JP2003118064A - 光反射フィルム化粧材 - Google Patents

光反射フィルム化粧材

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JP2003118064A
JP2003118064A JP2001316353A JP2001316353A JP2003118064A JP 2003118064 A JP2003118064 A JP 2003118064A JP 2001316353 A JP2001316353 A JP 2001316353A JP 2001316353 A JP2001316353 A JP 2001316353A JP 2003118064 A JP2003118064 A JP 2003118064A
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JP2001316353A
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English (en)
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Shigeru Nakamura
茂 中村
Takeshi Akagi
雄 赤木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】仕上がり性、性能に優れた光反射フィルム化粧
材を提供する。 【構成】 基材(A1)の内外装の一面もしくは全面
に、接合剤層(a)、保持基材層(b)、光反射層
(c)、透明性を有する有彩色の有彩色の着色層(d)
(該有彩色の着色層は1層であっても多層であってもよ
い)、必要に応じてクリヤー層(e)を有する貼付用光
反射フィルム(B1)を貼付け、接合剤層(a)、保持
基材層(b)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色
の着色層(d)、必要に応じてクリヤー層(e)が順次
積層されてなることを特徴とする光反射フィルム化粧
材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の外装もしく
は内装で使用される新規な光反射フィルム化粧材に関す
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、自動車の内装部や外
装部には、メラミン硬化性樹脂塗料、イソシアネート硬
化性樹脂塗料、酸化硬化性樹脂塗料などの架橋性樹脂塗
料が、それぞれの基材の性質に応じて防食性、意匠性、
耐久性、耐候性、耐擦り傷性等の機能を付与させるため
に直接塗装が施されている。
【0003】この様な基材に直接塗装するためには最適
な塗装方法を選択する必要があり面倒であること、一般
的に均一な塗装膜厚が保持できないこと、塗装により塗
装欠陥を生じ易いこと、塗装に必要な塗料が必要以上に
消費されること、塗装の作業環境や安全衛生上の管理を
安全に行うことが難しいこと、塗装された塗膜を回収す
ることが困難であり環境汚染の点からも好ましくないこ
と、一般にスプレー塗装が行われるために意匠性に幅を
持たせることができない、仕上げ平板、平面的になり立
体感に乏しいといった問題点があった。
【0004】また、自動車用塗膜として、自動車部材に
鱗片状アルミニウム粉を含有するメタリックベース塗料
をスプレー塗装し、次いで着色顔料及び鱗片状雲母粉末
を含有する透明性を有する上塗り塗料を塗り重ねして、
複雑な意匠性や多重反射などの表現をうる方法が公知で
ある。
【0005】しかしながら、上記した従来の方法におい
ては、アルミニウム粉末を部材と並行に配列させるには
限界があり、それ以上のフリップフロップ効果(アルミ
ニウム粉末が部材と並行に配列することによりきらきら
感が表現できる)を得ることは困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記した
問題点を解決するために鋭意研究を重ねた結果、自動車
などの基材表面に、光反射層(c)、透明性を有する有
彩色の着色層(d)が積層された光反射フィルム化粧材
をを積層させることにより、従来からの問題点を全て解
決するものであることを見出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】かくして本発明によれば、基材(A1)の
内外装の一面もしくは全面に、接合剤層(a)、保持基
材層(b)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色の
着色層(d)(該有彩色の着色層は1層であっても多層
であってもよい)、必要に応じてクリヤー層(e)を有
する貼付用光反射フィルム(B1)を貼付け、接合剤層
(a)、保持基材層(b)、光反射層(c)、透明性を
有する有彩色の着色層(d)、必要に応じてクリヤー層
(e)が順次積層されてなることを特徴とする光反射フ
ィルム化粧材(以下、「本発明1」と略すことがあ
る。);基材(A1)の内外装の一面もしくは全面に、
離型性層(f)(転写後は剥離される)、感圧性接合剤
層(g)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色の着
色層(d)(該有彩色の着色層は1層であっても多層で
あってもよい)、必要に応じてクリヤー層(e)、感圧
性接合剤を積層してなるアプリケーションフィルム層
(h)(転写後は剥離される)を有する転写用光反射フ
ィルム(B2)を転写して、感圧性接合剤層(g)、光
反射層(c)、透明性を有する有彩色の着色層(d)、
必要に応じてクリヤー層(e)が順次積層されてなるこ
とを特徴とする光反射フィルム化粧材(以下、「本発明
2」と略すことがある。);基材(A1)の内外装の一
面もしくは全面に、必要に応じて接合剤層(a)、必要
に応じて保持基材層(b)、光反射層(c)、透明性を
有する有彩色の着色層(d)(該有彩色の着色層は1層
であっても多層であってもよい)、必要に応じてクリヤ
ー層(e)を有する真空成型用光反射フィルム(B3)
を真空成型加工により、必要に応じて接合剤層(a)、
必要に応じて保持基材層(b)、光反射層(c)、透明
性を有する有彩色の着色層(d)(該有彩色の着色層は
1層であっても多層であってもよい)、必要に応じてク
リヤー層(e)が順次積層されてなることを特徴とする
光反射フィルム化粧材(以下、「本発明3」と略すこと
がある。);保持基材層(b)、光反射層(c)、透明
性を有する有彩色の着色層(d)(該有彩色の着色層は
1層であっても多層であってもよい)、必要に応じてク
リヤー層(e)を有する成型用光反射フィルム(B4)
と基材(A2)の原料となるプラスチック材料とを、該
フィルム(B4)の保持基材層(b)面が基材(A2)
表面に積層されるように、該フィルム(B4)と該プラ
スチック材料を同時に成型加工することにより、基材
(A2)の内外装の一面もしくは全面に、保持基材層
(b)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色の着色
層(d)(該有彩色の着色層は1層であっても多層であ
ってもよい)、必要に応じてクリヤー層(e)が順次積
層されてなることを特徴とする光反射フィルム化粧材
(以下、「本発明4」と略すことがある。);基材(A
1)が、金属素材、プラスチック素材又は金属とプラス
チックが組合わさった素材であることを特徴とする上記
の光反射フィルム化粧材;基材(A1)が、金属素材、
プラスチック素材又は金属とプラスチックが組合わさっ
た素材の表面に下塗り塗膜(C)が形成されていること
を特徴とする上記の光反射フィルム化粧材;基材(A
1)が、金属素材、プラスチック素材又は金属とプラス
チックが組合わさった素材の表面に下塗り塗膜(C)及
び中塗り塗膜(D)が形成されていることを特徴とする
上記の光反射フィルム化粧材;基材(A1)が、自動車
部材であることを特徴とする上記の光反射フィルム化粧
材;基材(A2)が、プラスチック素材であることを特
徴とする上記の光反射フィルム化粧材;基材(A2)
が、自動車部材であることを特徴とする上記の光反射フ
ィルム化粧材;光反射層(c)が、光輝性金属もしくは
光輝性顔料で形成される鏡面層を持つ光反射層であるこ
とを特徴とする上記の光反射フィルム化粧材;光反射層
(c)が、金属蒸着膜又は金属箔であることを特徴とす
る上記の光反射フィルム化粧材;光反射層(c)が、硬
化性樹脂、鱗片状雲母粉末及び/又は鱗片状金属粉末を
含有する樹脂組成物で形成された硬化層であることを特
徴とする上記の光反射フィルム化粧材;鱗片状金属粉末
が、平均粒子径が20μm以上であることを特徴とする
上記の光反射フィルム化粧材;透明性を有する有彩色の
着色層(d)が、2層以上の透明性を有する有彩色の着
色層であって、光反射フィルム化粧材の表面側から光反
射層が透視できることを特徴とする上記の光反射フィル
ム化粧材; 透明性を有する有彩色の着色層(d)の少
なくとも1層が、マンセルクロマが8以上の有彩色顔料
を含むことを特徴とする上記の光反射フィルム化粧材;
透明性を有する有彩色の着色層(d)が、2層以上で
あって、少なくとも2層の色相が異なる透明性を有する
有彩色の着色層を含むことを特徴とする上記の光反射フ
ィルム化粧材;透明性を有する有彩色の着色層(d)の
少なくとも1層が、鱗片状雲母粉末を含有する透明性を
有する有彩色の着色層であることを特徴とする上記光反
射フィルム化粧材に係わる。
【0008】以下、本発明に記載の本発明1〜4につい
て以下に説明する。
【0009】本発明1:本発明1は、基材(A1)の内
外装の一面もしくは全面に、接合剤層(a)、保持基材
層(b)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色の着
色層(d)(該有彩色の着色層は1層であっても多層で
あってもよい)、必要に応じてクリヤー層(e)を有す
る貼付用光反射フィルム(B1)を貼付け、接合剤層
(a)、保持基材層(b)、光反射層(c)、透明性を
有する有彩色の着色層(d)、必要に応じてクリヤー層
(e)が順次積層されてなることを特徴とする光反射フ
ィルム化粧材である。
【0010】以下、各構成要件について説明する。
【0011】基材(A1);基材(A1)としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩
化ビニリデン、ポリビニルアルコール、フッ素樹脂、ポ
リカーボネート、セルロースアセテート、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリイミド、ポリフェニルオキサイ
ド、ポリスルホン、ポリパラキシレン、ポリスチレン、
ABS樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
カーボネートをはじめとする各種プラスチック素材;鉄
鋼、ステンレス、亜鉛、スズ、アルミニウム、ニッケ
ル、鉛、銅、メッキ鋼板をはじめとする金属素材、該金
属と該プラチックとが組合わさった複合素材などが挙げ
られる。また、これらの素材は板状であっても自動車の
部品(ボンネット、ドアー、バンパー、窓枠サッシュ、
ルーフなど)や家電製品の部品(ドアーなど)などの形
状に加工されていても構わない。
【0012】本発明において、特に自動車を部材とする
基材(A1)として適用することが好ましい。
【0013】また、これらの基材(A)には、それぞれ
必要に応じて従来から公知の化成処理(プラスチック用
コロナ放電処理、金属用リン酸亜鉛処理、金属用リン酸
鉄処理など)が施されていても構わない。
【0014】基材(A1)と光反射フィルム層(B)と
の間に、下塗り塗膜(C)又は下塗り塗膜(C)及び中
塗り塗膜(D)を設けておくことができる。
【0015】下塗り塗膜(C);該下塗り塗膜(C)と
しては、従来から公知の塗膜、例えば、自動車の塗装に
おいて使用されている塗膜を使用することができる。具
体的には、下塗り塗膜(C)としては、基材(A1)が
金属素材の場合には、熱硬化カチオン電着塗装膜等が挙
げられ、また、基材(A1)がプラスチックの場合に
は、基材のプラスチックに対して付着性に優れた下地塗
料(例えば、下地がポリオレフィンの場合にはマレイン
化ポリオレフィン塗料)を使用することができる。
【0016】下地塗装は、従来から公知の塗装方法、例
えば、スプレー塗装などで塗装することができる。
【0017】また、下塗り塗膜(C)の膜厚は、通常1
0μm〜70μm、好ましくは20μm〜50μmであ
る。
【0018】中塗り塗膜(D);中塗り塗膜(D)とし
ては、従来から公知の塗膜、例えば、自動車の塗装にお
いて使用されている塗料で形成される塗膜が挙げられ
る。具体的には、メラミン硬化型ポリエステル系型樹脂
着色塗料、メラミン硬化型アクリル系型樹脂着色塗料、
ブロックポリイソシアネート硬化型ポリエステル系樹脂
着色塗料、ブロックポリイソシアネート硬化型アクリル
系樹脂着色塗料、酸硬化型アクリル系樹脂着色塗料、酸
硬化型エポキシ系樹脂着色塗料、アミン硬化型エポキシ
系樹脂塗料などが使用できる。
【0019】中塗り塗装は、従来から公知の塗装方法、
例えば、スプレー塗装などで塗装することができる。
【0020】また、中塗り塗膜(D)の膜厚は、通常2
0μm〜90μm、好ましくは30μm〜80μmであ
る。
【0021】中塗り塗膜(D)には、チタン白顔料、ア
ルミニウムフレーク、着色顔料、体質顔料などを配合す
ることができる。
【0022】貼付用光反射フィルム(B1);該フィル
ム(B1)は、接合剤層(a)、保持基材層(b)、光
反射層(c)、透明性を有する有彩色の着色層(d)
(該有彩色の着色層は1層であっても多層であってもよ
い)、必要に応じてクリヤー層(e)を有するフィルム
である。
【0023】接合剤層(a);接合剤層(a)は、フィ
ルム(B1)を基材(A1)に接合するために使用され
るの接合剤である。
【0024】かかる接合剤としては、例えば、硬化剤を
含有する、ビスフェノ−ル型エポキシ樹脂、レゾ−ル型
エポキシ樹脂、アクリル樹脂、アミノプラスト樹脂、ポ
リエステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリシロキサン樹脂、
(イソ)ブチレン樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹
脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共共重合体、合成ゴム、天
然ゴムなどから選ばれた1又は2種以上の樹脂を含む熱
硬化型、常温硬化型、活性エネルギー線硬化型又は熱可
塑性の接着剤及び粘着剤など従来から公知のものがあげ
られる。
【0025】さらに、2,4,6−トリメルカプト−S
−トリアジン、2−ジブチルアミノ−4,6−ジメメル
カプト−S−トリアジン、2,4,6−トリメルカプト
−S−トリアジン−モノソヂウムソルト、2,4,6−
トリメルカプト−S−トリアジン−トリソヂウムソルト
などのトリアジンチオ−ル系化合物も接着剤として使用
することができる。
【0026】これらの接合剤としては、種類に応じて、
感圧性粘着剤、感熱接着剤、硬化タイプの接着剤として
使用することができる。
【0027】接合剤層(a)の膜厚は、通常1〜100
μm、特に5〜50μmの範囲が好ましい。
【0028】保持基材層(b);保持基材層(b)は、
貼付け作業を容易にするための基材であって、具体例と
しては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
イソブチレン、ポリブタジェン、ポリスチレン、ポリク
ロロプレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ナイロ
ン、アクリル樹脂、ポリカ−ボネ−ト、セルロ−ス、ポ
リエチレンテレフタレ−ト、ポリアセタ−ル、AS樹
脂、ABS樹脂等の熱可塑性樹脂やアルミニウム、銅、
ニッケル、コバルト、銀、金等の箔などが挙げられる。
【0029】保持基材層(b)の膜厚は、通常10μm
〜200μm、好ましくは20μm〜150μmであ
る。
【0030】光反射層(C):光反射層(C)は、光輝
性金属もしくは光輝性顔料で形成される鏡面層を持つ光
反射層である。具体的には、金属蒸着膜、金属箔などの
金属単独膜や、硬化性樹脂、鱗片状雲母粉末及び/又は
鱗片状金属粉末を含有する樹脂組成物で形成された硬化
層である。
【0031】金属蒸着膜は、保持基材層(b)上に蒸着
するが、金属としてはアルミニウム、銅、ニッケル、コ
バルト、銀、金等が挙げられるが、コスト等の面から、
アルミニウムが好ましく用いられる。蒸着膜の厚さは一
般に100〜1000Åである。
【0032】金属箔は、アルミニウム、銅、ニッケル、
銀、金等が挙げられるが、コスト等の面から、アルミニ
ウムが好ましく用いられる。金属箔の厚さは一般に1μ
m〜1000μmである。また、保持基材層(b)とし
て、金属箔を使用した場合には、保持基材層(b)と光
反射層(C)とを兼用することができる。
【0033】上記した以外に光反射層として、硬化性樹
脂、鱗片状雲母粉末及び/又は鱗片状金属粉末を含有す
る光反射用樹脂組成物で形成された硬化層を使用するこ
とができる。
【0034】硬化性樹脂としては、例えば、アミノ硬化
性樹脂、(ブロック化されていても良い)ポリイソシア
ネート硬化性樹脂、酸エポキシ硬化性樹脂、加水分解性
シラン硬化性樹脂、水酸基エポキシ基硬化性樹脂、ヒド
ラジン硬化性樹脂、酸化重合型硬化性樹脂、光(熱)ラ
ジカル重合型樹脂、光(熱)カチオン重合型樹脂等を樹
脂成分とする従来から公知の塗料、インキ、接着剤で使
用されている硬化性樹脂が挙げられる。
【0035】硬化性樹脂の形態は、粉体、架橋性樹脂の
液状樹脂を使用した無溶剤型(架橋性もしくは非架橋性
の樹脂をラジカル重合性モノマーに溶解もしくは分散し
た無溶剤型も含む)、架橋性樹脂を水に溶解もしくは分
散した水性、及び架橋性樹脂を有機溶剤に溶解もしくは
分散した有機溶剤型(非水分散型も含む)等のいずれの
形態であっても構わない。
【0036】鱗片状雲母粉末としては、金属酸化物で被
覆された鱗片状雲母粉末を使用することが好ましい。こ
のものは、一般にホワイトマイカまたはシルバーマイカ
と称されているものであって、干渉マイカとは区別され
ており、具体的には、鱗片状雲母粉末の表面を酸化チタ
ンで被覆したものである。かかる酸化チタン被覆雲母と
しては、一般に、その最大直径が5〜60μm、特に5
〜25μmの範囲内にあり、且つ厚さが0.25〜1.5
μm、特に0.5〜1μmの範囲内にあるものが好まし
い。用いる酸化チタン被覆雲母の酸化チタンの被覆厚さ
は、通常、光学的厚さを基準にして90〜160nm、
そして幾何学的厚さを基準にして40〜70nmの範囲
内にあることが好ましい。
【0037】鱗片状雲母粉末の配合量は、厳密に制限さ
れるものではないが、通常、前記樹脂の合計固形分10
0重量部あたり0.1〜200重量部、特に1〜150
重量部の範囲内が好ましい。
【0038】鱗片状金属粉末としては、金属としてはア
ルミニウム、銅、ニッケル、銀、金等が挙げられるが、
特にアルミニウムが好ましい。
【0039】鱗片状金属粉末として、平均粒子径が20
μm以上、特に20μm〜100μmのものが好まし
い。
【0040】鱗片状金属粉末の配合量は、厳密に制限さ
れるものではないが、通常、前記樹脂の合計固形分10
0重量部あたり0.1〜400重量部、特に1〜200
重量部の範囲内が好ましい。
【0041】光反射用樹脂組成物は、保持基材層(b)
の表面にローラ塗装、刷毛塗装、静電塗装、エアースプ
レー、エアレススプレーなどの手段により塗装もしくは
スクリーン印刷、グラビア印刷などの手段により印刷し
て光反射層を形成させることができる。上記した塗装方
法として、光反射性に優れた膜を形成するローラー塗装
を採用することが好ましい。
【0042】該光反射層の膜厚は、硬化膜に基いて5〜
300μm、特に8〜200μmの範囲内とすることが
好ましい。被膜層の硬化は樹脂組成物のタイプに応じて
適宜適切な条件を設定して硬化させることができる。熱
硬化型樹脂の場合は、約100〜約170℃の温度で約
10〜約40分間加熱することによって架橋硬化させる
ことができる。
【0043】該光反射層は、鏡面を有していることが好
ましい。該鏡面は、例えば、正反射型平滑度計(東洋精
機(株)製など)(接触率80%以上が好ましい)、7
5°光沢度(90以上が好ましい)、表面粗度計(深さ
0.1μm以下が好ましい)などを使用して測定するこ
とができる。
【0044】正反射型平滑度計は、プリズムに圧着した
光反射層面の非接触部分で入射光が全反射し、接触部分
では入射光が拡散する性質を利用し、プリズムと光反射
層面との接触率を光学的に測定するものである。このと
き、光学的性質より、光反射層面がプリズム面に接触し
なくても、使用する波長程度に接近すると空気層を光が
透過する現象が起こり、使用する波長が長くなれば、接
触率は増すことになる。従って、使用する波長を特定す
る必要があるが、一般に0.5μmの波長の光が使用さ
れている。
【0045】また、75°光沢度は、JIS K−54
00 7.6(1990)の75度鏡面光沢度に従い、
塗膜の光沢の程度を、入射角と受光角とがそれぞれ75
度のときの反射率を測定して、鏡面光沢度の基準面の光
沢度を100としたときの百分率で表す。
【0046】透明性を有する有彩色の着色層(d);
明性を有する有彩色の着色層(d)は、本発明のフィル
ム化粧材に意匠性、立体感、模様などを付与する層であ
る。該有彩色の着色層は1層であっても多層であっても
よい。
【0047】また、透明性を有する有彩色の着色層
(d)は、1層であっても多層であっても光反射フィル
ム化粧材の表面側から光反射層が透視できる透明層であ
る。
【0048】透明性を有する有彩色の着色層(d)とし
ては、透明性を有する有彩色の着色層(d)の少なくと
も1層が、マンセルクロマが8以上の有彩色顔料を含む
ハイクロマ有彩色の着色層を有するハイクロマ有彩色の
着色層(i)、透明性を有する有彩色の着色層(d)
が、2層以上であって、少なくとも2層の色相が異なる
透明性を有する有彩色の着色層を含む多色性有彩色の着
色層(ii)、及び透明性を有する有彩色の着色層
(d)の少なくとも1層が、鱗片状雲母粉末を含有する
透明性を有する干渉有彩色の着色層(iii)、及びこ
れらの有彩色の着色層の2種以上の組合わせた有彩色の
着色層などが挙げられる。
【0049】ハイクロマ有彩色の着色層(i)は、上記
と同様の硬化性樹脂、マンセルクロマが色相によっても
異なるが8以上、好ましくは14以上の有彩色顔料を含
有するハイクロマ着色組成物で形成されたマンセルクロ
マが色相によっても異なるが8以上、好ましくは14以
上の有彩色硬化層が挙げられる。該マンセルクロマはマ
ンセル表示系に規定されるクロマ(彩度)であり、JI
S Z 8105により規定される。
【0050】また、1層中に含まれるマンセルクロマが
8以上の着色顔料は、2種以上のマンセルクロマが8以
上の着色顔料と組合わせて使用することができるが、色
相が異なるマンセルクロマが8以上の着色顔料を使用す
ると色が濁り易くなり冴えがなくなり、その結果として
彩度が低下(例えば、赤と青の組合わせ、黄と青の組合
わせ、赤と緑の組合わせなど)するので好ましくない。
【0051】マンセルクロマが8以上の着色顔料は、従
来から公知のマンセルクロマが8以上の着色顔料を要求
される意匠性に応じて適宜選択することができる。
【0052】ハイクロマ有彩色の着色層(i)は、光反
射フィルム化粧材の表面から透過した入射光がハイクロ
マの有彩色の着色層を透過し、そして光反射層(c)に
より反射された光が再度ハイクロマの有彩色の着色層を
透過し、その透過光が意匠性のある光として取り出され
る。該有彩色の着色層は、通常のクロマを有する有彩色
の着色層と比較して低明度〜高明度の範囲の広い領域に
おいて、彩度が高いので冴えた色が表現できる。
【0053】更に、下地層として光反射層(c)を採用
しているのでクロマを有する有彩色の着色層に反射光が
多く照射され低明度〜高明度の広範囲領域で、彩度が高
いので冴えた色が表現できる。
【0054】多色性有彩色の着色層(ii)は、少なく
とも2層の色相が異なる透明性を有する有彩色の着色層
を含む層である。これらの層は、例えば、上記と同様の
硬化性樹脂、有彩色顔料を配合してなる透明性を有する
有彩色の着色層を形成する塗料もしくはインキなどの組
成物と該組成物と色相が異なるように有彩色顔料を配合
してなる組成物を使用して2層の着色層を形成すること
により得られる。
【0055】従来、1層中に色相の異なる顔料を配合し
た有彩色の着色層においては、混色による色の濁りを生
じるために、高明度や冴えた色を表現することができな
いが、該多色性有彩色の着色層(ii)においては、色
相の異なる有彩色の着色層を別の層として組合わせるこ
とにより、色相の異なる有彩色の着色層を透過した光が
混ざりあっても明度が低下しない光の性質を利用して、
高彩度の有彩色の着色層を形成することができる。
【0056】更に、下地層として光反射層(c)を採用
しているので多色性有彩色の着色層(ii)に反射光が
多く照射され低明度〜高明度の広範囲領域で、彩度が高
いので冴えた色が表現できる。
【0057】干渉有彩色の着色層(iii)は、鱗片状
雲母粉末を含有する透明性を有する層である。該着色層
は、例えば、上記と同様の硬化性樹脂、鱗片状雲母粉
末、必要に応じて有彩色顔料を配合してなる透明性を有
する有彩色の着色層を形成する塗料もしくはインキなど
の組成物を使用して形成できる。
【0058】鱗片状雲母粉末としては、金属酸化物で被
覆された鱗片状雲母粉末が好ましく、一般にホワイトマ
イカまたはシルバーマイカと称されているものであっ
て、干渉マイカとは区別されており、具体的には、鱗片
状雲母粉末の表面を酸化チタンで被覆したものである。
かかる酸化チタン被覆雲母としては、一般に、その最大
直径が5〜60μm、特に5〜25μmの範囲内にあ
り、且つ厚さが0.25〜1.5μm、特に0.5〜1μ
mの範囲内にあるものが好ましい。用いる酸化チタン被
覆雲母の酸化チタンの被覆厚さは、通常、光学的厚さを
基準にして90〜160nm、そして幾何学的厚さを基
準にして40〜70nmの範囲内にあることが好まし
い。
【0059】金属酸化物で被覆された鱗片状雲母粉末の
配合量は、厳密に制限されるものではないが、通常、前
記樹脂組成物の合計固形分100重量部あたり3〜20
重量部、特に7〜13重量部の範囲内が好ましい。
【0060】透明性を有する有彩色の着色層(d)を形
成する組成物には、さらに必要に応じて、被膜の透明感
を損なわない程度で着色顔料、メタリック顔料、紫外線
吸収剤、流動性調整剤、ハジキ防止剤、垂れ止め防止
剤、酸化防止剤、紫外線安定剤、つや消し剤、艶出し
剤、防腐剤、硬化促進剤、硬化触媒、擦り傷防止剤、消
泡剤、溶媒、銀メッキガラスフレーク、チタンコートグ
ラファイト、金属チタンフレーク、その他の塗料用添加
剤などを配合することができる。
【0061】透明性を有する有彩色の着色層(d)は、
該着色層を形成する組成物をローラ塗装、刷毛塗装、静
電塗装、エアースプレー、エアレススプレー、スクリー
ン印刷、グラビア印刷などの方法により被膜を形成する
ことができる。その膜厚は硬化塗膜に基いて単層もしく
はトータル膜厚で50μm〜500μm、特に60μm
〜200μmの範囲内とすることが好ましい。被膜層の
硬化は樹脂組成物のタイプに応じて適宜適切な条件を設
定して硬化させることができる。熱硬化型樹脂の場合
は、約100〜約170℃の温度で約10〜約40分間
加熱することによって架橋硬化させることができる。
【0062】透明性を有する有彩色の着色層(d)にお
いて、透明性は単層もしくはトータル膜厚で可視光にお
ける波長領域での光線透過率が1%以上、好ましくは2
%以上であればよい。
【0063】クリヤー層(e);透明性を有する有彩色
の着色層(d)の表面には、必要に応じてクリヤー層
(e)を設けることができる。該クリヤー層(e)とし
ては、透明性を有する有彩色の着色層(d)を形成する
ために使用した樹脂組成物と同じものが使用できる。
【0064】また、クリヤー層(d)は、ローラ塗装、
刷毛塗装、静電塗装、エアースプレー、エアレススプレ
ー、スクリーン印刷、グラビア印刷などの方法により被
膜を形成することができる。その膜厚は硬化塗膜に基い
て5〜100μm、特に8〜80μmの範囲内とするこ
とが好ましい。被膜層の硬化は樹脂組成物のタイプに応
じて適宜適切な条件を設定して硬化させることができ
る。熱硬化型樹脂の場合は、約100〜約170℃の温
度で約10〜約40分間加熱することによって架橋硬化
させることができる。
【0065】本発明1に記載の光反射フィルム化粧材
は、上記した基材(A1)の内外装の一面もしくは全面
に、上記した貼付用光反射フィルム(B1)を、該基材
(A1)とフィルム(B1)の接合剤層(a)面とが面
接するようにフィルム(B1)の表面から圧力をかけな
がら接合するか、もしくは熱をかけながら接合するか、
もしくは熱と圧力とを同時にかけながら接合することが
できる。
【0066】本発明1により得られた光反射フィルム化
粧材は、基材(A1)の表面に接合剤層(a)、保持基
材層(b)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色の
着色層(d)、必要に応じてクリヤー層(e)が順次積
層されてなるものである。
【0067】本発明2は、基材(A1)の内外装の一面
もしくは全面に、離型性層(f)(転写後は剥離され
る)、感圧性接合剤層(g)、光反射層(c)、透明性
を有する有彩色の着色層(d)(該有彩色の着色層は1
層であっても多層であってもよい)、必要に応じてクリ
ヤー層(e)、感圧性接合剤を積層してなるアプリケー
ションフィルム層(h)(転写後は剥離される)を有す
る転写用光反射フィルム(B2)を転写して、感圧性接
合剤層(g)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色
の着色層(d)、必要に応じてクリヤー層(e)が順次
積層されてなることを特徴とする光反射フィルム化粧材
である。
【0068】以下、各構成について説明する。
【0069】基材(A1)は本発明1に記載されたもの
と同じものが包含される。
【0070】また、基材(A1)と転写用光反射フィル
ム(B2)との間に、本発明(A1)に記載されたもの
と同様に下塗り塗膜(C)又は下塗り塗膜(C)及び中
塗り塗膜(D)を設けておくことができる。
【0071】転写用光反射フィルム(B2);転写用光
反射フィルム(B2)は、離型性層(f)(転写後は剥
離される)、感圧性接合剤層(g)、光反射層(c)、
透明性を有する有彩色の着色層(d)(該有彩色の着色
層は1層であっても多層であってもよい)、必要に応じ
てクリヤー層(e)、感圧性接合剤を積層してなるアプ
リケーションフィルム層(h)(転写後は剥離される)
が積層されたなるものである。
【0072】転写用光反射フィルム(B2)において、
光反射層(c)、透明性を有する有彩色の着色層
(d)、必要に応じてクリヤー層(e)は、本発明(B
1)に記載のものと同じものが挙げられる。
【0073】離型性層(f);感圧性接合剤層(g)の
表面に設けられる離型性層(f)としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、アルミニウム、シリコン、紙、布な
どのシートもしくはこれらの表面をシリコン、フッ素で
処理した離型処理剤層を形成させてなるものが使用でき
る。離型性層(f)の膜厚は、約12〜200μm、特
に50〜100μmの範囲が好ましい。
【0074】感圧性接合剤層(g);感圧性接合剤層
(g)としては、、一般的に知られているもの、例え
ば、硬化剤を含有する、ビスフェノ−ル型エポキシ樹
脂、レゾ−ル型エポキシ樹脂、アクリル樹脂、アミノプ
ラスト樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリシ
ロキサン樹脂、(イソ)ブチレン樹脂、酢酸ビニル樹
脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合
体、合成ゴム、天然ゴムなどから選ばれた1又は2種以
上の樹脂を含む熱硬化型、常温硬化型、活性エネルギー
線硬化型又は熱可塑性の接着剤及び粘着剤など従来から
公知のものがあげられる。
【0075】さらに、2,4,6−トリメルカプト−S
−トリアジン、2−ジブチルアミノ−4,6−ジメメル
カプト−S−トリアジン、2,4,6−トリメルカプト
−S−トリアジン−モノソヂウムソルト、2,4,6−
トリメルカプト−S−トリアジン−トリソヂウムソルト
などのトリアジンチオ−ル系化合物も接着剤として使用
することができる。
【0076】感圧性接合剤層(g)の膜厚は、通常1〜
100μm、特に5〜50μmの範囲が好ましい。
【0077】アプリケーションフィルム層(h);アプ
リケーションフィルム(h)は、プラスチックフィルム
(イー1)と感圧性接合剤(イー2)を構成要素とする
貼付及び剥離可能なフィルムである。該フィルム(イー
1)は、20℃での伸び率が200%以上、好ましくは
300〜800%で破断強度が100kg/cm以上
のプラスチックフィルムの範囲のフィルムが好ましい。
該フィルム(イー1)の伸び率が200%未満になると
3次元による加工性が悪く貼付作業性が劣る。該フィル
ム(イー1)の破断強度が100kg/cm未満にな
ると貼り付ける際に、感圧性接合剤層(g)と基材(A
1)面との間に泡等を巻き込み易くなり、そのために光
反射フィルムの塗膜外観(ユズ肌、ヘコミ、平滑性等)
が悪くなる。また、破断強度は、3次曲面部への貼付が
容易におこなうために好ましくは400kg/cm
以下がよい。アプリケーションフィルム層(h)の膜厚
は、約50〜200μm、好ましくは約60〜150μ
mの範囲がよい。アプリケーションフィルム(イー1)
としては、特にポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂
等が好ましい。アプリケーションフィルムで使用される
感圧性接合剤(イー2)としては、一般的に知られてい
るもの、例えば、天然ゴム系、変性ゴム系、合成ゴム
系、ポリアクリル酸エステル系、セルロース系、ポリ酢
酸ビニル系、ポリエステル系、ポリ塩化ビニル系、ポリ
エーテル系、ポリビニルブチラール系及びこれらの2種
以上の変性樹脂等が挙げられる。アプリケーションフィ
ルムで使用される感圧性接合剤(イー2)の膜厚は、約
3〜20μm、好ましくは5〜10μmの範囲である。
【0078】アプリケーションフィルム(h)で使用さ
れる感圧性接合剤(イー2)と着色層(d)又は必要に
応じて設けられるクリヤー層(e)との接着力は、感圧
性接合剤層(g)と離型性層(f)との接着力よりも、
大きいものが使用される。これにより転写フィルムから
アプリケーションフィルムが剥離することなく離型性層
(f)を剥離することができ、基材(A1)に光反射フ
ィルム化粧材の転写が可能となる。
【0079】光反射層(c)、透明性を有する有彩色の
着色層(d)、必要に応じてクリヤー層(e)などの層
の形成方法は、本発明1に記載したと同様の塗装や印刷
などの手段で形成することができる。
【0080】感圧性接合剤層(g)は、これらの層を形
成する組成物を、塗料や接合剤のタイプに適した形成方
法により、例えば、ローラ塗装、刷毛塗装、静電塗装、
エアースプレー、エアレススプレー、スクリーン印刷、
グラビア印刷などの従来から公知の方法により形成する
ことができる。
【0081】本発明2において、基材(A1)に転写用
反射フィルム(B2)を転写させる方法は、該転写フィ
ルムから離型性層(f)を剥離したのち、出現した感圧
性接合剤層(g)面を基材(A1)面に押し当ててアプ
リケーションフィルム(h)の上から圧力を加えること
により貼付けることができる。また、貼付後は該転写さ
れたフィルムは必要に応じて上記クリヤー層(e)又は
上記透明性を有する着色層(d)面から剥離される。
【0082】本発明2において、上記した転写フィルム
を転写させてなる光反射フィルム化粧材は、基材(A
1)、感圧性接合剤層(g)、光反射層(c)、透明性
を有する有彩色の着色層(d)、必要に応じてクリヤー
層(e)が順次積層されてなるものである。
【0083】本発明3;本発明3は、基材(A1)の内
外装の一面もしくは全面に、必要に応じて接合剤層
(a)、必要に応じて保持基材層(b)、光反射層
(c)、透明性を有する有彩色の着色層(d)(該有彩
色の着色層は1層であっても多層であってもよい)、必
要に応じてクリヤー層(e)を有する真空成型用光反射
フィルム(B3)を真空成型加工により、必要に応じて
接合剤層(a)、必要に応じて保持基材層(b)、光反
射層(c)、透明性を有する有彩色の着色層(d)(該
有彩色の着色層は1層であっても多層であってもよ
い)、必要に応じてクリヤー層(e)が順次積層されて
なることを特徴とする光反射フィルム化粧材である。
【0084】本発明3において、真空成型用光反射フィ
ルム(B3)を構成する基材(A1)、必要に応じて接
合剤層(a)、必要に応じて保持基材層(b)、光反射
層(c)、透明性を有する有彩色の着色層(d)、及び
必要に応じてクリヤー層(e)は、本発明1に記載のも
のと同様のものが使用できる。
【0085】該フィルムを使用してなる真空成型加工方
法は、特に制限なしに従来から公知の真空成型加工方法
により加工することができる。具体的には、ストレート
成型方法、ドレーブ成型方法、エア・スリップ成型方
法、プラグアシスト成型方法、エアーブロー成型方法な
どが挙げられる。ストレート成型方法は、フィルムの直
接真空のみで成型する方法である。ドレーブ成型方法
は、凸型(自動車部品など)を用いる成型方法でフィル
ムを加熱し成型温度に達するとヒーターがもとの位置に
復帰し、次いで型(自動車部品など)が上昇しクランプ
しているフィルムを突き上げ型上昇が終わると真空にし
フィルムが型に接合する方法である。プラグアシスト成
型方法は、凹型(自動車部品など)を使用する方法であ
って、凹型(自動車部品など)とほぼ相似形の凸型のプ
ラグを使用し、成型温度になったフィルムを凹型の中に
押し込み真空にして凹型表面に密着させる方法である。
エアーブロー成型方法は、プラグアシスト成型方法にお
いて、前工程でフィルムの下部にエアーを吹き込みその
圧力で予張りを行い、ついでプラグアシスト成型方法に
より真空成型させる方法である。
【0086】本発明4;本発明4は、保持基材層
(b)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色の着色
層(d)(該有彩色の着色層は1層であっても多層であ
ってもよい)、必要に応じてクリヤー層(e)を有する
成型用光反射フィルム(B4)と基材(A2)の原料と
なるプラスチック材料とを、該フィルム(B4)の保持
基材層(b)面が基材(A2)表面に積層されるよう
に、該フィルム(B4)と該プラスチック材料を同時に
成型加工することにより、基材(A2)の内外装の一面
もしくは全面に、保持基材層(b)、光反射層(c)、
透明性を有する有彩色の着色層(d)(該有彩色の着色
層は1層であっても多層であってもよい)、必要に応じ
てクリヤー層(e)が順次積層されてなることを特徴と
する光反射フィルム化粧材である。
【0087】本発明4において、成型用光反射フィルム
(B4)を構成する、各保持基材層(b)、光反射層
(c)、透明性を有する有彩色の着色層(d)、必要に
応じてクリヤー層(e)は、本発明1に記載のものと同
じものが使用できる。
【0088】基材(A2)としては、熱成型が可能なプ
ラスチックであって、例えば、自動車バンパーなどの自
動車部材に使用されているものであれば特に制限なしに
使用することができる。具体的には、プラスチック材料
としては、特に、制限なしに従来のものから公知のもの
が使用できる。具体的には、例えば、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブタジェン、ポ
リスチレン、ポリクロロプレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
酢酸ビニル、ナイロン、アクリル樹脂、ポリカ−ボネ−
ト、セルロ−ス、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリア
セタ−ル、AS樹脂、ABS樹脂及びこれらのものにガ
ラス繊維を配合したガラス繊維強化樹脂等が挙げられ
る。
【0089】また、該プラスチックには、必要に応じて
着色剤、充填剤、可塑剤、熱安定剤等の公知の添加剤を
配合することができる。
【0090】該成型方法において、成型用フィルム(B
4)及びプラスチック材料(基材A2の原料)は同時に
成型加工されるが、その成型加工法は、射出成型法によ
って成型することが望ましい。
【0091】該射出成型法は、金型内に設けた成型用フ
ィルム(B4)に加熱溶融したプラスチック材料を射出
充填した後、冷却し、次いで金型からプラスチック材料
を成型品として取出すことによっておこなわれる。金型
内に設ける成型用フィルム(B4)は、成型用フィルム
(B4)の光反射層(c)又は必要に応じて設けられる
クリヤ−層(e)が金型の内面に接するように、また、
保持基材層(b)がプラスチック表面に接するように設
置することが好ましい。加熱溶融したプラスチック材料
は、金型内に設けた成型用フィルム(B4)に射出され
るが、この際に溶融したプラスチック材料が金型面と成
型用フィルム(B4)面との間に充填されないように、
成型用フィルム(B4)の保持基材層(b)層面方向に
充填する。
【0092】成型用フィルム(B4)の大きさは、金型
の内面の一部の大きさであっても全部の大きさであって
も構わない。即ち、成型用フィルム(B4)の大きさを
変えることによってプラスチック成型品の表面の一部も
しくは全部に成型用フィルム(B4)を形成することが
できる。
【0093】成型加工温度は、成型用フィルム(B4)
及びプラスチック材料の種類に応じて適した温度を設定
すれば良い。
【0094】また、成型加工は、例えば、未架橋前の成
型用フィルム(B5)を成型加工したのち、該被膜を架
橋させることも可能である。
【0095】
【発明の効果】本発明のフィルム化粧材は上記した構成
を有することから次のような効果を奏する。
【0096】仕上がり性に優れた真珠光沢を有する高
意匠性のものが得られる。
【0097】保持基材層を設けた本発明フィルム化粧
材は、フィルム表面に小石や砂などの外的物がぶつかっ
た際に、表面からの衝撃によるエネルギーを保持基材層
で吸収されるするために表面硬度が高いにもかかわらず
塗膜がワレ、剥がれ等の欠陥を生じることなく耐久性に
優れたフィルムの性能を長期間保持できる。
【0098】フィルム表面は硬化樹脂膜で形成されて
いるので硬度が高いこと及び耐薬品性,耐汚染性,耐摩
耗性に優れた性能を発揮する。
【0099】本発明の化粧材は上記したようなフィル
ム構成を有しているので、それぞれのフィルムに適した
貼付け方法を適用すれば貼付けが容易であり、フィルム
の取付けによるシワ等の欠陥が生じないので仕上がり外
観が優れる。
【0100】また、従来のメラミン硬化性樹脂塗料、
イソシアネート硬化性樹脂塗料、酸硬化性樹脂塗料など
の架橋性樹脂塗料を基材に、直接塗装しなくても良いの
で、前もって塗装手段、塗膜性能、意匠性等の塗装目的
により好適な方法を選択することができる。塗装により
塗装欠陥が生じ難いこと、塗装に必要な塗料が必要以上
に消費されることがない、塗装の作業環境や安全衛生上
の管理を安全に行うことができる。更に、塗装された塗
膜を回収することが容易であり環境汚染の点からも好ま
しい。
【0101】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明を詳細に説明す
る。なお実施例及び比較例中の「部」及び「%」は重量
基準である。また、本発明は実施例に限定されるもので
はない。
【0102】基材(i):曲面部及び平面部を有する溶
融亜鉛メッキ鋼板基材(ii): ポリプロピレンシート基材(iii): 曲面部及び平面部を有する溶融亜鉛メ
ッキ鋼板にカチオン電着塗料(関西ペイント社製、商品
名エレクロン9600(エポキシポリアミン樹脂/ブロ
ックポリイソシアネート架橋剤)を乾燥膜厚が20μm
になるように電着塗装し、170℃で20分焼付け硬化
させた基材。
【0103】基材(iv):基材(iii)の表面に中
塗り塗料(「ル−ガベ−ク中塗りグレ−」、関西ペイン
ト(株)製、商品名、ポリエステルメラミン樹脂系、有
機溶剤型)を乾燥膜厚が40μmになるように静電スプ
レ塗装し、140℃で30分間焼き付けた基材。
【0104】貼付用光反射フィルム(I)(本発明で使
用する貼付用光反射フィルム(B1)):ポリエチレン
テレフタレート(50μm)の表面にアルミニウムを蒸
着したアルミ蒸着フィルムの表面に下記透明性を有する
着色層形成用組成物を乾燥膜厚が20μmになるよう
にローラー塗装し、100℃で10分間焼付けした後、
下記透明性を有する着色層形成用組成物を乾燥膜厚が
20μmになるようにスクリーン印刷し、100℃で1
0分間焼付けした後、下記クリヤー組成物を乾燥膜厚
が20μmになるようにスクリーン印刷し、100℃で
10分間焼付けし、次いでポリエチレンテレフタレート
の裏面にアクリル系感圧性粘着剤(30μm)を積層し
たもの。
【0105】透明性を有する着色層形成用組成物(以
下、同様);水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価10
0、数平均分子量20000)70部、ヘキサメチレン
ジイソシアネート架橋剤30部、フタロシャニンブルー
顔料0.5部、および酸化チタン被覆燐片雲母(最大直
径10〜20μ、厚さ0.5〜1μ、酸化チタンの光学
的厚さ約140nm、幾何学的厚さ約60nm、商品名「イ
リオジン103R」、メルク社製、商品名)5部を配合
してなる有機溶剤型組成物。
【0106】透明性を有する着色層形成用組成物(以
下、同様);水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価10
0、数平均分子量20000)70部、ヘキサメチレン
ジイソシアネート架橋剤30部、赤顔料0.5部、チタ
ン白10部を配合してなる有機溶剤型組成物。
【0107】クリヤー組成物(以下、同様):水酸基
含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20
000)70部、ヘキサメチレンジイソシアネート架橋
剤30部を配合してなる有機溶剤型組成物。
【0108】貼付用光反射フィルム(II)(本発明で
使用する貼付用光反射フィルム(B1)):ポリエチレ
ンテレフタレート(50μm)の表面にアルミニウムを
蒸着したアルミ蒸着フィルムの表面に下記透明性を有す
る着色層形成用組成物を乾燥膜厚が20μmになるよ
うにローラー塗装し、100℃で10分間焼付けした
後、透明性を有する着色層形成用組成物を花模様にな
るようにグラビア印刷し、次いでクリヤー組成物を乾
燥膜厚が20μmになるようにローラー塗装し、次いで
100℃で10分間焼付けし、次いでポリエチレンテレ
フタレートの裏面にアクリル系感圧性粘着剤(30μ
m)を積層したもの。
【0109】貼付用光反射フィルム(III)(本発明
で使用する貼付用光反射フィルム(B1)):ポリエチ
レンテレフタレート(50μm)の表面にアルミニウム
を蒸着したアルミ蒸着フィルムの表面に下記透明性を有
する着色層形成用組成物を乾燥膜厚が20μmになる
ようにローラー塗装し、100℃で10分間焼付けした
後、透明性を有する着色層形成用組成物をローラー塗
装し、次いでクリヤー組成物を乾燥膜厚が20μmに
なるようにローラー塗装し、次いで100℃で10分間
焼付けし、次いでポリエチレンテレフタレートの裏面に
アクリル系感圧性粘着剤(30μm)を積層したもの。
【0110】透明性を有する着色層形成用組成物(以
下、同様);水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価10
0、数平均分子量20000)70部、ヘキサメチレン
ジイソシアネート架橋剤30部、ハイクロマ緑顔料(マ
ンセルクロマ10以上)0.5部、上記酸化チタン被覆
燐片雲母10部を配合してなる有機溶剤型組成物。
【0111】透明性を有する着色層形成用組成物(以
下、同様);水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価10
0、数平均分子量20000)70部、ヘキサメチレン
ジイソシアネート架橋剤30部、ハイクロマ赤顔料(マ
ンセルクロマ8以上)0.5部を配合してなる有機溶剤
型組成物。
【0112】転写用光反射フィルム(IV)(本発明で
使用する転写用光反射フィルム(B2)):離型性ポリ
エチレンテレフタレートフィルム層(アプリケーション
フィルム)の片面にレタンPG−80(関西ペイント
(株)社製、商品名、イソシアネート硬化型アクリル樹
脂クリヤー塗料)をナイフコーターで乾燥膜厚が30μ
mになるように塗装し、80℃で15分間焼き付け、透
明性を有する着色層形成用組成物を乾燥膜厚が20μ
mになるようにローラー塗装し、100℃で10分間焼
付けした後、透明性を有する着色層形成用組成物を乾
燥膜厚が20μmになるようにスクリーン印刷し、10
0℃で10分間焼付けした後、下記下記クリヤー組成物
を乾燥膜厚が20μmになるようにスクリーン印刷
し、100℃で10分間焼付けし、次いでその表面にア
ルミニウム蒸着を施した。
【0113】別に離型処理膜表面にアクリル系感圧性粘
着剤(16μm)を塗布して粘着フィルムを得た。上記
した積層フィルムのアルミニウム蒸着面と上記で得られ
たアクリル系感圧性粘着剤面とを面接し、加圧して接合
してアプリケーションフィルム/レタンPG−80/着色
層/着色層/アクリル系感圧性粘着剤/離型処理膜を積層
してなる転写フィルムを得た。
【0114】真空成型用光反射フィルム(V)(本発明
で使用する真空成型用光反射フィルム(B3)):ポリ
エチレンテレフタレート(50μm)の表面にアルミニ
ウム蒸着を施し、次いで透明性を有する着色層形成用組
成物を乾燥膜厚が20μmになるようにスクリーン印
刷し、100℃で10分間焼付けした後、透明性を有す
る着色層形成用組成物を乾燥膜厚が20μmになるよ
うにスクリーン印刷し、100℃で10分間焼付けした
後、クリヤー組成物を乾燥膜厚が20μmになるよう
にスクリーン印刷し、100℃で10分間焼付けし、次
いでポリエチレンテレフタレートの裏面にアクリル系感
圧性粘着剤(30μm)を積層したもの。
【0115】成型用光反射フィルム(VI)(本発明で
使用する成型用光反射フィルム(B4)):ポリプロピ
レンシート(50μm)の表面に透明性を有する着色層
形成用組成物を乾燥膜厚が20μmになるようにスク
リーン印刷し、100℃で10分間焼付けした後、透明
性を有する着色層形成用組成物を乾燥膜厚が20μm
になるようにスクリーン印刷し、100℃で10分間焼
付けした後、クリヤー組成物を乾燥膜厚が20μmに
なるようにスクリーン印刷し、100℃で10分間焼付
けしたもの。
【0116】貼付用光反射フィルム(VII)(本発明
で使用する貼付用光反射フィルム(B1)):貼付用光
反射フィルム(I)において、ポリエチレンテレフタレ
ート(50μm)の表面にアルミニウムを蒸着したアル
ミ蒸着フィルムに代えて、ポリエチレンテレフタレート
(50μm)の表面にメタリックベース塗料をローラー
塗装して、100℃で10分間架橋させた以外は貼付用
光反射フィルム(I)と同様にして貼付用光反射フィル
ムを作成した。
【0117】メタリックベース塗料;水酸基含有アクリ
ル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)7
0部、ヘキサメチレンジイソシアネート架橋剤30部、
および鱗片状アルミニウム粉末(平均粒子径30μm)
10部を配合してなる有機溶剤型組成物。
【0118】実施例1 基材(i)の表面に貼付用光反射フィルム(I)のアク
リル系感圧性粘着剤面が面接するように圧着させた。得
られた実施例1のフィルム化粧材は、曲面部及び平面部
ともにシワ、フクレ、アワ、光沢低下、剥がれ、ワレ等
の欠陥がなく外観良好であった。また、得られた形成さ
れた光反射フィルム化粧材は、意匠性に優れ、高彩度の
外観を有しており、この様な外観は、従来の自動車の車
体に直接スプレー塗装して塗膜を得る方法では表現でき
ない高意匠性のものであった。
【0119】該化粧材を40℃上水に20日間浸漬した
後、フィルムが貼付けられた部分の剥がれ、フクレ、光
沢低下等の欠陥の異常の有無を調べた結果、いずれも異
常がなく良好であった。
【0120】実施例2 基材(ii)の表面に貼付用光反射フィルム(I)のア
クリル系感圧性粘着剤面が面接するように圧着させた。
得られた実施例2のフィルム化粧材は、曲面部及び平面
部ともにシワ、フクレ、アワ、光沢低下、剥がれ、ワレ
等の欠陥がなく外観良好であった。また、得られた形成
された光反射フィルム化粧材は、意匠性に優れ、高彩度
の外観を有しており、この様な外観は、従来の自動車の
車体に直接スプレー塗装して塗膜を得る方法では表現で
きない高意匠性のものであった。
【0121】該化粧材を40℃上水に20日間浸漬した
後、フィルムが貼付けられた部分の剥がれ、フクレ、光
沢低下等の欠陥の異常の有無を調べた結果、いずれも異
常がなく良好であった。
【0122】実施例3 基材(iii)の表面に貼付用光反射フィルム(I)の
アクリル系感圧性粘着剤面が面接するように圧着させ
た。得られた実施例3のフィルム化粧材は、曲面部及び
平面部ともにシワ、フクレ、アワ、光沢低下、剥がれ、
ワレ等の欠陥がなく外観良好であった。また、得られた
形成された光反射フィルム化粧材は、意匠性に優れ、高
彩度の外観を有しており、この様な外観は、従来の自動
車の車体に直接スプレー塗装して塗膜を得る方法では表
現できない高意匠性のものであった。
【0123】該化粧材を40℃上水に20日間浸漬した
後、フィルムが貼付けられた部分の剥がれ、フクレ、光
沢低下等の欠陥の異常の有無を調べた結果、いずれも異
常がなく良好であった。
【0124】実施例4 基材(iV)の表面に貼付用光反射フィルム(I)のア
クリル系感圧性粘着剤面が面接するように圧着させた。
得られた実施例4のフィルム化粧材は、曲面部及び平面
部ともにシワ、フクレ、アワ、光沢低下、剥がれ、ワレ
等の欠陥がなく外観良好であった。また、得られた形成
された光反射フィルム化粧材は、意匠性に優れ、高彩度
の外観を有しており、この様な外観は、従来の自動車の
車体に直接スプレー塗装して塗膜を得る方法では表現で
きない高意匠性のものであった。
【0125】該化粧材を40℃上水に20日間浸漬した
後、フィルムが貼付けられた部分の剥がれ、フクレ、光
沢低下等の欠陥の異常の有無を調べた結果、いずれも異
常がなく良好であった。
【0126】実施例5 基材(iii)の表面に貼付用光反射フィルム(II)
のアクリル系感圧性粘着剤面が面接するように圧着させ
た。得られた実施例5のフィルム化粧材は、曲面部及び
平面部ともにシワ、フクレ、アワ、光沢低下、剥がれ、
ワレ等の欠陥がなく外観良好であった。また、得られた
形成された光反射フィルム化粧材は、意匠性に優れ、高
彩度の外観を有しており、この様な外観は、従来の自動
車の車体に直接スプレー塗装して塗膜を得る方法では表
現できない高意匠性のものであった。
【0127】該化粧材を40℃上水に20日間浸漬した
後、フィルムが貼付けられた部分の剥がれ、フクレ、光
沢低下等の欠陥の異常の有無を調べた結果、いずれも異
常がなく良好であった。
【0128】実施例6 基材(iii)の表面に貼付用光反射フィルム(II
I)のアクリル系感圧性粘着剤面が面接するように圧着
させた。得られた実施例6のフィルム化粧材は、曲面部
及び平面部ともにシワ、フクレ、アワ、光沢低下、剥が
れ、ワレ等の欠陥がなく外観良好であった。また、得ら
れた形成された光反射フィルム化粧材は、意匠性に優
れ、高彩度の外観を有しており、この様な外観は、従来
の自動車の車体に直接スプレー塗装して塗膜を得る方法
では表現できない高意匠性のものであった。
【0129】該化粧材を40℃上水に20日間浸漬した
後、フィルムが貼付けられた部分の剥がれ、フクレ、光
沢低下等の欠陥の異常の有無を調べた結果、いずれも異
常がなく良好であった。
【0130】実施例7 基材(iii)の表面に転写用光反射フィルム(IV)
から離型処理膜を剥離し、出現したアクリル系感性粘着
剤面を基材(iii)の表面に面接し、次いでアプリケ
ーションフィルムの上からスキージーにより加圧し、次
いでアプリケーションフィルムを剥離した。得られた実
施例7のフィルム化粧材は、曲面部及び平面部ともにシ
ワ、フクレ、アワ、光沢低下、剥がれ、ワレ等の欠陥が
なく外観良好であった。また、得られた形成された光反
射フィルム化粧材は、意匠性に優れ、高彩度の外観を有
しており、この様な外観は、従来の自動車の車体に直接
スプレー塗装して塗膜を得る方法では表現できない高意
匠性のものであった。
【0131】該化粧材を40℃上水に20日間浸漬した
後、フィルムが貼付けられた部分の剥がれ、フクレ、光
沢低下等の欠陥の異常の有無を調べた結果、いずれも異
常がなく良好であった。
【0132】実施例8 基材(iii)の表面に真空成型用光反射フィルム(I
V)のアクリル系感圧性粘着剤面が面接するように真空
成型法により圧着させた。得られた実施例8のフィルム
化粧材は、曲面部及び平面部ともにシワ、フクレ、ア
ワ、光沢低下、剥がれ、ワレ等の欠陥がなく外観良好で
あった。また、得られた形成された光反射フィルム化粧
材は、意匠性に優れ、高彩度の外観を有しており、この
様な外観は、従来の自動車の車体に直接スプレー塗装し
て塗膜を得る方法では表現できない高意匠性のものであ
った。
【0133】該化粧材を40℃上水に20日間浸漬した
後、フィルムが貼付けられた部分の剥がれ、フクレ、光
沢低下等の欠陥の異常の有無を調べた結果、いずれも異
常がなく良好であった。
【0134】実施例9 自動車用バンパ−状に成型加工できる射出用金型の内面
に上記で得られた成型用光反射フィルム(V)を、該フ
ィルムのクリヤ−層が金型の内面に接するように設置
し、次いで該フィルムのポリプロピレンシート面に、射
出成型機で約230℃に加熱溶融したポリプロピレンを
加圧注入した後、金型を冷却し、金型から取出してポリ
プロピレン成型品を製造した。
【0135】得られたポリプロピレン成型品は、曲面部
及び平面部ともにシワ、フクレ、アワ、光沢低下、剥が
れ、ワレ等の欠陥がなく外観良好であった。また、得ら
れた形成された光反射フィルム化粧材は、意匠性に優
れ、高彩度の外観を有しており、この様な外観は、従来
の自動車の車体に直接スプレー塗装して塗膜を得る方法
では表現できない高意匠性のものであった。
【0136】該ポリプロピレン成型品を40℃上水に2
0日間浸漬した後、真空成型加工用フィルム(V)が貼
付けられた部分の剥がれ、フクレ、光沢低下等の欠陥の
異常の有無を調べた結果、いずれも異常がなく良好であ
った。
【0137】実施例10 基材(iii)の表面に貼付用光反射フィルム(VI)
のアクリル系感圧性粘着剤面が面接するように圧着させ
た。得られた実施例10のフィルム化粧材は、曲面部及
び平面部ともにシワ、フクレ、アワ、光沢低下、剥が
れ、ワレ等の欠陥がなく外観良好であった。また、得ら
れた形成された光反射フィルム化粧材は、意匠性に優
れ、高彩度の外観を有しており、この様な外観は、従来
の自動車の車体に直接スプレー塗装して塗膜を得る方法
では表現できない高意匠性のものであった。
【0138】該化粧材を40℃上水に20日間浸漬した
後、フィルムが貼付けられた部分の剥がれ、フクレ、光
沢低下等の欠陥の異常の有無を調べた結果、いずれも異
常がなく良好であった。
【0139】比較例1 基材(iii)の表面に中塗り塗料(「ル−ガベ−ク中
塗りグレー」、関西ペイント(株)製、商品名、ポリエ
ステル樹脂・メラミン樹脂系、有機溶剤型)を乾燥膜厚
が40μmになるように静電スプレ塗装し、140℃で
30分間焼き付け、次いで下記ベ−スコ−トを塗装し、
次いで下記クリヤ−コ−トを、ミニベル型回転式静電塗
装機を用い塗装膜厚が25μ(硬化塗膜として)になる
ように塗装し140℃で30分間加熱して塗膜を架橋硬
化せしめた。該塗膜は曲面と平面との仕上がり外観が異
なり、意匠性が劣っていた。また、塗装時での溶剤揮発
分が多く塗装作業環境が悪い。
【0140】ベ−スコ−ト;上記水酸基含有アクリル樹
脂80部、およびメラミン樹脂(「ユ−バン28SE」
(三井東圧化学(株)製、商品名、疎水性メラミン樹
脂))20部からなる樹脂組成物の有機溶剤樹脂固形分
100重量部(固形分)あたり、酸化チタン被覆燐片雲
母(上記「イリオジン103R」)10部を加え、固形
分含有率20%に調整した溶剤型塗料。
【0141】クリヤ−コ−ト;「ル−ガベ−ククリヤ
−」、関西ペイント(株)製、商品名、アクリル樹脂・
アミノ樹脂系、有機溶剤型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB01A AB01D AB33D AC05D AC05H AK01A AK42A AN01E AR00B AR00D AR00E AT00A AT00C BA05 BA07 BA10A BA10E CA13D DE02D DE02H EC04 EH66D EJ65A GB07 GB32 JK06 JK14 JL00 JL10E JL11B JL13B JN06D JN22 JN24D YY00D

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材(A1)の内外装の一面もしくは全
    面に、接合剤層(a)、保持基材層(b)、光反射層
    (c)、透明性を有する有彩色の有彩色の着色層(d)
    (該有彩色の着色層は1層であっても多層であってもよ
    い)、必要に応じてクリヤー層(e)を有する貼付用光
    反射フィルム(B1)を貼付け、接合剤層(a)、保持
    基材層(b)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色
    の着色層(d)、必要に応じてクリヤー層(e)が順次
    積層されてなることを特徴とする光反射フィルム化粧
    材。
  2. 【請求項2】 基材(A1)の内外装の一面もしくは全
    面に、離型性層(f)(転写後は剥離される)、感圧性
    接合剤層(g)、光反射層(c)、透明性を有する有彩
    色の着色層(d)(該有彩色の着色層は1層であっても
    多層であってもよい)、必要に応じてクリヤー層
    (e)、感圧性接合剤を積層してなるアプリケーション
    フィルム層(h)(転写後は剥離される)を有する転写
    用光反射フィルム(B2)を転写して、感圧性接合剤層
    (g)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色の着色
    層(d)、必要に応じてクリヤー層(e)が順次積層さ
    れてなることを特徴とする光反射フィルム化粧材。
  3. 【請求項3】 基材(A1)の内外装の一面もしくは全
    面に、必要に応じて接合剤層(a)、必要に応じて保持
    基材層(b)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色
    の着色層(d)(該有彩色の着色層は1層であっても多
    層であってもよい)、必要に応じてクリヤー層(e)を
    有する真空成型用光反射フィルム(B3)を真空成型加
    工により、必要に応じて接合剤層(a)、必要に応じて
    保持基材層(b)、光反射層(c)、透明性を有する有
    彩色の着色層(d)(該有彩色の着色層は1層であって
    も多層であってもよい)、必要に応じてクリヤー層
    (e)が順次積層されてなることを特徴とする光反射フ
    ィルム化粧材。
  4. 【請求項4】 保持基材層(b)、光反射層(c)、透
    明性を有する有彩色の着色層(d)(該有彩色の着色層
    は1層であっても多層であってもよい)、必要に応じて
    クリヤー層(e)を有する成型用光反射フィルム(B
    4)と基材(A2)の原料となるプラスチック材料と
    を、該フィルム(B4)の保持基材層(b)面が基材
    (A2)表面に積層されるように、該フィルム(B4)
    と該プラスチック材料を同時に成型加工することによ
    り、基材(A2)の内外装の一面もしくは全面に、保持
    基材層(b)、光反射層(c)、透明性を有する有彩色
    の着色層(d)(該有彩色の着色層は1層であっても多
    層であってもよい)、必要に応じてクリヤー層(e)が
    順次積層されてなることを特徴とする光反射フィルム化
    粧材。
  5. 【請求項5】 基材(A1)が、金属素材、プラスチッ
    ク素材又は金属とプラスチックが組合わさった素材であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載の光反射フィルム化粧材。
  6. 【請求項6】 基材(A1)が、金属素材、プラスチッ
    ク素材又は金属とプラスチックが組合わさった素材の表
    面に下塗り塗膜(C)が形成されていることを特徴とす
    る請求項1乃至3、5のいずれか1項に記載の光反射フ
    ィルム化粧材。
  7. 【請求項7】 基材(A1)が、金属素材、プラスチッ
    ク素材又は金属とプラスチックが組合わさった素材の表
    面に下塗り塗膜(C)及び中塗り塗膜(D)が形成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至3、5のいずれか
    1項に記載の光反射フィルム化粧材。
  8. 【請求項8】 基材(A1)が、自動車部材であること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光
    反射フィルム化粧材。
  9. 【請求項9】 基材(A2)が、プラスチック素材であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の光反射フィルム化
    粧材。
  10. 【請求項10】 基材(A2)が、自動車部材であるこ
    とを特徴とする請求項4又は9に記載の光反射フィルム
    化粧材。
  11. 【請求項11】 光反射層(c)が、光輝性金属もしく
    は光輝性顔料で形成される鏡面層を持つ光反射層である
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の光反射フィルム化粧材。
  12. 【請求項12】 光反射層(c)が、金属蒸着膜又は金
    属箔であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか
    1項に記載の光反射フィルム化粧材。
  13. 【請求項13】 光反射層(c)が、硬化性樹脂、鱗片
    状雲母粉末及び/又は鱗片状金属粉末を含有する樹脂組
    成物で形成された硬化層であることを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれか1項に記載の光反射フィルム化粧
    材。
  14. 【請求項14】 鱗片状金属粉末が、平均粒子径が20
    μm以上であることを特徴とする請求項12に記載の光
    反射フィルム化粧材。
  15. 【請求項15】 透明性を有する有彩色の着色層(d)
    が、2層以上の透明性を有する有彩色の着色層であっ
    て、光反射フィルム化粧材の表面側から光反射層が透視
    できることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項
    に記載の光反射フィルム化粧材。
  16. 【請求項16】 透明性を有する有彩色の着色層(d)
    の少なくとも1層が、マンセルクロマが8以上の有彩色
    顔料を含むことを特徴とする請求項1乃至4、15のい
    ずれか1項に記載の光反射フィルム化粧材。
  17. 【請求項17】 透明性を有する有彩色の着色層(d)
    が、2層以上であって、少なくとも2層の色相が異なる
    透明性を有する有彩色の着色層を含むことを特徴とする
    請求項1乃至4、15、16のいずれか1項に記載の光
    反射フィルム化粧材。
  18. 【請求項18】 透明性を有する有彩色の着色層(d)
    の少なくとも1層が、鱗片状雲母粉末を含有する透明性
    を有する有彩色の着色層であることを特徴とする請求項
    1乃至4、15、16、17のいずれか1項に記載の光
    反射フィルム化粧材。
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