JP2003151261A - 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の読み出し方法 - Google Patents

半導体記憶装置及び半導体記憶装置の読み出し方法

Info

Publication number
JP2003151261A
JP2003151261A JP2001343916A JP2001343916A JP2003151261A JP 2003151261 A JP2003151261 A JP 2003151261A JP 2001343916 A JP2001343916 A JP 2001343916A JP 2001343916 A JP2001343916 A JP 2001343916A JP 2003151261 A JP2003151261 A JP 2003151261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory cell
data
cell
memory
electrical state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001343916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3853199B2 (ja
Inventor
Takeshi Okazawa
武 岡澤
Shuichi Tawara
修一 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001343916A priority Critical patent/JP3853199B2/ja
Priority to EP02024746A priority patent/EP1310961A3/en
Priority to TW091132874A priority patent/TW580699B/zh
Priority to KR1020020069368A priority patent/KR20030039307A/ko
Priority to US10/291,216 priority patent/US6834018B2/en
Publication of JP2003151261A publication Critical patent/JP2003151261A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3853199B2 publication Critical patent/JP3853199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/14Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using thin-film elements
    • G11C11/15Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using thin-film elements using multiple magnetic layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/02Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements
    • G11C11/16Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using magnetic elements using elements in which the storage effect is based on magnetic spin effect
    • G11C11/165Auxiliary circuits
    • G11C11/1673Reading or sensing circuits or methods
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1006Data managing, e.g. manipulating data before writing or reading out, data bus switches or control circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1051Data output circuits, e.g. read-out amplifiers, data output buffers, data output registers, data output level conversion circuits
    • G11C7/106Data output latches

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Read Only Memory (AREA)
  • Mram Or Spin Memory Techniques (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリセルの特性バラツキの影響を抑制し、
安定的なデータ判別を可能にする半導体記憶装置を提供
する。 【解決手段】 本発明による半導体記憶装置は、リファ
レンスセル(R、R )と、第1メモリセル(C
i1)と、リファレンスセル(R、Ref)よりも第
1メモリセルに近い位置にある第2メモリセル
(Ci2)と、データ読み出し回路(5〜8)とを備え
ている。データ読み出し回路(5〜8)は、リファレン
スセル(R、Ref)が有するリファレンスセル電気
的状態と第1メモリセル(Ci1)が有する第1電気的
状態とから、第1メモリセル(Ci1)に記憶されてい
る第1データ(D)を同定する。更に、データ読み出
し回路(5〜8)は、第1メモリセル(Ci1)が有す
る第1電気的状態と第2メモリセル(C i2)が有する
第2電気的状態とから第2メモリセル(Ci2)に記憶
されている第2データを同定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関する。本発明は、特に、リファレンスセルを参照して
データの読み出しを行う半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRAM(Magnetic Random Access Mem
ory)、EEPROM(ElectricallyErasable Programm
able Read Only Memory)、FRAM(Ferroelectric R
andomAccess Memory)のような半導体記憶装置のメモリ
セルに記憶されたデータの読み出しは、リファレンスセ
ルを参照して行われることがある。例えば、MRAM及
びEEPROMでは、メモリセルから読み出される読み
出し電流と、リファレンスセルから読み出される読み出
し電流との大きさが比較されてメモリセルに記憶される
データが同定される。また、DRAMとFRAMとで
は、リファレンスセルがリファレンスビット線に接続さ
れたときのリファレンスビット線の電圧と、メモリセル
がビット線に接続されたときのビット線の電圧とが比較
されてメモリセルに記憶されるデータが同定される。
【0003】図11は、公知の半導体記憶装置を示す。
図11に示された公知の半導体記憶装置は、MRAMで
ある。公知のそのMRAMは、メモリセルアレイ101
を備えている。メモリセルアレイ101には、ワード線
〜W及びビット線B〜B含む。ワード線W
〜Wとビット線B〜Bとが交差する位置のそれぞ
れには、メモリセルが設けられる。ワード線Wとビッ
ト線Bとが交差する位置に設けられるメモリセルは、
メモリセルCijと記載される。
【0004】図12は、メモリセルCijの構造を示
す。メモリセルCijは、固定層111、データ記憶層
112、及びトンネル絶縁膜113を含む。固定層11
1は、ワード線Wに接続され、データ記憶層112
は、ビット線Bに接続される。固定層111及びデー
タ記憶層112は、いずれも強磁性体で形成され、それ
ぞれ自発磁化を有する。トンネル絶縁膜113は、固定
層111とデータ記憶層112との間に介設され、固定
層111とデータ記憶層112との間にトンネル電流が
流れる程度の膜厚を有する。トンネル絶縁膜113の厚
さは、典型的には、1.5nmである。
【0005】メモリセルCijは、図13に示されてい
るように、固定層111とデータ記憶層112とが有す
る自発磁化の向きによりデータ”0”又はデータ”1”
を記憶する。固定層111が有する自発磁化の向きは固
定されている。データ記憶層112が有する自発磁化は
反転自在であり、固定層111が有する自発磁化の方向
と同一方向、又は反対方向の2つの方向のいずれかを向
く。固定層111とデータ記憶層112とが有する自発
磁化が同一方向であるとき、固定層111とデータ記憶
層112との自発磁化は、「平行」であると記載され、
固定層111とデータ記憶層112とが有する自発磁化
が反対方向であるとき、固定層111とデータ記憶層1
12との自発磁化は、「反平行」であると記載される。
メモリセルCijは、固定層111とデータ記憶層11
2とが有する自発磁化が「平行」である状態と、「反平
行」である状態とのいずれかを有し、固定層111とデ
ータ記憶層112とが有する自発磁化が「平行」である
電気的状態は、データ”0”とデータ”1”とのうちの
一方に、自発磁化が「反平行」である電気的状態は、他
方に対応する。以下では、固定層111とデータ記憶層
112とが有する自発磁化が「平行」である電気的状態
がデータ”1”に、自発磁化が「反平行」である電気的
状態は、データ”0”に対応するものとして説明が行わ
れる。
【0006】メモリセルCijに記憶されるデータの判
別には、トンネル磁気抵抗効果(TMR効果)によるト
ンネル絶縁膜113の抵抗値の変化が利用される。固定
層111とデータ記憶層112とが有する自発磁化が
「平行」であるときと、「反平行」であるときとでは、
トンネル絶縁膜113の抵抗値が異なる。固定層111
とデータ記憶層112とが有する自発磁化が「反平行」
であるときのトンネル絶縁膜113の抵抗値は、固定層
111とデータ記憶層112とが有する自発磁化が「平
行」であるときのトンネル絶縁膜113の抵抗値よりも
10〜40%大きい。この抵抗値の差を利用して、メモ
リセルCijに記憶されるデータの判別が行われる。
【0007】メモリセルCijに記憶されたデータの読
み出しは、ワード線Wとビット線Bとの間に流れる
電流に基づいて行われる。メモリセルCijに記憶され
たデータが読み出される場合、ワード線Wとビット線
との間に所定の電位差が与えられる。与えられた電
位差によりワード線Wとビット線Bとの間に流れる
電流の大きさは、トンネル絶縁膜113の抵抗値に応じ
て異なる。トンネル絶縁膜113の抵抗値は、固定層1
11とデータ記憶層112とが有する自発磁化の向きに
応じて異なるから、ワード線Wとビット線Bとの間
に流れる電流から、メモリセルCijに記憶されたデー
タの検出が可能である。
【0008】このとき、メモリセルCijに記憶された
データの検出は、メモリセルと同様の構造を有するリフ
ァレンスセルを参照して行われる。図11に示されてい
るように、メモリセルアレイ101には、予め定められ
たデータが書き込まれたリファレンスセルR〜R
設けられる。リファレンスセルR〜Rは、いずれも
リファレンスビット線Bに接続されている。リファレ
ンスセルR〜Rは、それぞれ、ワード線W〜W
に接続されている。ワード線Wに接続されたメモリセ
ルCi1〜Cinのデータの読み出しの際には、リファ
レンスセルRが参照される。
【0009】リファレンスセルR〜Rは、リファレ
ンスセルR〜Rを流れる電流I(Ref)が下記条
件を満足するように設計される。 I(1)>I(Ref)>I(0). …(1) I(0):データ”0”を記憶するメモリセルを流れる
電流 I(1):データ”1”を記憶するメモリセルを流れる
電流
【0010】メモリセルCijのデータは、メモリセル
ijに流れる電流とリファレンスセルRに流れる電
流との比較により判別される。メモリセルCijのデー
タを判別する場合、ワード線Wとリファレンスビット
線Bとの間に所定の電位差が印加され、リファレンス
セルRに電流が流される。更に、ワード線Wとビッ
ト線Bとの間に所定の電位差が印加され、メモリセル
ijに電流が流される。メモリセルCijに流れた電
流と、リファレンスセルRに流れた電流との大きさが
比較され、メモリセルCijに流れた電流がリファレン
スセルRに流れた電流よりも大きければ、メモリセル
ijに記憶されたデータは”1”であり、メモリセル
ijに流れた電流がリファレンスセルRに流れた電
流よりも小さければ、メモリセルCijに記憶されたデ
ータは”0”であると判別される。
【0011】このような半導体記憶装置では、メモリセ
ルの特性バラツキがデータ判別の安定性に影響を及ぼ
す。メモリセルの特性バラツキが大きくなると、読み出
しのときにメモリセルを流れる電流とリファレンスセル
を流れる電流とのマージンが小さくなる。マージンの減
少の対策として、リファレンスセルや読み出しに関係す
る回路を高精度に設計するか、あるいは、読み出し時の
アクセス速度を犠牲にせざるを得ない。
【0012】読み出し動作が異なるMRAM以外の半導
体記憶装置でも、同様の問題が発生し得る。
【0013】メモリセルの特性バラツキの影響が抑制さ
れ、データ判別の安定性が向上することが望まれる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、メモ
リセルの特性バラツキの影響を抑制し、安定的なデータ
判別を可能にする半導体記憶装置を提供することにあ
る。
【0015】本発明の他の目的は、メモリセルの特性バ
ラツキの影響を抑制して安定的なデータ判別を可能に
し、且つ、その面積が小さい半導体記憶装置を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決す
るための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特
許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との
対応関係を明らかにするために付加されている。但し、
付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載され
ている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0017】本発明による半導体記憶装置は、リファレ
ンスセル(R、Ref)と、第1メモリセル
(Ci1)と、リファレンスセル(R、Ref)より
も第1メモリセルに近い位置にある第2メモリセル(C
i2)と、データ読み出し回路(5〜8)とを備えてい
る。データ読み出し回路(5〜8)は、リファレンスセ
ル(R 、Ref)が有するリファレンスセル電気的状
態と第1メモリセル(Ci1)が有する第1電気的状態
とから、第1メモリセル(Ci1)に記憶されている第
1データ(D)を同定する。更に、データ読み出し回
路(5〜8)は、第1メモリセル(Ci1)が有する第
1電気的状態と第2メモリセル(Ci2)が有する第2
電気的状態とから第2メモリセル(Ci2)に記憶され
ている第2データを同定する。
【0018】当該半導体記憶装置では、第2メモリセル
(Ci2)に記憶されている第2データの同定は、リフ
ァレンスセル(R、Ref)よりも第2メモリセル
(C )に近接した第1メモリセル(Ci1)を参照
して行われ、これにより、メモリセルの特性のバラツキ
がデータ判別の安定性に及ぼす影響が抑制されている。
一般に、2つのメモリセルについて、そのメモリセル間
の距離が小さいほど、製造工程に起因するメモリセルの
特性のバラツキも小さい。従って、第2メモリセル(C
i2)と第1メモリセル(Ci1)との特性差は、多く
の場合、第2メモリセル(Ci2)とリファレンスセル
(R、Ref)との特性差よりも小さい。当該半導体
記憶装置では、リファレンスセル(R、Ref)より
も第2メモリセルとの特性差が多くの場合小さいと考え
られる第1メモリセル(Ci1)が、第2メモリセル
(Ci2)に記憶されている第2データの同定の際に参
照され、これによりデータ判別の安定性が向上されてい
る。
【0019】データ読み出し回路(5〜8)は、リファ
レンスセル電気的状態と第1電気的状態とに基づいて、
リファレンスセル(R、Ref)が記憶するリファレ
ンスセル記憶データ(QREF)と第1メモリセル(C
i1)が記憶する第1データとの異同を示す第1比較結
果信号(Q)を出力する第1比較器(11、1
、15、23)と、リファレンスセル記憶デー
タ(QREF)と第1比較結果信号(Q)とに基づい
て、第1データを求める第1データ再生回路(16
と、第1電気的状態と第2電気的状態に基づいて、第1
データと第2データとの異同を示す第2比較結果信号
(Q)を出力する第2比較器(11、12 、15
、23)と、第1データと第2比較結果信号
(Q)とに基づいて、第2メモリセル(Ci2)が記
憶する第2データを求める第2データ再生回路(1
)とを含むことが好ましい。
【0020】上述の半導体記憶装置の構成は、リファレ
ンスセル(R、Ref)と第1メモリセル(Ci1
と第2メモリセル(Ci2)とのそれぞれが、第1強磁
性薄膜(111)と、第2強磁性薄膜(112)と、第
1強磁性薄膜(111)と第2強磁性薄膜(112)と
の間に挟まれたトンネル絶縁膜(113)とを備えたト
ンネル磁気抵抗効果素子を含む場合に特に好適である。
トンネル磁気抵抗効果素子で構成されたリファレンスセ
ルとメモリセルとは、製造工程に起因するバラツキが生
じやすい。上述の半導体記憶装置の構成が、リファレン
スセルとメモリセルとがトンネル磁気抵抗効果素子で構
成されている半導体記憶装置に適応されることは特に効
果的である。
【0021】また、上述の半導体記憶装置の構成は、リ
ファレンスセル(R、Ref)と第1メモリセル(C
i1)と第2メモリセル(Ci2)とのそれぞれが、浮
遊ゲート電極を備えたMOSトランジスタを含む場合
に、特に好適である。浮遊ゲート電極を備えたMOSト
ランジスタで構成されたリファレンスセルとメモリセル
とは、製造工程に起因するバラツキが生じやすい。上述
の半導体記憶装置の構成が、リファレンスセル(R
ef)と第1メモリセル(Ci1)と第2メモリセル
(Ci2)とのそれぞれが、浮遊ゲート電極を備えたM
OSトランジスタを含む半導体記憶装置に適応されるこ
とは特に効果的である。
【0022】当該半導体記憶装置は、更に、一の信号線
(W)を備え、リファレンスセル(R)と第1メモ
リセル(Ci1)と第2メモリセル(Ci2)とは、そ
の一の信号線(W)により活性化されることが好まし
い。
【0023】当該半導体記憶装置は、更に、第3メモリ
セル(Ci’1、但し、i’≠i)と、リファレンスセ
ル(Ref)よりも第3メモリセル(Ci’1)に近い
位置にある第4メモリセル(Ci’2)とを備えること
がある。この場合、データ読み出し回路(5〜8)は、
リファレンスセル電気的状態と第3メモリセル(C
’1)が有する第3電気的状態とから、第3メモリセル
(Ci’1)に記憶されている第3データを同定し、第
3電気的状態と第4メモリセル(Ci’2)が有する第
4電気的状態とから第4メモリセル(Ci’2)に記憶
されている第4データを同定することが好ましい。この
構成では、第1メモリセル(Ci1)に記憶されている
第1データと、第3メモリセル(Ci’1)とに記憶さ
れている第3データの同定は、いずれも、一のリファレ
ンスセル(Ref)を参照して行われ、参照されるリフ
ァレンスセル(Ref)の共通化が行われている。参照
されるリファレンスセル(Ref)が共通化されている
ことにより、当該半導体記憶装置の面積の縮小が図られ
ている。
【0024】この場合、当該半導体記憶装置は、更に、
第1信号線(W)と、第2信号線(W)と、第3信
号線(Wi’)とを備え、リファレンスセル(Ref
は、第1信号線(W)により活性化され、第1メモリ
セル(Ci1)と第2メモリセル(Ci2)とは、第2
信号線(W)により活性化され、第3メモリセル(C
i’1)と第4メモリセル(Ci’2)とは、第3信号
線(Wi’)により活性化されることが好ましい。
【0025】本発明による半導体記憶装置は、複数のメ
モリセル(C11〜Cmn)がマトリックス状に配置さ
れたメモリセルアレイ(1、1’)と、複数のリファレ
ンスセル(R〜R)が一列に配置されたリファレン
スセル列と、データ読み出し回路(5〜8)とを備えて
いる。データ読み出し回路(5〜8)は、メモリセル
(C11〜Cmn)のうちの前記メモリセルアレイ
(1、1’)の最外周に位置する第1メモリセル(C
i1)に記憶されている第1データを、リファレンスセ
ル(R〜R)のうちの第1メモリセル(Ci1)に
最も近い最近接リファレンスセル(R)が有するリフ
ァレンスセル電気的状態と、第1メモリセル(C i1
が有する第1電気的状態とに基づいて同定し、且つ、前
記メモリセル(C 11〜Cmn)のうちの第1メモリセ
ル(Ci1)に隣接する第2メモリセル(Ci2)に記
憶されている第2データを、第1電気的状態と、第2メ
モリセル(Ci1)が有する第2電気的状態とに基づい
て同定する。当該半導体記憶装置では、第2メモリセル
(Ci2)の読み出しは、リファレンスセル(R、R
ef)よりも第2メモリセルとの特性差が多くの場合小
さいと考えられる第1メモリセル(Ci1)を参照して
行われ、これにより第2メモリセル(Ci2)のデータ
判別の安定性が向上されている。更に、第1メモリセル
(Ci1)とリファレンスセル(R)との距離が最小
化され、第1メモリセル(Ci1)のデータ判別の安定
性が向上されている。
【0026】最近接リファレンスセル(R)と第1メ
モリセル(Ci1)と第2メモリセル(Ci2)とは、
一の信号線(W)により活性化されることが好まし
い。
【0027】本発明による半導体記憶装置は、複数のメ
モリセル(C11〜Cmn)がマトリックス状に配置さ
れたメモリセルアレイ(1”)と、リファレンスセル
(R )と、データ読み出し回路(5〜8)とを備え
ている。データ読み出し回路(5〜8)は、メモリセル
(C11〜Cmn)のうちの前記メモリセルアレイ
(1”)の最外周に位置する第1メモリセル(Ci1
に記憶されている第1データを、リファレンスセル(R
ef)が有するリファレンスセル電気的状態と、第1メ
モリセル(Ci1)が有する第1電気的状態とに基づい
て同定し、メモリセル(C11〜Cmn)のうち、第1
メモリセル(Ci1)に隣接する第2メモリセル(C
i2)に記憶されている第2データを、第1電気的状態
と、第2メモリセル(Ci2)が有する第2電気的状態
とに基づいて同定し、メモリセル(C11〜Cmn)の
うち、前記メモリセルアレイの最外周に位置し、且つ、
前記第1メモリセルと異なる第3メモリセル
(Ci’1、但しi’≠i)に記憶されている第3デー
タを、リファレンスセル電気的状態と、第3メモリセル
(Ci’1)が有する第3電気的状態とに基づいて同定
し、メモリセル(C11〜Cmn)のうち、第3メモリ
セル(Ci’1)に隣接する第4メモリセル
(Ci’2)に記憶されている第4データを、第3電気
的状態と、第4メモリセル(Ci’2)が有する第4電
気的状態とに基づいて同定する。
【0028】本発明による半導体記憶装置の読み出し方
法は、(a)リファレンスセル(R、Ref)が有す
るリファレンスセル電気的状態と、第1メモリセル(C
i1)が有する第1電気的状態とから、第1メモリセル
(Ci1)に記憶されている第1データを同定するステ
ップと、(b)リファレンスセル(R、Ref)より
も第1メモリセル(Ci1)に近い位置にある第2メモ
リセル(Ci2)に記憶されている第2データを、第1
電気的状態と第2メモリセル(Ci2)が有する第2電
気的状態とから同定するステップとを備えている。
【0029】このとき、既述の(a)ステップは、
(c)リファレンスセル電気的状態と第1電気的状態と
に基づいて、リファレンスセル(R、Ref)が記憶
するリファレンスセル記憶データ(Qef)と第1メモ
リセル(Ci1)が記憶する第1データとの異同を示す
第1比較結果信号(Q)を生成するステップと、
(d)リファレンスセル記憶データ(QREF)と第1
比較結果信号(Q)とに基づいて、第1データを求め
るステップとを含み、既述の(b)ステップは、(e)
第1電気的状態と第2電気的状態に基づいて、第1メモ
リセル(Ci1)が記憶する第1データと第1メモリセ
ル(Ci2)が記憶する第2データとの異同を示す第2
比較結果信号(Q)を出力するステップと、(f)第
1データと第2比較結果信号(Q)とに基づいて、第
2データを求めるステップとを含むことが好ましい。
【0030】本発明による半導体記憶装置の読み出し方
法は、第1の方向に延在する複数の行線(W〜W
と、第1の方向と異なる第2の方向に延在する複数の列線
(B 〜B)と、夫々が、前記複数の行線(W〜W
)と複数の列線(B〜B )の交点に設けられ且つ
絶縁膜(113)を間に挟んだ2層の強磁性薄膜(11
1、112)より構成された複数のメモリセル(C11
〜Cmn)と、前記複数の列線(B〜B)のうち最
縁端の列線(B)に隣接して設けられ前記複数の行線
(W〜W)と交差するリファレンス列線(B
と、夫々が、前記リファレンス列線(B)及び前記複
数の行線(W〜W)の交点に設けられた複数のリフ
ァレンス素子(R〜R)とを備える半導体装置読み
出し方法である。当該半導体記憶装置の読み出し方法
は、前記複数の行線(W〜W)のうちの任意の行線
(W)を選択し、その選択された行線(W)上の前
記リファレンス素子(R)及び前記選択された行線
(W)上の第1のメモリセル(Ci1)を比較し、次
に前記選択された行線(W)上の前記第1のメモリセ
ル(Ci1)及び前記選択された行線上の前記第2のメ
モリセル(Ci2)を比較することを特徴とする。
【0031】本発明による半導体記憶装置の読み出し方
法は、少なくとも一つの行線(W〜W)と、夫々が
前記行線(W〜W)と交差する第1及び第2の列線
(B 、B)と、夫々前記行線(W〜W)と前記
第1及び第2の列線(B、B)との交点に設けられ
た第1及び第2の不揮発性メモリセル(Ci1
)と、前記行線(W〜W)と交差する少なく
とも一つのリファレンス列線(B)と、前記リファレ
ンス列線(B)上に設けられた少なくとも一つのリフ
ァレンスセル(R〜R)とを備える半導体記憶装置
の読み出し方法である。当該読み出し方法は、第1のメ
モリセル(Ci1)及び前記リファレンスセル(R
を選択し、前記第1のメモリセル(Ci1)に書きこま
れたデータに基づいて前記第1の列線(B)に流れる
電流(Ii1)及び前記リファレンスセル(R)が記
憶するデータに基づいて前記リファレンス行線(B
に流れる電流(IREF)を比較して前記第1のメモリ
セル(Ci1)に書きこまれたデータを検出し、前記第
1のメモリセル(Ci1)及び前記第2のメモリセル
(C i2)を選択し、第2のメモリセル(Cい2)に書
きこまれたデータに基づいて前記第2の列線(B)に
流れる電流(Ii2)及び前記第1のメモリセル(C
i1)に書きこまれたデータに基づいて前記第1の行線
(B)に流れる電流(Ii1)を比較し、この比較結
果及び前記検出した結果に基づいて前記第2のメモリセ
ル(Cい2)に書きこまれたデータを検出することを特
徴とする。
【0032】当該読み出し方法は、前記第1及び第2の
メモリセル(Ci1、Ci2)及び前記リファレンスセ
ル(R)は、それぞれトンネル絶縁膜(113)を間
に挟んだ2層の強磁性薄膜(111、112)を含む場
合に特に好適に用いられる
【0033】また、データの検出をより確実にするため
には、前記リファレンスセル(R)は第1のメモリセ
ル(Ci1)と隣接し、前記第1のメモリセル
(Ci1)は前記第2のメモリセル(Ci2)と隣接す
ることが好ましい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明による半導体記憶装置の実施の一形態を説明す
る。
【0035】(実施の第1形態)本発明による半導体記
憶装置の実施の第1形態は、MRAMである。当該MR
AMは、図1に示されているように、メモリセルアレイ
1を含む。メモリセルアレイ1には、図2に示されてい
るように、ワード線W〜Wとビット線B〜B
が延設されている。ワード線W〜Wとビット線B
〜Bとが交差する位置のそれぞれに、一のメモリセル
が設けられ、メモリセルCijは、ワード線Wとビッ
ト線Bとが交差する位置に設けられる。メモリセルC
ijの構造は、従来の技術の記載において図12を参照
して説明されたとおりであり、その詳細な説明は行われ
ない。
【0036】メモリセルアレイ1には、更に、リファレ
ンスセルR〜Rが設けられている。リファレンスセ
ルR〜Rは、ビット線Bに隣接して延設されたリ
ファレンスビット線Bに接続されている。リファレン
スセルR〜RのうちのリファレンスセルRは、ワ
ード線Wとリファレンスビット線Bとが交差する位
置に設けられる。リファレンスセルR〜Rは、予め
所定のデータ”1”が書き込まれ、メモリセルC11
mnのデータ判別の際に参照される。
【0037】図1に示されているように、メモリセルア
レイ1には、ワード線W〜Wを活性化するためのワ
ード線デコーダ2が接続されている。ワード線デコーダ
2には、行アドレスXが与えられる。ワード線デコーダ
2は、ワード線W〜Wのうち、与えられた行アドレ
スXに対応するワード線を活性化する。
【0038】メモリセルアレイ1には、更に、ビット線
デコーダ3、ビット線セレクタ4、及びセンスアンプ5
が接続されている。ビット線デコーダ3には、列アドレ
スYが与えられる。ビット線デコーダ3は、ビット線セ
レクタ4を操作して、ビット線B〜Bのうち、列ア
ドレスYに対応するビット線をセンスアンプ5に接続す
る。
【0039】センスアンプ5は、リファレンスビット線
とビット線B〜Bとのうちの隣接する2本を流
れる電流を比較して、比較の結果を示すn個の比較結果
ビットQ〜Qを出力する。ワード線W〜Wのう
ちのワード線Wが活性化されると、リファレンスセル
からリファレンスビット線Bに電流が流れ、メモ
リセルCi1〜Cinからビット線B〜Bにそれぞ
れ電流が流れる。センスアンプ5は、リファレンスビッ
ト線Bとビット線Bとを流れる電流を比較して、比
較の結果を示す比較結果ビットQを出力する。更にセ
ンスアンプ5は、リファレンスビット線Bとビット線
とを流れる電流を比較して、比較の結果を示す比較
結果ビットQを出力する。同様に、センスアンプ5
は、リファレンスビット線Bk−1(kは、2以上n以
下の整数)とビット線Bとを流れる電流を比較して、
比較の結果を示す比較結果ビットQを出力する。
【0040】比較結果ビットQ〜Qは、メモリセル
11〜Cmnのうち、活性化されたワード線Wに接
続されているメモリセルCi1〜Cinに記憶されてい
るデータに一対一に対応するが、メモリセルCi1〜C
inに記憶されているデータそのものには一致しない。
比較結果ビットQ〜QからメモリセルC11〜C
mnに記憶されているデータを再生するために、第1レ
ジスタ6、デコーダ7及び第2レジスタ8が設けられて
いる。
【0041】第1レジスタ6は、センスアンプ5から比
較結果ビットQ〜Qを受け取って保存する。第1レ
ジスタ6は、デコーダ7に接続されている。
【0042】デコーダ7は、第1レジスタ6が保存する
比較結果ビットQ〜Qをデコードして、メモリセル
i1〜Cinに記憶されたデータD〜Dを再生
し、データD〜Dを第2レジスタ8に出力する。
【0043】第2レジスタ8は、デコーダ7からデータ
〜Dを受け取って保存する。第2レジスタ8は、
外部に、メモリセルCi1〜Cinに記憶されたデータ
〜Dを出力する。
【0044】図3は、センスアンプ5、第1レジスタ
6、デコーダ7、及び第2レジスタ8の詳細図である。
センスアンプ5は、I−V変換器10、I−V変換器1
〜11、I−V変換器12〜12、I−V変
換器13、バッファ14、並びにexclusive
NOR(EX−NOR)回路15〜15を含む。I
−V変換器10、I−V変換器11〜11、I−V
変換器12〜12、I−V変換器13は、同一の回
路構成を有し、入出力特性は実質的に同一になされてい
る。
【0045】I−V変換器10の入力と、I−V変換器
11の入力とは、リファレンスビット線Bに接続さ
れている。リファレンスセルR〜Rからリファレン
スビット線Bに流れる電流は、I−V変換器10及び
11に均等に分配される。I−V変換器10及び11
は、リファレンスビット線Bからそれぞれに流れ込
む電流が、所定の基準電流よりも大きいとき、”1”を
出力し、リファレンスビット線Bからそれぞれに流れ
込む電流が、所定の基準電流よりも小さいとき、”0”
を出力する。リファレンスセルR〜Rには、”1”
が書き込まれ、リファレンスビット線BからI−V変
換器10及び11のそれぞれに流れ込む電流は、基準
電流よりも大きくなるように設計されている。従って、
I−V変換器10及び11は、常に”1”を出力す
る。
【0046】I−V変換器11〜11及び12
12のうちのI−V変換器12、11j+1(j
は、1以上n−1以下の整数)の入力は、ビット線B
に接続されている。メモリセルC1j〜Cmjからビッ
ト線Bに流れる電流は、I−V変換器11及び12
に均等に分配される。I−V変換器11、12
は、ビット線Bからそれぞれに流れ込む電流が所定
の基準電流よりも大きいとき”0”を出力し、ビット線
からそれぞれに流れ込む電流が所定の基準電流より
も小さいとき”1”を出力する。
【0047】I−V変換器12の入力とI−V変換器
13の入力とは、ビット線Bに接続されている。メモ
リセルC1n〜Cmnからビット線Bに流れる電流
は、I−V変換器12及び13に均等に分配される。
I−V変換器12、13は、ビット線Bからそれぞ
れに流れ込む電流が所定の基準電流よりも大きいとき”
0”を出力し、ビット線Bからそれぞれに流れ込む電
流が所定の基準電流よりも小さいとき”1”を出力す
る。
【0048】I−V変換器10の出力は、バッファ14
の入力に接続されている。バッファ14は、I−V変換
器10から入力された値と同一の値を、リファレンスビ
ットQREFとして第1レジスタ6に出力する。既述の
ように、I−V変換器10は、常に”1”を出力するか
ら、リファレンスビットQREFは、常に”1”であ
る。
【0049】I−V変換器11〜11、12〜1
のうち、I−V変換器11、12の出力は、E
X−NOR回路15の入力に接続されている。EX−
NOR回路15は、I−V変換器11の出力と、I
−V変換器12の出力のexclusive NOR
を比較結果ビットQとして出力する。
【0050】I−V変換器13は、ビット線Bと他の
ビット線B〜Bn−1との特性の均一性を保つために
設けられており、I−V変換器13の出力は、いずれに
も接続されない。
【0051】このような構成を有するセンスアンプ5
は、ワード線Wが活性化されたとき、メモリセルC
11〜Cm1のうちのメモリセルCi1からビット線B
に出力されたデータがリファレンスセルRに記憶さ
れたデータに一致する”1”であるとき、比較結果ビッ
トQを”1”として出力し、一致しない”0”である
とき、比較結果ビットQを”1”として出力する。
【0052】更に、センスアンプ5は、jを2以上n以
下の整数として、メモリセルCij −1からビット線B
j−1に出力されたデータが、メモリセルCijからビ
ット線Bに出力されたデータと一致するとき、比較結
果ビットQを”1”として出力し、一致しないとき、
比較結果ビットQを”0”として出力する。
【0053】第1レジスタ6は、センスアンプ5からリ
ファレンスビットQREFと比較結果ビットQ〜Q
を受けとって保存する。
【0054】リファレンスビットQREFと比較結果ビ
ットQ〜Qとから、メモリセルCi1〜Cinに記
憶されたデータD〜Dを再生するデコーダ7は、デ
ータ再生器16〜16を含む。データ再生器16
は、バッファ17、インバータ18、19、及び
出力ノード20を含む。同様に、jを2以上n以下の
整数として、データ再生器16は、それぞれ、バッフ
ァ17、インバータ18、19、及び出力ノード
20を含む。
【0055】データ再生器16は、リファレンスビッ
トQREFと比較結果ビットQとに基づいて、メモリ
セルCi1に記憶されているデータDを再生する。
【0056】より詳細には、データ再生器16に含ま
れるバッファ17の入力端子には、リファレンスビッ
トQREFが入力され、バッファ17のイネーブル端
子には、比較結果ビットQが入力される。バッファ1
は、比較結果ビットQが”1”であるとき活性化
され、リファレンスビットQREFと同一の値、即
ち、”1”を出力する。バッファ17が活性化されな
い場合、バッファ17の出力は、ハイインピーダンス
状態になる。
【0057】インバータ18の入力端子には、リファ
レンスビットQREFが入力され、インバータ18
イネーブル端子には、インバータ19を介して比較結
果ビットQの負論理が入力される。インバータ18
は、比較結果ビットQが”0”であるとき活性化さ
れ、リファレンスビットQREFの負論理の値、即
ち、”0”を出力する。インバータ18が活性化され
ない場合、インバータ18の出力は、ハイインピーダ
ンス状態になる。
【0058】バッファ17とインバータ18との出
力は、出力ノード20に接続されている。出力ノード
20は、第2バッファ8に接続されている。出力ノー
ド20は、データ再生器16により再生された、メ
モリセルCi1に記憶されているデータDを出力す
る。
【0059】このような構成を有するデータ再生器16
は、比較結果ビットQに応答して、メモリセルC
i1に記憶されているデータとリファレンスビットQ
REFとが同一のとき、即ち、比較結果ビットQが”
1”であるとき、リファレンスビットQREFと同一の
値(即ち”1”)を出力する。更にデータ再生器16
は、メモリセルCi1に記憶されているデータとリファ
レンスビットQREFとが異なるとき、即ち、比較結果
ビットQが”0”であるとき、リファレンスビットQ
REFと異なる値(即ち”0”)を出力する。既述のよ
うに、比較結果ビットQは、メモリセルCi1に記憶
されているデータとリファレンスビットQ EFとが同
一のときに”1”、異なるときに”0”をとるから、こ
のようなデータ再生器16の動作により、メモリセル
i1に記憶されているデータDが再生される。
【0060】データ再生器16は、データ再生器16
により再生されたデータDと比較結果ビットQ
に基づいて、メモリセルCi1に記憶されているデータ
を再生する。同様に、jを2以上n以下の整数とし
て、データ再生器16は、データ再生器16j−1
より再生されたデータDj−1と比較結果ビットQ
に基づいて、メモリセルCijに記憶されているデータ
を再生する。
【0061】より詳細には、データ再生器16に含ま
れるバッファ17の入力端子には、データ再生器16
j−1により再生されたデータDj−1が入力され、バ
ッファ17のイネーブル端子には、比較結果ビットQ
が入力される。バッファ17は、比較結果ビットQ
が”1”であるとき活性化され、データ再生器16
j−1により再生されたデータDj−1と同一の値を出
力する。バッファ17が活性化されない場合、バッフ
ァ17の出力は、ハイインピーダンス状態になる。
【0062】インバータ18の入力端子には、データ
再生器16j−1により再生されたデータDj−1が入
力され、インバータ18のイネーブル端子には、イン
バータ19を介して比較結果ビットQの負論理が入
力される。インバータ18は、比較結果ビットQ
が”0”であるとき活性化され、データDj−1の負
論理の値を出力する。インバータ18が活性化されな
い場合、インバータ18の出力は、ハイインピーダン
ス状態になる。
【0063】バッファ17とインバータ18との出
力は、出力ノード20に接続されている。出力ノード
20は、第2バッファ8に接続されている。出力ノー
ド20は、データ再生器16により再生された、メ
モリセルCijに記憶されているデータDを出力す
る。
【0064】このような構成を有するデータ再生器16
は、比較結果ビットQに応答して、メモリセルC
ij−1に記憶されているデータとメモリセルCij
記憶されているデータとが同一のとき、即ち、比較結果
ビットQが”1”であるとき、メモリセルCij−1
に記憶されているデータと同一の値(即ち”1”)を出
力する。更にデータ再生器16は、メモリセルC
ij−1に記憶されているデータとメモリセルCij
記憶されているデータとが異なるとき、即ち、比較結果
ビットQが”0”であるとき、メモリセルCij−1
に記憶されているデータの負論理の値を出力する。既述
のように、比較結果ビットQは、メモリセルC
ij−1に記憶されているデータとメモリセルCij
記憶されているデータとが同一のときに”1”、異なる
ときに”0”をとるから、このようなデータ再生器16
の動作により、メモリセルCijに記憶されているデ
ータDが再生される。データ再生器16〜16
よりそれぞれ再生されたデータD〜D は、第2レジ
スタ8を介して外部に出力される。
【0065】続いて、本実施の形態の半導体記憶装置の
読み出し動作を説明する。
【0066】ワード線W〜Wのうち、行アドレスX
により指定されたワード線Wがワード線デコーダ2に
より、活性化される。ワード線Wに接続されているメ
モリセルCi1〜Cinに対して読み出しが行われる。
【0067】まず、ワード線Wに接続されているリフ
ァレンスセルRを参照して、リファレンスセルR
隣接するメモリセルCi1からの読み出しが行われる。
【0068】より詳細には、リファレンスセルRに接
続されているリファレンスビット線BとメモリセルC
i1に接続されているビット線Bとが、ビット線デコ
ーダ3とビット線セレクタ4とにより活性化され、ワー
ド線Wとリファレンスビット線Bとの間、及び、ワ
ード線Wとビット線Bとの間に、所定の電位差が印
加される。電位差の印加により、リファレンスセルR
に記憶されているデータ(即ち、データ”1”)に対応
するリファレンス電流IREFが、リファレンスセルR
からリファレンスビット線Bに流れ込み、更に、メ
モリセルCi1に記憶されているデータに対応するデー
タ電流Ii1が、メモリセルCi1からビット線B
流れ込む。
【0069】リファレンス電流IREFからリファレン
スセルRに記憶されているデータがセンスアンプ5に
含まれるI−V変換器10及びバッファ14により判別
され、判別されたデータを示すリファレンスビットQ
REFが出力される。既述のように、リファレンスセル
には、データ”1”が保存されるから、リファレン
スビットQREFとして”1”が出力される。
【0070】リファレンス電流IREFとデータ電流I
i1とに基づいて、リファレンスセルRに記憶されて
いるデータと、メモリセルCi1に記憶されているデー
タとの異同が、センスアンプ5のI−V変換器11
12及びEX−NORゲート15により判定され
る。リファレンスセルRに記憶されているデータと、
メモリセルCi1に記憶されているデータとが一致する
とき、比較結果ビットQ は”1”に設定される。リフ
ァレンスセルRに記憶されているデータと、メモリセ
ルCi1に記憶されているデータとが一致しないとき、
比較結果ビットQ は”0”に設定される。図3に示さ
れている例のように、メモリセルCi1に記憶されてい
るデータが”0”であるときには、メモリセルCi1
記憶されているデータはリファレンスセルRに記憶さ
れているデータと異なるため、比較結果ビットQは”
0”に設定される。比較結果ビットQは、第1レジス
タ6に出力される。
【0071】更に、リファレンスビットQREFと比較
結果ビットQとから、デコーダ7に含まれるデータ再
生器16によってメモリセルCi1に記憶されている
データDが再生され、第2レジスタ8に出力される。
【0072】更に、メモリセルCi1を参照して、メモ
リセルCi1に隣接するメモリセルCi2からの読み出
しが行われる。
【0073】より詳細には、メモリセルCi1に接続さ
れているビット線BとメモリセルCi2に接続されて
いるビット線Bとが、ビット線デコーダ3とビット線
セレクタ4とにより活性化され、ワード線Wとビット
線Bとの間、及び、ワード線Wとビット線Bとの
間に、所定の電位差が印加される。電位差の印加によ
り、メモリセルCi1に記憶されているデータに対応す
るデータ電流Ii1が、メモリセルCi1からビット線
に流れ込み、更に、メモリセルCi2に記憶されて
いるデータに対応するデータ電流Ii2が、メモリセル
i2からビット線Bに流れ込む。
【0074】データ電流Ii1とデータ電流Ii2とに
基づいて、メモリセルCi1に記憶されているデータと
メモリセルCi2に記憶されているデータとの異同が、
センスアンプ5のI−V変換器11、12及びEX
−NORゲート15により判定される。メモリセルC
i1に記憶されているデータと、メモリセルCi2に記
憶されているデータとが一致するとき、比較結果ビット
は”1”に設定される。メモリセルCi1に記憶さ
れているデータとメモリセルCi2に記憶されているデ
ータとが一致しないとき、比較結果ビットQは”0”
に設定される。図3に示されている例のように、メモリ
セルCi1に記憶されているデータが”0”であり、メ
モリセルCi2に記憶されているデータが”1”である
ときには、メモリセルCi2に記憶されているデータは
メモリセルCi1に記憶されているデータと異なるた
め、比較結果ビットQは”0”に設定される。比較結
果ビットQは、第1レジスタ6に出力される。
【0075】更に、データ再生器16によって再生さ
れた、メモリセルCi1に記憶されているデータD
比較結果ビットQとから、デコーダ7に含まれるデー
タ再生器16によってメモリセルCi2に記憶されて
いるデータDが再生され、第2レジスタ8に出力され
る。
【0076】以下、同様に、メモリセルCij−1を参
照してメモリセルCijが読み出され、メモリセルC
i1〜Cinに記憶されているデータD〜Dは、順
次に読み出されて第2レジスタ8に保存される。第2レ
ジスタ8に保存されたデータD 〜Dは、外部に出力
される。
【0077】本実施の形態では、メモリセルアレイ1の
うち、データが記憶される部分の際外周に位置するメモ
リセルCi1は、リファレンスセルRを流れるリファ
レンス電流IREFを参照して読み出される。更に、メ
モリセルCi2は、それに隣接するメモリセルCi1
流れるデータ電流Ii1を参照して読み出される。以下
同様に、メモリセルCijは、それに隣接するメモリセ
ルCij−1を流れるデータ電流Iij−1を参照して
読み出される。
【0078】このような動作により、メモリセルの特性
バラツキの影響が抑制され、データ判別の安定性が向上
されている。メモリセルを形成する場合、ある程度のメ
モリセルの特性バラツキが発生することは避けられな
い。しかし、大局的にはメモリセルの特性にはバラツキ
が発生するが、ある局所的な範囲においては、一般に、
メモリセルの特性のバラツキは小さい。即ち、近い位置
にある2つのメモリセルの特性は、ほぼ同一である。あ
るメモリセルとそれに隣接するメモリセルとの間では、
それらの間の距離が小さく、メモリセルの特性のバラツ
キは比較的小さい。従って、メモリセルCi1が、メモ
リセルCi1に隣接するリファレンスセルRを参照し
て読み出され、メモリセルCi2に隣接し、リファレン
スセルRよりも近くに位置するメモリセルCi1を参
照してメモリセルCi2が読み出されることにより、参
照されるメモリセル(又は、リファレンスセル)とデー
タが読み出されるメモリセルとの距離が小さくされ、デ
ータ判別の際のメモリセルの特性のバラツキの影響を抑
制することができる。
【0079】なお、本実施の形態の半導体記憶装置で
は、図3に示されているように、リファレンスビット線
は、2つのI−V変換器10、11に接続され、
ビット線Bは、2つのI−V変換器12、11
j+1(jは、1以上n−1以下の整数)に接続されて
いるが、図4に示されているように、リファレンスビッ
ト線B、及びビット線B〜Bは、それぞれ一のI
−V変換器に接続されることも可能である。この場合、
リファレンスビット線Bは、I−V変換器10に接続
され、ビット線B〜Bは、それぞれ、I−V変換器
12〜12に接続される。I−V変換器10は、リ
ファレンスビット線Bからそれぞれに流れ込む電流
が、所定の基準電流よりも大きいとき、バッファ14
に”1”を出力し、リファレンスビット線Bからそれ
ぞれに流れ込む電流が、所定の基準電流よりも小さいと
き、バッファ14に”0”を出力する。同様に、I−V
変換器12〜12は、それぞれ、ビット線B〜B
からそれぞれに流れ込む電流が所定の基準電流よりも
大きいとき、EX−NOR回路15〜15に”1”
を出力し、ビット線B〜Bからそれぞれに流れ込む
電流が、所定の基準電流よりも小さいとき、EX−NO
R回路15〜15に”0”を出力する。この場合で
も、本実施の形態の半導体記憶装置は、上述の動作と同
一の動作を行う。
【0080】また、センスアンプ5の構成は、図5に示
されているように、I−V変換器10、11’〜11
’、12’〜12’、及び13’並びにバッファ
14’、比較器15’〜15’を含む構成に変更さ
れることが可能である。
【0081】I−V変換器10、11’〜11’、
12’〜12’、及び13’は、それぞれに流れ込
む電流に応じた電圧を出力する。より詳細には、I−V
変換器10とI−V変換器11とは、リファレンスセ
ルBから、それぞれに流れ込む電流に応じた電圧を出
力する。動揺に、I−V変換器12、11k+1(k
は、1以上n−1以下の整数)は、ビット線Bからそ
れぞれに流れ込む電流に応じた電圧を出力し、I−V変
換器12、13は、ビット線Bからそれぞれに流れ
込む電流に応じた電圧を出力する。I−V変換器10、
11’〜11 ’、12’〜12’、及び13’
が出力する電圧は、それぞれに流れ込む電流が大きいほ
ど、高くなる。
【0082】バッファ14’は、I−V変換器10に接
続され、I−V変換器10が出力する電圧が、所定の基
準電圧よりも高い場合に”1”を出力し、低い場合に
は、”0”を出力する。バッファ14’により出力され
た値は、リファレンスビットQ REFとして第1レジス
タ6に保存される。
【0083】比較器15’〜15’のうちの比較器
15’は、I−V変換器11’とI−V変換器12
’とがそれぞれ出力する電圧に基づいて、リファレン
スセルRに予め記憶されているデータとメモリセルC
i1に記憶されているデータとの異同を判断する。比較
器15’は、リファレンスセルRに予め記憶されて
いるデータとメモリセルCi1に記憶されているデータ
とが一致していると判断したとき、比較結果ビットQ
を”1”にして第1レジスタ6に出力し、一致していな
いと判断したとき、比較結果ビットQを”0”にして
第1レジスタ6に出力する。
【0084】同様に、比較器15’〜15’のうち
の比較器15’(jは、2以上n以下の整数)は、I
−V変換器11’とI−V変換器12’とがそれぞ
れ出力する電圧に基づいて、メモリセルCij−1とメ
モリセルCijとのそれぞれに記憶されているデータの
異同を判断する。比較器15’は、メモリセルC
j−1とメモリセルCijとのそれぞれに記憶されてい
るデータが一致していると判断したとき、比較結果ビッ
トQを”1”にして第1レジスタ6に出力し、一致し
ていないと判断したとき、比較結果ビットQを”0”
にして第1レジスタ6に出力する。
【0085】センスアンプ5がこのような構成を有する
場合でも、本実施の形態の半導体記憶装置は、上述の動
作と同様の動作を行う。リファレンス電流IREFとデ
ータ電流Ii1とに基づいて、リファレンスセルR
記憶されているデータと、メモリセルCi1に記憶され
ているデータとの異同を示す比較結果ビットQが生成
され、リファレンスセルRに記憶されているリファレ
ンスデータQREFと比較結果ビットQとからメモリ
セルCi1に記憶されているデータDi1が同定され
る。同様に、データ電流Iij−1とデータ電流Iij
とに基づいて、メモリセルCij−1に記憶されている
データとメモリセルCijに記憶されているデータとの
異同を示す、比較結果ビットQが生成され、メモリセ
ルCij− に記憶されているデータDij−1と、比
較結果ビットQとからメモリセルCijに記憶されて
いるデータDi1が同定される。
【0086】更に、本実施の形態の半導体記憶装置にお
いて、リファレンスセルR〜Rに記憶されるデータ
が固定される場合には上述のバッファ14、14’は設
けられる必要がない。リファレンスセルR〜Rに”
1”が記憶される場合には、リファレンスビットQ
REFは、”1”に固定され、リファレンスセルR
に”0”が記憶される場合には、リファレンスビッ
トQREFは、”0”に固定される。
【0087】更に、上述されているように、本実施の形
態の半導体記憶装置のリファレンスセルR〜R
は、データ”1”が予め記憶されるが、リファレンスセ
ルR〜Rには、データ”1”と”0”とのうち任意
に選択されたものが、予め記憶されることがされること
も可能である。この場合、図6に示されているように、
デコーダ7にEX−NOR回路21が追加される。EX
−NOR回路21には、リファレンスセルR〜R
記憶されているデータを示すQREFと、比較結果ビッ
トQとが入力される。バッファ17は、EX−NO
R回路21の出力が”1”であるとき活性化され、EX
−NOR回路21の出力が”0”であるとき、バッファ
17の出力をハイインピーダンス状態にする。インバ
ータ18は、EX−NOR回路21の出力が”0”で
あるとき活性化され、EX−NOR回路21の出力が”
1”であるとき、インバータ18の出力をハイインピ
ーダンス状態にする。
【0088】また、本実施の形態の半導体記憶装置で
は、図12に示された、TMR効果を利用して電流によ
りデータが読み出されるメモリセルが使用されている
が、その代わりに、電流により読み出しが行われる他の
メモリセルが使用されることが可能である。例えば、E
EPROMに使用されるメモリセルが使用されることが
可能である。即ち、MOSトランジスタに浮遊ゲートが
設けられ、その浮遊ゲートに蓄積された電荷に応じてソ
ース−ドレイン間の電流が異なることを利用して読み出
しが行われるメモリセルが、図12に示された上述のメ
モリセルの代わりに使用されることが可能である。
【0089】(実施の第2形態)図7は、本発明による
半導体記憶装置の実施の第2形態を示す。実施の第2形
態の半導体記憶装置は、メモリセルアレイ1’が使用さ
れるDRAMである。実施の第1形態のメモリセルアレ
イ1では、メモリセルC11〜Cmnとして、自発磁化
の向きによりデータが記憶されるメモリセルが使用され
るが、実施の第2形態のメモリセルアレイ1’では、メ
モリセルC11〜Cmnとして、1トランジスタ−1キ
ャパシタ型のDRAMメモリセルが使用される。同様
に、リファレンスセルR〜Rとして、メモリセルC
11〜Cmnと同一の構造を有する1トランジスタ−1
キャパシタ型のリファレンスセルが使用される。1トラ
ンジスタ−1キャパシタ型のDRAMメモリセルの構造
は、当業者にとって周知であり、その詳細は説明されな
い。
【0090】1トランジスタ−1キャパシタ型のメモリ
セルが使用されるメモリセルアレイ1’では、メモリセ
ルに含まれるキャパシタがビット線B〜Bに接続さ
れたときのビット線B〜Bの電位に基づいて、デー
タの読み出しが行われる。これに伴って、実施の第2形
態では、実施の第1形態におけるセンスアンプ5の代わ
りに、ビット線B〜Bの電位を検知するセンスアン
プ5’が使用される。
【0091】実施の第2形態の半導体記憶装置は、メモ
リセルアレイ1’とセンスアンプ5’以外の構成は、実
施の第1形態と同一でありその詳細は説明されない。
【0092】図8は、センスアンプ5’の構成を示す。
センスアンプ5’は、バッファ22、比較器23〜2
及び比較器24を含む。バッファ22の入力は、リ
ファレンスビット線Bに接続されている。バッファ2
2は、リファレンスビット線Bの電位に基づいて、リ
ファレンスビットQREFを出力する。バッファ22
は、リファレンスビット線Bの電位が所定の基準電位
よりも高いとき、リファレンスビットQREFを”1”
にして第1レジスタ6に出力し、リファレンスビット線
の電位が基準電位よりも低いとき、リファレンスビ
ットQREFを”0”にして第1レジスタ6に出力す
る。
【0093】比較器23の第1入力には、リファレン
スビットBが接続され、第2入力にはビット線B
接続される。ワード線Wが活性化されたとき、比較器
23 は、リファレンスセルRに予め記憶されている
データとメモリセルCi1に記憶されているデータとの
異同を、リファレンスビット線Bの電位と、ビット線
の電位とに基づいて判断し、比較結果ビットQ
出力する。比較器23 は、リファレンスセルRに予
め記憶されているデータとメモリセルCi1に記憶され
ているデータとが一致していると判断したとき、比較結
果ビットQを”1”にして第1レジスタ6に出力し、
一致していないと判断したとき、比較結果ビットQ
を”0”にして第1レジスタ6に出力する。
【0094】比較器23〜23についても同様に、
jを2以上n以下の整数として、比較器23の第1入
力には、ビット線Bj−1が接続され、比較器23
第2入力には、ビット線Bが接続される。ワード線W
が活性化されたとき、比較器23は、メモリセルC
ij−1に記憶されているデータとメモリセルCij
記憶されているデータとの異同を、ビット線Bj−1
電位とビット線Bの電位とに基づいて判断し、比較結
果ビットQを出力する。比較器23は、メモリセル
ij−1に記憶されているデータとメモリセルCij
に記憶されているデータととが一致していると判断した
とき、比較結果ビットQを”1”にして第1レジスタ
6に出力し、一致していないと判断したとき、比較結果
ビットQ を”0”にして第1レジスタ6に出力する。
【0095】リファレンスビットQREFと比較結果ビ
ットQ〜Qとは、第1レジスタ6に出力され、更に
保存される。第1レジスタ6に接続されているデコーダ
7は、実施の第1形態と同様にして、第1レジスタ6に
保存されているリファレンスビットQREFと比較結果
ビットQ〜Qとに基づいて、メモリセルCi1〜C
inに記憶されているデータD〜Dを再生し、第2
レジスタ8に出力する。第2レジスタ8は、データD
〜Dを保存し、外部に出力する。
【0096】続いて、実施の第2形態の半導体記憶装置
の読み出し動作を説明する。以下の説明では、ワード線
〜ワード線Wのうちのワード線Wに接続された
メモリセルCi1〜Cinからの読み出しが行われるも
のとする。
【0097】まず、リファレンスセルR〜Rに、所
定のデータが書き込まれる。以下の説明では、リファレ
ンスセルR〜Rに”1”が書き込まれるものとす
る。リファレンスセルR〜Rに含まれるキャパシタ
には、データ”1”に対応する電荷が蓄積される。
【0098】更に、リファレンスビット線Bとビット
線B〜Bとが電源電位VCCの2分の1にプリチャ
ージされる。
【0099】更に、ワード線Wがワード線デコーダ2
により活性化され、メモリセルC 〜Cinからのデ
ータ読み出しが開始される。
【0100】リファレンスセルRに隣接するメモリセ
ルCi1からの読み出しは、リファレンスセルRを参
照して行われる。ワード線Wが活性化されると、リフ
ァレンスセルRとリファレンスビット線Bとの間で
電荷の移動が行われ、リファレンスビット線Bは、リ
ファレンスセルRに記憶されているデータ”1”に対
応する電位VREFになる。更に、メモリセルCi1
ビット線Bとの間で電荷の移動が行われ、ビット線B
は、メモリセルCi1に記憶されているデータに対応
する電位Vになる。
【0101】リファレンスビット線Bの電位VREF
に基づいて、リファレンスセルRに記憶されているデ
ータの判別がバッファ22により行われ、判別の結果に
応じてリファレンスビットQREFが設定される。既述
のように、リファレンスセルRには”1”が記憶され
るから、リファレンスビットQREFは、”1”に設定
される。
【0102】更に、リファレンスビット線Bの電位V
REFとビット線Bの電位Vとに基づいて、リファ
レンスセルRに記憶されているデータと、メモリセル
に記憶されているデータとの異同が、センスアン
プ5’の比較器23により判定される。リファレンス
セルRに記憶されているデータと、メモリセルC
に記憶されているデータとが一致するとき、比較結果ビ
ットQは”1”に設定される。リファレンスセルR
に記憶されているデータと、メモリセルCi1に記憶さ
れているデータとが一致しないとき、比較結果ビットQ
は”0”に設定される。比較結果ビットQは、第1
レジスタ6に出力される。
【0103】更に、リファレンスビットQREFと比較
結果ビットQとからメモリセルC i1に記憶されてい
るデータDが、デコーダ7に含まれるデータ再生器1
によって再生され、第2レジスタ8に出力される。
【0104】メモリセルCi1に隣接するメモリセルC
i2からの読み出しは、メモリセルCi1を参照して行
われる。
【0105】既述の通り、ワード線Wが活性化される
と、メモリセルCi1とビット線B との間で電荷の移
動が行われ、ビット線Bは、メモリセルCi1に記憶
されているデータに対応する電位Vになる。このとき
更にメモリセルCi2とビット線Bとの間で電荷の移
動が行われ、ビット線Bは、メモリセルCi2に記憶
されているデータに対応する電位Vになる。
【0106】ビット線Bの電位Vと、ビット線B
の電位Vとに基づいて、メモリセルCi1に記憶され
ているデータとメモリセルCi2に記憶されているデー
タとの異同が、比較器23により判定される。メモリ
セルCi1に記憶されているデータと、メモリセルC
i2に記憶されているデータとが一致するとき、比較結
果ビットQは”1”に設定される。メモリセルCi1
に記憶されているデータとメモリセルCi2に記憶され
ているデータとが一致しないとき、比較結果ビットQ
は”0”に設定される。比較結果ビットQは、第1レ
ジスタ6に出力される。
【0107】更に、データ再生器16によって再生さ
れた、メモリセルCi1に記憶されているデータD
比較結果ビットQとから、デコーダ7に含まれるデー
タ再生器16によってメモリセルCi2に記憶されて
いるデータDが再生され、第2レジスタ8に出力され
る。
【0108】以下、同様に、メモリセルCij−1を参
照して、メモリセルCijが読み出され、メモリセルC
i1〜Cinに記憶されているデータD〜Dは、順
次に読み出されて第2レジスタ8に保存される。第2レ
ジスタ8に保存されたデータD〜Dは、外部に出力
される。
【0109】本実施の形態では、メモリセルアレイ1の
うち、データが記憶される部分の際外周に位置するメモ
リセルCi1は、リファレンスセルRを参照して読み
出される。更に、メモリセルCi2は、それに隣接する
メモリセルCi1を参照して読み出される。以下同様
に、メモリセルCijは、それに隣接するメモリセルC
ij−1を参照して読み出される。このような動作によ
り、実施の第1形態と同様に、メモリセルの特性バラツ
キの影響が抑制され、データ判別の安定性が向上されて
いる。
【0110】なお、本実施の形態の半導体記憶装置で
は、1トランジスタ−1キャパシタ型のDRAMメモリ
セルが使用されているが、その代わりに、電圧により読
み出しが行われる他のメモリセルが使用されることが可
能である。例えば、強誘電体キャパシタが使用された、
1トランジスタ−1キャパシタ型のFRAMメモリセル
が使用されることが可能である。
【0111】(実施の第3形態)実施の第1形態では、
ワード線W〜WのそれぞれにリファレンスセルR
〜Rが形成されているのに対し、実施の第3形態で
は、メモリセルアレイ1に対して一のリファレンスセル
efが形成されている。一のリファレンスセルR ef
が形成されたメモリセルアレイ1は、以下、メモリセル
アレイ1”と記載される。他の構成は、実施の第1形態
と同一である。
【0112】図10は、メモリセルアレイ1”を示す。
メモリセルアレイ1”には、実施の第1形態のメモリセ
ルアレイ1と同様に、ワード線W〜Wとビット線B
〜Bとが延設され、メモリセルCijが、ワード線
とビット線Bとが交差する位置に設けられる。メ
モリセルCijの構造は、従来の技術の記載において図
12を参照して説明されたとおりである。
【0113】メモリセルアレイ1”には、更に、リファ
レンスワード線Wとリファレンスビット線Bとが延
設され、リファレンスワード線Wとリファレンスビッ
ト線Bとが交差する位置には、リファレンスセルR
efが設けられる。リファレンスセルRefは、リファ
レンスワード線Wとリファレンスビット線Bとに接
続されている。リファレンスセルRefは、メモリセル
ijと同一の構造を有する。
【0114】続いて、本実施の形態の半導体記憶装置の
読み出し動作を説明する。以下の説明において、リファ
レンスセルRefには、データ”1”が書き込まれてい
るものとする。
【0115】ワード線W〜Wのうち、行アドレスX
により指定されたワード線Wがワード線デコーダ2に
より活性化される。ワード線Wに接続されているメモ
リセルCi1〜Cinに対して読み出しが行われる。更
に、リファレンスワード線W がワード線デコーダ2に
より活性化される。リファレンスワード線Wは、ワー
ド線W〜Wのうちのいずれが選択されても、常に活
性化され、メモリセルの最外周に位置するメモリセルC
11〜Cm1のいずれについて読み出しが行われる場合
でも、常にリファレンスセルRefが参照される。
【0116】まず、リファレンスセルRefを参照し
て、ワード線Wに接続されているメモリセルCi1
らの読み出しが行われる。
【0117】より詳細には、リファレンスセルRef
接続されているリファレンスビット線Bとメモリセル
i1に接続されているビット線Bとが、ビット線デ
コーダ3とビット線セレクタ4とにより活性化され、ワ
ード線Wとリファレンスビット線Bとの間、及び、
ワード線Wとビット線Bとの間に、所定の電位差が
印加される。電位差の印加により、リファレンスセルR
に記憶されているデータ(即ち、データ”1”)に対
応するリファレンス電流IREFが、リファレンスセル
efからリファレンスビット線Bに流れ込み、更
に、メモリセルC i1に記憶されているデータに対応す
るデータ電流Ii1が、メモリセルCi1からビット線
に流れ込む。
【0118】リファレンス電流IREFからリファレン
スセルRefに記憶されているデータがセンスアンプ5
に含まれるI−V変換器10及びバッファ14により判
別され、判別されたデータを示すリファレンスビットQ
REFが出力される。既述のように、リファレンスセル
efには、データ”1”が保存されるから、リファレ
ンスビットQREFとして”1”が出力される。
【0119】更に、リファレンス電流IREFとデータ
電流Ii1とに基づいて、リファレンスセルRefに記
憶されているデータと、メモリセルCi1に記憶されて
いるデータとの異同が、センスアンプ5により判定され
る。リファレンスセルRefに記憶されているデータ
と、メモリセルCi1に記憶されているデータとが一致
するとき、比較結果ビットQは”1”に設定される。
リファレンスセルRefに記憶されているデータと、メ
モリセルCi1に記憶されているデータとが一致しない
とき、比較結果ビットQは”0”に設定される。比較
結果ビットQは、第1レジスタ6に出力される。
【0120】更に、リファレンスビットQREFと比較
結果ビットQとから、デコーダ7によってメモリセル
i1に記憶されているデータDが再生され、第2レ
ジスタ8に出力される。
【0121】更に、メモリセルCi1を参照して、メモ
リセルCi1に隣接するメモリセルCi2からの読み出
しが行われる。
【0122】より詳細には、メモリセルCi1に接続さ
れているビット線BとメモリセルCi2に接続されて
いるビット線Bとが活性化され、ワード線Wとビッ
ト線Bとの間、及び、ワード線Wとビット線B
の間に、所定の電位差が印加される。電位差の印加によ
り、メモリセルCi1に記憶されているデータに対応す
るデータ電流Ii1が、メモリセルCi1からビット線
に流れ込み、更に、メモリセルCi2に記憶されて
いるデータに対応するデータ電流Ii2が、メモリセル
i2からビット線Bに流れ込む。
【0123】データ電流Ii1とデータ電流Ii2とに
基づいて、メモリセルCi1に記憶されているデータと
メモリセルCi2に記憶されているデータとの異同が判
定される。メモリセルCi1に記憶されているデータ
と、メモリセルCi2に記憶されているデータとが一致
するとき、比較結果ビットQは”1”に設定される。
メモリセルCi1に記憶されているデータとメモリセル
i2に記憶されているデータとが一致しないとき、比
較結果ビットQは”0”に設定される。図3に示され
ている例のように、メモリセルCi1に記憶されている
データが”0”であり、メモリセルCi2に記憶されて
いるデータが”1”であるときには、メモリセルCi2
に記憶されているデータはメモリセルCi1に記憶され
ているデータと異なるため、比較結果ビットQは”
0”に設定される。比較結果ビットQ は、第1レジス
タ6に出力される。
【0124】更に、メモリセルCi1に記憶されている
データDと比較結果ビットQとから、デコーダ7に
よってメモリセルCi2に記憶されているデータD
再生され、第2レジスタ8に出力される。
【0125】以下、同様に、メモリセルCij−1を参
照してメモリセルCijが読み出され、メモリセルC
i1〜Cinに記憶されているデータD〜Dは、順
次に読み出されて第2レジスタ8に保存される。第2レ
ジスタ8に保存されたデータD 〜Dは、外部に出力
される。
【0126】実施の第3形態では、実施の第1及び第2
形態と同様に、2以上n以下であるjについてのメモリ
セルCijの読み出しは、メモリセルCij−1を参照
して行われる。これにより、読み出しが行われるメモリ
セルと、参照されるセルとの距離が小さくされ、製造上
のバラツキの影響が抑制されている。
【0127】また、実施の第3形態では、実施の第1形
態と異なり、メモリセルアレイ1”には、一のリファレ
ンスセルRefしか含まれず、メモリセルアレイ1”の
面積を縮小する上で有利である。但し、リファレンスセ
ルRefと、リファレンスセルRefを参照してデータ
の読み出しが行われるメモリセルC11〜C1nとの距
離が大きくなり、実施の第1形態と比較すると、製造上
のバラツキの影響を受けやすい。
【0128】なお、実施の第3形態では、図12に示さ
れた、TMR効果を利用して電流によりデータが読み出
されるメモリセルが使用されているが、その代わりに、
電流により読み出しが行われる他のメモリセルが使用さ
れることが可能である。例えば、EEPROMに使用さ
れるメモリセルが使用されることが可能である。即ち、
MOSトランジスタに浮遊ゲートが設けられ、その浮遊
ゲートに蓄積された電荷に応じてソース−ドレイン間の
電流が異なることを利用して読み出しが行われるメモリ
セルが、図12に示された上述のメモリセルの代わりに
使用されることが可能である。
【0129】また、メモリセルC11〜Cmnとして、
1トランジスタ−1キャパシタ型のDRAMメモリセル
が使用され、リファレンスセルRefとして、メモリセ
ルC 11〜Cmnと同一の構造を有する1トランジスタ
−1キャパシタ型のリファレンスセルが使用されること
が可能である。更に、電圧により読み出しが行われる他
のメモリセル、例えば、強誘電体キャパシタが使用され
た、1トランジスタ−1キャパシタ型のFRAMメモリ
セルと、そのFRAMメモリセルと同一の構造を有する
リファレンスセルとが使用されることも可能である。こ
れらの場合、センスアンプ5の代わりに、実施の第2形
態で説明されたセンスアンプ5’が使用される。
【0130】
【発明の効果】本発明により、メモリセルの特性バラツ
キの影響を抑制し、安定的なデータ判別を可能にする半
導体記憶装置が提供される。
【0131】また、本発明により、メモリセルの特性バ
ラツキの影響を抑制して安定的なデータ判別を可能に
し、且つ、その面積が小さい半導体記憶装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による半導体記憶装置の実施の
第1形態を示す。
【図2】図2は、メモリセルアレイ1を示す。
【図3】図3は、センスアンプ5、第1レジスタ6、デ
コーダ7、及び第2レジスタ8の詳細図である。
【図4】図4は、センスアンプ5の変形例を示す。
【図5】図5は、センスアンプ5の他の変形例を示す。
【図6】図6は、デコーダ7の変形例を示す。
【図7】図7は、本発明による半導体記憶装置の実施の
第2形態を示す。
【図8】図8は、センスアンプ5’を示す。
【図9】図9は、本発明による半導体記憶装置の実施の
第3形態を示す。
【図10】図10は、メモリセルアレイ1”を示す。
【図11】図11は、公知のMRAMのメモリセルアレ
イ101を示す。
【図12】図12は、メモリセルCijを示す。
【図13】図13は、メモリセルCijの動作を説明す
る図である。
【符号の説明】
1、1’、1”:メモリセルアレイ 2:ワード線デコーダ 3:ビット線デコーダ 4:ビット線セレクタ 5:センスアンプ 6:第1レジスタ 7:デコーダ 8:第2レジスタ 10:I−V変換器 11〜11:I−V変換器 12〜12:I−V変換器 13:I−V変換器 14:バッファ 15〜15:exclusive NOR(EX−
NOR)回路 16〜16:データ再生器 17〜17:バッファ 18〜18、19〜19:インバータ 20〜20:出力ノード 21:EX−NOR回路 22:バッファ 23〜23、24:比較器 B〜B:ビット線 W〜W:ワード線 C11〜Cmn:メモリセル B:リファレンスビット線 W:リファレンスワード線 R〜R、Ref:リファレンスセル

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リファレンスセルと、 第1メモリセルと、 前記リファレンスセルよりも前記第1メモリセルに近い
    位置にある第2メモリセルと、 前記リファレンスセルが有するリファレンスセル電気的
    状態と前記第1メモリセルが有する第1電気的状態とか
    ら、前記第1メモリセルに記憶されている第1データを
    同定し、前記第1電気的状態と前記第2メモリセルが有
    する第2電気的状態とから前記第2メモリセルに記憶さ
    れている第2データを同定するデータ読み出し回路とを
    備えた半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記データ読み出し回路は、 前記リファレンスセル電気的状態と前記第1電気的状態
    とに基づいて、前記リファレンスセルが記憶するリファ
    レンスセル記憶データと前記第1データとの異同を示す
    第1比較結果信号を出力する第1比較器と、 前記リファレンスセル記憶データと前記第1比較結果信
    号とに基づいて、前記第1データを求める第1データ再
    生回路と、 前記第1電気的状態と前記第2電気的状態に基づいて、
    前記第1データと前記第2データとの異同を示す第2比
    較結果信号を出力する第2比較器と、 前記第1データと前記第2比較結果信号とに基づいて、
    前記第2データを求める第2データ再生回路とを含む半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の半導体記
    憶装置において、 前記リファレンスセルと前記第1メモリセルと前記第2
    メモリセルとのそれぞれは、 第1強磁性薄膜と、 第2強磁性薄膜と、 前記第1強磁性薄膜と前記第2強磁性薄膜との間に挟ま
    れたトンネル絶縁膜とを備えたトンネル磁気抵抗効果素
    子を含む半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の半導体記
    憶装置において、 前記リファレンスセルと前記第1メモリセルと前記第2
    メモリセルとのそれぞれは、 浮遊ゲート電極を備えたMOSトランジスタを含む半導
    体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載の半導体記
    憶装置において、 更に、一の信号線を備え、 前記リファレンスセルと、前記第1メモリセルと、前記
    第2メモリセルとは、前記一の信号線により活性化され
    る半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 更に、 第3メモリセルと、 前記リファレンスセルよりも前記第3メモリセルに近い
    位置にある第4メモリセルとを備え、 前記データ読み出し回路は、前記リファレンスセル電気
    的状態と前記第3メモリセルが有する第3電気的状態と
    から、前記第3メモリセルに記憶されている第3データ
    を同定し、前記第3電気的状態と前記第4メモリセルが
    有する第4電気的状態とから前記第4メモリセルに記憶
    されている第4データを同定する半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体記憶装置におい
    て、 更に、 第1信号線と、 第2信号線と、 第3信号線とを備え、 前記リファレンスセルは、前記第1信号線により活性化
    され、 前記第1メモリセルと前記第2メモリセルとは、前記第
    2信号線により活性化され、 前記第3メモリセルと前記第4メモリセルとは、前記第
    3信号線により活性化される半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 複数のメモリセルがマトリックス状に配
    置されたメモリセルアレイと、 複数のリファレンスセルが一列に配置されたリファレン
    スセル列と、 データ読み出し回路とを備え、 前記データ読み出し回路は、前記メモリセルのうちの前
    記メモリセルアレイの最外周に位置する第1メモリセル
    に記憶されている第1データを、前記リファレンスセル
    のうちの前記第1メモリセルに最も近い最近接リファレ
    ンスセルが有するリファレンスセル電気的状態と、前記
    第1メモリセルが有する第1電気的状態とに基づいて同
    定し、且つ、前記メモリセルのうちの前記第1メモリセ
    ルに隣接する第2メモリセルに記憶されている第2デー
    タを、前記第1電気的状態と、前記第2メモリセルが有
    する第2電気的状態とに基づいて同定する半導体記憶装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記最近接リファレンスセルと、前記第1メモリセル
    と、前記第2メモリセルとは、一の信号線により活性化
    される半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 複数のメモリセルがマトリックス状に
    配置されたメモリセルアレイと、 リファレンスセルと、 データ読み出し回路とを備え、 前記データ読み出し回路は、前記メモリセルのうちの前
    記メモリセルアレイの最外周に位置する第1メモリセル
    に記憶されている第1データを、リファレンスセルが有
    するリファレンスセル電気的状態と、前記第1メモリセ
    ルが有する第1電気的状態とに基づいて同定し、前記メ
    モリセルのうち、前記第1メモリセルに隣接する第2メ
    モリセルに記憶されている第2データを、前記第1電気
    的状態と、前記第2メモリセルが有する第2電気的状態
    とに基づいて同定し、前記メモリセルのうち、前記メモ
    リセルアレイの最外周に位置し、且つ、前記第1メモリ
    セルと異なる第3メモリセルに記憶されている第3デー
    タを、前記リファレンスセル電気的状態と、前記第3メ
    モリセルが有する第3電気的状態とに基づいて同定し、
    前記メモリセルのうち、前記第3メモリセルに隣接する
    第4メモリセルに記憶されている第4データを、前記第
    3電気的状態と、前記第4メモリセルが有する第4電気
    的状態とに基づいて同定する半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 (a)リファレンスセルが有するリフ
    ァレンスセル電気的状態と、第1メモリセルが有する第
    1電気的状態とから、第1メモリセルに記憶されている
    第1データを同定するステップと、 (b)前記リファレンスセルよりも前記第1メモリセル
    に近い位置にある第2メモリセルに記憶されている第2
    データを、前記第1電気的状態と前記第2メモリセルが
    有する第2電気的状態とから同定するステップとを備え
    た半導体記憶装置の読み出し方法。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の半導体記憶装置の
    読み出し方法において、 前記(a)ステップは、 (c)前記リファレンスセル電気的状態と前記第1電気
    的状態とに基づいて、前記リファレンスセルが記憶する
    リファレンスセル記憶データと前記第1データとの異同
    を示す第1比較結果信号を生成するステップと、 (d)前記リファレンスセル記憶データと前記第1比較
    結果信号とに基づいて、前記第1データを求めるステッ
    プとを含み、 前記(b)ステップは、 (e)前記第1電気的状態と前記第2電気的状態に基づ
    いて、前記第1データと前記第2データとの異同を示す
    第2比較結果信号を出力するステップと、 (f)前記第1データと前記第2比較結果信号とに基づ
    いて、前記第2データを求めるステップとを含む半導体
    記憶装置の読み出し方法。
  13. 【請求項13】 第1の方向に延在する複数の行線と、 第1の方向と異なる第2の方向に延在する複数の列線と、 夫々が、前記複数の行線と複数の列線の交点設けられ且
    つ絶縁膜を間に挟んだ2層の強磁性薄膜より構成された
    複数のメモリセルと、 前記複数の列線のうち最縁端の列線に隣接して設けられ
    前記複数の行線と交差するリファレンス列線と、 夫々が、前記リファレンス列線及び前記複数の行線の交
    点に設けられた複数のリファレンス素子とを備える半導
    体装置読み出し方法であって、 前記複数の行線のうちの任意の行線を選択し、その選択
    された行線上の前記リファレンス素子及び前記選択され
    た行線上の第1のメモリセルを比較し、次に前記選択さ
    れた行線上の前記第1のメモリセル及び前記選択された
    行線上の前記第2のメモリセルを比較することを特徴と
    する半導体記憶装置の読み出し方法。
  14. 【請求項14】 少なくとも一つの行線と、 夫々が前記行線と交差する第1及び第2の列線と、 夫々前記行線と前記第1及び第2の列線との交点に設け
    られた第1及び第2の不揮発性メモリセルと、 前記行線と交差する少なくとも一つのリファレンス列線
    と、 前記リファレンス列線上に設けられた少なくとも一つの
    リファレンスセルとを備え、 第1のメモリセル及び前記リファレンスセルを選択し、
    前記第1のメモリセルに書きこまれたデータに基づいて
    前記第1の列線に流れる電流及び前記リファレンスセル
    が記憶するデータに基づいて前記リファレンス行線に流
    れる電流を比較して前記第1のメモリセルに書きこまれ
    たデータを検出し、 前記第1のメモリセル及び前記第2のメモリセルを選択
    し、前記第2のメモリセルに書きこまれたデータに基づ
    いて前記第2の列線に流れる電流及び前記第1のメモリ
    セルに書きこまれたデータに基づいて前記第1の行線に
    流れる電流を比較し、この比較結果及び前記検出した結
    果に基づいて前記第2のメモリセルに書きこまれたデー
    タを検出することを特徴とする半導体記憶装置の読み出
    し方法。
  15. 【請求項15】 前記第1及び第2のメモリセル及び前
    記リファレンスセルは、それぞれトンネル絶縁膜を間に
    挟んだ2層の強磁性薄膜を含むことを特徴とする請求項
    14記載の半導体記憶装置の読み出し方法。
  16. 【請求項16】 前記リファレンスセルは第1のメモリ
    セルと隣接し、前記第1のメモリセルは前記第2のメモ
    リセルと隣接することを特徴とする請求項15記載の半
    導体記憶装置の読み出し方法。
JP2001343916A 2001-11-08 2001-11-08 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の読み出し方法 Expired - Fee Related JP3853199B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001343916A JP3853199B2 (ja) 2001-11-08 2001-11-08 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の読み出し方法
EP02024746A EP1310961A3 (en) 2001-11-08 2002-11-06 Nonvolatile memory device having data read operation with using reference cell and method thereof
TW091132874A TW580699B (en) 2001-11-08 2002-11-07 Nonvolatile memory device having data read operation with using reference cell and method thereof
KR1020020069368A KR20030039307A (ko) 2001-11-08 2002-11-08 기준 셀을 사용하여 데이터 판독 동작을 수행하는불휘발성 메모리 장치 및 그 방법
US10/291,216 US6834018B2 (en) 2001-11-08 2002-11-08 Nonvolatile memory device having data read operation with using reference cell and method thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001343916A JP3853199B2 (ja) 2001-11-08 2001-11-08 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の読み出し方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003151261A true JP2003151261A (ja) 2003-05-23
JP3853199B2 JP3853199B2 (ja) 2006-12-06

Family

ID=19157515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001343916A Expired - Fee Related JP3853199B2 (ja) 2001-11-08 2001-11-08 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の読み出し方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6834018B2 (ja)
EP (1) EP1310961A3 (ja)
JP (1) JP3853199B2 (ja)
KR (1) KR20030039307A (ja)
TW (1) TW580699B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046989A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Fujitsu Ltd メモリ制御装置
WO2012011161A1 (ja) * 2010-07-22 2012-01-26 パナソニック株式会社 半導体記憶装置
JP2014182867A (ja) * 2013-03-15 2014-09-29 Samsung Electronics Co Ltd リファレンスセルを含む不揮発性メモリ装置及びそれのデータ管理方法

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005096315A2 (en) * 2004-04-01 2005-10-13 Koninklijke Philips Electronics N.V. Thermally stable reference voltage generator for mram
TWI261912B (en) * 2004-12-01 2006-09-11 Ind Tech Res Inst Magnetic random access memory with reference magnetic resistance and reading method thereof
US7836364B1 (en) 2006-05-30 2010-11-16 Marvell International Ltd. Circuits, architectures, apparatuses, systems, methods, algorithms, software and firmware for using reserved cells to indicate defect positions
CN110910924B (zh) 2018-09-18 2021-09-14 联华电子股份有限公司 磁阻式随机存取存储器
US11398271B2 (en) * 2019-12-30 2022-07-26 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Memory device having a comparator circuit
US11456032B2 (en) * 2021-01-29 2022-09-27 Micron Technology, Inc. Systems and methods for memory cell accesses

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4202046A (en) * 1978-09-01 1980-05-06 Ncr Corporation Data storage system for storing multilevel signals
US5699293A (en) * 1996-10-09 1997-12-16 Motorola Method of operating a random access memory device having a plurality of pairs of memory cells as the memory device
US5748519A (en) * 1996-12-13 1998-05-05 Motorola, Inc. Method of selecting a memory cell in a magnetic random access memory device
KR100242998B1 (ko) * 1996-12-30 2000-02-01 김영환 잡음특성을 개선한 셀 어레이 및 센스앰프의 구조
US6111781A (en) * 1998-08-03 2000-08-29 Motorola, Inc. Magnetic random access memory array divided into a plurality of memory banks
US6055178A (en) * 1998-12-18 2000-04-25 Motorola, Inc. Magnetic random access memory with a reference memory array
US6191972B1 (en) * 1999-04-30 2001-02-20 Nec Corporation Magnetic random access memory circuit
US6317376B1 (en) * 2000-06-20 2001-11-13 Hewlett-Packard Company Reference signal generation for magnetic random access memory devices
US6331943B1 (en) * 2000-08-28 2001-12-18 Motorola, Inc. MTJ MRAM series-parallel architecture

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008046989A (ja) * 2006-08-18 2008-02-28 Fujitsu Ltd メモリ制御装置
US8706945B2 (en) 2006-08-18 2014-04-22 Fujitsu Limited Memory control device
WO2012011161A1 (ja) * 2010-07-22 2012-01-26 パナソニック株式会社 半導体記憶装置
JP2014182867A (ja) * 2013-03-15 2014-09-29 Samsung Electronics Co Ltd リファレンスセルを含む不揮発性メモリ装置及びそれのデータ管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20030086314A1 (en) 2003-05-08
EP1310961A2 (en) 2003-05-14
EP1310961A3 (en) 2004-04-21
TW200300256A (en) 2003-05-16
JP3853199B2 (ja) 2006-12-06
KR20030039307A (ko) 2003-05-17
US6834018B2 (en) 2004-12-21
TW580699B (en) 2004-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
USRE48178E1 (en) Semiconductor memory device
US7916515B2 (en) Non-volatile memory read/write verify
US6768685B1 (en) Integrated circuit memory array with fast test mode utilizing multiple word line selection and method therefor
JP2002140899A (ja) 半導体記憶装置
JP5091969B2 (ja) 半導体記憶装置
CN107808680B (zh) 存储装置
US8203862B2 (en) Voltage reference generation with selectable dummy regions
JP4388889B2 (ja) プレチャージ回路を有するメモリおよびそのプレチャージ方法
US10204700B1 (en) Memory systems and methods of operating semiconductor memory devices
JPWO2008146553A1 (ja) 磁気ランダムアクセスメモリ
JP2003151261A (ja) 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の読み出し方法
JP2002367364A (ja) 磁気メモリ装置
JP2002334585A (ja) 半導体記憶装置
JP2012248244A (ja) 半導体記憶装置
Münch et al. MBIST-based Trim-Search Test Time Reduction for STT-MRAM
US20090046510A1 (en) Apparatus and method for multi-bit programming
JP2518401B2 (ja) 半導体記憶装置
KR20030014104A (ko) 양품 섹터 판정 기능을 갖는 비휘발성 반도체 기억 장치
TW559810B (en) Method for operating an MRAM semiconductor memory arrangement
JP2007026477A (ja) 不揮発性記憶装置
KR20170130267A (ko) 메모리 장치에 있어서의 파워 시그너처 억제를 위한 방법 및 시스템
KR101892415B1 (ko) 자기 저항 메모리 장치 및 이에 있어서 메모리 셀 불량 검사 방법
US20230410870A1 (en) Magnetoresistive random access memory (mram) with end of life margin sensor
US11501811B2 (en) Semiconductor storage device and controlling method thereof
JP2020087493A (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060213

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060811

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090915

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110915

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130915

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees