JP2003126764A - 基板処理方法及び基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法及び基板処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平流し方式において被処理基板上の液の置換
を効率的かつ良好に行うこと。 【解決手段】 搬送路114上を水平姿勢で搬送される
基板Gの被処理面に対して、V型ノズル160がリンス
液Bを基板G上で搬送方向に対して斜め方向に流れるよ
うに供給することにより、前段の処理部から持ち込まれ
た基板G上の液Aがリンス液Bの流れにより基板の横ま
たは側方へ掃き出される。より詳細には、基板G上の被
処理面を左右に二分し、左半分領域についてはV型ノズ
ル160の左ノズル部160Lにより液を左方へ流し、
右半分領域についてはV型ノズル160の右ノズル部1
60Rにより液を右方へ流して、基板上の各部に存在し
ていた液Aを側方へ効率良く掃き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被処理基板を水平
に搬送しながら基板に所定の処理を施す基板処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、LCD(液晶表示ディスプレイ)
製造におけるレジスト塗布現像処理システムでは、LC
D基板の大型化に有利に対応できる洗浄方法あるいは現
像方法として、搬送ローラや搬送ベルトを水平方向に敷
設してなる搬送路上でLCD基板を搬送しながら洗浄処
理あるいは現像処理を行うようにした、いわゆる平流し
方式が注目されている。このような平流し方式は、基板
を回転運動させるスピンナ方式と較べて、基板の取扱い
や搬送系および駆動系の構成が簡単であり、ミストの発
生ないし基板への再付着が少ない等の利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、平流し方式の
洗浄処理装置では、ブラシスクラバやジェットスクラバ
等の洗浄手段と並べて下流側の搬送路上方にリンスノズ
ルを配置し、該リンスノズルよりその直下を通過する基
板に向けてリンス液を噴射して、基板上の汚れている液
をリンス液で置換するようにしている。しかしながら、
スピンナ方式と異なり、平流し方式では基板に遠心力が
働かないため、基板上から液を掃き出すのが難しく、置
換効率がよくないという問題がある。
【0004】また、平流し方式の現像処理装置でも、現
像部の下流側に設けるリンス部ないし乾燥部において、
たとえばバブルリンス後に基板上の汚れている液を新し
いリンス液で置換することがあるが、上記と同様に置換
効率がよくない。本発明は、かかる従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、平流し方式において被処理基
板上の液を効率的かつ良好に置換できるようにした基板
処理方法および基板処理装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の基板処理方法は、被処理基板上で第1の
液を第2の液に置換する基板処理方法において、前記基
板の被処理面を上に向けて前記基板を水平方向に搬送
し、前記基板の被処理面に対して前記第2の液を前記基
板上で搬送方向に対して斜めまたは横方向に流れるよう
に供給して、前記基板上から前記第1の液を前記第2の
液の流れる方向に掃き出す方法とした。
【0006】また、本発明の基板処理装置は、被処理基
板をその被処理面が上を向く姿勢で水平方向に支持して
搬送するための搬送路と、第1の液が存在する前記搬送
路上の前記基板の被処理面に対して第2の液を前記基板
上で搬送方向に対して斜めまたは横方向に流れるように
供給する液供給手段とを有し、前記基板上で前記第1の
液を前記第2の液の流れる方向に掃き出して第2の液に
置換する構成とした。
【0007】本発明では、基板上で第2の液を搬送方向
に対して斜めまたは横方向に流すことにより、第2の液
の流れによって基板上の第1の液(被置換液)を搬送方
向に対して基板の横または側方へ掃き出すことができ
る。
【0008】本発明の一態様は、基板上で第2の液を基
板の進行に逆らう向きで左側または右側へ斜め方向に流
す方式である。かかる方式によれば、第2の液の流れに
より基板上の第1の液を掻き出すようにしてより確実か
つ効率的に基板の横または側方へ掃き出すことができ
る。
【0009】上記態様の方式において、好ましくは、基
板上で、搬送方向と平行に設定された境界線より左側の
被処理面領域については第2の液を基板の進行に逆らう
向きで左側へ斜め方向に流し、該境界線より右側の被処
理面領域については第2の液を基板の進行に逆らう向き
で右側へ斜め方向に流すようにしてよい。このように、
基板上の被処理面を左右に二分し、それぞれの被処理面
領域について逆向きかつ外側斜め方向に第2の液を流す
ことにより、基板上の第1の液を各位置から近い方の基
板側方へ効率良く掃き出すことができる。
【0010】本発明の別の態様は、基板上で、搬送方向
と平行に設定された境界線より左側の被処理面領域につ
いては第2の液を左側へ横方向に流し、該境界線より右
側の被処理面領域については第2の液を右側へ横方向に
流す方式である。この態様の方式でも、基板上の第1の
液を各位置から近い方の基板側方へ効率良く掃き出すこ
とができる。
【0011】本発明の別の態様は、基板上で、第2の液
を基板の一方の側端から他方の側端まで横断させるよう
に流す方式である。この態様の方式でも、第2の液の流
れによって基板上の第1の液を搬送方向に対して基板の
横または側方へ掃き出すことができる。この方式におい
て、好ましくは、基板の一方の側端部からの第2の液の
流れを増強するために、基板上の途中で新たな第2の液
の流れを追加して合流させるようにしてよい。
【0012】また、本発明の各態様において、基板上で
第2の液の流れを所望の方向に整流するための流体を供
給することも有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
好適な実施形態を説明する。
【0014】図1に、本発明の現像処理装置を適用でき
る一構成例としての塗布現像処理システムを示す。この
塗布現像処理システム10は、クリーンルーム内に設置
され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LCD製
造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中の洗
浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポストベー
ク等の各処理を行うものである。露光処理は、このシス
テムに隣接して設置される外部の露光装置12で行われ
る。
【0015】この塗布現像処理システム10は、中心部
に横長のプロセスステーション(P/S)16を配置
し、その長手方向(X方向)両端部にカセットステーシ
ョン(C/S)14とインタフェースステーション(I
/F)18とを配置している。
【0016】カセットステーション(C/S)14は、
システム10のカセット搬入出ポートであり、基板Gを
多段に積み重ねるようにして複数枚収容可能なカセット
Cを水平方向たとえばY方向に4個まで並べて載置可能
なカセットステージ20と、このステージ20上のカセ
ットCに対して基板Gの出し入れを行う搬送機構22と
を備えている。搬送機構22は、基板Gを保持できる手
段たとえば搬送アーム22aを有し、X,Y,Z,θの
4軸で動作可能であり、隣接するプロセスステーション
(P/S)16側と基板Gの受け渡しを行えるようにな
っている。
【0017】プロセスステーション(P/S)16は、
システム長手方向(X方向)に延在する平行かつ逆向き
の一対のラインA,Bに各処理部をプロセスフローまた
は工程の順に配置している。より詳細には、カセットス
テーション(C/S)14側からインタフェースステー
ション(I/F)18側へ向う上流部のプロセスライン
Aには、洗浄プロセス部24と、第1の熱的処理部26
と、塗布プロセス部28と、第2の熱的処理部30とを
横一列に配置している。一方、インタフェースステーシ
ョン(I/F)18側からカセットステーション(C/
S)14側へ向う下流部のプロセスラインBには、第2
の熱的処理部30と、現像プロセス部32と、脱色プロ
セス部34と、第3の熱的処理部36とを横一列に配置
している。このライン形態では、第2の熱的処理部30
が、上流側のプロセスラインAの最後尾に位置するとと
もに下流側のプロセスラインBの先頭に位置しており、
両ラインA,B間に跨っている。
【0018】両プロセスラインA,Bの間には補助搬送
空間38が設けられており、基板Gを1枚単位で水平に
載置可能なシャトル40が図示しない駆動機構によって
ライン方向(X方向)で双方向に移動できるようになっ
ている。
【0019】上流部のプロセスラインAにおいて、洗浄
プロセス部24は、スクラバ洗浄ユニット(SCR)4
2を含んでおり、このスクラバ洗浄ユニット(SCR)
42内のカセットステーション(C/S)10と隣接す
る場所にエキシマUV照射ユニット(e−UV)41を
配置している。後述するように、スクラバ洗浄ユニット
(SCR)42内の洗浄部は、LCD基板Gをコロ搬送
またはベルト搬送により水平姿勢でラインA方向に搬送
しながら基板Gの上面(被処理面)にブラッシング洗浄
やブロー洗浄を施すようになっている。
【0020】洗浄プロセス部24の下流側に隣接する第
1の熱的処理部26は、プロセスラインAに沿って中心
部に縦型の搬送機構46を設け、その前後両側に複数の
ユニットを多段に積層配置している。たとえば、図2に
示すように、上流側の多段ユニット部(TB)44に
は、基板受け渡し用のパスユニット(PASS)50、
脱水ベーク用の加熱ユニット(DHP)52,54およ
びアドヒージョンユニット(AD)56が下から順に積
み重ねられる。ここで、パスユニット(PASS)50
は、スクラバ洗浄ユニット(SCR)42側と基板Gの
受け渡しを行うために用いられる。また、下流側の多段
ユニット部(TB)48には、基板受け渡し用のパスユ
ニット(PASS)60、冷却ユニット(CL)62,
64およびアドヒージョンユニット(AD)66が下か
ら順に積み重ねられる。ここで、パスユニット(PAS
S)60は、塗布プロセス部28側と基板Gの受け渡し
を行うためのものである。
【0021】図2に示すように、搬送機構46は、鉛直
方向に延在するガイドレール68に沿って昇降移動可能
な昇降搬送体70と、この昇降搬送体70上でθ方向に
回転または旋回可能な旋回搬送体72と、この旋回搬送
体72上で基板Gを支持しながら前後方向に進退または
伸縮可能な搬送アームまたはピンセット74とを有して
いる。昇降搬送体70を昇降駆動するための駆動部76
が垂直ガイドレール68の基端側に設けられ、旋回搬送
体72を旋回駆動するための駆動部78が垂直搬送体7
0に取り付けられ、搬送アーム74を進退駆動するため
の駆動部80が回転搬送体72に取り付けられている。
各駆動部76,78,80はたとえば電気モータ等で構
成されてよい。
【0022】上記のように構成された搬送機構46は、
高速に昇降ないし旋回運動して両隣の多段ユニット部
(TB)44,48の中の任意のユニットにアクセス可
能であり、補助搬送空間38側のシャトル40とも基板
Gを受け渡しできるようになっている。
【0023】第1の熱的処理部26の下流側に隣接する
塗布プロセス部28は、図1に示すように、レジスト塗
布ユニット(CT)82、減圧乾燥ユニット(VD)8
4およびエッジリムーバ・ユニット(ER)86をプロ
セスラインAに沿って一列に配置している。図示省略す
るが、塗布プロセス部28内には、これら3つのユニッ
ト(CT)82、(VD)84、(ER)86に基板G
を工程順に1枚ずつ搬入・搬出するための搬送装置が設
けられており、各ユニット(CT)82、(VD)8
4、(ER)86内では基板1枚単位で各処理が行われ
るようになっている。
【0024】塗布プロセス部28の下流側に隣接する第
2の熱的処理部30は、上記第1の熱的処理部26と同
様の構成を有しており、両プロセスラインA,Bの間に
縦型の搬送機構90を設け、プロセスラインA側(最後
尾)に一方の多段ユニット部(TB)88を設け、プロ
セスラインB側(先頭)に他方の多段ユニット部(T
B)92を設けている。
【0025】図示省略するが、たとえば、プロセスライ
ンA側の多段ユニット部(TB)88には、最下段に基
板受け渡し用のパスユニット(PASS)が置かれ、そ
の上にプリベーク用の加熱ユニット(PREBAKE)
がたとえば3段積み重ねられてよい。また、プロセスラ
インB側の多段ユニット部(TB)92には、最下段に
基板受け渡し用のパスユニット(PASS)が置かれ、
その上に冷却ユニット(COL)がたとえば1段重ねら
れ、その上にプリベーク用の加熱ユニット(PREBA
KE)がたとえば2段積み重ねられてよい。
【0026】第2の熱的処理部30における搬送機構9
0は、両多段ユニット部(TB)88,92のそれぞれ
のパスユニット(PASS)を介して塗布プロセス部2
8および現像プロセス部32と基板Gを1枚単位で受け
渡しできるだけでなく、補助搬送空間38内のシャトル
40や後述するインタフェースステーション(I/F)
18とも基板Gを1枚単位で受け渡しできるようになっ
ている。
【0027】下流部のプロセスラインBにおいて、現像
プロセス部32は、基板Gを水平姿勢で搬送しながら一
連の現像処理工程を行う、いわゆる平流し方式の現像ユ
ニット(DEV)94を含んでいる。
【0028】現像プロセス部32の下流側には脱色プロ
セス部34を挟んで第3の熱的処理部36が配置され
る。脱色プロセス部34は、基板Gの被処理面にi線
(波長365nm)を照射して脱色処理を行うためのi
線UV照射ユニット(i−UV)96を備えている。
【0029】第3の熱的処理部36は、上記第1の熱的
処理部26や第2の熱的処理部30と同様の構成を有し
ており、プロセスラインBに沿って縦型の搬送機構10
0とその前後両側に一対の多段ユニット部(TB)9
8,102を設けている。
【0030】図示省略するが、たとえば、上流側の多段
ユニット部(TB)98には、最下段にパスユニット
(PASS)が置かれ、その上にポストベーキング用の
加熱ユニット(POBAKE)がたとえば3段積み重ね
られてよい。また、下流側の多段ユニット部(TB)1
02には、最下段にポストベーキング・ユニット(PO
BAKE)が置かれ、その上に基板受け渡しおよび冷却
用のパス・クーリングユニット(PASS・COL)が
1段重ねられ、その上にポストベーキング用の加熱ユニ
ット(POBAKE)が2段積み重ねられてよい。
【0031】第3の熱的処理部36における搬送機構1
00は、両多段ユニット部(TB)98,102のパス
ユニット(PASS)およびパス・クーリングユニット
(PASS・COL)を介してそれぞれi線UV照射ユ
ニット(i−UV)96およびカセットステーション
(C/S)14と基板Gを1枚単位で受け渡しできるだ
けでなく、補助搬送空間38内のシャトル40とも基板
Gを1枚単位で受け渡しできるようになっている。
【0032】インタフェースステーション(I/F)1
8は、隣接する露光装置12と基板Gのやりとりを行う
ための搬送装置104を有し、その周囲にバッファ・ス
テージ(BUF)105、エクステンション・クーリン
グステージ(EXT・COL)106および周辺装置1
10を配置している。バッファ・ステージ(BUF)1
05には定置型のバッファカセット(図示せず)が置か
れる。エクステンション・クーリングステージ(EXT
・COL)106は、冷却機能を備えた基板受け渡し用
のステージであり、プロセスステーション(P/S)1
6側と基板Gをやりとりする際に用いられる。周辺装置
110はたとえばタイトラー(TITLER)と周辺露
光装置(EE)とを上下に積み重ねた構成であってよ
い。搬送装置104は、基板Gを保持できる手段たとえ
ば搬送アーム104aを有し、隣接する露光装置12や
各ユニット(BUF)105、(EXT・COL)10
6、(TITLER/EE)110と基板Gの受け渡し
を行えるようになっている。
【0033】図3に、この塗布現像処理システムにおけ
る処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C
/S)14において、搬送機構22が、ステージ20上
の所定のカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、
プロセスステーション(P/S)16の洗浄プロセス部
24のエキシマUV照射ユニット(e−UV)41に搬
入する(ステップS1)。
【0034】エキシマUV照射ユニット(e−UV)4
1内で基板Gは紫外線照射による乾式洗浄を施される
(ステップS2)。この紫外線洗浄では主として基板表
面の有機物が除去される。紫外線洗浄の終了後に、基板
Gは、カセットステーション(C/S)14の搬送機構
22によって洗浄プロセス部24のスクラバ洗浄ユニッ
ト(SCR)42へ移される。
【0035】スクラバ洗浄ユニット(SCR)42で
は、上記したように基板Gをコロ搬送またはベルト搬送
により水平姿勢でプロセスラインA方向に平流しで搬送
しながら基板Gの上面(被処理面)にブラッシング洗浄
やブロー洗浄を施すことにより、基板表面から粒子状の
汚れを除去する(ステップS3)。そして、洗浄後も基
板Gを平流しで搬送しながらリンス処理を施し、最後に
エアーナイフ等を用いて基板Gを乾燥させる。
【0036】スクラバ洗浄ユニット(SCR)42内で
洗浄処理の済んだ基板Gは、第1の熱的処理部26の上
流側多段ユニット部(TB)44内のパスユニット(P
ASS)50に搬入される。
【0037】第1の熱的処理部26において、基板Gは
搬送機構46により所定のシーケンスで所定のユニット
を回される。たとえば、基板Gは、最初にパスユニット
(PASS)50から加熱ユニット(DHP)52,5
4の1つに移され、そこで脱水処理を受ける(ステップ
S4)。次に、基板Gは、冷却ユニット(COL)6
2,64の1つに移され、そこで一定の基板温度まで冷
却される(ステップS5)。しかる後、基板Gはアドヒ
ージョンユニット(AD)56に移され、そこで疎水化
処理を受ける(ステップS6)。この疎水化処理の終了
後に、基板Gは冷却ユニット(COL)62,64の1
つで一定の基板温度まで冷却される(ステップS7)。
最後に、基板Gは下流側多段ユニット部(TB)48に
属するパスユニット(PASS)50に移される。
【0038】このように、第1の熱的処理部26内で
は、基板Gが、搬送機構46を介して上流側の多段ユニ
ット部(TB)44と下流側の多段ユニット部(TB)
48との間で任意に行き来できるようになっている。な
お、第2および第3の熱的処理部30,36でも同様の
基板搬送動作を行えるようになっている。
【0039】第1の熱的処理部26で上記のような一連
の熱的または熱系の処理を受けた基板Gは、下流側多段
ユニット部(TB)48内のパスユニット(PASS)
60から下流側隣の塗布プロセス部28のレジスト塗布
ユニット(CT)82へ移される。
【0040】基板Gはレジスト塗布ユニット(CT)8
2でたとえばスピンコート法により基板上面(被処理
面)にレジスト液を塗布され、直後に下流側隣の減圧乾
燥ユニット(VD)84で減圧による乾燥処理を受け、
次いで下流側隣のエッジリムーバ・ユニット(ER)8
6で基板周縁部の余分(不要)なレジストを取り除かれ
る(ステップS8)。
【0041】上記のようなレジスト塗布処理を受けた基
板Gは、減圧乾燥ユニット(VD)84から隣の第2の
熱的処理部30の上流側多段ユニット部(TB)88に
属するパスユニット(PASS)に受け渡される。
【0042】第2の熱的処理部30内で、基板Gは、搬
送機構90により所定のシーケンスで所定のユニットを
回される。たとえば、基板Gは、最初に該パスユニット
(PASS)から加熱ユニット(PREBAKE)の1
つに移され、そこでレジスト塗布後のベーキングを受け
る(ステップS9)。次に、基板Gは、冷却ユニット
(COL)の1つに移され、そこで一定の基板温度まで
冷却される(ステップS10)。しかる後、基板Gは下流
側多段ユニット部(TB)92側のパスユニット(PA
SS)を経由して、あるいは経由せずにインタフェース
ステーション(I/F)18側のエクステンション・ク
ーリングステージ(EXT・COL)106へ受け渡さ
れる。
【0043】インタフェースステーション(I/F)1
8において、基板Gは、エクステンション・クーリング
ステージ(EXT・COL)106から周辺装置110
の周辺露光装置(EE)に搬入され、そこで基板Gの周
辺部に付着するレジストを現像時に除去するための露光
を受けた後に、隣の露光装置12へ送られる(ステップ
S11)。
【0044】露光装置12では基板G上のレジストに所
定の回路パターンが露光される。そして、パターン露光
を終えた基板Gは、露光装置12からインタフェースス
テーション(I/F)18に戻されると(ステップS1
1)、先ず周辺装置110のタイトラー(TITLRE
R)に搬入され、そこで基板上の所定の部位に所定の情
報が記される(ステップS12)。しかる後、基板Gはエ
クステンション・クーリングステージ(EXT・CO
L)106に戻される。インタフェースステーション
(I/F)18における基板Gの搬送および露光装置1
2との基板Gのやりとりは搬送装置104によって行わ
れる。
【0045】プロセスステーション(P/S)16で
は、第2の熱的処理部30において搬送機構90がエク
ステンション・クーリングステージ(EXT・COL)
106より露光済の基板Gを受け取り、プロセスライン
B側の多段ユニット部(TB)92内のパスユニット
(PASS)を介して現像プロセス部32へ受け渡す。
【0046】現像プロセス部32では、該多段ユニット
部(TB)92内のパスユニット(PASS)から受け
取った基板Gを現像ユニット(DEV)94に搬入す
る。現像ユニット(DEV)94において基板Gはプロ
セスラインBの下流に向って平流し方式で搬送され、そ
の搬送中に現像、リンス、乾燥の一連の現像処理工程が
行われる(ステップS13)。
【0047】現像プロセス部32で現像処理を受けた基
板Gは下流側隣の脱色プロセス部34へ搬入され、そこ
でi線照射による脱色処理を受ける(ステップS14)。
脱色処理の済んだ基板Gは、第3の熱的処理部36の上
流側多段ユニット部(TB)98内のパスユニット(P
ASS)に受け渡される。
【0048】第3の熱的処理部(TB)98において、
基板Gは、最初に該パスユニット(PASS)から加熱
ユニット(POBAKE)の1つに移され、そこでポス
トベーキングを受ける(ステップS15)。次に、基板G
は、下流側多段ユニット部(TB)102内のパスクー
リング・ユニット(PASS・COL)に移され、そこ
で所定の基板温度に冷却される(ステップS16)。第3
の熱的処理部36における基板Gの搬送は搬送機構10
0によって行われる。
【0049】カセットステーション(C/S)14側で
は、搬送機構22が、第3の熱的処理部36のパスクー
リング・ユニット(PASS・COL)から塗布現像処
理の全工程を終えた基板Gを受け取り、受け取った基板
Gをいずれか1つのカセットCに収容する(ステップS
1)。
【0050】この塗布現像処理システム10において
は、たとえば洗浄プロセス部24のスクラバ洗浄ユニッ
ト(SCR)42に本発明を適用することができる。以
下、図4〜図12を参照して本発明をスクラバ洗浄ユニ
ット(SCR)42に適用した実施形態を説明する。
【0051】図4に、本発明の一実施形態によるスクラ
バ洗浄ユニット(SCR)42の全体構成を示す。この
スクラバ洗浄ユニット(SCR)42は、プロセスライ
ンAに沿って水平方向(X方向)に搬送ローラ112を
敷設してなるコロ搬送型の搬送路114を有し、この搬
送路114に沿って隔壁116を介して6つのブロック
またはモジュールM1〜M6を一列に連続配置してなる。
【0052】これら6つのモジュールM1〜M6のうち、
最上流端に位置する1番目のモジュールM1は基板搬入
部を構成し、2番目のモジュールM2はスクラビング洗
浄処理部を構成し、3番目のモジュールM3はブロー洗
浄処理部を構成し、4番目のモジュールM4はリンス処
理部を構成し、5番目のモジュールM5は乾燥処理部を
構成し、6番目つまり最後尾のモジュールM6は基板搬
出部を構成している。
【0053】基板搬入部M1には、上流側隣の基板搬送
機構(図示せず)から手渡される基板Gを水平姿勢で受
け取って搬送路114上に移載するための昇降可能な複
数本のリフトピン118が設けられている。基板搬出部
M6にも、基板Gを水平姿勢で持ち上げて隣の基板搬送
機構(図示せず)へ手渡すための昇降可能な複数本のリ
フトピン120が設けられている。
【0054】スクラビング洗浄処理部M2には、搬送路
114に沿って上流側から順に薬液ノズル122、プレ
ウエット用の洗浄スプレー管124、スクラビング洗浄
用のロールブラシ126,128、洗い流し用の洗浄ス
プレー管130等が一列に配置されている。また、下流
側の端部または壁際には、隣室(M3)と雰囲気を遮断
するためのエアカーテン形成部またはエア吹出し部13
2が設けられている。
【0055】ブロー洗浄処理部M3には、たとえば2流
体ジェットノズルからなる洗浄ノズル134が搬送路1
14を挟んで上下に(図示の例では一対)配置されると
ともに、下流側の隣室(M4)と雰囲気を遮断するため
のエアカーテン形成部136も設けられている。
【0056】リンス処理部M4には、本実施形態のリン
スノズル138が配置されるとともに、下流側の隣室
(M5)と雰囲気を遮断するためのエアカーテン形成部
140も設けられている。
【0057】乾燥処理部M5には、液切り用のエアーナ
イフ142が搬送路114を挟んで上下に(図示の例で
は二対)配置されている。
【0058】処理部M2〜M5においては、搬送路114
の下に落ちた液を受け集めるためのパン144,14
6,148,150がそれぞれ設けられている。各パン
144〜150の底に設けられた排液口には回収系統ま
たは排液系統の配管が接続されている。
【0059】ここで、このスクラバ洗浄ユニット(SC
R)42における全体の動作および作用を説明する。基
板搬入部M1は、隣の基板搬送機構(図示せず)から基
板Gを1枚単位で受け取って搬送路114に移載または
搬入する。搬送路114を構成する搬送ローラ112
は、回転駆動シャフトや歯車等の伝動機構(図示せず)
を介して電気モータ(図示せず)の駆動力により前進方
向に回転している。したがって、搬送路112に載った
基板Gは直ちに隣のスクラビング洗浄処理部M2へ向け
て搬送される。通常、LCD用の基板Gは長方形に形成
されており、その長辺方向が搬送方向と平行になる向き
で搬送路114上を搬送される。
【0060】スクラビング洗浄処理部M2では、搬送路
114上を搬送される基板Gの上面(被処理面)に対し
て、最初に薬液ノズル122がたとえば酸またはアルカ
リ系の薬液を基板被処理面の全面に吹き付け、直後に洗
浄スプレー管124がプリウエット用の洗浄液たとえば
純水を吹き付ける。なお、図示しないが、搬送路114
の下方にも同様の薬液ノズルおよび洗浄スプレー管を配
置して、基板Gにも薬液やプレウエット液を吹き付けて
もよい。
【0061】次いで、基板Gはロールブラシ126,1
28の間を通り抜け、その際にロールブラシ126,1
28が基板Gの被処理面および裏面上の異物(塵埃、破
片、汚染物等)をそれぞれ擦り取る。その直後に、洗浄
スプレー管124が基板Gの被処理面全体に洗浄液たと
えば純水を吹き付け、基板上に浮遊している異物を洗い
流す。
【0062】スクラビング洗浄処理部M2を抜けると、
基板Gは次にブロー洗浄処理部M3に入る。ブロー洗浄
処理部M3では、上下の洗浄ノズル134が、加圧され
た洗浄液(たとえば純水)と加圧された気体(たとえば
窒素)とをノズル内で混合して粒状の液滴を生成し、生
成した液滴を基板Gの上下面に向けて噴射する。こうし
てガスが溶け込んだ洗浄液が基板Gの表面に衝突するこ
とで、基板表面に付着または残存している異物が除去さ
れる。
【0063】ブロー洗浄処理部M3の次に基板Gはリン
ス処理部M4を通過する。リンス処理部M4では、搬送路
114上を水平姿勢で搬送される基板Gの被処理面に対
して、リンスノズル138がリンス液たとえば純水を基
板G上で搬送方向(X方向)に対して斜めまたは横方向
に流れるように供給する。これによって、ブロー洗浄処
理部M3から持ち込まれた基板G上の液(異物が浮遊し
ている液)がリンス液と一緒に流れて側方へ掃き出さ
れ、スムースにリンス液に置換される。なお、搬送路1
14の下にも同型または別型のリンスノズル(図示せ
ず)を設けて、基板Gの下面(裏面)に向けてリンス液
を同様に当てることも可能である。
【0064】リンス処理部M4の次に基板Gは乾燥処理
部M5に送られる。乾燥処理部M5では、搬送路114上
を水平姿勢で搬送される基板Gの上下面に対して、上下
のエアーナイフ142がナイフ状の鋭利な気体流たとえ
ばエアーを当てることにより、基板Gの全面からリンス
液が基板後方へ払い落とされる(液切りされる)。な
お、乾燥処理後に基板G上に水あかが部分的または局所
的に残るのを防止するために、エアーナイフ142の少
し上流側でプレウエット用のノズル(図示せず)よりた
とえば純水を基板Gの上面または全面に吹き付けるのが
好ましい。
【0065】乾燥処理部M5で液切りされた基板Gはそ
のまま搬送路114に乗って基板搬出部M6に送られ
る。基板搬出部M6は、基板搬入部M1と同様の構成を有
しており、基板の受け渡し手順が搬入と搬出とで反対に
なるだけで基板搬入部M1と同様に動作する。つまり、
基板受け渡し用のリフトピン120を搬送路114より
も低い位置に待機させて基板Gが上流側(乾燥部M5)
から流れてくるのを待ち、基板Gがリフトピン120の
直上の所定位置に着いたならリフトピン120を上方へ
突き上げて基板Gを水平姿勢で持ち上げ、隣の基板搬送
機構(図示せず)へ渡す。
【0066】次に、図5〜図12につき、本実施形態の
リンス処理部M4に設けられるリンスノズル138の実
施例を説明する。
【0067】図5に、第1の実施例によるリンスノズル
138を示す。このリンスノズル138は、“V”字ま
たは“く”字状に形成されたパイプからなるV型ノズル
160で構成されている。このV型ノズル160の頂部
または折曲部にはリンス液導入口162が設けられ、こ
のリンス液導入口162にリンス液供給管(図示せず)
が接続されている。V型ノズル160の頂部から左右斜
めに分岐する両翼ノズル部160L,160Rには軸方
向に一定の間隔で複数個の吐出口164が設けられてい
る。なお、この実施形態において「左」と「右」は搬送
方向(X方向)を向いて(基準として)定義している。
【0068】図示のように、V型ノズル160は、各吐
出口164が基板の進行に逆らう向きで、好ましくは頂
部が搬送路114の幅方向中心部に位置し、左右ノズル
部160L,160Rがそれぞれ基板Gの左半分領域お
よび右半分領域をカバーするように、搬送路114の上
方(または下方)に水平に配置される。各吐出口164
は水平面に対して搬送路114側に所定の角度で向けら
れてよい。
【0069】したがって、基板Gが搬送路114上でV
型ノズル160の直下を通過する際に、リンス液供給部
(図示せず)よりV型ノズル160にリンス液Bが圧送
され、各吐出口164より基板Gに向けてリンス液が吐
出または噴射される。そうすると、左ノズル部160L
の各吐出口164より吐出されたリンス液Bは基板G上
で矢印Lで模式的に示すように基板の進行に逆らう向き
で左斜め方向に流れ、右ノズル部160Rの各吐出口1
64より吐出されたリンス液Bは基板G上で矢印Rで模
式的に示すように基板の進行に逆らう向きで右斜め方向
に流れる。
【0070】この構成例では、V型ノズル160の中心
部にリンス液導入口を設けているため、左右ノズル部1
60L,160Rの各々において基板中心部に近い吐出
口164ほど大きな圧力ないし流量でリンス液Bを吐出
する。こうして、前段の処理部(ブロー洗浄処理部M
3)から持ち込まれた基板G上の液AがV型ノズル16
0の左右ノズル部160L,160Rより供給されるリ
ンス液Bの流れにより掻き出されるようにして基板被処
理面の左半分領域および右半分領域別に左側および右側
へ掃き出される。その結果、V型ノズル160の下流側
では基板G上にリンス液Bだけが残る。
【0071】このように、この実施例では、搬送路11
4上を水平姿勢で搬送される基板Gの被処理面に対し
て、V型ノズル160がリンス液Bを基板G上で搬送方
向に対して斜め方向に流れるように供給することによ
り、前段の処理部(M3)から持ち込まれた基板G上の
液Aをリンス液Bの流れにより基板の横または側方へ掃
き出す(押し出す)ようにしたので、簡単かつ容易にリ
ンス液Bに置換することができる。
【0072】さらに、この実施例では、基板G上の被処
理面を左右に二分し、左半分領域についてはV型ノズル
160の左ノズル部160Lにより液を左方へ流し、右
半分領域についてはV型ノズル160の右ノズル部16
0Rにより液を右方へ流すようにしたので、基板上の各
部に存在していた旧液または被置換液Aを側方へ効率良
く掃き出すことができる。しかも、V型ノズル160の
左右ノズル部160L,160Rにより基板G上でリン
ス液Bを基板の進行に逆らう向きに流すため、基板G上
の旧液または被置換液Aを強制的に掻き出すようにして
一層効率的かつ良好に側方または横へ掃き出すことがで
きる。
【0073】また、この実施例におけるV型のノズル1
60は、搬送方向の所要スペースが小さくて済むため、
装置の小型化に有利である。
【0074】この実施例では、基板G上の置換領域を左
右に分けるための境界線(搬送方向と平行でV型ノズル
160の中心部を通る線)を基板中心部に設定したが、
適宜左側または右側にオフセットさせることも可能であ
る。ノズル160のリンス液導入口は任意の箇所に任意
の数だけ設けることができる。
【0075】また、この実施例において、基板G上の左
右領域境界線付近でも液の置換を確実に行うためには、
V型ノズル160において左右ノズル部160L,16
0Rの頂部寄りの吐出口164,164を可及的に近づ
ける構成としてよい。あるいは、図6に示すように、ノ
ズル160の頂部にも吐出口164を設けて、この頂部
吐出口164から搬送方向と反対向きにリンス液Bを吐
出させる構成としてもよい。
【0076】また、図7に示すように、V型ノズル16
0の左右分岐部160L,160Rにおいてリンス液吐
出部を軸方向に延びるスリット166で構成することも
可能である。また、上記した第1の実施例(図5〜図
7)の一変形例として、V型ノズル160の左右分岐部
160L,160Rを各々独立または分離したノズルと
して構成することもできる。
【0077】図8に、第2の実施例によるリンスノズル
138を示す。このリンスノズル138は、搬送路の幅
方向中心部付近に、搬送方向に対してそれぞれほぼ直角
の左方向および右方向に向けて一対のノズル168,1
70を並列に配置する。両ノズル168,170の吐出
口は多口型でもよくスリット型でもよい。両ノズル16
8,170は配管(図示せず)を介してリンス液供給部
(図示せず)に接続されている。
【0078】一方のノズル168はリンス液Bを搬送方
向に対してほぼ直角の左方向に吐出または噴射し、他方
のノズル170はリンス液Bを搬送方向に対してほぼ直
角の右方向に吐出する。これにより、基板G上の左半分
領域では、矢印Lで模式的に示すようにノズル168か
らのリンス液Bが基板中心部から基板上を横断するよう
に左方に流れ、このリンス液Bの流れにより各部の旧液
または被置換液Aが左方へ掃き出される。他方、基板G
上の右半分領域では、矢印Rで模式的に示すようにノズ
ル170からのリンス液Bが基板中心部から基板上を横
断するように右方に流れ、このリンス液Bの流れにより
各部の被置換液Aが右方へ掃き出される。こうして両ノ
ズル168,170の下流側では基板G上にリンス液B
だけが残る。
【0079】両ノズル168,170の配置位置は任意
に変更または調整されてよい。特に、両ノズル168,
170を搬送路幅方向で適宜オフセットさせることで、
基板G上の左右領域境界線付近にもリンス液Bを十分に
施して良好な置換を行うことができる。
【0080】あるいは、図9に示すように、左右に吐出
口172L,172Rを有する1つのノズル172から
リンス液Bを左右横方向に吐出させる構成も可能であ
る。この場合、ノズル172の真下を通過する基板中心
部にもリンス液Bを十分に施すために、左右吐出口17
2L,172Rよりも上流側に設けられる中心吐出口1
72Cより搬送方向と反対方向または基板面にほぼ垂直
な方向にリンス液Bを吐出させる構成が好ましい。
【0081】このように、この第2の実施例では、搬送
路114上を水平姿勢で搬送される基板Gの被処理面に
対して、搬送方向に対してほぼ直角に左および/または
右を向いた吐出口を有するノズル(168,170)、
172がリンス液Bを基板G上で搬送方向に対して横方
向に流れるように供給することにより、前段の処理部
(M3)から持ち込まれた基板G上の被置換液Aをリン
ス液Bの流れにより基板の横または側方へ掃き出すよう
にしたので、簡単かつ容易にリンス液Bに置換すること
ができる。
【0082】さらに、この第2の実施例では、基板G上
の被処理面を搬送方向に対して左右に二分し、左半分領
域については左向きのノズル168またはノズル吐出口
172Lにより液を左方へ掃き出し、右半分領域につい
ては右向きのノズル170またはノズル吐出口172R
により液を右方へ掃き出すようにしたので、基板上の各
部に存在していた被置換液Aを基板側方へ効率良く掃き
出すことができる。
【0083】この第2の実施例でも、基板G上の被処理
面を左右に分ける境界線は、基板中心部付近に限られる
ものではなく、適宜左側または右側にオフセットさせる
ことができる。
【0084】図10に、第3の実施例によるリンスノズ
ル138を示す。このリンスノズル138は、搬送路1
14を横断する方向に直列に配置された複数個たとえば
2つのノズル174,176で構成される。より詳細に
は、ノズル174は搬送路114の傍たとえば左側から
右方向にリンス液Bを噴射し、ノズル174より噴射さ
れたリンス液Bは基板Gの左端部に当たって基板G上を
右方へ横断するように流れる。ノズル176は搬送路1
14の上方より右方向にリンス液Bを噴射し、ノズル1
76より噴射されたリンス液Bは基板Gの基板中心部に
当たって、ノズル174側からのリンス液Bの流れに合
流して、基板G上を右方へ横断するように流れる。この
ように、基板Gを横断する方向で、上流側のノズル17
4によるリンス液Bの流れに下流側のノズル176によ
るリンス液Bの流れを多重または合流させることで、リ
ンス液Bの流れを増強し、被置換液Aの横断的な掃き出
しを良好に行うことができる。この実施例で直列配置さ
れるノズルは2個に限らず、3個以上でも可能である。
【0085】図11に、第4の実施例によるリンスノズ
ル138を示す。このリンスノズル138は、搬送路1
14の傍たとえば左側から基板Gの被処理面に向けて右
方向にリンス液Bを噴射するノズル178と、ノズル1
78により基板G上に形成されるリンス液Bの横断的な
流れに対して側方(搬送方向の上流および/または下流
側)から流体たとえばリンス液Bを当てるスプレー管型
ノズル180とで構成される。
【0086】この構成においては、ノズル180により
基板G上に流体カーテンを形成することにより、ノズル
178側からのリンス液Bの流れを横方向に整流して
(広がりを防止して)、基板G上の被置換液Aに対する
横方向の掃き出しを良好に行うことができる。しかも、
ノズル178と同一の液(リンス液B)をノズル180
より供給するので、ノズル178側からのリンス液Bの
流れを増強する効果も得られる。
【0087】なお、ノズル180を片側だけに配置する
構成も可能である。また、ノズル180より吐出する流
体をガスたとえばエアーまたは窒素ガスとすることも可
能である。
【0088】図12に、第5の実施例によるリンスノズ
ル138を示す。このリンスノズル138は、基板Gを
斜めに横断するように搬送路114の上方に架けられる
スプレー管型ノズル182で構成される。このノズル1
82の搬送方向とは反対側の側面には軸方向に一定間隔
で多数の吐出口184が設けられている。これらの吐出
口184は、基板Gの被処理面に向けて基板の進行と逆
らう向きで斜め方向(図示の例では左斜め方向)にリン
ス液Bを吐出または噴射する。各吐出口184より噴射
されたリンス液Bは基板G上で矢印Lで模式的に示すよ
うに基板の進行に逆らう向きで左斜め方向に流れる。こ
の場合、右端側にいくほど吐出口184の吐出圧力また
は流量を大きくするのが好ましく、ノズル182のリン
ス液導入口186を右端部に設けてよい。
【0089】さらに、この実施例では、ノズル182の
右端部に搬送方向の下流側を向く1個または複数個の吐
出口188を設けている。この吐出口188より吐出さ
れるリンス液Bは、基板Gの右端部を横切って基板の外
へ流れて、基板右端部に残っている被置換液Bを右方へ
掃き出す。
【0090】上記した実施形態における各部の構成は一
例であり、特にリンスノズル138だけでなくスクラバ
洗浄ユニット(SCR)42内の他の部分においても種
々の変形が可能である。上記した実施形態では、搬送ロ
ーラ112を水平方向に敷設してなるコロ搬送型の搬送
路114を構成した。このようなコロ搬送型の搬送路で
は、各対向する一対の搬送ローラ112,112の中間
位置にも基板搬送用のローラを取り付けてもよい。ま
た、一定の間隔を空けて一対のベルトを水平方向に敷設
してなるベルト搬送型の搬送路も可能である。
【0091】搬送路の途中で、たとえばリンス処理部M
4内で基板Gを傾斜状態で停止または搬送することも可
能である。その場合、本発明における液置換法に重力が
加味されることになる。
【0092】上記した実施形態はスクラバ洗浄ユニット
または洗浄処理装置に係るものであったが、本発明は洗
浄処理装置以外の基板処理装置にも適用可能であり、た
とえば上記のような塗布現像処理システムにおいては現
像ユニット(DEV)94にも適用可能である。すなわ
ち、現像ユニット(DEV)94における搬送路上で現
像停止用リンス処理部より下流側の最終リンス部で上記
実施形態と同様の液置換処理を行うことができる。ま
た、本発明はリンス液以外にも任意の液の置換に適用可
能である。本発明における被処理基板はLCD基板に限
るものではなく、処理中に液の置換を必要とする任意の
被処理基板が含まれる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板処理
装置によれば、平流し方式において被処理基板上の液を
効率的かつ良好に置換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板処理装置の適用可能な塗布現像処
理システムの構成を示す平面図である。
【図2】上記塗布現像処理システムにおける熱的処理部
の構成を示す側面図である。
【図3】上記塗布現像処理システムにおける処理の手順
を示すフローチャートである。
【図4】実施形態におけるスクラバ洗浄ユニットの全体
構成を示す正面図である。
【図5】第1の実施例におけるリンスノズルの構成を示
す平面図である。
【図6】第1の実施例の一変形例におけるリンスノズル
の構成を示す平面図である。
【図7】第1の実施例の一変形例におけるリンスノズル
の構成を示す平面図である。
【図8】第2の実施例におけるリンスノズルの構成を示
す平面図である。
【図9】第2の実施例の一変形例におけるリンスノズル
の構成を示す平面図である。
【図10】第3の実施例におけるリンスノズルの構成を
示す平面図である。
【図11】第4の実施例におけるリンスノズルの構成を
示す平面図である。
【図12】第5の実施例におけるリンスノズルの構成を
示す平面図である。
【符号の説明】
10 塗布現像処理システム 16(P/S) プロセスステーション 24 洗浄プロセス部 42 スクラバ洗浄ユニット 112 搬送ローラ 114 搬送路 M4 リンス処理部 138 リンスノズル 160 V型ノズル 160L 左ノズル部 160R 右ノズル部 164 吐出口 166 スリット(吐出部) 168,170,172 ノズル 174,176,178 ノズル 180 ノズル 182 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 広 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 (72)発明者 篠崎 賢哉 東京都港区赤坂五丁目3番6号 TBS放 送センター 東京エレクトロン株式会社内 Fターム(参考) 2H088 FA21 FA23 FA25 FA30 HA01 MA20 2H090 JC07 JC19 3B201 AA02 AB14 AB44 BA02 BB88 BB90 BB93 BC01 CB15 CC01 CC12 CC15 4D075 AC07 AC09 AC13 AC72 AC74 AC93 BB65Z CA47 DA06 DB13 DC24 EA06 EA07 EA45 4F042 AA02 AA10 BA08 DA01 DF16 EB25

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板上で第1の液を第2の液に置
    換する基板処理方法において、 前記基板の被処理面を上に向けて前記基板を水平方向に
    搬送し、前記基板の被処理面に対して前記第2の液を前
    記基板上で搬送方向に対して斜めまたは横方向に流れる
    ように供給して、前記基板上から前記第1の液を前記第
    2の液の流れる方向に掃き出す基板処理方法。
  2. 【請求項2】 前記基板上で、前記第2の液を前記基板
    の進行に逆らう向きで左側または右側へ斜め方向に流す
    請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 【請求項3】 前記基板上で、搬送方向と平行に設定さ
    れた境界線より左側の被処理面領域については前記第2
    の液を前記基板の進行に逆らう向きで左側へ斜め方向に
    流し、前記境界線より右側の被処理面領域については前
    記第2の液を前記基板の進行に逆らう向きで右側へ斜め
    方向に流す請求項1に記載の基板処理方法。
  4. 【請求項4】 前記基板上で、搬送方向と平行に設定さ
    れた境界線より左側の被処理面領域については前記第2
    の液を左側へ横方向に流し、前記境界線より右側の被処
    理面領域については前記第2の液を右側へ横方向に流す
    請求項1に記載の基板処理方法。
  5. 【請求項5】 前記基板上で、前記第2の液を基板の一
    方の側端部から他方の側端部まで横断させるように流す
    請求項1に記載の基板処理方法。
  6. 【請求項6】 前記基板の一方の側端部からの前記第2
    の液の流れに対して、前記基板上の途中で新たな前記第
    2の液の流れを追加する請求項2に記載の基板処理方
    法。
  7. 【請求項7】 前記基板上で前記第2の液の流れを所望
    の方向に整流するための流体を供給する請求項1〜6の
    いずれかに記載の基板処理方法。
  8. 【請求項8】 被処理基板をその被処理面が上を向く姿
    勢で水平方向に搬送するための搬送路と、 第1の液が存在する前記搬送路上の前記基板の被処理面
    に対して第2の液を前記基板上で搬送方向に対して斜め
    または横方向に流れるように供給する液供給手段とを有
    し、 前記基板上で前記第1の液を前記第2の液の流れる方向
    に掃き出して第2の液に置換する基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の液供給手段が、前記搬送路の
    上方から前記基板の被処理面に向けて前記第2の液を基
    板の進行に逆らう向きで搬送方向に対して斜め方向に噴
    射するノズルを含む請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】 前記液供給手段が、前記基板上の搬送
    方向と平行に設定された境界線より左側の被処理面領域
    に対して前記第2の液を前記基板の進行に逆らう向きで
    左斜め方向に噴射して流す第1のノズル部と、前記基板
    上の前記境界線より右側の被処理面領域に対して前記第
    2の液を前記基板の進行に逆らう向きで右斜め方向に噴
    射して流す第2のノズル部とを含む請求項8に記載の基
    板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記液供給手段が、前記基板上の搬送
    方向と平行に設定された境界線より左側の被処理面領域
    に対して前記第2の液を左側へ横方向に噴射して流す第
    3のノズル部と、前記基板上の前記境界線より右側の被
    処理面領域に対して前記第2の液を右側へ横方向に噴射
    して流す第4のノズル部とを含む請求項8に記載の基板
    処理装置。
  12. 【請求項12】 前記液供給手段が、前記搬送路の傍か
    ら前記基板の被処理面に向けて前記第2の液を噴射する
    第5のノズル部を含む請求項8に記載の基板処理装置。
  13. 【請求項13】 前記液供給手段が、前記第5のノズル
    部から前記基板上に供給された前記第2の液の流れを増
    強するために、前記搬送路の上方から前記基板の被処理
    面に向けて前記第2の液を噴射して流す第6のノズル部
    を含む請求項12に記載の基板処理装置。
  14. 【請求項14】 前記基板上で前記第2の液の流れを所
    望の方向に整流するための流体を噴射する手段を有する
    請求項8〜13のいずれかに記載の基板処理装置。
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