JP2003127001A - チップホルダおよびそれを用いた切削工具 - Google Patents
チップホルダおよびそれを用いた切削工具Info
- Publication number
- JP2003127001A JP2003127001A JP2001322149A JP2001322149A JP2003127001A JP 2003127001 A JP2003127001 A JP 2003127001A JP 2001322149 A JP2001322149 A JP 2001322149A JP 2001322149 A JP2001322149 A JP 2001322149A JP 2003127001 A JP2003127001 A JP 2003127001A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- probe
- chip
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Abstract
らず取り付けることが可能であり、かつ長期間にわたっ
て使用可能なチップホルダやそれを用いた切削工具を提
供する。 【解決手段】 刃物台2に取り付けられる柱状のシャン
ク3の先端に、スローアウェイチップ4を固定保持する
ためのポケット5を形成するとともに、ポケット5に、
一対のプローブ7a、7bを一体化したプローブ部材8
を脱着可能な状態でポケット5から突出するように嵌め
込むためのプローブ孔9を形成したチップホルダや、そ
れに導電回路を備えたスローアウェイチップ取り付けた
切削工具を作製する。
Description
ップを保持するためのホルダおよび切削工具に関し、特
に、導電回路を備えたスローアウェイチップを保持する
ためのホルダとそれを用いた切削工具に関する。
量を検知することによって、工具寿命を自動的に判定す
る方法が検討され、例えば、特開平9−38846号公
報には、スローアウェイチップ(以下、単にチップと略
す。)表面の所定位置に導電膜からなる導電回路(セン
サ回路)を設け、切刃稜の摩耗量をセンサ回路の摩耗に
よる抵抗値の変化によって検出する方法が記載されてい
る。
の抵抗値を測定するには、前記チップを保持するチップ
ホルダに一体的に取り付けられ、前記センサ回路の両終
端に接触する一対のプローブ(接続端子)を形成すると
ともに、該プローブに接続した一対の外部配線を介して
抵抗測定機等の信号検知部に接続する方法が記載されて
いる。
ようにプローブをチップホルダに一体的に取り付ける方
法では、プローブに負荷がかかって断線や破損を生じる
等最も損傷を受けやすいプローブ部分が故障した場合、
ホルダごと交換しなければならないという問題があっ
た。
によってプローブのサイズや取り付け位置が異なる場合
があり、その都度チップホルダを替えなければならない
という問題があった。
持たないチップを取り付けることがあり、この場合には
センサ回路を持たないチップの表面形状によってプロー
ブの先端が摩耗したりすることがあるために、取り付け
可能なチップの形状が限定されてしまうという問題があ
った。
れたもので、その目的は、チップの形状や導電回路の回
路パターンによらず取り付けることが可能であり、かつ
長期間にわたって使用可能なチップホルダとそれを用い
た切削工具を提供することにある。
対して検討した結果、シャンクのポケット内に一対のプ
ローブを一体化したプローブ部材を脱着可能な状態で嵌
め込むことによって、チップの形状や導電回路の回路パ
ターンに応じたプローブ部材を組み合わせて取り付ける
ことが可能であり、かつ消耗しやすいプローブのみを交
換することができることから、チップホルダ自体を長期
間にわたって使用できることを知見した。
台に取り付けられる柱状のシャンクの先端に、スローア
ウェイチップを固定保持するためのポケットを形成する
とともに、該ポケットに、一対のプローブを一体化した
プローブ部材を脱着可能な状態で前記ポケットから突出
するように嵌め込むためのプローブ孔を形成したことを
特徴とするものである。
ーブ部材を貫通させるための第1の貫通孔と、ネジ部材
を貫通させるための第2の貫通孔とを具備し、かつ前記
シャンクよりも高硬度な板状の高硬度部材を配設して、
前記第2の貫通孔にて前記高硬度部材を前記シャンクに
固定するとともに、前記第2の貫通孔の中心を前記高硬
度部材の中心からずれた位置に形成することが望まし
い。
とも表面に導電回路を形成するとともに、該導電回路と
接する前記高硬度部材の少なくとも一部に切り欠きを形
成することが望ましい。
ホルダの前記ポケットに、導電回路を備えたスローアウ
ェイチップを取り付けてなることを特徴とするものであ
る。
いて、その分解視図である図1を基に説明する。
の側面に固定、保持された柱状のシャンク3の先端に、
スローアウェイチップ(以下単にチップと略す。)4を
固定保持するためのポケット5が形成されてなる。な
お、図1によれば、ポケット5はチップ4を容易に着脱
できるようにシャンク3の先端3aから2つの周面3
b、3cにかけて開口する切り欠きをなしており、ま
た、チップ4の表面には導電回路6が引き回されて、ポ
ケット5の底面5aと接する主面には一対の接続端子
(図示せず)が形成されている。
面に、一対のプローブ7(7a、7b)を一体化したプ
ローブ部材8を脱着可能な状態でポケット5から突出す
るように嵌め込むためのプローブ孔9を形成したことが
大きな特徴であり、これによって、チップの形状や導電
回路6の回路パターンが変わった場合においても、容易
にチップ4をチップホルダ1に取り付けることが可能で
あり、かつ消耗しやすいプローブ7のみを交換すること
ができることから、長期間にわたってチップホルダ1が
使用可能となる。
の配線ライン10(10a、10b)が接続され、図1
によれば、配線ライン10はシャンク3の反対の端部か
ら引き出されて抵抗測定機等の信号検出器(図示せ
ず。)に接続される。
に、ポケット5の底面5aにはチップ4の衝突等によっ
てポケット5が傷つくことを防止するために、シャンク
3よりも硬い超硬合金等の高硬度材質からなる板状の高
硬度部材11が配設されていることが望ましく、高硬度
部材11内にはプローブ部材8を挿入するために上面か
ら下面にかけて貫通し、プローブ孔9へと開口する第1
の貫通孔(プローブ貫通孔)12が形成されている。
ジ部材を貫通させるための第2の貫通孔(ネジ孔)13
を具備しており、高硬度部材11はネジ孔13にてホル
ダ1(シャンク3)に固定されている。ここで、本発明
によれば、高硬度部材11のプローブ貫通孔12とネジ
孔13との間に位置する部分の幅を確保して、この部分
の機械的強度を維持するために、高硬度部材11の表面
において、ネジ孔13の中心を高硬度部材11の中心か
らずれた位置に形成することが望ましい。
に導電回路6を有するチップ4について、高硬度部材1
1のチップ4表面の前記導電回路6と接する少なくとも
一部、特にチップの角部に切り欠きを形成することが望
ましく、これによって、チップホルダ1や高硬度部材1
1とチップ4との接触によって導電回路6が摩耗し、抵
抗値の変化や断線が発生してしまうことを防止する。
内部にはプローブ部材8が高硬度部材11の上面から突
出した状態で嵌め込まれ、プローブ部材8の一対のプロ
ーブ7a、7bはチップホルダ1内に引き回された一対
の配線ライン10a、10bとそれぞれ接続されて、配
線ライン10a−プローブ7a−チップ4内の導電回路
6−プローブ7b−配線ライン10bと経由する回路が
形成される。
に、一対のプローブ7a、7bを例えば樹脂等の耐熱・
絶縁性部材からなるプローブ固定部材17によってそれ
ぞれが絶縁された状態で固定されたものからなり、ま
た、プローブ7a、7bと接続される配線ライン10は
途中で着脱が可能な連結部を具備していてもよく、これ
によれば、より容易にプローブ部材8の着脱が可能とな
る。
金鋼により形成され、その材種としてクロム・モリブデ
ン鋼、ニッケル・クロム鋼、ニッケル・クロム・モリブ
デン鋼等の合金鋼や、鉄にC、Si、Mn、PおよびS
を添加した炭素合金鋼をベースとして、クロム、タング
ステン、マンガン、モリブデン、バナジウム等を添加し
た合金鋼からなることが望ましい。
しては、図1のように、シャンク3内を貫通してプロー
ブ7および切り欠き部14間を接続する貫通孔15内に
一対の配線ライン10a、10bを通したものであるこ
とが配線ライン10の保護および外部からのノイズ抵抗
の侵入を防止する点で望ましいが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば、導電性を有するシャンク
3本体が一方の配線ラインを兼ね、他方の配線ラインが
シャンク3から絶縁された状態でシャンク3内部に配設
されるものであってもよい。
さえ金具22にて固定されるが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、L字状のレバーを用いたピンロック
式の拘束や、クランプボルトでスローアウェイチップ4
をホルダ1に固定するネジ止め式のものであってもよ
い。
ップ4のポケット5の底面5aとは反対の主面とポケッ
ト5の開口端に位置する2つの逃げ面とが交差するコー
ナー部35が切刃として機能するが、逃げ面の切刃と平
行にセンサライン37が形成されており、センサライン
37の損傷による抵抗の変化を測定することによってチ
ップ4のコーナー部35の寿命を検知することができ
る。
り付けた切削工具を用いて切削を行うには、被削材(切
削加工される金属ワーク等)を回転させた状態でチップ
4を被削材の側面に当接させながら、チップホルダ1を
側面方向または深さ方向へ送ることによって所望の形状
に切削加工することができる。
7およびプローブ7にて検知した信号を、近接スイッチ
等を利用して非接触で検出器に信号を送信することもで
き、これによれば機械の操作性がより容易となり、フラ
イス加工用等の回転工具や、コントローラ等の制御によ
り複数のチップおよびチップホルダを取り替えて種々の
加工を連続的に行う無人加工等に対して特に有効であ
る。
ルダ1内に埋め込めばホルダ外部の配線を省略すること
ができ、配線部、コネクタ部における部品損傷による配
線異常を回避できるというメリットがある。さらに、刃
物台やターレット内に近接スイッチを埋め込めば、ホル
ダから検出器までの配線全てを切削環境から保護できる
ため配線に関わる各部品の損傷を軽減できるというメリ
ットがある。
すれば、プローブ7からの信号の取り出しを有線のコー
ドにて行った場合でも、複数のチップ4およびチップホ
ルダ1を容易に取り替えることができる。
旋盤の作動コントローラやクイックチェンジシステムに
伝達することによって、無人でチップ4の交換が可能と
なる。
ウンタに検出した信号を割り込ませて、異常発生時には
カウンタ信号として製品加工を停止させてもよい。
線等に変換すれば無線にて信号を検出することも可能と
なる。
ルダによれば、シャンクのポケット内に一対のプローブ
を一体化したプローブ部材を脱着可能な状態で嵌め込む
ことによって、チップの形状や導電回路の回路パターン
に応じたプローブ部材を組み合わせて取り付けることが
可能であり、かつ消耗しやすいプローブのみを交換する
ことができることから、チップホルダ自体を長期間にわ
たって使用できる。
クのポケット内に一対のプローブを一体化したプローブ
部材を脱着可能な状態で嵌め込んで導電回路を備えたス
ローアウェイチップを取り付けることから、チップの形
状や導電回路の回路パターンに応じたプローブ部材を組
み合わせて取り付けることが可能であり、かつ消耗しや
すいプローブのみを交換することができることから、チ
ップホルダ自体を長期間にわたって使用できる。
の分解斜視図である。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 刃物台に取り付けられる柱状のシャンク
の先端に、スローアウェイチップを固定保持するための
ポケットを形成するとともに、該ポケットに、一対のプ
ローブを一体化したプローブ部材を脱着可能な状態で前
記ポケットから突出するように嵌め込むためのプローブ
孔を形成したことを特徴とするチップホルダ。 - 【請求項2】 前記ポケットの底面に、前記プローブ部
材を貫通させるための第1の貫通孔と、ネジ部材を貫通
させるための第2の貫通孔とを具備し、かつ前記シャン
クよりも高硬度な板状の高硬度部材を配設して、前記第
2の貫通孔にて前記高硬度部材を前記シャンクに固定す
るとともに、前記高硬度部材の表面において、前記第2
の貫通孔の中心を前記高硬度部材の中心からずれた位置
に形成したことを特徴とする請求項1記載のチップホル
ダ。 - 【請求項3】 前記スローアウェイチップの少なくとも
表面に導電回路を形成するとともに、前記高硬度部材に
前記第1の貫通孔と連結する切り欠きを形成したことを
特徴とする請求項2記載のチップホルダ。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のチップホルダの前記ポケットに、導電回路を備えたス
ローアウェイチップを取り付けてなることを特徴とする
切削工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001322149A JP2003127001A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | チップホルダおよびそれを用いた切削工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001322149A JP2003127001A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | チップホルダおよびそれを用いた切削工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003127001A true JP2003127001A (ja) | 2003-05-08 |
Family
ID=19139243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001322149A Pending JP2003127001A (ja) | 2001-10-19 | 2001-10-19 | チップホルダおよびそれを用いた切削工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003127001A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012020359A (ja) * | 2010-07-13 | 2012-02-02 | Kowa Dennetsu Keiki:Kk | 切削工具および切削加工評価装置 |
CN107594611A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-01-19 | 徐州九鼎机电总厂 | 一种烟草机械刀盘进刀模拟平台 |
JP2018054612A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 株式会社山本金属製作所 | 温度測定装置 |
-
2001
- 2001-10-19 JP JP2001322149A patent/JP2003127001A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012020359A (ja) * | 2010-07-13 | 2012-02-02 | Kowa Dennetsu Keiki:Kk | 切削工具および切削加工評価装置 |
JP2018054612A (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 株式会社山本金属製作所 | 温度測定装置 |
CN107594611A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-01-19 | 徐州九鼎机电总厂 | 一种烟草机械刀盘进刀模拟平台 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9498827B2 (en) | Arrangement for controlling the process of rotary chip removing machining of a workpiece, and a cutting tool for rotary chip removing machining | |
US7001115B2 (en) | Cutting insert and toolholder for holding the same | |
CN113453827B (zh) | 刀柄、切削刀具、切削加工物的制造方法以及数据的收集方法 | |
WO2021153729A1 (ja) | 工作機械、データ収集システム及び工作機械の機械本体 | |
US11130182B2 (en) | Replaceable tool holder | |
JP2003127001A (ja) | チップホルダおよびそれを用いた切削工具 | |
JP4649415B2 (ja) | 工作機械付属品 | |
US9527185B2 (en) | Test gauge | |
JP4831984B2 (ja) | 回転切削刃の非接触式損耗検知システム、スローアウェイチップの損耗検知方法及びフライス工具 | |
JP4069603B2 (ja) | チップホルダおよびそれを用いた切削工具 | |
JP7199506B2 (ja) | ホルダ、切削工具、切削加工物の製造方法及びデータの収集方法 | |
JP4719345B2 (ja) | 工作機械における刃具位置制御方法および装置 | |
JP3342680B2 (ja) | スローアウェイ切削工具のホルダー | |
EP1186365A1 (en) | Throw-away tip with wear sensor | |
JP3357329B2 (ja) | センサ付きスローアウェイチップ用ホルダ | |
JP2007030138A (ja) | スローアウェイチップおよびこれを備えた切削工具 | |
JP4256045B2 (ja) | センサ付きスローアウェイチップ用ホルダ | |
JP4206238B2 (ja) | スローアウェイ式穴あけ工具 | |
JP3840049B2 (ja) | スローアウェイチップ | |
JP2003191105A (ja) | 損耗センサ回路付切削工具 | |
JPS6059084B2 (ja) | スロ−アウエイチツプ | |
JP2006281359A (ja) | センサ付き切削工具 | |
KR102338467B1 (ko) | 측정 프로브 | |
JP3929789B2 (ja) | 損耗センサ付きスローアウェイチップ及びそれを用いた切削工具並びに切削方法 | |
JP2002066809A (ja) | ねじ切り用スローアウェイチップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040408 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050712 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050726 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050926 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060307 |