JP2003134636A - ワイヤハーネスの保護構造 - Google Patents
ワイヤハーネスの保護構造Info
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- JP2003134636A JP2003134636A JP2001326108A JP2001326108A JP2003134636A JP 2003134636 A JP2003134636 A JP 2003134636A JP 2001326108 A JP2001326108 A JP 2001326108A JP 2001326108 A JP2001326108 A JP 2001326108A JP 2003134636 A JP2003134636 A JP 2003134636A
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- Japan
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- wire harness
- corrugated tube
- type corrugated
- tube
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ワイヤハーネスに装着するコルゲートチュー
ブの保護性能を損なうことなく、軽量化を図る。 【解決手段】 ワイヤハーネスが外部干渉材と干渉する
側に、半円環形状で周壁を凹凸に形成したハーフタイプ
・コルゲートチューブをワイヤハーネスに取り付け、該
ハーフタイプ・コルゲートチューブをテープ巻きしてワ
イヤハーネスに固着している。該ハーフタイプ・コルゲ
ートチューブには、半円環形状に嵌合部を備えると共に
該嵌合部から車体係止部を突設しているハーフタイプ・
コルゲート用のクランプを取り付け、ボデーの干渉部の
両側にクランプを固定し、ワイヤハーネスに外装したハ
ーフタイプ・コルゲートチューブが干渉部を跨ぐように
配索している。
ブの保護性能を損なうことなく、軽量化を図る。 【解決手段】 ワイヤハーネスが外部干渉材と干渉する
側に、半円環形状で周壁を凹凸に形成したハーフタイプ
・コルゲートチューブをワイヤハーネスに取り付け、該
ハーフタイプ・コルゲートチューブをテープ巻きしてワ
イヤハーネスに固着している。該ハーフタイプ・コルゲ
ートチューブには、半円環形状に嵌合部を備えると共に
該嵌合部から車体係止部を突設しているハーフタイプ・
コルゲート用のクランプを取り付け、ボデーの干渉部の
両側にクランプを固定し、ワイヤハーネスに外装したハ
ーフタイプ・コルゲートチューブが干渉部を跨ぐように
配索している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス保
護構造に関し、詳しくは、自動車やＯＡ機器等のボデー
に沿って配索されるワイヤハーネスに対して外部干渉を
うけやすい部位に取り付けるコルゲートチューブを改良
したものである。
護構造に関し、詳しくは、自動車やＯＡ機器等のボデー
に沿って配索されるワイヤハーネスに対して外部干渉を
うけやすい部位に取り付けるコルゲートチューブを改良
したものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車やＯＡ機器等のボデーに沿って配
索されるワイヤハーネスには、ボデーの溶接エッジ等の
外部干渉材からの保護を目的としてコルゲートチューブ
を外装しており、図８は、従来の樹脂製のコルゲートチ
ューブ１を示している。該コルゲートチューブ１は、周
壁が凹凸に形成された円筒形状であり、ワイヤハーネス
Ｗ／Ｈの全周を覆って保護している。上記コルゲートチ
ューブ１は、その全周に外嵌するコルゲート・クランプ
（図示せず）を介してボデーに固定されている。
索されるワイヤハーネスには、ボデーの溶接エッジ等の
外部干渉材からの保護を目的としてコルゲートチューブ
を外装しており、図８は、従来の樹脂製のコルゲートチ
ューブ１を示している。該コルゲートチューブ１は、周
壁が凹凸に形成された円筒形状であり、ワイヤハーネス
Ｗ／Ｈの全周を覆って保護している。上記コルゲートチ
ューブ１は、その全周に外嵌するコルゲート・クランプ
（図示せず）を介してボデーに固定されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記ワイヤハーネスＷ
／Ｈを干渉する対象物は、ボデーＢの溶接エッジＥやパ
イプ等であり、ワイヤハーネスＷ／Ｈと干渉材との相対
位置関係は固定され、ワイヤハーネスの全周と干渉する
のではなく、干渉材と対向する半周部が干渉されること
となる。しかしながら、従来のコルゲートチューブ１
は、ワイヤハーネスの全周を保護する構造となってい
る。即ち、干渉される恐れがなく、保護の必要がない側
までコルゲートチューブで覆った過重保護となってお
り、かつ、コルゲートチューブの使用箇所が増大してい
るために、車両重量の増大につながる問題がある。
／Ｈを干渉する対象物は、ボデーＢの溶接エッジＥやパ
イプ等であり、ワイヤハーネスＷ／Ｈと干渉材との相対
位置関係は固定され、ワイヤハーネスの全周と干渉する
のではなく、干渉材と対向する半周部が干渉されること
となる。しかしながら、従来のコルゲートチューブ１
は、ワイヤハーネスの全周を保護する構造となってい
る。即ち、干渉される恐れがなく、保護の必要がない側
までコルゲートチューブで覆った過重保護となってお
り、かつ、コルゲートチューブの使用箇所が増大してい
るために、車両重量の増大につながる問題がある。
【０００４】また、ワイヤハーネスの全周をコルゲート
チューブで覆うことによりワイヤハーネスの配索スペー
スが大きくなると共に、さらに、このコルゲートチュー
ブの全周をコルゲート・クランプで外嵌すると、外径が
更に増大し、小さいスペースしかない場合には、ワイヤ
ハーネスの配索やクランプ止めが困難となる問題もあ
る。
チューブで覆うことによりワイヤハーネスの配索スペー
スが大きくなると共に、さらに、このコルゲートチュー
ブの全周をコルゲート・クランプで外嵌すると、外径が
更に増大し、小さいスペースしかない場合には、ワイヤ
ハーネスの配索やクランプ止めが困難となる問題もあ
る。
【０００５】さらに、従来、コルゲートチューブ１内に
ワイヤハーネスを通す作業は、長さ方向に設けられてい
るスリットを押し開いてワイヤハーネスを通している
が、このスリットから電線がはみ出し、はみ出した電線
がスリットのエッジで損傷を受ける場合がある等の問題
がある。
ワイヤハーネスを通す作業は、長さ方向に設けられてい
るスリットを押し開いてワイヤハーネスを通している
が、このスリットから電線がはみ出し、はみ出した電線
がスリットのエッジで損傷を受ける場合がある等の問題
がある。
【０００６】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、保護すべき部分を保護し、保護が不要な部分まで過
重に保護しないようにして、コルゲートチューブの軽量
化、必要スペースの減少等を図ることを課題としてい
る。
で、保護すべき部分を保護し、保護が不要な部分まで過
重に保護しないようにして、コルゲートチューブの軽量
化、必要スペースの減少等を図ることを課題としてい
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、被取付材に沿って配索されるワイヤハー
ネスの一部が該被取付材の干渉部と接触する部分に取り
付けられるワイヤハーネス保護部材であって、半円環形
状で周壁を凹凸に形成したハーフタイプ・コルゲートチ
ューブを上記ワイヤハーネスの干渉材と接触する側に被
せ、該ハーフタイプ・コルゲートチューブをテープ巻き
してワイヤハーネスに固着していることを特徴するワイ
ヤハーネスの保護構造を提供している。
め、本発明は、被取付材に沿って配索されるワイヤハー
ネスの一部が該被取付材の干渉部と接触する部分に取り
付けられるワイヤハーネス保護部材であって、半円環形
状で周壁を凹凸に形成したハーフタイプ・コルゲートチ
ューブを上記ワイヤハーネスの干渉材と接触する側に被
せ、該ハーフタイプ・コルゲートチューブをテープ巻き
してワイヤハーネスに固着していることを特徴するワイ
ヤハーネスの保護構造を提供している。
【０００８】上記のように、本発明では、従来の断面円
環形状のコルゲートチューブの半分の断面積の半円環形
状のハーフタイプ・コルゲートチューブをワイヤハーネ
スの保護部材として使用し、このハーフタイプ・コルゲ
ートチューブを干渉材が位置する方向に取り付けてい
る。よって、干渉材がある側にはコルゲートチューブが
存在するため保護性能を損なうことなく、かつ、重量は
半減するため軽量化を図ることができる。かつ、該コル
ゲートチューブに取り付けるコルゲートクランプの嵌合
部も半円環形状でよいため、所要スペースも小さくする
ことができる。
環形状のコルゲートチューブの半分の断面積の半円環形
状のハーフタイプ・コルゲートチューブをワイヤハーネ
スの保護部材として使用し、このハーフタイプ・コルゲ
ートチューブを干渉材が位置する方向に取り付けてい
る。よって、干渉材がある側にはコルゲートチューブが
存在するため保護性能を損なうことなく、かつ、重量は
半減するため軽量化を図ることができる。かつ、該コル
ゲートチューブに取り付けるコルゲートクランプの嵌合
部も半円環形状でよいため、所要スペースも小さくする
ことができる。
【０００９】また、上記ハーフタイプ・コルゲートチュ
ーブにワイヤハーネスを通す際、従来のコルゲートチュ
ーブのようにスリットを押し開いてワイヤハーネスをチ
ューブ内に押し込む必要はなく、半円環形状であるた
め、大きな開口からワイヤハーネスをチューブ内に挿入
でき、ワイヤハーネスの通し作業を容易に行うことがで
きる。
ーブにワイヤハーネスを通す際、従来のコルゲートチュ
ーブのようにスリットを押し開いてワイヤハーネスをチ
ューブ内に押し込む必要はなく、半円環形状であるた
め、大きな開口からワイヤハーネスをチューブ内に挿入
でき、ワイヤハーネスの通し作業を容易に行うことがで
きる。
【００１０】上記ハーフタイプ・コルゲートチューブ
は、半円環形状のチューブ嵌合部を備えると共に、該チ
ューブ嵌合部の外周面の周方向の中央から車体係止部を
突設しているハーフタイプ・コルゲート用のクランプを
用い、該クランプのチューブ嵌合部を上記ハーフタイプ
・コルゲートチューブに外嵌して上記車体係止部上記干
渉部の近傍の上記被取付材に固定している。
は、半円環形状のチューブ嵌合部を備えると共に、該チ
ューブ嵌合部の外周面の周方向の中央から車体係止部を
突設しているハーフタイプ・コルゲート用のクランプを
用い、該クランプのチューブ嵌合部を上記ハーフタイプ
・コルゲートチューブに外嵌して上記車体係止部上記干
渉部の近傍の上記被取付材に固定している。
【００１１】具体的には、上記ボデーは自動車のボデー
からなり、ボデーの溶接部を挟む両側に係止ブラケット
を突設し、上記ハーフタイプ・コルゲートチューブの長
さ方向の両側に取り付けた上記ハーフタイプ用コルゲー
トクランプの車体係止部に設けた係止穴に上記係止ブラ
ケットを挿入係止し、上記ボデーの溶接部に当たる位置
のワイヤハーネスに上記ハーフタイプ・コルゲートチュ
ーブを取り付けている。
からなり、ボデーの溶接部を挟む両側に係止ブラケット
を突設し、上記ハーフタイプ・コルゲートチューブの長
さ方向の両側に取り付けた上記ハーフタイプ用コルゲー
トクランプの車体係止部に設けた係止穴に上記係止ブラ
ケットを挿入係止し、上記ボデーの溶接部に当たる位置
のワイヤハーネスに上記ハーフタイプ・コルゲートチュ
ーブを取り付けている。
【００１２】上記ハーフタイプ・コルゲートチューブに
取り付けるクランプは、例えば、チューブ嵌合部は断面
半円環形状とし、その周壁に上記ハーフタイプ・コルゲ
ートチューブの凹凸に外嵌する凹凸部を備えて形状とし
て横ずれを防止し、かつ、チューブ嵌合部の両端より折
返片を設けて、ハーフタイプ・コルゲートチューブの周
壁先端に被せて係止する形状としている。さらに、該チ
ューブ嵌合部の外周面の周方向の中心より突設する車体
係止部は略断面台形状の肉厚突出部とし、該車体係止部
の中央に先端面より、ボデー側の係止ブラケットを挿入
する係止穴を穿設し、該係止穴の内周面にロック爪を設
け、上記係止ブラケットに穿設している係止穴に挿入係
止している。
取り付けるクランプは、例えば、チューブ嵌合部は断面
半円環形状とし、その周壁に上記ハーフタイプ・コルゲ
ートチューブの凹凸に外嵌する凹凸部を備えて形状とし
て横ずれを防止し、かつ、チューブ嵌合部の両端より折
返片を設けて、ハーフタイプ・コルゲートチューブの周
壁先端に被せて係止する形状としている。さらに、該チ
ューブ嵌合部の外周面の周方向の中心より突設する車体
係止部は略断面台形状の肉厚突出部とし、該車体係止部
の中央に先端面より、ボデー側の係止ブラケットを挿入
する係止穴を穿設し、該係止穴の内周面にロック爪を設
け、上記係止ブラケットに穿設している係止穴に挿入係
止している。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図１は、本発明の第１実施形態の
保護構造に使用する樹脂成形品からなるハーフタイプ・
コルゲートチューブ１０であり、図２はハーフタイプ・
コルゲートチューブ用のクランプ２０である。
を参照して説明する。図１は、本発明の第１実施形態の
保護構造に使用する樹脂成形品からなるハーフタイプ・
コルゲートチューブ１０であり、図２はハーフタイプ・
コルゲートチューブ用のクランプ２０である。
【００１４】上記ハーフタイプ・コルゲートチューブ１
０は、断面半円環形状とした周壁１０ａが長さ方向に凹
部１１と凸部１２を交互に連続させたコルゲート形状と
しており、前記図８の従来の円環形状のコルゲートチュ
ーブ１を長さ方向に沿って半割りした形状としている。
０は、断面半円環形状とした周壁１０ａが長さ方向に凹
部１１と凸部１２を交互に連続させたコルゲート形状と
しており、前記図８の従来の円環形状のコルゲートチュ
ーブ１を長さ方向に沿って半割りした形状としている。
【００１５】上記クランプ２０は、ハーフタイプ・コル
ゲートチューブ１０の外周面に外嵌する凹部２１ａと凸
部２１ｂを有する半円環形状のチューブ嵌合部２１と、
該チューブ嵌合部２１の外周面の周方向の略中心部から
断面台形状の厚肉に突出した車体係止部２４を一体成形
で設けている。該車体係止部２４の略中央部には係止穴
２４ａを設け、該係止穴２４ａの内面からロック爪２４
ｂを突設している。また、チューブ嵌合部２１の両端よ
り折返片２３を設けて、ハーフタイプ・コルゲートチュ
ーブの周壁先端に被せて係止する形状としている。
ゲートチューブ１０の外周面に外嵌する凹部２１ａと凸
部２１ｂを有する半円環形状のチューブ嵌合部２１と、
該チューブ嵌合部２１の外周面の周方向の略中心部から
断面台形状の厚肉に突出した車体係止部２４を一体成形
で設けている。該車体係止部２４の略中央部には係止穴
２４ａを設け、該係止穴２４ａの内面からロック爪２４
ｂを突設している。また、チューブ嵌合部２１の両端よ
り折返片２３を設けて、ハーフタイプ・コルゲートチュ
ーブの周壁先端に被せて係止する形状としている。
【００１６】上記ハーフタイプ・コルゲートチューブ１
０は、図３（Ａ）に示すようにワイヤハーネスＷ／Ｈに
取り付けると共に、該ハーフタイプ・コルゲートチュー
ブ１０にクランプ２０を取り付け、図３（Ｂ）に示すよ
うに、ボデーＢ−１とＢ−２との間に跨がって、ハーフ
タイプ・コルゲートチューブ１０をボデーＢ側として配
索される。
０は、図３（Ａ）に示すようにワイヤハーネスＷ／Ｈに
取り付けると共に、該ハーフタイプ・コルゲートチュー
ブ１０にクランプ２０を取り付け、図３（Ｂ）に示すよ
うに、ボデーＢ−１とＢ−２との間に跨がって、ハーフ
タイプ・コルゲートチューブ１０をボデーＢ側として配
索される。
【００１７】詳しくは、テープで粗巻きしたワイヤハー
ネスＷ／ＨがボデーＢと対向する側にハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０を被せ、その両端にテープＴを巻
きつけて、ワイヤハーネスＷ／Ｈにハーフタイプ・コル
ゲートチューブ１０を固着する。次に、ハーフタイプ・
コルゲートチューブ１０の両端のテープＴで巻き付けた
部位の近くにクランプ２０を取り付ける。即ち、クラン
プ２０のチューブ嵌合部２１の凹凸をハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０の凹凸に重ねて外嵌すると共に、
チューブ嵌合部２１の両端の上部折返片２３をハーフタ
イプ・コルゲートチューブ１０の上端より被せて係止し
ている。これにより、クランプ２０はハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０に対して横ずれ及び脱落が発生せ
ずに取り付けられる。
ネスＷ／ＨがボデーＢと対向する側にハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０を被せ、その両端にテープＴを巻
きつけて、ワイヤハーネスＷ／Ｈにハーフタイプ・コル
ゲートチューブ１０を固着する。次に、ハーフタイプ・
コルゲートチューブ１０の両端のテープＴで巻き付けた
部位の近くにクランプ２０を取り付ける。即ち、クラン
プ２０のチューブ嵌合部２１の凹凸をハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０の凹凸に重ねて外嵌すると共に、
チューブ嵌合部２１の両端の上部折返片２３をハーフタ
イプ・コルゲートチューブ１０の上端より被せて係止し
ている。これにより、クランプ２０はハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０に対して横ずれ及び脱落が発生せ
ずに取り付けられる。
【００１８】車両にワイヤハーネスＷ／Ｈを配索する
時、クランプ２０を両側に取り付けたハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０は図３（Ｂ）に示すように、ボデ
ーＢ−１とＢ−２との間の溶接エッジＥを跨ぐ位置に配
置して、図４および図５に示すように、クランプ２０を
ボデーＢ−１とＢ−２より突設した係止ブラケット３０
（３０Ａ、３０Ｂ）に係止する。
時、クランプ２０を両側に取り付けたハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０は図３（Ｂ）に示すように、ボデ
ーＢ−１とＢ−２との間の溶接エッジＥを跨ぐ位置に配
置して、図４および図５に示すように、クランプ２０を
ボデーＢ−１とＢ−２より突設した係止ブラケット３０
（３０Ａ、３０Ｂ）に係止する。
【００１９】即ち、ハーフタイプ・コルゲートチューブ
１０はエッジＥと対向する側にあり、その両側のクラン
プ２０の車体係止部２４はボデーＢ側に突出する。ボデ
ーＢより突出する係止ブラケット３０が係止孔２４ａに
挿入され、ロック爪２４ｂが係止ブラケット３０の係止
孔３１にロックされて、クランプ２０はボデーＢに固定
される。
１０はエッジＥと対向する側にあり、その両側のクラン
プ２０の車体係止部２４はボデーＢ側に突出する。ボデ
ーＢより突出する係止ブラケット３０が係止孔２４ａに
挿入され、ロック爪２４ｂが係止ブラケット３０の係止
孔３１にロックされて、クランプ２０はボデーＢに固定
される。
【００２０】上記クランプ２０によるボデーＢへの固定
状態で、外部干渉材となるボデー間の溶接エッジＥと対
向する側にはハーフタイプ・コルゲートチューブ１０を
ワイヤハーネスＷ／Ｈに被せていると共に、クランプ２
０の車体係止部２４はボデーＢ側に突出しているため、
ハーフタイプ・コルゲートチューブ１０自体もエッジＥ
より離れた位置となる。よって、エッジＥにワイヤハー
ネスＷ／Ｈが干渉されず、ワイヤハーネスに損傷が発生
しないと共に、ハーフタイプ・コルゲートチューブ１０
もエッジＥによる干渉を受けず、ワイヤハーネスＷ／Ｈ
の保護を確実に図ることができる。また、ワイヤハーネ
スＷ／ＨはボデーＢと反対側はコルゲートチューブによ
る保護はないが、この部分には外部干渉材が存在してい
ないため、ワイヤハーネスを保護する必要はなく問題は
ない。
状態で、外部干渉材となるボデー間の溶接エッジＥと対
向する側にはハーフタイプ・コルゲートチューブ１０を
ワイヤハーネスＷ／Ｈに被せていると共に、クランプ２
０の車体係止部２４はボデーＢ側に突出しているため、
ハーフタイプ・コルゲートチューブ１０自体もエッジＥ
より離れた位置となる。よって、エッジＥにワイヤハー
ネスＷ／Ｈが干渉されず、ワイヤハーネスに損傷が発生
しないと共に、ハーフタイプ・コルゲートチューブ１０
もエッジＥによる干渉を受けず、ワイヤハーネスＷ／Ｈ
の保護を確実に図ることができる。また、ワイヤハーネ
スＷ／ＨはボデーＢと反対側はコルゲートチューブによ
る保護はないが、この部分には外部干渉材が存在してい
ないため、ワイヤハーネスを保護する必要はなく問題は
ない。
【００２１】上記構成とすると、従来のコルゲートチュ
ーブを半割りした形状の半円環形状のハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０をワイヤハーネスＷ／Ｈの保護部
材として使用しているため、保護性能を損なうことな
く、軽量化を図ることができるとともに、材料費のコス
ト削減を図ることができる。
ーブを半割りした形状の半円環形状のハーフタイプ・コ
ルゲートチューブ１０をワイヤハーネスＷ／Ｈの保護部
材として使用しているため、保護性能を損なうことな
く、軽量化を図ることができるとともに、材料費のコス
ト削減を図ることができる。
【００２２】また、上記ハーフタイプ・コルゲートチュ
ーブ１０であれば、大きな開口からワイヤハーネスＷ／
Ｈを通すだけで良いため、従来のコルゲートチューブの
ようにスリットを押し開いてワイヤハーネスを通す必要
がなく、ワイヤハーネスの通し作業が容易となる。ま
た、ハーフタイプ・コルゲートチューブをワイヤハーネ
スにテープＴで止めるだけであるため、ワイヤハーネス
Ｗ／Ｈの太さに合わせて、コルゲートチューブの径を変
える必要はなく、図６（Ａ）に示すように、細径のワイ
ヤハーネスＷ／Ｈ１であっても、図６（Ｂ）に示すよう
に、太径のワイヤハーネスＷ／Ｈ２であっても、同一寸
法のハーフタイプ・コルゲートチューブ１０を保護部材
として使用することができる。さらに、上記ハーフタイ
プ・コルゲートチュ−ブ１０をワイヤハーネスＷ／Ｈに
装着した場合、従来の円筒形状のコルゲートチューブ１
をワイヤハーネスＷ／Ｈに装着した場合に比べて細いた
め、コルゲートクランプを小型化することができる。
ーブ１０であれば、大きな開口からワイヤハーネスＷ／
Ｈを通すだけで良いため、従来のコルゲートチューブの
ようにスリットを押し開いてワイヤハーネスを通す必要
がなく、ワイヤハーネスの通し作業が容易となる。ま
た、ハーフタイプ・コルゲートチューブをワイヤハーネ
スにテープＴで止めるだけであるため、ワイヤハーネス
Ｗ／Ｈの太さに合わせて、コルゲートチューブの径を変
える必要はなく、図６（Ａ）に示すように、細径のワイ
ヤハーネスＷ／Ｈ１であっても、図６（Ｂ）に示すよう
に、太径のワイヤハーネスＷ／Ｈ２であっても、同一寸
法のハーフタイプ・コルゲートチューブ１０を保護部材
として使用することができる。さらに、上記ハーフタイ
プ・コルゲートチュ−ブ１０をワイヤハーネスＷ／Ｈに
装着した場合、従来の円筒形状のコルゲートチューブ１
をワイヤハーネスＷ／Ｈに装着した場合に比べて細いた
め、コルゲートクランプを小型化することができる。
【００２３】以下、実施例及び比較例について詳細
に説明する。実施例は、長さ５００ｍｍのＡＶＳＳ線
（芯線が０．３ｓｑ）からなる電線を５０本束ねてＰＶ
Ｃテープで粗巻きしたワイヤハーネスＷ／Ｈの中央部
に、肉厚０．２７ｍｍ、凹部の内径１０ｍｍ、凸部の内
径１４ｍｍ、長さ２００ｍｍの難熱性ＰＰ製のハーフタ
イプ・コルゲートチューブ１０を取り付け、その両側を
ＰＶＣテープを巻き付けて固定した。該ハーフタイプ・
コルゲートチューブ１０の両側にクランプ２０を取り付
け、車両の溶接エッジ（０．２２５ｍｍ）を想定した鉄
板５０と５１のエッジＥをハーフタイプ・コルゲートチ
ューブ１０が跨ぐように配置して、鉄板より突設した係
止ブラケットにクランプ２０を固定した。その後、振動
試験機６０で加振条件１０Ｈｚ、１０ｍｍＰ−Ｐで上記
鉄板５０に１時間振動を加えた。ハーフタイプ・コルゲ
ートチューブ１０とクランプ２０の総質量は８．７ｇで
あった。
に説明する。実施例は、長さ５００ｍｍのＡＶＳＳ線
（芯線が０．３ｓｑ）からなる電線を５０本束ねてＰＶ
Ｃテープで粗巻きしたワイヤハーネスＷ／Ｈの中央部
に、肉厚０．２７ｍｍ、凹部の内径１０ｍｍ、凸部の内
径１４ｍｍ、長さ２００ｍｍの難熱性ＰＰ製のハーフタ
イプ・コルゲートチューブ１０を取り付け、その両側を
ＰＶＣテープを巻き付けて固定した。該ハーフタイプ・
コルゲートチューブ１０の両側にクランプ２０を取り付
け、車両の溶接エッジ（０．２２５ｍｍ）を想定した鉄
板５０と５１のエッジＥをハーフタイプ・コルゲートチ
ューブ１０が跨ぐように配置して、鉄板より突設した係
止ブラケットにクランプ２０を固定した。その後、振動
試験機６０で加振条件１０Ｈｚ、１０ｍｍＰ−Ｐで上記
鉄板５０に１時間振動を加えた。ハーフタイプ・コルゲ
ートチューブ１０とクランプ２０の総質量は８．７ｇで
あった。
【００２４】比較例は、コルゲートチューブを装着せ
ず、ワイヤハーネスにバンドクランプを取り付けて鉄板
に固定した。クランプの質量は４．０ｇであった。振動
実験条件は実施例と同一とした。比較例は、従来の円
環形状のコルゲートチューブを装着して、コルゲート・
クランプを取り付けて鉄板に固定した。コルゲートチュ
ーブ１とコルゲートクランプの総質量は１２．５ｇであ
った。振動実験条件は実施例と同一とした。
ず、ワイヤハーネスにバンドクランプを取り付けて鉄板
に固定した。クランプの質量は４．０ｇであった。振動
実験条件は実施例と同一とした。比較例は、従来の円
環形状のコルゲートチューブを装着して、コルゲート・
クランプを取り付けて鉄板に固定した。コルゲートチュ
ーブ１とコルゲートクランプの総質量は１２．５ｇであ
った。振動実験条件は実施例と同一とした。
【００２５】上記実験の結果、実施例と比較例には、
電線の磨耗はなかった。それに対し、比較例では、電
線が断線した。以上より、上記ハーフタイプ・コルゲー
トチューブ１０を用いることによって、ワイヤハーネス
Ｗ／Ｈの保護性能を損なうことなく、軽量化できること
が認められた。
電線の磨耗はなかった。それに対し、比較例では、電
線が断線した。以上より、上記ハーフタイプ・コルゲー
トチューブ１０を用いることによって、ワイヤハーネス
Ｗ／Ｈの保護性能を損なうことなく、軽量化できること
が認められた。
【００２６】本発明は上記実施形態に限定されず、ハー
フタイプ・コルゲートチューブの両側に貫通孔を設けて
おき、ワイヤハーネスにバンドクランプを巻き付けた
後、ハーフタイプ・コルゲートチューブをワイヤハーネ
スに被せ、該ハーフタイプ・コルゲートチューブの上記
貫通孔よりバンドクランプの車体係止部を突出させると
共に、該車体係止部より根元側に設けた係止鍔をハーフ
タイプ・コルゲートチューブの貫通孔に係止する構成と
してもよい。
フタイプ・コルゲートチューブの両側に貫通孔を設けて
おき、ワイヤハーネスにバンドクランプを巻き付けた
後、ハーフタイプ・コルゲートチューブをワイヤハーネ
スに被せ、該ハーフタイプ・コルゲートチューブの上記
貫通孔よりバンドクランプの車体係止部を突出させると
共に、該車体係止部より根元側に設けた係止鍔をハーフ
タイプ・コルゲートチューブの貫通孔に係止する構成と
してもよい。
【００２７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のワイヤハーネス保護構造では、従来のコルゲートチュ
ーブ１を半割した形状の半円環形状のハーフタイプ・コ
ルゲートチューブをワイヤハーネスの保護部材として使
用しているため、保護性能を損なうことなく、軽量化を
図ることができるとともに、材料費のコスト削減を図る
ことができる。
のワイヤハーネス保護構造では、従来のコルゲートチュ
ーブ１を半割した形状の半円環形状のハーフタイプ・コ
ルゲートチューブをワイヤハーネスの保護部材として使
用しているため、保護性能を損なうことなく、軽量化を
図ることができるとともに、材料費のコスト削減を図る
ことができる。
【００２８】また、上記ハーフタイプ・コルゲートチュ
ーブをワイヤハーネスに装着する際、ワイヤハーネスに
ハーフタイプ・コルゲートチューブを被せ、テープで止
めるだけであるので、容易にワイヤハーネスに対するコ
ルゲートチューブの装着作業を行うことができる。
ーブをワイヤハーネスに装着する際、ワイヤハーネスに
ハーフタイプ・コルゲートチューブを被せ、テープで止
めるだけであるので、容易にワイヤハーネスに対するコ
ルゲートチューブの装着作業を行うことができる。
【図１】 本発明の第１実施形態の保護構造に使用する
ハーフタイプ・コルゲートチューブを示す斜視図であ
る。
ハーフタイプ・コルゲートチューブを示す斜視図であ
る。
【図２】 （Ａ）はハーフタイプコルゲートチューブ用
のクランプを示す斜視図であり、（Ｂ）は断面図であ
る。
のクランプを示す斜視図であり、（Ｂ）は断面図であ
る。
【図３】 （Ａ）はワイヤハーネスをハーフタイプ・コ
ルゲート用クランプに嵌合する状態を示す正面図であ
る。
ルゲート用クランプに嵌合する状態を示す正面図であ
る。
【図４】 （Ａ）はハーフタイプ・コルゲート用クラン
プを係止ブラケットに装着する状態を示す正面図、
（Ｂ）は装着後の正面図である。
プを係止ブラケットに装着する状態を示す正面図、
（Ｂ）は装着後の正面図である。
【図５】 ハーフタイプ用コルゲートクランプを係止ブ
ラケットに装着した状態を示す断面図である。
ラケットに装着した状態を示す断面図である。
【図６】 （Ａ）は細いワイヤハーネスにハーフタイプ
・コルゲートチューブを装着した状態を示す断面図、
（Ｂ）は太いワイヤハーネスにハーフタイプ・コルゲー
トチューブを装着した状態を示す断面図である。
・コルゲートチューブを装着した状態を示す断面図、
（Ｂ）は太いワイヤハーネスにハーフタイプ・コルゲー
トチューブを装着した状態を示す断面図である。
【図７】 振動試験の方法を示す斜視図である。
【図８】 従来のコルゲートチューブを示す斜視図であ
る。
る。
１０ ハーフタイプ・コルゲートチューブ
２０ ハーフタイプコルゲート用のクランプ
２１ 嵌合部
２３ 押え片
２４ 車体係止部
２４ａ 係止孔
２４ｂ ロック爪
Ｂ ボデー
Ｅ 溶接エッジ
３０ 係止ブラケット
Claims (3)
- 【請求項１】 ボデーに沿って配索されるワイヤハーネ
スの一部が該ボデーの干渉部と接触する部分に取り付け
られるワイヤハーネス保護部材であって、 半円環形状で周壁を凹凸に形成したハーフタイプ・コル
ゲートチューブを上記ワイヤハーネスの干渉材と接触す
る側に被せ、該ハーフタイプ・コルゲートチューブをテ
ープ巻きしてワイヤハーネスに固着していることを特徴
とするワイヤハーネスの保護構造。 - 【請求項２】 上記ハーフタイプ・コルゲートチューブ
には、半円環形状のチューブ嵌合部を備えると共に、該
チューブ嵌合部の外周面の周方向の中央から車体係止部
を突設しているハーフタイプ・コルゲート用のクランプ
を外嵌して取り付け、上記クランプの車体係止部を上記
ボデーの干渉部近傍に固定している請求項１に記載のワ
イヤハーネスの保護構造。 - 【請求項３】 上記ボデーは自動車のボデーからなり、
ボデーの溶接部を挟む両側に係止ブラケットを突設し、
上記ハーフタイプ・コルゲートチューブの長さ方向の両
側に取り付けた上記クランプの車体係止部に設けた係止
穴に上記係止ブラケットを挿入係止し、上記ボデーの溶
接部に当たる位置のワイヤハーネスに上記ハーフタイプ
・コルゲートチューブを取り付けている請求項２に記載
のワイヤハーネスの保護構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001326108A JP2003134636A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | ワイヤハーネスの保護構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001326108A JP2003134636A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | ワイヤハーネスの保護構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003134636A true JP2003134636A (ja) | 2003-05-09 |
Family
ID=19142553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001326108A Withdrawn JP2003134636A (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | ワイヤハーネスの保護構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003134636A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009055740A (ja) * | 2007-08-28 | 2009-03-12 | Yazaki Corp | 保護部材が取り付けられたワイヤハーネス及びその保護部材の製造方法 |
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| WO2022074905A1 (ja) * | 2020-10-05 | 2022-04-14 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
-
2001
- 2001-10-24 JP JP2001326108A patent/JP2003134636A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US9640956B2 (en) | 2013-08-07 | 2017-05-02 | Yazaki Corporation | Electric wire protective member |
| CN105474487B (zh) * | 2013-08-07 | 2017-10-31 | 矢崎总业株式会社 | 电线保护部件 |
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| CN110896203B (zh) * | 2019-11-25 | 2024-06-11 | 苏州永皓科技有限公司 | 一种电子设备线束用的保护套结构 |
| WO2022074905A1 (ja) * | 2020-10-05 | 2022-04-14 | 住友電装株式会社 | ワイヤハーネス |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |