JP2005260489A - 電子機器装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡素な装置構成を用いた簡便な手法によって、本体部に装着された付属品が純正品であるか否かを正確に判別できる電子機器装置を提供する。
【解決手段】 本体部側及び付属品(トナーユニット34,ドラムユニット35,現像器ユニット36またはインタフェースユニット13)側それぞれでメッセージを生成し、生成したメッセージを互いに送信し合う。本体部側及び付属品側それぞれで生成した(送信した)メッセージと受信したメッセージとを合成し、本体部側及び付属品側それぞれで合成したメッセージを同じ鍵で暗号化する。付属品側で暗号化した合成メッセージを本体部へ送信し、本体部側で付属品から受信した暗号化合成メッセージと自身が暗号化した合成メッセージとを比較する。両暗号化合成メッセージが一致する場合には、装着された付属品が純正品であると判別し、一致しない場合には、純正品でない(非純正品である)と判別する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本体部側及び付属品(トナーユニット34,ドラムユニット35,現像器ユニット36またはインタフェースユニット13)側それぞれでメッセージを生成し、生成したメッセージを互いに送信し合う。本体部側及び付属品側それぞれで生成した(送信した)メッセージと受信したメッセージとを合成し、本体部側及び付属品側それぞれで合成したメッセージを同じ鍵で暗号化する。付属品側で暗号化した合成メッセージを本体部へ送信し、本体部側で付属品から受信した暗号化合成メッセージと自身が暗号化した合成メッセージとを比較する。両暗号化合成メッセージが一致する場合には、装着された付属品が純正品であると判別し、一致しない場合には、純正品でない(非純正品である)と判別する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電子機器と、その電子機器に装着される付属品とを備える電子機器装置に関し、特に、装着される付属品が正規の付属品(純正品)であるか否かを判別できる電子機器装置に関するものである。
ファクシミリ装置,プリンタ装置,コピー装置,複合機などの電子写真方式の画像形成装置にあっては、トナーユニット,ドラムユニット,現像器ユニットなどの付属品を本体部に着脱自在に構成したものが多い。例えば、トナーユニット内のトナーがなくなった場合には、空となったトナーユニットを本体部から取り外して、トナーが充填された新しいトナーユニットを本体部に装着する。
各画像形成装置では、その設計仕様に適合した正規の付属品(純正品)を使用すべきであるが、本体部に着脱可能であっても、その設計仕様に適合していない、より安価な付属品(非純正品)を使用するユーザが出現している。このような非純正品を使用する場合には、本体部の機能に悪影響を及ぼして故障の原因となる。また、画像形成装置の製造業者が、付属品の正当な売上高を得られないという問題もある。
このような事情から、本体部に装着された付属品が純正品であるか非純正品であるかを判別するシステムが必要である。そこで、本体部と付属品とにそれぞれメモリを備えさせ、それぞれのメモリから読み出した識別コードが一致するか否かにより、純正品,非純正品の判別を行うシステムが考案された。しかしながら、この手法では、識別コードがユーザに知れ渡った場合に判別の意味がなくなり、識別コードを知らない場合でも、例えば、使い終わった正規のトナーユニットに非純正のトナーを補充して使用することができるという問題がある。
また、単に識別コードを用いるだけでなく、暗号化・復号技術を利用して、純正品,非純正品の判別を行う手法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1における判別手法は、以下の通りである。まず、本体部側で乱数を発生し、発生した乱数を暗号化して付属品へ送る。付属品側で受信した暗号化データを復号して平文化し、平文化により得られた乱数と付属品のIDデータとを統合し、その統合結果を暗号化して本体部へ送る。本体部側で受信した暗号化データを復号して平文化し、平文化により得られるデータと、発生した乱数及び付属品のIDデータとを照合し、その照合結果に応じて、装着された付属品が純正品であるか否かを判別する。
特開2003−307982号公報
上述したような特許文献1の手法にあっては、暗号化データを復号して平文化するための手段が必要であるので、純正品であるか否かの判別処理が複雑であるという問題があり、また、装置構成の大型化が避けられないという問題もある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、より簡素な装置構成を用いたより簡便な手法によって、電子機器(本体部)に装着された付属品が純正品であるか否かを正確に判別できる電子機器装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る電子機器装置は、電子機器と、該電子機器に着脱自在に取り付けられる付属品とを備える電子機器装置において、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、メッセージを生成する手段と、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、生成したメッセージを送信する手段と、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、送信されたメッセージを受信する手段と、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、送信したメッセージと受信したメッセージとを合成する手段と、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、合成したメッセージを同じ暗号化鍵で暗号化する暗号化手段と、前記付属品に設けられており、前記付属品側で暗号化した合成メッセージを送信する手段と、前記電子機器に設けられており、暗号化した合成メッセージを受信する手段と、前記電子機器に設けられており、受信した暗号化合成メッセージと自身が暗号化した合成メッセージとを比較する手段とを備えることを特徴とする。
請求項1にあっては、電子機器側及び付属品側それぞれでメッセージを生成し、生成したメッセージを互いに送信し合い、電子機器側及び付属品側それぞれで生成した(送信した)メッセージと受信したメッセージとを合成し、電子機器側及び付属品側それぞれで合成したメッセージを同じ暗号化鍵で暗号化し、付属品側で暗号化した合成メッセージを電子機器へ送信し、電子機器側で付属品から受信した暗号化合成メッセージと自身が暗号化した合成メッセージとを比較する。比較した結果、両暗号化合成メッセージが一致する場合には、装着された付属品が純正品であると判別し、一致しない場合には、純正品でない(非純正品である)と判別する。よって、暗号化データの状態で比較を行うため、引用文献1のような暗号化データを平文化する(復号する)処理が不要であり、簡素な装置構成を用いてより簡便に純正品,非純正品の判別を行える。
請求項2に係る電子機器装置は、請求項1において、前記付属品は複数種存在しており、該複数種の付属品それぞれに設けられている前記暗号化手段で使用する前記暗号化鍵が異なっており、前記電子機器には前記複数種の付属品それぞれの暗号化手段と同じ暗号化鍵をそれぞれに有する複数の暗号化手段が設けられており、取り付けられる付属品の種類に応じて前記電子機器の前記複数の暗号化手段から一つの暗号化手段を選択するようにしたことを特徴とする。
請求項2にあっては、複数種類の付属品毎に暗号化用の暗号化鍵が異なっており、電子機器側で装着された付属品の種類に応じて暗号化時に使用する暗号化鍵を選択して、両暗号化合成メッセージが一致するか否かを判断する。よって、装置構成の大型化を招くことなく、各種類の付属品毎に独立的に正しく純正品,非純正品の判別を行える。
請求項3に係る電子機器装置は、請求項1において、前記付属品の動作プログラムを記憶する媒体に、前記暗号化手段による暗号化動作を実行するためのプログラムが格納されていることを特徴とする。
請求項3にあっては、付属品の動作プログラムを記憶する媒体に、合成メッセージの暗号化動作を実行するためのプログラムを格納している。よって、ユーザにライセンスされるべき正規のプログラムであるか否かも判別可能となる。
本発明では、電子機器側及び付属品側それぞれでメッセージを生成し、生成したメッセージを互いに送信し合い、電子機器側及び付属品側それぞれで送信したメッセージと受信したメッセージとを合成し、電子機器側及び付属品側それぞれで合成したメッセージを同じ暗号化鍵で暗号化し、付属品側で暗号化した合成メッセージを電子機器へ送信し、電子機器側で付属品から受信した暗号化合成メッセージと自身が暗号化した合成メッセージとを比較するようにしたので、引用文献1のような暗号化データを平文化する処理が不要となるため、簡素な装置構成を用いてより簡便に純正品,非純正品の判別を行うことができる。
また、本発明では、複数種類の付属品毎に暗号化用の鍵を異ならせ、装着された付属品の種類に応じて電子機器側で暗号化時に使用する鍵を選択して、両暗号化合成メッセージを比較するようにしたので、装置構成の大型化を招くことなく、各種類の付属品毎に独立的に正しく純正品,非純正品の判別を行うことができる。
更に、本発明では、付属品の動作プログラムを記憶する媒体に、合成メッセージの暗号化動作を実行するためのプログラムを格納するようにしたので、装着された付属品だけでなく、ユーザにライセンスされるべき正規のプログラムであるか否かも判別することができる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の電子機器装置としての複合機20の構成を示すブロック図である。
複合機20は、MPU1,読取部2,記録部3,表示部4,操作部5,コーデック部6,ROM7,RAM8,画像メモリ9,モデム10,NCU(Network Control Unit)11,デュアルポートRAM12,インタフェースユニット13などを備えている。複合機20は、読取部2にて原稿を読み取って画像データを得る読取機能、読み取った画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、またはLAN50を介して外部のPC(Personal Computer)40から受信した画像データに応じた画像を記録部3にて記録する記録機能、及び、読み取った画像データまたは受信した画像データをファクシミリ送信またはネットワーク送信する送信機能を併せ持っている。
MPU1は、複合機20の上述したようなハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、ROM7に格納された制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。読取部2は、例えばCCDを利用した光学系で原稿を読み取り、読み取った画像データを出力する。
記録部3は、記録用の画像データの処理を行う画像処理回路31と、画像処理回路31に制御されて光を感光体ドラムへ照射するLEDヘッド32と、記録処理における各部材の動作を制御する記録機構制御回路33と、トナーを収容するトナーユニット34と、感光体ドラムを含むドラムユニット35と、現像器を含む現像器ユニット36とを有している電子写真方式のプリンタ装置であって、読取部2にて読み取った原稿の画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、外部のPC40から送られてきた画像データなどに応じた画像を用紙にプリントアウトする。これらの記録部3の構成部材の中で、トナーユニット34,ドラムユニット35及び現像器ユニット36は、本体部(電子機器)に着脱可能な付属品であり、既存のトナーユニット34内のトナーがなくなった場合、既存のドラムユニット35または現像器ユニット36の機能が劣化した場合には、新しいものが装着されて取り換えられる。また、トナーユニット34は、MPU34aとメモリ34bとを有し、ドラムユニット35は、MPU35aとメモリ35bとを有し、現像器ユニット36は、MPU36aとメモリ36bとを有している。
表示部4は、液晶表示装置またはCRTディスプレイ等の表示装置であり、複合機20の動作状態を表示したり、ユーザへ操作入力を促す画面またはユーザへ警告を発する画面を表示したり、送信すべく読み取った原稿の画像データ、他のファクシミリ装置またはPC40から送信された画像データなどの表示を行う。操作部5は、複合機20を操作するために必要な文字キー,テンキー,短縮ダイヤルキー,ワンタッチダイヤルキー,各種のファンクションキーなどを備えている。なお、表示部4をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種のキーの内の一部または全部を代用することも可能である。
コーデック部6は、画像データを符号化圧縮すると共に、符号化圧縮されている画像データを復号する。ROM7は、複合機20の動作に必要な種々のソフトウェアの制御プログラムを格納する。RAM8は、ソフトウェアの実行時に発生する一時的なデータを記憶する。画像メモリ9は、DRAM等で構成され、原稿を読み取って符号化した画像データ、他のファクシミリ装置またはPC40から受信して符号化した画像データなどを蓄積する。
モデム10は、ファクシミリ通信が可能なファクシミリモデムから構成されており、NCU11と直接的に接続されている。NCU11は、公衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)との回線の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じてモデム10をPSTNと接続する。そして、複合機20は、PSTNによって他のファクシミリ装置と接続されており、通常のファクシミリ通信が行えるようになっている。
インタフェースユニット13は、本体部に着脱可能な付属品であって、MPU13aと、MPUメモリ13cと、LAN50に接続されるNIC(Network Interface Card)部13bとを有しており、LAN50を介して外部のPC40との間でデータのやりとりを行う。このインタフェースユニット13における動作プログラムは、インタフェースユニット13に対して着脱自在である記録媒体としてのコンパクトフラッシュ(登録商標)60(例えば、米国サンディスク社,日本商標登録第4006308号)から読み出されて内部に格納される。このインタフェースユニット13は、ネットワーク通信機能のレベルに応じて複数種のものが存在しており、また、コンパクトフラッシュ60も、ネットワーク通信機能のレベルに応じてグレードが異なる複数種のものが存在する。そして、対応する動作プログラムが格納されたコンパクトフラッシュ60を選択して各種類のインタフェースユニット13へ装着し、動作プログラムを取り込むことが正当である。なお、暗号化プログラムはMPUメモリ13cに格納されるが、暗号化に使用する鍵はコンパクトフラッシュ60に格納されている。
本発明の複合機20では、上述したような付属品(トナーユニット34,ドラムユニット35,現像器ユニット36またはインタフェースユニット13)が本体部に装着された場合、その装着された付属品が純正品であるか否かの判別を、本体部と付属品との間でのデータ通信により行う。より詳細には、本体部側及び付属品側それぞれでメッセージを生成し、生成したメッセージを互いに送信し合う。そして、本体部側及び付属品側それぞれで生成した(送信した)メッセージと受信したメッセージとを合成(例えばビット列の結合)し、本体部側及び付属品側それぞれで合成したメッセージを同じ鍵で暗号化する。付属品側で暗号化した合成メッセージを本体部へ送信し、本体部側で付属品から受信した暗号化合成メッセージと自身が暗号化した合成メッセージとを比較する。比較した結果、両暗号化合成メッセージが一致する場合には、装着された付属品が純正品であると判別し、一致しない場合には、純正品でない(非純正品である)と判別する。
このようにすることにより、付属品が純正品である場合には、本体部側と付属品側とで同じ鍵を有しているため、本体部側で得られる暗号化合成メッセージと付属品側で得られる暗号化合成メッセージとが一致し、付属品が純正品でない場合には、付属品側に本体部側と同じ鍵がないため、両暗号化合成メッセージは一致せず、純正品か非純正品かを判別できる。送付し合うメッセージ、または、付属品側から本体部側へ送る暗号化合成メッセージが露呈しても、この共通の鍵(演算手法)が分からない限り不正な処理は入り込めず安全である。なお、暗号化に使用する鍵は、各付属品毎に異なっており、本体部は各付属品それぞれに対応する複数種の鍵を持っていて、判別対象の付属品に合ったものを選択して使用する。
以上のようにして、本発明では、本体部(電子機器)に装着されたトナーユニット34,ドラムユニット35,現像器ユニット36またはインタフェースユニット13などの付属品が純正品であるか否かを容易に判別できる。この際、引用文献1と同様に暗号化処理は必要であるが、暗号化データの状態で比較検証を行うため、引用文献1のような暗号化データの復号処理は不要となる。従って、簡素な装置構成を用いてより簡便に純正品,非純正品の判別を行える。
純正品であることを判別した後は、これらの付属品(トナーユニット34,ドラムユニット35,現像器ユニット36またはインタフェースユニット13)のメモリ34b,35b,36b,13bから、各付属品についての制御情報を本体部へ読み出すことができる。更に、各付属品のメモリ34b,35b,36b,13bに対して本体部から各種の情報(交換日,記録枚数,ジャム発生回数,エラー発生履歴など)を書き込むことも可能である。なお、装着された付属品が非純正品であることを判別した場合は、エラー動作となる。
また、本発明にあっては、以下のようにして、コンパクトフラッシュ60の使用によるインタフェースユニット13への不正なアプリケーションプログラムの読込みを防止することができる。上述したような純正品の判別処理による付属品側の動作プログラムはMPUメモリ13cに格納し、暗号化に使用する鍵をコンパクトフラッシュ60に予め格納しておくことにより、装着されたコンパクトフラッシュ60自体が純正品であるか否かを判別できる。
複数種のインタフェースユニット13のそれぞれにおいて、純正品の判別時の暗号化処理に使用する鍵が異なっている。取り付けられたインタフェースユニット13が純正品であることを判別した後、内部のメモリ13bからその種類を特定する情報を本体部が得る。そして、本体部において、その種類に応じた機能でしか動作できないように制御する。このようにすることにより、インタフェースユニット13に対応しない異なる種類の動作プログラム(より高機能な動作プログラム)を読み込んだとしても、その動作プログラムを実行できないことになる。この結果、異なる種類の動作プログラムを読み込むことが無意味となるため、不正な動作プログラムの読込みを防止できる。
以下、付属品がトナーユニット34である場合を例として、具体的な動作について説明する。図2,図3は、装着した付属品(トナーユニット34)が純正品か否かの判別処理の動作手順の一例を示すフローチャートである。
本体部のMPU1にて、ランダムなメッセージmas-m(t)を生成する(ステップS1)。また、ドラムユニット34のMPU34aにて、ランダムなメッセージsla-m(t)を生成する(ステップS21)。MPU1は、生成したメッセージmas-m(t)を送信し(ステップS2)、MPU34aは、このメッセージmas-m(t)を受信する(ステップS22)。また、MPU34aは、生成したメッセージsla-m(t)を送信し(ステップS23)、MPU1は、このメッセージsla-m(t)を受信する(ステップS3)。
MPU1は、自身が生成したメッセージmas-m(t)と受信したメッセージsla-m(t)とを合成して合成メッセージmes(t)(=mas-m(t)+sla-m(t))を得る(ステップS4)。また、MPU34aは、自身が生成したメッセージsla-m(t)と受信したメッセージmas-m(t)とを結合して合成メッセージmes(t)(=mas-m(t)+sla-m(t))を得る(ステップS24)。MPU1とMPU34aとで得られる合成メッセージは一致する。
MPU1は、トナーユニット34用の鍵ftを用いて合成メッセージmes(t)を暗号化し、暗号化合成メッセージmas-(t)mes(=ft(mes(t)))を得る(ステップS5)。また、MPU34aは、MPU1と同じ鍵ftを用いて合成メッセージmes(t)を暗号化し、暗号化合成メッセージsla-(t)mes(=ft(mes(t)))を得る(ステップS25)。MPU34aは、得た暗号化合成メッセージsla-(t)mesを送信し(ステップS26)、MPU1は、この暗号化合成メッセージsla-(t)mesを受信する(ステップS6)。
MPU1は、自身が暗号化した暗号化合成メッセージmas-(t)mesと、トナーユニット34(MPU34a)から受信した暗号化合成メッセージsla-(t)mesとが一致するか否かを判断する(ステップS7)。一致する場合(S7:YES)、MPU1は、メモリ34bに格納されているデータの要求をトナーユニット34へ送信する(ステップS8)。MPU34aは、この要求を受信し(ステップS27)、データを本体部(MPU1)へ送信する(ステップS28)。MPU1は、このデータを受信して本体部内に記憶する(ステップS9)。
一方、両暗号化合成メッセージが一致しない場合(S7:NO)、MPU1は、「正規のトナーユニットを装着して下さい」というメッセージを表示部4に表示させて(ステップS10)、トナーユニット34に関する動作を禁止する(ステップS11)。
図4は、装着した付属品(トナーユニット34)に本体部からデータを書き込む動作手順の一例を示すフローチャートである。このようなデータ書込みは、装着した付属品(トナーユニット34)が純正品であることが判別された後に行われる。
MPU1は、データ受信命令をトナーユニット34へ送信し(ステップS31)、トナーユニット34(MPU34a)は、このデータ受信命令を受信する(ステップS41)。MPU34aは、データ受信可能であるか否かを判断する(ステップS42)。MPU34aは、データ受信可能である場合に(S42:YES)応答信号 "Ready"をセットし(ステップS43)データ受信可能でない場合に(S42:NO)応答信号 "Busy" をセットして(ステップS44)、いずれかの応答信号を本体部へ送信する(ステップS45)。
本体部(MPU1)は、この応答信号を受信する(ステップS32)。MPU1,MPU34aは、応答信号 "Ready"であるか否かを判断し(ステップS33,ステップS46)、そうでない場合には(S33:NO,S46:NO)動作がリターンとなる。
応答信号 "Ready"である場合(S33:YES,S46:YES)、MPU1はデータを送信し(ステップS34)、MPU34aは、このデータを受信してメモリ34bに記憶する(ステップS47)。MPU34aは、確認信号を送信し(ステップS48)、MPU1は、この確認信号を受信する(ステップS35)。
以上のように本体部とトナーユニット34との間でデータの送受信を行うことにより、トナー容器は正規のものであるが、その内部に正規でないトナーを詰め込むような不正を防止することができる。
なお、上述した実施の形態では、トナーユニット34、ドラムユニット35及び現像器ユニット36をそれぞれ独立的に交換する場合について説明したが、これらの各ユニット機能を1台に搭載してなる一体ユニットを用いる場合にも、付属品であるこの一体ユニットに対して本発明を同様に適用できることは勿論である。また、着脱自在な記録媒体としてコンパクトフラッシュを用いることとしたが、スマートメディア(例えば、株式会社東芝,日本商標登録第4158117号)、ICカード、ROMなどを使用しても良い。更に、複合機を例として説明したが、ファクシミリ装置,プリンタ装置,コピー装置などの他の電子機器においても、本発明を同様に実施できることは言うまでもない。
1 MPU
3 記録部
7 ROM
13 インタフェースユニット
34 トナーユニット
35 ドラムユニット
36 現像器ユニット
13a,34a,35a,36a MPU
34b,35b,36b メモリ
20 複合機
60 コンパクトフラッシュ
3 記録部
7 ROM
13 インタフェースユニット
34 トナーユニット
35 ドラムユニット
36 現像器ユニット
13a,34a,35a,36a MPU
34b,35b,36b メモリ
20 複合機
60 コンパクトフラッシュ
Claims (3)
- 電子機器と、該電子機器に着脱自在に取り付けられる付属品とを備える電子機器装置において、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、メッセージを生成する手段と、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、生成したメッセージを送信する手段と、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、送信されたメッセージを受信する手段と、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、送信したメッセージと受信したメッセージとを合成する手段と、前記電子機器及び付属品それぞれに設けられており、合成したメッセージを同じ暗号化鍵で暗号化する暗号化手段と、前記付属品に設けられており、前記付属品側で暗号化した合成メッセージを送信する手段と、前記電子機器に設けられており、暗号化した合成メッセージを受信する手段と、前記電子機器に設けられており、受信した暗号化合成メッセージと自身が暗号化した合成メッセージとを比較する手段とを備えることを特徴とする電子機器装置。
- 前記付属品は複数種存在しており、該複数種の付属品それぞれに設けられている前記暗号化手段で使用する前記暗号化鍵が異なっており、前記電子機器には前記複数種の付属品それぞれの暗号化手段と同じ暗号化鍵をそれぞれに有する複数の暗号化手段が設けられており、取り付けられる付属品の種類に応じて前記電子機器の前記複数の暗号化手段から一つの暗号化手段を選択するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子機器装置。
- 前記付属品の動作プログラムを記憶する媒体に、前記暗号化手段による暗号化動作を実行するためのプログラムが格納されていることを特徴とする請求項1記載の電子機器装置。
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---|---|---|---|
JP2004067759A JP2005260489A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 電子機器装置 |
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JP2004067759A Pending JP2005260489A (ja) | 2004-03-10 | 2004-03-10 | 電子機器装置 |
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