JP2003145690A - 酸素ガスバリア性フィルム及びその製造方法 - Google Patents

酸素ガスバリア性フィルム及びその製造方法

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Ichiro Kitaura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い酸素ガスバリア性、特に、高湿度下でも
優れた酸素ガスバリア性を発揮することができ、また、
シーラント接着性が良好である酸素ガスバリア性フィル
ム、および、容易に入手可能な素材から低コストで優れ
た酸素ガスバリア性を有するフィルムを製造する方法を
提供すること。 【解決手段】 二軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム
の少なくとも一方の面に、接着剤層を介して、重合度2
00〜2600、鹸化度90〜99.7モル%のポリビ
ニルアルコール系樹脂(A)とウレタン系樹脂(B)と
の混合物からなる酸素ガスバリア層が積層されてなり、
かつ、23℃、相対湿度85%の雰囲気下での酸素透過
度が1000mL/m2・day・MPa以下であるこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素ガスバリア性
フィルム及びその製造方法、特に包装用、さらには食品
包装用フィルムとして好適な、高湿度下でも優れた酸素
ガスバリア性フィルム及びその製造方法に関する。さら
に詳しくは、燃焼したときに塩化水素ガスを発生せず
に、高湿度下での酸素ガスバリア性、シーラント接着性
に優れたフィルム及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、飲食品、医薬品、化学薬品、
日用雑貨品などの種々の物品を充填包装する包装用材料
として各種樹脂フィルムが用いられており、例えばポリ
プロピレンフィルムは加工性、透明性、耐熱性など優れ
た特性を有しており、汎用されている。しかしながら、
食品、医薬品など酸素によってその品質が劣化する物品
の包装用材料には、これら被包装物の品質を保護・保存
するために高いガスバリア性(酸素遮断性)が要求され
ており、十分な酸素ガスバリア性を有していないポリプ
ロピレンフィルムでは適用が難しかった。
【0003】そこで、酸素ガスバリア性を付与する手段
として、酸素ガスバリア性を有する材料をコーティング
することが行われている。その一つとして、ポリ塩化ビ
ニリデン系樹脂(以下「PVDC」と略記することがあ
る。)フィルムにコーティングしたPVDCコートフィ
ルムがあり、吸湿性がほとんどなく、高湿度下でも良好
な酸素ガスバリア性を有することから、現在大量に使用
されている。
【0004】しかしながら、PVDCコートフィルムは
塩素を含有することから、燃焼により、有毒な塩化水素
ガス、ダイオキシンを発生し、地球環境を汚染する点で
問題になってきた。そこで、塩素を使わない素材による
酸素ガスバリア性フィルムが強く要望されており、開発
検討がされている。
【0005】そのような酸素ガスバリア性が高い素材と
しては、ポリビニルアルコール系樹脂(以下「PVA」
と略記することがある。)、エチレン・ビニルアルコー
ル共重合樹脂(以下「EVOH」と略記することがあ
る。)がよく知られている。この様な樹脂をコートした
フィルムは、低湿度下では非常に優れた酸素ガスバリア
性を示すが、吸湿性が大きいため、相対湿度が上昇する
につれ酸素ガスバリア性が低下し、実用性に乏しいと考
えられていた。
【0006】また、特開平3−30944号には「PV
Aのコーティング液に膨潤性を有するコロイド性含水層
状ケイ酸塩化合物を添加する方法」が、特許27897
05号公報には「膨潤性を有するコロイド性含水層状ケ
イ酸塩化合物及び分子内にシリル基を有する化合物の少
なくとも1種により変性されたポリビニルアルコール」
が開示されている。しかしながら、これらを用いたフィ
ルムは、いずれも高湿下での酸素ガスバリア性は優れて
いるが、コスト高になる問題がある。
【0007】この様に、現状では、高湿度下での酸素ガ
スバリア性が十分でないことや、高コストであることか
ら、PVDCコートフィルムを代替できるフィルムはま
だ得られていないのが現状である。また、これらのフィ
ルムは、包装袋にするためにシーラントとラミネートさ
れて使用されるが、そのシーラントとの接着性も十分で
ないことも問題になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この様な、従来の酸素
ガスバリア性フィルムには、上記のような問題点があっ
た。
【0009】本発明は、上記従来の酸素ガスバリア性フ
ィルムの有する問題点を踏まえ、PVDCコート二軸延
伸ポリプロピレン系樹脂フィルムの代替として、安価な
素材としてPVAを選択し、PVAの問題点である、高
湿度下での酸素ガスバリア性とシーラント接着性を改良
することについて鋭意検討した結果、二軸延伸ポリプロ
ピレン系樹脂フィルムを基材フィルムとし、接着剤層を
介して、特定のポリビニルアルコール系樹脂とウレタン
系樹脂の混合物からなる酸素ガスバリア層を積層し、か
つ特定のポリビニルアルコール系樹脂とウレタン系樹脂
の混合物からなる酸素ガスバリア層の結晶化度を上げる
ことにより、高湿度下での酸素ガスバリア性とシーラン
ト接着性を大きく改善できることを見出した。
【0010】即ち、本発明は、高い酸素ガスバリア性、
特に、高湿度下でも優れた酸素ガスバリア性を発揮する
ことができ、また、シーラント接着性が良好である酸素
ガスバリア性フィルム、および、容易に入手可能な素材
から低コストで優れた酸素ガスバリア性を有するフィル
ムを製造する方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の酸素ガスバリア性フィルムは、二軸延伸ポ
リプロピレン系樹脂フィルムの少なくとも一方の面に、
接着剤層を介して、重合度200〜2600、鹸化度9
0〜99.7モル%のポリビニルアルコール系樹脂
(A)とウレタン系樹脂(B)との混合物からなる酸素
ガスバリア層が積層されてなり、かつ、23℃、相対湿
度85%の雰囲気下での酸素透過度が1000mL/m
2・day・MPa以下であることを特徴とする。
【0012】上記の構成からなる本発明の酸素ガスバリ
ア性フィルムは、高い酸素ガスバリア性、特に、高湿度
下でも優れた酸素ガスバリア性を発揮することができ、
また、シーラント接着性が良好である酸素ガスバリア性
フィルムである。
【0013】この場合、酸素ガスバリア層を構成するポ
リビニルアルコール系樹脂(A)とウレタン系樹脂
(B)との混合重量比を(A)/(B)=90/10〜
99.5/0.5とすることができる。
【0014】また、この場合、酸素ガスバリア層の結晶
化度パラメータ(CP(M//)⊥)を0.8以上とする
ことができる。
【0015】ここで、結晶化度パラメータとは、赤外偏
光ATR法(全反射測定法)における偏光ATRスペク
トルによって得られた結晶化度パラメータ(CP(M/
/)⊥)であって、具体的にはこの結晶化度パラメータ
は、ポリビニルアルコール系樹脂の吸収帯を利用したも
ので、1095cm-1付近の吸収強度に対する1140
cm-1付近の吸収強度の比を意味する。
【0016】さらにまた、この場合、酸素ガスバリア層
の厚みを1μm以下とすることができる。
【0017】また、この場合、接着剤層を酸変性ポリオ
レフィンからなる層とすることができる。
【0018】また、本発明の酸素ガスバリア性フィルム
の製造方法は、少なくとも一方の面に接着剤層が積層さ
れた未延伸フィルムを一方向に延伸した後、該接着剤層
の表面にポリビニルアルコール系樹脂とウレタン系樹脂
との混合物からなる酸素ガスバリア層を形成し、次いで
前記延伸方向と直角方向に延伸することを特徴とする。
【0019】上記の構成からなる本発明の酸素ガスバリ
ア性フィルムの製造方法は、高い酸素ガスバリア性、特
に、高湿度下でも優れた酸素ガスバリア性を示すフィル
ムを、容易に入手可能な樹脂から製造することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の酸素ガスバリア性
フィルム及びその製造方法の実施の形態を説明する。
【0021】本発明で用いる二軸延伸ポリプロピレン系
樹脂フィルムは、公知の二軸延伸ポリプロピレン系樹脂
フィルムであり、その原料、混合比率などは特に限定さ
れない。例えばポリプロピレンホモポリマー(プロピレ
ン単独重合体)、プロピレンを主成分としてエチレン、
ブテン、ペンテン、ヘキセンなどのα−オレフィンから
選ばれる1種又は2種以上とのランダム共童合体やブロ
ック共重合体など、あるいはこれらの重合体を2種以上
混合した混合体によるものであってもよい。また物性改
質を目的として酸化防止剤、帯電防止剤、可塑剤など、
公知の添加剤が添加されていてもよく、例えば石油樹脂
やテルペン樹脂などが添加されていてもよい。
【0022】また、本発明で用いる二軸延伸ポリプロピ
レン系樹脂フィルムは、機械強度、透明性など、所望の
目的に応じて任意の膜厚のものを使用することができ
る。特に限定するものではないが、通常は10〜250
μmであることが推奨され、包装材料として用いる場含
は15〜60μmであることが望ましい。
【0023】また、本発明で用いる二軸延伸ポリプロピ
レン系樹脂フィルムは、単層フィルムであってもよく、
あるいは二軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを含む
複数の樹脂フィルムが積層された積層型フィルムであっ
てもよい。積層型フィルムとする場合の積層体の種類、
積層数、積層方法などは特に限定されず、目的に応じて
公知の方法から任意に選択することができる。
【0024】本発明の酸素ガスバリア性フィルムにおい
ては、この様な二軸延伸プロピレン系樹脂フィルムの少
なくとも一方の面に接着剤層を介してポリビニルアルコ
ール系樹脂(A)とウレタン系樹脂(B)との混合物か
らなる酸素ガスバリア層が積層されてなることが必要で
ある。接着層がないと、二軸延伸プロピレン系樹脂フィ
ルムの層と、ポリビニルアルコール系樹脂とウレタン系
樹脂との混合物からなる酸素ガスバリア層との接着力が
弱くなってしまう。
【0025】この様な接着剤層としてはその原料などは
特に限定されないが、接着剤層が酸変性ポリオレフィン
を含む接着剤からなることが好ましい。例えば、ポリオ
レフィン系重合体を(メタ)アクリル酸、マレイン酸、
無水マレイン酸、フマール酸などの不飽和カルボン酸で
変性した酸変性ポリオレフィンを含むものが推奨され、
特に0.01〜5モル%のマレイン酸又は無水マレイン
酸をオレフィン重合体にグラフト共重合させたグラフト
共重合体を含むものが接着剤層として好適に用いられ
る。
【0026】また、接着剤層の厚みは特に限定されない
が、接着性、コストの観点からも接着剤層の厚みは0.
5〜5μmとすることが望ましい。また接着剤層には目
的に応じて帯電防止剤などの添加剤が添加されていても
よい。
【0027】この様な二軸延伸プロピレン系樹脂フィル
ムの少なくとも一方の面に、接着剤層を介し、重合度2
00〜2600、鹸化度90〜99.7モル%のポリビ
ニルアルコール系樹脂(A)とウレタン系樹脂(B)と
の混合物からなる酸素ガスバリア層が積層される。ポリ
ビニルアルコール系樹脂(A)のみでは、シーラント接
着性が不十分であり、ウレタン系樹脂(B)のみでは、
高湿下での酸素ガスバリア性が不十分である。好ましく
は、ポリビニルアルコール系樹脂(A)とウレタン系樹
脂(B)の混合重量比は、(A)/(B)=90/10
〜99.5/0.5である。
【0028】本発明で用いられるポリビニルアルコール
系樹脂(A)の重合度と鹸化度は、目的とするフィルム
の特性、特に酸素ガスバリア性及びフィルム製造時のP
VA水溶液の粘度及びコート後のコート層の延伸性から
定められる。延伸性については、重合度の高い方が結晶
化遠度が遅く、延伸性が良好である。しかし、重合度が
高すぎると、水溶液粘度が高いことやゲル化しやすいこ
とから、コーティングが困難となる。従って、重合度は
コート層の延伸性の点から200以上であり、コーティ
ングの作業性から2600以下であることが必要であ
る。好ましくは500〜2000である。鹸化度につい
ては、90%未満では高湿度下での必要な酸素ガスバリ
ア性が得られず、99.7%を越えると水溶液の調整が
困難で、ゲル化しやすく、工業生産には向かない。従っ
て、鹸化度は90〜99.7%が必要であり、好ましく
は93〜99%である。
【0029】一方、ウレタン系樹脂(B)は、ポリビニ
ルアルコール系樹脂との混和性から水溶性あるいは水分
散型のウレタン系樹脂が好ましく、ポリオール化合物、
親水基含有ポリオール化合物、ポリイソシアネート成分
を公知の方法により重付加反応させて製造される。
【0030】ポリオール化合物としては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ン、ビスフェノールA、水添ビスフェノールA、ヒドロ
キシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステル、トリ
メチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエ
リスリトール、また、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、
シリコン変性ポリエーテル、ウレタン変性ポリエーテル
などのポリエーテル、エポキシ樹脂変性ポリオール、ポ
リカーボネートジオール、アクリルポリオール、ポリブ
タジエンポリオールなどを単独で又は二種類以上を併用
して使用することができる。
【0031】また、水酸基含有ポリエステル樹脂も、ポ
リオール化合物として使用できる。水酸基含有ポリエス
テル樹脂は、ポリカルボン酸化合物とポリオール化合物
の重縮合反応で得られ、ポリカルボン酸化合物に対し
て、ポリオール化合物を過剰にすることで得られる。ポ
リカルボン酸化合物としては、コハク酸、アジピン酸、
セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジオン酸、テレフ
タル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、無水フタル
酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸、ダイ
マー酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、ε−カプロ
ラクトンなどを単独で又は二種類以上を併用して使用す
ることができ、反応性不飽和結合を含むマレイン酸、フ
マル酸、シタコン酸、クロロマレイン酸、アリル・コハ
ク酸、メサコン酸及びそれらの無水物などを使用するこ
とはできない。また、ポリオール化合物としては、前記
した同じポリオール化合物を使用することができる。
【0032】親水基含有ポリオール化合物としては、グ
リセリン酸、グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、ジヒドロ
キシ酒石酸、2,2−ジメチロール吉草酸、2,2−ジ
メチロールプロピオン酸プロピオン酸及びジメチロール
ブタン酸などが用いられ、特に、経済性の点から、2,
2−ジメチロールプロピオン酸及びジメチロールブタン
酸を用いるのが好ましい。
【0033】ポリイソシアネート化合物としては、例え
ば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタン−
4,4−ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、ナフタレン−1,5−ジイソシアネート、p−フェ
ニレンジイソシアネート、ジベンジルジイソシアネー
ト、ジフェニルエーテルジイソシアネート、m−もしく
はp−テトラメチルキシリレンジイソシアネート、又は
トリフェニルメタントリイソシアネートの如き芳香族ジ
−ないしトリイソシアネート化合物類や、水添トリレン
ジイソシアネート、水添ジフェニルメタン−4,4−ジ
イソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネ
ート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、水添
キシリレンジイソシアネート、又はイソホロンジイソシ
アネートのような脂肪族、又は脂環族ジイソシアネート
類などが用いられる。また、これらの各種モノマー類に
基づく3官能以上のポリイソシアネート化合物として
は、ポリイソシアヌレート型ポリイソシアネート、又は
ビューレット型ポリイソシアネートのような各種の変性
ポリイソシネート類などが挙げられる。
【0034】本発明におけるポリビニルアルコール系樹
脂(A)とウレタン系樹脂(B)との混合物からなる酸
素ガスバリア層の偏向ATRスペクトルによって得られ
る結晶化度パラメータ(CP(M//)⊥)が0.8以上
であることが好ましい。結晶化度パラメータ(CP(M
//)⊥)の値が0.8以上であれば、高湿度下であって
も優れた酸素ガスバリア性を発揮することができる。
【0035】本発明において結晶化度パラメータは、酸
素ガスバリア性フィルムの酸素ガスバリア層を赤外偏光
ATR法(全反射測定法)によって測定した値であり、
詳細には赤外偏光ATR法における偏光ATRスペクト
ルによって得られた結晶化度パラメータ(CP(M//)
⊥)である。なお、IRスペクトルによってポリビニル
アルコール系樹脂の結晶化度を評価する場合、通常11
40cm-1付近の吸収強度で評価するが、赤外偏光AT
R法によるスペクトル吸収強度は、試料の測定面積、厚
み及び表面状態の影響を強く受けるため、他の吸収強度
との相対強度によって評価することが好ましい。そこで
本発明における結晶化度パラメータは、1095cm-1
付近の吸収強度に対する1140cm-1付近の吸収強度
の比とした。結晶化度パラメータ(CP(M//)⊥)は
高いほど、より優れた酸素ガスバリア性が得られるた
め、好ましくは1.0以上、より好ましくは1.2以
上、最も好ましくは1.9以上である。
【0036】ポリビニルアルコール系樹脂とウレタン系
樹脂との混合物からなる酸素ガスバリア層の積層方法と
しては、特にコーティング法によるのが好ましい。コー
ティングの方法は限定するものではないが、使用するコ
ーティング液の塗布量と粘度により、最適な方法を選択
すればよい。リバースロールコーティング法、ロールナ
イフコーティング法、ダイコーティング法などを採用す
ればよい。
【0037】コーティング時の乾燥、熱処理の条件は塗
布厚み、装置の条件にもよるが、乾燥工程を設けずに直
ちに直角方向の延伸工程に送入し、延伸工程の予熱ゾー
ンあるいは延伸ゾーンで乾燥させることが好ましい。こ
の様な場合、通常80〜170℃程度で行う。なお、必
要であれば、ポリビニルアルコール系樹脂とウレタン系
樹脂との混合物からなる酸素ガスバリア層を形成させる
前にポリプロピレン系樹脂フィルムにコロナ放電処理、
その他の表面活性化処理や公知の接着剤を用いてアンカ
ー処理を施してもよい。また、ポリビニルアルコール系
樹脂とウレタン系樹脂との混合物からなる酸素ガスバリ
ア層中に静電防止剤や滑り剤、アンチブロッキング剤な
どの公知の無機、有機の各種添加剤を加えることは本発
明の目的を阻害しない限り任意である。
【0038】ポリビニルアルコール系樹脂とウレタン系
樹脂の混合物からなる酸素ガスバリア層の厚みは、ポリ
プロピレン系樹脂フィルム及び必要とする酸素ガスバリ
ア性によって異なるが、酸素ガスバリア性を発揮させる
最小限の厚みがよく、通常は乾燥厚みで1μm以下であ
ることが、透明性、取り扱い性、経済性の点で好まし
い。
【0039】本発明の酸素ガスバリア性フィルムは、通
常、ポリビニルアルコール系樹脂とウレタン系樹脂との
混合物からなる酸素ガスバリア層の上にシーラントと呼
ばれるヒートシール性樹脂層を積層する。ヒートシール
性樹脂層の形成は、通常押出しラミネート法あるいはド
ライラミネート法によりなされる。
【0040】本発明で用いるヒートシール性樹脂層を形
成する熱可塑性重合体としては、シーラント接着性が十
分に発現できるものであればよく、HDPE、LDP
E、LLDPEなどのポリエチレン樹脂類、PP樹脂、
エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−αオレフィ
ンランダム共童合体、アイオノマー樹脂などを使用でき
る。通常ヒートシール樹脂も塩素含有樹脂でないもの
が、焼却処理時の環境問題の点から好ましい。
【0041】本発明により、安価でかつ、高湿度下での
酸素ガスバリア性、シーラント接着性が優れ、さらに焼
却排ガス中にダイオキシン、塩化水素ガスを含まず、近
年問題とされている環境保全に対して有効であるフィル
ムを提供できる。
【0042】
【実施例】次に本発明を以下の実施例、比較例を用いて
具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもの
ではない。なお液中の濃度表示は、特に断らない限り重
量基準であり、特性値評価は以下の方法により行った。
【0043】(1)酸素透過度 酸素透過度は、モダンコントロール社製「MOCON OX-TRA
N 2/20」を使用し、23℃、相対湿度85%にコントロ
ールした雰囲気下、測定時間は30分で実施した。酸素
透過度の単位は、mL/m2・day・MPaで示し
た。
【0044】(2)ラミネート強度 ラミネート強度は、ポリビニルアルコール系樹脂とウレ
タン系樹脂との混合物からなる酸素ガスバリア層表面
に、ラミネート接着剤としてポリエーテル系ポリウレタ
ン系接着剤(東洋モートン社製:商品名:アドコート)
を3g/m2塗布した後、無延伸ポリプロピレンフィル
ム(厚み40μm、東洋紡績社製:P1128)のコロ
ナ放電処理面と張り合わせ、40℃で72時間エージン
グを行い、ラミネートフィルムを得た。このラミネート
フィルム(15mm幅)を常温で90゜剥離したときの
強度で示した。
【0045】(3)結晶化度パラメータ Bio-Rad社製FT-IR(FTS-60A/896)にATR測定用付属装
置(Perkin-Elmer社製)、偏光子及び対称形のエッジを
有するInternal Reflection Element(Ge、入射角4
5度、厚さ2mm×長さ50mm×幅20mm)を取り
付けたATR装置を用いて赤外偏光ATR法によって各
試験片(長さ45mm×幅17mm)の結晶化度を測定
した。なお、Internal Reflection Elementの中央部
(幅12mm)のみに赤外光が入射するように端部の赤
外光を遮断した。
【0046】試験片は、長さ方向をフィルムの幅方向
(流れ方向に対し直角方向)に取り、ポリビニルアルコ
ール系樹脂(A)とウレタン系樹脂(B)との混合物か
らなる酸素ガスバリア層を該Internal Reflection Elem
entに密着させて、試験片の反射面に対し垂直偏光の光
を照射して測定した。得られたスペクトルをSpect
rum(M//)⊥とする。
【0047】得られた偏光ATRスペクトルにおいて、
1140cm-1付近の吸収と1095cm-1付近の吸収
の吸光度を求める。このとき、偏光ATRスペクトルの
1140cm-1付近のピークの高波数側の谷部と109
5cm-1付近のピークの低波数側の谷部の二点を結んだ
線をベースラインとし、ベースラインから吸収帯のピー
クまでの高さをポリビニルアルコール系樹脂(A)とウ
レタン系樹脂(B)との混合物からなる酸素ガスバリア
層吸収帯の吸光度とする。1140cm-1付近のピーク
の吸光度をA1140、1095cm-1付近のピークの
吸光度をA1095とする。明確なピークが観察されな
い場合は、1140cm-1、1095cm-1の位置での
吸光度をA1140、A1095とした。
【0048】Spectrum(M//)⊥のスペクトル
に対し、A1095に対するA1140の比(A114
0/A1095)を求めた。この値を結晶化度パラメー
タとし、CP(M//)⊥で示す。
【0049】(実施例1) コート液の調製 イソプロピルアルコール7%を含有する水溶液900g
を攪拌しながら、その水溶液にポリビニルアルコール系
樹脂(鹸化度98.5mol%、重合度1000)の粉
末97gを徐々に投入した。約80℃に加熱し完全に溶
解させた後、40℃まで冷却した。その後、水分散型ポ
リエステルウレタン系樹脂(a)を固形分で3g添加し
た。
【0050】フィルムヘのコーティングと評価 ポリプロピレン系樹脂層としてポリプロピレン系樹脂9
7重量%に極性基を実質的に含まない石油樹脂(エスコ
レッツE5300:トーネックス社製)3重量%混合し
た樹脂を、接着剤層として酸変性ポリオレフィンを、ポ
リプロピレン系樹脂フィルム層/接着剤層=19/1
(重量比)の割合で樹脂温度260℃になるように2層
状態でTダイから共押出しして、温度25℃のキャステ
ィングロールにてキャスティング後、縦方向に4倍延伸
し、厚さ180μmのフィルムを得た。次に、得られた
積層フィルムの接着剤層面上にリバースロールコーティ
ング法にて前記コート液を塗布後、横方向に9倍延伸し
た。このコートフィルムにつき、酸素透過度、結晶化度
パラメータを測定した。
【0051】次に、このフィルムのコート面側に、ポリ
エーテル系ポリウレタン系接着剤(東洋モートン社製:
商品名:アドコート)を3g/m2塗布した後、無延伸
ポリプロピレンフィルム(厚み40μm、東洋紡績社
製:P1128)のコロナ放置処理面と張り合わせ、4
0℃で72時間エージングを行い、ラミネートフィルム
を得た。このラミネートフィルムにつき、ラミネート強
度を評価した。
【0052】(実施例2、3、比較例4、5)コート液
のポリビニルアルコール系樹脂の重合度を表1記載の通
り変更したほかは、実施例1と同様の方法で、サンプル
を製造し評価を行った。
【0053】(実施例4、5、比較例6、7)コート液
のポリビニルアルコール系樹脂の鹸化度を表1記載の通
り変更したほかは、実施例1と同様の方法で、サンプル
を製造し評価を行った。
【0054】(実施例6)コート液のウレタン系樹脂を
表1記載の通り水分散型ポリエーテルウレタン系樹脂
(b)に変更したほかは、実施例1と同様の方法でサン
プルを製造し、評価を行った。
【0055】(実施例7、8、比較例8)コート液のポ
リビニルアルコール系樹脂とウレタン系樹脂の混合比を
表1記載の通り変更したほかは、実施例1と同様の方法
でサンプルを製造し、評価を行った。
【0056】(比較例1)接着剤層を積層しない二軸延
伸ポリプロピレン系樹脂フィルムに直接コート液を塗布
したほかは、実施例1と同様の方法で、サンプルを製造
し、評価を行った。
【0057】(比較例2)コート液を、ウレタン系樹脂
を混合せず、ポリビニルアルコール系樹脂(鹸化度9
8.5mol%、重合度1000)のみを用いたものと
したほかは、実施例1と同様の方法でサンプルを製造
し、評価を行った。
【0058】(比較例3)コート液を、ポリビニルアル
コール系樹脂を混合せず、ウレタン系樹脂のみを用いた
ものとしたほかは、実施例1と同様の方法でサンプルを
製造し、評価を行った。
【0059】(比較例9)厚み20μmの二軸延伸ポリ
プロピレン系樹脂フィルムのコロナ放電処理面に接着剤
として、イソシアネート系接着剤を乾燥後コート量で3
g/m2となるようにグラビアコートした。アンカー層
上に、実施例1と同じコート液をグラビアコートし、1
40℃で乾燥し、積層フィルムを得た。
【0060】表1に、上記の実施例、比較例でのコート
組成、評価結果を示した。
【0061】
【表1】
【0062】
【発明の効果】本発明の酸素ガスバリア性フィルムによ
れば、高い酸素ガスバリア性、特に、高湿度下でも優れ
た酸素ガスバリア性を発揮することができ、また、シー
ラント接着性が良好である。
【0063】また、本発明の酸素ガスバリア性フィルム
の製造方法によれば、容易に入手可能な素材から低コス
トで製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 勝也 滋賀県大津市堅田二丁目1番1号 東洋紡 績株式会社総合研究所内 (72)発明者 中谷 伊志 愛知県犬山市大字木津字前畑344番地 東 洋紡績株式会社犬山工場内 (72)発明者 北浦 一郎 愛知県犬山市大字木津字前畑344番地 東 洋紡績株式会社犬山工場内 (72)発明者 松村 豊 愛知県犬山市大字木津字前畑344番地 東 洋紡績株式会社犬山工場内 Fターム(参考) 4F100 AK03G AK07A AK21B AK51B AL05B AL06G BA02 EH20 EJ38A GB15 JA11B JD03 JD04 JL11 YY00 YY00B 4J002 BE02W CK02X GF00 GG02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム
    の少なくとも一方の面に、接着剤層を介して、重合度2
    00〜2600、鹸化度90〜99.7モル%のポリビ
    ニルアルコール系樹脂(A)とウレタン系樹脂(B)と
    の混合物からなる酸素ガスバリア層が積層されてなり、
    かつ、23℃、相対湿度85%の雰囲気下での酸素透過
    度が1000mL/m2・day・MPa以下であるこ
    とを特徴とする酸素ガスバリア性フィルム。
  2. 【請求項2】 酸素ガスバリア層を構成するポリビニル
    アルコール系樹脂(A)とウレタン系樹脂(B)との混
    合重量比が(A)/(B)=90/10〜99.5/
    0.5であることを特徴とする請求項1記載の酸素ガス
    バリア性フィルム。
  3. 【請求項3】 酸素ガスバリア層の結晶化度パラメータ
    (CP(M//)⊥)が0.8以上であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の酸素ガスバリア性フィルム。
  4. 【請求項4】 酸素ガスバリア層の厚みが1μm以下で
    あることを特徴とする請求項1、2又は3記載の酸素ガ
    スバリア性フィルム。
  5. 【請求項5】 接着剤層が酸変性ポリオレフィンからな
    ることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の酸素
    ガスバリア性フィルム。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の酸素
    ガスバリア性フィルムの製造方法であって、少なくとも
    一方の面に接着剤層が積層された未延伸フィルムを一方
    向に延伸した後、該接着剤層の表面にポリビニルアルコ
    ール系樹脂(A)とウレタン系樹脂(B)との混合物か
    らなる酸素ガスバリア層を形成し、次いで前記延伸方向
    と直角方向に延伸することを特徴とする酸素ガスバリア
    性フィルムの製造方法。
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