JP2003179117A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2003179117A
JP2003179117A JP2002221244A JP2002221244A JP2003179117A JP 2003179117 A JP2003179117 A JP 2003179117A JP 2002221244 A JP2002221244 A JP 2002221244A JP 2002221244 A JP2002221244 A JP 2002221244A JP 2003179117 A JP2003179117 A JP 2003179117A
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JP
Japan
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substrate
chamber
liquid phase
processing apparatus
robot
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JP2002221244A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Mizohata
保▲廣▼ 溝畑
Yoshihiro Koyama
芳弘 小山
Sadao Hirae
貞雄 平得
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スループットを向上し、また、処理室の専有
化を防止する。 【解決手段】 プロセッサロボットにより、プラズマア
ッシング室と第1ないし第3の液相処理室との間で所定
の順序で基板Wの搬送を行なう。各液相処理室では、薬
液を薬液吹付ノズル122に供給し、超音波振動板13
6により超音波振動された薬液を薬液吹付ノズル122
から基板Wの表面に供給する。なお、基板Wは、スピン
チャック120に保持され回転している。プラズマアッ
シング室と第1ないし第3の液相処理室との間で所定の
順序で基板Wの搬送を行なうことから、律速する処理に
スループットが左右されることもない。また、薬液が超
音波振動されて基板Wに供給されることから、液相洗浄
の処理速度が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウェハや
液晶パネル用のガラス基板といった基板に対してプラズ
マアッシング処理と液相処理とを施す基板処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体ウェハ等の基板に対する処
理工程におけるクラスタツール化(一貫連続処理化)が
望まれている。クラスタツール化がなされた基板処理装
置としては、図12に示すものが知られている。この基
板処理装置1では、ロードカセット室2に搬入された基
板を、搬送ロボット3,4で、ロードロック室5,エッ
チング室6,アッシング室7と順に送り、その後、その
基板を、搬送ロボット8,9で、第1ウェット処理室1
0,第2ウェット処理室11、アンロードカセット室1
2と順に送っており、この構成によりクラスタツール化
を可能としていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の基板処
理装置では、アッシング処理から各ウェット処理までの
工程を考えたとき、アッシング処理、ウェット処理各々
に要する処理時間がアンバランスであり、律速する処理
にスループットが左右されていた。特に、ウェット処理
が律速することが懸念され、この結果、スループットが
悪化するといった問題があった。
【0004】また、アッシング室および各ウェット処理
室が専有化され、他工程で個別にこれらの処理室を使用
できないといった問題もあった。
【0005】この発明の基板処理装置は、従来技術にお
ける上述した課題を解決するためになされたもので、ス
ループットを向上し、また、処理室の専有化を防止する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用】このよう
な目的を達成するため、前記課題を解決するための手段
として、この発明の基板処理装置は、次の構成をとっ
た。即ち、この発明の基板処理装置は、基板を洗浄する
液相処理室を備えた基板処理装置において、前記液相処
理室における洗浄の前処理を基板に対して行なう前処理
室と、前記基板を保持しながら前記前処理室と液相処理
室との間で基板を搬送して、前記基板を前記前処理室か
ら前記液相処理室に受け渡す基板搬送手段とを有するこ
とを要旨としている。
【0007】なお、ここでいう液相処理とは、現像、洗
浄、エッチング等のように、純水、薬液等の処理液を使
って、基板を処理することをいう。
【0008】上記構成によれば、基板搬送手段により、
前処理室と液相処理室との間で所定の順序で基板の搬送
を行なうことから、律速する処理にスループットが左右
される可能性を低下する。
【0009】さらに、基板搬送手段により、前処理室と
液相処理室との間で所定の順序で基板の搬送を行なうこ
とから、これら処理室の専有化を防止する。
【0010】上記基板処理装置において、前記液相処理
室は、複数の液相処理室から構成され、前記基板搬送手
段は、前記基板を前記複数の液相処理室との間でも受け
渡し可能な構成とすることができる。この構成におい
て、前記前処理室と複数の液相処理室は、並列に配置さ
れ、前記基板搬送手段は、前記前処理室と複数の液相処
理室との並びに沿って走行する構成とすることができ
る。さらに、前処理室を複数としたこの構成において、
前記基板搬送手段は、基台と、前記基台上に設けられた
回転台と、前記回転台上に設けられた前記基板用の支持
ハンドと、前記基台を、前記前処理室と複数の液相処理
室との並びに沿った方向に走行する機構と、前記回転台
を鉛直軸を中心として回動する機構とを備える構成とす
ることができる。上記種々の態様の基板処理装置におい
て、前記基板を収納するカセットを載置する架台を備え
たインデクサ部と、 前記インデクサ部と前記基板の受
け渡しを行なうインデクサロボットとを備え、前記基板
搬送手段は、前記インデクサロボットから前記基板を受
け取る構成とすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以上説明したこの発明の構成・作
用を一層明らかにするために、以下この発明の実施の形
態を実施例に基づき説明する。図1はこの発明の第1実
施例としての基板処理装置20の概略構成図であり、図
2はその基板処理装置20の斜視図である。
【0012】図1に示すように、この基板処理装置20
は、1つのプラズマアッシング室21と、3つの液相処
理室22,23,24と、インデクサ部26と、インデ
クサ部26と基板Wの受け渡しを行なうインデクサロボ
ット28と、インデクサロボット28から基板Wを受け
取ってプラズマアッシング室21および第1ないし第3
の液相処理室22,23,24と基板Wの受け渡しを行
なうプロセッサロボット(基板搬送手段に相当する)3
0とを備える。
【0013】図2に示すように、インデクサ部26は、
複数枚の基板Wを収納するカセット32を載置する架台
34を備え、この架台34上にコ字状のカセットセンシ
ング部36を4個備えている。カセットセンシング部3
6により、カセット32の有無を検知している。
【0014】インデクサロボット28は、インデクサ部
26に載置されたカセット32に対して基板Wの受け渡
しを行なうロボットで、図1に示すように、インデクサ
部26に整列配置した複数のカセット32に沿った方向
(矢印A方向)に移動する。
【0015】図3は、インデクサロボット28を示す斜
視図である。図3に示すように、インデクサロボット2
8は、駆動機構(図示せず)により前述したA方向に移
動可能な移動台40と、移動台40上に設けられ、A方
向に垂直な方向(矢印X方向)に移動可能な可動台42
と、可動台42上に設けられたウェハチャック44とを
備えている。移動台40上にはレール46が設けられて
おり、このレール46に沿って可動台42を移動させる
ことで、可動台42は前述したX方向に移動可能とな
る。
【0016】ウェハチャック44は、基板Wを水平姿勢
で支持する1組の固定側支持部材44aと可動支持部材
44bから構成されている。固定側支持部材44aは可
動台42上に支柱48aを介して固定され、可動支持部
材44bは支柱48bの上端に固定したアーム48cの
先端部に固定され、支柱48bはレール50に沿って進
退するスライド部材48dに立設されている。
【0017】即ち、可動支持部材44bは固定側支持部
材44aに対して接離自在に対向配置され、両支持部材
44a,44bの支持面45a,45bに基板Wを載置
して、基板Wを位置決め支持してカセット32に基板W
を出し入れするように構成されている。なお、図3中、
符号52はレバー54を介して可動台42を進退駆動す
るアクチュエータであり、56はレバー58を介してス
ライド部材48dをX方向に進退するアクチュエータで
ある。
【0018】ウェハチャック44でカセット32から取
り出した基板Wは、図4に示すウェハ支持ピン60に一
時的に載置される。ウェハ支持ピン60に載置された基
板Wは、次段のロボットであるプロセッサロボット30
により基板Wを渡すことが可能となる。
【0019】プロセッサロボット30について次に説明
する。図5は、プロセッサロボット30を示す斜視図で
ある。図5に示すように、プロセッサロボット30は、
基台61と、基台61上に設けられた回転台62と、回
転台62に設けられた上下2組のウェハ支持ハンド6
4,65とを備えている。上記基台61は、図示しない
駆動機構によりインデクサロボット30の走行方向に対
して垂直な水平方向(矢印B方向)と鉛直方向(矢印C
方向)とに走行可能に設けられ、回転台62は、図示し
ない駆動機構により基台61上で鉛直軸線Zを中心とし
て回動可能に設けられている。
【0020】上段のウェハ支持ハンド64は、図5に示
すように、内径が基板Wより若干大きく形成された円弧
部64aと、この円弧部64aを支えるアーム部64b
とから成り、円弧部64aの内周面には3本の支持ピン
64cが設けられ、この支持ピン64cで基板Wを支持
するように構成されている。
【0021】また、下段のウェハ支持ハンド65も上段
のウェハ支持ハンド64と同様に構成され、両者ともに
一対の進退駆動機構70により矢印Y方向へ別々に進退
可能に構成されている。
【0022】この一対の進退駆動機構70は、回転台6
2の長手方向の両側面に対向して配置される。詳しく
は、下段のウェハ支持ハンド65用の進退駆動機構70
は、回転台62内に設けられた図示しない駆動モータ
と、回転台62の長手方向の一方の側面に設けられ、上
記駆動モータにより駆動回転する駆動ローラ72と、ス
ライドレール68の前後両端部近傍に設けられた従動ロ
ーラ74a,74bと、駆動ローラ72の近傍に設けら
れたテンションローラ74cと、これらのローラ72,
74a〜74cに巻掛けられたワイヤ76とから成り、
下段のウェハ支持ハンド65の基端部65cが上記ワイ
ヤ76に固定されている。
【0023】一方、回転台62の長手方向の他方の側面
には、下段のウェハ支持ハンド65用の進退駆動機構7
0と同様に構成された、上段のウェハ支持ハンド64用
の進退駆動機構を備えており、上段のウェハ支持ハンド
64を進退駆動機構70と同様にして矢印Y方向に進退
させる。
【0024】こうした構成の結果、プロセッサロボット
30は、インデクサロボット30との間で基板Wを受け
渡しするとともに、プラズマアッシング室21、第1な
いし第3の液相処理室22,23,24に基板Wを出し
入れする。
【0025】インデクサロボット28とプロセッサロボ
ット30とによる基板Wの移動に関わる一連の動作につ
いて、以下詳細に説明する。
【0026】上記ウェハチャック44でカセット32か
ら基板Wを取り出すには、以下のようにする。予め1組
の固定側支持部材44aと可動支持部材44bの間隔を
アクチュエータ56により基板Wの直径よりも幾分大き
く設定するとともに、受け取るべき基板Wの位置に対応
させて移動台40の高さを調節することによりウェハチ
ャック44の高さを設定する。次いでアクチュエータ5
2により可動台42を前進させて1組の固定側支持部材
44aと可動支持部材44bとをカセット32の正面か
ら内部に挿入し、移動台40を所定の高さだけ上昇さ
せ、固定側支持部材44aと可動支持部材44bの支持
面45a,45bで基板Wを受け取る〔図6(a)参
照〕。
【0027】次いで固定側支持部材44aと可動支持部
材44bの間隔をアクチュエータ56により狭めること
により、基板Wは多少の遊びをもって、かつ十分の位置
決め精度をもってウェハチャック44で支持される。次
いでアクチュエータ52を作動させることにより、ウェ
ハチャック44をカセット32の外に搬出し、引き続き
移動台40を下降させてウェハチャック44を下降させ
ることにより、基板Wを3本のウェハ支持ピン60に移
載する〔図6(b)参照〕。これにより、基板Wはプロ
セッサロボット30で受け取ることが可能になる。
【0028】プロセッサロボット30で未処理の基板W
を受け取り、ウェハステージ80上の処理済みの基板W
と差し替えるには、以下のようにする。受け取るべき基
板Wの位置に対応させて基台61の高さを調節すること
により上下のウェハ支持ハンド64,65の高さを設定
する。次いで基台61をインデクサロボット30に接近
させ、また、下段のウェハ支持ハンド65を前記矢印Y
方向に前進させてウェハ支持ピン60で支持している基
板Wの下側に潜らせ、引き続き基台61を上昇させるこ
とにより下段のウェハ支持ハンド65を上昇させて基板
Wを受け取る〔図6(c)参照〕。
【0029】次いで下段のウェハ支持ハンド65を後退
させて上段のウェハ支持ハンド64の下方位置に復帰さ
せる。引き続き基台61をプラズマアッシング室21の
位置まで矢印B方向に移動させて、また、回転台62を
90度回動させ、上段のウェハ支持ハンド64を前進さ
せて相対的に上下方向にプラズマアッシング室21と離
間されたウェハステージ80のウェハ支持ピン82で支
持している処理済みの基板Wの下側に潜らせ、引き続き
基台61を上昇させることにより上段のウェハ支持ハン
ド64を上昇させて当該基板Wを受け取る〔図6(d)
参照〕。
【0030】次いで上段のウェハ支持ハンド64を後退
させて下段のウェハ支持ハンド65の上方位置に復帰さ
せる。次いで下段のウェハ支持ハンド65を前進させて
ウェハステージ80のウェハ支持ピン82上に位置さ
せ、引き続き基台61を下降させることにより下段のウ
ェハ支持ハンド65を下降させて当該基板Wをウェハス
テージ80のウェハ支持ピン82上に載置する〔図6
(e)参照〕。そして、処理済みの基板Wは上記手順の
逆動作によりカセット32に収納する。こうして、未処
理の基板Wは、プラズマアッシング室21の内部にセッ
トされる。なお、未処理の基板Wは、プラズマアッシン
グ室21に替えて、第1ないし第3の液相処理室22,
23,24のいずれかにセットされる構成としてもよ
い。
【0031】また、上記実施例では、上段のウェハ支持
ハンド64で処理済みの基板Wを保持し、下段のウェハ
支持ハンド65で未処理の基板Wを保持してカセット3
2とウェハステージ80との間を受け渡すようにしてい
るが、これとは逆に、上段のウェハ支持ハンド64で未
処理の基板Wを保持し、下段のウェハ支持ハンド65で
処理済みの基板Wを保持してカセット32とウェハステ
ージ80との間を受け渡すようにしてもよい。
【0032】以上説明したインデクサロボット28とプ
ロセッサロボット30とによる基板Wの移動に関わる一
連の動作は、インデクサロボット28およびプロセッサ
ロボット30にそれぞれ設けられる、いわゆるマイクロ
コンピュータからなる電子制御ユニットによる制御を受
けて実行される。図7は、インデクサロボット28およ
びプロセッサロボット30の電気的な構成を示すブロッ
ク図である。
【0033】図7に示すように、インデクサロボット2
8は、インデクサロボット用の電子制御ユニット(以
下、IR用ECUと呼ぶ)90を備える。このIR用E
CU90は、予め設定された制御プログラムに従ってイ
ンデクサロボット28の動作を制御するための各種演算
処理を実行するCPU90a、CPU90aで各種演算
処理を実行するのに必要な制御プログラムや制御データ
等が予め格納されたROM90b、同じくCPU90a
で各種演算処理を実行するのに必要な各種データが一時
的に読み書きされるRAM90c、各種センサからの検
出信号を入力する入力インターフェース90d、CPU
90aでの演算結果に応じて、前述した移動台40の駆
動機構40Mおよびアクチュエータ52,56等に電気
信号を出力する出力インターフェース90e等を備えて
いる。また、このIR用ECU90は、他の入出力イン
ターフェース90fを備えており、後述するプロセッサ
ロボット30用の電子制御ユニット45と相互に信号を
やり取りする。
【0034】一方、プロセッサロボット30は、プロセ
ッサロボット用の電子制御ユニット(以下、PR用EC
Uと呼ぶ)95を備える。このPR用ECU95は、前
述したIR用ECU90と同様に、CPU95a,RO
M95b,RAM95c,入力インターフェース95d
および出力インターフェース95e等を備えている。こ
の出力インターフェース95eには、プロセッサロボッ
ト30の基台61の駆動機構61Mおよび回転台62の
駆動機構62M等に接続されている。また、このPR用
ECU95は、IR用ECU90と同様に、他の入出力
インターフェース95fを備えており、IR用ECU9
0と相互に信号をやり取りする。
【0035】こうしたIR用ECU90およびPR用E
CU95を持つインデクサロボット28とプロセッサロ
ボット30とは、互いに信号をやり取りして相手方のロ
ボットの動作を知りつつ、上述した基板Wの移動に関わ
る一連の動作を制御実行する。
【0036】なお、インデクサロボット28から受け取
った未処理の基板Wは、前述した説明では、プロセッサ
ロボット30によりプラズマアッシング室21内のウェ
ハステージ80に送られるように構成されていたが、勿
論プラズマアッシング室21に限らず、第1ないし第3
の液相処理室22,23,24のいずれかに送られるよ
うに構成してもよい。なお、このプロセッサロボット3
0は、インデクサロボット28から受け取った基板W
を、プラズマアッシング室21もしくは、第1ないし第
3の液相処理室22,23,24のいずれかに送るだけ
ではなく、次のような動作も行なう。即ち、インデクサ
ロボット28から受け取った基板Wを、まず、プラズマ
アッシング室21に搬入し、次いで、第1ないし第3の
液相処理室22,23,24のいずれかに搬入するとい
った動作を行なう。さらに、この順序に限らず、プラズ
マアッシング室21と各液相処理室22,23,24と
の間で任意の順序で基板Wを搬送するといった動作も行
なう。
【0037】プラズマアッシング室21の構成について
次に説明する。図8はプラズマアッシング室21の平面
図であり、図9は図8のA−A′線断面図である。両図
に示すように、プラズマアッシング室21は、ウェハス
テージ80上に処理室支持部材102を介して配置され
る半球形状の処理室側壁104と、その処理室側壁10
4に巻かれ、図示しない高周波電源に接続されたプラズ
マ発生コイル106と、処理室側壁104内に酸素を導
入するガス導入路108と、処理室側壁104全体を覆
う袋状導電部材110と、袋状導電部材110の頂部に
接続される同軸状導電部材112とを備える。この構成
により、導入されたガスを減圧し高周波放電によってプ
ラズマ化して、ウェハステージ80に載置された基板W
上のレジストを除去する。
【0038】第1ないし第3の液相処理室22,23,
24の構成について次に説明する。第1ないし第3の液
相処理室22,23,24は同様の構成であることか
ら、ここでは第1液相処理室22の構成について説明す
る。
【0039】図10に示すように、第1液相処理室22
は、基板Wを保持して所定の回転速度で水平回転するス
ピンチャック(基板保持手段に相当する)120と、基
板Wの上方に配置され薬液供給部150から供給される
薬液を基板Wに向かって吹き付ける薬液吹付ノズル(処
理液供給ノズルに相当する)122と、水平回転する基
板Wの周囲を囲み基板Wから吹き飛ばされる水滴の飛散
を防止するカップ124と、スピンチャック120を回
転駆動する駆動モータ126とを内部に備える。
【0040】薬液吹付ノズル122は、耐アルカリ性、
耐酸性のフッ素樹脂系材料で構成し、薬液供給部150
から供給される薬液を溜めかつ超音波振動を起こす超音
波振動室130と、超音波振動室130に連通したノズ
ル口132とを備える。この超音波振動室130には、
超音波発振器134に電気的に接続された超音波振動板
(超音波振動手段に相当する)136が設けられてい
る。超音波振動板136は、所定の周波数の振動を発生
させるもので、この超音波振動板136により超音波振
動室130に蓄えられた薬液に対して超音波振動を付与
する。
【0041】薬液供給部150は、硫酸(H2S04),
塩酸(HCl),アンモニア化合物(NH4OH),過
酸化水素(H22),酢酸(CH3C00H)等の複数
の薬液を個別に貯留する複数(図10には2つを示し
た)の薬液槽152,154と、純水の供給口156
と、各薬液槽152,154および純水の供給口156
を薬液吹付ノズル122に接続する管路158とを備え
る。管路158は、各薬液槽152,154および純水
の供給口156に接続される複数の管路を一つの管路に
集合させたもので、その集合部より上流側の各分岐路部
分には、上流側から、流量計161、流量調整弁162
およびエア弁163が配設されている。なお、純水の供
給口156に至る分岐路部分には、最も上流側に、調圧
弁164も備える。
【0042】こうした構成の薬液供給部150によれ
ば、各エア弁163を開閉制御することにより、薬液槽
152,154に蓄えられた2種類の薬液と純水との調
合液が薬液吹付ノズル122に供給される。また、必要
に応じて各エア弁163を開閉制御することで純水だけ
が薬液吹付ノズル122に供給される。薬液供給部15
0から薬液と純水との調合液が薬液吹付ノズル122に
供給されると、薬液吹付ノズル122から超音波振動さ
れた調合液が基板Wに噴出される。こうして超音波振動
された調合液による基板Wの液相洗浄がなされる。その
後、薬液供給部150から純水だけが薬液吹付ノズル1
22に供給されると、薬液吹付ノズル122から超音波
振動された純水が基板Wに噴出される。こうして超音波
振動された純水による基板Wの後洗浄がなされる。
【0043】なお、第1ないし第3の液相処理室22,
23,24においては、プロセッサロボット30による
基板Wの搬入先はスピンチャック120となる。即ち、
インデクサロボット28からの基板Wは、プロセッサロ
ボット30により液相処理室22,23,24内のスピ
ンチャック120上に載置される。なお、プロセッサロ
ボット30がスピンチャック120上に基板Wを直接載
置される構成に換えて、他の搬送手段を設け、その搬送
手段を介してプロセッサロボット30からスピンチャッ
ク120に基板Wを送る構成としてもよい。
【0044】第1ないし第3の液相処理室22,23,
24を用いて液相洗浄処理の具体的な例を次に説明す
る。図11には、その前処理として、シリコンエッチン
グとレジストアッシングが行なわれた場合(以下、第1
場合と呼ぶ)、酸化膜エッチングとレジストアッシング
が行なわれた場合(第2の場合)、アルミエッチングと
レジストアッシングが行なわれた場合(第3の場合)に
ついてどのような液相洗浄処理を行なうか示した。
【0045】図11に示すように、第1の場合には、ま
ず、H2S04とH22と純水とを5:1:100の割合
で調合し、スピンチャック120を50r.p.m の回転速
度で回転させた上で、薬液吹付ノズル122からは温度
80℃で、吐出時間30secだけその調合液を吐出す
る。次いで、スピンチャック120を50r.p.m の回転
速度で回転させて、薬液吹付ノズル122から純水を温
度80℃で、吐出時間10secだけ吐出する。その
後、 NH4OHとH22と純水とを1:1:100の割
合で調合し、スピンチャック120を50r.p.m の回転
速度で回転させた上で、薬液吹付ノズル122からは温
度80℃で、吐出時間30secだけその調合液を吐出
する。次いで、スピンチャック120を50r.p.m の回
転速度で回転させ、薬液吹付ノズル122から純水を温
度80℃で、吐出時間70secだけ吐出する。さらに
その後、スピンチャック120を3000r.p.m で30
sec回転させてスピンドライを行なう。
【0046】第2の場合、第3の場合にも、図11に従
う処理を行なう。こうして、処理済みの基板Wは効率よ
く洗浄されることになる。
【0047】以上詳述したこの実施例の基板処理装置2
0によれば、プロセッサロボット30により、プラズマ
アッシング室21と第1ないし第3の液相処理室22,
23,24との間で所定の順序で基板Wの搬送を行なう
ことから、例えば第1液相処理室22で処理速度が遅く
ても、律速する処理にスループットが左右されることも
ない。また、第1ないし第3の各液相処理室22,2
3,24では、薬液を薬液吹付ノズル122により超音
波振動させて、スピンチャック120に保持された基板
の表面に供給することから、第1ないし第3の液相処理
室22,23,24における液相洗浄の処理速度が高ま
る。これらの結果、基板処理装置20全体のスループッ
トを向上することができるといった効果を奏する。
【0048】また、プロセッサロボット30により、プ
ラズマアッシング室21と第1ないし第3の液相処理室
22,23,24との間で所定の順序で基板Wの搬送を
行なうことから、これら処理室21,22,23,24
の専有化を防止することができるといった効果も奏す
る。
【0049】さらに、プロセッサロボット30により、
プラズマアッシング室21と第1ないし第3の液相処理
室22,23,24との間で所定の順序で基板Wの搬送
を行なうことから、ライン構成の自由度が高く、処理シ
ーケンスの変更により様々の行程に対応することができ
るといった効果を奏する。
【0050】以上、本発明の実施の形態を詳述してきた
が、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるもの
ではない。例えば、上記実施の形態では3つの液相処理
室が設けられていたが、これに換えて、液相処理室を1
つとしてもよい。この構成によれば、プロセッサロボッ
ト30はプラズマアッシング室とその液相処理室との間
で所定の順序で基板の搬送を行なう。このように、本発
明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる
態様にて実施し得ることは勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明の基板処理装
置では、前処理と液相処理とを施すに際し、スループッ
トの向上を図ることができる。さらに、プラズマアッシ
ング処理や液相処理の専有化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例としての基板処理装置2
0の概略構成図である。
【図2】基板処理装置20の斜視図である。
【図3】インデクサロボット28を示す斜視図である。
【図4】インデクサロボット28によるカセット32へ
の出し入れの様子を示す斜視図である。
【図5】プロセッサロボット30を示す斜視図である。
【図6】インデクサロボット28とプロセッサロボット
30とによる一連の動作を示す説明図である。
【図7】インデクサロボット28およびプロセッサロボ
ット30の電気的な構成を示すブロック図である。
【図8】プラズマアッシング室21の平面図である。
【図9】図8のA−A′線断面図である。
【図10】第1液相処理室22およびその周辺の概略構
成図である。
【図11】液相洗浄処理を具体的に示した例の説明図で
ある。
【図12】従来の基板処理装置の概略構成図である。
【符号の説明】
20…基板処理装置 21…プラズマアッシング室 22…第1の液相処理室 23…第2の液相処理室 24…第3の液相処理室 26…インデクサ部 28…インデクサロボット 30…プロセッサロボット 32…カセット 34…架台 36…カセットセンシング部 40…移動台 42…可動台 44…ウェハチャック 44a…固定側支持部材 44b…可動支持部材 45…電子制御ユニット 45a,45b…支持面 46…レール 48a…支柱 48b…支柱 48c…アーム 48d…スライド部材 50…レール 52,56…アクチュエータ 53…ウェハステージ 54…レバー 56…アクチュエータ 58…レバー 60…ウェハ支持ピン 61…基台 62…回転台 64…ウェハ支持ハンド 64a…円弧部 64b…アーム部 64c…支持ピン 65…ウェハ支持ハンド 65c…基端部 68…スライドレール 70…進退駆動機構 72…駆動ローラ 74a,74b…従動ローラ 74c…テンションローラ 76…ワイヤ 80…ウェハステージ 82…ウェハ支持ピン 90…IR用ECU 90a…CPU 90b…ROM 90c…RAM 90d…入力インターフェース 90e…出力インターフェース 90f…入出力インターフェース 95…PR用ECU 95a…CPU 95b…ROM 95c…RAM 95d…入力インターフェース 95e…出力インターフェース 95f…入出力インターフェース 102…処理室支持部材 104…処理室側壁 106…プラズマ発生コイル 108…ガス導入路 110…袋状導電部材 112…同軸状導電部材 120…スピンチャック 122…薬液吹付ノズル 124…カップ 126…駆動モータ 130…超音波振動室 132…ノズル口 134…超音波発振器 136…超音波振動板 150…薬液供給部 152,154…薬液槽 156…供給口 158…管路 161…流量計 162…流量調整弁 163…エア弁 164…調圧弁 W…基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平得 貞雄 京都市伏見区羽束師古川町322番地 大日 本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 DA01 FA01 FA02 FA07 FA11 FA12 FA15 GA04 GA06 GA13 GA14 GA38 GA47 GA48 GA49 HA48 HA59 KA02 LA13 MA03 MA23 MA24 PA30 5F043 AA01 BB30 DD12 DD30 EE36 GG10 5F046 MA12 MA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を洗浄する液相処理室を備えた基板
    処理装置において、 前記液相処理室における洗浄の前処理を基板に対して行
    なう前処理室と、 前記基板を保持しながら前記前処理室と液相処理室との
    間で基板を搬送して、前記基板を前記前処理室から前記
    液相処理室に受け渡す基板搬送手段とを備えたことを特
    徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置であっ
    て、 前記液相処理室は、複数の液相処理室から構成され、 前記基板搬送手段は、前記基板を前記複数の液相処理室
    との間でも受け渡し可能な構成である基板処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基板処理装置であっ
    て、 前記前処理室と複数の液相処理室は、並列に配置され、 前記基板搬送手段は、前記前処理室と複数の液相処理室
    との並びに沿って走行する構成である基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の基板処理装置であっ
    て、 前記基板搬送手段は、 基台と、 前記基台上に設けられた回転台と、 前記回転台上に設けられた前記基板用の支持ハンドと、 前記基台を、前記前処理室と複数の液相処理室との並び
    に沿った方向に走行する機構と、 前記回転台を鉛直軸を中心として回動する機構とを備え
    る基板処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の基
    板処理装置であって、 前記基板を収納するカセットを載置する架台を備えたイ
    ンデクサ部と、 前記インデクサ部と前記基板の受け渡しを行なうインデ
    クサロボットとを備え、 前記基板搬送手段は、前記インデクサロボットから前記
    基板を受け取る構成である基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011066445A (ja) * 2010-11-29 2011-03-31 Tokyo Electron Ltd 基板処理システムおよび基板搬送方法

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