰＵ５
０を中心とするブロックである。

【００１９】ＣＰＵ５０（中央処理ユニット）は電子カ
メラ１００全体の制御を行う手段であって、操作キー６
５、タッチスクリーン６６、電源スイッチ１７、タイマ
７４、測光回路１３からの入力情報に応じて撮影制御回
路６０、無線通信回路７１、無線電話回路７２、画面制
御回路９２、電源制御回路６４への各種指示を行う。測
光回路１３は被写体の輝度を測定し、その測定結果であ
る測光データをＣＰＵ５０に出力する。ＣＰＵ５０は測
光データに応じて、ＣＣＤ５５の露光時間、感度をＣＣ
Ｄ駆動回路５６により設定するとともに、該設定データ
に応じて撮影制御回路６０を介し絞り５３の絞り値を絞
り制御回路５４により制御する。

【００２０】ＣＰＵ５０は撮影モードではレリーズボタ
ン１５の操作に応じて撮影制御回路６０を介し撮影動作
を制御する。またＣＰＵ５０は測光データに基づき被写
体が暗い場合には、撮影時にストロボ駆動回路７３を介
しストロボ１２を発光させる。タイマ７４は時計回路を
内蔵し、現在の日時に対応する日時情報を検出し、撮影
時に撮影日時情報をＣＰＵ５０に供給する。ＣＰＵ５０
は、ＲＯＭ６７（リードオンリメモリ）に記憶されてい
る制御プログラムに従い各部を制御する。ＥＥＰＲＯＭ
６８（電気的消去書き込み可能ＲＯＭ）は不揮発性のメ
モリであって、電子カメラ１００の動作に必要な設定情
報等を記憶している。ＲＡＭ７０は揮発性のメモリであ
って、ＣＰＵ５０の作業領域として用いられる。ＣＰＵ
５０は、電源スイッチ１７の操作状態を検知して、電源
制御回路６４を介して電源６３の制御を行う。

【００２１】撮影制御回路６０は、レンズ駆動回路５２
により撮影レンズ１０のフォーカシング、ズーミングを
行い、絞り制御回路５４により絞り５３を制御してＣＣ
Ｄ５５の露光量をコントロールし、ＣＣＤ駆動回路５６
によりＣＣＤ５５の動作を制御する。被写体からの光束
は撮影レンズ１０により光量調節のための絞り５３を介
し、ＣＣＤ５５上に被写体像として形成され、この被写
体像はＣＣＤ５５により撮像される。複数の画素を備え
たＣＣＤ５５（チャージカップルドデバイス）は被写体
像を撮像するための電荷蓄積型イメージセンサーであ
り、ＣＣＤ５５上に形成された被写体像の強度に応じた
電気的な画像信号をＣＣＤ駆動回路５６により供給され
る駆動パルスに応じてアナログ処理部５７に出力する。

【００２２】撮影制御回路６０は上述の動作を繰り返す
とともに、画面制御回路９２は撮影バッファメモリ５９
に順次格納されるデジタルデータをデータ／制御バス５
１を介して読み出してフレームメモリ６９に一旦格納
し、該デジタルデータを表示用画像データに変換してフ
レームメモリ６９に再格納し、該表示用画像データを左
画面２１に表示させるという動作を繰り返す。また画面
制御回路９２は必要に応じてテキスト表示情報をＣＰＵ
５０から入手し、表示用テキストデータに変換してフレ
ームメモリ６９に格納し、該表示用テキストデータを左
画面２１、右画面２２に表示させる。このようにして撮
影モードにおいては、左画面２１にＣＣＤ５０により撮
像されている画像がリアルタイムに表示されるので、こ
のスルー画像をモニター画面として使用して撮影のため
の構図設定を行うことが可能になる。撮影制御回路６０
は撮影バッファメモリ５９に格納したデジタルデータの
高周波成分の度合い解析して撮影レンズ１０の焦点調節
状態を検出し、検出結果に応じてレンズ駆動回路５２に
より撮影レンズ１０の焦点調節を行う。

【００２３】撮影時に撮影制御回路６０はＣＰＵ５０か
ら撮影指示を受けると、ＣＣＤ駆動回路５６を介してＣ
ＣＤ５５により被写体像を撮像させ、撮像により生成し
た画像信号をアナログ処理部５７、Ａ／Ｄ変換回路５８
を介して撮影バッファメモリ５９にデジタルデータ（生
データ）として一旦格納する。撮影制御回路６０は撮影
バッファメモリ５９に一旦格納したデジタルデータを所
定の記録フォーマット（ＪＰＥＧなど）に変換または圧
縮して画像データを形成し、該画像データを撮影バッフ
ァメモリ５９に再格納する。

【００２４】ＣＰＵ５０は該画像データを無線電話回路
７２によりアンテナ７６から無線出力し、インターネッ
ト上の画像サーバのフォルダにアップロードするととも
に、該画像データをアップロードした画像サーバの識別
データとフォルダの識別データと画像データの識別デー
タを無線通信回路７１によりアンテナ７５から無線出力
する。その後ＣＰＵ５０は撮影バッファメモリ５９に格
納された画像データを保存用にデータ量を減少させた縮
小画像データ（以下サムネイル画像データと呼ぶ）に変
換し、該サムネイル画像データに関連情報（画像サーバ
の識別データとフォルダの識別データと画像データの識
別データ）を付加してメモリカード７７に記憶させる。

【００２５】再生モードにおいては、画面制御回路９２
はメモリカード７７からＣＰＵ５０に指示されたサムネ
イル画像データを読み出してフレームメモリ６９に一旦
格納し、該サムネイル画像データを左画面２１に表示す
るとともに、ＣＰＵ５０の指示に従い、再生モードの説
明等のテキストデータをフレームメモリ６９に格納し、
該テキストデータを右画面２２に表示する。ＣＰＵ５０
は再生モードにおいてプリントボタン２７が操作される
と、再生されているサムネイル画像データに対応する画
像データをプリンタに印刷させる動作を行う。またＣＰ
Ｕ５０は再生モードにおいて送信ボタン２８が操作され
ると、再生されているサムネイル画像データに対応する
画像データを相手先の電子機器に送信させる動作を行
う。

【００２６】またＣＰＵ５０は再生モードにおいてダウ
ンロードボタン２９が操作されると、再生されているサ
ムネイル画像データに対応する画像データを無線電話回
路７２により画像サーバからダウンロードして、フレー
ムメモリ６９にセットする。画面制御回路９２はフレー
ムメモリ６９にセットされた画像データを表示用画像デ
ータに変換してフレームメモリ６９に再格納し、該表示
用画像データを左画面２１に表示させる。

【００２７】図７は、図５に示した携帯電話１６０の内
部の電気構成例を示すブロック図であって、各構成要素
はＣＰＵ１５１を中心に接続される。ＣＰＵ１５１（中
央処理ユニット）は携帯電話１６０全体の制御を行う手
段であって、操作キー１６２、タッチスクリーン１６
６、電源スイッチ１１７、タイマ１７４からの入力情報
に応じて無線通信回路１７１、無線電話回路１７２、表
示画面１６１、電源１６３の制御を行う。ＣＰＵ１５１
は通話モードでは、マイクロフォン１６４で入力した音
声を音声データに変換し、無線電話回路１７２によりア
ンテナ１７６から外部に無線送信出力させるとともに、
アンテナ１７６を介して無線電話回路１７２で外部から
受信した音声データをスピーカ１６５により音声再生す
る。

【００２８】ＣＰＵ１５１はインターネットモードで
は、アンテナ１７５と無線通信回路１７１により電子カ
メラ１００との間で近距離無線交信により画像データに
関する情報のやりとりを行い、得られた関連情報（画像
サーバの識別データとフォルダの識別データと画像デー
タの識別データ）に基づき、無線電話回路１７２を介し
てインターネット上の画像サーバに接続し、所望の画像
データをダウンロードし、画像データを表示画面に再生
表示するとともに、ＵＩＭカード１７０やフラッシュメ
モリ１６８に保存する。

【００２９】ＣＰＵ１５１は、ＲＯＭ１６７（リードオ
ンリメモリ）に記憶されている制御プログラムに従い各
部を制御する。フラッシュメモリ１６８（電気的消去書
き込み可能なメモリ）は不揮発性のメモリであって、画
像データ等が記憶される。ＲＡＭ１６９は揮発性のメモ
リであって、ＣＰＵ１５１の作業領域として用いられ
る。ＣＰＵ１５１は、電源スイッチ１１７の操作状態を
検知して電源１６３の制御を行う。

【００３０】図８は図４に示す電子カメラ１００のアッ
プロードダイヤル３２の設定された番号とアップロード
先の画像サーバとの関係を示す図であって、図８に示す
ように番号１、２、３、４が画像サーバＷ、Ｘ、Ｙ、Ｚ
に対応している。

【００３１】図９はメモリカード７７内に格納されるデ
ータの構成を示す。図９に示すようにメモリカード７７
には複数の画像ファイルが保存される。各画像ファイル
はサムネイル画像データと付加情報データから構成され
る。付加情報データは、撮影時の各種設定を示す撮影情
報データ（図１０）と画像データを画像サーバにアップ
ロードした際のアップロード情報データから構成され
る。アップロード情報データは、画像データを画像サー
バにアップロードした日時データ、画像サーバの識別デ
ータ（アップロード先ＵＲＬ）、フォルダ名、ファイル
名、画像データのデータ量、画像データの記録形式など
から構成される。

【００３２】図１０は撮影情報データの構成を示す図で
あって、撮影日時データや撮影時の撮影レンズの設定や
カメラの設定に関する設定情報から構成される。

【００３３】図１１は本発明による電子カメラの実施形
態の状態遷移図である。電子カメラ１００の動作モード
には撮影モード、再生モードの２つのモードがあり、２
つの操作ボタン（撮影モードボタン２５、再生モードボ
タン２６）の操作により、各モード間を移行する。電源
をＯＮすると、まず撮影モードに移行する。撮影モード
では撮影動作、画像データの画像サーバへのアップロー
ド動作、画像データのサムネイル画像データへの変換お
よびメモリカード７７への記憶動作、携帯電話との近距
離無線交信動作を実行する。再生モードではサムネイル
画像データの再生動作、画像サーバからの画像データの
ダウンロード動作、画像データの携帯電話への送信動
作、画像データのプリンタによるプリント動作を行う。

【００３４】図１１は上記実施形態における電子カメラ
１００（ＣＰＵ５０）の動作のメインフローチャートで
ある。まずＳ１０により電源スイッチ１７を操作すると
電源がＯＮとなり、Ｓ２０で撮影モードサブルーチンを
実行し撮影可能状態になる。撮影モード中にレリーズボ
タン１６を操作すると、Ｓ３０のレリーズ割込み処理サ
ブルーチンが実行され、撮影動作が行われる。また撮影
された画像データはアップロードダイヤル３２で指定さ
れたインターネット上の画像サーバに無線電話回線を通
じてアップロードされるとともに、サムネイル画像デー
タに変換されてメモリカード７７に格納されるととも
に、画像データのアップロードに関する情報が近距離無
線交信により、電子カメラ１００の近傍にいる被写体の
所持する携帯電話１６０に自動的と送信される。

【００３５】また各動作モードにおいて２つの操作ボタ
ン（撮影モードボタン２５、再生モードボタン２６）を
操作すると、Ｓ５０のモード切換割込み処理が起動し、
操作ボタンの種類に応じて各モードへの切換が行われ
る。

【００３６】Ｓ６０の再生モードにおいては、メモリカ
ード７７に保存された画像ファイルを読み出し、サムネ
イル画像データを表示画面に再生表示するとともに、送
信ボタン２８を操作すると、Ｓ７０の送信割込み処理サ
ブルーチンが実行され、選択されたサムネイル画像デー
タに対応する画像データのアップロードに関する情報が
近距離無線交信により、電子カメラ１００の近傍にいる
被写体の所持する携帯電話１６０に送信されるととも
に、携帯電話１６０では電子カメラ１００から受信した
情報に基づき自動的にインターネット上の画像サーバに
接続し、画像データをダウンロードし、画面に表示した
りＵＩＭカードに保存する。

【００３７】再生モード中にプリントボタン２７を操作
すると、Ｓ８０のプリント割込み処理サブルーチンが実
行され、選択されたサムネイル画像データに対応する画
像データのアップロードに関する情報が近距離無線交信
により、電子カメラ１００の近傍にあるプリンタに送信
されるとともに、プリンタでは電子カメラ１００から受
信した情報に基づき自動的にインターネット上の画像サ
ーバに接続し、画像データをダウンロードして印刷を実
行する。

【００３８】再生モード中にダウンロードボタン２９を
操作すると、Ｓ９０のダウンロード割込み処理サブルー
チンが実行され、選択されたサムネイル画像データに対
応する画像データを画像データのアップロード先の画像
サーバから無線電話回線を用いてダウンロードし、表示
画面に再生表示する。

【００３９】図１３は撮影モードサブルーチンの詳細フ
ローチャートであって、Ｓ２０で起動すると、Ｓ２０１
の処理を繰り返す。Ｓ２０１ではユーザが設定した撮影
設定条件に基づき順次ＣＣＤ５５により生成される画像
データを図１４に示すように左画面２１に表示し、その
ときの撮影設定条件を右画面２２にテキスト表示する図
１５はレリーズ割込み処理サブルーチンの詳細フローチ
ャートであって、Ｓ３０で起動すると、Ｓ３０１で撮影
モードであるかチェックし、撮影モードでない場合はＳ
３１１でリターンする。撮影モードの場合は、Ｓ３０２
でユーザに設定された撮影設定条件で撮像動作を実行
し、画像データを生成し、Ｓ３０３では画像データをサ
ムネイル画像データに変換するとともに、アップロード
情報データを付加して画像ファイルとして、メモリカー
ド７７に格納する。つぎにＳ３０４で無線通信手段７１
により、電子カメラ１００の周囲にある電子機器（被写
体となった人物が所持している携帯電話）に対して無線
交信を試みる。その際撮影レンズ１０の焦点距離に応じ
て、無線交信の際の信号送信出力を変更する。例えば焦
点距離が長いほど被写体が遠距離に存在すると推測され
るので、信号送信出力レベルを大きくする。Ｓ３０５で
交信が成立しなかった場合はＳ３１１でリターンする。
交信が成立した場合は、Ｓ３０６で交信が成立した交信
相手の電子機器に対し、画像データのアップロード情報
を送信する。Ｓ３０７で撮影した画像データの表示を開
始する。

【００４０】Ｓ３０８ではアップロードダイヤル３２で
指定された画像サーバの所定のフォルダ（撮影者または
電子カメラ１００に固有なフォルダ）に画像データをア
ップロードする。画像データのアップロードが終了する
とＳ３０９では無線通信手段７１により、電子カメラ１
００の周囲にある電子機器に対して画像データのアップ
ロードの完了を通知する。Ｓ３１０では画像データの表
示を終了し、Ｓ３１１でリターンし、再び撮影モードに
よりスルー画像の表示が開始される。

【００４１】図１６は上記レリーズ割込み処理の際の電
子カメラと電子機器（携帯電話）との間で行われる無線
交信動作を説明するためのシーケンス図であって、まず
電子カメラ１００側でレリーズ操作されると、それに応
じて撮影動作が行われ、次に画像データをサムネイル画
像データに変換して保存する。次に電子カメラ１００側
から周囲にある電子機器に対して探索交信の無線交信
が試みられる。探索交信では送信元を示す電子カメラ
１００の識別情報が送信される。

【００４２】この探索交信を受信した電子機器は、こ
れに応答してして電子カメラ１００に対し応答を行
い、送信元の電子機器の識別情報と送信先の電子カメラ
識別情報を送信する。

【００４３】応答を受信した電子カメラ１００は、電
子機器の識別情報に基づいて交信相手を確認するととも
に、交信相手の電子機器を特定してアップロード情報を
送信するために、情報送信を実行する。情報送信で
は、送信先の電子機器の識別情報、送信元の電子カメラ
１００の識別情報、アップロード情報、サムネイル画像
データ等が送信される。

【００４４】情報送信に含まれる電子機器の識別情報
に対応する電子機器は電子カメラ１００に対して応答し
情報送信を行う。情報送信には、送信先の電子カメ
ラ１００の識別情報、送信元を示す電子機器の識別情
報、関連情報（電子機器が指定する画像サーバ情報）が
含まれる。

【００４５】電子カメラ１００は電子機器からの情報
送信をうけとると、画像データを無線電話回線によりイ
ンターネット上の画像サーバにアップロードする。画像
データのアップロードが終了すると、電子カメラ１００
はアップロード終了通知を電子機器に送信する。これ
を受信した電子機器は、情報送信で受信したアップロ
ード情報に基づき無線電話回線によりインターネット上
の画像サーバに接続し、指定された画像データをダウン
ロードして利用する。

【００４６】なお応答が複数の電子機器からあった場
合には、電子カメラ１００は電子機器に対し上記情報
送信を一対多の同時通報の交信で行ってもいいし、電子
機器毎に一対一の交信で行っても良い。この場合情報
送信は複数回行われることになる。

【００４７】図１７は操作ボタン（撮影モードボタン２
５、再生モードボタン２６）の操作により起動するモー
ド切換割込み処理サブルーチンの詳細フローチャートで
あって、Ｓ５０で起動すると、Ｓ５０１で操作されたボ
タンが撮影モードボタン２５であるかチェックし、撮影
モードボタン２５である場合にはＳ２０の撮影モードサ
ブルーチンに移行する。撮影モードボタン２５でない場
合は、Ｓ６０の再生モードサブルーチンに移行する。

【００４８】図１８は再生モードサブルーチンの詳細フ
ローチャートであって、Ｓ６０で起動すると、Ｓ６０１
の処理を繰り返す。Ｓ６０１ではメモリカード７７に格
納された画像ファイル中のサムネイル画像データを撮影
日時順に新しいデータから読み出して、図１９に示すよ
うに左画面２１に再生表示するとともに、右画面２２に
操作方法の説明を表示する。また左画面２１に表示され
たサムネイル画像データは方向ボタン２３、２４の操作
に応じてスクロールされる。なお再生モードにおいては
左画面２１に表示された複数のサムネイル画像データの
うちの一つがユーザによりタッチスクリーン６６を用い
て選択され、選択されたサムネイル画像データに対して
後述の送信動作、プリント動作、ダウンロード動作が行
われる。

【００４９】図２０は送信割込み処理サブルーチンの詳
細フローチャートであって、Ｓ７０で起動すると、Ｓ７
０１で再生モードであるかチェックし、再生モードでな
い場合はＳ７０７でリターンする。再生モードの場合
は、Ｓ７０２で無線通信手段７１により、電子カメラ１
００の周囲にある電子機器に対して信号送信出力レベル
で無線交信を試みる。Ｓ７０３で交信が成立しなかった
場合はＳ７０７でリターンする。交信が成立した場合
は、Ｓ７０４で図２１に示すように交信が成立した電子
機器を画像データの送信先として右画面２２に表示する
とともに、電子カメラ１００のユーザに送信先をタッチ
スクリーン６６で選択させる。Ｓ７０５で再び送信ボタ
ン２８が操作されるのを待機し、送信ボタン２８が操作
された場合にはＳ７０６で選択された送信先に近距離無
線交信により画像データのアップロード情報を送信し、
Ｓ７０７でリターンする。

【００５０】図２２は上記送信割込み処理の際の電子カ
メラと電子機器（携帯電話）との間で行われる無線交信
動作を説明するためのシーケンス図であって、まず電子
カメラ１００側で送信する画像データが選択される。次
に送信ボタン２８が操作されると、電子カメラ１００側
から周囲にある電子機器に対して探索交信の無線交信
が試みられる。探索交信では送信元を示す電子カメラ
１００の識別情報が送信される。

【００５１】この探索交信を受信した電子機器は、こ
れに応答してして電子カメラ１００に対し応答を行
い、送信元の電子機器の識別情報と送信先の電子カメラ
識別情報を送信する。

【００５２】応答を受信した電子カメラ１００は、電
子機器の識別情報に基づいて交信相手を確認するととも
に、送信先を選択する。次に選択された画像データのア
ップロード情報をメモリカード７７から読み出す。再び
送信ボタン２８が操作されると、電子カメラ１００は選
択された送信先の電子機器を特定してアップロード情報
を送信するために、情報送信を実行する。情報送信
では、選択された送信先の電子機器の識別情報、送信元
の電子カメラ１００の識別情報、アップロード情報、サ
ムネイル画像データ等が送信される。

【００５３】選択された送信先の電子機器は情報送信
を受信すると、アップロード情報に基づき無線電話回線
によりインターネット上の画像サーバに接続し、指定さ
れた画像データをダウンロードして表示する。

【００５４】図２３はプリント割込み処理サブルーチン
の詳細フローチャートであって、Ｓ８０で起動すると、
Ｓ８０１で再生モードであるかチェックし、再生モード
でない場合はＳ８０７でリターンする。再生モードの場
合は、Ｓ８０２で無線通信手段７１により、電子カメラ
１００の周囲にあるプリンタに対して信号送信出力レベ
ルで近距離無線交信を試みる。Ｓ８０３で交信が成立し
なかった場合はＳ８０７でリターンする。交信が成立し
た場合は、Ｓ８０４で図２４に示すように交信が成立し
たプリンタを右画面２２に表示するとともに、電子カメ
ラ１００のユーザにプリンタをタッチスクリーン６６で
選択させる。Ｓ８０５で再び送信ボタン２８が操作され
るのを待機し、プリントボタン２７が操作された場合に
はＳ８０６で選択されたプリンタに近距離無線交信によ
り画像データのアップロード情報とプリント指示を送信
し、Ｓ８０７でリターンする。

【００５５】図２５は上記プリント割込み処理の際の電
子カメラとプリンタとの間で行われる無線交信動作を説
明するためのシーケンス図であって、まず電子カメラ１
００側で送信する画像データが選択される。次にプリン
トボタン２７が操作されると、電子カメラ１００側から
周囲にあるプリンタに対してプリンタ探索交信の無線
交信が試みられる。プリンタ探索交信では送信元を示
す電子カメラ１００の識別情報と交信要求を行う電子機
器の機能を示す機能識別情報（この場合はプリンタ）が
送信される。

【００５６】このプリンタ探索交信を受信したプリン
タは、これに応答して電子カメラ１００に対し応答を
行い、送信元のプリンタの識別情報と送信先の電子カメ
ラ識別情報とプリンタ仕様情報などを送信する。

【００５７】応答を受信した電子カメラ１００は、プ
リンタの識別情報に基づいて交信相手を確認するととも
に、プリンタを選択する。次に選択された画像データの
アップロード情報をメモリカード７７から読み出す。再
びプリンタボタン２７が操作されると、電子カメラ１０
０は選択されたプリンタを特定してアップロード情報を
送信するために、情報送信を実行する。情報送信で
は、選択されたプリンタの識別情報、送信元の電子カメ
ラ１００の識別情報、アップロード情報、プリント指示
情報等が送信される。

【００５８】選択されたプリンタは情報送信を受信す
ると、アップロード情報に基づき無線電話回線によりイ
ンターネット上の画像サーバに接続し、指定された画像
データをダウンロードし、該画像データをプリント指示
情報に基づいて印刷用の画像データに変換して印刷を実
行する。

【００５９】図２６は上記プリント割込み処理の際に電
子カメラとプリンタと画像サーバの間で行われる情報伝
送の形態を示す概念図であって、電子カメラは撮影した
画像データを無線電話回線によりインターネット上の画
像サーバにアップロードする。次に電子カメラは近距離
無線の交信範囲内にある電子機器（プリンタ）に近距離
無線を用いて、画像データのアップロード情報（画像サ
ーバのインターネット上のアドレス＝ＵＲＬ：Ｕｎｉｆ
ｏｒｍＲｅｓｏｕｒｃｅＬｏｃａｔｏｒと画像サー
バ上のフォルダ名と画像データのファイル名）と制御情
報（プリント指示情報）を送信する。電子機器（プリン
タ）は、電子カメラより近距離無線交信で受信した情報
に基づき、無線電話回線によりインターネット上の画像
サーバに接続し、画像サーバの所定のフォルダから前記
画像データをダウンロードし、ダウンロードした画像デ
ータに対し制御情報（プリント指示情報）に基づいた動
作（印刷処理）を行う。

【００６０】図２７はダウンロード割込み処理サブルー
チンの詳細フローチャートであって、Ｓ９０で起動する
と、Ｓ９０１で再生モードであるかチェックし、再生モ
ードでない場合はＳ９０５でリターンする。再生モード
の場合は、Ｓ９０２で選択されているサムネイル画像デ
ータに付加されているアップロード情報データに基づい
て無線電話回路７２によりインターネット上の画像サー
バに接続し、選択されているサムネイル画像データに対
応する画像データをダウンロードする。Ｓ９０３で図２
８に示すようにダウンロードした画像データを左画面２
１に再生表示する。Ｓ９０４で再びダウンロードボタン
２９が操作されるのを待機し、ダウンロードボタン２９
が操作された場合にはＳ９０５でリターンする。

【００６１】図２９は電子カメラ１００内の無線通信回
路７１の構成を示す説明図であって、無線通信回路７１
は電磁シールドフィルム７９によりカメラ背面（撮影光
軸方向と反対の方向＝撮影者の方向）と下面と上面と左
右の側面を囲まれている。したがってこのような構成に
よれば無線通信回路７１はカメラの撮影方向に位置する
被写体の所持している携帯電話１６０との交信を成立し
易くできるとともに、撮影光軸方向にない被写体以外が
所持している携帯電話や電子機器とは交信を成立し難く
できるので、画像データの送信先を撮影した被写体が所
持している携帯電話に制限することができる。図３０は
無線通信回路７１の交信の指向性を示した図であり、電
子カメラ１００の前面方向（光軸４０の方向）に強い指
向性を持ち、背面方向の指向性は弱い。

【００６２】上記のように図２９に示す構成により無線
通信回路７１をカメラの撮影方向に強い指向性を持たせ
ることにより、被写体の所持する電子機器と交信できる
確率を高めることができる。なお指向性の調整は電磁シ
ールドフィルム以外に、アンテナの構成により調整する
ことも可能である。例えば小型の指向性アンテナの例が
特開２０００−２７８０３７号公報などに開示されてい
る。

【００６３】さらに無線通信回路７１の指向性を撮影レ
ンズの焦点距離に応じて変更するようにしてもよい。例
えば焦点距離が短い場合は撮影画角がワイドになるので
交信の指向性を弱めるとともに、焦点距離が長い場合は
撮影画角が狭くなるので交信の指向性を高める。無線通
信回路７１の指向性の調整は、電磁シールドフィルムを
機械的に移動したり、指向特性が異なる複数の指向性ア
ンテナを切換えて使用することにより達成される。この
ようにすれば電子カメラ１００は撮影された被写体の保
持する電子機器との間で交信が成立する可能性を高める
ことができるとともに、被写体以外の人が所持する電子
機器とは交信を成立しにくくすることができる。

【００６４】図１に示す本発明の実施形態の概念図で
は、電子カメラは撮影した画像データをインターネット
上の画像サーバにアップロードし、被写体が所持してい
る電子機器（携帯電話など）は、電子カメラより近距離
無線交信で受信した関連情報に基づき、インターネット
上の画像サーバに接続し、画像サーバの所定のフォルダ
から前記画像データをダウンロードして画面に表示して
いる。別の実施形態としては電子カメラは被写体が所持
している電子機器との近距離無線交信の際に、電子機器
側が指定するアップロード情報（インターネット上の画
像サーバ、フォルダ、画像データのファイル名）を取得
し、該アップロード情報に基づいてインターネット上の
指定された画像サーバの指定されたフォルダに電子機器
側が指定したファイル名を付けて撮影した画像データを
アップロードし、電子機器側は自分が指定した画像サー
バの指定したフォルダから指定したファイル名の画像デ
ータをダウンロードするようにしてもよい。

【００６５】このようにすれば、被写体側は画像データ
を自分専用の画像サーバにダウンロードして保存する手
間が省ける。

【００６６】また画像の保存先（画像サーバとフォル
ダ）を電子機器側が指定し、画像データのファイル名を
電子カメラが指定するようにしてもいいし、画像サーバ
とフォルダを電子カメラが指定し、画像データのファイ
ル名を電子機器側が指定するようにしてもいい。

【００６７】また図３１に示すように、電子カメラは被
写体が所持している電子機器との近距離無線交信の際
に、電子機器側が指定するアップロード情報（インター
ネット上の画像サーバ、フォルダ、画像データのファイ
ル名）を取得するとともに、電子カメラはインターネッ
ト上の特定の画像サーバに撮影した画像データと前記電
子機器側から取得したアップロード情報を送信し、該特
定の画像サーバが該アップロード情報に基づき受信した
画像データをインターネット上の指定された画像サーバ
の指定されたフォルダに指定されたファイル名を付けて
配信し、電子機器側は自分が指定した画像サーバの指定
したフォルダから指定したファイル名の画像データをダ
ウンロードするようにしてもよい。

【００６８】上記実施形態（図１、図１６）において
は、画像データを撮影時点またはその直前直後に電子カ
メラと被写体の所持している携帯機器の間で近距離交信
が行われ、携帯機器に画像データのアップロード情報が
自動的に転送されるので、アップロード情報を手動で書
き取るなどの特別な操作が不要になるとともに、画像デ
ータを撮影した時点で被写体となった可能性の高い人の
携帯機器に対して画像データのアップロード情報を送信
することができる。

【００６９】上記実施形態（図１、図１６）において
は、画像データを撮影した電子カメラと画像データを受
け取る携帯電話の間で直接画像データをやりとりしない
ようにしたので、電子カメラが複数の携帯電話に対し
て、それぞれ携帯電話の画像表示仕様に応じて画像デー
タを調整したり、それぞれの携帯電話と画像データの転
送のために長時間に渡って個別に交信したりする必要が
なくなり、電子カメラ側の負担を軽減することができ
る。

【００７０】上記実施形態（図１、図２６、図３１）に
おいては、無線交信により電子カメラと電子機器の間で
画像データのアップロード情報をやりとりする際に近距
離無線を用いているので、電子カメラの近傍に存在する
被写体の所持する携帯電話やプリンタなどに限定して交
信できる確率を高めるとともに、電子カメラから遠距離
にある無関係な電子機器との交信を排除することができ
る。また撮影レンズの焦点距離に応じて無線交信の際の
信号送信出力レベルを調整しているので、被写体と確実
に無線交信を成立させることができるとともに、被写体
以外とは無線交信が成立する可能性を少なくすることが
できる。

【００７１】上記実施形態（図１、図２６、図３１）に
おいては、無線交信により電子カメラと電子機器の間で
画像データのアップロード情報をやりとりする際に近距
離無線を用いているが、無線携帯電話回線より情報伝送
速度が遅い近距離無線を用いることができるので、近距
離無線通信回路の構成を簡単でき、電子カメラや携帯電
話のコストの軽減や小型化を図ることができる。

【００７２】上記実施形態（図１、図３１）において
は、電子カメラは撮影した画像データをインターネット
上の画像サーバにアップロードするだけで、各電子機器
に画像データを配信する必要がないので、画像データの
アップロード後にすぐに次の撮影動作を行うことができ
る。また各携帯電話は送信能力の高い画像サーバを利用
して画像データをダウンロードするので、各電子機器が
並行して同時にかつ高速に画像データをダウンロード
し、ダウンロードした画像データをすぐに閲覧すること
ができる。

【００７３】上記実施形態（図１、図３１）において
は、無線交信により電子カメラと電子機器の間で画像デ
ータのアップロード情報をやりとりする際に、画像デー
タに対応したサムネイル画像データを電子カメラから電
子機器側に送信しているので、電子機器側はサムネイル
画像データを閲覧することにより、画像データの概要を
画像データのダウンロードに先立って知ることができる
とともに、必要に応じて画像データのダウンロード中止
などの策を講ずることができる。

【００７４】上記実施形態（図１５、図１６）において
は、電子カメラは画像データの撮影時に画像データに対
応したサムネイル画像データを生成するとともに、画像
データをインターネット上の画像サーバにアップロード
し、該アップロード情報を前記サムネイル画像データに
付加して電子カメラに保存しておくので、所望の画像デ
ータを選択してすぐに画像サーバからダウンロードして
利用することができる。

【００７５】上記実施形態（図２９、図３０）において
は、電磁シールドシートなどにより無線通信回路７１の
無線通信の指向性を電子カメラ本体に対して被写体が存
在する確率の高い方向に制限しているので、無線交信に
より画像データのアップロード情報を電子カメラと被写
体が所持する携帯電話の間でやりとりする場合に、被写
体側の携帯電話と確実に無線交信を成立させることがで
きるとともに、被写体以外とは無線交信が成立する可能
性を少なくすることができる。

【００７６】上記実施形態（図３１）においては、画像
データは最終的に被写体側が指定する画像サーバに保存
されるので、被写体側で画像データを自分専用の画像サ
ーバに保存する手間が省けるとともに、電子カメラ側は
画像データを１つの画像サーバにアップロードする手間
だけで済むので、画像データのアップロード後すぐに次
の撮影動作を行うことができる。（変形形態の説明）本発明は以上説明した実施形態に限
定されることなく、種々の変形や変更が可能である。

【００７７】上記実施形態（図１、図２、図２６、図３
１）においては電子カメラはインターネット上にある画
像サーバに画像データをアップロードし、携帯電話はこ
の画像サーバから画像データをダウンロードしている
が、画像サーバは必ずしもインターネット上のものであ
る必要はなく、ローカルな通信ネットワーク上の画像サ
ーバであってもよい。例えば画像サーバをＩＥＥＥ８０
２規格の無線ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗ
ｏｒｋ）上に設置し、電子カメラおよび携帯電話（電子
機器）が画像サーバに無線ＬＡＮでアクセスして、画像
データをアップロード、ダウンロードするようなシステ
ムにも適用できる。

【００７８】上記実施形態（図１、図２６、図３１）に
おいては、電子カメラで撮影した画像データを電子カメ
ラから被写体の所持している携帯電話やプリンタに伝送
する情報伝送システムおよび情報伝送方法について述べ
ているが、本発明は画像データの伝送に限定されたもの
ではなく、情報送信側と情報受信側が近接している場合
の一般的な情報伝送にも適用することが可能である。例
えば情報送信側が録音装置であり、情報受信側が携帯電
話であった場合に、録音装置が録音した音声データをイ
ンターネット上の音声サーバを介して携帯電話側に伝送
する場合などにも適用することができる。

【００７９】上記実施形態（図１、図２６）において
は、電子カメラはインターネット上にある画像サーバに
画像データをアップロードし、携帯電話（電子機器）は
この画像サーバから画像データをダウンロードしている
が、画像サーバから画像データをダウンロードできる相
手先を限定するために、電子カメラは電子機器との交信
により得た電子機器の識別情報を画像データとともに画
像サーバに送り、画像サーバでは該識別情報に対応した
電子機器のみからの要求に基づき、該画像データのダウ
ンロードを許可するようにしてもよい。このようにすれ
ば、画像サーバからむやみに画像データがダウンロード
されることを防止でき、プライバシーを守ることができ
る。

【００８０】上記実施形態（図１、図２６）において
は、電子カメラはインターネット上にある画像サーバに
画像データをアップロードし、携帯電話はこの画像サー
バから画像データをダウンロードしているが、携帯電話
は電子カメラから受け取ったアップロード情報を他の電
子機器（例えば被写体が保有しているパソコン）に転送
し、その電子機器から前記画像サーバにアクセスして画
像データをダウンロードするようにしてもよい。このよ
うにすれば、携帯電話の画面よりも大きな画面で画像デ
ータを閲覧できるとともに、画像データを保存するため
のメモリ容量も充分確保することができる。

【００８１】上記実施形態（図１、図２６）において
は、電子カメラはインターネット上にある画像サーバに
画像データをアップロードし、携帯電話（電子機器）は
この画像サーバから画像データをダウンロードしている
が、電子カメラは電子機器との交信により得た電子機器
の識別情報を画像データとともに画像サーバに送り、画
像サーバでは該識別情報に応じて画像データを識別情報
に対応した電子機器に送信要求を出して送信（プッシュ
型の情報伝送）するようにしてもよい。この場合、電子
カメラと電子機器の間で画像データのアップロード情報
をやりとりする必要なくなる。このようにすれば、特定
の電子機器にのみ画像データを送信（プッシュ）するの
で、プライバシーを守ることができるとともに、画像デ
ータを受け取る側は画像データを読み出しに行く手間を
省くことができる。

【００８２】上記実施形態（図１、図２６）において
は、電子カメラと携帯電話（電子機器）の間で画像デー
タのアップロード情報（画像サーバの宛先情報、画像デ
ータの識別情報）をやりとりし、電子カメラはインター
ネット上にある画像サーバに画像データをアップロード
し、携帯電話（電子機器）はこの画像サーバから画像デ
ータをダウンロードしているが、例えばテーマパークの
ような広い敷地内において、複数の撮影ポイントに電子
カメラを設置しておき、お客さんは所望の撮影ポイント
で撮影してもらい、撮影された画像データを画像サーバ
からダウンロードするような画像サービスシステムを提
供するような場合には、電子カメラがお客さんの所持し
ている携帯電話と交信する通信手段を内蔵している必要
はなく、電子カメラとは別途設置された通信手段が電子
カメラとペアになっており、電子カメラで撮影した画像
データを所定の画像サーバに所定の識別情報を付けて保
存するとともに、画像サーバの宛先情報と画像データの
識別情報を通信手段によりお客さんの携帯電話に送信す
るようにしてもよい。また撮影時にお客さんが所定の位
置で撮影されるように限定しておけば、電子カメラとは
別体となった通信手段をお客さんの近傍に設置でき、交
信出力を低下させることができるので、被写体となるお
客さんの携帯電話以外との混信をふせぐことができる。

【００８３】また上記のようにテーマパークなどで上記
のような画像サービスを実施する場合には、入場時にお
客さんに本発明による画像伝送システム専用の電子機器
を持たせることにより、他の電子機器との混信を防ぎ、
確実に被写体となったお客さんに画像データを伝送する
ことができる。このように撮影側と画像受信側と画像サ
ーバが固定となった画像伝送システムでは、画像サーバ
の宛先情報を画像受信側に知らせる必要はなく、画像受
信側には画像データの識別情報を知らせるだけでよい。
この場合画像サーバの宛先情報は電子カメラと通信手段
と専用の電子機器の内部に固定記憶される。

【００８４】また逆にお客さんの所持する専用の電子機
器から、その電子機器の識別情報を前記通信手段に送
り、該電子機器の識別情報を画像データに付加して画像
サーバに保存しておくことにより、画像データの識別情
報をお客さんの所持する専用の電子機器に送信する必要
もなくなる。即ち撮影時に専用の電子機器から該電子機
器の識別情報が撮影側に送られ、該識別情報を画像デー
タに付加して画像サーバに保存する。画像サーバはお客
さんの所持する専用の電子機器からアクセスされた場合
に、該電子機器の識別情報に応じた画像データを該電子
機器にダウンロードすればよい。あるいは画像サーバ側
から強制的に画像データを該画像データに付加された識
別情報に対応した専用の電子機器に送りつけるようにし
てもよい。このようにすれば、画像データの撮影側と画
像データの受信側との間の交信のデータ量や情報の種類
を少なくできるとともに、専用の電子機器を利用して交
信を行うので、他の電子機器との混信を防止でき、交信
の信頼性を向上させることができる。

【００８５】上記実施形態（図１、図２６）において
は、電子カメラと携帯電話（電子機器）の間で画像デー
タのアップロード情報（画像サーバの宛先情報、画像デ
ータの識別情報）をやりとりし、電子カメラはアップロ
ード情報に基づきインターネット上にある画像サーバに
画像データをアップロードし、携帯電話（電子機器）は
アップロード情報に基づきこの画像サーバから画像デー
タをダウンロードしているが、アップロード情報は画像
データの識別情報を含まずに、画像サーバの宛先情報だ
けでもかまわない。この場合携帯電話は画像サーバの宛
先情報に基づいて画像データがアップロードされた画像
サーバに接続し、接続した後に撮影データ等に基づいて
手動または自動で所望の画像データを検索し、検索され
た画像データを画像サーバからダウンロードする。この
ようにすれば、携帯電話側は画像データ毎の識別情報を
記憶する必要がなくなるので、記憶容量の少ない記憶手
段を使用することができる。

【００８６】上記実施形態（図１）においては、撮影時
に電子カメラと携帯電話（電子機器）の間で画像データ
のアップロード情報（画像サーバの宛先情報、画像デー
タの識別情報）をやりとりし、電子カメラはインターネ
ット上にある画像サーバに画像データをアップロード
し、携帯電話（電子機器）はこの画像サーバから画像デ
ータをダウンロードしているが、撮影時に電子カメラは
画像サーバの宛先情報を携帯電話に送信するとともに、
携帯電話の識別情報（電話番号など）を携帯電話より受
け取り、該携帯電話の識別情報に基づいて画像データの
識別情報を生成し、画像データに生成した識別情報を付
加して画像サーバにアップロードしておき、被写体側の
携帯電話から画像サーバにアクセスする際に、携帯電話
の識別情報を画像サーバに伝えることにより、該携帯電
話の識別情報に関連した識別情報が付加された画像デー
タを携帯電話側にダウンロードするようにしてもよい。
また電子カメラは画像データの識別情報を生成する際
に、携帯電話の識別情報だけでなく、他の撮影情報（例
えば撮影日時情報）と組み合わせて画像データの識別情
報（画像データのファイル名など）を生成してもよい。

【００８７】このようにすれば、携帯電話側は画像デー
タ毎に画像データの識別情報を記憶しておく必要がな
く、自分自身の電話番号を画像サーバに伝送するだけ
で、該携帯電話を所持している被写体の写っている画像
データを全てダウンロードすることができる。

【００８８】また携帯電話が撮影日時を指定して画像サ
ーバにアクセスすることにより、該携帯電話を所持して
いる被写体が指定した撮影日時に撮影された画像データ
を選択したダウンロードすることができる。さらに画像
サーバ側で画像データ毎にダウンロードの履歴（ダウン
ロード先の携帯電話番号とダウンロード日時等）をとっ
ておくことにより、携帯電話が履歴指定をして画像サー
バにアクセスすることにより、未ダウンロードの画像デ
ータとか一定期間ダウンロードされていない画像データ
等を選択してダウンロードすることができる。

【００８９】このようにすれば、携帯電話側に画像デー
タ毎の識別情報を記憶することなく、特定の画像データ
のみをダウンロードすることが可能になる。

【００９０】上記実施形態（図１）においては無線（電
波）により電子カメラと被写体の保持する電子機器が交
信を行うことで画像データのアップロード情報をやりと
りしているが、真の被写体以外の人が所持している電子
機器とむやみに交信を成立させないために、平均的な受
信性能を電子機器が備えていることを想定し、無線送信
信号の出力レベルを所定値以内に限定して交信可能な距
離範囲を制限しておくのが望ましい。電子カメラの使わ
れ方や電子カメラと電子機器との間の電波遮蔽物の有無
や電子機器の受信機の性能などを考慮して前記距離範囲
は決定されるが、通常の撮影レンズの焦点距離において
は１０ｍ程度以内がよい。

【００９１】上記実施形態（図１、図２６、図３１）に
おいては無線通信回路は例えばブルーツースのような近
距離無線により交信を行っているとしたが、ブルーツー
ス以外でも無線ＬＡＮ（ＩＥＥＥ８０２．１１）や赤外
線光通信（ＩｒＤＡ）により近距離無線交信を行うよう
にしてもよいし、複数の近距離無線方式を同時に使用し
て交信を行っても良い。このようにすれば被写体が保持
している電子機器がどのような近距離無線機能を持って
いっても、電子カメラ側と無線交信を行うことができ
る。

【００９２】上記実施形態（図１、図２６、図３１）に
おいては無線（電波）により電子カメラと被写体の所持
する電子機器が交信を行うことで画像データのアップロ
ード情報のやりとりを行っているが、これ以外の方法で
非接触方式または接触方式で画像データのアップロード
情報のやりとりを行ってもいい。

【００９３】上記実施形態（図１、図２６、図３１）に
おいては、電子カメラは近距離無線により画像データの
アップロード情報のやりとりを行うために電子カメラの
周囲にある電子機器と無線交信を試みるが、電子カメラ
の撮影者の所持している電子機器とは予め無線交信を行
わないように設定しておいてもよい。

【００９４】上記実施形態（図１、図２６）において
は、電子カメラと電子機器が交信を行うことにより、電
子カメラからアップロード情報を入手した電子機器が、
該アップロード情報に基づき画像データがアップロード
された画像サーバにアクセスし、所望の画像データを該
画像サーバからダウンロードするが、電子カメラと電子
機器との交信において、電子カメラが電子機器の識別情
報を取得し、該電子機器が画像サーバへアクセスするの
に先立って、前記電子カメラから前記画像サーバに前記
電子機器の識別情報を伝えておき、画像サーバは電子カ
メラから受信した識別情報に対応した電子機器に限定し
て所定の条件で画像サーバへのアクセスを許可するよう
にしてもよい。所定条件としては、電子カメラから電子
機器の識別情報を受け取ってからの時間制限や画像デー
タのダウンロード回数制限が考えられる。このようにす
れば、電子カメラと交信しなかった電子機器により、画
像サーバから画像データをダウンロードされることを防
止できる。また時間制限や回数制限を行うことで、無関
係な人が後になってその電子機器を用いて画像サーバか
ら画像データをダウンロードする危険性を軽減すること
ができる。

【００９５】上記実施形態（図１、図２６、図３１）に
おいては無線（電波）により電子カメラと被写体の所持
する電子機器が交信を行うことで情報（画像サーバの宛
先情報、画像データの識別情報、電子機器の識別情報
等）のやりとりを行っているが、情報のやりとりを行う
前に情報を受信する側から情報を送信する側に情報を暗
号化するための公開鍵を送信し、情報を送信する側は送
信する情報を該公開鍵で暗号化して送信するとともに、
情報を受信した側は受信した情報を該公開鍵と対になっ
た秘密鍵により復号するようにしてもよい。このように
すれば電子カメラと電子機器との間で交信される情報を
他の電子機器に傍聴されても、情報が他に漏れる心配が
ない。

【００９６】上記実施形態（図１）においては、電子カ
メラは撮影時に画像データのアップロード情報のやりと
りを行うために電子カメラの周囲にある電子機器と無線
交信を試みるが、この時無線交信（電波、赤外線）の送
信信号出力レベルを被写体距離に応じて変更（被写体距
離が遠いほど出力レベルを大きくする）するようにして
もよい。被写体距離は周知の距離検出装置により検出さ
れた距離や手動で設定された撮影レンズの撮影距離を用
いることができる。このようにすれば被写体が保持する
電子機器と高い確率で交信ができるとともに、被写体以
外が保持する電子機器と交信が成立する確率を少なくす
ることができる。

【００９７】上記実施形態（図２）においては、電子カ
メラは撮影した画像データを内蔵している無線電話回路
を用いてインターネット上の画像サーバにアップロード
しているが、電子カメラが近距離無線を用いて電子カメ
ラの撮影者の所持している携帯電話に一旦画像データを
送信し、撮影者の携帯電話が無線電話回線により画像デ
ータをインターネット上の画像サーバにアップロードす
るようにしてもよい。このようにすれば電子カメラは無
線電話回路を内蔵する必要がなく、電子カメラを小型化
できるとともに、消費電力やコストの点でも有利であ
る。

【００９８】上記実施形態（図２）においては、電子カ
メラは選択された画像サーバに撮影した画像データをア
ップロードするが、画像サーバを固定にしておいてもよ
い。例えば画像データのアップロード用の固定された画
像サーバが用意されており、該画像サーバを利用した画
像サービスと電子カメラとがセットで販売され、そのカ
メラで撮影した画像は全て前記画像サーバにアップロー
ドされるようにしておけば、電子カメラの購入者は自分
自身で画像サーバを準備する必要もなくなり、インター
ネットなどに不慣れなユーザにも扱いやすくなる。なお
固定された画像サーバの宛先情報は電子カメラ内のＥＥ
ＰＲＯＭなどの不揮発性メモリに記憶されている。

【００９９】上記実施形態（図１５）においては、電子
カメラは撮影モード時に撮影した画像データを全て画像
サーバに自動的にダウンロード（ダウンロード記録モー
ド）しているが、撮影した画像データを電子カメラに装
着したメモリカードに保存記録する撮影モード（メモリ
カード記録モード）を設け、手動または自動で切換える
ようにしてもよい。例えばメモリカード記録モードでメ
モリカードの残容量が少なくなった場合に自動的にダウ
ンロード記録モードに切り換わったり、ダウンロード記
録モードで無線電話回線の交信圏外に出た場合に自動的
にメモリカード記録モードに切り換わるようにしてもよ
い。このようにすれば、撮影者はメモリカードや無線電
話回線の状況を気にすることなく電子カメラで撮影を行
うことが可能になる。

【０１００】また画像データの画像データへのアップロ
ードとメモリカードへの保存とを常時両方行い、必要に
応じて一方を行わないようにするようにしてもよい。こ
のようにすれば、画像データのバックアップを後になっ
て取り直す必要がなくなり、画像データ保存の信頼性を
増すことができる。

【０１０１】上記実施形態（図１５、図１６）において
は、電子カメラと電子機器との間で近距離無線交信によ
り画像データのアップロード情報のやりとりを行った後
に、電子カメラが画像サーバに画像データをアップロー
ドしているが、この順番は逆でもよく、先に電子カメラ
が画像サーバに画像データをアップロードしてから、電
子カメラと電子機器との間で近距離無線交信により画像
データのアップロード情報のやりとりを行うようにして
もよい。

【０１０２】上記実施形態（図１５、図１６）において
は、撮影動作は電子カメラに備えられたレリーズボタン
を操作することにより行われているが、近距離無線を用
いて被写体となる人物が所持する携帯電話からリモコン
で電子カメラの撮影動作を起動するようにしてもよい。
このようにすれば、近距離無線回路を有効に活用できる
とともに、被写体側の人物が所望するタイミングで撮影
を行わせることができる。

【０１０３】上記実施形態（図１６、図２２）において
は、電子カメラと電子機器の間の近距離無線交信を行う
際、電子カメラ側から交信を起動して周囲の電子機器と
交信を行い、画像データのアップロード情報を電子カメ
ラから電子機器に伝送しているが、まず被写体が所持し
ている電子機器側から電子カメラに交信要求を出し、次
に画像データのアップロード情報を電子カメラから電子
機器に伝送するようにしてもよい。例えば図５に示す携
帯電話１６０の操作キー１６２に対し特定の操作を行う
と、携帯電話１６０側から周囲にある電子カメラに画像
データのアップロード情報を要求する。このようにすれ
ば被写体側からの起動により電子カメラと携帯電話の間
の近距離無線が開始されるので、交信が不要な場合には
電子カメラは撮影の度に近距離無線交信を行う必要がな
く、撮影した画像データの画像サーバへのアップロード
後すぐに次の撮影動作を行うことができる。

【０１０４】上記実施形態（図１６、図２２）において
は無線（電波）により電子カメラと被写体の所持する電
子機器が交信を行うことで画像データのアップロード情
報のやりとりを行っているが、電子機器が電子カメラか
ら探索交信を受信した際に、被写体側の電子機器におい
て電子カメラから交信を受けた旨を画面に表示したり、
発音手段を用いて被写体となる人物に報知してもよい。

【０１０５】このようにすれば、被写体側で電子カメラ
から交信を受けた旨を認知できる。また音による報知を
行うことにより電子機器が表示手段を備えていない場合
でも、電子カメラから交信を受けた旨を認知できるとと
もに、電子機器を被写体の衣服のポケットの中などに入
れたままでも被写体となる人物はユーザは電子カメラか
ら交信を受けた旨を認知できる。また被写体による認知
に基づき、必要に応じてその後の交信をキャンセルし
て、画像データのダウンロードを拒否することもでき
る。

【０１０６】上記実施形態（図１６、図２２）において
は、電子カメラと被写体が保持している電子機器の間で
無線交信が行われ、自動的に画像データのアップロード
情報のやりとりが行われるようになっているが、電子機
器が電子カメラから探索交信を受信した時に、電子機器
はその探索交信を行ってきたきた電子カメラの識別番号
を予め電子機器に登録されている電子カメラの識別番号
と比較し、登録されていない電子カメラの場合は、その
後の交信を行わないようにしてもよい。このようにすれ
ば見知らぬ人に撮影された画像データを受け取ることを
拒否することができる。

【０１０７】上記実施形態（図１６、図２２、図２５）
においては、電子カメラと電子機器の間で無線交信によ
り画像データのアップロード情報のやりとりが行われる
ようになっているが、電子カメラから電子機器に画像デ
ータの仕様（データ量、記録方式、画像の縦横比、画素
数など）を送信し、電子機器側では受信した画像データ
の仕様に基づきその画像データの用途に応じてその画像
データをダウンロードするか否かを判別するようにして
もよい。例えば携帯電話の画面で表示して閲覧するだけ
の画像データであれば、データ量や画素数の少ない画像
データを選んでダウンロードすることができる。

【０１０８】上記実施形態（図１６）においては、撮影
時に電子カメラと被写体が保持している電子機器の間で
無線交信が行われ、自動的に画像データのアップロード
情報のやりとりが行われるようになっているが、撮影し
た画像データを一時的にＲＡＭやメモリカードなどに保
存しておき、一連の撮影終了後に一連の画像データの画
像サーバへのアップロードと、電子カメラと被写体が保
持している電子機器の間での無線交信による画像データ
のアップロード情報のやりとりが行われるようにしても
よい。このようにすれば、同じ構図で何枚か撮影するよ
うな場合（露出ブラケット撮影など）には撮影の度に画
像データのアップロードと無線交信を行う必要がなく、
一連の撮影がすばやくできるとともに、撮影終了後など
に自動または手動によって、複数の画像データのアップ
ロードと無線交信で複数の画像データに対するアップロ
ード情報のやりとりを一回で行うことができる。

【０１０９】上記実施形態（図１６）においては、１回
の撮影毎に常に画像データの画像サーバへのアップロー
ドと電子カメラと被写体が保持している電子機器の間で
の無線交信が行われるようになっているが、画像データ
のアップロードと無線交信のために撮影動作に遅延が生
じてしまうような場合には、画像データのアップロード
操作と無線交信動作を禁止するようにしてもよい。例え
ば連続撮影（連写）を行う場合には、画像データのアッ
プロード動作と無線交信動作を自動的に禁止するように
すれば、画像データのアップロード動作と無線交信動作
のために連続撮影のコマ間が長くなってしまうことを防
止できる。この場合には連続撮影した画像データは一時
的にＲＡＭやメモリカードなどに保存しておき、一連の
撮影終了後に一連の画像データの画像サーバへのアップ
ロードと、電子カメラと被写体が保持している電子機器
の間での無線交信による画像データのアップロード情報
のやりとりが自動的または手動で起動して行われる。

【０１１０】上記実施形態（図２５）においては、プリ
ントすべき画像データのアップロード情報とプリント指
示情報がプリントボタン操作時に電子カメラからプリン
タに送信されるが、プリント指示情報の中にプリンタに
対する各種設定情報（プリントサイズ、プリント品質、
印刷色など）を含むことができる。

【０１１１】上記実施形態（図２５）においては、プリ
ントすべき画像データのアップロード情報とプリント指
示情報がプリントボタン操作時に電子カメラからプリン
タに送信されるが、プリントボタン操作時に電子カメラ
がプリンタよりプリンタのネットワーク上の識別情報
（ＩＰアドレス）を取得し、該識別情報を画像サーバに
送信するとともに、画像サーバからプリントしたい画像
データを該識別情報に対応したプリンタに送信させるよ
うにしてもよい。このようにすれば、電子カメラ側に画
像データを記憶しておく必要がないとともに、プリント
したい画像データを迅速にプリンタに伝送し、プリント
を行うことができる。

【０１１２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明による情報
伝送システム（画像伝送システム）および情報伝送方法
（画像伝送方法）においては、情報（画像）送信側と情
報（画像）受信側の間で近距離交信によりインターネッ
ト上の情報サーバ（画像サーバ）への情報（画像）のア
ップロードに関する情報（宛先情報）をやりとりし、情
報（画像）送信側から情報（画像）をインターネット上
の情報サーバに一旦アップロードするとともに、情報
（画像）受信側は情報（画像）がアップロードされたイ
ンターネット上の情報サーバ（画像サーバ）から情報
（画像）をダウンロードして利用するようにしたので、
情報（画像）伝送の際に情報（画像）送信側の負担が少
なくかつ情報（画像）が短時間で情報（画像）受信側に
伝送される情報伝送システム（画像伝送システム）およ
び情報伝送方法（画像伝送方法）を提供することができ
る。

【０１１３】特にデータ量が多い画像データを取り扱う
電子カメラシステムでは、電子カメラで集合写真を撮影
し、撮影した画像データを被写体となった複数の人達の
所持している携帯電話等に配信する場合であっても、電
子カメラは携帯電話との近距離交信によりアップロード
情報を各携帯電話に送信する処理と画像データをインタ
ーネット上の画像サーバにアップロードする処理のみな
ので、電子カメラが各携帯電話毎に近距離交信で画像デ
ータを送信する負担を軽減できるとともに携帯電話側で
も迅速に所望の画像データを入手することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態の概念を示す説明図である。

【図２】本発明の実施形態のシステム構成を示す説明図
である。

【図３】電子カメラの外観図（正面視）である。

【図４】電子カメラの外観図（背面視）である。

【図５】携帯電話端末の外観図（正面視）である。

【図６】電子カメラの電気構成を示すブロック図であ
る。

【図７】携帯電話端末の電気構成を示すブロック図であ
る。

【図８】アップロードダイヤル番号と画像サーバの対応
図である。

【図９】メモリカードのデータの構成図である。

【図１０】撮影情報データの構成図である。

【図１１】電子カメラの動作状態遷移図である。

【図１２】メインプログラムのフローチャートである。

【図１３】サブルーチンのフローチャートである。

【図１４】画面の表示例である。

【図１５】サブルーチンのフローチャートである。

【図１６】交信シーケンスの説明図である。

【図１７】サブルーチンのフローチャートである。

【図１８】サブルーチンのフローチャートである。

【図１９】画面の表示例である。

【図２０】サブルーチンのフローチャートである。

【図２１】画面の表示例である。

【図２２】交信シーケンスの説明図である。

【図２３】サブルーチンのフローチャートである。

【図２４】画面の表示例である。

【図２５】交信シーケンスの説明図である。

【図２６】本発明の実施形態の概念を示す説明図であ
る。

【図２７】サブルーチンのフローチャートである。

【図２８】画面の表示例である。

【図２９】無線回路の構成の説明図である。

【図３０】交信指向性の説明図である。

【図３１】本発明の実施形態の概念を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

１０撮影レンズ１６レリーズボタン１７電源スイッチ１９モードダイヤル２１左ＬＣＤ（左画面）２２右ＬＣＤ（右画面）２３上方向ボタン２４下方向ボタン２５撮影モードボタン２６再生モードボタン２７プリントボタン２８送信ボタン２９ダウンロードボタン５０ＣＰＵ５１データ／制御バス５５ＣＣＤ６０撮影制御回路６３電源６５操作キー６６タッチスクリーン７１無線通信回路７２無線電話回路７７メモリカード１００電子カメラ１３０インターネット１５０画像サーバ１５１ＣＰＵ１６０携帯電話１７０ＵＩＭカード

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 7/18 Ｈ０４Ｎ 5/91 ＬＦターム(参考） 5C022 AA13 AB00 AC42 AC69 5C052 AA03 AA17 AC08 DD02 DD04 5C053 FA04 FA08 FA28 JA24 KA04 LA01 LA11 LA14 5C054 AA01 DA07 DA09 EA01 FE16 FE18 GB01 5C062 AA11 AA12 AA29 AB17 AC41 AC42 AC43 AF00 BA04 BB03

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被写体を撮影するための電子カメラであ
って、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影し、
画像データを生成する撮像手段と、前記被写体側の電子
機器との間で交信を行うことにより、前記画像データを
アップロードする画像サーバの通信ネットワーク上の宛
先情報と前記画像データの識別情報を前記電子機器との
間で伝送する第１通信手段と、前記宛先情報と前記識別
情報に基づき前記画像データを通信ネットワーク上の前
記画像サーバにアップロードする第２通信手段とを備え
ることを特徴とする電子カメラ。
【請求項２】請求項１に記載の電子カメラにおいて、
前記撮像手段による被写体の撮影時に、前記第１通信手
段は前記被写体側の電子機器と前記交信を行うことを特
徴とする電子カメラ。
【請求項３】請求項２に記載の電子カメラにおいて、
前記電子カメラは前記撮像手段により被写体を連続して
撮影する連写モードを備え、該連写モードによる連続撮
影中は前記第１通信手段による前記被写体側の電子機器
と前記交信を行うことを禁止する禁止手段を備えること
を特徴とする電子カメラ。
【請求項４】電子カメラにより画像データを撮影され
る被写体側の電子機器であって、前記電子カメラとの間
で交信を行うことにより、前記電子カメラが前記画像デ
ータをアップロードする画像サーバの通信ネットワーク
上の宛先情報と前記画像データの識別情報を前記電子カ
メラとの間で伝送する第３通信手段と、前記宛先情報と
前記識別情報に基づき前記画像データを通信ネットワー
ク上の前記画像サーバからダウンロードする第４通信手
段とを備えることを特徴とする電子機器。
【請求項５】被写体を撮影するための電子カメラであ
って、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影し、
画像データを生成する撮像手段と、前記被写体側の電子
機器との間で交信を行うことにより、前記画像データを
アップロードする画像サーバの通信ネットワーク上の宛
先情報と前記画像データの識別情報を前記電子機器との
間で伝送する第１通信手段と、前記宛先情報と前記識別
情報に基づき前記画像データを通信ネットワーク上の前
記画像サーバにアップロードする第２通信手段とを備え
る電子カメラと、前記電子カメラにより画像データを撮
影される被写体側の電子機器であって、前記電子カメラ
との間で交信を行うことにより、前記電子カメラが前記
画像データをアップロードする前記画像サーバの通信ネ
ットワーク上の宛先情報と前記画像データの識別情報を
前記電子カメラとの間で伝送する第３通信手段と、前記
宛先情報と前記識別情報に基づき前記画像データを通信
ネットワーク上の前記画像サーバからダウンロードする
第４通信手段とを備える電子機器と、前記通信ネットワ
ーク上に設置された画像サーバであって、前記電子カメ
ラからアップロードされた前記画像データを前記識別情
報に対応付けて保存するとともに、前記電子機器により
識別情報で指定された画像データを前記電子機器にダウ
ンロードする画像サーバとから構成されることを特徴と
する画像伝送システム。
【請求項６】請求項５に記載の画像伝送システムにお
いて、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機器の
第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像サーバ
の通信ネットワーク上の宛先情報と前記画像データの識
別情報が前記電子カメラから前記電子機器に伝送される
ことを特徴とする画像伝送システム。
【請求項７】請求項５に記載の画像伝送システムにお
いて、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機器の
第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像サーバ
の通信ネットワーク上の宛先情報と前記画像データの識
別情報が前記電子機器から前記電子カメラに伝送される
ことを特徴とする画像伝送システム。
【請求項８】請求項５に記載の画像伝送システムにお
いて、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機器の
第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像サーバ
の通信ネットワーク上の宛先情報が前記電子機器から前
記電子カメラに伝送されるとともに、前記画像データの
識別情報が前記電子カメラから前記電子機器に伝送され
ることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項９】請求項５に記載の画像伝送システムにお
いて、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機器の
第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像サーバ
の通信ネットワーク上の宛先情報が前記電子カメラから
前記電子機器に伝送されるとともに、前記画像データの
識別情報が前記電子機器から前記電子カメラに伝送され
ることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項１０】被写体を撮影するための電子カメラで
あって、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影
し、画像データを生成する撮像手段と、前記被写体側の
電子機器との間で交信を行うことにより、前記画像デー
タをアップロードする画像サーバの通信ネットワーク上
の宛先情報を前記電子機器との間で伝送する第１通信手
段と、前記宛先情報に基づき前記画像データを通信ネッ
トワーク上の前記画像サーバにアップロードする第２通
信手段とを備える電子カメラと、前記電子カメラにより
画像データを撮影される被写体側の電子機器であって、
前記電子カメラとの間で交信を行うことにより、前記電
子カメラが前記画像データをアップロードする前記画像
サーバの通信ネットワーク上の宛先情報を前記電子カメ
ラとの間で伝送する第３通信手段と、前記宛先情報に基
づき通信ネットワーク上の前記画像サーバに接続し、前
記画像サーバから前記画像データをダウンロードする第
４通信手段とを備える電子機器と、前記通信ネットワー
ク上に設置された画像サーバであって、前記電子カメラ
からアップロードされた前記画像データを保存するとと
もに、前記電子機器からの要求に基づき前記画像データ
を前記電子機器にダウンロードする画像サーバとから構
成されることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項１１】請求項１０に記載の画像伝送システム
において、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機
器の第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像サ
ーバの通信ネットワーク上の宛先情報が前記電子カメラ
から前記電子機器に伝送されることを特徴とする画像伝
送システム。
【請求項１２】請求項１０に記載の画像伝送システム
において、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機
器の第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像サ
ーバの通信ネットワーク上の宛先情報が前記電子機器か
ら前記電子カメラに伝送されることを特徴とする画像伝
送システム。
【請求項１３】被写体を撮影するための電子カメラで
あって、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影
し、画像データを生成する撮像手段と、前記被写体側の
電子機器との間で交信を行うことにより、前記画像デー
タをアップロードする画像サーバの通信ネットワーク上
の宛先情報と前記電子機器の識別情報を前記電子機器と
の間で伝送する第１通信手段と、前記宛先情報に基づき
前記画像データと前記電子機器の識別情報を通信ネット
ワーク上の前記画像サーバにアップロードする第２通信
手段とを備える電子カメラと、前記電子カメラにより画
像データを撮影される被写体側の電子機器であって、前
記電子カメラとの間で交信を行うことにより、前記電子
カメラが前記画像データをアップロードする前記画像サ
ーバの通信ネットワーク上の宛先情報と前記電子機器の
識別情報を前記電子カメラとの間で伝送する第３通信手
段と、前記宛先情報と前記電子機器の識別情報に基づき
前記画像データを通信ネットワーク上の前記画像サーバ
からダウンロードする第４通信手段とを備える電子機器
と、前記通信ネットワーク上に設置された画像サーバで
あって、前記電子カメラからアップロードされた前記画
像データを前記電子機器の識別情報に対応付けて保存す
るとともに、前記画像サーバにアクセスしてきた電子機
器の識別情報に対応した画像データを前記電子機器にダ
ウンロードする画像サーバと、から構成されることを特
徴とする画像伝送システム。
【請求項１４】請求項１３に記載の画像伝送システム
において、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機
器の第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像サ
ーバの通信ネットワーク上の宛先情報と前記電子機器の
識別情報が前記電子機器から前記電子カメラに伝送され
ることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項１５】請求項１３に記載の画像伝送システム
において、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機
器の第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像サ
ーバの通信ネットワーク上の宛先情報が前記電子カメラ
から前記電子機器に伝送されるとともに、前記電子機器
の識別情報が前記電子機器から前記電子カメラに伝送さ
れることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項１６】被写体を撮影するための電子カメラで
あって、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影
し、画像データを生成する撮像手段と、前記撮影手段に
よる被写体の撮影時に、前記被写体側の電子機器との間
で交信を行うことにより、前記電子機器から前記電子機
器の識別情報を受信する第１通信手段と、前記画像デー
タと前記電子機器の識別情報を通信ネットワーク上の前
記画像サーバにアップロードする第２通信手段と、を備
えることを特徴とする電子カメラ。
【請求項１７】請求項１６に記載の電子カメラにおい
て、前記電子カメラは前記撮像手段により被写体を連続
して撮影する連写モードを備え、該連写モードによる連
続撮影中は前記第１通信手段による前記被写体側の電子
機器と前記交信を禁止する禁止手段を備えることを特徴
とする電子カメラ。
【請求項１８】電子カメラにより画像データを撮影さ
れる被写体側の電子機器であって、前記電子カメラによ
る被写体の撮影時に、前記電子カメラとの間で交信を行
うことにより、前記電子カメラに前記電子機器の識別情
報を送信する第３通信手段と、前記画像データを通信ネ
ットワーク上の前記画像サーバから受信する第４通信手
段と、を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項１９】請求項４または請求項１８に記載の電
子機器において、前記電子カメラと交信を行った旨を表
示する表示手段を備えることを特徴とする電子機器。
【請求項２０】被写体を撮影するための電子カメラで
あって、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影
し、画像データを生成する撮像手段と、前記被写体側の
電子機器との間で交信を行うことにより、前記電子機器
から通信ネットワーク上での前記電子機器の宛先情報を
受信する第１通信手段と、前記画像データと前記電子機
器の宛先情報を前記通信ネットワーク上の前記画像サー
バにアップロードする第２通信手段とを備える電子カメ
ラと、前記電子カメラにより画像データを撮影される被
写体側の電子機器であって、前記電子カメラとの間で交
信を行うことにより、前記電子カメラに前記通信ネット
ワーク上での前記電子機器の宛先情報を送信する第３通
信手段と、前記画像データを通信ネットワーク上の前記
画像サーバから受信する第４通信手段とを備える電子機
器と前記通信ネットワーク上に設置された画像サーバで
あって、前記電子カメラからアップロードされた前記画
像データを前記電子機器の宛先情報に対応した前記通信
ネットワーク上の電子機器に送信する画像サーバと、か
ら構成されることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項２１】被写体を撮影するための電子カメラで
あって、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影
し、画像データを生成する撮像手段と、前記画像データ
をアップロードする画像サーバの通信ネットワーク上の
宛先情報を固定記憶する第１記憶手段と、前記被写体側
の電子機器との間で交信を行うことにより、前記画像デ
ータの識別情報を前記電子機器との間で伝送する第１通
信手段と、前記第１記憶手段に固定記憶された前記宛先
情報と前記識別情報に基づき前記画像データを通信ネッ
トワーク上の前記画像サーバにアップロードする第２通
信手段とを備える電子カメラと、前記電子カメラにより
画像データを撮影される被写体側の電子機器であって、
前記電子カメラが前記画像データをアップロードする前
記画像サーバの通信ネットワーク上の宛先情報を固定記
憶する第２記憶手段と、前記電子カメラとの間で交信を
行うことにより、前記画像データの識別情報を前記電子
カメラとの間で伝送する第３通信手段と、前記第２記憶
手段に固定記憶された前記宛先情報と前記識別情報に基
づき前記画像データを通信ネットワーク上の前記画像サ
ーバからダウンロードする第４通信手段とを備える電子
機器と、前記通信ネットワーク上に設置された画像サー
バであって、前記電子カメラからアップロードされた前
記画像データを前記識別情報に対応付けて保存するとと
もに、前記電子機器により識別情報で指定された画像デ
ータを前記電子機器にダウンロードする画像サーバとか
ら構成されることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項２２】請求項２１に記載の画像伝送システム
において、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機
器の第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像デ
ータの識別情報が前記電子カメラから前記電子機器に伝
送されることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項２３】請求項２１に記載の画像伝送システム
において、前記電子カメラの第１通信手段と前記電子機
器の第３通信手段の間で行われる交信の際、前記画像デ
ータの識別情報が前記電子機器から前記電子カメラに伝
送されることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項２４】被写体を撮影するための電子カメラで
あって、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影
し、画像データを生成する撮像手段と、前記画像データ
をアップロードする画像サーバの通信ネットワーク上の
宛先情報を固定記憶する第１記憶手段と、前記被写体側
の電子機器との間で交信を行うことにより、前記電子機
器の識別情報を前記電子機器から受信する第１通信手段
と、前記第１記憶手段に固定記憶された前記宛先情報に
基づき前記画像データと前記電子機器の識別情報を通信
ネットワーク上の前記画像サーバにアップロードする第
２通信手段とを備える電子カメラと、前記電子カメラに
より画像データを撮影される被写体側の電子機器であっ
て、前記電子カメラが前記画像データをアップロードす
る前記画像サーバの通信ネットワーク上の宛先情報を固
定記憶する第２記憶手段と、前記電子カメラとの間で交
信を行うことにより、前記電子機器の識別情報を前記電
子カメラに送信する第３通信手段と、前記第２記憶手段
に固定記憶された前記宛先情報と前記識別情報に基づき
前記画像データを通信ネットワーク上の前記画像サーバ
からダウンロードする第４通信手段とを備える電子機器
と、前記通信ネットワーク上に設置された画像サーバで
あって、前記電子カメラからアップロードされた前記画
像データを前記電子機器の識別情報に対応付けて保存す
るとともに、前記画像サーバにアクセスしてきた電子機
器の識別情報に対応した画像データを前記電子機器にダ
ウンロードする画像サーバとから構成されることを特徴
とする画像伝送システム。
【請求項２５】撮影光学系により被写体を撮影して画
像データを生成する撮像手段と、前記画像データと前記
画像データの識別情報を通信ネットワーク上の画像サー
バにアップロードする第２通信手段と、前記前記画像デ
ータをアップロードした画像サーバの通信ネットワーク
上の宛先情報と前記画像データの識別情報を記憶する記
憶手段と、前記画像サーバへの前記画像データと前記画
像データの識別情報のアップロード後に前記電子機器と
の間で交信を行うことにより、前記記憶手段に記憶され
た前記画像データをアップロードした画像サーバの通信
ネットワーク上の宛先情報と前記画像データの識別情報
を前記電子機器に送信する第１通信手段とを備える電子
カメラと、前記電子カメラとの間で交信を行うことによ
り、前記電子カメラが前記画像データをアップロードし
た前記画像サーバの通信ネットワーク上の宛先情報と前
記画像データの識別情報を前記電子カメラから受信する
第３通信手段と、前記宛先情報と前記識別情報に基づき
前記画像データを通信ネットワーク上の前記画像サーバ
からダウンロードする第４通信手段とを備える電子機器
と、前記通信ネットワーク上に設置された画像サーバで
あって、前記電子カメラからアップロードされた前記画
像データを前記識別情報に対応付けて保存するととも
に、前記電子機器により識別情報で指定された画像デー
タを前記電子機器にダウンロードする画像サーバと、か
ら構成されることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項２６】撮影光学系により被写体を撮影し画像
データを生成する撮像手段と、前記画像データの識別情
報を記憶する記憶手段と、電子機器との間で交信を行う
ことにより通信ネットワーク上での前記電子機器の宛先
情報を前記電子機器から受信する第１通信手段と、前記
通信ネットワーク上の画像サーバに前記画像データと前
記画像データの識別情報をアップロードするとともに、
前記第１通信手段により前記電子機器よの宛先情報を受
信した後に前記電子機器の宛先情報と前記画像データの
識別情報を前記画像サーバに送信する第２通信手段とを
備える電子カメラと、前記電子カメラとの間で交信を行
うことにより前記電子機器の識別情報を前記電子カメラ
に送信する第３通信手段と、前記画像データを通信ネッ
トワーク上の前記画像サーバから受信する第４通信手段
とを備える電子機器と、前記通信ネットワーク上に設置
された画像サーバであって、前記電子カメラからアップ
ロードされた前記画像データを前記画像データの識別情
報に対応付けて保存するとともに、前記電子カメラから
受信した前記画像データの前記識別情報に対応した画像
データを、前記電子カメラから受信した宛先情報に対応
した電子機器に送信する画像サーバとから構成されるこ
とを特徴とする画像伝送システム。
【請求項２７】被写体を撮影するための電子カメラで
あって、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影
し、画像データを生成する撮像手段と、前記画像データ
を通信ネットワーク上の前記画像サーバにアップロード
する第２通信手段とを備える電子カメラと、前記電子カ
メラとは別体であって、前記電子カメラによる被写体の
撮影時に前記被写体側の電子機器との間で交信を行うこ
とにより、前記電子機器の識別情報を前記電子機器から
受信する第５通信手段と、前記電子機器の識別情報を通
信ネットワーク上の前記画像サーバにアップロードする
第６通信手段とを備える通信装置と、前記電子カメラに
より画像データを撮影される被写体側の電子機器であっ
て、被写体の撮影時に前記通信装置との間で交信を行う
ことにより、前記通信装置に前記電子機器の識別情報を
送信する第３通信手段と、前記画像データを通信ネット
ワーク上の前記画像サーバから受信する第４通信手段と
を備える電子機器と、前記通信ネットワーク上に設置さ
れた画像サーバであって、前記電子カメラからアップロ
ードされた前記画像データを前記通信装置からアップロ
ードされた前記電子機器の識別情報に対応した前記電子
機器に送信する画像サーバとから構成されることを特徴
とする画像伝送システム。
【請求項２８】被写体を撮影するための電子カメラで
あって、撮影光学系により撮影画面内の被写体を撮影
し、画像データを生成する撮像手段と、前記画像データ
をアップロードする画像サーバの通信ネットワーク上の
宛先情報を固定記憶する第１記憶手段と、前記第１記憶
手段に固定記憶された前記宛先情報に基づき前記画像デ
ータを通信ネットワーク上の前記画像サーバにアップロ
ードする第２通信手段とを備える電子カメラと、前記電
子カメラとは別体であって、前記画像データをアップロ
ードする画像サーバの通信ネットワーク上の宛先情報を
固定記憶する第３記憶手段と、前記電子カメラによる被
写体の撮影時に前記被写体側の電子機器との間で交信を
行うことにより、前記電子機器の識別情報を前記電子機
器から受信する第５通信手段と、前記第３記憶手段に固
定記憶された前記宛先情報に基づき前記電子機器の識別
情報を通信ネットワーク上の前記画像サーバにアップロ
ードする第６通信手段とを備える通信装置と、前記電子
カメラにより画像データを撮影される被写体側の電子機
器であって、前記電子カメラが前記画像データをアップ
ロードする前記画像サーバの通信ネットワーク上の宛先
情報を固定記憶する第２記憶手段と、被写体の撮影時に
前記通信装置との間で交信を行うことにより、前記電子
機器の識別情報を前記通信装置に送信する第３通信手段
と、前記第２記憶手段に固定記憶された前記宛先情報と
前記電子機器の識別情報に基づき前記画像データを通信
ネットワーク上の前記画像サーバからダウンロードする
第４通信手段とを備える電子機器と、前記通信ネットワ
ーク上に設置された画像サーバであって、前記電子カメ
ラからアップロードされた前記画像データを前記通信装
置からアップロードされた前記電子機器の識別情報に対
応付けて保存するとともに、前記画像サーバにアクセス
してきた電子機器の識別情報に対応した画像データを前
記電子機器にダウンロードする画像サーバとから構成さ
れることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項２９】請求項５から請求項１５または請求項
２０から請求項６のいずれかに記載の画像伝送システム
において、前記電子カメラは前記画像データのデータ量
を縮小した縮小画像データを生成する縮小手段を備え、
前記電子カメラは前記縮小画像データを前記第１通信手
段から、前記被写体側の電子機器の前記第３通信手段に
送信することを特徴とする画像伝送システム。
【請求項３０】請求項５から請求項１５または請求項
２０から請求項２４のいずれかに記載の画像伝送システ
ムにおいて、前記電子カメラの前記第１通信手段と前記
電子機器の前記第３通信手段の交信は、前記電子カメラ
の撮像手段による画像データの撮像時に行われることを
特徴とする画像伝送システム。
【請求項３１】請求項５から請求項１５または請求項
２０から請求項２６のいずれかに記載の画像情報システ
ムにおいて、前記第１通信手段と前記第３通信手段は、
無線交信を行うことを特徴とする画像伝送システム。
【請求項３２】請求項３１に記載の画像伝送システム
において、前記第１通信手段と前記第３通信手段は、電
波信号を用いて無線交信するとともに、前記第１通信手
段は前記電波信号の送信出力レベルを限定することによ
り無線交信範囲を前記電子カメラから所定距離範囲内に
制限することを特徴とする画像伝送システム。
【請求項３３】請求項３１に記載の画像伝送システム
において、前記第１通信手段と前記第３通信手段は、電
波信号を用いて無線交信するとともに、前記第１通信手
段は前記電波信号の送信出力レベルを前記被写体までの
距離に応じて変更することを特徴とする画像伝送システ
ム。
【請求項３４】請求項３３に記載の画像伝送システム
において、前記第１通信手段は、前記被写体までの距離
が大きくなるにつれて前記電波信号の送信出力レベルを
大きくすることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項３５】請求項３１に記載の画像伝送システム
において、前記第１通信手段と前記第３通信手段は、電
波信号を用いて無線交信するとともに、前記第１通信手
段前記電波信号の送信出力レベルを前記撮影光学系の焦
点距離に応じて変更することを特徴とする画像伝送シス
テム。
【請求項３６】請求項３５に記載の画像伝送システム
において、前記第１通信手段は、前記撮影光学系の焦点
距離が大きくなるにつれて前記電波信号の送信出力レベ
ルを大きくすることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項３７】請求項３１に記載の画像伝送システム
において、前記第１通信手段は、被写体が存在する確率
が高い方向に強い無線交信の指向性を有することを特徴
とする画像伝送システム。
【請求項３８】請求項３７に記載の画像伝送システム
において、前記第１通信手段、前記撮影光学系の光軸に
沿った撮影方向に強い無線交信の指向性を有することを
特徴とする画像伝送システム。
【請求項３９】請求項５から請求項１５または請求項
２０から請求項３８のいずれかに記載の画像伝送システ
ムにおいて、前記通信ネットワークはインターネットで
あることを特徴とする画像伝送システム。
【請求項４０】電子カメラにより撮影した被写体の画
像データを被写体側の電子機器に伝送する画像伝送方法
であって、前記電子カメラにより被写体を撮影し、画像
データを生成する撮像ステップと、前記電子カメラと前
記電子機器との間で交信を行い、前記画像データをアッ
プロードする画像サーバの通信ネットワーク上の宛先情
報と前記画像データの識別情報を前記電子機器との間で
伝送する第１交信ステップと、前記電子カメラが前記宛
先情報と前記識別情報に基づき前記画像データを通信ネ
ットワーク上の前記画像サーバにアップロードする第１
伝送ステップと、前記画像サーバが前記電子カメラから
アップロードされた画像データを前記識別情報に対応付
けて保存する保存ステップと、前記電子機器が前記宛先
情報と前記識別情報に基づき前記画像データを通信ネッ
トワーク上の前記画像サーバからダウンロードする第２
伝送ステップとを備えることを特徴とする画像伝送方
法。
【請求項４１】電子カメラにより撮影した被写体の画
像データを被写体側の電子機器に伝送する画像伝送方法
であって、前記電子カメラにより被写体を撮影し、画像
データを生成する撮像ステップと、前記電子カメラと前
記電子機器との間で交信を行い、前記画像データをアッ
プロードする画像サーバの通信ネットワーク上の宛先情
報を前記電子機器との間で伝送する第１交信ステップ
と、前記電子カメラが前記宛先情報に基づき前記画像デ
ータを通信ネットワーク上の前記画像サーバにアップロ
ードする第１伝送ステップと、前記画像サーバが前記電
子カメラからアップロードされた画像データを保存する
保存ステップと、前記電子機器が前記宛先情報に基づき
前記画像データを通信ネットワーク上の前記画像サーバ
からダウンロードする第２伝送ステップとを備えること
を特徴とする画像伝送方法。
【請求項４２】電子カメラにより撮影した被写体の画
像データを被写体側の電子機器に伝送する画像伝送方法
であって、前記電子カメラにより被写体を撮影し、画像
データを生成する撮像ステップと、前記電子カメラと前
記電子機器との間で交信を行い、前記画像データをアッ
プロードする画像サーバの通信ネットワーク上の宛先情
報と前記電子機器の識別情報を前記電子機器との間で伝
送する第１交信ステップと、前記電子カメラが前記宛先
情報に基づき前記画像データと前記電子機器の識別情報
を通信ネットワーク上の前記画像サーバにアップロード
する第１伝送ステップと、前記画像サーバが前記電子カ
メラからアップロードされた画像データを前記電子機器
の識別情報に対応付けて保存する保存ステップと、前記
電子機器が前記宛先情報と前記電子機器の識別情報に基
づき前記画像データを通信ネットワーク上の前記画像サ
ーバからダウンロードする第２伝送ステップとを備える
ことを特徴とする画像伝送方法。
【請求項４３】電子カメラにより撮影した被写体の画
像データを被写体側の電子機器に伝送する画像伝送方法
であって、前記電子カメラにより被写体を撮影し、画像
データを生成する撮像ステップと、前記電子カメラと前
記電子機器との間で交信を行い、前記電子機器の通信ネ
ットワーク上の宛先情報を前記電子機器から前記電子カ
メラに送信する第１交信ステップと、前記電子カメラが
前記画像データと前記電子機器の宛先情報を通信ネット
ワーク上の前記画像サーバにアップロードする第１伝送
ステップと、前記画像サーバが前記電子カメラからアッ
プロードされた画像データを前記電子機器の宛先情報に
対応した通信ネットワーク上の前記電子機器に送信する
第２伝送ステップとを備えることを特徴とする画像伝送
方法。
【請求項４４】電子カメラにより撮影した被写体の画
像データを被写体側の電子機器に伝送する画像伝送方法
であって、前記電子カメラにより被写体を撮影し、画像
データを生成する撮像ステップと、前記電子カメラが前
記画像データと前記画像データの識別情報を通信ネット
ワーク上の前記画像サーバにアップロードする第１伝送
ステップと、前記画像サーバが前記電子カメラからアッ
プロードされた画像データを前記識別情報に対応付けて
保存する保存ステップと、前記電子カメラと前記電子機
器との間で交信を行い、前記画像データをアップロード
した画像サーバの通信ネットワーク上の宛先情報と前記
画像データの識別情報を前記電子カメラから前記電子機
器に送信する第１交信ステップと、前記電子機器が前記
宛先情報に基づき前記通信ネットワーク上の前記画像サ
ーバに接続し、前記識別情報に対応した画像データを前
記画像サーバからダウンロードする第２伝送ステップと
を備えることを特徴とする画像伝送方法。
【請求項４５】電子カメラにより撮影した被写体の画
像データを被写体側の電子機器に伝送する画像伝送方法
であって、前記電子カメラにより被写体を撮影し、画像
データを生成する撮像ステップと、前記電子カメラが前
記画像データと前記画像データの識別情報を通信ネット
ワーク上の前記画像サーバにアップロードする第１伝送
ステップと、前記画像サーバが前記電子カメラからアッ
プロードされた画像データを前記識別情報に対応付けて
保存する保存ステップと、前記電子カメラと前記電子機
器との間で交信を行い、前記通信ネットワーク上での前
記電子機器の宛先情報を前記電子機器から前記電子カメ
ラに送信する第１交信ステップと、前記電子機器の宛先
情報と前記画像データの識別情報を前記電子カメラが前
記画像サーバに送信する第２交信ステップと、前記画像
サーバが前記宛先情報に基づき前記通信ネットワーク上
の前記電子機器に接続し、前記識別情報に対応した画像
データを前記画像サーバから前記電子機器に送信する第
２伝送ステップと、を備えることを特徴とする画像伝送
方法。
【請求項４６】請求項４０から請求項４５のいずれか
に記載の画像伝送方法において、前記第１交信ステップ
において前記電子カメラは予め限定された電子機器と交
信を行うことを特徴とする画像伝送方法。
【請求項４７】請求項４０から請求項４３のいずれか
に記載の画像伝送方法において、前記電子カメラと前記
電子機器の間で行われる前記第１交信ステップは、前記
撮像ステップと略同時に行われることを特徴とする画像
伝送方法。
【請求項４８】請求項４０から請求項４５のいずれか
に記載の画像伝送方法において、前記電子カメラと前記
電子機器の間で行われる前記第１交信ステップは、前記
電子機器から起動されることを特徴とする画像伝送方
法。
【請求項４９】請求項４０から請求項４２のいずれか
または請求項４４に記載の画像伝送方法において、前記
電子カメラと前記電子機器の間で行われる前記第１交信
ステップでは前記電子機器から前記電子カメラに前記電
子機器の識別情報が送信されるとともに、前記電子カメ
ラが前記電子機器の識別情報を前記画像サーバに送信す
る第３交信ステップと、前記画像サーバが前記画像デー
タをダウンロードする電子機器を前記電子機器の識別情
報に基づいて制限する制御ステップとを備えることを特
徴とする画像伝送方法。