JP2003118143A - 交換式の印刷構成要素の真正を検証するための方法、及び、交換式の印刷構成要素 - Google Patents
交換式の印刷構成要素の真正を検証するための方法、及び、交換式の印刷構成要素Info
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- JP2003118143A JP2003118143A JP2002291005A JP2002291005A JP2003118143A JP 2003118143 A JP2003118143 A JP 2003118143A JP 2002291005 A JP2002291005 A JP 2002291005A JP 2002291005 A JP2002291005 A JP 2002291005A JP 2003118143 A JP2003118143 A JP 2003118143A
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
- B41J2/175—Ink supply systems ; Circuit parts therefor
- B41J2/17503—Ink cartridges
- B41J2/17543—Cartridge presence detection or type identification
- B41J2/17546—Cartridge presence detection or type identification electronically
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 交換式の印刷構成要素をカスタマイズして、
特定のプリンタが、カスタマイズした交換式の消耗品の
みを受け入れるようにする。 【課題】 交換式の印刷構成要素（例えば、インク容器
１２）の真正を検証する方法において、選択した暗号化
技術を用いて交換式の印刷構成要素に記憶されているデ
ータ値を暗号化して、暗号化値（暗号化データ値）を生
成するステップと、この暗号化値を、交換式の消耗品
（印刷構成要素）に記憶されている認証値と比較し、暗
号化値が認証値と同一である場合には、交換式の印刷構
成要素は真正であると判定するステップとを含む。
特定のプリンタが、カスタマイズした交換式の消耗品の
みを受け入れるようにする。 【課題】 交換式の印刷構成要素（例えば、インク容器
１２）の真正を検証する方法において、選択した暗号化
技術を用いて交換式の印刷構成要素に記憶されているデ
ータ値を暗号化して、暗号化値（暗号化データ値）を生
成するステップと、この暗号化値を、交換式の消耗品
（印刷構成要素）に記憶されている認証値と比較し、暗
号化値が認証値と同一である場合には、交換式の印刷構
成要素は真正であると判定するステップとを含む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換式の（交換可
能な）印刷構成要素（部品；components）を利用する印
刷システムに関し、印刷補給品（サプライ品、supplie
s）を識別する方法及び装置に関する。より詳細には、
本発明は、交換式の印刷構成要素の真正（純正品である
こと、authenticity）を検証する方法及び交換式の印刷
構成要素に関する。さらに詳細には、本発明は、印刷シ
ステムが用いるプリンタのパラメータ情報を記憶するメ
モリを含む交換可能なインク容器（交換式のインク容
器）に関する。
能な）印刷構成要素（部品；components）を利用する印
刷システムに関し、印刷補給品（サプライ品、supplie
s）を識別する方法及び装置に関する。より詳細には、
本発明は、交換式の印刷構成要素の真正（純正品である
こと、authenticity）を検証する方法及び交換式の印刷
構成要素に関する。さらに詳細には、本発明は、印刷シ
ステムが用いるプリンタのパラメータ情報を記憶するメ
モリを含む交換可能なインク容器（交換式のインク容
器）に関する。
【０００２】
【従来の技術】インクジェットプリンタ等の印刷システ
ムは、紙等の印字媒体を横切って左右に動くキャリッジ
に搭載されたインクジェットプリントヘッドを利用する
ことが多い。プリントヘッドが印字媒体を横切って動く
時に、制御システムがプリントヘッドを始動して、画像
及び文字を形成するためにインク滴を印字媒体上にデポ
ジット（堆積）若しくは噴射する。
ムは、紙等の印字媒体を横切って左右に動くキャリッジ
に搭載されたインクジェットプリントヘッドを利用する
ことが多い。プリントヘッドが印字媒体を横切って動く
時に、制御システムがプリントヘッドを始動して、画像
及び文字を形成するためにインク滴を印字媒体上にデポ
ジット（堆積）若しくは噴射する。
【０００３】今までに用いられてきたインクジェットプ
リンタには、交換式のインクカートリッジを利用するタ
イプのものがある。インクカートリッジは、カートリッ
ジのハウジング内に収容されたプリントヘッドとインク
槽とを含む。インク槽のインクが空に近づいたり、特定
の印字媒体に異なるタイプのインクが必要になると、イ
ンクカートリッジ全体が交換される。インクジェットプ
リンタには、その他に、それぞれ別個に交換することが
できるインクジェットプリントヘッドとインク供給源
（ink supply）とを利用するタイプのものもある。この
タイプのインクジェットプリンタでは、インク供給源
は、プリントヘッドから間隔を置いて配置される。プリ
ントヘッドはキャリッジに搭載され、インク供給源とプ
リントヘッドとの間に延びる、柔軟性を有する流体相互
接続を経由して、インクがプリントヘッドに供給され
る。このタイプの配置（装置；arrangement）では、プ
リントヘッドを交換することなくインク供給源を交換す
ることができる。プリントヘッドは、その後、プリント
ヘッドの寿命の終わりに交換される。
リンタには、交換式のインクカートリッジを利用するタ
イプのものがある。インクカートリッジは、カートリッ
ジのハウジング内に収容されたプリントヘッドとインク
槽とを含む。インク槽のインクが空に近づいたり、特定
の印字媒体に異なるタイプのインクが必要になると、イ
ンクカートリッジ全体が交換される。インクジェットプ
リンタには、その他に、それぞれ別個に交換することが
できるインクジェットプリントヘッドとインク供給源
（ink supply）とを利用するタイプのものもある。この
タイプのインクジェットプリンタでは、インク供給源
は、プリントヘッドから間隔を置いて配置される。プリ
ントヘッドはキャリッジに搭載され、インク供給源とプ
リントヘッドとの間に延びる、柔軟性を有する流体相互
接続を経由して、インクがプリントヘッドに供給され
る。このタイプの配置（装置；arrangement）では、プ
リントヘッドを交換することなくインク供給源を交換す
ることができる。プリントヘッドは、その後、プリント
ヘッドの寿命の終わりに交換される。
【０００４】本発明の対応米国出願の譲受人に譲渡され
ている、「Replaceable Part withIntegral Memory for
Usage, Calibration and Other Data」という名称の発
行済み米国特許第５，６９９，０９１号において説明さ
れているように、多くの場合、プリンタの消耗品の交換
と同時にプリンタのパラメータを変更するのが望まし
い。プリンタのパラメータを更新する理由は、いくつか
ある。プリンタのパラメータを更新する理由の１つは、
工学技術の改善（engineering improvements）をプリン
タに組み込む、というものである。プリンタのパラメー
タを更新する別の理由は、プリンタを、そのプリンタ内
に取り付ける特定の消耗品に合わせて最適化する、とい
うものである。
ている、「Replaceable Part withIntegral Memory for
Usage, Calibration and Other Data」という名称の発
行済み米国特許第５，６９９，０９１号において説明さ
れているように、多くの場合、プリンタの消耗品の交換
と同時にプリンタのパラメータを変更するのが望まし
い。プリンタのパラメータを更新する理由は、いくつか
ある。プリンタのパラメータを更新する理由の１つは、
工学技術の改善（engineering improvements）をプリン
タに組み込む、というものである。プリンタのパラメー
タを更新する別の理由は、プリンタを、そのプリンタ内
に取り付ける特定の消耗品に合わせて最適化する、とい
うものである。
【０００５】米国特許第５，６９９，０９１号明細書に
おいて説明されている、プリンタのパラメータを変更す
る方法の１つは、交換式のインク容器に関連するメモリ
を用いる、というものである。この実施形態では、交換
品のインク容器を挿入することによって、プリンタと、
そのインク容器に関連するメモリとの間の電気接続が確
立される。この電気接続によって、プリンタとメモリと
の間で情報を交換することができる。インク容器を交換
するのと同時にプリンタのパラメータを更新又は変更す
ることによって、プリンタが、確実に、使用されるその
特定のインクに合わせて最適化される。さらに、インク
容器の交換とともにプリンタのパラメータを更新するこ
とによって、プリンタが最新のプリンタのパラメータを
利用するのを確実ならしめる。
おいて説明されている、プリンタのパラメータを変更す
る方法の１つは、交換式のインク容器に関連するメモリ
を用いる、というものである。この実施形態では、交換
品のインク容器を挿入することによって、プリンタと、
そのインク容器に関連するメモリとの間の電気接続が確
立される。この電気接続によって、プリンタとメモリと
の間で情報を交換することができる。インク容器を交換
するのと同時にプリンタのパラメータを更新又は変更す
ることによって、プリンタが、確実に、使用されるその
特定のインクに合わせて最適化される。さらに、インク
容器の交換とともにプリンタのパラメータを更新するこ
とによって、プリンタが最新のプリンタのパラメータを
利用するのを確実ならしめる。
【０００６】
【特許文献】米国特許第５，６９９，０９１号明細書
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】多くの場合、同じタイ
プの交換式の印刷構成要素を用いるように構成されるプ
リンタのタイプは、１つよりも多い。顧客の便宜を図る
ためには、交換式の印刷構成要素をカスタマイズして、
特定のプリンタが、カスタマイズした交換式の消耗品の
みを受け入れるようにすることが必要かもしれない。例
えば、様々な相手先ブランドによる製造会社（ＯＥＭ）
が製造する様々なプリンタは、それぞれ、同じ交換式の
インク容器を用いるよう構成されているかもしれない。
顧客価値（顧客から見た価値，顧客による評価；custom
er value）を最大にするためには、ＯＥＭが、特定のタ
イプのプリンタに合わせて補給品をカスタマイズするこ
とが必要かもしれない。顧客価値を確保するためには、
特定のタイプのプリンタが、カスタマイズしたもの以外
の交換式のインク容器を用いないようにすることが必要
かもしれない。
プの交換式の印刷構成要素を用いるように構成されるプ
リンタのタイプは、１つよりも多い。顧客の便宜を図る
ためには、交換式の印刷構成要素をカスタマイズして、
特定のプリンタが、カスタマイズした交換式の消耗品の
みを受け入れるようにすることが必要かもしれない。例
えば、様々な相手先ブランドによる製造会社（ＯＥＭ）
が製造する様々なプリンタは、それぞれ、同じ交換式の
インク容器を用いるよう構成されているかもしれない。
顧客価値（顧客から見た価値，顧客による評価；custom
er value）を最大にするためには、ＯＥＭが、特定のタ
イプのプリンタに合わせて補給品をカスタマイズするこ
とが必要かもしれない。顧客価値を確保するためには、
特定のタイプのプリンタが、カスタマイズしたもの以外
の交換式のインク容器を用いないようにすることが必要
かもしれない。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の方法及び装置の
例示の実施形態は、選択した印刷システムにおいて用い
る交換式の印刷構成要素である。交換式の印刷構成要素
は、データ値と識別子値とを記憶するように構成されて
いる電気的記憶装置を含む。識別子値は、暗号化プロセ
スを用いてデータ値を暗号化することによって導き出さ
れる。選択した印刷システムに交換式の印刷構成要素を
取り付けると、選択した印刷システムは、暗号化プロセ
スを用いてデータ値を処理して、暗号化値（暗号化デー
タ値）を得る。交換式の印刷構成要素が、検証された交
換式の印刷構成要素である場合には、この暗号化値は識
別子値と同一である。
例示の実施形態は、選択した印刷システムにおいて用い
る交換式の印刷構成要素である。交換式の印刷構成要素
は、データ値と識別子値とを記憶するように構成されて
いる電気的記憶装置を含む。識別子値は、暗号化プロセ
スを用いてデータ値を暗号化することによって導き出さ
れる。選択した印刷システムに交換式の印刷構成要素を
取り付けると、選択した印刷システムは、暗号化プロセ
スを用いてデータ値を処理して、暗号化値（暗号化デー
タ値）を得る。交換式の印刷構成要素が、検証された交
換式の印刷構成要素である場合には、この暗号化値は識
別子値と同一である。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１（Ａ）及び（Ｂ）は、本発明
の例示の実施形態に係るインクジェット印刷システム１
０を表している。このインクジェット印刷システム１０
は、インク容器すなわちカートリッジ１２と、プリンタ
部１４とを含んでいる。プリンタ部１４は、インク容器
収容ステーションすなわちレセプタクル１６と、プリン
トヘッド１８と、コントローラ２０とを含んでいる。イ
ンク容器収容ステーション１６にインク容器１２を適切
に挿入した状態の下では、インク容器１２とプリンタ部
１４との間に電気的結合及び流体的結合が確立される。
流体的結合によって、インク容器１２内に保管されてい
るインクをプリントヘッド１８に供給することが可能と
なる。また、電気的結合によって、インク容器１２とプ
リンタ部１４との間で情報が伝達され、プリンタ部１４
の動作がインクカートリッジ１２内に含まれるインクに
確実に適合して、最適の印刷品質を達成することが可能
となる。
の例示の実施形態に係るインクジェット印刷システム１
０を表している。このインクジェット印刷システム１０
は、インク容器すなわちカートリッジ１２と、プリンタ
部１４とを含んでいる。プリンタ部１４は、インク容器
収容ステーションすなわちレセプタクル１６と、プリン
トヘッド１８と、コントローラ２０とを含んでいる。イ
ンク容器収容ステーション１６にインク容器１２を適切
に挿入した状態の下では、インク容器１２とプリンタ部
１４との間に電気的結合及び流体的結合が確立される。
流体的結合によって、インク容器１２内に保管されてい
るインクをプリントヘッド１８に供給することが可能と
なる。また、電気的結合によって、インク容器１２とプ
リンタ部１４との間で情報が伝達され、プリンタ部１４
の動作がインクカートリッジ１２内に含まれるインクに
確実に適合して、最適の印刷品質を達成することが可能
となる。
【００１０】コントローラ２０は、プリンタ部１４とイ
ンク容器１２との間で情報を転送することに加えて、プ
リントヘッド１８と印字媒体（図示せず）との間の相対
運動を制御する。コントローラ２０は、また、プリント
ヘッド１８を選択的に作動させて、印字媒体上にインク
をデポジットする。プリントヘッド１８と印字媒体とが
互いに関連して動く間にプリントヘッド１８を選択的に
作動させることによって、印字媒体上に画像及びテキス
トが形成される。
ンク容器１２との間で情報を転送することに加えて、プ
リントヘッド１８と印字媒体（図示せず）との間の相対
運動を制御する。コントローラ２０は、また、プリント
ヘッド１８を選択的に作動させて、印字媒体上にインク
をデポジットする。プリントヘッド１８と印字媒体とが
互いに関連して動く間にプリントヘッド１８を選択的に
作動させることによって、印字媒体上に画像及びテキス
トが形成される。
【００１１】インク容器１２は、インクを保管する流体
槽２２を含んでいる。そして、流体槽２２に液通する流
体出口２４がインク容器１２に設けられている。この流
体出口２４は、インク容器収容ステーション１６に関連
して設けられ、かつ、流体出口２４に対応して設けられ
た流体入口２６に接続されるように構成されている。流
体入口２６とプリントヘッド１８との間には、流体管路
２８が接続されている。この流体管路２８は、柔軟性を
有する管路である場合には、連続した流体管路であって
よく、プリントヘッドが補給（refilling）ステーショ
ンのところに配置されてインクを補充する場合には、断
続的な流体管路であってよい。何れにしても、インク容
器収容ステーション１６にインク容器１２を適切に挿入
した状態の下で、インク容器１２とプリントヘッド１８
との間に液通が確立されるようになっている。
槽２２を含んでいる。そして、流体槽２２に液通する流
体出口２４がインク容器１２に設けられている。この流
体出口２４は、インク容器収容ステーション１６に関連
して設けられ、かつ、流体出口２４に対応して設けられ
た流体入口２６に接続されるように構成されている。流
体入口２６とプリントヘッド１８との間には、流体管路
２８が接続されている。この流体管路２８は、柔軟性を
有する管路である場合には、連続した流体管路であって
よく、プリントヘッドが補給（refilling）ステーショ
ンのところに配置されてインクを補充する場合には、断
続的な流体管路であってよい。何れにしても、インク容
器収容ステーション１６にインク容器１２を適切に挿入
した状態の下で、インク容器１２とプリントヘッド１８
との間に液通が確立されるようになっている。
【００１２】インク容器１２は、また、インク容器１２
に関係する情報を記憶する情報記憶装置すなわちメモリ
３０も含んでいる。インク容器１２には複数の電気接点
３２が設けられ、その各々が、メモリ３０に電気的に接
続されている。インク容器収容ステーション１６にイン
ク容器１２を適切に挿入した状態の下では、複数の電気
接点３２は、それぞれ、インク容器収容ステーション１
６に関連して設けられた複数の電気接点３４の各々と係
合する。複数の電気接点３４は、それぞれ、複数の電気
導体（electrical conductors）３６によって、コント
ローラ２０に電気接続されている。インク容器収容ステ
ーション１６にインク容器１２を適切に挿入した状態の
下では、インク容器１２に関連するメモリ３０はコント
ローラ２０に電気接続され、それによって、インク容器
１２とプリンタ部１４との間で情報を転送することがで
きるようになっている。
に関係する情報を記憶する情報記憶装置すなわちメモリ
３０も含んでいる。インク容器１２には複数の電気接点
３２が設けられ、その各々が、メモリ３０に電気的に接
続されている。インク容器収容ステーション１６にイン
ク容器１２を適切に挿入した状態の下では、複数の電気
接点３２は、それぞれ、インク容器収容ステーション１
６に関連して設けられた複数の電気接点３４の各々と係
合する。複数の電気接点３４は、それぞれ、複数の電気
導体（electrical conductors）３６によって、コント
ローラ２０に電気接続されている。インク容器収容ステ
ーション１６にインク容器１２を適切に挿入した状態の
下では、インク容器１２に関連するメモリ３０はコント
ローラ２０に電気接続され、それによって、インク容器
１２とプリンタ部１４との間で情報を転送することがで
きるようになっている。
【００１３】インク容器１２に関連するメモリ３０を、
４つの電気接点すなわち端子３２を有するものとして示
しているが、端子の数は４つよりも少なくてもよい。図
３に関して後述するように、メモリ３０は、関連する電
気接点３２を２つしか有していなくてもよい。インク容
器１２とプリンタ部１４との間の接続の信頼性を高いも
のにするためには、電気接点３２の数を比較的少なく保
つことが一般的に好ましい。
４つの電気接点すなわち端子３２を有するものとして示
しているが、端子の数は４つよりも少なくてもよい。図
３に関して後述するように、メモリ３０は、関連する電
気接点３２を２つしか有していなくてもよい。インク容
器１２とプリンタ部１４との間の接続の信頼性を高いも
のにするためには、電気接点３２の数を比較的少なく保
つことが一般的に好ましい。
【００１４】図２は、情報源すなわちホストコンピュー
タ４０に接続して示す例示の実施形態のインクジェット
印刷システム１０を示すブロック図である。ホストコン
ピュータ４０は、いくつかの例を挙げれば、ワークステ
ーション，サーバー，又はパーソナルコンピュータ等の
ような、リンク４２を経由してコントローラ２０に画像
情報を提供する従来のコンピュータである。リンク４２
は、ホストコンピュータ４０と印刷システム１０との間
で情報を転送することができるようにする電気的リンク
や赤外線リンク等の如き従来のプリンタインターフェー
スである。
タ４０に接続して示す例示の実施形態のインクジェット
印刷システム１０を示すブロック図である。ホストコン
ピュータ４０は、いくつかの例を挙げれば、ワークステ
ーション，サーバー，又はパーソナルコンピュータ等の
ような、リンク４２を経由してコントローラ２０に画像
情報を提供する従来のコンピュータである。リンク４２
は、ホストコンピュータ４０と印刷システム１０との間
で情報を転送することができるようにする電気的リンク
や赤外線リンク等の如き従来のプリンタインターフェー
スである。
【００１５】プリントヘッド１８と印字媒体とが互いに
関して動く間に、コントローラ２０は、プリンタ機構４
４及びプリントヘッド１８を制御して、インク滴を選択
的に噴出する。印刷システム１０の動作を制御する様々
なパラメータが、ホストコンピュータ４０によって提供
され、或いは、インク容器１２に関連するメモリ３０に
よって提供される。ホストコンピュータ４０が提供する
プリンタのパラメータ情報は、通常、プリンタ制御ソフ
トウェアに常駐している。このプリンタ制御ソフトウェ
アは、通常「プリントドライバ」と呼ばれている。ホス
トコンピュータ４０に常駐するプリントドライバからプ
リンタのパラメータ情報を提供することの問題点の１つ
は、プリントドライバのソフトウェアは、通常、頻繁に
更新されるわけではない、ということである。本発明の
重要な態様の１つは、インク容器１２上のメモリ３０を
用いてプリンタのパラメータ情報をコントローラ２０に
提供する、ということである。インク容器１２は、イン
クが枯渇すると交換され、その交換が定期的であるの
で、プリンタのパラメータを定期的に更新して、最高の
印刷品質を確保することができる。さらに、インク容器
１２内に含まれる特定のインクに特有であるプリンタの
パラメータを、取り付けている特定のインク容器１２に
合わせてユーザがプリンタ又はプリントドライバを構成
（設定）する必要なしに、メモリ３０を用いて自動的に
更新することができる。プリンタのパラメータを自動的
に更新することによって、印刷システム１０は、使いや
すさを改善するとともに、出力品質を一定のものにす
る。
関して動く間に、コントローラ２０は、プリンタ機構４
４及びプリントヘッド１８を制御して、インク滴を選択
的に噴出する。印刷システム１０の動作を制御する様々
なパラメータが、ホストコンピュータ４０によって提供
され、或いは、インク容器１２に関連するメモリ３０に
よって提供される。ホストコンピュータ４０が提供する
プリンタのパラメータ情報は、通常、プリンタ制御ソフ
トウェアに常駐している。このプリンタ制御ソフトウェ
アは、通常「プリントドライバ」と呼ばれている。ホス
トコンピュータ４０に常駐するプリントドライバからプ
リンタのパラメータ情報を提供することの問題点の１つ
は、プリントドライバのソフトウェアは、通常、頻繁に
更新されるわけではない、ということである。本発明の
重要な態様の１つは、インク容器１２上のメモリ３０を
用いてプリンタのパラメータ情報をコントローラ２０に
提供する、ということである。インク容器１２は、イン
クが枯渇すると交換され、その交換が定期的であるの
で、プリンタのパラメータを定期的に更新して、最高の
印刷品質を確保することができる。さらに、インク容器
１２内に含まれる特定のインクに特有であるプリンタの
パラメータを、取り付けている特定のインク容器１２に
合わせてユーザがプリンタ又はプリントドライバを構成
（設定）する必要なしに、メモリ３０を用いて自動的に
更新することができる。プリンタのパラメータを自動的
に更新することによって、印刷システム１０は、使いや
すさを改善するとともに、出力品質を一定のものにす
る。
【００１６】インク容器１２上のメモリ３０に記憶され
るパラメータとしては、以下のようなものがある。すな
わち、いくつかの例を挙げれば、プリントヘッド１８か
ら放出されるインク滴の実際のカウント数，インク供給
源のデートコード，インク容器１２の最初の挿入のデー
トコード，システム係数，インクのタイプ／カラー，イ
ンク容器のサイズ，印刷モード，温度データ及び抵抗発
熱体（heater resistor）のパラメータ，インク容器の
年齢（age），プリントヘッド１８におけるインク滴の
カウント数，インク容器１２とプリンタ部１４との間で
インク流量を多くするためにインク容器１２を加圧する
場合にはポンピングアルゴリズム（pumping algorith
m），プリンタの製造番号，カートリッジ使用情報（usa
ge information）等である。
るパラメータとしては、以下のようなものがある。すな
わち、いくつかの例を挙げれば、プリントヘッド１８か
ら放出されるインク滴の実際のカウント数，インク供給
源のデートコード，インク容器１２の最初の挿入のデー
トコード，システム係数，インクのタイプ／カラー，イ
ンク容器のサイズ，印刷モード，温度データ及び抵抗発
熱体（heater resistor）のパラメータ，インク容器の
年齢（age），プリントヘッド１８におけるインク滴の
カウント数，インク容器１２とプリンタ部１４との間で
インク流量を多くするためにインク容器１２を加圧する
場合にはポンピングアルゴリズム（pumping algorith
m），プリンタの製造番号，カートリッジ使用情報（usa
ge information）等である。
【００１７】インク容器１２をプリンタ部１４に挿入す
ると、コントローラ２０は、メモリ３０から、印刷シス
テム１０内での様々な印字機能を制御するパラメータ情
報を読み出す。例えば、コントローラ２０は、インク容
器１２内に残っているインクの推定量を計算し、この推
定量を、予め記録しておいた供給しきい値（supply thr
esholds）と比較する。インク容器１２内に残っている
インクが全容積の２５％よりも少ないことが判明した場
合には、残りのインクレベルを示すメッセージがユーザ
に提供される。さらに、インクのうちの残っている２５
％のうちの可成りの部分が消耗されると、コントローラ
２０がインクジェット印刷システム１０を使用できない
ようにして、プリントヘッド１８が乾いた状態で発射
（空発射；dry firing）しないようにする。プリントヘ
ッドが乾いた状態で発射すると、プリントヘッド１８を
損傷してしまう可能性がある。
ると、コントローラ２０は、メモリ３０から、印刷シス
テム１０内での様々な印字機能を制御するパラメータ情
報を読み出す。例えば、コントローラ２０は、インク容
器１２内に残っているインクの推定量を計算し、この推
定量を、予め記録しておいた供給しきい値（supply thr
esholds）と比較する。インク容器１２内に残っている
インクが全容積の２５％よりも少ないことが判明した場
合には、残りのインクレベルを示すメッセージがユーザ
に提供される。さらに、インクのうちの残っている２５
％のうちの可成りの部分が消耗されると、コントローラ
２０がインクジェット印刷システム１０を使用できない
ようにして、プリントヘッド１８が乾いた状態で発射
（空発射；dry firing）しないようにする。プリントヘ
ッドが乾いた状態で発射すると、プリントヘッド１８を
損傷してしまう可能性がある。
【００１８】メモリ３０に記憶されたパラメータ情報の
コントローラ２０による使用方法の別の例としては、適
切なタイプ及びカラーのインクが適切に印刷システム１
０内に取り付けられているということを検証する、とい
うことがある。さらに、インク容器１２内のインクが貯
蔵寿命を超えている場合、コントローラ２０はユーザに
その旨の通知を行って、インク容器１２を交換して最高
の印刷品質を確保することができるようにしてもよい。
コントローラ２０による使用方法の別の例としては、適
切なタイプ及びカラーのインクが適切に印刷システム１
０内に取り付けられているということを検証する、とい
うことがある。さらに、インク容器１２内のインクが貯
蔵寿命を超えている場合、コントローラ２０はユーザに
その旨の通知を行って、インク容器１２を交換して最高
の印刷品質を確保することができるようにしてもよい。
【００１９】図３は、例示の実施形態における、コント
ローラ２０と、インク容器１２に関連するメモリ３０と
の間の電気接続をより詳細に示している。この例示の実
施形態では、メモリ３０は、単線通信回線（single wir
e communication line）４８と共通接地基準又は接地帰
線（ground return conductor）４６とを通じて、コン
トローラ２０と情報転送を完全に行うことができるメモ
リである。メモリ３０からコントローラ２０への情報転
送（メモリ読み出し動作）、及びコントローラ２０から
メモリ３０への情報転送（メモリ書き込み動作）は、単
線通信回線４８と接地基準４６とを通じて完全に行われ
る。
ローラ２０と、インク容器１２に関連するメモリ３０と
の間の電気接続をより詳細に示している。この例示の実
施形態では、メモリ３０は、単線通信回線（single wir
e communication line）４８と共通接地基準又は接地帰
線（ground return conductor）４６とを通じて、コン
トローラ２０と情報転送を完全に行うことができるメモ
リである。メモリ３０からコントローラ２０への情報転
送（メモリ読み出し動作）、及びコントローラ２０から
メモリ３０への情報転送（メモリ書き込み動作）は、単
線通信回線４８と接地基準４６とを通じて完全に行われ
る。
【００２０】単線通信回線４８及び接地基準４６を通じ
ての、メモリ３０からの及びメモリ３０への情報転送
は、単線プロトコル（one-wire protocol）を用いて行
われる。この単線プロトコルを用いて、データアドレス
及び制御情報が、コントローラ２０とメモリ３０との間
でシリアルに転送される。一実施形態において、メモリ
３０は、ダラスセミコンダクター社が製造しているダラ
スセミコンダクター部品番号ＤＳ １９８２等のような
１Ｋビットの読み出し／書き込み型の、電気的に書き込
み可能な読み出し専用記憶装置（ＥＰＲＯＭ）である。
ての、メモリ３０からの及びメモリ３０への情報転送
は、単線プロトコル（one-wire protocol）を用いて行
われる。この単線プロトコルを用いて、データアドレス
及び制御情報が、コントローラ２０とメモリ３０との間
でシリアルに転送される。一実施形態において、メモリ
３０は、ダラスセミコンダクター社が製造しているダラ
スセミコンダクター部品番号ＤＳ １９８２等のような
１Ｋビットの読み出し／書き込み型の、電気的に書き込
み可能な読み出し専用記憶装置（ＥＰＲＯＭ）である。
【００２１】図３に示す実施形態では、単線通信回線４
８を通じて、メモリ３０に電力が供給される。本実施形
態では、単線通信回線４８上に高レベル信号（high sig
nal）が存在することに基づいて、メモリ３０はその電
力を引き出す。単線通信回線４８が高レベル（high）で
あるときに、メモリ３０と一体的に集積されている内部
コンデンサがエネルギーを蓄積し、単線通信回線４８上
の信号が低レベル（low）であるときに、蓄積したエネ
ルギーにてメモリ３０が動作することができるようにな
っている。従って、メモリ３０に電力を供給し、メモリ
３０の制御を行い、メモリ３０にデータを供給し、メモ
リ３０にアドレス情報を提供するのに、メモリ３０に必
要なのは、単一の電気端子すなわち接点３２、及び、接
地端子すなわち接点３２だけである。
８を通じて、メモリ３０に電力が供給される。本実施形
態では、単線通信回線４８上に高レベル信号（high sig
nal）が存在することに基づいて、メモリ３０はその電
力を引き出す。単線通信回線４８が高レベル（high）で
あるときに、メモリ３０と一体的に集積されている内部
コンデンサがエネルギーを蓄積し、単線通信回線４８上
の信号が低レベル（low）であるときに、蓄積したエネ
ルギーにてメモリ３０が動作することができるようにな
っている。従って、メモリ３０に電力を供給し、メモリ
３０の制御を行い、メモリ３０にデータを供給し、メモ
リ３０にアドレス情報を提供するのに、メモリ３０に必
要なのは、単一の電気端子すなわち接点３２、及び、接
地端子すなわち接点３２だけである。
【００２２】シリアルで双方向の単線通信回線４８を用
いてコントローラ２０とメモリ３０との間で情報を転送
することは、メモリ３０とコントローラ２０との間の電
気的相互接続の高い信頼性を提供する。さらに、電力及
び制御情報も単線通信回線４８で提供され、それによっ
て、メモリ３０とコントローラ２０との間で必要な電気
的相互接続の数がさらに少なくなり、それによって、製
造コストが下がるとともに信頼性がさらに高くなる。
いてコントローラ２０とメモリ３０との間で情報を転送
することは、メモリ３０とコントローラ２０との間の電
気的相互接続の高い信頼性を提供する。さらに、電力及
び制御情報も単線通信回線４８で提供され、それによっ
て、メモリ３０とコントローラ２０との間で必要な電気
的相互接続の数がさらに少なくなり、それによって、製
造コストが下がるとともに信頼性がさらに高くなる。
【００２３】図４は、図３に示すような、メモリ３０
と、メモリ３０とコントローラ２０との間の電気的相互
接続の、代替的な実施形態を示している。図３に示す実
施形態における構造と同様のものを表すのに、図４にお
いて同様の番号が付けられている。図４の実施形態は、
図３において示すように単線通信回線４８を通じて電力
及び全ての制御情報をメモリ３０に提供するのではな
く、電力及びクロック信号を供給する別個の導線を有す
るメモリ３０’を利用しているという点を除いては、図
４の実施形態は、図３の実施形態と同様である。メモリ
３０’と同様の市販部品の一例として、マイクロチップ
テクノロジー社が製造している部品番号２４Ｃ００の１
２８ビットシリアルＥＥＰＲＯＭとして販売されている
メモリがある。
と、メモリ３０とコントローラ２０との間の電気的相互
接続の、代替的な実施形態を示している。図３に示す実
施形態における構造と同様のものを表すのに、図４にお
いて同様の番号が付けられている。図４の実施形態は、
図３において示すように単線通信回線４８を通じて電力
及び全ての制御情報をメモリ３０に提供するのではな
く、電力及びクロック信号を供給する別個の導線を有す
るメモリ３０’を利用しているという点を除いては、図
４の実施形態は、図３の実施形態と同様である。メモリ
３０’と同様の市販部品の一例として、マイクロチップ
テクノロジー社が製造している部品番号２４Ｃ００の１
２８ビットシリアルＥＥＰＲＯＭとして販売されている
メモリがある。
【００２４】図３に示す単線通信回線４８と同様の方法
で、シリアルで双方向の単線通信回線４８’と接地すな
わち信号帰線４６’とを用いてメモリ３０’とコントロ
ーラ２０’との間でデータを転送する。メモリ読み出し
動作中に、コントローラ２０’によって、単線通信回線
４８’を通じて、アドレス情報がメモリ３０’にシリア
ルに提供される。メモリ３０’によって、単線通信回線
４８’を通じて、アドレス情報に対応するデータがコン
トローラ２０’にシリアルに提供される。メモリ書き込
み動作中に、単線通信回線４８’を通じて、データ及び
アドレス情報がメモリ３０’にシリアルに提供される。
単線通信プロトコルと同様のインターフェースプロトコ
ルを用いて、このアドレス、データ、及びコマンド情報
が確実に順序だって転送されるようにする。
で、シリアルで双方向の単線通信回線４８’と接地すな
わち信号帰線４６’とを用いてメモリ３０’とコントロ
ーラ２０’との間でデータを転送する。メモリ読み出し
動作中に、コントローラ２０’によって、単線通信回線
４８’を通じて、アドレス情報がメモリ３０’にシリア
ルに提供される。メモリ３０’によって、単線通信回線
４８’を通じて、アドレス情報に対応するデータがコン
トローラ２０’にシリアルに提供される。メモリ書き込
み動作中に、単線通信回線４８’を通じて、データ及び
アドレス情報がメモリ３０’にシリアルに提供される。
単線通信プロトコルと同様のインターフェースプロトコ
ルを用いて、このアドレス、データ、及びコマンド情報
が確実に順序だって転送されるようにする。
【００２５】コントローラ２０’からメモリ３０’に制
御信号を供給する更なる制御線として、メモリ３０’に
シリアルクロック線５０が設けられている。クロック線
５０によって、確実にデータが単線通信回線４８’で適
切に転送されるようにしている。例えば、メモリ３０’
は、クロック線５０が低レベル（ロー）から高レベル
（ハイ）に変化するときにデータをサンプリングする。
従って、クロック線５０が低レベルから高レベルに変化
する前にデータが確実に安定しているように注意しなけ
ればならない。
御信号を供給する更なる制御線として、メモリ３０’に
シリアルクロック線５０が設けられている。クロック線
５０によって、確実にデータが単線通信回線４８’で適
切に転送されるようにしている。例えば、メモリ３０’
は、クロック線５０が低レベル（ロー）から高レベル
（ハイ）に変化するときにデータをサンプリングする。
従って、クロック線５０が低レベルから高レベルに変化
する前にデータが確実に安定しているように注意しなけ
ればならない。
【００２６】図４に示す実施形態においては、図３の実
施形態において示しているように単線通信回線４８で電
力を供給するのではなく、別個の電源導線５２がメモリ
３０’に設けられている。
施形態において示しているように単線通信回線４８で電
力を供給するのではなく、別個の電源導線５２がメモリ
３０’に設けられている。
【００２７】シリアルで双方向の通信回線を用いて、コ
ントローラ２０とインク容器１２に関連するメモリ３
０，３０’との間でデータを転送することによって、メ
モリ３０，３０’とコントローラ２０、２０’とのそれ
ぞれの間で必要な電気接続の数が少なくなる。例えば、
図３に示す実施形態で、インク容器１２とプリンタ部１
４との間（図１参照）で情報を転送するのに必要な、イ
ンク容器１２に関連する電気接点すなわち端子３２は、
２つだけである。端子３２のうちの一方の端子は単線通
信回線４８に接続され、他方の端子は接地線４６に接続
されている。
ントローラ２０とインク容器１２に関連するメモリ３
０，３０’との間でデータを転送することによって、メ
モリ３０，３０’とコントローラ２０、２０’とのそれ
ぞれの間で必要な電気接続の数が少なくなる。例えば、
図３に示す実施形態で、インク容器１２とプリンタ部１
４との間（図１参照）で情報を転送するのに必要な、イ
ンク容器１２に関連する電気接点すなわち端子３２は、
２つだけである。端子３２のうちの一方の端子は単線通
信回線４８に接続され、他方の端子は接地線４６に接続
されている。
【００２８】図４に示す実施形態では、図１（Ｂ）にお
いて示すように、インク容器１２に関連する電気接点す
なわち端子３２として必要な端子は、４つだけである。
メモリ３０，３０’とコントローラ２０との間に用いる
電気接続の数を少なくすることによって、印刷システム
に関連する製造コストが下がるとともにこの電気接続の
信頼性が高くなる。
いて示すように、インク容器１２に関連する電気接点す
なわち端子３２として必要な端子は、４つだけである。
メモリ３０，３０’とコントローラ２０との間に用いる
電気接続の数を少なくすることによって、印刷システム
に関連する製造コストが下がるとともにこの電気接続の
信頼性が高くなる。
【００２９】図５は、本発明の例示の実施形態に係る交
換式の（交換可能な）印刷構成要素１２を示している。
交換式の印刷構成要素１２は、メモリ３０を含んでい
る。例示の実施形態において、交換式の印刷構成要素１
２は、図１（Ａ）に示すインクジェット印刷システム１
０にインクを供給するインク容器１２である。或いは、
交換式の印刷構成要素１２は、ハウジング内に一体化し
たインク容器とプリントヘッドとを含むインクジェット
プリントカートリッジである。印刷構成要素１２は、い
くつかの例を挙げれば、図１（Ａ）に示す別個に交換可
能なプリントヘッド１８や交換式のトナーカートリッジ
等のような、顧客が交換可能な幅広く様々なプリンタ構
成要素であってもよい。
換式の（交換可能な）印刷構成要素１２を示している。
交換式の印刷構成要素１２は、メモリ３０を含んでい
る。例示の実施形態において、交換式の印刷構成要素１
２は、図１（Ａ）に示すインクジェット印刷システム１
０にインクを供給するインク容器１２である。或いは、
交換式の印刷構成要素１２は、ハウジング内に一体化し
たインク容器とプリントヘッドとを含むインクジェット
プリントカートリッジである。印刷構成要素１２は、い
くつかの例を挙げれば、図１（Ａ）に示す別個に交換可
能なプリントヘッド１８や交換式のトナーカートリッジ
等のような、顧客が交換可能な幅広く様々なプリンタ構
成要素であってもよい。
【００３０】図６は、本発明の例示の実施形態によるメ
モリプログラミング装置５４の簡略図を示している。こ
のメモリプログラミング装置５４は、交換式のインク容
器１２に関連するメモリ３０と情報を交換することがで
きるような広範な各種の装置である。メモリプログラミ
ング装置５４は、いくつかの例を挙げれば、電気接続，
光リンク，又は電波（radio frequency）（ＲＦ）リン
クによって等、広範な様々な方法でインク容器１２と通
信することができる。例示の実施形態において、メモリ
プログラミング装置５４は、コンピュータ５６である。
コンピュータ５６は、コンピュータ５６内に含まれる電
気的記憶装置に記憶されている命令又はファームウェア
５８を実行する。命令又はファームウェア５８には、暗
号化アルゴリズム６０が含まれる。この暗号化アルゴリ
ズムについては、図７に関連してより詳細に説明する。
モリプログラミング装置５４の簡略図を示している。こ
のメモリプログラミング装置５４は、交換式のインク容
器１２に関連するメモリ３０と情報を交換することがで
きるような広範な各種の装置である。メモリプログラミ
ング装置５４は、いくつかの例を挙げれば、電気接続，
光リンク，又は電波（radio frequency）（ＲＦ）リン
クによって等、広範な様々な方法でインク容器１２と通
信することができる。例示の実施形態において、メモリ
プログラミング装置５４は、コンピュータ５６である。
コンピュータ５６は、コンピュータ５６内に含まれる電
気的記憶装置に記憶されている命令又はファームウェア
５８を実行する。命令又はファームウェア５８には、暗
号化アルゴリズム６０が含まれる。この暗号化アルゴリ
ズムについては、図７に関連してより詳細に説明する。
【００３１】図７は、印刷システム１０が印刷構成要素
又はインク容器１２を認証するために用いる暗号化情報
をメモリ３０に記憶する本発明の例示的方法を示してい
る。印刷システム１０は、インク容器１２を認証して、
確実に顧客が最高の顧客価値を受け取るようにする。認
証できないインク容器１２については、顧客に通知する
等の、何らかの処置が必要である。
又はインク容器１２を認証するために用いる暗号化情報
をメモリ３０に記憶する本発明の例示的方法を示してい
る。印刷システム１０は、インク容器１２を認証して、
確実に顧客が最高の顧客価値を受け取るようにする。認
証できないインク容器１２については、顧客に通知する
等の、何らかの処置が必要である。
【００３２】この例示的な方法は、ステップ６２で示す
ように、メモリ３０とコンピュータ５６との間の電気的
インターフェースを確立することによって開始する。ス
テップ６４で示すように、暗号化アルゴリズム６０は、
メモリ３０からデータフィールド（データ部）を読み出
すようにコンピュータ５６に命令する。データフィール
ド内に記憶されているデータ値は、メモリ３０に記憶さ
れている如何なるデータ値又はその一部であってもよ
い。カスタマイザーが特定のデータフィールドを識別す
ることが重要である。図９に関連して後述するように、
印刷システム１０が同じデータフィールドを用いなけれ
ばならないからである。選択することができるデータフ
ィールドとしては、いくつかの例を挙げれば、インク容
器１２の製造番号，メモリ３０内に記憶されているデー
タの各バイトの最初のビット等がある。
ように、メモリ３０とコンピュータ５６との間の電気的
インターフェースを確立することによって開始する。ス
テップ６４で示すように、暗号化アルゴリズム６０は、
メモリ３０からデータフィールド（データ部）を読み出
すようにコンピュータ５６に命令する。データフィール
ド内に記憶されているデータ値は、メモリ３０に記憶さ
れている如何なるデータ値又はその一部であってもよ
い。カスタマイザーが特定のデータフィールドを識別す
ることが重要である。図９に関連して後述するように、
印刷システム１０が同じデータフィールドを用いなけれ
ばならないからである。選択することができるデータフ
ィールドとしては、いくつかの例を挙げれば、インク容
器１２の製造番号，メモリ３０内に記憶されているデー
タの各バイトの最初のビット等がある。
【００３３】ステップ６６で示すように、コンピュータ
５６は、データフィールド内に記憶されているデータ値
から、第１の暗号化データ値（暗号化値）を生成する。
例示の実施形態において、第１の暗号化データ値は、そ
のデータ値に対して暗号化アルゴリズム６０を用いるこ
とによって生成される。暗号化アルゴリズム６０は、デ
ータ値を再現可能な（repeatable）方法で変更する様々
な方法又はアルゴリズムであってもよい。例えば、デー
タ値の１０進表現の立方根（三乗根）を所定の素数又は
因数分解された素数で割ったときの余り（モジュロ；mo
dulo）を求めて、暗号化値を生成してもよい。
５６は、データフィールド内に記憶されているデータ値
から、第１の暗号化データ値（暗号化値）を生成する。
例示の実施形態において、第１の暗号化データ値は、そ
のデータ値に対して暗号化アルゴリズム６０を用いるこ
とによって生成される。暗号化アルゴリズム６０は、デ
ータ値を再現可能な（repeatable）方法で変更する様々
な方法又はアルゴリズムであってもよい。例えば、デー
タ値の１０進表現の立方根（三乗根）を所定の素数又は
因数分解された素数で割ったときの余り（モジュロ；mo
dulo）を求めて、暗号化値を生成してもよい。
【００３４】次に、ステップ６８で示すように、第１の
暗号化データ値をメモリ３０内に記憶する。例示の実施
形態において、第１の暗号化データ値は、メモリ３０の
うちの一度だけ書き込める部分に記憶され、第１の暗号
化データ値が、いったんメモリ３０内に記憶されると変
更できないようにする。この例示の実施形態において、
暗号化の方法は、ファームウェア５８の制御下でコンピ
ュータ５６が行う。或いは、コンピュータ５６は、コン
ピュータ５６の機能を提供するプログラマブルコントロ
ーラやハードウェアで実現したもの（hardware impleme
ntation）であってもよい。
暗号化データ値をメモリ３０内に記憶する。例示の実施
形態において、第１の暗号化データ値は、メモリ３０の
うちの一度だけ書き込める部分に記憶され、第１の暗号
化データ値が、いったんメモリ３０内に記憶されると変
更できないようにする。この例示の実施形態において、
暗号化の方法は、ファームウェア５８の制御下でコンピ
ュータ５６が行う。或いは、コンピュータ５６は、コン
ピュータ５６の機能を提供するプログラマブルコントロ
ーラやハードウェアで実現したもの（hardware impleme
ntation）であってもよい。
【００３５】第１の暗号化データ値は、メモリ３０内
の、その暗号化データ値用に確保された所定場所すなわ
ちデータフィールドに記憶される。代替的な実施形態に
おいて、第１の暗号化データ値は、メモリ３０内の、第
１の暗号化データ値をベースにした場所に記憶される。
例えば、第１の暗号化データ値が１よりも多い１０進値
を有し、第１の１０進値が７に等しい場合には、残りの
暗号化した１０進値は、バイト７において始まる（star
ting in byte 7）メモリ３０内に記憶される。第１の暗
号化データ値と暗号化の方法とを知っていれば、予測可
能な場所でさえあれば、他の仕組みもまた可能である。
第１の暗号化データ値をメモリ３０内に記憶した後、ス
テップ７０で示すように、メモリ３０とコンピュータ５
６との間で確立していた電気的インターフェースを解除
する。
の、その暗号化データ値用に確保された所定場所すなわ
ちデータフィールドに記憶される。代替的な実施形態に
おいて、第１の暗号化データ値は、メモリ３０内の、第
１の暗号化データ値をベースにした場所に記憶される。
例えば、第１の暗号化データ値が１よりも多い１０進値
を有し、第１の１０進値が７に等しい場合には、残りの
暗号化した１０進値は、バイト７において始まる（star
ting in byte 7）メモリ３０内に記憶される。第１の暗
号化データ値と暗号化の方法とを知っていれば、予測可
能な場所でさえあれば、他の仕組みもまた可能である。
第１の暗号化データ値をメモリ３０内に記憶した後、ス
テップ７０で示すように、メモリ３０とコンピュータ５
６との間で確立していた電気的インターフェースを解除
する。
【００３６】図８は、本発明の例示の実施形態による、
図１（Ａ）及び図２に示す印刷システム１０の簡略モデ
ルを示している。印刷システム１０は、コントローラ２
０を含んでいる。例示の実施形態において、コントロー
ラ２０は、ソフトウェア又はファームウェア７２によっ
て制御されるプロセッサ又はプログラマブルコントロー
ラである。図９に関連して後述するように、この例示の
実施形態において、検証アルゴリズム７４において実施
される検証の方法は、ファームウェア７２によって実行
される。コントローラ２０は、メモリ３０にリンクし
て、これら両者の間で情報を転送する。
図１（Ａ）及び図２に示す印刷システム１０の簡略モデ
ルを示している。印刷システム１０は、コントローラ２
０を含んでいる。例示の実施形態において、コントロー
ラ２０は、ソフトウェア又はファームウェア７２によっ
て制御されるプロセッサ又はプログラマブルコントロー
ラである。図９に関連して後述するように、この例示の
実施形態において、検証アルゴリズム７４において実施
される検証の方法は、ファームウェア７２によって実行
される。コントローラ２０は、メモリ３０にリンクし
て、これら両者の間で情報を転送する。
【００３７】図９は、インク容器又は交換式の印刷構成
要素１２の真正を検証する例示の実施形態の方法を示し
ている。いったんインク容器１２を印刷システム１０に
挿入すると、インク容器１２の真正が判定されて、顧客
価値（customer value）を確保する。ステップ７６で示
すように、インク容器１２を印刷システムに挿入するこ
とによって、インク容器１２のメモリ３０とコントロー
ラ２０との間のリンクが確立する。コントローラ２０
は、メモリ３０内のデータフィールドからデータ値を取
り出す。データ値を取り出すデータフィールドは、図７
のステップ６４において第１の暗号化データ値（暗号化
値）を生成するのに用いるデータフィールドと同一であ
る。コントローラ２０は、検証アルゴリズム７４を用い
て、ステップ７８において取り出したデータ値から第２
の暗号化データ値（暗号化値）を生成する。この第２の
暗号化データ値は、図７のステップ６６において用いる
ものと同一の暗号化アルゴリズムを用いて、ステップ８
０において生成される。
要素１２の真正を検証する例示の実施形態の方法を示し
ている。いったんインク容器１２を印刷システム１０に
挿入すると、インク容器１２の真正が判定されて、顧客
価値（customer value）を確保する。ステップ７６で示
すように、インク容器１２を印刷システムに挿入するこ
とによって、インク容器１２のメモリ３０とコントロー
ラ２０との間のリンクが確立する。コントローラ２０
は、メモリ３０内のデータフィールドからデータ値を取
り出す。データ値を取り出すデータフィールドは、図７
のステップ６４において第１の暗号化データ値（暗号化
値）を生成するのに用いるデータフィールドと同一であ
る。コントローラ２０は、検証アルゴリズム７４を用い
て、ステップ７８において取り出したデータ値から第２
の暗号化データ値（暗号化値）を生成する。この第２の
暗号化データ値は、図７のステップ６６において用いる
ものと同一の暗号化アルゴリズムを用いて、ステップ８
０において生成される。
【００３８】次に、ステップ８２で示すように、図７の
方法のステップ６８の間に第１の暗号化値をメモリ３０
内に記憶するのに用いたデータフィールドからのデータ
値を取り出す。次に、コントローラ２０は、ステップ８
０において生成した第２の暗号化データ値を、ステップ
８２において読み出した第１の暗号化データ値を表すデ
ータと比較する。ステップ８４及び８６で示すように、
第２の暗号化データ値が第１の暗号化データ値に一致す
る場合には、プリンタ動作が開始される。
方法のステップ６８の間に第１の暗号化値をメモリ３０
内に記憶するのに用いたデータフィールドからのデータ
値を取り出す。次に、コントローラ２０は、ステップ８
０において生成した第２の暗号化データ値を、ステップ
８２において読み出した第１の暗号化データ値を表すデ
ータと比較する。ステップ８４及び８６で示すように、
第２の暗号化データ値が第１の暗号化データ値に一致す
る場合には、プリンタ動作が開始される。
【００３９】第２の暗号化データ値が第１の暗号化デー
タ値に一致しない場合には、交換式の印刷構成要素又は
インク容器１２は真正でない。この場合は、ステップ８
８で示すように、是正処置が行われる。この是正処置
は、真正の交換式の印刷構成要素又はインク容器１２を
取り付けて顧客価値を確保することができるようにする
ことを促す顧客への通知であってよい。
タ値に一致しない場合には、交換式の印刷構成要素又は
インク容器１２は真正でない。この場合は、ステップ８
８で示すように、是正処置が行われる。この是正処置
は、真正の交換式の印刷構成要素又はインク容器１２を
取り付けて顧客価値を確保することができるようにする
ことを促す顧客への通知であってよい。
【００４０】以上を要約すると、次の通りである。すな
わち、本発明は、選択した印刷システムにおいて使用す
るための交換式の（交換可能な）印刷構成要素に関する
ものである。この交換式の印刷構成要素は、データ値及
び識別子値を記憶するように構成された電気的記憶装置
を含んでいる。この識別子値は、暗号化プロセスを使用
してデータ値を暗号化することにより導き出される。選
択した印刷システムに交換式の印刷構成要素を取り付け
るときに、選択した印刷システムは、暗号化プロセスを
使用してデータ値を処理して暗号化値（暗号化データ
値）を得る。その交換式の印刷構成要素が、検証された
交換式の印刷構成要素であれば、この暗号化値は識別子
と同じ（等しい）である。
わち、本発明は、選択した印刷システムにおいて使用す
るための交換式の（交換可能な）印刷構成要素に関する
ものである。この交換式の印刷構成要素は、データ値及
び識別子値を記憶するように構成された電気的記憶装置
を含んでいる。この識別子値は、暗号化プロセスを使用
してデータ値を暗号化することにより導き出される。選
択した印刷システムに交換式の印刷構成要素を取り付け
るときに、選択した印刷システムは、暗号化プロセスを
使用してデータ値を処理して暗号化値（暗号化データ
値）を得る。その交換式の印刷構成要素が、検証された
交換式の印刷構成要素であれば、この暗号化値は識別子
と同じ（等しい）である。
【図１】インク容器からプリンタ制御部に情報を転送す
るメモリを備えた交換式のインク容器（印刷構成要素）
を含むインクジェット印刷システムを示す例示の実施形
態の概略図であって、図１（Ａ）はインクジェット印刷
システムの構成図、図１（Ｂ）はインク容器に備えられ
たメモリを拡大して示す側面図である。
るメモリを備えた交換式のインク容器（印刷構成要素）
を含むインクジェット印刷システムを示す例示の実施形
態の概略図であって、図１（Ａ）はインクジェット印刷
システムの構成図、図１（Ｂ）はインク容器に備えられ
たメモリを拡大して示す側面図である。
【図２】図１（Ａ）に示すインクジェット印刷システム
のブロック図である。
のブロック図である。
【図３】プリンタ制御部とインク容器のメモリとの間の
電気的インターフェースの一実施形態を示すブロック図
である。
電気的インターフェースの一実施形態を示すブロック図
である。
【図４】プリンタ制御部とインク容器のメモリとの間の
電気的インターフェースの代替の実施形態を示すブロッ
ク図である。
電気的インターフェースの代替の実施形態を示すブロッ
ク図である。
【図５】本発明の例示の実施形態である交換式のインク
容器の簡略ブロック図である。
容器の簡略ブロック図である。
【図６】本発明の例示の実施形態によるメモリプログラ
ミング装置の簡略ブロック図である。
ミング装置の簡略ブロック図である。
【図７】暗号化データを生成し、暗号化データを例示の
実施形態のメモリ素子に記憶する方法のフローチャート
である。
実施形態のメモリ素子に記憶する方法のフローチャート
である。
【図８】本発明の例示の実施形態による印刷システム
（プリンタ）の簡略ブロック図である。
（プリンタ）の簡略ブロック図である。
【図９】本発明の例示の実施形態の交換式のインク容器
の識別（identification）を検証するプロセスのフロー
チャートである。
の識別（identification）を検証するプロセスのフロー
チャートである。
１０ インクジェット印刷システム
１２ インク容器
１８ プリントヘッド
２０ コントローラ
１４ プリンタ部
３０ メモリ
４０ ホストコンピュータ
４４ プリンタ機構
５４ メモリプログラミング装置
５６ コンピュータ
５８，７２ ファームウェア
６０ 暗号化アルゴリズム
７４ 検証アルゴリズム
フロントページの続き
(72)発明者 マーク・マッギャリー
アメリカ合衆国カリフォルニア州92128,
サン・ディエゴ，スプリングブルック・ド
ライブ 12622 ＃ディ
Ｆターム(参考） 2C056 EA20 EA22 EB20 EB45 KC01
KC22
2C061 AQ05 CL10
Claims (14)
- 【請求項１】 交換式の印刷構成要素の真正を検証する
方法であって、 選択した暗号化技術を用いて前記交換式の印刷構成要素
に記憶されているデータ値を暗号化して、暗号化値を生
成するステップと、 前記暗号化値を、前記交換式の消耗品に記憶されている
認証値と比較し、前記暗号化値が前記認証値と同一であ
る場合には、前記交換式の印刷構成要素は真正であると
判定するステップと、を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項２】 前記交換式の印刷構成要素は、インクジ
ェット印刷システム用のインク供給源であることを特徴
とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項３】 前記交換式の印刷構成要素に記憶されて
いる前記データ値を暗号化する前記ステップの前に、選
択した暗号化技術を用いて前記データ値を暗号化して認
証値を生成するステップと、前記データ値及び前記認証
値のそれぞれを電気的記憶装置に記憶するステップとを
さらに含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。 - 【請求項４】 交換式の印刷構成要素とともに用いる電
気的記憶装置にデータ値を記憶する方法であって、 選択した暗号化技術を用いて前記データ値を暗号化し
て、認証値を生成するステップと、 前記データ値及び前記認証値のそれぞれを前記電気的記
憶装置に記憶するステップと、を含むことを特徴とする
方法。 - 【請求項５】 前記交換式の印刷構成要素は、インクジ
ェット印刷システム用のインク供給源であることを特徴
とする請求項４に記載の方法。 - 【請求項６】選択した暗号化技術を用いて前記交換式の
印刷構成要素に記憶されているデータ値を暗号化して、
暗号化値を生成するステップと、 前記暗号化値を、前記交換式の消耗品上に記憶されてい
る認証値と比較し、前記暗号化値が前記認証値と同一で
ある場合には、前記交換式の印刷構成要素は真正である
と判定するステップとをさらに含むことを特徴とする請
求項４に記載の方法。 - 【請求項７】 前記データ値を暗号化する前記ステッ
プ、並びに、前記データ値及び前記認証値のそれぞれを
前記電気的記憶装置に記憶する前記ステップは、印刷シ
ステム以外の処理装置によって行われることを特徴とす
る請求項４に記載の方法。 - 【請求項８】 前記交換式の印刷構成要素に記憶されて
いるデータ値を暗号化する前記ステップ、並びに、前記
暗号化値を、前記交換式の消耗品上に記憶されている認
証値と比較する前記ステップは、印刷システムによって
行われることを特徴とする請求項６に記載の方法。 - 【請求項９】 前記暗号化値が前記認証値と異なる場合
には、前記交換式の印刷構成要素は真正でないというこ
とを顧客に通知するステップをさらに含むことを特徴と
する請求項６に記載の方法。 - 【請求項１０】 前記交換式の印刷構成要素はインク供
給源であり、前記暗号化値が前記認証値と同一である場
合には、前記交換式の印刷構成要素から印刷システムに
インクを供給するステップをさらに含むことを特徴とす
る請求項６に記載の方法。 - 【請求項１１】 第１の部分にデータを記憶する電気的
記憶装置を有する交換式の印刷構成要素を、選択した印
刷システムにおいてのみ用いるようにカスタマイズする
方法であって、 前記電気的記憶装置の第２の部分に認証データを記憶す
るステップを含み、 前記認証データは、暗号化技術を用いて前記第１のデー
タを暗号化することから導き出され、前記交換式の印刷
構成要素を前記選択した印刷システムにおいて用いる前
に、前記暗号化技術を用いての前記第１のデータの暗号
化の結果として得られるデータが、前記電気的記憶装置
に記憶されている前記認証データと一致する必要がある
ようにしたこと、を特徴とする方法。 - 【請求項１２】 前記交換式の印刷構成要素はインク供
給源であり、前記選択した印刷システムはインクジェッ
トプリンタ部であることを特徴とする請求項１１に記載
の方法。 - 【請求項１３】 選択した印刷システムにおいて用いる
交換式の印刷構成要素であって、 データ値及び識別子値を記憶するように構成された電気
的記憶装置を含み、 前記識別子値は、暗号化プロセスを用いて前記データ値
を暗号化することによって導き出され、 前記選択した印刷システムに前記交換式の印刷構成要素
を取り付けるのに伴って、前記選択した印刷システムは
前記暗号化プロセスを用いて前記データ値を処理して暗
号化値を得るように構成され、 前記暗号化値は、前記交換式の印刷構成要素が検証され
た交換式の印刷構成要素である場合には、前記識別子値
と同一である、ことを特徴とする交換式の印刷構成要
素。 - 【請求項１４】 前記交換式の印刷構成要素はインクの
供給源を含み、前記選択した印刷システムは、前記イン
クの供給源を収容するように構成されたインクジェット
印刷システムであることを特徴とする請求項１３に記載
の交換式の印刷構成要素。
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|---|---|---|---|
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| US10/055,325 US20030063311A1 (en) | 2001-10-03 | 2002-01-22 | Method and apparatus identifying printing supplies |
| US10/055325 | 2002-01-22 |
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|---|---|
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