JPH11318173A - コンバインの防塵構成 - Google Patents

コンバインの防塵構成

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Publication number
JPH11318173A
JPH11318173A JP10131534A JP13153498A JPH11318173A JP H11318173 A JPH11318173 A JP H11318173A JP 10131534 A JP10131534 A JP 10131534A JP 13153498 A JP13153498 A JP 13153498A JP H11318173 A JPH11318173 A JP H11318173A
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JP
Japan
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dust
radiator
unit
frame
driving
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Pending
Application number
JP10131534A
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English (en)
Inventor
Akito Yamamoto
明人 山本
Hirotaka Otsuka
弘隆 大塚
Hideki Yamanaka
秀城 山中
Takeshi Okumura
健 奥村
Hiroaki Muraoka
宏章 村岡
Osamu Kawamura
修 河村
Kanta Kusachi
寛太 草地
Masahiko Tadokoro
昌彦 田所
Joji Ikumune
丈治 生宗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバイン前部の左右一方に運転部を配置
し、該運転部の略側方に刈取部を配置し、その後方の脱
穀選別装置に穀稈を搬送する構成において、稲の種類に
よっては、刈取り搬送時に大量の塵が発生し、作業環境
を悪化するとともに、堆積した塵を清掃する必要があっ
た。 【解決手段】 刈取部6前部の引起し装置の側部及び上
部をカバー152・153で被装したコンバインにおい
て、前記カバー後面の運転席10側を防塵シート155
で被装し、運転席10を配した運転部の刈取部側の側部
に防塵カバー162を立設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀稈の刈取時に発
生する細かい藁屑や埃等が運転部まで入り込んでくるこ
とを防止するとともに、運転部周りや運転席下方のラジ
エーター等の清掃やメンテナンスを行い易くする構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から機体の前部左右一側に運転部を
配置し、該運転部と逆側に刈取部を配置し、該刈取部に
よって刈り取られた穀稈を、後方へ搬送してフィードチ
ェーンによって受け継ぎ、穂先側を脱穀装置の扱口内に
案内し、扱胴で脱穀し、脱穀された籾藁が、扱胴下方に
配設するクリンプ網より揺動選別装置上に漏下し、揺動
選別と風選別とによって一番物、二番物、藁屑とに選別
され、選別後の一番物を揚穀コンベアを介して運転部後
方に配置したトップサッカ式の上部タンク内に貯留し、
二番物を再選別し、藁屑を機体後方より排出するように
構成していた。
【0003】また、前記刈取部の上部には防塵カバーを
配置して被装し、刈取り搬送する際に藁屑や塵埃等が上
方に舞い上がらないようにし、運転部への塵埃の飛散が
少なくなるようにして、快適に作業できるようにしてい
た。
【0004】更に、運転機の外側部に風路ケースが配置
され、該ケース上部の空気取り入れ口を防塵用のメッシ
ュシートで被装し、塵や塵埃等を除去した空気を取り入
れてラジエーターに送風し冷却していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記防塵カバ
ーは、刈取部の引き起しケースから上部搬送装置の上方
を覆って、昇降させるときに邪魔にならないように搬送
部分から後方及び運転部側の側方は開放された状態とし
ているので、刈取時に大量の塵埃が発生すると、前記の
開放部分より運転席側に入り込み、作業者に塵埃がかか
り、作業性が悪くなり、さらなる防塵構成が望まれてい
た。
【0006】また、コンバインの機体フレームは格子状
の角パイプで枠組み構成されていたので、クローラー式
走行装置で跳ね揚げた土や泥、藁屑等が機体内部側に入
り込み易く、各機器に付着して、錆が発生したり、堆積
してクローラー式走行装置の走行抵抗となる不具合があ
った。
【0007】また、ラジエーターの風の取り入れ口のメ
ッシュシートは塵が付着され易いものなので、定期的に
塵等を除去するメンテナンスを行う必要があり、機体の
各部を手軽に清掃できる構成のものが望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、クローラ式走行装置上に水
平状に枠組みした機体フレームを配置したコンバインに
おいて、前記機体フレームの左右側部の下面に被装板を
着脱自在に固設したものである。また、運転部の略側方
に刈取部を配したコンバインにおいて、前記刈取部の運
転席側後面を防塵シートで被装し、また、前記運転部の
刈取部側の側部に、防塵カバーを立設したものである。
また、前記運転部の後部に清掃用の手動型ブロワーを収
納するボックスを着脱自在に固定したものである。ま
た、コンバインの運転部の下部にエンジンを配置し、エ
ンジン外側にラジエーターを配置し、該ラジエーターの
吸い込み側にオイルクーラーを配置し、前記ラジエータ
ーへの空気取り入れ口に前記オイルクーラーを連結し、
空気取り入れ口の開放に連動してオイルクーラーを開放
するようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1はコンバインの全体右側面図、図2は同じく全
体平面図、図3は同じく全体左側面図、図4は刈取部の
側面図、図5は刈取部の各搬送体の平面概念図、図6は
機体フレームの斜視図、図7は運転部の平面図、図8は
防塵カバーを配した運転部の斜視図、図9は運転部防塵
カバーの正面図、図10は手動ブロワーを収納した収納
ボックスの取付けを示す側面断面図、図11は風路ケー
スの正面図一部断面図、図12は同じく風路ケースの側
面図、図13はオイルクーラーの支持構成を示す側面
図、図14はオイルクーラーの支持フレームを回動させ
た状態の正面図、図15は防塵シートの取付構成を示す
図、図16は刈刃装置の部分平面図、図17は同じく側
面断面図である。
【0010】まず、図1〜図3を用いてコンバインの全
体構成の概略を説明する。クローラー式走行装置9上に
機体フレーム2を取り付け、その上は、機体進行方向左
側に脱穀部4及び選別部5、右側に運転席10及び穀粒
を貯留する上部タンク3が載置されている。刈取部6は
脱穀部4の前方で、機体の最前部に位置されており、刈
取部6の各搬送体は、脱穀部4側部のフィードチェーン
7に向けて刈り取った穀稈を搬送するものである。前記
フィードチェーン7に受け継がれた穀稈は、脱穀部4内
の扱胴8で脱穀され、脱穀された穀粒等は下方の選別部
5に落下し、選別後の一番物を揚穀コンベア60を介し
て上部タンク3内に投入し、二番物を還元コンベア69
を介して選別部5前部に投入して再選別するようにして
いる。また、フィードチェーン7後端に排藁搬送装置6
1が配設され、排藁搬送装置61後部下方に配設した排
藁カッター装置62にて、搬送されてきた排藁を切断し
て圃場に放出している。
【0011】前記機体フレーム2は、図6に示すよう
に、角形パイプを格子状に枠組み構成して剛性を高め、
該機体フレーム2上に本体が載置固定されている。前記
機体フレーム2前部の進行方向右側を前方に突設し、エ
ンジン72や運転席10等を支持している。機体フレー
ム2下面には図示せぬトラックフレームを介してクロー
ラー式走行装置9・9を支持し、左右のクローラーは前
後方向に配されるフレーム2aと2bの間位置下方、及
び、フレーム2c・2dの間位置下方に配置されてい
る。このフレーム2a・2bとフレーム2c・2dとフ
レーム2e・2fとで区画された下面には、各区画の大
きさに合わせた下部被装板160・160・・・がボル
ト等によって着脱自在にが螺合固定されている。前記横
フレーム2eはフレーム2aと2dの前後途中部にが横
設され、横フレーム2fはフレーム2a・2字の間に横
設されている。
【0012】よって、前記クローラー式走行装置9・9
を走行したときに跳ね揚げた土や泥、藁屑等は、下部被
装板160・160・・・に当たり、機体フレーム2上
方へは入り込むことができず、各機器に付着することが
なく、錆の発生も防げ、堆積したものがクローラー式走
行装置9・9の走行の抵抗となる不具合もなくなるので
ある。
【0013】また、前記運転席10側方の機体フレーム
2前部には、図1、図4に示すように刈取部6を上下に
回動自在に支持する載置台24が配設されている。該刈
取部6は、刈取昇降シリンダー30の伸縮駆動によっ
て、昇降回動され、刈取り高さが調整される。
【0014】次に、前記刈取部6の各部の構成について
図4を用いて説明する。載置台24上に支持される回動
基部12は、筒状のフレームとして内部に図示せぬ駆動
軸が軸支され、エンジンの動力がプーリを介して伝達さ
れる。前記回動基部12の右側より前下方に縦フレーム
13を伸延し、該縦フレーム13下端に左右横方向に伸
延する筒状の下側横フレーム14の途中部に連結し、該
下側横フレーム14の左側端部より前上方へ向けて筒状
の立ち上がりフレーム15を立ち上げるとともに、下側
横フレーム14の右側端部より前上方へ向けて図示せぬ
支持フレームを立ち上げて、両フレーム15の上端間に
上側横フレーム16を横架し、上側横フレーム16の右
端部より後方に水平フレーム17を突設し、該水平フレ
ーム17下面途中部より図示せぬフレームを前記縦フレ
ーム13の途中部に固設している。更に、前記下側横フ
レーム14の左右側部よりそれぞれ前方へ向けて左右一
対の刈取フレーム18・18を延設している。
【0015】図4、図5に示すように、前記刈取部6の
前部には、未刈り穀稈を起立させる引起タイン33・3
3・・・を有する引起ケース34・34・・・、未刈穀
稈を分草する分草板19が配設されている。前記引起ケ
ース34・34・・・下部後方に、引き起こされた穀稈
の株元側を掻込む4条分のスターホイル35・35・・
・及び掻込ベルト36・36・・・と、掻込んだ穀稈株
元を切断する刈刃装置47とを設けている。さらに刈刃
装置47の上方には、右側2条分の刈取穀稈を左斜め後
方に搬送する右下部搬送チェーン37及び右上部搬送体
38と、左側2条分の刈取穀稈を後方に送り終端位置近
傍で合流させる左下部搬送チェーン39及び左上部搬送
体40と配置されている。さらにこの合流した4条分の
刈取穀稈の株元側が縦搬送体41に受け継がれ、4条分
の刈取穀稈の穂先側が右上部搬送体38の後半部で挟持
して搬送する。そして、前記縦搬送体41の送り終端部
の補助搬送チェーン42に受け継ぎ、フィードチェーン
7に適正姿勢で刈取穀稈を受け継ぎ、穂先を脱穀部4に
供給して脱穀処理するように構成している。
【0016】前記縦搬送体41は、送り始端部を中心と
して縦搬送体41の送り終端部を揺動させて、縦搬送体
41の送り終端部が補助搬送チェーン42に対して接離
し、穀稈を受け継ぐ位置を変えて、脱穀部4への扱深さ
が稈長にかかわらず一定とするように構成している。
【0017】また、この稈長を検知するために、稈長検
出センサー49が配設されている。即ち、図2、図4に
示すように刈取フレームの水平フレーム17途中部にU
型支持フレーム59の一端を固設し、刈取部6の上部を
迂回するように左外側(フィードチェーン7側)に延設
し、該U型支持フレーム59途中部に稈長検出センサー
49が配置され、補助搬送チェーン42へ受け継ぐ穀稈
の穂先位置を検出することで稈長を判断し、前記縦搬送
体41を回動させている。
【0018】また、前記刈取部6前部の左右側部には、
図1〜図3に示すように、側部カバー151・152が
配設され、該側部カバー151・152前面を引起ケー
ス34に沿って傾斜状とし、側部カバー151・152
後面を刈刃装置47の上方に鉛直状に形成し、引起ケー
ス34と、スターホイル35前部、掻込ベルト36前部
を側面視で被装している。更に、前記側部カバー151
・152の上部間には、図2に示す上部ケース153が
配設され、引起ケース34・34・・・上部を被装して
いる。
【0019】また、前記U型支持フレーム59上部に
は、刈取部6の各搬送体の上方を被装する防塵カバー1
50が固設され、該防塵カバー150前部を前記上部ケ
ース153後面に当接させて、刈取部6の各搬送体の上
方を被装している。
【0020】更に、前記上部ケース153後面の進行方
向の右側(運転部10側)には、図15に示す合成樹脂
製の防塵シート155を張設している。ように、前記防
塵シート155の左右長さは上部ケース153長さと等
しくし、防塵シート155右側を側部カバー152の略
半分の長さとし、防塵シート155の左側の上下長さを
短くし、左右中央部には上下長さを短くした凹部155
aを形成している。該防塵シート155の上部が、上部
ケース153後面の縁部153a前面と当て板191と
の間に挟持されるようにボルト190・190・・・で
螺合されている。防塵シート155右側部が、右側の側
部カバー152後面の縁部152a前面と当て板192
との間に挟持されるようにボルト190・190・・・
で螺合されてている。図2〜図5に示すように、この取
付けられた防塵シート155右側部が右側の側部カバー
152から水平フレーム17にかけて配置され、鉛直下
方に垂設し、右側下部を前記右上部搬送体38の直上方
まで延出している。前記防塵シート155中央部の凹部
155a内に水平フレーム17が配置され、防塵シート
155左側部で左上部搬送体40前部の上方を被装して
いる。
【0021】よって、刈取部6の右側方を側部カバー1
52で、右後方が防塵シート155で、上部ケース15
3左後上方を上部カバー153でそれぞれ被装し、穀稈
を引き起こし、刈り取る時に発生する塵埃が運転席10
側に飛散することを防止している。
【0022】次に、前記刈刃装置47の駆動構成につい
て説明する。図16、図17に示すように、前記下側横
フレーム14の側方途中部より前方にフレーム210を
突設し、該フレーム210前部に左右に伸延するパイプ
フレーム211が横設されている。また、下側横フレー
ム14側端部より前方に刈取フレーム18を突設し、該
刈取フレーム18の前後途中部の下面にパイプフレーム
211端部が固設され、その直前方に刈刃台212を固
設し、該刈刃台212に固定刃213を固定させてい
る。該固定刃213上面に刈刃押え214を介して左右
に摺動自在に可動刃215を取付けている。該可動刃2
15の側部上面に係止板216を固設し、後述する揺動
アーム217の一端部が係止されている。
【0023】一方、前記下側横フレーム14には図示せ
ぬ刈取三軸が軸支され、下側横フレーム14途中部より
上方に刈刃入力軸219上方に突設され、ベベルギア2
18を介して刈刃入力軸219に動力が伝達されてい
る。該刈刃入力軸219上部にクランクアーム220を
固設している。また、前記フレーム210前部には支点
軸221が上方に突設され、該支点軸221に揺動アー
ム217の前後中央部が枢支されている。該揺動アーム
217の後部と前記クランクアーム220端部とがクラ
ンクロッド222の端部に枢支され、連動連結されてい
る。前記揺動アーム217の前部にベアリング223が
枢結され、該ベアリング223が前記係止板216に係
合され、可動刃215が連動連結される。
【0024】よって、前記刈刃入力軸219の駆動によ
りクランクアーム220が一方向回転され、クランクロ
ッド222を介して揺動アーム217前部を支点軸22
1を中心として左右に揺動し、係止板216を介して可
動刃215が左右に往復摺動され、可動刃215と固定
刃213とで形成する刈刃で穀稈の株元を切断するよう
にしている。
【0025】次に、運転部の構成について図7を用いて
説明する。前記運転席10前方のフロントコラム175
上面に左右サイドクラッチレバー176・177を立設
させている。また、左右方向の前記運転席10と刈取部
6との間の、フロントコラム175側部から後方にサイ
ドコラム178を設け、該サイドコラム178上に主変
速レバー179、刈取部昇降レバー181、副変速レバ
ー180、主クラッチレバー183、脱穀クラッチレバ
ー184等が配置されている。
【0026】また、前記サイドコラム178後端は運転
席10後部まで延出され、サイドコラム178と運転席
10との後方には、空気を浄化するエアクリーナー20
1を収納する後部カバー200が配設されている。図1
に示すように、該後部カバー200は運転席10より高
く上部タンク3の上面と一致されている。前記後部カバ
ー200の上方にはプリクリーナー203が配置され、
機体上方の塵の少ない空気を取り入れて、プリクリーナ
ー203とエアクリーナー201とで二段階に清浄化し
て、清浄化された空気を運転席10下方に配したエンジ
ン72に送給している。
【0027】また、図7に示す、前記サイドコラム17
8前左側部は、傾斜状に形成されて角部をなくして運転
席10上のオペレーターから刈取部6方向の視界を保つ
ようにしている。
【0028】このサイドコラム178の左側面(刈取部
6側の側面)には、図7〜図9に示す運転部防塵カバー
162が配設されている。該運転部防塵カバー162は
透明な合成樹脂により成形され、サイドコラム178の
左側面形状に合わせて前部が右側に屈曲され、サイドコ
ラム178の左側面の上部に沿って配され、ボルト16
3・163・・・を用いて固定されている。また、前記
運転部防塵カバー162は、上方に突設され、主変速レ
バー179や刈取部昇降レバー181等の各レバーより
高く形成されている。更に、運転部防塵カバー162上
部を刈取部6側に湾曲させて、刈取部6側から吹き上げ
られる塵埃が運転席10側に飛散することを防いでい
る。また、前記運転部防塵カバー162は透明としてい
るので、オペレーターは刈取部6を容易に視認すること
ができる。
【0029】次に、積もった塵埃等を吹き飛ばして除去
する手動ブロワー165を運転部に収納する構成につい
て図7、図10を用いて説明する。前記サイドコラム1
78後方の後部カバー200前面に、収納ボックス16
6が固定される。該収納ボックス166は上面に開口1
66aが設けられ、一側面が上下に長くして取付面16
6bが形成されている。該取付面166bを後部カバー
200前面に当接し、取付面166b上下端部を蝶ボル
ト168・168で後部カバー200前面に螺合し、収
納ボックス166が着脱自在に固定されている。
【0030】また、運転部や脱穀部4等には、機体に搭
載されている図示せぬバッテリーと接続される図示せぬ
ジョイントを設け、運転席のオペレーターが直側方の収
納ボックス166より手動ブロワー165を取り出し、
手動ブロワー165の接続部165aをジョイントと接
続して機体の各部を清掃することができ、特に後述すう
ラジエーター191への外気の取り入れ口186aの清
掃を手軽に行うことができる。また、手動ブロワー16
5が不必要な場合には、蝶ボルト168・168を外す
ことで、収納ボックス166とともに外すことができ
る。
【0031】また、図7に示すように、前記運転席10
の下方にはエンジン72が配置され、その進行方向の右
側方にラジエーター191が配置され、その右側方にオ
イルクーラー227が配置されている。図11〜図14
に示すように、前記エンジン72は図示せぬ支持台を介
して機体フレーム2に載置されている。前記機体フレー
ム2の右側部には、側面視門形状の門型フレーム220
が立設され、該門型フレーム220の進行方向の左側
(エンジン72側)の側面にブラケット221を介して
ラジエーター191の側面が固定され、ラジエーター1
91の吸い込み面を進行方向の右側に向けている。
【0032】また、前記門型フレーム220の内周面に
合わせた門形状の支持フレーム222が配置されてい
る。前記支持フレーム222の内周面より内側にステー
225・225・226・226が突設され、該ステー
225・225・226・226にオイルクーラー22
7が固定され、ラジエーター191の進行方向の左側
(冷却風の吸い込み側)の下部にオイルクーラー227
が配置されている。該オイルクーラー227は、油圧式
無段変速装置内部の作動油を冷却するものであり、オイ
ルクーラー227下部のオイルホース228・229を
介して接続されている。
【0033】また、図13に示すように、前記支持フレ
ーム222下部が 門型フレーム220の両端下部より
内側に突出する枢軸223・223に枢支されている。
該支持フレーム222上部を図13の紙面上の手前側に
ストッパー233が設けられ、該ストッパー233を門
型フレーム220上部に当接し、支持フレーム222が
ラジエーター191側に回動することを規制している。
更に、該支持フレーム222の紙面状の左側面より上下
に回動自在にアーム224が枢支され、後述する風路ケ
ース186側に連結されている。また、前記支持フレー
ム222の左側面には、図示せぬ除塵シートが張設され
ている。
【0034】そして、図11、図12に示すように、前
記ラジエーター191及びオイルクーラー227の進行
方向の左側には、冷却風を上方より取り入れる風路ケー
ス186が配置されている。該風路ケース186は、ラ
ジエーター191の左側方から運転席10の左側方に渡
り上下に長く、左右幅を狭めた細長形状に風路が形成さ
れている。前記風路ケース186の左右側面の上部(運
転席10の側方)に、各取り入れ口186a・186a
が開口され、該取り入れ口186a・186aがメッシ
ュ状のメッシュ網193・193で被装されている。前
記風路ケース186下部の図11の右側面(運転席10
側)にラジエーター191に臨んで開口186bが設け
られている。更に、風路ケース186下部の図11の左
側面は、上部支点188回りに開閉自在な蓋189で被
装され、該蓋189を開けることで内部のメンテナンス
を行うことができる。
【0035】また、前記風路ケース186下部は、エン
ジン72下方の機体フレーム2に支点軸187を介して
枢支され、上部を外側(進行方向の右側)に回動可能と
している。更に、前記風路ケース186下部の進行方向
の左側面には、エンジン72及びラジエーター191の
前後面と上面を被装するカバー185が固設され、該カ
バー185上部に運転席10が固定され、運転席10及
びカバー185が風路ケース186と一体的に回動され
る。
【0036】また、前記風路ケース186左側面下部の
開口186bの直前方に図14に示すステー235が固
設され、該ステー235に前記支持フレーム222に枢
支したアーム224の他端が枢支されている。
【0037】よって、前記風路ケース186を上下に立
状態として、上部の取り入れ口186a・186aより
運転席10側方の塵の少ない外気を取り入れ、下方に流
れながら塵等を落下し、開口186bより除塵シート2
30を介してオイルクーラー227及びラジエーター1
91に外気を供給している。
【0038】そして、前記風路ケース186を外側に回
動させることによって、図11に示す二点鎖線のよう
に、運転席10及びカバー185が一体的に上方に回動
され、エンジン72及びラジエーター191が露出され
る。この時、前記ステー235を介してアーム224が
引っ張られて、オイルクーラー227をともなって支持
フレーム222が下部の枢軸223を中心に回動され、
図14に示すように、ラジエーター191の吸い込み側
の側面が開放され、前述した手動ブロワー165を用い
てメンテナンスを行うことができる。そして、風路ケー
ス186をもとの立状態の位置に回動させるとともに、
支持フレーム222も回動され、ストッパー233が門
型フレーム220上部に当接し、オイルクーラー227
がラジエーター191の直側方のもとの位置にもどされ
る。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1記
載のように、クローラ式走行装置上に水平状に枠組みし
た機体フレームを配置したコンバインにおいて、前記機
体フレームの左右側部の下面に被装板を着脱自在に固設
したことによって、クローラ式走行装置で跳ね揚げた土
や泥や藁屑等が、被装板に当接して、跳ね揚げた土等が
機体フレーム内に入り込んだり、上方の機体の各機器に
付着することがなく、腐食させたり、機体フレーム内に
堆積してクローラー式走行装置の走行の抵抗となる不具
合もなくなる。
【0040】また、請求項2記載のように、運転部の略
側方に刈取部を配したコンバインにおいて、前記刈取部
の運転席側後面を防塵シートで被装したことによって、
引起し装置の運転席側が確実に被装され、穀稈の引き起
こし時に発生する塵埃が運転席側に飛散することがなく
なり、運転席のオペレーターの作業環境を良好に保つこ
とができる。
【0041】また、請求項3記載のように、前記運転部
の刈取部側の側部に、防塵カバーを立設したことによっ
て、刈取部側から吹き上げられる塵を運転席側に飛散す
ることを防ぎ、塵埃に飛散が低減され、運転席のオペレ
ーターの作業環境を良好に保つことができる。
【0042】また、請求項4記載のように、前記運転部
の後部に清掃用の手動型ブロワーを収納するボックスを
着脱自在に固定したことによって、運転席のオペレータ
ーが直側方の収納ボックスより手動ブロワーを取り出
し、機体の各部を手軽に清掃することができる。また、
手動ブロワーが不必要な場合には、収納ボックスととも
に外すことができ、運転席周りのスペースを広くでき
る。
【0043】また、請求項5記載のように、コンバイン
の運転部の下部にエンジンを配置し、エンジン外側にラ
ジエーターを配置し、該ラジエーターの吸い込み側にオ
イルクーラーを配置し、前記ラジエーターへの空気取り
入れ口に前記オイルクーラーを連結し、空気取り入れ口
の開放に連動してオイルクーラーを開放するようにした
ことによって、ラジエーターの吸い込み側が開放され、
オイルクーラーを取り外す作業とをなくすことができ、
メンテナンスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】同じく全体左側面図である。
【図4】刈取部の側面図である。
【図5】刈取部の各搬送体の平面概念図である。
【図6】機体フレームの斜視図である。
【図7】運転部の平面図である。
【図8】防塵カバーを配した運転部の斜視図である。
【図9】運転部防塵カバーの正面図である。
【図10】手動ブロワーを収納した収納ボックスの取付
けを示す側面断面図である。
【図11】風路ケースの正面図一部断面図である。
【図12】同じく風路ケースの側面図である。
【図13】オイルクーラーの支持構成を示す側面図であ
る。
【図14】オイルクーラーの支持フレームを回動させた
状態の正面図である。
【図15】防塵シートの取付構成を示す図である。
【図16】刈刃装置の部分平面図である。
【図17】同じく側面断面図である。
【符号の説明】
2 機体フレーム 6 刈取部 9 クローラ式走行装置 10 運転席 34 引起ケース 72 エンジン 155 防塵シート 160 下部被装板 162 運転部防塵カバー 165 手動ブロワー 166 収納ボックス 186 風路ケース 186a 取り入れ口 191 ラジエーター 227 オイルクーラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山中 秀城 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 奥村 健 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 村岡 宏章 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内 (72)発明者 河村 修 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 草地 寛太 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 田所 昌彦 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 生宗 丈治 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ式走行装置上に水平状に枠組み
    した機体フレームを配置したコンバインにおいて、前記
    機体フレームの左右側部の下面に被装板を着脱自在に固
    設したことを特徴とするコンバインの防塵構成。
  2. 【請求項2】 運転部の略側方に刈取部を配したコンバ
    インにおいて、前記刈取部の運転席側後面を防塵シート
    で被装したことを特徴とするコンバインの防塵構成。
  3. 【請求項3】 運転部の略側方に刈取部を配したコンバ
    インにおいて、前記運転部の刈取部側の側部に、防塵カ
    バーを立設したことを特徴とするコンバインの防塵構
    成。
  4. 【請求項4】 運転部の略側方に刈取部を配したコンバ
    インにおいて、前記運転部の後部に清掃用の手動型ブロ
    ワーを収納するボックスを着脱自在に固定したことを特
    徴とするコンバインの防塵構成。
  5. 【請求項5】 コンバインの運転部の下部にエンジンを
    配置し、エンジン外側にラジエーターを配置し、該ラジ
    エーターの吸い込み側にオイルクーラーを配置し、前記
    ラジエーターへの空気取り入れ口に前記オイルクーラー
    を連結し、空気取り入れ口の開放に連動してオイルクー
    ラーを開放するようにしたことを特徴とするコンバイン
    の防塵構成。
JP10131534A 1998-05-14 1998-05-14 コンバインの防塵構成 Pending JPH11318173A (ja)

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