JP2003142774A - 半導体レーザ装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体レーザ装置及びその製造方法Info
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Abstract
領域内部に注入される無効電流を抑制し、素子の特性、
信頼性を向上させる。 【解決手段】 第一導電型半導体基板101上に形成さ
れた、第一導電型クラッド層102、活性層103、第
二導電型クラッド層104、第一導電型電流ブロック
層、第二導電型埋込層、および第二導電型コンタクト層
を含む積層構造を備え、積層構造の光出射端面に不純物
ドープにより窓領域110が形成されるとともに、第二
導電型コンタクト層が窓領域の直上の領域を除いて配置
されたキャリア非注入構造を有する。
Description
及びその製造方法に関し、特に光出射端面に発振光に対
して吸収を少なくした不純物ドープ窓構造を有した半導
体レーザ装置及びその製造方法に関するものである。
化は光出射端面の光損傷(COD:Catastrophic Optic
al Damage)によって制限される。この端面破壊は、端
面での不純物順位に起因するリーク電流と、そのリーク
電流による発熱、その熱によるバンドギャップの縮小、
そのバンドギャップの縮小による光吸収の増大、さらに
その光吸収による発熱が正帰還となり急速に端面が破壊
することで発生する。
は、IEEE J. quantum Elec., QE-15(8), 775-781, 1979
において、端面でのバンドギャップを拡大し、レーザの
発振波長に対して透明化することで、端面破壊を抑制す
る方法を報告している。
ては、ZnやSi等の不純物を、蒸着やイオン注入とその後
の熱処理により活性層領域に拡散させ、活性層を無秩序
化する方法が一般的に知られている(例えば特開平3−
116795号公報参照)。
無秩序化のみでは十分ではない。無秩序化した活性層へ
のキャリアの注入を抑制する必要がある。不純物注入領
域(窓領域)では不純物拡散により結晶が乱れている場
合が多いため、窓領域へのキャリア注入により、欠陥に
よって発生した順位間での発光や発熱が発生し、端面破
壊につながる例や、半導体レーザ素子自体がリークする
問題があるためである。
抑制する構造(キャリア非注入構造)として、一般的に
リッジ型導波路を有する半導体レーザ装置では、窓領域
(不純物注入領域)の直上のリッジ部を電流ブロック層
で被覆する構成を採用している。図9に、従来のキャリ
ア非注入構造を有する半導体レーザ装置の斜視図とその
縦断面図を示す。X−X'がリッジ型ストライプ部の出
射端面に垂直な方向の断面図、Y−Y'がリッジ型スト
ライプ部以外の出射端面に垂直な方向の断面図である。
本レーザ装置は、第一導電型半導体基板901、第一導
電型クラッド層902、活性層903、第二導電型クラ
ッド層904、第一導電型電流ブロック層905、第二
導電型埋込層906、第二導電型コンタクト層907の
積層構造を有する。基板901の裏面に第1電極90
8、コンタクト層907の表面に第2電極909が形成
されている。光出射端面には、窓領域(不純物注入領
域)910が設けられている。キャリア非注入構造は、
X−X'断面図に示すように、ストライプ部において、
不純物拡散領域の直上に電流ブロック層905を選択的
に形成して構成されている。
ションダウンで組み立てた場合の構成と、窓領域におけ
るキャリアの流れを、図10に模式的に示す。レーザ素
子はエピ面を下にして半田等の接着剤911でサブマウ
ント912に固定される。第1電極908とサブマウン
ト912間に電圧を印加し、半導体レーザ装置を順方向
にバイアスすることで活性層903へキャリアが注入さ
れる。図10(b)は図10(a)のD部を拡大した図
であり、窓領域が拡大して示される。同図には、本レー
ザ装置に順方向バイアスを印加した場合のキャリアの流
れが模式的に示される。このように窓領域に形成した電
流ブロック層905により、不純物注入領域910への
キャリアの注入を抑制することができる。
性と複雑化に配慮して、窓領域へのキャリアの注入を抑
制する電流ブロック層905と、リッジ部以外の電流ブ
ロック層905とが同一の層となる場合が多い。
する半導体レーザ装置の横断面を示す。図11(a)の
斜視図におけるS−S'断面、すなわち窓領域の出射端
面に平行な方向における断面を図11(b)に示す。T
−T'断面、すなわち窓領域以外(利得領域)の出射端
面に平行な方向の断面を図11(c)に示す。である。
S−S'断面図に示すように、窓領域ではリッジ部の直
上に電流ブロック層905が形成されるため、活性層9
03に垂直な方向の光分布が、窓領域と利得領域で異な
る構成となる。そのため、窓領域と利得領域の界面で導
波光の散乱ロスが発生し、特性が悪化する。また、光出
射端面部で屈折率の高い電流ブロック層905がリッジ
部上に形成されることにより、素子の垂直広がり角が大
きくなる課題や、電流ブロック層905がレーザの発振
波長に対して吸収を持つ材料で構成される場合には、大
きなロスを生じ、動作電流の増大に起因する特性劣化に
も繋がる。
半導体レーザ装置の製造方法の一例について、図12を
用いて説明する。図12(a)に示すように、第一導電
型基板901上に第一導電型クラッド層902、活性層
903、第二導電型クラッド層904の順に結晶成長さ
せて、端面部に選択的に不純物注入領域910を形成す
る。次に第二導電型クラッド層904をエッチングし、
リッジ部913を形成する(図12(b))。次に図1
2(c)に示すように、リッジ部913上に、SiO2
等の誘電体膜からなる選択成長用のマスク914をパタ
ーン形成する。続いて、第一導電型電流ブロック層90
5を選択成長させて(図12(d))、マスク914を
除去した後に、図12(e)に示すように、第二導電型
埋込層906と第二導電型コンタクト層907をこの順
番に結晶成長させる。最後に図12(f)に示すよう
に、素子表面及び裏面に各々の導電型にオーミック接合
する第1電極908、第2電極909を形成する。この
ように従来の構成では、窓領域に選択的に電流ブロック
層905を形成するため、電流ブロック層905の形成
時のプロセスが複雑化する課題や、再成長界面に起因す
る欠陥発生等が懸念される。
報には、リッジ型半導体レーザにおいて、窓領域直上の
リッジ部を第二クラッド層と同一の組成からなる電流ブ
ロック層で被覆し、活性層と垂直な方法の光分布を窓領
域と利得領域で等しくすることで、垂直拡がり角の小さ
い低アスペクト比のレーザ素子を得る方法が記載されて
いる。更には電流ブロック層をレーザの発振波長に対し
て吸収の少ない材料で構成することで、同時に動作電流
の増大も抑制できると考えられる。しかし、そのような
構成の場合、前記従来の製造方法と比較して、結晶成長
回数が更に増え、作製プロセスが複雑化するため、再成
長界面に起因する欠陥の発生等の問題や、製造コストが
高くなる課題がある。
活性層無秩序化領域にキャリア非注入構造を作製する方
法は、工程上あるいは信頼性上、コスト上最適ではな
く、それに起因するレーザ特性の劣化が課題であった。
特性劣化のない信頼性の高い半導体レーザ装置およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
発明の半導体レーザ装置は、第一導電型半導体基板上に
形成された、第一導電型クラッド層、活性層、第二導電
型クラッド層、第一導電型電流ブロック層、第二導電型
埋込層、および第二導電型コンタクト層を含む積層構造
を備え、前記積層構造の光出射端面に不純物ドープによ
り窓領域が形成されるとともに、前記第二導電型コンタ
クト層が前記窓領域の直上の領域を除いて配置されたキ
ャリア非注入構造を有する。
ト層が除去された構造により、窓領域の半導体層の抵抗
率を増加させることができる。従って、窓領域内部に注
入される無効電流が抑制され、素子の特性、信頼性を向
上させることができる。また、従来構造とは異なり、ス
トライプ部の上部には電流ブロック層を設けずに、窓領
域と利得領域の導波路構造を同じ構成とすることができ
る。それにより、窓領域と利得領域界面での光のカップ
リンクロスが抑制され、垂直拡がり角の調整がより容易
となる。
が、ストライプ部の上部を除く領域に形成されているこ
とが好ましい。
をa、前記第二導電型第二クラッド層表面から前記活性
層までの距離をbとしたとき、前記第二導電型コンタク
ト層側面の光出射端面からの距離cが、c>a+2bを
満たす範囲にあることが好ましい。
V族元素または不活性ガスのいずれかまたは複数を用い
ることができる。
記第二導電型埋込層の露出した表面が絶縁膜で覆われて
いる構成とする。その場合前記絶縁膜は、端面コート膜
であることが好ましい。
型埋込層の露出した表面が、イオン注入により高抵抗化
されている構成としてもよい。その場合、前記イオン注
入するイオン種として、水素、酸素、窒素、ヘリウム、
またはアルゴンを用いることができる。
×1018cm-3以下、前記第二導電型コンタクト層のキ
ャリア濃度は1×1019cm-3以上であることが好まし
い。
第一導電型半導体基板上に、少なくとも第一導電型クラ
ッド層、活性層、及び第二導電型クラッド層をこの順に
積層する工程と、形成された積層構造の光出射端面に不
純物ドープによる窓領域を形成する工程と、前記第二導
電型クラッド層を所定の深さまでエッチングしてリッジ
型導波路構造を形成する工程と、第一導電型電流ブロッ
ク層を選択成長する工程と、第二導電型埋込層、および
第二導電型コンタクト層をこの順に積層する工程と、前
記窓領域の直上の前記第二導電型コンタクト層を選択的
に除去する工程と、前記コンタクト層及び前記第二導電
型第二クラッド層の露出した表面に絶縁膜を形成する工
程とを有する。この製造方法は、リッジ型導波路構造を
有する半導体レーザ装置に適用される。
ザ装置の製造方法は、第一導電型半導体基板上に、少な
くとも第一導電型クラッド層、活性層、第二導電型クラ
ッド層、および第一導電型電流ブロック層をこの順に積
層する工程と、形成された積層構造の光出射端面に不純
物ドープによる窓領域を形成する工程と、前記第一導電
型電流ブロック層をエッチングして溝型導波路構造を形
成する工程と、第二導電型埋込層、および第二導電型コ
ンタクト層をこの順に積層する工程と、前記窓領域の直
上の前記第二導電型コンタクト層を選択的に除去する工
程と、前記コンタクト層及び前記第二導電型第二クラッ
ド層の露出した表面に絶縁膜を形成する工程とを有す
る。
クラッド層の露出した表面を、イオン注入により高抵抗
化する工程を有する製造方法も有効である。
工程において、前記第二導電型コンタクト層の上に形成
された第二導電型電極をマスクとしてエッチングする製
造方法、前記絶縁膜の形成工程を、端面コート膜の形成
工程と同一の工程により行う製造方法、あるいは、前記
イオン注入工程を、前記第二導電型電極をマスクとして
行う製造方法は、製造工程の簡素化に極めて有効であ
り、更に望ましい。
形態1における半導体レーザ装置の構造を示す。第一導
電型半導体基板101上に、第一導電型クラッド層10
2、活性層103、第二導電型クラッド層104、第一
導電型電流ブロック層105、第二導電型埋込層10
6、第二導電型コンタクト層107がこの順に積層され
ている。電流ブロック層105は、リッジ部111上に
は形成されていない。半導体素子の光出射端面には、不
純物ドープによる窓領域110が設けられている。窓領
域110の直上には、第二導電型コンタクト層107が
形成されず、後退領域となっている。第一導電型半導体
基板101の裏面には第1電極108が、コンタクト層
107の表面には第2電極109が形成されている。
ンタクト層107が除去された構造により、窓領域11
0の半導体層の抵抗率を増加させることができる。従っ
て、窓領域110内部に注入される無効電流が抑制さ
れ、素子の特性、信頼性を向上させることができる。し
かも、従来構造とは異なり、窓領域110と利得領域の
導波路構造が同じ構成となるため、窓領域110と利得
領域界面での光のカップリンクロスが無く、垂直拡がり
角の調整もより容易となる。
106については、光分布に影響しなければ、一部形成
されていなくても構わない。
後退領域および窓領域110等の寸法関係について示
す。図2(a)は図1(b)と同一の図であり、図2
(b)は、図2(a)におけるA部の拡大図である。窓
領域110の光出射端面からの距離をa、第二導電型第
二クラッド層106表面から活性層103までの距離を
bとしたとき、第二導電型コンタクト層107側面の光
出射端面からの距離cが、c>a+2bを満たすことが
望ましい。
ア濃度が1×1018cm-3以下であり、第二導電型コン
タクト層107のキャリア濃度が1×1019cm-3以上
であることが望ましい。
0直上に形成したレーザ装置をジャンクションダウンで
組み立てた場合の構成と、窓領域110近傍のキャリア
の流れを模式的に示す。図3(a)は全体の図であり、
図3(b)は、図3(a)におけるB部(窓領域110
近傍)の拡大図である。レーザ素子はエピ面を下にして
半田等の接着剤311でサブマウント312に固定され
る。図3(b)に、本レーザ素子に順方向バイアスを印
加した場合のキャリアの流れを模式的に示す。このよう
にコンタクト層307が窓領域110の直上に残留して
いる場合は、低抵抗(高濃度ドーピング)のコンタクト
層307内をキャリアが横方向にも十分拡散し、窓領域
110へキャリアが注入される。この結果、キャリア非
注入構造は不安定になる。
層307を完全に除去した場合でも、埋込層106内を
端面方法へとキャリアは拡散するが、上記のように窓領
域110の深さ、コンタクト層307のエッチング領域
の長さ、及び埋込層106表面から活性層103までの
距離と、埋込層106及びコンタクト層307のキャリ
ア濃度を最適化することで、キャリア非注入構造を安定
形成できる。
おける半導体レーザ装置の構造を示す。基本的な層構造
は実施の形態1と同様であり、同一の要素には同一の番
号を付して説明する。図4(a)は、レーザ素子をエピ
面を下にして半田等の接着剤411でサブマウン412
に固定した状態を示す。図4(b)および図4(c)
は、図4(a)における窓領域近傍すなわちC部を拡大
した図である。両図には、レーザ素子に順方向バイアス
を印加した場合のキャリアの流れが、矢印で模式的に示
される。
上(図4では直下)のコンタクト層107が除去されて
いる。
コンタクト層107を除去することにより露出した埋込
層106の表面とコンタクト層107側面等が、絶縁膜
413で被覆されている。それにより、ジャンクション
ダウンで組み立てた際に、半田等の接着剤411が上記
露出面に接触した場合でも、窓領域110へのキャリア
注入が抑制できる。従って、露出したコンタクト層10
7側面及び第二導電型埋込層106の表面が絶縁膜で覆
われていることは、キャリア非注入構造の安定形成に効
果的である。また、絶縁膜413が、端面コート膜と同
一であれば、工程の簡素化が実現でき、更に望ましい。
のコンタクト層107を除去することにより露出した埋
込層106の表面とコンタクト層107側面に、イオン
注入により高抵抗層414が形成されている。それによ
り、ジャンクションダウンで組み立てた際に、半田等の
接着剤411が上記露出面に接触した場合でも、窓領域
110へのキャリア注入が抑制できる。従って、露出し
たコンタクト層107側面及び第二導電型埋込層106
表面にイオン注入を行い高抵抗化することも、キャリア
非注入構造の安定形成に効果的である。
ロトン)、酸素、窒素、ヘリウム、アルゴンのいずれか
または複数であることが望ましい。
抵抗層414を同時に形成しても構わない。
ーザの場合を例として、本発明の実施の形態についてよ
り詳細に説明する。図5は、本発明の実施の形態3にお
ける半導体レーザ装置の製造工程を示す斜視図である。
ザ装置は、図5(e)に示される構造を有する。n型Ga
As基板501上に、有機金属気相成長法(MOCVD法)に
より、n型GaAsバッファ層502、n型Al0.55Ga0.45As
クラッド層503、アンドープAl0.3Ga0.7As光ガイド層
504、活性層505、Al0.3Ga0.7As光ガイド層50
6、p型Al0.55Ga0.45Asクラッド層507、n型Al0.62
Ga0.38As電流ブロック層514、p型GaAs埋込層50
8、p型GaAsコンタクト層509が順次積層されてい
る。光ガイド層504、活性層505および光ガイド層
506の積層によりSCH構造が構成されている。装置の
共振器長方向の中央部には、リッジ型のストライプ部5
10が形成されている。
(例えばSi)を注入、拡散することにより端面のエネル
ギーギャップを内部より大きくした、発振するレーザ光
に対して透明な構造である窓領域511が形成されてい
る。GaAsコンタクト層509は、窓領域511の直上の
み除去されて、その上にはp側電極512が形成されて
いる。n型GaAs基板501の裏面には、n側電極513
が形成されている。
装置の製造方法の工程について、図5を参照しながら説
明する。
板501(Siドープ2×1018cm -3)上に、MOCVD法
により、n型GaAsバッファー層502(Siドープ1×1
018cm-3、膜厚0.5μm)、n型Al0.55Ga0.45Asク
ラッド層503(Siドープ1×1018cm-3、膜厚2.
5μm)、アンドープAl0.3Ga0.7As光ガイド層504
(膜厚0.03μm)、アンドープGaAs活性層505
(膜厚8nm)、Al0.3Ga0 .7As光ガイド層506(膜厚
0.03μm)、p型Al0.55Ga0.45Asクラッド層507
(Znドープ1×1018cm-3、膜厚1.1μm)を積層
し、結晶層を形成する。この際に、出射端面(斜視図右
前面)の活性層505内に不純物を注入、拡散させて、
窓領域511を形成する。不純物としては、例えばSiや
Znを用いる。不純物注入領域は、出射端面から例えば2
5μmの深さとする。
上層の上面にSiO2膜515(0.3μm厚)を成膜し、
フォトリソグラフ工程とエッチングによりストライプ状
に形成する。それをマスクとして、p型Al0.55Ga0.45As
クラッド層507を、酒石酸系エッチング液で所定の深
さまでエッチングして、リッジ型のストライプ部510
を形成する。このストライプの幅は、1〜250μm程
度にする。
0.62Ga0.38As電流ブロック層514(Siドープ1×10
18cm-3、膜厚1μm)を、SiO2膜515をマスクとし
て選択成長させた後、SiO2膜515を除去する。
0.56Ga0.44As埋込層508(Znドープ7×1017c
m-3、膜厚1.5μm)、p型GaAsコンタクト層509
(Znドープ2×1019cm-3、膜厚2.5μm)をMOCV
D法により形成する。
層509上面に、p側電極512としてTi/Auをこの順
に成膜する。更にフォトリソグラフ工程により、窓領域
511の直上部が開口したレジストパターンを形成し、
ヨード系エッチング液によりAu層を、フッ酸系エッチン
グ液によりTi層を除去する。更にTi層をマスクとして、
酒石酸系エッチング液にて窓領域511直上のp型GaAs
コンタクト層509を除去する。このときのp型GaAsコ
ンタクト層509のエッチング領域は、出射端面から例
えば35μmとする。
00μm程度の厚さにした後、研磨面にn側電極513
として、AuGe/Ni/Auをこの順に成膜する。その後、40
0℃でアロイを行いオーミック電極とする。
図5(e)に示すような半導体レーザ装置が得られる。
端面を、図6に示すように誘電体膜でコーティングし、
光共振器を形成し完成させる。例えばへき開したバー状
のレーザ素子601をSi製のスペーサー602により挟
み、両端面を誘電体膜でコーティングする処理を行う。
す。この場合、端面コート膜形成材料603は、レーザ
素子601の端面にほぼ垂直方向から入射する。これに
対して図6(b)に示すように、図5の工程で除去した
コンタクト層509側が端面コート膜で被覆され易いよ
うに、入射方向を傾ける成膜方法がより有効である。傾
斜角度は大きいほど、絶縁効果は大きいが、傾斜角度が
大き過ぎるとレーザ素子端面部のコート膜厚が薄くな
り、反射率を制御できなくなる。従って、傾斜角度はで
きる限り小さいほうが良い。例えばRFまたはECRス
パッター装置を用いれば、成膜時のコート膜の回り込み
効果が期待できるため、傾斜角度は小さく設定できる。
このように端面コート膜によりp型GaAsコンタクト層5
09のエッチング領域の絶縁を行うことにより、ジャン
クションダウン組み立ての場合でもより安定したキャリ
ア非注入構造を、より簡便に形成できる。
ーザ装置は、端面での光吸収が小さく、CODするまで
の光出力が大きい。更に、窓領域へのキャリア注入が抑
制されるため、素子の信頼性や製造上の歩留まりも高
い。
ーザ、AlGaInN系青色レーザにも適用可能である。
形態4における半導体レーザの製造工程を示す斜視図で
ある。本実施形態において製造される半導体レーザ装置
は、図7(d)に示される構造を有する。n型GaAs基板
701上に、有機金属気相成長法(MOCVD法)によりn
型GaAsバッファ層702、n型Al0.55Ga0.45Asクラッド
層703、アンドープAl0.3Ga0.7As光ガイド層704、
活性層705、Al0.3Ga0.7As光ガイド層706、p型Al
0.55Ga0.45Asクラッド層707、p型GaAsエッチストッ
プ層708、n型Al0.62Ga0.38As電流ブロック層70
9、p型Al0.56Ga0.44As埋込層 710、p型GaAsコン
タクト層711が順次積層されている。光ガイド層70
4、活性層705および光ガイド層706の積層により
SCH構造が構成されている。装置の共振器長方向の中央
部には、溝型のストライプ部712が形成されている。
(例えばSi)を注入、拡散することにより端面のエネル
ギーギャップを内部より大きくした、発振するレーザ光
に対して透明な窓領域713が形成されている。GaAsコ
ンタクト層711は、窓領域713直上のみ除去されて
おり、その上にはp側電極714が形成されている。n
型GaAs基板701の裏面には、n側電極715が形成さ
れている。
装置の製造方法について、図7を参照しながら説明す
る。
板701(Siドープ2×1018cm -3)上にMOCVD法に
より、n型GaAsバッファー層702(Siドープ1×10
18cm-3、膜厚0.5μm)、n型Al0.55Ga0.45Asクラ
ッド層703(Siドープ1×1018cm-3、膜厚2.5
μm)、アンドープAl0.3Ga0.7As光ガイド層704(膜
厚0.03μm)、アンドープGaAs活性層705(膜厚
8nm)、Al0.3Ga0.7As光ガイド層(膜厚0.03μ
m)706、p型Al0.55Ga0.45Asクラッド層707(Zn
ドープ1×1018cm-3、膜厚0.1μm)、p型GaAs
エッチストップ層708(Znドープ7×1017cm-3、
膜厚2nm)、n型Al0.62Ga0.38As電流ブロック層70
9(Siドープ1×1018cm-3、膜厚0.7μm)を
積層し、結晶層を形成する。この際に、出射端面(斜視
図右前面)の活性層705内に不純物を注入、拡散させ
て、窓領域713を形成する。不純物としては、例えば
SiやZnを用いる。不純物注入領域は、出射端面から例え
ば25μmとする。
よりストライプ状の開口部を有するマスクを形成し、図
7(b)に示すように、n型Al0.62Ga0.38As電流ブロッ
ク層709をフッ酸系エッチング液でp型GaAsエッチス
トップ層708までエッチングして、溝型のストライプ
部712を形成する。このときストライプ幅は1〜25
0μm程度にする。
0.56Ga0.44As埋込層 710(Znドープ7×1017cm
-3、膜厚2.5μm)、p型GaAsコンタクト層711
(Znドープ2×1019cm-3、膜厚2.5μm)をMOCV
D法により形成する。
としてTi/Auをこの順に成膜する。更にフォトリソグラ
フ工程により、窓領域713の直上部が開口したレジス
トパターンを形成し、ヨード系エッチング液によりAu層
を、フッ酸系エッチング液によりTi層を除去する。次に
Ti層をマスクとして、酒石酸系エッチング液により窓領
域713直上のp型GaAsコンタクト層711を除去す
る。このときのp型GaAsコンタクト層711のエッチン
グ領域は、出射端面から例えば35μmとする。
00μm程度の厚さにした後、研磨面にn側電極715
としてAuGe/Ni/Auをこの順に成膜する。その後、400
℃でアロイを行いオーミック電極とする。
で、図7(d)に示すような半導体レーザ装置が得られ
る。更に図6に示したように、へき開したバー状のレー
ザ素子の両端面を誘電体膜でコーティングし、光共振器
を形成し完成させる。
ーザ装置は、端面での光吸収が小さく、CODするまで
の光出力が大きく、かつ、不純物注入領域へのキャリア
注入が抑制されるため、素子の信頼性や製造上の歩留ま
りも高い。
と比較して1回少ないため、工程の簡素化と低コスト化
を実現できる。
ーザ、AlGaInN系青色レーザにも適用可能である。
形態5における半導体レーザの製造工程を示す斜視図で
ある。本実施形態において製造される半導体レーザ装置
は、図8(e)に示す構造を有する。n型GaAs基板80
1上に、有機金属気相成長法(MOCVD法)により、n型G
aAsバッファ層802、n型Al0.55Ga0.45Asクラッド層
803、アンドープAl0.3Ga0.7As光ガイド層804、活
性層805、Al0.3Ga0.7As光ガイド層806、p型Al
0.55Ga0.45Asクラッド層807、p型GaAsエッチストッ
プ層808、n型Al0.62Ga0.38As電流ブロック層80
9、p型Al0.56Ga0.44As埋込層 810、p型GaAsコン
タクト層811が順次積層されている。光ガイド層80
4、活性層805および光ガイド層806の積層により
SCH構造が構成されている。装置の共振器長方向の中央
部には、溝型のストライプ部812が形成されている。
(例えばSi)を注入、拡散することにより端面のエネ
ルギーギャップを内部より大きくして、発振するレーザ
光に対して透明な窓領域813が形成されている。GaAs
コンタクト層811は、窓領域813直上のみ除去され
ており、その上面にはp側電極814が形成されてい
る。n型GaAs基板801の裏面には、n側電極815が
形成されている。埋込層810の、p型電極814で被
覆されていない表面及びコンタクト層811の端面に
は、イオン注入(例えばH)により高抵抗化領域815
が形成されている。
置の製造方法について、図8を参照しながら説明する。
板801(Siドープ2×1018cm -3)上に、MOCVD法
により、n型GaAsバッファー層802(Siドープ1×1
018cm-3、膜厚0.5μm)、n型Al0.55Ga0.45Asク
ラッド層803(Siドープ1×1018cm-3、膜厚2.
5μm)、アンドープAl0.3Ga0.7As光ガイド層804
(膜厚0.03μm)、アンドープGaAs活性層805
(膜厚8nm)、Al0.3Ga0 .7As光ガイド層(膜厚0.0
3μm)806、p型Al0.55Ga0.45Asクラッド層807
(Znドープ1×1018cm-3、膜厚0.1μm)、p型
GaAsエッチストップ層808(Znドープ7×1017cm
-3、膜厚2nm)、n型Al0.62Ga0.38As電流ブロック層
809(Siドープ1×1018cm-3、膜厚0.7μ
m)を積層し、結晶層を形成する。この際に、出射端面
(斜視図右前面)の活性層805内に不純物を注入、拡
散して窓領域813を形成する。不純物としては、例え
ばSiやZnを用いる。不純物注入領域は、出射端面から例
えば25μmとする。
によりストライプ状の開口部を有するマスクを形成し、
図8(b)に示すように、n型Al0.62Ga0.38As電流ブロ
ック層809を、フッ酸系エッチング液でp型GaAsエッ
チストップ層808までエッチングして、溝型のストラ
イプ部812を形成する。このときストライプ幅は1〜
250μm程度にする。
0.56Ga0.44As埋込層 810(Znドープ7×1017cm
-3、膜厚2.5μm)、p型GaAsコンタクト層811
(Znドープ2×1019cm-3、膜厚2.5μm)をMOCV
D法により形成する。
面に、p側電極814としてTi/Auをこの順に成膜す
る。更にフォトリソグラフ工程により窓領域813の直
上部が開口したレジストパターンを形成し、ヨード系エ
ッチング液でAu層を、フッ酸系エッチング液によりTi層
を除去する。次にTi層をマスクとして、酒石酸系エッチ
ング液により窓領域813直上のp型GaAsコンタクト層
811を除去する。このときのp型GaAsコンタクト層8
11のエッチング領域は、出射端面から例えば35μm
とする。
(プロトン)イオンを埋込層810表面と、コンタクト
層811の端面に注入し、高抵抗化する。このときの注
入条件は、加速電圧50keV以上、ドーズ量1×10
15cm-2以上とする。
0μm程度の厚さにした後、研磨面にn側電極815と
して、AuGe/Ni/Auをこの順に成膜する。その後、400
℃でアロイを行いオーミック電極とする。
で、図8(e)に示すような半導体レーザ装置が得られ
る。更に図6に示すように、例えばへき開したバー状の
レーザ素子の両端面を誘電体膜でコーティングし、光共
振器を形成し完成させる。
ーザ装置は、端面での光吸収が小さく、CODするまで
の光出力が大きく、かつ、不純物注入領域へのキャリア
注入が抑制されるため、素子の信頼性や製造上の歩留ま
りも高い。
と比較して1回少ないため、工程の簡素化と低コスト化
が実現できる。
れたAlGaAs系赤外レーザに限らず、AlGaInP系赤色レー
ザ、AlGaInN系青色レーザにも適用可能である。
構造を有する半導体レーザにおいて、窓領域上の低抵抗
のコンタクト層が除去された構造とすることにより、窓
領域の半導体層の抵抗率を増加させることができる。従
って、窓領域内部に注入される無効電流が抑制され、素
子の特性、信頼性を向上させることができる。
領域の導波路構造を同じ構成とすることができるため、
窓領域と利得領域界面での光のカップリンクロスが無
く、垂直拡がり角の調整もより容易となる。
とにより、素子をジャンクションダウンで組み立てた場
合でも、半田等の接着剤の接触による窓領域への電流注
入を抑制できる。
ば、窓領域の電流ブロック層形成が不要になるため、電
流ブロック層成長時のプロセスが簡素化できる。従っ
て、再成長界面に起因する欠陥発生を抑制でき、かつ作
製工程も削減できる。
と同一とすることで、工程数を増やすことなく、より安
定したキャリア非注入構造を安価に形成できる。
体レーザ装置の斜視図、(b)および(c)はその断面
図
示す図であり、(a)は全体の断面図、(b)は要部の
拡大図
状態におけるキャリアの流れを示す図であり、(a)は
全体の断面図、(b)はその要部の拡大図
立てた状態におけるキャリアの流れを示す図であり、
(a)は全体の断面図、(b)及び(c)はそれぞれ異
なる例の要部の拡大図
造方法の工程を示す斜視図
を説明するための断面図
造方法の工程を示す斜視図
造方法の工程を示す斜視図
レーザ装置を示す図であり、(a)はその斜視図、
(b)および(c)は断面図
おけるキャリアの流れを示す図であり、(a)は全体の
断面図、(b)はその要部拡大図
の構造を説明するための図であり、(a)は斜視図、
(b)および(c)は断面図
斜視図
層 504、704、804 アンドープAl0.3Ga0.7As光ガ
イド層 505、705、805 活性層 506、706、806 Al0.3Ga0.7As光ガイド層 507、707、807 p型Al0.55Ga0.45Asクラッド
層 508 p型GaAs埋込層 509、711、811 p型GaAsコンタクト層 510、712、812 ストライプ部 511、713、813 窓領域 512、714、814 p側電極 513、715、815 n側電極 514、809 n型Al0.62Ga0.38As電流ブロック層 515 SiO2膜 708、808 p型GaAsエッチストップ層 709 n型Al0.62Ga0.38As電流ブロック層 710、810 p型Al0.56Ga0.44As埋込層 815 高抵抗化領域
Claims (16)
- 【請求項1】 第一導電型半導体基板上に形成された、
第一導電型クラッド層、活性層、第二導電型クラッド
層、第一導電型電流ブロック層、第二導電型埋込層、お
よび第二導電型コンタクト層を含む積層構造を備え、前
記積層構造の光出射端面に不純物ドープにより窓領域が
形成されるとともに、前記第二導電型コンタクト層が前
記窓領域の直上の領域を除いて配置されたキャリア非注
入構造を有することを特徴とする半導体レーザ装置。 - 【請求項2】 前記電流ブロック層が、ストライプ部の
上部を除く領域に形成されていることを特徴とする請求
項1に記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項3】 前記窓領域の光出射端面からの距離を
a、前記第二導電型第二クラッド層表面から前記活性層
までの距離をbとしたとき、前記第二導電型コンタクト
層側面の光出射端面からの距離cが、c>a+2bを満
たす範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の半導
体レーザ装置。 - 【請求項4】 前記不純物がII族元素、IV族元素ま
たは不活性ガスのいずれかまたは複数からなることを特
徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体レ
ーザ装置。 - 【請求項5】 前記コンタクト層及び前記第二導電型埋
込層の露出した表面が絶縁膜で覆われていることを特徴
とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体レー
ザ装置。 - 【請求項6】 前記絶縁膜が、端面コート膜であること
を特徴とする請求項5に記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項7】 前記コンタクト層及び前記第二導電型埋
込層の露出した表面が、イオン注入により高抵抗化され
ていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に
記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項8】 前記イオン注入するイオン種が、水素、
酸素、窒素、ヘリウム、またはアルゴンであることを特
徴とする請求項7に記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項9】 前記第二導電型埋込層のキャリア濃度が
1×1018cm-3以下であり、前記第二導電型コンタク
ト層のキャリア濃度が1×1019cm-3以上であること
を特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の半導
体レーザ装置。 - 【請求項10】 第一導電型半導体基板上に、少なくと
も第一導電型クラッド層、活性層、及び第二導電型クラ
ッド層をこの順に積層する工程と、形成された積層構造
の光出射端面に不純物ドープによる窓領域を形成する工
程と、前記第二導電型クラッド層を所定の深さまでエッ
チングしてリッジ型導波路構造を形成する工程と、第一
導電型電流ブロック層を選択成長する工程と、第二導電
型埋込層、および第二導電型コンタクト層をこの順に積
層する工程と、前記窓領域の直上の前記第二導電型コン
タクト層を選択的に除去する工程と、前記コンタクト層
及び前記第二導電型第二クラッド層の露出した表面に絶
縁膜を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
レーザ装置の製造方法。 - 【請求項11】 第一導電型半導体基板上に、少なくと
も第一導電型クラッド層、活性層、第二導電型クラッド
層、および第一導電型電流ブロック層をこの順に積層す
る工程と、形成された積層構造の光出射端面に不純物ド
ープによる窓領域を形成する工程と、前記第一導電型電
流ブロック層をエッチングして溝型導波路構造を形成す
る工程と、第二導電型埋込層、および第二導電型コンタ
クト層をこの順に積層する工程と、前記窓領域の直上の
前記第二導電型コンタクト層を選択的に除去する工程
と、前記コンタクト層及び前記第二導電型第二クラッド
層の露出した表面に絶縁膜を形成する工程とを有するこ
とを特徴とする半導体レーザ装置の製造方法。 - 【請求項12】 第一導電型半導体基板上に、少なくと
も第一導電型クラッド層、活性層、及び第二導電型クラ
ッド層をこの順に積層する工程と、形成された積層構造
の光出射端面に不純物ドープによる窓領域を形成する工
程と、前記第二導電型クラッド層を所定の深さまでエッ
チングしてリッジ型導波路構造を形成する工程と、第一
導電型電流ブロック層を選択成長する工程と、第二導電
型埋込層、および第二導電型コンタクト層をこの順に積
層する工程と、前記窓領域の直上の前記第二導電型コン
タクト層を選択的に除去する工程と、前記コンタクト層
及び前記第二導電型第二クラッド層の露出した表面をイ
オン注入により高抵抗化する工程とを有することを特徴
とする半導体レーザ装置の製造方法。 - 【請求項13】 第一導電型半導体基板上に、少なくと
も第一導電型クラッド層、活性層、第二導電型クラッド
層、および第一導電型電流ブロック層をこの順に積層す
る工程と、形成された積層構造の光出射端面に不純物ド
ープによる窓領域を形成する工程と、前記第一導電型電
流ブロック層をエッチングして溝型導波路構造を形成す
る工程と、第二導電型埋込層、および第二導電型コンタ
クト層をこの順に積層する工程と、前記窓領域の直上の
前記第二導電型コンタクト層を選択的に除去する工程
と、前記コンタクト層及び前記第二導電型第二クラッド
層の露出した表面をイオン注入により高抵抗化する工程
とを有することを特徴とする半導体レーザ装置の製造方
法。 - 【請求項14】 前記第二導電型コンタクト層の除去工
程において、前記第二導電型コンタクト層の上に形成さ
れた第二導電型電極をマスクとしてエッチングを行うこ
とを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載
の半導体レーザ装置の製造方法。 - 【請求項15】 前記絶縁膜の形成工程が、端面コート
膜の形成工程と同一の工程により行われることを特徴と
する請求項10または11に記載の半導体レーザ装置の
製造方法。 - 【請求項16】 前記イオン注入工程を、前記第二導電
型コンタクト層の上に形成された第二導電型電極をマス
クとして行うことを特徴とする請求項12または13に
記載の半導体レーザ装置の製造方法。
Priority Applications (1)
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