JP2003156080A - 車両用ドラムブレーキ装置 - Google Patents

車両用ドラムブレーキ装置

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JP2003156080A
JP2003156080A JP2001358203A JP2001358203A JP2003156080A JP 2003156080 A JP2003156080 A JP 2003156080A JP 2001358203 A JP2001358203 A JP 2001358203A JP 2001358203 A JP2001358203 A JP 2001358203A JP 2003156080 A JP2003156080 A JP 2003156080A
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return spring
output shaft
drum
brake device
vehicle
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JP2001358203A
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English (en)
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Naoki Ueno
直樹 上野
Takayuki Yamamoto
貴之 山本
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リターンスプリングの付勢力によりアクチュエ
ータの出力軸を初期位置側に復帰させるようにした車両
用ドラムブレーキ装置であって、そのリターンスプリン
グの付勢力を強くすることによる装置全体の重量増加を
極力抑えることと、アクチュエータ内部に異物が浸入す
ることを確実に防止する。 【解決手段】アクチュエータ20には、コイル状をなし
て出力軸21に挿通され、該出力軸21が没入方向に直
線移動すると圧縮して該出力軸21を初期位置に復帰す
るように付勢する第2リターンスプリング29が備えら
れるとともに、該第2リターンスプリング29の外側に
おいて、出力軸21とアクチュエータ20のハウジング
24との間の隙間からの異物の浸入を防止する略筒状の
弾性部材よりなる防水ブーツ28が備えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動アクチュエー
タを駆動源とした車両用ドラムブレーキ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年の車両用ドラムブレーキ装置では、
例えば、特公平6−100239号公報に開示されてい
るように、電動モータを駆動源としたブレーキアクチュ
エータで作動するように構成したものが提案されてい
る。
【0003】上記したドラムブレーキ装置において、有
底円筒状のドラムは車軸に一体回転するように固定さ
れ、そのドラムの開口部側にはバックプレートが回転不
能に配設されている。バックプレートには、一対のブレ
ーキシューがドラムの内周面と接離可能に支持されてい
る。ブレーキシューは、リターンスプリング(公報で
は、帰還バネ)によりドラムの内周面から離間する方向
に付勢され、該内周面から僅かに離間した状態で保持さ
れている。
【0004】又、ブレーキシューは、揺動可能に設けら
れたレバーの作動によりドラムの内周面に対して接離さ
れる。レバーは、電動モータを駆動源としたアクチュエ
ータの出力軸の出没運動(往復直線運動)により揺動さ
れる。このアクチュエータは、モータが正転すると出力
軸を初期位置から没入し、該モータが逆転すると出力軸
を初期位置まで突出するように構成されている。そし
て、レバーは、アクチュエータの出力軸が没入するとブ
レーキシューをドラムの内周面に圧接させ、該出力軸が
突出するとブレーキシューをドラムの内周面から離間す
るように作動する。このようなレバーは梃子作用により
アクチュエータの駆動力を増大させ、その増大させた駆
動力によりブレーキシューをドラムの内周面に圧接させ
て大きな制動力を得るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
ドラムブレーキ装置において、ブレーキシューがドラム
から離間する場合、主にリターンスプリングの付勢力が
レバーを介してアクチュエータの出力軸を突出させる方
向に作用している。そのため、ブレーキシューをドラム
から離間させる際、モータを逆転駆動させることなく、
リターンスプリングの付勢力を強くすることにより該ス
プリングの付勢力のみでアクチュエータの出力軸を初期
位置まで復帰(突出)させることが考えられている。こ
のようにすれば、モータを逆転させる制御が必要なくな
るので、該モータを制御するコントローラの構成を簡素
化することができるためである。
【0006】しかしながら、リターンスプリングは、梃
子作用を利用したレバーの作用点側に位置しているの
で、該リターンスプリングの付勢力を過大に強くしない
と、リターンスプリングの付勢力のみでアクチュエータ
の出力軸を初期位置まで復帰させることができない。従
って、リターンスプリングの付勢力を過大に強くするた
めに、リターンスプリングが過大に大型化する。又、リ
ターンスプリングの付勢力が作用する部材の剛性を高め
る必要があり、その部材の大型化が必要となる。その結
果、ドラムブレーキ装置全体の重量が大きく増加すると
いった問題があった。
【0007】又、ブレーキ装置は雨水や塵埃等の異物が
付着する場所に取り付けられるので、その装置に用いら
れるアクチュエータは内部に異物が浸入しないように確
実に密閉状態とする必要がある。特に、アクチュエータ
の出力軸は、出没運動(往復直線運動)するためにハウ
ジングとの間にクリアランスを有しているので、該出力
軸とハウジングとの間の隙間から内部に異物が浸入しな
いよう確実に密閉状態とすることが要求されている。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、リターンスプリング
の付勢力によりアクチュエータの出力軸を初期位置側に
復帰させるようにした車両用ドラムブレーキ装置であっ
て、そのリターンスプリングの付勢力を強くすることに
よる装置全体の重量増加を極力抑えることと、アクチュ
エータ内部に異物が浸入することを確実に防止すること
ができる車両用ドラムブレーキ装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、車軸とともに回転する略
有底円筒状のドラムと、前記ドラムの開口部側に回転不
能に配設されるバックプレートと、前記バックプレート
に支持され、前記ドラムの内周面に接離可能に配設され
るブレーキシューと、前記ブレーキシューを前記ドラム
の内周面から離間する方向に付勢するリターンスプリン
グと、揺動可能に設けられ、その揺動により前記ブレー
キシューを前記ドラムの内周面に対して接離させるべく
その一端が前記ブレーキシューと駆動連結する作動レバ
ーと、前記作動レバーの他端と駆動連結する出力軸を有
し、その出力軸が初期位置から没入方向に直線移動する
ことにより前記作動レバーを一方に移動させ、前記リタ
ーンスプリングの付勢力に抗して前記ブレーキシューを
前記ドラムの内周面に圧接させる電動アクチュエータと
を備えた車両用ドラムブレーキ装置であって、前記アク
チュエータには、コイル状をなして前記出力軸に挿通さ
れ、該出力軸が没入方向に直線移動すると圧縮して該出
力軸を初期位置に復帰するように付勢する第2リターン
スプリングが備えられるとともに、該第2リターンスプ
リングの外側において、前記出力軸と前記アクチュエー
タのハウジングとの間の隙間からの異物の浸入を防止す
る略筒状の弾性部材よりなる防水ブーツが備えられてい
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の車両用ドラムブレーキ装置において、前記第2リター
ンスプリングが圧縮変形した際に径方向外側への撓んだ
場合に前記防水ブーツに接触しないよう、前記第2リタ
ーンスプリング又は前記防水ブーツの寸法が設定されて
いる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の車両用ドラムブレーキ装置において、前記防水
ブーツは、前記第2リターンスプリングと同期するよう
にその外形がスパイラル状に形成されている。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか1項に記載の車両用電動ブレーキ装置におい
て、前記第2リターンスプリングは、前記出力軸が没入
方向に移動する際に若干回転して一端が捩れた場合に伸
張するように該スプリングの捩れる方向が設定されてい
る。
【0013】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
アクチュエータには、コイル状をなして出力軸に挿通さ
れ、該出力軸が没入方向に直線移動すると圧縮して該出
力軸を初期位置に復帰するように付勢する第2リターン
スプリングが備えられる。そのため、アクチュエータの
出力軸は、ブレーキシューをドラムの内周面から離間す
る方向に付勢するリターンスプリングと、該アクチュエ
ータ内部に設けた第2リターンスプリングとが協働して
初期位置側に復帰しようとする。この場合、第2リター
ンスプリングは、梃子作用を利用した作動レバーの力点
側に位置しているので、小型なものですむ。これによ
り、第2リターンスプリングが作用する部材の剛性を過
大に高める必要がないので、その部材が大型化すること
が極力抑えられる。従って、第2リターンスプリング
分、ブレーキ装置全体の重量が増加するが、その増加分
を極力抑えることができる。又、第2リターンスプリン
グの外側において略筒状の弾性部材よりなる防水ブーツ
が備えられ、その防水ブーツにより、出力軸とアクチュ
エータのハウジングとの間の隙間からの異物の浸入を防
止することができる。又、この場合、防水ブーツにより
第2リターンスプリングに異物が付着することが防止さ
れるので、該スプリングに異物が付着することにより該
スプリングが十分に圧縮できなくなることを防止するこ
とができる。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、第2リタ
ーンスプリングが圧縮変形した際に径方向外側への撓ん
だ場合に防水ブーツに接触しないよう、第2リターンス
プリング又は防水ブーツの寸法が設定される。そのた
め、第2リターンスプリングが圧縮変形し径方向外側へ
の撓んだ場合に防水ブーツに接触しないので、例えば、
圧縮した第2リターンスプリング間に防水ブーツを挟み
込むことを防止でき、これによる防水ブーツの破損を防
止することができる。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、防水ブー
ツは、第2リターンスプリングと同期するようにスパイ
ラル状に形成される。そのため、防水ブーツと第2リタ
ーンスプリングとは同様に圧縮変形するようになる。従
って、例えば、圧縮した第2リターンスプリング間に防
水ブーツを挟み込むことを防止でき、これによる防水ブ
ーツの破損を防止することができる。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、第2リタ
ーンスプリングは、出力軸が没入方向に移動する際に若
干回転して一端が捩れた場合に伸張する。そのため、該
スプリングの付勢力を十分に発揮することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図面に従って説明する。図1は、車両用ドラムブ
レーキ装置1を示す。有底円筒状のドラム2は車軸(図
示略)に一体回転するように固定され、そのドラム2の
開口部側には円盤状のバックプレート3が回転不能に配
設されている。ドラム2内の空間には、一対のブレーキ
シュー4,5が配設されている。ブレーキシュー4,5
はそれぞれ円弧状をなしており、ドラム2の内周面2a
と接離可能にバックプレート3に支持されている。
【0018】前記ブレーキシュー4,5は、その一端が
アジャスタ6を介して互いに連結されるとともに、他端
がそれぞれリターンスプリング7,8を介して前記バッ
クプレート3の外周縁に固定された固定ピン9に連結さ
れている。そして、リターンスプリング7,8の付勢力
により、ブレーキシュー4,5の他端がともに固定ピン
9に当接し、該ブレーキシュー4,5はこの位置で保持
される。この時、ブレーキシュー4,5は、前記ドラム
2の内周面2aに対して僅かに離間した状態で保持され
る。
【0019】一方のブレーキシュー4の固定ピン9側に
は、作動レバー10の一端(支点及び作用点となる)が
連結ピン11により連結されている。この作動レバー1
0の固定ピン9寄りの部位(支点及び作用点となる)に
は連結バー12の端部12aが連結されている。連結バ
ー12の他方の端部12bは、他方のブレーキシュー5
の固定ピン9寄りの部位に連結されている。
【0020】前記作動レバー10の他端(力点となる)
は、ブレーキアクチュエータ20にて作動される出力軸
21と連結されている。ブレーキアクチュエータ20
は、バックプレート3に複数箇所(図1では3箇所のみ
図示)において取付ボルト13により固定されている。
尚、図1に示す出力軸21の位置は最も突出した位置
(初期位置)であって、ブレーキ操作がなされていない
状態の時に配置される位置である。
【0021】そして、ブレーキ操作がなされるとブレー
キアクチュエータ20が作動し、出力軸21が初期位置
から没入移動(図1において右方向に移動)する。する
と、連結ピン11を支点として作動レバー10が図1に
おいて時計回り方向に回動するとともに、連結バー12
の端部12aを支点として作動レバー10が同方向に回
動する。そのため、各ブレーキシュー4,5の固定ピン
9側がリターンスプリング7,8の付勢力に抗して拡張
される。そして、ブレーキシュー4,5が前記ドラム2
の内周面2aに接触すると、ブレーキシュー4,5とド
ラム2との間に摩擦力が発生し、制動力が発生するよう
になっている。
【0022】このようなブレーキアクチュエータ20
は、図2に示すように、駆動モータ22と、該駆動モー
タ22の回転を減速するとともにその減速した回転運動
を前記出力軸21の直線運動に変換するブレーキ駆動部
23とからなる。
【0023】具体的には、ブレーキ駆動部23のハウジ
ング24には駆動モータ22が一体に組み付けられ、該
ハウジング24及び駆動モータ22は前記バックプレー
ト3に取付ボルト13により固定されている。駆動モー
タ22の回転軸22aには、ピニオン25が一体回転す
るように設けられている。ピニオン25は第1減速ギヤ
26と噛合され、その第1減速ギヤ26は第2減速ギヤ
27と噛合される。第2減速ギヤ27は、軸方向にネジ
孔(図示略)が形成された出力軸部27aを有する。
【0024】これに対し、前記出力軸21は、後述する
掛止部21x,24x間に組み付けられた第2リターン
スプリング29により回転不能、かつ軸方向に移動可能
に支持されている。出力軸21は、先端部に前記作動レ
バー10に連結される連結部21aを有し、基端部にウ
ォーム部21bを有している。ウォーム部21bは前記
出力軸部27aと螺合されている。尚、出力軸21とハ
ウジング24の開口部との間には、該出力軸21とその
開口部との間隙から雨水や塵埃等の異物の浸入を防止す
る略蛇腹状をなす弾性部材よりなる防水ブーツ28が取
着されている。防水ブーツ28は、略蛇腹状に形成され
ることにより、出力軸21の作動に容易に追従するよう
になっている。
【0025】前記防水ブーツ28の内側において、コイ
ル状の第2リターンスプリング29が出力軸21に挿通
された状態で装着されている。即ち、第2リターンスプ
リング29を出力軸21に挿通することで、該スプリン
グ29の配置スペースが小さくなり、アクチュエータ2
0の大型化が抑えられる。第2リターンスプリング29
は、出力軸21に設けた掛止部21xとハウジング24
に設けた掛止部24xとの間に介在されている。この場
合、両掛止部21x,24xには、第2リターンスプリ
ング29の端部が係合する溝や突起等、該スプリング2
9が回転不能に組み付けられる。そのため、出力軸21
がハウジング24に対して回転不能に支持されることに
なる。従って、出力軸21を回転不能とするための回り
止め機構が必要なくなるので、構造を簡略化でき、部品
点数の削減によるコストの低減、信頼性を向上すること
ができる。
【0026】そして、このような第2リターンスプリン
グ29は、その付勢力により出力軸21を突出させる方
向に付勢する。従って、駆動モータ22の駆動により出
力軸21が没入する際、この第2リターンスプリング2
9を圧縮して(付勢力に抗して)出力軸21は没入する
ことになる。
【0027】この場合、図7に示すように、第2リター
ンスプリング29が圧縮変形した際に径方向外側への撓
んだ場合に防水ブーツ28に接触しないよう、第2リタ
ーンスプリング29又は防水ブーツ28の寸法が設定さ
れている。そのため、第2リターンスプリング29が圧
縮変形し径方向外側への撓んだ場合に防水ブーツ28に
接触しないので、例えば圧縮したスプリング29間に防
水ブーツ28を挟み込むことによる該防水ブーツ28の
破損が防止されている。
【0028】又、図2及び図3に示すように、前記ハウ
ジング24内には、ピニオン25を回転可能な状態から
回転不能な状態に切り替えて、負荷側(作動レバー10
側)から入力される外力による出力軸部27aの空転を
防止する空転防止機構30が備えられている。
【0029】詳述すると、空転防止機構30は、切替用
モータ31と規制ギヤ32とからなる。切替用モータ3
1は前記ハウジング24に組み付けられ、該モータ31
の回転軸にはピニオン31aが一体回転するように設け
られている。規制ギヤ32は、前記第1減速ギヤ26を
支持するシャフト26aにより回転可能、かつ第1減速
ギヤ26と一体に回転しないように支持されている。
【0030】図3に示すように、規制ギヤ32は、切替
用モータ31のピニオン31aと噛合するための第1噛
合部32aと、前記駆動モータ22のピニオン25と噛
合するための第2噛合部32bとを有している。第2噛
合部32bは、第1噛合部32aから外側に扇状に突出
している。規制ギヤ32は切替用モータ31の作動によ
り回動され、前記ハウジング24内に形成された第1及
び第2規制壁24a,24bに対して扇状に突出した第
2噛合部32bの回転方向の各端面32c,32dが当
接することより所定角度で回動が規制されている。そし
て、規制ギヤ32は,第1規制壁24aにて規制されて
前記駆動モータ22のピニオン25と噛合する噛合位置
(図5参照)と、第2規制壁24bにて規制されて該ピ
ニオン25と噛合しない非噛合位置(図4参照)に切り
替え配置されるようになっている。
【0031】即ち、規制ギヤ32が図4に示す非噛合位
置に配置された場合、ピニオン25の回転は許容され
る。一方、規制ギヤ32が図5に示す噛合位置に配置さ
れ、ピニオン25に反時計回り方向(矢印B方向)に回
転力が作用した場合、第2噛合部32bの端面32cが
第1規制壁24aに当接し、規制ギヤ32がそれ以上、
時計回り方向に回転することが防止される。つまり、こ
の状態では、ピニオン25の矢印B方向の回転が禁止さ
れる。
【0032】前記規制ギヤ32の第1噛合部32aの側
面には、係合孔32eが形成されている。これに対し、
ハウジング24に形成した収容凹部24cには、規制ギ
ヤ32が図4に示す非噛合位置に配置された場合におい
て、該ギヤ32の係合孔32eと係合する係合ピン33
が軸方向に移動可能に設けられている。この係合ピン3
3は、スプリング34の付勢力により規制ギヤ32側に
常に付勢されている。つまり、規制ギヤ32は、図4に
示す非噛合位置に配置されると係合孔32eと係合ピン
33とが係合し、その位置に保持されるようになってい
る。これにより、規制ギヤ32が振動等により不意に回
動してピニオン25に干渉することが防止されている。
【0033】又、規制ギヤ32の反減速ギヤ26側に
は、六角レンチ等の工具(図示略)が嵌合する六角形状
の工具連結穴32fが形成される。これに対応し、図2
に示すように、前記ハウジング24には外部からその規
制ギヤ32(工具連結穴32f)まで通じる挿通孔24
dが形成されている。尚、挿通孔24dはネジ穴であっ
て、閉鎖ボルト35が螺入される。この閉鎖ボルト35
はその先端が規制ギヤ32に略当接して、規制ギヤ32
のスラスト方向の荷重を受けるようになっている。
【0034】図6は、ブレーキ装置1を駆動するための
電気的構成を示す。ブレーキ装置1(駆動モータ22及
び切替用モータ31)は、車両に搭載されるブレーキコ
ントローラ40によって制御される。尚、本実施形態の
コントローラ40は、駆動モータ22を一方(図2,図
4,図5において矢印A方向)にのみ駆動する。コント
ローラ40は、車両のバッテリ41から電源供給を受け
る。
【0035】コントローラ40には、運転者のブレーキ
操作部材(ペダル、レバー、スイッチ)の操作量(例え
ば、ストローク量、操作力の少なくとも一方)を検出す
る操作量検出装置42が接続され、該装置42から操作
量に応じた操作量検出信号が入力される。
【0036】又、コントローラ40には、駐車ブレーキ
操作スイッチ43が接続されている。駐車ブレーキ操作
スイッチ43は、車両に装備されている駐車ブレーキ操
作レバー(図示略)の操作に基づいてオン・オフ信号を
出力し、そのオン・オフ信号をコントローラ40に出力
する。つまり、駐車ブレーキ操作レバーを駐車位置に操
作すると、駐車ブレーキ操作スイッチ43はオン信号
(駐車信号)をコントローラ40に出力する。又、駐車
ブレーキ操作レバーを駐車解除位置に操作すると、駐車
ブレーキ操作スイッチ43はオフ信号(駐車解除信号)
をコントローラ40に出力する。
【0037】そして、コントローラ40は、駐車ブレー
キ操作スイッチ43からのオン・オフ信号に基づいて
「通常ブレーキモード」又は「駐車ブレーキモード」と
なる。つまり、コントローラ40は、駐車ブレーキ操作
スイッチ43からオン信号(駐車信号)が出力されてい
るときには「駐車ブレーキモード」となり、駐車ブレー
キ操作スイッチ43からオフ信号(駐車解除信号)が出
力されているときには「通常ブレーキモード」となる。
【0038】[通常ブレーキモード]このモードは、車
両走行時及び車両停車時に実行されるモードである。こ
のモードにおいて、コントローラ40は、切替用モータ
31を制御して規制ギヤ32を図4に示す非噛合位置に
配置させ、駆動モータ22を回転フリーな状態にする。
尚、この場合、規制ギヤ32の係合孔32eと係合ピン
33とが係合し、規制ギヤ32がその位置に維持されて
いるので、コントローラ40は切替用モータ31への電
源供給を停止している。
【0039】そして、コントローラ40は、ブレーキ操
作量が増加するとそのブレーキ操作量に応じた駆動電源
を駆動モータ22に供給し該モータ22を矢印A方向に
回転させ、ピニオン25、ギヤ26,27を介して出力
軸部27aを回転させて、出力軸21を第2リターンス
プリング29の付勢力に抗して没入させる。すると、作
動レバー10によって各ブレーキシュー4,5がリター
ンスプリング7,8の付勢力に抗して拡張され、各ブレ
ーキシュー4,5がドラム2の内周面2aに対して圧接
する。つまり、ブレーキ装置1の制動力が増加する。
【0040】一方、ブレーキ操作量が減少すると、コン
トローラ40はブレーキ操作量に応じて駆動モータへの
駆動電源を減少又は駆動電源の供給を停止する。この場
合、第2リターンスプリング29やリターンスプリング
7,8の付勢力により、駆動モータ22が矢印B方向に
回転しながら出力軸21が突出し、各ブレーキシュー
4,5がドラム2の内周面2aに対して離間する方向に
移動する。つまり、ブレーキ装置1の制動力が減少す
る。
【0041】このようにコントローラ40は、ブレーキ
操作量に応じた操作量検出信号に基づいて駆動モータ2
2を制御して、ドラム2に対してブレーキシュー4,5
を接離させるとともに、ドラム2に対するブレーキシュ
ー4,5の圧接力を変化させて、ブレーキ装置1の制動
力を制御している。
【0042】[駐車ブレーキモード]このモードは、車
両駐車時に実行されるモードである。このモードにおい
て、コントローラ40は、駐車ブレーキ操作スイッチ4
3のオン信号(駐車信号)に基づいて、先ずドラム2に
対するブレーキシュー4,5の圧接力(制動力)が所定
値以上、即ち車両の駐車に必要な制動力を得るまで駆動
モータ22に駆動電源を供給して該モータ22を矢印A
方向に回転させ、出力軸21を没入させる。
【0043】次に、コントローラ40は、切替用モータ
31を制御して規制ギヤ32を図4において時計回り方
向に回動させ、図5に示す規制ギヤ32をピニオン25
と噛合する噛合位置に配置させる。このとき、コントロ
ーラ40は、規制ギヤ32がピニオン25と噛み合うと
同時に、駆動モータ22への電源供給を停止する。する
と、リターンスプリング7,8の付勢力に加え、第2リ
ターンスプリング29の付勢力が主に(直接的に)出力
軸21の突出方向(図1において左方向)に作用し、出
力軸部27a、各ギヤ27,26を介してモータ22
(ピニオン25)が矢印B方向に回転する。そして、規
制ギヤ32の第2噛合部32bの端面32cが第1規制
壁24aに当接した状態になる。
【0044】すると、モータ22(ピニオン25)は矢
印B方向の回転が禁止された状態(ロック状態)になる
ので、出力軸21が突出方向(図1において左方向)に
移動することはなく、ブレーキ装置1は駐車に必要な制
動力を発生したまま維持される。
【0045】又、この場合、モータ22(ピニオン2
5)には常に矢印B方向の回転力が作用するため、規制
ギヤ32には、第2噛合部32bの端面32cが第1規
制壁24aを押圧する方向に常に回転力が作用すること
になる。従って、切替用モータ31への電源供給を停止
しても規制ギヤ32は噛合位置に維持されピニオン25
との噛合が外れることはないので、コントローラ40
は、切替用モータ31への電源供給を停止する。又、こ
の場合、第2リターンスプリング29の付勢力により、
規制ギヤ32とピニオン25とが容易に噛み合うことが
できる。
【0046】そして、前記駐車ブレーキ操作スイッチ4
3からオフ信号(駐車解除信号)が出力されると、コン
トローラ40は、先ず駆動モータ22をブレーキシュー
4,5の圧接力を増す方向、即ち矢印A方向に回転さ
せ、出力軸21を没入させる。又、コントローラ40
は、切替用モータ31を制御して規制ギヤ32をピニオ
ン25との噛合が外れる非噛合位置に配置し(図4)、
切替用モータ31への電源供給を停止する。規制ギヤ3
2は、その係合孔32eと係合ピン33とが係合してそ
の位置に維持される。そして、コントローラ40は、ブ
レーキの操作がなければ、駆動モータ22への駆動電源
の供給を停止する。すると、第2リターンスプリング2
9やリターンスプリング7,8の付勢力により、駆動モ
ータ22が矢印B方向に回転しながら出力軸21が初期
位置まで復帰(突出)し、各ブレーキシュー4,5がブ
レーキドラム2から離間する。このようにして、ブレー
キ装置1は上記したような通常ブレーキ作動が可能な状
態に復帰する。
【0047】尚、駐車ブレーキをかけた状態で、駆動モ
ータ22及び切替用モータ31が故障した場合や、バッ
テリ41あがり等でモータ22,31に電源を供給でき
ず該モータ22,31が作動しない場合において、本実
施形態では手動により解除することが可能である。具体
的には、図2に示す閉鎖ボルト35を抜き取って、六角
レンチ等の工具(図示略)をその閉鎖ボルト35を抜き
取った挿通孔24dに挿入し、工具を規制ギヤ32の工
具連結穴32fに嵌合させる。そして、工具によって規
制ギヤ32を噛合位置から非噛合位置まで回動させる。
すると、駆動モータ22(ピニオン25)は回転フリー
な状態となるので、リターンスプリング7,8の付勢力
や第2リターンスプリング29の付勢力等により出力軸
21が突出してブレーキシュー4,5がドラム2から離
間し、駐車ブレーキが解除される。
【0048】上記したように、本実施形態のブレーキ装
置1は、以下のような特徴がある。 (1)本実施形態のアクチュエータ20には、出力軸2
1が没入方向に直線移動すると圧縮して出力軸21を初
期位置に復帰するように付勢する第2リターンスプリン
グ29が備えられる。そのため、アクチュエータ20の
出力軸21は、ブレーキシュー4,5をドラム2の内周
面2aから離間する方向に付勢するリターンスプリング
7,8と、該アクチュエータ20の内部に設けた第2リ
ターンスプリング29とが協働して初期位置側に復帰し
ようとする。この場合、第2リターンスプリング29
は、梃子作用を利用した作動レバー10の力点側に位置
しているので、小型なものですむ。又、これにより、第
2リターンスプリング29が作用する部材(例えば、出
力軸21やギヤ26,27、ハウジング24等)の剛性
を過大に高める必要がないので、その部材が大型化する
ことが極力抑えられる。従って、第2リターンスプリン
グ29分、ブレーキ装置1全体の重量が増加するが、そ
の増加分を極力抑えることができる。
【0049】(2)本実施形態では、コイル状の第2リ
ターンスプリング29が出力軸21に挿通されている。
従って、第2リターンスプリング29の配置スペースを
小さくすることができ、アクチュエータ20の大型化を
抑えることができる。
【0050】(3)本実施形態では、第2リターンスプ
リング29の外側において、出力軸21とハウジング2
4との間の隙間からの異物の浸入を防止する防水ブーツ
28が備えられている。従って、防水ブーツ28によ
り、出力軸21とハウジング24との間の隙間からの異
物の浸入を防止することができる。又、この場合、防水
ブーツ28により第2リターンスプリング29に異物が
付着することが防止されるので、該スプリング29に異
物が付着することにより該スプリング29が十分に圧縮
できなくなることを防止することができる。
【0051】(4)本実施形態では、第2リターンスプ
リング29が圧縮変形した際に径方向外側への撓んだ場
合に防水ブーツ28に接触しないよう、第2リターンス
プリング29又は防水ブーツ28の寸法が設定されてい
る。そのため、第2リターンスプリング29が圧縮変形
して径方向外側への撓んだ場合に防水ブーツ28に接触
しないので、例えば、圧縮した第2リターンスプリング
29間に防水ブーツ28を挟み込むことを防止でき、こ
れによる防水ブーツ28の破損を防止することができ
る。
【0052】尚、本発明の実施形態は、以下のように変
更してもよい。 ○上記実施形態では、略蛇腹状の防水ブーツ28を使用
したが、この形状に限定されるものではなく、略筒状を
なしていればよい。又、例えば、図8のような形状の防
水ブーツ28aを使用してもよい。
【0053】図8に示すように、防水ブーツ28aは、
第2リターンスプリング29と同期するようにその外形
がスパイラル状に形成されている。そのため、防水ブー
ツ28aと第2リターンスプリング29とは同様に圧縮
変形するようになる。従って、例えば、圧縮した第2リ
ターンスプリング29間に防水ブーツ28aを挟み込む
ことを防止でき、これによる防水ブーツ28aの破損を
防止することができる。
【0054】又、出力軸21は、掛止部21x,24x
間に組み付けられた第2リターンスプリング29により
回り止めがなされているので、出力軸21の出没作動時
に若干回転する場合がある。即ち、出力軸21が没入方
向に移動する際にはギヤ27(出力軸部27a)が矢印
A方向に回転するため、出力軸21は同方向に若干連れ
回りする。すると、出力軸21の掛止部21xに当接す
る第2リターンスプリング29の一端は同方向に回転
し、該スプリング29は同方向に捩れる。このような捩
れが生じた場合にスプリング29が伸張するよう、図8
のようにスプリング29の捩れる方向を設定するように
してもよい。このようにすれば、出力軸21が没入方向
に移動する際に矢印A方向に若干回転した場合に第2リ
ターンスプリング29が伸張するので、該スプリング2
9の付勢力を十分に発揮することができる。
【0055】○上記の他、アクチュエータ20及びブレ
ーキ装置1の構成を適宜変更してもよい。上記各実施形
態から把握できる技術的思想を以下に記載する。
【0056】(イ) 請求項1又は2に記載の車両用電
動ブレーキ装置において、前記防水ブーツは、前記出力
軸の作動に追従するように略蛇腹状に形成されているこ
とを特徴とする車両用ドラムブレーキ装置。
【0057】(ロ) 請求項1〜4のいずれか1項に記
載の車両用電動ブレーキ装置において、前記電動アクチ
ュエータは、駆動源として駆動モータを備え、その駆動
モータの回転運動を前記出力軸の直線運動に変換するよ
うに構成されていることを特徴とする車両用ドラムブレ
ーキ装置。
【0058】(ハ) 上記(ロ)に記載の車両用電動ブ
レーキ装置において、前記電動アクチュエータは、前記
駆動モータの回転を減速すべく複数のギヤを有する減速
機構と、前記ギヤと係合しない非係合位置と、前記ギヤ
と係合するとともに前記出力軸を初期位置に復帰するよ
うに付勢する前記第2リターンスプリングの付勢力が作
用しても回転不能となる係合位置とのいずれかに配置さ
れる規制手段と、前記規制手段を回動させ、係合位置と
非係合位置とのいずれかに切り替え配置させる切替用モ
ータとを備えていることを特徴とする車両用ドラムブレ
ーキ装置。
【0059】(ニ) 上記(ハ)に記載の車両用電動ブ
レーキ装置において、前記ブレーキシューが前記ドラム
の内周面に圧接するように前記駆動モータを駆動し、所
望の制動力が発生すると前記切替用モータを駆動して前
記規制手段を前記減速機構を構成するギヤと噛み合わ
せ、該ギヤと規制手段とが噛み合ったと同時に駆動モー
タへの電源供給を停止し、前記第2リターンスプリング
の付勢力により規制手段を係合位置に維持させるように
したことを特徴とする車両用ドラムブレーキ装置。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
リターンスプリングの付勢力によりアクチュエータの出
力軸を初期位置側に復帰させるようにした車両用ドラム
ブレーキ装置であって、そのリターンスプリングの付勢
力を強くすることによる装置全体の重量増加を極力抑え
ることと、アクチュエータ内部に異物が浸入することを
確実に防止することができる車両用ドラムブレーキ装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のドラムブレーキ装置の概略構成
図。
【図2】 図1のX−X断面図。
【図3】 アクチュエータの要部を示す斜視図。
【図4】 空転防止機構の動作を説明するための図2の
Y−Y断面図。
【図5】 空転防止機構の動作を説明するための図2の
Y−Y断面図。
【図6】 ブレーキ装置の電気的構成図。
【図7】 出力軸が没入した状態を示す断面図。
【図8】 別例の出力軸部分を示す断面図。
【符号の説明】
2…ドラム、2a…内周面、3…バックプレート、4,
5…ブレーキシュー、7,8…リターンスプリング、1
0…作動レバー、20…電動アクチュエータとしてのブ
レーキアクチュエータ、21…出力軸、24…ハウジン
グ、28,28a…防水ブーツ、29…第2リターンス
プリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J058 AA07 AA13 AA17 AA29 AA37 BA25 BA67 CA09 CC15 CC62 DC19 FA01 FA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸とともに回転する略有底円筒状のド
    ラムと、 前記ドラムの開口部側に回転不能に配設されるバックプ
    レートと、 前記バックプレートに支持され、前記ドラムの内周面に
    接離可能に配設されるブレーキシューと、 前記ブレーキシューを前記ドラムの内周面から離間する
    方向に付勢するリターンスプリングと、 揺動可能に設けられ、その揺動により前記ブレーキシュ
    ーを前記ドラムの内周面に対して接離させるべくその一
    端が前記ブレーキシューと駆動連結する作動レバーと、 前記作動レバーの他端と駆動連結する出力軸を有し、そ
    の出力軸が初期位置から没入方向に直線移動することに
    より前記作動レバーを一方に移動させ、前記リターンス
    プリングの付勢力に抗して前記ブレーキシューを前記ド
    ラムの内周面に圧接させる電動アクチュエータとを備え
    た車両用ドラムブレーキ装置であって、 前記アクチュエータには、コイル状をなして前記出力軸
    に挿通され、該出力軸が没入方向に直線移動すると圧縮
    して該出力軸を初期位置に復帰するように付勢する第2
    リターンスプリングが備えられるとともに、該第2リタ
    ーンスプリングの外側において、前記出力軸と前記アク
    チュエータのハウジングとの間の隙間からの異物の浸入
    を防止する略筒状の弾性部材よりなる防水ブーツが備え
    られていることを特徴とする車両用ドラムブレーキ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用ドラムブレーキ
    装置において、 前記第2リターンスプリングが圧縮変形した際に径方向
    外側への撓んだ場合に前記防水ブーツに接触しないよ
    う、前記第2リターンスプリング又は前記防水ブーツの
    寸法が設定されていることを特徴とする車両用ドラムブ
    レーキ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両用ドラムブ
    レーキ装置において、 前記防水ブーツは、前記第2リターンスプリングと同期
    するようにその外形がスパイラル状に形成されているこ
    とを特徴とする車両用ドラムブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車
    両用電動ブレーキ装置において、 前記第2リターンスプリングは、前記出力軸が没入方向
    に移動する際に若干回転して一端が捩れた場合に伸張す
    るように該スプリングの捩れる方向が設定されているこ
    とを特徴とする車両用ドラムブレーキ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285454A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Yamaha Motor Co Ltd クラッチ用アクチュエータ、エンジンユニットおよび鞍乗型車両
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