JP2003115451A - 露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 - Google Patents

露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法

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gas
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Takayasu Hasegawa
敬恭 長谷川
Shigeru Terajima
茂 寺島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査露光等を行うためにウエハが移動する
際、投影光学系とウエハとの間から、露光光が通る光路
空間内の透過率をほぼ一定に保つ。 【解決手段】 投影光学系とウエハステージとの間に、
露光光の光路を含む光路空間と光路空間周辺の周辺空間
とを形成する遮蔽部材と、この光路空間に不活性ガスを
供給する第1ガス供給手段とを有する露光装置が、ウエ
ハステージの移動に伴って発生する、ウエハに到達する
露光光の光量の合計の変化を低減する低減手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、半導体素
子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッドその他の
マイクロデバイスを製造するためなどに用いられる露光
装置及びにこの露光装置を用いたデバイスの製造方法や
この露光装置の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子などを製造するためのフォト
リソグラフィ工程において、投影光学系を介してマスク
(例えば、レチクル)のパターン像を感光性基板に投影
し露光する露光装置が使用されている。近年、半導体集
積回路は、微細化の方向で開発が進み、フォトリソグラ
フィ工程においては、フォトリソグラフィ光源の短波長
化が進んでいる。
【0003】しかしながら、真空紫外線、特に250n
mよりも短い波長の光、例えば、KrFエキシマレーザ
(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長19
3nm)、Fレーザ(波長157nm)、またはYA
Gレーザなどの高調波などの光を露光用光として用いる
場合やX線を露光光として用いる場合などにおいて、酸
素による露光光の吸収などの影響で、露光光の強度が低
下するなどの課題が生じていた。
【0004】そこで、従来では、Fエキシマレーザの
ような光源を有する露光装置において、光路部分のみを
密閉する密閉空間を形成し、例えば、窒素のような酸素
を含まない気体によって密閉空間内のガスを置換し、露
光光の透過率の低下を回避しようとしていた。
【0005】図15は、投影光学系(鏡筒)の最終光学
部材と感光性基板(ウエハ)との間の光路空間に不活性
ガスを供給することによって該光路空間に不活性ガス雰
囲気を形成して露光を実施する露光装置を示す図であ
る。この露光装置では、露光領域上の光路空間とその周
辺雰囲気とを分離するために該光路空間の周辺に遮蔽部
材を設け、該空間内に露光領域周辺から不活性ガスを供
給する。これにより、光路空間内の雰囲気の不活性ガス
濃度を高濃度にすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示す露光装置においては、周辺雰囲気の温度を安定化
するために温調ガスが露光領域周辺に流されている。こ
の温調ガスが直接吹きつけられるウエハステージの端部
は若干圧力が上昇し、ウエハステージの移動と伴に光路
空間の周辺の圧力分布を変化させることになる。この場
合、ウエハステージの移動に伴う圧力変動に対応して、
光路空間内部の圧力も変化し、その圧力の変化に応じて
光路空間内の不活性ガスの濃度が変化してしまい、不活
性ガス濃度が安定化しない。
【0007】また、図16、図17に示すように、ステ
ージの移動時に光路空間周辺の雰囲気を巻き込みが発生
する場合がある。図16に示すように周辺雰囲気の流れ
が+X方向に向かっている場合、ステージの移動方向が
+X方向ではノズル1の下部(空間A)に存在する雰囲
気の巻き込みが発生し、逆に−X方向への移動の場合、
ノズル2の下部(空間B)に存在する雰囲気の巻き込み
が発生する。周辺雰囲気の流れにより、光路空間内から
漏れ出した不活性ガスが多く存在するのはノズル2の下
部(空間B)になり、空間Aと空間Bでは不活性ガスの
濃度が異なり、空間Bの不活性ガス濃度が高くなる。そ
のために、ステージの移動方向によって、光路空間内に
巻き込んでくる不活性ガスの濃度が異なり、光路空間内
部の不活性ガス濃度が変化する。
【0008】同じ問題が、マスク(例えば、レチクル)
周辺に不活性ガスを供給する場合にも当てはまり、レチ
クルにおいても遮蔽部材によって囲まれた光路空間内の
不活性ガス濃度が変化してしまい、不活性ガス濃度が安
定化しない。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の露光装置は、光源からの光でマスクに形成
されたパターンを照明する照明光学系、前記マスクが搭
載されており、移動可能なマスクステージ、前記マスク
のパターンからの光をウエハに導く投影光学系、前記ウ
エハが搭載されており、移動可能なウエハステージとを
有する露光装置であって、露光光が通過する空間のう
ち、前記照明光学系と前記マスクステージとの間、前記
マスクステージと前記投影光学系との間、前記投影光学
系と前記ウエハステージとの間の少なくとも1箇所に、
前記露光光の光路を含む光路空間と該光路空間周辺の周
辺空間とを形成する遮蔽部材と、前記光路空間に不活性
ガスを供給する第1ガス供給手段と、前記マスクステー
ジ及び/又は前記ウエハステージの移動に伴って発生す
る、前記ウエハに到達する前記露光光の光量の合計の変
化を低減する低減手段とを有することを特徴としてい
る。
【0010】ここで、前記低減手段が、前記レチクルの
パターンに到達する光量を調節する手段、前記光源の光
量を調整する手段、前記光源からの露光光の光路中にフ
ィルターを挿入する手段、前記光源からの露光光の光路
中に配置された絞り、前記レチクルステージ及び/又は
前記ウエハステージの駆動速度を調整する手段を有する
ようにしてもよい。
【0011】前記レチクルステージ及び/又は前記ウエ
ハステージの位置情報、移動速度に関する情報、移動方
向に関する情報の少なくとも1つの情報に基づいて、或
いは前記光路空間内部の圧力を測る圧力センサを有し、
該センサの出力に従って、或いは前記光路空間内部の酸
素濃度及び/又は水分濃度を測定する濃度センサを有
し、該センサの出力に従って、前記低減手段を制御する
ように構成すると好ましい。
【0012】また、前記周辺空間にガスを供給する第2
ガス供給手段を有するように構成しても良く、この第2
ガス供給手段が供給するガスは不活性ガスであるように
すると尚好ましい。
【0013】ここで、前記ウエハステージと前記投影光
学系との間の第1光路空間を前記周辺空間に対して遮蔽
する前記遮蔽部材を有し、前記第1光路空間に不活性ガ
スを供給する前記第1ガス供給手段は、所定の一方向に
向かって不活性ガスを供給するようにしても良い。
【0014】ここで、前記ウエハステージと前記投影光
学系との間の第1光路空間を前記周辺空間に対して遮蔽
する前記遮蔽部材と、前記照明光学系と前記マスクステ
ージとの間及び/又は前記マスクステージと前記投影光
学系との間の第2光路空間を前記周辺空間に対して遮蔽
する前記遮蔽部材とを有し、前記第1ガス供給手段によ
り前記第1光路空間に不活性ガスを供給する供給口と前
記第1ガス供給手段により前記第2光路空間に不活性ガ
スを供給する供給口とが、前記照明光学系及び/又は前
記投影光学系の光軸に関して実質的に反対側にあるよう
に構成しても良い。
【0015】前記低減手段が、前記光路空間に不活性ガ
スを供給する量及び/又は前記光路空間からガスを排気
する量を調整するように構成しても良い。また、前記低
減手段が、前記周辺空間にガスを供給する量及び/又は
前記周辺空間からガスを排気する量を調整するようにし
ても良い。
【0016】また、前記低減手段は、前記レチクルステ
ージ及び/又は前記ウエハステージの移動に伴う前記露
光光の透過率の変化に対して、前記露光光の光量を調節
しても良いし、前述のステージの走査速度を変化させる
ようにしても良い。
【0017】また、前記低減手段は、前記光路空間内の
不活性ガス濃度の変化を低減する、或いは前記光路空間
内と前記周辺空間内との圧力差の変化を低減するように
しても良い。
【0018】また、デバイス製造方法であって、前述の
露光装置を用いて、感光材が塗布された基板にパターン
を転写する転写工程と、前記基板を現像する現像工程と
を備えることを特徴としている。
【0019】また、マスクに形成されたパターンを露光
光を用いて基板に投影し転写する露光装置であって、ス
テージと、光学系と、前記ステージと前記光学系との間
の露光光が通過する空間を含む光路空間に不活性ガスの
流れを形成するガス流形成機構と、前記ガス流形成機構
周辺の雰囲気の流速もしくは圧力を制御する制御手段と
を備えることを特徴としても良い。
【0020】ここで、前記ガス流形成機構周辺に配置さ
れ、ガスを供給する給気部と、前記ガス流形成機構周辺
に配置され、前記不活性ガスを含むガスを排気する排気
部とを更に備えるようにしても良い。
【0021】また、前記制御手段は、前記光路空間の圧
力に基づいて、前記給気部及び前記排気部の少なくとも
一方の動作を制御するようにしても良い。
【0022】また、前記制御手段は、前記給気部の給気
量を一定にし、前記光路空間内の圧力に基づいて、前記
排気部の排気量を制御するようにしても良い。
【0023】また、前記制御手段は、前記排気部の排気
量を一定にし、前記光路空間内の圧力に基づいて、前記
給気部の給気量を制御するようにしても良い。
【0024】前記制御手段は、前記ステージの位置に基
づいて、前記給気部及び前記排気部の少なくとも一方の
動作を制御するようにしても良い。
【0025】前記制御手段は、前記給気部の給気量を一
定にし、前記ステージの位置に基づいて、前記排気部の
排気量を制御するようにしても良い。
【0026】前記制御手段は、前記排気部の排気量を一
定にし、前記ステージの位置に基づいて、前記給気部の
給気量を制御するようにしても良い。
【0027】前記制御手段は、前記光路空間内の所定ガ
ス濃度を測定する濃度測定手段を備え、前記濃度測定手
段の測定結果に基づいて、前記給気部及び前記排気部の
少なくとも一方の動作を制御するようにしても良い。
【0028】前記制御手段は、前記給気部の給気量を一
定にし、前記濃度測定手段の測定結果に基づいて、前記
排気部の排気量を制御するようにしても良い。
【0029】前記制御手段は、前記排気部の排気量を一
定にし、前記濃度測定手段の測定結果に基づいて、前記
給気部の給気量を制御するようにしても良い。
【0030】前記制御手段は、前記光路空間周辺の所定
ガス濃度を測定する濃度測定手段を備え、前記濃度測定
手段の測定結果に基づいて、前記給気部及び前記排気部
の少なくとも一方の動作を制御するようにしても良い。
【0031】前記制御手段は、前記給気部の給気量を一
定にし、前記濃度測定手段の測定結果に基づいて、前記
排気部の排気量を制御するようにしても良い。
【0032】前記制御手段は、前記排気部の排気量を一
定にし、前記光路空間周辺の所定ガス濃度に基づいて、
前記給気部の給気量を制御するようにしても良い。
【0033】前記制御手段は、前記光路空間周辺の圧力
を測定する圧力測定手段を備え、前記圧力測定手段の測
定結果に基づいて、前記給気部及び前記排気部の少なく
とも一方の動作を制御するようにしても良い。
【0034】前記制御手段は、前記給気部の給気量を一
定にし、前記圧力測定手段の測定結果に基づいて、前記
排気部の排気量を制御するようにしても良い。
【0035】前記制御手段は、前記排気部の排気量を一
定にし、前記圧力測定手段の測定結果に基づいて、前記
給気部の給気量を制御するようにしても良い。
【0036】前記所定ガスは、前記不活性ガス、あるい
は該不活性ガス以外の大気中のガス成分のいずれかある
いはその組み合わせであるようにしても良い。
【0037】前記制御手段は、前記給気部の給気量を制
御する第1流量制御器と、前記排気部の排気量を制御す
る第2流量制御器とを備えるようにしても良い。
【0038】前記ステージ、前記光学系、前記ガス流形
成機構を少なくとも含む露光装置本体を密閉するチャン
バを更に備え、前記給気部及び前記排気部は、前記チャ
ンバの一部に構成されているようにしても良い。
【0039】前記給気部は、それぞれに流量制御器が接
続されている垂直方向へガスを供給する複数の給気部で
あり、前記制御手段は、前記複数の給気部の動作を制御
するようにしても良い。
【0040】前記制御手段は、前記ステージの位置に応
じて前記複数の給気部の各給気部の動作を制御するよう
にしても良い。
【0041】前記制御手段は、前記光路空間内の所定ガ
ス濃度に応じて前記複数の給気部の各給気部の動作を制
御するようにしても良い。
【0042】前記制御手段は、前記光路空間内の圧力に
応じて前記複数の給気部の各給気部の動作を制御するよ
うにしても良い。
【0043】前記不活性ガスは、窒素ガスまたはヘリウ
ムガスであるようにしても良い。
【0044】前記ガス流形成機構は、投影光学系と基板
との間の光路空間に不活性ガスの流れを形成するように
配置されているようにしても良い。
【0045】前記ガス流形成機構は、マスクを照明する
照明系と該マスクを保持するマスクステージとの間の光
路空間に不活性ガスの流れを形成するように配置されて
いるようにしても良い。
【0046】前記ガス流形成機構は、マスクを保持する
マスクステージと投影光学系との間の光路空間に不活性
ガスの流れを形成するように配置されているようにして
も良い。
【0047】前記ガス流形成機構は、投影光学系と基板
との間の第1光路空間に不活性ガスの流れを形成するよ
うに配置された第1ガス流形成機構と、マスクを照明す
る照明系と該マスクを保持するマスクステージとの間の
第2光路空間に不活性ガスの流れを形成するように配置
された第2ガス流形成機構と、前記マスクステージと前
記投影光学系との間の第3光路空間に不活性ガスの流れ
を形成するように配置された第3ガス流形成機構とを備
えるようにしても良い。
【0048】本発明の露光装置の制御方法は、ステージ
と、光学系と、前記ステージと前記光学系との間の露光
光が通過する空間を含む光路空間に不活性ガスの流れを
形成するガス流形成機構とを備え、マスクに形成された
パターンを露光光を用いて基板に投影し転写する露光装
置の制御方法であって、前記光路空間内部の圧力を測定
する測定工程と、前記測定工程によって測定された圧力
に基づいて、前記ガス流形成機構周辺の雰囲気の流速も
しくは圧力を制御する制御工程とを備えることを特徴と
している。
【0049】本発明のデバイス製造方法であって、露光
装置を用いて、感光材が塗布された基板にパターンを転
写する転写工程と、前記基板を現像する現像工程とを備
え、前記露光装置は、ステージと、光学系と、前記ステ
ージと前記光学系との間の露光光が通過する空間を含む
光路空間に不活性ガスの流れを形成するガス流形成機構
と、前記ガス流形成機構周辺の雰囲気の流速もしくは圧
力を制御する制御手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0050】マスクに形成されたパターンを露光光を用
いて基板に投影し転写する露光装置であって、ステージ
と、光学系と、前記ステージと前記光学系との間の露光
光が通過する空間を含む光路空間に不活性ガスの流れを
形成するガス流形成機構と、前記ガス流形成機構へ前記
不活性ガスを給気する給気量を制御する第1流量制御器
と、前記ガス流形成機構から前記不活性ガスを含むガス
を排気する排気量を制御する第2流量制御器と、前記第
1及び第2流量制御器の少なくとも一方の動作を制御す
る制御手段とを備えるようにしても良い。
【0051】また、前記制御手段は、前記光路空間の圧
力に基づいて、前記第1及び第2流量制御器の少なくと
も一方の動作を制御するようにしても良い。
【0052】前記制御手段は、前記第1流量制御器の給
気量を一定にし、前記光路空間内の圧力に基づいて、前
記第2流量制御器の排気量を制御するようにしても良
い。
【0053】前記制御手段は、前記第2流量制御器の排
気量を一定にし、前記光路空間内の圧力に基づいて、前
記第1流量制御器の給気量を制御するようにしても良
い。
【0054】前記制御手段は、前記ステージの位置に基
づいて、前記第1及び第2流量制御器の少なくとも一方
の動作を制御するようにしても良い。
【0055】前記制御手段は、前記第1流量制御器の給
気量を一定にし、前記ステージの位置に基づいて、前記
第2流量制御器の排気量を制御するようにしても良い。
【0056】前記制御手段は、前記第2流量制御器の排
気量を一定にし、前記ステージの位置に基づいて、前記
第1流量制御器の給気量を制御するようにしても良い。
【0057】前記制御手段は、前記光路空間内の所定ガ
ス濃度に基づいて、前記第1及び第2流量制御器の少な
くとも一方の動作を制御するようにしても良い。
【0058】前記制御手段は、前記第1流量制御器の給
気量を一定にし、前記光路空間内の所定ガス濃度に基づ
いて、前記第2流量制御器の排気量を制御するようにし
ても良い。
【0059】前記制御手段は、前記第2流量制御器の排
気量を一定にし、前記光路空間内の所定ガス濃度に基づ
いて、前記第1流量制御器の給気量を制御するようにし
ても良い。
【0060】前記所定ガスは、前記不活性ガス、あるい
は該不活性ガス以外の大気中のガス成分のいずれかある
いはその組み合わせであるようにしても良い。
【0061】前記光路空間周辺の圧力を測定する圧力測
定手段を更に備え、前記制御手段は、前記圧力測定手段
の測定結果に基づいて、前記第1及び第2流量制御器の
少なくとも一方の動作を制御するようにしても良い。
【0062】前記制御手段は、前記第1流量制御器の給
気量を一定にし、前記圧力測定手段の測定結果に基づい
て、前記第2流量制御器の排気量を制御するようにして
も良い。
【0063】前記制御手段は、前記第2流量制御器の排
気量を一定にし、前記圧力測定手段の測定結果に基づい
て、前記第1流量制御器の給気量を制御するようにして
も良い。
【0064】前記光路空間周辺の所定ガスの濃度を測定
する濃度測定手段を更に備え、前記制御手段は、前記濃
度測定手段の測定結果に基づいて、前記第1及び第2流
量制御器の少なくとも一方の動作を制御するようにして
も良い。
【0065】前記制御手段は、前記第1流量制御器の給
気量を一定にし、前記濃度測定手段の測定結果に基づい
て、前記第2流量制御器の排気量を制御するようにして
も良い。
【0066】前記制御手段は、前記第2流量制御器の排
気量を一定にし、前記濃度測定手段の測定結果に基づい
て、前記第1流量制御器の給気量を制御するようにして
も良い。
【0067】前記所定ガスは、前記不活性ガス、あるい
は該不活性ガス以外の大気中のガス成分のいずれかある
いはその組み合わせであるようにしても良い。
【0068】前記不活性ガスは、窒素ガスまたはヘリウ
ムガスであるようにしても良い。
【0069】前記ガス流形成機構は、前記光学系と基板
との間の光路空間に不活性ガスの流れを形成するように
配置されているようにしても良い。
【0070】前記ガス流形成機構は、マスクを照明する
照明系と該マスクを保持するマスクステージとの間の光
路空間に不活性ガスの流れを形成するように配置されて
いるようにしても良い。
【0071】前記ガス流形成機構は、マスクを保持する
マスクステージと前記光学系との間の光路空間に不活性
ガスの流れを形成するように配置されているようにして
も良い。
【0072】前記ガス流形成機構は、前記光学系と基板
との間の第1光路空間に不活性ガスの流れを形成するよ
うに配置された第1ガス流形成機構と、マスクを照明す
る照明系と該マスクを保持するマスクステージとの間の
第2光路空間に不活性ガスの流れを形成するように配置
された第2ガス流形成機構と、前記マスクステージと前
記光学系との間の第3光路空間に不活性ガスの流れを形
成するように配置された第3ガス流形成機構とを備える
ようにしても良い。
【0073】また、本発明の露光装置の制御方法は、ス
テージと、光学系と、前記ステージと前記光学系との間
の露光光が通過する空間を含む光路空間に不活性ガスの
流れを形成するガス流形成機構とを備え、マスクに形成
されたパターンを露光光を用いて基板に投影し転写する
露光装置の制御方法であって、前記光路空間内部の圧力
を測定する測定工程と、前記測定工程によって測定され
た圧力に基づいて、前記ガス流形成機構へ前記不活性ガ
スを給気する給気量を制御する第1流量制御器と該ガス
流形成機構から前記不活性ガスを含むガスを排気する排
気量を制御する第2流量制御器との少なくとも一方の動
作を制御する制御工程とを備えるようにしても良い。
【0074】本発明のデバイス製造方法は、露光装置を
用いて、感光材が塗布された基板にパターンを転写する
転写工程と、前記基板を現像する現像工程とを備え、前
記露光装置は、ステージと、光学系と、前記ステージと
前記光学系との間の露光光が通過する空間を含む光路空
間に不活性ガスの流れを形成するガス流形成機構と、前
記ガス流形成機構へ前記不活性ガスを給気する給気量を
制御する第1流量制御器と、前記ガス流形成機構から前
記不活性ガスを含むガスを排気する排気量を制御する第
2流量制御器と、前記第1及び第2流量制御器の少なく
とも一方の動作を制御する制御手段とを備えるようにし
ても良い。
【0075】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。
【0076】[実施形態1]図1は本発明の実施形態1
の露光装置の一部を示す図である。
【0077】この露光装置は、例えば、不図示のF
キシマレーザのような短波長レーザ光を照明光として発
生する光源を備え、該光源が照明光(露光光)は適当な
照明光学部材を介してレチクル(マスク)を均一に照明
する。レチクルを透過した光(露光光)は、投影光学系
101を構成する種々の光学部材を介してウエハステー
ジ102上に載置されたウエハチャック104によって
保持されたウエハ103の表面上に到達し、ここにレチ
クルのパターンを結像する。
【0078】ウエハステージ102は、3次元方向(X
YZ方向)に移動可能に構成されている。レチクルのパ
ターンは、ステッピング移動と露光とを繰り返す所謂ス
テッピングアンドリピート方式で、ウエハ103上に逐
次投影され転写される。また、本発明をスキャン露光装
置に適用した場合においても、ほぼ同じ構成となる。
【0079】露光時には、温調された不活性ガス(例え
ば、窒素ガス、ヘリウムガス等)を給気バルブ111を
介して、投影光学系101下部の遮蔽部材(仕切り部
材)115とウエハ103との間の、露光光が通過する
空間及びその周辺を含む空間(以下、光路空間)116
に給気口113から供給する。光路空間116に供給さ
れた不活性ガスの一部は、排気口114で回収され排気
バルブ112を介して排気される。給気バルブ111、
給気口113、排気口114、排気バルブ112等は、
光路空間116に不活性ガス等のガスの流れを形成する
ガス流形成機構の一例である。
【0080】また、投影光学系101、ウエハステージ
102、ウエハチャック104、ウエハ103を含む露
光装置本体を密閉したチャンバ200の壁面に、温調ガ
ス(ドライエアまたは低濃度の不活性ガス等)をチャン
バ200内にフィルタ124を介して供給する給気部1
21と、チャンバ200内のガスを回収して外部に排気
する排気部122が設けられている。
【0081】尚、図1中の矢印は、不活性ガスの流れを
示している。
【0082】また、基本的には、周辺雰囲気に対して光
路空間116を陽圧にすることで、露光雰囲気の酸素濃
度を低下させる。そのため、排気バルブ112を介して
排気される排気量以上に光路空間116から周辺空間に
漏れ出す不活性ガスの供給量は多い。そのため、排気口
114は状況により必要ではない場合もある。光路空間
116外に漏れ出した不活性ガスは、温調ガス(ドライ
エアまたは低濃度の不活性ガス等)が給気部121から
フィルタ124を介して供給され、周辺雰囲気と伴に排
気部122で回収され排気される。この周辺雰囲気によ
り、露光領域周辺の温調がなされる。
【0083】給気バルブ111及び排気バルブ112の
開閉及び開度、温調ガスの供給量を制御する流量制御器
120a及び不活性ガス等の排気量を制御する流量制御
器123a、光路空間116内の圧力を測定する圧力計
117、ウエハ103の交換用のウエハ交換扉125
は、それぞれ環境制御器131で制御される。流量制御
器120a、123aの流量は、流量計120b、12
3bの値を元に環境制御器131で制御される。また、
ウエハステージ102はステージ制御器132で制御さ
れる。環境制御器131及びステージ制御器132並び
に不図示の他の制御器は、メインコントローラ133に
より、ウエハ交換、アライメント動作、露光動作等の種
々の動作の際において統括的に制御される。メインコン
トローラ133による制御内容や露光装置の動作状態
は、監視装置134によって監視される。
【0084】給気部121から供給される温調ガスが直
接吹きつけられるウエハステージ102の端部などは若
干圧力が高くなり、ウエハステージ102の移動に応じ
て光路空間116周辺の圧力分布が変化し、光路空間1
16内の圧力もそれに応じて変化する。この圧力変化に
より、光路空間116内の不活性ガス濃度が変化し、不
活性ガス濃度が安定しない。
【0085】そこで、実施形態1では、光路空間116
内の圧力を圧力計117を用いて測定し、その圧力に応
じて周辺雰囲気の流速、もしくは圧力を制御することで
光路空間116内の不活性ガス濃度を安定化させる。
【0086】そして、周辺雰囲気の流速もしくは圧力の
制御は、給気部121から供給される温調ガスの供給量
を一定として、排気部122から排気される排気量を制
御することで行う。これにより、光路空間116内の不
活性ガスの濃度の安定化を図ることができる。具体的に
は、光路空間116内の圧力が高くなった時には光路空
間116内の不活性ガス濃度が上昇するために、排気口
122からの排気量を多くすることで光路空間116内
の不活性ガス濃度を減少させ、光路空間116内の圧力
が低くなった場合には排気口122からの排気量を落と
すことで、光路空間116内の不活性ガス濃度を上昇さ
せるといった制御を行う。
【0087】尚、実施形態1では、給気部121から供
給される温調ガスの給気量を一定にして排気量を制御し
たが、逆に排気量を一定にして、給気量を制御しても良
い。
【0088】また、光路空間116内の圧力を圧力計1
17で測定することで、光路空間116内の不活性ガス
濃度を安定化させたが、この圧力とウエハステージ10
2の位置には相関があり、周辺雰囲気が吹きつけられる
ウエハステージ102の端部は圧力が高く、ウエハステ
ージ102の移動に伴って、圧力分布が変化するため
に、光路空間116内の圧力が変化する。そこで、この
ウエハステージ102の位置に対応して、周辺雰囲気の
給気量や排気量を制御しても良い。また、ウエハステー
ジの移動方向、移動速度に対応させても良いし、また、
ウエハステージではなく、レチクルステージの位置、移
動方向、移動速度に対応して周辺雰囲気の給気量や排気
量を制御しても良い。
【0089】また、光路空間116内の圧力を圧力計1
17で測定することで、光路空間116内の不活性ガス
濃度を安定化させたが、光路空間116内の圧力と光路
空間116内の不活性ガス濃度の関係を求め、圧力を測
定する変わりに、光路空間116内部の不活性ガス濃
度、もしくは他成分濃度(例えば、大気中に含まれる酸
素、二酸化炭素、水等)を測定した結果に基づいて、光
路空間116の周辺雰囲気の給気量、または排気量を制
御することで、不活性ガス濃度を高精度に安定化させる
ようにしても良い。
【0090】光路空間116周辺雰囲気の上流側では周
辺雰囲気の流れにより不活性ガス濃度が低く、また、周
辺雰囲気の流れが直接あたるウエハステージ102の端
部が光路空間116に近づくと周辺雰囲気の不活性ガス
濃度は更に低くなる。この光路空間116周辺雰囲気の
不活性ガス濃度、特に、周辺雰囲気の上流側の不活性ガ
ス濃度もしくは他成分濃度を測定する濃度測定計(不図
示)を有し、その測定結果に基づいて、周辺雰囲気の給
気量もしくは排気量を制御しても、光路空間116内の
不活性ガス濃度を安定化させることができる。この場
合、光路空間116周辺の不活性ガス濃度の減少に伴っ
て、周辺雰囲気の給気量を減らす、もしくは、排気量を
減らすように制御し、光路空間116周辺の不活性ガス
濃度の増加に伴って、周辺雰囲気の給気量を増やす、も
しくは、排気量を増やすように給排気量を制御すればよ
い。
【0091】また、光路空間116周辺雰囲気の上流側
では周辺雰囲気の流れにより圧力が若干高く、また、周
辺雰囲気の流れが直接あたるステージの端部が光路空間
116に近づくと周辺雰囲気の圧力は更に若干高くな
る。この光路空間周辺の圧力、特に、周辺雰囲気の上流
側の圧力を測定する圧力測定計(不図示)を有し、その
測定結果に基づいて、周辺雰囲気の給気量もしくは排気
量を制御しても、光路空間116内の不活性ガス濃度を
安定化させることができる。この場合、光路空間116
周辺の圧力上昇に伴って、周辺雰囲気の給気量を減ら
す、もしくは、排気量を減らすように制御し、光路空間
116周辺の圧力減少に伴って、周辺雰囲気の給気量を
増やす、もしくは、排気量を増やすように給排気量を制
御すればよい。
【0092】[実施形態2]実施形態1では、周辺雰囲
気が水平方向に流れているのに対し、実施形態2では、
周辺雰囲気が垂直方向に流れている場合に対応したもの
である。
【0093】実施形態2の最も特徴的な構成としては、
図2に示すように、投影光学系101周辺に設けた複数
個の給気部121からなる給気部群それぞれに流量制御
器120aと流量計120bを設けた点である。各流量
制御器120aは、流量計120bの値を元に環境制御
器131により制御される。
【0094】尚、図2において、図1と共通する構成要
素については、同じ参照番号を付加している。また、環
境制御器131、ステージ制御器132、メインコント
ローラ133、監視装置134等の図示は省略してい
る。
【0095】給気部121群を構成する各給気部121
に設けた流量制御器121は、環境制御器131によっ
て個別に流速(流量)を制御することが可能である。実
施形態1と同様に、光路空間116内の圧力やウエハス
テージ102の位置に応じて排気量一定の状態にし、一
括で給気量を制御、もしくは給気量を一定にした状態で
排気量を制御しても良い。但し、実施形態2では、ウエ
ハステージ102の位置に対応して周辺雰囲気の流速分
布を変化させることで、光路空間116内の不活性ガス
濃度を安定化させる。
【0096】実施形態1でも述べたように、温調ガス
(ドライエアまたは低濃度の不活性ガス等)が給気部1
21群から供給され光路空間116周辺に流される。こ
の供給される温調ガスが直接吹きつけられるウエハステ
ージ102面などは若干圧力が高くなり、ウエハステー
ジ102の移動に応じて光路空間116周辺の圧力分布
に変化が生じる。これにより、光路空間116内の圧力
もそれに応じて変化する。
【0097】そこで、ウエハステージ102面の上部に
存在する給気口120aからの給気量を抑え、逆に、残
りの給気口120aからの給気量を増やすことで、全体
の温調ガスの流量を一定にして光路空間116内の圧力
を安定化させることで、光路空間116内の不活性ガス
濃度を安定化させることができる。
【0098】また、実施形態2では、ウエハステージ1
02の位置により、周辺雰囲気の給気量を制御する方法
を示したが、光路空間116内の圧力により周辺雰囲気
の流速分布を制御しても良い。この場合、光路空間11
6内部の圧力の上昇に伴って、光路空間付近の流量を上
げるように周辺雰囲気の流量を制御し、光路空間116
周辺の圧力の減少に伴って、周辺雰囲気の流量を下げる
ように周辺雰囲気の流量を制御することで、光路空間1
16内の圧力を一定に保つ。これにより、光路空間11
6内部の濃度を安定化する。
【0099】また、光路空間116内の所定ガス濃度に
基づいて、周辺雰囲気の給気量を制御しても良い。この
場合は、光路空間116内部の不活性ガス濃度減少に伴
って、光路空間116付近の流量を下げるように周辺雰
囲気の流量を制御し、光路空間116内部の不活性ガス
濃度上昇に伴って、光路空間116付近の流量を上げる
ように周辺雰囲気の流量を制御することで、光路空間1
16内部の濃度を安定化する。
【0100】[実施形態3]実施形態1、2において、
投影光学系とウエハステージとの間に適用された発明
は、照明光学系とレチクルステージとの間、及び、レチ
クルステージと投影光学系との間に対しても適用するこ
とができる。図3は、本発明を投影光学系とウエハステ
ージとの間、照明光学系とレチクルステージとの間、及
び、レチクルステージと投影光学系との間に対して適用
した露光装置を示す図である。
【0101】尚、図3において、図1と共通する構成要
素については、同じ参照番号を付加している。また、環
境制御器131、ステージ制御器132、メインコント
ローラ133、監視装置134等の図示は省略してい
る。
【0102】図3に示す露光装置では、投影光学系10
1の最終光学部材(カバーガラス)144とウエハチャ
ック104(ウエハ103)との間の第1光路空間11
6については、第1光路空間116に給気バルブ111
を介して不活性ガスを供給する第1給気口113、並び
に、第1光路空間116から不活性ガス等を第1排気口
114を介して排気する排気バルブ112が設けられて
いる。
【0103】また、レチクル(マスク)141を照明す
る照明光学系150とレチクルステージ142(レチク
ル141)との間の第2光路空間140については、第
2光路空間140に給気バルブ130を介して不活性ガ
スを供給する第2給気口131、並びに、第2光路空間
140から不活性ガス等を第2排気口132を介して排
気する排気バルブ133が設けられている。
【0104】また、レチクルステージ142と投影光学
系101との間の第3光路空間143については、第3
光路空間143に給気バルブ134を介して不活性ガス
を供給する第3給気口135、並びに、第3光路空間1
43から不活性ガス等を第3排気口136を介して排気
する排気バルブ137が設けられている。
【0105】そして、第1乃至第3光路空間(116、
140、143)内の各圧力を第1乃至第3圧力計(1
17、138、139)を用いて測定し、その圧力に応
じて周辺雰囲気の流速、もしくは圧力を制御することで
第1乃至第3光路空間(116、140、143)内の
不活性ガス濃度を安定化させる。
【0106】尚、周辺雰囲気の制御は、実施形態1と同
様である。
【0107】図3において、レチクルステージ142
は、ウエハステージ102と同期しつつステージ制御器
132により制御される。また、温調ガスの供給量を制
御する流量制御器120a及び不活性ガス等の排気量を
制御する流量制御器123a、ウエハ103の交換用の
ウエハ交換扉125、レチクル141交換用のレチクル
交換扉139、第1乃至第3圧力計(117、138、
139)及び第1乃至第3給気バルブ(111、13
0、134)及び第1乃至第3排気バルブ(112、1
33、137)それぞれは、環境制御器131により制
御される。環境制御器131及びステージ制御器132
並びに不図示の他の制御器は、メインコントローラ13
3により、ウエハ交換、アライメント動作、露光動作等
の種々の動作の際において統括的に制御される。メイン
コントローラ133による制御内容や露光装置の動作状
態は、監視装置134によって監視される。
【0108】また、図3ではレチクルステージ142周
辺とウエハステージ102周辺の圧力を給気口121か
らの給気量もしくは排気口122の排気量を元に制御す
ることを示したが、同一の給排気口を使用して各ステー
ジの動作に応じた周辺雰囲気の制御を行うことは難し
い。そこで、レチクルステージ142とウエハステージ
102に対し、個別に周辺雰囲気を流すための給気口、
もしくは排気口、もしくは給排気口を設け、個別に実施
形態1と同様の制御を行うことで、第1乃至第3光路空
間(116、140、143)の各光路空間内の不活性
ガス濃度をより安定化することができる。
【0109】[実施形態4]図4は本発明の実施形態4
の露光装置の一部を示す図である。
【0110】尚、図4において、図1と共通する構成要
素については、同じ参照番号を付加している。
【0111】露光時には、温調された不活性ガス(例え
ば、窒素ガス、ヘリウムガス等)を第1流量制御器11
1aを介して、投影光学系101下部の遮蔽部材115
とウエハ103との間の光路空間116に給気口113
から供給する。光路空間116に供給された不活性ガス
の一部は、排気口114で回収され第2流量制御器11
2aを介して排気される。第1流量制御器111a、給
気口113、排気口114、第2流量制御器112a等
は、光路空間116に不活性ガス等のガスの流れを形成
するガス流形成機構の一例である。
【0112】尚、第1及び第2流量制御器111a、1
12aの流量は対応する第1及び第2流量計111b、
112bの測定値を元に、環境制御器131で制御され
る。
【0113】また、基本的には、周辺雰囲気に対して光
路空間116を陽圧にすることで、露光雰囲気の酸素濃
度を低下させる。そのため、第2流量制御器112aを
介して排気される排気量以上に光路空間116から周辺
空間に漏れ出す不活性ガスの供給量は多い。光路空間1
16外に漏れ出した不活性ガスは、温調ガス(ドライエ
アまたは低濃度の不活性ガス等)が給気バルブ120を
介して給気部121からフィルタ124を介して供給さ
れ、周辺雰囲気と伴に排気部122で回収され排気バル
ブ123から排気される。この周辺雰囲気により、露光
領域周辺の温調がなされる。
【0114】不活性ガスの供給量を制御する第1流量制
御器111a及び不活性ガスを含むガスの排気量を制御
する第2流量制御器112a、給気バルブ120及び排
気バルブ123の開閉及び開度、光路空間116内の圧
力を測定する圧力計117、ウエハ103の交換用のウ
エハ交換扉125は、それぞれ環境制御器131で制御
される。また、ウエハステージ102はステージ制御器
132で制御される。
【0115】実施形態4では、光路空間116内の圧力
を圧力計113を用いて測定し、その圧力に応じて光路
空間116への不活性ガスの給気量もしくは光路空間1
16からの不活性ガスを含むガスの排気量を制御するこ
とで、光路空間116内の不活性ガス濃度を安定化させ
る。
【0116】そして、給気量もしくは排気量の制御は、
例えば、ウエハステージ102の移動に伴って、排気量
を一定にしている場合は給気量を制御することで光路空
間116内の不活性ガス濃度を安定化させることがで
き、給気量を一定にしている場合は排気量を制御するこ
とで光路空間116内の不活性ガス濃度を安定化させる
ことができる。
【0117】尚、実施形態1では、光路空間116内の
圧力を圧力計117で測定することで、光路空間116
内の不活性ガス濃度を安定化させたが、この圧力とウエ
ハステージ102の位置には相関があり、周辺雰囲気が
吹きつけられるウエハステージ102の端部は圧力が高
く、ウエハステージ102の移動に伴って、圧力分布が
変化するために、光路空間116内の圧力が変化する。
そこで、このウエハステージ102の位置に対応して、
光路空間116への不活性ガスの給気量もしくは光路空
間116からの不活性ガスを含むガスの排気量を制御す
ることで、光路空間116内の不活性ガス濃度を安定化
させても良い。また、ウエハステージの移動方向、移動
速度に対応させても良いし、また、ウエハステージでは
なく、レチクルステージの位置、移動方向、移動速度に
対応して光路空間116の給気量や排気量を制御しても
良い。
【0118】また、光路空間116内の圧力を圧力計1
17で測定することで、光路空間116内の不活性ガス
濃度を安定化させたが、光路空間116内の圧力と光路
空間116内の不活性ガス濃度の関係を求め、圧力を測
定する変わりに、光路空間116内部の不活性ガス濃
度、もしくは他成分濃度(例えば、大気中に含まれる酸
素、二酸化炭素、水等)を測定した結果に基づいて、光
路空間116への不活性ガスの給気量もしくは光路空間
116からの不活性ガスを含むガスの排気量を制御する
ことで、光路空間116内の不活性ガス濃度を安定化さ
せても良い。
【0119】また、光路空間116内の圧力を圧力計1
17で測定する変わりに、光路空間116の周辺のどこ
かに圧力計を設け、周辺圧力の変化に対応して、光路空
間116への不活性ガスの給気量もしくは光路空間11
6からの不活性ガスを含むガスの排気量を制御すること
で、光路空間116内の不活性ガス濃度を安定化させて
も良い。前述のように、周辺雰囲気が吹きつけられるウ
エハステージ102の端部は圧力が高く、ウエハステー
ジ102の移動に伴って、圧力分布が変化するために、
光路空間116周辺の圧力変化に対応して、光路空間内
部の圧力、濃度は変化する。そのため、光路空間116
周辺の圧力が上昇する場合には周辺雰囲気が光路空間内
に進入しやすくなるので、光路空間内の圧力が上昇する
ように給気量を上げるもしくは光路空間内の排気量を下
げるといった制御を行い、光路空間116周辺の圧力が
減少する場合には逆に光路空間内の圧力が減少するよう
に給気量を下げるもしくは光路空間内の排気量を上げる
といった給排気量の制御を行う。
【0120】また、光路空間116内部の不活性ガス濃
度、もしくは他成分濃度(例えば、大気中に含まれる酸
素、二酸化炭素、水等)を測定する代わりに、光路空間
周辺の不活性ガス濃度、もしくは他成分濃度を測定した
結果に基づいて、光路空間116への不活性ガスの給気
量もしくは光路空間116からの不活性ガスを含むガス
の排気量を制御することで、光路空間116内の不活性
ガス濃度を安定化させても良い。
【0121】また、周辺雰囲気の上流側の不活性ガス濃
度は低く、また、周辺雰囲気の流れが直接あたるステー
ジの端部が光路空間116に近づくと周辺雰囲気の不活
性ガス濃度は更に低くなる。この光路空間周辺雰囲気の
不活性ガス濃度、特に、周辺雰囲気の上流側の不活性ガ
ス濃度もしくは他成分濃度を測定した結果に基づいて、
光路空間116への不活性ガスの給気量もしくは光路空
間116からの不活性ガスを含むガスの排気量を制御し
ても、光路空間116内の不活性ガス濃度を安定化させ
ることができる。この場合、光路空間周辺の不活性ガス
濃度の減少に伴って、光路空間116内の圧力が上昇す
るように光路空間内への不活性ガスの供給量を上げるも
しくは光路空間内の排気量を下げるといった制御をし、
光路空間周辺の不活性ガス濃度の増加に伴って、光路空
間116内の圧力が減少するように光路空間内への不活
性ガスの供給量を下げるもしくは光路空間内の排気量を
上げるといった制御をすればよい。
【0122】[実施形態5]実施形態4において、投影
光学系とウエハステージとの間に適用された発明は、照
明光学系とレチクルステージとの間、及び、レチクルス
テージと投影光学系との間に対しても適用することがで
きる。図5は、本発明を投影光学系とウエハステージと
の間、照明光学系とレチクルステージとの間、及び、レ
チクルステージと投影光学系との間に対して適用した露
光装置を示す図である。
【0123】尚、図5において、図3及び4と共通する
構成要素については、同じ参照番号を付加している。ま
た、環境制御器131、ステージ制御器132、メイン
コントローラ133、監視装置134等の図示は省略し
ている。
【0124】図5に示す露光装置では、第1光路空間1
16については、第1光路空間116に第1流量制御器
111aを介して不活性ガスを供給する第1給気口11
3、並びに、第1光路空間116から不活性ガス等を第
1排気口114を介して排気する第2流量制御器112
aが設けられている。
【0125】また、第2光路空間140については、第
2光路空間140に第3流量制御器130aを介して不
活性ガスを供給する第2給気口131、並びに、第2光
路空間140から不活性ガス等を第2排気口132を介
して排気する第4流量制御器133aが設けられてい
る。
【0126】また、第3光路空間143については、第
3光路空間143に第5流量制御器134aを介して不
活性ガスを供給する第3給気口135、並びに、第3光
路空間143から不活性ガス等を第3排気口136を介
して排気する第6流量制御器137aが設けられてい
る。
【0127】そして、第1乃至第3光路空間(116、
140、143)内の各圧力を第1乃至第3圧力計(1
17、138、139)を用いて測定し、その圧力に応
じて第1乃至第3光路空間(116、140、143)
の各光路空間への不活性ガスの給気量もしくは各光路空
間からの不活性ガスを含むガスの排気量を制御すること
で、第1乃至第3光路空間(116、140、143)
の各光路空間内の不活性ガス濃度を安定化させることが
できる。尚、給気量もしくは排気量の制御は、実施形態
1と同様である。
【0128】図5において、温調ガスの供給量を制御す
る給気バルブ120及び不活性ガス等の排気量を制御す
る排気バルブ123、ウエハ103の交換用のウエハ交
換扉125、レチクル141交換用のレチクル交換扉1
39、第1乃至第3圧力計(117、138、139)
及び第1乃至第6流量制御器(111a、112a、1
30a、133a、134a、137a)は、対応する
第1乃至第6流量計(111b、112b、130b、
133b、134b、137b)の測定値を元に、環境
制御器131により制御される。
【0129】[実施形態6]図8は本発明の実施形態6
を示す図である。
【0130】図8は、露光装置の光源から投影光学系
(鏡筒)、ウエハ周辺並びに制御システムを示す模式図
である。
【0131】この露光装置は、Fエキシマレーザのよ
うな短波長レーザ光を照明光として発生する光源を備
え、適当な照明光学系を介して該光源が照明光(露光
光)をレチクルステージ102上に搭載された不図示の
レチクルチャックに固定したレチクル101(マスク)
に均一照明する。レチクル101を透過した光(露光
光)は、投影光学系103を構成する種々の光学部材を
介してウエハステージ106上に載置されたウエハチャ
ック105によって保持されたウエハ104の表面上に
到達し、ここにレチクル101のパターンを結像する。
【0132】照明光学系100内部に搭載されたセンサ
400は露光量検出器であり、ハーフミラーにより分割
されたパルス光の一部の光束をモニタしている。光源制
御器135は所望の露光量に応じて放電電圧信号、トリ
ガー信号により、光源となるF2レーザのパルスエネル
ギ、及び、発光間隔を制御する。放電電圧信号、トリガ
ー信号を生成する際には,センサ400の計測結果やス
テージ制御器132からのステージの現在位置信号,主
制御系からの履歴情報などがパラメータとして用いられ
ている。
【0133】不活性ガス(例えば、窒素ガス、ヘリウム
ガス等)がボンベから照明光学系100、投影光学系1
03に温調装置501、バルブVa、Vb、Vc、流路
a、b、cを介して供給され、流路abo、coを介し
て排気装置503で排気することで、各容器内部は高濃
度のヘリウムガスで置換される。
【0134】温調された不活性ガス(例えば、窒素ガ
ス、ヘリウムガス等)が温調装置502、バルブVd,
Vf、Vg、流路d、f、gを介して、照明光学系下部
の遮蔽部材301とレチクル101との間の露光光が通
過する空間及びその周辺を含む空間(以下、光路空間2
00)と投影光学系103上部の遮蔽部材302とレチ
クル101との間の露光光が通過する空間及びその周辺
を含む空間(以下、光路空間201)と投影光学系10
3下部の遮蔽部材303とウエハ104との間の露光光
が通過する空間及びその周辺を含む空間(以下、光路空
間202)に供給される。
【0135】各光路空間に供給された窒素ガスの一部
は、排気口で回収され、do、eo、fo、go、ho
を介して循環装置504で回収され、バルブVe、V
h、及び、フィルタを介してレチクルステージ102、
ウエハステージ106周辺の温調雰囲気として給気され
る。
【0136】排気される。また、各バルブ類、排気装置
503、循環装置504は環境制御器131気により、
制御される。循環装置504は給気する窒素ガスの濃度
・温度を制御し、レチクル101及びウエハ104の周
辺雰囲気の濃度と温度を安定化する。窒素ガスの濃度は
ボンベから供給され、各光路空間に供給される窒素ガス
濃度は循環装置504を介して供給される窒素ガス濃度
より高い。
【0137】本構成ではヘリウムガスと窒素ガスの2種
類の不活性ガスを用いて置換などを行っているが、1種
類のガスのみで置換などを行っても良い。
【0138】また、循環装置を使用せず、ドライエアや
低濃度の窒素ガスを用いて、温調し、ステージの周辺に
流しても良い。
【0139】ステージ制御器132によりレチクルステ
ージ101及びウエハステージ106は制御され、レチ
クルステージ101はX方向に移動可能に構成され、ウ
エハステージ106は3次元方向(XYZ方向)に移動
可能に構成されている。レチクル101のパターンは、
ステッピング移動と走査露光とを繰り返す所謂ステッピ
ングアンドスキャン方式で、ウエハ104に逐次投影さ
れ転写される。
【0140】光源制御器135、ステージ制御器13
2、環境制御器131、及び不図示のアライメント制御
器などは主制御器133により、ウエハ交換・アライメ
ント動作・露光動作等の種々の動作時に統括的に制御さ
れる。主制御器133による制御内容や露光装置の動作
状態は、監視装置134によって監視される。
【0141】周辺雰囲気に対して各光路空間の内部圧力
を陽圧にすることで、光路空間内の露光雰囲気の酸素濃
度を低下させる。そのため、各光路空間内から排気され
る不活性ガス以上に光路空間外部から排気される不活性
ガスの量は多い。具体的にはレチクルステージ102で
は流路do、foを介して排気される窒素ガスの流量の
和は流路eoで排気される窒素ガスの流量より多い。ま
た、ウエハステージ106では流路goを介して排気さ
れる窒素ガスの流量は流路hoを介して排気される窒素
ガスの流量より多い。
【0142】ウエハステージ周辺を見た場合、先の図1
6、図17で示したように漏れ出した窒素ガスは周辺の
流れに沿って漏れ出すため、ノズル1とノズル2とウエ
ハの間の空間(空間A、空間B)の窒素ガスの濃度を比
較すると空間Bの窒素ガス濃度が高くなる。また、ウエ
ハステージ106が+X方向に移動する場合には空間A
からの巻き込み量が多くなると共に、−X方向に移動す
る場合には空間Bからの巻き込み量が多くなるために、
巻き込まれる雰囲気の濃度の差から光路空間202内の
窒素ガス濃度は変化することになる。
【0143】ウエハステージの移動に伴って変化する光
路空間内の窒素ガス濃度の変化を図9に示す。図9の変
化はウエハ周辺の空間のサイズ、供給する気体の流速と
濃度、ステージの移動速度などを元にステージを移動さ
せた場合の光路空間内部の不活性ガス濃度を求めたシミ
ュレーション結果である。
【0144】スキャン方向が切り替わるたびに濃度が変
化するのが理解できる。そこで、レーザの目標設定エネ
ルギをステージのスキャン方向に対応して図10に示す
ように設定する。+X方向にスキャンする際には光路空
間内部の不活性ガス濃度が低くなり、光路空間における
露光光の透過率が減少するために、レーザの目標設定エ
ネルギを高めに設定し、−X方向にスキャンする際には
光路空間内の不活性ガス濃度が高くなり、光路空間内の
透過率が上昇するので、レーザの目標エネルギを低く設
定する。
【0145】このようにステージの移動方向に対応して
レーザの目標設定エネルギを変えることで、ウエハ面上
の露光量を安定化する。
【0146】なお、図9の様子はシミュレーションによ
って求めた結果であるがウエハ面上の露光した結果を元
に推測してレーザのエネルギを制御しても良いし、光路
空間に濃度センサを接続して濃度変化を計測し、その結
果を元にリアルタイムにレーザのエネルギ等を制御して
も良い。
【0147】また、走査露光時にウエハステージが+X
軸方向に移動するのに対して、レチクルステージは−X
軸方向に移動する。そして、周辺の温調ガスの流れはウ
エハステージ側では+X軸方向に流れ、レチクルステー
ジ側では−X軸方向に流れる。
【0148】このような構成の場合、光路空間200、
201、202の窒素ガス濃度は光路空間200の濃度
が低下する場合は光路空間201、202の窒素ガス濃
度も低下し、窒素ガス濃度は光路空間200の濃度が上
昇する場合は光路空間201、202の窒素ガス濃度も
上昇する。このような光路空間200、201の濃度変
化量も考慮して、レーザの目標設定エネルギを設定すれ
ばウエハ面上において、更に高精度な露光量制御を行う
ことが可能である。
【0149】本実施例ではレーザのエネルギを調整する
ことで、高精度な露光量制御を実現したが、レーザの発
光間隔を制御することで、同様の効果を得ることが可能
である。この場合、レーザの目標設定エネルギを高く設
定したのに対して、発光間隔を短く設定することで、同
一露光エリアに照射するパルス数を多くし、レーザの目
標設定エネルギを低く設定したのに対して、発光間隔を
長く設定することで、同一露光エリアに照射するパルス
数を減らし、ウエハ面上の露光量を安定化する。また、
光量調整を光学的なフィルタを使用して行っても良い。
この場合、図8における照明光学系100内部にフィル
タを設け、段階的にフィルタの透過率を変化させること
でレーザのエネルギや発光間隔を制御するのと同様の効
果を得ることが可能である。
【0150】また、スキャン方向に対応してステージの
移動速度を変えることでも同様の効果を得ることができ
る。この場合、レーザの目標設定エネルギを高く設定し
たのに対して、ステージの移動速度を遅く設定すること
で、同一露光エリアに照射するパルス数を多くし、レー
ザの目標設定エネルギを低く設定したのに対して、ステ
ージの移動速度を速く設定することで、同一露光エリア
に照射するパルス数を減らし、ウエハ面上の露光量を安
定化する。
【0151】また、本実施例は光路空間が周辺雰囲気に
対し陽圧になるシステムに対して述べたが、光路空間内
の排気量が給気量以上のシステムにおいても、気体の拡
散と周辺雰囲気の流れにより、図16、17の空間A、
Bには不活性ガス濃度に差が発生するので、本方式を適
用することは可能である。
【0152】[実施形態7]先の実施例6ではステージ
の移動方向に応じてレーザの目標設定エネルギを制御し
たが、ウエハ交換の容易さを考慮すると、ウエハ面の高
さはウエハ周辺の高さに対して若干高くなる。そのた
め、ウエハ周辺が光路空間下に存在する場合、光路空間
内に周辺雰囲気が入りやすくなるために、内部の窒素ガ
ス濃度が低くなる。そのため、実施例1に対して、図1
1に示すようにウエハ周辺を露光する際に目標エネルギ
を高く設定することで、ウエハ周辺に段差が存在する際
にもウエハ面上の露光量を安定化することができる。
【0153】先の実施例同様、レーザの目標設定エネル
ギを変えるのではなく、レーザの発光間隔、光学的なフ
ィルタの使用やステージの移動速度を制御することで、
同様の効果を得ることができる。
【0154】また、ウエハ周辺には段差が存在していた
が、レチクル周辺では走査露光する際、X軸に沿った方
向にのみ移動するので、レチクル周辺の段差を無くすこ
とは容易であり、レチクルステージ側では移動による巻
き込みのみを考慮すれば良い。
【0155】[実施形態8]図12は本発明の実施形態
8を示す図である。図12において、図8の実施例との
違いは光路空間202の圧力をモニタできるよう圧力セ
ンサ401を設けたことである。先に図15を用いて説
明したようにステージ周辺雰囲気の温度を安定化するた
めに温調ガスが露光領域周辺に流されている。この温調
ガスが直接吹きつけられるウエハステージの端部は若干
圧力が上昇し、ウエハステージの移動と伴に光路空間の
周辺の圧力分布が変化し、光路空間内部の圧力が変化す
る。この圧力変化をモニタし、圧力値を元にレーザの制
御・ステージの制御を行う。
【0156】光路空間202内の圧力変化の様子を図1
3に示す。実施例2同様にウエハ周辺に段差が存在する
場合には内部の圧力が減少するため、ウエハ面が光路空
間下をふさぐように存在場合と比べ、内部圧力が減少す
る。また、温調ガスが直接吹きつけられるウエハステー
ジの端部が光路空間下に近づくにつれ内部の圧力が上昇
する。この圧力の変化量および圧力値はステージの移動
速度(移動方向)および座標と相関があるため、圧力を
モニタすることで、先の実施例同様、レーザ及びステー
ジの制御により、ウエハ面上の露光量を安定化すること
が可能である。
【0157】圧力変化量がプラスの場合、ウエハステー
ジ106は+X方向に移動していることになるので、図
16示す空間Aの雰囲気の巻き込み量が多くなり、光路
空間202内の窒素ガス濃度が低下する。そのためにレ
ーザの目標設定エネルギを実施例1同様高く設定する。
逆に圧力変化量がマイナスの場合、ウエハステージ10
6は−X方向に移動していることになるので、図16示
す空間Bの雰囲気の巻き込み量が多くなり、光路空間2
02内の窒素ガス濃度が上昇する。そのためにレーザの
目標設定エネルギを低く設定する。
【0158】先の実施例同様、レーザの発光間隔、光学
的なフィルタやステージの移動速度を制御してもウエハ
面上の露光量を安定化することが可能である。
【0159】また、本実施例では光路空間内の圧力に基
づいて、ウエハ面上の露光量を安定化させる方式を述べ
たが、光路空間周辺の圧力も同様に変化するので、光路
空間周辺のどこかに圧力センサを設け、同様に制御する
ことで、同様の効果を得ることができる。
【0160】[実施形態9]図14は本発明の実施形態
9を示す図である。実施形態8との違いはレチクルステ
ージの温調ガスの流れが−X方向に流れていることであ
る。
【0161】図14では走査露光時にウエハステージが
+X軸方向に移動するのに対して、レチクルステージは
−X軸方向に移動する。そして、周辺の温調ガスの流れ
はウエハステージ側では+X軸方向に流れ、レチクルス
テージ側では+X軸方向に流れる。
【0162】このような構成の場合、ウエハの周辺を露
光する場合を除いて、光路空間200、201、202
の窒素ガス濃度は光路空間200の濃度が低下する場合
は光路空間201、202の窒素ガス濃度が上昇し、窒
素ガス濃度は光路空間200の濃度が上昇する場合は光
路空間201、202の窒素ガス濃度も低下するため
に、濃度変化量を緩和することができる。
【0163】以上のように実施形態1乃至9に記載した
実施形態は、適切に組み合わせることによっても構わな
い。つまり、光路空間に不活性ガスを供給する手段、光
路空間から不活性ガスを排気する手段、光路空間の周辺
の周辺雰囲気に不活性ガスを供給する手段、光路空間の
周辺の周辺雰囲気に不活性ガスを供給する手段、露光光
源であるレーザーの出力を調整する手段、露光光中にフ
ィルターを挿入しウエハに到達する露光光量を調整する
手段、露光光路中の絞りを調整してウエハに到達する露
光光量を調整する手段、又はそれらに代替する手段の中
から1つだけ用いても良いし、複数を組み合わせて用い
ても良い。
【0164】[実施形態10]次に、実施形態10とし
て、上記の実施形態1乃至9に記載されている露光装置
を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。
【0165】図6は半導体デバイスの全体的な製造プロ
セスのフローを示す。
【0166】ステップ1(回路設計)では、半導体デバ
イスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク作製)で
は、設計した回路パターンに基づいてマスクを作製す
る。一方、ステップ3(ウエハ製造)では、シリコン等
の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハ
プロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハ及
び実施例1乃至9に記載されている露光装置を用いて、
リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成
する。
【0167】次のステップ5(組み立て)は後工程と呼
ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半
導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイ
シング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ
封入)等の組立て工程を含む。ステップ6(検査)で
は、ステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認
テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程
を経て半導体デバイスが完成し、ステップ7で、これを
出荷する。
【0168】図7は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。
【0169】ステップ11(酸化)では、ウエハの表面
を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウエハ表
面に絶縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)で
は、ウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ
14(イオン打込み)では、ウエハにイオンを打ち込
む。ステップ15(レジスト処理)では、ウエハに感光
剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上記の露光
装置によって回路パターンをウエハに転写する。ステッ
プ17(現像)では、露光したウエハを現像する。ステ
ップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外
の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)で
は、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除
く。これらのステップを繰り返し行なうことによって、
ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
【0170】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、投影光学系と基板との間の空間や、マスク(例
えば、レチクル)を照明する照明光学系と該マスクを保
持するマスクステージとの間の空間、該マスクステージ
と投影光学系との間の空間などの、露光光が通過する空
間(露光領域)を含む光路空間内の不活性ガス濃度を変
化に対応して、露光量を高精度に安定化することが可能
な露光装置及びその制御方法、デバイス製造方法を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の露光装置の一部を示す図
である。
【図2】本発明の実施形態2の露光装置の一部を示す図
である。
【図3】本発明の実施形態3のレチクル周辺を含む露光
装置の一部を示す図である。
【図4】本発明の実施形態4の露光装置の一部を示す図
である。
【図5】本発明の実施形態5のレチクル周辺を含む露光
装置の一部を示す図である。
【図6】本発明の実施形態10の半導体デバイスの全体
的な製造プロセスのフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態10の半導体デバイスの全体
的な製造プロセスのフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態6の露光装置を示す図であ
る。
【図9】本発明の実施形態6の光路空間内における不活
性ガス濃度の時間変化を示す図である。
【図10】本発明の実施形態6の光源となるレーザの目
標設定エネルギの設定を示す図である。
【図11】本発明の実施形態7のウエハ座標における光
源となるレーザの目標設定エネルギ示す図である。
【図12】本発明の実施形態8の露光装置を示す図であ
る。
【図13】本発明の実施形態8の光路空間内における圧
力変化を示す図である。
【図14】本発明の実施形態9の露光装置を示す図であ
る。
【図15】従来技術を説明する図である。
【図16】ステージを+X方向に移動させた場合の従来
技術を説明する図である。
【図17】ステージを−X方向に移動させた場合の従来
技術を説明する図である。
【符号の説明】
101 レチクル 102 レチクルステージ 104 ウエハ 106 ウエハステージ 200、201、202 光路空間 301、302、303 遮蔽部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H097 BA10 CA13 GA02 LA10 LA12 LA20 5F046 AA22 BA03 DA27 DB03

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光でマスクに形成されたパタ
    ーンを照明する照明光学系、前記マスクが搭載されてお
    り、移動可能なマスクステージ、前記マスクのパターン
    からの光をウエハに導く投影光学系、前記ウエハが搭載
    されており、移動可能なウエハステージとを有する露光
    装置であって、 露光光が通過する空間のうち、前記照明光学系と前記マ
    スクステージとの間、前記マスクステージと前記投影光
    学系との間、前記投影光学系と前記ウエハステージとの
    間の少なくとも1箇所に、前記露光光の光路を含む光路
    空間と該光路空間周辺の周辺空間とを形成する遮蔽部材
    と、前記光路空間に不活性ガスを供給する第1ガス供給
    手段と、前記マスクステージ及び/又は前記ウエハステ
    ージの移動に伴って発生する、前記ウエハに到達する前
    記露光光の光量の合計の変化を低減する低減手段とを有
    することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記低減手段が、前記レチクルのパター
    ンに到達する光量を調節する手段を有することを特徴と
    する請求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記低減手段が、前記光源の光量を調整
    する手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載
    の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記低減手段が、前記光源からの露光光
    の光路中にフィルターを挿入する手段を有することを特
    徴とする請求項1乃至3いずれか1項記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記低減手段が、前記光源からの露光光
    の光路中に配置された絞りを調整する手段を有すること
    を特徴とする請求項1乃至4いずれか1項記載の露光装
    置。
  6. 【請求項6】 前記低減手段が、前記レチクルステージ
    及び/又は前記ウエハステージの駆動速度を調整する手
    段を有することを特徴とする請求項1乃至5いずれか1
    項記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 前記レチクルステージ及び/又は前記ウ
    エハステージの位置情報、移動速度に関する情報、移動
    方向に関する情報の少なくとも1つの情報に基づいて、
    前記低減手段を制御することを特徴とする請求項1乃至
    6いずれか1項記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記光路空間内部の圧力を測る圧力セン
    サを有し、該センサの出力に従って、前記低減手段を制
    御することを特徴とする請求項1乃至7いずれか1項記
    載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記光路空間内部の酸素濃度及び/又は
    水分濃度を測定する濃度センサを有し、該センサの出力
    に従って、前記低減手段を制御することを特徴とする請
    求項1乃至8いずれか1項記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記周辺空間にガスを供給する第2ガ
    ス供給手段を有することを特徴とする請求項1乃至9い
    ずれか1項記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記第2ガス供給手段が供給するガス
    は不活性ガスであることを特徴とする請求項10記載の
    露光装置。
  12. 【請求項12】 前記ウエハステージと前記投影光学系
    との間の第1光路空間を前記周辺空間に対して遮蔽する
    前記遮蔽部材を有し、 前記第1光路空間に不活性ガスを供給する前記第1ガス
    供給手段は、所定の一方向に向かって不活性ガスを供給
    することを特徴とする請求項1乃至11いずれか1項記
    載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記ウエハステージと前記投影光学系
    との間の第1光路空間を前記周辺空間に対して遮蔽する
    前記遮蔽部材と、前記照明光学系と前記マスクステージ
    との間及び/又は前記マスクステージと前記投影光学系
    との間の第2光路空間を前記周辺空間に対して遮蔽する
    前記遮蔽部材とを有し、 前記第1ガス供給手段により前記第1光路空間に不活性
    ガスを供給する供給口と前記第1ガス供給手段により前
    記第2光路空間に不活性ガスを供給する供給口とが、前
    記照明光学系及び/又は前記投影光学系の光軸に関して
    実質的に反対側にあることを特徴とする請求項1乃至1
    2いずれか1項記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 前記低減手段が、前記光路空間に不活
    性ガスを供給する量及び/又は前記光路空間からガスを
    排気する量を調整することを特徴とする請求項1乃至1
    3いずれか1項記載の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記低減手段が、前記周辺空間にガス
    を供給する量及び/又は前記周辺空間からガスを排気す
    る量を調整することを特徴とする請求項1乃至14いず
    れか1項記載の露光装置。
  16. 【請求項16】 前記低減手段は、前記レチクルステー
    ジ及び/又は前記ウエハステージの移動に伴う前記露光
    光の透過率の変化に対して、前記露光光の光量を調節す
    ることを特徴とする請求項1乃至15いずれか1項記載
    の露光装置。
  17. 【請求項17】 前記装置が走査型露光装置であり、 前記低減手段が、前記レチクルステージ及び/又は前記
    ウエハステージの移動に伴う前記露光光の透過率の変化
    に対して、走査速度を変化させることを特徴とする請求
    項1乃至16いずれか1項記載の露光装置。
  18. 【請求項18】 前記低減手段は、前記光路空間内の不
    活性ガス濃度の変化を低減することを特徴とする請求項
    1乃至17いずれか1項記載の露光装置。
  19. 【請求項19】 前記低減手段は、前記光路空間内と前
    記周辺空間内との圧力差の変化を低減することを特徴と
    する請求項1乃至18いずれか1項記載の露光装置。
  20. 【請求項20】 デバイス製造方法であって、 請求項1乃至19いずれか1項に記載の露光装置を用い
    て、感光材が塗布された基板にパターンを転写する転写
    工程と、 前記基板を現像する現像工程とを備えることを特徴とす
    るデバイスの製造方法。
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