JP2003172542A - 空気調和機のエアフィルターの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 網部を枠部と回動して開けて、網部だけを清
掃でき網部の目詰まり埃類をたわし等で容易に掃除でき
る空気調和機のエアフィルターの構造を提供する。 【解決手段】 空気調和機１の吸い込み口近傍位置にエ
アフィルター２が設けられ、空気調和機１の前面側グリ
ル１ｂに設けられたエアフィルター２の取付用ガイドレ
ール部分１ｃに沿って着脱可能な空気調和機１のエアフ
ィルター２の構造で、網部４と枠部３からなり、枠部３
の一辺に回動可能に網部４を取り付け、網部４はその周
囲を樹脂枠５で保持され、枠部３には網部４の樹脂枠５
を嵌め込む凹部３ｂを形成し、枠部３の凹部３ｂに網部
４の樹脂枠５を嵌め入れて、取付用ガイドレール部分１
ｃに沿って装着し、網部４を清掃するときに取付用ガイ
ドレール部分１ｃから、枠部３と網部４を取り外して枠
部３の凹部３ｂから網部４の樹脂枠５を取り外し、枠部
３から網部４を回動して開いて、網部４を清掃する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機の吸い
込み口近傍位置にエアフィルターが設けられ、空気調和
機の前面側グリルに設けられたエアフィルターの取付用
ガイドレール部分に沿って着脱可能な空気調和機のエア
フィルターの構造に関し、特に、エアフィルターにおけ
る枠部と網部とを別々に形成して、枠部の一辺に網部を
回動可能に取り付けるようにした空気調和機のエアフィ
ルターの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、空気調和機のエアフィルター
は、空気調和機の吸い込み口近傍位置に設けられ、空気
調和機の前面側グリルに設けられた取付用ガイドレール
部分に沿って着脱可能に装着されるようになっている。
（図示略）そして、従来の空気調和機のエアフィルター
１１０は、例えば、図５（ａ）（ｂ）に示すように、幅
広の格子状の枠部１０１に、網部１０２が固着されてい
て、枠部１０１を空気調和機に設けられた取付用ガイド
レール部分１０３、１０３に沿って取り外し可能に装着
するように構成されていた。ところが、このように、枠
部１０１に網部１０２が固着された状態であると、エア
フィルター１１０を空気調和機から取り外して清掃する
ときに、枠部１０１の格子状の各枠１０１ａが邪魔にな
って、清掃し難いという問題があった。

【０００３】また、特開平１１−４７５２７号公報に
は、フィルターが記載されている。これは、図６（ａ）
（ｂ）に示すように、所定のフィルター材からなるフィ
ルター本体２０１と、フィルター本体２０１を支持する
フィルター枠２０２とから構成されたフィルターにおい
て、フィルター本体２０１を可撓性を有する部材によっ
て形成し、フィルター枠２０２に着脱自在に取付け、フ
ィルター本体２０１をフィルター枠２０２がその内部に
挿入可能な袋状の部材によって形成したものである。ま
た、図７（ａ）（ｂ）に示すように、所定のフィルター
材からなるフィルター本体２０３と、フィルター本体２
０３を支持するフィルター枠２０４とから構成されたフ
ィルターにおいて、フィルター本体２０３を可撓性を有
する部材によって形成し、フィルター枠２０４に着脱自
在に取付け、フィルター本体２０３を両端を着脱自在に
結合可能なシート状の部材によって形成したものであ
る。

【０００４】また、図８（ａ）（ｂ）に示すように、所
定のフィルター材からなるフィルター本体２０５と、フ
ィルター本体２０５を支持するフィルター枠２０６とか
ら構成されたフィルターにおいて、フィルター本体２０
５を可撓性を有する部材によって形成し、フィルター枠
２０６に着脱自在に取付け、フィルター本体２０５を板
状の部材によって形成し、フィルター枠２０６にはフィ
ルター本体２０５の端部を所定の方向から挿入可能な支
持部２０６ａを設けたものである。

【０００５】ところが、図６（ａ）（ｂ）と図７（ａ）
（ｂ）に示すものにおいては、フィルター本体２０１及
び２０３が袋状になるために、二重構造となってエアー
が通り難くなるという問題があり、更にフィルター本体
２０１及び２０３の材料が二倍以上必要であるために不
経済であるという問題があった。また、図８（ａ）
（ｂ）に示すものにおいては、フィルター本体２０５が
厚みの有る素材で形成されていて、網状体を使用したも
のではなくて板状のものであった。

【０００６】また、昭６４−３１９４２号公報には、台
所用換気扇が記載されている。これは、図９、図１０、
図１１に示すように、送風機３０４を内蔵した換気扇本
体３０８と、この換気扇本体３０８の前面部に設けられ
たフィルター保持枠３０９と、このフィルター保持枠３
０９に着脱可能に装着されるフィルター枠３１０と、こ
のフィルター枠３１０の両側部の内面に取付けられ面状
ファスナーの一方側をなすテープ状保持具３１２と、フ
ィルター枠３１０の前面部を覆うように配置され両側部
がフィルター枠３１０の両側部のテープ状保持具３１２
に係合保持される不織布製のフィルター３１１とを具備
したものである。ところが、これは送風機を用いた換気
扇にフィルター３１１を用いたものであり、本願発明と
は用途が異なるものであり、本願発明に適用できるもの
ではなかった。

【０００７】

【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来
の問題を解消し、網部を枠部と回動可能に開くことがで
きて、網部だけを清掃することができ、網部に目詰まり
した埃類をたわし等によって容易に掃除することができ
る空気調和機のエアフィルターの構造を提供することを
目的としている。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために提案されたものであって、請求項１に記載
の発明は、空気調和機の吸い込み口近傍位置にエアフィ
ルターが設けられ、前記空気調和機の前面側グリルに設
けられた前記エアフィルターの取付用ガイドレール部分
に沿って着脱可能な空気調和機のエアフィルターの構造
において、前記エアフィルターは網部と枠部からなり、
前記枠部の一辺に回動可能に前記網部が取り付けられて
おり、前記網部はその周囲を樹脂枠で保持され、前記枠
部には、前記網部の樹脂枠を嵌め込む凹部が形成されて
いて、前記枠部の凹部に前記網部の樹脂枠を嵌め入れた
状態で、前記取付用ガイドレール部分に沿って装着さ
れ、前記網部を清掃するときには、前記取付用ガイドレ
ール部分から、前記枠部と前記網部を取り外してから、
前記枠部の凹部から前記網部の樹脂枠を取り外して、前
記枠部の一辺を中心にして前記網部を回動して開いた状
態で、前記網部を清掃するようにしたことを特徴として
いる。

【０００９】請求項２に記載の発明は、空気調和機の吸
い込み口近傍位置にエアフィルターが設けられ、前記空
気調和機の前面側グリルに設けられた前記エアフィルタ
ーの取付用ガイドレール部分に沿って着脱可能な空気調
和機のエアフィルターの構造において、前記エアフィル
ターは網部と枠部からなり、前記枠部の一辺に回動可能
に前記網部が取り付けられており、前記網部はその周囲
を樹脂枠で保持され、前記網部を前記枠部に沿わせた状
態で、前記取付用ガイドレール部分に沿って装着され、
前記網部を清掃するときには、前記取付用ガイドレール
部分から、前記枠部と前記網部を取り外してから、前記
枠部の一辺を中心にして前記網部を回動して開いた状態
で、前記網部を清掃するようにしたことを特徴としてい
る。請求項３に記載の発明は、前記枠部の裏面側に、前
記網部に着脱可能に係入係止する引っ掛け用突起を設け
たことを特徴としている。

【００１０】請求項４に記載の発明は、空気調和機の吸
い込み口近傍位置にエアフィルターが設けられ、前記空
気調和機の前面側グリルに設けられた前記エアフィルタ
ーの取付用ガイドレール部分に沿って着脱可能な空気調
和機のエアフィルターの構造において、前記エアフィル
ターは網部と枠部からなり、前記枠部の一辺に回動可能
に前記網部が取り付けられており、前記網部の外周部分
は熱処理して線状枠状に固められていて、前記網部に前
記枠部を沿わせた状態で、前記取付用ガイドレール部分
に沿って装着され、前記網部を清掃するときには、前記
取付用ガイドレール部分から、前記枠部と前記網部を取
り外してから、前記枠部の一辺を中心にして前記網部を
回動して開いた状態で、前記網部を清掃するようにした
ことを特徴としている。請求項５に記載の発明は、前記
枠部の裏面側に、前記網部に着脱可能に係入係止する引
っ掛け用突起を設けたことを特徴としている。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る空気調和機の
エアフィルターの構造の実施の形態について、図を参照
しつつ説明する。図１は空気調和機の前面パネルを開け
て前面側グリルの取付用ガイドレールに沿ってエアフィ
ルターを装着している状態を示す空気調和機の全体を示
す斜視図、図２は本発明の第１実施形態の空気調和機の
エアフィルターの構造を示し、（ａ）は網部を取り付け
た樹脂枠を枠部に取り付けた状態の斜視図、（ｂ）は網
部を取り付けた樹脂枠を枠部から回動して開いた状態の
斜視図、（ｃ）は網部を取り付けた樹脂枠を枠部に取り
付けて空気調和機の取付用ガイドレールに装着した状態
の断面図、（ｄ）は網部を取り付けた樹脂枠と枠部の取
付状態を示す部分拡大断面図である。

【００１２】空気調和機１は、図１に示すように、前面
パネル１ａの空気吸い込み口の後ろ側に前面側グリル１
ｂが設けられていて、この前面側グリル１ｂに左右に間
隔を開けて対向するように、エアフィルター２の取付用
ガイドレール部分１ｃ、１ｃが設けられていて、この取
付用ガイドレール部分１ｃ、１ｃに沿ってエアフィルタ
ー２が着脱可能に取り付けられるようになっている。図
示の空気調和機１には、前面側グリル１ｂに左右２つの
エアフィルター２がそれぞれ取付用ガイドレール１ｃ、
１ｃに沿って着脱可能に取り付けられるようになってい
る。

【００１３】そして、第１実施形態の空気調和機のエア
フィルターの構造は、図２（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）に
示すように、幅広の複数の格子状枠３ａを有し、湾曲し
た形状の枠部３と、この枠部３の上側の一辺に回動可能
に取り付けられ内側に網部４を取り付けた枠曲可能な軟
質の樹脂枠５を有している。更に、図２（ｄ）に示すよ
うに、枠部３の裏側には、樹脂枠５を嵌め込むための凹
部３ｂが形成されている。そして、図２（ａ）に示すよ
うに、樹脂枠５を枠部３の凹部３ｂに嵌め込んだ状態
で、このエアフィルタ２の枠部３を空気調和機１の両側
の取付用ガイドレール部分１ｃ、１ｃに沿って装着す
る。

【００１４】また、網部４を清掃するときには、空気調
和機１の取付用ガイドレール部分１ｃ、１ｃから枠部３
を取り外してから、図２（ｂ）に示すように、この枠部
３から樹脂枠５を取り外して、回動させて開いてから、
この樹脂枠５内の網部４をたわし等で清掃して目詰まり
した埃等を除去する。したがって、網部４を取り付けた
樹脂枠５を枠体３から外して、回動させて開いた状態と
することができ、網部４だけを清掃することができ、網
部４に目詰まりした埃等をたわし等で容易に除去するこ
とができる。

【００１５】しかも、網部４を取り付けた樹脂枠５を枠
部３の凹部３ｂに簡単に着脱することができて、枠部３
と樹脂枠５とを簡単に一体にして空気調和機１の取付用
ガイドレール部分１ｃ、１ｃに装着することができ、ま
た網部４を清掃するときには、網部４を取り付けた樹脂
枠５を枠部３の凹部３ｂから簡単に取り外すことができ
て便利である。

【００１６】図３は第２実施形態の空気調和機のエアフ
ィルターの構造を示し、（ａ）は網部を取り付けた樹脂
枠と枠部を一体化した状態の斜視図、（ｂ）は網部を取
り付けた樹脂枠を枠部から回動して開いた状態の斜視
図、（ｃ）は枠体に設けた引っ掛け用突起を網部に係入
係止して枠部と樹脂枠とを一体化した状態の側面断面図
である。この第２実施形態の空気調和機のエアフィルタ
ーの構造は、図３（ａ）（ｂ）（ｃ）に示すように、枠
部３の裏面側に、樹脂枠５内の網部４に着脱可能に係入
係止するレ字形状の引っ掛け用突起６を複数設けてい
る。

【００１７】そして、図３（ａ）（ｃ）に示すように、
樹脂枠５を枠部３に沿わせて、枠部３の裏面側の複数の
引っ掛け用突起６を、網部４に係入係止した状態で、空
気調和機１の取付用ガイドレール部分１ｃ、１ｃに嵌め
入れて装着し、また、網部４を清掃するときには、図３
（ｂ）に示すように、空気調和機１の取付用ガイドレー
ル部分１ｃ、１ｃから取り出して、網部４を複数の引っ
掛け用突起６から外して、樹脂枠５を枠部３から回動さ
せて開いた状態で、樹脂枠５内の網部４をたわし等で清
掃して目詰まりした埃等を除去する。

【００１８】したがって、網部４を取り付けた樹脂枠５
を枠部３から回動して開くことができて、網部４だけを
清掃することができ、網部４に目詰まりした埃等をたわ
し等で簡単に容易に掃除することができる。しかも、枠
部３に網部４と樹脂枠５を取り付けて一体化するときに
は、枠部３の裏面側の複数の引っ掛け用突起６を網部４
に係入係止することによって、簡単に一体化でき、ま
た、枠部３から網部４を簡単に外すことができて、網部
４の清掃も容易にできる。

【００１９】図４は第３実施形態の空気調和機のエアフ
ィルターの構造を示し、（ａ）は網部を枠体に沿わせて
一体化した状態の斜視図、（ｂ）は網部を枠体に対して
回動して開いた状態の斜視図、（ｃ）は網部を枠部に沿
わせて一体化して空気調和機の両側の取付用ガイドレー
ルに装着した状態の断面図である。この第３実施形態の
空気調和機のエアフィルターの構造は、図４（ａ）
（ｂ）（ｃ）に示すように、空気調和機１の取付用ガイ
ドレール部分１ｃ、１ｃに沿って装着される枠部３と、
この枠部３の裏面の上側の一辺に回動可能に取り付けら
れ、外周部分が熱処理されて線状枠状部４Ａに固められ
た網部４とを有するものである。

【００２０】そして、空気調和機１の取付用ガイドレー
ル部分１ｃ、１ｃに装着するときには、図４（ａ）に示
すように、枠部３の裏面側に網部４を沿わせた状態で、
図４（ｃ）に示すように、空気調和機１の取付用ガイド
レール部分１ｃ、１ｃに嵌め込んで装着し、また、網部
４を清掃するときには、空気調和機１の取付用ガイドレ
ール部分１ｃ、１ｃから外してから、図４（ｂ）に示す
ように、枠部３から網部４を回動させて開いてから、網
部４をたわし等で清掃して目詰まりした埃等を除去す
る。

【００２１】したがって、網部４を枠部３から回動して
開くことができて、網部４だけを清掃することができ、
網部４に目詰まりした埃等をたわし等で容易に掃除する
ことができる。しかも、網部４の外周部分が線状枠状部
４Ａに固められているので、この線状枠状部４Ａで網部
全体を保持することができて、別部材を必要とせずに、
安価に提供することができる。尚、この第３実施形態に
おいても、第２実施形態のように、枠部３の裏面側に、
複数の引っ掛け用突起６を設けて、これを網部４に係脱
可能に係入係止して、網部４を枠部３の裏面側に固定し
て一体化することができることは勿論である。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
発明は、空気調和機の吸い込み口近傍位置にエアフィル
ターが設けられ、空気調和機の前面側グリルに設けられ
たエアフィルターの取付用ガイドレール部分に沿って着
脱可能な空気調和機のエアフィルターの構造において、
エアフィルターは網部と枠部からなり、枠部の一辺に回
動可能に網部が取り付けられており、網部はその周囲を
樹脂枠で保持され、枠部には、網部の樹脂枠を嵌め込む
凹部が形成されていて、枠部の凹部に網部の樹脂枠を嵌
め入れた状態で、取付用ガイドレール部分に沿って装着
され、網部を清掃するときには、取付用ガイドレール部
分から、枠部と網部を取り外してから、枠部の凹部から
網部の樹脂枠を取り外して、枠部の一辺を中心にして網
部を回動して開いた状態で、網部を清掃するようにした
ので、以下に述べる効果を奏する。

【００２３】即ち、網部を取り付けた樹脂枠を枠体から
外して、回動させて開いた状態とすることができ、網部
だけを清掃することができ、網部に目詰まりした埃等を
たわし等で容易に除去することができる。しかも、網部
を取り付けた樹脂枠を枠部の凹部に簡単に着脱すること
ができて、枠部と樹脂枠とを簡単に一体にして空気調和
機の取付用ガイドレール部分に装着することができ、ま
た網部を清掃するときには、網部を取り付けた樹脂枠を
枠部の凹部から簡単に取り外すことができて便利であ
る。

【００２４】請求項２に記載の発明は、空気調和機の吸
い込み口近傍位置にエアフィルターが設けられ、空気調
和機の前面側グリルに設けられたエアフィルターの取付
用ガイドレール部分に沿って着脱可能な空気調和機のエ
アフィルターの構造において、エアフィルターは網部と
枠部からなり、枠部の一辺に回動可能に網部が取り付け
られており、網部はその周囲を樹脂枠で保持され、網部
を枠部に沿わせた状態で、取付用ガイドレール部分に沿
って装着され、網部を清掃するときには、取付用ガイド
レール部分から、枠部と網部を取り外してから、枠部の
一辺を中心にして網部を回動して開いた状態で、網部を
清掃するようにしたので、以下に述べる効果を奏する。
即ち、網部を取り付けた樹脂枠を枠部から回動して開く
ことができて、網部だけを清掃することができ、網部に
目詰まりした埃等をたわし等によって容易に掃除するこ
とができる。

【００２５】請求項３に記載の発明は、枠部の裏面側
に、網部に着脱可能に係入係止する引っ掛け用突起を設
けたので、枠部に網部と樹脂枠を取り付けて一体にする
ときには、枠部の裏面側の複数の引っ掛け用突起を網部
に係入係止することによって、簡単に一体にでき、ま
た、枠部から網部を簡単に外すことができて網部の清掃
も容易にできる。

【００２６】請求項４に記載の発明は、空気調和機の吸
い込み口近傍位置にエアフィルターが設けられ、空気調
和機の前面側グリルに設けられたエアフィルターの取付
用ガイドレール部分に沿って着脱可能な空気調和機のエ
アフィルターの構造において、エアフィルターは網部と
枠部からなり、枠部の一辺に回動可能に網部が取り付け
られており、網部の外周部分は熱処理して線状枠状に固
められていて、網部に枠部を沿わせた状態で、取付用ガ
イドレール部分に沿って装着され、網部を清掃するとき
には、取付用ガイドレール部分から、枠部と網部を取り
外してから、枠部の一辺を中心にして網部を回動して開
いた状態で、網部を清掃するようにしたので、以下に述
べる効果を奏する。

【００２７】即ち、網部を枠部から回動して簡単に開く
ことができて、網部だけを清掃することができ、網部に
目詰まりした埃等をたわし等によって容易に掃除するこ
とができる。しかも、網部の外周部分が線状枠状に固め
られているので、この線状枠状部で網部の全体を保持す
ることができて、別部材を必要とせすに、安価に提供で
きる。

【００２８】請求項５に記載の発明は、枠部の裏面側
に、網部に着脱可能に係入係止する引っ掛け用突起を設
けたので、枠部に網部を取り付けて一体にするときに
は、枠部の複数の引っ掛け用突起を網部に係入係止する
ことによって、簡単に一体にでき、また枠部から網部を
簡単に外して網部の清掃も容易にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】空気調和機の前面パネルを開けて前面側グリル
の取付用ガイドレールに沿ってエアフィルターを装着し
ている状態を示す空気調和機の全体を示す斜視図であ
る。

【図２】本発明の第１実施形態の空気調和機のエアフィ
ルターの構造を示し、（ａ）は網部を取り付けた樹脂枠
を枠部に取り付けた状態の斜視図、（ｂ）は網部を取り
付けた樹脂枠を枠部から回動して開いた状態の斜視図、
（ｃ）は網部を取り付けた樹脂枠を枠部に取り付けて空
気調和機の取付用ガイドレールに装着した状態の断面
図、（ｄ）は網部を取り付けた樹脂枠と枠部の取付状態
を示す部分拡大断面図である。

【図３】第２実施形態の空気調和機のエアフィルターの
構造を示し、（ａ）は網部を取り付けた樹脂枠と枠部を
一体化した状態の斜視図、（ｂ）は網部を取り付けた樹
脂枠を枠部から回動して開いた状態の斜視図、（ｃ）は
枠体に設けた引っ掛け用突起を網部に係入係止して枠部
と樹脂枠とを一体化した状態の側面断面図である。

【図４】第３実施形態の空気調和機のエアフィルターの
構造を示し、（ａ）は網部を枠体に沿わせて一体化した
状態の斜視図、（ｂ）は網部を枠体に対して回動して開
いた状態の斜視図、（ｃ）は網部を枠部に沿わせて一体
化して空気調和機の両側の取付用ガイドレールに装着し
た状態の断面図である。

【図５】従来の空気調和機のエアフィルターの構造を示
し、（ａ）はその斜視図、（ｂ）は空気調和機の両側の
取付用ガイドレール部分にエアフィルターを装着した状
態を示す断面図である。

【図６】従来のフィルターの第１例を示し、（ａ）はそ
の全体斜視図、（ｂ）はその動作説明である。

【図７】従来のフィルターの第２例を示し、（ａ）はそ
の全体斜視図、（ｂ）はその動作説明である。

【図８】従来のフィルターの第３例を示し、（ａ）はそ
の全体斜視図、（ｂ）はその動作説明である。

【図９】従来の台所用換気扇におけるフィルタ及びフィ
ルタ枠の斜視図である。

【図１０】同換気扇の全体の縦断側面図である。

【図１１】同換気扇におけるフィルタをフィルタ枠に取
りつける過程の斜視図である。

【符号の説明】

１ 空気調和機 １ｂ 前面側グリル １ｃ 取付用ガイドレール部分 ２ エアフィルター ３ 枠部 ３ｂ 凹部 ４ 網部 ４Ａ 線状枠状部 ５ 樹脂枠 ６ 引っ掛け用突起

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 空気調和機の吸い込み口近傍位置にエア
   フィルターが設けられ、前記空気調和機の前面側グリル
   に設けられた前記エアフィルターの取付用ガイドレール
   部分に沿って着脱可能な空気調和機のエアフィルターの
   構造において、前記エアフィルターは網部と枠部からな
   り、前記枠部の一辺に回動可能に前記網部が取り付けら
   れており、前記網部はその周囲を樹脂枠で保持され、前
   記枠部には、前記網部の樹脂枠を嵌め込む凹部が形成さ
   れていて、前記枠部の凹部に前記網部の樹脂枠を嵌め入
   れた状態で、前記取付用ガイドレール部分に沿って装着
   され、前記網部を清掃するときには、前記取付用ガイド
   レール部分から、前記枠部と前記網部を取り外してか
   ら、前記枠部の凹部から前記網部の樹脂枠を取り外し
   て、前記枠部の一辺を中心にして前記網部を回動して開
   いた状態で、前記網部を清掃するようにしたことを特徴
   とする空調機のエアフィルターの構造。
2. 【請求項２】 空気調和機の吸い込み口近傍位置にエア
   フィルターが設けられ、前記空気調和機の前面側グリル
   に設けられた前記エアフィルターの取付用ガイドレール
   部分に沿って着脱可能な空気調和機のエアフィルターの
   構造において、前記エアフィルターは網部と枠部からな
   り、前記枠部の一辺に回動可能に前記網部が取り付けら
   れており、前記網部はその周囲を樹脂枠で保持され、前
   記網部を前記枠部に沿わせた状態で、前記取付用ガイド
   レール部分に沿って装着され、前記網部を清掃するとき
   には、前記取付用ガイドレール部分から、前記枠部と前
   記網部を取り外してから、前記枠部の一辺を中心にして
   前記網部を回動して開いた状態で、前記網部を清掃する
   ようにしたことを特徴とする空気調和機のエアフィルタ
   ーの構造。
3. 【請求項３】 前記枠部の裏面側に、前記網部に着脱可
   能に係入係止する引っ掛け用突起を設けたことを特徴と
   する請求項２に記載の空気調和機のエアフィルターの構
   造。
4. 【請求項４】 空気調和機の吸い込み口近傍位置にエア
   フィルターが設けられ、前記空気調和機の前面側グリル
   に設けられた前記エアフィルターの取付用ガイドレール
   部分に沿って着脱可能な空気調和機のエアフィルターの
   構造において、前記エアフィルターは網部と枠部からな
   り、前記枠部の一辺に回動可能に前記網部が取り付けら
   れており、前記網部の外周部分は熱処理して線状枠状に
   固められていて、前記網部に前記枠部を沿わせた状態
   で、前記取付用ガイドレール部分に沿って装着され、前
   記網部を清掃するときには、前記取付用ガイドレール部
   分から、前記枠部と前記網部を取り外してから、前記枠
   部の一辺を中心にして前記網部を回動して開いた状態
   で、前記網部を清掃するようにしたことを特徴とする空
   気調和機のエアフィルターの構造。
5. 【請求項５】 前記枠部の裏面側に、前記網部に着脱可
   能に係入係止する引っ掛け用突起を設けたことを特徴と
   する請求項４に記載の空気調和機のエアフィルターの構
   造。