JP2003151677A - ジョイントコネクタの嵌合方法及び嵌合構造 - Google Patents

ジョイントコネクタの嵌合方法及び嵌合構造

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JP2003151677A
JP2003151677A JP2001351883A JP2001351883A JP2003151677A JP 2003151677 A JP2003151677 A JP 2003151677A JP 2001351883 A JP2001351883 A JP 2001351883A JP 2001351883 A JP2001351883 A JP 2001351883A JP 2003151677 A JP2003151677 A JP 2003151677A
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fitting
connectors
holder
joint
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JP2001351883A
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Masashi Nagao
正志 長尾
Hisafumi Maruo
尚史 丸尾
Norihito Suzuki
規仁 鈴木
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの誤嵌合等の作業ミスを防止すると
共に、コネクタの嵌合作業の作業効率を向上させること
ができるジョイントコネクタの嵌合方法及び嵌合構造を
提供する。 【解決手段】 複数のコネクタ保持部21を備えたホル
ダ20に複数のコネクタ10を着脱可能に保持し、これ
ら複数のコネクタ10とホルダ20とを一体とした後、
複数のコネクタ10をジョイントコネクタの各コネクタ
嵌合部31に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両内の電
気回路の分配機能を有するジョイントコネクタの嵌合方
法及び嵌合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のジョイントコネクタとしては、例
えば図10に示したように、ジョイントコネクタ1のコ
ネクタハウジング2の上面に開口した複数のコネクタ嵌
合部3に複数の雄コネクタ4をそれぞれ嵌合することに
より、各雄コネクタ4側の電装品等とジョイントコネク
タ1側の電気回路とを電気的に接続するようにしたもの
が知られている。
【0003】前記コネクタハウジング2は、上面に複数
のコネクタ嵌合部3を有すると共に、下部が開放された
ハウジング本体5と、このハウジング本体5の下部の開
放部を覆う下部カバー6とで構成されており、これらハ
ウジング本体5と下部カバー6との間に図示しない接続
ターミナルや基板等が配置されている。
【0004】しかしながら、図10に示したようなジョ
イントコネクタ1は、分配・中継の機能を有することか
ら、通常、車両のインストルメンタルパネルの下方等に
装着される事が多く、複数の雄コネクタ3の嵌合作業を
一個ずつ目に見えないところを手さぐりで、しかも無理
な体勢で行う必要があるため、嵌合作業の作業工数が増
えると共に誤嵌合等のミスが発生し易いという問題があ
った。
【0005】そこで、このような問題に対処するため
に、例えば特開平11−74020号公報に開示された
「電気コネクタ」では、複数の各雄コネクタ毎にコネク
タハウジングのコネクタ嵌合部の開口形状を異ならせる
と共に、該開口形状の識別用突起をコネクタハウジング
に設け、誤嵌合等を防止するようにした技術が開示され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平11−74020号公報に開示されたようなジョイ
ントコネクタを用いる場合には、それぞれのコネクタ嵌
合部の形状に合わせた雄コネクタが必要になるため、雄
コネクタの成形用金型の種類が増してコスト高になると
いう問題がある。
【0007】又、識別用突起を設けてはいるものの、結
果的には目に見えないところを手さぐりで、しかも無理
な体勢で1個ずつ雄コネクタを対応する各コネクタ嵌合
部に嵌合しなければならないため、嵌合作業の作業効率
が良くないという問題がある。従って、本発明の目的は
上記課題を解消することに係り、コネクタの誤嵌合等の
作業ミスを防止すると共に、コネクタの嵌合作業の作業
効率を向上させることができるジョイントコネクタの嵌
合方法及び嵌合構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、複
数のコネクタをジョイントコネクタの各コネクタ嵌合部
にそれぞれ嵌合するためのジョイントコネクタの嵌合方
法であって、複数のコネクタ保持部を備えたホルダに前
記複数のコネクタを着脱可能に保持し、これら複数のコ
ネクタと前記ホルダとを一体とした後、前記複数のコネ
クタを前記各コネクタ嵌合部に嵌合することを特徴とす
るジョイントコネクタの嵌合方法により達成される。
【0009】上記嵌合方法によれば、予めホルダの各コ
ネクタ保持部に保持された複数のコネクタが、該ホルダ
により一体とされた状態で、ジョイントコネクタの各コ
ネクタ嵌合部に一体的に嵌合される。そこで、ジョイン
トコネクタが目に見えない車両のインストルメンタルパ
ネルの下方等に装着される場合にも、各コネクタを目視
しながら予め決められたホルダの各コネクタ保持部に保
持させることができ、コネクタの誤嵌合等の作業ミスを
防止できる。
【0010】又、複数のコネクタを一括してジョイント
コネクタの各コネクタ嵌合部に嵌合することができるの
で、コネクタの嵌合作業を一個ずつ行っていた従来の方
法に比べて作業効率を大幅に向上させることができる。
更に、例えば車両の組立てライン上においては、ジョイ
ントコネクタに嵌合される前の複数のコネクタをホルダ
により保持し、一体に束ねた状態とすることができるの
で、散けたコネクタが他の部材と接触して損傷する虞も
ない。
【0011】又、コネクタの形状も一種類で済むため、
従来のようにコネクタの成形用金型の種類が増すことが
なく、コスト低減を図ることができる。更に、前記ホル
ダに着脱可能に保持された複数のコネクタは、前記コネ
クタ嵌合部に一体的に嵌合される際に、各コネクタが対
応するコネクタ嵌合部に対して可動であるため、これら
コネクタ嵌合部に対する嵌合時の各コネクタ間のピッチ
誤差が吸収されてコネクタ嵌合時の挿入抵抗を低減する
ことができる。
【0012】尚、好ましくは前記複数のコネクタを前記
各コネクタ嵌合部に嵌合した後、前記ホルダを前記複数
のコネクタ及びジョイントコネクタから取り外す。この
場合、前記ホルダを繰り返し使用することができると共
に、該ホルダのコネクタ保持部の数を多くしておくこと
で、コネクタハウジングのコネクタ嵌合部の数に変化が
あった場合にも容易に対応することができる。
【0013】又、本発明の上記目的は、複数のコネクタ
をジョイントコネクタの各コネクタ嵌合部にそれぞれ嵌
合するためのジョイントコネクタの嵌合構造であって、
複数のコネクタ保持部を備えたホルダが、前記複数のコ
ネクタを着脱可能に保持すると共に、前記ジョイントコ
ネクタに着脱可能に保持されることを特徴とするジョイ
ントコネクタの嵌合構造により達成される。
【0014】上記嵌合構造によれば、予めホルダの各コ
ネクタ保持部に保持された複数のコネクタをジョイント
コネクタの各コネクタ嵌合部に一体的に嵌合することが
できる。そこで、ジョイントコネクタが目に見えない車
両のインストルメンタルパネルの下方等に装着される場
合にも、各コネクタを目視しながら予め決められたホル
ダの各コネクタ保持部に保持させることができ、コネク
タの誤嵌合等の作業ミスを防止できる。
【0015】又、複数のコネクタを一括してジョイント
コネクタの各コネクタ嵌合部に嵌合することができるの
で、コネクタの嵌合作業を一個ずつ行っていた従来の方
法に比べて作業効率を大幅に向上させることができる
又、コネクタの形状も一種類で済むため、従来のように
コネクタの成形用金型の種類が増すことがなく、コスト
低減を図ることができる。
【0016】更に、前記ホルダに着脱可能に保持された
複数のコネクタは、前記コネクタ嵌合部に一体的に嵌合
される際に、各コネクタが対応するコネクタ嵌合部に対
して可動であるため、これらコネクタ嵌合部に対する嵌
合時の各コネクタ間のピッチ誤差が吸収されてコネクタ
嵌合時の挿入抵抗を低減することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態に係るジョイントコネクタの嵌合方法及び
嵌合構造を詳細に説明する。図1乃至図4は、本発明の
第1実施形態に係るジョイントコネクタの嵌合方法及び
嵌合構造を説明するための斜視図である。
【0018】本第1実施形態に係るジョイントコネクタ
は、図3に示したように、コネクタハウジング30の上
方に開口した複数のコネクタ嵌合部31に複数のコネク
タ10をそれぞれ嵌合することにより、各コネクタ10
側の電装品等とジョイントコネクタ側の電気回路とを電
線13により電気的に接続するようにしたものである。
【0019】複数の前記コネクタ10は、図1に示した
ように、複数のコネクタ保持部21を備えたホルダ20
に、着脱可能に保持される。前記ホルダ20は、二枚の
側板22と該側板22の長手方向の両端部同士を連結す
る二枚の端板23とによって直方体形状とされた函体で
あり、複数の仕切り板24によって長手方向に仕切られ
た内部空間が、複数のコネクタ保持部21とされてい
る。
【0020】このコネクタ保持部21は、後述するコネ
クタハウジング30の各コネクタ嵌合部31に対応した
数分だけ形成されている。各コネクタ保持部21に挿入
嵌合されたコネクタ10は、弾性係止突起11がコネク
タ保持部21の上部係止部に引っかかることにより、該
コネクタ保持部21に着脱自在に保持されるようになっ
ている。
【0021】前記コネクタハウジング30は、図2に示
したように、二枚の側板32と該側板32の長手方向の
両端部同士を連結する二枚の端板33とによって前記ホ
ルダ20より若干大きめの直方体空間を成しており、内
方下部に各コネクタ10を嵌合する為の複数のコネクタ
嵌合部31が構成されている。
【0022】前記側板32には、複数のコネクタ嵌合部
31のピッチに対応して複数の切欠き穴34が形成され
ており、これら複数の切欠き穴34の長手方向の両端側
の二二対の切欠き穴34は、前記ホルダ20の側板22
の長手方向の両端部に設けられた二対の係止突起25を
係止することにより、該ホルダ20をコネクタハウジン
グ30の直方体空間内に嵌合保持することができる。
【0023】そして、前記コネクタハウジング30の複
数のコネクタ嵌合部31に、複数のコネクタ10を嵌合
する際には、先ず、図1に示したように、予め決められ
たホルダ20の各コネクタ保持部21に、対応するコネ
クタ10が嵌入される。次に、図2及び図3に示したよ
うに、複数のコネクタ10が、前記ホルダ20により一
体とされた状態で、コネクタハウジング30の各コネク
タ嵌合部31に一体的に嵌合される。
【0024】ここで、予め決められたホルダ20の各コ
ネクタ保持部21にそれぞれ保持されたコネクタ10
は、コネクタハウジング30の各コネクタ嵌合部31に
対して誤嵌合を生じることはない。そこで、ジョイント
コネクタが目に見えない車両のインストルメンタルパネ
ルの下方等に装着される場合にも、作業者は各コネクタ
10を目視しながら予め決められたホルダ20の各コネ
クタ保持部21に保持させることができ、各コネクタ嵌
合部31に対するコネクタ10の誤嵌合等の作業ミスを
防止できる。
【0025】従って、誤嵌合を防止する為に各コネクタ
10の形状を異ならせる必要がなく、コネクタ10の形
状が一種類で済むため、従来のようにコネクタの成形用
金型の種類が増すことがなく、コスト低減を図ることが
できる。又、複数のコネクタ10を一括してコネクタハ
ウジング30の各コネクタ嵌合部31に嵌合することが
できるので、コネクタの嵌合作業を一個ずつ行っていた
従来の方法に比べて作業効率を大幅に向上させることが
できる
【0026】更に、例えば車両の組立てライン上におい
ては、ジョイントコネクタのコネクタハウジング30に
嵌合される前の複数のコネクタ10をホルダ20により
保持し、一体に束ねた状態とすることができるので、散
けたコネクタ20が他の部材と接触して損傷する虞もな
い。また、前記ホルダ20に着脱可能に保持された複数
の各コネクタ10は、前記コネクタハウジング30の各
コネクタ嵌合部31に一体的に嵌合される際に、先端が
対応するコネクタ嵌合部31に対して横方向に若干可動
である。
【0027】そこで、これら複数のコネクタ10は、一
括してコネクタハウジング30の各コネクタ嵌合部31
に嵌合される際にも、これらコネクタ嵌合部31に対す
る嵌合時の各コネクタ間のピッチ誤差が吸収されるの
で、コネクタ嵌合時の挿入抵抗を低減することができ
る。そして、各コネクタ10は、ホルダ20に保持され
てコネクタハウジング30に一括嵌合された後も、図4
に示すように、メンテナンス時等には単独でコネクタ嵌
合部31から抜き取ることもできる。
【0028】また、前記ホルダ20が嵌入されるコネク
タハウジング30の開口形状を非対称とする等して、コ
ネクタハウジング30に対するホルダ20の誤嵌合防止
手段を設けることもできる。尚、本発明のジョイントコ
ネクタの嵌合方法及び嵌合構造におけるジョイントコネ
クタ、ホルダおよびコネクタ等の構成は、上記実施形態
の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づ
いて種々の形態を採りうることは言うまでもない。
【0029】例えば、図5に示した本発明の第2実施形
態におけるジョイントコネクタは、上記第1実施形態の
ホルダ20を二つに分けてホルダ20a,20bとし、
一方のホルダ20aに4個のコネクタ保持部21を設け
ると共に、他方のホルダ20bに2個のコネクタ嵌合部
21を設けたものである。そこで、図5(a)に示した
ように、先ず、予め決められたホルダ20a及びホルダ
20bの各コネクタ保持部21に、対応する複数のコネ
クタ10a及び10bがそれぞれ嵌入される。
【0030】次に、図5(b)に示したように、複数の
各コネクタ10a及び10bは、ホルダ20a及びホル
ダ20bにそれぞれ一体とされた状態で、コネクタハウ
ジング30の各コネクタ嵌合部31に一体的に嵌合でき
る。そこで、複数の各コネクタ10a及び10bは、そ
れぞれ車両の前後における別の電装品に接続されてお
り、組立てライン上でのこれら電装品の車両取付順序の
都合によって前記コネクタハウジング30に順次、嵌合
しなければならない場合にも、ホルダ20a及びホルダ
20bによりそれぞれ一体とされた状態で、コネクタハ
ウジング30の各コネクタ嵌合部31に一体的に順次、
嵌合することができる。その他の作用効果は、上記第1
実施形態におけるジョイントコネクタと同様である。
【0031】図6に示した本発明の第3実施形態におけ
るジョイントコネクタは、上記第2実施形におけるジョ
イントコネクタと同様に、第1実施形態のホルダ20を
二つに分けてホルダ20b,20cとしたものである
が、一方のホルダ20cには1個のコネクタ嵌合部21
と1個の多極コネクタ嵌合部41がとが設けられてい
る。
【0032】そこで、図6(a)に示したように、先
ず、予め決められたホルダ20b及びホルダ20cの各
コネクタ保持部21,41に、対応する複数のコネクタ
10aと多極コネクタ10cがそれぞれ嵌入される。次
に、図6(b)に示したように、複数のコネクタ10a
と多極コネクタ10cとが、ホルダ20b及びホルダ2
0cにそれぞれ一体とされた状態で、コネクタハウジン
グ30の各コネクタ嵌合部31に一体的に嵌合される。
そこで、上記第2実施形態におけるジョイントコネクタ
と同様の作用効果を得ることができる。
【0033】図7は、本発明の第4実施形態に係るジョ
イントコネクタの嵌合方法及び嵌合構造を説明するため
の説明図である。本第4実施形態に係るジョイントコネ
クタは、図6に示したように、コネクタハウジング70
の上方に開口した複数のコネクタ嵌合部(図示せず)に
複数のコネクタ60をそれぞれ嵌合することにより、各
コネクタ60側の電装品等とジョイントコネクタ側の電
気回路とを電線13により電気的に接続するようにした
ものである。
【0034】複数の前記コネクタ60は、図7(a)に
示したように、複数のコネクタ保持部51を備えたホル
ダ50に、着脱可能に保持される。前記ホルダ50は、
長尺な基部52と、該基部52の長手方向に沿う一側面
から突出する複数の突出片53とを備えた櫛状をなして
おり、隣り合う突出片53,53間がコネクタ保持部5
1とされている。
【0035】このコネクタ保持部51は、後述するコネ
クタハウジング70の各コネクタ嵌合部に対応した数分
だけ形成されている。各コネクタ嵌合部51に対し、コ
ネクタ嵌合方向(図中、矢印B方向)に対して直交する
方向(図中、矢印A方向)に沿って挿入嵌合されたコネ
クタ10は、上部側面に形成された係合凹部61が前記
突出片53の内側面に形成された係合凸部54に係合す
ることにより、該コネクタ保持部51に着脱自在に保持
されるようになっている。
【0036】尚、前記係合凸部54及び前記係合凹部6
1は、各コネクタ10がコネクタ嵌合方向に対して直交
する方向にのみ、コネクタ保持部51に対して着脱可能
な形状とされている。そこで、各コネクタ10は、コネ
クタ保持部51に対しコネクタ嵌合方向に沿って外れる
ことはない。
【0037】前記コネクタハウジング70は、図7
(b)に示したように、二枚の側板72と該側板72の
長手方向の両端部同士を連結する二枚の端板73とによ
って直方体空間を成しており、内方下部に各コネクタ6
0を嵌合する為の複数のコネクタ嵌合部(図示せず)が
構成されている。
【0038】前記コネクタハウジング70の内周部には
段部74が形成されると共に、前記端板73の内面には
ホルダ50の両端部に形成された弾性係止突起55を係
止する係止凹部75が形成されている。そこで、図7
(c)に示したように、前記段部74がホルダ50の周
縁部を受け止めると共に、前記係止凹部75に前記弾性
係止突起55が係止されることにより、複数のコネクタ
60を保持したホルダ50がコネクタハウジング70に
保持されるようになっている。
【0039】即ち、本第4実施形態に係るジョイントコ
ネクタの各コネクタ60は、ホルダ50を介してコネク
タハウジング70の各コネクタ嵌合部に保持される。
又、該コネクタ60は、係合凹部61がホルダ50の係
合凸部54に係合することにより、該ホルダ50に着脱
自在に保持されている。そこで、前記コネクタ60に
は、上記第1実施形態におけるコネクタ10のような弾
性係止突起11を設ける必要がなく、該コネクタ60は
単純な形状とすることができ、成形が容易である。尚、
その他の作用効果については、上記第1実施形態と同様
であるので、その説明を省略する。
【0040】図8に示した本発明の第5実施形態におけ
るジョイントコネクタは、上記第4実施形態のジョイン
トコネクタにおけるホルダ50に代えて、ホルダ57を
用いたものである。前記ホルダ57は、4個のコネクタ
保持部57aを設けると共に1個の多極コネクタ嵌合部
57bを設けたものである
【0041】そこで、図8(a)に示したように、先
ず、予め決められたホルダ57の各コネクタ保持部57
a,57bに、対応する複数のコネクタ60と多極コネ
クタ62がそれぞれ装着される。次に、図8(b)に示
したように、複数のコネクタ60と多極コネクタ62と
が、ホルダ57に一体とされた状態で、コネクタハウジ
ング70の各コネクタ嵌合部に一体的に嵌合される。従
って、上記第4実施形態におけるジョイントコネクタと
同様の作用効果を得ることができる。
【0042】図9は、本発明の第6実施形態に係るジョ
イントコネクタの嵌合方法を説明するための説明図であ
る。本第6実施形態に係るジョイントコネクタは、図9
に示したように、コネクタハウジング100の上方に開
口した複数のコネクタ嵌合部101に複数のコネクタ9
0をそれぞれ嵌合することにより、各コネクタ90側の
電装品等とジョイントコネクタ側の電気回路とを電線1
3により電気的に接続するようにしたものである。
【0043】複数のコネクタ90は、図9(a),
(b)に示したように、複数のコネクタ保持部81を備
えたホルダ80に、着脱可能に保持される。前記ホルダ
80は、長尺な基部82と、該基部82の長手方向に沿
う一側面から突出する複数の突出片83とを備えた櫛状
をなしており、隣り合う突出片83,83間がコネクタ
保持部81とされている。
【0044】このコネクタ保持部81は、少なくともコ
ネクタハウジング100の各コネクタ嵌合部101に対
応した数分だけ形成されている。前記コネクタ嵌合部8
1には、図9(a)に拡大して示したように、コネクタ
嵌合方向(図中、矢印B方向)に対して直交する方向
(図中、矢印A方向)に沿って前記コネクタ90を着脱
可能とする係止手段が、該コネクタ90の上部側面に形
成された係合凹部91に係合する係合凸部84として前
記突出片83の内側面に形成されており、コネクタ90
が該コネクタ嵌合部81に着脱自在に保持されるように
なっている。
【0045】即ち、前記係合凸部84及び前記係合凹部
91は、各コネクタ90がコネクタ嵌合方向に対して直
交する方向にのみ、コネクタ保持部81に対して着脱可
能な形状とされている。そこで、各コネクタ90は、コ
ネクタ保持部81に対しコネクタ嵌合方向に沿って外れ
ることはない。
【0046】そして、前記コネクタハウジング100の
複数のコネクタ嵌合部101に、複数のコネクタ90を
嵌合する際には、先ず、図9(b)に示したように、予
め決められたホルダ80の各コネクタ保持部81に、対
応するコネクタ90が嵌入される。次に、図9(c)に
示したように、複数のコネクタ90が、前記ホルダ80
により一体とされた状態で、コネクタハウジング100
の各コネクタ嵌合部101に一体的に嵌合される。
【0047】そして、図9(d)に示したように、前記
ホルダ80をコネクタ嵌合方向(図中、矢印B方向)に
対して直交する方向に沿って抜き取ることで、前記コネ
クタハウジング100に対するコネクタ90の嵌合が完
了する。この際、前記係合凸部84及び前記係合凹部9
1は、各コネクタ90がコネクタ嵌合方向に対して直交
する方向にのみ、コネクタ保持部81に対して着脱可能
な形状とされており、前記ホルダ80は容易に抜き取る
ことができる。又、各コネクタ90は、各コネクタ保持
部81に挿入嵌合されたコネクタ90は、弾性係止突起
92がコネクタ保持部81の上部係止部に引っかかるこ
とにより、該コネクタ保持部81に着脱自在に保持され
るようになっている。
【0048】即ち、本第6実施形態に係るジョイントコ
ネクタのホルダ80は、複数のコネクタ90をコネクタ
ハウジング100の複数のコネクタ嵌合部101に嵌合
する際の治具として繰り返し使用することができると共
に、該ホルダ80のコネクタ保持部81の数を多くして
おくことで、コネクタハウジング100のコネクタ嵌合
部101の数に変化があった場合にも容易に対応するこ
とができる。尚、前記ホルダ80の材質としては、繰り
返し使用が可能なように、金属或いは硬質な樹脂を用い
ることが好ましい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のジョイン
トコネクタの嵌合方法及び嵌合構造によれば、予めホル
ダの各コネクタ保持部に保持された複数のコネクタが、
該ホルダにより一体とされた状態で、ジョイントコネク
タの各コネクタ嵌合部に一体的に嵌合される。
【0050】そこで、ジョイントコネクタが目に見えな
い車両のインストルメンタルパネルの下方等に装着され
る場合にも、各コネクタを目視しながら予め決められた
ホルダの各コネクタ保持部に保持させることができ、コ
ネクタの誤嵌合等の作業ミスを防止できる。
【0051】又、複数のコネクタを一括してジョイント
コネクタの各コネクタ嵌合部に嵌合することができるの
で、コネクタの嵌合作業を一個ずつ行っていた従来の方
法に比べて作業効率を大幅に向上させることができる。
更に、例えば車両の組立てライン上においては、ジョイ
ントコネクタに嵌合される前の複数のコネクタをホルダ
により保持し、一体に束ねた状態とすることができるの
で、散けたコネクタが他の部材と接触して損傷する虞も
ない。
【0052】又、コネクタの形状も一種類で済むため、
従来のようにコネクタの成形用金型の種類が増すことが
なく、コスト低減を図ることができる。更に、前記ホル
ダに着脱可能に保持された複数のコネクタは、前記コネ
クタ嵌合部に一体的に嵌合される際に、各コネクタが対
応するコネクタ嵌合部に対して可動であるため、これら
コネクタ嵌合部に対する嵌合時の各コネクタ間のピッチ
誤差が吸収されてコネクタ嵌合時の挿入抵抗を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るジョイントコネク
タの嵌合方法及び嵌合構造を説明するための斜視図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態に係るジョイントコネク
タの嵌合方法及び嵌合構造を説明するための斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態に係るジョイントコネク
タの嵌合方法及び嵌合構造を説明するための斜視図であ
る。
【図4】本発明の第1実施形態に係るジョイントコネク
タの嵌合方法及び嵌合構造を説明するための斜視図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態に係るジョイントコネク
タの嵌合方法及び嵌合構造を説明するための斜視図であ
る。
【図6】本発明の第3実施形態に係るジョイントコネク
タの嵌合方法及び嵌合構造を説明するための斜視図であ
る。
【図7】本発明の第4実施形態に係るジョイントコネク
タの嵌合方法及び嵌合構造を説明するための斜視図であ
る。
【図8】本発明の第5実施形態に係るジョイントコネク
タの嵌合方法及び嵌合構造を説明するための斜視図であ
る。
【図9】本発明の第6実施形態に係るジョイントコネク
タの嵌合方法を説明するための説明図である。
【図10】従来のジョイントコネクタの嵌合方法を説明
するための斜視図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 20 ホルダ 21 コネクタ保持部 30 コネクタハウジング 31 コネクタ嵌合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 規仁 静岡県榛原郡榛原町布引原206−1 矢崎 部品株式会社内 Fターム(参考) 5E021 FA05 FA10 FB09 FB20 FC30 FC31 FC38 GA10 HB11 HC07 JA05 JA20 KA05 5E087 EE02 EE14 FF08 GG14 GG31 GG32 HH07 JJ08 MM03 MM18 QQ04 RR26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコネクタをジョイントコネクタの
    各コネクタ嵌合部にそれぞれ嵌合するためのジョイント
    コネクタの嵌合方法であって、 複数のコネクタ保持部を備えたホルダに前記複数のコネ
    クタを着脱可能に保持し、これら複数のコネクタと前記
    ホルダとを一体とした後、前記複数のコネクタを前記各
    コネクタ嵌合部に嵌合することを特徴とするジョイント
    コネクタの嵌合方法。
  2. 【請求項2】 前記複数のコネクタを前記各コネクタ嵌
    合部に嵌合した後、前記ホルダを前記複数のコネクタ及
    びジョイントコネクタから取り外すことを特徴とする請
    求項1に記載のジョイントコネクタの嵌合方法。
  3. 【請求項3】 複数のコネクタをジョイントコネクタの
    各コネクタ嵌合部にそれぞれ嵌合するためのジョイント
    コネクタの嵌合構造であって、 複数のコネクタ保持部を備えたホルダが、前記複数のコ
    ネクタを着脱可能に保持すると共に、前記ジョイントコ
    ネクタに着脱可能に保持されることを特徴とするジョイ
    ントコネクタの嵌合構造。
  4. 【請求項4】 複数のコネクタをジョイントコネクタの
    各コネクタ嵌合部にそれぞれ嵌合するためのジョイント
    コネクタの嵌合構造であって、 複数のコネクタ保持部を備えたホルダが、コネクタ嵌合
    方向に対して直交する方向に沿って前記複数のコネクタ
    を着脱可能とする係止手段を備えることを特徴とするジ
    ョイントコネクタの嵌合構造。
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