JP2010143107A - 帳票等の印刷物仮綴じ器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】略長方形状の板材に、複数の突起を設けた第一部材と、第一部材の各突起に係合する凹部を、略長方形状の板材に複数配置した第二部材と、突起が凹部に向けて移動するように、第一部材を支持するレールを具備した器具本体とを備え、印刷物を折り曲げて2枚に重ねた部分を、第一部材と第二部材との間に挟み、器具本体のレールで第一部材を可動し、各突起と凹部との噛合により、その2枚の紙片が重なった状態の凹み、孔を形成して仮綴じするように構成した。
【選択図】図1
Description
例えば、前記突起(2)は切頭円錐形状又は切頭角錐形状に成り、前記凹部(4)も切頭円錐形状又は切頭角錐形状に形成することができる。
前記第一部材(3)に、その長手方向にカッタ(31)を取り付け、該第一部材(3)と前記第二部材(5)とを噛合させ、前記印刷物(P)に凹み(DE)、孔(H)を形成すると同時に、該印刷物(P)を切断するように構成することができる。
例えば、前記ハンディプリンタ(HP)の排紙口(32)を挟むように、カッタ(31)を取り付けた前記第一部材(3)を配置し、該排紙口(32)から印刷物(P)を前記第一部材(3)と第二部材(5)の間に排紙させると共に、該第一部材(3)と第二部材(5)とを噛合させ、前記印刷物(P)に凹み(DE)、孔(H)を形成すると同時に、該印刷物(P)を切断するように構成することができる。
例えば、前記枠材(10)は、前記器具本体(7)の第一部材(3)と第二部材(5)の反対側に、横断面が略コ字形状を有すると共に、該器具本体(7)に引っ張る引張部材(11)を設けることができる。
カッタ(31)を取り付けたものでは、印刷物(P)を仮綴じすると同時に、印刷物(P)を切断することができ、検針員の作業が容易になる。しかも、仮綴じする前にあっては、ハンディプリンタ(HP)に印刷物(P)が繋がれた状態にあり、印刷物(P)の取り扱いが容易で、これを二つ折りに曲げやすく、仮綴じ作業がより簡易になる。
図1は実施例1の帳票等の印刷物仮綴じ器具を示す側面図である。図2は実施例1の印刷物仮綴じ器具を示す正面図である。図3は実施例1の印刷物仮綴じ器具を示す平面図である。
実施例1の帳票等の印刷物仮綴じ器具1は、略長方形状の板材に、複数の突起2を設けた第一部材3と、この各突起2に係合する凹部4を配置した第二部材5と、各突起2を凹部4に向けて移動するように、第一部材3を支持するレール6を具備した器具本体7とを備えた器具である。ここで、第一部材3と第二部材5と称しているのは、説明の便宜上部材を区別するためである。
本発明の印刷物仮綴じ器具1を用いて印刷物Pを仮綴じする方法を説明する。図4(a)に示すよう、帳票51(印刷物P)を、電気使用量・請求予定額・前月の領収金額・契約番号・契約種別等の情報部分53が隠ぺいされるように2枚に折り曲げる。このとき、需要家の氏名、名称の情報部分52は読み取れるようにずらして2枚を重ね、印刷物仮綴じ器具1の第一部材3と第二部材5との間に挟む。
2枚の紙片は、重なった状態の凹みDEが形成され、または孔Hが複数開けられ、仮綴じされる。図7は、印刷物Pに凹みDEが形成された状態を示し、凹みDEができると、2枚の紙片が密着する。このときに凹みDEの深さが深くなるほど紙片同士の密着性が高くなる。
本発明の突起2は、図9(a)に示すような切頭円錐形状に限定されない。重なった状態の2枚の紙片に(凹みDE、又は孔Hが開いた部分)を形成できる構造であれば、これ以外に、例えば図9(b)のように、切頭六角錐形状に形成したものでもよい。このとき凹部4も突起2に合わせて同様な形状にする。更に、図9(c)のように、底面と横断面形状が星型になる複雑な錐形状に形成したものでもよい。但し、角錐形状の突起2では印刷物Pを破断し易くするので、隣接する突起2との間隔を、切頭円錐形状のものに比較して長くとる必要がある。
実施例2の印刷物仮綴じ器具1は、第一部材3の突起2側に、印刷物Pの端縁PEを押さえる位置決め用鉤部21を形成した。位置決め用鉤部21は、需要家の氏名、名称の情報部分52に印刷物Pの端縁PEを重ねないように、印刷物Pを第一部材3と第二部材5との間に容易に挟むことができる。第一部材3にはこの位置決め用鉤部21の厚さを調整する調整部22を形成している。これにより、突起2で印刷物Pを穿孔しないようになる。
実施例3の印刷物仮綴じ器具1は、第一部材3に、その長手方向にカッタ31を取り付け、第一部材3と前記第二部材5とを噛合させ、印刷物Pに凹みDE又は孔Hを形成すると同時に、印刷物Pを切断するように構成した。例えば、ハンディプリンタHPの排紙口32を挟むように、カッタ31を取り付けた第一部材3を配置し、排紙口32から器具本体7の挿通窓33に通過させた印刷物Pを第一部材3と第二部材5の間に排紙させると共に、第一部材3と第二部材5とを噛合させ、印刷物Pに凹みDE、孔Hを形成すると同時に、印刷物Pを切断する。
実施例4の印刷物仮綴じ器具1は、複数の突起2と凹部4を交互に一列に配置した。突起2又は凹部4は、例えば第一部材3に常に同じものを配置する必要はない。凹みDE、孔Hが形成されることにより、紙片の密着性が向上するものであればよい。そこで、実施例4の印刷物仮綴じ器具1は、第一部材3の板材に、複数の突起2と凹部4を交互に一列に配置した。同じく第二部材5にも、この第一部材3の各突起2に係合する凹部4と、第一部材3の各凹部4に係合する突起2を、それぞれ交互に板材に複数配置した。その他の構造は、実施例1と同様に、印刷物Pを折り曲げて2枚を重ねた部分を、第一部材3と第二部材5との間に挟み、器具本体7のレール6で第一部材3を可動し、各突起2と凹部4の噛合により、その2枚の紙片が重なった状態の凹みDE、孔Hを複数形成して仮綴じするように構成した。
更に、帳票に限定されず、印刷面の一部を隠ぺいする必要がある印刷物であれば、本発明の利用することができる。
2 突起
3 第一部材
4 凹部
5 第二部材
6 レール
7 器具本体
10 枠材
11 引張部材
21 位置決め用鉤部
31 カッタ
51 帳票
52 需要家の氏名、名称等の情報部分
53 電気使用量・請求予定額・前月の領収金額・契約番号・契約種別等の情報部分
54 余白部分
HT ハンディターミナル
HP とハンディプリンタ
P 印刷物(帳票)
PE 印刷物の端縁
DE 紙片の凹み
H 紙片の孔
Claims (9)
- ハンディターミナル(HT)とハンディプリンタ(HP)を使用し、各需要家の個人情報と共にその検針結果を現場で印刷した帳票等の印刷物(P)における一部の情報を隠ぺいするために、該印刷物(P)を折り曲げて仮綴じする帳票等の印刷物仮綴じ器具(1)であって、
略長方形状の板材に、複数の突起(2)を設けた第一部材(3)と、
前記第一部材(3)の各突起(2)に係合する凹部(4)を、略長方形状の板材に複数配置した第二部材(5)と、
前記突起(2)が前記凹部(4)に向けて移動するように、前記第一部材(3)を支持するレール(6)を具備した器具本体(7)と、を備え、
前記印刷物(P)を折り曲げて2枚に重ねた部分を、前記第一部材(3)と第二部材(5)との間に挟み、前記器具本体(7)のレール(6)で該第一部材(3)を可動し、各突起(2)と凹部(4)との噛合により、その2枚の紙片が重なった状態の凹み(DE)、孔(H)を形成して仮綴じするように構成した、ことを特徴とする帳票等の印刷物仮綴じ器具。 - ハンディターミナル(HT)とハンディプリンタ(HP)を使用し、各需要家の個人情報と共にその検針結果を現場で印刷した帳票等の印刷物(P)における一部の情報を隠ぺいするために、該印刷物(P)を折り曲げて仮綴じする帳票等の印刷物仮綴じ器具(1)であって、
略長方形状の板材に、複数の突起(2)と凹部(4)を交互に設けた第一部材(3)と、
前記第一部材(3)の各突起(2)に係合する凹部(4)と、前記第一部材(3)の各凹部(4)に係合する突起(2)を、それぞれ交互に板材に複数配置した第二部材(5)と、
各突起(2)と凹部(4)とがそれぞれ対向移動するように、前記第一部材(3)を支持するレール(6)を具備した器具本体(7)と、を備え、
前記印刷物(P)を折り曲げて2枚に重ねた部分を、前記第一部材(3)と第二部材(5)との間に挟み、前記器具本体(7)のレール(6)で該第一部材(3)を可動し、各突起(2)と凹部(4)との噛合により、その2枚の紙片が重なった状態の凹み(DE)、孔(H)を形成して仮綴じするように構成した、ことを特徴とする帳票等の印刷物仮綴じ器具。 - 前記突起(2)は切頭円錐形状に成り、前記凹部(4)も切頭円錐形状に形成した、ことを特徴とする請求項1又は2の帳票等の印刷物仮綴じ器具。
- 前記突起(2)は切頭角錐形状に成り、前記凹部(4)も切頭角錐形状に形成した、ことを特徴とする請求項1又は2の帳票等の印刷物仮綴じ器具。
- 前記第一部材(3)の突起(2)側に、前記印刷物(P)の端縁(PE)を押さえる位置決め用鉤部(21)を形成した、ことを特徴とする請求項1又は2の帳票等の印刷物仮綴じ器具。
- 前記第一部材(3)に、その長手方向にカッタ(31)を取り付け、該第一部材(3)と前記第二部材(5)とを噛合させ、前記印刷物(P)に凹み(DE)、孔(H)を形成すると同時に、該印刷物(P)を切断するように構成した、ことを特徴とする請求項1又は2の帳票等の印刷物仮綴じ器具。
- 前記ハンディプリンタ(HP)の排紙口(32)を挟むように、カッタ(31)を取り付けた前記第一部材(3)を配置し、該排紙口(32)から印刷物(P)を前記第一部材(3)と第二部材(5)の間に排紙させると共に、該第一部材(3)と第二部材(5)とを噛合させ、前記印刷物(P)に凹み(DE)、孔(H)を形成すると同時に、該印刷物(P)を切断するように構成した、ことを特徴とする請求項6の帳票等の印刷物仮綴じ器具。
- 前記器具本体(7)に、該器具本体(7)を前記ハンディターミナル(HT)又はハンディプリンタ(HP)に着脱自在に取り付ける枠材(10)を設けた、ことを特徴とする請求項1,2又は3の帳票等の印刷物仮綴じ器具。
- 前記枠材(10)は、前記器具本体(7)の第一部材(3)と第二部材(5)の反対側に、横断面が略コ字形状を有すると共に、該器具本体(7)に引っ張る引張部材(11)を設けた、ことを特徴とする請求項8の帳票等の印刷物仮綴じ器具。
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