JP2002373852A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2002373852A
JP2002373852A JP2001182526A JP2001182526A JP2002373852A JP 2002373852 A JP2002373852 A JP 2002373852A JP 2001182526 A JP2001182526 A JP 2001182526A JP 2001182526 A JP2001182526 A JP 2001182526A JP 2002373852 A JP2002373852 A JP 2002373852A
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path space
inert gas
gas
exposure apparatus
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Takayasu Hasegawa
敬恭 長谷川
Shigeru Terajima
茂 寺島
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    • GPHYSICS
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】投影光学系と基板との間の空間などの露光光が
通過する空間(光路空間)内のガスを不活性ガスによっ
て置換するために要する時間を短縮する。 【解決手段】この露光装置は、ウエハステージ102
と、投影光学系101と、ウエハステージ102と投影
光学系101との間の露光光が通過する光路空間113
に不均一な流速の不活性ガスを供給する給気部112と
備え、下方に向かう不活性ガスの流れを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体素
子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッドその他の
マイクロデバイスを製造するためなどに用いられる露光
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子などを製造するためのフォト
リソグラフィ工程において、投影光学系を介してマスク
(例えば、レチクル)のパターン像を感光性基板に投影
し露光する露光装置が使用されている。近年、半導体集
積回路は、微細化の方向で開発が進み、フォトリソグラ
フィ工程においては、フォトリソグラフィ光源の短波長
化が進んでいる。
【0003】しかしながら、真空紫外線、特に250n
mよりも短い波長の光、たとえばKrFエキシマレーザ
(波長248nm)、ArFエキシマレーザ(波長19
3nm)、F2レーザ(波長157nm)、またはYA
Gレーザなどの高調波などの光を露光用光として用いる
場合やX線を露光光として用いる場合などにおいて、酸
素による露光光の吸収などの影響で、露光光の強度が低
下するなどの課題が生じていた。
【0004】そこで、従来では、F2エキシマレーザのよ
うな光源を有する露光装置において、光路部分のみを密
閉する密閉空間を形成し、たとえば窒素のような酸素を
含まない気体によって密閉空間内のガスを置換し、光の
透過率の低下を回避しようとしていた。
【0005】図32は、投影光学系(鏡筒)の最終光学
部材と感光性基板(ウエハ)との間の空間に不活性ガス
を供給することによって該空間に不活性ガス雰囲気を形
成して露光を実施する露光装置を示す図である。この露
光装置では、露光領域上の空間とその周辺雰囲気とを分
離するために該空間の周辺に遮蔽部材を設け、該空間内
に露光領域周辺から不活性ガスを供給する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図32
に示す露光装置においては、ウエハステージの駆動によ
りウエハが露光領域に入ってから該露光領域上の空間の
酸素濃度が低下するまでに数秒程度の時間を要し、これ
がスループットの低下の原因となっていた。
【0007】同様の問題は、レチクル周辺に不活性ガス
を供給する場合にも当てはまり、レチクルにおいても遮
蔽部材によって囲まれた空間内の酸素濃度が低下するた
めには数秒程度の時間を要し、これがスループットの低
下の原因となっていた。
【0008】本発明は、上記の背景に鑑みてなされたも
のであり、例えば、投影光学系と基板との間の空間や、
マスク(例えば、レチクル)を照明する照明光学系と該
マスクを保持するマスクステージとの間の空間、該マス
クステージと投影光学系との間の空間などの、露光光が
通過する空間(露光領域)を含む光路空間内のガスを不
活性ガスによって置換するために要する時間を短縮する
こと、及び/又は、光路空間内の不活性ガスの純度又は
濃度を適正なレベルに維持することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の露光装置は、マ
スクに形成されたパターンを露光光を用いて基板に投影
し転写する露光装置に係り、ステージと、光学系と、前
記ステージと前記光学系との間の露光光が通過する空間
を含む光路空間に不活性ガスの流れを形成するガス流形
成機構とを備え、前記ガス流形成機構は、前記光路空間
に空間的又は時間的に不均一な分布を有する不活性ガス
の流れを形成することを特徴とする。この構成によれ
ば、例えば、光路空間内のガスを不活性ガスによって置
換するために要する時間を短縮すること、及び/又は、
光路空間内の不活性ガスの純度又は濃度を適正なレベル
に維持することができる。
【0010】空間的に不均一な分布を有する不活性ガス
の流れとして、本発明の好適な実施の形態によれば、前
記ガス流形成機構は、前記光路空間に不均一な流速分布
を有する不活性ガスの流れを形成する。
【0011】より具体的な例を挙げれば、前記ガス流形
成機構は、前記光路空間に不活性ガスを供給する供給機
構を有し、前記供給機構は、不均一な流速分布を有する
不活性ガスを前記光路空間に供給することが好ましい。
【0012】或いは、前記ガス流形成機構は、前記光路
空間に不活性ガスを供給する供給機構と、前記光路空間
から不活性ガスを含むガスを排気する排気機構とを有
し、前記排気機構は、前記光路空間に不均一な流速分布
を形成するように前記光路空間から不活性ガスを含むガ
スを排気することが好ましい。
【0013】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
不均一な流速分布は、前記光学系に近い部分ほど流速が
速い分布であることが好ましい。これにより、光学系か
ら遠ざかる方向に不活性ガスの流れを形成し、光路空間
内のガスを効率的に排気することができる。
【0014】或いは、本発明の好適な実施の形態によれ
ば、前記不均一な流速分布は、前記光学系の光軸に近い
部分ほど流速が速い分布であることが好ましい。これに
より、光路空間からその周辺方向に不活性ガスの流れを
形成し、光路空間内のガスを効率的に排気することがで
きる。
【0015】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
供給機構は、前記光路空間を挟んで対向する位置に配置
された2つのガス供給部を有することが好ましい。これ
により排気効率を更に改善することができる。
【0016】時間的に不均一な分布を有する不活性ガス
の流れ、例えば、時間的に流速が変化する不活性ガスの
流れを形成する手段として、本発明の好適な実施の形態
によれば、前記ガス流形成機構は、前記光路空間に不活
性ガスを供給する供給機構を有し、前記供給機構は、前
記光路空間に供給する不活性ガスの流量を時間の経過に
伴って変化させる。これにより、光路空間内のガスを撹
拌することができため、置換時間を短縮することができ
る。
【0017】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ガス流形成機構は、前記光路空間を挟んで対向する位置
に配置された2つのガス供給部を有し、前記光路空間に
不活性ガスを供給することで、光路空間内の気体の流れ
を不均一にすることが好ましい。
【0018】前記2つのガス供給部が前記光路空間に供
給する不活性ガスの流量が異なる、もしくは、時間の経
過に伴って変化させることが好ましい。これにより撹拌
効果を高めることができる。
【0019】また、前記光路空間に不活性ガスを供給す
る2個以上の供給機構を有し、各供給機構からの供給量
が異なる、もしくは各流量を時間の経過に伴って変化さ
せることが更に好ましい。これにより更に撹拌効果を高
めることができる。
【0020】また、不活性ガスの流量の和をほぼ一定に
し、それぞれのガス供給部が前記光路空間に供給する不
活性ガスの流量を時間の経過に伴って変化させることを
ことが好ましい。これにより、不活性ガスの消費量を一
定に保ちつつ、撹拌効果を高めることができる。
【0021】更に、前記ガス流形成機構は、前記ステー
ジと前記光路空間との位置関係の変化に従って、前記光
路空間に形成する不活性ガスの流れを変化させることが
好ましい。或いは、前記ガス流形成機構は、前記光路空
間に不活性ガスを供給する供給機構と、前記光路空間か
ら不活性ガスを含むガスを排気する排気機構とを有し、
前記ステージと光路空間との位置関係の変化に従って、
前記供給機構及び前記排気機構は、それぞれ供給量及び
排気量を変化させることが好ましい。これにより、必要
な不活性ガスの量を減らしつつ排気(置換)の効率を高
めることができる。
【0022】より具体的には、前記ガス流形成機構は、
前記ステージの所定領域が前記光路空間に突入を開始す
る際は、所定の排気量で前記光路空間の排気を行い、前
記ステージの所定領域が前記光路空間への突入を完了し
た後は、排気量を低下させることが好ましい。
【0023】或いは、前記ガス流形成機構は、前記ステ
ージの所定領域が前記光路空間に突入を開始する際は、
所定の排気量で前記光路空間の排気を行い、前記ステー
ジの所定領域が前記光路空間への突入を完了した後は、
排気を停止することが好ましい。
【0024】或いは、前記ガス流形成機構は、前記光路
空間に不活性ガスを供給する供給機構と、前記光路空間
に不活性ガスを供給し又は前記光路空間から不活性ガス
を含むガスを排気する給排気機構とを有し、前記ステー
ジの所定領域が前記光路空間に突入を開始する際は、前
記供給機構により前記光路空間に不活性ガスを供給する
と共に前記給排気機構を排気機構として動作させ、所定
時間の経過後、前記給排気機構を給気機構として動作さ
せることが好ましい。
【0025】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ガス流形成機構は、複数の流量制御器と、前記複数の流
量制御器に各々接続された複数の給気口とを有し、前記
複数の流量制御器により不均一な流速分布を形成する。
【0026】或いは、前記ガス流形成機構は、圧力損失
の異なる複数のフィルタにより前記複数の流量制御器に
より不均一な流速分布を形成してもよい。
【0027】本発明の好適な実施の形態のよれば、前記
光路空間の側面の少なくとも一部と前記光路空間の周辺
空間とを分離する遮蔽部を更に備えることが好ましい。
これにより、光路空間内の置換効率を高めると共に不活
性ガスの純度或いは濃度を適正なレベルに維持すること
が一層容易になる。
【0028】更に、前記光路空間の側面のうち前記ガス
流形成機構がない面と前記光路空間の周辺空間とを分離
する遮蔽部を更に備えるが好ましい。
【0029】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
不均一な流速分布は、前記光学系の光軸から遠い周辺部
分ほど流速が速い分布であることが好ましい。これによ
り、例えば、置換が完了した後において、周辺空間から
光路空間内への周辺雰囲気の侵入を抑え、光路空間内の
不活性ガスの純度或いは濃度を適正なレベルに維持する
ことができる。
【0030】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ガス流形成機構は、複数の流量制御器と、前記複数の流
量制御器に各々接続された複数の給気口とを有し、前記
複数の流量制御器により不均一な流速分布を形成するこ
とが好ましい。
【0031】或いは、前記ガス流形成機構は、所定方向
に向けて不活性ガスを噴出するように配置された複数の
給気口を有し、前記複数の給気口は、外側の給気口ほど
前記所定方向に突出していることが好ましい。
【0032】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ガス流形成機構は、前記光路空間に不活性ガスを供給す
る供給機構と、前記光路空間から不活性ガスを含むガス
を排気する排気機構とを有し、前記排気機構は、前記光
路空間を挟んで前記供給機構に対向する位置に配置され
ていることが好ましい。
【0033】或いは、本発明の好適な実施の形態によれ
ば、前記ガス流形成機構は、前記光路空間を挟んで対向
する位置に配置された2つのガス供給部を有することが
好ましい。ここで、前記ガス流形成機構は、前記光路空
間を挟んで対向する位置に配置された2つのガス排気部
を有することが好ましい。
【0034】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
光路空間の中心を挟んで前記ガス供給機構と対向する位
置に、前記中心を向けて配置された壁を更に備えること
が好ましい。
【0035】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
光路空間の側面の少なくとも一部と前記光路空間の周辺
空間とを分離する遮蔽部を更に備えることが好ましい。
これにより、周辺空間から光路空間への周辺雰囲気の侵
入をより抑えることができる。更に、前記光路空間の側
面のうち前記ガス流形成機構がない面と前記光路空間の
周辺空間とを分離する遮蔽部を備えることが好ましい。
ここで、前記遮蔽部は、不活性ガスの流れにより形成さ
れてもよい。
【0036】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ガス流形成機構は、前記光路空間が周辺空間に対して陽
圧になるように前記光路空間に不活性ガスを供給するこ
とが好ましい。
【0037】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
遮蔽部材の少なくとも一部は、アライメント光を透過す
る部材で構成されていることが好ましい。
【0038】本発明の好適な実施の形態によれば、基板
ステージと、前記基板ステージ上に搭載された基板チャ
ックと、前記基板チャックによってチャックされた基板
とその周辺との間における高さ変化をなだらかにする部
材とを更に備えることが好ましい。
【0039】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
光路空間を形成する前記遮蔽部材のうち少なくとも部分
的に前記感光性基板までの高さを変えることで、前記光
路空間内の排気効率を高めることが好ましい。
【0040】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ガス流形成機構は、例えば、投影光学系と基板との間の
光路空間に不活性ガスの流れを形成するように配置され
る。
【0041】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ガス流形成機構は、例えば、マスクを照明する照明系と
該マスクを保持するマスクステージとの間の光路空間に
不活性ガスの流れを形成するように配置される。
【0042】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ガス流形成機構は、例えば、マスクを保持するマスクス
テージと投影光学系との間の光路空間に不活性ガスの流
れを形成するように配置される。
【0043】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
ガス流形成機構は、例えば、投影光学系と基板との間の
第1の光路空間に不活性ガスの流れを形成するように配
置された第1ガス流形成機構と、マスクを照明する照明
系と該マスクを保持するマスクステージとの間の第2の
光路空間に不活性ガスの流れを形成するように配置され
た第2ガス流形成機構と、前記マスクステージと前記投
影光学系との間の第3の光路空間に不活性ガスの流れを
形成するように配置された第3ガス流形成機構とを有す
ることが好ましい。
【0044】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
不活性ガスは、窒素ガス又はヘリウムガスである。
【0045】本発明のデバイスの製造方法は、上記の露
光装置を用いて、感光材が塗布された基板にパターンを
転写する工程と、前記基板を現像する工程と、を含むこ
とを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。
【0047】[第1の実施の形態]図1及び図2は、本
発明の第1の実施の形態の露光装置の一部を示す図であ
る。図1は、露光装置の投影光学系(鏡筒)の下部及び
ウエハ周辺並びに制御システムを示す模式図であり、図
2は、図1のA−A'から下方を見た図である。
【0048】この露光装置は、例えば不図示のF2エキ
シマレーザのような短波長レーザ光を照明光として発生
する光源を備え、該光源が照明光(露光光)は適当な照
明光学部材を介してレチクル(マスク)を均一に照明す
る。レチクルを透過した光(露光光)は、投影光学系1
01を構成する種々の光学部材を介してウエハステージ
102上に載置されたウエハ103の表面上に到達し、
ここにレチクルのパターンを結像する。
【0049】ウエハ103が載置されるウエハステージ
102は、3次元方向(XYZ方向)に移動可能に構成
されている。レチクルのパターンは、ステッピング移動
と露光とを繰り返す所謂ステッピングアンドリピート方
式で、ウエハ103上に逐次投影され転写される。ま
た、本発明をスキャン露光装置に適用された場合におい
ても、ほぼ同じ構成となる。
【0050】露光時には、温調された不活性ガス(例え
ば、窒素ガス、ヘリウムガス等)を供給バルブ111及
び給気部(供給部)112を通して投影光学系101の
最終光学部材とウエハ103との間の、露光光が通過す
る空間及びその周辺を含む空間(以下、光路空間)11
3に供給する。光路空間113に供給された不活性ガス
の一部は、排気部117で回収され排気バルブ118を
通して排気される。供給バルブ111、給気部112、
排気部117及び排気バルブ118等は、光路空間11
3に不活性ガス等のガスの流れを形成するガス流形成機
構の一例である。なお、図1及び図2中の矢印は、不活
性ガスの流れを示している。
【0051】投影光学系101の最終光学部材とウエハ
103との間の光路空間113の2側面は、遮蔽部材1
15で周辺空間と分離されており、また、光路空間の他
の2側面には給気部112及び排気部117が連結され
ている。遮蔽部材115の少なくとも一部は、アライメ
ント光を透過させるために透明部材で構成されている。
【0052】光路空間113を周辺雰囲気に対して陽圧
にするために、給気部112から供給される不活性ガス
の量よりも排気部117で回収される不活性ガスの量が
小さくされている。投影光学系101の下部の遮蔽部材
115とウエハ103との間隙を通って周辺空間に漏れ
出た不活性ガスは、第2給気部121から供給される周
辺雰囲気と共に第2排気部122で回収され排気され
る。
【0053】バルブ111及び118の開閉及び開度は
環境制御器131で制御され、また、ステージ102は
ステージ制御器132で制御される。制御器131及び
132並びに不図示の他の制御器は、メインコントロー
ラ133により、ウエハ交換、アライメント動作、露光
動作等の種々の動作の際において統括的に制御される。
メインコントローラ133による制御内容や露光装置の
動作状態は、監視装置134によって監視される。
【0054】ウエハ交換時には、周辺雰囲気の影響で光
路空間113内の酸素濃度はかなり高くなる。その状態
でウエハ103を搭載したウエハステージ102が光路
空間113内に突入すると、光路空間113からのガス
の排気口率が悪くなるために、光路空間113内の酸素
濃度が減少するまでに数秒程度を要し、これがスループ
ットを落とす要因となった。なお、光路空間113のう
ち排気効率が悪いのは、投影光学系101に近い部分で
ある。
【0055】そこで、この実施の形態では、投影光学系
101の最終光学部材に近い部分ほど、及び、露光中心
(光軸)に近い部分ほど、速く不活性ガスを流し、これ
により光路空間113内に溜まったガスを外部に送り出
す。このような流速分布で不活性ガスを流すことで、光
路空間113において、上方から下方への流れ(すなわ
ち、開口に向かう流れ)を形成することができるので、
ウエハ交換時における置換時間を短縮することができ
る。
【0056】ここで、不活性ガスの流れに所望の流速分
布を持たせる方法としては、例えば、供給部112を複
数個の給気ノズルで構成し、各給気ノズルに個別の流量
制御器を備える方法や、圧力損失の異なる複数個のフィ
ルタを給気部112の流路内に配置する方法等が好適で
ある。
【0057】また、この実施の形態を走査型露光装置に
適用する場合は、給気部112による不活性ガスの供給
方向をウエハステージ102のスキャン方向(移動方
向)に平行にすることで、スキャン方向に垂直な方向の
不活性ガスの濃度分布を均一化することができる。
【0058】[第2の実施の形態]第1の実施の形態で
は、給気部112から供給する不活性ガスの流速分布を
変化させることで置換時間を短縮するが、この実施の形
態では、排気部117から排気する不活性ガスの流速分
布を変化させることでも置換時間を短縮する。
【0059】図3及び図4は、本発明の第2の実施の形
態の露光装置の一部を示す図である。図3は、露光装置
の投影光学系(鏡筒)の下部及びウエハ周辺を示す模式
図であり、図4は、図3のA−A'から下方を見た図で
ある。なお、図3では、記載上の便宜のため、図1の構
成要素131〜134が省略されている。
【0060】前述のように、光路空間113のうち排気
効率が悪いのは、投影光学系101に近い部分である。
この実施の形態では、投影光学系101の最終光学部材
に近い部分ほど、及び、露光中心(光軸)に近い部分ほ
ど、速く不活性ガスを排気し、これにより光路空間11
3内に溜まったガスの排気効率を高め、置換時間を短縮
する。ただし、光路空間113内が陽圧になるように、
排気量は供給量未満にする必要がある。
【0061】不活性ガスの流れに流速分布を持たせる方
法としては、例えば、排気部117を複数個の排気ノズ
ルで構成し、各排気ノズルに流量制御器を備える方法
や、圧力損失の異なる複数個のフィルタを排気部117
の流路内に配置する方法等が好適である。
【0062】また、この実施の形態を走査型露光装置に
適用する場合は、排気部117による不活性ガスの排気
方向をウエハステージ102のスキャン方向(移動方
向)に平行にすることで、スキャン方向に垂直な方向の
不活性ガスの濃度分布を均一化することができる。
【0063】[第3の実施の形態]図5及び図6は、本
発明の第3の実施の形態の露光装置の一部を示す図であ
る。図5は、露光装置の投影光学系(鏡筒)の下部及び
ウエハ周辺を示す模式図であり、図6は、図5のA−
A'から下方を見た図である。なお、図5では、記載上
の便宜のため、図1の構成要素131〜134が省略さ
れている。
【0064】この実施の形態は、第1及び第2の実施の
形態を組み合わせたものである。この実施の形態によれ
ば、効果的に光路空間内のガスを不活性ガスで置換する
ことができる。
【0065】この実施の形態においても、光路空間11
3内が陽圧になるように、排気量は供給量未満にする必
要がある。また、光路空間113内の雰囲気の分布を酸
素濃度数でppmのレベルの範囲内で均一化することが望
ましい。そこで、排気部117による排気量をかなり抑
える必要がある。また、一方向からのみの不活性ガスの
供給では、供給量に依存した不均一な濃度分布が形成さ
れることや、ウエハステージ102の移動などによって
光路空間113内に周辺雰囲気を巻き込んだ場合に、移
動方向に依存した不均一な濃度分布が形成される。
【0066】図7及び図8は、本発明の第3の実施の形
態の改良例に係る露光装置の一部を示す図である。図7
は、露光装置の投影光学系(鏡筒)の下部及びウエハ周
辺を示す模式図であり、図8は、図7のA−A'から下
方を見た図である。なお、図7では、記載上の便宜のた
め、図1の構成要素131〜134が省略されている。
【0067】この変形例では、対向する2つの給気部1
12A及び112Bを配置し、この2つの給気部112
A及び112Bにより光路空間113に不活性ガスを供
給する。これにより前述の問題を解決すると共に置換時
間を短縮することができる。
【0068】この実施の形態及びその変形例を走査型露
光装置に適用する場合は、給気部112(112A、1
12B)による不活性ガスの供給方向をウエハステージ
102のスキャン方向(移動方向)に平行にすること
で、スキャン方向に垂直な方向の不活性ガスの濃度分布
を均一化することができる。
【0069】[第4の実施の形態]図9は、本発明の第
4の実施の形態の露光装置の投影光学系(鏡筒)の下部
及びウエハ周辺を示す模式図である。なお、図9では、
記載上の便宜のため、図1の構成要素131〜134が
省略されている。図10は、本実施の形態における排気
量の制御を示す図である。
【0070】置換時間を短縮する必要があるのはウエハ
交換時のみで、それ以外は、光路空間113内の不活性
ガス濃度を高い濃度で維持できれば十分である。そこ
で、この実施の形態では、排気部117に流量調整バル
ブ201が接続されている。この流量調整バルブ201
により、図10に示すように、ウエハ交換の後、光路空
間113の下へのウエハステージ102の突入が完了す
るまでの間は光路空間113が陽圧になる程度の排気速
度で排気を行い、光路空間113内にウエハステージ1
02が突入した後は排気量を下げる。このような制御に
よれば、置換時間を短縮しつつ不活性ガスの消費量を抑
えることができる。流量制御バルブ201は、環境制御
器(図1の131に相当)によって制御される。
【0071】また、ウエハ交換の後、光路空間113の
下へのウエハステージ102の突入が完了するまでの間
は光路空間113が陽圧になる程度の排気速度で排気を
行い、光路空間113下へのウエハステージ102の突
入完了後に排気を停止するというように流量調整バルブ
201をON/OFF制御することでことで、排気の制
御を容易にしても、同様の効果を得ることができる。
【0072】図11は、本発明の第4の実施の形態の変
形例に係る露光装置の投影光学系(鏡筒)の下部及びウ
エハ周辺を示す模式図である。なお、図11では、記載
上の便宜のため、図1の構成要素131〜134が省略
されている。図12は、本変形例における不活性ガスの
給排気の制御を示す図である。
【0073】この実施の形態では、一端が光路空間11
3に接続された給排気部220の他端に、流路の切り替
え機能を有するバルブ210を介して、排気流量を制御
する流量制御器211及び供給流量を制御する流量制御
器212が接続されている。このバルブ210は、給排
気部220と排気側の流量制御器211とを接続する状
態と、給排気部220と供給側の流量制御器212とを
接続する状態とを切り替えることができる。バルブ21
0、流量制御器211及び212は、環境制御器(図1
の131に相当)によって制御される。
【0074】この実施の形態では、図12に示すよう
に、光路空間113へのウエハステージ102の突入時
は、給排気部220を排気部(排気口)として使用し、
途中から流量制御器211により排気量を下げる。そし
て、排気量が0になる時点でバルブ210を切り替え、
流量制御器212により供給量を徐々に上昇させ、給排
気部220を給気部(供給口)として使用する。このよ
うな制御によれば、光路空間113内のガスを不活性ガ
スで置換するために要する時間を短縮しつつ、ウエハス
テージ102の移動などによる周辺雰囲気の巻き込みの
影響を低減することができる。
【0075】不活性ガスの給気部112から供給する不
活性ガスの流速分布は均一な場合でも、前記排気部の制
御により、不活性ガスで置換するために要する時間を短
縮することは可能であるが、例えば、第1の実施の形態
のように、投影光学系101の最終光学部材に近い部分
ほど、及び、露光中心(光軸)に近い部分ほど速くする
ことが好ましい。また、これに代えて、第2の実施の形
態のように、不活性ガスの給気部112から供給する不
活性ガスの流速分布を一様にし、給排気部220から排
気する不活性ガスの流速分布を制御してもよい。このよ
うな制御により、更に置換時間を短縮することができ
る。
【0076】また、この実施の形態を走査型露光装置に
適用する場合は、給気部112及び給排気部220によ
る不活性ガスの給排気方向をウエハステージ102のス
キャン方向(移動方向)に平行にすることで、スキャン
方向に垂直な方向の不活性ガスの濃度分布を均一化する
ことができる。
【0077】[第5の実施の形態]図13は、本発明の
第5の実施の形態の露光装置の投影光学系(鏡筒)の下
部及びウエハ周辺を示す模式図である。なお、図13で
は、記載上の便宜のため、図1の構成要素131〜13
4が省略されている。図14は、本実施の形態における
供給量の制御を示す図である。
【0078】この実施の形態では、対向する2つの給気
部112A及び112Bを配置すると共にそれらにそれ
ぞれ流量制御器231及び232を設けている。流量制
御器231及び232は、環境制御器(図1の131に
相当)によって制御される。
【0079】この実施の形態では、図14に示すよう
に、例えば両給気部112A及び112Bからの不活性
ガスの流量(供給量)の和を一定に維持しつつ、各給気
部112A及び112Bからの不活性ガスの流量(供給
量)を変化させる。供給このような制御によれば、光路
空間113内をほぼ一定の圧力(陽圧)に維持しながら
光路空間113内の雰囲気を攪拌することができ、これ
により置換時間を短縮することができる。
【0080】ここで、図14に示すように流量の変化を
三角関数的に変化させる代わりに、例えば、パルス状に
変化させてもよいし、直線的に変化させてもよいし、他
の関数等に従って変化させてもよい。この場合も、両給
気部から供給する不活性ガスの流量の和を一定に維持す
ることが好ましい。このような制御によっても、光路空
間113内をほぼ一定の圧力(陽圧)に維持しながら光
路空間113内の雰囲気を攪拌することができ、これに
より置換時間を短縮することができる。
【0081】また、各供給部からの供給量を一定の場合
でも、供給量が異なるように設定すれば、光路空間11
3内の流速が遅くなる場所が中心付近からずれることに
なり、光路空間内の雰囲気の不活性ガスへの置換時間を
短縮することができる。
【0082】本実施例では流量調整バルブにより供給量
が異なることを説明したが、同一の不活性ガスの供給源
から配管の長さを変えることによる圧力損失の違いによ
り、供給量が異なるように設計してもよい。
【0083】また、不活性ガスの給気部112から供給
する不活性ガスの流速分布は均一な場合でも、前記供給
部の制御により、不活性ガスで置換するために要する時
間を短縮することは可能であるが、例えば、第1の実施
の形態のように、投影光学系101の最終光学部材に近
い部分ほど、及び、露光中心(光軸)に近い部分ほど速
くすることが好ましい。また、これに代えて、第2の実
施の形態のように、不活性ガスの給気部112から供給
する不活性ガスの流速分布を一様にし、給排気部220
から排気する不活性ガスの流速分布を制御してもよい。
このような制御により、更に置換時間を短縮することが
できる。
【0084】また、複数個の供給部を光路空間を囲むよ
うに配置し、各流量が異なるように設定することで、前
記同様、光路空間内の雰囲気を攪拌することができ、不
活性ガスへの置換時間を短縮することができる。
【0085】図15は、本実施の形態の変形例を示す図
である。この変形例では、対向する2つの給気部112
A及び112Bのうち周辺雰囲気の流れ240の上流側
の給気部112Bからの不活性ガスの供給量を多くする
一方、下流側の給気部112Aからは光路空間113の
上部のみに不活性ガスを供給する。このような各供給部
からの供給量、及び、供給する不活性ガスの流速の分布
を異なるように設定、もしくは制御すれば、光路空間1
13の上部かつ周辺雰囲気の流れの下流側の部分、すな
わち一般に置換時間が遅くなる傾向がある部分の置換時
間を短縮することができる。
【0086】上記の変形例では、周辺雰囲気の流れと同
じ方向に流れる不活性ガスの供給量を多くしたが、周辺
雰囲気の流れと無関係に一方の給気部から供給する不活
性ガスの供給量を他方の給気部から供給する不活性ガス
の供給量よりも多くすることにより、同じ供給量で両給
気部から不活性ガスを供給する場合と比較し、置換時間
を短縮する効果が得られる。
【0087】[第6の実施の形態]図16は、本発明の
第6の実施の形態の露光装置の一部を示す図である。こ
の実施の形態では、上記の第1〜第5の実施の形態に対
して、以下の2点の構成を追加することで、更なる置換
時間の短縮を達成している。
【0088】第1に、ウエハステージ102上のウエハ
103の外側に、ウエハ103とその外側との間におけ
る高さ変化がなだらかになるように傾斜が与えられた高
さ調整板181が配置されている。この高さ調整板18
1は、ウエハ103が光路空間113内に突入する際に
おける光路空間113下の急激な開口率の変化を抑え、
光路空間113の排気効率を改善する。
【0089】第2に、給気通路から光路空間113に不
活性ガスを吹き込む給気部193,194を互いに向か
い合うように配置し、光路空間113を囲う四辺のうち
三辺の高さを同じくし、残り一辺のウエハ103までの
高さを大きくする。本実施例では周辺雰囲気の流れの下
流側に位置する給気部193からウエハ103までの高
さを他の3辺に比べ大きくしている。これは、周辺雰囲
気の流れの影響を受けにくい周辺雰囲気の下流側におい
て、光路空間113の排気効率を改善するためである。
【0090】上記の2点の構成の全部又は一部を上記の
第1〜第5の実施の形態に追加することにより光路空間
113の排気効率を更に高め更に置換時間を短縮するこ
とができる。
【0091】また、図16のPを付した部分は、前述の
ように、一方からのみ不活性ガスを供給した場合にはガ
スの流れが遅くなる傾向がある。したがって、汚染物質
を発するウエハを処理する場合には、Pの部分に該汚染
物質が溜まる傾向がある。しかしながら、本実施の形態
のように、対向する供給口193及び194から不活性
ガスを光路空間113に供給し、また、光路空間113
を囲う周辺雰囲気の流れの下流側に位置する給気部19
3からウエハ103までの高さを他の3辺に比べ大きく
することでPの部分の流速を速くすることにより、この
ような問題を解決することができる。
【0092】[第7の実施の形態]上記の第1〜第6の
実施の形態において投影光学系とウエハステージとの間
に適用された発明は、照明光学系とレチクルステージと
の間、及び、レチクルステージと投影光学系との間に対
しても適用することができる。図17は、本発明を投影
光学系とウエハステージとの間、照明光学系とレチクル
ステージとの間、及び、レチクルステージと投影光学系
との間に対して適用した露光装置を示す図である。
【0093】図17に示す露光装置では、投影光学系3
02の最終光学部材(カバーガラス)311とウエハチ
ャック303(ウエハ305)との間の第1光路空間3
14については、第1光路空間314に不活性ガスを供
給する第1給気部341及び不活性ガスの供給量を制御
する第1流量制御器312、並びに、第1光路空間31
4から不活性ガス等を排気する第1排気部342及び不
活性ガス等の排気量を制御する第1流量制御器313が
設けられている。そして、これらの構成により第1光路
空間314を流れるガスの流速分布を空間的又は時間的
に変化させながら第1光路空間314内のガスが不活性
ガスによって置換される。
【0094】また、レチクル(マスク)322を照明す
る照明光学系301とレチクルステージ321(レチク
ル322)との間の第2光路空間352については、第
2光路空間352に不活性ガスを供給する第2給気部3
51及び不活性ガスの供給量を制御する第2流量制御器
327、並びに、第2光路空間352から不活性ガス等
を排気する第2排気部326及び不活性ガス等の排気量
を制御する第3流量制御器328が設けられている。そ
して、これらの構成により第2光路空間352を流れる
ガスの流速分布を空間的又は時間的に変化させながら第
2光路空間352内のガスが不活性ガスによって置換さ
れる。
【0095】また、レチクルステージ321と投影光学
系302との間の第3光路空間325については、第3
光路空間325に不活性ガスを供給する第3給気部34
5及び不活性ガスの供給量を制御する第3流量制御器3
23、並びに、第3光路空間325から不活性ガス等を
排気する第3排気部324及び不活性ガス等の排気量を
制御する第3流量制御器324が設けられている。そし
て、これらの構成により第3光路空間325を流れるガ
スの流速分布を空間的又は時間的に変化させながら第3
光路空間325内のガスが不活性ガスによって置換され
る。
【0096】第1〜第3の光路空間には、不活性ガス
(例えば、窒素ガス、ヘリウムガス)が供給される。
【0097】図17において、レチクルステージはウエ
ハステージと同期しつつステージ制御器により制御さ
れ、各バルブは環境制御器により制御される。また、各
制御器は、メインコントローラにより統括的に制御され
る。
【0098】[第8の実施の形態]図18、本発明の第
8の実施の形態の露光装置の投影光学系(鏡筒)の下部
及びウエハ周辺を示す斜視図である。
【0099】この露光装置は、例えば不図示のF2エキ
シマレーザのような短波長レーザ光を照明光として発生
する光源を備え、該光源が照明光(露光光)は適当な照
明光学部材を介してレチクル(マスク)を均一に照明す
る。レチクルを透過した光(露光光)は、投影光学系4
03を構成する種々の光学部材を介してウエハステージ
420上に載置されたウエハWの表面上に到達し、ここ
にレチクルのパターンを結像する。
【0100】ウエハWが載置されるウエハステージ42
0は、3次元方向(XYZ方向)に移動可能に構成され
ている。レチクルのパターンは、ステッピング移動と露
光とを繰り返す所謂ステッピングアンドリピート方式
で、ウエハW上に逐次投影され転写される。また、本発
明をスキャン露光装置に適用された場合においても、ほ
ぼ同じ構成となる。
【0101】露光時には、温調された不活性ガス(例え
ば、窒素ガス、ヘリウムガス等)を流速制御器群401
及び給気口群(給気部)402aを通して投影光学系4
03の最終光学部材とウエハWとの間の、露光光が通過
する空間(露光領域5)及びその周辺を含む空間(以
下、光路空間)430(図19参照)に供給する。光路
空間430に供給された不活性ガスの一部は、排気部1
17で回収され排気バルブ(不図示)を通して排気され
る。
【0102】図19は、光路空間430内の不活性ガス
の流速分布の一例を示す図である。この実施の形態で
は、露光中心(露光領域)に近いほど遅く、周辺側ほど
速い流速で不活性ガスが供給される。このような流速分
布は、流速制御器群401の各流速制御器を個別に制御
することにより得られる。このような流速分布を形成す
ることにより、周辺雰囲気が光路領域430に進入する
こと、すなわち、光路空間430(特に露光領域40
5)の不活性ガスの濃度低下或いは純度低下を効果的に
防ぐことができる。すなわち、このような流速分布は、
置換が完了した状態の光路空間430内の不活性ガスを
維持するために適している。
【0103】[第9の実施の形態]この実施の形態は、
第8の実施の形態における給気口群及び排気部を変更し
たものである。図20は、本発明の第9の実施の形態の
給気口群及び排気部を示す図である。この実施の形態で
は、前述の排気口群(排気部)404の位置に、第1給
気口群402aに対向するように第2給気口群(第2給
気部)402bを配置し、第2給気口群402bから
も、露光中心(露光領域)に近いほど遅く、周辺側ほど
速い流速で不活性ガスを光路領域430に供給する。こ
の場合、図20に示すように、第1給気口群402a及
び第2給気口群402bで占められる2辺以外の2辺
に、第1排気部404a及び第2排気部404bを対向
して配置することが好ましい。
【0104】[第10の実施の形態]この実施の形態
は、第7の実施の形態における給気口群の構成を変更し
たものである。図21は、本発明の第10の実施の形態
の給気口群及び排気部を示す図である。
【0105】この実施の形態では、図21に示すよう
に、給気口群402aを構成する複数の給気口の先端位
置をずらして配置することにより第7の実施の形態と同
様の効果を得ている。具体的には、この実施の形態で
は、給気口群402aを構成する複数の給気口は、露光
中心(露光領域)から遠い領域に不活性ガスを噴射する
供給口ほど(すなわち、外側ほど)、その噴射方向(x
方向)に突出して配置されている。複数の給気口は、同
一の方向に不活性ガスを噴射する。給気口群402aか
ら供給される不活性ガスは、排気部404aにより回収
され排気される。
【0106】[第11の実施の形態]この実施の形態
は、第9及び第10の実施の形態における給気口群の構
成を変更したものである。図22は、本発明の第11の
実施の形態の給気口群及び排気部を示す図である。
【0107】この実施の形態は、第9の実施の形態にお
ける第1給気口群404a及び第2給気口群404bを
構成する複数の給気口を第10の実施の形態を適用して
配置したものである。この配置により、第9の実施の形
態と同様の効果を得ることができる。
【0108】具体的には、この実施の形態では、図22
に示すように、給気口群402aを構成する複数の給気
口は、露光中心(露光領域)から遠い領域に不活性ガス
を噴射する供給口ほど(すなわち、外側ほど)、その噴
射方向(x方向)に突出して配置されており、複数の給
気口は、同一の方向に不活性ガスを噴射する。同様に、
給気口群402bを構成する複数の給気口も、露光中心
(露光領域)から遠い領域に不活性ガスを噴射する供給
口ほど(すなわち、外側ほど)、その噴射方向(x軸の
負方向)に突出して配置されており、複数の給気口は、
同一の方向に不活性ガスを噴射する。第1排気部404
a及び第2排気部404bは、第1給気口群402a及
び第2給気口群402bで占められる2辺以外の2辺
に、対向して配置することが好ましい。
【0109】[第12の実施の形態]図23、本発明の
第12の実施の形態の露光装置の投影光学系(鏡筒)の
下部及びウエハ周辺を示す図である。図24は、図23
に示す露光装置におけるウエハ周辺を上方から見た図で
ある。
【0110】給気口群402aの構成は、例えば第7の
実施の形態に従う。この実施の形態の露光装置には、露
光領域405から見て不活性ガスの流れの下流側に、不
活性ガスの流れを制御する制御壁410が設けられてい
る。制御壁410は、投影光学系403の下部に取り付
けられており、その下端とウエハWとの間に相応の間隔
が設けられている。
【0111】この実施の形態では、供給口群402a
は、露光中心(露光領域)に近いほど遅く、周辺側ほど
速い流速で不活性ガスを光路空間430に供給する。制
御壁410は、その上流側、すなわち露光領域405及
びその近傍の領域に高純度の不活性ガスを溜める効果を
有する。すなわち、この実施の形態によれば、制御壁4
10を設けることにより、露光領域405及びその近傍
の領域の不活性ガスの純度を高純度に維持することがで
きる。
【0112】なお、この実施の形態は、例えば第10の
実施の形態と組み合わせることも有効である。
【0113】[第13の実施の形態]図25、本発明の
第13の実施の形態の露光装置の投影光学系(鏡筒)の
下部及びウエハ周辺を示す図である。図26は、図25
に示す露光装置におけるウエハ周辺を上方から見た図で
ある。
【0114】この実施の形態は、第8の実施の形態の露
光装置に対して、光路空間と周辺空間とを分離する遮蔽
部材を追加したものである。具体的には、この露光装置
は、投影光学系403とウエハW(ウエハステージ42
0)との間の光路空間430の側面の4辺のうち供給口
群402a及び排気部404が配置された2辺以外の2
辺に、対向する2つの遮蔽部材411a及び411bを
有する。遮蔽部材411a及び411bは、投影光学系
403の下端に取り付けられている。したがって、この
実施の形態では、供給口群402a及び排気部404並
びに遮蔽部材411a及び411bにより、光路空間4
30の側面が囲まれている。
【0115】この実施の形態では、供給口群402a
は、露光中心(露光領域)に近いほど遅く、周辺側ほど
速い流速で不活性ガスを光路空間430に供給する。こ
の実施の形態では、このような不活性ガスの流速分布に
よって周辺雰囲気が光路空間430に侵入することを抑
えることに加えて、遮蔽部材411a及び411bによ
ってもそのような侵入を抑える。
【0116】遮蔽部材は、上記の2辺の他にも設けるこ
とができる。例えば、遮蔽部材は、光路空間の側面を完
全に取り囲むように配置されてもよい。
【0117】なお、この実施の形態は、例えば第9乃至
第12の実施の形態と組み合わせることも有効である。
【0118】図27は、この実施の形態の変形例を示す
図である。この変形例では、図26の遮蔽部材411a
及び411bの代わりに、光軸(z軸)に沿って不活性
ガスの流れを形成することにより、周辺雰囲気が光路空
間430に侵入することを抑えている。
【0119】[第14の実施の形態]上記の第8〜第1
3の実施の形態において投影光学系とウエハステージと
の間に適用された発明は、照明光学系とレチクルステー
ジとの間、及び、レチクルステージと投影光学系との間
に対しても適用することができる。図28は、本発明を
投影光学系とウエハステージとの間、照明光学系とレチ
クルステージとの間、及び、レチクルステージと投影光
学系との間に対して適用した露光装置を示す図である。
図29は、照明光学系からレチクルを見たレチクル面上
での不活性ガスの流速分布を示す図である。
【0120】図28に示す露光装置では、投影光学系4
02の最終光学部材(カバーガラス)409とウエハス
テージ420(ウエハW)との間の第1光路空間491
については、第1光路空間491に不活性ガスを供給す
る第1給気口群402a及び不活性ガスの供給量を制御
する第1流量制御器群401、並びに、第1光路空間4
91から不活性ガス等を排気する第1排気部404が設
けられている。そして、第1流量制御器群401によ
り、露光中心(露光領域)に近いほど遅く、周辺側ほど
速い流速くなるように、第1光路領域491における不
活性ガスの流速分布が制御される。
【0121】また、レチクル(マスク)Rを照明する照
明光学系462とレチクルステージ480(レチクル
R)との間の第2光路空間492については、第2光路
空間492に不活性ガスを供給する第2給気口群402
c及び不活性ガスの供給量を制御する第2流量制御器群
461a、並びに、第2光路空間492から不活性ガス
等を排気する第2排気部404cが設けられている。そ
して、第2流量制御器群461aにより、露光中心(露
光領域)に近いほど遅く、周辺側ほど速い流速くなるよ
うに、第2光路領域492における不活性ガスの流速分
布が制御される。
【0122】また、レチクルステージ480と投影光学
系403との間の第3光路空間493については、第3
光路空間493に不活性ガスを供給する第3給気口群4
02d及び不活性ガスの供給量を制御する第3流量制御
器群461b、並びに、第3光路空間493から不活性
ガス等を排気する第3排気部404dが設けられてい
る。そして、第3流量制御器群461bにより、露光中
心(露光領域)に近いほど遅く、周辺側ほど速い流速く
なるように、第3光路領域493における不活性ガスの
流速分布が制御される。
【0123】第1〜第3の光路空間には、不活性ガス
(例えば、窒素ガス、ヘリウムガス)が供給される。
【0124】図28において、レチクルステージはウエ
ハステージと同期しつつステージ制御器により制御さ
れ、各バルブは環境制御器により制御される。また、各
制御器は、メインコントローラにより統括的に制御され
る。
【0125】[露光装置の応用例]次に上記の露光装置
を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。
図30は半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフロ
ーを示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイス
の回路設計を行なう。ステップ2(マスク作製)では設
計した回路パターンに基づいてマスクを作製する。一
方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を
用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセ
ス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハを用い
て、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を
形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ば
れ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導
体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシ
ング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封
入)等の組立て工程を含む。ステップ6(検査)ではス
テップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テス
ト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経
て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステップ7)
する。
【0126】図31は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜
を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電
極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込
み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジ
スト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16
(露光)では上記の露光装置によって回路パターンをウ
エハに転写する。ステップ17(現像)では露光したウエ
ハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像した
レジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジス
ト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジスト
を取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことに
よって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、光路空間内の
ガスを不活性ガスによって置換するために要する時間を
短縮すること、及び/又は、光路空間内の不活性ガスの
純度又は濃度を適正なレベルに維持することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の露光装置の一部を
示す図である。
【図2】図1のA−A'から下方を見た図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態の露光装置の一部を
示す図である。
【図4】図3のA−A'から下方を見た図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態の露光装置の一部を
示す図である。
【図6】図5のA−A'から下方を見た図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態の改良例に係る露光
装置の一部を示す図である。
【図8】図7のA−A'から下方を見た図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態の改良例に係る露光
装置の一部を示す図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における排気量の
制御を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態の変形例に係る露
光装置の一部を示す図である。
【図12】図11に示す変形例における不活性ガスの給
排気の制御を示す図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態の露光装置の一部
を示す図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態における供給量の
制御を示す図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態の変形例に係る露
光装置の一部を示す図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態の露光装置の一部
を示す図である。
【図17】本発明の第7の実施の形態の露光装置の一部
を示す図である。
【図18】本発明の第8の実施の形態の露光装置の一部
を示す図である。
【図19】本発明の第8の実施の形態における光路空間
内の不活性ガスの流速分布の一例を示す図である。
【図20】本発明の第9の実施の形態の給気口群及び排
気部を示す図である。
【図21】本発明の第10の実施の形態の給気口群及び
排気部を示す図である。
【図22】本発明の第11の実施の形態の給気口群及び
排気部を示す図である。
【図23】本発明の第12の実施の形態の露光装置の一
部を示す図である。
【図24】図23に示す露光装置におけるウエハ周辺を
上方から見た図である。
【図25】本発明の第13の実施の形態の露光装置の一
部を示す図である。
【図26】図25に示す露光装置におけるウエハ周辺を
上方から見た図である。
【図27】本発明の第13の実施の形態の変形例を示す
図である。
【図28】本発明を投影光学系とウエハステージとの
間、照明光学系とレチクルステージとの間、及び、レチ
クルステージと投影光学系との間に対して適用した露光
装置を示す図である。
【図29】図28において照明光学系からレチクルを見
たレチクル面上での不活性ガスの流速分布を示す図であ
る。
【図30】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフ
ローを示す。
【図31】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフ
ローを示す。
【図32】従来の露光装置の問題点を説明する図であ
る。

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクに形成されたパターンを露光光を
    用いて基板に投影し転写する露光装置であって、 ステージと、 光学系と、 前記ステージと前記光学系との間の露光光が通過する空
    間を含む光路空間に不活性ガスの流れを形成するガス流
    形成機構と、 を備え、前記ガス流形成機構は、前記光路空間に空間的
    又は時間的に不均一な分布を有する不活性ガスの流れを
    形成することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記ガス流形成機構は、前記光路空間に
    不均一な流速分布を有する不活性ガスの流れを形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記ガス流形成機構は、前記光路空間に
    不活性ガスを供給する供給機構を有し、前記供給機構
    は、不均一な流速分布を有する不活性ガスを前記光路空
    間に供給することを特徴とする請求項2に記載の露光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ガス流形成機構は、 前記光路空間に不活性ガスを供給する供給機構と、 前記光路空間から不活性ガスを含むガスを排気する排気
    機構と、 を有し、前記排気機構は、前記光路空間に不均一な流速
    分布を形成するように前記光路空間から不活性ガスを含
    むガスを排気することを特徴とする請求項2又は請求項
    3に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記不均一な流速分布は、前記光学系に
    近い部分ほど流速が速い分布であることを特徴とする請
    求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 前記不均一な流速分布は、前記光学系の
    光軸に近い部分ほど流速が速い分布であることを特徴と
    する請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の露光
    装置。
  7. 【請求項7】 前記供給機構は、前記光路空間を挟んで
    対向する位置に配置された2つのガス供給部を有するこ
    とを特徴とする請求項2乃至請求項6のいずれか1項に
    記載の露光装置。
  8. 【請求項8】 前記ガス流形成機構は、前記光路空間に
    不活性ガスを供給する供給機構を有し、前記供給機構
    は、前記光路空間に供給する不活性ガスの流量を時間の
    経過に伴って変化させることを特徴とする請求項1に記
    載の露光装置。
  9. 【請求項9】 前記ガス流形成機構は、前記光路空間を
    挟んで対向する位置に配置された2つのガス供給部を有
    することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  10. 【請求項10】 前記ガス流形成機構は、前記光路空間
    を囲んだ位置に配置された2個以上のガス供給部を有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  11. 【請求項11】 前記ガス流形成機構は前記光路空間に
    不活性ガスを供給する2個以上の供給機構を有し、各供
    給機構らの供給量が異なる、もしくは各流量を時間の経
    過に伴って変化させることを特徴とする請求項1に記載
    の露光装置。
  12. 【請求項12】 前記ガス流形成機構は、前記光路空間
    に不活性ガスを供給する2個以上の供給機構を有し、前
    記2個以上の供給機構が前記光路空間に供給する不活性
    ガスの流量の和をほぼ一定にし、それぞれのガス供給機
    構が前記光路空間に供給する不活性ガスの流量を時間の
    経過に伴って変化させることを特徴とする請求項11に
    記載の露光装置。
  13. 【請求項13】 前記ガス流形成機構は、前記ステージ
    と前記光路空間との位置関係の変化に従って、前記光路
    空間に形成する不活性ガスの流れを変化させることを特
    徴とする請求項1に記載の露光装置。
  14. 【請求項14】 前記ガス流形成機構は、 前記光路空間に不活性ガスを供給する供給機構と、 前記光路空間から不活性ガスを含むガスを排気する排気
    機構と、 を有し、前記ステージと光路空間との位置関係の変化に
    従って、前記供給機構及び前記排気機構は、それぞれ供
    給量及び排気量を変化させることを特徴とする請求項1
    に記載の露光装置。
  15. 【請求項15】 前記ガス流形成機構は、前記ステージ
    の所定領域が前記光路空間に突入を開始する際は、所定
    の排気量で前記光路空間の排気を行い、前記ステージの
    所定領域が前記光路空間への突入を完了した後は、排気
    量を低下させることを特徴とする請求項1に記載の露光
    装置。
  16. 【請求項16】 前記ガス流形成機構は、前記ステージ
    の所定領域が前記光路空間に突入を開始する際は、所定
    の排気量で前記光路空間の排気を行い、前記ステージの
    所定領域が前記光路空間への突入を完了した後は、排気
    を停止することを特徴とする請求項1に記載の露光装
    置。
  17. 【請求項17】 前記ガス流形成機構は、 前記光路空間に不活性ガスを供給する供給機構と、 前記光路空間に不活性ガスを供給し又は前記光路空間か
    ら不活性ガスを含むガスを排気する給排気機構と、 を有し、前記ステージの所定領域が前記光路空間に突入
    を開始する際は、前記供給機構により前記光路空間に不
    活性ガスを供給すると共に前記給排気機構を排気機構と
    して動作させ、所定時間の経過後、前記給排気機構を給
    気機構として動作させることを特徴とする請求項1に記
    載の露光装置。
  18. 【請求項18】 前記ガス流形成機構は、 複数の流量制御器と、 前記複数の流量制御器に各々接続された複数の給気口
    と、 を有し、前記複数の流量制御器により不均一な流速分布
    を形成することを特徴とする請求項2に記載の露光装
    置。
  19. 【請求項19】 前記ガス流形成機構は、圧力損失の異
    なる複数のフィルタにより不均一な流速分布を形成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の露光装置。
  20. 【請求項20】 前記光路空間の側面の少なくとも一部
    と前記光路空間の周辺空間とを分離する遮蔽部を更に備
    えることを特徴とする請求項1乃至請求項19のいずれ
    か1項に記載の露光装置。
  21. 【請求項21】 前記光路空間の側面のうち前記ガス流
    形成機構がない面と前記光路空間の周辺空間とを分離す
    る遮蔽部を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請
    求項19のいずれか1項に記載の露光装置。
  22. 【請求項22】 前記不均一な流速分布は、前記光学系
    の光軸から遠い周辺部分ほど流速が速い分布であること
    を特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記
    載の露光装置。
  23. 【請求項23】 前記ガス流形成機構は、 複数の流量制御器と、 前記複数の流量制御器に各々接続された複数の給気口
    と、 を有し、前記複数の流量制御器により不均一な流速分布
    を形成することを特徴とする請求項22に記載の露光装
  24. 【請求項24】 前記ガス流形成機構は、所定方向に向
    けて不活性ガスを噴出するように配置された複数の給気
    口を有し、前記複数の給気口は、外側の給気口ほど前記
    所定方向に突出していることを特徴とする請求項22に
    記載の露光装置。
  25. 【請求項25】 前記ガス流形成機構は、 前記光路空間に不活性ガスを供給する供給機構と、 前記光路空間から不活性ガスを含むガスを排気する排気
    機構と、 を有し、前記排気機構は、前記光路空間を挟んで前記供
    給機構に対向する位置に配置されていることを特徴とす
    る請求項22に記載の露光装置。
  26. 【請求項26】 前記ガス流形成機構は、前記光路空間
    を挟んで対向する位置に配置された2つのガス供給部を
    有することを特徴とする請求項22に記載の露光装置。
  27. 【請求項27】 前記ガス流形成機構は、前記光路空間
    を挟んで対向する位置に配置された2つのガス排気部を
    有することを特徴とする請求項26に記載の露光装置。
  28. 【請求項28】 前記光路空間の中心を挟んで前記ガス
    供給機構と対向する位置に、前記中心を向けて配置され
    た壁を更に備えることを特徴とする請求項25に記載の
    露光装置。
  29. 【請求項29】 前記光路空間の側面の少なくとも一部
    と前記光路空間の周辺空間とを分離する遮蔽部を更に備
    えることを特徴とする請求項22乃至請求項28のいず
    れか1項に記載の露光装置。
  30. 【請求項30】 前記光路空間の側面のうち前記ガス流
    形成機構がない面と前記光路空間の周辺空間とを分離す
    る遮蔽部を更に備えることを特徴とする請求項22乃至
    請求項28のいずれか1項に記載の露光装置。
  31. 【請求項31】 前記遮蔽部は、不活性ガスの流れによ
    り形成されることを特徴とする請求項29又は請求項3
    0に記載の露光装置。
  32. 【請求項32】 前記ガス流形成機構は、前記光路空間
    が周辺空間に対して陽圧になるように前記光路空間に不
    活性ガスを供給することを特徴とする請求項1乃至請求
    項31のいずれか1項に記載の露光装置。
  33. 【請求項33】 前記遮蔽部材の少なくとも一部は、ア
    ライメント光を透過する部材で構成されていることを特
    徴とする請求項21、請求項22、請求項29及び請求
    項30のいずれか1項に記載の露光装置。
  34. 【請求項34】 基板ステージと、 前記基板ステージ上に搭載された基板チャックと、 前記基板チャックによってチャックされた基板とその周
    辺との間における高さ変化をなだらかにする部材と、 を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項33
    のいずれか1項に記載の露光装置。
  35. 【請求項35】 前記光路空間を形成する前記遮蔽部材
    のうち少なくとも前記基板までの高さが部分的に異なる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項33のいずれか1
    項に記載の露光装置。
  36. 【請求項36】 前記ガス流形成機構は、投影光学系と
    基板との間の光路空間に不活性ガスの流れを形成するよ
    うに配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項35のいずれか1項に記載の露光装置。
  37. 【請求項37】 前記ガス流形成機構は、マスクを照明
    する照明系と該マスクを保持するマスクステージとの間
    の光路空間に不活性ガスの流れを形成するように配置さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至請求項36のい
    ずれか1項に記載の露光装置。
  38. 【請求項38】 前記ガス流形成機構は、マスクを保持
    するマスクステージと投影光学系との間の光路空間に不
    活性ガスの流れを形成するように配置されていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項36のいずれか1項に記
    載の露光装置。
  39. 【請求項39】 前記ガス流形成機構は、 投影光学系と基板との間の第1の光路空間に不活性ガス
    の流れを形成するように配置された第1ガス流形成機構
    と、 マスクを照明する照明系と該マスクを保持するマスクス
    テージとの間の第2の光路空間に不活性ガスの流れを形
    成するように配置された第2ガス流形成機構と、 前記マスクステージと前記投影光学系との間の第3の光
    路空間に不活性ガスの流れを形成するように配置された
    第3ガス流形成機構と、 を有することを特徴とする請求項1乃至請求項36のい
    ずれか1項に記載の露光装置。
  40. 【請求項40】 前記不活性ガスは、窒素ガス又はヘリ
    ウムガスであることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    9のいずれか1項に記載の露光装置。
  41. 【請求項41】 デバイスの製造方法であって、 請求項1乃至請求項40のいずれか1項に記載の露光装
    置を用いて、感光材が塗布された基板にパターンを転写
    する工程と、 前記基板を現像する工程と、 を含むことを特徴とするデバイスの製造方法。
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