JP2003116328A - コンバインのコンデンサ取付装置 - Google Patents

コンバインのコンデンサ取付装置

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JP2003116328A
JP2003116328A JP2001312887A JP2001312887A JP2003116328A JP 2003116328 A JP2003116328 A JP 2003116328A JP 2001312887 A JP2001312887 A JP 2001312887A JP 2001312887 A JP2001312887 A JP 2001312887A JP 2003116328 A JP2003116328 A JP 2003116328A
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JP
Japan
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condenser
capacitor
grain
threshing
storage tank
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Application number
JP2001312887A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hagiyama
丈士 萩山
Jiro Yamamoto
次郎 山本
Katsutoshi Akamatsu
克利 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来は、冷暖房装置用のコンデンサは脱穀機の
開閉自在な扱胴カバーに設けていたことにより、この扱
胴カバーの重量が重くて、開閉が困難であったが、この
扱胴カバーの開閉を容易にしようとするものである。 【解決手段】走行車台の上側の脱穀機3の横側には、穀
粒排出装置7を装着した穀粒貯留タンク4を設け、前部
には、操作室フレーム8で形成する操作室9を設け、こ
の操作室9内に設けた冷暖房装置12用のコンデンサ1
3は、穀粒排出装置7の縦排出支持筒の前部で、穀粒貯
留タンク4と、操作室フレーム8との間の空間部(イ)
に設けると共に、コンデンサ13の冷却用ファン軸28
は、略平行で、又、コンデンサ13を形成する外ケース
13aは、略垂直に設け、更にコンデンサ13を取付け
る取付フレーム27には、ウオッシャタンクを設け、操
作室9内からウオッシャタンクの残量、及び給水を可能
にした構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行車台の上側
に穀稈を脱穀する脱穀機と、脱穀機の横側に穀粒貯留タ
ンクと、該穀粒貯留タンク内の穀粒を排出する穀粒排出
装置と、前側に操作室フレームで形成する操作室等を設
け、操作室内に設けた冷暖房装置用のコンデンサは、穀
粒排出装置の縦排出支持筒の前部で、穀粒貯留タンク
と、操作室フレームとの間の空間部に設けた技術であ
り、コンバインのコンデンサ取付装置として利用でき
る。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、走
行車台の上側に載置した脱穀機の前側に設けた操作室フ
レームで形成した操作室内の操作装置を、操縦席に搭乗
した作業者の操作により、このコンバインを走行させる
と、走行車台の前部に設けた刈取機で、立毛穀稈は刈取
りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移
送されて、脱穀機へ供給され、この脱穀機内を挟持移送
中に脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は、穀粒貯留
タンク内へ供給され、一時貯留される。この貯留穀粒の
排出は、穀粒排出装置の縦排出支持筒から排出オーガを
経て機外へ排出される。
【0003】この収穫作業が暑い時期、又は寒い時期で
あると、前記操作装置に設けた冷暖房装置と、脱穀機の
上部に設けた扱胴カバーの上側面に設けたコンデンサ等
を作動させて、操作室内を冷房、又は暖房して、操作室
内の温度を最適温度にして、快適な収穫作業を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】冷暖房装置用のコンデ
ンサは、脱穀機の上部の扱胴カバーの上側面に装着して
設けていることにより、脱穀機の脱穀室内に不具合当が
発生して、この脱穀室内を点検、及び部品等の交換を行
うときには、開閉自在に設けた扱胴カバーを手動によ
り、開操作するが、このときに、この扱胴カバーにコン
デンサを装着して設けていることにより、扱胴カバーの
重量が重く、開閉が困難であったり、又、この扱胴カバ
ーを開閉のときに、コンデンサに装着している各種ホー
スが折れ曲がることが発生していたが、この発明によ
り、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の上
側に穀稈を脱穀する脱穀機3と、該脱穀機3の横側に脱
穀済み穀粒を貯留する穀粒貯留タンク4と、該穀粒貯留
タンク4内へ貯留した穀粒を排出する穀粒排出装置7
と、脱穀機3の前側には、操作室フレーム8で形成する
操作室9内に運転操作する操作装置10と、運転作業者
が搭乗する操縦席11と、冷暖房装置12等を設けたコ
ンバインにおいて、前記冷暖房装置12用のコンデンサ
13は、穀粒排出装置7の縦排出支持筒5の前部で、穀
粒貯留タンク4と、操作室フレーム8との間の空間部
(イ)に位置させて設けたことを特徴とするコンバイン
のコンデンサ取付装置である。
【0006】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、走行
車台2の上側に載置した脱穀機3の前側に設けた操作室
フレーム8で形成した操作室9内に設けた操作装置10
を、操縦席11に搭乗した作業者の操作により、このコ
ンバインを走行させると、走行車台2の前部に設けた刈
取機で立毛穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この
刈取機で後方上部へ移送されて、脱穀機3へ供給され、
この脱穀機3内を挟持移送中に脱穀され、脱穀済みで選
別済みの穀粒は、穀粒貯留タンク4内へ供給され、一時
貯留される。この貯留穀粒の排出は、穀粒排出装置7の
縦排出支持筒5から排出オーガを経て機外へ排出され
る。
【0007】この収穫作業が暑い時期、又は寒い時期で
あると、前記操作室9内に設けた冷暖房装置12と、穀
粒排出装置7の縦排出支持筒5の前部で、穀粒貯留タン
ク4と、操作室フレーム8との間の空間部(イ)に位置
させて設けたコンデンサ13等を作動させて、操作室9
内を冷房、又は暖房して、この操作室9内の温度を最適
温度にして、快適な収穫作業を行う。
【0008】請求項2に記載の発明においては、前記コ
ンデンサ13は脱穀機3の上部へ載置して、コンデンサ
13の冷却用ファン軸28は略水平状態に設けると共
に、コンデンサ13を形成する箱体の外ケース13a
は、略垂直状態に設けたことを特徴とする請求項1に記
載のコンバインのコンデンサ取付装置である。
【0009】収穫作業が暑い時期、又は寒い時期である
と、前記操作室9内に設けた冷暖房装置12と、脱穀機
3の上部へ載置した、コンデンサ13の冷却用ファン軸
28を略水平状態に設けると共に、このコンデンサ13
を形成する箱体の外ケース13aは、略垂直状態に設け
た、このコンデンサ13等を作動させて、操作室9内を
冷房、又は暖房して、この操作室9内の温度を最適温度
にして、快適な収穫作業を行う。
【0010】請求項3に記載の発明においては、前記コ
ンデンサ13を取付ける取付用フレーム27には、ウオ
ッシャタンク29を装着して設け、操作室9内からウオ
ッシャタンク29内の残量の確認、及び給水等を可能に
すると共に、該ウオッシャタンク29はコンデンサ13
から離して設けたことを特徴とする請求項1、又は請求
項2に記載のコンバインのコンデンサ取付装置である。
【0011】収穫作業が暑い時期、又は寒い時期である
と、前記操作室9内に設けた冷暖房装置12と、コンデ
ンサ13を取付けた取付用フレーム27には、ウオッシ
ャタンク29を装着して設け、このウオッシャタンク2
9内の残量の確認、及び給水等は、操作室9内より、可
能にして設け、又、該ウオッシャタンク29はコンデン
サ13から離して設けた、このコンデンサ13等を作動
させて、操作室9内を冷房、又は暖房して、この操作室
9内の温度を最適温度にして、快適な収穫作業を行う。
【0012】
【発明の効果】請求項1の発明においては、冷暖房装置
12のコンデンサ13は、穀粒排出装置7の縦排出支持
筒5の前部で、穀粒貯留タンク4と、操作室9を形成す
る操作室フレーム8との間の空間部(イ)に設けたこと
により、空間を有効利用することができると共に、脱穀
機3の脱穀室の上側に設けた扱胴カバーとは、関連をな
くしたことにより、このために、この扱胴カバーの重量
が軽くなり、開閉が容易になった。
【0013】請求項2の発明においては、前記脱穀機3
の上部へ載置した冷暖房装置12のコンデンサ13の冷
却用ファン軸28は略水平状態に設け、又、コンデンサ
13を形成する箱体の外ケース13aは略垂直状態に設
けたことにより、コンデンサ13の性能を安定すること
ができ、又、このコンデンサ13と、脱穀機3の脱穀室
の上側に設けた扱胴カバーとは、関連をなくしたことに
より、このために、扱胴カバーの重量が軽くなり、開閉
が容易になった。
【0014】請求項3の発明においては、前記冷暖房装
置12のコンデンサ13は取付用フレーム27へ装着し
て設けると共に、ウオッシャタンク29を装着して設
け、このウオッシャタンク29内の残量確認、及び給水
等は、操作室フレーム8で形成した操作室9内から可能
としたことにより、便利である。又、コンデンサ13
と、ウオッシャタンク29とを取付用フレーム27へま
とめて装着したことにより、組立、及び分解等を容易に
行うことができると共に、コスト低減が可能である。更
にコンデンサ13より、ウオッシャタンク29を離して
設けたことにより、コンデンサ13のファン羽根26a
の冷却用外気風の吸入性能の低下を防止することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の上側に
は、穀稈を脱穀する脱穀機3と、脱穀済み穀粒を貯留す
る穀粒貯留タンク4と、この穀粒貯留タンク4内の穀粒
を機外へ排出する縦排出支持筒5と、排出オーガ6等よ
りなる穀粒排出装置7を設けると共に、脱穀機3の前側
には、操作室フレーム8で形成した操作室9を設け、こ
の操作室9内には、運転操作する操作装置10と、運転
作業者が搭乗する操縦席11と、冷暖房装置12等を設
け、この冷暖房装置12のコンデンサ13は、縦排出支
持筒5の前部で、穀粒貯留タンク4と、操作室フレーム
8との間の空間部(イ)に設けた構成である。これら冷
暖房装置12、及びコンデンサ13等を主に図示して説
明する。
【0016】前記コンバイン1の走行車台2の下側に
は、図7〜図9で示す如く土壌面を走行する左右一対の
走行クローラ14aを張設した走行装置14を配設し、
走行車台2の上側には、脱穀機3を載置した構成であ
る。走行車台2の前側の刈取機15で立毛穀稈を刈取り
し、この刈取り穀稈は、この刈取機15で後方上部へ移
送され、脱穀機3のフィードチエン16aと挟持杆16
bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。
脱穀済みで選別済みの穀粒は、脱穀機3の右横側に配設
した穀粒貯留タンク4内へ一時貯留される。
【0017】前記走行車台2の前側には、図7〜図9で
示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド
17a、及び分草体17bと、立毛穀稈を引起す引起装
置18aと、引起された穀稈を掻込み移送する穀稈掻込
移送装置19の掻込装置19aと、掻込された穀稈を刈
取る刈刃装置18bと、刈取り穀稈を挟持移送して、脱
穀機3のフィードチエン16aと、挟持杆16bとへ受
渡しする穀稈掻込移送装置19の根元・穂先移送装置1
9b・19c等からなる刈取機15を設けている。該刈
取機15は、油圧駆動による伸縮シリンダ20により、
土壌面に対して昇降自在に作用させる構成である。
【0018】前記刈取機15の前方下部から後方上部へ
傾斜する支持杆21aの上端部には、左右方向に支持パ
イプ杆21bを設け、この支持パイプ杆21bを走行車
台2の上側面に設けた支持装置21cで回動自在に支持
させて、伸縮シリンダ20の作動により、刈取機15は
支持パイプ杆21bを回動中心として、上下に回動する
構成である。
【0019】前記脱穀機3側の前部には、図7〜図9で
示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等
の操作を行う操作装置10と、これら操作を行う作業者
が搭乗する操縦席11と、冷暖房装置12とは、略箱形
状の操作室フレーム8で形成する操作室9内に設け、こ
の操作室フレーム8の左右両側には、開閉窓8cを設け
た構成である。この操縦席11の下側で、走行車台2の
上側面には、エンジン22を載置すると共に、後方部に
は、穀粒貯留タンク4を配設する。これら走行装置14
と、刈取機15と、脱穀機3と、エンジン22等によ
り、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0020】前記刈取機15の穀稈掻込移送装置19に
よって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送
される穀稈に接触作用することにより、脱穀機3へ穀稈
の供給の有無を検出する穀稈センサ15aを設けた構成
である。前記走行車台2の前端部に装架された走行用の
ミッションケース23内の伝動機構の伝動経路中には、
その出力に基づいて、走行車速を検出するポテンション
メータ方式の車速センサ23aを設けた構成である。
【0021】前記脱穀機3は、図7〜図9で示す如くこ
の脱穀機3の脱穀室3aをカバーする上端部の右側に
は、脱穀右上カバー板24を設けると共に、左側には、
扱胴カバー25を設け、この扱胴カバー25と、脱穀右
上カバー板24とには、開閉具25aを設け、扱胴カバ
ー25は開閉自在な構成である。脱穀機3の右横側の穀
粒貯留タンク4の後側には、穀粒排出装置7を設けた構
成である。
【0022】前記穀粒貯留タンク4内に貯留した穀粒を
機外へ排出するこの穀粒貯留タンク4の後側には、穀粒
排出装置7の縦移送螺旋5aを内装した排出支持筒5を
略垂直姿勢で旋回自在に装着して設け、この排出支持筒
5の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘
る機外へ穀粒を排出する排出螺旋6aを伸縮自在に内装
した排出オーガ6を伸縮自在、上下回動自在、及び左右
旋回自在に前後方向に配設した構成である。
【0023】前記冷暖房装置12用のコンデンサ13
は、図1〜図6で示す如く穀粒排出装置7の縦排出支持
筒5の前部で、排出オーが6の右側で、穀粒貯留タンク
4と、操作室9を形成する操作室フレーム8との間の空
間部(イ)で、脱穀機3の上方右側部に位置させて設け
た構成である。
【0024】これにより、空間部(イ)を有効利用する
ことができると共に、脱穀機3の上端部の右側に、コン
デンサ13を設けたことにより、脱穀3の上端部に設け
た扱胴カバー25とは、関連がなくなり、このために、
従来のようにこの扱胴カバー25にコンデンサ13を設
けていないことにより、この扱胴カバー25自体が軽く
なり、開閉も容易になった。
【0025】前記コンデンサ13は、図1〜図6で示す
如く脱穀機3の脱穀室3aをカバーする上端部右側の脱
穀右上カバー24の上側に、前・後支持板26a,26
bを固着して設け、これら前・後支持板26a,26b
には、門形状の取付用フレーム27の前後両側の下端部
へ固着した受板27a、27aをボルト、及びナット等
で装着した構成である。取付用フレーム27の上部の左
右両側には、上下方向に所定長さの取付板27b、27
bを固着して設け、この取付板27b、27bには、コ
ンデンサ13を形成する箱体の外ケース13aの前後両
側に固着して設けた支持板13b、13bの上下方向複
数個所をボルト、及びナット等により、装着して設け、
コンデンサ13を脱穀機3の上部へ設けた構成である。
【0026】前記コンデンサ13の外ケース13a内に
は、図1〜図6で示す如く冷却用ファン軸28を回転自
在に軸支して設け、この冷却用ファン軸28には、ファ
ン羽根28aを設け、冷却用ファン軸28はファンモー
タ28bで回転駆動する構成であり、冷却用の冷却用外
気風をファン羽根28aで、吸入口13hから吸入し
て、コンデンサ5内を送風し、このコンデンサ5の外ケ
ース5aの先端の吐出口13cから、コンデンサ5の機
外へ排風する構成である。冷却用ファン軸28は略水平
状態に軸支して設けると共に、外ケース13aは略垂直
状態に装着して設けた構成である。
【0027】これにより、前記コンデンサ13の冷却用
ファン軸28は、略水平状態に軸支して設け、又、コン
デンサ13を形成する外ケース13aは、略垂直状態に
設けたことにより、コンデンサ13の性能を安定させる
ことができる。又、このコンデンサ13は、脱穀機3の
脱穀室3aをカバーする上端部の右側の脱穀右上カバー
24の上部に設けたことにより、コンデンサ13と、脱
穀機3の上端部に設けた扱胴カバー25とは、関連がな
くなり、このために、従来のようにこの扱胴カバー25
にコンデンサ13を設けていないことにより、この扱胴
カバー25自体が軽くなり、開閉も容易であると共に、
開閉のときにコンデンサ13が当接することもなくなっ
た。
【0028】前記コンデンサ13を形成する外ケース1
3aを装着する取付用フレーム27の一方側には、図2
〜図5で示す如くL字形状のタンク取付板27cを固着
して設け、このタンク取付板27cには、ウオッシャタ
ンク29の一方側の外側面に設けたタンク支持板29a
をボルト、及びナット等により、装着してウオッシャタ
ンク29を支持して設けた構成である。又、ウオッシャ
タンク29の上部には、着脱自在なキャップ29bを設
け、補給が可能な構成である。更にウオッシャタンク2
9は、内容物量が目視可能な構成であると共に、このウ
オッシャタンク29はコンデンサ13から所定距離を離
して設け、コンデンサ13に設けたファン羽根27aが
吸入する冷却用外気風の吸入量の低下を防止した構成で
ある。
【0029】前記ウオッシャタンク29内の残量、及び
給水等は、操作室9を形成する操作室フレーム8に、開
閉自在に設けた開閉窓8cから、残量の確認、又は給水
等を行うことができる構成である。これにより、前記冷
暖房装置12のコンデンサ13は取付用フレーム27へ
装着して設けると共に、ウオッシャタンク29を装着し
て設け、このウオッシャタンク29内の残量確認、及び
給水等は、操作室フレーム8で形成する操作室9内から
可能としたことにより、便利である。又、コンデンサ1
3と、ウオッシャタンク29とを取付用フレーム27へ
まとめて装着したことにより、組立、及び分解等を容易
に行うことができると共に、コスト低減が可能である。
更にコンデンサ13より、ウオッシャタンク29を離し
て設けたことにより、コンデンサ13のファン羽根26
aの外気吸入性能の低下を防止することができる。
【0030】前記操作室9内に設けた冷暖房装置12
と、コンデンサ13とは、各種の連接用パイプ(図示せ
ず)により、接続した構成である。前記コンデンサ13
の外ケース13aは、図6で示す如くこの外ケース13
aの前側の先端部は開口した吸入口13hの先端の左右
両側部は、内側へ折曲させた折曲部13dを設けると共
に、この各折曲部13dの内側の左右両側の内側面に
は、所定巾の狭巾の支持板13eを固着して設け、これ
ら各支持板13eと、各折曲部13dとの間には、挿入
溝13fを設けた構成である。この挿入溝13fには、
小目合の網部材よりなり、L字形状に形状した防塵用網
板30を挿入し、上端部のL字部が取付用フレーム27
の上側面へ当接するまで挿入して設けた構成である。
【0031】これにより、防塵用網板30を設けたこと
により、防塵ができると共に、一枚で防塵用網板30を
形成したことにより、コストダウン、及びメンテナンス
が容易にできる。前記コンデンサ13の冷却用ファン軸
28に軸支したファン羽根28aの回転駆動により、コ
ンデンサ13の外ケース13aに設けた吸入口13hか
ら冷却用の冷却用外気風が吸入され、この外ケース13
aの吐出口13cから、コンデンサ13の機外へ排風さ
れる構成である。このときに外気風に混入する塵埃、及
び藁屑等は、防塵用網板30により、除去され、コンデ
ンサ13の外ケース13a内を移送されない構成であ
る。
【0032】これにより、前記コンデンサ13内へ塵
埃、及び藁屑等が移送されることがなくなり、性能が安
定する。又、防塵用網板30の構成が簡単であると共
に、メンテナンスが容易である。前記コンデンサ13の
外ケース13aに設けた左右両側の各取付板13bの下
端部は、、図10で示す如く脱穀機3の脱穀室3aの上
端部に設けた扱胴カバー25の上側面(A)より、所定
距離(L1)上部に位置させて設けた構成である。
【0033】これにより、前記脱穀機3の扱胴カバー2
5の上側へ堆積した塵埃、及び藁屑等は、コンデンサ1
3のファン羽根28aにより、吸引されることを防止す
ることができる。前記コンデンサ13に設けたファンモ
ータ28bは、図11で示す如く回転駆動する構成と
し、このファンモータ28bの回転駆動により、冷却用
外気風は、外ケース13aの前側の吸入口13hから吸
入し、後側の吐出口13cから、コンデンサ13の機外
へ排風すると共に、コンバイン1が走行することによ
り、発生する走行風も、前側の吸入口13hから、吸引
して、冷却用外気風とし、コンデンサ13の外ケース1
3aの後側の吐出口13cから、コンデンサ13の機外
へ排風する構成である。
【0034】これにより、前記コンデンサ13のファン
羽根28aで吸引される冷却用外気風に、走行風が追加
されることにより、冷却効果の向上を図ることができ
る。前記コンデンサ13の外ケース13aは、図12で
示す如くこの外ケース13aの吸入口13h部は、右側
に位置する穀粒貯留タンク4側へ向けて位置させると共
に、外ケース13aの吐出口13cは、脱穀機3側へ向
けて位置させて設け、穀粒貯留タンク4側の吸入口13
部hから冷却用外気風を、外ケース13a内に設けたフ
ァン羽根28aで吸引して、外ケース13aの脱穀機3
側の吐出口13cから、コンデンサ13の機外へ排風す
る構成である。
【0035】これにより、前記穀粒貯留タンク4側の塵
埃、及び藁屑等の発生少ない側のきれいな外気風を、冷
却用外気風として、吸引することにより、コンデンサ1
3が塵埃、及び藁屑等によって、発生する不具合を防止
することができる。前記コンデンサ13の外ケース13
aは、図13で示す如くこの外ケース13aの吸入口1
3h部は、左側に位置する脱穀機3側へ向けて位置させ
ると共に、外ケース13aの吐出口13cは、穀粒貯留
タンク4側へ向けて位置させて設け、操作室9を形成す
る操作室フレーム8と、穀粒貯留タンク4との間の空間
部(イ)から、エンジン22から発生した熱(ロ)が上
昇するが、この熱(ロ)は、コンデンサ13内に設けた
ファン羽根28aで吸引した冷却用外気風を、外ケース
13aの穀粒貯留タンク4側の吐出口13cから機外へ
排風する構成である。
【0036】これにより、前記操作室ケース8と、穀粒
貯留タンク4との間の空間部(イ)より、上昇するエン
ジン22から発生する熱(ロ)は、コンデンサ13の外
ケース13aに設けた吐出口13cからの排風により、
機外へ排出されることにより、操作室フレーム8近傍の
温度上昇を防止することができる。
【0037】前記コンデンサ13の外ケース13aは、
図14で示す如くこの外ケース13aの吸入口13h部
は、コンバイン1の走行方向の後側へ位置させて設ける
と共に、外ケース13aの吐出口13c部は、前側であ
る操作室フレーム8側へ位置させて設けた構成であり、
後側の吸入口13h部から冷却用外気風を、外ケース1
3a内に設けたファン羽根28aで吸引して、外ケース
13aの操作室フレーム8側の吐出口13cから、コン
デンサ13の機外へ排風する構成である。
【0038】これにより、前記操作室フレーム8の近傍
の温度上昇を、コンデンサ13からの排風により、防止
することができる。前記コンバイン1の脱穀機3に内装
して、穀粒と、藁屑及び稈切等とに揺動選別する揺動選
別装置31を設けると共に、揺動選別装置31の移送終
端部の下側に燃料タンク32を設けた構成においては、
図18、及び図19で示す如く燃料タンク32の上側に
は、左右方向に所定間隔を設けて、受板32aを複数個
固着して設けると共に、揺動選別装置31の移送終端部
の下側には、防塵シード33を各受板32a、及び燃料
タンク32を覆う状態に設け、揺動選別装置31の移送
終端部より、排出される藁屑、及び稈切等が、燃料タン
ク32上へ堆積を防止した構成である。32bは補強板
である。
【0039】これにより、前記揺動選別装置31の移送
終端部から排出される藁屑、及び稈切等が、燃料タンク
32上への堆積を防止できる。前記操作室9を形成する
操作室フレーム8の内側部には、図15〜図17で示す
如く受板8aを固着して設け、この受板8aには、シー
ル8bを装着して設けた構成である。
【0040】前記受板8aに設けたシール8bへ当接す
るエンジン22、及びエンジン22のラジエータ(図示
せず)をカバーするラジエータカバー34は、後部の支
持軸34aを回動中心として、外側へ回動して開閉自在
に設けた構成である。又、このラジエータカバー34に
は、開閉用の把手は装着しない構成である。
【0041】前記ラジエータカバー34は、操作室9内
に設けた操作レバー35の操作により、結合具36を介
して、外側へ開状態になる構成である。これにより、前
記ラジエータカバー34のみが、単独で開閉することに
より、開閉がスムーズである。又、シール性が向上す
る。更に操作室9内にラジエータカバー34を開閉する
操作レバー35を設けたことにより、操作室フレーム8
に設けた開閉扉8cに施錠をすることにより、ラジエー
タカバー34を開状態にすることができなくなり、いた
ずら等を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンデンサの取付部の拡大平面図
【図2】 コンデンサの取付部の拡大正面図
【図3】 コンデンサの取付部の拡大側面図
【図4】 コンデンサとウオッシャタンクとの取付部
の拡大平面図
【図5】 コンデンサとウオッシャタンクとの取付部
の拡大正面図
【図6】 コンデンサの防塵用網の取付部の拡大正面
【図7】 コンバインの右側全体側面図
【図8】 コンバインの左側全体側面図
【図9】 コンバインの全体平面図
【図10】 他の実施例を示す図で、コンデンサの取付
部の拡大側面図
【図11】 他の実施例を示す図で、コンデンサの取付
部の拡大側面図
【図12】 他の実施例を示す図で、コンデンサの取付
部の拡大平面図
【図13】 他の実施例を示す図で、コンデンサの取付
部の拡大平面図
【図14】 他の実施例を示す図で、コンデンサの取付
部の拡大側面図
【図15】 他の実施例を示す図で、ラジエータカバー
部の拡大右側面図
【図16】 他の実施例を示す図で、図15のB−B拡
大断面図
【図17】 他の実施例を示す図で、ラジエータカバー
部の拡大平面図
【図18】 他の実施例を示す図で、燃料タンク部の拡
大側面図
【図19】 他の実施例を示す図で、燃料タンク部の拡
大平面図
【符号の説明】
2 走行車台 3 脱穀機 4 穀粒貯留タンク 5 縦排出支持筒 7 穀粒排出装置 8 操作室フレーム 9 操作室 10 操作装置 11 操縦席 12 冷暖房装置 13 コンデンサ 13a 外ケース 27 取付フレーム 28 冷却用ファン軸 29 ウオッシャタンク イ 空間部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車台2の上側に穀稈を脱穀する脱穀
    機3と、該脱穀機3の横側に脱穀済み穀粒を貯留する穀
    粒貯留タンク4と、該穀粒貯留タンク4内へ貯留した穀
    粒を排出する穀粒排出装置7と、脱穀機3の前側には、
    操作室フレーム8で形成する操作室9内に運転操作する
    操作装置10と、運転作業者が搭乗する操縦席11と、
    冷暖房装置12等を設けたコンバインにおいて、前記冷
    暖房装置12用のコンデンサ13は、穀粒排出装置7の
    縦排出支持筒5の前部で、穀粒貯留タンク4と、操作室
    フレーム8との間の空間部(イ)に位置させて設けたこ
    とを特徴とするコンバインのコンデンサ取付装置。
  2. 【請求項2】 前記コンデンサ13は脱穀機3の上部へ
    載置して、コンデンサ13の冷却用ファン軸28は略水
    平状態に設けると共に、コンデンサ13を形成する箱体
    の外ケース13aは、略垂直状態に設けたことを特徴と
    する請求項1に記載のコンバインのコンデンサ取付装
    置。
  3. 【請求項3】 前記コンデンサ13を取付ける取付用フ
    レーム27には、ウオッシャタンク29を装着して設
    け、操作室9内からウオッシャタンク29内の残量の確
    認、及び給水等を可能にすると共に、該ウオッシャタン
    ク29はコンデンサ13から離して設けたことを特徴と
    する請求項1、又は請求項2に記載のコンバインのコン
    デンサ取付装置。
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