JP2003125582A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2003125582A
JP2003125582A JP2001316889A JP2001316889A JP2003125582A JP 2003125582 A JP2003125582 A JP 2003125582A JP 2001316889 A JP2001316889 A JP 2001316889A JP 2001316889 A JP2001316889 A JP 2001316889A JP 2003125582 A JP2003125582 A JP 2003125582A
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factor correction
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power supply
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JP2001316889A
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Hiroshi Usui
浩 臼井
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Sanken Electric Co Ltd
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Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、力率改善機能を有する電源装置の
大幅なノイズの低減を可能とするものである。 【解決手段】 力率改善コンバータPFC5は、DC−
DCコンバータ6への出力電圧に現れる交流電源の周波
数におけるリップル電圧を10Vp−p以上に設定する
ことで、DC−DCコンバータ6は、力率改善コンバー
タPFC5からの直流電圧に含まれるリップル電圧に応
じて発振周波数が変動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、力率改善機能を有
する電源装置に関し、特に、大幅なノイズの低減を可能
とする電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電源装置としては、図15に示す
ように、交流電源を入力して直流を出力するアクティブ
型力率改善コンバータと、このアクティブ型力率改善コ
ンバータからの直流出力を入力して別の直流を出力する
DC−DCコンバータとを備えたものが知られている。
【0003】ここで、図15に示す従来の電源装置の動
作について説明する。交流電源1が電源装置に印加され
ると、交流電源1から供給される正弦波電圧がフィルタ
2を通過し、整流器3で全波整流されてフィルタ4を通
過し、力率改善コンバータPFC5に全波整流波形が供
給される。このとき、フィルタ2,4は、電源装置から
交流電源1側に漏洩するノイズ成分を除去している。
【0004】初めに、臨界検出用巻線61bの一端がG
NDに接続されており、その他端が抵抗60を介してコ
ンパレータ54の+入力端子に入力され、同時に、コン
パレータ54の−入力端子に第1の基準電圧53が入力
されている。コンパレータ54では、両入力電圧が比較
され、コンパレータ54からローレベルのセット信号が
フリップフロップ59に出力される。フリップフロップ
59はコンパレータ54からのセット信号に応じてセッ
トされ、Q出力端子からハイレベルの駆動信号が出力さ
れてスイッチング素子62がオン制御される。スイッチ
ング素子62がオンすると、フィルタ4から主巻線61
a,スイッチング素子62のドレイン−ソース、電流検
出用抵抗63を介してGNDへとスイッチング電流が流
れ、チョークコイル61にエネルギーが蓄えられる。
【0005】このとき、スイッチング素子62に流れる
スイッチング電流は、スイッチング素子62のソース−
GND間に設けられた電流検出用抵抗63により電圧に
変換されてコンパータ56の+入力端子に入力され、コ
ンパータ56で乗算器55から出力される電流目標値V
mと比較される。
【0006】スイッチング電流が電流目標値Vmに達す
ると、コンパレータ56からハイレベルのリセット信号
がフリップフロップ59に出力される。フリップフロッ
プ59はコンパレータ56からのリセット信号に応じて
リセットされ、Q出力端子から出力されていたハイレベ
ルの駆動信号がローレベルに切り替わりスイッチング素
子62がオフ制御される。スイッチング素子62がオフ
すると、チョークコイル61に蓄えられていたエネルギ
ーとフィルタ4から供給される電圧とが合成され、整流
ダイオード64を通して出力コンデンサ65に充電され
る。この結果、出力コンデンサ65には、フィルタ4か
ら供給された全波整流波形のピーク値より高く昇圧され
た電圧が出力される。
【0007】コンデンサ65からの電圧は抵抗66,6
7によって分圧されてオペアンプ57に入力され、オペ
アンプ57により第2の基準電圧58と比較され、この
誤差信号が乗算器55に供給される。フィルタ4からの
全波整流波形は抵抗51,52により分圧されて乗算器
55に入力され、乗算器55により全波整流波形とこの
誤差信号が乗算され、スイッチング電流の電流目標値V
mとしてコンパレータ56の−入力端子へ供給される。
【0008】次に、チョークコイル61に蓄えられてい
たエネルギーの放出が終了すると、臨界検出用巻線61
bの電圧が反転する。この電圧は第1の基準電圧53と
コンパレータ54により比較され、コンパレータ54か
らローレベルのセット信号がフリップフロップ59に出
力される。この結果、コンパレータ54からのセット信
号に応じてフリップフロップ59がセットされ、再び駆
動信号がスイッチング素子62に入力されてオン制御さ
れる。以後、このような動作の繰り返しにより力率改善
コンバータPFC5の出力コンデンサ65の出力電圧は
一定に保たれる。同時に、交流電源1の電流が交流電源
1の電圧に追従した正弦波電流波形となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、力率
改善機能を有する電源装置では、力率改善コンバータP
FC5の出力側にDC−DCコンバータ6が接続されて
いる。このため、1つの電源装置でありながら2つのス
イッチング電源回路が直列に接続されていることにな
る。それぞれのスイッチング電源回路は、その扱うエネ
ルギー量が大きくスイッチングノイズが発生し易い。
【0010】しかも、この種の電源装置では、スイッチ
ング電源回路が2回路も存在するので、電源装置の全体
が発生するノイズが大きくなるので、各国のノイズ規格
に準拠するために多くのノイズ対策を行う必要がある。
個々のノイズ対策としては、入出力端子の直前にフィル
タを追加したり、スイッチングスピードを遅くて電圧変
化率dv/dtを緩やかにするなどの対策が行われてい
る。
【0011】従来の電源装置は、このようなノイズ対策
を実施していたので、部品の追加がコストアップの要因
になっていた。同時に、スイッチング損失の増大を招
き、変換効率の低下や装置の大型化を強いていた。本発
明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的として
は、力率改善機能を有する電源装置の大幅なノイズの低
減を可能とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記課題を解決するため、交流電源を入力して直流電圧
に変換して出力する力率改善コンバータと、この力率改
善コンバータからの直流電圧を別の直流電圧に変換して
出力するDC−DCコンバータとを備えた電源装置であ
って、前記力率改善コンバータは、前記DC−DCコン
バータへの出力電圧に現れる交流電源の周波数における
リップル電圧を10Vp−p以上に設定するリップル電
圧設定手段を備え、前記DC−DCコンバータは、前記
力率改善コンバータからの直流電圧に含まれるリップル
電圧に応じて発振周波数が変動することを要旨とする。
【0013】請求項2記載の発明は、上記課題を解決す
るため、交流電源からの全波整流波形をチョークコイル
を介して入力してスイッチング素子によりオンオフして
直流電圧に変換する力率改善コンバータと、この力率改
善コンバータからの直流電圧を別の直流電圧に変換して
出力するDC−DCコンバータとを備えた電源装置であ
って、前記力率改善コンバータは、前記DC−DCコン
バータへの出力電圧と基準電圧との差からなる誤差信号
の増幅ゲインを設定して出力する誤差信号増幅手段と、
前記交流電源からの全波整流波形と前記誤差信号増幅手
段からの誤差信号とから全波整流波形と連動した電流目
標値を生成する電流目標値生成手段と、前記スイッチン
グ素子のオン期間に流れるスイッチング電流を検出して
電流検出値として出力するスイッチング電流検出手段
と、前記スイッチング電流検出手段からのスイッチング
電流の電流検出値が、前記電流目標値生成手段からの電
流目標値に達したときに前記スイッチング素子をオフす
るオフ制御手段とを備え、前記誤差信号増幅手段は、前
記DC−DCコンバータへの出力電圧に現れる前記交流
電源の周波数におけるリップル電圧を10Vp−p以上
になるように前記増幅ゲインを設定し、前記DC−DC
コンバータは、前記力率改善コンバータからの直流電圧
に含まれるリップル電圧に応じて発振周波数が変動する
ことを要旨とする。
【0014】請求項3記載の発明は、上記課題を解決す
るため、交流電源からの全波整流波形をチョークコイル
を介して入力してスイッチング素子によりオンオフして
直流電圧に変換する力率改善コンバータと、この力率改
善コンバータからの直流電圧を別の直流電圧に変換して
出力するDC−DCコンバータとを備えた電源装置であ
って、前記力率改善コンバータは、前記チョークコイル
に設けられた臨界検出用巻線に発生するリンギング電圧
が第1の基準電圧に達したときにセット信号を発生する
セット信号発生手段と、前記セット信号発生手段からの
セット信号に応じて前記スイッチング素子をオンするオ
ン制御手段と、前記セット信号発生手段からのセット信
号に応じて起動して所定の周波数を有する三角波信号を
発振する三角波発振手段と、前記DC−DCコンバータ
への出力電圧と基準電圧との差からなる誤差信号の増幅
ゲインを設定して出力する誤差信号増幅手段と、前記三
角波発振手段からの三角波信号の電圧値が、前記誤差信
号増幅手段からの誤差信号に達したときに前記スイッチ
ング素子をオフするオフ制御手段とを備え、前記誤差信
号増幅手段は、前記DC−DCコンバータへの出力電圧
に現れる前記交流電源の周波数におけるリップル電圧を
10Vp−p以上になるように前記増幅ゲインを設定
し、前記DC−DCコンバータは、前記力率改善コンバ
ータからの直流電圧に含まれるリップル電圧に応じて発
振周波数が変動することを要旨とする。
【0015】請求項4記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記DC−DCコンバータは、自励発振型DC
−DCコンバータ、電圧擬似共振型DC−DCコンバー
タ、電流共振型DC−DCコンバータ等の周波数制御型
DC−DCコンバータであることを要旨とする。
【0016】請求項5記載の発明は、上記課題を解決す
るため、前記DC−DCコンバータは、周波数変調機能
を有したDC−DCコンバータあることを要旨とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る電源装置の構成を示す図である。図1を参照し
て、電源装置の構成について説明する。
【0018】図1において、交流電源1からフィルタ2
に正弦波電圧が供給されており、フィルタ2を通過した
正弦波電圧は整流器3で全波整流されてフィルタ4を通
過し、フィルタ4からの全波整流波形が力率改善コンバ
ータPFC5に供給される。フィルタ2,4は、電源装
置から交流電源1側に漏洩するノイズ成分を除去する。
【0019】力率改善コンバータPFC5の直流出力
は、DC−DCコンバータ6に入力されており、DC−
DCコンバータ6は力率改善コンバータPFC5から入
力された直流電圧を別の直流電圧に変換して出力端子7
a、7bから出力する。また、フィルタ2,4は、図2
に示すπ型ノーマルモードフィルタ、図3に示す最も簡
単なノーマルモードフィルタ、図4に示すノーマルモー
ドフィルタ+コモンモードフィルタなどから構成されて
いて、省略することも可能である。
【0020】次に、力率改善コンバータPFC5の構成
について詳細に説明する。
【0021】力率改善コンバータPFC5は、チョーク
コイル61の主巻線61a、スイッチング素子62、整
流ダイオード64、出力コンデンサ65からなる昇圧チ
ョッパ回路を基本的な構成として有している。チョーク
コイル61には、主巻線61aと臨界検出用巻線61b
が設けられている。主巻線61aの一端はフィルタ4の
一方の出力端子と抵抗51に接続されており、主巻線6
1aの他端はスイッチング素子62のドレインと整流ダ
イオード64のアノードに接続されている。また、臨界
検出用巻線61bの一端は抵抗60を介してコンパレー
タ54の+入力端子に接続されており、臨界検出用巻線
61bの他端はGNDに接続されている。上述した整流
ダイオード64のカソードは出力コンデンサ65の一端
とDC−DCコンバータ6の入力端子5aに接続されて
いる。
【0022】次に、力率改善コンバータPFC5の制御
系の構成について説明する。コンパレータ54の+入力
端子は、抵抗60、臨界検出用巻線61bを介してGN
Dに接続されている。また、コンパレータ54の−入力
端子には第1の基準電圧53が入力されている。このコ
ンパレータ54では、両入力電圧が比較され、+入力端
子に入力されている臨界検出用巻線61bに生じた電圧
が第1の基準電圧53よりも低い場合に、ローレベルの
セット信号をフリップフロップ59のセット端子に出力
する。
【0023】フリップフロップ59のセット入力端子に
は、コンパレータ54の出力端子が接続されており、リ
セット入力端子にはコンパレータ56の出力端子が接続
されており、さらに、Q出力端子にはスイッチング素子
62のゲート端子が接続されている。このフリップフロ
ップ59では、ローレベルのセット信号がコンパレータ
54から入力した場合に、ハイレベルの駆動信号をQ出
力端子に出力する。また、ハイレベルのリセット信号が
コンパレータ56から入力した場合に、Q出力端子にロ
ーレベルを出力する。
【0024】オペアンプ57の−入力端子にはコンデン
サ65の端子間電圧が抵抗66,67によって分圧され
て入力されており、+入力端子には第2の基準電圧58
が入力されており、さらに、オペアンプ57の−入力端
子と出力端子との間に可変抵抗68が接続されている。
オペアンプ57は、抵抗66,67,可変抵抗68によ
り増幅ゲインが設定されており、コンデンサ65の出力
電圧に対応する分圧電圧と第2の基準電圧58との差か
らなる誤差信号の増幅ゲインを設定して増幅し、乗算器
55に供給される。
【0025】乗算器55の一方の入力端子にはフィルタ
4からの全波整流波形が抵抗51,52により分圧され
た電圧が入力され、他方の入力端子にはオペアンプ57
からの誤差信号が入力され、乗算器55により全波整流
波形とこの誤差信号が乗算され、全波整流波形と連動し
た電流目標値Vmとしてコンパレータ56の−入力端子
へ供給される。
【0026】コンパレータ56の−入力端子には乗算器
55からスイッチング電流の電流目標値Vmが供給さ
れ、コンパレータ56の+入力端子には電流検出用抵抗
63が接続されており、スイッチング素子62がオン期
間にあるときのドレイン−ソース電流に対応する電圧が
電流検出値として入力されている。スイッチング電流が
全波整流波形と連動した電流目標値Vmに達すると、コ
ンパレータ56からハイレベルのリセット信号がフリッ
プフロップ59に出力される。
【0027】次に、本発明の第1の実施の形態に係る電
源装置の動作について説明する。交流電源1が電源装置
に印加されると、交流電源1から供給される正弦波電圧
がフィルタ2を通過し、整流器3で全波整流されてフィ
ルタ4を通過し、力率改善コンバータPFC5に全波整
流波形が供給される。
【0028】(1)起動時の動作 初めに、コンパレータ54の+入力端子は、抵抗60、
臨界検出用巻線61bを介してGNDに接続された状態
になっており、同時に、コンパレータ54の−入力端子
に第1の基準電圧53が入力されている。コンパレータ
54では、両入力電圧が比較され、+入力端子の電圧の
方が低電位であるので、コンパレータ54からローレベ
ルのセット信号がフリップフロップ59に出力されてい
る。フリップフロップ59は、コンパレータ54からの
セット信号に応じてセットされ、図5に示すタイミング
t1のように、Q出力端子からハイレベルの駆動信号が
出力されてスイッチング素子62がオン制御される。
【0029】スイッチング素子62がオンすると、図5
に示すタイミングt1のように、スイッチング素子62
のドレイン電圧Vdは0V近くに低下する。そして、フ
ィルタ4から主巻線61a,スイッチング素子62のド
レイン−ソース、電流検出用抵抗63を介してGNDへ
とスイッチング電流が流れ、チョークコイル61にエネ
ルギーが蓄えられる。このとき、スイッチング素子62
に流れるスイッチング電流は、図5に示すように、スイ
ッチング素子62のソース−GND間に設けられた電流
検出用抵抗63により電圧Vsに変換されてコンパータ
56の+入力端子に入力され、コンパータ56で乗算器
55から出力される全波整流波形と連動した電流目標値
Vmと比較される。
【0030】(2)電流目標値Vm オペアンプ57の−入力端子と出力端子の間には可変抵
抗68が設けられ、出力コンデンサ65からの出力電圧
は、抵抗66,67によって分圧されてオペアンプ57
の−入力端子に入力され、出力電圧の分圧値と第2の基
準電圧58との差からなる誤差信号に対して増幅ゲイン
を設定して増幅し、オペアンプ57から出力された誤差
信号が乗算器55に供給される。なお、図6に示す波形
Bは、オペアンプ57から出力された誤差信号を示して
いる。ここで、オペアンプ57の−入力端子と出力端子
の間に接続された可変抵抗68により力率改善コンバー
タPFC5の出力電圧の増幅ゲイン(フィードバックゲ
イン)が低下するように誤差信号の振幅レベルが調整さ
れる。
【0031】一方、フィルタ4からの全波整流波形は抵
抗51,52により分圧されて乗算器55に入力され
る。なお、図6に示す波形Aは、フィルタ4から出力さ
れる全波整流波形を示しており、商用電源の周波数の2
倍の周期となっている。乗算器55では、オペアンプ5
7からの誤差信号とフィルタ4からの全波整流波形を乗
算した電圧が生成され、全波整流波形と連動した電流目
標値Vmとしてコンパレータ56の−入力端子へ供給さ
れる。
【0032】(3)スイッチング素子のオフ制御 図5に示すタイミングt2のように、スイッチング電流
の電流検出値が全波整流波形と連動した電流目標値Vm
に達すると、コンパレータ56からハイレベルのリセッ
ト信号がフリップフロップ59に出力される。フリップ
フロップ59はコンパレータ56からのリセット信号に
応じてリセットされ、Q出力端子から出力されていたハ
イレベルの駆動信号がローレベルに切り替わりスイッチ
ング素子62がオフ制御される。
【0033】スイッチング素子62がオフすると、チョ
ークコイル61に蓄えられていたエネルギーとフィルタ
4から供給される電圧とが合成され、整流ダイオード6
4を通して出力コンデンサ65に充電される。この結
果、出力コンデンサ65には、フィルタ4から供給され
た全波整流波形のピーク値より高く昇圧された電圧が出
力される。図7及び図6に示す波形Cは、力率改善コン
バータPFC5の出力端子5a,5b間の出力電圧の様
子を示す図である。この図のように、従来の力率改善コ
ンバータPFCからの出力電圧にはリップル電圧がなか
ったのに対して、本実施の形態における力率改善コンバ
ータPFC5からの出力電圧には略10Vp−pのリッ
プル電圧となっている。
【0034】(4)スイッチング素子のオン制御 次に、チョークコイル61に蓄えられていたエネルギー
の放出が終了すると、臨界検出用巻線61bにリンギン
グ電圧が発生し、臨界検出用巻線61bの電圧が反転す
る。この電圧は第1の基準電圧53とコンパレータ54
により比較され、タイミングt3において、コンパレー
タ54からローレベルのセット信号がフリップフロップ
59に出力される。この結果、コンパレータ54からの
セット信号に応じてフリップフロップ59がセットさ
れ、図5に示すタイミングt3のように、再び駆動信号
がスイッチング素子62に入力されてオン制御される。
【0035】(5)増幅ゲイン(フィードバックゲイ
ン) 本実施の形態では、オペアンプ57の−入力端子と出力
端子の間に増幅ゲインを調整するための可変抵抗68を
接続しておき、出力コンデンサ65からの出力電圧は抵
抗66,67によって分圧されてオペアンプ57の−入
力端子に入力され、オペアンプ57により第2の基準電
圧58と比較される。オペアンプ57は、可変抵抗68
の調整値に応じて増幅ゲインが決まるので、オペアンプ
57の増幅ゲイン低下に応じて誤差信号が小さくなる。
交流電源の周波数がDC−DCコンバータへの出力電圧
に現れるリップル電圧を10Vp−p以上になるように
可変抵抗68を調整して増幅ゲインを設定し、小さい増
幅レベルの誤差信号が乗算器55に供給される。
【0036】一方、乗算器55では誤差信号と全波整流
波形を乗算して全波整流波形と連動した電流目標値Vm
を生成しているので、電流目標値Vmには商用電源の周
波数の2倍の周期の電圧が必ず生じている。この結果、
力率改善コンバータPFC5の出力電圧に、従来の電源
装置と比較して大きなリップル電圧が発生する。以後、
このような動作の繰り返しにより、力率改善コンバータ
PFC5の出力コンデンサ65における出力電圧は、リ
ップル電圧を有しながら平均電圧が一定に保たれる。同
時に、交流電源1の電流が交流電源1の電圧に追従した
正弦波電流波形となる。
【0037】次に、本発明の第1の実施の形態に係る電
源装置による効果について説明する。本実施の形態によ
れば、オペアンプ57の−入力端子と出力端子の間に可
変抵抗68を設けて力率改善コンバータPFC5の出力
電圧の増幅ゲイン(フィードバックゲイン)を大幅に下
げ、力率改善コンバータPFC5の出力電圧に大きなリ
ップル電圧を発生させているので、可変抵抗68を程よ
く調整することで、出力電圧リップルを10Vp−p以
上に設定することができ、この結果、次のような効果が
現れる。
【0038】DC−DCコンバータ6として、例えば図
8に示すように、入力電圧に応じてスイッチング周波数
が変動する自励フライバック方式のコンバータを用いる
こととする。力率改善コンバータPFC5の出力電圧が
上述したようなリップル電圧を有しているため、すなわ
ち、DC−DCコンバータ6の入力電圧が変化している
ため、このDC−DCコンバータ6のスイッチング周波
数は大きく変動する。この結果、DC−DCコンバータ
6から発生されるノイズの周波数成分が特定の周波数に
集中せずに分散される。
【0039】ところで、電子機器から発生するノイズ
は、国際規格のCISPRにより規制されており、特
に、ノイズ測定の際に用いられるレシーバーの帯域幅
は、9kHzと決められている。そこで、力率改善コン
バータPFC5の出力電圧にリップル電圧を発生させ、
DC−DCコンバータ6の入力電圧を変化させること
で、DC−DCコンバータ6のスイッチング周波数の変
動帯域を9kHz以上に分散することができ、ノイズを
大幅に削減することができる。
【0040】(適用例1)図8は、本発明の第1の実施
の形態に係る電源装置のDC−DCコンバータ6に適用
可能な自励フライバック方式のDC−DCコンバータ1
6を示す図である。ここで、図8を参照して、自励フラ
イバック方式のDC−DCコンバータ16の動作につい
て説明する。力率改善コンバータPFC5の出力端子5
a,5bが、DC−DCコンバータ16の入力端子16
a,16bにそれぞれ接続され、力率改善コンバータP
FC5の出力電圧がDC−DCコンバータ16の入力電
圧Viとなって供給される。
【0041】まず、入力電圧Viから起動用抵抗R6、
抵抗R7、コンデンサC4、補助巻線P2、電流検出抵
抗R3の経路でコンデンサC4に充電電流が流れる。コ
ンデンサC4の電圧がスイッチング素子Q1の閾値Vt
hに達すると、スイッチング素子Q1がオンして1次巻
線P1に電圧が印加される。1次巻線P1に電圧が印加
されると、補助巻線P2に帰還電圧が発生してコンデン
サC4の電圧に足され、スイッチング素子Q1を急速に
ターンオンさせる。
【0042】1次巻線P1の電流は時間経過とともに上
昇してトランスT1にエネルギーが蓄えられる。電流検
出抵抗R3で検出された電圧とコンデンサC3のバイア
ス電圧の合成値が制御トランジスタQ2のVbe(Vt
h)電圧に達すると制御トランジスタQ2がオンしてス
イッチング素子Q1をターンオフさせる。
【0043】スイッチング素子Q1がターンオフする
と、トランスT1に蓄えられたエネルギーが2次巻線S
からダイオードD21、コンデンサC21により整流平
滑されて出力される。トランスT1に蓄えられたエネル
ギーの放出が終了すると、トランスT1の各巻線にリン
ギング電圧が発生する。そして、補助巻線P2に発生し
たこのリンギング電圧で再びスイッチング素子Q1がタ
ーンオンする。以後、この動作の繰り返しにより発振動
作が継続する。
【0044】出力電圧Voは、2次側の電圧検出回路1
7により検出され、フォトカプラPC1によりその誤差
信号が1次側に伝えられる。この誤差信号によりフォト
カプラPC1のトランジスタ側が制御されて、コンデン
サC3の電圧が調整される。コンデンサC3に充電され
る電圧によってスイッチング素子Q1がオフするタイミ
ングが制御されて出力電圧が一定になる。
【0045】さて、このDC−DCコンバータ16で
は、トランスT1の1次巻線P1と2次巻線Sの巻き数
比と入力電圧Viと出力電圧Voによって固有の発振周
波数が決定される。一般的な自励フライバック方式のコ
ンバータでも、入力電圧が10V変動することにより、
スイッチング周波数が数kHz変動する。そして、スイ
ッチング周波数の帯域幅は、一般に10kHz程度の帯
域幅を持っているため、スイッチング周波数の帯域が9
kHzより広がり、ノイズ測定に用いるレシーバのフィ
ルタの帯域外に出ることになり、ノイズの周波数成分を
このレシーバの測定帯域外に分散することができる。
【0046】従って、力率改善コンバータPFC5の出
力電圧を入力電圧ViとするDC−DCコンバータ16
においては、入力電圧Viのリップル電圧の変動に応じ
てスイッチング周波数が大きく変化するので、DC−D
Cコンバータ16のスイッチング周波数の変動帯域を9
kHz以上に分散することができ、ノイズ低減に大幅な
効果が得られる。
【0047】(適用例2)図9は、本発明の第1の実施
の形態に係る電源装置のDC−DCコンバータ6に適用
可能な電圧擬似共振型のDC−DCコンバータ26を示
す図である。ここで、図9を参照して、電圧擬似共振型
のDC−DCコンバータ26の動作について説明する。
力率改善コンバータPFC5の出力端子5a,5bが、
DC−DCコンバータ26の入力端子26a,26bに
それぞれ接続され、力率改善コンバータPFC5の出力
電圧がDC−DCコンバータ26の入力電圧Viとなっ
て供給される。
【0048】まず、発振器OSCから出力されるパルス
によりフリップフロップFFがセットされスイッチング
素子Q1がターンオンする。スイッチング素子Q1がオ
ンすると、スイッチング電流は時間の経過とともに増加
する。スイッチング電流は、電流検出抵抗R2により電
圧変換され、2次側からの誤差信号と抵抗R1とコンデ
ンサC1により合成され基準電圧ES1とコンパレータ
COMP1にて比較される。
【0049】スイッチング電流と誤差信号の合成値が基
準電圧ES1に達すると、コンパレータCOMP1の出
力がハイレベルになりフリップフロップFFをリセット
して出力Q1をターンオフする。フリップフロップFF
の出力Q1がターンオフすると、トランスT1に蓄えら
れたエネルギーが2次巻線SからダイオードD21、コ
ンデンサC21により整流平滑されて出力される。
【0050】トランスT1に蓄えられたエネルギーの放
出が終了すると、トランスT1の各巻線にリンギング電
圧が発生する。補助巻線P2に発生したこのリンギング
電圧をコンパレータCOMP2で基準電圧ES2と比較
する。すなわち、リンギング電圧の発生を検知してフリ
ップフロップFFをセットし、スイッチング素子Q1を
再びターンオンさせる。以後、この動作の繰り返しによ
り発振動作が継続する。出力電圧は、2次側の電圧検出
回路27により検出され、フォトカプラPC1によりそ
の誤差信号が1次側に伝えられる。この誤差信号により
フォトカプラPC1のトランジスタ側が制御されて、抵
抗R1、コンデンサC1によりスイッチング電流の検出
電圧と合成されて、スイッチング素子Q1のオフタイミ
ングが制御され出力電圧が一定になる。
【0051】さて、このDC−DCコンバータ26で
も、トランスT1の1次巻線P1と2次巻線Sの巻き数
比と入力電圧Viと出力電圧Vo、および、トランスT
1のインダクタンスLとコンデンサC2による擬似共振
周波数によって固有の発振周波数が決定される。従っ
て、力率改善コンバータPFC5の出力電圧を入力電圧
ViとするDC−DCコンバータ26においては、入力
電圧Viのリップル電圧の変動に応じてスイッチング周
波数が大きく変化するので、DC−DCコンバータ26
のスイッチング周波数の変動帯域を9kHz以上に分散
することができ、ノイズ低減に大幅な効果が得られる。
【0052】(適用例3)図10は、本発明の第1の実
施の形態に係る電源装置のDC−DCコンバータ6に適
用可能な周波数変調機能を有するDC−DCコンバータ
36を示す図である。ここで、図10を参照して、周波
数変調機能を有するDC−DCコンバータ36の動作に
ついて説明する。力率改善コンバータPFC5の出力端
子5a,5bが、DC−DCコンバータ36の入力端子
36a,36bにそれぞれ接続され、力率改善コンバー
タPFC5の出力電圧がDC−DCコンバータ36の入
力電圧Viとなって供給される。
【0053】まず、発振器OSCから出力されるパルス
により常にスイッチング素子Q1のオンタイミングを決
定する。スイッチング素子Q1がオンすると、スイッチ
ング電流は時間の経過とともに増加する。スイッチング
電流は、電流検出抵抗R6により電圧変換され、2次側
からの誤差信号とコンパレータCOMP1により比較さ
れる。
【0054】スイッチング電流がこの誤差信号の値に達
すると、COMP1の出力がハイレベルになりフリップ
フロップFFをリセットしQ1をターンオフする。スイ
ッチング素子Q1がターンオフすると、トランスT1に
蓄えられたエネルギーが2次巻線SからダイオードD2
1、コンデンサC21により整流平滑されて出力され
る。やがて、トランスT1に蓄えられたエネルギーの全
ての放出の終了の有無に関わらず、発振器OSCの出力
によりスイッチング素子Q1が再びターンオンする。
【0055】さて、DC−DCコンバータ36の発振周
波数は、コンデンサC1の充放電周期により決定され
る。コンデンサC1の充電は、基準電圧ES2から抵抗
R2を介して流れる電流と、入力電圧Viから抵抗R1
を介して流れる電流により決定される。一般には、抵抗
R2の電流比率を高く設定し、その充電周期は主に抵抗
R2で決定される。コンデンサC1の放電は発振器OS
C内部の放電回路により行われる。ここで、入力電圧V
iが変動すると抵抗R1の電流も変動し、わずかに充電
周期を変動させる。このため、入力電圧Viが変動する
と抵抗R1と抵抗R2の比率により発振周波数が変動す
る。従って、力率改善コンバータPFC5の出力電圧を
入力電圧ViとするDC−DCコンバータ36において
は、入力電圧Viのリップル電圧の変動に応じてスイッ
チング周波数が大きく変化するので、DC−DCコンバ
ータ36のスイッチング周波数の変動帯域を9kHz以
上に分散することができ、ノイズ低減に大幅な効果が得
られる。
【0056】(適用例4)図11は、本発明の第1の実
施の形態に係る電源装置のDC−DCコンバータ6に適
用可能な電流共振型のDC−DCコンータ46を示す図
である。ここで、図11を参照して、電流共振型のDC
−DCコンバータ46の動作について説明する。力率改
善コンバータPFC5の出力端子5a,5bが、DC−
DCコンバータ46の入力端子46a,46bにそれぞ
れ接続され、力率改善コンバータPFC5の出力電圧が
DC−DCコンバータ46の入力電圧Viとなって供給
される。
【0057】スイッチング素子Q1,Q2は、制御回路
47から出力される2つのゲート制御信号によりデッド
タイムが設けられて交互にオンオフする。スイッチング
素子Q1,Q2により交互にオンされることで、トラン
スT1のリーケージインダクタンスLrとコンデンサC
3による共振電流が流れる。
【0058】同時に、トランスT1の1次巻線P1のイ
ンダクタンスLp1に励磁電流が流れる。この励磁電流
は、負荷電流に関係なくコンデンサC3を充放電する。
出力電圧を調整するには、この励磁電流によるコンデン
サC3の充放電を制御してコンデンサC3の振幅電圧を
変える必要がある。これらは、スイッチング素子Q1,
Q2の交互にオンオフする発振周波数を可変することに
より可能であり、いわゆる周波数制御することによって
出力電圧を調整できる。
【0059】さて、出力電圧を定電圧とするこのDC−
DCコンバータ46では、負荷が一定の場合は、その発
振周波数も一定となる。また、入力電圧が変化すると発
振周波数が変動して出力電圧を一定にするように動作す
る。従って、力率改善コンバータPFC5の出力電圧を
入力電圧ViとするDC−DCコンバータ46において
は、入力電圧Viのリップル電圧の変動に応じてスイッ
チング周波数が大きく変化するので、DC−DCコンバ
ータ46のスイッチング周波数の変動帯域を9kHz以
上に分散することができ、ノイズ低減に大幅な効果が得
られる。
【0060】(第2の実施の形態)図12は、本発明の
第2の実施の形態に係る電源装置の構成を示す図であ
る。図12を参照して、電源装置の構成について説明す
る。第1の実施の形態においては、図1を参照し、フリ
ップフロップ59のセット信号は、チョークコイル61
に蓄えられたエネルギーの放出が終了すると、臨界検出
用巻線61bの電圧の反転によってなされている。すな
わち、図1は、電流不連続モードによる力率改善コンバ
ータPFCであり、チョークコイル61に流れる電流は
ゼロにまで減少する。
【0061】これに対して、第2の実施の形態における
特徴は、電流連続モードによる力率改善コンバータPF
Cであり、発振器71から出力される例えば矩形波をセ
ット信号としてフリップフロップ59に入力することに
ある。すなわち、発振器71から出力される矩形波がロ
ーレベルになる毎にセット信号がフリップフロップ59
に入力されるので、チョークコイル61に流れる電流は
ゼロにまで減少せずに連続的に流れることなる。
【0062】本発明の第2の実施の形態に係る電源装置
の動作については、発振器71から出力される例えば矩
形波がセット信号としてフリップフロップ59に入力さ
れ、Q出力端子からハイレベルの駆動信号が出力されて
スイッチング素子62がオン制御される点にあり、他の
動作については第1の実施の形態と同様であるので、そ
の説明を省略する。さらに、本発明の第2の実施の形態
に係る電源装置による効果、(適用例1)〜(適用例
4)についても同様であるので、その説明を省略する。
【0063】(変形例1〜3)図13は、本発明の第1
および第2の実施の形態に係る電源装置に適用可能な誤
差信号増幅回路の変形例を示す図である。図13を参照
して、誤差信号増幅回路の構成について説明する。第1
および第2の本実施の形態では、可変抵抗68により直
流ゲインを調整することを示した。
【0064】これに対して、変形例1では、図13
(A)に示すように、オペアンプ57の−入力端子と出
力端子の間にコンデンサ81を設けて力率改善コンバー
タPFC5の出力電圧の交流ゲイン(フィードバックゲ
イン)を大幅に下げ、力率改善コンバータPFC5の出
力電圧に大きなリップル電圧を発生させている。
【0065】ここで、コンデンサ81の容量を程よく調
整するようにして交流ゲインを調整することで、出力電
圧リップルを10Vp−p以上に設定することができ
る。また、変形例2では、図13(B)に示すように、
オペアンプ57の−入力端子と出力端子の間に、コンデ
ンサ83と抵抗85を直列接続して力率改善コンバータ
PFC5の出力電圧の交流ゲイン(フィードバックゲイ
ン)を大幅に下げ、力率改善コンバータPFC5の出力
電圧に大きなリップル電圧を発生させている。ここで、
コンデンサ83の容量と抵抗85の抵抗値を程よく調整
するようにして交流ゲインおよびカットオフ周波数を調
整することで、出力電圧リップルを10Vp−p以上に
設定することができる。
【0066】さらに、変形例3では、図13(C)に示
すように、オペアンプ57の−入力端子と出力端子の間
に、コンデンサ81と抵抗87を並列接続して力率改善
コンバータPFC5の出力電圧の直流ゲインを調整する
とともに交流ゲイン(フィードバックゲイン)を大幅に
下げ、力率改善コンバータPFC5の出力電圧に大きな
リップル電圧を発生させている。ここで、コンデンサ8
1の容量と抵抗87の抵抗値を程よく調整するようにし
て交流ゲインを調整することで、出力電圧リップルを1
0Vp−p以上に設定することができる。
【0067】(第3の実施の形態)図14は、本発明の
第3の実施の形態に係る電源装置の構成を示す図であ
る。図14を参照して、電源装置の構成について説明す
る。第3の実施の形態における特徴は、交流電源1の周
波数の半周期内でスイッチング素子62のオン期間の幅
を変えない三角波電流を用いた力率改善コンバータPF
Cであり、昇圧型の力率改善コンバータPFCに、擬似
共振型ボルテージモードで動作する制御回路を用いてフ
ィードバック回路を形成している。
【0068】すなわち、第1の実施の形態において設け
られていた乗算器55と電流検出用抵抗63を削除し、
さらに、コンパレータ54から出力されるセット信号に
応じてトリガが掛かり三角波を発振する三角波発振器9
1と、オペアンプ57から出力される増幅後の誤差信号
の電圧値が三角波発振器91から出力される三角波の電
圧値に達したときにリセット信号をフリップフロップ5
9に出力するコンパレータ56を設けたことにある。な
お、オペアンプ57から出力される増幅後の誤差信号の
電圧値は、可変抵抗68とコンデンサ93により十分応
答が遅くなるため、交流電源1の周波数の半周期以上ほ
ぼ一定の値となる。
【0069】ここで、チョークコイル61に流れる電流
が必ず三角波になるように、チョークコイル61のイン
ダクタンス値(L値)を選んでおき、フィードバック応
答時間を交流電源の周波数の半周期以上にすることで、
半周期内のスイッチング素子62のオン期間の幅がほぼ
固定される。
【0070】さらに、スイッチング素子62のオン期間
の幅が固定されることによりスイッチング電流Ipは、
TとLが固定されることで、
【数1】Ip=E×T/L ・・・(1) 入力電圧Eに比例した値が決まる。
【0071】このため、チョークコイル61に流れる電
流は、昇り勾配の三角波と下り勾配の三角波で満たされ
るため、ピーク電流の1/2が入力電流となる。すなわ
ち、入力電流波形に比例した正弦波電流波形となる。
【0072】次に、本発明の第3の実施の形態に係る電
源装置の動作について説明する。交流電源1が電源装置
に印加されると、交流電源1から供給される正弦波電圧
がフィルタ2を通過し、整流器3で全波整流されてフィ
ルタ4を通過し、力率改善コンバータPFC5に全波整
流波形が供給される。
【0073】(1)起動時の動作 初めに、コンパレータ54の+入力端子は、抵抗60、
臨界検出用巻線61bを介してGNDに接続された状態
になっており、同時に、コンパレータ54の−入力端子
に第1の基準電圧53が入力されている。コンパレータ
54では、両入力電圧が比較され、+入力端子の電圧の
方が低電位であるので、コンパレータ54からローレベ
ルのセット信号がフリップフロップ59に出力されてい
る。フリップフロップ59は、コンパレータ54からの
セット信号に応じてセットされ、図5に示すタイミング
t1のように、Q出力端子からハイレベルの駆動信号が
出力されてスイッチング素子62がオン制御される。
【0074】スイッチング素子62がオンすると、図5
に示すタイミングt1のように、スイッチング素子62
のドレイン電圧Vdは0V近くに低下する。そして、フ
ィルタ4から主巻線61a,スイッチング素子62のド
レイン−ソースを介してGNDへとスイッチング電流が
流れ、チョークコイル61にエネルギーが蓄えられる。
【0075】(2)誤差信号 オペアンプ57の−入力端子と出力端子の間には可変抵
抗68とコンデンサ93とが並列接続され、出力コンデ
ンサ65からの出力電圧は、抵抗66,67によって分
圧されてオペアンプ57の−入力端子に入力され、出力
電圧の分圧値と第2の基準電圧58との差からなる誤差
信号に対して増幅ゲインを設定して増幅し、オペアンプ
57から出力された誤差信号がコンパレータ56の−入
力端子に供給される。なお、図6に示す波形Bは、オペ
アンプ57から出力された誤差信号を示している。
【0076】ここで、オペアンプ57の−入力端子と出
力端子の間に接続された可変抵抗68により力率改善コ
ンバータPFC5の出力電圧の増幅ゲイン(フィードバ
ックゲイン)が低下するように誤差信号の振幅レベルが
調整され、コンパレータ56の−入力端子へ供給され
る。
【0077】(3)スイッチング素子のオフ制御 起動時に、コンパレータ54からローレベルのセット信
号がフリップフロップ59に出力されると、同時に、こ
のセット信号は三角波発振器91に入力されてトリガが
掛かり三角波が発振される。三角波発振器91から出力
された三角波は、コンパレータ56の+入力端子に入力
される。なお、三角波発振器91では、コンパレータ5
4から次のセット信号が入力されるまで、例えば約10
0kHzの周波数で三角波を発振している。
【0078】コンパレータ56は、オペアンプ57から
出力される増幅後の誤差信号の電圧値が三角波発振器9
1から出力される三角波の電圧値に達したときに、リセ
ット信号をフリップフロップ59に出力する。フリップ
フロップ59は、コンパレータ56からのリセット信号
に応じてリセットされ、Q出力端子から出力されていた
ハイレベルの駆動信号がローレベルに切り替わりスイッ
チング素子62がオフ制御される。
【0079】スイッチング素子62がオフすると、チョ
ークコイル61に蓄えられていたエネルギーとフィルタ
4から供給される電圧とが合成され、整流ダイオード6
4を通して出力コンデンサ65に充電される。
【0080】この結果、出力コンデンサ65には、フィ
ルタ4から供給された全波整流波形のピーク値より高く
昇圧された電圧が出力される。図7及び図6に示す波形
Cは、力率改善コンバータPFC5の出力端子5a,5
b間の出力電圧の様子を示す図である。この図のよう
に、従来の力率改善コンバータPFCからの出力電圧に
はリップル電圧がなかったのに対して、本実施の形態に
おける力率改善コンバータPFC5からの出力電圧には
略10Vp−pのリップル電圧となっている。
【0081】(4)スイッチング素子のオン制御 次に、チョークコイル61に蓄えられていたエネルギー
の放出が終了すると、臨界検出用巻線61bにリンギン
グ電圧が発生し、臨界検出用巻線61bの電圧が反転す
る。この電圧は第1の基準電圧53とコンパレータ54
により比較され、コンパレータ54からローレベルのセ
ット信号がフリップフロップ59に出力される。この結
果、コンパレータ54からのセット信号に応じてフリッ
プフロップ59がセットされ、再び駆動信号がスイッチ
ング素子62に入力されてオン制御される。同時に、こ
のセット信号は三角波発振器91に入力されてトリガが
掛かり三角波の発振がセット信号に同期が取られる。
【0082】(5)増幅ゲイン(フィードバックゲイ
ン) 本実施の形態では、オペアンプ57の−入力端子と出力
端子の間に増幅ゲインを調整するための可変抵抗68と
コンデンサ93を並列接続しておき、出力コンデンサ6
5からの出力電圧は抵抗66,67によって分圧されて
オペアンプ57の−入力端子に入力され、オペアンプ5
7により第2の基準電圧58と比較される。オペアンプ
57は、可変抵抗68の調整値とコンデンサ93に応じ
て増幅ゲインが決まるので、オペアンプ57の増幅ゲイ
ン低下に応じて誤差信号が小さくなる。
【0083】交流電源の周波数がDC−DCコンバータ
への出力電圧に現れるリップル電圧を10Vp−p以上
になるように可変抵抗68を調整して増幅ゲインを設定
し、小さい増幅レベルの誤差信号がコンパレータ56に
供給される。ここで、オペアンプ57から出力される増
幅後の誤差信号の電圧値は、可変抵抗68とコンデンサ
93により十分応答が遅くなるため、交流電源1の周波
数の半周期以上ほぼ一定の値となる。一方、チョークコ
イル61に流れる電流が必ず三角波になるので、フィー
ドバック応答時間を交流電源の周波数の半周期以上にす
ることができ、半周期内のスイッチング素子62のオン
期間の幅がほぼ固定されるようになる。
【0084】さらに、スイッチング素子62のオン期間
の幅が固定されることによりスイッチング電流Ipは、
TとLが固定されることで、上記(1)式により入力電
圧Eに比例した値が決まる。この結果、チョークコイル
61に流れる電流は、昇り勾配の三角波と下り勾配の三
角波で満たされるため、ピーク電流の1/2が入力電流
となり、入力電流波形に比例した正弦波電流波形とな
る。
【0085】この結果、力率改善コンバータPFC5の
出力電圧に、従来の電源装置と比較して大きなリップル
電圧が発生する。以後、このような動作の繰り返しによ
り、力率改善コンバータPFC5の出力コンデンサ65
における出力電圧は、リップル電圧を有しながら平均電
圧が一定に保たれる。同時に、交流電源1の電流が交流
電源1の電圧に追従した正弦波電流波形となる。
【0086】なお、図14にはオペアンプ57に可変抵
抗68とコンデンサ93が接続されている誤差信号増幅
回路の一例を示したが、本実施の形態はこのような場合
に限定されるものではなく、図13に示すような誤差信
号増幅回路の変形例1〜3を適用することができる。
【0087】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、力率改善コンバータの出力電圧に商用電源の周波数
の2倍の10Vp−p以上の大きなリップル電圧が発生
するため、供給される電源電圧で周波数が変わるDC−
DCコンバータのスイッチング周波数も、これらのリッ
プル電圧に応じて周波数変調される。このため、DC−
DCコンバータのスイッチング周波数におけるノイズレ
ベルは、周波数変調により分散されノイズレベルの大幅
な低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電源装置の構
成を示す図である。
【図2】フィルタ2,4に適用可能なπ型ノーマルモー
ドフィルタの回路である。
【図3】フィルタ2,4に適用可能なノーマルモードフ
ィルタの回路である。
【図4】フィルタ2,4に適用可能なノーマルモードフ
ィルタ+コモンモードフィルタの回路である。
【図5】力率改善コンバータPFC5の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図6】力率改善コンバータPFC5の動作を説明する
ための各所の波形A,B,Cである。
【図7】力率改善コンバータPFC5の動作を説明する
ための波形である。
【図8】DC−DCコンバータ6に適用可能な自励フラ
イバック方式のDC−DCコンバータ16の回路であ
る。
【図9】DC−DCコンバータ6に適用可能な電圧擬似
共振型のDC−DCコンバータ26の回路である。
【図10】DC−DCコンバータ6に適用可能な周波数
変調機能を有するDC−DCコンバータ36の回路であ
る。
【図11】DC−DCコンバータ6に適用可能な電流共
振型のDC−DCコンバータ46の回路である。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係る電源装置の
構成を示す図である。
【図13】本発明の第1および第2の実施の形態に係る
電源装置に適用可能な誤差信号増幅回路の変形例1〜3
を示す図(A),(B),(C)である。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る電源装置の
構成を示す図である。
【図15】従来の電源装置の回路図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2,4 フィルタ 3 整流器 5 力率改善コンバータPFC 6 DC−DCコンバータ 54、56 コンパレータ 55 乗算器 59 フリップフロップ 57 オペアンプ 61 チョークコイル 62 スイッチング素子 64 整流ダイオード 65 出力コンデンサ 66,67,85,87 抵抗 68 可変抵抗 71 発振器 81,83、93 コンデンサ 91 三角波発振器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を入力して直流電圧に変換して
    出力する力率改善コンバータと、この力率改善コンバー
    タからの直流電圧を別の直流電圧に変換して出力するD
    C−DCコンバータとを備えた電源装置であって、 前記力率改善コンバータは、 前記DC−DCコンバータへの出力電圧に現れる交流電
    源の周波数におけるリップル電圧を10Vp−p以上に
    設定するリップル電圧設定手段を備え、 前記DC−DCコンバータは、前記力率改善コンバータ
    からの直流電圧に含まれるリップル電圧に応じて発振周
    波数が変動することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源からの全波整流波形をチョーク
    コイルを介して入力してスイッチング素子によりオンオ
    フして直流電圧に変換する力率改善コンバータと、 この力率改善コンバータからの直流電圧を別の直流電圧
    に変換して出力するDC−DCコンバータとを備えた電
    源装置であって、 前記力率改善コンバータは、 前記DC−DCコンバータへの出力電圧と基準電圧との
    差からなる誤差信号の増幅ゲインを設定して出力する誤
    差信号増幅手段と、 前記交流電源からの全波整流波形と前記誤差信号増幅手
    段からの誤差信号とから全波整流波形と連動した電流目
    標値を生成する電流目標値生成手段と、 前記スイッチング素子のオン期間に流れるスイッチング
    電流を検出して電流検出値として出力するスイッチング
    電流検出手段と、 前記スイッチング電流検出手段からのスイッチング電流
    の電流検出値が、前記電流目標値生成手段からの電流目
    標値に達したときに前記スイッチング素子をオフするオ
    フ制御手段とを備え、 前記誤差信号増幅手段は、前記DC−DCコンバータへ
    の出力電圧に現れる前記交流電源の周波数におけるリッ
    プル電圧を10Vp−p以上になるように前記増幅ゲイ
    ンを設定し、前記DC−DCコンバータは、前記力率改
    善コンバータからの直流電圧に含まれるリップル電圧に
    応じて発振周波数が変動することを特徴とする電源装
    置。
  3. 【請求項3】 交流電源からの全波整流波形をチョーク
    コイルを介して入力してスイッチング素子によりオンオ
    フして直流電圧に変換する力率改善コンバータと、 この力率改善コンバータからの直流電圧を別の直流電圧
    に変換して出力するDC−DCコンバータとを備えた電
    源装置であって、 前記力率改善コンバータは、 前記チョークコイルに設けられた臨界検出用巻線に発生
    するリンギング電圧が第1の基準電圧に達したときにセ
    ット信号を発生するセット信号発生手段と、 前記セット信号発生手段からのセット信号に応じて前記
    スイッチング素子をオンするオン制御手段と、 前記セット信号発生手段からのセット信号に応じて起動
    して所定の周波数を有する三角波信号を発振する三角波
    発振手段と、 前記DC−DCコンバータへの出力電圧と基準電圧との
    差からなる誤差信号の増幅ゲインを設定して出力する誤
    差信号増幅手段と、 前記三角波発振手段からの三角波信号の電圧値が、前記
    誤差信号増幅手段からの誤差信号に達したときに前記ス
    イッチング素子をオフするオフ制御手段とを備え、 前記誤差信号増幅手段は、前記DC−DCコンバータへ
    の出力電圧に現れる前記交流電源の周波数におけるリッ
    プル電圧を10Vp−p以上になるように前記増幅ゲイ
    ンを設定し、前記DC−DCコンバータは、前記力率改
    善コンバータからの直流電圧に含まれるリップル電圧に
    応じて発振周波数が変動することを特徴とする電源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記DC−DCコンバータは、 自励発振型DC−DCコンバータ、電圧擬似共振型DC
    −DCコンバータ、電流共振型DC−DCコンバータ等
    の周波数制御型DC−DCコンバータであることを特徴
    とする請求項1,2,3の何れか1つに記載の電源装
    置。
  5. 【請求項5】 前記DC−DCコンバータは、 周波数変調機能を有したDC−DCコンバータあること
    を特徴とする請求項1,2,3の何れか1つに記載の電
    源装置。
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