JP2003130214A - 作業車両のhst斜板制御機構 - Google Patents

作業車両のhst斜板制御機構

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JP2003130214A JP2001323495A JP2001323495A JP2003130214A JP 2003130214 A JP2003130214 A JP 2003130214A JP 2001323495 A JP2001323495 A JP 2001323495A JP 2001323495 A JP2001323495 A JP 2001323495A JP 2003130214 A JP2003130214 A JP 2003130214A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主変速操作手段の操作位置に応じてHST斜
板の傾斜角を変更させる作業車両のHST斜板制御機構
において、主変速操作手段による操作に対して車速を一
定とし、且つ、HSTに加わる負荷を検出するための構
造を提案する。 【解決手段】 主変速レバー84の操作量を検出する検
出手段84a、車軸に連動する出力軸27の回転数を検
出する検出器82、及び、HST斜板角を変更させるア
クチュエータ86を備え、出力軸27の目標回転数Mp
を前記主変速レバー84の操作量によって設定されたH
ST斜板角に対応する値とし、出力軸27の回転数を検
出する検出器82によって検出された回転数mが目標回
転数Mpと異なれば、アクチュエータ86を介してHS
T斜板角を補正制御する。さらに、その補正値からHS
T21に加わる負荷を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧式無段変速機
構(以下HSTと称する)を具備する変速装置の、HS
Tに加わる負荷の検出のための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、HSTを備えた変速装置が知られ
ている。HST式変速装置は可変容量型の油圧ポンプの
可動斜板を主変速操作手段と連結連動して、該主変速操
作手段を回動操作することにより油圧ポンプからの吐出
量を変更して出力回転数を変更して主変速を行い、主変
速操作手段を中立位置から逆方向に回動することにより
前後進を切り換えて、同時に変速を行えるようにしてい
る。
【0003】HSTは負荷が大きくなると、回路内の油
圧が上昇し、油圧が上昇するとHSTの特性上、油の漏
れや圧縮により容積効率が低下し、油圧ポンプの可動斜
板の角度が一定であっても油圧−機械式変速装置の車軸
に連動する出力軸の回転数が変化し、すなわち、車速が
変化する。また、HSTに加わる負荷は、油圧ポンプと
油圧モータの間の回路に圧力検出手段を設けて、これに
より検出される圧力値により、検出することが一般的に
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係る油圧−機
械式変速装置では、変速装置の出力軸等の車軸に連動す
る軸の回転数を検出して、主変速操作手段の操作により
決定された可動斜板の角度(HST斜板角)を補正する
ことで、車速を主変速操作手段による操作に対して一定
とするための構造であり、また、その補正値からHST
に加わる負荷を検出するための方法を提案する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。
【0006】即ち、請求項1においては、主変速操作手
段の操作位置に応じてHST斜板の傾斜角を変更させる
作業車両のHST斜板制御機構であって、主変速操作手
段の操作量を検出する検出手段、車軸に連動する軸の回
転数を検出する検出手段、及び、HST斜板角を変更さ
せるアクチュエータを備え、車軸に連動する軸の目標回
転数を主変速操作手段の操作量によって設定されたHS
T斜板角に対応する値とし、車軸に連動する軸の回転数
を検出する検出手段によって検出された回転数が目標回
転数と異なれば、アクチュエータを介してHST斜板角
を補正制御するものである。
【0007】請求項2においては、請求項1に記載のH
ST斜板制御機構であって、HST斜板角の補正量より
HSTに加わる負荷を検出するものである。
【0008】請求項3においては、請求項1に記載のH
ST斜板制御機構であって、アクチュエータの補正操作
量よりHSTに加わる負荷を検出するものである。
【0009】請求項4においては、請求項2又は請求項
3の何れかに記載のHST斜板制御機構であって、HS
Tに加わる負荷とエンジンに加わる負荷から、PTO軸
に加わる負荷の値を算出するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1は本発明に係る油圧−機械式トランスミッショ
ンのスケルトン図、図2はHSTの側面断面展開図、図
3はミッション前部の側面断面展開図、図4はHST斜
板制御のための構成を示す説明図である。図5は制御装
置のメイン制御フローを説明するフローチャート図、図
6は図6は速度制御ブロックの処理を表すフローチャー
ト図、図7は中立制御ブロックの処理を表すフローチャ
ート図、図8はPTO軸に加わる負荷の算出式を示す図
である。
【0011】本実施例では、HST(油圧式無段変速機
構)を具備する変速装置の一例として、HSTと遊星歯
車機構とを備えた油圧−機械式変速装置を挙げている。
従って、本発明に係る作業車両のHST斜板制御機構
は、本実施例に限定されるものではなく、例えば、HS
Tを変速装置とした作業車両にも適応させることができ
る。以下に、本実施例に係る油圧−機械式変速装置を搭
載した作業車両について説明する。
【0012】〔走行駆動系〕まず、走行駆動系を説明す
る。図1及び図2に示すようにHST21は油圧ポンプ
22及び油圧モータ23を備えており、両者21・22
は平板状のセンタセクション32に付設されて、HST
ハウジング31内に収容されている。前記センタセクシ
ョン32はミッションケース33に固設されている。
【0013】HST21の油圧ポンプ22の回転軸心を
ポンプ出力軸25が貫通しており、該ポンプ出力軸25
は駆動源であるエンジン20からの動力を該油圧ポンプ
22に伝達するとともに、遊星歯車機構10に伝達さ
せ、更には後述するPTO駆動系を介して、PTO軸5
3へも動力を伝達させている。該ポンプ出力軸25には
油圧ポンプ22のシリンダブロック22bが係合されて
相対回転不能とされ、ポンプ出力軸25とともにシリン
ダブロック22bが駆動される構成になっている。該シ
リンダブロック22bには複数のプランジャ22cが摺
動自在に配設され、該プランジャ22cの頭部には可動
斜板22aが当接している。該可動斜板22aは傾動自
在に枢支され、その傾斜角を調節することにより油圧ポ
ンプ22の容積を変更することができる。
【0014】油圧ポンプ22により吐出された作動油
は、センタセクション32に設けられた油路を介して油
圧モータ23に送油される。そして、同様にシリンダブ
ロック、プランジャ等より構成される固定容積型の油圧
モータ23を駆動させることによって、該油圧モータ2
3のモータ出力軸26の回転速度及び方向を制御する構
成になっている。なお、本実施例のHST21では油圧
ポンプのみを可変容積型とし、油圧モータは固定容積型
としているが、その構成のHSTに限るものでもない。
例えば、油圧ポンプと油圧モータの双方を可変容積型と
する構成でも、本発明を適用することができる。
【0015】ミッション30の構成について、図1乃至
図4を参照して説明する。ミッション30はミッション
ケース33により被装されており、該ミッションケース
33にはポンプ出力軸25、モータ出力軸26、出力軸
27、副変速軸28、PTO軸53等が水平で前後方向
に配設され、それぞれ回動自在に支持されている。ま
た、ミッションケース33内には遊星歯車機構10が設
けられている。遊星歯車機構10は前記HST21の後
方に配設され、後述するサンギア1、プラネタリギア
2、リングギア3、キャリア5等より構成されている。
【0016】一方、HST21のモータ出力軸26には
ギア12とリングギア3のボス部3aが遊嵌されてお
り、該リングギア3のボス部3aと該モータ出力軸26
との間には第一の油圧パッククラッチ13が、ギア12
とモータ出力軸26との間には第二の油圧パッククラッ
チ14が、それぞれ介在させてある。この二つの油圧パ
ッククラッチ13・14は二つの駆動モード(HMT駆
動モードとHST駆動モード)を切り換えるために用い
られ、駆動モードに応じて二つの油圧パッククラッチ1
3・14のうちいずれか一方を係合させ他方を係合解除
させることにより、リングギア3又はギア12のいずれ
か一方を介して出力軸27に動力が伝達されることとな
る。
【0017】一方、前記ポンプ出力軸25は前記HST
21のセンタセクション32を貫通してミッションケー
ス33内に延出しており、該延出部分上にポンプ側入力
ギア8を外嵌している。該ポンプ側入力ギア8と、サン
ギア1に同心的に遊嵌したキャリア5の前部外周面に形
成したギア5aとが噛合して、キャリア5を回転させて
いる。そして、該キャリア5には、前記サンギア1及び
リングギア3と噛合する複数のプラネタリギア2・2が
支承されて、これらの、サンギア1、プラネタリギア2
・2、リングギア3、キャリア5等よりで遊星歯車機構
10を構成している。
【0018】この遊星歯車機構10を説明する。遊星歯
車機構10の第一の要素たるサンギア1は出力軸27に
遊嵌され、プラネタリギア2は前記サンギア1と、前記
サンギア1に同心して配置された、第三の要素たるリン
グギア3に噛合している。ここでプラネタリギア2は、
出力軸27上に遊嵌された第二の要素たるキャリア5に
回転自在に支持され、自転しながら該キャリア5ととも
に公転し得るように構成されている。該キャリア5の前
部にはギア5aが形成されており、該ギア5aは、前記
ポンプ出力軸25上に外嵌されたポンプ側入力ギア8と
噛合している。
【0019】一方、前記出力軸27と平行にHST21
のモータ出力軸26が配設されており、該モータ出力軸
26上にはモータ側入力ギア9が固定されて、出力軸2
7に遊嵌したサンギア1の前部に外嵌固定したギア6と
モータ側入力ギア9が噛合してサンギア1を回転駆動し
ている。このモータ出力軸26上には、モータ側入力ギ
ア9の後方に更にギア15が固設してあり、該ギア15
は、前記出力軸27上に遊嵌される前記ギア12と噛合
している。
【0020】図1で示すように出力軸27の後端にはカ
ップリングを介して伝達軸34が連結されており、該伝
達軸34の後部に二つのギア17・18を固定してい
る。前記伝達軸34と平行に副変速軸28が支持され、
該副変速軸28上にはギア60・61が遊嵌されてお
り、該ギア60・61が前記ギア17・18に噛合して
互いに異なる回転数で駆動している。そして、副変速軸
28に設けられた副変速クラッチ62を操作することに
より、ギア60・61のうちいずれか一方の回転駆動力
を副変速軸28に伝達できるように構成し、副変速機構
を構成している。該副変速軸28の後端にはベベルギア
69が形設され、該ベベルギア69を介して後輪デフ7
0に動力が伝達される。
【0021】また図1に示すように、副変速軸28の前
端部には二つのギア63・64が固設されており、該ギ
ア63・64は前輪出力軸29上に遊嵌されたギア65
・66にそれぞれ噛合し、該ギア65・66を異なる回
転数で駆動している。また、前輪出力軸29上には二つ
の油圧クラッチ67・68が設けられており、該油圧ク
ラッチ67・68のうちいずれか一方を接続することに
より、ギア65・66のいずれか一方の回転駆動力を前
輪出力軸29に伝達できるようにし、前輪増速切換機構
を構成している。
【0022】〔PTO駆動系〕次に、図1を参照してP
TO駆動系を説明する。前記ポンプ出力軸25の後端は
PTOクラッチ40を介してPTO入力軸41に伝達さ
れる。PTO入力軸41の後端には三つのギア42・4
3・44が相対回転不能に挿嵌され、それぞれPTO副
変速軸45に遊嵌されたギア46・47・48に噛合し
ている。そしてPTO副変速クラッチ49の操作により
三段階に変速された出力が、ギア50・52・54を介
してPTO軸53に伝達され、作業機等に動力を伝達す
るよう構成している。
【0023】〔各駆動モードにおける駆動伝達構成〕次
に、以上の構成におけるトランスミッションにおいて、
HMT/HSTの各駆動モードにおける走行駆動系の駆
動伝達構成を説明する。
【0024】〔HMT駆動モード〕最初に、HMT駆動
モードとしたときの駆動伝達構成について説明する。H
MT駆動モードにおいては前記二つの油圧パッククラッ
チ13・14のうち第一の油圧パッククラッチ13は係
合され、第二の油圧クラッチ14は係合を解除される。
【0025】エンジン20に連結されたポンプ出力軸2
5に固設のポンプ側入力ギア8が、前記キャリア5に形
成されたギア5aに噛合しているので、ポンプ出力軸2
5の回転出力が遊星歯車機構10のキャリア5に伝達さ
れる。一方、モータ出力軸26の回転出力によって、モ
ータ側入力ギア9とサンギア1の前部に固設のギア6が
噛合してサンギア1が回転駆動されている。従って、前
記キャリア5に支持され、更に前記サンギア1に噛合し
ているプラネタリギア2には、両者5・1の回転が合成
されて伝達され、該合成された駆動力が、該プラネタリ
ギア2に噛合するリングギア3に伝達される。
【0026】そして、HMT駆動モードにおいては前記
第一の油圧パッククラッチ13が係合するよう制御され
るので、リングギア3の回転動力が出力軸27に伝達さ
れる。出力軸27の動力は副変速軸28を経て後輪や前
輪に伝達され、車両が駆動されることとなる。
【0027】〔HST駆動モード〕次に、HST駆動モ
ードとしたときの駆動伝達構成について説明する。HS
T駆動モードにおいては前記二つの油圧パッククラッチ
13・14のうち第二の油圧クラッチ14が係合され、
第一の油圧パッククラッチ13は係合を解除される。
【0028】ギア12には前述のとおりギア15が噛合
されているので、モータ出力軸26の回転出力が出力軸
27に伝達される。この動力は副変速軸28を経て後輪
や前輪に伝達され、車両が駆動される。
【0029】このHST駆動モードにおいては、エンジ
ン20の出力が前後輪にまで伝達されるまでの間に遊星
歯車機構10を経由しない動力伝達構成となっている。
即ち、エンジン20の出力がポンプ出力軸25を介して
キャリア5を駆動するが、リングギア3のボス部3aと
出力軸27が係合しないので、遊星歯車機構10はその
キャリア5の回転により空転するのみとされる。結局
は、エンジン20の出力はHST21により変速されて
モータ出力軸26→出力軸27と伝達された後、副変速
されて前後輪に伝達されることになる。
【0030】〔HST斜板制御機構の構成〕次に、HS
T斜板制御機構の構成を説明する。図4はHST斜板制
御のための構成を示す説明図である。
【0031】本実施例においては、図3及び図4に示す
ように、モータ出力軸26に外嵌したモータ側入力ギア
9に近接して設けた検出器81で該モータ出力軸26の
回転量をパルス信号として検出し、またその回転方向を
も検出できるようにしている。更に、前記出力軸27に
固定したダミーギア82aにも検出器82を近接して設
け、該検出器82にて該出力軸27の回転量やその方向
を検出している。また図4に示すように、エンジン20
のクランク軸にも検出器83が設けられて、エンジン回
転数を検出可能としている。更には車両の運転席には主
変速操作手段である主変速レバー84が設けられて、そ
の枢支部には回動角検出手段(例えば、ポテンショメー
タ)84aが配設され、該主変速レバー84の操作位置
を検出できるようにしている。
【0032】図4に示すように前記三つの検出器81・
82・83は制御装置90に電気的に接続され、該制御
装置90は前記主変速レバー84の操作位置や前記検出
器82の検出値をもとに、車速が該主変速レバー84で
指示される車速となるよう、HST斜板角アクチュエー
タ86を通じて前記油圧ポンプ22の可動斜板22aの
傾斜角度を制御する。これについては後述する。また、
前記第一・第二油圧パッククラッチ13・14には、そ
れぞれ電磁弁91・92が接続されて圧油を給排可能に
構成されており、前記制御装置90は該電磁弁91・9
2に対し電気的に接続されている。
【0033】制御装置90は前記検出器82・83の検
出値からトランスミッションの変速比を計算する演算手
段を備えており、求められた変速比が高速側の一定領域
にあるときは「HMT駆動モード」となって前記電磁弁
91・92に信号を送り、前記第一の油圧パッククラッ
チ13を係合させ、第二の油圧クラッチ14を係合解除
させる。一方、変速比が低速側の一定領域にあるときは
「HST駆動モード」となって電磁弁91・92に信号
を送り、前記第一の油圧パッククラッチ13を係合解除
させ、第二の油圧クラッチ14を係合させる。即ち、中
速域〜高速域では「HMT駆動モード」、低速域では
「HST駆動モード」というように、変速比に応じて二
つの駆動モードを自動切換し、前記電磁弁91・92を
電気的に制御してクラッチ13・14を係脱させるよう
に構成しているのである。
【0034】なお、車両の運転部の適宜位置にはクラッ
チ係脱手段たるクラッチペダル85が配設され、該クラ
ッチペダル85の枢支部にはその踏込み量を検出するた
めの回動角検出手段(例えば、ポテンショメータ)85
aが配設されて、該回動角検出手段85aは制御装置9
0に接続されている。そして制御装置90はクラッチペ
ダル85の踏込み量を調べ、予め定められた所定の閾値
Aをこえて踏み込まれている場合は前記駆動モードの如
何にかかわらず、第一・第二の油圧パッククラッチ13
・14の双方とも係合が解除された状態となるよう制御
する。この制御によって、第一・第二の油圧パッククラ
ッチ13・14には、前述の如く駆動モードを切り換え
させるとともに、車両のメインクラッチ(動力伝達クラ
ッチ)としての役割をも担わせている。言い換えれば、
「HST駆動モード」のときは第二の油圧クラッチ14
が、「HMT駆動モード」のときは第一の油圧パックク
ラッチ13が、それぞれメインクラッチ(動力伝達クラ
ッチ)としての役割を果たすように構成している。
【0035】〔斜板角制御〕次に、上記HST斜板制御
機構により行われる斜板角制御について、図5以降のフ
ローチャートを参照しながら説明する。図5は制御装置
のメイン制御フローを説明するフローチャート図、図6
は速度制御ブロックの処理を表すフローチャート図、図
7は中立制御ブロックの処理を表すフローチャート図で
ある。
【0036】最初に、メインフローについて図5を参照
しながら説明する。制御ループが開始されると、制御装
置90は主変速レバー84の操作位置を調べ、該主変速
レバー84が中立位置(正確には、中立位置近傍の設定
範囲以内)にあるかどうかを判定する(101)。中立
位置近傍にない場合は後述する速度制御ブロックを実行
し、その操作位置に応じてHST斜板角を変更させる制
御を行う(104)。主変速レバー84が中立位置近傍
の設定範囲内にある場合は、制御装置90は前記検出器
82・83の検出値から変速比を計算し、該変速比が予
め設定されたゼロ付近の範囲(変速比−U〜+U)内に
あるか否かを判定する(102)。変速比が該設定範囲
−U〜+Uを外れている場合は、前記の速度制御ブロッ
クを実行する。設定範囲−U〜+U内にある場合は、後
述する中立制御ブロックを実行し、本機を停止させるべ
くHST斜板角を制御する。対応する制御ブロックを実
行した後は、再びステップ101に戻り、同じ処理を反
復する。
【0037】前記した速度制御ブロックについて、図6
を参照して説明する。速度制御ブロックでは、まず、前
記検出器81又は検出器82からのパルスを調べ、本機
の実際の車速がゼロであるかどうか(実際には、ゼロ近
傍の予め設定された車速の範囲に入っているかどうか)
を判定する(201)。実際の車速が前記範囲に入って
いない場合は、前記検出器81からの信号をもとにモー
タ出力軸26の回転方向を調べ、本機の進行方向と主変
速レバー84の操作方向との関係を判定する(20
5)。両者の関係が逆である場合は、主変速レバー84
の操作位置の如何にかかわらず、HST斜板制御目標値
Pを中立位置に対応した値(ゼロ)に設定する(20
6)。この処理により、オペレータが主変速レバー84
を中立位置を跨いで急激に反転操作しても、激しい変速
ショックは抑制されることになる。これについては後述
する。
【0038】一方、前記条件分岐201において本機の
実際の車速がゼロ近傍の前記範囲内に入っていると判定
された場合、又は、前記条件分岐205において本機進
行方向と主変速レバー84の操作方向との関係が一致し
ていると判定された場合は、制御装置90はスイッチ8
7の状態を調べ、その操作位置に応じて応答特性係数k
の値を定める(202)。応答特性係数kは低速側が小
さくなるように前記操作位置との対応関係を設定してお
り、本実施例では、「低速位置」Lの場合はk=0.
3、「中速位置」M及び「高速位置」Hの場合はk=1
としている。
【0039】次に制御装置90は、主変速レバー84の
操作位置を調べる(203)。得られた主変速レバー8
4の操作位置は数値として変数Rに保持され、この変数
Rは前進側に操作された場合はプラスの値を、後進側に
操作された場合はマイナスの値をとるようにしてある。
主変速レバー84が中立位置に操作されているときはR
はゼロであり、Rは、主変速レバー84が中立位置から
操作される量が大きいほど、ゼロから離れた値をとるこ
ととなる。
【0040】次に制御装置90は、主変速レバー84の
操作位置を表す前記数値Rに前記応答特性係数kを乗じ
たものに基づいて、可動斜板22aを傾斜させる目標角
度(HST斜板制御目標値P)を定める(204)。こ
のPを定めるにあたっては、予め作成され制御装置90
に記憶されてある、両者の対応関係を表す関数又はマッ
プが用いられる。この処理を行うことにより、主変速レ
バー84の操作量に対する車両変速比の応答特性を、前
記スイッチ87に基づいて切り換えることができる。
【0041】こうして得られたHST斜板制御目標値P
は数値で表され、モータ出力軸26を正転させる側に可
動斜板22aを傾斜させる場合は正の値、逆転させる側
に可動斜板22aを傾斜させる場合は負の値とされ、可
動斜板22aを中立位置に制御させる場合はP=0が対
応し、目標とする可動斜板22aの傾斜角度が大きくな
るに従ってゼロから離れた値をとるようにしている。主
変速レバー84が中立位置にあれば前記Rはゼロであ
り、これに対応するHST斜板制御目標値はP=0にな
る。
【0042】以上に説明したフローにおいてHST斜板
制御目標値Pを決定した後は、該目標値Pに基づいた値
をHST斜板角アクチュエータ86に指令する(20
7)。
【0043】但し、HST21は、負荷が大きくなるに
連れ、回路内の油圧が上昇し、HST21の特性上、油
の漏れや圧縮により容積効率が変化し、可動斜板22a
の角度がある一定の値であっても、出力軸27の回転数
が変化することがある。そこで、本発明では、HST2
1の容積効率の変化をくみ取ったHST21の斜板角制
御を行うようにしている。以下に、その補正フローにつ
いて説明する。
【0044】上述の如くHST斜板制御目標値Pが決定
され、HST斜板角アクチュエータ86が該目標値Pに
対応して作動したあとの検出器82の値を読みとり、出
力軸27の実際の回転数mを検知し、HST斜板制御目
標値Pに対応した出力軸27の目標回転数Mpであるか
どうか判断する。すなわち、目標回転数Mと実際の回転
数mとの差M(M=Mp−m)を算出し、差MがHST
に加わる負荷により発生したと推定し、差Mを評価する
のである(208)。なお、HST斜板制御目標値Pに
対応する目標回転数Mpは、予め作成され制御装置90
に記憶されてある、両者の対応関係を表す関数又はマッ
プが用いられる。
【0045】差Mの値がゼロの時は、HST斜板角アク
チュエータ86の補正制御は行わず、従って、HST斜
板角はそのままの傾斜角度に維持される。このとき、先
程HST斜板角アクチュエータ86に指令した値をメモ
リに記憶させて(209)、ブロックの処理を終了す
る。なお、本実施例において、「差Mの値がゼロ」は厳
密にゼロ値ではなく、ゼロとその誤差範囲(−Mα〜+
Mα)の値をとるときゼロと見なすことにする。差Mの
ゼロ誤差範囲(−Mα〜+Mα)は予め設定し制御装置
90に記憶させておく。誤差Mαは、ゼロに近い値であ
って、HSTに応じて個々に設定することが好ましい。
【0046】差Mの値がゼロ以外の値をとるとき(厳密
には、誤差範囲(−Mα〜+Mα)以外の値をとると
き)は、実際の回転数mが目標回転数Mpと異なるわけ
であるから、HST斜板制御目標値Pを補正して、HS
T斜板角アクチュエータ86の補正制御をしなければな
らない。そこで、差Mの値に対応するHST斜板制御の
補正角度である補正値jをHST斜板制御目標値Pに加
味した真のHST斜板制御目標値P1を決定する(21
0)。なお、このHST斜板制御目標値P1を定めるに
あたっては、予め作成され制御装置90に記憶されてあ
る、HST斜板制御目標値Pと補正値jの両者の対応関
係を表す関数又はマップが用いられる。
【0047】そして、新たに決定された真のHST斜板
制御目標値P1に基づいた値をHST斜板角アクチュエ
ータ86に指令する(211)。この補正フローは、差
Mの値がゼロに近付くまで反復され、より実際の回転数
mを目標の回転数Mpに近づけて、所望通りの車速を得
るようにする。差Mの値がゼロとなると、先程HST斜
板角アクチュエータ86に指令した値をメモリに記憶さ
せて(209)、ブロックの処理を終了する。このよう
に、HST斜板制御目標値Pを補正制御することで、油
温の上昇や、HST容積効率の変化に対応して、主変速
レバー84の操作量に対し一定の車速を保持することが
できる。
【0048】また、前記補正値jの値は、HST21に
加わる負荷の値によって変化する。すなわち、補正値j
の値を知ることで、HST21に加わる負荷を検出する
ことができるのである。そして、補正値jの値が予め設
定した一定値を越えると、HST21の異常を警告する
ようにして、メンテナンスを促すようにする。なお、H
ST斜板制御目標値Pに基づいてHST斜板角アクチュ
エータ86に指令した値と、HST斜板制御目標値P1
に基づいてHST斜板角アクチュエータ86に指令した
値との差を知ることで、HST21に加わる負荷を検出
するようにすることもできる。
【0049】本実施例のように、HST21の負荷検出
手段として、通常のHST斜板制御に必要とされる検出
手段から得られる情報を基にHST21の負荷を検出す
ることができるので、HST回路内の圧力を圧力センサ
等のHSTの負荷検出のための検出手段を別途設ける必
要がなく、コストダウンに寄与している。
【0050】さらに、上述の如くHST21に加わる負
荷を知ることで、PTO軸53から取り出した動力を利
用して作業する場合、エンジン20に加わる負荷とHS
T21に加わる負荷から、PTO軸53に加わる負荷を
算出することができる(図8)。すなわち、PTO軸5
3に加わる負荷は、エンジン20に加わる負荷と、HS
T21に加わる負荷の差であり、このようにPTO軸5
3に加わる負荷を制御装置90で自動的に算出して、作
業者がPTO軸53に加わる負荷の値を容易に知ること
ができるようにしている。なお、エンジン20に加わる
負荷はエンジン20に装備された電子制御式ガバナ10
3において検出され、数値として制御装置90に伝達さ
れるようにしている。そして制御装置90において、同
じく数値として検出したHST21に加わる負荷との差
からPTO軸53に加わる負荷が数値として算出され
る。さらに、PTO軸53に加わる負荷の値が予め定め
た一定値を越えたり、又は、PTO軸53に作業機を連
結していない場合にPTO軸53に加わる負荷が検出さ
れたりすれば、動作異常を警告するように構成されてい
る。
【0051】上述のようにPTO軸53に加わる負荷を
知ることができるので、ロータリによる耕耘作業等で
は、PTO軸53に加わる負荷の大きさによって耕深を
変化させたり、車速を変化することで過負荷を防止した
りすることができる。また、芝刈り作業等では、PTO
軸53に加わる負荷が大きくなると刈り取った芝が多
く、逆に、PTO軸53に加わる負荷が小さくなると刈
り取った芝が少ないと判断できる。よって、PTO軸5
3に加わる負荷の大きさに応じて車速を変化させること
で、刈り取る芝の量を一定に保持しなながら作業するこ
とができる。
【0052】中立制御ブロックについて、図7を参照し
て説明する。中立制御の処理においては、まず、中立制
御ブロックに切り換わった直後であるか否か(言い換え
れば、直前まで速度制御ブロックの処理が行われていた
か否か)を判定し(301)、中立制御ブロックに切り
換わった直後であればカウント積算値nをゼロに初期化
する(302)。次に、前記モータ出力軸26に設けら
れた回転数検出器81が前回の制御ループから今回の制
御ループまでの間に送信するパルスをカウントして、そ
のパルスの回数を変数Cに記憶させる(303)。回転
数検出器81は、前記モータ側入力ギア9の一歯分の回
転を一回のパルスとして検出するように構成される。従
って、前記パルス回数Cは該モータ出力軸26の回転速
度に比例し、まったく静止しているときはC=0とな
る。なお、パルス回数Cはモータ出力軸26の回転方向
に関わらず、常に正の値をとる。
【0053】制御装置は次に、回転数検出器81からの
信号に基づいて、前記モータ出力軸26の回転方向を判
定する(304)。前記モータ出力軸26の回転が正転
方向の場合は、前回の制御ループにおけるカウント積算
値nをメモリから読み出した上で、前記パルス回数Cを
カウント積算値nに加算し(305)、得られたカウン
ト積算値nが所定の設定値+Nを上回っているかどうか
を判定する(306)。上回っている場合は、前回のH
ST斜板角アクチュエータ86に指令した値より設定値
Sだけ逆転側(前記モータ出力軸26の逆転側をい
う。)にシフトさせた値を該アクチュエータ86に対し
指令するとともに(307)、積算値nをゼロにリセッ
トする(308)。更には、HST斜板角アクチュエー
タに対し新しく指令した値をメモリに保持させる(30
9)。カウント積算値nが所定の設定値+Nを上回って
いない場合は該アクチュエータ86の制御は行わず、従
って、HST斜板角はそのままの傾斜角度に維持され
る。
【0054】一方、前記条件分岐304において前記モ
ータ出力軸26の回転が逆転方向であると判定された場
合は、前回の制御ループにおけるカウント積算値nをメ
モリから読み出した上で、前記パルス回数Cをカウント
積算値nから減算し(310)、得られたカウント積算
値nが所定の設定値−Nを下回っているか判定する(3
11)。下回っている場合は、前回のHST斜板角アク
チュエータ86に指令した値より設定値Sだけ正転側
(前記モータ出力軸26の正転側をいう。)にシフトさ
せた値を該アクチュエータ86に対し指令するとともに
(312)、積算値nをゼロにリセットする(30
8)。更には、HST斜板角アクチュエータに対し新し
く指令した値をメモリに保持させる(309)。カウン
ト積算値nが所定の設定値−Nを下回っていない場合は
該アクチュエータ86の制御は行わず、従って、HST
斜板角はそのままの傾斜角度に維持される。
【0055】以上のフローの後、新しいカウント積算値
nをメモリに記憶させて(313)、中立制御ブロック
のフローが終了する。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
以下に示すような効果を奏する。
【0057】即ち、請求項1に示す如く、主変速操作手
段の操作位置に応じてHST斜板の傾斜角を変更させる
作業車両のHST斜板制御機構であって、主変速操作手
段の操作量を検出する検出手段、車軸に連動する軸の回
転数を検出する検出手段、及び、HST斜板角を変更さ
せるアクチュエータを備え、車軸に連動する軸の目標回
転数を主変速操作手段の操作量によって設定されたHS
T斜板角に対応する値とし、車軸に連動する軸の回転数
を検出する検出手段によって検出された回転数が目標回
転数と異なれば、アクチュエータを介してHST斜板角
を補正制御するので、油温の上昇や、HSTの容積効率
の変化に対応して、HST斜板角を変更し車軸に連動す
る軸の回転数を種変速操作手段の操作量に対し一定とす
ることができる。
【0058】請求項2に示す如く、請求項1に記載のH
ST斜板制御機構であって、HST斜板角の補正量より
HSTに加わる負荷を検出するので、HSTの油圧ポン
プと油圧モータの間に圧力センサを設けずとも、HST
斜板角を制御するために必要な検出手段のみでHSTに
加わる負荷を検出することができるのである。
【0059】請求項3に示す如く、請求項1に記載のH
ST斜板制御機構であって、アクチュエータの補正操作
量よりHSTに加わる負荷を検出するので、HSTの油
圧ポンプと油圧モータの間に圧力センサを設けずとも、
HST斜板角を制御するために必要な検出手段のみでH
STに加わる負荷を検出することができるのである。
【0060】請求項4に示す如く、請求項2又は請求項
3の何れかに記載のHST斜板制御機構であって、HS
Tに加わる負荷とエンジンに加わる負荷から、PTO軸
に加わる負荷の値を算出するので、HST斜板角を制御
するために必要な検出手段のみでPTO軸に加わる負荷
を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧−機械式トランスミッション
のスケルトン図。
【図2】HSTの側面断面展開図。
【図3】ミッション前部の側面断面展開図。
【図4】HST斜板制御のための構成を示す説明図。
【図5】制御装置のメイン制御フローを説明するフロー
チャート図。
【図6】図6は速度制御ブロックの処理を表すフローチ
ャート図。
【図7】中立制御ブロックの処理を表すフローチャート
図。
【図8】PTO軸に加わる負荷の算出式を示す図。
【符号の説明】
20 エンジン 21 HST(油圧式無段変速機構) 22 油圧ポンプ 22a 可動斜板 23 油圧モータ 25 ポンプ出力軸 26 モータ出力軸 27 出力軸 81 検出器 82 検出器 84 主変速レバー(主変速操作手段) 84a 検出手段 86 アクチュエータ 90 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保田 幸雄 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 黒田 晃史 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ーディーゼル株式会社内 Fターム(参考) 3J053 AA01 AB02 AB33 DA06 DA21 EA02 EA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主変速操作手段の操作位置に応じてHS
    T斜板の傾斜角を変更させる作業車両のHST斜板制御
    機構であって、 主変速操作手段の操作量を検出する検出手段、車軸に連
    動する軸の回転数を検出する検出手段、及び、HST斜
    板角を変更させるアクチュエータを備え、車軸に連動す
    る軸の目標回転数を主変速操作手段の操作量によって設
    定されたHST斜板角に対応する値とし、車軸に連動す
    る軸の回転数を検出する検出手段によって検出された回
    転数が目標回転数と異なれば、アクチュエータを介して
    HST斜板角を補正制御することを特徴とする作業車両
    のHST斜板制御機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のHST斜板制御機構で
    あって、HST斜板角の補正量よりHSTに加わる負荷
    を検出することを特徴とする作業車両のHST斜板制御
    機構。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のHST斜板制御機構で
    あって、アクチュエータの補正操作量よりHSTに加わ
    る負荷を検出することを特徴とする作業車両のHST斜
    板制御機構。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3の何れかに記載の
    HST斜板制御機構であって、HSTに加わる負荷とエ
    ンジンに加わる負荷から、PTO軸に加わる負荷の値を
    算出することを特徴とする作業車両のHST斜板制御機
    構。
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