JP2003128237A - 転換設備 - Google Patents

転換設備

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JP2003128237A
JP2003128237A JP2001324295A JP2001324295A JP2003128237A JP 2003128237 A JP2003128237 A JP 2003128237A JP 2001324295 A JP2001324295 A JP 2001324295A JP 2001324295 A JP2001324295 A JP 2001324295A JP 2003128237 A JP2003128237 A JP 2003128237A
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雅弘 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分岐した物品に対する各種検出などを容易に
行える転換設備を提供する。 【解決手段】 主搬送経路45に沿って配設した無端回
動体40と、無端回動体40間に多数取り付け、主搬送
経路45とは直交状方向の物品支持体50と、物品支持
体50に案内される物品横押し体70と、物品横押し体
70に設けた被ガイド体80を案内するガイド装置9
0,100群と、ガイド装置90,100群の分岐部に
配設した振り分け手段110,111を設けた。振り分
け手段110,111は、搬送してきた物品180の先
端部分180aの検出に基づいて振り分け動する。最前
端の物品横押し体70を物品180の先端部分180a
に当接させることで、物品180は前後長さの変化に関
係なく、先端面を合わせた状態で振り分け分岐でき、物
品180に対する各種検出などを容易にかつ正確に行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば主搬送経
路上で搬送されている物品を、この主搬送経路の側部外
方に設けた分岐搬送経路に移したりするのに使用される
転換設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の設備としては、たとえば
特開平11−157641号公報に見られるスラットコ
ンベヤが提供されている。この従来構成では、左右一対
のチェーン間にスラットが多数取り付けられ、これらス
ラットに案内される押厚シューの裏面側に被ガイド部材
(ピンやガイドローラ)が設けられている。そして、被
ガイド部材を案内するガイド体群と、これらガイド体群
の分岐部に配設した分岐装置とが設けられている。前記
分岐装置は、複数の方向転換部材が設けられた直交用方
向転換具をエアシリンダによってコンベヤ幅方向に動作
させ、各方向転換部材に形成された傾斜案内面によりピ
ンを案内して直交用分岐ガイドに導くように構成されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、物品の前後長さの中心を搬入コンベヤの幅中心に
合わせた状態で、物品を搬入コンベヤに分岐し得、した
がって物品群の前後長さが一定状であれば好適な分岐を
行える。しかし、物品群の前後長さが不揃いの場合、そ
の前後長さの中心を搬入コンベヤの幅中心に合わせたと
き、物品群の前後端面は搬入コンベヤの幅方向において
階段状となり、このような端面不揃いによって、物品に
対する各種検出などを容易に行えない場合も生じる。
【0004】また、エアシリンダにより直交用方向転換
具を作動させたとき、物品を支持しているスラット群の
全ての押厚シューを分岐作動させる構成であり、したが
って、直交用方向転換具や切換え手段などが複雑な構成
となる。特に、長尺の物品を分岐させるとき、その構成
はより複雑になる。
【0005】そこで本発明の請求項1記載の発明は、分
岐した物品に対する各種検出などを容易に行える転換設
備を提供することを目的としたものである。また請求項
3、4記載の発明は、少数の物品横押し体を分岐作動し
得る転換設備を提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の転換設備は、主
搬送経路に沿って配設された左右一対の無端回動体と、
これら無端回動体間に多数取り付けられ、かつ主搬送経
路とは直交状の方向が長さ方向とされた物品支持体と、
この物品支持体に案内される物品横押し体と、この物品
横押し体の裏面側に設けられた被ガイド体と、この被ガ
イド体が案内されるガイド装置群と、このガイド装置群
の分岐部に配設された振り分け手段とが設けられ、この
振り分け手段は、主搬送経路上を搬送されてきた物品の
先端部分の検出に基づいて振り分け動すべく構成されて
いることを特徴としたものである。
【0007】したがって請求項1の発明によると、無端
回動体を回動させて物品支持体群を移動させることで、
主搬送経路の始端部に供給した物品を終端部に向けて搬
送し得る。そして、物品支持体と一体的に移動する物品
横押し体の被ガイド体を、ガイド装置群により案内し得
る。その際に、ガイド装置の分岐部に設けた振り分け手
段を非振り分け動させることにより、被ガイド体を、振
り分け手段の部分において振り分け動することなく通過
状に移動させ得る。また振り分け手段を振り分け動させ
ることにより、目的とする複数個の被ガイド体を、振り
分け手段の部分において同時に振り分け動し得る。
【0008】すなわち、主搬送経路上で搬送してきた物
品を振り分け分岐させるとき、まず主搬送経路上で搬送
している物品の先端部分を検出し、その検出に基づいて
振り分け手段を振り分け動させる。つまり、目的とする
複数個の被ガイド体が振り分け手段の部分に達したと
き、制御部からの指示により振り分け手段を振り分け動
させる。
【0009】これにより物品横押し体群は、搬送方向に
移動しながら主搬送経路を同期状(一体状)で横切るこ
とになり、以て物品に横押し作用して、この物品を、そ
の向きを変えることなく、主搬送経路に対して平行状で
振り分け移動させて、主搬送経路から側方に押し出すこ
とになる。その際に、最前端の物品横押し体を物品の先
端部分に当接させることで、物品は前後長さの変化に関
係なく、その先端面を合わせた状態で振り分け分岐し得
る。
【0010】また本発明の請求項2記載の転換設備は、
上記した請求項1記載の構成において、物品は先端面部
分に表示部が設けられ、主搬送経路から分岐された物品
を受け入れる分岐経路には、前記表示部が対向可能な読
み取り手段が設けられていることを特徴としたものであ
る。
【0011】したがって請求項2の発明によると、主搬
送経路から分岐経路に振り分け分岐した物品は、この分
岐経路において搬送し得、そして搬送中において、表示
部を読み取り手段によって読み取り得る。その際に物品
は、その先端面を合わせた状態で搬送していることで、
読み取り手段に対して表示部を常に一定状の距離を置い
て対向させ得る。
【0012】そして本発明の請求項3記載の転換設備
は、上記した請求項1または2記載の構成において、振
り分け手段は、所定数置きの複数の被ガイド体を同時に
振り分け案内可能に構成されていることを特徴としたも
のである。
【0013】したがって請求項3の発明によると、所定
数置きの複数の物品横押し体が、搬送方向に移動しなが
ら主搬送経路を同期状(一体状)で横切ることになり、
以て少数の物品横押し体を分岐作動させればよい。
【0014】さらに本発明の請求項4記載の転換設備
は、上記した請求項1または2記載の構成において、振
り分け手段は、任意に設定された数置きの複数の被ガイ
ド体を同時に振り分け案内可能に構成されていることを
特徴としたものである。
【0015】したがって請求項4の発明によると、主と
して取り扱う物品の長さなどに応じて、最も好ましい形
態で複数の物品横押し体を同期状に移動させ得る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施の形
態を、図1〜図13に基づいて説明する。図1、図2の
(a)、図5、図7、図10、図11において、1は本
体フレームで、両側にそれぞれ上下一対に配設したフレ
ーム材10,20と、上下ならびに左右のフレーム材1
0,20間を連結する中間枠部材2と、下位フレーム材
20から下方に連設した脚体3などからなり、前記中間
枠部材2は、縦連結材4や横連結材5などにより構成さ
れる。
【0017】前記上位フレーム材10は、アルミニウム
の成形品により断面矩形状に形成され、そして中央部に
上方への起立部11を形成して、この起立部11の内外
に切欠き状の段部12,13を形成している。さらに上
位フレーム材10には、起立部11の上端に上向き蟻溝
14が形成されるとともに、下端には内側下向き蟻溝1
6と外側下向き蟻溝17が形成されている。
【0018】また上位フレーム材10には、内側の段部
12の位置から内方へ、物品支持体を支持案内するため
の往路側ガイドレール部18が突出して形成されてい
る。これら蟻溝14〜17や往路側ガイドレール部18
などは、上位フレーム材10の成形時に長さ方向の全長
に亘って一体形成される。
【0019】前記下位フレーム材20は、アルミニウム
の成形品により断面矩形状に形成され、そして上端に内
側上向き蟻溝21と外側上向き蟻溝22が形成されると
ともに、下端に内側下向き蟻溝23と外側下向き蟻溝2
4が形成されている。さらに、内側の中間部から内方へ
物品支持体を支持案内するための復路側ガイドレール部
25が形成されるとともに、この復路側ガイドレール部
25により形成される段部26の上方に位置するよう
に、上端延長部27が形成されている。これら蟻溝21
〜24や復路側ガイドレール部25などは、下位フレー
ム材20の成形時に長さ方向の全長に亘って一体形成さ
れる。
【0020】前記中間枠部材2は、上位フレーム材10
の両下向き蟻溝16,17に板状のナット体6を位置さ
せておき、そして中間枠部材2の横連結材5に対して下
方から通したボルト7をナット体6に螺合して締め付け
ることで、上位フレーム材10と一体化される。また、
下位フレーム材20の両上向き蟻溝21,22を利用す
ることで、前述と同様にナット体6とボルト7とにより
下位フレーム材20に一体化される。この中間枠部材2
は両フレーム材10,20の長さ方向において所定間隔
置きに複数が配設される。また前記脚体3は、下位フレ
ーム材20の下向き蟻溝24を利用して、ナット体6と
ボルト7により下位フレーム材20に連結される。
【0021】上記のように構成された本体フレーム1の
始端部には左右方向の従動軸30が回転自在に配設さ
れ、また終端部には同じ方向の駆動軸31が回転自在に
配設される。ここで従動軸30や駆動軸31は、両フレ
ーム材10,20間に配設した左右一対の支持部材32
に、それぞれ軸受け装置33を介して回転自在に支持さ
れている。前記駆動軸31に連動連結した駆動装置34
は、電動機35と、これに一体化した減速機36とを有
し、この減速機36の出力部が前記駆動軸31に連動さ
れている。
【0022】前記従動軸30と駆動軸31との両端で相
対向部間には、スプロケット(輪体の一例)38,39
を介して無端チェーン(無端回動体の一例)40が配設
されている。ここでスプロケット38,39は、前記支
持部材32の内側に配設される。また前記チェーン40
はリンク41とリンクピン42とからなり、所定ピッチ
置きの特定のリンクピン42aは内側に突出されてい
る。
【0023】前記チェーン40は、往路側において内側
の段部12内に位置され、また復路において段部26内
に位置される。そして左右のチェーン40間に、物品支
持体50が多数取り付けられている。ここで物品支持体
50は、両チェーン40の移動方向となる主搬送経路4
5に対して直交した方向を長さ方向51として配設され
ている。
【0024】前記物品支持体50は、図5、図7、図
8、図10、図11に示すように、扁平状の表面に長さ
方向51に沿った凹部52が主搬送経路45の方向で2
条(単数条または複数条)に形成された物品載置板部5
3と、この物品載置板部53の裏面中間部から前記主搬
送経路45の方向で一対に連設されかつ直さ方向51に
沿った脚板部54と、前記物品載置板部53の前端から
下方に延びる前板部55と、前板部55の下端と前位の
脚板部54の下端とを結ぶ段状の前位底板部56と、荷
載置板部53の後端から下方に延びる後板部57と、後
板部57の下端と後位の脚板部54の下端とを結ぶ段状
の後位底板部58とにより構成されている。
【0025】そして両脚板部54の下端には、下方で開
放する溝状の嵌合部59が形成されている。また物品載
置板部53の裏面中間部でかつ脚板部54の外側には、
それぞれ下方で開放する溝状の螺合部60が形成されて
いる。
【0026】このようにして形成された物品支持体50
における長さ方向51の両端には、それぞれサイド部材
61が差し込み結合などにより取り付けられている。こ
れらサイド部材61は同一状の形状であって、前後方向
で長い本体部62の内面側の上部で前後の二箇所には、
内方へ突出する長方形筒状の差し込み部63が設けら
れ、そして差し込み部63間には一対の貫通孔64が形
成されている。
【0027】また、サイド部材61における本体部62
には、その外面側の上下中間部で前後方向の一端側に外
方へ突出する筒状の連結部65が形成され、さらに前後
方向の他端側には、内外両側方と他端外方に開放される
凹入状の嵌合部66が形成されている。ここで連結部6
5は、本体部62側に位置される径大部分65aと、こ
の径大部分65aの外側に位置される鍔部分65bと、
この鍔部分65bの外側に位置される径小部分65cと
により形成されている。以上の62〜66などによりサ
イド部材61の一例が構成される。
【0028】このように形成されたサイド部材61は、
物品支持体50における物品載置板部53と、前板部5
5(または後板部57)と、前位底板部56(または後
位底板部58)と、螺合部60とにより形成された前後
一対の空間部50aに一対の差し込み部63が差し込ま
れ、そして貫通孔64に外側から通されたボルト67が
螺合部60に螺合結合されることで、物品支持体50の
両端に取り付けられる。
【0029】その際に、一対のサイド部材61が物品支
持体50の両端に取り付けられたとき、連結部65が前
後に振り分けられて位置されることになる。そして無端
チェーン40における特定のリンクピン42aが連結部
65の孔部に差し込み結合されることで、物品支持体5
0の両端は、それぞれサイド部材61を介して無端チェ
ーン40に連結され、以て左右一対の無端チェーン40
間に多数の物品支持体50が取り付けられる。このと
き、サイド部材61の嵌合部66は、隣接したサイド部
材61における連結部65の径大部分65aに外嵌され
ることになる。
【0030】前記連結部65、すなわち径小部分65c
には、外周部がウレタンからなる回転体(被ガイド部材
の一例で、ベアリング形式やローラ形式などからな
る。)68が外嵌され、これら回転体68は、前記本体
フレーム1側の両ガイドレール部18,25に支持案内
される。
【0031】各物品支持体50には、この物品支持体5
0に案内されて長さ方向51に移動自在な物品横押し体
70が設けられる。これら物品横押し体70は前記物品
支持体50に外嵌されるもので、前記荷載置板部53に
上側から対向される上板材71と、前記前板部55に前
側から対向される前板材72と、前記後板部57に後側
から対向される後板材73と、前記底板部56,58な
どに下側から対向される底板材74などにより矩形筒状
に形成される。
【0032】そして底板材74でかつ両脚板部54を中
にして前後方向の他方(前方)からは、前位の脚板部5
4に形成した嵌合部59に対して下方から嵌合して、物
品支持体50の裏面側に嵌合案内される突状の被嵌合部
75が形成されている。さらに底板材74でかつ両脚板
部54を中にして前後方向の一方(後方)には、前記物
品支持体50の底板部58により形成された裏面側に対
して弾性的に当接するガタつき防止部76が形成されて
いる。ここでガタつき防止部76は、底板材74にコの
字状の切り込みを入れて舌片状に形成されるとともに、
遊端には裏面側への当接部が突状に形成されている。
【0033】また前記物品横押し体70の上板材71に
は、前記物品支持体50に形成された凹部52に上方か
ら係合する一対の凸部77が形成され、そして底板材7
4には、両脚板部54間に嵌合して摺動案内される被ガ
イド部78が形成されている。なお物品横押し体70
は、たとえば合成樹脂からなり、その際に、上板材71
の表面側には横押し用の作用部79が一体成形される。
以上の71〜79などにより物品横押し体70の一例が
構成される。
【0034】そして、前記被ガイド部78を利用して被
ガイド体80が取り付けられる。すなわち前記被ガイド
部78の中央部からローラ軸81が、その上部を埋め込
み成形により支持させることで垂設され、このローラ軸
81の中間部に、ガイドローラ82が遊転自在に取り付
けられる。これらローラ軸81やガイドローラ82など
により被ガイド体80の一例が構成され、以て被ガイド
体80は物品横押し体70の裏面外方に設けられる。
【0035】前記上位フレーム材10で、無端チェーン
40を配設するとともに往路側ガイドレール部18を形
成してなる内側の段部12の上方には、この段部12の
上方を閉塞する上部カバー83が配置される。この上部
カバー83は、その長さ方向における複数箇所にボルト
孔84が形成されている。そして上部カバー83は、起
立部11に対して上方から載置された状態で、ボルト孔
84へ通したボルト85を、内側上向き溝部14内に予
め位置させたナット体86に螺合させることで、上位フ
レーム材10に固定される。
【0036】図2の(b)、図3、図7、図9、図10
に示すように、前記本体フレーム1の中間枠部材2にお
ける上位の横連結部材5には前記ガイドローラ82の案
内を行う往路ガイド装置90が配設され、また下位の横
連結部材5には復路ガイド装置100が配設される。そ
して往路側には左側振り分け手段110と右側振り分け
手段111が配設され、さらに復路側の中央の分岐部に
は切り換え手段130が配設される。
【0037】前記往路ガイド装置90は、始端部の両側
にそれぞれ左右一対に設けた始端ガイド部91A,91
Bと、一方の始端ガイド部91Aの終端に連続した上手
ガイド部92と、他方の始端ガイド部91Bの終端に左
側振り分け手段110を介して対向した中間ガイド部9
3と、前記上手ガイド部92の終端に前記左側振り分け
手段110と右側振り分け手段111とを介して対向し
た下手ガイド部94と、この下手ガイド部94の終端に
対向し、かつ中間ガイド部93の終端に前記右側振り分
け手段111を介して対向した左右一対の終端ガイド部
95A,95Bとからなる。
【0038】前記復路ガイド装置100は、下手側ほど
内側へと傾斜した左右一対の内移動ガイド部101A,
101Bと、これら内移動ガイド部101A,101B
の終端に前記切り換え手段103を介して対向し、かつ
下手側ほど外側へと傾斜した左右一対の外移動ガイド部
102A,102Bとからなる。
【0039】両ガイド装置90,100は、たとえば図
7の始端カイド部91Bならびに外移動ガイド部102
Bで示すように、アルミニウムの押し出し成形品からな
る本体105と、この本体105の内面側に装着した樹
脂製のガイド板106とからなり、前記本体105がブ
ラケット107を介して横連結部材5に固定される。な
お図1に示すように、始終の反転部でガイドローラ82
の案内を行うべく、両軸30,31の部分にはガイドロ
ーラ82の嵌合を許す反転ガイド体108A,108
B,109A,109Bが取り付けられている。
【0040】前記左側振り分け手段110と右側振り分
け手段111とは、その振り分け方向が逆とされて同一
状に構成されており、以下においては、図9〜図13に
示すように、左側振り分け手段110を説明し、右側振
り分け手段111は同一符号を付して、詳細な説明は省
略する。
【0041】前記左側振り分け手段110は、1個置き
(所定数置き)の5個(複数)の被ガイド体80を同時
に振り分け案内可能であって、他方の始端ガイド部91
Bと中間ガイド部93との間に設けられた右側ベース体
112上に、5個(複数)の振り分け案内体130が所
定ピッチ置きに配設されている。すなわち右側ベース体
112には、所定の角度でスリット113が形成される
とともに、このスリット113と対を成す状態で結合用
貫通孔114と揺動支軸の固定用孔115とが形成され
ている。
【0042】そして、右側ベース体112上にはブロッ
ク体120が固定される。このブロック体120は、下
位部分120aと、この下位部分120aの一端から立
ち上がる縦部分120bと、この縦部分120bの上端
から下位部分120aとは反対側に伸びる上位部分12
0cとにより、側面視においてZ字状(逆Z字状)に形
成されている。前記下位部分120aの下面には、前記
スリット113に対して上方から嵌合可能な突起部12
1が形成され、さらに前記下位部分120aには、前記
結合用貫通孔114に連通可能な結合用貫通孔122が
形成されている。
【0043】前記上位部分120cは平面視において鋭
角状に形成され、その両側面はピンガイド面123A,
123Bに形成されている。そして上位部分120cの
縦部分120b寄りの位置には、前記固定用孔115に
上方から対向可能な揺動支軸用の貫通孔124が形成さ
れ、また遊端寄りの下面には揺動規制用の突起部125
が下向きに形成されている。なお縦部分120bの上端
部分にはスリット状の係合部126が形成されている。
【0044】上記構成のブロック体120は、その突起
部121をスリット113に対して上方から嵌合させた
状態で、連通した結合用貫通孔114,122間に結合
具(ボルト・ナットなど)127を作用させることで、
右側ベース体112上に、所定の向きでかつ回り止めし
た状態で固定されることになる。
【0045】前記振り分け案内体130は振り分け案内
部131とリンク部136とからなり、これら振り分け
案内部131とリンク部136とは、平面視において9
0度状として一体形成されている。そして振り分け案内
体130には、振り分け案内部131とリンク部136
とが成すコーナ部分に揺動支軸用の貫通孔132が形成
されている。
【0046】前記振り分け案内部131の中間部分の上
面には、前記ブロック体120側の突起部125が嵌合
可能な揺動規制用の凹部133が形成されている。ま
た、振り分け案内部131の遊端部分の上面からはカム
体134が上方へと突出形成され、このカム体134は
平面視において鋭角状であって、その左の側面は振り分
け用カム面135Aに形成されるとともに,右の側面は
非振り分け用カム面135Bに形成されている。前記リ
ンク部136の遊端は二股状に形成され、この二股部分
に連結用孔137が形成されている。
【0047】上記構成の振り分け案内体130は、突起
部125に凹部133を嵌合させた状態で、その貫通孔
132を上方の貫通孔124に連通させ、これら貫通孔
132,124間に揺動支軸138を挿通させること
で、ブロック体120側に対して縦軸芯138aの周り
で揺動可能に構成される。そして振り分け案内体130
は、揺動によって振り分け案内位置と非振り分け位置と
の間で切り換え動自在に構成され、その際にリンク部1
36は一体的に揺動される。
【0048】なお揺動支軸138は、固定用孔115を
利用した固定具(ボルト・ナットなど)139によっ
て、右側ベース体112側に固定されている。以上の1
31〜139などにより振り分け案内体130の一例が
構成される。
【0049】上記構成からなる振り分け案内体130群
は、各リンク部136を介して共通の押し引き体140
に相対回動自在に連結されている。すなわち、押し引き
体140は長尺リンク体状であって、各リンク部136
の二股部分に通された状態で、連結用孔137を利用し
た連結ピン141を介して相対回動自在に連結されてい
る。そして押し引き体140には、シリンダー装置(押
し引き駆動装置の一例)142が連動されている。
【0050】ここでシリンダー装置142は、そのシリ
ンダー本体143が縦軸145を介して右側ベース体1
12側に揺動自在に連結され、そしてピストンロッド1
44が押し引き体140の一端に縦ピン146を介して
相対回動自在に連結されている。なお、シリンダー装置
142の近くで右側ベース体112上には、シリンダー
装置142に対する給排油制御のためのソレノイドバル
ブ装置148が設けられている。
【0051】前記押し引き体140と右側ベース体11
2との間には、押し引き量規制手段150が設けられて
いる。すなわち、右側ベース体112上にはU字状のブ
ラケット151が設けられ、このブラケット151に
は、押し引き方向で一対のストッパー体152が、それ
ぞれ位置調整自在に設けられている。そして押し引き体
140側には、両ストッパー体152間に位置される被
ストッパー体153が一体に形成されている。
【0052】前記上手ガイド部92と右側振り分け手段
111との間には、前記右側ベース体112に平行され
かつ右側ベース体112に対して少し下手にずれた状態
で左側ベース体155が設けられている。そして左側ベ
ース体155上には、前記上手ガイド部102に連続さ
れる状態で中継ガイド体156が設けられている。
【0053】前記振り分け案内体130の部分と前記中
継ガイド体156の部分に亘っては、振り分けられた被
ガイド体80におけるガイドローラ82の案内を行う振
り分けガイド体157が配設されている。この振り分け
ガイド体157は帯板状であって、その始端部分は前記
係合部126に係合され、そして終端部分は、前記中継
ガイド体156との間に所定間隔を置いた状態で、この
中継ガイド体156側に連結体158などを介して連結
されている。なお、振り分けガイド体157の中間部分
は、両ベース体112,155間に設けられたブラケッ
ト159などを介して、その傾斜姿勢が維持されてい
る。
【0054】前記振り分け案内体130間には、それぞ
れ渡しガイド体160が配設され、これら渡しガイド体
160は、連結具161を介して右側ベース体112上
に連結されている。以上の112〜161などにより、
左側振り分け手段110の一例が構成される。
【0055】図1、図6、図7、図11に示すように、
本体フレーム1の両側外方には、主搬送経路45に対し
て外方へ直角状とされた分岐経路171A,171Bを
形成する分岐コンベヤ172A,172Bが設けられ
る。ここで分岐コンベヤ172A,172Bは多数のロ
ーラ173を有し、これらローラ173は、その端部を
上位フレーム材10の外側の段部13内に位置させ、か
つ起立部11に充分に接近させた状態で配置される。な
お上位フレーム材10の外側上向き蟻溝17などを分岐
コンベヤ172A,172Bとの連結に利用できる。
【0056】前記左側振り分け手段110や右側振り分
け手段111は、主搬送経路45上を搬送されてきた物
品180の先端部分180aの検出に基づいて振り分け
動すべく構成されている。すなわち、左側振り分け手段
110の上手部分で主搬送経路45の一側方には、搬送
されてきた物品180の先端部分180aを検出する検
出手段(センサーなど)175が設けられている。
【0057】この検出手段175は制御部(図示せ
ず。)に接続され、そして制御部は、検出手段175か
らの信号が入ることで、設定時間後に左側振り分け手段
110や右側振り分け手段111を振り分け動させるよ
うに構成されている。その際に振り分け動は、最前端の
物品横押し体70が物品180の先端部分180aに当
接されるように構成されている。
【0058】前記物品180は、その先端面部分にバー
コードなどの表示部181が設けられている。そして、
主搬送経路45から分岐された物品180を受け入れる
前記分岐経路171A,171Bの一側方には、前記表
示部181が対向可能なバーコードリーダなどの読み取
り手段177が設けられている。
【0059】以下に、上記した第1の実施の形態におい
て、転換設備の組み立て、ならびに物品180の搬送、
分岐作用を説明する。転換設備の施工時などにおいて、
本体フレーム1を枠組み状に組み立て、そして本体フレ
ーム1に無端チェーン40や物品支持体50などを組み
込んだのち、両上位フレーム材10の上端に上部カバー
83を配設させる。
【0060】すなわち、物品支持体50に形成した前後
一対の空間部50aにサイド部材61の一対の差し込み
部63を差し込んで、物品支持体50の端面側にサイド
部材61の内面側を当接させたのち、貫通孔64に外側
から通したボルト67を螺合部60に螺合結合させる。
これにより、物品支持体50の両端にサイド部材61を
取り付け得、その際に、両サイド部材61を取り付ける
前、または一方のサイド部材61を取り付けた後に、物
品支持体50に対して物品横押し体70を外嵌させてい
る。
【0061】このようにして、物品支持体50の両端に
サイド部材61を取り付けたとき、両サイド部材61
は、その連結部65を前後に振り分けて位置し得る。そ
して、無端チェーン40における特定のリンクピン42
aを連結部65の孔部に差し込み結合させることで、物
品支持体50の両端を、それぞれサイド部材61を介し
て無端チェーン40に連結し得る。このような連結を順
次行うことで、左右一対の無端チェーン40間に多数の
物品支持体50を取り付け得る。その際に、サイド部材
61の嵌合部66は、前後で隣接したサイド部材61に
おける連結部65の径大部分65aに外嵌させている。
【0062】したがって物品支持体50は、前後に振り
分けた左右一対の連結部65を介して無端チェーン40
に直接に連結し得、すなわち対角状位置の2点で直接に
連結し得る。そして一方側のサイド部材61の嵌合部6
6を、前方で隣接した物品支持体50におけるサイド部
材61の連結部65に外嵌させ、また他方側のサイド部
材61の嵌合部66を、後方で隣接した物品支持体50
におけるサイド部材61の連結部65に外嵌させること
で、別の対角状位置の2点を、前後の物品支持体50側
に振り分けた状態で、無端チェーン40に間接的に連結
し得る。
【0063】すなわち左右のサイド部材61は、同一状
の形状で共通の部品であることにより、その製作を容易
にかつ安価に行えるとともに、管理を容易に行える。そ
して、サイド部材61を介して無端チェーン40間に取
り付ける各物品支持体50は、対角状位置の2点のみで
直接に連結することで、無端チェーン40に対する連結
構造を簡単にし得るとともに、連結は作業性を良くして
迅速に行える。しかも各物品支持体50は、無端チェー
ン40に対して4点の連結状態であることから、物品1
80の支持搬送を安定して行える。
【0064】また、何らかのトラブルによって物品支持
体50を、サイド部材61を残した状態で取り外したと
き、この物品支持体50の前後に隣接した物品支持体5
0は、取り外した物品支持体50側に対する嵌合部66
による1点の連結を除いた3点の連結(3点支持)とな
り、以て所期の搬送移動は何ら支障なく行える。
【0065】このように組み立てた転換設備は、駆動装
置34の電動機35を作動させ、減速機36に連動した
駆動軸31を介してスプロケット39を強制回転させ、
以て両無端チェーン40を移動し得る。この両無端チェ
ーン40の移動によって物品支持体50群を、回転体6
8を介して両ガイドレール部18,25に支持案内させ
た状態で移動し得る。これにより物品支持体50群が循
環移動することから、始端部の物品支持体50上に供給
した物品180を主搬送経路45上で搬送し得る。
【0066】このような搬送を行う際に、物品支持体5
0群と一体的に移動する物品横押し体70は、その被ガ
イド体80がガイド装置90,100に案内されること
によって、被ガイド部78を介して物品支持体50の長
さ方向51に、複数個が同時に往復移動したり、物品支
持体50とともに主搬送経路45に沿って直線状に移動
したりする。
【0067】すなわち図3において、たとえば一方側の
始端ガイド部91Aに案内されているガイドローラ82
は、上手ガイド部92から中継ガイド体156へと案内
され、そして右側振り分け手段111が非振り分け姿勢
のときに直進案内されたのち、下手ガイド部94から終
端ガイド部95Aに案内されることになる。これにより
物品横押し体70は物品180に作用せず、この物品1
80は主搬送経路45上を直進状に搬送される。
【0068】なお他方側も同様であって、始端ガイド部
91Bのガイドローラ82は、左側振り分け手段110
が非振り分け姿勢のときに直進案内されたのち、中間ガ
イド部93から中継ガイド体156へと案内され、そし
て終端ガイド部95Bへと移動することになる。
【0069】前述した左側振り分け手段110や右側振
り分け手段111の非振り分け姿勢は、図9の実線、図
10の実線、図11、図12の実線に示すように、シリ
ンダー装置142を伸展動させて、押し引き量規制手段
150による規制位置まで押し引き体140を押し移動
させ、リンク部136を介して振り分け案内体130群
を縦軸心138aの周りに揺動させて、その振り分け案
内部131を内側へ移動させることで可能となる。
【0070】このような非振り分け姿勢において、たと
えば他方側の始端ガイド部91Bからのローラ軸81
は、最も上手の振り分け案内部131の非振り分け用カ
ム面135Bからピンガイド面123Bへと案内され、
そして渡しガイド体160に案内されたのち、次の振り
分け案内部131の非振り分け用カム面135Bに案内
される。これにより左側振り分け手段110の部分にお
いて、振り分け動されることなく通過状に移動される。
【0071】また左側振り分け手段110や右側振り分
け手段111の振り分け姿勢は、図9の仮想線、図10
の仮想線、図12の仮想線に示すように、シリンダー装
置142を収縮動させて、押し引き量規制手段150に
よる規制位置まで押し引き体140を引き移動させ、リ
ンク部136を介して振り分け案内体130群を縦軸心
138aの周りに揺動させて、その振り分け案内部13
1を外側へ移動させることで可能となる。
【0072】すなわち、主搬送経路45上で搬送されて
きた物品180を、たとえば左側振り分け手段110に
よって、他方の分岐コンベヤ172Aに振り分け分岐さ
せるとき、まず主搬送経路45上で搬送されている物品
180の先端部分180aを検出手段175により検出
する。そして制御部は、検出手段175からの信号が入
ったのち、設定時間後に左側振り分け手段110を振り
分け動させる。つまり、目的とする5個の被ガイド体8
0におけるローラ軸81が各振り分け案内部131の上
手、たとえば渡しガイド体160の部分に達したとき、
制御部からの指示に基づいてシリンダー装置142を収
縮動させる。
【0073】これにより、前述したように振り分け案内
部131群を外側へ移動させることになり、以てローラ
軸81群は、同時に、対向されたそれぞれの振り分け用
カム面135Aからピンガイド面123Aへと案内さ
れ、そして振り分けガイド体157の案内により移動さ
れたのち、中継ガイド体156に達することになる。
【0074】すなわち物品横押し体70群は、図1、図
6に示すように、搬送方向に移動しながら主搬送経路4
5を同期状(一体状)で横切ることになり、以て他側の
作用部79群が物品180に横押し作用して、この物品
180を、その向きを変えることなく、主搬送経路45
に対して平行状で左側へ振り分け移動させ、他方の分岐
コンベヤ172Aに渡すことになる。
【0075】その際に、物品180の前後長さが異なる
(長尺の物品や短尺の物品)ことによって後端側の物品
横押し体70は物品180に横押し作用することなく横
切ることになる。しかし、最前端の物品横押し体70が
物品180の先端部分180aに当接することで、物品
180は前後長さの変化に関係なく、図1の仮想線に示
すように、その先端面を合わせた状態で他方の分岐経路
171Aに振り分け分岐し得る。
【0076】また左側振り分け手段110は、1個置き
の5個の被ガイド体80を同時に振り分け案内すること
で、1個置きの5個の物品横押し体70が、搬送方向に
移動しながら主搬送経路45を同期状(一体状)で横切
ることになり、以て少数の物品横押し体70を分岐作動
させればよいことで、左側振り分け手段110などの構
成を簡素化し得る。特に、長尺の物品180を分岐させ
るとき、簡素な構成はより有効になる。
【0077】上述したようにして、他方の分岐経路17
1Aに振り分け分岐した物品180は、分岐コンベヤ1
72Aによって搬送し得るのであり、そして搬送中にお
いて、先端面部分に設けた表示部181を読み取り手段
177により読み取り得る。その際に物品180は、そ
の先端面を合わせた状態で搬送されていることで、読み
取り手段177に対して表示部181を常に一定状の距
離を置いて対向させ得、以て物品180に対する各種検
出などを容易にかつ正確に行えることになる。
【0078】なお右側振り分け手段111も同様であっ
て、物品横押し体70群の一側の作用部79が物品18
0に横押し作用して、この物品180を、その向きを変
えることなく、主搬送経路45に対して平行状で右側へ
振り分け移動させ、一方の分岐コンベヤ172Bに渡す
ことになる。このように両分岐コンベヤ172A,17
2Bに振り分けて渡す際に、物品支持体50上の物品1
80は、上位フレーム材10に固定した上部カバー83
の上方を乗り越え、そして段部13に位置している両分
岐コンベヤ172A,172Bのローラ173に乗り移
る。
【0079】上述したようにして終端ガイド部95A,
95Bの端部に達したガイドローラ82は反転ガイド体
109A,109Bに案内されて反転し、そして内移動
ガイド部101A,101Bに案内されて中央部に移動
される。次いで切り換え手段103により左右に振り分
けられたのち、外移動ガイド部102A,102Bの案
内により外側へと移動され、さらに反転ガイド体108
A,108Bに案内されて反転したのち、始端ガイド部
91A,91Bのいずれかに移される。
【0080】次に、本発明の第2の実施の形態を、図1
4に基づいて説明する。すなわち、振り分け手段11
0,111が、2個置き(所定数置き)の4個(複数)
の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能とされた形
式である。なお、同様にして、3個置きや4個置きの被
ガイド体80を同時に振り分け案内可能とされた形式で
あってもよい。
【0081】次に、本発明の第3の実施の形態を、図1
5に基づいて説明する。すなわち、振り分け手段11
0,111が、任意に設定された数置きの複数の被ガイ
ド体80を同時に振り分け案内可能とされた形式であ
る。ここでは、1箇所の1個置きと2箇所の2個置きと
の4個(複数)の被ガイド体80を同時に振り分け案内
可能とされた形式であり、長尺の物品180に4個の物
品横押し体70が横押し作用し、短尺の物品180に3
個の物品横押し体70が横押し作用している。
【0082】次に、本発明の第4の実施の形態を、図1
6に基づいて説明する。すなわち、振り分け手段11
0,111が、2箇所の1個置きと1箇所の2個置きと
の4個(複数)の被ガイド体80を同時に振り分け案内
可能とされた形式であり、長尺の物品180に4個の物
品横押し体70が横押し作用し、短尺の物品180に3
個の物品横押し体70が横押し作用している。
【0083】なお、第3の実施の形態や第4の実施の形
態などを組み合わせるなどして、任意に設定された数置
きの複数の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能と
され、これによると、転換設備で主として取り扱う物品
180の長さに応じて、最も好ましい形態で所期の振り
分け分岐を行える。
【0084】上述した第2〜第4の実施の形態のよう
に、同時に振り分け案内させる被ガイド体80の変化
は、複数個の振り分け案内体130の配設位置(ピッチ
など)を調整することで可能となる。
【0085】上記した実施の形態において振り分け手段
110,111は、所定数置きの複数の被ガイド体80
を同時に振り分け案内可能に、または任意に設定された
数置きの複数の被ガイド体80を同時に振り分け案内可
能に構成されているが、これは間隔を置かずに、連続し
た複数の被ガイド体80を同時に振り分け案内可能とし
た構成などであってもよい。
【0086】上記した実施の形態では、主搬送経路45
の両側外方に分岐経路171A,171Bが形成された
形式が示されているが、これは、いずれか片方にのみ単
数または複数の分岐経路が形成された形式などであって
もよい。
【0087】上記した実施の形態では、左右一対の無端
回動体として無端チェーン40が採用され、左右方向の
リンクピン42aを介してサイド部材61の連結部65
に連結されているが、これはベルトやワイヤーなどであ
ってもよく、この場合には、適宜の連結手段を介してサ
イド部材61の連結部65に連結される。
【0088】上記した実施の形態では、被ガイド体80
として、ローラ軸81とガイドローラ82とからなる形
式が示されているが、これはローラ軸81とガイドロー
ラ82とのいずれか一方のみの形式などであってもよ
い。
【0089】上記した実施の形態では、押し引き駆動装
置としてシリンダー装置142が示されているが、これ
は螺子軸形式やソレノイド形式などであってもよい。上
記した実施の形態では、振り分け案内体130として、
振り分け案内部131とリンク部136とが一体形成さ
れた構成が示されているが、これは振り分け案内部13
1とリンク部136とが別々に形成された構成などであ
ってもよい。
【0090】上記した実施の形態では、連結部65に、
ガイドレール部18,25に案内される回転体68が外
嵌されているが、この回転体68は別箇所に設けられた
形式などであってもよい。
【0091】上記した実施の形態では、無端チェーン4
0とサイド部材61との連結として、対角状位置の2点
のみで直接に連結する形式が示されているが、これは各
隅部での4点を直接に連結する形式などであってもよ
い。
【0092】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、無
端回動体を回動させて物品支持体群を移動させること
で、主搬送経路の始端部に供給した物品を終端部に向け
て搬送できる。そして、物品支持体と一体的に移動する
物品横押し体の被ガイド体を、ガイド装置群により案内
できる。その際に、ガイド装置の分岐部に設けた振り分
け手段を非振り分け動させることにより、被ガイド体
を、振り分け手段の部分において振り分け動することな
く通過状に移動でき、また振り分け手段を振り分け動さ
せることにより、目的とする複数個の被ガイド体を、振
り分け手段の部分において同時に振り分け動できる。
【0093】すなわち、主搬送経路上で搬送してきた物
品を振り分け分岐させるとき、まず主搬送経路上で搬送
している物品の先端部分を検出し、その検出に基づいて
振り分け手段を振り分け動させる。つまり、目的とする
複数個の被ガイド体が振り分け手段の部分に達したと
き、制御部からの指示により振り分け手段を振り分け動
させる。
【0094】これにより物品横押し体群は、搬送方向に
移動しながら主搬送経路を同期状(一体状)で横切るこ
とになり、以て物品に横押し作用して、この物品を、そ
の向きを変えることなく、主搬送経路に対して平行状で
振り分け移動させて、主搬送経路から側方に押し出すこ
とができる。その際に、最前端の物品横押し体を物品の
先端部分に当接させることで、物品は前後長さの変化に
関係なく、その先端面を合わせた状態で振り分け分岐で
き、以て分岐した物品に対する各種検出などを容易にか
つ正確に行うことができる。
【0095】また上記した本発明の請求項2によると、
主搬送経路から分岐経路に振り分け分岐した物品を、こ
の分岐経路において搬送でき、そして搬送中において、
表示部を読み取り手段によって読み取ることができる。
その際に物品は、その先端面を合わせた状態で搬送して
いることで、読み取り手段に対して表示部を常に一定状
の距離を置いて対向でき、以て物品のデータなどを容易
にかつ正確に読み取ることができる。
【0096】そして上記した本発明の請求項3による
と、所定数置きの複数の物品横押し体が、搬送方向に移
動しながら主搬送経路を同期状(一体状)で横切ること
になり、以て少数の物品横押し体を分岐作動させればよ
いことで、振り分け手段などの構成を簡素化できる。特
に、長尺の物品を分岐させるとき、簡素な構成はより有
効になる。
【0097】さらに上記した本発明の請求項4による
と、主として取り扱う物品の長さなどに応じて、最も好
ましい形態で複数の物品横押し体を同期状に移動でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、転換設備の
概略平面図である。
【図2】同転換設備の概略側面図で、(a)は全体部
分、(b)はガイド装置群である。
【図3】同転換設備の往路ガイド装置群を示す概略平面
図である。
【図4】同転換設備の復路ガイド装置群を示す概略平面
図である。
【図5】同転換設備における要部の一部切り欠き平面図
である。
【図6】同転換設備における要部の平面図である。
【図7】同転換設備における要部の縦断正面図である。
【図8】同転換設備における物品横押し体を取り付けた
物品支持体部分の一部切り欠き側面図である。
【図9】転換設備における左側振り分け手段の平面図で
ある。
【図10】同転換設備における要部の一部切り欠き正面
図である。
【図11】同転換設備における左側振り分け手段の一部
切り欠き正面図である。
【図12】同転換設備における左側振り分け手段の要部
の平面図である。
【図13】同転換設備における左側振り分け手段の要部
の側面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態を示し、転換設備
における要部の平面図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態を示し、転換設備
における要部の平面図である。
【図16】本発明の第4の実施の形態を示し、転換設備
における要部の平面図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 10 上位フレーム材 18 往路側ガイドレール部 20 下位フレーム材 25 復路側ガイドレール部 30 従動軸 31 駆動軸 34 駆動装置 38 スプロケット(輪体) 39 スプロケット(輪体) 40 無端チェーン(無端回動体) 45 主搬送経路 50 物品支持体 51 長さ方向 53 物品載置板部 61 サイド部材 62 本体部 65 連結部 68 回転体(被ガイド部材) 70 物品横押し体 79 作用部 80 被ガイド体 81 ローラ軸 82 ガイドローラ 90 往路ガイド装置 100 復路ガイド装置 103 切り換え手段 110 左側振り分け手段 111 右側振り分け手段 112 右側ベース体 120 ブロック体 123A ピンガイド面 123B ピンガイド面 130 振り分け案内体 131 振り分け案内部 135A 振り分け用カム面 135B 非振り分け用カム面 136 リンク部 138 揺動支軸 140 押し引き体 142 シリンダー装置(押し引き駆動装置) 150 押し引き量規制手段 155 左側ベース体 156 中継ガイド体 157 振り分けガイド体 160 渡しガイド体 171A 分岐経路 171B 分岐経路 172A 分岐コンベヤ 172B 分岐コンベヤ 175 検出手段 177 読み取り手段 180 物品 180a 先端部分 181 表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F015 AA06 BA02 CA02 FA02 GA01 HA01 JC03 JC08 JC12 JC18 3F070 AA06 BA10 BB03 BB08 BD01 BE09 EA21 EA27

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主搬送経路に沿って配設された左右一対
    の無端回動体と、これら無端回動体間に多数取り付けら
    れ、かつ主搬送経路とは直交状の方向が長さ方向とされ
    た物品支持体と、この物品支持体に案内される物品横押
    し体と、この物品横押し体の裏面側に設けられた被ガイ
    ド体と、この被ガイド体が案内されるガイド装置群と、
    このガイド装置群の分岐部に配設された振り分け手段と
    が設けられ、この振り分け手段は、主搬送経路上を搬送
    されてきた物品の先端部分の検出に基づいて振り分け動
    すべく構成されていることを特徴とする転換設備。
  2. 【請求項2】 物品は先端面部分に表示部が設けられ、
    主搬送経路から分岐された物品を受け入れる分岐経路に
    は、前記表示部が対向可能な読み取り手段が設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の転換設備。
  3. 【請求項3】 振り分け手段は、所定数置きの複数の被
    ガイド体を同時に振り分け案内可能に構成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の転換設備。
  4. 【請求項4】 振り分け手段は、任意に設定された数置
    きの複数の被ガイド体を同時に振り分け案内可能に構成
    されていることを特徴とする請求項1または2記載の転
    換設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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