JP2003179069A - 薄膜トランジスタ、液晶表示装置、有機エレクトロルミネッセンス素子、ならびに表示装置用基板およびその製造方法 - Google Patents

薄膜トランジスタ、液晶表示装置、有機エレクトロルミネッセンス素子、ならびに表示装置用基板およびその製造方法

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JP2003179069A
JP2003179069A JP2001378516A JP2001378516A JP2003179069A JP 2003179069 A JP2003179069 A JP 2003179069A JP 2001378516 A JP2001378516 A JP 2001378516A JP 2001378516 A JP2001378516 A JP 2001378516A JP 2003179069 A JP2003179069 A JP 2003179069A
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resist
forming
electrode
metal film
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Shinichiro Hashimoto
伸一郎 橋本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造時におけるフォト工程の工程数を減らす
ことにより製造コストを削減することが可能な薄膜トラ
ンジスタ、ならびにこのような薄膜トランジスタを備え
た表示装置用基板およびその製造方法、さらにはこのよ
うな表示装置用基板を含んだ液晶表示装置および有機エ
レクトロルミネッセンス素子を提供する。 【解決手段】 表示装置用基板のゲート線125および
ソース線127で区画された1つの画素領域115のT
FT部において、基板1上に形成されたゲート電極たる
第1の金属膜2内に収まるようにゲート絶縁膜3および
第1の半導体膜4が形成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置や有
機エレクトロルミネッセンス素子(以下、有機EL素子
という)を用いた表示装置等に用いられる薄膜トランジ
スタ(以下、TFT:Thin Film Transistor という)
ならびにTFTを備えた表示装置用基板およびその製造
方法、さらにはこのような表示装置用基板を備えた液晶
表示装置および有機EL素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、薄型化・軽量化・省電
力化が可能であるという長所を有するため、ノート型パ
ソコンに利用されるだけでなく、各種のモニター、テレ
ビ、デジタルカメラ、携帯電話等において広く利用され
ている。
【0003】液晶表示装置は、構造の違いから、パッシ
ブマトリクス型とアクティブマトリクス型に分けられ
る。パッシブマトリクス型は、互いに交差したストライ
プ状の電極からなる単純な構造を有するため、製造コス
トの面では有利である。しかしながら、クロストークや
応答速度などの面でアクティブマトリクス型に比べて画
質が劣る。一方、アクティブマトリクス型は、画素ごと
にスイッチング素子が設けられているため、クロストー
クのほとんどない優れた画質を得ることが出来る。例え
ば、AV機器用の液晶表示装置では、高画質が要求され
るため、このようなアクティブマトリクス型のものが大
部分を占めている。しかしながら、アクティブマトリク
ス型は、構造が複雑なため、装置の製造コストが高くな
ってしまい、コストの面で不利となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アクティブ
マトリクス型の液晶表示装置におけるスイッチング素子
としては、TFTが用いられている。TFTは複数の層
が積層されてなる多層構造を有しており、各層を形成す
るには、それぞれ成膜工程、フォト工程、エッチング工
程およびレジスト除去工程を行う必要がある。このた
め、TFTを形成するには、上記の一連の工程を何度か
繰り返すことにより複数の層を形成する必要があり、よ
って、TFTの製造工程は複雑となりコストがかかる。
なお、このようなTFTの製造工程は、総称してアレイ
工程と呼ばれる。
【0005】アレイ工程のコストが液晶表示装置の全製
造コストに対して占める割合は高く、特に、液晶表示装
置のサイズが大型になるほどアレイ工程のコストの割合
が高くなる。このため、テレビ等に用いられる大型の液
晶表示装置では、アレイ工程にかかるコストの削減が最
重要項目の1つとなっている。
【0006】ここで、特にアレイ工程のうち、レジスト
塗布工程、レジスト露光工程およびレジスト現像工程か
らなるフォト工程は、工程数が多く複雑であるため、ア
レイ工程全体のコストを押し上げる要因となっている。
それゆえ、液晶表示装置の製造コストの削減のために
は、アレイ工程中のフォト工程にかかるコストの削減が
望まれており、そのためにはアレイ工程におけるフォト
工程の工程数を減らすことが望まれる。
【0007】従来のTFTの製造方法として、例えば特
開2001−125134号には、図59に示す構造を
有するTFTを備えたアクティブマトリクス基板が開示
されている。以下に、このTFTの製造方法について説
明する。
【0008】図59に示すTFTの製造時においては、
まず、ガラス等の透明絶縁性基板700の全面にITO
からなる透明電極膜701とAl等からなる第1の金属
膜702とをこの順に積層する。その後、第1のフォト
工程において、所定領域に第1のレジストを形成し、こ
の第1のレジストで覆われていない領域の透明電極膜7
01および第1の金属膜702をエッチングして除去す
る。このようにして、透明電極膜701および第1の金
属膜702から構成されるゲート電極709を形成す
る。
【0009】次に、透明電極膜701および第1の金属
膜702が積層されたこの透明絶縁性基板700の全面
にSiNX等からなるゲート絶縁膜703およびa−S
iからなる半導体膜704を連続的に成膜し、その後、
第2のフォト工程において、上記のゲート電極を覆うよ
うに第2のレジストを形成する。そして、この第2のレ
ジストで覆われていない領域のゲート絶縁膜703およ
び半導体膜704をエッチングして除去する。このよう
にして、ゲート電極709を覆うようにゲート絶縁膜7
03および半導体膜704を形成する。
【0010】続いて、各膜701〜704が形成された
透明絶縁性基板700の全面にSiNX等からなるチャ
ネル保護膜705を成膜する。そして、第3のフォト工
程において第3のレジストを形成し、この第3のレジス
トを用いてエッチングを行いレジストで覆われていない
領域のチャネル保護膜705を除去する。それにより、
ゲート端子およびドレイン端子を形成するための開口部
710をチャネル保護膜705に形成する。
【0011】その後、各膜701〜705が形成された
透明絶縁性基板700の全面に不純物をドープしたn+
a−Siからなる半導体膜706を成膜するとともに、
Al等からなりソース電極およびドレイン電極となる第
2の金属膜707を成膜する。そして、第4のフォト工
程において第4のレジストを形成し、この第4のレジス
トを用いて不要な半導体膜706および第2の金属膜7
07をエッチングして除去する。最後に酸化処理を行っ
て第2の金属膜707の表面に酸化膜708を形成す
る。
【0012】以上のように、図59に示すTFTの製造
時には4回のフォト工程を行っているが、TFTをより
低コストで製造するためには、フォト工程の数をより少
なくすることが望ましい。
【0013】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、製造時におけるフォト工程の工程
数を減らすことにより製造コストを削減することが可能
なTFT、ならびにこのようなTFTを備えた表示装置
用基板およびその製造方法、さらにはこのような表示装
置用基板を含んだ液晶表示装置および有機EL素子を提
供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄膜トラン
ジスタは、絶縁基板上に形成されたゲート電極と、前記
ゲート電極上に順に形成されたゲート絶縁膜および半導
体膜を含む半導体領域と、前記ゲート電極および前記半
導体領域を覆うように形成されたチャネル保護膜と、前
記半導体膜の上面から前記チャネル保護膜を上方に貫通
して延びるようにそれぞれ形成されたソース電極部およ
びドレイン電極部とを備えた薄膜トランジスタであっ
て、平面視において、前記半導体領域が前記ゲート電極
内に収まるように形成されたものである(請求項1)。
【0015】かかる構成を有する薄膜トランジスタで
は、前記半導体領域が前記ゲート電極内に収まるように
形成されているため、グレイトーン露光法を用いて合計
3回のフォト工程により製造することが可能である。よ
って、このようにフォト工程の数を減らすことが可能と
なった本発明の薄膜トランジスタにおいては、製造コス
トの低減化を図ることが可能となる。
【0016】また、上記の薄膜トランジスタの製造時に
は、グレイトーン露光法を用いることにより、2回のエ
ッチング工程において利用するレジストを1回のフォト
工程において形成することができるため、従来のように
各エッチング工程において用いるレジストをその都度形
成する場合に比べてレジストの位置合わせを精度良く行
うことができ、レジストの合わせずれを少なくすること
が可能となる。したがって、薄膜トランジスタを精度良
く製造することができ、歩留まりの向上を図ることが可
能となる。
【0017】さらに、上記の薄膜トランジスタでは、前
記ゲート電極内に前記半導体領域が収まるように形成さ
れているため、前記絶縁基板側から光が入射した際に前
記ゲート電極で光を遮断することができ、前記半導体領
域に光が直接照射されるのを防止することが可能とな
る。したがって、前記半導体領域に光が照射されること
により生じる光励起電流を低く抑えることが可能とな
り、その結果、薄膜トランジスタの特性の向上を図るこ
とが可能となる。
【0018】前記チャネル保護膜上に平坦化膜が形成さ
れ、前記ソース電極部および前記ドレイン電極部が前記
半導体膜の上面から前記チャネル保護膜と前記平坦化膜
とを上方に貫通して延びるようにそれぞれ形成されても
よい(請求項2)。
【0019】かかる構成を有する薄膜トランジスタを表
示装置用基板に用いた場合、画素領域の開口率の向上が
図られたHA(High Aperture)構造を有する表示装置
用基板とすることが可能となる。このようなHA構造の
表示装置用基板を液晶表示装置に適用することにより、
バックライトの光の利用率を向上させ液晶表示装置の輝
度を向上させることが可能となる。
【0020】前記半導体領域上に不純物を含む半導体膜
とコンタクト金属膜とから構成されるソースコンタクト
端子およびドレインコンタクト端子が形成され、前記ソ
ースコンタクト端子とソース電極とにより前記ソース電
極部が構成されるとともに前記ドレインコンタクト端子
とドレイン電極とにより前記ドレイン電極部が構成さ
れ、前記ソースコンタクト端子およびドレインコンタク
ト端子を介して前記ソース電極およびドレイン電極が前
記半導体膜と接続されてもよい(請求項3)。
【0021】かかる構成とすることにより、前述の効果
を有するチャネルエッチ型構造の薄膜トランジスタを実
現することが可能となる。
【0022】前記半導体領域は前記半導体膜上にさらに
バックチャネル保護膜を含みかつ前記バックチャネル保
護膜上に前記チャネル保護膜が形成され、前記チャネル
保護膜およびバックチャネル保護膜を除去して形成され
たソース開口部およびドレイン開口部の下部に位置する
前記半導体膜の領域に不純物がドーピングされ、前記ソ
ース開口部下部の前記ドーピング領域とソース電極とに
より前記ソース電極部が構成されるとともに前記ドレイ
ン開口部下部の前記ドーピング領域とドレイン電極とに
より前記ドレイン電極部が構成され、前記ソース開口部
下部および前記ドレイン電極下部の前記ドーピング領域
を介して前記ソース電極および前記ドレイン電極が前記
半導体膜と接続されてもよい(請求項4)。
【0023】かかる構成とすることにより、前述の効果
を有するチャネルプロテクト型構造の薄膜トランジスタ
を実現することが可能となる。
【0024】本発明に係る表示装置用基板は、前述の請
求項1記載の薄膜トランジスタを備えた表示装置用基板
であって、画素電極が前記薄膜トランジスタのドレイン
電極に接続されるとともに容量部が前記画素電極に接続
されてなる単位画素を複数含み、前記複数の単位画素が
マトリクス状に配列された構成を有するものである(請
求項5)。
【0025】かかる構成を有する表示装置用基板は、請
求項1で前述したように薄膜トランジスタの前記半導体
領域が前記ゲート電極内に収まるように形成されている
ため、グレイトーン露光法を用いて合計3回のフォト工
程により製造することが可能である。よって、このよう
にフォト工程の数を減らすことが可能となった本発明の
表示装置用基板においては、製造コストの低減化を図る
ことが可能となる。
【0026】また、上記の表示装置用基板の製造時に
は、グレイトーン露光法を用いることにより、2回のエ
ッチング工程において利用するレジストを1回のフォト
工程において形成することができるため、従来のように
各エッチング工程において用いるレジストをその都度形
成する場合に比べてレジストの位置合わせを精度良く行
うことができ、レジストの合わせずれを少なくすること
が可能となる。したがって、上記の表示装置用基板は精
度良く製造することができ、歩留まりの向上が図られ
る。
【0027】さらに、上記の表示装置用基板に含まれる
薄膜トランジスタでは、請求項1において前述したよう
に前記半導体領域に光が照射されることにより生じる光
励起電流を防止することができるため、特性の向上を図
ることが可能となる。したがって、良好な特性を有する
薄膜トランジスタを備えた表示装置用基板を実現するこ
とが可能となる。
【0028】本発明に係る表示装置用基板は、前述の請
求項2記載の薄膜トランジスタを備えた表示装置用基板
であって、画素電極が前記薄膜トランジスタのドレイン
電極に接続されるとともに容量部が前記画素電極に接続
されてなる単位画素を複数含み、前記複数の単位画素が
マトリクス状に配列された構成を有するものである(請
求項6)。
【0029】かかる構成を有する表示装置用基板では、
請求項5に記載の表示装置用基板において前述した効果
と同様の効果が得られる。また、この場合においては、
平坦化膜が形成されることにより画素領域の開口率が向
上したHA構造となるため、この表示装置用基板を例え
ば液晶表示装置に適用した場合においては液晶表示装置
において輝度の向上を図ることが可能となる。
【0030】前記容量部の容量が前記画素電極に接続さ
れた蓄積容量電極とゲート線との間に形成されてもよく
(請求項7)、前記容量部が前記画素電極と共通容量電
極とを含んで構成されてもよく(請求項8)、前記容量
部が蓄積容量電極を兼ねる画素電極とゲート線とを含ん
で構成されてもよい(請求項9)。
【0031】本発明に係る表示装置用基板は、前述の請
求項3記載の薄膜トランジスタを備えた表示装置用基板
であって、画素電極が前記薄膜トランジスタのドレイン
電極に接続されるとともに、少なくともゲート金属膜と
ゲート絶縁膜と第1の半導体膜とチャネル保護膜と透明
電極膜とを含む容量部が前記画素電極に接続されてなる
単位画素を複数含み、前記複数の単位画素がマトリクス
状に配列された構成を有するものである(請求項1
0)。
【0032】かかる構成とすることにより、チャネルエ
ッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備え、請求項5
において前述した効果と同様の効果を有する表示装置用
基板を実現することが可能となる。
【0033】本発明に係る表示装置用基板は、前述の請
求項4記載の薄膜トランジスタを備えた表示装置用基板
であって、画素電極が前記薄膜トランジスタのドレイン
電極に接続されるとともに、少なくともゲート金属膜と
チャネル保護膜と透明電極膜とを含む容量部が前記画素
電極に接続されてなる単位画素を複数含み、前記複数の
単位画素がマトリクス状に配列された構成を有するもの
である(請求項11)。
【0034】かかる構成とすることにより、チャネルプ
ロテクト型構造を有する薄膜トランジスタを備え、請求
項5において前述した効果と同様の効果を有する表示装
置用基板を実現することが可能となる。
【0035】本発明に係る液晶表示装置は、互いに対向
する薄膜トランジスタアレイ基板および対向基板と、前
記薄膜トランジスタアレイ基板と前記対向基板との間に
挟持される液晶層とを備えた液晶表示装置であって、前
記薄膜トランジスタアレイ基板が、請求項5,6,1
0,11のいずれかに記載の表示装置用基板から構成さ
れるものである(請求項12)。
【0036】かかる構成の液晶表示装置においては、前
記薄膜トランジスタアレイ基板として用いられる表示装
置用基板において、前述の請求項5,6,10,11に
おいて述べた効果が得られる。したがって、この液晶表
示装置においては、薄膜トランジスタアレイ基板の製造
コストを低減化することにより装置全体の製造コストの
低減化を図ることが可能になるとともに、製造時におけ
る精度および歩留まりの向上を図ることが可能となる。
【0037】本発明に係る有機エレクトロルミネッセン
ス表示装置は、陽極となる透明電極膜を含む表示装置用
基板上に有機エレクトロルミネッセンス発光層と陰極と
が順次積層されてなる有機エレクトロルミネッセンス表
示装置であって、前記表示装置用基板が、請求項5,
6,10,11のいずれかに記載の表示装置用基板から
構成されるものである(請求項13)。
【0038】かかる構成の有機エレクトロルミネッセン
ス表示装置においては、前記表示装置用基板において、
前述の請求項5,6,10,11において述べた効果が
得られる。したがって、この有機エレクトロルミネッセ
ンス表示装置においては、表示装置用基板の製造コスト
を低減化することにより装置全体の製造コストの低減化
を図ることが可能になるとともに、製造時における精度
および歩留まりの向上を図ることが可能となる。
【0039】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と半透光部と遮光部と
を有する第1のフォトマスクを用いてグレイトーン露光
を行い、所定のパターンを有し膜厚が部分的に異なる第
1のレジストを前記コンタクト金属膜上に形成する第1
のフォト工程と、前記第1のレジストを用いて第1のエ
ッチングを行い所定領域の前記コンタクト金属膜から第
1の金属膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線
を形成する工程と、前記第1のレジストを加工して所定
領域の前記第1のレジストを除去するとともに前記所定
領域以外の前記第1のレジストのみを残す工程と、前記
残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを行い
所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半導
体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト端
子とドレインコンタクト端子を形成するとともに前記ゲ
ート線との間で容量部の容量を形成する蓄積容量電極を
形成する工程と、前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁
膜、前記第1の半導体膜、前記第2の半導体膜、前記コ
ンタクト金属膜が形成された前記絶縁基板の表面全体に
チャネル保護膜を成膜する工程と、前記チャネル保護膜
上に、透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを
用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2の
レジストを形成する第2のフォト工程と、前記第2のレ
ジストを用いて第3のエッチングを行い所定領域のチャ
ネル保護膜を除去してソース開口部、ドレイン開口部お
よび蓄積容量電極開口部を形成するとともに所定領域の
チャネル保護膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を
除去して端子開口部を形成する工程と、前記チャネル保
護膜表面と、前記ソース開口部、前記ドレイン開口部お
よび前記蓄積容量電極開口部の内面と、前記端子開口部
の内面とに透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜す
る工程と、透光部と半透光部と遮光部とを有する第3の
フォトマスクを用いてグレイトーン露光を行い、所定の
パターンを有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを
前記第2の金属膜上に形成する第3のフォト工程と、前
記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所定
領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、ソ
ース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を形
成する工程と、前記第3のレジストを加工して所定領域
の前記第3のレジストを除去するとともに前記所定領域
以外の前記第3のレジストのみを残す工程と、前記残っ
た第3のレジストを用いて第5のエッチングを行い前記
画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属膜
を除去する工程とを備えたものである(請求項14)。
【0040】かかる構成の製造方法によれば、グレイト
ーン露光を行うことにより、チャネルエッチ型構造を有
する薄膜トランジスタを備えるとともに容量部に蓄積容
量電極を備えた表示装置用基板を従来の回数よりも少な
く合計3回のフォト工程を行うことにより製造すること
が可能となる。したがって、この製造方法によれば、表
示装置用基板の製造コストの低減化を図ることが可能と
なる。
【0041】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と遮光部とを有する第
1のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第1のレジストを前記コンタクト金属膜上
に形成する第1のフォト工程と、前記第1のレジストを
用いて第1のエッチングを行い所定領域の前記コンタク
ト金属膜から第1の金属膜までを除去してゲート電極も
兼ねるゲート線を形成する工程と、透光部と遮光部とを
有する第2のフォトマスクを用いて所定のパターンを有
し均一な膜厚を有する第2のレジストを前記コンタクト
金属膜上に形成する第2のフォト工程と、前記第2のレ
ジストを用いて第2のエッチングを行い所定領域の前記
コンタクト金属膜および前記第2の半導体膜を除去して
前記ゲート電極上にソースコンタクト端子とドレインコ
ンタクト端子を形成するとともに前記ゲート線との間で
容量部の容量を形成する蓄積容量電極を形成する工程
と、前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の
半導体膜、前記第2の半導体膜、前記コンタクト金属膜
が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜
を成膜する工程と、前記チャネル保護膜上に、透光部と
遮光部とを有する第3のフォトマスクを用いて所定のパ
ターンを有し均一な膜厚を有する第3のレジストを形成
する第3のフォト工程と、前記第3のレジストを用いて
第3のエッチングを行い所定領域のチャネル保護膜を除
去してソース開口部、ドレイン開口部および蓄積容量電
極開口部を形成するとともに所定領域のチャネル保護
膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して端子
開口部を形成する工程と、前記チャネル保護膜表面と、
前記ソース開口部、前記ドレイン開口部および前記蓄積
容量開口部の内面と、前記ゲート端子開口部の内面とに
透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、
透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
と、前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行
い所定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去
し、ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電
極を形成する工程と、透光部と遮光部とを有する第5の
フォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚
を有する第5のレジストを前記第2の金属膜上に形成す
る工程と、前記第5のレジストを用いて第5のエッチン
グを行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記
第2の金属膜を除去する工程とを備えたものである(請
求項15)。
【0042】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に容量部に蓄積容量電極を備えた表示装置用基板を、グ
レイトーン露光法を用いてフォト工程を行う場合よりも
容易な条件で製造することが可能である。
【0043】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と半透光部と遮光部と
を有する第1のフォトマスクを用いてグレイトーン露光
を行い、所定のパターンを有し膜厚が部分的に異なる第
1のレジストを前記コンタクト金属膜上に形成する第1
のフォト工程と、前記第1のレジストを用いて第1のエ
ッチングを行い所定領域の前記コンタクト金属膜から第
1の金属膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線
を形成する工程と、前記第1のレジストを加工して所定
領域の前記第1のレジストを除去するとともに前記所定
領域以外の前記第1のレジストのみを残す工程と、前記
残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを行い
所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半導
体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト端
子とドレインコンタクト端子を形成するとともに前記ゲ
ート線との間で容量部の容量を形成する蓄積容量電極を
形成する工程と、前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁
膜、前記第1の半導体膜、前記第2の半導体膜、前記コ
ンタクト金属膜が形成された前記絶縁基板の表面全体に
チャネル保護膜と平坦化膜とを順次成膜する工程と、前
記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第2のフォ
トマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有
する第2のレジストを形成する第2のフォト工程と、前
記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所定
領域の平坦化膜およびチャネル保護膜を除去してソース
開口部、ドレイン開口部および蓄積容量電極開口部を形
成するとともに所定領域の平坦化膜、チャネル保護膜、
第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して端子開口
部を形成する工程と、前記平坦化膜表面と、前記ソース
開口部、前記ドレイン開口部および前記蓄積容量電極開
口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透明電極膜お
よび第2の金属膜を順次成膜する工程と、透光部と半透
光部と遮光部とを有する第3のフォトマスクを用いてグ
レイトーン露光を行い、所定のパターンを有し膜厚が部
分的に異なる第3のレジストを前記第2の金属膜上に形
成する第3のフォト工程と、前記第3のレジストを用い
て第4のエッチングを行い所定領域の前記透明電極膜お
よび第2の金属膜を除去し、ソース電極、ドレイン電
極、ソース線および画素電極を形成する工程と、前記第
3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレジスト
を除去するとともに所定領域の前記第3のレジストのみ
を残す工程と、前記残った第3のレジストを用いて第5
のエッチングを行い前記画素電極上および前記端子開口
部内の前記第2の金属膜を除去する工程とを備えたもの
である(請求項16)。
【0044】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に容量部に蓄積容量電極を備え、かつ、平坦化膜を形成
することにより画素領域の開口率が向上したHA構造を
有する表示装置用基板を、グレイトーン露光法を用いる
ことにより従来の回数よりも少なく合計3回のフォト工
程を行うことにより製造することが可能となる。したが
って、この製造方法によれば、表示装置用基板の製造コ
ストの低減化を図ることが可能となる。
【0045】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と遮光部とを有する第
1のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第1のレジストを前記コンタクト金属膜上
に形成する第1のフォト工程と、前記第1のレジストを
用いて第1のエッチングを行い所定領域の前記コンタク
ト金属膜から第1の金属膜までを除去してゲート電極も
兼ねるゲート線を形成する工程と、透光部と遮光部とを
有する第2のフォトマスクを用いて所定のパターンを有
し均一な膜厚を有する第2のレジストを前記コンタクト
金属膜上に形成する第2のフォト工程と、前記第2のレ
ジストを用いて第2のエッチングを行い所定領域の前記
コンタクト金属膜および前記第2の半導体膜を除去して
前記ゲート電極上にソースコンタクト端子とドレインコ
ンタクト端子を形成するとともに前記ゲート線との間で
容量部の容量を形成する蓄積容量電極を形成する工程
と、前記第1の金属膜、ゲート絶縁膜、第1の半導体
膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜が
形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜と
平坦化膜とを順次成膜する工程と、前記平坦化膜上に、
透光部と遮光部とを有する第3のフォトマスクを用いて
所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第3のレジス
トを形成する第3のフォト工程と、前記第3のレジスト
を用いて第3のエッチングを行い所定領域の平坦化膜お
よびチャネル保護膜を除去してソース開口部、ドレイン
開口部および蓄積容量電極開口部を形成するとともに所
定領域の平坦化膜、チャネル保護膜、第1の半導体膜お
よびゲート絶縁膜を除去して端子開口部を形成する工程
と、前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部、前記ドレ
イン開口部および前記蓄積容量電極開口部の内面と、前
記端子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属膜
を順次成膜する工程と、透光部と遮光部とを有する第4
のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜
厚を有する第4のレジストを前記第2の金属膜上に形成
する第4のフォト工程と、前記第4のレジストを用いて
第4のエッチングを行い所定領域の前記透明電極膜およ
び第2の金属膜を除去し、ソース電極、ドレイン電極、
ソース線および画素電極を形成する工程と、透光部と遮
光部とを有する第5のフォトマスクを用いて所定のパタ
ーンを有し均一な膜厚を有する第5のレジストを前記第
2の金属膜上に形成する工程と、前記第5のレジストを
用いて第5のエッチングを行い前記画素電極上および前
記端子開口部内の前記第2の金属膜を除去する工程とを
備えたものである(請求項17)。
【0046】かかる構成の製造方法においては、チャネ
ルエッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるとと
もに容量部に蓄積容量電極を備え、かつ、平坦化膜を形
成することにより画素領域の開口率の向上が図られたH
A構造を有する表示装置用基板を、グレイトーン露光法
を用いてフォト工程を行う場合よりも容易な条件で製造
することが可能となる。
【0047】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と半透光部と遮光部と
を有する第1のフォトマスクを用いてグレイトーン露光
を行い、所定のパターンを有し膜厚が部分的に異なる第
1のレジストを前記コンタクト金属膜上に形成する第1
のフォト工程と、前記第1のレジストを用いて第1のエ
ッチングを行い所定領域の前記コンタクト金属膜から第
1の金属膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線
を形成するとともに2本の前記ゲート線間に共通容量電
極を形成する工程と、前記第1のレジストを加工して所
定領域の前記第1のレジストを除去するとともに前記所
定領域以外の前記第1のレジストのみを残す工程と、前
記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを行
い所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半
導体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト
端子とドレインコンタクト端子を形成する工程と、前記
第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導体
膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜が
形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜を
成膜する工程と、前記チャネル保護膜上に、透光部と遮
光部とを有する第2のフォトマスクを用いて所定のパタ
ーンを有し均一な膜厚を有する第2のレジストを形成す
る第2のフォト工程と、前記第2のレジストを用いて第
3のエッチングを行い所定領域のチャネル保護膜を除去
してソース開口部、ドレイン開口部および共通容量電極
開口部を形成するとともに所定領域のチャネル保護膜、
第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して端子開口
部を形成する工程と、前記チャネル保護膜表面と、前記
ソース開口部、前記ドレイン開口部および前記共通容量
電極開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透明電
極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、透光部
と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマスクを用
いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを有し膜
厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の金属膜
上に形成する第3のフォト工程と、前記第3のレジスト
を用いて第4のエッチングを行い所定領域の前記透明電
極膜および第2の金属膜を除去し、ソース電極、ドレイ
ン電極、ソース線および画素電極を形成する工程と、前
記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレジ
ストを除去するとともに所定領域の前記第3のレジスト
のみを残す工程と、前記残った第3のレジストを用いて
第5のエッチングを行い前記画素電極上および前記端子
開口部内の前記第2の金属膜を除去する工程とを備える
ものである(請求項18)。
【0048】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に共通容量電極を含む容量部を備えた薄膜トランジスタ
を、グレイトーン露光法を用いることにより従来の回数
よりも少なく合計3回のフォト工程を行うことにより製
造することが可能となる。したがって、この製造方法に
よれば、表示装置用基板の製造コストの低減化を図るこ
とが可能となる。
【0049】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と遮光部とを有する第
1のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第1のレジストを前記コンタクト金属膜上
に形成する第1のフォト工程と、前記第1のレジストを
用いて第1のエッチングを行い所定領域の前記コンタク
ト金属膜から第1の金属膜までを除去してゲート電極も
兼ねるゲート線を形成するとともに2本の前記ゲート線
間に共通容量電極を形成する工程と、透光部と遮光部と
を有する第2のフォトマスクを用いて所定のパターンを
有し均一な膜厚を有する第2のレジストを前記コンタク
ト金属膜上に形成する第2のフォト工程と、前記第2の
レジストを用いて第2のエッチングを行い所定領域の前
記コンタクト金属膜および前記第2の半導体膜を除去し
て前記ゲート電極上にソースコンタクト端子とドレイン
コンタクト端子を形成する工程と、前記第1の金属膜、
前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導体膜、前記第2の半
導体膜および前記コンタクト金属膜が形成された前記絶
縁基板の表面全体にチャネル保護膜を成膜する工程と、
前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト工
程と、前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを
行い所定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口
部、ドレイン開口部および共通容量電極開口部を形成す
るとともに所定領域のチャネル保護膜、第1の半導体膜
およびゲート絶縁膜を除去して端子開口部を形成する工
程と、前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部、
前記ドレイン開口部および前記共通容量電極開口部の内
面と、前記ゲート端子開口部の内面とに透明電極膜およ
び第2の金属膜を順次成膜する工程と、透光部と遮光部
とを有する第4のフォトマスクを用いて所定のパターン
を有し均一な膜厚を有する第4のレジストを前記第2の
金属膜上に形成する第4のフォト工程と、前記第4のレ
ジストを用いて第4のエッチングを行い所定領域の前記
透明電極膜および第2の金属膜を除去し、ソース電極、
ドレイン電極、ソース線および画素電極を形成する工程
と、透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用
いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレ
ジストを前記第2の金属膜上に形成する工程と、前記第
5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前記画素
電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属膜を除
去する工程とを備えるものである(請求項19)。
【0050】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に共通容量電極を含む容量部を備えた表示装置用基板
を、グレイトーン露光法を用いてフォト工程を行う場合
よりも容易な条件で製造することが可能となる。
【0051】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と半透光部と遮光部と
を有する第1のフォトマスクを用いてグレイトーン露光
を行い、所定のパターンを有し膜厚が部分的に異なる第
1のレジストを前記コンタクト金属膜上に形成する第1
のフォト工程と、前記第1のレジストを用いて第1のエ
ッチングを行い所定領域の前記コンタクト金属膜から第
1の金属膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線
を形成するとともに2本の前記ゲート線間に共通容量電
極を形成する工程と、前記第1のレジストを加工して所
定領域の前記第1のレジストを除去するとともに前記所
定領域以外の前記第1のレジストのみを残す工程と、前
記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを行
い所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半
導体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト
端子とドレインコンタクト端子を形成する工程と、前記
第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導体
膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜が
形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜と
平坦化膜とを順次成膜する工程と、前記平坦化膜上に、
透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
トを形成する第2のフォト工程と、前記第2のレジスト
を用いて第3のエッチングを行い所定領域の平坦化膜お
よびチャネル保護膜を除去してソース開口部、ドレイン
開口部および共通容量電極開口部を形成するとともに所
定領域の平坦化膜、チャネル保護膜、第1の半導体膜お
よびゲート絶縁膜を除去して端子開口部を形成する工程
と、前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部、前記ドレ
イン開口部および前記共通容量電極開口部の内面と、前
記端子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属膜
を順次成膜する工程と、透光部と半透光部と遮光部とを
有する第3のフォトマスクを用いてグレイトーン露光を
行い、所定のパターンを有し膜厚が部分的に異なる第3
のレジストを前記第2の金属膜上に形成する第3のフォ
ト工程と、前記第3のレジストを用いて第4のエッチン
グを行い所定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜
を除去し、ソース電極、ドレイン電極、ソース線および
画素電極を形成する工程と、前記第3のレジストを加工
して所定領域の前記第3のレジストを除去するとともに
所定領域の前記第3のレジストのみを残す工程と、前記
残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを行い
前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金
属膜を除去する工程とを備えたものである(請求項2
0)。
【0052】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に共通容量電極を含む容量部を備え、かつ、平坦化膜を
形成することにより画素領域の開口率の向上が図られた
HA構造を有する表示装置用基板を、グレイトーン露光
法を用いることにより従来の回数よりも少なく合計3回
のフォト工程を行うことにより製造することが可能とな
る。したがって、この製造方法によれば、表示装置用基
板の製造コストの低減化を図ることが可能となる。
【0053】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と遮光部とを有する第
1のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第1のレジストを前記コンタクト金属膜上
に形成する第1のフォト工程と、前記第1のレジストを
用いて第1のエッチングを行い所定領域の前記コンタク
ト金属膜から第1の金属膜までを除去してゲート電極も
兼ねるゲート線を形成するとともに2本の前記ゲート線
間に共通容量電極を形成する工程と、透光部と遮光部と
を有する第2のフォトマスクを用いて所定のパターンを
有し均一な膜厚を有する第2のレジストを前記コンタク
ト金属膜上に形成する第2のフォト工程と、前記第2の
レジストを用いて第2のエッチングを行い所定領域の前
記コンタクト金属膜および前記第2の半導体膜を除去し
て前記ゲート電極上にソースコンタクト端子とドレイン
コンタクト端子を形成する工程と、前記第1の金属膜、
ゲート絶縁膜、第1の半導体膜、前記第2の半導体膜お
よび前記コンタクト金属膜が形成された前記絶縁基板の
表面全体にチャネル保護膜と平坦化膜とを順次成膜する
工程と、前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する
第3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一
な膜厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト
工程と、前記第3のレジストを用いて第3のエッチング
を行い所定領域の平坦化膜およびチャネル保護膜を除去
してソース開口部、ドレイン開口部および共通容量電極
開口部を形成するとともに所定領域の平坦化膜、チャネ
ル保護膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去し
て端子開口部を形成する工程と、前記平坦化膜表面と、
前記ソース開口部、前記ドレイン開口部および前記共通
容量電極開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透
明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、透
光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて所
定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジスト
を前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程と、
前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を
形成する工程と、透光部と遮光部とを有する第5のフォ
トマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有
する第5のレジストを前記第2の金属膜上に形成する工
程と、前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを
行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
の金属膜を除去する工程とを備えたものである(請求項
21)。
【0054】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に共通容量電極を含む容量部を備え、かつ、平坦化膜を
形成することにより画素領域の開口率の向上が図られた
HA構造を有する表示装置用基板を、グレイトーン露光
法を用いてフォト工程を行う場合よりも容易な条件で製
造することが可能となる。
【0055】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と半透光部と遮光部と
を有する第1のフォトマスクを用いてグレイトーン露光
を行い、所定のパターンを有し膜厚が部分的に異なる第
1のレジストを前記コンタクト金属膜上に形成する第1
のフォト工程と、前記第1のレジストを用いて第1のエ
ッチングを行い所定領域の前記コンタクト金属膜から第
1の金属膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線
を形成する工程と、前記第1のレジストを加工して所定
領域の前記第1のレジストを除去するとともに前記所定
領域以外の前記第1のレジストのみを残す工程と、前記
残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを行い
所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半導
体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト端
子とドレインコンタクト端子を形成する工程と、前記第
1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導体膜、
前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜が形成
された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜を成膜
する工程と、前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部
とを有する第2のフォトマスクを用いて所定のパターン
を有し均一な膜厚を有する第2のレジストを形成する第
2のフォト工程と、前記第2のレジストを用いて第3の
エッチングを行い所定領域のチャネル保護膜を除去して
ソース開口部およびドレイン開口部を形成するとともに
所定領域のチャネル保護膜、第1の半導体膜およびゲー
ト絶縁膜を除去して端子開口部を形成する工程と、前記
チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部および前記ド
レイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透明
電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、透光
部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマスクを
用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを有し
膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の金属
膜上に形成する第3のフォト工程と、前記第3のレジス
トを用いて第4のエッチングを行い所定領域の前記透明
電極膜および第2の金属膜を除去し、ソース電極、ドレ
イン電極、ソース線、および蓄積容量電極を兼ねており
前記ゲート線との間で容量部の容量を形成する画素電極
を形成する工程と、前記第3のレジストを加工して所定
領域の前記第3のレジストを除去するとともに所定領域
の前記第3のレジストのみを残す工程と、前記残った第
3のレジストを用いて第5のエッチングを行い前記画素
電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属膜を除
去する工程とを備えたものである(請求項22)。
【0056】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に蓄積容量電極も兼ねる画素電極を含む容量部を備えた
表示装置用基板を、グレイトーン露光法を用いることに
より従来の回数よりも少なく合計3回のフォト工程を行
うことにより製造することが可能となる。したがって、
この製造方法によれば、表示装置用基板の製造コストの
低減化を図ることが可能となる。
【0057】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と遮光部とを有する第
1のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第1のレジストを前記コンタクト金属膜上
に形成する第1のフォト工程と、前記第1のレジストを
用いて第1のエッチングを行い所定領域の前記コンタク
ト金属膜から第1の金属膜までを除去してゲート電極も
兼ねるゲート線を形成する工程と、透光部と遮光部とを
有する第2のフォトマスクを用いて所定のパターンを有
し均一な膜厚を有する第2のレジストを前記コンタクト
金属膜上に形成する第2のフォト工程と、前記第2のレ
ジストを用いて第2のエッチングを行い所定領域の前記
コンタクト金属膜および前記第2の半導体膜を除去して
前記ゲート電極上にソースコンタクト端子とドレインコ
ンタクト端子を形成する工程と、前記第1の金属膜、前
記ゲート絶縁膜、前記第1の半導体膜、前記第2の半導
体膜、前記コンタクト金属膜が形成された前記絶縁基板
の表面全体にチャネル保護膜を成膜する工程と、前記チ
ャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第3のフ
ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
有する第3のレジストを形成する第3のフォト工程と、
前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部および
ドレイン開口部を形成するとともに所定領域のチャネル
保護膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して
端子開口部を形成する工程と、前記チャネル保護膜表面
と、前記ソース開口部、前記ドレイン開口部の内面と、
前記端子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属
膜を順次成膜する工程と、透光部と遮光部とを有する第
4のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第4のレジストを前記第2の金属膜上に形
成する第4のフォト工程と、前記第3のレジストを用い
て第4のエッチングを行い所定領域の前記透明電極膜お
よび第2の金属膜を除去し、ソース電極、ドレイン電
極、ソース線、および蓄積容量電極を兼ねており前記ゲ
ート線との間で容量部の容量を形成する画素電極を形成
する工程と、透光部と遮光部とを有する第5のフォトマ
スクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する
第5のレジストを前記第2の金属膜上に形成する第5の
フォト工程と、前記第5のレジストを用いて第5のエッ
チングを行い前記画素電極上および前記端子開口部内の
前記第2の金属膜を除去する工程とを備えたものである
(請求項23)。
【0058】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に蓄積容量電極を兼ねる画素電極を含む容量部を備えた
表示装置用基板を、グレイトーン露光法を用いてフォト
工程を行う場合よりも容易な条件で製造することが可能
となる。
【0059】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と半透光部と遮光部と
を有する第1のフォトマスクを用いてグレイトーン露光
を行い、所定のパターンを有し膜厚が部分的に異なる第
1のレジストを前記コンタクト金属膜上に形成する第1
のフォト工程と、前記第1のレジストを用いて第1のエ
ッチングを行い所定領域の前記コンタクト金属膜から第
1の金属膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線
を形成するとともに2本の前記ゲート線の間に共通容量
電極を形成する工程と、前記第1のレジストを加工して
所定領域の前記第1のレジストを除去するとともに前記
所定領域以外の前記第1のレジストのみを残す工程と、
前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
行い所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の
半導体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタク
ト端子とドレインコンタクト端子を形成する工程と、前
記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導体
膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜が
形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜を
成膜する工程と、前記チャネル保護膜上に、透光部と遮
光部とを有する第2のフォトマスクを用いて所定のパタ
ーンを有し均一な膜厚を有する第2のレジストを形成す
る第2のフォト工程と、前記第2のレジストを用いて第
3のエッチングを行い所定領域のチャネル保護膜を除去
してソース開口部およびドレイン開口部を形成するとと
もに所定領域のチャネル保護膜、第1の半導体膜および
ゲート絶縁膜を除去して端子開口部を形成する工程と、
前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部および前
記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに
透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、
透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
金属膜上に形成する第3のフォト工程と、前記第3のレ
ジストを用いて第4のエッチングを行い所定領域の前記
透明電極膜および第2の金属膜を除去し、ソース電極、
ドレイン電極、ソース線、および画素電極を形成する工
程と、前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第
3のレジストを除去するとともに所定領域の前記第3の
レジストのみを残す工程と、前記残った第3のレジスト
を用いて第5のエッチングを行い前記画素電極上および
前記端子開口部内の前記第2の金属膜を除去する工程と
を備えたものである(請求項24)。
【0060】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に共通容量電極を含む容量部を備えた表示装置用基板
を、グレイトーン露光法を用いることにより従来の回数
よりも少なく合計3回のフォト工程を行うことにより製
造することが可能となる。したがって、この製造方法に
よれば、表示装置用基板の製造コストの低減化を図るこ
とが可能となる。
【0061】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1の半導体膜
と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタクト金属膜
とを順次成膜する工程と、透光部と遮光部とを有する第
1のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第1のレジストを前記コンタクト金属膜上
に形成する第1のフォト工程と、前記第1のレジストを
用いて第1のエッチングを行い所定領域の前記コンタク
ト金属膜から第1の金属膜までを除去してゲート電極も
兼ねるゲート線を形成するとともに2本の前記ゲート線
間に共通容量電極を形成する工程と、透光部と遮光部と
を有する第2のフォトマスクを用いて所定のパターンを
有し均一な膜厚を有する第2のレジストを前記コンタク
ト金属膜上に形成する第2のフォト工程と、前記第2の
レジストを用いて第2のエッチングを行い所定領域の前
記コンタクト金属膜および前記第2の半導体膜を除去し
て前記ゲート電極上にソースコンタクト端子とドレイン
コンタクト端子を形成する工程と、前記第1の金属膜、
前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導体膜、前記第2の半
導体膜および前記コンタクト金属膜が形成された前記絶
縁基板の表面全体にチャネル保護膜を成膜する工程と、
前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト工
程と、前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを
行い所定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部
およびドレイン開口部を形成するとともに所定領域のチ
ャネル保護膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除
去して端子開口部を形成する工程と、前記チャネル保護
膜表面と、前記ソース開口部および前記ドレイン開口部
の内面と、前記端子開口部の内面とに透明電極膜および
第2の金属膜を順次成膜する工程と、透光部と遮光部と
を有する第4のフォトマスクを用いて所定のパターンを
有し均一な膜厚を有する第4のレジストを前記第2の金
属膜上に形成する第4のフォト工程と、前記第3のレジ
ストを用いて第4のエッチングを行い所定領域の前記透
明電極膜および第2の金属膜を除去し、ソース電極、ド
レイン電極、ソース線、および画素電極を形成する工程
と、透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用
いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレ
ジストを前記第2の金属膜上に形成する第5のフォト工
程と、前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを
行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
の金属膜を除去する工程とを備えたものである(請求項
25)。
【0062】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
エッチ型構造を有する薄膜トランジスタを備えるととも
に共通容量電極を含む容量部を備えた表示装置用基板
を、グレイトーン露光法を用いてフォト工程を行う場合
よりも容易な条件で製造することが可能となる。
【0063】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導体膜と、バ
ックチャネル保護膜とを順次成膜する工程と、透光部と
半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用い
てグレイトーン露光を行い、所定のパターンを有し膜厚
が部分的に異なる第1のレジストを前記バックチャネル
保護膜上に形成する第1のフォト工程と、前記第1のレ
ジストを用いて第1のエッチングを行い所定領域の前記
バックチャネル保護膜から第1の金属膜までを除去して
ゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工程と、前記第
1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレジスト
を除去するとともに前記所定領域以外の前記第1のレジ
ストのみを残す工程と、前記残った第1のレジストを用
いて第2のエッチングを行い所定領域の前記バックチャ
ネル保護膜からゲート絶縁膜までを除去する工程と、前
記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜およ
び前記バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基板
の表面全体にチャネル保護膜を形成する工程と、前記チ
ャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第2のフ
ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
有する第2のレジストを形成する第2のフォト工程と、
前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
定領域のチャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を
除去してソース開口部およびドレイン開口部を形成する
とともに所定領域のチャネル保護膜を除去して端子開口
部を形成する工程と、前記半導体膜のうち前記ソース開
口部下部および前記ドレイン開口部下部の領域に不純物
をドーピングする工程と、前記チャネル保護膜表面と、
前記ソース開口部およびドレイン開口部の内面と、前記
端子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属膜を
順次成膜する工程と、透光部と半透光部と遮光部とを有
する第3のフォトマスクを用いてグレイトーン露光を行
い、所定パターンを有し膜厚が部分的に異なる第3のレ
ジストを前記第2の金属膜上に形成する第3のフォト工
程と、前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを
行い所定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除
去し、ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄
積容量電極を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の
容量を形成する画素電極を形成する工程と、前記第3の
レジストを加工して所定領域の前記第3のレジストを除
去するとともに前記所定領域以外の前記第3のレジスト
のみを残す工程と、前記残った第3のレジストを用いて
第5のエッチングを行い前記画素電極上および前記端子
開口部内の前記第2の金属膜を除去する工程とを備えた
ものである(請求項26)。
【0064】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
プロテクト型構造を有する薄膜トランジスタを備えると
ともに蓄積容量電極を兼ねる画素電極を含む容量部を備
えた表示装置用基板を、グレイトーン露光法を用いるこ
とにより従来の回数よりも少なく合計3回のフォト工程
を行うことにより製造することが可能となる。したがっ
て、この製造方法によれば、表示装置用基板の製造コス
トの低減化を図ることが可能となる。
【0065】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導体膜と、バ
ックチャネル保護膜とを順次成膜する工程と、透光部と
遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて所定のパ
ターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジストを前記
バックチャネル保護膜上に形成する第1のフォト工程
と、前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行
い所定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属
膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成す
る工程と、透光部と遮光部とを有する第2のフォトマス
クを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第
2のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形成する
第2のフォト工程と、前記第2のレジストを用いて第2
のエッチングを行い所定領域の前記バックチャネル保護
膜からゲート絶縁膜までを除去する工程と、前記第1の
金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜および前記バ
ックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基板の表面全
体にチャネル保護膜を形成する工程と、前記チャネル保
護膜上に、透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
クを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第
2のレジストを形成する第3のフォト工程と、前記第3
のレジストを用いて第3のエッチングを行い所定領域の
チャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を除去して
ソース開口部およびドレイン開口部を形成するとともに
所定領域のチャネル保護膜を除去して端子開口部を形成
する工程と、前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部
および前記ドレイン開口部下部の領域に不純物をドーピ
ングする工程と、前記チャネル保護膜表面と、前記ソー
ス開口部および前記ドレイン開口部の内面と、前記端子
開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属膜を順次
成膜する工程と、透光部と遮光部とを有する第4のフォ
トマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有
する第4のレジストを前記第2の金属膜上に形成する第
4のフォト工程と、前記第4のレジストを用いて第4の
エッチングを行い所定領域の前記透明電極膜および第2
の金属膜を除去し、ソース電極、ドレイン電極、ソース
線、および蓄積容量電極を兼ねており前記ゲート電極と
の間で容量部の容量を形成する画素電極を形成する工程
と、透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用
いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレ
ジストを前記第2の金属膜上に形成する工程と、前記第
5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前記画素
電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属膜を除
去する工程とを備えたものである(請求項27)。
【0066】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
プロテクト型構造を有する薄膜トランジスタを備えると
ともに蓄積容量電極を兼ねる画素電極を含む容量部を備
えた表示装置用基板を、グレイトーン露光法を用いてフ
ォト工程を行う場合よりも容易な条件で製造することが
可能となる。
【0067】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導体膜と、バ
ックチャネル保護膜とを順次成膜する工程と、透光部と
半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用い
てグレイトーン露光を行い、膜厚が部分的に異なる第1
のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形成する第
1のフォト工程と、前記第1のレジストを用いて第1の
エッチングを行い所定領域の前記バックチャネル保護膜
から第1の金属膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲ
ート線を形成する工程と、前記第1のレジストを加工し
て所定領域の前記第1のレジストを除去するとともに前
記所定領域以外の前記第1のレジストのみを残す工程
と、前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチン
グを行い所定領域の前記バックチャネル保護膜からゲー
ト絶縁膜までを除去する工程と、前記第1の金属膜、前
記ゲート絶縁膜、前記半導体膜および前記バックチャネ
ル保護膜が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネ
ル保護膜および平坦化膜を順次成膜する工程と、前記平
坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第2のフォトマ
スクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する
第2のレジストを形成する第2のフォト工程と、前記第
2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所定領域
のチャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を除去し
てソース開口部およびドレイン開口部を形成するととも
に所定領域のチャネル保護膜を除去して端子開口部を形
成する工程と、前記半導体膜のうち前記ソース開口部下
部および前記ドレイン開口部下部の領域に不純物をドー
ピングする工程と、前記平坦化膜表面と、前記ソース開
口部およびドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の
内面に透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工
程と、透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォ
トマスクを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパタ
ーンを有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記
第2の金属膜上に形成する第3のフォト工程と、前記第
3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所定領域
の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、ソース
電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量電極を
兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を形成す
る画素電極を形成する工程と、前記第3のレジストを加
工して所定領域の前記第3のレジストを除去するととも
に前記所定領域以外の前記第3のレジストのみを残す工
程と、前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチ
ングを行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前
記第2の金属膜を除去する工程とを備えたものである
(請求項28)。
【0068】かかる構成の製造方法においては、チャネ
ルプロテクト型構造を有する薄膜トランジスタを備える
とともに蓄積容量電極を兼ねる画素電極を含む容量部を
備え、かつ、平坦化膜を形成することにより画素領域の
開口率の向上が図られたHA構造を有する表示装置用基
板を、グレイトーン露光法を用いることにより従来の回
数よりも少なく合計3回のフォト工程を行うことにより
製造することが可能となる。したがって、この製造方法
によれば、表示装置用基板の製造コストの低減化を図る
ことが可能となる。
【0069】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導体膜と、バ
ックチャネル保護膜とを順次成膜する工程と、透光部と
遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて所定のパ
ターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジストを前記
バックチャネル保護膜上に形成する第1のフォト工程
と、前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行
い所定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属
膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成す
る工程と、透光部と遮光部とを有する第2のフォトマス
クを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第
2のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形成する
第2のフォト工程と、前記第2のレジストを用いて第2
のエッチングを行い所定領域の前記バックチャネル保護
膜からゲート絶縁膜までを除去する工程と、前記第1の
金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜および前記バ
ックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基板の表面全
体にチャネル保護膜および平坦化膜を順次成膜する工程
と、前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第3
のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜
厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト工程
と、前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行
い所定領域の平坦化膜、チャネル保護膜およびバックチ
ャネル保護膜を除去してソース開口部およびドレイン開
口部を形成するとともに所定領域の平坦化膜およびチャ
ネル保護膜を除去して端子開口部を形成する工程と、前
記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ドレ
イン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
と、前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部および前記
ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透
明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、透
光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて所
定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジスト
を前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程と、
前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
電極を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を
形成する画素電極を形成する工程と、透光部と遮光部と
を有する第5のフォトマスクを用いて所定のパターンを
有し均一な膜厚を有する第5のレジストを前記第2の金
属膜上に形成する工程と、前記第5のレジストを用いて
第5のエッチングを行い前記画素電極上および前記端子
開口部内の前記第2の金属膜を除去する工程とを備えた
ものである(請求項29)。
【0070】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
プロテクト型構造を有する薄膜トランジスタを備えると
ともに蓄積容量電極を兼ねる画素電極を含む容量部を備
え、かつ、平坦化膜を形成することにより画素領域の開
口率の向上が図られたHA構造を有する表示装置用基板
を、グレイトーン露光法を用いてフォト工程を行う場合
よりも容易な条件で製造することが可能となる。
【0071】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導体膜と、バ
ックチャネル保護膜とを順次成膜する工程と、透光部と
半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用い
てグレイトーン露光を行い、膜厚が部分的に異なる第1
のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形成する第
1のフォト工程と、前記第1のレジストを用いて第1の
エッチングを行い所定領域の前記バックチャネル保護膜
から第1の金属膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲ
ート線を形成するとともに2本の前記ゲート線間に共通
容量電極を形成する工程と、前記第1のレジストを加工
して所定領域の前記第1のレジストを除去するとともに
前記所定領域以外の前記第1のレジストのみを残す工程
と、前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチン
グを行い所定領域の前記バックチャネル保護膜からゲー
ト絶縁膜までを除去する工程と、前記第1の金属膜、前
記ゲート絶縁膜、前記半導体膜および前記バックチャネ
ル保護膜が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネ
ル保護膜を成膜する工程と、前記チャネル保護膜上に、
透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
トを形成する第2のフォト工程と、前記第2のレジスト
を用いて第3のエッチングを行い所定領域のチャネル保
護膜およびバックチャネル保護膜を除去してソース開口
部およびドレイン開口部を形成するとともに所定領域の
チャネル保護膜を除去して端子開口部を形成する工程
と、前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前
記ドレイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする
工程と、前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部
および前記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の
内面とに透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する
工程と、透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフ
ォトマスクを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパ
ターンを有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前
記第2の金属膜上に形成する第3のフォト工程と、前記
第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所定領
域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、ソー
ス電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量電極
を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を形成
する画素電極を形成する工程と、前記第3のレジストを
加工して所定領域の前記第3のレジストを除去するとと
もに前記所定領域以外の前記第3のレジストのみを残す
工程と、前記残った第3のレジストを用いて第5のエッ
チングを行い前記画素電極上および前記端子開口部内の
前記第2の金属膜を除去する工程とを備えたものである
(請求項30)。
【0072】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
プロテクト型構造を有する薄膜トランジスタを備えると
ともに共通容量電極と蓄積容量を兼ねる画素電極とを含
む容量部を備えた表示装置用基板を、グレイトーン露光
法を用いることにより従来の回数よりも少なく合計3回
のフォト工程を行うことにより製造することが可能とな
る。したがって、この製造方法によれば、表示装置用基
板の製造コストの低減化を図ることが可能となる。
【0073】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導体膜と、バ
ックチャネル保護膜とを順次成膜する工程と、透光部と
遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて所定のパ
ターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジストを前記
バックチャネル保護膜上に形成する第1のフォト工程
と、前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行
い所定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属
膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成す
るとともに2本の前記ゲート線間に共通容量電極を形成
する工程と、透光部と遮光部とを有する第2のフォトマ
スクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する
第2のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形成す
る第2のフォト工程と、前記第2のレジストを用いて第
2のエッチングを行い所定領域の前記バックチャネル保
護膜からゲート絶縁膜までを除去する工程と、前記第1
の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜および前記
バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基板の表面
全体にチャネル保護膜を成膜する工程と、前記チャネル
保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第3のフォトマ
スクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する
第3のレジストを形成する第3のフォト工程と、前記第
3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所定領域
の前記チャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を除
去してソース開口部およびドレイン開口部を形成すると
ともに所定領域の前記チャネル保護膜を除去して端子開
口部を形成する工程と、前記半導体膜のうち前記ソース
開口部下部および前記ドレイン開口部下部の領域に不純
物をドーピングする工程と、前記チャネル保護膜表面
と、前記ソース開口部および前記ドレイン開口部の内面
と、前記端子開口部の内面とに透明電極膜および第2の
金属膜を順次成膜する工程と、透光部と遮光部とを有す
る第4のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均
一な膜厚を有する第4のレジストを前記第2の金属膜上
に形成する第4のフォト工程と、前記第4のレジストを
用いて第4のエッチングを行い所定領域の前記透明電極
膜および第2の金属膜を除去し、ソース電極、ドレイン
電極、ソース線、および蓄積容量電極を兼ねており前記
ゲート線との間で容量部の容量を形成する画素電極を形
成する工程と、透光部と遮光部とを有する第5のフォト
マスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有す
る第5のレジストを前記第2の金属膜上に形成する工程
と、前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行
い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の
金属膜を除去する工程とを備えたものである(請求項3
1)。
【0074】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
プロテクト型構造を有する薄膜トランジスタを備えると
ともに共通容量電極と蓄積容量電極を兼ねる画素電極と
を含む容量部を備えた表示装置用基板を、グレイトーン
露光法を用いてフォト工程を行う場合よりも容易な条件
で製造することが可能となる。
【0075】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導体膜と、バ
ックチャネル保護膜とを順次成膜する工程と、透光部と
半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用い
てグレイトーン露光を行い、膜厚が部分的に異なる第1
のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形成する第
1のフォト工程と、前記第1のレジストを用いて第1の
エッチングを行い所定領域の前記バックチャネル保護膜
から第1の金属膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲ
ート線を形成するとともに2本の前記ゲート線間に共通
容量電極を形成する工程と、前記第1のレジストを加工
して所定領域の前記第1のレジストを除去するとともに
前記所定領域以外の前記第1のレジストのみを残す工程
と、前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチン
グを行い所定領域の前記バックチャネル保護膜からゲー
ト絶縁膜までを除去する工程と、前記第1の金属膜、前
記ゲート絶縁膜、前記半導体膜および前記バックチャネ
ル保護膜が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネ
ル保護膜および平坦化膜を順次成膜する工程と、前記平
坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第2のフォトマ
スクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する
第2のレジストを形成する第2のフォト工程と、前記第
2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所定領域
のチャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を除去し
てソース開口部およびドレイン開口部を形成するととも
に所定領域のチャネル保護膜を除去して端子開口部を形
成する工程と、前記半導体膜のうち前記ソース開口部下
部および前記ドレイン開口部下部の領域に不純物をドー
ピングする工程と、前記平坦化膜表面と、前記ソース開
口部および前記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口
部の内面とに透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜
する工程と、透光部と半透光部と遮光部とを有する第3
のフォトマスクを用いてグレイトーン露光を行い、所定
のパターンを有し膜厚が部分的に異なる第3のレジスト
を前記第2の金属膜上に形成する第3のフォト工程と、
前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
電極を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を
形成する画素電極を形成する工程と、前記第3のレジス
トを加工して所定領域の前記第3のレジストを除去する
とともに前記所定領域以外の前記第3のレジストのみを
残す工程と、前記残った第3のレジストを用いて第5の
エッチングを行い前記画素電極上および前記端子開口部
内の前記第2の金属膜を除去する工程とを備えたもので
ある(請求項32)。
【0076】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
プロテクト型構造を有する薄膜トランジスタを備えると
ともに共通容量電極と蓄積容量電極を兼ねる画素電極と
を含む容量部を備え、かつ、平坦化膜を形成することに
より画素領域の開口率の向上が図られたHA構造を有す
る表示装置用基板を、グレイトーン露光法を用いること
により従来の回数よりも少なく合計3回のフォト工程を
行うことにより製造することが可能となる。したがっ
て、この製造方法によれば、表示装置用基板の製造コス
トの低減化を図ることが可能となる。
【0077】本発明に係る表示装置用基板の製造方法
は、薄膜トランジスタを備えたアクティブマトリクス方
式の表示装置用基板の製造方法であって、絶縁基板上
に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導体膜と、バ
ックチャネル保護膜とを順次成膜する工程と、透光部と
遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて所定のパ
ターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジストを前記
バックチャネル保護膜上に形成する第1のフォト工程
と、前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行
い所定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属
膜までを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成す
るとともに2本の前記ゲート線間に共通容量電極を形成
する工程と、透光部と遮光部とを有する第2のフォトマ
スクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を有する
第2のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形成す
る第2のフォト工程と、前記第2のレジストを用いて第
2のエッチングを行い所定領域の前記バックチャネル保
護膜からゲート絶縁膜までを除去する工程と、前記第1
の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜および前記
バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基板の表面
全体にチャネル保護膜および平坦化膜を順次成膜する工
程と、前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第
3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
膜厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト工
程と、前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを
行い所定領域の平坦化膜、チャネル保護膜およびバック
チャネル保護膜を除去してソース開口部およびドレイン
開口部を形成するとともに所定領域の平坦化膜およびチ
ャネル保護膜を除去して端子開口部を形成する工程と、
前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ド
レイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
と、前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部およびドレ
イン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透明電
極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、透光部
と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて所定の
パターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジストを前
記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程と、前記
第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所定領
域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、ソー
ス電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量電極
を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を形成
する画素電極を形成する工程と、透光部と遮光部とを有
する第5のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し
均一な膜厚を有する第5のレジストを前記第2の金属膜
上に形成する工程と、前記第5のレジストを用いて第5
のエッチングを行い前記画素電極上および前記端子開口
部内の前記第2の金属膜を除去する工程とを備えたもの
である(請求項33)。
【0078】かかる構成の製造方法によれば、チャネル
プロテクト型構造を有する薄膜トランジスタを備えると
ともに共通容量電極と蓄積容量電極を兼ねる画素電極と
を含む容量部を備え、かつ、平坦化膜を形成することに
より画素領域の開口率の向上が図れたHA構造を有する
表示装置用基板を、グレイトーン露光法を用いてフォト
工程を行う場合よりも容易な条件で製造することが可能
となる。
【0079】前記半導体膜の前記ソース開口部下部およ
び前記ドレイン開口部下部の領域に不純物をドーピング
する工程において、イオン注入により前記領域に自己整
合的に不純物をドーピングしても良く(請求項34)、
あるいは、プラズマドーピングにより前記領域に自己整
合的に不純物をドーピングしても良い(請求項35)。
【0080】また、本発明に係る表示装置用基板の製造
方法は、プラズマ酸化により少なくとも第2の金属膜の
表面に酸化膜を形成する工程をさらに備えても良く(請
求項36)、あるいは、陽極酸化により少なくとも第2
の金属膜の表面に酸化膜を形成する工程をさらに備えて
も良い(請求項37)。
【0081】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。 (実施の形態1)本発明の実施の形態1に係る表示装置
用基板においては、基板上にソース線とゲート線とが互
いに直交するように形成され、このソース線とゲート線
とでマトリクス状に区画された領域が1つの画素を構成
している。表示装置用基板には複数のソース線とゲート
線とが形成されており、これらに区画されて複数の画素
が形成されている。以下においては、表示装置用基板に
形成された複数の画素のうちの1つの画素を抜き出して
説明する。
【0082】図1は本発明の実施の形態1に係る表示装
置用基板の構成を説明するための模式図であり、図1
(a)は表示装置用基板の模式的な平面図を示してお
り、図1(b)は図1(a)中のA−A’線、B−B’
線、C−C’線およびD−D’線における部分拡大断面
図を示している。なお、図1(b)において、A−A’
線断面はTFT部、画素部および容量部の断面を示して
おり、B−B’線断面はゲート端子部の断面を示してお
り、C−C’線断面はソース端子部の断面を示してお
り、D−D’線断面はゲート・ソース接続部の断面を示
している。
【0083】図1(a)に示すように、平面視におい
て、本実施の形態の表示装置用基板は、基板1上に、ゲ
ート端子部124に接続されたゲート線125とソース
端子部126に接続されたソース線127とが互いに直
交するように形成されており、ゲート端子部124とソ
ース端子部126とが接続されてゲート・ソース接続部
128が形成されている。ゲート線125とソース線1
27とで区画された画素領域115には画素電極130
が形成されており、また、ゲート線125上に重なるよ
うに画素電極130の突出部130aとして蓄積容量電
極131が形成されている。また、画素領域115には
スイッチング素子として後述する構成を有するチャネル
エッチ型構造のTFT129が配設されており、TFT
129のドレイン電極に画素電極130が接続されると
ともにTFT129のソース電極にソース線127が接
続されている。
【0084】図1(b)に示すように、断面視におい
て、画素領域115のTFT129が形成された領域
(これをTFT部という)では、基板1上にゲート電極
となる第1の金属膜2、ゲート絶縁膜3および第1の半
導体膜4が順次積層されている。この場合、各膜2〜4
は同じ大きさに形成されている。この各膜2〜4は、開
口部116を2カ所に有するチャネル保護膜7で覆われ
ている。チャネル保護膜7の開口部116内には不純物
を含む第2の半導体膜5およびコンタクト金属膜6が順
次積層されており、この第2の半導体膜5およびコンタ
クト金属膜6によりソースコンタクト端子およびドレイ
ンコンタクト端子が構成されている。そしてこの開口部
116を覆うように透明電極膜14が形成され、さらに
その上に第2の金属膜15が積層されてソース電極およ
びドレイン電極が形成されている。第2の金属膜15上
には酸化膜16が形成されている。このように、この場
合においては、前述のソースコンタクト端子およびドレ
インコンタクト端子を介してソース電極およびドレイン
電極がそれぞれ第1の半導体膜4に接続されており、ソ
ースコンタクト端子およびソース電極によりソース電極
部が構成されるとともにドレインコンタクト端子および
ドレイン電極によりドレイン電極部が構成されている。
【0085】また、画素領域115の画素部は、基板1
上に、チャネル保護膜7と、画素電極130となる透明
電極膜14とが順次積層された構成を有する。
【0086】また、画素領域115の容量部において
は、基板1上にゲート線125となる第1の金属膜2、
ゲート絶縁膜3、第1の半導体膜4、不純物を含む第2
の半導体膜5およびコンタクト金属膜6が順次積層され
ている。この各膜2〜6は開口部116を有するチャネ
ル保護膜7で覆われており、チャネル保護膜7表面およ
び開口部116内はさらに画素電極130の突出部13
0aである透明電極膜14で覆われている。この透明電
極14は蓄積容量電極131に導通している。このよう
な構成を有する容量部においては、第1の半導体膜4、
不純物を含む第2の半導体膜5およびコンタクト金属膜
6から構成される蓄積容量電極131とゲート線125
とがゲート絶縁膜3を介して対向することにより、蓄積
容量電極131およびゲート電極125の間に容量が形
成される。
【0087】一方、ゲート端子部124では、基板1上
に第1の金属膜2が形成されており、この膜2は開口部
116を有するゲート絶縁膜3、半導体膜4およびチャ
ネル保護膜7で覆われており、開口部116内には透明
電極膜14が形成されている。
【0088】また、ソース端子部126では、基板1上
にチャネル保護膜7および透明電極膜14が形成されて
いる。
【0089】また、ゲート・ソース接続部128では、
ゲート端子部124と同様、基板1上に第1の金属膜2
が形成されている。この膜2は開口部116を有するゲ
ート絶縁膜3、半導体膜4およびチャネル保護膜7で覆
われており、開口部116内は透明電極膜14および第
2の金属膜15で順次覆われている。第2の金属膜15
の表面には酸化膜16が形成されている。
【0090】なお、ゲート・ソース接続部128は、後
述の表示装置用基板の製造方法において詳細に説明する
ように、表示装置用基板の歩留まりを向上させるために
製造過程において形成されるものであり、最終的な製品
となる表示装置用基板ではこのゲート・ソース接続部は
切断して除去され、ゲート線125とソース線127が
それぞれ独立した構成となる。
【0091】基板1は透明なガラス等から構成され絶縁
性である。また、第1の金属膜2としては、プラズマ酸
化および陽極酸化が可能なAl、Al合金、Ta、Ta
合金、あるいは陽極酸化が可能なMo、Mo合金などか
ら構成される単層膜や、これらの単層膜を組み合わせて
なる積層膜が用いられる。また、ゲート絶縁膜3は窒化
ケイ素から構成される。また、第1の半導体膜4は水素
化アモルファスシリコンから構成される。また、不純物
を含む第2の半導体膜5はリンがドープされた水素化ア
モルファスシリコンから構成される。また、コンタクト
金属膜6としてはAl、Al合金、Ta、Ta合金、M
o、Mo合金、Ti、Cr等 が用いられる。また、チ
ャネル保護膜7は窒化ケイ素からなる。また、透明電極
膜14はITO(インジウム・スズ酸化物)からなる。
また、第2の金属膜15としては、前述の第1の金属膜
2の材料と同様の材料が用いられる。
【0092】以上のような構成を有する本実施の形態の
表示装置用基板においては、ゲート絶縁膜3および第1
の半導体膜4が、ゲート電極となる第1の金属膜2と同
じ大きさで形成されているため、製造時において後述す
るようにグレイトーン露光法を用いたフォト工程を行う
ことが可能となり、その結果、合計3回のフォト工程に
より表示装置用基板を製造することが可能となる。した
がって、このような表示装置用基板では、製造時におい
て、アレイ工程におけるフォト工程の工程数を削減する
ことが可能となり、よって、表示装置用基板の製造コス
トを削減することが可能となる。
【0093】また、本実施の形態の表示装置用基板に用
いられるTFT129では、光を遮断する第1の金属膜
2からなるゲート電極がゲート絶縁膜3および半導体膜
4と同じ大きさで形成されており、図59の従来例のよ
うTFTのゲート電極509がゲート絶縁膜703およ
び半導体膜704で覆われていない。このため、本実施
の形態のTFT129においては以下のような効果が得
られる。すなわち、従来例のTFTにおいては、基板7
00側から光が入射した際にゲート電極709で光を遮
断することができずゲート絶縁膜703および半導体膜
704に光が照射されるため、TFTがオフの状態にお
いても光励起電流が流れてしまい不具合が生じるが、ゲ
ート電極(TFT部の第1の金属膜2)がゲート絶縁膜
3および半導体膜4で覆われていない本実施の形態のT
FT129においては、ゲート電極により光を遮断する
ことができるためゲート絶縁膜3や半導体膜4に直接光
が照射されることはなく、よって、前述のような光励起
電流を低く抑えることが可能となる。したがって、本実
施の形態のTFT120においては特性の向上が図られ
る。
【0094】本実施の形態の表示装置用基板の製造方法
について図2〜図6を参照しながら説明する。図2
(a)〜図6(a)は表示装置用基板の製造工程を模式
的に示す平面図である。また、図2(b)〜図6(b)
は表示装置用基板の製造工程を模式的に示す部分拡大断
面図であり、それぞれ図2(a)〜図6(a)中のA−
A’線、B−B’線、C−C’線およびD−D’線にお
ける断面を示している。
【0095】表示装置用基板の製造時には、まず、基板
1の全面に、第1の金属膜2、ゲート絶縁膜3、第1の
半導体膜4、不純物を含む第2の半導体膜5およびコン
タクト金属膜6をスパッタ法とPCVD法(プラズマ化
学気相成長法)により順次成膜する。なお、3〜5は、
PCVD成膜装置の同一成膜室において真空状態を保持
したまま連続して成膜するのが望ましい。
【0096】次に、以下の方法に従って第1のフォト工
程を行う。第1のフォト工程においては、まず各膜2〜
6が形成された基板1の表面全体にレジストを塗布し
(レジスト塗布工程)、続いて、あらかじめ目的のパタ
ーンが書き込まれたマスクをレジストの上に重ねてその
上から光を照射してレジスト露光を行う(レジスト露光
工程)。その後、レジストを現像液に浸して現像を行う
(レジスト現像工程)。
【0097】ここで、本実施の形態の第1のフォト工程
においては、現像後に膜厚の異なる2種類のレジストを
作製するために、通常のレジスト露光工程のように露光
量を未露光および露光の2種類に調整するのではなく、
露光量を適切に調整して半露光状態を実現し、未露光、
半露光および露光の3種類の露光状態を実現する。この
ように未露光、半露光および露光の3状態とする露光方
法は、グレイトーン露光法と呼ばれる。
【0098】グレイトーン露光法における半露光状態
は、露光機の解像限界より細かい線群や点群のパターン
を前述のマスク上に形成することにより実現できる。露
光機の解像限界よりも細かいパターンをマスク上に形成
すると、パターンが細かすぎるためにこれを解像するこ
とができなくなり、パターンがぼやける。このようにぼ
やけた状態を利用することにより、半露光状態を実現す
ることが可能となる。このような半露光状態において
は、マスクに形成するパターンにおける露光光透過部と
露光光遮光部の面積比を調整することにより露光量を制
御することができる。
【0099】レジスト露光工程における露光状態を未露
光および露光の2種類の状態とする通常のフォト工程に
おいては、ポジレジストを用いた場合に、レジスト現像
工程において露光部のレジストがエッチングされて完全
に除去され、未露光部のレジストのみが残る。したがっ
て、この場合においては1種類の膜厚のレジストが形成
される。
【0100】これに対して、露光状態を未露光、半露光
および露光の3種類の状態とするグレイトーン露光法を
用いたフォト工程においては、ポジレジストを用いた場
合に、レジスト現像工程において未露光部ではレジスト
がエッチングされずに残り、半露光部および露光部では
レジストがエッチングされる。ここで、この場合におい
ては、半露光部のレジストのエッチングレートが露光部
のレジストのエッチングレートよりも小さいため、露光
部のレジストがエッチングにより完全に除去されても半
露光部のレジストが完全に除去されることはない。この
ため、半露光部のレジストは、エッチングされずに残っ
た未露光部のレジストよりも薄い膜厚で残る。したがっ
て、グレイトーン露光法により、未露光部に膜厚の厚い
レジストが形成されるとともに半露光部に膜厚の薄いレ
ジストが形成され、2種類の膜厚のレジストを一度の工
程で同時に形成することが可能となる。
【0101】以上のような第1のフォト工程により、図
2(b)に示すように、TFT部のコンタクト金属膜6
上に、平坦な膜厚の薄い部分20aから膜厚の厚い部分
20bがストライプ状に2本突出した形状を有するレジ
スト20を形成するとともに、容量部のコンタクト金属
膜6上に膜厚の厚いレジスト21を形成する。さらに、
ゲート端子部およびゲート・ソース接続部のコンタクト
金属膜6上に膜厚の薄いレジスト22,23をそれぞれ
形成する。そして、これらのレジスト20〜23を用い
て第1のエッチング工程を行い、レジスト20〜23で
覆われていない領域のコンタクト金属膜6から第1の金
属膜2までをエッチングして除去する。それにより、図
2(a)に示すように、ゲート端子部124に接続され
ゲート電極120も兼ねるゲート線125を形成する。
なお、このような第1のエッチング工程は望ましくはド
ライエッチング装置で一括して行う。
【0102】上記の第1のエッチング工程終了後、酸素
プラズマ中におけるレジストアッシング等により、膜厚
の薄いレジストの膜厚分だけレジスト20〜23を削
る。それにより、膜厚の薄いレジストを除去するととも
に膜厚の厚いレジストの膜厚を小さくする。このように
して、図3(b)に示すように、TFT部に2本のスト
ライプ状のレジスト20’を残すとともに容量部にレジ
スト21’を残し、それ以外のレジストを除去する。そ
して、このレジスト20’,21’を用いて第2のエッ
チング工程を行い、レジスト20’,21で覆われてい
ない領域のコンタクト金属膜6から第2の半導体膜5ま
でをエッチングして除去する。それにより、図3(a)
に示すように、ゲート電極120上に第2の半導体膜5
とコンタクト金属膜6とが順次積層されてストライプ状
に突出してなるソースコンタクト端子121およびドレ
インコンタクト端子122を形成するとともに、ゲート
線125上にゲート絶縁膜3を介して蓄積容量電極13
1を形成する。また、ゲート端子部およびゲート・ソー
ス接続部においてコンタクト金属膜6および第2の金属
膜5を除去する。なお、このような第2のエッチング工
程は、望ましくはドライエッチング装置で一括して行な
う。上記の第2のエッチング工程の後、レジスト2
0’,21’を剥離して除去する(レジスト剥離工
程)。
【0103】このように、本実施の形態においては、第
1のフォト工程においてグレイトーン露光法により膜厚
の異なる2種類のレジスト20〜23を形成し、このレ
ジスト20〜23のうちアッシング工程を経て残ったレ
ジスト20’,21’を第2のエッチング工程において
利用することができる。このため、第2のエッチング工
程において利用するレジストを新たに形成する必要がな
く、よって、新たにフォト工程を行う必要がなくなりフ
ォト工程の数を減らすことが可能となる。
【0104】上記の第2のエッチング工程終了後、各膜
2〜6が形成されてなる基板1の表面全体にチャネル保
護膜7をPCVD成膜装置を用いて成膜する。このよう
にして形成されたチャネル保護膜7は、ゲート線125
の絶縁も兼ねる。
【0105】次に、第2のフォト工程を行う。この第2
のフォト工程においては、前述の第1のフォト工程のグ
レイトーン露光法とは異なる通常の露光法、すなわち露
光および未露光の2つの露光状態を用いて均一な膜厚の
レジストを形成する方法を用いる。それにより、TFT
部のソース開口部形成領域およびドレイン開口部形成領
域、容量部の蓄積容量電極開口部形成領域、ゲート端子
部のゲート端子開口部形成領域、およびゲート・ソース
接続部のゲート・ソース接続開口部形成領域に開口部を
有し均一な膜厚を有するレジストをチャネル保護膜7上
に形成する。
【0106】そして、このレジストを用いて、図4
(b)に示すように第3のエッチング工程を行う。第3
のエッチング工程により、TFT部および容量部ではレ
ジストの開口部内のチャネル保護膜7が除去されてソー
ス開口部8、ドレイン開口部9および蓄積容量電極開口
部10が形成される。また、ゲート端子部ではレジスト
の開口部内のチャネル保護膜7からゲート絶縁膜3まで
が除去されてゲート開口部11が形成される。また、ゲ
ート・ソース接続部ではレジストの開口部内のチャネル
保護膜7からゲート絶縁膜3までが除去されてゲート・
ソース接続開口部12が形成される。また、図4(a)
に示すように半導体分離部13が形成される。このよう
な第3のエッチング工程終了後、レジストを剥離して除
去する。なお、このような第3のエッチング工程はドラ
イエッチング装置を用いて行う。
【0107】続いて、各膜2〜7が形成された基板1の
表面全体にスパッタ装置を用いて透明電極膜14および
第2の金属膜15を成膜する。
【0108】次に、第3のフォト工程を行う。第3のフ
ォト工程では、第1のフォト工程と同様、2種類の膜厚
のレジストを形成するためにグレイトーン露光法を用い
る。それにより、図5(b)に示すように、開口部11
6を有する膜厚の厚い部分24aをTFT部の第2の金
属膜15上に有するとともにこの部分と連続して膜厚の
薄い部分24bを画素部および容量部の第2の金属膜1
5上に有するレジスト24を形成し、また、ゲート端子
部の第2の金属膜15上に膜厚の薄いレジスト26を形
成するとともに、ソース端子部の第2の金属膜15上に
膜厚の厚い部分27aと膜厚の薄い部分27bとを有す
るレジスト27を形成し、さらに、ゲート・ソース接続
部の第2の金属膜15上に膜厚の厚いレジスト28を形
成する。
【0109】そして、これらのレジスト24,26〜2
8を用いて第4のエッチング工程を行う。第4のエッチ
ング工程においては、TFT部、画素部、容量部、ゲー
ト端子部、ソース端子部およびゲート・ソース接続部に
おいて、レジスト24,26〜28で覆われていない領
域の透明電極膜14および第2の金属膜15を除去す
る。それにより、図5(a)に示すように、透明電極膜
14からなる画素電極130、画素電極130の突出部
130aの透明電極膜14で覆われこの透明電極膜14
と導通した蓄積容量電極131、ソース端子部126に
接続されたソース線127およびゲート・ソース接続部
128を形成する。このような第4のエッチング工程
は、ドライエッチング装置を用いて行うのが好ましい
が、第2の金属膜15のエッチングをドライエッチング
装置を用いて行いかつ透明電極膜14のエッチングをウ
エットエッチング装置を用いて行ってもよい。
【0110】上記の第4のエッチング工程終了後、図6
(b)に示すように、前述と同様にして酸素プラズマに
おけるレジストアッシング等により、膜厚の薄いレジス
トの膜厚分だけレジスト24,26〜28を削る。それ
により、開口部116を有するレジスト24’をTFT
部に残すとともに、ソース端子部126のレジスト2
7’およびゲート・ソース接続部128のレジスト2
8’を残し、それ以外のレジストを除去する。そして、
このように残ったレジスト24’,27’,28’を用
いて第5のエッチング工程を行い、レジスト24’,2
7’,28’で覆われていない領域の第2の金属膜15
をエッチングして除去する。この第5のエッチング工程
は望ましくはドライエッチング装置を用いて行う。第5
のエッチング工程終了後、レジスト24’,27’,2
8’を剥離して除去する。そして、第2の金属膜15の
表面および半導体分離部13の第1の金属膜2の表面に
プラズマ酸化等で酸化膜16を形成する。
【0111】以上の方法により、図1に示す表示装置用
基板が製造される。
【0112】なお、表示装置用基板の製造時において
は、大きなアレイ基板上に表示装置用基板を複数枚作製
し、最終的にこれらを個々の基板に分割して最終製品と
する。大きなアレイ基板上に複数の表示装置用基板を作
製する際には、静電気の逃げ道を作って製品の表示装置
用基板の歩留りを上げるために、個々の表示装置用基板
においてゲート線とソース線とを接続した状態、すなわ
ちゲート・ソース接続部128を設けた状態で作製する
が、個々の基板に分割する際にはゲート・ソース接続部
128を切断して除去する。したがって、最終製品とな
った個々の表示装置用基板では、ゲート線とソース線と
が各々独立した状態となる。
【0113】以上のように、本実施の形態の表示装置用
基板の製造方法によれば、第1のフォト工程および第3
のフォト工程においてグレイトーン露光法を用いるた
め、図59の従来例においては4回のフォト工程が必要
であったところを3回のフォト工程で作製することが可
能となる。このように本実施の形態の方法によれば、フ
ォト工程の回数を従来よりも減らすことが可能となるた
め、表示装置用基板の製造にかかるコストを削減するこ
とが可能となる。
【0114】また、本実施の形態の方法においては、グ
レイトーン露光法を用いることにより、2度のエッチン
グ工程において用いるレジストを1度のフォト工程にお
いて形成することができるため、従来のように各エッチ
ング工程において用いるレジストをその都度フォト工程
を行って形成する場合に比べて、レジストの位置あわせ
を精度よく行うことができ、レジストのあわせずれを少
なくすることが可能となる。 (実施の形態2)本発明の実施の形態2に係る表示装置
用基板の製造方法について図7〜図11を参照しながら
説明する。図7(a)〜図11(a)は、表示装置用基
板の製造工程を模式的に示す平面図である。また、図7
(b)〜図11(b)は、表示装置用基板の製造工程を
模式的に示す部分拡大断面図であり、それぞれ図7
(a)〜図11(a)中のA−A’線、B−B’線、C
−C’線およびD−D’線における断面を示している。
なお、図7(a),(b)〜図11(a),(b)にお
いて、図2(a),(b)〜図6(a),(b)と同一
の符号は、同一または相当する部分を示す。
【0115】本実施の形態の製造方法は、実施の形態1
で第1および第3のフォト工程においてグレイトーン露
光法を用いることにより製造工程上合計3回のフォト工
程で表示装置用基板を製造したところを、通常の露光方
法、すなわち露光および未露光の2種類の露光状態を用
いて均一な1種類の膜厚のレジストを形成する方法によ
り合計5回のフォト工程で表示装置用基板を製造する点
を除いて、実施の形態1の製造方法と同様である。
【0116】すなわち、本実施の形態においては、図7
(a),(b)に示すように、第1のフォト工程におい
て、通常の露光方法により均一な膜厚のレジスト60〜
63をそれぞれTFT部、容量部、ゲート端子部および
ゲート・ソース接続部のコンタクト金属膜6上に形成す
る。そして、レジスト60〜63で覆われていない領域
のコンタクト金属膜6から第1の金属膜2までを第1の
エッチング工程を行って除去した後、レジスト60〜6
3を剥離して除去する。
【0117】次に、通常の露光法を用いて第2のフォト
工程を行い、図8(a),(b)に示すように、2本の
ストライプ状で均一な膜厚を有するレジスト60aをT
FT部に形成するとともに容量部に均一な膜厚を有する
レジスト61aを形成する。そして、このレジスト60
a,61aを用いて第2のエッチング工程を行う。それ
により、レジスト60a,61aで覆われていない領域
のコンタクト金属膜6から不純物を含む第2の半導体膜
5までを除去し、実施の形態1の図3において前述した
ようにTFT部にソースコンタクト端子121およびド
レインコンタクト端子122を形成するとともに、容量
部に蓄積容量電極131を形成する。第2のエッチング
工程の後、レジスト60a、61aを剥離して除去す
る。
【0118】続いて、通常の露光方法を用いて第3のフ
ォト工程を行うとともに、ここで形成したレジストを用
いて第3のエッチング工程を行う。本実施の形態の第3
のフォト工程は、実施の形態1の図4において説明した
第2のフォト工程と同様である。それにより、図9
(b)に示すように、TFT部および容量部において所
定領域の保護膜7を除去してソース開口部8、ドレイン
開口部9および蓄積容量電極開口部10を形成する。ま
た、ゲート端子部およびゲート・ソース接続部において
所定領域の保護膜7、第1の半導体膜4およびゲート絶
縁膜3を除去してゲート開口部11およびゲート・ソー
ス接続開口部12を形成する。また、図9(a)に示す
ように、半導体分離部13を形成する。
【0119】次に、通常の露光方法を用いて第4のフォ
ト工程を行い、図10(b)に示すように、TFT部に
開口部116を有する均一な膜厚のレジスト64をTF
T部、画素部および容量部の第2の金属膜15上に渡っ
て形成するとともに、ゲート端子部65、ソース端子部
66およびゲート・ソース接続部67に均一な膜厚のレ
ジスト65〜67をそれぞれ形成する。そして、これら
のレジスト64〜67を用いて第4のエッチング工程を
行い、レジスト64〜67が形成されていない領域の透
明電極膜14および第2の金属膜15を除去する。それ
により、実施の形態1の図5の場合と同様に、図10
(a)に示すようにソース電極およびドレイン電極を形
成してTFT129を形成するとともに、ソース端子部
126に接続されたソース線127、ゲート・ソース接
続部128および画素電極130を形成する。その後、
レジスト64〜67を剥離して除去する。
【0120】さらに、通常の露光方法を用いて第5のフ
ォト工程を行い、図11(b)に示すように、開口部1
16を有する均一な膜厚のレジスト68をTFT部の第
2の金属膜15上に形成するとともに、ソース端子部1
27およびゲート・ソース接続部128の第2の金属膜
15上に均一な膜厚のレジスト69,70をれぞれ形成
する。そして、これらのレジスト68〜70を用いて第
5のエッチング工程を行い、レジスト68〜70で覆わ
れていない領域の第2の金属膜15を除去する。その
後、レジスト68〜70を剥離して除去する。
【0121】以上のように、本実施の形態の方法によれ
ば、実施の形態1の表示装置用基板を製造することが可
能となる。
【0122】本実施の形態の方法においては、表示装置
用基板を通常の露光方法を用いたフォト工程を5回行っ
て製造するため、グレイトーン露光法を用いて3回のフ
ォト工程により表示装置用基板を製造する実施の形態2
の方法に比べてフォト工程の工程数が増える。しかしな
がら、グレイトーン露光法を用いる場合には、レジスト
の材料が限定される、レジスト形成に用いるマスクが高
価である、膜厚の厚いレジストおよび小さなレジストを
共に用いてエッチングを行う場合に膜厚の薄いレジスト
が除去されないようにするためエッチング条件が厳しく
なる等の点が挙げられることから、通常の露光法を用い
る本実施の形態の方法では、グレイトーン露光を用いる
方法に比べて容易な条件で表示装置用基板を製造するこ
とが可能であるという利点を有する。 (実施の形態3)図12は本発明の実施の形態3に係る
表示装置用基板の構成を説明するための模式図であり、
図12(a)は表示装置用基板の模式的な平面図を示し
ており、図12(b)は図12(a)のA−A’線、B
−B’線、C−C’線およびD−D’線における模式的
な部分拡大断面図を示している。なお、図12(a),
(b)において、図1(a),(b)と同一の符号は同
一または相当する部分を示す。
【0123】図12(a)に示すように、平面視におい
て、本実施の形態の表示装置用基板は、画素領域115
に形成される画素電極130がゲート線125上に広い
範囲に渡って形成されており、画素電極130の面積が
図1の実施の形態1の表示装置用基板の画素電極130
に比べて大きい点を除いて実施の形態1と同様の構成を
有する。このように本実施の形態の表示装置において画
素電極130の面積を大きくすることができるのは、以
下の断面視において説明するように平坦化膜17が形成
されるためである。
【0124】図12(b)に示すように、本実施の形態
の表示装置用基板のTFT部は、チャネル保護膜7上に
平坦化膜17が積層された点を除いて実施の形態1のT
FT部と同様の構造を有する。また、画素部において
は、基板1上にチャネル保護膜7、平坦化膜17および
画素電極130となる透明電極膜7が順次積層されてい
る。また、容量部においては、平坦化膜17を介してチ
ャネル保護膜7上に透明電極膜14が形成された点を除
いて実施の形態1の容量部と同様の構造を有する。な
お、実施の形態1の容量部においては画素電極130の
突出部130aに蓄積容量電極131が形成される構成
であったが、本実施の形態においては画素電極130は
突出部130aを有しておらず、ゲート線125上に広
範囲に渡って形成された画素電極130の一部に蓄積容
量電極131が形成されている。また、ゲート端子部1
24およびゲート・ソース接続部128は、チャネル保
護膜7上に平坦化膜17が形成された点を除いて実施の
形態1と同様の構造を有しており、また、ソース端子部
126は実施の形態1と同様の構造を有している。な
お、このような平坦化膜17はアクリル等の有機膜から
構成されている。
【0125】本実施の形態の表示装置用基板は、TFT
部において、ゲート絶縁膜3および第1の半導体膜4が
ゲート電極となる第1の金属膜2と同じ大きさに形成さ
れているため、実施の形態1において前述した効果と同
様の効果が得られる。
【0126】また、平坦化膜17が形成された本実施の
形態の表示装置用基板は、画素領域115の開口率が向
上したHA(High Aperture)構造を有する。したがっ
て、本実施の形態の表示装置用基板を例えば液晶表示装
置に適用した場合には、液晶表示装置において輝度の向
上を図ることが可能となる。以下に、HA構造の有効性
について詳細に説明する。
【0127】液晶表示装置の画質の重要な要素の1つに
輝度がある。液晶表示装置の輝度を向上させるために
は、バックライトの輝度を向上させることが最も簡単で
直接的な方法であるが、この場合には消費電力やコスト
が増大するという問題がある。このため、液晶表示装置
の輝度を向上させるためにはバックライトの光の利用率
を向上させることが重要となる。光の利用率を向上させ
る手段の1つとしては、画素領域115の開口率の向上
が挙げられる。ここで、HA構造では、画素電極が厚い
平坦化膜の上に形成されているため、画素電極とゲート
線間に形成される容量が小さくなる。このため、画素電
極とゲート線が重なりを持つことが許され、この重なり
合う分だけ画素電極の面積を大きく取ることができる。
それゆえ、画素の開口率を向上させることができ、その
結果、バックライトの光の利用率を向上させることが可
能となる。
【0128】次に、本実施の形態に係る表示装置用基板
の製造方法を図13〜図17を参照しながら説明する。
図13(a)〜図17(a)は、表示装置用基板の製造
工程を模式的に示す平面図である。また、図13(b)
〜図17(b)は、表示装置用基板の製造工程を模式的
に示す部分拡大断面図であり、それぞれ図13(a)〜
図17(a)中のA−A’線、B−B’線、C−C’線
およびD−D’線における断面を示している。なお、図
13(a),(b)〜図17(a),(b)において、
図2(a),(b)〜図7(a),(b)と同一の符号
は同一または相当する部分を示す。
【0129】本実施の形態の表示装置用基板の製造方法
は、平坦化膜を形成しこの平坦化膜上に画素電極を形成
する点のみが実施の形態2の製造方法と異なる。以下、
本実施の形態の表示装置用基板の製造方法について説明
する。
【0130】本実施の形態の製造方法における図13
(a),(b)〜図14(a),(b)の工程は、実施
の形態1の図2(a),(b)〜図3(a),(b)の
工程と同様である。
【0131】本実施の形態の製造方法においては、図1
4(a),(b)に示す工程を終えた後、各膜2〜6が
形成された基板1の表面全体にチャネル保護膜7と平坦
化膜17とを順次成膜する。この場合、平坦化膜17は
スピンコート法等により成膜する。このようにしてチャ
ネル保護膜7および平坦化膜17を形成した後、第2の
フォト工程において、ソース端子部に開口部が形成され
た点を除いて実施の形態1の図4で前述したレジストと
同様のパターンを有するレジストを平坦化膜17上に形
成し、これを用いて第3のエッチング工程を行う。それ
により、図15(b)に示すように、TFT部において
所定領域の平坦化膜17およびチャネル保護膜7を除去
してソース開口部8およびドレイン開口部9を形成する
とともに、容量部において所定領域の平坦化膜17およ
びチャネル保護膜7を除去して蓄積容量電極開口部10
を形成する。また、ゲート端子部124において所定領
域の平坦化膜17、チャネル保護膜7、第1の半導体層
4およびゲート絶縁膜3を除去してゲート開口部11を
形成するとともに、ソース端子部においては全面に形成
された平坦化膜17およびチャネル保護膜7を除去す
る。また、ゲート・ソース接続部において所定領域の平
坦化膜17、チャネル保護膜7、および第1の半導体層
4およびゲート絶縁膜3を除去してゲート・ソース接続
開口部12を形成するとともに、図15(a)に示すよ
うに、半導体分離部13を形成する。これらのエッチン
グはドライエッチング装置を用いて行う。この第3のエ
ッチングの後、レジストを剥離して除去する。
【0132】次に、各膜2〜7,17が形成された基板
1の表面全体に透明電極14および第2の金属膜15を
順次成膜し、その後、グレイトーン露光法を用いて第3
のフォト工程を行う。それにより、図16(b)に示す
ように、TFT部の第2の金属膜15上に膜厚の厚い部
分33aと開口部116とを有しかつ残りのTFT部、
画素部および容量部の第2の金属膜15上に膜厚の薄い
部分33bを有するレジスト33を形成する。また、ゲ
ート端子部の第2の金属膜15上に膜厚の薄いレジスト
34を形成するとともに、ソース端子部には膜厚の厚い
部分35aと膜厚の薄い部分35bとを有するレジスト
35を形成する。さらに、ゲート・ソース接続部の第2
の金属膜15上には膜厚の厚いレジスト36を形成す
る。
【0133】そして、これらのレジスト33〜36を用
いて、実施の形態1の図5の場合と同様に第4のエッチ
ング工程を行い、TFT部、画素部、容量部、ゲート端
子部、ソース端子部およびゲート・ソース接続部におい
てレジスト33〜36で覆われていない領域の透明電極
膜14および第2の金属膜15を除去する。それによ
り、図16(a)に示すように、TFT部においてソー
ス電極およびドレイン電極を形成してTFT129を形
成するとともに、ソース端子部126に接続されたソー
ス線127、ゲート・ソース接続部128、画素電極1
30および画素電極130を構成する透明電極膜14で
覆われた蓄積容量電極131を形成する。
【0134】上記の第4のエッチング工程終了後、図1
7(b)に示すように、実施の形態1の図6の場合と同
様にして膜厚の薄いレジストの膜厚分だけレジスト33
〜36を削る。それにより、レジスト33’をTFT部
に残すとともに、ソース端子部にレジスト35’を、ま
た、ゲート・ソース接続部にレジスト36’を残し、そ
れ以外のレジストを除去する。そして、残ったレジスト
33’,35’,36’を用いて実施の形態1の図7の
場合と同様に第5のエッチング工程を行い、レジスト3
3’,35’,36’で覆われていない領域の第2の金
属膜15をエッチングして除去する。そして、第5のエ
ッチング工程終了後、レジスト33’,35’,36’
を剥離して除去する。
【0135】以上のようにして、図12の表示装置用基
板が製造される。
【0136】このような本実施の形態の製造方法によれ
ば、実施の形態1において前述した効果と同様の効果が
得られ、さらに、平坦化膜17を形成することにより、
画素領域115の開口率が向上したHA(High Apertur
e)構造を有する表示装置用基板を製造することが可能
となる。 (実施の形態4)本発明の実施の形態4に係る表示装置
用基板の製造方法について図18〜図22を参照しなが
ら説明する。図18(a)〜図22(a)は、表示装置
用基板の製造工程を模式的に示す平面図である。また、
図18(b)〜図22(b)は、表示装置用基板の製造
工程を模式的に示す部分拡大断面図であり、それぞれ図
18(a)〜図22(a)中のA−A’線、B−B’
線、C−C’線およびD−D’線における断面を示して
いる。なお、図18(a),(b)〜図22(a),
(b)において、図13(a),(b)〜図17
(a),(b)と同一の符号は、同一または相当する部
分を示す。
【0137】本実施の形態の製造方法においては、実施
の形態3で第1および第3のフォト工程においてグレイ
トーン露光法を用いることにより製造上合計3回のフォ
ト工程で表示装置用基板を製造したところを、均一な膜
厚のレジストを形成する通常の露光方法により合計5回
のフォト工程で表示装置用基板を製造する点を除いて、
実施の形態3の方法と同様である。
【0138】すなわち、本実施の形態においては、図1
8(b)に示すように、第1のフォト工程において、通
常の露光方法により均一な膜厚のレジスト71〜74を
TFT部、容量部、ゲート端子部およびゲート・ソース
接続部のコンタクト金属膜6上にそれぞれ形成する。そ
して、第1のエッチング工程を行い、レジスト71〜7
4で覆われていない領域のコンタクト金属膜6から第1
の金属膜2までをエッチングにより除去する。その後、
レジスト71〜74を剥離して除去する。
【0139】次に、通常の露光方法を用いて第2のフォ
ト工程を行い、図19(b)に示すように、2本のスト
ライプ状で均一な膜厚を有するレジスト71aをTFT
部のコンタクト金属膜6上に形成するとともに容量部の
コンタクト金属膜6上に均一な膜厚を有するレジスト7
2aを形成する。そして、このレジスト71a,72a
を用いて第2のエッチング工程を行う。それにより、レ
ジスト71a,72aで覆われていない領域のコンタク
ト金属膜6から第2の半導体膜5までを除去する。その
後、レジスト71a,72aを剥離して除去する。
【0140】続いて、各膜2〜7が形成された基板1の
表面全体にチャネル保護膜7および平坦化膜17をこの
順で成膜し、その後、通常の露光方法を用いて第3のフ
ォト工程を行って平坦化膜17上にレジストを形成す
る。そして、このレジストを用いて第3のエッチング工
程を行う。本実施の形態の第3のフォト工程は、実施の
形態3の図15(b)において説明した第2のフォト工
程と同様である。それにより、図20(b)に示すよう
に、TFT部および容量部において所定領域の平坦化膜
17およびチャネル保護膜7を除去してソース開口部
8、ドレイン開口部9および蓄積容量電極開口部10を
形成する。また、ゲート端子部およびゲート・ソース接
続部において所定領域の平坦化膜17、チャネル保護膜
7、第1の半導体膜4およびゲート絶縁膜3を除去して
ゲート開口部11およびゲート・ソース接続開口部12
を形成するとともに、図20(a)に示すように半導体
分離部13を形成する。
【0141】次に、各膜2〜7,17が形成された基板
1の表面全体に透明電極膜14および第2の金属膜15
をこの順で成膜し、その後、通常の露光方法を用いて第
4のフォト工程を行う。それにより、図21(b)に示
すように、TFT部に開口部116を有し均一な膜厚を
有するレジスト75をTFT部、画素部および容量部の
第2の金属膜15上に渡って形成するとともに、ゲート
端子部124、ソース端子部126およびゲート・ソー
ス接続部128の第2の金属膜15上に均一な膜厚を有
するレジスト76〜78をそれぞれ形成する。そして、
これらのレジスト75〜78を用いて第4のエッチング
工程を行い、レジスト75〜78で覆われていない領域
の透明電極膜14および第2の金属膜15を除去する。
その後、レジスト75〜78を剥離して除去する。それ
により、図21(a)に示すように、TFT部において
ソース電極およびドレイン電極を形成してTFT129
を形成するとともに、ソース端子部126に接続された
ソース線127、ゲート・ソース接続部128、画素電
極130および画素電極130を構成する透明電極膜1
4で覆われた蓄積容量電極131を形成する。
【0142】さらに、通常の露光方法を用いて第5のフ
ォト工程を行い、図22(b)に示すように、均一な膜
厚を有するレジスト79をTFT部の第2の金属膜15
上に形成するとともに、ソース端子部126およびゲー
ト・ソース接続部128の第2の金属膜15上に均一な
膜厚を有するレジスト80,81をそれぞれ形成する。
そして、これらのレジスト79〜81を用いて第5のエ
ッチング工程を行い、レジスト79〜81で覆われてい
ない領域の第2の金属膜15を除去する。その後、レジ
スト79〜81を剥離して除去する。
【0143】以上のようにして、実施の形態3の表示装
置用基板が製造される。このような本実施の形態の製造
方法によれば、実施の形態3において前述した効果と同
様の効果が得られ、さらに、平坦化膜17を形成するこ
とにより画素領域115の開口率が向上したHA構造を
有する表示装置用基板を製造することが可能となる。 (実施の形態5)図23は本発明の実施の形態5に係る
表示装置用基板の構成を説明するための模式図であり、
図23(a)は実施の形態7に係る表示装置用基板の模
式的な平面図を示しており、図23(b)は図23
(a)のA−A''線、B−B’線、C−C’線およびD
−D’線における部分拡大断面図を示している。なお、
図23(a),(b)において図1(a),(b)と同
一の符号は同一または相当する部分を示す。
【0144】本実施の形態の表示装置用基板は、以下の
点を除いて、図1の実施の形態1の表示装置用基板と同
様の構造を有している。すなわち、実施の形態1の表示
装置においては、図1(a)に示すように、ゲート線1
25上に重なるように蓄積容量電極131が形成されこ
の蓄積容量電極131とゲート線125との間に容量部
の容量が形成されているが、本実施の形態の表示装置用
基板では、図23(a)に示すように、ゲート線125
上に蓄積容量電極131が設けられる代わりにゲート線
125間に平行に共通容量電極132が形成され、この
共通容量電極132と画素電極130との間に容量部の
容量が形成されている。
【0145】図23(b)に示すように、容量部は、実
施の形態1の容量部と同様の構造を有しており、基板1
上に共通容量電極132としての第1の金属膜2、ゲー
ト絶縁膜3、第1の半導体膜4、不純物を含む第2の半
導体膜5およびコンタクト金属膜6が順に積層され、開
口部116を有するチャネル保護膜7がこの各膜2〜6
を覆うように形成されるとともにチャネル保護膜7表面
および開口部116内を覆うように画素電極130たる
透明電極膜14が形成されている。このような構成の容
量部においては、透明電極膜14からなる画素電極13
0と共通容量電極132との間に容量が形成される。
【0146】以上のような構成を有する本実施の形態の
表示装置用基板においては、実施の形態1の表示装置用
基板において前述した効果と同様の効果が得られる。
【0147】また、このような本実施の形態の表示装置
用基板は、以下の点を除いて、実施の形態1の表示装置
用基板の製造方法と同様の方法により製造される。すな
わち、実施の形態1の表示装置用基板の製造方法におい
ては、ゲート線125上の所定領域に各膜2〜6を順次
積層し、これを開口部116を有するチャネル保護膜7
と透明電極膜14で覆うことにより、ゲート線125と
蓄積容量電極131とから構成される容量部を形成する
が、本実施の形態の表示装置用基板の製造方法において
は、2つのゲート線125の間に共通容量電極132た
る第1の金属膜2と各膜3〜6を順次積層し、これを開
口部116を有するチャネル保護膜7と画素電極130
たる透明電極膜14で覆うことにより容量部を形成す
る。 (実施の形態6)図24は本発明の実施の形態6に係る
表示装置用基板の構成を説明するための模式図であり、
図24(a)は実施の形態6に係る表示装置用基板の模
式的な平面図を示しており、図24(b)は図24
(a)のA−A''線、B−B’線、C−C’線およびD
−D’線における部分拡大断面図を示している。
【0148】本実施の形態の表示装置用基板は、平坦化
膜17が形成されてHA構造を有するようになった点を
除いて、図23の実施の形態5の表示装置用基板と同様
の構造を有している。具体的には、図24(b)に示す
ように、本実施の形態の表示装置用基板では、TFT部
においてチャネル保護膜7上に平坦化膜17が積層され
ている。また、画素部においては平坦化膜17を介して
チャネル保護膜7上に画素電極130たる透明電極膜1
4が形成されている。また、画素電極130と共通電極
132とから構成される容量部においては平坦化膜17
を介してチャネル保護膜7上に画素電極130たる透明
電極膜14が形成されている。また、ゲート端子部12
4およびゲート・ソース接続部128では平坦化膜17
を介してチャネル保護膜7上に透明電極膜14が形成さ
れている。
【0149】以上のような構成を有する本実施の形態の
表示装置用基板においては、実施の形態5の表示装置用
基板において前述した効果と同様の効果が得られる。さ
らに、本実施の形態の表示装置においては、平坦化膜1
7が形成されることにより画素領域115の開口率が向
上したHA構造となるため、実施の形態3の表示装置用
基板において前述した効果と同様の効果が得られる。
【0150】上記のような本実施の形態の表示装置用基
板は、平坦化膜17を形成する点を除いて、実施の形態
5の表示装置用基板の製造方法と同様の方法により製造
される。平坦化膜17を形成する場合の製造方法の詳細
については、実施の形態3および実施の形態4において
前述した通りである。 (実施の形態7)図25は本発明の実施の形態7に係る
表示装置用基板の構成を説明するための模式図であり、
図25(a)は実施の形態7に係る表示装置用基板の模
式的な平面図を示しており、図25(b)は図25
(a)のA−A’線、B−B’線、C−C’線およびD
−D’線における模式的な部分拡大断面図を示してい
る。なお、図25(a),(b)において図1(a),
(b)と同一の符号は同一または相当する部分を示す。
【0151】本実施の形態の表示装置用基板は、画素電
極130の突出部130aが蓄積容量電極を兼ねてお
り、容量部においては、ゲート絶縁膜3、第1の半導体
膜4およびチャネル保護膜7から構成される絶縁領域
(なお、第1の半導体膜4は絶縁性ではないがこの場合
には絶縁領域に含める)を介して対向する画素電極13
0の突出部130aとゲート線125との間に容量が形
成される点を除いて実施の形態1の表示装置用基板と同
様の構成を有している。したがって、図25(a)に示
すように、本実施の形態の表示装置用基板の平面視にお
ける構成は、蓄積容量電極131を画素電極130の突
出部130aが兼ねる点を除いて図1(a)に示す実施
の形態1の表示装置用基板の平面視の構成と同様であ
る。
【0152】一方、図25(b)に示す断面視におい
て、本実施の形態の表示装置用基板の容量部は、第1の
半導体膜4、第2の半導体膜5およびコンタクト金属膜
6から構成される蓄積容量電極131を含む第1の実施
の形態の表示装置用基板の容量部とは異なった構造を有
する。すなわち、本実施の形態における容量部は、基板
1上に、容量部の一方の電極としての第1の金属膜2
と、絶縁領域としてのゲート絶縁膜3および第1の半導
体膜4が順に積層されるとともに、この各膜2〜4を覆
うようにチャネル保護膜7が形成されさらにその上に蓄
積容量電極131の代わりに画素電極130たる透明電
極膜14が形成されている。
【0153】以上のような構成を有する本実施の形態の
表示装置用基板においては、実施の形態1の表示装置用
基板において前述した効果と同様の効果が得られる。
【0154】また、このような本実施の形態の表示装置
用基板は、以下の点を除いて、実施の形態1または実施
の形態2における表示装置用基板の製造方法と同様の方
法により製造される。
【0155】すなわち、本実施の形態の表示装置用基板
の製造方法においては、実施の形態1および実施の形態
2の図3および図8に示す工程において、容量部にレジ
スト21’,61aを形成せずにこの部分のエッチング
を行いコンタクト金属膜6および第2の金属膜5を除去
する。そして、実施の形態1および実施の形態2の図4
および図9に示す工程において、容量部の第1の半導体
膜4の全面にチャネル保護膜7を形成する。
【0156】なお、本実施の形態のように画素電極が蓄
積容量電極を兼ねる場合の他の実施の形態として、実施
の形態4の表示装置用基板のようにチャネル保護膜7と
透明電極膜14との間に平坦化膜17が形成された構成
も可能である。
【0157】(実施の形態8)図26は本発明の実施の
形態8に係る表示装置用基板の構成を説明するための模
式図であり、図26(a)は実施の形態8に係る表示装
置用基板の模式的な平面図を示しており、図26(b)
は図26(a)のA−A''線、B−B’線、C−C’線
およびD−D’線における模式的な部分拡大断面図を示
している。なお、図26(a),(b)において図1
(a),(b)と同一の符号は同一または相当する部分
を示す。
【0158】図26(a)に示すように、本実施の形態
の表示装置用基板は、実施の形態5の表示装置のように
ゲート線125間に平行に共通容量電極132が形成さ
れ共通容量電極132と画素電極130との間に容量が
形成される。
【0159】このような本実施の形態の表示装置用基板
の平面視における構成は、図26(a)に示すように、
図23(a)に示す実施の形態5の表示装置用基板と同
様の構成となる。一方、図26(b)に示すように、断
面視において本実施の形態の表示装置用基板と実施の形
態5の表示装置用基板とでは、容量部の共通容量電極1
32の構成が異なる点を除いて、同様の構成を有する。
【0160】以上のような構成を有する本実施の形態の
表示装置用基板においては、実施の形態1の表示装置用
基板において前述した効果と同様の効果が得られる。ま
た、このような本実施の形態の表示装置用基板は、共通
容量電極132の形成方法が異なる点を除いて前述の実
施の形態5の表示装置用基板の製造方法と同様の方法に
より製造される。 (実施の形態9)図27は本発明の実施の形態9に係る
表示装置用基板の構成を説明するための模式図であり、
図27(a)は表示装置用基板の模式的な平面図を示し
ており、図27(b)は図27(a)中のA−A’線、
B−B’線、C−C’線およびD−D’線における部分
拡大断面図を示している。
【0161】図27(a)に示すように、平面視におい
て本実施の形態の表示装置用基板は、画素電極130の
突出部130aがゲート電極125上に形成されており
画素電極130が蓄積容量電極を兼ねる点を除いて、図
1の実施の形態1の表示装置用基板と同様の構成を有す
る。また、図27(b)に示すように、断面視において
本実施の形態の表示装置用基板は、画素領域115の画
素部とソース端子部127とが実施の形態1と同様の構
造を有しており、それ以外の部分は実施の形態1と異な
り以下のような構造を有している。
【0162】画素領域115のTFT部においては、基
板1上にゲート電極120となる第1の金属膜2と、ゲ
ート絶縁膜3と、半導体膜4aとバックチャネル保護膜
18とがこの順に積層されている。バックチャネル保護
膜18は窒化ケイ素から構成される。この場合、ゲート
絶縁膜3、半導体膜4aおよびバックチャネル保護膜1
8は第1の金属膜2よりも小さな大きさに形成されてい
る。バックチャネル保護膜18には2カ所に開口部が形
成されており、この開口部下部の半導体膜4aの領域5
aには不純物がドーピングされている。また、各膜2,
3,4a,18は、バックチャネル保護膜18の開口部
と同じ位置に開口部を有するチャネル保護膜7で覆われ
ている。この開口部内および開口部を覆うように透明電
極膜14および第2の金属膜15が順次積層されてソー
ス電極およびドレイン電極が形成されており、第2の金
属膜15上には酸化膜16が形成されている。このよう
な構成のTFTにおいては、半導体膜4a内の不純物が
ドーピングされた領域5aを介してソース電極およびド
レイン電極がそれぞれ半導体膜4aに接続されている。
すなわち、ソース電極、ドレイン電極および半導体膜4
a内の不純物がドーピングされた領域5aによりソース
電極部およびドレイン電極部が形成されている。
【0163】以上のように、本実施の形態の表示装置用
基板は、バックチャネル保護膜18が形成されたチャネ
ルプロテクト型構造を有するTFTを備えている。
【0164】また、画素領域115の容量部では、基板
1上に形成されたゲート線125たる第1の金属膜2を
覆うようにチャネル保護膜7が形成され、このチャネル
保護膜7上に画素電極130たる透明電極膜14が形成
されている。このように、本実施の形態の表示装置用基
板の容量部においては、蓄積容量電極も兼ねる画素電極
130の突出部130aとゲート線125との間に容量
が形成される。
【0165】一方、ゲート端子部124では、基板1上
に第1の金属膜2と開口部を有するチャネル保護膜7と
が順に形成されており、チャネル保護膜7の開口部内に
は透明電極膜14が形成されている。
【0166】また、ゲート・ソース接続部128では、
基板1上に第1の金属膜2が形成されており、開口部を
有するチャネル保護膜7がこの第1の金属膜2を覆って
いる。チャネル保護膜7上および開口部内には透明電極
膜14および第2の金属膜15がこの順に積層されてお
り、第2の金属膜15上には酸化膜16が形成されてい
る。
【0167】以上のような構成を有する本実施の形態の
表示装置用基板においては、ゲート絶縁膜3と不純物を
含む領域5aを含む半導体膜4aが、ゲート電極120
となる第1の金属膜2よりも小さな大きさで形成されて
いるため、実施の形態1の表示装置用基板において前述
した効果と同様の効果を得ることが可能である。
【0168】次に、本実施の形態に係る表示装置用基板
の製造方法について図28〜図33を参照しながら説明
する。図28(a)〜33(a)は、表示装置用基板の
製造工程を模式的に示す平面図である。また、図28
(b)〜図33(b)は、表示装置用基板の製造工程を
模式的に示す部分拡大断面図であり、それぞれ図28
(a)〜図33(a)中のA−A’線、B−B’線、C
−C’線およびD−D’線における断面を示している。
なお、図28(a),(b)〜図33(a),(b)に
おいて、図2(a),(b)〜図6(a),(b)と同
一の符号は同一または相当する部分を示す。
【0169】本実施の形態においては、まず、実施の形
態1の場合と同様に基板1の表面全体に第1の金属膜
2、ゲート絶縁膜3および第1の半導体膜4aをこの順
で成膜し、その後、さらに第1の半導体膜4a上にバッ
クチャネル保護膜18を成膜する。このバックチャネル
保護膜18はPCVD成膜装置を用いて第1の半導体膜
4aの成膜後に連続して成膜する。
【0170】次に、グレイトーン露光法を用いて第1の
フォト工程を行い、図28(b)に示すように、TFT
部のバックチャネル保護膜18上に、膜厚の厚い部分4
0aと膜厚の薄い部分40bとを有するレジスト40を
形成し、また、容量部のバックチャネル保護膜18上に
膜厚の薄いレジスト41を形成する。さらに、ゲート端
子部124のバックチャネル保護膜18上に膜厚の薄い
レジスト42を形成するとともに、ゲート線・ソース線
接続部のバックチャネル保護膜18上に膜厚の薄いレジ
スト43を形成する。そして、これらのレジスト40〜
43を用いて第1のエッチング工程を行い、レジスト4
0〜43で覆われていない領域のバックチャネル保護膜
18から第1の金属膜2までをエッチングして除去す
る。それにより、図28(a)に示すように、ゲート端
子部124に接続されゲート電極120も兼ねるゲート
線125を形成する。なお、このような第1のエッチン
グ工程は望ましくはドライエッチング装置で一括して行
う。
【0171】上記の第1のエッチング工程終了後、酸素
プラズマ中におけるレジストアッシング等により、膜厚
の薄いレジストの膜厚分だけレジスト40〜43を削
る。それにより、図29(b)に示すように、TFT部
にレジスト40’を残しそれ以外のレジストを除去す
る。そして、このレジスト40’を用いて第2のエッチ
ング工程を行い、レジスト40’で覆われていない領域
のバックチャネル保護膜18からゲート絶縁膜3までを
エッチングして除去する。それにより、ゲート絶縁膜
3,半導体膜4aおよびバックチャネル保護膜18を含
む半導体領域135をゲート電極120上に形成する。
なお、このような第2のエッチング工程は、望ましくは
ドライエッチング装置で一括して行う。上記の第2のエ
ッチング工程終了後、レジスト40’を剥離して除去す
る。
【0172】続いて、各膜2〜4a,18が形成された
基板1の表面全体にチャネル保護膜7を成膜する。その
後、通常の露光方法を用いて第2のフォト工程を行い、
TFT部のソース開口部形成領域およびドレイン開口部
形成領域、ゲート端子部のゲート開口部形成領域、およ
びゲート・ソース接続部のゲート・ソース接続開口部形
成領域に開口部を有する均一な膜厚のレジストをチャネ
ル保護膜7上に形成する。
【0173】そして、このレジストを用いて第3のエッ
チング工程を行い、図30(b)に示すように、TFT
部ではレジスト(図示せず)の開口部内のチャネル保護
膜7およびバックチャネル保護膜18を除去してソース
開口部8およびドレイン開口部9を形成する。また、ゲ
ート端子部ではレジストの開口部内のチャネル保護膜7
を除去してゲート開口部11を形成する。また、ゲート
・ソース接続部ではレジストの開口部内のチャネル保護
膜7を除去してゲート・ソース接続開口部12を形成す
る。なお、このような第3のエッチング工程はドライエ
ッチング装置を用いて行う。
【0174】次に、図31(b)に示すように、TFT
部のソース開口部8およびドレイン開口部9の下部の第
1の半導体膜4の領域5aにプラズマドーピング法やイ
オン注入法により不純物としてリンをドーピングし、こ
の領域5aの半導体膜4aを自己整合的に改質して不純
物を含む領域5aとする。その後、レジスト(図示せ
ず)を剥離して除去する。
【0175】続いて、各膜2,3,4a,18が形成さ
れた基板1の表面全体に透明電極膜14および第2の金
属膜15をこの順で成膜する。その後、グレイトーン露
光法を用いた第3のフォト工程を行い、図32(b)に
示すように、開口部116を有する膜厚の厚い部分44
aをTFT部の第2の金属膜15上に有するとともにこ
の部分と連続して膜厚の薄い部分44bを画素部および
容量部の第2の金属膜15上に有するレジスト44を形
成する。また、ゲート端子部の第2の金属膜15上に膜
厚の薄いレジスト45を形成するとともに、ソース端子
部には膜厚の厚い部分46aと膜厚の薄い部分46bと
から構成されるレジスト46を形成する。さらに、ゲー
ト・ソース接続部の第2の金属膜15上に膜厚の厚いレ
ジスト47を形成する。
【0176】そして、これらのレジスト44〜47を用
いて、第4のエッチング工程を行う。第4のエッチング
工程においては、TFT部、画素部、容量部、ゲート端
子部、ソース端子部およびゲート・ソース接続部におい
て、レジスト44〜47で覆われていない領域の透明電
極膜14および第2の金属膜15を除去する。それによ
り、図32(a)に示すように、TFT部においてソー
ス電極およびドレイン電極を形成してTFT129を形
成するとともに、ソース端子部126に接続されたソー
ス線127、ゲート・ソース接続部128、および、突
出部130aを有しこの部分が蓄積容量電極も兼ねる画
素電極130を形成する。このような第4のエッチング
工程は、ドライエッチング装置を用いて行うのが好まし
いが、第2の金属膜15のエッチングをドライエッチン
グ装置を用いて行いかつ透明電極膜14のエッチングを
ウエットエッチング装置を用いて行ってもよい。
【0177】上記の第4のエッチング工程終了後、酸素
プラズマにおけるレジストアッシング等により、膜厚の
薄いレジストの膜厚分だけレジスト44〜47を削る。
それにより、図33(b)に示すように、開口部116
を有するレジスト44’をTFT部に残すとともに、ソ
ース端子部にレジスト46’を、また、ゲート・ソース
接続部にレジスト47’を残し、それ以外のレジストを
除去する。そして、この残ったレジスト44’,4
6’,47’を用いて第5のエッチング工程を行い、レ
ジスト44’,46’,47’で覆われていない領域の
第2の金属膜15をエッチングして除去する。この第5
のエッチング工程はドライエッチング装置を用いて行
う。
【0178】第5のエッチング工程終了後、レジスト4
4’,46’,47’を剥離して除去する。そして、第
2の金属膜15の表面および半導体分離部13の第1の
金属膜2の表面にプラズマ酸化等により酸化膜16を形
成する。
【0179】以上のようにして、図27に示す表示装置
用基板が製造される。
【0180】なお、本実施の形態の表示装置用基板の製
造時においても、第1の実施の形態の表示装置用基板の
製造時と同様、大きなアレイ基板上に表示装置用基板を
複数枚作製し、最終的にこれらを個々の基板に分割す
る。この分割の際にはゲート・ソース接続部128を切
断して除去する。
【0181】以上のように、本実施の形態の表示装置用
基板の製造方法によれば、第1のフォト工程および第3
のフォト工程においてグレイトーン露光法を用いるた
め、3回のフォト工程のみで表示装置用基板を製造する
ことができる。このため、本実施の形態においては、実
施の形態1と同様の効果が得られる。 (実施の形態10)本発明の実施の形態10に係る表示
装置用基板の製造方法について図34〜図39を参照し
ながら説明する。図34(a)〜図39(a)は、表示
装置用基板の製造工程を模式的に示す平面図である。ま
た、図34(b)〜図39(b)は、表示装置用基板の
製造工程を模式的に示す部分拡大断面図であり、それぞ
れ図334(a)〜図39(a)中のA−A’線、B−
B’線、C−C’線およびD−D’線における断面を示
している。なお、図34(a),(b)〜図39
(a),(b)において、図28(a),(b)〜図3
3(a),(b)と同一の符号は、同一または相当する
部分を示す。
【0182】本実施の形態の製造方法は、実施の形態9
で第1および第3のフォト工程においてグレイトーン露
光法を用いることにより製造工程上合計3回のフォト工
程で表示装置用基板を製造したところを、通常の露光方
法すなわち露光および未露光の2種類の露光状態を用い
て均一な膜厚のレジストを形成する方法を用いることに
より合計5回のフォト工程で表示装置用基板を製造する
点を除いて、実施の形態9の方法と同様である。
【0183】すなわち、本実施の形態においては、図3
4(b)に示すように、第1のフォト工程において、通
常の露光方法により均一な膜厚のレジスト84〜87を
TFT部、容量部、ゲート端子部およびゲート・ソース
接続部のバックチャネル保護膜18上にそれぞれ形成す
る。そして、第1のエッチング工程において、レジスト
84〜87で覆われていない領域すなわち画素部および
ソース端子部のバックチャネル保護膜18から第1の金
属膜2までをエッチングにより除去し、その後、レジス
ト84〜87を剥離して除去する。それにより、図34
(a)に示すように、ゲート端子部124に接続されゲ
ート電極120も兼ねるゲート線125を形成する。
【0184】次に、通常の露光方法を用いて第2のフォ
ト工程を行い、図35(b)に示すように、均一な膜厚
を有するレジスト88をTFT部に形成する。そして、
このレジスト88を用いて第2のエッチング工程を行
う。それにより、TFT部においてレジスト88で覆わ
れていない領域のバックチャネル保護膜18からゲート
絶縁膜3までを除去してゲート電極120上に半導体領
域135を形成するとともに、容量部、ゲート端子部お
よびゲート・ソース接続部においてバックチャネル保護
膜18からゲート絶縁膜3までを除去する。
【0185】続いて、実施の形態9と同様の方法により
チャネル保護膜7を形成した後、第3のフォト工程を行
う。本実施の形態の第3のフォト工程は、実施の形態9
の図30において説明した第2のフォト工程と同様の方
法により行う。そして、図36(b)に示すように、こ
こで形成したレジスト(図示せず)を用いて第3のエッ
チング工程を行う。それにより、TFT部において所定
領域の保護膜7およびバックチャネル保護膜18を除去
してソース開口部8およびドレイン開口部9を形成し、
また、ゲート端子部およびゲート・ソース接続部におい
て所定領域のチャネル保護膜7を除去してゲート開口部
11およびゲート・ソース接続開口部12を形成する。
【0186】そして、図37(b)に示すように、実施
の形態9の図31において前述した方法と同様の方法に
より、ソース開口部8およびドレイン開口部9の下部に
位置する第1の半導体膜4aの領域5aを自己整合的に
改質して不純物を含む半導体領域5aとする。
【0187】続いて、実施の形態9において前述した方
法により透明電極膜14および第2の金属膜15をこの
順で成膜する。そして、通常の露光方法を用いた第4の
フォト工程を行い、図38(b)に示すようにTFT部
に開口部116を有し均一な膜厚を有するレジスト89
をTFT部、画素部および容量部に渡って第2の金属膜
15上に形成するとともに、ゲート端子部、ソース端子
部およびゲート・ソース接続部に均一な膜厚を有するレ
ジスト90〜92をそれぞれ形成する。そして、これら
のレジスト89〜92を用いて第4のエッチング工程を
行い、レジスト89〜92で覆われていない領域の透明
電極膜14および第2の金属膜15を除去する。その
後、レジスト89〜92を剥離して除去する。それによ
り、図38(a)に示すように、TFT部においてソー
ス電極およびドレイン電極を形成してTFT129を形
成するとともに、ソース端子部126に接続されたソー
ス線127、ゲート・ソース接続部128、および突出
部130aが蓄積容量電極を兼ねる画素電極130を形
成する。
【0188】さらに、通常の露光方法を用いて第5のフ
ォト工程を行い、図39(b)に示すように、開口部1
16を有し均一な膜厚を有するレジスト93をTFT部
の第2の金属膜15上に形成するとともに、ソース端子
部126およびゲート・ソース接続部128の第2の金
属膜15上に均一な膜厚を有するレジスト94,95を
それぞれ形成する。そして、これらのレジスト93〜9
5を用いて、レジスト93〜95で覆われていない領域
の第2の金属膜15を除去する。
【0189】以上のように、本実施の形態の方法によれ
ば、実施の形態9の表示装置用基板を製造することが可
能となる。このような本実施の形態においては、実施の
形態2において前述した効果と同様の効果が得られる。 (実施の形態11)図40は本発明の実施の形態11に
係る表示装置用基板の構成を説明するための模式図であ
り、図40(a)は表示装置用基板の模式的な平面図を
示しており、図40(b)は図40(a)のA−A’
線、B−B’線、C−C’線およびD−D’線における
部分拡大断面図を示している。なお、図40(a),
(b)において、図27(a),(b)と同一の符号は
同一または相当する部分を示す。
【0190】図40(a)に示すように、平面視におい
て、本実施の形態の表示装置用基板は、画素領域115
において、突出部130aが形成される代わりにゲート
線125の広い範囲に渡って蓄積容量電極も兼ねる画素
電極130が形成されており、よって、画素電極130
の面積が図27の実施の形態9の表示装置用基板の画素
電極130に比べて大きい点を除いて、実施の形態9と
同様の構成を有する。このように本実施の形態の表示装
置において画素電極130の面積を大きくすることがで
きるのは、以下の断面視において説明するように平坦化
膜17が形成されるためである。
【0191】図40(b)に示すように、本実施の形態
の表示装置用基板のTFT部は、チャネル保護膜7上に
平坦化膜17が積層された点を除いて、図27(b)に
示す実施の形態9のTFT部と同様の構造を有する。ま
た、画素部においては、基板1上にチャネル保護膜7、
平坦化膜17および画素電極たる透明電極膜7が順次積
層されている。また、容量部においては、平坦化膜17
を介してチャネル保護膜7上に蓄積容量電極も兼ねる画
素電極130たる透明電極膜14が形成された点を除い
て実施の形態9の容量部と同様の構造を有する。ゲート
端子部124およびゲート・ソース接続部128は、チ
ャネル保護膜7上に平坦化膜17が形成された点を除い
て実施の形態9と同様の構造を有しており、また、ソー
ス端子部126は実施の形態9と同様の構造を有してい
る。
【0192】以上のような構成を有する本実施の形態の
表示装置用基板では、TFT部において、ゲート絶縁膜
3および半導体領域4aおよびバックチャネル保護膜1
8が、ゲート電極120となる第1の金属膜2よりも小
さな大きさで形成されるため、実施の形態1において前
述した効果と同様の効果が得られる。
【0193】また、本実施の形態の表示装置用基板は、
平坦化膜17を形成することにより画素領域115の開
口率が向上したHA(High Aperture)構造となるため、
実施の形態3において前述した効果と同様の効果が得ら
れる。
【0194】次に、本実施の形態に係る表示装置用基板
の製造方法を図41〜図46を参照しながら説明する。
図41(a)〜図46(a)は、表示装置用基板の製造
工程を模式的に示す平面図である。また、図41(b)
〜図46(b)は、表示装置用基板の製造工程を模式的
に示す部分拡大断面図であり、それぞれ図41(a)〜
図46(a)中のA−A’線、B−B’線、C−C’線
およびD−D’線における断面を示している。なお、図
41(a),(b)〜図46(a),(b)において、
図28(a),(b)〜図33(a),(b)と同一の
符号は同一または相当する部分を示す。
【0195】本実施の形態の表示装置用基板の製造方法
は、平坦化膜を形成しこの平坦化膜上に画素電極を形成
する点のみが実施の形態9の製造方法と異なる。以下、
本実施の形態の表示装置用基板の製造方法について説明
する。
【0196】本実施の形態の製造方法における図41
(a),(b)〜図42(a),(b)の工程は、実施
の形態12の図28(a),(b)〜図29(a),
(b)の工程と同様である。
【0197】本実施の形態の製造方法においては、図4
2(a),(b)に示す工程を終えた後、各膜2〜4
a,18が形成された基板1の表面全体にチャネル保護
膜7と平坦化膜17とをこの順で成膜する。平坦化膜1
7の成膜方法は実施の形態3で前述した通りである。こ
のようにしてチャネル保護膜7および平坦化膜17を形
成した後、ソース端子部に開口部が形成された点を除い
て実施の形態9の図30で前述したレジストと同様のパ
ターンを有するレジストを第2のフォト工程において平
坦化膜17上に形成し、これを用いて第3のエッチング
工程を行う。それにより、図43(a),(b)に示す
ように、TFT部において所定領域の平坦化膜17およ
びチャネル保護膜7を除去してソース開口部8およびド
レイン開口部9を形成し、また、ゲート端子部において
所定領域の平坦化膜17およびチャネル保護膜7を除去
してゲート開口部11を形成するとともに、ソース端子
部において全面の平坦化膜17およびチャネル保護膜7
を除去する。また、ゲート・ソース接続部において所定
領域の平坦化膜17およびチャネル保護膜7を除去して
ゲート・ソース接続開口部12を形成する。これらのエ
ッチングはドライエッチング装置を用いて行う。
【0198】次に、図44(b)に示すように、実施の
形態9の図31において前述した方法と同様の方法によ
り、TFT部のソース開口部8およびドレイン開口部9
の下部の第1の半導体膜4aの領域5aを自己整合的に
改質して不純物を含む半導体領域5aとする。その後、
レジスト(図示せず)を剥離して除去する。
【0199】次に、各膜2,3,4a,7,17,18
が形成された基板1の表面全体に透明電極14および第
2の金属膜15をこの順で成膜し、その後、グレイトー
ン露光を用いた第3のフォト工程を行う。それにより、
図45(b)に示すように、TFT部の第2の金属膜1
5上に開口部と膜厚の厚い部分48aとを有しかつ残り
のTFT部から画素部および容量部にかけて第2の金属
膜15上に膜厚の薄い部分48bを有するレジスト48
を形成する。また、ゲート端子部の第2の金属膜15上
に膜厚の薄いレジスト49を形成する。また、ソース端
子部の第2の金属膜15上に、膜厚の厚い部分50aと
膜厚の薄い部分50bとから構成されるレジスト50を
形成する。さらに、ゲート・ソース接続部の第2の金属
膜15上に膜厚の厚いレジスト51を形成する。
【0200】そして、これらのレジスト48〜51を用
いて第4のエッチング工程を行う。第4のエッチング工
程においては、TFT部、画素部、容量部、ゲート端子
部、ソース端子部およびゲート・ソース接続部におい
て、レジスト48〜51で覆われていない領域の透明電
極膜14および第2の金属膜15を除去する。それによ
り、図45(a)に示すように、TFT部においてソー
ス電極およびドレイン電極を形成してTFT129を形
成するとともに、ソース端子部126に接続されたソー
ス線127、ゲート・ソース接続部128および蓄積容
量電極も兼ねる画素電極130を形成する。このような
第4のエッチング工程は、ドライエッチング装置を用い
て行うのが好ましいが、第2の金属膜15のエッチング
をドライエッチング装置を用いて行い、透明電極膜14
のエッチングをウエットエッチング装置を用いて行って
もよい。
【0201】上記の第4のエッチング工程終了後、酸素
プラズマにおけるレジストアッシング等により、膜厚の
薄いレジストの膜厚分だけレジスト48〜51を削る。
それにより、図46(b)に示すように、レジスト4
8’をTFT部に残すとともにソース端子部126にレ
ジスト50’およびゲート・ソース接続部128にレジ
スト51’をそれぞれ残し、それ以外のレジストを除去
する。そして、この残ったレジスト48’,50’,5
1’を用いて第5のエッチング工程を行い、レジスト4
8’,50’,51’で覆われていない領域の第2の金
属膜15をエッチングして除去する。この第5のエッチ
ング工程はドライエッチング装置を用いて行う。第5の
エッチング工程終了後、レジスト48’,50’,5
1’を剥離して除去する。
【0202】以上のようにして、本実施の形態の方法に
よれば、図40の表示装置用基板が製造される。
【0203】このような本実施の形態の製造方法によれ
ば、実施の形態9の表示装置用基板の製造方法において
前述した効果が得られるとともに、平坦化膜17を形成
することにより画素領域115の開口率が向上したHA
(High Aperture)構造を有する表示装置用基板を製造
することが可能となるため実施の形態3において前述し
た効果と同様の効果が得られる。 (実施の形態12)本発明の実施の形態12に係る表示
装置用基板の製造方法について図47〜図52を参照し
ながら説明する。図47(a)〜図52(a)は、表示
装置用基板の製造工程を模式的に示す平面図である。ま
た、図47(b)〜図52(b)は、表示装置用基板の
製造工程を模式的に示す部分拡大断面図であり、それぞ
れ図47(a)〜図52(a)中のA−A’線、B−
B’線、C−C’線およびD−D’線における断面を示
している。なお、図47(a),(b)〜図52
(a),(b)において、図41(a),(b)〜図4
6(a),(b)と同一の符号は、同一または相当する
部分を示す。
【0204】本実施の形態の方法は、実施の形態11で
第1および第3のフォト工程においてグレイトーン露光
法を用いることにより製造工程上合計3回のフォト工程
で表示装置用基板を製造したところを、通常の露光方法
により均一な膜厚のレジストを形成する方法を用いて合
計5回のフォト工程で表示装置用基板を製造する点を除
いて、実施の形態11の方法と同様である。
【0205】すなわち、本実施の形態においては、図4
7(b)に示すように、第1のフォト工程において、通
常の露光方法により均一な膜厚のレジスト84〜87を
TFT部、容量部、ゲート端子部およびゲート・ソース
接続部のバックチャネル保護膜18上にそれぞれ形成す
る。そして、第1のエッチング工程において、レジスト
84〜87で覆われていない領域のバックチャネル保護
膜18から第1の金属膜2までをエッチングにより除去
し、その後、レジスト84〜87を剥離して除去する。
それにより、図47(a)に示すように、ゲート端子部
124に接続されたゲート電極120も兼ねるゲート線
125を形成する。
【0206】次に、通常の露光方法を用いて第2のフォ
ト工程を行い、図48(b)に示すように、TFT部の
バックチャネル保護膜18上に均一な膜厚を有するレジ
スト88を形成する。そして、このレジスト88を用い
て第2のエッチング工程を行う。それにより、図48
(a)に示すように、TFT部においてレジスト88で
覆われていない領域のバックチャネル保護膜18からゲ
ート絶縁膜3までを除去して半導体領域135を形成す
るとともに、容量部、ゲート端子部およびゲート・ソー
ス接続部においてバックチャネル保護膜18からゲート
絶縁膜2までを除去する。このようなエッチングの後、
レジスト88を剥離して除去する。
【0207】続いて、実施の形態11と同様の方法によ
り各膜2〜4a,18が形成された基板1の表面全体に
チャネル保護膜7および平坦化膜17をこの順で成膜
し、その後、通常の露光方法を用いた第3のフォト工程
を行う。本実施の形態の第3のフォト工程は、実施の形
態11の図36において前述した第2のフォト工程と同
様であり、ここで形成したレジストを用いて第3のエッ
チング工程を行う。それにより、図49(a),(b)
に示すように、TFT部において所定領域の平坦化膜1
7、チャネル保護膜7およびバックチャネル保護膜18
を除去し、ソース開口部8およびドレイン開口部9を形
成する。また、ゲート端子部およびゲート・ソース接続
部においては所定領域の平坦化膜17およびチャネル保
護膜7を除去し、ゲート開口部11およびゲート・ソー
ス接続開口部12をそれぞれ形成する。また、ソース端
子部においては全面に形成されたチャネル保護膜7およ
び平坦化膜17を除去する。
【0208】そして、図50(b)に示すように、実施
の形態11の図44において前述した方法と同様の方法
により、ソース開口部8およびドレイン開口部9の下部
に位置する第1の半導体膜4aの領域5aを自己整合的
に改質して不純物を含む半導体領域5aとする。
【0209】次に、各膜2,3,4a,7,17,18
が形成された基板1の表面全体に透明電極膜14および
第2の金属膜15をこの順で成膜する。その後、通常の
露光方法を用いて第4のフォト工程を行い、図51
(b)に示すように、TFT部に開口部を有し均一な膜
厚を有するレジスト96をTFT部、画素部および容量
部の第2の金属膜15上に渡って形成するとともに、ゲ
ート端子部、ソース端子部およびゲート・ソース接続部
に均一な膜厚を有するレジスト97〜99をそれぞれ形
成する。そして、これらのレジスト96〜99を用いて
第4のエッチング工程を行い、レジスト96〜99で覆
われていない領域の透明電極膜14および第2の金属膜
15を除去する。その後、レジスト96〜99を剥離し
て除去する。それにより、図51(a)に示すように、
TFT部にソース電極およびドレイン電極を形成してT
FT129を形成するとともに、ソース端子部126に
接続されたソース線127、ゲート・ソース接続部12
8、および蓄積容量電極も兼ねる画素電極130を形成
する。
【0210】さらに、通常の露光方法を用いて第5のフ
ォト工程を行い、図52(b)に示すように、均一な膜
厚を有するレジスト100をTFT部の第2の金属膜1
5上に形成するとともに、ソース端子部126およびゲ
ート・ソース接続部128の第2の金属膜15上に均一
な膜厚を有するレジスト101,102をそれぞれ形成
する。そして、これらのレジスト100〜102を用い
て第5のエッチング工程を行い、レジスト100〜10
2で覆われていない領域の第2の金属膜15を除去す
る。
【0211】以上のように、本実施の形態の方法によれ
ば、図40に示す表示装置用基板を製造することができ
る。このような本実施の形態においては、実施の形態4
において前述した効果と同様の効果が得られる。 (実施の形態13)図53は本発明の実施の形態13に
係る表示装置用基板の構成を説明するための模式図であ
り、図53(a)は実施の形態13に係る表示装置用基
板の模式的な平面図を示しており、図53(b)は図5
3(a)のA−A''線、B−B’線、C−C’線および
D−D’線における模式的な部分拡大断面図を示してい
る。なお、図53(a),(b)において図27
(a),(b)と同一の符号は同一または相当する部分
を示す。
【0212】本実施の形態の表示装置用基板は、以下の
点を除いて、図27の実施の形態9の表示装置用基板と
同様の構造を有している。すなわち、本実施の形態の表
示装置用基板では、図53(a)に示すように、2つの
ゲート線125間に平行に共通容量電極132aが形成
されている。すなわち、本実施の形態の表示装置用基板
の容量部は共通容量電極132aと画素電極130との
間に容量が形成される。
【0213】図53(b)に示すように、容量部におい
ては、絶縁領域たるチャネル保護膜7を介して対向する
共通容量電極132aたる第1の金属膜2と画素電極1
30たる透明電極膜14との間に容量が形成される。
【0214】以上のような構成を有する本実施の形態の
表示装置用基板においては、実施の形態9の表示装置用
基板において前述した効果と同様の効果が得られる。ま
た、このような本実施の形態の表示装置用基板は、以下
の点を除いて、実施の形態9または実施の形態10にお
ける表示装置用基板の製造方法と同様の方法により製造
される。
【0215】すなわち、本実施の形態の表示装置用基板
の製造時には、容量部において、実施の形態9および実
施の形態10の場合と同様に基板1上に第1の金属膜
2、絶縁膜3、半導体膜4aおよびバックチャネル保護
膜18を順次積層し、バックチャネル保護膜18からゲ
ート絶縁膜3までをエッチングして除去した後に残った
第1の金属膜2上にチャネル保護膜7および画素電極1
30たる透明電極膜14を順に形成する。それにより、
画素電極130を形成するとともに共通容量電極132
aを形成する。 (実施の形態14)図54は本発明の実施の形態14に
係る表示装置用基板の構成を説明するための模式図であ
り、図54(a)は実施の形態14に係る表示装置用基
板の模式的な平面図を示しており、図54(b)は図5
4(a)のA−A''線、B−B’線、C−C’線および
D−D’線における模式的な部分拡大断面図を示してい
る。
【0216】本実施の形態の表示装置用基板は、平坦化
膜17が形成されることによりHA構造を有し、したが
って、画素電極とゲート電極とが重なりを有するように
なった点を除いて、図53の実施の形態13の表示装置
用基板と同様の構造を有する。断面視において、本実施
の形態の表示装置用基板と実施の形態17の表示装置用
基板とでは、以下の点が異なる。
【0217】すなわち、図54(b)に示すように、本
実施の形態の表示装置用基板のTFT部は、チャネル保
護膜7上に平坦化膜17が積層されている。また、画素
部においては平坦化膜17を介してチャネル保護膜7上
に画素電極130たる透明電極膜14が形成されてい
る。また、共通容量電極132aを含む容量部において
は、平坦化膜17を介してチャネル保護膜7上に画素電
極130たる透明電極膜14が形成されており、ゲート
・ソース接続部では平坦化膜17を介してチャネル保護
膜7上に第2の金属膜15が形成されている。
【0218】以上のような構成を有する本実施の形態の
表示装置用基板においては、実施の形態13の表示装置
用基板において前述した効果と同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態の表示装置においては、平坦化膜
17が形成されることにより画素領域115の開口率が
向上したHA構造となるため、実施の形態3において前
述した効果と同様の効果が得られる。
【0219】以上のような本実施の形態の表示装置用基
板は、平坦化膜17を形成する点を除いて、実施の形態
13の表示装置用基板の製造方法と同様の方法により製
造される。なお、平坦化膜17を形成する場合の製造方
法の詳細については、実施の形態11および実施の形態
12において前述した通りである。 (実施の形態15)図55は本発明の実施の形態15に
係る液晶表示装置の構成を示すブロック図であり、図5
6は図55の液晶表示装置の構造を模式的に示す部分断
面図である。
【0220】図55において、液晶表示装置200は、
液晶パネル201とこれを駆動するためのソースドライ
バ150Aとゲートドライバ150Bとを備えている。
液晶パネル201には、複数のゲート線410と複数の
ソース線420とが互いに直交するように配設され、ゲ
ート線410とソース線420とでマトリクス状に区画
されるようにして画素202が形成されている。各画素
202にはTFTからなるスイッチングトランジスタ5
00が配設されている。スイッチングトランジスタ50
0は、ゲート電極がゲート線410に接続され、ソース
電極がソース線420に接続され、ドレイン電極が画素
電極(図示せず)に接続されている。このドレインは、
等価回路上、画素電極と対向電極240との間に形成さ
れた液晶容量290により対向電極240に接続されて
いる。そして、ゲート線410およびソース線420は
それぞゲートドライバ150Aおよびソースドライバ1
50Bに接続されている。このような液晶表示装置20
0には、実施の形態1,3,5〜9,11,13,14
のいずれかの表示装置用基板が用いられている。
【0221】本実施の形態においては、具体的に、液晶
表示素装置200が実施の形態3の表示装置用基板、す
なわちチャネルエッチ型構造のTFTを備えかつ平坦化
膜が形成されてHA構造を有する表示装置用基板から構
成される場合について説明する。したがって、本実施の
形態の液晶表示装置200の構造を示す図56におい
て、図12と同一符号は、同一または相当する部分を示
す。
【0222】図56に示すように、液晶パネル201
は、互いに対向する対向基板510およびアレイ基板5
11と、両基板510,511の間に挟持された液晶層
503と、両基板510,511の外側にそれぞれ配設
された偏光板502,507とを有する。また、アレイ
基板511側には、液晶パネル201に光を供給するバ
ックライト501が配設されている。
【0223】対向基板510は、ガラス基板506の内
面にカラーフィルタ505、透明電極膜504および配
向膜(図示せず)がこの順に積層されて構成されてい
る。一方、アレイ基板511としては実施の形態4の表
示装置用基板が用いられている。アレイ基板511の液
晶パネル201を構成する領域では、基板1の内面にゲ
ート線410(図56には示さず)、ソース線420
(図56には示さず)、スイッチングトランジスタ50
0、透明電極14からなる画素電極がそれぞれ形成さ
れ、これらを覆うように配向膜(図示せず)が形成され
ている。そして、アレイ基板511には、ゲートドライ
バ150Aおよびソースドライバ150Bが接続されて
いる。
【0224】このように構成された液晶表示装置200
では、ゲート線410を通じてゲートドライバ150A
から入力されるゲート信号に応じて各画素202のスイ
ッチングトランジスタ500が順次オンし、このオン時
にソース線420を通じてソースドライバ150Bから
画像信号(ソース信号)が順次各画素202に書き込ま
れる。それにより、液晶層503の液晶分子が画像信号
に応じて変調され、表示画面に前記画像信号に応じた画
像が表示される。 (実施の形態16)図57は、本発明の実施の形態16
に係る有機エレクトロルミネッセンス表示装置(以下、
有機EL表示装置という)の構成を示すブロック図であ
り、図58は、図57の有機EL表示装置の構造を模式
的に示す部分断面図である。
【0225】図57において、有機EL表示装置300
は、エレクトロルミネッセンス表示部(以下、EL表示
部という)301とこれを駆動するためのCMOS駆動
回路160A,160Bとを備えている。EL表示部3
01には、複数のゲート線410と複数のソース線42
0および電流供給線470の対とが互いに直交するよう
に配設され、前記ゲート線410とソース線420およ
び電流供給線470の対とでマトリクス状に区画される
ようにして画素302が形成されている。このような有
機EL表示装置300に用いられる表示装置用基板に
は、TFTがスイッチングトランジスタ500および駆
動用トランジスタ460として配設されている。スイッ
チングトランジスタ500は、ゲートがゲート線410
に接続され、一方の主端子がソース線420に接続さ
れ、他方の主端子がコンデンサを介して電流供給線47
0に接続されている。駆動用トランジスタ460は、ゲ
ートがスイッチングトランジスタ500の上記他方の主
端子に接続され、一方の主端子が電流供給線470に接
続され、他方の主端子がエレクトロルミネッセンスセル
(以下、ELセルという)480に接続されている。
【0226】有機EL表示装置300に用いられる表示
装置用基板は、電流供給線470とこれに接続されるコ
ンデンサおよび駆動用トランジスタ460が形成される
点を除いて、実施の形態1,3,5〜9,11,13,
14のいずれかの表示装置用基板と同様の構造を有して
いる。したがって、有機EL表示装置300に用いられ
る表示装置用基板は、電流供給線470とこれに接続さ
れるコンデンサおよび駆動用トランジスタ460が形成
される点を除いて、実施の形態1,3,5〜9,11,
13,14のいずれかの表示装置用基板の製造方法と同
様の方法により製造される。
【0227】本実施の形態においては、具体的に、有機
EL表示装置300が、電流供給線470とこれに接続
されるコンデンサおよび駆動用トランジスタ460が形
成される点を除いて実施の形態3の表示装置用基板と同
様の構造を有する表示装置用基板、すなわちチャネルエ
ッチ型構造のTFTを含みかつ平坦化膜が形成されてH
A構造を有する表示装置用基板から構成される場合につ
いて説明する。このような本実施の形態において用いら
れる表示装置用基板の断面視は、実施の形態3の表示装
置用基板の断面視と同様であり、したがって、本実施の
形態の有機EL表示装置の構造を示す図58において、
図12と同一符号は同一または相当する部分を示す。
【0228】図58に示すように、有機EL表示装置3
00は、断面視において実施の形態3の表示装置用基板
と同様の構造を有する表示装置用基板により構成される
TFTアレイ基板600を有しており、このTFTアレ
イ基板600にはCMOS駆動回路160A,160B
が接続されている。EL表示部301においては、画素
302毎に駆動用トランジスタ460およびスイッチン
グトランジスタ500を構成する各TFTが形成されて
いる(なお、図58には駆動用トランジスタ460のみ
を示す)。
【0229】また、TFTアレイ基板600の透明電極
膜14上には、例えばポリエチレンジオキシチオフェン
(PEDT)からなる導電性高分子膜601、実際に発
光する例えばポリジアルキルフルオレン誘導体膜602
およびカルシウムCa膜からなる陰極603がこの順で
積層されている。そして、これらがELセル480を構
成している。これにより、駆動用トランジスタ460お
よびスイッチングトランジスタ500がエレクトロルミ
ネッセンスセル480と一体的に形成されている。
【0230】このように構成された有機EL表示装置3
00では、CMOS駆動回路160Aが、走査線410
にパルス信号を出力すると、スイッチングトランジスタ
500がオンする。一方、このパルス信号の出力にタイ
ミングをあわせてCMOS駆動回路160Bが信号線4
20に表示信号を出力する。すると、駆動用トランジス
タ460がオン状態となるとともにその表示信号に応じ
た電流が電流供給線470から流れてELセル480が
発光する。
【0231】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、製造時におけるフォト工程の工程数を減らす
ことにより製造コストを削減することが可能なTFT、
ならびにこのようなTFTを備えた表示装置用基板およ
びその製造方法、さらにはこのような表示装置用基板を
含んだ液晶表示装置および有機EL素子を提供すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示装置用基
板の構成を説明するための模式的な図であって、(a)
は平面図、(b)は断面図である。
【図2】図1の表示装置用基板の製造方法を説明するた
めの模式的な図であって、(a)は平面図、(b)は断
面図である。
【図3】図1の表示装置用基板の製造方法を説明するた
めの模式的な図であって、(a)は平面図、(b)は断
面図である。
【図4】図1の表示装置用基板の製造方法を説明するた
めの模式的な図であって、(a)は平面図、(b)は断
面図である。
【図5】図1の表示装置用基板の製造方法を説明するた
めの模式的な図であって、(a)は平面図、(b)は断
面図である。
【図6】図1の表示装置用基板の製造方法を説明するた
めの模式的な図であって、(a)は平面図、(b)は断
面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置用基
板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置用基
板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置用基
板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置用
基板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態に係る表示装置用
基板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る表示装置用
基板の構成を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図13】図12の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図14】図12の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図15】図12の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図16】図12の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図17】図12の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図18】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置用
基板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置用
基板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図20】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置用
基板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図21】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置用
基板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図22】本発明の第4の実施の形態に係る表示装置用
基板の製造方法を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図23】本発明の第5の実施の形態に係る表示装置用
基板の構成を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図24】本発明の第6の実施の形態に係る表示装置用
基板の構成を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図25】本発明の第7の実施の形態に係る表示装置用
基板の構成を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図26】本発明の第8の実施の形態に係る表示装置用
基板の構成を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図27】本発明の第9の実施の形態に係る表示装置用
基板の構成を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図28】図27の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図29】図27の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図30】図27の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図31】図27の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図32】図27の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図33】図27の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図34】本発明の第10の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図35】本発明の第10の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図36】本発明の第10の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図37】本発明の第10の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図38】本発明の第10の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図39】本発明の第10の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図40】本発明の第11の実施の形態に係る表示装置
用基板の構成を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図41】図40の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図42】図40表示装置用基板の製造方法を説明する
ための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)は
断面図である。
【図43】図40の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図44】図40の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図45】図40の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図46】図40の表示装置用基板の製造方法を説明す
るための模式的な図であって、(a)は平面図、(b)
は断面図である。
【図47】本発明の第12の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図48】本発明の第12の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図49】本発明の第12の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図50】本発明の第12の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図51】本発明の第12の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図52】本発明の第12の実施の形態に係る表示装置
用基板の製造方法を説明するための模式的な図であっ
て、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図53】本発明の第13の実施の形態に係る表示装置
用基板の構成を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図54】本発明の第14の実施の形態に係る表示装置
用基板の構成を説明するための模式的な図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図55】本発明の第15の実施の形態に係る液晶表示
装置の構成を示すブロック図である。
【図56】図55の液晶表示装置の構造を示す部分断面
図である。
【図57】本発明の第16の実施の形態に係る有機エレ
クトロルミネッセンス表示装置の構成を示すブロック図
である。
【図58】図57の有機エレクトロルミネッセンス表示
装置の構造を示す部分断面図である。
【図59】従来の薄膜トランジスタの例を模式的に示す
断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 第1の金属膜 3 ゲート絶縁膜 4 半導体膜 5 不純物を含む半導体膜 6 コンタクト金属膜 7 チャネル保護膜 8 ソース開口部 9 ドレイン開口部 10 蓄積容量開口部 11 ゲート端子開口部 12 ゲート・ソース接続開口部 13 半導体分離部 14 透明電極膜 15 第2の金属膜 16 酸化膜 17 平坦化膜 18 バックチャネル保護膜 20〜24,26〜28,33〜36,40〜51,6
0〜81,84〜102 レジスト 130 画素電極 131 蓄積容量電極 132 共通容量電極 150A,150B,160A,160B CMOS駆
動回路 200 液晶表示装置 201 液晶パネル 202,302 画素 280 蓄積容量 290 液晶容量 300 有機EL表示装置 301 EL表示部 410 走査線 420 信号線 470 電流供給線 480 ELセル 500 スイッチングトランジスタ 501 バックライト 502 偏光板 503 液晶層 504 透明電極膜 505 カラーフィルタ 506 ガラス基板 507 偏光板 510 対向基板 511 アレイ基板 600 TFTアレイ基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/35 H05B 33/14 A H01L 29/786 H01L 29/78 627C H05B 33/14 612D 616J Fターム(参考) 2H088 EA22 EA25 FA18 FA24 HA01 HA02 HA04 MA20 2H092 JA24 JA29 JA34 JA37 JB58 JB61 NA21 NA25 NA27 NA29 PA01 RA10 3K007 AB18 DB03 GA00 5C094 AA42 AA43 AA44 AA48 BA03 BA27 BA43 CA19 DA14 EA04 EA07 5F110 AA16 BB02 CC07 CC08 DD02 EE03 EE04 EE06 EE25 EE44 FF03 FF30 GG02 GG15 GG45 HJ01 HJ13 HJ18 HK03 HK04 HK06 HK09 HK16 HK21 HK25 HK35 HK42 HL03 HL04 HL06 HL07 HL11 HL12 HM02 HM05 NN02 NN03 NN12 NN22 NN24 NN27 NN35 NN36 NN37 NN38 NN44 NN45 NN46 NN47 NN54 NN73 QQ02 QQ09 QQ19

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に形成されたゲート電極と、
    前記ゲート電極上に順に形成されたゲート絶縁膜および
    半導体膜を含む半導体領域と、前記ゲート電極および前
    記半導体領域を覆うように形成されたチャネル保護膜
    と、前記半導体膜の上面から前記チャネル保護膜を上方
    に貫通して延びるようにそれぞれ形成されたソース電極
    部およびドレイン電極部とを備えた薄膜トランジスタに
    おいて、 平面視において、前記半導体領域が前記ゲート電極内に
    収まるように形成されたことを特徴とする薄膜トランジ
    スタ。
  2. 【請求項2】 前記チャネル保護膜上に平坦化膜が形成
    され、前記ソース電極部および前記ドレイン電極部が前
    記半導体膜の上面から前記チャネル保護膜と前記平坦化
    膜とを上方に貫通して延びるようにそれぞれ形成された
    請求項1記載の薄膜トランジスタ。
  3. 【請求項3】 前記半導体領域上に不純物を含む半導体
    膜とコンタクト金属膜とから構成されるソースコンタク
    ト端子およびドレインコンタクト端子が形成され、前記
    ソースコンタクト端子とソース電極とにより前記ソース
    電極部が構成されるとともに前記ドレインコンタクト端
    子とドレイン電極とにより前記ドレイン電極部が構成さ
    れ、前記ソースコンタクト端子およびドレインコンタク
    ト端子を介して前記ソース電極およびドレイン電極が前
    記半導体膜と接続された請求項1記載の薄膜トランジス
    タ。
  4. 【請求項4】 前記半導体領域は前記半導体膜上にさら
    にバックチャネル保護膜を含みかつ前記バックチャネル
    保護膜上に前記チャネル保護膜が形成され、前記チャネ
    ル保護膜およびバックチャネル保護膜を除去して形成さ
    れたソース開口部およびドレイン開口部の下部に位置す
    る前記半導体膜の領域に不純物がドーピングされ、前記
    ソース開口部下部の前記ドーピング領域とソース電極と
    により前記ソース電極部が構成されるとともに前記ドレ
    イン開口部下部の前記ドーピング領域とドレイン電極と
    により前記ドレイン電極部が構成され、前記ソース開口
    部下部および前記ドレイン電極下部の前記ドーピング領
    域を介して前記ソース電極および前記ドレイン電極が前
    記半導体膜と接続された請求項1記載の薄膜トランジス
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の薄膜トランジスタを備え
    た表示装置用基板であって、 前記表示装置用基板は、画素電極が前記薄膜トランジス
    タのドレイン電極に接続されるとともに容量部が前記画
    素電極に接続されてなる単位画素を複数含み、前記複数
    の単位画素がマトリクス状に配列された構成を有するこ
    とを特徴とする表示装置用基板。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の薄膜トランジスタを備え
    た表示装置用基板であって、 前記表示装置用基板は、画素電極が前記薄膜トランジス
    タのドレイン電極に接続されるとともに容量部が前記画
    素電極に接続されてなる単位画素を複数含み、前記複数
    の単位画素がマトリクス状に配列された構成を有するこ
    とを特徴とする表示装置用基板。
  7. 【請求項7】 前記容量部の容量が前記画素電極に接続
    された蓄積容量電極とゲート線との間に形成された請求
    項5記載の表示装置用基板。
  8. 【請求項8】 前記容量部が前記画素電極と共通容量電
    極とを含んで構成された請求項5記載の表示装置用基
    板。
  9. 【請求項9】 前記容量部が蓄積容量電極を兼ねる画素
    電極とゲート線とを含んで構成された請求項5記載の表
    示装置用基板。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の薄膜トランジスタを備
    えた表示装置用基板であって、 前記表示装置用基板は、画素電極が前記薄膜トランジス
    タのドレイン電極に接続されるとともに、少なくともゲ
    ート金属膜とゲート絶縁膜と第1の半導体膜とチャネル
    保護膜と透明電極膜とを含む容量部が前記画素電極に接
    続されてなる単位画素を複数含み、前記複数の単位画素
    がマトリクス状に配列された構成を有することを特徴と
    する表示装置用基板。
  11. 【請求項11】 請求項4記載の薄膜トランジスタを備
    えた表示装置用基板であって、 前記表示装置用基板は、画素電極が前記薄膜トランジス
    タのドレイン電極に接続されるとともに、少なくともゲ
    ート金属膜とチャネル保護膜と透明電極膜とを含む容量
    部が前記画素電極に接続されてなる単位画素を複数含
    み、前記複数の単位画素がマトリクス状に配列された構
    成を有することを特徴とする表示装置用基板。
  12. 【請求項12】 互いに対向する薄膜トランジスタアレ
    イ基板および対向基板と、前記薄膜トランジスタアレイ
    基板と前記対向基板との間に挟持される液晶層とを備え
    た液晶表示装置において、 前記薄膜トランジスタアレイ基板が、請求項5,6,1
    0,11のいずれかに記載の表示装置用基板から構成さ
    れることを特徴とする液晶表示装置。
  13. 【請求項13】 陽極となる透明電極膜を含む表示装置
    用基板上に有機エレクトロルミネッセンス発光層と陰極
    とが順次積層されてなる有機エレクトロルミネッセンス
    表示装置において、 前記表示装置用基板が、請求項5,6,10,11のい
    ずれかに記載の表示装置用基板から構成されることを特
    徴とする有機エレクトロルミネッセンス表示装置。
  14. 【請求項14】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第1のレジストを前記コンタ
    クト金属膜上に形成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工程
    と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の
    半導体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタク
    ト端子とドレインコンタクト端子を形成するとともに前
    記ゲート線との間で容量部の容量を形成する蓄積容量電
    極を形成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜、前記コンタクト金属膜が形
    成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜を成
    膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    2のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第2のレジストを形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部、ドレ
    イン開口部および蓄積容量電極開口部を形成するととも
    に所定領域のチャネル保護膜、第1の半導体膜およびゲ
    ート絶縁膜を除去して端子開口部を形成する工程と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部、前記ド
    レイン開口部および前記蓄積容量電極開口部の内面と、
    前記端子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属
    膜を順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
    金属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を
    形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第3
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  15. 【請求項15】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第1のフォト工
    程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工程
    と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半導体
    膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト端子
    とドレインコンタクト端子を形成するとともに前記ゲー
    ト線との間で容量部の容量を形成する蓄積容量電極を形
    成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜、前記コンタクト金属膜が形
    成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜を成
    膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト工
    程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部、ドレ
    イン開口部および蓄積容量電極開口部を形成するととも
    に所定領域のチャネル保護膜、第1の半導体膜およびゲ
    ート絶縁膜を除去して端子開口部を形成する工程と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部、前記ド
    レイン開口部および前記蓄積容量開口部の内面と、前記
    ゲート端子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金
    属膜を順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を
    形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する工程と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  16. 【請求項16】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第1のレジストを前記コンタ
    クト金属膜上に形成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工程
    と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の
    半導体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタク
    ト端子とドレインコンタクト端子を形成するとともに前
    記ゲート線との間で容量部の容量を形成する蓄積容量電
    極を形成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜、前記コンタクト金属膜が形
    成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜と平
    坦化膜とを順次成膜する工程と、 前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第2のフ
    ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
    有する第2のレジストを形成する第2のフォト工程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域の平坦化膜およびチャネル保護膜を除去してソー
    ス開口部、ドレイン開口部および蓄積容量電極開口部を
    形成するとともに所定領域の平坦化膜、チャネル保護
    膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して端子
    開口部を形成する工程と、 前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部、前記ドレイン
    開口部および前記蓄積容量電極開口部の内面と、前記端
    子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属膜を順
    次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
    金属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を
    形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに所定領域の前記第3のレジス
    トのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  17. 【請求項17】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第1のフォト工
    程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工程
    と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半導体
    膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト端子
    とドレインコンタクト端子を形成するとともに前記ゲー
    ト線との間で容量部の容量を形成する蓄積容量電極を形
    成する工程と、 前記第1の金属膜、ゲート絶縁膜、第1の半導体膜、前
    記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜が形成さ
    れた前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜と平坦化
    膜とを順次成膜する工程と、 前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第3のフ
    ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
    有する第3のレジストを形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域の平坦化膜およびチャネル保護膜を除去してソー
    ス開口部、ドレイン開口部および蓄積容量電極開口部を
    形成するとともに所定領域の平坦化膜、チャネル保護
    膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して端子
    開口部を形成する工程と、 前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部、前記ドレイン
    開口部および前記蓄積容量電極開口部の内面と、前記端
    子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属膜を順
    次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を
    形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する工程と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  18. 【請求項18】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第1のレジストを前記コンタ
    クト金属膜上に形成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成するととも
    に2本の前記ゲート線間に共通容量電極を形成する工程
    と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の
    半導体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタク
    ト端子とドレインコンタクト端子を形成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜
    が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜
    を成膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    2のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第2のレジストを形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部、ドレ
    イン開口部および共通容量電極開口部を形成するととも
    に所定領域のチャネル保護膜、第1の半導体膜およびゲ
    ート絶縁膜を除去して端子開口部を形成する工程と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部、前記ド
    レイン開口部および前記共通容量電極開口部の内面と、
    前記端子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属
    膜を順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
    金属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を
    形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに所定領域の前記第3のレジス
    トのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  19. 【請求項19】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第1のフォト工
    程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成するととも
    に2本の前記ゲート線間に共通容量電極を形成する工程
    と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半導体
    膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト端子
    とドレインコンタクト端子を形成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜
    が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜
    を成膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト工
    程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部、ドレ
    イン開口部および共通容量電極開口部を形成するととも
    に所定領域のチャネル保護膜、第1の半導体膜およびゲ
    ート絶縁膜を除去して端子開口部を形成する工程と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部、前記ド
    レイン開口部および前記共通容量電極開口部の内面と、
    前記端子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属
    膜を順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を
    形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する工程と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  20. 【請求項20】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第1のレジストを前記コンタ
    クト金属膜上に形成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成するととも
    に2本の前記ゲート線間に共通容量電極を形成する工程
    と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の
    半導体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタク
    ト端子とドレインコンタクト端子を形成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜
    が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜
    と平坦化膜とを順次成膜する工程と、 前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第2のフ
    ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
    有する第2のレジストを形成する第2のフォト工程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域の平坦化膜およびチャネル保護膜を除去してソー
    ス開口部、ドレイン開口部および共通容量電極開口部を
    形成するとともに所定領域の平坦化膜、チャネル保護
    膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して端子
    開口部を形成する工程と、 前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部、前記ドレイン
    開口部および前記共通容量電極開口部の内面と、前記端
    子開口部の内面に透明電極膜および第2の金属膜を順次
    成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
    金属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を
    形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに所定領域の前記第3のレジス
    トのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  21. 【請求項21】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第1のフォト工
    程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成するととも
    に2本の前記ゲート線間に共通容量電極を形成する工程
    と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半導体
    膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト端子
    とドレインコンタクト端子を形成する工程と、 前記第1の金属膜、ゲート絶縁膜、第1の半導体膜、前
    記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜が形成さ
    れた前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜と平坦化
    膜とを順次成膜する工程と、 前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第3のフ
    ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
    有する第3のレジストを形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域の平坦化膜およびチャネル保護膜を除去してソー
    ス開口部、ドレイン開口部および共通容量電極開口部を
    形成するとともに所定領域の平坦化膜、チャネル保護
    膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して端子
    開口部を形成する工程と、 前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部、前記ドレイン
    開口部および前記共通容量電極開口部の内面と、前記端
    子開口部の内面とに透明電極膜および第2の金属膜を順
    次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線および画素電極を
    形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する工程と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  22. 【請求項22】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第1のレジストを前記コンタ
    クト金属膜上に形成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工程
    と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の
    半導体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタク
    ト端子とドレインコンタクト端子を形成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜
    が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜
    を成膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    2のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第2のレジストを形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部および
    ドレイン開口部を形成するとともに所定領域のチャネル
    保護膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して
    端子開口部を形成する工程と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部および前
    記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに
    透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
    金属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を
    形成する画素電極を形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに所定領域の前記第3のレジス
    トのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  23. 【請求項23】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第1のフォト工
    程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工程
    と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半導体
    膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト端子
    とドレインコンタクト端子を形成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜、前記コンタクト金属膜が形
    成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜を成
    膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト工
    程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部および
    ドレイン開口部を形成するとともに所定領域のチャネル
    保護膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して
    端子開口部を形成する工程と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部、前記ド
    レイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透明
    電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を
    形成する画素電極を形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第5のフォト工程
    と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  24. 【請求項24】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第1のレジストを前記コンタ
    クト金属膜上に形成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成するととも
    に2本の前記ゲート線の間に共通容量電極を形成する工
    程と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の
    半導体膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタク
    ト端子とドレインコンタクト端子を形成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜
    が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜
    を成膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    2のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第2のレジストを形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部および
    ドレイン開口部を形成するとともに所定領域のチャネル
    保護膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して
    端子開口部を形成する工程と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部および前
    記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに
    透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
    金属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および画素電極
    を形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに所定領域の前記第3のレジス
    トのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  25. 【請求項25】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、第1
    の半導体膜と、不純物を含む第2の半導体膜と、コンタ
    クト金属膜とを順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第1のフォト工
    程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜から第1の金属膜までを
    除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成するととも
    に2本の前記ゲート線の間に共通容量電極を形成する工
    程と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記コンタクト金属膜上に形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記コンタクト金属膜および前記第2の半導体
    膜を除去して前記ゲート電極上にソースコンタクト端子
    とドレインコンタクト端子を形成する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記第1の半導
    体膜、前記第2の半導体膜および前記コンタクト金属膜
    が形成された前記絶縁基板の表面全体にチャネル保護膜
    を成膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト工
    程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜を除去してソース開口部および
    ドレイン開口部を形成するとともに所定領域のチャネル
    保護膜、第1の半導体膜およびゲート絶縁膜を除去して
    端子開口部を形成する工程と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部および前
    記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに
    透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および画素電極
    を形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第5のフォト工程
    と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  26. 【請求項26】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導
    体膜と、バックチャネル保護膜とを順次成膜する工程
    と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第1のレジストを前記バック
    チャネル保護膜上に形成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属膜ま
    でを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工
    程と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記バックチャネル保護膜からゲート絶
    縁膜までを除去する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜お
    よび前記バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基
    板の表面全体にチャネル保護膜を形成する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    2のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第2のレジストを形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を
    除去してソース開口部およびドレイン開口部を形成する
    とともに所定領域のチャネル保護膜を除去して端子開口
    部を形成する工程と、 前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ド
    レイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
    と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部および前
    記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに
    透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定パターンを有
    し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の金
    属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を
    形成する画素電極を形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第3
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  27. 【請求項27】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導
    体膜と、バックチャネル保護膜とを順次成膜する工程
    と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記バックチャネル保護膜上に形成する第1のフォ
    ト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属膜ま
    でを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工
    程と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記バックチャネル保護膜上に形成する第2のフォ
    ト工程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜からゲート絶縁膜ま
    でを除去する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜お
    よび前記バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基
    板の表面全体にチャネル保護膜を形成する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第2のレジストを形成する第3のフォト工
    程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を
    除去してソース開口部およびドレイン開口部を形成する
    とともに所定領域のチャネル保護膜を除去して端子開口
    部を形成する工程と、 前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ド
    レイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
    と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部および前
    記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに
    透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート電極との間で容量部の容量
    を形成する画素電極を形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する工程と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  28. 【請求項28】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導
    体膜と、バックチャネル保護膜とを順次成膜する工程
    と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、膜厚が部分的に異
    なる第1のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形
    成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属膜ま
    でを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工
    程と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記バックチャネル保護膜からゲート絶
    縁膜までを除去する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜お
    よび前記バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基
    板の表面全体にチャネル保護膜および平坦化膜を順次成
    膜する工程と、 前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第2のフ
    ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
    有する第2のレジストを形成する第2のフォト工程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を
    除去してソース開口部およびドレイン開口部を形成する
    とともに所定領域のチャネル保護膜を除去して端子開口
    部を形成する工程と、 前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ド
    レイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
    と、 前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部およびドレイン
    開口部の内面と、前記端子開口部の内面に透明電極膜お
    よび第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
    金属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を
    形成する画素電極を形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第3
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  29. 【請求項29】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導
    体膜と、バックチャネル保護膜とを順次成膜する工程
    と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記バックチャネル保護膜上に形成する第1のフォ
    ト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属膜ま
    でを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成する工
    程と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記バックチャネル保護膜上に形成する第2のフォ
    ト工程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜からゲート絶縁膜ま
    でを除去する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜お
    よび前記バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基
    板の表面全体にチャネル保護膜および平坦化膜を順次成
    膜する工程と、 前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第3のフ
    ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
    有する第3のレジストを形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域の平坦化膜、チャネル保護膜およびバックチャネ
    ル保護膜を除去してソース開口部およびドレイン開口部
    を形成するとともに所定領域の平坦化膜およびチャネル
    保護膜を除去して端子開口部を形成する工程と、 前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ド
    レイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
    と、 前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部および前記ドレ
    イン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透明電
    極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を
    形成する画素電極を形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する工程と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  30. 【請求項30】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導
    体膜と、バックチャネル保護膜とを順次成膜する工程
    と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、膜厚が部分的に異
    なる第1のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形
    成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属膜ま
    でを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成すると
    ともに2本の前記ゲート線との間に共通容量電極を形成
    する工程と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記バックチャネル保護膜からゲート絶
    縁膜までを除去する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜お
    よび前記バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基
    板の表面全体にチャネル保護膜を成膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    2のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第2のレジストを形成する第2のフォト工
    程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を
    除去してソース開口部およびドレイン開口部を形成する
    とともに所定領域のチャネル保護膜を除去して端子開口
    部を形成する工程と、 前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ド
    レイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
    と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部および前
    記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに
    透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
    金属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート電極との間で容量部の容量
    を形成する画素電極を形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第3
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  31. 【請求項31】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導
    体膜と、バックチャネル保護膜とを順次成膜する工程
    と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記バックチャネル保護膜上に形成する第1のフォ
    ト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属膜ま
    でを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成すると
    ともに2本の前記ゲート線間に共通容量電極を形成する
    工程と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記バックチャネル保護膜上に形成する第2のフォ
    ト工程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜からゲート絶縁膜ま
    でを除去する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜お
    よび前記バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基
    板の表面全体にチャネル保護膜を成膜する工程と、 前記チャネル保護膜上に、透光部と遮光部とを有する第
    3のフォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な
    膜厚を有する第3のレジストを形成する第3のフォト工
    程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域の前記チャネル保護膜およびバックチャネル保護
    膜を除去してソース開口部およびドレイン開口部を形成
    するとともに所定領域の前記チャネル保護膜を除去して
    端子開口部を形成する工程と、 前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ド
    レイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
    と、 前記チャネル保護膜表面と、前記ソース開口部および前
    記ドレイン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに
    透明電極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート線との間で容量部の容量を
    形成する画素電極を形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する工程と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  32. 【請求項32】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導
    体膜と、バックチャネル保護膜とを順次成膜する工程
    と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第1のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、膜厚が部分的に異
    なる第1のレジストを前記バックチャネル保護膜上に形
    成する第1のフォト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属膜ま
    でを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成すると
    ともに2本の前記ゲート線間に共通容量電極を形成する
    工程と、 前記第1のレジストを加工して所定領域の前記第1のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第1
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第1のレジストを用いて第2のエッチングを
    行い所定領域の前記バックチャネル保護膜からゲート絶
    縁膜までを除去する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜お
    よび前記バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基
    板の表面全体にチャネル保護膜および平坦化膜を順次成
    膜する工程と、 前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第2のフ
    ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
    有する第2のレジストを形成する第2のフォト工程と、 前記第2のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域のチャネル保護膜およびバックチャネル保護膜を
    除去してソース開口部およびドレイン開口部を形成する
    とともに所定領域のチャネル保護膜を除去して端子開口
    部を形成する工程と、 前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ド
    レイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
    と、 前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部および前記ドレ
    イン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透明電
    極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と半透光部と遮光部とを有する第3のフォトマス
    クを用いてグレイトーン露光を行い、所定のパターンを
    有し膜厚が部分的に異なる第3のレジストを前記第2の
    金属膜上に形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート電極との間で容量部の容量
    を形成する画素電極を形成する工程と、 前記第3のレジストを加工して所定領域の前記第3のレ
    ジストを除去するとともに前記所定領域以外の前記第3
    のレジストのみを残す工程と、 前記残った第3のレジストを用いて第5のエッチングを
    行い前記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2
    の金属膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表
    示装置用基板の製造方法。
  33. 【請求項33】 薄膜トランジスタを備えたアクティブ
    マトリクス方式の表示装置用基板の製造方法において、 絶縁基板上に、第1の金属膜と、ゲート絶縁膜と、半導
    体膜と、バックチャネル保護膜とを順次成膜する工程
    と、 透光部と遮光部とを有する第1のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第1のレジス
    トを前記バックチャネル保護膜上に形成する第1のフォ
    ト工程と、 前記第1のレジストを用いて第1のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜から第1の金属膜ま
    でを除去してゲート電極も兼ねるゲート線を形成すると
    ともに2本の前記ゲート電極間に共通容量電極を形成す
    る工程と、 透光部と遮光部とを有する第2のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第2のレジス
    トを前記バックチャネル保護膜上に形成する第2のフォ
    ト工程と、 前記第2のレジストを用いて第2のエッチングを行い所
    定領域の前記バックチャネル保護膜からゲート絶縁膜ま
    でを除去する工程と、 前記第1の金属膜、前記ゲート絶縁膜、前記半導体膜お
    よび前記バックチャネル保護膜が形成された前記絶縁基
    板の表面全体にチャネル保護膜および平坦化膜を順次成
    膜する工程と、 前記平坦化膜上に、透光部と遮光部とを有する第3のフ
    ォトマスクを用いて所定のパターンを有し均一な膜厚を
    有する第3のレジストを形成する第3のフォト工程と、 前記第3のレジストを用いて第3のエッチングを行い所
    定領域の平坦化膜、チャネル保護膜およびバックチャネ
    ル保護膜を除去してソース開口部およびドレイン開口部
    を形成するとともに所定領域の平坦化膜およびチャネル
    保護膜を除去して端子開口部を形成する工程と、 前記半導体膜のうち前記ソース開口部下部および前記ド
    レイン開口部下部の領域に不純物をドーピングする工程
    と、 前記平坦化膜表面と、前記ソース開口部および前記ドレ
    イン開口部の内面と、前記端子開口部の内面とに透明電
    極膜および第2の金属膜を順次成膜する工程と、 透光部と遮光部とを有する第4のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第4のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する第4のフォト工程
    と、 前記第4のレジストを用いて第4のエッチングを行い所
    定領域の前記透明電極膜および第2の金属膜を除去し、
    ソース電極、ドレイン電極、ソース線、および蓄積容量
    電極を兼ねており前記ゲート電極との間で容量部の容量
    を形成する画素電極を形成する工程と、 透光部と遮光部とを有する第5のフォトマスクを用いて
    所定のパターンを有し均一な膜厚を有する第5のレジス
    トを前記第2の金属膜上に形成する工程と、 前記第5のレジストを用いて第5のエッチングを行い前
    記画素電極上および前記端子開口部内の前記第2の金属
    膜を除去する工程とを備えることを特徴とする表示装置
    用基板の製造方法。
  34. 【請求項34】 前記半導体膜の前記ソース開口部下部
    およびドレイン開口部下部の領域に不純物をドーピング
    する工程において、イオン注入により前記領域に自己整
    合的に不純物をドーピングする請求項26〜33のいず
    れかに記載の表示装置用基板の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記半導体膜の前記ソース開口部下部
    およびドレイン開口部下部の領域に不純物をドープする
    工程において、プラズマドーピングにより前記領域に自
    己整合的に不純物をドーピングする請求項26〜33の
    いずれかに記載の表示装置用基板の製造方法。
  36. 【請求項36】 プラズマ酸化により少なくとも第2の
    金属膜の表面に酸化膜を形成する工程をさらに備える請
    求項14〜33のいずれかに記載の表示装置用基板の製
    造方法。
  37. 【請求項37】 陽極酸化により少なくとも第2の金属
    膜の表面に酸化膜を形成する工程をさらに備える請求項
    14〜33のいずれかに記載の表示装置用基板の製造方
    法。
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